JPH08116534A - 画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法 - Google Patents

画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法

Info

Publication number
JPH08116534A
JPH08116534A JP27850094A JP27850094A JPH08116534A JP H08116534 A JPH08116534 A JP H08116534A JP 27850094 A JP27850094 A JP 27850094A JP 27850094 A JP27850094 A JP 27850094A JP H08116534 A JPH08116534 A JP H08116534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image data
decoding
arithmetic
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27850094A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Yajima
明彦 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP27850094A priority Critical patent/JPH08116534A/ja
Priority to US08/544,945 priority patent/US5809176A/en
Publication of JPH08116534A publication Critical patent/JPH08116534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H03M7/40Conversion to or from variable length codes, e.g. Shannon-Fano code, Huffman code, Morse code
    • H03M7/4006Conversion to or from arithmetic code
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/42Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation
    • H04N19/436Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation using parallelised computational arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/13Adaptive entropy coding, e.g. adaptive variable length coding [AVLC] or context adaptive binary arithmetic coding [CABAC]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/91Entropy coding, e.g. variable length coding [VLC] or arithmetic coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データの符号化、復号化を高速で効率よ
く行うことができる画像データ符号化装置および復号化
装置を提供すること。 【構成】 画像データ100を複数の画像データストリ
ーム110−1,110−2,…に分割するデータ分配
器30と、前記各画像データストリーム110−1,1
10−2,…を並列符号化処理して符号化データストリ
ーム200−1,200−2…を出力する算術符号器1
0−1,10−2,…と、を含む画像データ符号化装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ符号化装置
およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその
方法、特に算術符号化および復号化技術を用いて画像デ
ータを符号化し、復号化する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データは、その情報量が多く、その
ままの形で処理するためには、メモリー容量、通信速度
の関係から実用的でない。そこで、画像データの圧縮技
術が極めて重要なものとなる。このため、従来より各種
のデータ圧縮技術が開発、実用化されている。
【0003】近年このデータ圧縮の手法の一つとして、
算術符号化および復号化技術が注目されている。この算
術符号化技術の概要は、例えば特開昭62−18541
3号公報、特開昭63−74324号公報、特開昭63
−76525号公報等に記載されている。
【0004】この算術符号化技術とは、「0,1」の数
直線上の対応区間を、符号化対象となる各シンボルの生
起確率に応じて、不等長に分割していき、シンボル系列
を対応する部分区間に割り当てる。このような動作を再
帰的に繰り返して行い、これにより得られた最終区間内
に含まれる点の座標を、少なくとも他の区間を区別でき
る2進小数で表現して、これをそのまま符号化データと
して出力するものである。シンボルの系列で構成される
情報に対し、特定の符号を対応させる通常の符号がブロ
ック符号と呼ばれるのに対し、算術符号は非ブロック符
号に分類される。
【0005】この算術符号化技術は、画像データを効果
的に圧縮し、しかもその復号化が容易なことから、通信
回線を介した画像データの送信や、各種メモリーへの画
像データの書き込み等を行う場合に極めて効果的なもの
となる。
【0006】図33(A)には、従来の一般的な画像デ
ータの算術符号化システム、同図(B)には、算術復号
化システムの一例が示されている。
【0007】同図(A)に示すよう、この算術符号化シ
ステムは、入力インタフェース10と、算術符号器12
と、出力インタフェース14とを含んで構成される。そ
して、入力インタフェース10は、算術符号器12から
の要求により、画像データが記憶された記憶手段又は画
像データが伝送されてくる伝送手段16から、画像デー
タを取り込み、算術符号器12へ向け出力する。ここ
で、前記記憶手段としては、例えば半導体メモリーやあ
るいは磁気、光等を利用した記憶装置等がある。また、
伝送手段としては、アナログ/デジタル電話回線や、ネ
ットワーク等を使用した通信回線等が考えられる。
【0008】算術符号器12は、入力インタフェース1
0を介して入力される画像データストリーム100に対
し所定の演算を行いデータ圧縮し、これにより得られた
符号化データストリーム200を出力インタフェース1
4を介し記憶手段または伝送手段18へ向け出力する。
このようにして、画像データ100を、効果的にデータ
圧縮し、記憶手段18へ書き込み、また伝送手段18を
介し、同図(B)に示す画像データ復号化システムへ向
け送信することができる。
【0009】同図(B)に示す画像データ算術復号化シ
ステムは、入力インタフェース20、算術復号器22、
出力インタフェース24を含んで構成される。ここにお
いて、前記算術符号器22は、算術符号器12とはまっ
たく逆の手順で入力された符号化データを復号化するよ
うに構成されている。
【0010】そして、入力インタフェース20は、算術
復号器22からの要求により、符号データストリームが
記憶された記憶手段またはこのデータストリームが送信
されてくる伝送手段18から、符号データ200の取り
込みを行う。
【0011】算術復号器22は、このようにして順次取
り込まれる符号化データ200に対し所定の演算を行
い、これを画像データ100に復号化し、その画像デー
タストリーム100を出力インタフェース24を介し、
記憶手段または伝送手段26へ向け出力する。
【0012】従って、同図(A)に示す算術符号化シス
テムで画像データ100を符号化データ200に変換
し、伝送手段18を介して送信し、これを同図(B)に
示す算術復号化システムで受信し元の画像データ100
に復号化することにより、例えば精度の高い画像データ
の送受信システムを構築することができ、TV電話やフ
ァクス通信等に幅広く適用することができる。
【0013】また、同図(A)に示す算術符号化システ
ムを用い、画像データ100を符号化データ200とし
て作成し、これをICカードや、ICチップ等に記憶さ
せることにより、広い用途に用いることができる。例え
ば、車両用のナビゲーション装置に同図(B)に示す算
術復号化システムを搭載することにより、同図(A)で
示す算術符号化システムで符号化した地図データをIC
カード等の記憶手段18に書き込んで販売することがで
きる。特に、地図データは大量の画像データを含むこと
から、算術符号化システムでこの地図データを効果的に
データ圧縮することにより、限られたメモリー容量のI
Cカードに広範囲の地図データを書き込んで販売するこ
とができる。
【0014】また、同図(A)のシステムでは、静止画
のみならず動画もデータ圧縮できる。このため、同図
(A)で示すシステムでデータ圧縮された数秒から数分
程度のコマーシャル画像をICチップ等に書き込む。こ
れを同図(B)に示すシステムを備えた画像表示装置を
用い、ディスプレイ上にコマーシャル画像として表示さ
せる。このようにすれば、例えば、新製品の販売を開始
する場合には、同図(B)に示す記憶手段18をその新
製品のコマーシャル画像が入ったICチップに取り替え
るだけでよい等、各種用途に適用することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の技術では、画像データの算術符号化を高速で行うこと
が出来ず、伝送手段を介して送信出来るデータ量や、同
図(B)に示すシステムを用いて復号化できるデータ量
に限界があるという問題があった。このため、小さなデ
ィスプレイにしか画像を表示できず、また動画等を表示
する場合には、いわゆるコマ落としが必要となり、その
動きがギクシャクした不自然なものとなってしまうとい
う実用上の問題が合った。
【0016】すなわち、算術符号器12および算術復号
器22は、その処理スピードが1ビット/1サイクルで
ある。しかも符号化、復号化の各サイクルに内部帰還が
かかっている。このため、符号化、復号化の処理スピー
ドを上げるためには、算術符号器12、算術復号器22
の駆動クロックの周波数を上げる以外に有効な手段はな
かった。
【0017】取り分け、このような算術符号器12、算
術復号器22の駆動クロックの周波数は、その上限がこ
れらの回路を形成する半導体プロセスの制約を受けると
いう問題がある。このため、高速処理の回路を実現しよ
うとすると、回路全体が極めて高コストとなる。
【0018】本発明は、このような従来の課題に鑑みな
されたものであり、その目的は、回路を構成する半導体
の製造プロセスの制約を受けることなく、画像データの
符号化、復号化を高速で効率よく行うことができる画像
データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号
化装置およびその方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するため、請求項1の発明は、画像データを複数の画
像データストリームに分割するデータ分割手段と、前記
各画像データストリームを並列符号化処理して符号化デ
ータストリームを出力する算術符号化手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0020】また、請求項22の発明は、画像データを
複数の画像データストリームに分割する工程と、分割さ
れた前記各画像データストリームを並列符号化処理して
符号化データストリームを出力する算術符号化工程と、
を含むことを特徴とする。
【0021】このように、本発明によれば、画像データ
をデータ分割手段を用いて複数の画像データストリーム
に分割する。そして、算術符号化手段を用い、各画像デ
ータストリームを並列符号化処理して、符号化データス
トリームに変換出力する。
【0022】これにより、画像データ全体を順次符号化
していく従来の手法に比べ、画像データの符号化を高速
で行うことができる。
【0023】ここにおいて、画像データを複数のデータ
ストリームに分割する手法としては、次のようなものが
考えられる。
【0024】例えば、画像データが、16色のカラー画
像で表示されている場合には、各画素データは24 、す
なわち4ビットデータとして表示される。したがって、
この画像データを、4ビットプレーンの画像に分割し、
各ビットプレーン画像の画像データストリームを算術符
号化手段を用いて、並列符号化すればよい。この場合に
は、4つのプレーン画像に対応して、4つの画像データ
ストリームが形成されることになる。
【0025】このほかにも、画像データを領域毎に複数
に分割してもよい。例えば、1つの画面を上、中、下の
3つの領域に3分割し、この3つの画像領域の各画像デ
ータ処理を並列符号化処理するようにしてもよい。
【0026】また、請求項2の発明は、前記各符号化デ
ータストリームを記憶する記憶手段を含むことを特徴と
している。
【0027】このようにすることにより、この記憶手段
を、本発明の画像データ復号化装置の記憶手段として用
いることができる。すなわち、画像データ復号化装置
は、この記憶手段から高密度にデータ圧縮された各画像
データストリームを読み出し、画像データに復号化する
ことができる。
【0028】また、請求項3の発明は、複数の画像デー
タストリームに分割した画像データを、各画像データス
トリーム毎に並列符号化処理して符号化データストリー
ムを出力する算術符号化手段と、前記各符号化データス
トリームを所定の規則に従い1つの統合符号化データス
トリームに統合するデータ統合手段と、を含むことを特
徴としている。
【0029】また請求項23の発明は、画像データを複
数の画像データストリームに分割する工程と、前記各画
像データストリームを並列符号化処理して符号化データ
ストリームを出力する算術符号化工程と、前記各符号化
データストリームを所定の規則に従い1つの統合符号化
データストリームに統合する工程と、を含むことを特徴
とする。
【0030】このように、複数の符号化データストリー
ムを1つの統合符号化データストリームに統合すること
により、各符号化データストリームをそれぞれ別個に取
り扱う場合に比べ、符号化データの記憶手段への格納
や、データ伝送をより効率的に行うことができる。例え
ば、画像データを複数の画像データストリームに分割し
た場合に、各分割領域毎のデータ量が同じでも、各分割
領域から得られる符号化データストリームのデータ量は
一般的に異なる。このため、これらをメモリーに格納す
る場合やデータ伝送する場合には、これにどのようなア
ドレスに割り付け、またデータ伝送の順番を割り付ける
こと等が問題となる。これに対し、本発明のように各符
号化データストリームを1つの統合符号化データストリ
ームに統合することにより、メモリーへのアドレスの割
り付けや、データ伝送の順番等の割り付けを効率よく行
うことができる。
【0031】加えて、本発明によれば、各符号化データ
ストリームを所定の規則に従い1つの統合符号化データ
ストリームに統合することにより、この統合符号化デー
タを画像データ復号化装置側で複数の符号化データスト
リームに再度分離する場合の処理を、後述するように極
めて簡単に行うことができる。
【0032】ここにおいて、前記データ統合手段は、請
求項4の発明のように、前記算術符号化手段から出力さ
れる各符号化データストリームを順次記憶する複数のバ
ッファ手段と、前記各バッファ手段から符号化データを
所定の読出順序に従い出力させるバッファ制御手段と、
出力された各符号化データを読出順序に従い1本の統合
符号化データストリームに合成する符号合成手段と、を
含むよう形成することができる。
【0033】また、請求項5の発明によれば、前記デー
タ統合手段は、前記算術符号化手段から出力される各符
号化データストリームを、キャリ信号に基づくキャリ伝
播処理しながら順次記憶する複数のバッファ手段と、前
記各バッファ手段の記憶データに基づき、キャリ伝播の
発生可能性を判断し、キャリ伝播の可能性の小さなとき
に、前記各バッファ手段から符号化データを所定の読出
順序に従い出力させるバッファ制御手段と、出力された
各符号化データを読出順序に従い1本の統合符号化デー
タストリームに合成する符号合成手段と、を含むことを
特徴としている。
【0034】このように、本発明によれば、各算術符号
化手段から出力される各符号化データストリームを、対
応するバッファ手段において、キャリ信号に基づく伝播
処理をしながら順次記憶する。
【0035】そして、各バッファ手段に記憶された符号
化データストリームを、バッファ制御手段は一定の読み
出し順序に従い順次出力させ、符号合成手段で1本の統
合符号化データストリームに合成する。この統合符号化
データストリーム作製時に問題となることは、各符号化
データストリームのキャリ伝播である。統合符号化処理
の途中でキャリ伝播が生じると、その影響が既に統合済
みの符号化データにも及んでしまう。
【0036】そこで、バッファ制御手段は、各バッファ
手段の記憶データに基づきキャリ伝播の発生可能性を判
断する。そして、キャリ伝播の可能性の小さな時に、各
バッファ手段から符号化データを所定の読み出し順序に
従い出力させるように制御する。
【0037】これにより、キャリ伝播の影響を受けるこ
となく、各符号化データを1本の統合符号化データスト
リームに統合することができる。
【0038】また、請求項6の発明によれば、前記バッ
ファ手段は、前記算術符号化手段から出力される符号化
データを順次記憶する先入れ先だし型のバッファメモリ
と、前記バッファメモリに符号化データが入力される毎
に、その符号長を順次記憶する先入れ先だし型の符号長
メモリと、前記算術符号化手段から符号化データのキャ
リ信号が出力される毎に、前記バッファメモリに記憶さ
れた符号化データをキャリ伝播処理するキャリ伝播処理
手段と、を含み、前記バッファ制御手段は、前記バッフ
ァメモリに記憶された符号化データを、前記符号長メモ
リに記憶された符号長に従い前記符号合成手段へ向け読
出制御することを特徴としている。このように、各バッ
ファ手段のバッファメモリーに、算術符号化手段から出
力される符号化データが順次書き込まれる毎に、その符
号長が、符号長メモリーに順次書き込まれる。
【0039】このとき、キャリ伝播手段は、算術符号化
手段から符号化データのキャリ信号が出力される毎に、
前記バッファメモリーに記憶された符号化データをキャ
リ伝播処理する。このようにして、バッファ手段は、符
号化データの書き込みおよびキャリ伝播処理を行うとと
もに、その符号化データの符号長を順次記憶するように
形成されている。
【0040】そして、バッファ制御手段は、前記バッフ
ァメモリーに記憶された符号化データを、前記符号長メ
モリーに記憶された符号長データに従い順次読み出すよ
う制御する。したがって、バッファメモリーからは、算
術符号化手段が1画素分の画像データを符号化処理した
際に得られる符号化データが、順次読み出し制御される
ことになり、符号合成手段における符号化データの合成
を簡単に行うことが可能となる。
【0041】また、請求項7の発明によれば、前記統合
符号化データストリームを記憶する記憶手段を含むこと
を特徴としている。
【0042】このようにすることにより、当該記憶手段
を、後述する画像データ復号化装置の記憶手段として用
いることができる。
【0043】また、請求項8の発明によれば、前記算術
符号化手段は、前記各画像データストリームに対応して
複数設けられ、互いに同期して、同時にまたは所定の時
間差を持って各画像データストリームを符号化出力する
ことを特徴としている。
【0044】このようにデータ分配手段から出力される
各画像データストリームを、対応する算術符号化手段を
用いて符号化出力することにより、各算術符号化手段は
一つの画像データストリームを取りあつかうだけで済む
ことになるため、算術符号化手段自体の構成を簡単なも
のとすることができる。
【0045】また、請求項9の発明によれば、前記算術
符号化手段は、前記各画像データストリームをパイプラ
イン動作により符号化出力する並列動作型算術符号化手
段として形成されたことを特徴としている。
【0046】このようにすることにより、基本的には1
台の算術符号化手段を用い画像データを効果的にデータ
圧縮することができる。
【0047】また、請求項10の発明によれば、前記算
術符号化手段は、予め所定の符号化直線が設定され、画
像データストリームを構成する各画素データが順次入力
される毎に、所定の規則に従い符号化直線を画素データ
のシンボル発生確率に基づき分割し、新たな符号化直線
を作成する動作を行い、前記データストリームを前記新
たな符号化直線の内包点に対応する数値Cに符号化して
出力することを特徴とする。
【0048】このような構成の算術符号化手段を用いる
ことにより、画像データの圧縮をより良好に行うことが
できる。
【0049】また、請求項11の発明によれば、前記算
術符号化手段は、対象画素データに対する参照画素デー
タを前記画像データストリームから作成し、コンテクス
トCXとして出力するコンテクスト生成手段と、前記コ
ンテクストCXと入力される遷移先インデックスSTo
とに基づき、コンテクストCXに対応した最適遷移先イ
ンデックスSTi を出力するインデックス生成手段と、
テーブルインデックスST毎に、そのインデックスの状
態に応じた優勢または劣勢の少なくとも一方のシンボル
発生確率、劣勢シンボル発生時の遷移先インデックスN
LPS、優勢シンボル発生時の遷移先インデックスNM
PSを含むテーブルデータが設定された確率推定テーブ
ルが予め記憶され、前記最適遷移先インデックスSTi
に対応したテーブルインデックスSTのテーブルデータ
を出力する確率推定手段と、画素データが入力されるご
とに、新たに設定演算される符号化直線の幅データAを
記憶する領域記憶手段と、画素データが入力されるごと
に、新たに設定演算される符号化直線内の一点の数値を
位置データCとして記憶する符号記憶手段と、画像デー
タストリームを構成する各画素データが入力されるごと
に、領域記憶手段及び符号記憶手段の記憶データにより
特定される符号化直線を、前記確率推定手段からのテー
ブルデータに含まれる画素データのシンボル発生確率に
基づき分割し新たな符号化直線を作成する動作を行い、
その幅データA及び位置データCで前記領域記憶手段及
び符号記憶手段の値を更新するとともに、前記対象画素
データが優勢インボルか劣勢シンボルかに基づき、入力
された遷移先インデックスNLPS、NMPSのいずれ
か一方を前記インデックス生成手段に向け次ぎの遷移先
インデックスSTo として出力する演算手段と、を含
み、前記演算手段は、符号化直線の幅データAが所定基
準値以下となると、幅データAが基準値以上となるよう
領域記憶手段及び符号記憶手段の記憶データをビットシ
フトする正規化処理を行い、この際符号記憶手段から桁
溢れ出力されるデータを符号化データとして、その符号
長データとともに出力することを特徴とする。
【0050】このような構成とすることにより、画像デ
ータ圧縮をより良好に行うことができる。
【0051】すなわち、本発明の算術符号化手段に、画
像データストリームを構成する各画素データが入力され
ると、当該画素データはコンテクスト生成手段および演
算手段に入力される。コンテクスト生成手段は、この対
象画素データに対する参照画素データを、既に入力され
た画像データストリームから生成し、これをコンテクス
トCXとしてインデックス生成手段へ向け出力する。
【0052】インデックス生成手段は、入力されるコン
テクストCXと、前記演算手段から入力される遷移先イ
ンデックスST0とに基づき、コンテクストCXに対応
した最適遷移先インデックスSTiを確率推定手段へ向
け出力する。
【0053】このとき、このインデックス生成手段は、
コンテクストCXに対応した最適遷移先インデックスS
Tiを、コンテクストCXと遷移先インデックスST0
の2次元情報から求める。この関係をあらかじめテーブ
ルデータとして記憶しておいてもよく、また、これらコ
ンテクストCXおよび遷移先インデックスST0が入力
される毎に、最適遷移先インデックスSTiを演算によ
り求めてもよい。
【0054】確率推定手段は、各テーブルインデックス
ST毎に、シンボル発生確率、遷移先インデックスNL
PS,NMPSを含むデータがテーブルデータとして記
憶されている。そして、最適遷移先インデックスSTi
が入力されるごとに、これに対応したインデックスST
のテーブルデータを演算手段へ向け出力する。
【0055】演算手段は、対象となる画素データが入力
されるごとに、領域記憶手段、符号記憶手段に記憶され
ている符号化直線の幅データAおよびその位置データC
と、前記確率推定手段から入力されるテーブルデータと
に基づき、新たな符号化直線を演算し、その幅データA
および位置データCを求める。そしてこれらのデータ
A,Cで前記領域記憶手段および符号記憶手段の内容を
更新する。これとともに、演算手段は、入力される対象
画素データが、優勢シンボルか劣性シンボルかを判断
し、優勢シンボルと判断した場合にはNMPSを、劣性
シンボルと判断した場合にはNLPSを、所定のタイミ
ングで次の遷移先インデックスST0としてインデック
ス生成手段へ向け出力する。
【0056】また、前記演算手段は、符号化直線の幅デ
ータAが所定基準値以下となると、幅データAが基準値
以上となるように領域記憶手段および符号記憶手段の記
憶データをビットシフトする正規化処理を行う。そし
て、この際符号記憶手段から桁溢れして出力されるデー
タを、符号化データとしてその符号長データとともに出
力する。
【0057】特に、本発明によれば、確率推定手段のテ
ーブルデータとして、各テーブルインデックス毎にシン
ボル発生確率を一定の値として記憶するのではなく、そ
のインデックスの状態に応じた値にシンボル発生確率を
設定している。例えば、符号記憶手段の位置データ(符
号化データ)が、なるべく早く定常的な値に到達するよ
う、シンボル発生確率の変化量を符号化開始時には大き
く設定し、符号化が進み、定常的な値に近付くに連れそ
の変化量を小さくするように、各インデックス毎のシン
ボル発生確率を設定することができる。このようにする
ことにより、画像データの圧縮をより効率よく行うこと
ができる。
【0058】また、請求項12の発明によれば、請求項
1,2,7〜11のいずれかの画像データ符号化装置に
よって形成された前記各符号化データストリームを並列
処理して画像データストリームに復号化出力する算術復
号化手段と、前記各画像データストリームを統合し元の
画像データに復元するデータ統合手段と、を含むことを
特徴としている。
【0059】また、請求項24の発明は、請求項22の
方法によって形成された前記各符号化データストリーム
を並列処理して画像データストリームに復号化出力する
算術復号化工程と、前記各画像データストリームを統合
し元の画像データに復元する工程と、を含むことを特徴
とする。
【0060】算術符号化手段を用いて符号化された画像
データは、符号化とはまったく逆の手順で復号化を実行
する算術復号化手段により、元の画像データに復元され
る。すなわち、本発明の画像データ復号化装置は、画像
データ符号化装置によって符号化された各符号化データ
ストリームを、算術復号化手段を用いて並列処理し、復
号化された画像データストリームとして出力する。そし
て、復号化された各画像データストリームを、データ統
合手段を用いて元の画像データに統合して出力する。
【0061】このように、複数の符号化データストリー
ムを並列処理して各画像データストリームに変換し、そ
の後これを1つの画像データに復元するという処理を行
うことにより、データの復号化処理を高速で行うことが
でき、この結果、短時間に大量の画像データを復号化し
て出力できる画像データ復号化装置を提供することがで
きる。
【0062】また、請求項13の発明によれば、前記各
符号化データストリームを記憶する記憶手段を含み、前
記算術復号化手段は、前記記憶手段に記憶された各符号
化データストリームを並列処理して画像データストリー
ムに復号化出力することを特徴としている。
【0063】このように、記憶手段に記憶された各符号
化データストリームを、効率よく復号化し、画像を再生
することができる。
【0064】また、請求項14の発明によれば、請求項
3〜11のいずれかの画像データ符号化装置によって形
成された前記統合符号化データストリームを、所定の規
則に従い複数の符号化データストリームに分離するデー
タ分離手段と、前記各符号化データストリームを並列処
理して画像データストリームに復号化出力する算術復号
化手段と、前記各画像データストリームを統合し元の画
像データに復元するデータ統合手段と、を含むことを特
徴とする。
【0065】また請求項25の発明によれば、請求項2
3の方法によって形成された前記統合符号化データスト
リームを、所定の規則に従い複数の符号化データストリ
ームに分離する工程と、前記各符号化データストリーム
を並列処理して画像データストリームに復号化出力する
算術復号化工程と、前記各画像データストリームを統合
し元の画像データに復元する工程と、を含むことを特徴
とする。
【0066】画像データ符号化装置側で、統合符号化ス
トリームが作製された場合には、これを統合前の複数の
符号化データストリームに分離する必要がある。このた
め、本発明では、データ分離手段を用い、前記統合符号
化データストリームを所定の規則に従い複数の符号化ス
トリームに分離し、対応する復号化手段に向け出力する
ように形成されている。
【0067】また、請求項15の発明によれば、前記統
合符号化データストリームを記憶する記憶手段を含み、
前記データ分離手段は、前記記憶手段に記憶された統合
符号化データストリームを、所定の規則に従い複数の符
号化データストリームに分離し算術復号化手段へ向け供
給するよう形成されたことを特徴とする。
【0068】このように、統合符号化データストリーム
を記憶した記憶手段を含むように構成された場合には、
前記データ分離手段は、記憶された統合符号化データス
トリームを読み出し、これを一定の規則に従い複数の符
号化データストリームに分離出力する。
【0069】また、請求項16の発明によれば、前記算
術復号化手段は、各符号化データに対する復号化処理を
行う毎に、その演算結果から次の復号に要求する符号化
データの符号長を出力するよう形成され、前記データ分
離手段は、前記各符号化データストリームを復号化処理
する算術復号化手段から、次の復号に要求する符号化デ
ータの符号長が出力されると、前記統合符号化データス
トリームから前記符号長の符号化データを対応する算術
復号化手段に向け分配出力することを特徴としている。
【0070】本発明では、画像データ符号化装置と、画
像データ復号化装置とでは、まったく逆のプロセスで画
像データの符号化し、復号を行っている。したがって、
画像データを符号化する際の演算量と、当該符号化デー
タを画像データに復号化する際の演算量は同一になる。
【0071】したがって、各算術復号化手段が、各符号
化データに対する復号化処理を行う毎に、その演算結果
から次の復号に要求する符号化データの長さが自動的に
決定される。本発明では、この符号長を、各算術復号化
手段からデータ分離手段へ向け出力する用に形成されて
いる。
【0072】そして、データ分離手段は、算術復号化手
段から、次の復号に要求する符号化データの符号長が出
力されると、統合符号化データストリームから、前記符
号長の符号化データを当該算術復号化手段へ向け分離出
力する。
【0073】このように、本発明によれば、算術復号化
手段から要求される符号長に基づき、統合符号化データ
を複数の符号化データストリームに分離することがで
き、分離のための特別なデータを統合符号化データスト
リームに含ませる必要がない。このため、その分データ
圧縮効率を高め、しかも画像データ符号化装置および復
号化装置双方の構成を簡単なものとすることができる。
【0074】また、請求項17の発明によれば、前記デ
ータ分離手段は、前記統合符号化データストリームを一
時記憶する先入れ先出し型のバッファ手段と、前記算術
復号化手段から、次の復号に要求する符号化データの符
号長が出力されると、前記バッファ手段から前記算術復
号化手段に向け、対応する符号長の符号化データを分配
出力させるバッファ制御手段と、を含むことを特徴とし
ている。
【0075】このようにデータ分離手段を構成すること
により、バッファ手段に記憶された統合符号化データス
トリームを、対応する算術復号化手段から要求された符
号長分だけ迅速に分配出力できる。これにより、統合符
号化データを、各算術復号化手段により迅速に復号化し
出力することができる。
【0076】また、請求項18の発明によれば、前記算
術復号化手段は、前記各符号化データストリームに対応
して複数設けられ、互いに同期して、同時にまたは所定
の時間差を持って各符号化データストリームを復号化出
力することを特徴としている。
【0077】このように、算術復号化手段を、各符号化
データストリームに対応して複数設けることにより、特
別な算術復号化手段を用いることなく、データの復号化
処理を高速で行うことが可能となる。
【0078】また、請求項19の発明によれば、前記算
術復号化手段は、前記各符号化データストリームをパイ
プライン動作により復号化出力する並列動作型算術復号
化手段として形成されたことを特徴としている。
【0079】このように、パイプライン動作を活用する
ことにより、複数の算術復号化手段としての機能を,1
つの並列動作型算術復号化手段で実現することができ
る。
【0080】また、請求項20の発明によれば、前記算
術復号化手段は、予め所定の復号化直線が設定され、復
号化直線を画素データのシンボル発生確率に基づき優勢
領域及び劣勢領域に分割し、入力された符号化データの
属する分割領域に対応したシンボルを復号画素データと
して出力するとともに、当該分割領域を新たな復号化直
線として設定する動作を繰り返し行なうよう形成された
ことを特徴とする。
【0081】このように、符号化直線に対応した所定の
復号化直線を用い、算術符号化とはまったく逆の手順で
算術復号化処理を行うことにより、効率よくデータ圧縮
された符号化データストリームを元の画像データストリ
ームに復元することができる。
【0082】また、請求項21の発明によれば、前記算
術復号化手段は、次の復号予定画素に対する参照画素デ
ータを、過去に出力された復号画像データストリームか
ら作成し、コンテクストCXとして出力するコンテクス
ト生成手段と、前記コンテクストCXと入力される遷移
先インデックスSTo とに基づき、コンテクストCXに
対応した最適遷移先インデックスSTi を出力するイン
デックス生成手段と、テーブルインデックスST毎に、
そのインデックスの状態に応じた優勢または劣勢の少な
くとも一方のシンボル発生確率、劣勢シンボル発生時の
遷移先インデックスNLPS、優勢シンボル発生時の遷
移先インデックスNMPSを含むテーブルデータが設定
された確率推定テーブルが予め記憶され、前記最適遷移
先インデックスSTi に対応したテーブルインデックス
STのテーブルデータを出力する確率推定手段と、復号
化直線が設定されるごとに、その幅データAを記憶する
領域記憶手段と、入力される符号化データCを記憶する
符号記憶手段と、予め所定の復号化直線が設定され、領
域記憶手段の記憶データから特定される復号化直線を、
前記確率推定手段からのテーブルデータに含まれる画素
データのシンボル発生確率に基づき優勢領域及び劣勢領
域に分割し、入力された符号化データがどちらの領域に
属するかにより新たな復号化直線を設定し、その幅デー
タAで前記領域記憶手段の値を更新し、前記分割領域の
選択に用いたシンボルを復号画素データとして出力する
とともに、復号化された画素データが優勢インボルか劣
勢シンボルかに基づき、入力された遷移先インデックス
NLPS、NMPSのいずれか一方を前記インデックス
生成手段に向け次ぎの遷移先インデックスSTo として
出力する演算手段と、を含み、前記演算手段は、復号化
直線の幅データAが所定基準値以下となると、幅データ
Aが基準値以上となるよう領域記憶手段及び符号記憶手
段の記憶データをビットシフトする正規化処理を行い、
この際符号記憶手段から桁溢れして出力されるデータの
符号長分を、次の復号に要求する符号化データの符号長
として出力し、前記符号記憶手段に取り込むことを特徴
とする。
【0083】このようにすることにより、データの圧縮
効率を高め、より高い精度で画像データを復元すること
ができる。
【0084】すなわち、コンテクスト生成手段は、過去
に出力された復号画像データストリームから、次の復号
予定画素に対するコンテクストCXを作製しインデック
ス生成手段へ向け出力する。
【0085】インデックス生成手段は、入力されるコン
テクストCXと、演算手段から入力される遷移先インデ
ックスST0 とに基づき、コンテクストCXに対応した
最適遷移先インデックスSTi を確率推定手段へ向け出
力する。
【0086】確率推定手段は、入力された最適遷移先イ
ンデックスSTi に対応したテーブルインデックスST
のテーブルデータを、確率推定テーブルから読み出し、
演算手段へ向け出力する。このとき、確率推定テーブル
は、テーブルインデックスST毎に、優勢または劣性の
少なくとも一方のシンボル発生確率、劣性シンボル発生
時の遷移先インデックスNLPS、優勢シンボル発生時
の遷移先インデックスNMPSを含むデータが設定され
たテーブルとして形成されている。
【0087】演算手段には、あらかじめ所定の復号化直
線が設定されている。そして、演算手段は、領域記憶手
段の記憶データから復号化直線を特定する。そして、こ
の復号化直線を、前記確率推定手段からのテーブルデー
タに含まれる画素データのシンボル発生確率及び入力さ
れた符号化データに基づき分割し、新たな復号化直線を
演算し、その幅データAで前記領域記憶手段の値を更新
する。さらに、前記復号化直線の分割に用いたシンボル
を復号画素データとして出力するとともに、復号化され
た画素データが優勢インボルか劣勢シンボルかに基づ
き、入力された遷移先インデックスNLPS、NMPS
のいずれか一方を前記インデックス生成手段に向け次ぎ
の遷移先インデックスSTo として出力する さらに前記演算手段は、復号化直線の幅データAが所定
基準値以下となると、幅データAが基準値以上となるよ
う領域記憶手段及び復号記憶手段のデータをビットシフ
トする正規化処理を行う。そして、この際復号記憶手段
から出力されるデータの符号長分の符号化データを新た
に入力し、符号長記憶手段に取り込む。このようにする
ことにより、本発明によれば、入力される符号化データ
に基づき、画像データを効率よく復元することができ
る。
【0088】特に、本発明によれば、確率推定テーブル
のテーブルデータとして、各テーブルインデックス毎
に、その状態に応じたシンボル発生確率を設定するた
め、画像データ符号化装置によって効率よくデータ圧縮
された画像データを、精度よくかつ効率よく良好に復元
することが可能となる。
【0089】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づき
詳細に説明する。
【0090】なお、前記従来例と対応する部材には、同
一符号を付し、その説明は省略する。
【0091】第1実施例 図1には、本発明にかかる算術符号化システム2の好適
な実施例が示され、図2には、図1に示すシステム2に
対応する画像データ算術復号化システム4の実施例が示
されている。
【0092】画像データ算術符号化システム2の全体説
図1に示すよう、実施例の画像データ算術符号化システ
ム2は、入力インタフェース10と、データ分配器30
と、複数の算術符号器10−1,10−2,10−3,
10−4と、出力インタフェース14−1,14−2,
14−3,14−4と、記憶手段18−1,18−2,
18−3,18−4および同期制御装置32とを含んで
構成される。
【0093】前記入力インタフェース10は、各算術符
号器10−1〜10−4からの要求により、記憶手段ま
たは伝送手段16から画像データ100を取り込み、画
像データストリームとしてデータ分配器30へ向け出力
する。
【0094】本実施例では、画像データ100の各画素
データは、ただちに画素の濃度値を示さないデータであ
り、カラーパレットテーブル等を参照することにより濃
度値に変換され、表示デバイスに出力されるマルチカラ
ー画像データとして構成されている。
【0095】図3には、前記画像データ100の一例が
示されている。実施例の画像データ100は、1画素当
たり4ビットのデータで構成され、16色を表示できる
ように構成されている。そして、この1画素当たり4ビ
ットのカラー画像データ100は、入力インタフェース
40を介し1画素を構成する4ビット単位でデータ分配
器30へ入力される。画像データ100が、4ビットプ
レーン単位で送られてくる場合等は、入力インタフェー
ス10で一旦データをバッファリングし、これを1画素
を構成する4ビット単位のシリアルデータに変換してデ
ータ分配器30へ入力すればよい。
【0096】データ分配器30は、データ分割手段とし
て機能するものであり、入力される画像データ100
を、複数のデータストリーム110−1,110−2,
…110−4に分割し、対応する算術符号器10−1,
10−2,…10−4へ向け出力するように形成されて
いる。
【0097】図4には、前記データ分配器30の具体的
な構成が示されている。コンピュータの分配器30は、
4ビットのシリアルデータとして入力される各画素デー
タ100を、ビットプレーン単位に4つの1ビットデー
タに分割し、対応する算術符号器10−1,10−2,
…10−4へ向け出力する。これにより、図3に示すよ
う、算術符号器10−1,10−2,…10−4には、
画像データ100を構成する各プレーン単位の画像デー
タストリーム100−1,100−2,…100−4が
入力されることになる。
【0098】そして、これら各算術符号器10−1,1
0−2,…10−4は、同期制御装置32により、正し
いタイミングで並列動作するよう同期制御され、入力さ
れる各画像データストリーム110−1,110−2,
…110−4を算術符号化し、これを符号化データスト
リーム200−1,200−2,…200−4として出
力する。そしてこれら各符号化データストリーム200
−1,200−2,…200−4は、出力インタフェー
ス14−1,14−2,…14−4を介し対応する記憶
手段18−1,18−2,…18−4へ順次書き込み記
憶される。
【0099】これにより、各記憶手段18−1,18−
2,…18−4には、図3に示す画像データ100を符
号化し、符号化データストリーム200−1,200−
2,…200−4に変換されたデータが記憶されること
になる。
【0100】このように、実施例の算術符号化システム
2によれば、画像データ100を、ビットプレーン単位
に4つに分割し、これを4系統の算術符号器10−1,
10−2,…10−4で並列的に符号化処理することに
より、従来に比べ4倍の符号化速度を得ることができる
という効果がある。
【0101】画像データ算術復号化システム4の全体説
図2に示すよう、実施例の算術復号化システム4は、算
術符号化システム2の符号化系列数に対応して、4系列
の算術復号化系列が設けられている。
【0102】具体的にこの算術復号化システム4は、4
系列の記憶手段18−1,18−2,…18−4と、入
力インタフェース20−1,20−2,…20−4と、
算術復号器2−1,22−2,…22−4とを含む。
【0103】前記記憶手段18−1,18−2,…18
−4には、図1に示す符号化システム2の記憶手段18
−1,18−2,…18−4と同一の符号化データスト
リーム200−1,200−2,…200−4が記憶さ
れている。すなわち、図1に示す算術符号化システム2
で符号化された各符号化データストリーム200−1,
200−2,…200−4が、各記憶手段18−1,1
8−2,…18−4に書き込み記憶されている。
【0104】入力インタフェース20−1,20−2,
…20−4は、対応する算術復号器22−1,22−
2,…22−4からの要求により、記憶手段18−1,
18−2,…18−4から符号化データストリーム20
0−1,200−2,…200−4を読み出し、算術復
号器22−1,22−2,…22−4へ向けそれぞれ出
力する。
【0105】同期制御回路32は、これら各算術復号器
22−1,22−2,…22−4が、並列して正しいタ
イミングで動作するように制御を行う。
【0106】そして、各算術復号器22−1,22−
2,…22−4は、対応する算術符号器10−1,10
−2,…10−4とまったく逆の手順で、入力されてく
る各符号化データストリーム200−1,200−2,
…200−4を演算復号化処理し、各プレーンに対応し
た画像データストリーム110−1,110−2,…1
10−4をデータ結合器34へ向け出力する。
【0107】このデータ結合器34は、データ統合手段
として機能するものである。そして、図4に示すデータ
分配器30と信号の流れが逆になるようにして、各デー
タストリーム110−1,110−2,…110−4を
1本の画像データストリーム100に統合し、出力イン
タフェース24を介し、記憶手段または伝送手段26へ
向け出力する。
【0108】なお、画素単位でデータを復元するもので
はなく、ビットプレーン単位でデータを復元する場合に
は、出力インタフェース24でデータをバッファリング
し、並べ換えするような構造としてもよい。
【0109】このようにすることにより、記憶手段また
は伝送手段26には、図3に示す元の4ビット16色表
示の画像データ100が正確に復号化されて入力される
ことになる。したがって、例えば記憶手段26として、
ビデオRAM等を用いれば、このビデオRAM内には、
ディスプレイ表示用の画像データ100が正確に復元さ
れて書き込み記憶されることになる。
【0110】このように、実施例の画像データ算術復号
化システム4によれば、4系列の符号化データストリー
ムを並列的に復号化処理することにより、従来のシステ
ムに比べ、4倍の速度で画像データを生成することがで
きる。
【0111】なお、本実施例では、算術符号化システム
2および算術復号化システム4を、4系統で並列処理す
る場合を例にとり説明したが、実際には2〜32、好ま
しくは2〜8系列程度で並列処理する構成とすること
が、演算速度、ハードウェアのバランスから妥当であ
る。
【0112】また、実施例のシステム2,4は、算術復
号化システム4側に、記憶手段18として機能する半導
体メモリーを複数個実装できる場合に好適なものとな
る。
【0113】また、本実施例では、画像データを画素単
位で複数の画像データストリームに分割する場合を例に
とり説明したが、本発明はこれ以外の手段を用いデータ
を分割する場合にも適用することができ、例えば図5に
示すよう、1つの画面を構成する画像データ100を複
数の領域の画像データ110−1,110−2,…11
0−4に分割する場合にも適用できる。
【0114】算術符号器および算術復号器 次に、前記各システム2,4に用いられる算術符号器1
0および算術復号器22の構成を説明する。
【0115】なお、この算術符号化の一般的な手法は、
既に、二値画像符号化標準JBIG(インターナショナ
ルスタンダードISO/IEC 11544)のp26
〜44およびp44〜50に詳細に述べられているの
で、ここでは簡単に説明するにとどめる。
【0116】算術符号器 図6には、実施例のシステム2に用いられる算術符号器
10の一例が示されている。
【0117】実施例の算術符号器10は、遅延器40、
状態記憶器42、確率推定器44、演算器46、領域記
憶器48、符号記憶器50を含んで構成される。
【0118】前記領域記憶器48および符号記憶器50
は、0および1のデジタルデータを記憶するレジスタと
して構成されている。
【0119】図10(A)には、この符号化処理のため
の基本的なアルゴリズムが示されている。同図(A)の
(a)に示すよう、まず最初に、0〜1.0までの直線
を用意し、これを最初の符号化直線Aと定義する。この
とき、この符号化直線の幅Aは、領域記憶器48に実数
で表示されたデータとして記憶され、この符号化直線内
の一点の位置データ、ここでは最小値の位置データCが
二進数符号データCとして符号記憶器50へ記憶され
る。したがって、これら各記憶器48,50内に記憶さ
れた幅データAおよび位置データCにより、図10
(A)の(a)に示す符号化直線が特定されることにな
る。
【0120】そして、演算器46は、後述するように確
率推定器44から入力される劣性シンボル発生確率LS
Zの値に基づき、シンボル0と1の発生確率を求め、符
号化直線Aを各シンボル0,1に対応した領域A0 ,A
1 に分割する。このとき、入力される画素データPix
がシンボル0である場合を想定し、このシンボル0を符
号化すると、分割した直線の内、0の領域A0 が、同図
(A)の(b)に示すよう新たな符号化直線となる。そ
して、この新たな符号化直線の幅Aと、その最小値の位
置データCの値が、記憶器48,50に新たなデータと
して更新設定される。
【0121】そして次の画素データPixが入力される
と、演算器46は、確率推定器44から入力されるシン
ボル発生確率LSZの値に基づき、図10(A)の
(b)に示すよう、符号化直線をA0 ,A1 に分割す
る。
【0122】このとき入力された画素データPixがシ
ンボル0である場合を想定すると、このシンボル0の領
域A0 が、同図(A)の(c)に示すよう、新たな符号
化直線となる。そして、この符号化直線の幅Aと、位置
Cのデータが、記憶器48,50に新たなデータとして
書き込まれる。
【0123】次に、画素データPixとしてシンボル1
が入力されると、A1 とA0 に分割された領域の内、シ
ンボル1の領域A1 が同図(A)の(d)に示すよう新
たな符号化直線となる。そして、その幅データAと、そ
の最小値を示す位置データCが記憶器48,50に書き
込まれる。
【0124】このようにして、符号記憶器50に入力さ
れる位置データCは、入力シンボル列0,0,1を符号
化したデータの値となる。
【0125】しかし、このような手法を用いてシンボル
列を符号化していくと、入力するシンボル数が増える
程、符号化直線の間隔が短くなり、符号化データを表現
するために多数桁の精度が必要となる。実際にコンピュ
ータ等で計算可能な計算精度は限られているため、計算
に必要のない上位桁を計算結果として出力し、計算から
除いていくことによって限られた計算精度で計算させる
手法が考えられる。実施例では、このような点を考慮
し、ビットシフトと加減算のみで符号化処理ができるよ
うに形成されている。
【0126】具体的には、領域記憶器48に記憶された
符号化直線の幅Aが所定の基準値以下、実施例では0.
5以下となった場合に、演算器46はこれを検出し、そ
の幅Aが基準値を上回るよう(0.5以上となるよう)
記憶器48,50内のデータをビットシフトする正規化
処理を行う。そして、このとき符号記憶器50から桁溢
れして出力される上位ビットのデータおよびそのビット
数を、符号化データおよび符号長データとして出力す
る。これにより、限られた桁数のレジスタを記憶器4
8,50として用いても、入力シンボル列を簡単な演算
で効率よく符号化することができる。
【0127】各記憶器48,50として、16ビットの
レジスタを用いると、領域記憶器48に設定する符号化
直線Aの初期値(図10(a)に示す値)は、1000
Hとなる。ここで、各記憶器48,50内の値の表現は
16進法を用いて表されている(Hは、16進表記を表
す)。ビットシフトは、記憶器48のレジスタの値が8
000H未満(初期値の1/2未満)の時に発生する。
【0128】ところで、このような算術符号化を行うう
えで重要なことは、前記シンボル発生確率LSZをどの
ように設定するかということである。発生頻度の低い劣
性シンボルの発生確率をLSZとすると、発生頻度の高
い優性シンボルの発生確率は(A−LSZ)となる。両
者の発生頻度の設定の仕方により、従来より各種の手法
が考えられるが、実施例では図9に示す確率推定テーブ
ルを用い、発生確率の設定を行っている。同図に示すよ
う、この確率推定テーブルでは、0ないし112までの
各インデックスSTが与えられ、各インデックスSTご
とに、インデックスの状態にあわせて設定された劣性シ
ンボル発生確率LSZ、劣性シンボル発生時の遷移先イ
ンデックスNLPS、優性シンボルが発生しかつビット
シフトが発生した時の遷移先インデックスNMPS、劣
性シンボルと優性シンボルが意味する画素の値を交換を
指示するSWITCHを含むテーブルデータが設定され
ている。
【0129】図9に示す確率推定テーブルのどの発生確
率LSZを用いるかは、最初に初期値0を持つインデッ
クスSTで指示する。インデックスSTの更新は、劣
性シンボルが発生した場合、優勢シンボルが連続した
発生してビットシフトが起こった場合、のいずれかであ
る。それぞれの場合により、次に用いるインデックスS
TがNLPSの値かNMPSの値かに変化する。例え
ば、現在のSTが10、すなわち、劣性シンボルの発生
確率が000dHであるときに劣性シンボルが発生した
とすると、次のデータからSTは35(NLPS)に更
新され、劣性シンボルの発生確率は002cHとなる。
また、STが10のとき、優勢シンボルが連続して発生
し、その結果、符号化直線Aの値が8000H未満(初
期値の1/2未満)となってビットシフトが生じた時
は、STは11(NMPS)に更新され、劣性シンボル
の発生確率は0006Hとなる。
【0130】図9に示す確率推定テーブルは、画像デー
タの局所的な変化にも追従できるよう、初期状態に連続
して変化があったときは、劣性シンボルの発生確率の値
が高速に変化するような工夫がなされている。
【0131】また、符号化する画像データPixが、0
を比較的多く含む領域から、1を比較的多く含む領域に
変化した場合に、優勢シンボルと劣性シンボルが意味す
る画素値を交換する必要が生じる。図9では、SWIT
CHが1であるSTにおいて、劣性シンボルが発生した
ときに、優勢シンボルと劣性シンボルの意味する画素値
の交換を行うように設定されている。この場合には、演
算器46から優勢シンボルを指示するデータMPS0 が
出力されることになる。
【0132】図7には、図6に示す算術符号器10の動
作フローチャートが示されている。まず、この算術符号
器10は、動作開始と同時に、遅延器40、状態記憶器
42、領域記憶器48、符号記憶器50のデータを初期
化する(ステップS10)。 このとき、各記憶器4
8、50には、図10(a)で示す符号化直線の幅Aデ
ータおよびその最下部の位置データC=0が初期値とし
て設定される。
【0133】その後、画像データストリームが入力され
ると、その画像データストリームの各画素の1ビットデ
ータPixは遅延器40および演算器46へ入力され
る。
【0134】前記遅延器40は、コンテクスト生成手段
として機能するものであり、1もしくは複数の走査ライ
ンの画像を記憶するラインバッファを含んで構成されて
いる。そして、この遅延器40は、入力される画素デー
タをライン単位で記憶しておき、図8に示すよう注目画
素Xの画素データPixが入力されると、その注目画素
Xの周囲の画素a,b,…,e,fを参照画素とするマ
ルコフモデルを作製する。そして、このマルコフモデル
で特定される参照画素データを、コンテクストCX=
a,b,c,…,fとして状態記憶器42へ向け出力す
る。このコンテクストCXは、状態記憶器42のポイン
ターとなる(ステップS12)。
【0135】状態記憶器42には、後述するステップS
28において、演算器46から遷移先インデックスST
0 および優勢シンボルNMPS0 が入力される。そし
て、この状態記憶器42内には、CXとST0 とを2次
元情報入力とし、この2次元入力情報によって特定され
る最適遷移先インデックスデータSTiが2次元のテー
ブルデータとしてあらかじめ記憶されている。そして、
入力されるコンテクストCXと、遷移先インデックスS
T0 とに基づき、最適遷移先インデックスSTiを特定
し、そのデータを確率推定器44へ向け出力する(ステ
ップS14)。また、状態記憶器42は、入力画素デー
タPixが0または1のどちらを劣性シンボルとするか
を表す劣勢シンボルデータMPSiを、演算器46へ向
け出力する(ステップS16)。
【0136】確率推定器44は、あらかじめ図9に示す
確率推定テーブルを記憶している。そして、状態記憶器
42から出力される最適遷移先インデックスSTiで特
定されるインデックスSTのテーブルデータを、演算器
46へ向け出力する。すなわち、インデックスSTに対
応する、劣勢シンボル発生確率LSZ、優勢シンボルお
よび劣勢シンボル発生時の各遷移先インデックスNLP
S、NMPSおよびSWITCHの各データを演算器4
6へ向け出力する(ステップS18)。
【0137】そして、演算器46は、画素データPIX
が入力されるごとに、領域記憶器48および符号記憶器
50から記憶データA,Cを読みだし図10(A)に示
す符号化直線を特定する(ステップS20)。そして、
この符号化直線を、確率推定器44から入力されるシン
ボル発生確率LSZに基づき、シンボル0および1の発
生領域A0 ,A1 に分割する。
【0138】そして、入力された画素データPIXが、
シンボル0または1のどちらであるかを判断し、対応す
る分割領域を新たな符号化直線として設定し、その幅デ
ータAおよび位置データCの値を、各記憶器48および
50に更新設定する(ステップS26)。すなわち、画
素データが0である場合には、シンボル0に対応した分
割領域A0 を次の新たな符号化直線として設定し、画素
データが1である場合が、シンボル1に対応した分割領
域がA1 を次の新たな符号直線として設定し、その幅デ
ータAおよび位置データCを各記憶器48、50に設定
するという動作を行う。
【0139】そして、実施例の演算器46は、領域記憶
器48に設定された分割領域の幅データAが所定基準値
0.5以下であるか否かの判断を行う。その判断の結
果、幅データAが基準値0.5以上の場合には、符号長
データのビット数が0であることを表す符号長データの
みが出力される。また、符号長データAが所定基準値
0.5以下となると、幅データAが基準値0.5以上と
なるよう、領域記憶器48および符号記憶器50の記憶
データをビットシフトする正規化処理を行う。そして、
この正規化処理を行った際、符号記憶器50から桁あふ
れして出力されるデータを、符号化データとして高度出
力するとともに、そのビット数を表す符号長データを同
時に出力する(ステップS26)。
【0140】このようにして、演算器46は、画素デー
タPixが入力されるごとに、Codeおよび符号長デ
ータを含む信号を出力する。さらに、この出力演算器4
6は、必要に応じ符号化データの桁上りを表すキャリ信
号を出力する。
【0141】また、演算器46は、入力される画素デー
タPixが優勢シンボル,劣勢シンボルのどちらに該当
するかを判断し、劣勢シンボルに該当する場合にはテー
ブルデータのNLPSを、優勢シンボルに該当する場合
にはテーブルデータのNMPSを遷移先インデックスS
T0 として状態記憶器46へ向け出力する。このとき、
さらに演算器46は、入力されるMPSiおよびSWI
TCHデータに基づき、現在のコンテクストCXに対応
した優勢シンボルが0か1かを判断し、そのデータをM
PS0 として状態記憶器42へ向け出力する(ステップ
S28)。
【0142】実施例の算術符号器10は、このような一
連の処理(ステップS12〜S28)を、画像データス
トリームを構成する画素データPix(シンボル)の入
力が終了するまで繰り返して行い、データ入力が終了し
た時点で符号化処理を終了する(ステップS30)。
【0143】図14(A)には、実施例の算術符号器1
0において、演算器46から出力されるデータのタイム
チャートが示されている。ここで処理サイクルSは、算
術符号器10が図7に示す一連の処理D、S、P、Qを
実行するサイクルを表している。そして、算術符号器1
0は、処理Qを実行するタイミングで、演算器46の出
力を有効に設定するイネーブル信号ENを所定の短時間
出力し、その間に符号化データとしてのCode、その
符号長および必要に応じキャリの各信号を出力する。す
なわち、イネーブル信号ENがアクティブの期間中に演
算器46から出力される一連の信号(Code、符号
長、キャリ)の値を有効なデータとして出力する。した
がって、領域記憶器48内の幅データAに対する正規化
処理が行われない場合には、記憶器50からは桁あふれ
の出力は全く出力されないため、符号長データとして、
Code出力は全くないことを表す0ビットの符号長デ
ータが出力されることになる。また、正規化処理が行わ
れた場合には、符号記憶器50から桁溢れして出力され
るCodeデータが符号化データとして、そのビット長
を表す符号長データとともに出力されることになる。
【0144】図11には、実施例の算術符号器10を用
いて、入力データを符号化出力する場合の具体例が示さ
れている。ここでは、算術符号器10に入力される画像
データストリームとして「001111」のシンボル列
が入力される場合を想定する。 減算型の算術符号で
は、劣勢シンボルの発生頻度が0.5に近く設定されて
いる場合に、優勢シンボルと劣勢シンボルに割り当てら
れる発生頻度の大きさが逆転してしまうことがある(優
勢シンボルの発生頻度<劣勢シンボルの発生頻度)。J
BIG(Joint Bilevel Image Group )に取り入れられ
たQMコーダでは、発生頻度の大きさが逆転したときに
は、優勢シンボルと劣勢シンボルの解釈を一時入れ換え
て符号化することによって、符号化効率の劣化を防いで
いる。これを優勢シンボル/劣勢シンボル条件付き交換
(以下条件付交換と略す)と呼ぶ。
【0145】初期設定では、劣性シンボルにシンボル1
(黒)を与え、優勢シンボルにシンボル0(白)を与え
てある()。1つ目の優勢シンボルを符号化し終えた
時点で、優勢シンボルと劣勢シンボルの発生頻度に逆転
が起こるので(SWITCH=1)、2つ目のシンボル
は条件付き交換を行ってから符号化する(,)。こ
のとき、条件付き交換を行っているので、優先シンボル
0の符号化は、算術符号の符号化直線上では劣勢シンボ
ルを符号化していることになる()。したがって、レ
ジスタ50の値に優勢シンボルの値を加算する。これ
は、次回以降用いる符号化直線の加減に変化があったこ
とに相当する。2つ目のシンボルを符号化し終えると、
Aの値が8000H未満となるので、ビットシフトを行
う()。ビットシフトでは、AとCのそれぞれの項の
シフトを行い、Cの項から溢れたデータが、符号化した
データとして出力される。
【0146】また、ビットシフトを行うと、STが変化
して劣勢シンボル発生確率が更新される。ここでは、更
新前にST=0で劣勢シンボルの発生確率が5aldH
であったものが、優勢シンボルのビットシフトで更新さ
れ、更新後ではST=1となり劣勢シンボルの発生確率
は2586Hとなっている。
【0147】次に符号化するシンボルは優勢シンボルの
1である()。優勢シンボルの符号化では、Cの値に
優勢シンボル発生確率の値を加算する。これを符号化す
ると、Aの値がふたたび8000H未満となるので、ふ
たたびビットシフトを行う。このときのビットシフトで
は、Aの値を8000H以上にするためには、2ビット
のシフトが必要であるので、各項も2ビットシフトす
る。このとき、条件付き交換の優勢シンボルによってビ
ットシフトが発生したので、STが14に更新され、劣
勢シンボルの値が5a7fHとなる()。
【0148】次にふたたび劣勢シンボルを条件付き交換
を行ってから符号化する(,)。符号化を終える
と、Aの値が8000H以下となるので、ビットシフト
を行う()。このとき、ST=14におけるSWIT
CHは1であり、なおかつ劣勢シンボルの符号化でビッ
トシフトが発生したので、以後の符号化では、劣勢シン
ボルと優勢シンボルに割り当てるシンボルを反転させ、
0が劣勢シンボルとなり、1が優勢シンボルとなる。
【0149】次に、優勢シンボルとなった1を2回符号
化して、符号化を終了している。ここでは、シンボル列
001111を符号化した結果、得られる符号化データ
は、QとCの項を加え合せた値であり、1001001
100101000000となる。
【0150】算術復号器 図12には、図2の算術復号化システム4で用いられる
算術復号器22の一例が示されている。ここでは、図6
に示す算術符号器と対応する部材には同一の符号を付
し、その説明は省略する。
【0151】実施例の算術復号器22は、遅延器40、
状態記憶器42、確率推定器44、演算器52、領域記
憶器48、符号記憶器50を含んで構成されている。
【0152】そして、符号化データストリーム200が
Code入力されると、演算器52は、図6に示す算術
符号器10とはまったく逆のアルゴリズムで、入力され
てくる符号化データストリームの画素データに復号化
し、Pixとして出力するように構成されている。
【0153】図10(B)には、この復号化処理のため
の基本的なアルゴリズムが示されている。同図(a)に
示すよう、まず最初に0〜1.0までの直線を用意し、
これを最初の復号化直線Aと定義する。このとき、この
復号化直線の幅Aは、領域記憶器48に実数表示された
データとして記憶される。なお、復号化処理を行う場合
には、復号化直線の最小値の位置データは、必ず0の位
置にいくように定義される。したがって、記憶器48に
記憶された幅データAから、同図(a),(b),
(c)に示す各復号化直線が特定されることになる。
【0154】そして、復号化の対象となる符号化データ
が入力されると、このデータは一旦符号記憶器50にラ
ッチされ、ラッチされた復号化データCの値に基づき一
連の復号化処理が開始される。
【0155】まず、演算器46は、後述するように確率
推定器44から入力される劣勢シンボルの発生確率LS
Zの値に基づき、シンボル0と1の発生確率A0,A1
を求め、復号化直線を分割する。そして、符号化データ
Cが、これら各分割領域A0,A1のどちらの領域にあ
るかを判断する。例えば、同図(B)の(a)の復号化
直線上において、データCがA0の領域に存在すると判
断されると、シンボル0が復号画素データPixとして
出力され、この領域A0 が同図(b)に示すよう、新た
な復号化直線となる。そして、この新たな復号化直線の
幅Aの値が記憶器48に更新設定される。
【0156】次に、同図(b)に示す復号化直線Aを、
同様にしてシンボル0と1の発生確率に基づき、2つの
領域A0,A1に分割する。そして、いずれの領域に復
号化データCが属するかを判断し、その判断結果に基づ
き、復号画素データPixを出力するとともに次の復号
化直線を決定する。ここで、復号化データCが、A0の
領域に属すると判断された場合を想定すると、復号画素
データPixとしてシンボル0が出力され、分割領域A
0 が同図(c)に示すよう次の復号化直線に設定され
る。
【0157】次に、同様にして、符号化データCがこの
復号化直線のA0,A1の各分割領域のいずれに属する
かが判断される。ここでは、A1の領域に属すると判断
され、復号画素データPixとしてシンボル1が出力さ
れ、A1の領域が同図(d)に示すよう次の復号化直線
として設定される。このとき、復号化直線のシフト量に
合わせて、符号記憶器50内の符号化データの値Cを、
(C−A0 )値に更新設定する。
【0158】このようにして、演算器52を介して符号
記憶器50に入力される符号化データCは、画素データ
0,0,1…のように復号化して出力されることにな
る。
【0159】しかし、このような手法を用いて記憶され
た符号化データを復号化していくと、対象とする復号化
データのビット長分のレジスタを、符号記憶器50とし
て用意する必要があり、これは現実的ではない。このた
め、前述した算術符号器12と同様な手法を用い、必要
な桁数の符号化データのみを符号記憶器50へ順に取り
込み、計算に必要のない桁は計算から除くことによっ
て、限られた計算精度でこの復号化処理を実現する手法
が採用されている。すなわち、この様な点を考慮し、実
施例では、ビットシフトと加減算のみで復号化処理がで
きるように形成されている。
【0160】具体的には、記憶器48に記憶された復号
化直線の幅Aが所定の基準値以下、実施例では0.5以
下となった場合に、演算器46がこれを検出し、その幅
データAが基準値を上回るよう(0.5以上となる)、
記憶器48,50内のデータをビットシフトする正規化
処理を行う。このとき、符号記憶器50から桁溢れして
出力されたビット数を符号長として、その符号長分の符
号化データを、新たに符号記憶器50に読み込むように
構成する。具体的には、例えば記憶器50が、16ビッ
トのレジスタで構成されている場合には、正規化処理に
より例えば上位3ビットのデータが桁溢れして出力され
ると、その下位桁に3ビットの空きができる。このた
め、次の3ビットの符号化データを読込みレジスタの下
位桁に記憶する。このような構成を採用することによ
り、限られた桁数のレジスタを記憶器50として用いて
も、これより桁数の長い符号化データストリームを簡単
な演算で効率よく復号化することができる。
【0161】図13には、この算術復号器22の動作フ
ローチャートが示されている。
【0162】まず、算術復号器22が動作を開始する
と、遅延器40、状態記憶器42、領域記憶器48、符
号記憶器50の初期化が行われる(ステップS40)。
遅延器40の初期化の方法にはいろいろあるが、通常
は、0がロードされることが多い。また、領域記憶器4
8には、図10(B)の(a)に示す復号化直線Aの幅
を特定する1000Hの値が初期値としてが設定され
る。
【0163】この状態で、演算器52へ、所定符号長の
符号化データ200がコード入力されると、その値を符
号記憶器50へ順に入力し設定する(ステップS4
2)。
【0164】そして、遅延器40は、演算器52から復
号化出力される復号画素データストリームから次の復号
予定画素に対するコンテクストCXを決定し、状態記憶
器42へ向け出力する(ステップS44)。
【0165】状態記憶器42は、入力されるコンテクス
トCXと、演算器52から入力されるST0 、MPS0
のデータとに基づき、最適遷移先インデックスSTiを
確率推定器44へ向け演算出力するとともに、MPSi
を演算器52へ向け出力する(ステップS46,4
8)。
【0166】確率推定器44は、入力される最適遷移先
インデックスSTiに基づき、図9に示すテーブルを参
照し、該当するテーブルデータを演算器52へ向け出力
する(ステップS50)。
【0167】演算器52は、各記憶器48、50からデ
ータを読み出す(ステップS52)。そして、領域記憶
器48から読み出した幅データAに基づき、図10
(B)の(a) に示す復号化直線を特定する。その復号化
直線を特定する際に、前述した符号化直線を特定する場
合と異なる点は、復号化直線の一番小さな位置のデータ
を、0の位置に設定した点にある。すなわち、新たな復
号化直線を順次演算設定する場合に、その最小値は常に
0となるようその位置データが設定される。したがっ
て、この復号化直線の特定には、符号化直線を特定する
場合のように、符号記憶器50のデータは不要となる。
【0168】そして、特定された復号化直線を、確率推
定器44から入力されるシンボル発生確率LSZに基づ
き、シンボル0および1の発生領域A0 、A1 に分割す
る。次に、符号記憶器50から読み出された符号化デー
タCが、この分割領域A0、A1 のどちらに属するかを
判断し、A1 に属する場合には0、A1 に属する場合に
は1のシンボルを復号画素データPIXとして演算器5
0から出力する(ステップS54、S56)。
【0169】そして、符号化データCの属する分割領域
を、次の復号化を行うための新たな復号化直線に設定し
て、その幅データを領域記憶器48に更新設定するとと
もに、必要に応じて符号記憶器50のデータを更新する
(ステップS58)。たとえば、図10(B)の(b)
に示すよう復号化直線が設定されている場合を想定す
る。このとき、符号記憶器50の符号データCが、A0
の分割領域に属すると判断された場合には、このA0 の
幅データを次の符号化直線の幅データとして領域記憶器
48に設定する。このとき、符号記憶器50のデータの
更新は行わない。次の復号化処理サイクルでは、この復
号化直線は図10(B)の(c)で示すようになる。こ
のとき、符号記憶器50の符号データCが、A1 の分割
領域に属すると判断されると、演算器52は、このA1
の幅データを次の復号化直線の幅データとして領域記憶
器48に設定するとともに、符号記憶器50に記憶され
た符号データCを、(C−A0 )の値に更新設定する。
このようにして、次の復号化サイクル用に、新たな復号
化直線を順次設定していく。
【0170】次に、演算器52には、ステップS54、
S56において、復号化データCがA0 、A1 のいずれ
の領域に存在するか、すなわち、優性シンボルまたは劣
勢シンボルいずれの領域に存在するかの判断結果に基づ
き、NLPSまたはNMPSの一方を遷移先インデック
スST0 として状態記憶器46へ向け出力する(ステッ
プS60)。
【0171】ところで、実施例の算術復号器12では、
前記ステップS58の処理を行う場合に、前述した算術
符号器10と同様に、領域記憶器48の幅データAに基
づく正規化処理を行う。すなわち、領域記憶器48の幅
データAは、所定の基準値以下の値(初期値の2分の1
未満の値)になった場合には、これが基準値(0.5)
以上の値となるよう各記憶器48、50のデータをビッ
トシフトする正規化処理を行う。そして、この正規化処
理を行った場合には、入力インターフェイス20へ向け
次の符号化データの入力を要求するリクエスト信号Re
qと、符号長を表すデータを出力する。また、正規化処
理を行わない場合にも、リクエスト信号Reqを、0ビ
ットを表す符号長データとともに所定のタイミングで出
力する。そして、実施例の算術復号器22は、前記ステ
ップ60の処理が終了したのち、ステップS58で正規
化処理が行われたか否かを判断し(ステップS62)、
正規化処理が行われなかった場合には、ステップS44
へ戻り、ステップS44〜S62までの一連の処理を正
規化処理が発生するまで繰り返して行う。
【0172】そして、ステップS62で、正規化処理が
発生したと判断されると、次にステップS64を介して
ステップS42へ戻り、ステップS58で要求した符号
長分の符号データを読込み、これを符号記憶器50へそ
の下位桁側から書き込む。例えば、レジスタで構成され
た符号記憶器50内に、a,b,c,dのデータが記憶
されている場合に、a,bのデータが桁溢れして出力さ
れ、新たにe,fの符号化データが読み込まれると、こ
のデータe,fはレジスタの下位桁側から順次読み込ま
れ、その結果、レジスタ内にはc,d,e,fの順でデ
ータが記憶されることになる。
【0173】そして、このようにして記憶された符号化
データに基づき、次の正規化処理が発生するまで、ステ
ップS44〜S62の一連の処理を繰り返して行い、画
素データを復号化出力する。そして、復号化して出力す
るシンボルがなくなったと判断されると(ステップS6
4)、前述した一連の処理を終了する。
【0174】図14(B)には、実施例の算術復号器2
2の演算器52へ入出力されるデータのタイミングチャ
ートが示されている。復号器52から、図13に示す処
理Q´のステップS58のタイミングでリクエスト信号
および符号長データが出力されると、次のサイクルのス
テップS42のタイミングで必要な符号長の符号化デー
タがコード入力される。なお、コード入力が0で表され
ているのは、符号化データの読込を行わないサイクルを
表している。
【0175】このようにして、演算器52へ順次符号化
データの取り込みを行い、これを画素データに順次復号
化出力していく。
【0176】図11(B)には、実施例の算術復号器2
2の具体的な復号化動作の例が示されている。ここで
は、図11(A)の符号化によって得られた復号化デー
タ1001001100100101000000を復
号するときの様子を表したものである。初期設定では、
各レジスタにセットする値は、符号化時とほぼ同様であ
るが、Cのレジスタにのみ、符号化データを頭から順に
読込、ここでは、9325Hとなる()。レジスタ5
0の値Cが、優勢シンボル(A−LSZ)よりも大きい
か否かを判断する。ここでは、優勢シンボルの値よりも
小さいので、優勢シンボル(0)を復号化出力する。そ
して、優勢シンボルの値をAレジスタ48の値とする
()。次のシンボルの復号では、劣勢シンボルと優勢
シンボルの条件付き交換を行った後で、Cレジスタ50
の値と比較する。Cレジスタ50の値の方が大きいの
で、劣勢シンボル(条件付き交換後なのでシンボル0、
実際には優勢シンボル)を復号化出力して、劣勢シンボ
ルの値をAレジスタ48の値とする()。また、Cレ
ジスタ50から優勢シンボルの値を減算する。このと
き、Aレジスタ48の値が8000H以下となるので、
各項目のビットシフトを行う。また、ビットシフトとと
もにSTを更新するので、劣勢シンボルの値は2586
Hとなる()。
【0177】この状態で、Cレジスタ50の値は優勢シ
ンボルの値よりも大きくなるので、次に復号するシンボ
ルは劣勢シンボルの1となる。Aレジスタ48の値は、
劣勢シンボルの値となり、Cレジスタ50の値は新たに
優勢シンボルの大きさを減算した値とする()。この
とき、Aレジスタ48の値は8000Hよりも小さくな
るので、ふたたびビットシフトを行う。同時に、STを
14に更新する()。
【0178】次の復号では、条件付き交換を行った後
に、Cレジスタ50の値が優勢シンボルの値以下となる
ので、優勢シンボル(条件付き交換後なので、シンボル
1、実際には劣勢シンボル)を復号化出力し、Aレジス
タ48の値は劣勢シンボルの値とする。ここで、ビット
シフトを行う。この際、ST=14のときのSWITC
Hの値が1であり、劣勢シンボルの復号を行ったので、
優勢シンボルと劣勢シンボルが示す値を交換して次の復
号に備える。
【0179】さらに2つの優勢シンボル1を復号化出力
した時点で復号化すべきデータを全て消化し終わり、復
号化を終了する。
【0180】このようにして、実施例のシステムでは、
図5に示す算術符号器10と、図12に示す算術復号器
22をまったく逆のアルゴリズムにより、一方は画像デ
ータを符号化し、他方は符号化データを復号化するよう
に構成し、画像データの圧縮および復元を行う。
【0181】第2実施例 前記第1実施例においては、算術符号化システム2にお
いて、4つの符号化データストリーム200−1,20
0−2,200−3,200−4を形成し、これらをそ
れぞれ対応する記憶手段18−1,18−2,…18−
4へ記憶し、算術復号化システム4では、これら各符号
化データストリーム200−1,200−2,200−
3,200−4を、対応する記憶手段18−1,18−
2,18−3,18−4から入力し、これを復号化する
場合を例にとり説明した。このような手法は記憶手段を
複数個設けることができるシステム2,4では問題ない
が、例えば1つの記憶手段内に効率よく符号化データを
記憶させようとする場合や、伝送ラインを介して符号化
データをデータ伝送する場合には、問題が生じる。本実
施例では、このような算術符号化システム2において作
製した各符号化データストリーム200−1,200−
2,…200−4を、1つの統合符号化データストリー
ムに統合して記憶手段に記憶し、または伝送手段を介し
て伝送するようにし、さらに、算術復号化システム4で
は、この統合符号化データストリームを、各符号化デー
タストリームに分解し、これを並列処理することにより
画像データを復号することを特徴とするものである。以
下に、本実施例を詳細に説明する。
【0182】なお、前記第1実施例と対応する部材には
同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0183】図20には、実施例の算術符号化システム
2が示されている。実施例の算術符号化システム2に特
徴的なことは、各算術符号器10−1,10−2,…1
0−4で符号化された、符号化データストリーム200
−1,200−2,…200,4を、データ統合手段と
して機能する符号合成器36で、一定の規則に従い1つ
の統合符号化データストリーム210に統合し、これを
出力インタフェース14を介し、記憶手段または伝送手
段18へ向け出力するようにしたことにある。図21に
は、図20の算術符号化システム2に対応して構成され
た算術復号化システム4が示されている。
【0184】実施例の復号化システム4の特徴は、記憶
手段または伝送手段18から入力インタフェース10を
介して入力される統合符号化データストリーム210
を、データ分離手段として機能する符号分配器38によ
り所定の規則に従い複数の符号化データストリーム20
0−1,200−2,…200−4に分配し、これを対
応する算術復号器22−1,22−2,…22−4へ向
け出力するように構成したことにある。
【0185】このような構成の算術符号化システム2お
よび算術復号化システム4を採用することにより、統合
符号化データストリーム210を記憶手段18へ記憶す
る場合には、記憶手段へのアドレス等の割り付けを容易
に行うことができ、データを効率よく記憶することがで
きる。また、統合符号化データストリーム210を伝送
手段18を介して伝送する場合には、データが1つの系
統に統合されているため、これを簡単にデータ伝送する
ことが可能となる。
【0186】これに加えて本システムの特徴的な点は、
算術符号化システム2において、各符号化データストリ
ーム200−1,200−2,…200−4を符号合成
器36で所定のルールに従い、1本の統合符号化データ
ストリーム210に統合しておくことにより、このデー
タストリーム210に分離のための特殊なデータを含ま
せることなく、これを算術復号化システム4側で符号分
配器38を用い、統合とは逆の手順で各符号化データス
トリーム110−1,110−2,…110−4へ分離
することができる。このように、統合符号化データスト
リーム210に、分離のための特殊なデータを含ませる
必要がないため、データ圧縮効率を低下させることがな
いという優れた効果がある。
【0187】すなわち、図21に示す算術復号システム
4は、図20に示す算術符号化システム2とまったく逆
の手順で各種の演算処理動作を行うように構成されてい
る。単に所定のルールで、各符号化データストリーム2
00−1,200−2,…20−4を1本の統合符号化
データストリーム210に統合して記憶手段18に記憶
しておく。そして、算術復号化システム4側では、記憶
手段18内に記憶された統合符号化データストリーム2
10を入力インタフェース10を介して符号分配器38
へ入力した場合に、各算術復号器22−1,22−2,
…22−4からの要求信号Reqに応じて、要求される
符号長分の符号化データを分配するのみで、1本の統合
符号化データストリーム210を各算術復号器22−
1,22−2,…22−4に対応した複数の符号化デー
タストリーム110−1,110−2,…110−4へ
分離して出力することができる。このとき、統合符号化
データストリーム210には、分配のための特別なデー
タを含ませる必要はないため、データ圧縮効率を低下さ
せることもないという優れた効果がある。
【0188】以下、その詳細を説明する。
【0189】符号合成器36 なお、本実施例の各システム2,4では、前記第1実施
例と同様に、算術符号器10および算術復号器22とし
て、図6および図12に示す構造のものを用いているも
のとする。
【0190】算術符号化システム2において、各算術符
号器10−1,10−2,…10−4から出力される各
符号化データストリーム200−1,200−2,…2
00−4のデータは不定長となる。すなわち、算術符号
化に限らず、データ圧縮をすると、データは通常不定長
になる。
【0191】したがって、各算術符号器10−1,10
−2,…10−4を用いて符号化した複数の不定長の符
号化データストリーム200−1,200−2,…20
0−4を、符号合成器36を用いて1つの統合符号化デ
ータストリームに統合する場合に、何らかの符号合成ル
ールを設けておかないと、復号時に各符号データを分離
することができなくなってしまう。
【0192】本実施例では、図7に示す1処理サイクル
(ステップS12〜S30)毎に算術符号器10−1,
10−2,…10−4から出力される符号化データの統
合の順番を固定しておき(例えば算術符号器10−1,
10−2,…10−4の順番で統合するように固定して
おく)、出力された不定長の符号データを、1本のビッ
トストリームに合成する手法を採用する。
【0193】しかし、単にこのような手法を用いて符号
を合成しただけでは、キャリ伝播の問題が発生する。
【0194】すなわち、算術符号器10の場合には、キ
ャリ伝播の問題がある。演算の結果、算術符号器10か
らキャリ信号が出力されるときに、過去に出力済みの符
号化ストリームに「1」がならんでいると、キャリ伝播
が生じ、過去に出力済みの符号化データストリームを更
新しなければならない。したがって、安易に各符号化デ
ータストリーム200−1,200−2,…200−4
を合成してしまうと、キャリ伝播に対応できなくなって
しまう。
【0195】そこで、実施例のシステム2では、図22
に示す構成の符号合成器36を用いている。この符号合
成器36は、各算術符号器10−1,10−2,…10
−4に対応して設けられた複数の符号バッファ62−
1,62−2,…62−4と、バッファ制御部60と、
選択器64とを含んで構成される。
【0196】前記各バッファ62−1,62−2,…6
2−4には、対応する算術符号器10−1,10−2,
…10−4から、符号化データストリーム200,キャ
リ信号202,符号長データ204およびイネーブル信
号ENを含む信号が、図14(A)で示すタイミングで
出力される。
【0197】そして、各符号バッファ62−1,62−
2,…62−4は、対応する算術符号器10−1,10
−2,…10−4から、イネーブル信号ENがActi
veの期間中にされる各符号化データストリーム200
−1,200−2,…200−4を、そのキャリ信号2
02−1,202−2,…202−4に基づき、キャリ
伝播処理しながら順次記憶するように形成されている。
すなわち、各符号バッファ62−1,62−2,…62
−4は、入力される符号化データストリーム200−
1,200−2,…200−4を一旦記憶する。そし
て、対応する算術符号器10からActiveのキャリ
信号202が入力されると、記憶した符号化データスト
リーム200をキャリ伝播処理する。
【0198】バッファ制御部60は、これら各符号バッ
ファ62−1,62−2,…62−4内の記憶データに
基づき、各バッファ内でキャリ伝播の発生の可能性があ
るか否かの判断を行う。そして、各バッファ内におい
て、キャリ伝播の可能性が小さい時に、各バッファ62
−1,62−2,62−3,62−4の順で、所定のル
ールにしたがって記憶された符号化データを選択器64
へ向け順次出力するように制御する。
【0199】そして、選択器64は、入力される符号化
データを順次シリアルに合成し、1本の統合符号化デー
タストリーム210として出力する。
【0200】図23には、前記各符号バッファ62の具
体的な構成が示されている。
【0201】実施例の符号バッファ62は、フロー制御
器70、入力制御器72、出力制御器74、符号長テー
ブル76、符号バッファメモリー78、キャリ処理器7
9を含んで構成される。
【0202】そして、図14(A)に示すタイミング
で、この符号バッファ62には、対応する算術符号器1
0からイネーブル信号EN、符号化データストリーム2
00、キャリ信号202、符号長データ204の各デー
タが入力される。
【0203】前記符号バッファメモリー78、符号長メ
モリー76は、基本的にFIFO(先入れ先出し)タイ
プのメモリーとして形成されている。そして、対応する
算術符号器10から各処理サイクル毎に出力される符号
化データ200が符号バッファメモリー78内に順次書
き込まれていき、これと同時に符号長テーブル76に、
その符号長データ204が書き込まれる。
【0204】さらに、対応する算術符号器10から、A
ctiveのキャリ信号202が伝えられた場合は、キ
ャリ処理器79により、符号バッファメモリー78内の
ビットが所定分反転されるキャリ伝播処理が行われる。
符号バッファメモリー78の大きさは、キャリが伝播す
る可能性のある分だけあればよく、これは処理する画像
の性質によって異なってくる。本実施例では200ビッ
ト分用意したが、好ましくは100〜1000ビットの
間で任意に設定すればよい。
【0205】フロー制御器70は、前記符号バッファメ
モリー78内に書き込まれる符号化データのデータ量を
制御するものであり、具体的には、入力制御器72およ
び出力制御器74を用い、符号バッファメモリー78内
のデータ量が200ビット程度となるようにその制御を
行う。
【0206】図24には、図22に示す符号合成器36
の動作フローチャートが示されており、図25には、そ
の符号合成動作の一例が示されている。
【0207】まず動作が開始されると、ステップS7
0,72でm=0,n=0とする初期設定が行われる。
そして、符号バッファ62−1,62−2,62−3,
62−4の順で、各符号化データストリーム200−
1,200−2,200−3,200−4のデータの読
み出しを行い、選択器64で統合符号化データストリー
ム210を作製する動作をサイクリックに行う。
【0208】まず、符号化バッファ62−1の符号長テ
ーブル76から、符号化データの符号長xの読み出しを
行う。ここで読み出される符号長はx=1であるため、
符号バッファメモリー78−1から1ビット分の符号化
データa0 の読み出しを行う(ステップS76,78,
80)。
【0209】次に、ステップS82において、m=1に
設定し、符号バッファ62−2に対するデータの読み出
しを開始する(ステップS84,S72,S74)。こ
のとき、符号長テーブル76−2から読み出される符号
長は、x=1ビットであるため、対応する符号バッファ
メモリー78−2からは1ビット分のデータb0 が読み
出される(ステップS76,78,80)。
【0210】次に、ステップS82でm=2に設定し、
符号バッファ62−3に対する符号化データの読み出し
を開始する(ステップS84,S72,S74)。ここ
で、読み出される符号長は、x=3であるため、対応す
る符号バッファメモリー78−3からは3ビット分の符
号化データc0 ,c1 ,c3 が読み出される。
【0211】次に、符号バッファ62−4に対する符号
化データの読み出しが開始される。このとき読み出され
る符号長はx=0であるため、符号バッファメモリー7
8からの符号化データの読み出しは行われない。
【0212】このようにして、1処理サイクル分のデー
タの読み出しを行う。したがって、この1処理サイクル
のデータの読み出しでは、各符号バッファ62−1,6
2−2,…62−4からはa0 ,b0 ,c0 ,c1 ,c
2 の順でデータが読み出され、選択器64により統合符
号化ストリーム210として出力されることになる。こ
のような1処理サイクル分の読み出しが終了すると、バ
ッファ制御器60は、次の処理サイクルを開始し、同様
の手順で各符号バッファからの符号化データの読み出し
を行い、統合符号化データストリーム210を形成して
いく。
【0213】なお、当然のことながら、符号長テーブル
76および符号バッファメモリー78は、先入れ先だし
型のメモリーとして形成されているため、一旦データを
読み出されると、その次のデータが図25の右端の位置
にくるようにシフト制御が行われている。
【0214】また、図24に示すフローチャートでは、
各動作をシークエンシャルに行うように表現されている
が、実際のハードウェア構成では、これらの動作は同時
並列的に行われる。具体的には、各符号化データの出力
は、各符号長Xビット分だけまとめて行われ、データ処
理をより高速なものとしている。
【0215】符号分配器38 次に、図21に示す算術復号化システム4の符号分配器
38の構成を説明する。
【0216】前述したように、各符号化データストリー
ム200−1,200−2,…200−4は、通常不定
長なものである。実施例の符号分配器38は、符号合成
器36の合成動作時とまったく対称のアルゴリズム、す
なわちまったく逆の手順にしたがって統合符号化データ
ストリーム210の分配を行うように形成されている。
【0217】図26には実施例の符号分配器38の構成
が示されている。この符号分配器38は、符号バッファ
80と、バッファ制御部82とを含んで構成される。前
記符号バッファ80は、入力インタフェース10から送
られてくる統合符号化データ210を一時的に記憶する
ように形成されている。このバッファ80は、4個の算
術復号器22−1,22−2,…22−4が、一時的に
大量の符号を要求した場合に対処し、符号処理動作のス
ピードアップを図るために設けられている。すなわち、
符号バッファ80は、必ずしも設けなければならないも
のではないが、入力インタフェース210からのバス幅
が十分大きく取れない場合に設けると、各算術復号器2
2の待ち時間を少なくし、復号処理スピードを高めるこ
とができる。
【0218】図20に示す算術符号化システム2におい
て、各算術符号器が、10−1,10−2,…10−4
の順で符号化データを演算し、この符号化データを統合
符号化データストリームとして合成していく場合には、
これに対応する図21に示す算術復号化システム4にお
いても、各算術復号器は、22−1,22−2,…2−
4の順でその復号化動作を行うように形成されている。
【0219】各算術復号器22−1,22−2,…22
−4は、図13に示す処理サイクルのステップS58に
おいて、図14(B)に示すタイミングで次のサイクル
の復号動作に必要な符号長データ212をリクエスト信
号Reqとともにバッファ制御部82へ向け演算出力す
る。
【0220】バッファ制御部82は、このリクエスト信
号Reqに基づき、各算術復号器22−1,22−2,
…から要求される符号長212−1,212−2,…2
12−4のデータを、符号バッファ80内に一時記憶さ
れている統合符号化データ210の先頭から、算術復号
器22−1,22−2,22−3,22−4へ向け順次
分配出力する。各サイクル処理毎に、この様な分配動作
を繰り返すことにより、統合符号化データストリーム2
10を複数の符号化データストリーム200−1,20
0−2,…200−4に分離して出力することができ
る。
【0221】なお、バッファ制御部82は、このように
して各処理サイクル毎にバッファ80の符号化データを
各算術復号器22−1,22−2,…22−4へ出力し
た後、出力されたビット長分のデータを、新たに符号バ
ッファ80へ書き込むよう入力インタフェース10を制
御する。これにより、符号バッファ80内には常に一定
のビット長の統合符号化データ210が書き込まれた状
態となり、前述したように符号処理動作のスピードアッ
プを図ることができる。
【0222】このように、図20、図21の各システム
2,4において、算術符号器10と、これに対応する算
術復号器22とは、同じストリームのシンボルを符号化
または復号化する場合に、吐き出す符号化データのビッ
ト数と、吸い込む符号化データのビット数とが完全に一
致する。この性質を利用して、符号化時と逆の手順で、
統合符号化データストリーム210を各符号化データス
トリーム200−1,200−2,…200−4へ自動
的に振り分けることができるため、データの分配に特別
な構成を必要とせず、算術復号化システム4の構成を簡
単なものとすることができる。
【0223】図27には、実施例の符号分配器38の動
作フローチャートが示され、図28には、その具体的な
符号分配動作が示されている。
【0224】まず、符号分配器38の動作が開始される
と、n=0,m=0とする初期設定が行われる(ステッ
プS90,92)。
【0225】そして、22−1,22−2,22−3,
22−4の順で、算術復号器から要求されるリクエスト
信号に対応する符号長の符号化データを、統合符号化デ
ータストリーム200の先頭から順に分離し、対応する
各算術復号器へむけ分配する動作を行う(ステップS9
4〜S106)。このような動作を、統合符号化データ
210がなくなるまで、複数サイクル繰り返して行うこ
とにより、統合符号化データ210を元の符号化データ
ストリーム200−1,200−2,200−3,20
0−4へ分離することができる。
【0226】図28の1順目の処理サイクルを例にとる
と、各算術復号器22−1,22−2,…22−4には
それぞれ1ビット、1ビット、3ビット、0ビットの復
号化データが分配記憶される。各算術復号器は、分配さ
れた復号化データをその符号記憶器50内へ下位桁から
書き込み、前述した図13に示す一連の復号化処理を行
う。このとき、各算術復号器22−1,22−3,22
−4からは、2ビット、1ビット、1ビット分の正規化
処理が発生するが、算術復号器22−2ではまったく正
規化処理が発生しない。
【0227】このため、各算術復号器22−1,22−
2,…22−4から要求信号Reqとともに出力される
符号長212は、2ビット、0ビット、1ビット、1ビ
ットとなる。
【0228】これにより、2順目の処理サイクルが開始
されると、統合復号化データストリーム210から、算
術復号器22−1には、a1 、a2 の2ビット分のデー
タ、22−3には、c3 の1ビット分のデータ、22−
4にはd0 分の1ビット分のデータが分配出力される。
このように、各算術復号器22は、算術符号器10とま
ったく逆の手順でその復号化動作を行っているため、あ
る処理サイクルで算術符号器10から出力された復号化
データに対し、算術復号器が復号化処理を行う場合に
は、両者の演算量が同じになり、この結果、算術復号器
22が次に入力を要求する符号化データの符号長は、算
術復号器が次に出力する符号化データの符号長とまった
く同一となる。したがって、図28に示すよう、符号分
配器38の分配動作は、図25に示す符号合成器36の
符号統合手順とはまったく逆の手順となる。したがっ
て、図25と、図28との対比からも、本実施例によれ
ば統合符号かデータストリーム210を元の符号かデー
タストリーム200−1,220−2,9…200−4
へ正確に分離出力できることが理解されよう。
【0229】算術符号器および算術復号器の並列処理動
作の説明 次に、図1、図2または図20、図21に示す各システ
ム2,4における、各算術符号器10−1,10−2,
…10−4および算術復号器22−1,22−2,…2
2−4の並列処理動作の説明を行う。
【0230】図15(A)は、システム2における算術
符号器10−1,10−2,…10−4の並列処理動作
のタイミングチャートである。
【0231】まず、図7に示す一連のプロセスを、処理
D、処理S、処理P、処理Qに分割する。但し、プロセ
スの分割方法は幾つか存在し、必ずしもこの分割法と同
一である必要はない。
【0232】図15(A)に示す並列処理動作では、全
ての算術符号器10−1,10−2,…10−4は、処
理D、処理S、処理P、処理Qの順で同時に同じフェー
ズの処理を行うよう同期制御装置32により同期制御さ
れる。
【0233】この方式によれば、処理Qで大量に符号が
発生した場合、出力に待ち時間が発生する可能性はある
が、簡単な制御で、算術符号器10−1,10−2,…
10−4の並列処理を実現できるという利点を有する。
【0234】次に、図15(B)に示す各算術復号器2
20−1,220−2,…22−4の並列処理動作につ
いて説明する。
【0235】まず、図13に示す一連のプロセスを、処
理D´、処理S´、処理P´、処理Q´に分割する。こ
のプロセスの分割方法は幾つか存在し、必ずしもこの分
割法と同一である必要はないが、必ず図7に示すプロセ
ス分割方法と対応するようにその分割を行う必要があ
る。
【0236】そして、図15(B)に示すよう、各算術
復号器220−1,220−2,…22−4は、処理D
´、処理S´、処理P´、処理Q´の順で、同時に同じ
フェーズで各処理を行うよう同期制御装置32により同
期制御される。
【0237】このようにすることにより、処理Q´で大
量に符号を要求した場合、入力に待ち時間が発生する可
能性はあるが、簡単な制御で、各算術復号器22−1,
22−2,…22−4の並列処理を実現できるという利
点を有する。
【0238】図16(A),(B)には、前記各算術符
号器10−1,10−2,…10−4および各算術復号
器22−1,22−2,…22−4に対する並列処理制
御の他の一例が示されている。
【0239】実施例では、図16(A)に示すよう、各
算術符号器10−1,10−2,…10−4において、
処理D、処理S、処理P、処理Qを1処理ずつずらして
その並列処理を行う。このような同期制御方式を採用す
ることにより、処理Qで大量に符号が発生した場合で
も、待ち時間なしに符号化を実現できるという利点を有
する。
【0240】さらに、図16(B)に示すよう、各算術
復号器22−1,22−2,…22−4の処理D´、処
理S´、処理P´、処理Q´を1処理ずつずらしてその
並列処理制御を行うことにより、処理Q´で大量に符号
を要求した場合でも、各算術復号器の待ち時間を大幅に
少なくすることができる。
【0241】他の実施例 また、前記各実施例では、例えば算術符号化システム2
に、4個の算術符号器10−1,10−2,10−3,
10−4を設け、入力される画像データストリーム11
0−1,110−2,110−3,110−4を並列処
理する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限ら
ず、これ以外にも、例えば図17に示すようなパイプラ
イン処理により、各画像データストリーム110−1,
110−2,…110−4を並列処理する1台の算術符
号器10を設けてもよい。
【0242】この算術符号器10は、4組の遅延器40
−1,40−2,40−3,40−4と、4組の状態記
憶器42−1,42−2,42−3,42−4と、これ
ら各状態記憶器42の出力を選択する選択器43と、4
組の領域記憶器48−1,48−2,48−3,48−
4と、符号記憶器50−1,50−2,50−3,50
−4と、これら各記憶器48,50に対するデータの入
出力を行う選択器54とを含んでいる点のみが、図6に
示す算術復号器と異なるのみであり、他のハードウェア
資源、すなわち確率推定器44、演算器46は1組しか
持たない。
【0243】そして、選択器43により、各状態記憶器
42−1,42−2,42−3,42−4を選択して切
り替え、さらに、選択器54により各記憶器48−1,
48−2,…48−4および符号記憶器50−1,50
−2,…50−4を選択切り替えすることにより、図1
8に示すようなパイプライン動作を行うよう形成されて
いる。
【0244】図18には、図17の算術符号器10のパ
イプライン動作の一例が示されている。
【0245】実施例の算術符号器10は、遅延器40−
1,40−2,…40−4に入力される4つの画像デー
タストリームごとに、パイプライン処理を行うように構
成されている。そして、最初のマシンサイクルs0 で
は、データストリーム110−1が遅延器40−1に取
り込まれる(処理D)。
【0246】次のマシンサイクルS1 では、遅延器40
−1から出力されるコンテクストCXに対応する状態記
憶器42−1のテーブルが参照される(処理S)。同時
にデータストリーム100−2が遅延器40−2に読み
込まれる(処理D)。
【0247】次のマシンサイクルS2 では、状態記憶器
42−1からの出力が選択器43を介して確率推定器4
4へ入力され、そのテーブルが参照される(処理P)。
同時に、遅延器40−2からのコンテクストで、状態記
憶器40−2のテーブルが参照される。さらに、データ
ストリーム110−3が遅延器42−3に読み込まれる
(処理D)。
【0248】次のマシンサイクルS3 では、演算器46
による算術演算が行われ、符号データが出力されるとと
もに、記憶器48−1,50−1、状態記憶器42−1
が次の値に更新される(処理Q)。同時に、状態記憶器
42−2からの出力で確率推定器44のテーブルが参照
される(処理P)。同時に遅延器40−2からのコンテ
クストCXで、状態記憶器42−3のテーブルが参照さ
れる(処理S)。さらに、データストリーム110−4
が遅延器40−4に取り込まれる(処理D)。以下、こ
のような繰返しで、画像データストリーム100−1,
100−2,…100−4を順にパイプライン処理して
いく。
【0249】このようにすることにより、本実施例で
は、1台の算術符号器10で4系列の画像データ110
−1,110−2,…110−4をパイプラインにより
並列処理することができる。
【0250】図19には、図17に示す算術符号器10
に対応して用いられるパイプライン動作型の並列処理用
算術復号器22の一例が示されている。
【0251】この算術復号器22は、4組の遅延器40
−1,40−2,…40−4と、状態記憶器42−1,
42−2,…42−4と、記憶器48−1,48−2,
…48−4および記憶器50−1,50−2,…50−
4とを含み、選択器43,54を用いてデータの選択的
な入出力を行うように形成したことを特徴とするもので
ある。これ以外のハードウェア資源、例えば確率推定器
44、演算器52は1組しか持たない。
【0252】図18には、この算術復号器22のパイプ
ライン動作の一例が示されている。実施例の算術符号器
10では、入力されてくる各符号データストリーム20
0−1,200−2,…200−4毎にパイプライン処
理を行う。
【0253】すなわち、最初のマシンサイクルS0 で
は、既に復号済みの画像データストリーム100−1の
値が遅延器40−1に読み込まれる(処理D´)。ま
た、初期状態のときは、所定の値(符号器の場合と同じ
で多くの場合は0)が書き込まれている。
【0254】次のマシンサイクルS1 では、遅延器40
−1から出力されるコンテクストCXで状態記憶器42
−1のテーブルが参照される(処理S´)。同時に復号
済みのデータストリーム110−2が、遅延器40−2
に書き込まれる(処理D´)。
【0255】次のマシンサイクルS2 では、状態記憶器
42−1からの出力により確率推定器44のテーブルが
参照される(処理P´)。同時に、遅延器40−2から
出力されるコンテクストCXで、状態記憶器42−2の
テーブルが参照される(処理S´)。同時に、符号済み
のデータストリーム100−3の値が、遅延器40−3
に書き込まれる(処理D´)。
【0256】次のマシンサイクルS3 では、演算器46
において符号データストリーム200−1に対する算術
演算が行われ、復号データが復号画像データストリーム
100−1として出力され、記憶器48−1,50−1
および状態記憶器42−1が次の値で更新される(処理
Q´)。同時に、状態記憶器42−2からの出力で確率
推定器44のテーブルが参照される(処理P´)。同時
に、遅延器40−3からのコンテクストで、状態記憶器
42−3のテーブルが参照される(処理S´)。同時
に、復号済みの画像データストリーム100−4が、遅
延器40−4に取り込まれる(処理D´)。
【0257】このような繰り返しで、符号化データスト
リーム200−1,200−,…200−4が順にパイ
プライン復号処理され画像データストリーム110−
1,110−2,…110−4が出力されることにな
る。このようにすることにより、1台の並列処理型の算
術復号器で、4系列の符号化データストリーム200−
1,200−2,…200−4を並列的に復号化して出
力することができる。
【0258】図29,30には、図20,21に示すシ
ステム2,4に用いる符号合成器36および符号分配器
38の他の実施例が示されている。実施例の符号合成器
36,符号分配器38は、システム2,4の算術符号器
および算術復号器として、図17および図19に示すも
のを用いた場合の実施例である。
【0259】図29の符号合成器36は、算術符号器1
0から200−1,200−2,200−3,200−
4の順でサイクリックに出力される符号化データストリ
ームおよびその付随データを、バッファ入力選択器60
−1の制御により対応する符号バッファ62−1,62
−2,62−3,62−4へ振り分けて記憶するように
構成されている。そして、これら各バッファ62−1,
62−2,…62−4に記憶された各データを、バッフ
ァ出力選択器60−2の制御により図22に示す実施例
と同様にして、一定の順番に従い選択器64へ向け出力
し、統合符号化データストリーム210を形成するよう
に構成されている。
【0260】また、図30に示す符号分配器38は、図
19に示す算術復号器22から要求信号Reqとともに
サイクリックに出力される各符号長データ212−1,
212−2,…212−4に基づき、統合符号化データ
ストリーム210から要求されたビット長の符号化デー
タを順次算術復号器22へ向け分配出力するように構成
される。このようにすることにより、算術復号器22で
は、各符号化データストリームごとに、これを復号化処
理することができる。
【0261】このように図29、30に示す符号合成器
36および符号合成器38を用いることにより、パイプ
ライン動作型の算術符号器および復号器を用いたシステ
ムに対しても、統合符号化データストリームの作製およ
びこのデータストリームから各符号化データを分離する
作業を良好に行うことが可能となる。
【0262】なお、前記各実施例では、画像データ算術
符号化システム2において、データ分配器30を設ける
場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、あ
らかじめ記憶手段または伝送手段16から画像データが
複数の画像データストリームに分割して供給される場合
には、このようなデータ分配器30を設ける必要はな
い。
【0263】システムの適用例 図31,32には、本発明が適用されたシステムの具体
例が示されている。
【0264】図31に示すシステムでは、自動販売機の
正面に液晶ディスプレイ90を設置しておき、これに商
品のコマーシャルを動画として表示するものである。こ
の場合には、その内部回路に本発明の画像算術符号化シ
ステム2で符号化したデータを記憶したROM等の記憶
手段18を設ける。そして、ROM18内の符号化デー
タを、本発明の算術復号化システムを用いて構成された
画像再生用回路92を用いて再生し、ディスプレイ90
上に表示する。
【0265】このようにすることにより、ROM18内
に、高密度にデータ圧縮された画像データを、ディスプ
レイ90上に表示することができる。特に、このような
製品は、復号化データの復号化処理速度だけが問題とな
る。したがって、例えば図1または図20に示す算術符
号化システム2をコンピューター等を用いてソフトウェ
ア的に構成し、大量の画像データを時間をかけて高密度
にデータ圧縮し、ROM18内に書き込むことができ
る。このようにデータが書き込まれたROM18を量産
し、各地に設置された自動販売機内にROM18として
設置すればよい。そして、自動販売機内の画像再生用回
路92では、例えば図2または図21に示す算術復号化
システム4をハードウェア的に構成することにより、高
密度に書き込まれた符号化データを高速で復号化し、デ
ィスプレイ90上に表示することができるため、例えば
動画等を表示する場合にはコマ落とし等をすることがな
く、スムーズな動きを表現できる画像を合成でき、従来
に比べ、大きなディスプレイ90上にも美しい画像を表
示することができる。
【0266】また、このシステムでは、販売する製品が
異なるごとに対応するデータが記憶するROM18を表
示モジュールにセットすればよいため、各種製品を販売
する自動販売機や、製品が新製品に切替わった場合等に
柔軟に対応することができる。
【0267】また、図32に示すシステムでは、TVカ
メラ94で撮影した画像データを、本発明の算術符号化
システム2を用いてデータ圧縮し、データ伝送ラインを
介して伝送することができる。そして、このデータの受
信側では、本発明の算術復号化システム4を適用した画
像合成回路を用い、伝送されてくる画像データを再生
し、ディスプレイ96上に表示することができる。
【0268】特に、本発明によれば、データの符号化お
よび復号化を従来に比べ、高速に行うことができること
から、画像データをリアルタイムで送信する場合に好適
なものとなる。
【0269】特に、処理するデータ量が多くなる場合に
は、実施例のシステム2,4の算術符号器10の並列処
理数を増加すればよい。このようにすることにより、各
種用途に幅広く対応することができる。
【0270】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データの符号化および復号化を高速で効率よく行う
ことができる画像データ符号化装置およびその方法並び
にデータ復号化装置およびその方法を提供できるという
効果がある。
【0271】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像データ算術符号化システムの
好適な第1実施例の説明図である。
【図2】本発明に係る画像データ算術復号化システムの
好適な第1実施例の説明図である。
【図3】実施例の画像データ算術符号化システムの動作
説明図である。
【図4】本実施例で用いられるデータ分配器の説明図で
ある。
【図5】実施例の画像データ符号化システムを用いて行
われるデータ処理の一例を示す説明図である。
【図6】実施例のシステムで用いられる算術符号器の詳
細な説明図である。
【図7】実施例の算術符号器の動作を示すフローチャー
ト図である。
【図8】本実施例で用いられるマルコフモデルの説明図
である。
【図9】実施例の算術符号器で用いられるテーブルデー
タの説明図である。
【図10】実施例の算術符号器および復号器の原理説明
図である。
【図11】実施例の算術符号器および算術復号器の具体
的な動作の説明図である。
【図12】実施例の算術復号器の説明図である。
【図13】実施例の算術復号器の動作を示すフローチャ
ート図である。
【図14】実施例の算術符号器および復号器の入出力信
号のタイミングチャート説明図である。
【図15】実施例のシステムの各算術復号器の動作の説
明図である。
【図16】実施例のシステムの各算術符号器および算術
復号器の他の動作の説明図である。
【図17】本実施例で用いられるパイプライン動作型の
算術符号器の説明図である。
【図18】図17に示す算術符号器の動作の説明図であ
る。
【図19】本実施例で用いられるパイプライン動作型の
算術復号器の説明図である。
【図20】本発明の画像データ算術符号化システムの好
適な第2実施例の説明図である。
【図21】本発明の画像データ算術復号化システムの好
適な第2実施例の説明図である。
【図22】第2実施例のシステムに用いられる符号合成
器の説明図である。
【図23】実施例の符号合成器に用いられる符号バッフ
ァの説明図である。
【図24】実施例の符号合成器の動作フローチャート図
である。
【図25】実施例の符号合成器の動作の一例を示す説明
図である。
【図26】実施例のシステムに用いられる符号分配器の
説明図である。
【図27】実施例の符号分配器の動作フローチャート図
である。
【図28】実施例の符号分配器の動作説明図である。
【図29】パイプライン動作型の算術符号器に対応して
使用される符号合成器の説明図である。
【図30】パイプライン動作型の算術復号器に対応して
用いられる符号分配器の説明図である。
【図31】本発明が適用された製品の説明図である。
【図32】本発明が適用されたシステムの説明図であ
る。
【図33】従来の画像データ符号化装置および復号化装
置の説明図である。
【符号の説明】
12 算術符号器 22 算術復号器 30 データ分配器 32 同期制御装置 34 データ結合器 36 符号合成器 38 符号分配器 40 遅延器 42 状態記憶器 44 確率推定器 46 演算器 48 領域記憶器 50 符号記憶器 52 演算器 60 バッファ制御部 62−1,62−2,62−3,62−4 符号バッフ
ァ 64 選択器 70 フロー制御器 76 符号長テーブル 78 符号バッファメモリ 79 キャリ処理器 80 符号バッファ 82 バッファ制御部 100 画像データ 110 画像データストリーム 200 符号化データストリーム 210 総合符号化データストリーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 7/40 9382−5K H04N 1/41 Z

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを複数の画像データストリー
    ムに分割するデータ分割手段と、 前記各画像データストリームを並列符号化処理して符号
    化データストリームを出力する算術符号化手段と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記各符号化データストリームを記憶する記憶手段を含
    むことを特徴とする画像データ符号化装置。
  3. 【請求項3】 複数の画像データストリームに分割した
    画像データを、各画像データストリーム毎に並列符号化
    処理して符号化データストリームを出力する算術符号化
    手段と、 前記各符号化データストリームを所定の規則に従い1つ
    の統合符号化データストリームに統合するデータ統合手
    段と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記データ統合手段は、 前記算術符号化手段から出力される各符号化データスト
    リームを順次記憶する複数のバッファ手段と、 前記各バッファ手段から符号化データを所定の読出順序
    に従い出力させるバッファ制御手段と、 出力された各符号化データを読出順序に従い1本の統合
    符号化データストリームに合成する符号合成手段と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記データ統合手段は、 前記算術符号化手段から出力される各符号化データスト
    リームを、キャリ信号に基づくキャリ伝播処理しながら
    順次記憶する複数のバッファ手段と、 前記各バッファ手段の記憶データに基づき、キャリ伝播
    の発生可能性を判断し、キャリ伝播の可能性の小さなと
    きに、前記各バッファ手段から符号化データを所定の読
    出順序に従い出力させるバッファ制御手段と、 出力された各符号化データを読出順序に従い1本の統合
    符号化データストリームに合成する符号合成手段と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記バッファ手段は、 前記算術符号化手段から出力される符号化データを順次
    記憶する先入れ先だし型のバッファメモリと、 前記バッファメモリに符号化データが入力される毎に、
    その符号長を順次記憶する先入れ先だし型の符号長メモ
    リと、 前記算術符号化手段から符号化データのキャリ信号が出
    力される毎に、前記バッファメモリに記憶された符号化
    データをキャリ伝播処理するキャリ伝播処理手段と、 を含み、 前記バッファ制御手段は、 前記バッファメモリに記憶された符号化データを、前記
    符号長メモリに記憶された符号長に従い前記符号合成手
    段へ向け読出制御することを特徴とする画像データ符号
    化装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかにおいて、 前記統合符号化データストリームを記憶する記憶手段を
    含むことを特徴とする画像データ符号化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記算術符号化手段は、 前記各画像データストリームに対応して複数設けられ、
    互いに同期して、同時にまたは所定の時間差を持って各
    画像データストリームを符号化出力することを特徴とす
    る画像データ符号化装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記算術符号化手段は、 前記各画像データストリームをパイプライン動作により
    符号化出力する並列動作型算術符号化手段として形成さ
    れたことを特徴とする画像データ符号化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかにおいて、 前記算術符号化手段は、 予め所定の符号化直線が設定され、画像データストリー
    ムを構成する各画素データが順次入力される毎に、所定
    の規則に従い符号化直線を画素データのシンボル発生確
    率に基づき分割し新たな符号化直線を作成する動作を行
    い、前記データストリームを前記新たな符号化直線の内
    包点に対応する数値Cに符号化して出力することを特徴
    とする画像データ符号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかにおいて、 前記算術符号化手段は、 対象画素データに対する参照画素データを前記画像デー
    タストリームから作成し、コンテクストCXとして出力
    するコンテクスト生成手段と、 前記コンテクストCXと入力される遷移先インデックス
    STo とに基づき、コンテクストCXに対応した最適遷
    移先インデックスSTi を出力するインデックス生成手
    段と、 テーブルインデックスST毎に、そのインデックスの状
    態に応じた優勢または劣勢の少なくとも一方のシンボル
    発生確率、劣勢シンボル発生時の遷移先インデックスN
    LPS、優勢シンボル発生時の遷移先インデックスNM
    PSを含むテーブルデータが設定された確率推定テーブ
    ルが予め記憶され、前記最適遷移先インデックスSTi
    に対応したテーブルインデックスSTのテーブルデータ
    を出力する確率推定手段と、 画素データが入力されるごとに、新たに設定演算される
    符号化直線の幅データAを記憶する領域記憶手段と、 画素データが入力されるごとに、新たに設定演算される
    符号化直線内の一点数値を位置データCとして記憶する
    符号記憶手段と、 画像データストリームを構成する各画素データが入力さ
    れるごとに、領域記憶手段及び符号記憶手段の記憶デー
    タにより特定される符号化直線を、前記確率推定手段か
    らのテーブルデータに含まれる画素データのシンボル発
    生確率に基づき分割し新たな符号化直線を作成する動作
    を行い、その幅データA及び位置データCで前記領域記
    憶手段及び符号記憶手段の値を更新するとともに、前記
    対象画素データが優勢インボルか劣勢シンボルかに基づ
    き、入力された遷移先インデックスNLPS、NMPS
    のいずれか一方を前記インデックス生成手段に向け次ぎ
    の遷移先インデックスSTo として出力する演算手段
    と、 を含み、 前記演算手段は、 符号化直線の幅データAが所定基準値以下となると、幅
    データAが基準値以上となるよう領域記憶手段及び符号
    記憶手段の記憶データをビットシフトする正規化処理を
    行い、この際符号記憶手段から桁溢れ出力されるデータ
    を符号化データとして、その符号長データとともに出力
    することを特徴とする画像データ符号化装置。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,7〜11のいずれかの
    画像データ符号化装置によって形成された前記各符号化
    データストリームを並列処理して画像データストリーム
    に復号化出力する算術復号化手段と、 前記各画像データストリームを統合し元の画像データに
    復元するデータ統合手段と、 を含むことを特徴とする画像データ復号化装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記各符号化データストリームを記憶する記憶手段を含
    み、 前記算術復号化手段は、 前記記憶手段に記憶された各符号化データストリームを
    並列処理して画像データストリームに復号化出力するこ
    とを特徴とする画像データ復号化装置。
  14. 【請求項14】 請求項3〜11のいずれかの画像デー
    タ符号化装置によって形成された前記統合符号化データ
    ストリームを、所定の規則に従い複数の符号化データス
    トリームに分離するデータ分離手段と、 前記各符号化データストリームを並列処理して画像デー
    タストリームに復号化出力する算術復号化手段と、 前記各画像データストリームを統合し元の画像データに
    復元するデータ統合手段と、 を含むことを特徴とする画像データ復号化装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記統合符号化データストリームを記憶する記憶手段を
    含み、 前記データ分離手段は、 前記記憶手段に記憶された統合符号化データストリーム
    を、所定の規則に従い複数の符号化データストリームに
    分離し算術復号化手段へ向け供給するよう形成されたこ
    とを特徴とする画像データ復号化装置。
  16. 【請求項16】 請求項14,15のいずれかにおい
    て、 前記算術復号化手段は、 各符号化データに対する復号化処理を行う毎に、その演
    算結果から次の復号に要求する符号化データの符号長を
    出力するよう形成され、 前記データ分離手段は、 前記各符号化データストリームを復号化処理する算術復
    号化手段から、次の復号に要求する符号化データの符号
    長が出力されると、前記統合符号化データストリームか
    ら前記符号長の符号化データを対応する算術復号化手段
    に向け分離出力することを特徴とする画像データ復号化
    装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記データ分離手段は、 前記統合符号化データストリームを一時記憶する先入れ
    先出し型のバッファ手段と、 前記算術復号化手段から、次の復号に要求する符号化デ
    ータの符号長が出力されると、前記バッファ手段から前
    記算術復号化手段に向け、対応する符号長の符号化デー
    タを分配出力させるバッファ制御手段と、 を含むことを特徴とする画像データ復号化装置。
  18. 【請求項18】 請求項12〜17のいずれかにおい
    て、 前記算術復号化手段は、 前記各符号化データストリームに対応して複数設けら
    れ、互いに同期して、同時にまたは所定の時間差を持っ
    て各符号化データストリームを復号化出力することを特
    徴とする画像データ復号化装置。
  19. 【請求項19】 請求項12〜17のいずれかにおい
    て、 前記算術復号化手段は、 前記各符号化データストリームをパイプライン動作によ
    り復号化出力する並列動作型算術復号化手段として形成
    されたことを特徴とする画像データ復号化装置。
  20. 【請求項20】 請求項12〜19のいずれかにおい
    て、 前記算術復号化手段は、 予め所定の復号化直線が設定され、復号化直線を画素デ
    ータのシンボル発生確率に基づき優勢領域及び劣勢領域
    に分割し、入力された符号化データCの属する分割領域
    に対応したシンボルを復号画素データとして出力すると
    ともに、当該分割領域を新たな復号化直線として設定す
    る動作を繰り返して行なうよう形成されたことを特徴と
    する画像データ復号化装置。
  21. 【請求項21】 請求項12〜20のいずれかにおい
    て、 前記算術復号化手段は、 次の復号予定画素に対象符号化データに対する参照画素
    データを、過去に出力された復号画像データストリーム
    から作成し、コンテクストCXとして出力するコンテク
    スト生成手段と、 前記コンテクストCXと入力される遷移先インデックス
    STo とに基づき、コンテクストCXに対応した最適遷
    移先インデックスSTi を出力するインデックス生成手
    段と、 テーブルインデックスST毎に、そのインデックスの状
    態に応じた優勢または劣勢の少なくとも一方のシンボル
    発生確率、劣勢シンボル発生時の遷移先インデックスN
    LPS、優勢シンボル発生時の遷移先インデックスNM
    PSを含むテーブルデータが設定された確率推定テーブ
    ルが予め記憶され、前記最適遷移先インデックスSTi
    に対応したテーブルインデックスSTのテーブルデータ
    を出力する確率推定手段と、 復号化直線が設定されるごとに、その幅データAを記憶
    する領域記憶手段と、 入力される符号化データCを記憶する符号記憶手段と、 予め所定の復号化直線が設定され、領域記憶手段の記憶
    データから特定される復号化直線を、前記確率推定手段
    からのテーブルデータに含まれる画素データのシンボル
    発生確率に基づき優勢領域及び劣勢領域に分割し、入力
    された符号化データがどちらの領域に属するかにより新
    たな復号化直線を設定し、その幅データAで前記領域記
    憶手段の値を更新し、前記分割領域の選択に用いたシン
    ボルを復号画素データとして出力するとともに、復号化
    された画素データが優勢インボルか劣勢シンボルかに基
    づき、入力された遷移先インデックスNLPS、NMP
    Sのいずれか一方を前記インデックス生成手段に向け次
    ぎの遷移先インデックスSTo として出力する演算手段
    と、 を含み、 前記演算手段は、 復号化直線の幅データAが所定基準値以下となると、幅
    データAが基準値以上となるよう領域記憶手段及び符号
    記憶手段の記憶データをビットシフトする正規化処理を
    行い、この際符号記憶手段から桁溢れ出力されるデータ
    の符号長分を、次の復号に要求する符号化データの符号
    長として出力し、前記符号記憶手段に取り込むことを特
    徴とする画像データ復号化装置。
  22. 【請求項22】 画像データを複数の画像データストリ
    ームに分割する工程と、 分割された前記各画像データストリームを並列符号化処
    理して符号化データストリームを出力する算術符号化工
    程と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化方法。
  23. 【請求項23】 画像データを複数の画像データストリ
    ームに分割する工程と、 前記各画像データストリームを並列符号化処理して符号
    化データストリームを出力する算術符号化工程と、 前記各符号化データストリームを所定の規則に従い1つ
    の統合符号化データストリームに統合する工程と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化方法。
  24. 【請求項24】 請求項22の方法によって形成された
    前記各符号化データストリームを並列処理して画像デー
    タストリームに復号化出力する算術復号化工程と、 前記各画像データストリームを統合し元の画像データに
    復元する工程と、 を含むことを特徴とする画像データ復号化方法。
  25. 【請求項25】 請求項23の方法によって形成された
    前記統合符号化データストリームを、所定の規則に従い
    複数の符号化データストリームに分離する工程と、 前記各符号化データストリームを並列処理して画像デー
    タストリームに復号化出力する算術復号化工程と、 前記各画像データストリームを統合し元の画像データに
    復元する工程と、 を含むことを特徴とする画像データ符号化方法。
JP27850094A 1994-10-18 1994-10-18 画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法 Pending JPH08116534A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27850094A JPH08116534A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法
US08/544,945 US5809176A (en) 1994-10-18 1995-10-18 Image data encoder/decoder system which divides uncompresed image data into a plurality of streams and method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27850094A JPH08116534A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08116534A true JPH08116534A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17598185

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27850094A Pending JPH08116534A (ja) 1994-10-18 1994-10-18 画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5809176A (ja)
JP (1) JPH08116534A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001251625A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像復号化装置及び画像符号化装置
US6553144B1 (en) 1998-07-07 2003-04-22 Nec Corporation Coding method and coding apparatus for bi-level document image
US7324022B2 (en) 2005-01-28 2008-01-29 Nec Corporation Data encoding apparatus, data decoding apparatus and data encoding/decoding system
WO2009119888A1 (en) * 2008-03-28 2009-10-01 Sharp Kabushiki Kaisha Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
JP2012080565A (ja) * 2005-12-07 2012-04-19 Imagination Technologies Ltd データデコーディング
US9560380B2 (en) 2011-03-07 2017-01-31 Dolby International Ab Coding and decoding images using probability data
US9654783B2 (en) 2011-06-24 2017-05-16 Dolby International Ab Method for encoding and decoding images, encoding and decoding device, and corresponding computer programs

Families Citing this family (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3302229B2 (ja) 1994-09-20 2002-07-15 株式会社リコー 符号化方法、符号化/復号方法及び復号方法
US6549666B1 (en) 1994-09-21 2003-04-15 Ricoh Company, Ltd Reversible embedded wavelet system implementation
US6873734B1 (en) 1994-09-21 2005-03-29 Ricoh Company Ltd Method and apparatus for compression using reversible wavelet transforms and an embedded codestream
US6229927B1 (en) 1994-09-21 2001-05-08 Ricoh Company, Ltd. Reversible embedded wavelet system implementation
US5881176A (en) 1994-09-21 1999-03-09 Ricoh Corporation Compression and decompression with wavelet style and binary style including quantization by device-dependent parser
US6072909A (en) * 1995-12-13 2000-06-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Image coding devise and image decoding devise using with image disassembly
JPH1023375A (ja) * 1996-07-04 1998-01-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 順次ディジタルビデオ復号化装置
US6055338A (en) * 1996-08-22 2000-04-25 Sumitomo Metal Industries Limited Bi-level adaptive coding using a dual port memory and a context comparator
US6219445B1 (en) * 1997-01-14 2001-04-17 Seiko Epson Corporation Multi-color image encoding and/or decoding apparatus containing color order table and the method thereof
US6327383B2 (en) * 1997-01-14 2001-12-04 Seiko Epson Corporation Multi-color image encoding apparatus and method, multi-color image decoding apparatus and method
US6061749A (en) * 1997-04-30 2000-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Transformation of a first dataword received from a FIFO into an input register and subsequent dataword from the FIFO into a normalized output dataword
AU2229699A (en) * 1998-01-16 1999-08-02 Comsat Corporation Arithmetic coding-based facsimile compression with error detection
US7100020B1 (en) * 1998-05-08 2006-08-29 Freescale Semiconductor, Inc. Digital communications processor
US6195024B1 (en) 1998-12-11 2001-02-27 Realtime Data, Llc Content independent data compression method and system
US6624761B2 (en) 1998-12-11 2003-09-23 Realtime Data, Llc Content independent data compression method and system
US7035897B1 (en) 1999-01-15 2006-04-25 California Institute Of Technology Wireless augmented reality communication system
US6604158B1 (en) 1999-03-11 2003-08-05 Realtime Data, Llc System and methods for accelerated data storage and retrieval
US6601104B1 (en) 1999-03-11 2003-07-29 Realtime Data Llc System and methods for accelerated data storage and retrieval
US6795578B1 (en) * 1999-09-29 2004-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method, and storage medium
JP2001211432A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Nec Corp 画像復号装置、半導体装置、及び画像復号方法
US20010047473A1 (en) 2000-02-03 2001-11-29 Realtime Data, Llc Systems and methods for computer initialization
US20030191876A1 (en) * 2000-02-03 2003-10-09 Fallon James J. Data storewidth accelerator
US6400289B1 (en) * 2000-03-01 2002-06-04 Hughes Electronics Corporation System and method for performing lossless data compression and decompression
US6882751B2 (en) * 2000-06-14 2005-04-19 Canon Kabushiki Kaisha Arithmetic decoding method and device and storage medium
DE10037004B4 (de) * 2000-07-29 2004-01-15 Sms Demag Ag Walzgerüst für bandkantenorientiertes Verschieben der Zwischenwalzen in einem 6-Walzen-Gerüst
FR2813484A1 (fr) * 2000-08-31 2002-03-01 Koninkl Philips Electronics Nv Traitement de donnees en une serie temporelle d'etapes
US7027665B1 (en) * 2000-09-29 2006-04-11 Microsoft Corporation Method and apparatus for reducing image acquisition time in a digital imaging device
US8692695B2 (en) 2000-10-03 2014-04-08 Realtime Data, Llc Methods for encoding and decoding data
US7417568B2 (en) 2000-10-03 2008-08-26 Realtime Data Llc System and method for data feed acceleration and encryption
US9143546B2 (en) 2000-10-03 2015-09-22 Realtime Data Llc System and method for data feed acceleration and encryption
US7386046B2 (en) 2001-02-13 2008-06-10 Realtime Data Llc Bandwidth sensitive data compression and decompression
US6898323B2 (en) 2001-02-15 2005-05-24 Ricoh Company, Ltd. Memory usage scheme for performing wavelet processing
JP2002290243A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Mitsubishi Electric Corp 符号化方法、符号化装置、復号方法、及び復号装置
US6895120B2 (en) 2001-03-30 2005-05-17 Ricoh Co., Ltd. 5,3 wavelet filter having three high pair and low pair filter elements with two pairs of cascaded delays
US7006697B1 (en) 2001-03-30 2006-02-28 Ricoh Co., Ltd. Parallel block MQ arithmetic image compression of wavelet transform coefficients
US7062101B2 (en) 2001-03-30 2006-06-13 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for storing bitplanes of coefficients in a reduced size memory
US6859563B2 (en) 2001-03-30 2005-02-22 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for decoding information using late contexts
US6950558B2 (en) 2001-03-30 2005-09-27 Ricoh Co., Ltd. Method and apparatus for block sequential processing
US7581027B2 (en) 2001-06-27 2009-08-25 Ricoh Co., Ltd. JPEG 2000 for efficent imaging in a client/server environment
US7280252B1 (en) 2001-12-19 2007-10-09 Ricoh Co., Ltd. Error diffusion of multiresolutional representations
US7095907B1 (en) 2002-01-10 2006-08-22 Ricoh Co., Ltd. Content and display device dependent creation of smaller representation of images
US7120305B2 (en) 2002-04-16 2006-10-10 Ricoh, Co., Ltd. Adaptive nonlinear image enlargement using wavelet transform coefficients
US20040135903A1 (en) * 2002-10-11 2004-07-15 Brooks Lane C. In-stream lossless compression of digital image sensor data
US7218786B2 (en) * 2003-06-03 2007-05-15 Primax Electronics Ltd. Method of compressing and decompressing images
US6816093B1 (en) 2003-12-03 2004-11-09 International Business Machines Corporation Apparatus method and system for increased digital media recording throughput
US7684627B2 (en) * 2004-09-29 2010-03-23 Intel Corporation Techniques for image decompression
US8478074B2 (en) * 2006-07-07 2013-07-02 Microsoft Corporation Providing multiple and native representations of an image
US7839312B2 (en) * 2006-11-30 2010-11-23 Panasonic Corporation Coder
US20100225778A1 (en) * 2007-11-22 2010-09-09 Satoshi Hosokawa Image capturing device, encoding method, and program
JP2009134391A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Renesas Technology Corp ストリーム処理装置、ストリーム処理方法及びデータ処理システム
US8649426B2 (en) * 2008-09-18 2014-02-11 Magor Communications Corporation Low latency high resolution video encoding
US8344917B2 (en) 2010-09-30 2013-01-01 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for context initialization in video coding and decoding
US9313514B2 (en) 2010-10-01 2016-04-12 Sharp Kabushiki Kaisha Methods and systems for entropy coder initialization
US8378861B2 (en) * 2010-11-29 2013-02-19 Arm Limited Storage of probability values for contexts used in arithmetic coding
JP5810670B2 (ja) * 2011-06-24 2015-11-11 富士通株式会社 誤り訂正処理回路および誤り訂正処理方法
WO2013140485A1 (ja) 2012-03-17 2013-09-26 富士通株式会社 符号化装置、復号化装置、符号化方法および復号化方法
TWI536862B (zh) * 2012-11-06 2016-06-01 聯詠科技股份有限公司 資料傳送系統及方法
JP6244642B2 (ja) * 2013-04-10 2017-12-13 富士通株式会社 符号化装置、復号化装置、符号化方法、復号化方法およびプログラム
US20150049099A1 (en) * 2013-08-13 2015-02-19 Mediatek Inc. Data processing apparatus for transmitting/receiving compressed pixel data groups of picture over display interface and related data processing method
GB2522012B (en) * 2014-01-06 2017-04-19 Sony Interactive Entertainment Inc Apparatus and method of texture encoding and decoding
US9391646B2 (en) 2014-03-25 2016-07-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Joint source-channel encoding and decoding for compressed and uncompressed data
CN107852510A (zh) * 2015-07-17 2018-03-27 诺基亚技术有限公司 用于编码和解码图像的方法和装置
JP2022047426A (ja) 2020-09-11 2022-03-24 キオクシア株式会社 メモリシステム
US11638020B2 (en) 2021-03-30 2023-04-25 Qualcomm Incorporated Video processing using multiple bitstream engines
CN118764649B (zh) * 2024-08-30 2024-11-15 北京时代凌宇科技股份有限公司 一种跨域应急指挥调度方法和系统

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4652856A (en) * 1986-02-04 1987-03-24 International Business Machines Corporation Multiplication-free multi-alphabet arithmetic code
US4891643A (en) * 1986-09-15 1990-01-02 International Business Machines Corporation Arithmetic coding data compression/de-compression by selectively employed, diverse arithmetic coding encoders and decoders
US4905297A (en) * 1986-09-15 1990-02-27 International Business Machines Corporation Arithmetic coding encoder and decoder system
CA1291820C (en) * 1986-09-15 1991-11-05 William B. Pennebaker Probability estimation based on decision history
CA1291821C (en) * 1986-09-15 1991-11-05 Glen G. Langdon, Jr. Arithmetic coding encoder and decoder system
US5138447A (en) * 1991-02-11 1992-08-11 General Instrument Corporation Method and apparatus for communicating compressed digital video signals using multiple processors
JP3123792B2 (ja) * 1991-11-05 2001-01-15 株式会社リコー 算術符号を用いる符号化装置および復号化装置
US5583500A (en) * 1993-02-10 1996-12-10 Ricoh Corporation Method and apparatus for parallel encoding and decoding of data

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6553144B1 (en) 1998-07-07 2003-04-22 Nec Corporation Coding method and coding apparatus for bi-level document image
JP2001251625A (ja) * 1999-12-28 2001-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像復号化装置及び画像符号化装置
US7324022B2 (en) 2005-01-28 2008-01-29 Nec Corporation Data encoding apparatus, data decoding apparatus and data encoding/decoding system
JP2012080565A (ja) * 2005-12-07 2012-04-19 Imagination Technologies Ltd データデコーディング
US9930369B2 (en) 2008-03-28 2018-03-27 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US12231699B2 (en) 2008-03-28 2025-02-18 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US8824541B2 (en) 2008-03-28 2014-09-02 Sharp Kabushiki Kaisha Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US9473772B2 (en) 2008-03-28 2016-10-18 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US9503745B2 (en) 2008-03-28 2016-11-22 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US10958943B2 (en) 2008-03-28 2021-03-23 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US11438634B2 (en) 2008-03-28 2022-09-06 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US10284881B2 (en) 2008-03-28 2019-05-07 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US10652585B2 (en) 2008-03-28 2020-05-12 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US9681143B2 (en) 2008-03-28 2017-06-13 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US9681144B2 (en) 2008-03-28 2017-06-13 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US11838558B2 (en) 2008-03-28 2023-12-05 Dolby International Ab Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
WO2009119888A1 (en) * 2008-03-28 2009-10-01 Sharp Kabushiki Kaisha Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US20140241438A1 (en) 2008-03-28 2014-08-28 Sharp Kabushiki Kaisha Methods, devices and systems for parallel video encoding and decoding
US9628818B2 (en) 2011-03-07 2017-04-18 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US11736723B2 (en) 2011-03-07 2023-08-22 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US10382784B2 (en) 2011-03-07 2019-08-13 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US12177478B2 (en) 2011-03-07 2024-12-24 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US10681376B2 (en) 2011-03-07 2020-06-09 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US11343535B2 (en) 2011-03-07 2022-05-24 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US9560380B2 (en) 2011-03-07 2017-01-31 Dolby International Ab Coding and decoding images using probability data
US10033999B2 (en) 2011-06-24 2018-07-24 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US10694186B2 (en) 2011-06-24 2020-06-23 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US10362311B2 (en) 2011-06-24 2019-07-23 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US9848196B2 (en) 2011-06-24 2017-12-19 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US9661335B2 (en) 2011-06-24 2017-05-23 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto
US9654783B2 (en) 2011-06-24 2017-05-16 Dolby International Ab Method for encoding and decoding images, encoding and decoding device, and corresponding computer programs
US12273524B2 (en) 2011-06-24 2025-04-08 Dolby International Ab Method of coding and decoding images, coding and decoding device and computer programs corresponding thereto

Also Published As

Publication number Publication date
US5809176A (en) 1998-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08116534A (ja) 画像データ符号化装置およびその方法並びに画像データ復号化装置およびその方法
US6046773A (en) Apparatus and method for decoding video images
US5357282A (en) Video decoder with parallel implementation
US6192073B1 (en) Methods and apparatus for processing video data
JPH07274174A (ja) デジタル信号デコーダ・システム
KR20000057377A (ko) Mpeg 디코더 내의 인터리브 된 화소 데이터의 재압축을 위한 병렬 압축기
KR100269869B1 (ko) 데이타율 변환 방법 및 장치
KR100445014B1 (ko) 디지탈화상신호용메모리장치와데이터기록방법및판독방법
US6377707B1 (en) Image processing system
JPH0730903A (ja) 画像処理用メモリ集積回路
JPH11239347A (ja) 画像データ符号化装置及び画像データ符号化方法
US6091855A (en) method and apparatus for encoding signal method and apparatus for decoding signal and recording medium
US6668087B1 (en) Filter arithmetic device
JPH05260461A (ja) 動き補償予測装置
JPH077732A (ja) 画像処理装置
JP3702508B2 (ja) ディジタル画像信号用のメモリ装置
JP4166292B2 (ja) ディジタル画像信号用のメモリ装置、書込み方法および読出し方法
US6560286B1 (en) Field frame motion design for digital video decoder
JP2872105B2 (ja) ディストーション算出装置
JP3981189B2 (ja) 符号化画像データの復号装置
JP2581420B2 (ja) 動画像符号化伝送における復号化装置
JPH11146395A (ja) 画像伝送システム及び画像符号化装置
JP2001251625A (ja) 画像復号化装置及び画像符号化装置
JPH088499B2 (ja) 静止画像の符号化方式
JPH10341351A (ja) データ処理方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010515