JPH08116603A - パンタグラフ - Google Patents
パンタグラフInfo
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- JPH08116603A JPH08116603A JP27424894A JP27424894A JPH08116603A JP H08116603 A JPH08116603 A JP H08116603A JP 27424894 A JP27424894 A JP 27424894A JP 27424894 A JP27424894 A JP 27424894A JP H08116603 A JPH08116603 A JP H08116603A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電車、電気機関車等に用いられるパンタグラ
フにあって、架線に対する摺動接触音の低減及び耐磨耗
性を向上させることができるようにする。 【構成】 線路上に架設された架線1に接触する集電部
材8を回転可能に軸部12を介して一対の支柱14に支
持させ、この支柱14をバネまたはエアーを駆動源とす
る附勢部材15によって架線方向へ附勢し、車両の走行
時に集電部材8が回転しながら架線1に圧接し、摩擦抵
抗の低減と接触抵抗の低減が図られるようにする。
フにあって、架線に対する摺動接触音の低減及び耐磨耗
性を向上させることができるようにする。 【構成】 線路上に架設された架線1に接触する集電部
材8を回転可能に軸部12を介して一対の支柱14に支
持させ、この支柱14をバネまたはエアーを駆動源とす
る附勢部材15によって架線方向へ附勢し、車両の走行
時に集電部材8が回転しながら架線1に圧接し、摩擦抵
抗の低減と接触抵抗の低減が図られるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電車や電気機関車の屋
根上に設置され、架線から電力を車両側へ受電するため
のパンタグラフに関するものである。
根上に設置され、架線から電力を車両側へ受電するため
のパンタグラフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電車や電気機関車等(地下鉄を除く)に
おいては、車内の照明器具、動力用或いは空調機用等の
モータ類、放送機器等への電力供給を線路の上方に布線
された架線から受電している。架線には直流(1,60
0V等)または交流(22,000V等)の電圧が印加
されている。この架線からの電力取り込みは、動力車等
の屋上に設置されたパンタグラフと称する集電用機材を
用いて行われ、停止時及び走行時を問わず実施されてい
る。
おいては、車内の照明器具、動力用或いは空調機用等の
モータ類、放送機器等への電力供給を線路の上方に布線
された架線から受電している。架線には直流(1,60
0V等)または交流(22,000V等)の電圧が印加
されている。この架線からの電力取り込みは、動力車等
の屋上に設置されたパンタグラフと称する集電用機材を
用いて行われ、停止時及び走行時を問わず実施されてい
る。
【0003】図3は従来のパンタグラフの構成を示す斜
視図である。
視図である。
【0004】架線1に摺動接触する集電部材2(例え
ば、金属材の表面にカーボンを設けた構成)は、平行配
設された2本の板状体を連結して構成され、各々の下部
両側には菱形に組まれ、かつ対向配置された一対の脚部
3a,3bが結合されている。脚部3a,3bは垂直方
向に伸縮可能なように構成されており、下端部は支持部
材4a,4bに回動自在に支持されている。脚部3a,
3bは連結部における焼き付き(スパーク等による)や
導通不良を防止するため、導体5a,5b(銅編組リー
ド等)を接続してバイパスを行っている。支持部材4
a,4bは台座6に固定され、この台座6は4隅に設け
られた碍子7によって車体から絶縁されている。
ば、金属材の表面にカーボンを設けた構成)は、平行配
設された2本の板状体を連結して構成され、各々の下部
両側には菱形に組まれ、かつ対向配置された一対の脚部
3a,3bが結合されている。脚部3a,3bは垂直方
向に伸縮可能なように構成されており、下端部は支持部
材4a,4bに回動自在に支持されている。脚部3a,
3bは連結部における焼き付き(スパーク等による)や
導通不良を防止するため、導体5a,5b(銅編組リー
ド等)を接続してバイパスを行っている。支持部材4
a,4bは台座6に固定され、この台座6は4隅に設け
られた碍子7によって車体から絶縁されている。
【0005】このような構成のパンタグラフは、図4の
(a)に示すように、運行時には不図示の附勢手段(ス
プリング等)によって垂直方向に附勢されながら伸張し
ており、集電部材2の上面が架線1の下面に圧接し、架
線1と集電部材2が電気的に接続された状態にある。架
線1の電流は、集電部材2→導体5a→脚部3b(上
側)→導体5b→脚部3b(下側)→支持部材4b→車
両内へ取り込む導線(不図示)の順で流れ、車両内の制
御盤等へ導かれる。
(a)に示すように、運行時には不図示の附勢手段(ス
プリング等)によって垂直方向に附勢されながら伸張し
ており、集電部材2の上面が架線1の下面に圧接し、架
線1と集電部材2が電気的に接続された状態にある。架
線1の電流は、集電部材2→導体5a→脚部3b(上
側)→導体5b→脚部3b(下側)→支持部材4b→車
両内へ取り込む導線(不図示)の順で流れ、車両内の制
御盤等へ導かれる。
【0006】脚部3a,3bは不図示の押圧手段によっ
て附勢されているため、架線1の高さに変動があっても
集電部材2が追従し、架線1と集電部材2は常時接触し
ており、受電が途絶えることはない。
て附勢されているため、架線1の高さに変動があっても
集電部材2が追従し、架線1と集電部材2は常時接触し
ており、受電が途絶えることはない。
【0007】一方、車両が修理工場等に格納される場
合、修理等に支障が出るので、車両への受電は絶たれ
る。この場合、不図示の収納手段によって、集電部材2
が架線1から離れるように脚部3a,3bを駆動し、図
4の(b)に示すように脚部3a,3bの高さを縮め
る。これにより、架線1と集電部材2の間に大きな空間
が生じ、架線1と集電部材2の電気的接続は絶たれ、車
両への受電が停止される。
合、修理等に支障が出るので、車両への受電は絶たれ
る。この場合、不図示の収納手段によって、集電部材2
が架線1から離れるように脚部3a,3bを駆動し、図
4の(b)に示すように脚部3a,3bの高さを縮め
る。これにより、架線1と集電部材2の間に大きな空間
が生じ、架線1と集電部材2の電気的接続は絶たれ、車
両への受電が停止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のパンタグラフにおいては、走行時の集電が架線と集電
部の摺動接触により行われているため、架線に接する部
位のみが他の部分に比べて磨耗し易い。そして、構造
上、横揺れ(架線に直交する方向)も生じ易い。また、
車両の走行速度が上がるほど摺動接触音が高くなり、線
路際の住宅等に騒音公害を及ぼすという不具合がある。
更に、車両がトンネル内を通過する際には、空気抵抗が
生じるために脚部3a,3bが上下動し、集電面の高さ
が一定しないという問題もある。
のパンタグラフにおいては、走行時の集電が架線と集電
部の摺動接触により行われているため、架線に接する部
位のみが他の部分に比べて磨耗し易い。そして、構造
上、横揺れ(架線に直交する方向)も生じ易い。また、
車両の走行速度が上がるほど摺動接触音が高くなり、線
路際の住宅等に騒音公害を及ぼすという不具合がある。
更に、車両がトンネル内を通過する際には、空気抵抗が
生じるために脚部3a,3bが上下動し、集電面の高さ
が一定しないという問題もある。
【0009】本発明の目的は、架線に対する摺動接触音
の低減及び耐磨耗性を向上させることのできるパンタグ
ラフを提供することを目的としている。
の低減及び耐磨耗性を向上させることのできるパンタグ
ラフを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に示した発明は、線路上に架設された架
線に集電部材を接触させながら車両側への通電を行うパ
ンタグラフにおいて、前記集電部材をロール状にし、か
つ、回転できるようにした構成にしている。
めに、請求項1に示した発明は、線路上に架設された架
線に集電部材を接触させながら車両側への通電を行うパ
ンタグラフにおいて、前記集電部材をロール状にし、か
つ、回転できるようにした構成にしている。
【0011】請求項2に示した発明は、前記ロール状の
集電部材は、少なくとも表層部に銅合金材とカーボン材
を用いて構成するようにしている。
集電部材は、少なくとも表層部に銅合金材とカーボン材
を用いて構成するようにしている。
【0012】請求項3に示した発明は、前記ロール状の
集電部材は、銅合金材とカーボン材が交互かつ螺旋状に
露出するように形成する構成にしている。
集電部材は、銅合金材とカーボン材が交互かつ螺旋状に
露出するように形成する構成にしている。
【0013】請求項4に示した発明は、前記ロール状の
集電部材は、立設させた支柱に保持する構成にしてい
る。
集電部材は、立設させた支柱に保持する構成にしてい
る。
【0014】請求項5に示した発明は、前記支柱をエア
ーまたは弾性部材により前記架線方向へ可動させる附勢
手段を設けるようにしている。
ーまたは弾性部材により前記架線方向へ可動させる附勢
手段を設けるようにしている。
【0015】請求項6に示した発明は、前記支柱または
前記ロール状の集電部材の軸部と車体との間に、絶縁対
策を施した支線または柱状体を車両の前後方向に逆V字
形が形成されるように設ける構成にしている。
前記ロール状の集電部材の軸部と車体との間に、絶縁対
策を施した支線または柱状体を車両の前後方向に逆V字
形が形成されるように設ける構成にしている。
【0016】
【作用】請求項1に係るパンタグラフによれば、従来の
摺動接触による集電に代えて、架線との接触により回転
するロール状の集電部材を用いている。これにより、架
線との摩擦抵抗が大幅に減り、騒音低減が図れると共に
集電部材及び架線の磨耗を低減することが可能になる。
摺動接触による集電に代えて、架線との接触により回転
するロール状の集電部材を用いている。これにより、架
線との摩擦抵抗が大幅に減り、騒音低減が図れると共に
集電部材及び架線の磨耗を低減することが可能になる。
【0017】請求項2に係るパンタグラフによれば、そ
の表層部を導電性に優れる銅合金材と、耐磨耗性に優れ
るカーボン材とを用いているので、回転による磨耗低減
に加え、素材による耐磨耗性を得ることができる。
の表層部を導電性に優れる銅合金材と、耐磨耗性に優れ
るカーボン材とを用いているので、回転による磨耗低減
に加え、素材による耐磨耗性を得ることができる。
【0018】請求項3に係るパンタグラフによれば、銅
合金材とカーボン材が交互かつ螺旋状に露出するように
形成することにより、集電部材の磨耗を均一化すること
ができ、部分的な磨耗を防止することができる。
合金材とカーボン材が交互かつ螺旋状に露出するように
形成することにより、集電部材の磨耗を均一化すること
ができ、部分的な磨耗を防止することができる。
【0019】請求項4に係るパンタグラフによれば、集
電部材を垂直に取り付けられた支柱に支持することによ
り、最小の部品構成によってパンタグラフを構成するこ
とができる。これにより、部品点数及び受風面積の低減
が可能になり、風切り音及び振動を低減することができ
る。
電部材を垂直に取り付けられた支柱に支持することによ
り、最小の部品構成によってパンタグラフを構成するこ
とができる。これにより、部品点数及び受風面積の低減
が可能になり、風切り音及び振動を低減することができ
る。
【0020】請求項5に係るパンタグラフによれば、支
柱自体を附勢手段によって垂直方向に可動させることに
より、集電部材を架線に圧接させることができ、架線と
集電部材の接触を確実に行わせることができ、集電不良
を生じることがない。
柱自体を附勢手段によって垂直方向に可動させることに
より、集電部材を架線に圧接させることができ、架線と
集電部材の接触を確実に行わせることができ、集電不良
を生じることがない。
【0021】請求項6に係るパンタグラフによれば、支
柱または軸部と車体の屋根面との間に逆V字形が車両前
後方向に形成されるように支線または柱状体を設けるこ
とにより、支柱の車両前後方向に対する揺れを防止する
ことができ、安定した集電が可能になる。
柱または軸部と車体の屋根面との間に逆V字形が車両前
後方向に形成されるように支線または柱状体を設けるこ
とにより、支柱の車両前後方向に対する揺れを防止する
ことができ、安定した集電が可能になる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0023】図1は本発明によるパンタグラフの一実施
例を示す斜視図であり、図2は図1の実施例の側面図を
示している。
例を示す斜視図であり、図2は図1の実施例の側面図を
示している。
【0024】架線1に接触する集電部材8はロール状を
成し、両端の軸心には回転軸9が設けられている。集電
部材8の表層部は、導電性に優れる銅合金材10に対
し、耐磨耗性に優れるカーボン材11を螺旋状に設けた
構成になっており、銅合金材10とカーボン材11が交
互に露出した状態になっている。
成し、両端の軸心には回転軸9が設けられている。集電
部材8の表層部は、導電性に優れる銅合金材10に対
し、耐磨耗性に優れるカーボン材11を螺旋状に設けた
構成になっており、銅合金材10とカーボン材11が交
互に露出した状態になっている。
【0025】回転軸9は軸部12に回転可能に軸支さ
れ、更に、軸部12は途中に碍子13を配した丸棒状
(角棒状でもよいが、騒音の面で不利がある)の支柱1
4の各々に固定されている。支柱14の各々には、集電
部材8を昇降させるための附勢部材15が連結されてい
る。この附勢部材15は、スプリング、エアーシリンダ
等を用いて構成することができ、架線1に対して集電部
材8が所定の圧力で接触できるだけの駆動力が出せる構
造を有している。
れ、更に、軸部12は途中に碍子13を配した丸棒状
(角棒状でもよいが、騒音の面で不利がある)の支柱1
4の各々に固定されている。支柱14の各々には、集電
部材8を昇降させるための附勢部材15が連結されてい
る。この附勢部材15は、スプリング、エアーシリンダ
等を用いて構成することができ、架線1に対して集電部
材8が所定の圧力で接触できるだけの駆動力が出せる構
造を有している。
【0026】このように、集電部材8が支柱14で支え
られ、かつ支柱14の下端が固定点になるため、この固
定点と集電面との間の距離が菱形構造の場合に比べて短
くなり、横揺れ等を防止することが可能になる。附勢部
材15は固定板16に取り付けられており、車体との絶
縁を図るために4隅に碍子17を取り付け、この碍子1
7を介して固定板16を車体の屋根面に取り付けてい
る。
られ、かつ支柱14の下端が固定点になるため、この固
定点と集電面との間の距離が菱形構造の場合に比べて短
くなり、横揺れ等を防止することが可能になる。附勢部
材15は固定板16に取り付けられており、車体との絶
縁を図るために4隅に碍子17を取り付け、この碍子1
7を介して固定板16を車体の屋根面に取り付けてい
る。
【0027】集電部材8が碍子13によって絶縁されて
いるため、集電部材8に取り込んだ電流は支柱14の上
端に接続した導線(銅編組線等)18を用いて行ってい
る。導線18の他端は、車体の屋根面に取り付けられた
碍子19に接続され、更に碍子19の内部導体を通して
車体内に取り込まれる。なお、20は附勢部材15にエ
アーシリンダを用いた場合、不図示のエアーポンプとの
連結を行うための配管である。
いるため、集電部材8に取り込んだ電流は支柱14の上
端に接続した導線(銅編組線等)18を用いて行ってい
る。導線18の他端は、車体の屋根面に取り付けられた
碍子19に接続され、更に碍子19の内部導体を通して
車体内に取り込まれる。なお、20は附勢部材15にエ
アーシリンダを用いた場合、不図示のエアーポンプとの
連結を行うための配管である。
【0028】なお、軸部12、支柱14及び附勢部材1
5には、振動、風圧、架線から受ける圧力等に対し、十
分な強度を有する構造に設計されるが、十分な強度を得
難いと思われるときには図2に示すように、車両の進行
方向の前後に補強用の支線21(金属ワイヤ等)を張り
掛ければよい。なお、支線に代え、金属やFRPなどの
樹脂系の細い円柱状パイプ、円筒状パイプ等による柱状
体でもよい。
5には、振動、風圧、架線から受ける圧力等に対し、十
分な強度を有する構造に設計されるが、十分な強度を得
難いと思われるときには図2に示すように、車両の進行
方向の前後に補強用の支線21(金属ワイヤ等)を張り
掛ければよい。なお、支線に代え、金属やFRPなどの
樹脂系の細い円柱状パイプ、円筒状パイプ等による柱状
体でもよい。
【0029】この場合、支線21が金属線(ワイヤ)の
場合、車体との絶縁を図る必要があるので、支線21の
途中に碍子等の絶縁手段22を設ける必要がある。な
お、集電部材8の昇降に対して支線21に弛みや過大な
応力が加わらないように、絶縁手段22にはスプリング
等を内蔵させている。
場合、車体との絶縁を図る必要があるので、支線21の
途中に碍子等の絶縁手段22を設ける必要がある。な
お、集電部材8の昇降に対して支線21に弛みや過大な
応力が加わらないように、絶縁手段22にはスプリング
等を内蔵させている。
【0030】また、図4で説明したように、集電部材8
を架線1から切り離したい場合が生じるが、そのために
手動(ロープによる引っ張り操作)あるいは自動(エア
ー圧を駆動源とした降下)による不図示の退避手段が設
けられている。
を架線1から切り離したい場合が生じるが、そのために
手動(ロープによる引っ張り操作)あるいは自動(エア
ー圧を駆動源とした降下)による不図示の退避手段が設
けられている。
【0031】以上の構成において、退避手段が不作動で
あれば、附勢部材15が機能することによって支柱14
は架線1方向へ押し上げられており、その押圧力によっ
て集電部材8は架線1に圧接している。車両が走行する
と、集電部材8は圧接による摩擦力によって回転する。
集電部材8は回転の有無にかかわらず、架線1に対して
電気的に導通しており、車両内の電気設備に対しては、
架線1→集電部材8→回転軸9→軸部12→支柱14→
導線18→碍子19の順路によって電流が供給される。
あれば、附勢部材15が機能することによって支柱14
は架線1方向へ押し上げられており、その押圧力によっ
て集電部材8は架線1に圧接している。車両が走行する
と、集電部材8は圧接による摩擦力によって回転する。
集電部材8は回転の有無にかかわらず、架線1に対して
電気的に導通しており、車両内の電気設備に対しては、
架線1→集電部材8→回転軸9→軸部12→支柱14→
導線18→碍子19の順路によって電流が供給される。
【0032】このように、集電部材8は回転しながら集
電が行われるため、架線1に対する摺動音を殆ど発する
ことがなく、車両が新幹線等の高速走行をする車両であ
っても集電に伴う騒音を大幅に低減することができる。
また、集電部材8が銅合金材10とカーボン材11が交
互に設けられているため、磨耗が偏ることもない。更
に、集電部材8が一対の支柱で支えられた構成であるた
め、走行方向に対する空気との接触面積(受風面積)は
従来構成に比べて大幅に少なくなり、風切り音が低減さ
れると共に、風圧に伴う振動を低減することができる。
電が行われるため、架線1に対する摺動音を殆ど発する
ことがなく、車両が新幹線等の高速走行をする車両であ
っても集電に伴う騒音を大幅に低減することができる。
また、集電部材8が銅合金材10とカーボン材11が交
互に設けられているため、磨耗が偏ることもない。更
に、集電部材8が一対の支柱で支えられた構成であるた
め、走行方向に対する空気との接触面積(受風面積)は
従来構成に比べて大幅に少なくなり、風切り音が低減さ
れると共に、風圧に伴う振動を低減することができる。
【0033】線路と架線1の間隔は一定とは限らず、車
両の走行と共に常に変動する。このような状況に対して
は、附勢部材15が設けられているために支柱14は常
に上方向(架線方向)に附勢され、集電部材8は架線1
から離間することはなく、集電が絶たれる恐れはない。
両の走行と共に常に変動する。このような状況に対して
は、附勢部材15が設けられているために支柱14は常
に上方向(架線方向)に附勢され、集電部材8は架線1
から離間することはなく、集電が絶たれる恐れはない。
【0034】なお、上記実施例においては、固定板16
を設けた後、碍子17を介して車体の屋根に取り付ける
ものとしたが、附勢部材15を直に車体の屋根に取り付
ける構成にしてもよい。
を設けた後、碍子17を介して車体の屋根に取り付ける
ものとしたが、附勢部材15を直に車体の屋根に取り付
ける構成にしてもよい。
【0035】また、扱う電圧によっては、碍子13を省
略し、碍子17のみで絶縁を確保する構成にしてもよ
い。
略し、碍子17のみで絶縁を確保する構成にしてもよ
い。
【0036】更に、上記実施例においては、支柱を用い
て部品点数及び受風面積の低減を図ったが、これらを無
視することができるなら、図3に示した様な在来の脚部
3a,3bを用い、集電部材2に代えて回転自在に集電
部材8を装着する構成にすることもできる。
て部品点数及び受風面積の低減を図ったが、これらを無
視することができるなら、図3に示した様な在来の脚部
3a,3bを用い、集電部材2に代えて回転自在に集電
部材8を装着する構成にすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示した
本発明は、線路上に架設された架線に集電部材を接触さ
せながら車両側への通電を行うパンタグラフにおいて、
前記集電部材をロール状にし、かつ、回転できるように
したので、架線との摩擦抵抗が大幅に減り、騒音低減が
図れると共に集電部材及び架線の磨耗を低減することが
可能になる。
本発明は、線路上に架設された架線に集電部材を接触さ
せながら車両側への通電を行うパンタグラフにおいて、
前記集電部材をロール状にし、かつ、回転できるように
したので、架線との摩擦抵抗が大幅に減り、騒音低減が
図れると共に集電部材及び架線の磨耗を低減することが
可能になる。
【0038】請求項2に示した本発明は、前記ロール状
の集電部材は、その表層部を銅合金材とカーボン材を用
いるようにしたので、集電部材の回転による磨耗低減に
加え、素材による耐磨耗性を得ることができる。
の集電部材は、その表層部を銅合金材とカーボン材を用
いるようにしたので、集電部材の回転による磨耗低減に
加え、素材による耐磨耗性を得ることができる。
【0039】請求項3に示した本発明は、前記ロール状
の集電部材は、銅合金材とカーボン材が交互かつ螺旋状
に露出するように形成するようにしたので、集電部材の
磨耗を均一化することができ、部分的な磨耗を防止する
ことができる。
の集電部材は、銅合金材とカーボン材が交互かつ螺旋状
に露出するように形成するようにしたので、集電部材の
磨耗を均一化することができ、部分的な磨耗を防止する
ことができる。
【0040】請求項4に示した本発明は、前記ロール状
の集電部材は、立設させた支柱に保持するようにしたの
で、部品点数の低減によるコストダウン及び受風面積の
低減による風切り音及び振動の低減が可能になる。
の集電部材は、立設させた支柱に保持するようにしたの
で、部品点数の低減によるコストダウン及び受風面積の
低減による風切り音及び振動の低減が可能になる。
【0041】請求項5に示した本発明は、前記支柱をエ
アーまたは弾性部材により前記架線方向へ可動させる附
勢手段を設けるようにしたので、架線と集電部材の接触
を確実に行わせることができ、集電不良を生じさせるこ
とがない。
アーまたは弾性部材により前記架線方向へ可動させる附
勢手段を設けるようにしたので、架線と集電部材の接触
を確実に行わせることができ、集電不良を生じさせるこ
とがない。
【0042】請求項6に示した本発明は、前記支柱また
は前記ロール状の集電部材の軸部と車体との間に、絶縁
対策を施した支線または柱状体を車両の前後方向に逆V
字形が形成されるように設けるようにしたので、支柱の
車両前後方向に対する揺れを防止することができ、安定
した集電が可能になる。
は前記ロール状の集電部材の軸部と車体との間に、絶縁
対策を施した支線または柱状体を車両の前後方向に逆V
字形が形成されるように設けるようにしたので、支柱の
車両前後方向に対する揺れを防止することができ、安定
した集電が可能になる。
【図1】本発明によるパンタグラフの一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の実施例の側面図を示している。
【図3】従来のパンタグラフの構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】従来のパンタグラフの運行時と収納時の様子を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 架線 8 集電部材 9 回転軸 10 銅合金材 11 カーボン材 12 軸部 13,17 碍子 14 支柱 15 附勢部材 16 固定板 21 支線 22 絶縁手段
Claims (6)
- 【請求項1】 線路上に架設された架線に集電部材を接
触させながら車両側への通電を行うパンタグラフにおい
て、前記集電部材をロール状にし、かつ、回転できるよ
うにしたことを特徴とするパンタグラフ。 - 【請求項2】 前記ロール状の集電部材は、少なくとも
表層部に銅合金材とカーボン材を用いることを特徴とす
る請求項1記載のパンタグラフ。 - 【請求項3】 前記ロール状の集電部材は、銅合金材と
カーボン材が交互かつ螺旋状に露出するように形成する
ことを特徴とする請求項2記載のパンタグラフ。 - 【請求項4】 前記ロール状の集電部材は、立設させた
支柱に保持することを特徴とする請求項1記載のパンタ
グラフ。 - 【請求項5】 前記支柱をエアーまたは弾性部材により
前記架線方向へ可動させる附勢手段を設けたことを特徴
とする請求項4記載のパンタグラフ。 - 【請求項6】 前記支柱または前記ロール状の集電部材
の軸部と車体との間に、絶縁対策を施した支線または柱
状体を車両の前後方向に逆V字形が形成されるように設
けたことを特徴とする請求項4記載のパンタグラフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27424894A JPH08116603A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | パンタグラフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27424894A JPH08116603A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | パンタグラフ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08116603A true JPH08116603A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17539067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27424894A Pending JPH08116603A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | パンタグラフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08116603A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000058122A3 (es) * | 1999-03-26 | 2001-01-11 | Alba Jose Sanchez | Transmisor rotatorio de k.v.a. |
| JP2007288914A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Sadayuki Amiya | 回転式パンタグラフ |
| KR101026716B1 (ko) * | 2008-12-11 | 2011-04-08 | 한국철도기술연구원 | 전기철도 차량용 판토그라프 |
| CN102653237A (zh) * | 2012-05-21 | 2012-09-05 | 贵州平水机械有限责任公司 | 用于铁路机车移车台的触线器 |
| CN114604097A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-06-10 | 上海工程技术大学 | 一种电气化列车滚动式接触受电弓装置 |
| CN121572806A (zh) * | 2026-01-29 | 2026-02-27 | 中南大学 | 一种轮橇式电气化铁路集电装置 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP27424894A patent/JPH08116603A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000058122A3 (es) * | 1999-03-26 | 2001-01-11 | Alba Jose Sanchez | Transmisor rotatorio de k.v.a. |
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| CN102653237A (zh) * | 2012-05-21 | 2012-09-05 | 贵州平水机械有限责任公司 | 用于铁路机车移车台的触线器 |
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| CN121572806A (zh) * | 2026-01-29 | 2026-02-27 | 中南大学 | 一种轮橇式电气化铁路集电装置 |
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