JPH0811714A - 旅客又は貨物の運送方法 - Google Patents

旅客又は貨物の運送方法

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JPH0811714A
JPH0811714A JP6173394A JP17339494A JPH0811714A JP H0811714 A JPH0811714 A JP H0811714A JP 6173394 A JP6173394 A JP 6173394A JP 17339494 A JP17339494 A JP 17339494A JP H0811714 A JPH0811714 A JP H0811714A
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JP
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vehicle
conduit
passenger
traveling
transporting
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JP6173394A
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Souichi Oomori
壯一 太盛
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DOUMON KENSETSU KK
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DOUMON KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要最低限のエネルギーでかつ安全に旅客又
は貨物を運送する。 【構成】 内部を走行する車両14がその端部で乗り入
れ可能なトンネル又は大径管からなる往復2本の導管1
2、13によって目的地P、Q間を連結し、車両14で
旅客又は貨物を運送する方法であって、導管12、13
内は前記車両14が走行する軌条17が設けられ、軌条
17は始発駅10、10aから少なくとも目的地P、Q
間の半分の距離までは下り勾配となって、走行する前記
車両14は下り勾配の軌条17上を主として慣性走行
し、下り勾配に連接する上り勾配の走行に下り勾配で得
た慣性エネルギーの一部又は全部を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道輸送等において、
少ないエネルギーで効率よく旅客又は貨物を運送できる
旅客又は貨物の運送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】東海道新幹線の成功以来、世界各国でも
鉄道の高速化に着手しているが、世界的に交通量は年々
増大する傾向にあり、現在、航空機に頼っている1,0
00km程度の都市間輸送のための高速鉄道の技術開発
が急速に進んでいる。また、更に遠距離の旅客あるいは
貨物の移送においては、空を自由に飛ぶ航空機が利用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た高速鉄道においては、高速走行のために大量のエネル
ギーが必要であり、かつシステムを維持するのにも専用
の設備を要する等の問題点があった。また、線路上を自
由な状態で走行するので、少しの障害で脱線したり、単
線の場合には信号等の故障で衝突事故が発生する等の問
題があった。一方、航空機を利用したシステムでは自由
に大気中を移動できるがために墜落及び航空機同士の衝
突等の危険がつきまとい、安全性が常に問題になり、安
全にシステムを維持していくための対策、設備の改善が
要求される他、移動のためのエネルギーは必要以上に大
きくなっているという問題があった。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたもので、必要最低限のエネルギ
ーでかつ安全に旅客又は貨物を運送することができる輸
送方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の旅客又は貨物の運送方法は、内部を走行する車両
がその端部で乗り入れ可能なトンネル又は大径管からな
る往復2本の導管によって目的地間を連結し、前記車両
で旅客又は貨物を運送する方法であって、前記導管内に
は前記車両が走行する軌条が設けられ、前記軌条は始発
駅から少なくとも目的地間の半分の距離までは下り勾配
となって、走行する前記車両は該下り勾配の軌条上を主
として慣性走行し、該下り勾配に連接する上り勾配の走
行に該下り勾配で得た慣性エネルギーの一部又は全部を
使用することによって構成されている。また、請求項2
記載の旅客又は貨物の運送方法は、請求項1記載の運送
方法において、前記導管の端部には、エレベータが設け
られ下部位置に到着した前記車両を上部位置にある始発
位置に昇降するように構成されている。
【0005】請求項3記載の旅客又は貨物の運送方法
は、請求項1記載の運送方法において、前記導管のその
略中心位置を基準にして下り勾配と上り勾配に区分さ
れ、該上り勾配の走行は、前記下り勾配で得た慣性エネ
ルギーの他に、内部にモータを有して動力走行すること
によって行うように構成されている。請求項4記載の旅
客又は貨物の運送方法は、内部を走行する車両がその端
部で乗り入れ可能なトンネル又は大径管からなる往復2
本の導管によって目的地間を連結し、前記車両で旅客又
は貨物を運送する方法であって、前記導管内を走行する
車両は磁気浮上し、前記軌条は始発駅から少なくとも目
的地間の半分の距離までは下り勾配となって、走行する
前記車両は該下り勾配の前記軌条上を主として慣性走行
し、該下り勾配に連接する上り勾配の走行に該下り勾配
で得た慣性エネルギーの一部又は全部を使用することに
よって構成されている。
【0006】請求項5記載の旅客又は貨物の運送方法
は、請求項4記載の運送方法において、上り勾配を走行
する車両の不足する動力は、リニアモータ駆動によって
行うことにより構成される。請求項6記載の旅客又は貨
物の運送方法は、請求項1〜5のいずれか1項記載の旅
客又は貨物の運送方法において、前記導管は、トンネル
からなってその殆どを地中に形成するように構成されて
いる。
【0007】請求項7記載の旅客又は貨物の運送方法
は、請求項1〜5のいずれか1項記載の旅客又は貨物の
運送方法において、前記導管の一部又は全部は、鋼製又
は鉄筋コンクリート製の大径管からなって、地上に配置
するように構成されている。ここで目的地間を連結する
往復2本の導管は互いにほぼ並行に設置されて、一本は
往路用として他の一本は復路用としてそれぞれ一方向の
みの運送を行う。また前記導管内に配置される軌条は前
記車両を円滑に移動させるための案内装置として接地面
との摩擦力を軽減する働きをする。前記軌条は車両の高
速走行時の安定性を高め車両を支持するために少なくと
も3本以上で車両の周囲を取り囲むように設置されるこ
とが望ましい。エレベータは主として慣性走行により目
的地の下部に到達した車両を上部位置にある始発位置に
車両を移送するための昇降装置であり、到達位置と始発
位置との地形的及び建築上の制約がある場合は斜め方向
への移動ができる構造のものとすることもできる。
【0008】
【作用】請求項1〜7記載の旅客又は貨物の運送方法
は、総括すれば始発駅と目的地間の行程経路における高
低差を有効に利用して、効率的かつ安全に旅客又は貨物
の運送を行うものである。請求項1記載の旅客又は貨物
の運送方法においては、始発駅から少なくとも目的地間
の距離の半分までの下り勾配は、始発駅との間の位置エ
ネルギーだけで慣性走行することができる。しかも、導
管における最低地点から以降の上り勾配をその時点で保
有する車両の運動エネルギーにより走行させることがで
き、この間で消費されたエネルギー損失分だけを補うこ
とにより、目的地点への到達が可能になり、最少限度の
エネルギーで始発駅から目的地間の運送が行える。
【0009】また、内部を走行する車両がその端部で乗
り入れ可能なトンネル又は大径管からなる往復2本の導
管によって目的地間を連結しているために、両地点間で
走行する車両が正面衝突することがなく、安全な運行が
常に確保される。一方、前記車両の走行中は、導管内に
設けられた3本以上の軌条によって、前記車両が案内支
持されているため、軌条から車両が脱輪することがな
い。前記軌条は始発駅から少なくとも目的地間の半分の
距離までは下り勾配となるように設けられているので、
前記車両は少なくとも目的地間の半分以上の距離までは
重力のみにより走行できる。なお、下りの傾斜勾配は全
部同じ勾配とすると、車両の速度は最初遅くて徐々にス
ピードが上昇するが、車両全体の摩擦抵抗とバランスす
る速度で最終的には一定速度となるので、スタート時の
下り勾配(例えば、2〜10度、又はそれ以上)を大き
くして、途中での下り勾配は小さくし(例えば1〜3
度)、適当な走行速度とバランスするようにするのが好
ましい。また、上り勾配はできるだけ小さい(例えば、
0.5〜2度)ことが好ましい。
【0010】また、請求項2記載の旅客又は貨物の運送
方法は、前記導管の目的地側の端部に到達車両の昇降用
のエレベータが設けられているので、これによって車両
に失った位置エネルギー、即ち次の走行用のエネルギー
を与えることができる。そして、前記車両自体に昇降に
伴うモータ等の駆動装置の必要がなく、車両の設計が単
純化されて、車両を軽量化できて、車両の高速化に適し
ている。前記エレベータによる昇降距離は、始発駅から
目的地の真下まで車両が走行する間に消費した位置エネ
ルギー相当分とすればよく、必要最低限度のエネルギー
で旅客又は貨物を運送することができる。請求項3記載
の旅客又は貨物の運送方法は、下り勾配の走行で得た慣
性エネルギーを上り勾配で消費し、目的地に到達するの
に必要な運動エネルギーを車両内部に備えたモータで補
うことにより目的地点に到達するので、この場合も、少
ないエネルギーにより旅客又は貨物の運送が可能にな
る。請求項4記載の旅客又は貨物の運送方法は、車両を
磁気浮上させているため、外部との摩擦による運動エネ
ルギーの損失を極端に少なくすることができ、経済的で
あり、また走行中の振動を低減できる。
【0011】請求項5記載の旅客又は貨物の運送方法
は、請求項4記載の運送方法において上り勾配を走行す
る車両の不足する動力をリニアモータ駆動によって行う
ために、磁気浮上のための装置を推進用に転換させるだ
けで済み、装置が簡単になる。請求項6記載の旅客又は
貨物の運送方法は、請求項1〜5記載の方法において、
導管がトンネルからなり地中に形成されているため、周
囲に騒音を及ぼすことがなく、導管自体が台風等の自然
の影響を受けにくく、安全である。また、請求項7記載
の旅客又は貨物の運送方法は、請求項1〜5いずれか1
項記載の運送方法において、導管の一部又は全部を鋼製
又は鉄筋コンクリート製の大径管からなって地上に配置
されているため、山や丘陵等を利用することができ、こ
れによって工事費を低減できる。
【0012】
【実施例】続いて添付した図面を参照しつつ、本発明を
具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の第1の実施例に係る旅客又
は貨物の運送方法を適用した始発駅から目的地までの導
管の配置を示す平面図と同側面図、図2は前記導管と車
両との構造を示す断面図、図3は前記導管と車両との別
の一形態を示す断面図、図4は本発明の第2の実施例に
係る旅客又は貨物の運送方法を適用した始発駅から目的
地までの導管の配置を示す平面図と側面図、図5は本発
明の第3の実施例に係る旅客又は貨物の運送方法を適用
した始発駅から目的地までの導管の平面図と側面図、図
6は本発明の第4の実施例に係る旅客又は貨物の運送方
法を適用した磁気浮上方式の車両と導管との構造を示す
断面図である。
【0013】図1に示すように、本発明の第1の実施例
に係る旅客又は貨物の運送方法は、目的地間となる異な
る地点P、Q間を旅客又は貨物等を輸送する方法であっ
て、始発位置となる始発駅10、10aから目的値1
1、11a間を、断面円形のトンネル(又は鋼管あるい
は鉄筋コンクリート製管)からなる導管12、13にて
連結している。そして、前記導管12は始発駅10と目
的値11間の少なくとも半分の距離a(例えば、全長の
2/3〜4/5)までは下り勾配(1〜5度で、最初は
勾配が大きく途中から小さくなっている)となって、そ
こから目的値11まで間bは上り勾配となるように配置
されている。また、導管13は始発駅10aと目的値1
1aの少なくとも半分(例えば3/4)は下り勾配とな
って、そこから目的値11aに向かうまでは上り勾配
(0.5〜2度)となるように地中又は一部地中に配設
されている。なお、それぞれの導管12、13におい
て、下り勾配PR、QRから上り勾配の部分RQ、RP
は、円滑に導管12、13が連接されて、内部を走行す
る車両14が円滑に走行できるようになっている。
【0014】それぞれの導管12、13の端部には、到
着した車両14を、目的値11、11aから始発駅1
0、10aに搬送するエレベータ15、16が設けられ
ている。このエレベータ15、16は到着した車両14
を持ち上げて、位置エネルギーhを与えることを目的と
するもので、場合にはよって100〜1000m程度、
あるいはそれ以上の長さを有する。なお、前記エレベー
タ15、16は車両14のみを昇降するものであっても
よいし、車両が搭載された導管の端部ごと持ち上げて始
発駅の導管に連結するものであってもよい。
【0015】また、それぞれの導管12、13には、図
2に示すように下部、両側部及び上部に軌条となるレー
ル17〜20を有している。なお、導管12、13の端
部は導管12、13が車両の長さ分だけ分断されて、前
記エレベータ15、16によって導管の一部ごと昇降で
きて、新たな導管13、12に接続されるようになって
いる。
【0016】前記車両14は、下部に複数の横車輪21
と複数の縦車輪22からなる走行車輪を、両側には複数
の側車輪23、24を、天井部には複数の天井車輪25
をそれぞれ備え、図2に示すようにそれぞれがレール1
7〜20に当接して、車両14が安定に走行できるよう
にしている。なお、車両14には、該車両14を止める
ブレーキ装置、及び上り勾配を昇る為の動力装置が設け
られていると共に、車両14に電気を給電する給電部
が、例えば前記レール17〜20を介して設けられてい
る(以下の実施例においても部分的に同じ)。
【0017】従って、始発駅10(10aにおいても同
じ)を発車した車両14はレール17上を最低地点Qま
では慣性走行し、目的値11に向かう以降の上り勾配
を、前記下り勾配の走行により得た慣性エネルギーの一
部又は全部を使用して慣性走行する。しかし、この間の
摩擦損失等で該慣性エネルギーを消費するので、慣性走
行のみでは、始発駅10と同じ高さ位置に前記車両が到
達することはできない。そこで、予め目的値11の下部
位置に、前記慣性エネルギーの損失があっても車両10
の到達可能な高さで車両到達部を設置し、そこに車両1
0昇降用のエレベータ16を設け、到達した車両14を
該エレベータ16によって復路における導管13の始端
部に移動させて復路の始発駅10aに移送させる。な
お、輸送する地点P、Q間が長距離になる場合には、上
り勾配も長くなるので慣性で走行することは困難とな
る。この場合は、上り勾配をモータ駆動によって走行す
ることになる。
【0018】図3には、他の例に係る導管26とその内
部を走行する車両27を示すが、導管26の下部にはレ
ール28が設けられ、その上を車輪30を有する車両2
7が走行している。そして、車両27の横揺れを防止す
る側レール31、32が設けられ、車両27には横ガイ
ド車輪33、34が取付けられている
【0019】ここで、前記導管12、13は一部又は全
部を鋼製又は鉄筋コンクリート製として周囲が略円形の
断面形状となるように設置する。該導管12、13を地
下に構築する場合は、例えば、シールド工法等により行
うが、周囲を円形とすることにより、周囲の岩盤等から
の圧力を均一に受けることができて構造上、耐用性が高
い。
【0020】次に、図4に示す本発明の第2の実施例に
係る旅客又は貨物の運送方法においては、導管35、3
6は中央部Mが一番低く、両側に上り勾配と下り勾配が
それぞれ形成されている。そして、車両37に動力走行
用のモータが取り付けられており、前記慣性エネルギー
の損失分をモータにより補う形態のものである。この動
力走行により、前記実施例のように目的地11、11a
と始発駅10、10aとの間に高度差があり、上り勾配
走行中の慣性エネルギーの損失が大きくてもモータによ
る自力走行が可能であるため、慣性エネルギーの損失分
に相当するエネルギー分を補給するだけで目的地への運
送ができる。前記モータは従来の鉄道車両用の回転型の
電動モータを使用できるがリニアモータ式等であっても
よい。
【0021】図4においては、到着後の車両37を隣接
する導管35、36端面に導くためには、図示しない水
平シフト装置により車両37をほぼ水平に移動するだけ
で、到着した車両37を始発駅38、38aに導くこと
ができる。また、車両走行時の支持案内機構をレールに
よるものから磁気浮上方式とすることもでき、地上との
摩擦力が極めて小さくなるために、前記慣性エネルギー
の損失分が減少して、動力走行に必要なエネルギーは少
なくてすむ。この場合の動力走行の機構としては、同じ
く磁気を利用したリニアモータ方式とすれば、磁気によ
る浮上機構と磁気による走行機構とを兼用することで、
車両に搭載する装置としては簡略になり車両重量を軽量
化することができる。
【0022】また、図5には本発明の第3の実施例に係
る旅客又は貨物の運送方法を示すが、同じく、第2の実
施例に使用した車両と同一構造の車両39を使用し、地
点P、Q間をつなぐ導管42、43の配置を示したもの
であるが、それぞれの始発駅と終着駅を同一レベルに配
置している。
【0023】図6は、本発明の第4の実施例に係る旅客
又は貨物の運送方法に使用する車両を示すが、磁気浮上
方式の車両45と導管46との構造を示す断面図であ
り、車両走行中は導管46の内壁に設けた磁力装置47
と車両45内の磁力装置48との反発力により導管46
と車両45とが接触することなく互いに間隔を保って前
記車両45が浮上しつつ走行する。この際、断面形状が
円形である車両45の進行方向を軸とする車両45の回
転を避けるために、導管46内の上部の磁力装置47と
車両内の上部の磁力装置48との磁力極性を調整して、
導管46と車両45との間に一方向に部分的な磁力によ
る引力が働くように構成することが望ましい。
【0024】以上の図面においてGLは地上面を表して
おり、トンネルからなる導管を地下に埋設することによ
り、地上における台風等の自然条件および車両走行によ
り発生する騒音等の環境条件からの制約を容易に回避す
ることができる。また、本発明は始発駅と目的地間の経
路における高低差を利用したものであるので、必ずしも
導管の全てが地下にある必要はなく、前記の自然条件及
び環境条件の問題がない場合には、前記導管の一部又は
全部を鋼製又は鉄筋コンクリート製の大径管として地上
に配置して実施することもできる。また、前記実施例に
おいては、上り勾配の角度、下り勾配の角度を限定して
説明したが、車両の走行抵抗、走行距離等によって変化
するものであるから、前記実施例の数値に限定されるも
のではない。更には、車両の形状、導管の断面形状も必
要に応じて変わりえるものである。
【0025】
【発明の効果】請求項1〜7記載の旅客又は貨物の運送
方法においては、車両が始発駅から目的地間の半分以上
の距離を下り勾配で慣性走行するので、車両自体には動
力装置が不要か、もしくはあっても小容量ですみ、かつ
上り勾配の走行時には、前記下り勾配の走行時に得た慣
性エネルギーの一部又は全部を使用して走行するため
に、車両のエネルギー消費を最少限度に抑えることが可
能である。また、往復2本の導管からなって、常にそれ
ぞれの導管に一方向にのみ車両が走行するため、車両同
士が正面衝突することがなく、車両通行の安全性が確保
される。そして、安全であるから高速運送が可能とな
る。さらに、請求項2記載の旅客又は貨物の運送方法に
おいては、重量を利用して走行し、始発位置から下降し
た車両をエレベータによって引き上げるようにしている
ので、これによって不足するエネルギーを位置エネルギ
ーとして供給できる。従って、慣性走行を十分に発揮さ
せながら車両を走行させることができる。請求項3記載
の旅客又は貨物の運送方法においては、車両内部にモー
タを有して動力走行するため、上り勾配があっても支障
なく走行ができ、始発位置と終着位置を同一レベルに配
置することも可能となる。
【0026】特に請求項4、5記載の旅客又は貨物の運
送方法においては、磁気浮上方式によって摩擦により生
じる慣性エネルギーの損失を最少とし、しかもリニアモ
ータによる動力走行を可能としているために、さらにエ
ネルギー消費が少ない利点がある。また請求項6記載の
旅客又は貨物の運送方法においては、導管がトンネルか
らなってその殆どは地中に形成されているので、地上の
自然条件の影響及び騒音発生等の環境問題の発生を避け
られる。請求項7記載の旅客又は貨物の運送方法におい
ては、導管の一部又は全部を鋼製又は鉄筋コンクリート
製としているために、過酷な自然条件及び車両の走行に
よって生じる機械的衝撃等の条件に対し高い耐久性を維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る旅客又は貨物の運
送方法を適用した始発駅から目的地までの導管の配置を
示す平面図と同側面図である。
【図2】前記導管及び車両の構造を示す断面図である。
【図3】前記導管及び車両の別の一形態を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例に係る旅客又は貨物の運
送方法を適用した始発駅から目的地までの導管の配置を
示す平面図と側面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る旅客又は貨物の運
送方法を適用した始発駅から目的地までの導管の平面図
と側面図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る旅客又は貨物の運
送方法を適用した磁気浮上方式の車両と導管との構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 始発駅 10a 始発駅 11 目的地 11a 目的地 12 導管 13 導管 14 車両 15 エレベータ 16 エレベータ 17 レール 18 レール 19 レール 20 レール 21 横車輪 22 縦車輪 23 側車輪 24 側車輪 25 天井車輪 26 導管 27 車両 28 レール 30 車輪 31 側レール 32 側レール 33 側ガイド車輪 34 側ガイド車輪 35 導管 36 導管 37 車両 38 始発駅 38a 始発駅 39 車両 42 導管 43 導管 45 車両 46 導管 47 磁気装置 48 磁気装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を走行する車両がその端部で乗り入
    れ可能なトンネル又は大径管からなる往復2本の導管に
    よって目的地間を連結し、前記車両で旅客又は貨物を運
    送する方法であって、前記導管内には前記車両が走行す
    る軌条が設けられ、前記軌条は始発駅から少なくとも目
    的地間の半分の距離までは下り勾配となって、走行する
    前記車両は該下り勾配の軌条上を主として慣性走行し、
    該下り勾配に連接する上り勾配の走行に該下り勾配で得
    た慣性エネルギーの一部又は全部を使用することを特徴
    とする旅客又は貨物の運送方法。
  2. 【請求項2】 前記導管の端部には、エレベータが設け
    られ下部位置に到着した前記車両を上部位置にある始発
    位置に昇降する請求項1記載の旅客又は貨物の運送方
    法。
  3. 【請求項3】 前記導管のその略中心位置を基準にして
    下り勾配と上り勾配に区分され、該上り勾配の走行は、
    前記下り勾配で得た慣性エネルギーの他に、内部にモー
    タを有して動力走行することによって行う請求項1記載
    の旅客又は貨物の運送方法。
  4. 【請求項4】 内部を走行する車両がその端部で乗り入
    れ可能なトンネル又は大径管からなる往復2本の導管に
    よって目的地間を連結し、前記車両で旅客又は貨物を運
    送する方法であって、前記導管内を走行する車両は磁気
    浮上し、前記軌条は始発駅から少なくとも目的地間の半
    分の距離までは下り勾配となって、走行する前記車両は
    該下り勾配の前記軌条上を主として慣性走行し、該下り
    勾配に連接する上り勾配の走行に該下り勾配で得た慣性
    エネルギーの一部又は全部を使用することを特徴とする
    旅客又は貨物の運送方法。
  5. 【請求項5】 上り勾配を走行する車両の不足する動力
    は、リニアモータ駆動によって行う請求項4記載の旅客
    又は貨物の運送方法。
  6. 【請求項6】 前記導管は、トンネルからなってその殆
    どは地中に形成されている請求項1〜5のいずれか1項
    記載の旅客又は貨物の運送方法。
  7. 【請求項7】 前記導管の一部又は全部は、鋼製又は鉄
    筋コンクリート製の大径管からなって、地上に配置され
    ている請求項1〜5のいずれか1項記載の旅客又は貨物
    の運送方法。
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