JPH08120094A - 熱線遮蔽材 - Google Patents
熱線遮蔽材Info
- Publication number
- JPH08120094A JPH08120094A JP28409594A JP28409594A JPH08120094A JP H08120094 A JPH08120094 A JP H08120094A JP 28409594 A JP28409594 A JP 28409594A JP 28409594 A JP28409594 A JP 28409594A JP H08120094 A JPH08120094 A JP H08120094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat ray
- synthetic resin
- ray shielding
- resin layer
- pearl pigment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 75
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 50
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 50
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims abstract description 37
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 claims abstract description 17
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 claims abstract description 17
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 13
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims abstract description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 22
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 3
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 18
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 6
- UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N Iron oxide Chemical compound [Fe]=O UQSXHKLRYXJYBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000002932 luster Substances 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 3
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 2
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 2
- 239000010445 mica Substances 0.000 description 2
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- -1 methyl methacryl Chemical group 0.000 description 1
- 238000001782 photodegradation Methods 0.000 description 1
- 229920003217 poly(methylsilsesquioxane) Polymers 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000000080 wetting agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光を透過させる割に熱線遮蔽効果に優れた熱
線遮蔽材を提供する。 【構成】 透光性を有する合成樹脂層に5〜60μmの
粒度分布を持つパール顔料を0.5〜1.5重量%添加
する。合成樹脂層をポリカーボネート樹脂層とすること
が好ましい。
線遮蔽材を提供する。 【構成】 透光性を有する合成樹脂層に5〜60μmの
粒度分布を持つパール顔料を0.5〜1.5重量%添加
する。合成樹脂層をポリカーボネート樹脂層とすること
が好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採光材として好適に使
用することのできる熱線遮蔽材に関する。
用することのできる熱線遮蔽材に関する。
【0002】
【従来の技術】高い採光性(透光性)の要求される所謂
サンルームやカーポートなどの屋根材や側壁材には、透
光性に優れた合成樹脂材でなる平板材や波板材などが多
く用いられている。この用途に用いられる合成樹脂材に
は、透明あるいは半透明のものや、無色のもの、無彩色
や有彩色のものなどがある。
サンルームやカーポートなどの屋根材や側壁材には、透
光性に優れた合成樹脂材でなる平板材や波板材などが多
く用いられている。この用途に用いられる合成樹脂材に
は、透明あるいは半透明のものや、無色のもの、無彩色
や有彩色のものなどがある。
【0003】上記のような透光性を持つ合成樹脂材を屋
根材や側壁材に用いた場合、特に夏場には、その優れた
透光性のために光と共に熱線が透過し過ぎるという状況
が生まれ、たとえばサンルームやカーポートにおいては
室内温度や車体温度が上がり過ぎることがある。
根材や側壁材に用いた場合、特に夏場には、その優れた
透光性のために光と共に熱線が透過し過ぎるという状況
が生まれ、たとえばサンルームやカーポートにおいては
室内温度や車体温度が上がり過ぎることがある。
【0004】そこで、近時においては、合成樹脂材の透
光性をそれほど低下させない範囲でその合成樹脂材をブ
ラウンスモークやグレイスモークなどの色相を持つよう
に着色するといったことが行われている。
光性をそれほど低下させない範囲でその合成樹脂材をブ
ラウンスモークやグレイスモークなどの色相を持つよう
に着色するといったことが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂材を着色することによって熱線の遮蔽効果を持たせる
という従来の考え方の下では、同時に透光性も低下して
しまい、そのために、許容できる程度の熱線遮蔽効果を
得ようとすれば、透光性が低くなりすぎて室内が暗くな
ることを避けられず、そのような製品は需要者に好まれ
ないという問題があった。
脂材を着色することによって熱線の遮蔽効果を持たせる
という従来の考え方の下では、同時に透光性も低下して
しまい、そのために、許容できる程度の熱線遮蔽効果を
得ようとすれば、透光性が低くなりすぎて室内が暗くな
ることを避けられず、そのような製品は需要者に好まれ
ないという問題があった。
【0006】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、透光性を有する合成樹脂層にある種の顔料を添
加するという手段を採用することによって、透光性がそ
れほど低下しない割りに高い熱線遮蔽効果の得られると
いう特性を備えた熱線遮蔽材を提供することを目的とす
る。
であり、透光性を有する合成樹脂層にある種の顔料を添
加するという手段を採用することによって、透光性がそ
れほど低下しない割りに高い熱線遮蔽効果の得られると
いう特性を備えた熱線遮蔽材を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の熱
線遮蔽材は、透光性を有する合成樹脂層にパール顔料が
添加されているというものである。
線遮蔽材は、透光性を有する合成樹脂層にパール顔料が
添加されているというものである。
【0008】このような熱線遮蔽材においては、請求項
2に係る発明のように5〜60μmの粒度分布を持つパ
ール顔料が0.5〜1.5重量%添加されていることが
望ましい。また、請求項3に係る発明のように合成樹脂
層がポリカーボネート樹脂層でなり、その厚みが0.5
〜5.0mmであることが望ましい。
2に係る発明のように5〜60μmの粒度分布を持つパ
ール顔料が0.5〜1.5重量%添加されていることが
望ましい。また、請求項3に係る発明のように合成樹脂
層がポリカーボネート樹脂層でなり、その厚みが0.5
〜5.0mmであることが望ましい。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明は、合成樹脂層に添加され
たパール顔料により熱線を遮蔽し、合成樹脂層に添加さ
れたパール顔料の粒子相互間の隙間部分では少なくとも
合成樹脂層自体の透光性を確保するという考え方に基づ
いている。
たパール顔料により熱線を遮蔽し、合成樹脂層に添加さ
れたパール顔料の粒子相互間の隙間部分では少なくとも
合成樹脂層自体の透光性を確保するという考え方に基づ
いている。
【0010】この発明に係る熱線遮蔽材において、パー
ル顔料には天然マイカの表面を酸化チタンや酸化鉄など
の光屈折率の大きな金属酸化物で被覆した安定した無機
パール顔料を好適に使用することができる。このような
無機パール顔料は、それが無機質であることが優れた熱
線遮蔽効果を発揮する要因の1つになっていると推定さ
れる。
ル顔料には天然マイカの表面を酸化チタンや酸化鉄など
の光屈折率の大きな金属酸化物で被覆した安定した無機
パール顔料を好適に使用することができる。このような
無機パール顔料は、それが無機質であることが優れた熱
線遮蔽効果を発揮する要因の1つになっていると推定さ
れる。
【0011】合成樹脂層をポリカーボネート樹脂で形成
し、5〜60μmの粒度分布を持つパール顔料がその合
成樹脂層に0.5〜1.5重量%添加されている所定厚
さの平板材や波板材(この項において発明品という)
と、従来品である同じ厚さのブラウンスモークに着色さ
れた合成樹脂の平板材や波板材との全光線透過率や熱線
遮蔽率を比較すると、発明品は従来品よりも全光線透過
率が大きいにもかかわらず熱線遮蔽率が大きくなる。な
お、透光性の合成樹脂層に上記無機パール顔料を添加し
た平板材や波板材は、光が無機パール顔料に当たって規
則的多重反射を起こし、ソフトな感じのパール光沢を発
現する。
し、5〜60μmの粒度分布を持つパール顔料がその合
成樹脂層に0.5〜1.5重量%添加されている所定厚
さの平板材や波板材(この項において発明品という)
と、従来品である同じ厚さのブラウンスモークに着色さ
れた合成樹脂の平板材や波板材との全光線透過率や熱線
遮蔽率を比較すると、発明品は従来品よりも全光線透過
率が大きいにもかかわらず熱線遮蔽率が大きくなる。な
お、透光性の合成樹脂層に上記無機パール顔料を添加し
た平板材や波板材は、光が無機パール顔料に当たって規
則的多重反射を起こし、ソフトな感じのパール光沢を発
現する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例による熱線遮蔽材
Aを示しており、この実施例では、パール顔料が添加さ
れた透光性を有する合成樹脂層1の表面に表皮材2とし
てメチルメタクリレート樹脂(MMA)のフィルムを積
層一体化してあり、合成樹脂層1やパール顔料の光劣化
を防いでいる。この第1実施例において、上記合成樹脂
層1には厚さが0.5〜5.0mm程度、好ましくは
0.5〜1.5mmの合成樹脂シート、たとえばポリカ
ーボネート樹脂(PC)シート、ポリ塩化ビニル樹脂
(PVC)シート、メチルメタクリル(MMA)シート
などの熱可塑性合成樹脂を材料とするシートが使われて
いる。なお、表皮材2を省略することも可能であり、そ
の場合には、パール顔料が添加された透光性を有する合
成樹脂層1に、MMAシートを使うことが有益である。
Aを示しており、この実施例では、パール顔料が添加さ
れた透光性を有する合成樹脂層1の表面に表皮材2とし
てメチルメタクリレート樹脂(MMA)のフィルムを積
層一体化してあり、合成樹脂層1やパール顔料の光劣化
を防いでいる。この第1実施例において、上記合成樹脂
層1には厚さが0.5〜5.0mm程度、好ましくは
0.5〜1.5mmの合成樹脂シート、たとえばポリカ
ーボネート樹脂(PC)シート、ポリ塩化ビニル樹脂
(PVC)シート、メチルメタクリル(MMA)シート
などの熱可塑性合成樹脂を材料とするシートが使われて
いる。なお、表皮材2を省略することも可能であり、そ
の場合には、パール顔料が添加された透光性を有する合
成樹脂層1に、MMAシートを使うことが有益である。
【0013】第1実施例で説明した熱線遮蔽材Aはその
肉厚が薄くて可撓性を有するものはガラスや合成樹脂で
作られた採光板に貼り付けて使用することが可能であ
る。また、硬くて腰の強いものは、平板材や図3に示し
たような波板材A’に成形して熱線遮蔽効果に優れる採
光材として好適に用いることができる。さらに、肉厚が
厚いものは真空または圧空により成形して薄肉となし、
天窓用ドームや照明カバーなどの成形品用の材料として
好適に用いられる。なお、図3の波板においては、パー
ル顔料が添加された透光性を有する合成樹脂層1の厚さ
が0.7〜1.5mm、表皮材2としてのMMAフィル
ムの厚さが30〜300μmになっている。
肉厚が薄くて可撓性を有するものはガラスや合成樹脂で
作られた採光板に貼り付けて使用することが可能であ
る。また、硬くて腰の強いものは、平板材や図3に示し
たような波板材A’に成形して熱線遮蔽効果に優れる採
光材として好適に用いることができる。さらに、肉厚が
厚いものは真空または圧空により成形して薄肉となし、
天窓用ドームや照明カバーなどの成形品用の材料として
好適に用いられる。なお、図3の波板においては、パー
ル顔料が添加された透光性を有する合成樹脂層1の厚さ
が0.7〜1.5mm、表皮材2としてのMMAフィル
ムの厚さが30〜300μmになっている。
【0014】図2は本発明の第2実施例による熱線遮蔽
材A”を示しており、この実施例では、パール顔料が添
加された透光性を有する合成樹脂層1の表面にメチルメ
タクリレート樹脂(MMA)のフィルムを積層一体化す
ると共に、上記合成樹脂層1を透光性の基材3に積層一
体化してある。この第2実施例において、表皮材2には
MMAフィルムが使われ、パール顔料が添加された透光
性を有する合成樹脂層1には上掲した各種の合成樹脂が
使われ、基材3にはPC、PVC、MMAなどから選ば
れる透光性に優れる合成樹脂、好ましくは透明な合成樹
脂が使われる。基材3を透明にしておくことで、熱線遮
蔽剤A”の透光性を低下させることがない。合成樹脂層
1と基材3に使われる合成樹脂は同じであっても異なっ
ていてもよい。
材A”を示しており、この実施例では、パール顔料が添
加された透光性を有する合成樹脂層1の表面にメチルメ
タクリレート樹脂(MMA)のフィルムを積層一体化す
ると共に、上記合成樹脂層1を透光性の基材3に積層一
体化してある。この第2実施例において、表皮材2には
MMAフィルムが使われ、パール顔料が添加された透光
性を有する合成樹脂層1には上掲した各種の合成樹脂が
使われ、基材3にはPC、PVC、MMAなどから選ば
れる透光性に優れる合成樹脂、好ましくは透明な合成樹
脂が使われる。基材3を透明にしておくことで、熱線遮
蔽剤A”の透光性を低下させることがない。合成樹脂層
1と基材3に使われる合成樹脂は同じであっても異なっ
ていてもよい。
【0015】第2実施例で説明した熱線遮蔽材A”は、
第1実施例で説明した熱線遮蔽材Aに基材3を積層一体
化したものに相当する。このような熱線遮蔽材A”にお
いては、基材3によって全体厚さが増厚されて強度が高
められているので、面積の大きな採光窓、採光用の屋根
材や壁材などに用いることが可能であり、好ましくは成
形されたドーム状の採光窓として、あるいは折版形の採
光用屋根材や壁材として用いられる。
第1実施例で説明した熱線遮蔽材Aに基材3を積層一体
化したものに相当する。このような熱線遮蔽材A”にお
いては、基材3によって全体厚さが増厚されて強度が高
められているので、面積の大きな採光窓、採光用の屋根
材や壁材などに用いることが可能であり、好ましくは成
形されたドーム状の採光窓として、あるいは折版形の採
光用屋根材や壁材として用いられる。
【0016】ところで、合成樹脂層1に添加するパール
顔料としては、市販品を用いることができる。このパー
ル顔料は光を規則的多重反射して人工的にパール光沢を
発現させ得るものであり、そのパール光沢は、それが添
加される合成樹脂層が透光性に優れているほど顕著に発
揮される。このパール顔料は天然マイカの表面を酸化チ
タンや酸化鉄などの光屈折率の大きな金属酸化物で被覆
したものであって、化学的に安定した無機パール顔料で
ある。そして、パール顔料の粒度分布には種々のものが
あり、たとえば10〜60μm、10〜50μm、5〜
20μm、30〜100μm、40〜200μm、6〜
50μm、10〜40μm、15μm以下などの粒度分
布を持っており、本発明においては、この中の10〜4
0μmの流動分布を持つパール顔料を特に好適に使用す
ることができる。
顔料としては、市販品を用いることができる。このパー
ル顔料は光を規則的多重反射して人工的にパール光沢を
発現させ得るものであり、そのパール光沢は、それが添
加される合成樹脂層が透光性に優れているほど顕著に発
揮される。このパール顔料は天然マイカの表面を酸化チ
タンや酸化鉄などの光屈折率の大きな金属酸化物で被覆
したものであって、化学的に安定した無機パール顔料で
ある。そして、パール顔料の粒度分布には種々のものが
あり、たとえば10〜60μm、10〜50μm、5〜
20μm、30〜100μm、40〜200μm、6〜
50μm、10〜40μm、15μm以下などの粒度分
布を持っており、本発明においては、この中の10〜4
0μmの流動分布を持つパール顔料を特に好適に使用す
ることができる。
【0017】次に、本発明に係る熱線遮蔽材の光学特性
と熱線遮蔽効果とに関する調査実験を説明する。
と熱線遮蔽効果とに関する調査実験を説明する。
【0018】表1は厚さ1mmの熱線遮蔽板(表皮材を
持たないもの)の光学特性と熱線遮蔽効果についてのテ
ーブル試験結果を示している。表1のサンプルNo1〜
13において、合成樹脂にはPCが用いられており、そ
れに添加されるパール顔料の粒度分布と添加量、湿潤剤
の添加量を各々示してある。サンプルNo1〜9は本発
明品を、サンプルNo10と同11は比較品を示す。な
お、表1中の熱線遮蔽効果を示す値は、電気総合研究所
より発表されている波長毎の太陽光エネルギー量のグラ
フを基にしてサンプルの各波長毎の透過率にて透過太陽
光エネルギー量を計算し、400〜1000nmの範囲
の波長の太陽光エネルギー量総量の比率を求めて、それ
らの値を(1)式に適用して算出した値である。
持たないもの)の光学特性と熱線遮蔽効果についてのテ
ーブル試験結果を示している。表1のサンプルNo1〜
13において、合成樹脂にはPCが用いられており、そ
れに添加されるパール顔料の粒度分布と添加量、湿潤剤
の添加量を各々示してある。サンプルNo1〜9は本発
明品を、サンプルNo10と同11は比較品を示す。な
お、表1中の熱線遮蔽効果を示す値は、電気総合研究所
より発表されている波長毎の太陽光エネルギー量のグラ
フを基にしてサンプルの各波長毎の透過率にて透過太陽
光エネルギー量を計算し、400〜1000nmの範囲
の波長の太陽光エネルギー量総量の比率を求めて、それ
らの値を(1)式に適用して算出した値である。
【0019】
【表1】
【0020】
【数1】
【0021】表1によると、合成樹脂としてPCを用い
た厚さ1mmの板材においては、パール顔料の添加量の
変化に応じて全光線透過率や熱線遮蔽効果が変わること
が判る。
た厚さ1mmの板材においては、パール顔料の添加量の
変化に応じて全光線透過率や熱線遮蔽効果が変わること
が判る。
【0022】そして、PC単独のペレットで作製された
No10のサンプルと市販のブラウンスモーク用PCペ
レットで作製されたNo11のサンプルとの全光線透過
率および熱線遮蔽効果とを考慮すれば、0.5〜1.5
重量%、好ましくは0.7〜1.5重量%のパール顔料
を添加すればよいことが判る。パール顔料の添加量が
0.5重量%より少ないと熱線遮蔽効果が小さくなりす
ぎ、また、1.5重量%より多いと全光線透過率が少な
くなりすぎる。また、どの粒度分布のパール顔料であっ
ても、0.5〜1.5重量%の範囲であれば、全光線透
過率はNo11のサンプルと略同等もしくは良好である
にもかかわらず、熱線遮蔽効果が良好であり、透光性を
有しかつ熱線遮蔽性を持つことが判る。粒度分布が5μ
mより小さい範囲にあると、パール顔料の粒径が小さす
ぎて全光線透過率が少なくなりすぎ、また、60μmよ
り大きい範囲では全光線透過率が大きくなりすぎる上、
キラキラと輝くようなパール光沢が認められてその色相
が好ましくないものになる。
No10のサンプルと市販のブラウンスモーク用PCペ
レットで作製されたNo11のサンプルとの全光線透過
率および熱線遮蔽効果とを考慮すれば、0.5〜1.5
重量%、好ましくは0.7〜1.5重量%のパール顔料
を添加すればよいことが判る。パール顔料の添加量が
0.5重量%より少ないと熱線遮蔽効果が小さくなりす
ぎ、また、1.5重量%より多いと全光線透過率が少な
くなりすぎる。また、どの粒度分布のパール顔料であっ
ても、0.5〜1.5重量%の範囲であれば、全光線透
過率はNo11のサンプルと略同等もしくは良好である
にもかかわらず、熱線遮蔽効果が良好であり、透光性を
有しかつ熱線遮蔽性を持つことが判る。粒度分布が5μ
mより小さい範囲にあると、パール顔料の粒径が小さす
ぎて全光線透過率が少なくなりすぎ、また、60μmよ
り大きい範囲では全光線透過率が大きくなりすぎる上、
キラキラと輝くようなパール光沢が認められてその色相
が好ましくないものになる。
【0023】次に、テーブル試験結果を確認するために
表1に示したNo5のサンプルと同じ配合よりなる組成
物を押出機を用いて波形に成形した厚さ0.7mmのP
C波板材(発明品)と、No11のサンプルのペレット
を用いたブラウンスモークの色相を持つ厚さ0.7mm
のPC波板材(従来品)とを製造し、それらの光学特性
と熱線遮蔽効果とを測定すると共に、それらの波板材を
用いて同じ形状・大きさのボックスを製作して同じ日の
同じ場所での経時的な内部温度を測定することにより熱
線遮蔽効果を対比した。表2に発明品と従来品との光学
特性と熱線遮蔽効果を示す値などを示し、図4にボック
スの内部温度の測定値をグラフ(図表)を表した。ここ
で用いた発明品と従来品とは共に表面に同厚(極薄)の
MMAフィルムを積層一体化してあるけれども、MMA
フィルムは全光線透過率にきわめて優れた素材であるの
で、MMAフィルムを積層したことによって発明品と従
来品との全光線透過率や熱線遮蔽効果の相対的な関係が
損なわれることはない。なお、図4には気温変化を付記
してあり、また、同図中の数値はボックス内の温度を表
している。
表1に示したNo5のサンプルと同じ配合よりなる組成
物を押出機を用いて波形に成形した厚さ0.7mmのP
C波板材(発明品)と、No11のサンプルのペレット
を用いたブラウンスモークの色相を持つ厚さ0.7mm
のPC波板材(従来品)とを製造し、それらの光学特性
と熱線遮蔽効果とを測定すると共に、それらの波板材を
用いて同じ形状・大きさのボックスを製作して同じ日の
同じ場所での経時的な内部温度を測定することにより熱
線遮蔽効果を対比した。表2に発明品と従来品との光学
特性と熱線遮蔽効果を示す値などを示し、図4にボック
スの内部温度の測定値をグラフ(図表)を表した。ここ
で用いた発明品と従来品とは共に表面に同厚(極薄)の
MMAフィルムを積層一体化してあるけれども、MMA
フィルムは全光線透過率にきわめて優れた素材であるの
で、MMAフィルムを積層したことによって発明品と従
来品との全光線透過率や熱線遮蔽効果の相対的な関係が
損なわれることはない。なお、図4には気温変化を付記
してあり、また、同図中の数値はボックス内の温度を表
している。
【0024】
【表2】
【0025】表2によると、発明品、従来品共に、No
5とNo11のサンプル(厚さ1mm)よりも全光線透
過率が大きくなっている。これは、発明品や従来品がN
o5やNo11のサンプルよりも薄いことによると考え
られる。表2には表1で説明したテーブル試験結果と同
様の傾向が表れており、発明品は、全光線透過率が高い
にもかかわらず、熱線遮蔽効果に優れていることが判
る。そして、図4のグラフより明らかなように、市販品
と同じ波形板に成形しても発明品は従来品に比べて熱線
遮蔽効果に優れ、熱線遮蔽に伴って生じる温度差は3〜
10℃に達しており、屋根材などに実際に使用しても十
分に熱線を遮蔽できることが判る。一方、全光線透過率
については発明品が従来品よりも優れていて、透光性が
良く明るいことが判る。
5とNo11のサンプル(厚さ1mm)よりも全光線透
過率が大きくなっている。これは、発明品や従来品がN
o5やNo11のサンプルよりも薄いことによると考え
られる。表2には表1で説明したテーブル試験結果と同
様の傾向が表れており、発明品は、全光線透過率が高い
にもかかわらず、熱線遮蔽効果に優れていることが判
る。そして、図4のグラフより明らかなように、市販品
と同じ波形板に成形しても発明品は従来品に比べて熱線
遮蔽効果に優れ、熱線遮蔽に伴って生じる温度差は3〜
10℃に達しており、屋根材などに実際に使用しても十
分に熱線を遮蔽できることが判る。一方、全光線透過率
については発明品が従来品よりも優れていて、透光性が
良く明るいことが判る。
【0026】実験例で説明した熱線遮蔽材は、PCを合
成樹脂層として使用しているので、耐衝撃性などの機械
的性質が他の合成樹脂を使用する場合に比べて優れると
いう固有の性質を有している。そして、PCよりなる合
成樹脂層の厚みが0.5〜5.0mmの範囲内である
0.7mmであるから、波形材としても十分実使用に耐
えるものである。
成樹脂層として使用しているので、耐衝撃性などの機械
的性質が他の合成樹脂を使用する場合に比べて優れると
いう固有の性質を有している。そして、PCよりなる合
成樹脂層の厚みが0.5〜5.0mmの範囲内である
0.7mmであるから、波形材としても十分実使用に耐
えるものである。
【0027】本発明に係る熱線遮蔽材においては、実施
例で説明したものの他、次の態様で実施することも可能
である。 (1)合成樹脂層が有彩色または無彩色に着色されてい
ること。 (2)熱線遮蔽材を平板材として使用すること。 (3)熱線遮蔽材を波板材として使用すること。
例で説明したものの他、次の態様で実施することも可能
である。 (1)合成樹脂層が有彩色または無彩色に着色されてい
ること。 (2)熱線遮蔽材を平板材として使用すること。 (3)熱線遮蔽材を波板材として使用すること。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、合成樹脂層に添
加されたパール顔料により熱線を遮蔽し、合成樹脂層に
添加されたパール顔料の粒子相互間の隙間部分では少な
くとも合成樹脂層自体の透光性を確保するという考え方
に基づいている。この点で、合成樹脂層をブラウンスモ
ークなどに着色した従来品のように光の通過を抑制する
ことによって熱線の通過を抑制するという考え方に基づ
いたものとは技術的に異なっている。
加されたパール顔料により熱線を遮蔽し、合成樹脂層に
添加されたパール顔料の粒子相互間の隙間部分では少な
くとも合成樹脂層自体の透光性を確保するという考え方
に基づいている。この点で、合成樹脂層をブラウンスモ
ークなどに着色した従来品のように光の通過を抑制する
ことによって熱線の通過を抑制するという考え方に基づ
いたものとは技術的に異なっている。
【0029】そして、請求項1や請求項2に係る発明に
よれば、熱線遮蔽効果に優れたパール顔料によって透光
性の合成樹脂層を通過する熱線が効率よく遮蔽され、そ
の一方で、パール顔料の添加量を適度に抑えることによ
り透光性の合成樹脂層により大きな全光線透過率が確保
されるので、着色といった全光線透過率を大幅に低下さ
せてしまうような手段を使わずに熱線遮蔽効果を高める
ことが可能になる。
よれば、熱線遮蔽効果に優れたパール顔料によって透光
性の合成樹脂層を通過する熱線が効率よく遮蔽され、そ
の一方で、パール顔料の添加量を適度に抑えることによ
り透光性の合成樹脂層により大きな全光線透過率が確保
されるので、着色といった全光線透過率を大幅に低下さ
せてしまうような手段を使わずに熱線遮蔽効果を高める
ことが可能になる。
【0030】また、請求項3に係る発明によれば、合成
樹脂層がポリカーボネート樹脂でその厚みが0.5〜
5.0mmであるので、ポリカーボネート樹脂が本来的
に具有している耐衝撃性などの優れた機械的強度が生か
され、実使用上問題のない熱線遮蔽材が得られる利点が
ある。
樹脂層がポリカーボネート樹脂でその厚みが0.5〜
5.0mmであるので、ポリカーボネート樹脂が本来的
に具有している耐衝撃性などの優れた機械的強度が生か
され、実使用上問題のない熱線遮蔽材が得られる利点が
ある。
【図1】本発明の第1実施例による熱線遮蔽材の断面説
明図である。
明図である。
【図2】本発明の第2実施例による熱線遮蔽材の断面説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の熱線遮蔽材で製作した波板材の説明図
である。
である。
【図4】本発明の熱線遮蔽材の全光線透過率と熱線遮蔽
効果を実測値で表した図表である。
効果を実測値で表した図表である。
A 熱線遮蔽材 1 パール顔料が添加された合成樹脂層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 6/02 A 7606−2E (72)発明者 蔭山 浩史 大阪市中央区安土町2丁目3番13号 タキ ロン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 透光性を有する合成樹脂層にパール顔料
が添加されていることを特徴とする熱線遮蔽材。 - 【請求項2】 5〜60μmの粒度分布を持つパール顔
料が0.5〜1.5重量%添加されている請求項1記載
の熱線遮蔽材。 - 【請求項3】 合成樹脂層がポリカーボネート樹脂層で
なり、その厚みが0.5〜5.0mmである請求項2記
載の熱線遮蔽材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28409594A JP3329959B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 熱線遮蔽材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28409594A JP3329959B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 熱線遮蔽材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120094A true JPH08120094A (ja) | 1996-05-14 |
| JP3329959B2 JP3329959B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=17674154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28409594A Ceased JP3329959B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 熱線遮蔽材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3329959B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002247933A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-09-03 | Asari Kenkyusho:Kk | イカ釣針用擬餌体 |
| JP2011148923A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Okamoto Kk | 遮熱シート |
| JP2012506504A (ja) * | 2008-10-20 | 2012-03-15 | ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション | 金属様外観を持つ屋根材 |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28409594A patent/JP3329959B2/ja not_active Ceased
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002247933A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-09-03 | Asari Kenkyusho:Kk | イカ釣針用擬餌体 |
| JP2012506504A (ja) * | 2008-10-20 | 2012-03-15 | ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション | 金属様外観を持つ屋根材 |
| JP2011148923A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Okamoto Kk | 遮熱シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3329959B2 (ja) | 2002-09-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE2544245C3 (de) | Infrarot-reflektierendes Verglasungsmaterial | |
| EP0548822B1 (de) | IR-reflektierender Körper | |
| JPH0578544A (ja) | 熱線反射板状体 | |
| SA515360897B1 (ar) | تَزْجِيج متين متحكم في الطاقة الشمسية | |
| WO2001077235A1 (de) | Transparentes medium mit winkelselektiven transmissions- bzw. reflexionseigenschaften und/oder absorptionseigenschaften | |
| JPH04500184A (ja) | ガラス窓用の太陽光線制御用層状コーティング | |
| JP2005047179A (ja) | 熱線遮蔽樹脂シート | |
| CN108227168A (zh) | 光偏转与光漫射混合构造 | |
| DE102010029169A1 (de) | Formmasse oder Beschichtungssystem (PMMA-frei) mit IR reflektierenden Eigenschaften in Kombination mit einer PMMA-haltigen Deckschicht oder Folie | |
| US4536998A (en) | Flexible selective energy control sheet and assembly using the same | |
| SE455788B (sv) | Forglasningspanel | |
| JP2005089643A (ja) | 多機能透明性フィルムとこれを用いたロールスクリーン式カーテン及び洋傘 | |
| JPH02136230A (ja) | 赤外線吸収性合成樹脂成型品 | |
| JPH08120094A (ja) | 熱線遮蔽材 | |
| EP0149105B1 (en) | Solar insulating window film | |
| GB2097288A (en) | Solar control panel | |
| KR20010007264A (ko) | 투명 표면 피복용 조성물 | |
| JPS63281837A (ja) | 赤外線吸収性積層物 | |
| JPH11116910A (ja) | 粘着シート | |
| JP3348992B2 (ja) | ポリカーボネート採光材 | |
| JP3944663B2 (ja) | 熱線遮蔽板 | |
| JPH10195235A (ja) | 熱線遮蔽採光材 | |
| TWI723840B (zh) | 單向透視抗強光隔熱膜及單向透視抗強光隔熱玻璃 | |
| DE10018904A1 (de) | Transparentes Medium mit winkelselektiven Transmissions- bzw. Reflexionseigenschaften und/oder Absorptionseigenschaften (II) | |
| EP0441011A1 (de) | Fassadenplatte und ihre Verwendung |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RVOP | Cancellation by post-grant opposition |