JPH081200B2 - 二重筒コアンダスパイラルフロ−装置 - Google Patents

二重筒コアンダスパイラルフロ−装置

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JPH081200B2
JPH081200B2 JP29632286A JP29632286A JPH081200B2 JP H081200 B2 JPH081200 B2 JP H081200B2 JP 29632286 A JP29632286 A JP 29632286A JP 29632286 A JP29632286 A JP 29632286A JP H081200 B2 JPH081200 B2 JP H081200B2
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coanda
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pipe
annular slit
wall
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清之 堀井
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新技術事業団
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、コアンダスパイラルフロー生成装置に関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、粉粒体
の輸送、乾燥、分級、繊維状物の輸送、開繊、さらには
ガス流体の輸送などに有用なコアンダスパイラルフロー
を、安定に、かつバックフローを抑制しつつ生成するこ
とのできる改良されたコアンダスパイラルフロー生成装
置に関するものである。
(背景技術) 流体運動に関して、この発明の発明者は、従来の層流
/乱流の概念とは異なり、レイノルズ数等の条件からは
乱流域にありながらも、乱流とは全く異なる物理現象を
示すものとして、また、さらに、その物理現象の産業利
用について、コアンダスパイラルフローとその利用方法
を提案してきた。
このスパイラルフローは、管方向の流体のベクトルに
管半径方向のベクトルを加えると流体が旋回し、この旋
回流に基づいて管内壁近傍に動的境界層が形成され、流
体はスパイラル(螺旋)を描きつつ管路方向に高速で進
行する。このスパイラルフローにおいては、流体は高速
で進行し、しかも動的境界層の存在によって固体粒子が
存在しても乱流の場合のように管内壁と衝突することは
ない。このため、流体のスパイラルモーションの過程に
おいては、流体はその状態が均一に保持され、内壁との
衝突、接触による局所的変質もない。
このようにコアンダスパイラルフローは優れた特長を
有するもので、流体の輸送、乾燥、分級、化学反応など
に広く利用されるものである。しかしながら、このコア
ンダスパイラルフローは、その生成域において、流体の
バックフロー(逆流)が生起したり、コアンダスパイラ
ルモーションが破壊するなどの不安定な状態になること
がしばしば認められる。このため、コアンダスパイラル
フローの有する優れた特長を生かし、なおかつ、その特
長を安定して維持するための方策が必要とされていた。
(発明の目的) この発明は、以上のとおりの事情を鑑みてなされたも
のであり、すでに実用化段階にあるコアンダスパイラル
フローに関して、バックフローの生成やスパイラルモー
ションの破壊を抑制して、安定したコアンダスパイラル
フローを実現するための改善された方法、特に、そのた
めの装置を提供することを目的としている。
(発明の開示) この発明のコアンダスパラルフロー生成装置は、上記
の目的を実現するために、円筒管の一方の端面の内壁面
を滑らかに湾曲させ、該湾曲面とこれに対向する補助筒
の直角または鋭角状に折り曲げた端面内壁の折り曲げ面
との間に第1の環状スリットを形成し、補助筒の他方の
端面を外部に開口させた第1のコアンダフロー生成装置
と、該生成装置の円筒管を覆い、一端を管路に接続し、
他端の内壁面に滑らかな湾曲面を形成し、対向する壁面
を直角または鋭角状に折り曲げることによって第2の環
状スリットを形成し、管路に接続する外筒の内壁面に管
路に向けてその内径が次第に小さくなるように傾斜を与
え、管路以外には、外部への開口を持たないようにした
第2のコアンダフロー生成装置とからなり、第1の環状
スリットと第2の環状スリットとを連通させた二重筒構
造からなることを特長としている。
添付した図面に沿って詳しくこの発明のコアンダスパ
イラルフロー生成装置について説明する。
第1図は、この発明の装置の一例を示したものであ
る。この例においては、二重筒構造からなるコアンダス
パイラルフロー生成装置は、第1のコアンダフロー生成
装置(1)と第2のコアンダフロー生成装置(2)とに
よって構成されている。
第1のコアンダフロー生成装置(1)の円筒管(3)
の一方の端面はその内壁面を滑らかに湾曲させて湾曲面
(4)を形成している。これに対向する補助筒(5)の
略直角の折り曲げ面(6)との間に、第1の環状スリッ
ト(7)を形成している。補助筒(5)の他方の端面は
外部に開口して、開口端面(8)を形成している。
また第2のコアンダフロー生成装置(2)は、この第
1のコアンダフロー生成装置(1)の円筒管(3)を覆
い、一端を管路(9)に接続し、他端の内壁面を滑らか
に湾曲させて湾曲面(10)を形成した円筒管(11)を有
している。この湾曲面(10)と、これに対向する壁面を
略直角に折り曲げて形成した折り曲げ面(12)とによっ
て第2の環状スリット(13)を形成している。
管路(9)に接続する外筒(11)の内壁面には、管路
(9)に向けてその内径が次第に小さくなるように傾斜
を与えている。
以上の構造において、第一の環状スリット(7)と第
2の環状スリット(13)とは、コアンダフロー生成のた
めに送入する加圧流体の分配室(14)によって連通して
いる。また、この第1の環状スリット(7)と、第2の
環状スリット(13)は、各々、その間隔が調節できるよ
うになっている。この間隔を調節することにより、導入
管(15)から供給して、スリット(7)(13)から内部
に送入する加圧流体、たとえば空気、その他のガス、ま
たは液体の圧縮流体の送入量をコントロールする。
補助筒(5)の開口端面(8)の外部への開口断面積
を、調節片(16)によって調節できるようにしてもよ
い。この調節片を設けることは、外部流体の吸入・導入
の制御のためにも好ましいものである。
このコアンダスパイラルフロー生成装置の、スリット
(7)(13)の各々の出口では、加圧流体を送入する
と、コアンダ効果によって矢印(α)(α′)の流線を
描いて加圧流体が移動し管内壁近傍に動的境界層が形成
される。スリット(7)の反対の側には大きな負圧域が
生じ、開口端面(8)からの流体の流入を促進する。加
圧流体の運動ベクトルと開口端面(8)からの流入流体
の運動ベクトルとは合成されて、管路にスパイラルモー
ション(17)を生成する。開口端面から導入する流体
は、ガス,液体,粉粒体あるいは繊維状物のいずれのも
のでもよい。これらはスパイラルモーション(17)によ
って管路出口へと搬送される。
円筒管(3)と外筒(11)との間にはバッファー空間
が形成され、スリット(13)から送入された加圧流体に
よって管路のスパイルモーションは安定化され、かつ、
このスリット(13)からの加圧流体の送入によって生じ
る負圧により第1のコアンダフロー生成装置からのコア
ンダ流は吸引されるので、このコアンダフローのバック
フロー(逆流)現象も抑制される。しかも、スリット
(7)(13)の間隔をコントロールすることによって、
スパイラルモーションの状態、そのピッチも制御され
る。
この装置においては、加圧流体の圧力は2〜10kg/c
m2、外筒(11)の傾斜角(θ)は、tanθが1/4〜1/8程
度を目途とする。第1のコアンダフロー生成装置の円筒
筒(3)についても、同程度の範囲の傾斜にすることが
できる。ただこの第1のコアンダフロー生成装置の円筒
管(3)における傾斜は必ずしも必要なものではない。
管路のコアンダスパイラルフローの流速は、適宜に制
御することができる。100m〜200m/秒の高速度まで実現
可能である。
第2図および第3図は、各々、別の例を示したもので
ある。
第2図は、第1のコアンダフロー生成装置(1)の円筒
管(18)が、傾斜を持っていない例を、また第3図は、
漸拡大の例を示している。
たとえば、第1図に示した装置を用い、2kg/cm2の加
圧空気を0.8Nl/分の割合で供給すると、20mの管路の出
口での空気は40m/秒の速度のスパイラルモーションを形
成する。この時のスパイラルのピッチは7mであった。バ
ックフローは生成せず、安定したスパイラルフローが生
成される。
もちろん、この発明の装置は、これらの例に限定され
るものではない。様々の実施の態様が可能であることは
いうまでもない。
(発明の効果) この発明の装置により、以上のとおり、これまでのコ
アンダスパイラルフロー生成装置においては避けること
のできなかったコアンダスパイラルフローの破壊やバッ
クフローの生成を効果的に抑制することが可能となる。
このため、液体の搬送等を安定したコアンダスパイラ
ルフローとして実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、この発明の装置の例を
示した断面図である。 図中の番号は次のものを示している。 1……第1のコアンダフロー生成装置、2……第2のコ
アンダフロー生成装置、3……円筒管、4,10……湾曲
面、5……補助筒、6,12……折り曲げ面、7……第1の
環状スリット、8……開口端面、9……管路、11……外
筒円筒管、13……第2の環状スリット、14……分配室、
15……供給管、16……調節片、17……コアンダスパイラ
ルモーション、18……円筒管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒管の一方の端面の内壁面を滑らかに湾
    曲させ、該湾曲面とこれに対向する補助筒の直角または
    鋭角状に折り曲げた端面内壁の折り曲げ面との間に第1
    の環状スリットを形成し、補助筒の他方の端面を外部に
    開口させた第1のコアンダフロー生成装置と、該生成装
    置の円筒管を覆い、一端を管路に接続し、他端の内壁面
    に滑らかな湾曲面を形成し、対向する壁面を直角または
    鋭角状に折り曲げることによって第2の環状スリットを
    形成し、管路に接続する外筒の内壁面に管路に向けてそ
    の内径が次第に小さくなるように傾斜を与え、管路以外
    には外部への開口を持たないようにした第2のコアンダ
    フロー生成装置とからなり、第1の環状スリットと第2
    の環状スリットとを連通させた二重筒構造からなること
    を特徴とする二重筒コアンダスパイラルフロー装置。
JP29632286A 1986-12-12 1986-12-12 二重筒コアンダスパイラルフロ−装置 Expired - Lifetime JPH081200B2 (ja)

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