JPH08120311A - 高炉の原料装入方法 - Google Patents
高炉の原料装入方法Info
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- JPH08120311A JPH08120311A JP27720194A JP27720194A JPH08120311A JP H08120311 A JPH08120311 A JP H08120311A JP 27720194 A JP27720194 A JP 27720194A JP 27720194 A JP27720194 A JP 27720194A JP H08120311 A JPH08120311 A JP H08120311A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 細粒焼結鉱を使用する高炉操業方法におい
て、細粒焼結鉱の使用量を増大する。 【構成】 複数バッチ装入を行っている高炉において、
複数バッチ装入における最初の装入コークスに細粒焼結
鉱を混合することを特徴とする。 【効果】 細粒焼結鉱の炉中心部への流れ込みや円周バ
ランスの崩れを抑制することができ、高炉での細粒焼結
鉱の多量使用が可能である。
て、細粒焼結鉱の使用量を増大する。 【構成】 複数バッチ装入を行っている高炉において、
複数バッチ装入における最初の装入コークスに細粒焼結
鉱を混合することを特徴とする。 【効果】 細粒焼結鉱の炉中心部への流れ込みや円周バ
ランスの崩れを抑制することができ、高炉での細粒焼結
鉱の多量使用が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細粒焼結鉱を使用する
高炉操業方法に関する。
高炉操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、高炉に装入する焼結鉱のサイズは
5〜50mmであり、焼結鉱歩留りは70〜90%であ
る。ここで、1〜5mmの細粒焼結鉱が高炉で使用でき
れば焼結鉱歩留りの向上になり、経済的効果は非常に大
きい。しかし、細粒焼結鉱の装入により炉内の通気抵抗
が増大するため、高出銑比を維持しながら細粒焼結鉱を
多量に使用することは困難である。
5〜50mmであり、焼結鉱歩留りは70〜90%であ
る。ここで、1〜5mmの細粒焼結鉱が高炉で使用でき
れば焼結鉱歩留りの向上になり、経済的効果は非常に大
きい。しかし、細粒焼結鉱の装入により炉内の通気抵抗
が増大するため、高出銑比を維持しながら細粒焼結鉱を
多量に使用することは困難である。
【0003】高炉で細粒焼結鉱を使用する技術として、
炉周辺部の粗粒鉱石層上へ細粒焼結鉱を装入する方法
(ISIJ,Vol.7(1994),p.158),
炉周辺部のコークス層上へ細粒焼結鉱を装入する方法
(特公昭59−41482号公報),粗粒鉱石と混合
して炉周辺部または炉周辺部から炉中間部に装入する方
法(鉄と鋼,78(1992),p.1330),等が
ある。
炉周辺部の粗粒鉱石層上へ細粒焼結鉱を装入する方法
(ISIJ,Vol.7(1994),p.158),
炉周辺部のコークス層上へ細粒焼結鉱を装入する方法
(特公昭59−41482号公報),粗粒鉱石と混合
して炉周辺部または炉周辺部から炉中間部に装入する方
法(鉄と鋼,78(1992),p.1330),等が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、炉周
辺部に細粒焼結鉱を装入しても、次バッチのコークス装
入の際に炉中心部への細粒焼結鉱の流れ込みや細粒焼結
鉱の円周方向のバランス崩れが生じ、中心ガス流の阻害
や周辺ガス流の不均一を招き易いという問題がある。ま
た、従来技術では、と同様に炉中心部への細粒焼結
鉱の流れ込みが起き易いことに加え、細粒焼結鉱単独装
入の場合、周辺ガス流が強いため細粒焼結鉱が吹き飛ば
され易く所定の位置に装入することが困難である。さら
に、粒径の小さい細粒焼結鉱が粒径の大きいコークスの
間に入り込む、いわゆる浸透により、コークス層の空隙
率を低下させる場合がある。そして、従来技術の場
合、鉱石層の空隙率が低下するため、通気抵抗の増大に
よる還元率の低下を招き易い。
辺部に細粒焼結鉱を装入しても、次バッチのコークス装
入の際に炉中心部への細粒焼結鉱の流れ込みや細粒焼結
鉱の円周方向のバランス崩れが生じ、中心ガス流の阻害
や周辺ガス流の不均一を招き易いという問題がある。ま
た、従来技術では、と同様に炉中心部への細粒焼結
鉱の流れ込みが起き易いことに加え、細粒焼結鉱単独装
入の場合、周辺ガス流が強いため細粒焼結鉱が吹き飛ば
され易く所定の位置に装入することが困難である。さら
に、粒径の小さい細粒焼結鉱が粒径の大きいコークスの
間に入り込む、いわゆる浸透により、コークス層の空隙
率を低下させる場合がある。そして、従来技術の場
合、鉱石層の空隙率が低下するため、通気抵抗の増大に
よる還元率の低下を招き易い。
【0005】以上の理由により、細粒焼結鉱を多量に使
用した場合、安定した高炉操業を行うことが困難であっ
た。このため本発明では、細粒焼結鉱の炉中心部への流
れ込みを防止し、且つ細粒焼結鉱の装入により空隙率低
下を極力抑制すること、さらに、炉周辺部に細粒焼結鉱
を確実に装入することにより、炉内通気抵抗の増大を抑
制し、高炉での細粒焼結鉱の多量使用を可能とすること
を目的としている。
用した場合、安定した高炉操業を行うことが困難であっ
た。このため本発明では、細粒焼結鉱の炉中心部への流
れ込みを防止し、且つ細粒焼結鉱の装入により空隙率低
下を極力抑制すること、さらに、炉周辺部に細粒焼結鉱
を確実に装入することにより、炉内通気抵抗の増大を抑
制し、高炉での細粒焼結鉱の多量使用を可能とすること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、コークスを1バッチ以上連続して高炉へ
装入した後、鉱石を装入することを1サイクルとする原
料装入方法において、各サイクルの最初のバッチの装入
コークスに1〜5mmの細粒焼結鉱を各サイクルの全装
入鉱石量の3〜20wt%混合して炉内周辺部に装入す
ることにより、前記細粒焼結鉱を前記炉内周辺部に堆積
させることを特徴とする。また、炉内周辺部が炉壁から
炉中心方向に炉半径の1/3までの範囲であることを特
徴とする。
め、本発明は、コークスを1バッチ以上連続して高炉へ
装入した後、鉱石を装入することを1サイクルとする原
料装入方法において、各サイクルの最初のバッチの装入
コークスに1〜5mmの細粒焼結鉱を各サイクルの全装
入鉱石量の3〜20wt%混合して炉内周辺部に装入す
ることにより、前記細粒焼結鉱を前記炉内周辺部に堆積
させることを特徴とする。また、炉内周辺部が炉壁から
炉中心方向に炉半径の1/3までの範囲であることを特
徴とする。
【0007】
【作用】高炉操業を安定に行うためには炉内の通気抵抗
を減じ、炉中心部のガス流を確保する必要がある。高炉
への細粒焼結鉱の装入により、細粒焼結鉱が粒径の大き
いコークス層及び粗粒鉱石層の空隙に入り込み混合層を
形成し、層の空隙率を低下させるため通気抵抗を増大さ
せる。しかし、コークス層または粗粒鉱石層と混合する
ことなく細粒焼結鉱だけから構成される層にすることに
より、空隙率を混合層の場合よりも確保することがで
き、通気抵抗を混合層の場合よりも小さくすることがで
きる。従って、炉周辺部に細粒焼結鉱単味の層を形成す
ることができれば炉中心部のガス流を確保し、且つ炉全
体の通気抵抗を増大させない操業が可能である。
を減じ、炉中心部のガス流を確保する必要がある。高炉
への細粒焼結鉱の装入により、細粒焼結鉱が粒径の大き
いコークス層及び粗粒鉱石層の空隙に入り込み混合層を
形成し、層の空隙率を低下させるため通気抵抗を増大さ
せる。しかし、コークス層または粗粒鉱石層と混合する
ことなく細粒焼結鉱だけから構成される層にすることに
より、空隙率を混合層の場合よりも確保することがで
き、通気抵抗を混合層の場合よりも小さくすることがで
きる。従って、炉周辺部に細粒焼結鉱単味の層を形成す
ることができれば炉中心部のガス流を確保し、且つ炉全
体の通気抵抗を増大させない操業が可能である。
【0008】通常高炉に装入するコークスのサイズは2
5〜75mmであり、かさ密度は約0.5t/m3 であ
る。細粒焼結鉱のサイズは1〜5mmであり、かさ密度
は約2t/m3 であるため、炉頂ホッパー中で細粒焼結
鉱をC1(コークスと鉱石装入の1サイクルの1バッチ
目のコークス装入)に混合すると、C1装入時に、粒径
・密度の差により細粒焼結鉱はホッパー下部に、コーク
スはホッパー上部に自然に分級されるため、高炉に外周
から装入すれば、最初に細粒焼結鉱が装入される結果、
細粒焼結鉱は炉周辺部に、コークスは炉中心部から炉周
辺部にわたって堆積する。
5〜75mmであり、かさ密度は約0.5t/m3 であ
る。細粒焼結鉱のサイズは1〜5mmであり、かさ密度
は約2t/m3 であるため、炉頂ホッパー中で細粒焼結
鉱をC1(コークスと鉱石装入の1サイクルの1バッチ
目のコークス装入)に混合すると、C1装入時に、粒径
・密度の差により細粒焼結鉱はホッパー下部に、コーク
スはホッパー上部に自然に分級されるため、高炉に外周
から装入すれば、最初に細粒焼結鉱が装入される結果、
細粒焼結鉱は炉周辺部に、コークスは炉中心部から炉周
辺部にわたって堆積する。
【0009】細粒焼結鉱の装入量は全装入鉱石量の20
wt%以下なので、コークス比が400kg/t−pi
g前後の通常操業においては炉頂ホッパー中のコークス
と細粒焼結鉱の混合比を任意にしても、十分分離するこ
とが可能である。この場合、細粒焼結鉱とコークスの混
合により細粒焼結鉱の飛散量は極めてわずかなものであ
る。装入中、細粒焼結鉱は粒径の大きいコークス層中を
浸透しさらに下方に移動するが、その下層にある粗粒鉱
石(サイズは5〜50mm)層は粒子間の空隙が小さい
ため浸透することができず、この上に留まり細粒焼結鉱
層を形成する。
wt%以下なので、コークス比が400kg/t−pi
g前後の通常操業においては炉頂ホッパー中のコークス
と細粒焼結鉱の混合比を任意にしても、十分分離するこ
とが可能である。この場合、細粒焼結鉱とコークスの混
合により細粒焼結鉱の飛散量は極めてわずかなものであ
る。装入中、細粒焼結鉱は粒径の大きいコークス層中を
浸透しさらに下方に移動するが、その下層にある粗粒鉱
石(サイズは5〜50mm)層は粒子間の空隙が小さい
ため浸透することができず、この上に留まり細粒焼結鉱
層を形成する。
【0010】この細粒焼結鉱層は細粒焼結鉱単独の層で
あるため空隙率は低下せず、通気を良好に保つことがで
きる。そしてC2(複数バッチ装入において2回目のコ
ークス)またはO1(複数バッチ装入において1回目の
鉱石)以降の装入し際し、細粒焼結鉱層の上をC1層が
覆っているため、細粒焼結鉱の堆積位置を変化させるこ
とが無い。このため、本発明法により従来の細粒焼結鉱
安定使用限界量(7wt%程度)を超え20wt%まで
の細粒焼結鉱を使用することが可能である。ここで、炉
周辺部とは炉壁から炉中心方向に炉半径の1/3までの
範囲である。
あるため空隙率は低下せず、通気を良好に保つことがで
きる。そしてC2(複数バッチ装入において2回目のコ
ークス)またはO1(複数バッチ装入において1回目の
鉱石)以降の装入し際し、細粒焼結鉱層の上をC1層が
覆っているため、細粒焼結鉱の堆積位置を変化させるこ
とが無い。このため、本発明法により従来の細粒焼結鉱
安定使用限界量(7wt%程度)を超え20wt%まで
の細粒焼結鉱を使用することが可能である。ここで、炉
周辺部とは炉壁から炉中心方向に炉半径の1/3までの
範囲である。
【0011】炉半径の1/3までに限定した理由は、炉
中心部のガス流を確保するためであり、細粒焼結鉱の装
入量を全装入鉱石量の3wt%以上20wt%以下に限
定した理由は、3wt%未満では焼結鉱の歩留改善の効
果が小さく、20wt%超の細粒焼結鉱を装入すると炉
内の通気抵抗が急激に増大するためである。ただし、細
粒焼結鉱の装入量は全装入鉱石量の10〜20wt%で
あることが焼結鉱歩留りを改善する効果が大きいため好
ましい。細粒焼結鉱の粒度を1〜5mmとした理由は、
1mm未満であると装入時に吹き飛ばされる量が多くな
り、5mm超にすると細粒焼結鉱の粒径度が大きくな
り、その結果細粒焼結鉱層の空隙率が低下するためであ
る。各サイクルのコークス及び鉱石のバッチ数に特に上
限は無いが、装入物の降下に追いつくために速やかな装
入が必要であり、実質的にはそれぞれ3バッチが上限と
考えられる。
中心部のガス流を確保するためであり、細粒焼結鉱の装
入量を全装入鉱石量の3wt%以上20wt%以下に限
定した理由は、3wt%未満では焼結鉱の歩留改善の効
果が小さく、20wt%超の細粒焼結鉱を装入すると炉
内の通気抵抗が急激に増大するためである。ただし、細
粒焼結鉱の装入量は全装入鉱石量の10〜20wt%で
あることが焼結鉱歩留りを改善する効果が大きいため好
ましい。細粒焼結鉱の粒度を1〜5mmとした理由は、
1mm未満であると装入時に吹き飛ばされる量が多くな
り、5mm超にすると細粒焼結鉱の粒径度が大きくな
り、その結果細粒焼結鉱層の空隙率が低下するためであ
る。各サイクルのコークス及び鉱石のバッチ数に特に上
限は無いが、装入物の降下に追いつくために速やかな装
入が必要であり、実質的にはそれぞれ3バッチが上限と
考えられる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明方法を詳細に
説明する。結果を表1に示す。ほぼ同じ出銑能力のベル
レス式高炉とベル式高炉があり、通常操業時には、コー
クス2バッチ、鉱石2バッチを1サイクルとする装入
(C1−C2−O1−O2:C1,C2は1回目,2回
目のコークス装入、O1,O2は1回目,2回目の鉱石
装入)において、細粒焼結鉱をO2に混合してO1上の
炉周辺部に細粒焼結鉱を全装入鉱石量の7.0wt%装
入しているが、通気抵抗指数は1.89であり、安定操
業を行っている。この装入方法では、細粒焼結鉱装入量
を全装入鉱石量の8.5wt%以上にすると、10,0
00t/d以上の出銑量を出すことが困難になる。ここ
で、細粒焼結鉱の装入量を増大した場合に本発明による
方法と従来の方法を比較し、以下に示す。
説明する。結果を表1に示す。ほぼ同じ出銑能力のベル
レス式高炉とベル式高炉があり、通常操業時には、コー
クス2バッチ、鉱石2バッチを1サイクルとする装入
(C1−C2−O1−O2:C1,C2は1回目,2回
目のコークス装入、O1,O2は1回目,2回目の鉱石
装入)において、細粒焼結鉱をO2に混合してO1上の
炉周辺部に細粒焼結鉱を全装入鉱石量の7.0wt%装
入しているが、通気抵抗指数は1.89であり、安定操
業を行っている。この装入方法では、細粒焼結鉱装入量
を全装入鉱石量の8.5wt%以上にすると、10,0
00t/d以上の出銑量を出すことが困難になる。ここ
で、細粒焼結鉱の装入量を増大した場合に本発明による
方法と従来の方法を比較し、以下に示す。
【0013】実施例1は、ベルレス式高炉でC1のコー
クスに粒径3〜5mmの細粒焼結鉱を全装入鉱石量の1
5.5wt%装入する場合である。このとき、炉頂ホッ
パーに装入する細粒焼結鉱は16t、コークスは32t
である。炉頂ホッパーに装入した時点でホッパー下部は
細粒焼結鉱とコークスの混合層であり、上・中部は殆ど
コークス単味の層であった。高炉内への装入は旋回シュ
ートにより炉周辺部から炉中心部に向かって行うため、
ホッパー下部の細粒焼結鉱とコークスの混合層が炉周辺
部に装入され、ホッパー上・中部のコークス層は中間部
から中心部にかけて装入される。このとき、粒径・密度
の差により細粒焼結鉱とコークスは自然に分級されコー
クス層を浸透するが、コークス層の下にある粗粒鉱石層
を細粒焼結鉱は粒子間の空隙が小さいため浸透できない
ので、細粒焼結鉱は周辺部のコークス層下部に局在化す
る。
クスに粒径3〜5mmの細粒焼結鉱を全装入鉱石量の1
5.5wt%装入する場合である。このとき、炉頂ホッ
パーに装入する細粒焼結鉱は16t、コークスは32t
である。炉頂ホッパーに装入した時点でホッパー下部は
細粒焼結鉱とコークスの混合層であり、上・中部は殆ど
コークス単味の層であった。高炉内への装入は旋回シュ
ートにより炉周辺部から炉中心部に向かって行うため、
ホッパー下部の細粒焼結鉱とコークスの混合層が炉周辺
部に装入され、ホッパー上・中部のコークス層は中間部
から中心部にかけて装入される。このとき、粒径・密度
の差により細粒焼結鉱とコークスは自然に分級されコー
クス層を浸透するが、コークス層の下にある粗粒鉱石層
を細粒焼結鉱は粒子間の空隙が小さいため浸透できない
ので、細粒焼結鉱は周辺部のコークス層下部に局在化す
る。
【0014】つまり、C1装入を行った結果、炉周辺部
上層にはコークス単味層が、炉周辺部下層にはほぼ細粒
焼結鉱だけの層が形成される。このため、上部のコーク
ス単味層の存在により、下部の細粒焼結鉱層はこれ以降
の装入に対し乱されること無く、細粒焼結鉱の中心部へ
の流れ込みや円周方向のバランス崩れ等の問題も回避す
ることができた。炉内の通気抵抗指数は管理限界値内の
1.97であり、操業に何等支障は無かった。また、粗
粒鉱石と混合しないため、細粒焼結鉱の使用量を通常の
7.0wt%から15.5wt%に増大しても高炉の朝
顔部での鉱石の還元率は約90%であり還元率の低下は
みられなかった。
上層にはコークス単味層が、炉周辺部下層にはほぼ細粒
焼結鉱だけの層が形成される。このため、上部のコーク
ス単味層の存在により、下部の細粒焼結鉱層はこれ以降
の装入に対し乱されること無く、細粒焼結鉱の中心部へ
の流れ込みや円周方向のバランス崩れ等の問題も回避す
ることができた。炉内の通気抵抗指数は管理限界値内の
1.97であり、操業に何等支障は無かった。また、粗
粒鉱石と混合しないため、細粒焼結鉱の使用量を通常の
7.0wt%から15.5wt%に増大しても高炉の朝
顔部での鉱石の還元率は約90%であり還元率の低下は
みられなかった。
【0015】実施例2は、ベル式高炉でC1のコークス
に粒径1〜5mm細粒焼結鉱を全装入鉱石量の17.2
wt%装入する場合である。このとき、炉頂ホッパーに
装入する細粒焼結鉱は21t、コークスは32tであ
る。ムーバブルアーマーで装入物の落下位置を制御し、
C1を炉壁に近い位置に装入する。C1をベルカップに
装入した時点で、細粒焼結鉱はベルカップ下端に、コー
クスはその上部に堆積しているため、高炉内へC1を装
入するとき、細粒焼結鉱が先に装入され、続いてコーク
スが装入される。このため、細粒焼結鉱は炉周辺部に装
入され、炉周辺部に装入しきれないコークスが中間から
中心部に流れ込むことになる。
に粒径1〜5mm細粒焼結鉱を全装入鉱石量の17.2
wt%装入する場合である。このとき、炉頂ホッパーに
装入する細粒焼結鉱は21t、コークスは32tであ
る。ムーバブルアーマーで装入物の落下位置を制御し、
C1を炉壁に近い位置に装入する。C1をベルカップに
装入した時点で、細粒焼結鉱はベルカップ下端に、コー
クスはその上部に堆積しているため、高炉内へC1を装
入するとき、細粒焼結鉱が先に装入され、続いてコーク
スが装入される。このため、細粒焼結鉱は炉周辺部に装
入され、炉周辺部に装入しきれないコークスが中間から
中心部に流れ込むことになる。
【0016】以下、ベルレス式高炉の場合と同様に、細
粒焼結鉱の使用量が通常の7.0wt%から17.2w
t%まで増大しても炉周辺部に細粒焼結鉱を局在化する
ことができた。炉内の通気抵抗指数は管理限界値内の
1.95であり操業に何の支障も無かった。また、朝顔
部での還元率は約90%であり、何の問題も無かった。
実施例1,2の場合とも、細粒焼結鉱は炉壁から炉半径
の1/3までに装入されていることをモデル計算及び実
炉の1/3縮尺の装入物分布実験装置でのサンプリング
により確認した。
粒焼結鉱の使用量が通常の7.0wt%から17.2w
t%まで増大しても炉周辺部に細粒焼結鉱を局在化する
ことができた。炉内の通気抵抗指数は管理限界値内の
1.95であり操業に何の支障も無かった。また、朝顔
部での還元率は約90%であり、何の問題も無かった。
実施例1,2の場合とも、細粒焼結鉱は炉壁から炉半径
の1/3までに装入されていることをモデル計算及び実
炉の1/3縮尺の装入物分布実験装置でのサンプリング
により確認した。
【0017】また、比較例1は、粒径3〜5mmの細粒
焼結鉱をO2に混合する通常操業と同じ方法で炉周辺部
に全装入鉱石量の17.0wt%を装入する場合であ
る。このとき、次チャージのC1装入の際に鉱石層の一
部が崩され、炉中心部に細粒焼結鉱の流れ込みが発生し
た。このため、中心ガス流の確保が困難となり通気抵抗
指数が2.31まで上昇し炉況が不安定となった。ま
た、鉱石層中の空隙率が低下したため還元率が約70%
まで低下し、炉腹温度が低下した。
焼結鉱をO2に混合する通常操業と同じ方法で炉周辺部
に全装入鉱石量の17.0wt%を装入する場合であ
る。このとき、次チャージのC1装入の際に鉱石層の一
部が崩され、炉中心部に細粒焼結鉱の流れ込みが発生し
た。このため、中心ガス流の確保が困難となり通気抵抗
指数が2.31まで上昇し炉況が不安定となった。ま
た、鉱石層中の空隙率が低下したため還元率が約70%
まで低下し、炉腹温度が低下した。
【0018】さらに、比較例2は、粒径3〜5mmの細
粒焼結鉱を炉周辺部のコークス層上に全鉱石装入量の1
5.9wt%装入する場合である。この場合、炉周辺部
のガス流が強く、細粒焼結鉱の約1/3がガス流の影響
を受け炉中心部側に吹き飛ばされてしまった。このた
め、通気抵抗指数は2.37まで上昇し、以降細粒焼結
鉱の装入を止めざるを得なかった。
粒焼結鉱を炉周辺部のコークス層上に全鉱石装入量の1
5.9wt%装入する場合である。この場合、炉周辺部
のガス流が強く、細粒焼結鉱の約1/3がガス流の影響
を受け炉中心部側に吹き飛ばされてしまった。このた
め、通気抵抗指数は2.37まで上昇し、以降細粒焼結
鉱の装入を止めざるを得なかった。
【0019】比較例3は、通常操業と同じ方法で粒径3
〜5mmの細粒焼結鉱を炉周辺部に全装入鉱石量の1
6.9wt%を装入する場合である。この場合、通気抵
抗指数は2.00で管理値内であるが、実施例1,2と
比べ平均出銑量が2000t/day程低く、低出銑比
操業を行っている。
〜5mmの細粒焼結鉱を炉周辺部に全装入鉱石量の1
6.9wt%を装入する場合である。この場合、通気抵
抗指数は2.00で管理値内であるが、実施例1,2と
比べ平均出銑量が2000t/day程低く、低出銑比
操業を行っている。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明により、細粒焼結鉱の炉中心部へ
の流れ込みや円周バランスの崩れを抑制することがで
き、炉内の通気抵抗の増大が抑制できるため、高出銑比
を維持しながら高炉での細粒焼結鉱の多量使用が可能で
ある。これにより、焼結鉱の歩留りを約10%向上する
ことができた。
の流れ込みや円周バランスの崩れを抑制することがで
き、炉内の通気抵抗の増大が抑制できるため、高出銑比
を維持しながら高炉での細粒焼結鉱の多量使用が可能で
ある。これにより、焼結鉱の歩留りを約10%向上する
ことができた。
【図1】本発明の細粒焼結鉱の装入状態を示す模式図
A 粗粒焼結鉱層 B コークス層 C 細粒焼結鉱層
Claims (2)
- 【請求項1】 コークスを1バッチ以上連続して高炉へ
装入した後、鉱石を装入することを1サイクルとする原
料装入方法において、各サイクルの最初のバッチの装入
コークスに1〜5mmの細粒焼結鉱を各サイクルの全装
入鉱石量の3〜20wt%混合して炉内周辺部に装入す
ることにより、前記細粒焼結鉱を前記炉内周辺部に堆積
させることを特徴とする高炉の原料装入方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の炉内周辺部が炉壁から炉
中心方向に炉半径の1/3までの範囲であることを特徴
とする高炉の原料装入方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27720194A JPH08120311A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 高炉の原料装入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27720194A JPH08120311A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 高炉の原料装入方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08120311A true JPH08120311A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17580223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27720194A Pending JPH08120311A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 高炉の原料装入方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08120311A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011202229A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Kobe Steel Ltd | 高炉操業方法 |
| KR101510546B1 (ko) * | 2013-10-30 | 2015-04-08 | 주식회사 포스코 | 고로 장입물 장입방법 |
| JP2015074801A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 新日鐵住金株式会社 | 高炉操業方法 |
| JP6885528B1 (ja) * | 2020-01-29 | 2021-06-16 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
| WO2021152989A1 (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-05 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP27720194A patent/JPH08120311A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011202229A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Kobe Steel Ltd | 高炉操業方法 |
| JP2015074801A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 新日鐵住金株式会社 | 高炉操業方法 |
| KR101510546B1 (ko) * | 2013-10-30 | 2015-04-08 | 주식회사 포스코 | 고로 장입물 장입방법 |
| JP6885528B1 (ja) * | 2020-01-29 | 2021-06-16 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
| WO2021152989A1 (ja) * | 2020-01-29 | 2021-08-05 | Jfeスチール株式会社 | 高炉への原料装入方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031021 |