JPH08121626A - 主蒸気逃がし安全弁 - Google Patents
主蒸気逃がし安全弁Info
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- JPH08121626A JPH08121626A JP25239694A JP25239694A JPH08121626A JP H08121626 A JPH08121626 A JP H08121626A JP 25239694 A JP25239694 A JP 25239694A JP 25239694 A JP25239694 A JP 25239694A JP H08121626 A JPH08121626 A JP H08121626A
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- pressure
- steam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】小型で、保守作業性が良好で、大容量化が図
れ、シートリークが起こりにくく信頼性を高める。 【構成】発電所の主蒸気管8に設置され、安全弁機能と
逃がし弁機能とを有し、主蒸気管8に接続された弁箱1
内に弁座3を設け、この弁座3に弁体2を弁棒4により
押圧して弁座3とともに弁体2で主蒸気管8内の蒸気を
シールする。弁箱1と蒸気圧シリンダ30とが一体に設
けられ、蒸気圧シリンダ軸35を通して弁閉方向にばね
13の付勢力が作用する。レバー18はその一端が弁棒
4、他端が蒸気圧シリンダ軸35にそれぞれ接続され、
中間近傍位置に取り付けられた回転支点29を支点とし
ててこを構成する。
れ、シートリークが起こりにくく信頼性を高める。 【構成】発電所の主蒸気管8に設置され、安全弁機能と
逃がし弁機能とを有し、主蒸気管8に接続された弁箱1
内に弁座3を設け、この弁座3に弁体2を弁棒4により
押圧して弁座3とともに弁体2で主蒸気管8内の蒸気を
シールする。弁箱1と蒸気圧シリンダ30とが一体に設
けられ、蒸気圧シリンダ軸35を通して弁閉方向にばね
13の付勢力が作用する。レバー18はその一端が弁棒
4、他端が蒸気圧シリンダ軸35にそれぞれ接続され、
中間近傍位置に取り付けられた回転支点29を支点とし
ててこを構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発電所の主蒸気管におい
て使用される主蒸気逃がし安全弁に関する。
て使用される主蒸気逃がし安全弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、沸騰水型原子炉(BWR)プラ
ントでは、原子炉圧力容器が4本の主蒸気管を通して蒸
気タービンに直接接続されており、各主蒸気管上には原
子炉圧力上昇時に高温・高圧蒸気をサプレッションチェ
ンバへ逃がす主蒸気逃がし安全弁を有している。
ントでは、原子炉圧力容器が4本の主蒸気管を通して蒸
気タービンに直接接続されており、各主蒸気管上には原
子炉圧力上昇時に高温・高圧蒸気をサプレッションチェ
ンバへ逃がす主蒸気逃がし安全弁を有している。
【0003】図17は従来の一般的な主蒸気逃がし安全
弁を示す縦断面図である。図17に示す安全弁は圧力容
器である弁箱1と、弁体2と、弁座3と、この弁座3に
弁体2を押し付ける弁棒4とを備えている。主蒸気逃が
し安全弁では、弁体2により第1の通路5と第2の通路
6とが常時閉じられている。この場合、図17に示すよ
うに、第1の通路5側は管台7を介して主蒸気管8に接
続されており、弁体2が弁座3から離れて安全弁または
逃がし弁として作動したときは、第1の通路5から流入
した主蒸気は排気管9を通って上記サプレッションチェ
ンバに至り、このサプレッションチェンバで冷却される
ようになっている。
弁を示す縦断面図である。図17に示す安全弁は圧力容
器である弁箱1と、弁体2と、弁座3と、この弁座3に
弁体2を押し付ける弁棒4とを備えている。主蒸気逃が
し安全弁では、弁体2により第1の通路5と第2の通路
6とが常時閉じられている。この場合、図17に示すよ
うに、第1の通路5側は管台7を介して主蒸気管8に接
続されており、弁体2が弁座3から離れて安全弁または
逃がし弁として作動したときは、第1の通路5から流入
した主蒸気は排気管9を通って上記サプレッションチェ
ンバに至り、このサプレッションチェンバで冷却される
ようになっている。
【0004】弁体2は図18に示すように、特殊鋼から
なるサーマルディスク10と一体構造であり、弁体ガイ
ド11内で上下動し、通常時(弁閉時)は図17に示す
ばねケース12内に収納されているばね13により、設
定吹き出し圧力と等価に設定されたばね力により弁座3
に圧接するように設定されている。また、弁体2に対し
てばね13のばね力を伝達する弁棒4は、その長さが長
いため、上部のアジャスティングスクリュー14で上端
部が調芯されている。そして、逃がし弁機構としては、
エアシリンダ15内に設けられたエアピストン16が上
方に押し上げられると、ピストンロッド17に連結され
るレバー18がてこの原理で弁棒4を押し上げることに
より、弁体2が弁座3から開放される構造になってい
る。
なるサーマルディスク10と一体構造であり、弁体ガイ
ド11内で上下動し、通常時(弁閉時)は図17に示す
ばねケース12内に収納されているばね13により、設
定吹き出し圧力と等価に設定されたばね力により弁座3
に圧接するように設定されている。また、弁体2に対し
てばね13のばね力を伝達する弁棒4は、その長さが長
いため、上部のアジャスティングスクリュー14で上端
部が調芯されている。そして、逃がし弁機構としては、
エアシリンダ15内に設けられたエアピストン16が上
方に押し上げられると、ピストンロッド17に連結され
るレバー18がてこの原理で弁棒4を押し上げることに
より、弁体2が弁座3から開放される構造になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の主蒸気逃がし安全弁では、以下のような課
題が残されていた。すなわち、第1に、弁が大型で重い
ため、弁作動時の排気管9の反力受け、保守時の搬出入
設備が必要である。また、原子炉一次格納容器(PC
V)内のレイアウト(コンポジット調整、搬出入スペー
ス)への影響が大きい問題がある。第2に、部品点数、
締結箇所が多いため、分解,組立,保守の作業工数が多
い。そして、熟練を要する分解,組立作業もあり、作業
員に負担がかかる。さらに、分解,組立作業では、汚染
保護具を装着する必要があり、作業性が悪い。
ような従来の主蒸気逃がし安全弁では、以下のような課
題が残されていた。すなわち、第1に、弁が大型で重い
ため、弁作動時の排気管9の反力受け、保守時の搬出入
設備が必要である。また、原子炉一次格納容器(PC
V)内のレイアウト(コンポジット調整、搬出入スペー
ス)への影響が大きい問題がある。第2に、部品点数、
締結箇所が多いため、分解,組立,保守の作業工数が多
い。そして、熟練を要する分解,組立作業もあり、作業
員に負担がかかる。さらに、分解,組立作業では、汚染
保護具を装着する必要があり、作業性が悪い。
【0006】第3に、内圧の押し上げ力をばね13によ
り同軸上で押圧されているため、大きなばねが必要であ
る。このばねの大きさのために、弁全体が大型化する問
題がある。第4に、弁棒4が長いため、偏芯した場合に
弁体2に加わる力の分布が不均一となり、弁座3の漏洩
につながる問題がある。また、弁棒4引上げ時のエアシ
リンダ15の力が、レバー18によりてこの原理で弁棒
4に伝達されるものの、弁棒4に曲げ力が作用し、弁体
2が曲げられて、弁座3の漏洩につながる問題がある。
第5に、エアシリンダ15がばねケース12上部に隣接
して設けられているため、重心が高く、耐震上不利にな
る問題がある。第6に、弁の個数を増やして大容量化に
対応した場合、メンテナンスに多大な労力を要するよう
になる。
り同軸上で押圧されているため、大きなばねが必要であ
る。このばねの大きさのために、弁全体が大型化する問
題がある。第4に、弁棒4が長いため、偏芯した場合に
弁体2に加わる力の分布が不均一となり、弁座3の漏洩
につながる問題がある。また、弁棒4引上げ時のエアシ
リンダ15の力が、レバー18によりてこの原理で弁棒
4に伝達されるものの、弁棒4に曲げ力が作用し、弁体
2が曲げられて、弁座3の漏洩につながる問題がある。
第5に、エアシリンダ15がばねケース12上部に隣接
して設けられているため、重心が高く、耐震上不利にな
る問題がある。第6に、弁の個数を増やして大容量化に
対応した場合、メンテナンスに多大な労力を要するよう
になる。
【0007】以上の理由から、主蒸気逃がし安全弁とし
ては、ばねおよび全体形状が小型で、定期点検時の分解
・組立作業性が良好で、大容量の弁とするのが容易で、
シートリークの起こりにくい安全弁が望まれていた。
ては、ばねおよび全体形状が小型で、定期点検時の分解
・組立作業性が良好で、大容量の弁とするのが容易で、
シートリークの起こりにくい安全弁が望まれていた。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、小型で、保守作業性が良
好で、大容量化が図れ、シートリークの起こりにくい信
頼性の高い主蒸気逃がし安全弁を提供することにある。
で、その目的とするところは、小型で、保守作業性が良
好で、大容量化が図れ、シートリークの起こりにくい信
頼性の高い主蒸気逃がし安全弁を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、発電所の主蒸気管に設置
され、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧
力以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する
逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁において、
上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設けら
れた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸気を
シール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可能な
弁棒と、上記弁箱と一体に設けられた蒸気圧シリンダ
と、この蒸気圧シリンダ内を移動する蒸気圧ピストン
と、この蒸気圧ピストンの蒸気圧シリンダ軸に取り付け
られ弁を強制的に開放させるエアピストンと、このエア
ピストンを移動可能に収納したエアシリンダと、上記蒸
気圧シリンダ軸を通して弁閉方向に付勢力を作用するば
ねと、一端が上記弁棒、他端が上記蒸気圧シリンダ軸に
それぞれ接続され中間近傍位置に取り付けられた回転支
点を支点としててこを構成するレバーとを備えたことを
特徴とする。
ために、本発明の請求項1は、発電所の主蒸気管に設置
され、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧
力以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する
逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁において、
上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設けら
れた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸気を
シール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可能な
弁棒と、上記弁箱と一体に設けられた蒸気圧シリンダ
と、この蒸気圧シリンダ内を移動する蒸気圧ピストン
と、この蒸気圧ピストンの蒸気圧シリンダ軸に取り付け
られ弁を強制的に開放させるエアピストンと、このエア
ピストンを移動可能に収納したエアシリンダと、上記蒸
気圧シリンダ軸を通して弁閉方向に付勢力を作用するば
ねと、一端が上記弁棒、他端が上記蒸気圧シリンダ軸に
それぞれ接続され中間近傍位置に取り付けられた回転支
点を支点としててこを構成するレバーとを備えたことを
特徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1記載の主蒸気逃がし
安全弁において、弁箱と一体に設けられた蒸気圧シリン
ダに代えて、この蒸気圧シリンダを弁箱と分離構成して
主蒸気管に取り付けたことを特徴とする。
安全弁において、弁箱と一体に設けられた蒸気圧シリン
ダに代えて、この蒸気圧シリンダを弁箱と分離構成して
主蒸気管に取り付けたことを特徴とする。
【0011】請求項3は、請求項1記載の主蒸気逃がし
安全弁において、レバーへの弁棒、蒸気圧シリンダ軸お
よび回転支点の取付位置を代えて、レバーはその一端が
回転支点、他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続さ
れ、中間近傍位置に弁棒を取り付けたことを特徴とす
る。
安全弁において、レバーへの弁棒、蒸気圧シリンダ軸お
よび回転支点の取付位置を代えて、レバーはその一端が
回転支点、他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続さ
れ、中間近傍位置に弁棒を取り付けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項4は、請求項1,2または3記載の
主蒸気逃がし安全弁において、主蒸気管からの蒸気を逃
がす排気管と連通された圧力開放経路と、この圧力開放
経路を弁開閉時の蒸気圧ピストンの動作と連動して開閉
する開閉部材とを設けたことを特徴とする。
主蒸気逃がし安全弁において、主蒸気管からの蒸気を逃
がす排気管と連通された圧力開放経路と、この圧力開放
経路を弁開閉時の蒸気圧ピストンの動作と連動して開閉
する開閉部材とを設けたことを特徴とする。
【0013】請求項5は、発電所の主蒸気管に設置さ
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放して排
気管に蒸気を逃がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃が
し安全弁において、上記主蒸気管に接続された弁箱と、
この弁箱内に設けられた弁座と、この弁座とともに上記
主蒸気管内の蒸気をシール可能な弁体と、この弁体を上
記弁座に押圧可能な弁棒と、上記弁箱と一体に設けられ
た蒸気圧シリンダと、この蒸気圧シリンダ内を移動し上
記弁棒の端部に取り付けられた蒸気圧ピストンと、上記
弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、上記
蒸気圧シリンダに主蒸気管からの蒸気を導く蒸気圧経路
に設置された第1の電磁弁と、上記蒸気圧シリンダ内の
蒸気を排気管に導く排気用経路に設置された第2の電磁
弁と、これら第1,第2の電磁弁を開閉制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放して排
気管に蒸気を逃がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃が
し安全弁において、上記主蒸気管に接続された弁箱と、
この弁箱内に設けられた弁座と、この弁座とともに上記
主蒸気管内の蒸気をシール可能な弁体と、この弁体を上
記弁座に押圧可能な弁棒と、上記弁箱と一体に設けられ
た蒸気圧シリンダと、この蒸気圧シリンダ内を移動し上
記弁棒の端部に取り付けられた蒸気圧ピストンと、上記
弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、上記
蒸気圧シリンダに主蒸気管からの蒸気を導く蒸気圧経路
に設置された第1の電磁弁と、上記蒸気圧シリンダ内の
蒸気を排気管に導く排気用経路に設置された第2の電磁
弁と、これら第1,第2の電磁弁を開閉制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項6は、発電所の主蒸気管に設置さ
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放して排
気管に蒸気を逃がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃が
し安全弁において、上記主蒸気管および排気管に接続さ
れた弁箱と、この弁箱内に設けられた弁座と、この弁座
とともに上記主蒸気管内の蒸気をシール可能な弁体と、
この弁体を上記弁座に押圧する弁棒と、この弁棒を通し
て弁閉方向に付勢力を作用するばねと、このばねが収納
され弁を強制的に開放させるエアシリンダと、上記弁体
の背面に取り付けられた弁体背面ピストンと、上記弁棒
の中途に取り付けられ弁体背面ピストンより蒸気の受圧
面積を大きくした駆動側背面ピストンと、この駆動側背
面ピストンの背面側と上記排気管とを連通して圧力を同
じにする配管とを備えたことを特徴とする。
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放して排
気管に蒸気を逃がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃が
し安全弁において、上記主蒸気管および排気管に接続さ
れた弁箱と、この弁箱内に設けられた弁座と、この弁座
とともに上記主蒸気管内の蒸気をシール可能な弁体と、
この弁体を上記弁座に押圧する弁棒と、この弁棒を通し
て弁閉方向に付勢力を作用するばねと、このばねが収納
され弁を強制的に開放させるエアシリンダと、上記弁体
の背面に取り付けられた弁体背面ピストンと、上記弁棒
の中途に取り付けられ弁体背面ピストンより蒸気の受圧
面積を大きくした駆動側背面ピストンと、この駆動側背
面ピストンの背面側と上記排気管とを連通して圧力を同
じにする配管とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項7は、請求項1,2,3,4,5ま
たは6記載のばねがセラミックスから構成されたことを
特徴とする。
たは6記載のばねがセラミックスから構成されたことを
特徴とする。
【0016】請求項8は、発電所の主蒸気管に設置さ
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃
がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁におい
て、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設
けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸
気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可
能な弁棒と、この弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用
するばねと、上記弁棒を駆動させる弁棒駆動機構とを備
え、この弁棒駆動機構を上記弁棒に対し軸対称で等距離
に配置したことを特徴とする。
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃
がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁におい
て、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設
けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸
気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可
能な弁棒と、この弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用
するばねと、上記弁棒を駆動させる弁棒駆動機構とを備
え、この弁棒駆動機構を上記弁棒に対し軸対称で等距離
に配置したことを特徴とする。
【0017】請求項9は、請求項8記載の弁棒駆動機構
が、弁棒に軸対称で等距離に配置される複数のトグルリ
ンクと、これらのトグルリンクを駆動させるリンク駆動
源とから構成したことを特徴とする。
が、弁棒に軸対称で等距離に配置される複数のトグルリ
ンクと、これらのトグルリンクを駆動させるリンク駆動
源とから構成したことを特徴とする。
【0018】請求項10は、請求項9記載のリンク駆動
源が、複数のトグルリンクのジョイントにそれぞれ配置
されたローラと、これらのローラに当接配置され上記ト
グルリンクを駆動可能なテーパ状接触部が形成されたリ
ングとから構成され、このリングを直線運動させて上記
ローラに駆動力を伝達して上記複数のトグルリンクを駆
動することを特徴とする。
源が、複数のトグルリンクのジョイントにそれぞれ配置
されたローラと、これらのローラに当接配置され上記ト
グルリンクを駆動可能なテーパ状接触部が形成されたリ
ングとから構成され、このリングを直線運動させて上記
ローラに駆動力を伝達して上記複数のトグルリンクを駆
動することを特徴とする。
【0019】請求項11は、発電所の主蒸気管に設置さ
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃
がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁におい
て、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設
けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸
気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可
能な弁棒と、この弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用
するばねと、上記弁棒の軸心を中心として配置された中
空円柱状の複数のシリンダと、これらのシリンダに設け
られ上記弁棒の軸心に軸対称で等距離に配置された複数
のシリンダロッドと、これらのシリンダロッドと上記弁
棒とを接続した駆動プレートとを備えたことを特徴とす
る。
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃
がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁におい
て、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設
けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸
気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可
能な弁棒と、この弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用
するばねと、上記弁棒の軸心を中心として配置された中
空円柱状の複数のシリンダと、これらのシリンダに設け
られ上記弁棒の軸心に軸対称で等距離に配置された複数
のシリンダロッドと、これらのシリンダロッドと上記弁
棒とを接続した駆動プレートとを備えたことを特徴とす
る。
【0020】請求項12は、発電所の主蒸気管に設置さ
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃
がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁におい
て、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設
けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸
気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可
能な弁棒と、この弁棒に直接接続され流体圧力を受けて
弁棒を移動させる弁棒駆動プレートと、この弁棒駆動プ
レートを通して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、上
記弁棒駆動プレートを境界として高圧ポートと低圧ポー
トとが設けられたシリンダケースと、このシリンダケー
スの高圧ポートおよび低圧ポートへの流体流路を切り換
える方向切換弁と、この方向切換弁を経て上記シリンダ
ケースに流体を供給する流体圧力源とを備えたことを特
徴とする。
れ、この主蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力
以下に制御する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃
がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁におい
て、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設
けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸
気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可
能な弁棒と、この弁棒に直接接続され流体圧力を受けて
弁棒を移動させる弁棒駆動プレートと、この弁棒駆動プ
レートを通して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、上
記弁棒駆動プレートを境界として高圧ポートと低圧ポー
トとが設けられたシリンダケースと、このシリンダケー
スの高圧ポートおよび低圧ポートへの流体流路を切り換
える方向切換弁と、この方向切換弁を経て上記シリンダ
ケースに流体を供給する流体圧力源とを備えたことを特
徴とする。
【0021】請求項13は、請求項12記載の主蒸気逃
がし安全弁において、弁棒駆動プレートを通して弁閉方
向に付勢力を作用するばねに代えて、ばねは弁棒駆動プ
レートを介して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一
方、この付勢力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの
流体を供給して押えることを特徴とする。
がし安全弁において、弁棒駆動プレートを通して弁閉方
向に付勢力を作用するばねに代えて、ばねは弁棒駆動プ
レートを介して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一
方、この付勢力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの
流体を供給して押えることを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1において、主蒸気管の内圧が上昇する
と、弁体はレバーを介したばねによる付勢力を次第に押
し返し、弁体が弁座に押し付けられる力が減少してい
く。そして、主蒸気管の内圧が上記弁開放圧力を越えた
場合、弁体の押し上げ力は、レバーを介した蒸気圧シリ
ンダおよびばねによる付勢力以下となり、再び弁が閉状
態となる。このようにして安全弁として機能する。した
がって、従来の安全弁の機能を維持しつつ、従来のよう
に弁体の押し上げ力の全てをばねで押えていないため、
ばねを小型化することができ、弁全体としても小型化を
図ることができる。
と、弁体はレバーを介したばねによる付勢力を次第に押
し返し、弁体が弁座に押し付けられる力が減少してい
く。そして、主蒸気管の内圧が上記弁開放圧力を越えた
場合、弁体の押し上げ力は、レバーを介した蒸気圧シリ
ンダおよびばねによる付勢力以下となり、再び弁が閉状
態となる。このようにして安全弁として機能する。した
がって、従来の安全弁の機能を維持しつつ、従来のよう
に弁体の押し上げ力の全てをばねで押えていないため、
ばねを小型化することができ、弁全体としても小型化を
図ることができる。
【0023】また、弁を強制開放する逃がし弁機能は、
エアシリンダにエアを供給することで実現することがで
きる。このエアシリンダもばねと同様に小型化すること
ができる。さらに、蒸気圧シリンダが弁箱と一体に設け
られているため、蒸気圧シリンダ部分の部品点数を削減
することができる。
エアシリンダにエアを供給することで実現することがで
きる。このエアシリンダもばねと同様に小型化すること
ができる。さらに、蒸気圧シリンダが弁箱と一体に設け
られているため、蒸気圧シリンダ部分の部品点数を削減
することができる。
【0024】請求項2においては、蒸気圧シリンダを弁
箱と分離構成して主蒸気管に取り付けたので、蒸気圧シ
リンダ側と弁箱側とを別々に分解、点検、保守および再
組立ができ、作業性が向上する。
箱と分離構成して主蒸気管に取り付けたので、蒸気圧シ
リンダ側と弁箱側とを別々に分解、点検、保守および再
組立ができ、作業性が向上する。
【0025】請求項3においては、レバーの一端が回転
支点、他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続され、中
間近傍位置に弁棒を取り付けことで、蒸気圧シリンダが
弁体と逆方向に蒸気圧を受けるようにしたので、回転支
点から蒸気圧シリンダ軸までのレバーの距離を長くする
ことができ、レバーを介したばねによる付勢力が小さく
済むこととなり、蒸気圧シリンダなどを一段と小型にす
ることができる。
支点、他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続され、中
間近傍位置に弁棒を取り付けことで、蒸気圧シリンダが
弁体と逆方向に蒸気圧を受けるようにしたので、回転支
点から蒸気圧シリンダ軸までのレバーの距離を長くする
ことができ、レバーを介したばねによる付勢力が小さく
済むこととなり、蒸気圧シリンダなどを一段と小型にす
ることができる。
【0026】請求項4においては、蒸気圧シリンダ内の
蒸気圧ピストンが弁開位置に移動すると、主蒸気管から
排気管に至る圧力開放経路を遮っている開閉部材が開
き、主蒸気管の圧力が蒸気圧シリンダ側からも開放され
る。そのため、大容量化を図ることができる。
蒸気圧ピストンが弁開位置に移動すると、主蒸気管から
排気管に至る圧力開放経路を遮っている開閉部材が開
き、主蒸気管の圧力が蒸気圧シリンダ側からも開放され
る。そのため、大容量化を図ることができる。
【0027】請求項5においては、安全弁として動作す
る場合、排気用経路に設置された第2の電磁弁を閉じ、
蒸気圧経路に設置された第1の電磁弁を開いて主蒸気管
の圧力を蒸気圧シリンダの弁閉方向にかける。また、逃
がし弁として動作する場合には第1の電磁弁を閉じ、第
2の電磁弁を開くことにより、蒸気圧シリンダ内の圧力
が開放され、弁体が主蒸気圧力で押し上げられてばねを
押し上げ、弁を強制開放する。これにより、エアシリン
ダを不要にすることができる。
る場合、排気用経路に設置された第2の電磁弁を閉じ、
蒸気圧経路に設置された第1の電磁弁を開いて主蒸気管
の圧力を蒸気圧シリンダの弁閉方向にかける。また、逃
がし弁として動作する場合には第1の電磁弁を閉じ、第
2の電磁弁を開くことにより、蒸気圧シリンダ内の圧力
が開放され、弁体が主蒸気圧力で押し上げられてばねを
押し上げ、弁を強制開放する。これにより、エアシリン
ダを不要にすることができる。
【0028】請求項6においては、弁体背面ピストンと
駆動側背面ピストンとが同時に主蒸気管内圧を受けてお
り、この時受圧面積は駆動側背面ピストンの方が大きく
なっている。そして、圧力上昇に従って弁開方向の力が
作用し、この力を押えるようにばねの付勢力が作用す
る。したがって、小型のばねで安全弁機能を実現可能と
なる。また、エアシリンダで逃がし弁機能を実現可能な
ため、弁を小型化することができる。
駆動側背面ピストンとが同時に主蒸気管内圧を受けてお
り、この時受圧面積は駆動側背面ピストンの方が大きく
なっている。そして、圧力上昇に従って弁開方向の力が
作用し、この力を押えるようにばねの付勢力が作用す
る。したがって、小型のばねで安全弁機能を実現可能と
なる。また、エアシリンダで逃がし弁機能を実現可能な
ため、弁を小型化することができる。
【0029】請求項7においては、ばねがセラミックス
から構成されたことにより、ばねの冷却を不要とし、ば
ねケースを直接弁箱に固定することができる。
から構成されたことにより、ばねの冷却を不要とし、ば
ねケースを直接弁箱に固定することができる。
【0030】請求項8においては、弁棒駆動機構を弁棒
に対し軸対称で等距離に配置したことにより、弁棒引上
げ方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重が発生しない。し
たがって、逃がし弁動作時に弁座とサーマルディスクが
再び接触するときの接触位置の再現性が高く、安全弁動
作時の吹き出し圧が一定となる。
に対し軸対称で等距離に配置したことにより、弁棒引上
げ方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重が発生しない。し
たがって、逃がし弁動作時に弁座とサーマルディスクが
再び接触するときの接触位置の再現性が高く、安全弁動
作時の吹き出し圧が一定となる。
【0031】請求項9においては、請求項8記載の弁棒
駆動機構が、弁棒に軸対称で等距離に配置される複数の
トグルリンクと、これらのトグルリンクを駆動させるリ
ンク駆動源とから構成されており、トグルリンクによっ
て弁棒を直線運動させることで駆動力が倍力され、弁棒
駆動力が軽減される。
駆動機構が、弁棒に軸対称で等距離に配置される複数の
トグルリンクと、これらのトグルリンクを駆動させるリ
ンク駆動源とから構成されており、トグルリンクによっ
て弁棒を直線運動させることで駆動力が倍力され、弁棒
駆動力が軽減される。
【0032】請求項10においては、請求項9記載のリ
ンク駆動源が、複数のトグルリンクのジョイントにそれ
ぞれ配置されたローラと、これらのローラに当接配置さ
れ上記トグルリンクを駆動可能なテーパ状接触部が形成
されたリングとから構成され、このリングを直線運動さ
せて上記ローラに駆動力を伝達して上記複数のトグルリ
ンクを駆動することにより、弁棒を引き上げる。
ンク駆動源が、複数のトグルリンクのジョイントにそれ
ぞれ配置されたローラと、これらのローラに当接配置さ
れ上記トグルリンクを駆動可能なテーパ状接触部が形成
されたリングとから構成され、このリングを直線運動さ
せて上記ローラに駆動力を伝達して上記複数のトグルリ
ンクを駆動することにより、弁棒を引き上げる。
【0033】この場合、弁棒を引き上げるトグルリンク
の軸力が最大となるようにテーパ状接触部の角度を設定
することができるとともに、テーパ状接触部の当接面を
曲線として、運動途中の各トグルリンクがなす角度に応
じて軸力が最大になるようにテーパ角度を変化させるこ
とも可能である。
の軸力が最大となるようにテーパ状接触部の角度を設定
することができるとともに、テーパ状接触部の当接面を
曲線として、運動途中の各トグルリンクがなす角度に応
じて軸力が最大になるようにテーパ角度を変化させるこ
とも可能である。
【0034】請求項11においては、弁棒の軸心を中心
として配置された中空円柱状の複数のシリンダと、弁棒
の軸心に軸対称で等距離に配置された複数のシリンダロ
ッドとにより、弁棒を引き上げる。複数のシリンダが中
空円柱状であることにより、各シリンダロッドに伝達さ
れるシリンダ力の方向および大きさのばらつきを防止す
ることができる。
として配置された中空円柱状の複数のシリンダと、弁棒
の軸心に軸対称で等距離に配置された複数のシリンダロ
ッドとにより、弁棒を引き上げる。複数のシリンダが中
空円柱状であることにより、各シリンダロッドに伝達さ
れるシリンダ力の方向および大きさのばらつきを防止す
ることができる。
【0035】請求項12においては、弁棒に駆動力を伝
達する弁棒駆動プレートを弁棒に直接接続したことによ
り、弁棒の引き上げ方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重
が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁座とサ
ーマルディスクが再び接触するときの接触位置の再現性
が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定となる。ま
た、駆動系が軸芯に対して対称となるので、耐震性が向
上するとともに、地震時の動的信頼性を向上することが
できる。
達する弁棒駆動プレートを弁棒に直接接続したことによ
り、弁棒の引き上げ方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重
が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁座とサ
ーマルディスクが再び接触するときの接触位置の再現性
が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定となる。ま
た、駆動系が軸芯に対して対称となるので、耐震性が向
上するとともに、地震時の動的信頼性を向上することが
できる。
【0036】請求項13においては、ばねが弁棒駆動プ
レートを介して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一
方、この付勢力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの
流体を供給して押えることにより、流体圧力ではなく、
ばねの付勢力によって弁棒を引き上げているので、逃が
し弁動作時の動作時間が短く応答性に優れる。また、ば
ねは弁棒を押し上げるだけでよいので、付勢力が軽減さ
れ、小型・軽量化が図れる。
レートを介して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一
方、この付勢力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの
流体を供給して押えることにより、流体圧力ではなく、
ばねの付勢力によって弁棒を引き上げているので、逃が
し弁動作時の動作時間が短く応答性に優れる。また、ば
ねは弁棒を押し上げるだけでよいので、付勢力が軽減さ
れ、小型・軽量化が図れる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、従来の構成と同一または対応する部分には
図17および図18と同一の符号を用いて説明する。
する。なお、従来の構成と同一または対応する部分には
図17および図18と同一の符号を用いて説明する。
【0038】図1および図2は本発明の第1実施例の構
成を示す縦断面図および動作原理を示す図である。図1
において、弁箱1の下部には下面フランジ19が設けら
れており、弁箱1はその下面フランジ19により、主蒸
気管8の管台7上に、図示しない固定シール部を介して
取り付けられている。弁箱1の側面には、側面フランジ
20が設けられており、弁箱1はその側面フランジ20
により、図示しない排気管に固定シール部を介して接続
されている。
成を示す縦断面図および動作原理を示す図である。図1
において、弁箱1の下部には下面フランジ19が設けら
れており、弁箱1はその下面フランジ19により、主蒸
気管8の管台7上に、図示しない固定シール部を介して
取り付けられている。弁箱1の側面には、側面フランジ
20が設けられており、弁箱1はその側面フランジ20
により、図示しない排気管に固定シール部を介して接続
されている。
【0039】弁箱1内の下面フランジ19側には、主蒸
気管8からの蒸気流入口である弁座3が設けられ、この
弁座3の上方には弁座3とともに主蒸気管8内の流体を
シール可能な弁体2が上下動可能に取り付けられてい
る。この弁体2には、その上下動のガイドのためのソケ
ット21が固定ナット22により固定されている。弁箱
1には、弁体2およびソケット21の上下動をガイドす
るための弁体ガイド11が取り付けられている。弁体2
およびソケット21は、この弁体ガイド11の内面との
摺動により上下動自在にガイドされている。
気管8からの蒸気流入口である弁座3が設けられ、この
弁座3の上方には弁座3とともに主蒸気管8内の流体を
シール可能な弁体2が上下動可能に取り付けられてい
る。この弁体2には、その上下動のガイドのためのソケ
ット21が固定ナット22により固定されている。弁箱
1には、弁体2およびソケット21の上下動をガイドす
るための弁体ガイド11が取り付けられている。弁体2
およびソケット21は、この弁体ガイド11の内面との
摺動により上下動自在にガイドされている。
【0040】弁体2の上方には、弁体2を弁座3に押し
付けるための弁棒4が上下動可能に取り付けられ、この
弁棒4は弁体2とは固定されておらず、単に弁体2の上
部に接触して弁体2を押し付けている。弁棒4と弁箱1
間には、これらの間をシールするためのベローズ23が
取り付けられ、このベローズ23により弁箱1内から流
体を漏洩することなく、弁棒4を軸方向に移動すること
が可能となる。
付けるための弁棒4が上下動可能に取り付けられ、この
弁棒4は弁体2とは固定されておらず、単に弁体2の上
部に接触して弁体2を押し付けている。弁棒4と弁箱1
間には、これらの間をシールするためのベローズ23が
取り付けられ、このベローズ23により弁箱1内から流
体を漏洩することなく、弁棒4を軸方向に移動すること
が可能となる。
【0041】弁箱1上部には、弁蓋24が複数の固定シ
ール25を介して取り付けられ、弁蓋24と弁棒4間に
は、ベローズ23が破損した場合でも背圧を一定とする
ための補助背圧ピストン26が取り付けられている。弁
棒4は、弁蓋24に取り付けられたネックブッシュ27
により上下動可能にガイドされている。弁棒4の上部に
は、レバー18の一端がピン28により軸支され、この
レバー18の中間の任意の位置は、例えば弁箱1などに
対して固定された回転支点29に、例えば図示しない滑
り軸受けなどにより回転可能に軸着されている。
ール25を介して取り付けられ、弁蓋24と弁棒4間に
は、ベローズ23が破損した場合でも背圧を一定とする
ための補助背圧ピストン26が取り付けられている。弁
棒4は、弁蓋24に取り付けられたネックブッシュ27
により上下動可能にガイドされている。弁棒4の上部に
は、レバー18の一端がピン28により軸支され、この
レバー18の中間の任意の位置は、例えば弁箱1などに
対して固定された回転支点29に、例えば図示しない滑
り軸受けなどにより回転可能に軸着されている。
【0042】弁箱1には、蒸気圧シリンダ30が鋳造、
機械加工などにより隣接して一体に設けられ、この蒸気
圧シリンダ30内にはその内面を摺動しながら移動する
蒸気圧ピストン31が配設されている。この蒸気圧ピス
トン31には、蒸気圧シリンダ30との間を摺動シール
するためのシール材、例えばシールリング32が複数嵌
着されている。蒸気圧シリンダ30内の蒸気圧ピストン
31の下側には、主蒸気管8からの蒸気圧を導く駆動蒸
気圧経路33が機械加工などにより弁箱1と一体に形成
されている。また、蒸気圧ピストン31の上側は、排気
用経路34が形成され、この排気用経路34が図示しな
い排気管へと接続されている。
機械加工などにより隣接して一体に設けられ、この蒸気
圧シリンダ30内にはその内面を摺動しながら移動する
蒸気圧ピストン31が配設されている。この蒸気圧ピス
トン31には、蒸気圧シリンダ30との間を摺動シール
するためのシール材、例えばシールリング32が複数嵌
着されている。蒸気圧シリンダ30内の蒸気圧ピストン
31の下側には、主蒸気管8からの蒸気圧を導く駆動蒸
気圧経路33が機械加工などにより弁箱1と一体に形成
されている。また、蒸気圧ピストン31の上側は、排気
用経路34が形成され、この排気用経路34が図示しな
い排気管へと接続されている。
【0043】蒸気圧ピストン31には蒸気圧シリンダ軸
35が接続され、この蒸気圧シリンダ軸35と蒸気圧シ
リンダ30との間は例えばベローズ36または図示しな
いグランドパッキンなどのシール材によりシールされて
いる。蒸気圧シリンダ軸35には、エアピストン16お
よびばね13が取り付けられ、エアピストン16はばね
13を圧縮する機能を有し、蒸気圧シリンダ軸35に対
して、その取付位置を調整する調整部材を介して固定さ
れ、ばね13の初期圧縮長が調整可能になっている。
35が接続され、この蒸気圧シリンダ軸35と蒸気圧シ
リンダ30との間は例えばベローズ36または図示しな
いグランドパッキンなどのシール材によりシールされて
いる。蒸気圧シリンダ軸35には、エアピストン16お
よびばね13が取り付けられ、エアピストン16はばね
13を圧縮する機能を有し、蒸気圧シリンダ軸35に対
して、その取付位置を調整する調整部材を介して固定さ
れ、ばね13の初期圧縮長が調整可能になっている。
【0044】エアシリンダ15には、エアピストン16
を押し下げ、蒸気圧シリンダ軸35を下方に押圧する方
向に図示しないエア供給経路、例えばエア配管が接続さ
れている。このエア配管には、図示しないが、エア源,
バックアップ用アキュムレータ,電磁弁などエア系機器
が接続されている。なお、図示しない電磁弁は、別室の
制御室からの遠隔操作によりエア供給経路である上記エ
ア配管を開閉可能となっている。
を押し下げ、蒸気圧シリンダ軸35を下方に押圧する方
向に図示しないエア供給経路、例えばエア配管が接続さ
れている。このエア配管には、図示しないが、エア源,
バックアップ用アキュムレータ,電磁弁などエア系機器
が接続されている。なお、図示しない電磁弁は、別室の
制御室からの遠隔操作によりエア供給経路である上記エ
ア配管を開閉可能となっている。
【0045】ばね13は、蒸気圧シリンダ軸35および
エアピストン16の下方への移動によりエアシリンダ1
5底面とエアピストン16との間で圧縮され、蒸気圧シ
リンダ軸35を上方に付勢するように配設されている。
この蒸気圧シリンダ軸35の上部は、レバー18の他端
にピン37により軸支されている。
エアピストン16の下方への移動によりエアシリンダ1
5底面とエアピストン16との間で圧縮され、蒸気圧シ
リンダ軸35を上方に付勢するように配設されている。
この蒸気圧シリンダ軸35の上部は、レバー18の他端
にピン37により軸支されている。
【0046】なお、蒸気圧シリンダ軸35,弁棒4,回
転支点29とレバー18との接続位置、および蒸気圧ピ
ストン31と弁体2の受圧面積は、正の主蒸気圧力によ
る回転支点29回りのモーメントが弁開方向に作用する
ように設定されている。また、図示しないが、弁各部の
動作を検出するための圧力センサ、位置センサなどが適
宜取り付けられており、その出力信号が別室の制御室で
モニターされ、また制御のために使用されている。
転支点29とレバー18との接続位置、および蒸気圧ピ
ストン31と弁体2の受圧面積は、正の主蒸気圧力によ
る回転支点29回りのモーメントが弁開方向に作用する
ように設定されている。また、図示しないが、弁各部の
動作を検出するための圧力センサ、位置センサなどが適
宜取り付けられており、その出力信号が別室の制御室で
モニターされ、また制御のために使用されている。
【0047】次に、本実施例の作用を説明する。
【0048】上記のような構成において、ばね安全弁と
しての使用状態では、エアシリンダ15にはエアを供給
せず、主蒸気管8内の圧力の変化に応じて弁体2が開閉
動作する。すなわち、主蒸気管8内の圧力が0の場合、
弁体2および蒸気圧ピストン31は主蒸気管8の内圧に
よる押し上げ力を受けないため、ばね13の付勢力のみ
が作用し、てこの機能を有するレバー18を介して弁体
2を弁座3に押し付けて弁閉状態を保持する。なお、ば
ね13は、主蒸気管8の内圧が0の状態では、各部の重
量、摩擦力にも対抗して弁体2を弁座3に押し付けるだ
けの力を発生している。この時の押圧力は、図示しない
が、蒸気圧シリンダ軸35とエアピストン16との間の
相対位置調整部により、ばね13の初期圧縮長さを調整
することにより設定可能である。このばね13による弁
体2の弁座3への押圧力は、安全弁として機能するため
に、主蒸気管8の吹き出し設定圧力による弁開方向の力
により弁が開くように予め調整されている。
しての使用状態では、エアシリンダ15にはエアを供給
せず、主蒸気管8内の圧力の変化に応じて弁体2が開閉
動作する。すなわち、主蒸気管8内の圧力が0の場合、
弁体2および蒸気圧ピストン31は主蒸気管8の内圧に
よる押し上げ力を受けないため、ばね13の付勢力のみ
が作用し、てこの機能を有するレバー18を介して弁体
2を弁座3に押し付けて弁閉状態を保持する。なお、ば
ね13は、主蒸気管8の内圧が0の状態では、各部の重
量、摩擦力にも対抗して弁体2を弁座3に押し付けるだ
けの力を発生している。この時の押圧力は、図示しない
が、蒸気圧シリンダ軸35とエアピストン16との間の
相対位置調整部により、ばね13の初期圧縮長さを調整
することにより設定可能である。このばね13による弁
体2の弁座3への押圧力は、安全弁として機能するため
に、主蒸気管8の吹き出し設定圧力による弁開方向の力
により弁が開くように予め調整されている。
【0049】主蒸気管8内の圧力が負圧の場合、弁体2
および蒸気圧ピストン31はともに主蒸気管8に吸引さ
れる。この時、弁体2と弁棒4は前述のように接触して
いるだけであるため、弁体2は弁棒4からの引き上げ力
を受けることはなく、弁閉状態を保持する。蒸気圧ピス
トン31は、同様に蒸気圧シリンダ30のエンド部まで
移動した状態を保持する。
および蒸気圧ピストン31はともに主蒸気管8に吸引さ
れる。この時、弁体2と弁棒4は前述のように接触して
いるだけであるため、弁体2は弁棒4からの引き上げ力
を受けることはなく、弁閉状態を保持する。蒸気圧ピス
トン31は、同様に蒸気圧シリンダ30のエンド部まで
移動した状態を保持する。
【0050】また、主蒸気管8の圧力が正の圧力の場
合、弁体2および蒸気圧ピストン31はともに内圧によ
り押し上げられる。この時、レバー18に作用する主蒸
気圧力による回転支点29回りのモーメントは、前述の
ように弁開方向に作用する。この主蒸気圧力による弁開
モーメントをばね13によるモーメントで押えている。
このばね13によるモーメントは、前述のように主蒸気
管8内の圧力が吹き出し設定圧力になるまでは、弁体2
を弁座3に押し付けており、弁閉状態を保持する。
合、弁体2および蒸気圧ピストン31はともに内圧によ
り押し上げられる。この時、レバー18に作用する主蒸
気圧力による回転支点29回りのモーメントは、前述の
ように弁開方向に作用する。この主蒸気圧力による弁開
モーメントをばね13によるモーメントで押えている。
このばね13によるモーメントは、前述のように主蒸気
管8内の圧力が吹き出し設定圧力になるまでは、弁体2
を弁座3に押し付けており、弁閉状態を保持する。
【0051】さらに、主蒸気管8の内圧が増加すると、
レバー18に作用する主蒸気圧力による弁開方向のモー
メントが増加し、ばね13によるモーメントが徐々に押
し返されて、弁体2を弁座3に押し付ける力が減少す
る。そして、主蒸気管8の内圧が上記吹き出し設定圧力
を超えると、レバー18に作用する主蒸気圧力による弁
開方向のモーメントがばね13によるモーメントよりも
大きくなり、弁体2は弁座3から押し上げられて弁開状
態となり、主蒸気管8の圧力は側面フランジ20を経て
図示しない排気管へと開放される。この圧力開放によ
り、主蒸気管8内の上記圧力が吹き出し設定圧力以下に
なると、レバー18に作用する主蒸気圧力による弁開方
向のモーメントがばね13によるモーメントよりも小さ
くなり、再び弁は閉状態となる。このようにして、安全
弁としての機能を果たすことができる。
レバー18に作用する主蒸気圧力による弁開方向のモー
メントが増加し、ばね13によるモーメントが徐々に押
し返されて、弁体2を弁座3に押し付ける力が減少す
る。そして、主蒸気管8の内圧が上記吹き出し設定圧力
を超えると、レバー18に作用する主蒸気圧力による弁
開方向のモーメントがばね13によるモーメントよりも
大きくなり、弁体2は弁座3から押し上げられて弁開状
態となり、主蒸気管8の圧力は側面フランジ20を経て
図示しない排気管へと開放される。この圧力開放によ
り、主蒸気管8内の上記圧力が吹き出し設定圧力以下に
なると、レバー18に作用する主蒸気圧力による弁開方
向のモーメントがばね13によるモーメントよりも小さ
くなり、再び弁は閉状態となる。このようにして、安全
弁としての機能を果たすことができる。
【0052】以上のような動作を実現するため、蒸気圧
シリンダ軸35,弁棒4,回転支点29とレバー18と
の接続位置、および蒸気圧ピストン31と弁体2の受圧
面積の条件は、図2に示すように、主蒸気管8の内圧を
P、蒸気圧ピストン31の受圧面積をA1 、弁体2の受
圧面積をA2 、回転支点29から蒸気圧シリンダ軸35
までのレバー18の長さをL1 、回転支点29から弁棒
4までのレバー18の長さをL2 とし、各部の摩擦力、
重量は無視できるものとすると、レバー18に作用する
主蒸気管8の内圧Pによる回転支点29回りのモーメン
トMは、
シリンダ軸35,弁棒4,回転支点29とレバー18と
の接続位置、および蒸気圧ピストン31と弁体2の受圧
面積の条件は、図2に示すように、主蒸気管8の内圧を
P、蒸気圧ピストン31の受圧面積をA1 、弁体2の受
圧面積をA2 、回転支点29から蒸気圧シリンダ軸35
までのレバー18の長さをL1 、回転支点29から弁棒
4までのレバー18の長さをL2 とし、各部の摩擦力、
重量は無視できるものとすると、レバー18に作用する
主蒸気管8の内圧Pによる回転支点29回りのモーメン
トMは、
【数1】M=PL2 A2 −PL1 A1 初期設定ばね力がFspの時、ばね13による回転支点2
9回りのモーメントMspは、
9回りのモーメントMspは、
【数2】Msp=FspL1 モーメントMよりもモーメントMspが大きい場合、弁は
閉状態を保持する。弁体2を弁座3に押しつける力をF
とすると、
閉状態を保持する。弁体2を弁座3に押しつける力をF
とすると、
【数3】FL2 =Msp−M
【数4】 弁体2を弁座3に押し付ける力Fが0以下の場合、弁体
2は弁座3から押し上げられて、弁開状態になるので、
弁閉状態を保持する条件は、
2は弁座3から押し上げられて、弁開状態になるので、
弁閉状態を保持する条件は、
【数5】 L1 /L2 ・Fsp≧P(A2 −L1 /L2 ・A1 ) また、弁が開く条件は、
【数6】 L1 /L2 ・Fsp<P(A2 −L1 /L2 ・A1 ) すなわち、弁体2と蒸気圧ピストン31が主蒸気管8の
内圧を受けたときの受圧面積の差によって弁体2を弁座
3から押し上げようとする力P(A2 −L1 /L2 ・A
1 )が内圧Pの上昇に従って大きくなっていき、それが
ばね13の力によって弁体2を弁座3に押し付ける力L
1 /L2 ×Fspより大きくなると弁が開く。
内圧を受けたときの受圧面積の差によって弁体2を弁座
3から押し上げようとする力P(A2 −L1 /L2 ・A
1 )が内圧Pの上昇に従って大きくなっていき、それが
ばね13の力によって弁体2を弁座3に押し付ける力L
1 /L2 ×Fspより大きくなると弁が開く。
【0053】このように、主蒸気管8の内圧による力
と、吹き出し圧力の設定であるばね13の力との差に応
じた力が弁体2に作用し、安全弁として機能するもので
ある。例えば、A1 =142.7cm2 、A2 =143cm
2 、L1 =150mm、L2 =150mm、主蒸気管8の吹
き出し設定圧力P1 =8.34MPa、吹き出し設定圧
力P1 時の弁体2を弁座3に押し付ける力をF1 、その
時のばね13の力をFsp1 とすると、このFsp1 は、P
1 の時にF1 が0になるように設定されているため、
と、吹き出し圧力の設定であるばね13の力との差に応
じた力が弁体2に作用し、安全弁として機能するもので
ある。例えば、A1 =142.7cm2 、A2 =143cm
2 、L1 =150mm、L2 =150mm、主蒸気管8の吹
き出し設定圧力P1 =8.34MPa、吹き出し設定圧
力P1 時の弁体2を弁座3に押し付ける力をF1 、その
時のばね13の力をFsp1 とすると、このFsp1 は、P
1 の時にF1 が0になるように設定されているため、
【数7】
【数8】 このように、前記従来例の構成によるばね13が弁体2
の押し上げ力A2 P1=143×10-4×8.34=1
19262Nの全てを押し返すように設けられていたの
と比較し、本実施例によれば、非常に小さいばね力で安
全弁動作が可能となる。
の押し上げ力A2 P1=143×10-4×8.34=1
19262Nの全てを押し返すように設けられていたの
と比較し、本実施例によれば、非常に小さいばね力で安
全弁動作が可能となる。
【0054】また、ばね13は、弁の圧力設定範囲が
6.93から8.62MPaの場合、Fsp=P(L2 /
L1 ・A2 −A1 )より、P=6.93MPaのときの
ばね力Fsp2 =208N、P=8.62MPaのときの
ばね力Fsp3 =259Nこの時、弁体2の最大リフトS
max =27mmとすると、ばね13の定数kは、
6.93から8.62MPaの場合、Fsp=P(L2 /
L1 ・A2 −A1 )より、P=6.93MPaのときの
ばね力Fsp2 =208N、P=8.62MPaのときの
ばね力Fsp3 =259Nこの時、弁体2の最大リフトS
max =27mmとすると、ばね13の定数kは、
【数9】 ばね13の初期圧縮量X0 は、
【数10】 ばね13の最大圧縮量Xmax は、
【数11】 ばね13の使用長さを自由長の60とすると、ばね13
の最大の取り付け長さLspは、
の最大の取り付け長さLspは、
【数12】 このように、ばね13を従来のばね定数(例えば約18
83N/mm)と比較して非常に小さくすることができ
る。また、ばね13の取り付け長さを、従来の長さ(例
えば約500mm)と比較して短かくすることも可能とな
る。
83N/mm)と比較して非常に小さくすることができ
る。また、ばね13の取り付け長さを、従来の長さ(例
えば約500mm)と比較して短かくすることも可能とな
る。
【0055】なお、ばね13および蒸気圧ピストン31
のストロークは、弁体2のリフトのL1 /L2 倍に拡大
される。このため、ばね13の仕様は、L1 :L2 の比
と蒸気圧ピストン31の受圧面積を適当な値に変更する
ことにより、ある程度自由に選定できるものである。ま
た、弁の吹き出し圧力の設定は、上記ばね13の取り付
け長さLspを変えるような図示しない調整部により、ば
ね13の初期押し付け力を変えて、設定できるものであ
る。そして、蒸気圧シリンダ30は、弁体2が弁座3に
着座しても、さらに蒸気圧ピストン31が移動可能な長
さの余裕を持っており、弁体2を弁座3に押し付けるこ
とを可能としている。
のストロークは、弁体2のリフトのL1 /L2 倍に拡大
される。このため、ばね13の仕様は、L1 :L2 の比
と蒸気圧ピストン31の受圧面積を適当な値に変更する
ことにより、ある程度自由に選定できるものである。ま
た、弁の吹き出し圧力の設定は、上記ばね13の取り付
け長さLspを変えるような図示しない調整部により、ば
ね13の初期押し付け力を変えて、設定できるものであ
る。そして、蒸気圧シリンダ30は、弁体2が弁座3に
着座しても、さらに蒸気圧ピストン31が移動可能な長
さの余裕を持っており、弁体2を弁座3に押し付けるこ
とを可能としている。
【0056】次に、逃がし弁として動作する場合、図1
に示すエアシリンダ15のばね13を圧縮する方向にエ
アを供給する。このエア供給は、前述のように、図示し
ない別室からの操作により、エア供給ラインに設けられ
た電磁弁を開くことにより行う。これにより、エアシリ
ンダ15内のエアピストン16は、ばね13を押し下げ
ながら下方に移動する。エアピストン16とともに蒸気
圧シリンダ軸35も下方に移動し、レバー18を介して
弁棒4が引き上げられる。すると、弁体2は弁座3に押
し付けられる力を失い、主蒸気管8の内圧によって押し
上げられる。このようにして、主蒸気管8の内圧を側面
フランジ20を経て図示しない排気管へと開放すること
ができる。したがって、エアシリンダ15の作動に必要
な力は、ばね13の付勢力以上であればよく、エアシリ
ンダ15をばね13と同様に小型化することが可能とな
る。
に示すエアシリンダ15のばね13を圧縮する方向にエ
アを供給する。このエア供給は、前述のように、図示し
ない別室からの操作により、エア供給ラインに設けられ
た電磁弁を開くことにより行う。これにより、エアシリ
ンダ15内のエアピストン16は、ばね13を押し下げ
ながら下方に移動する。エアピストン16とともに蒸気
圧シリンダ軸35も下方に移動し、レバー18を介して
弁棒4が引き上げられる。すると、弁体2は弁座3に押
し付けられる力を失い、主蒸気管8の内圧によって押し
上げられる。このようにして、主蒸気管8の内圧を側面
フランジ20を経て図示しない排気管へと開放すること
ができる。したがって、エアシリンダ15の作動に必要
な力は、ばね13の付勢力以上であればよく、エアシリ
ンダ15をばね13と同様に小型化することが可能とな
る。
【0057】なお、主蒸気管8内が負圧になる場合は、
弁体2は弁座3に引き付けられる。この時、蒸気圧ピス
トン31も主蒸気管8側に引き付けられるが、前述した
ように弁棒4と弁体2は接触しているだけなので、弁体
2はこの影響を受けず、弁が開放されることはない。
弁体2は弁座3に引き付けられる。この時、蒸気圧ピス
トン31も主蒸気管8側に引き付けられるが、前述した
ように弁棒4と弁体2は接触しているだけなので、弁体
2はこの影響を受けず、弁が開放されることはない。
【0058】次に、プラントの定期点検時の保守作業時
においては、蒸気圧シリンダ30が弁箱1と一体化され
ているため、蒸気圧シリンダ30の取付部が不要とな
り、部品点数を削減することができるとともに、全体と
して小型の弁となり、作業性(分解、運搬、保守、組
立)を向上させることができる。このように、本実施例
では従来の逃がし安全弁の機能を維持しながら、弁全体
の小型化および作業性の向上を図ることができる。
においては、蒸気圧シリンダ30が弁箱1と一体化され
ているため、蒸気圧シリンダ30の取付部が不要とな
り、部品点数を削減することができるとともに、全体と
して小型の弁となり、作業性(分解、運搬、保守、組
立)を向上させることができる。このように、本実施例
では従来の逃がし安全弁の機能を維持しながら、弁全体
の小型化および作業性の向上を図ることができる。
【0059】以上のように、本実施例によれば、従来の
逃がし安全弁の機能を維持しながら、従来のように弁体
2の押し上げ力を全てばね力で押えていないため、ばね
13およびエアシリンダ15を小型化することができ、
ひいては、弁全体の小型化を図ることができる。そし
て、弁の大容量化を図るために弁座3の口径を大きくす
る場合には、弁全体を大型化することなく、蒸気圧シリ
ンダ30の口径を大きくすることにより、容易に対応す
ることが可能となる。
逃がし安全弁の機能を維持しながら、従来のように弁体
2の押し上げ力を全てばね力で押えていないため、ばね
13およびエアシリンダ15を小型化することができ、
ひいては、弁全体の小型化を図ることができる。そし
て、弁の大容量化を図るために弁座3の口径を大きくす
る場合には、弁全体を大型化することなく、蒸気圧シリ
ンダ30の口径を大きくすることにより、容易に対応す
ることが可能となる。
【0060】また、弁棒4と蒸気圧シリンダ30をてこ
接続するレバー18の回転支点29が、レバー18の中
間の任意の位置に設けられており、レバー18のそれぞ
れの端部に弁棒4と蒸気圧シリンダ軸35が接続されて
いるため、蒸気圧シリンダ30は弁体2と同じ方向に蒸
気圧力を受ける。このため、蒸気を主蒸気管8から蒸気
圧シリンダ30に導く駆動蒸気圧経路33を短く形成で
き、製造が容易となる。
接続するレバー18の回転支点29が、レバー18の中
間の任意の位置に設けられており、レバー18のそれぞ
れの端部に弁棒4と蒸気圧シリンダ軸35が接続されて
いるため、蒸気圧シリンダ30は弁体2と同じ方向に蒸
気圧力を受ける。このため、蒸気を主蒸気管8から蒸気
圧シリンダ30に導く駆動蒸気圧経路33を短く形成で
き、製造が容易となる。
【0061】さらにまた、弁棒4の上部にばね13を搭
載していないため、弁棒4を短くでき、弁体2に加わる
力を均一化できる。その結果、シートリークが起こりに
くく、弁本体の重心も低くなり、耐震性が向上する。そ
して、蒸気圧シリンダ30が弁箱1と一体化されている
ため、部品点数を削減することができ、また、全体とし
て小型化され、運搬や保守作業などが容易になる。
載していないため、弁棒4を短くでき、弁体2に加わる
力を均一化できる。その結果、シートリークが起こりに
くく、弁本体の重心も低くなり、耐震性が向上する。そ
して、蒸気圧シリンダ30が弁箱1と一体化されている
ため、部品点数を削減することができ、また、全体とし
て小型化され、運搬や保守作業などが容易になる。
【0062】なお、図示しないが、弁箱1から蒸気圧シ
リンダ30、エアシリンダ15およびばね13を着脱可
能とすることにより、保守作業時に、蒸気圧シリンダ3
0などを独立に保守することも可能である。これによ
り、保守性が向上するとともに、運搬時の弁本体重量を
軽減できる。また、万一蒸気圧シリンダ30の摩耗など
により機能が低下した場合でも、部品交換により対処す
ることが可能となる。
リンダ30、エアシリンダ15およびばね13を着脱可
能とすることにより、保守作業時に、蒸気圧シリンダ3
0などを独立に保守することも可能である。これによ
り、保守性が向上するとともに、運搬時の弁本体重量を
軽減できる。また、万一蒸気圧シリンダ30の摩耗など
により機能が低下した場合でも、部品交換により対処す
ることが可能となる。
【0063】また、図示しないが、ばね13の代りに、
シール部に使用されるベローズ23のばね性を利用し、
各部のベローズ23,36は、弁体2を弁座3に押し付
ける方向に取り付けることにより、ばね13を軽減ある
いは削減でき、保守作業性を向上し、且つ部品点数の削
減が可能となる。
シール部に使用されるベローズ23のばね性を利用し、
各部のベローズ23,36は、弁体2を弁座3に押し付
ける方向に取り付けることにより、ばね13を軽減ある
いは削減でき、保守作業性を向上し、且つ部品点数の削
減が可能となる。
【0064】ところで、上記実施例において、例えば、
上記図示しない吹き出し圧力の設定部は、蒸気圧シリン
ダ軸35の上部にその軸長を可変する、例えばねじ部か
らなる調整部を設ける一方、蒸気圧シリンダ30にはそ
の調節可能長さ分の蒸気圧ピストン31の移動を許容で
きる余裕を持たせた構成とすることにより、上記ねじ部
の調整だけで吹き出し圧力が設定可能となる。同様に、
弁棒4に上記調整部を設けても同様の機能を達成でき
る。これらの各軸の調整部は、動作上のガタを調整する
ことも可能となる。
上記図示しない吹き出し圧力の設定部は、蒸気圧シリン
ダ軸35の上部にその軸長を可変する、例えばねじ部か
らなる調整部を設ける一方、蒸気圧シリンダ30にはそ
の調節可能長さ分の蒸気圧ピストン31の移動を許容で
きる余裕を持たせた構成とすることにより、上記ねじ部
の調整だけで吹き出し圧力が設定可能となる。同様に、
弁棒4に上記調整部を設けても同様の機能を達成でき
る。これらの各軸の調整部は、動作上のガタを調整する
ことも可能となる。
【0065】また、図示しないが、回転支点29の位置
をレバー18の長手方向に調節可能な調節部を設けた構
成とし、モーメントの釣り合いを調節することにより、
吹き出し圧力を設定することも可能である。そして、蒸
気圧シリンダ30の内面に円筒状の部材を介在させるこ
とにより、蒸気圧ピストン31との摺動抵抗の小さな材
質を選定可能とし、また、万一蒸気圧シリンダ30の機
能が損われた場合などには交換するようにしてもよい。
をレバー18の長手方向に調節可能な調節部を設けた構
成とし、モーメントの釣り合いを調節することにより、
吹き出し圧力を設定することも可能である。そして、蒸
気圧シリンダ30の内面に円筒状の部材を介在させるこ
とにより、蒸気圧ピストン31との摺動抵抗の小さな材
質を選定可能とし、また、万一蒸気圧シリンダ30の機
能が損われた場合などには交換するようにしてもよい。
【0066】さらに、蒸気圧シリンダ軸35や弁棒4の
上下方向の移動をガイドするため、図示しないリニアガ
イドを設けることにより、レバー18とのてこ接続によ
る曲げ力の影響を軽減するようにしてもよい。そして、
レバー18と蒸気圧シリンダ軸35、弁棒4の各接続部
は、ピン37の代りに、接触しているだけの構造とし、
レバー18を各軸が下方には引っ張らない構成として
も、各軸は基本的には押し上げ力しかレバー18に伝達
しないので支障はない。このようにして、接続部の部品
点数を削減するようにしてもよい。
上下方向の移動をガイドするため、図示しないリニアガ
イドを設けることにより、レバー18とのてこ接続によ
る曲げ力の影響を軽減するようにしてもよい。そして、
レバー18と蒸気圧シリンダ軸35、弁棒4の各接続部
は、ピン37の代りに、接触しているだけの構造とし、
レバー18を各軸が下方には引っ張らない構成として
も、各軸は基本的には押し上げ力しかレバー18に伝達
しないので支障はない。このようにして、接続部の部品
点数を削減するようにしてもよい。
【0067】さらにまた、回転支点29は、プラント内
の他の構造物、例えば配管サポートなどに設け、大きな
力が弁蓋24に加わらない構成としてもよい。そして、
レバー18を上から押えるだけの回転支点29とするこ
とにより、各軸の押し上げ力に対する強度を向上させ、
且つ、その位置調整を容易にする構成としてもよい。
の他の構造物、例えば配管サポートなどに設け、大きな
力が弁蓋24に加わらない構成としてもよい。そして、
レバー18を上から押えるだけの回転支点29とするこ
とにより、各軸の押し上げ力に対する強度を向上させ、
且つ、その位置調整を容易にする構成としてもよい。
【0068】また、ばね13に初期押し付け力を発生さ
せる代りに、弁棒4の上、あるいは弁棒4上に作用する
ようにレバー18上に図示しないウエイトを載置し、ば
ね13は、朱蒸気管8の内圧の上昇による弁体2の押し
上げ力のみを押える構成とすることにより、ばね13の
長さを短くするようにしてもよい。そして、レバー18
上に取り付けたカウンタウエイトの位置を調整すること
により、吹き出し圧力の設定を可変とするようにしても
よい。ここで、各部の重量バランスを、弁体2を弁座3
に押し付けるように作用することにより、上記カウンタ
ウエイトなしで弁体2の初期押し付け力を発生させるよ
うにしてもよい。
せる代りに、弁棒4の上、あるいは弁棒4上に作用する
ようにレバー18上に図示しないウエイトを載置し、ば
ね13は、朱蒸気管8の内圧の上昇による弁体2の押し
上げ力のみを押える構成とすることにより、ばね13の
長さを短くするようにしてもよい。そして、レバー18
上に取り付けたカウンタウエイトの位置を調整すること
により、吹き出し圧力の設定を可変とするようにしても
よい。ここで、各部の重量バランスを、弁体2を弁座3
に押し付けるように作用することにより、上記カウンタ
ウエイトなしで弁体2の初期押し付け力を発生させるよ
うにしてもよい。
【0069】さらに、蒸気圧シリンダ30の内部に凝縮
水が貯まるのを防止するため、駆動蒸気圧経路33は斜
め下方に傾斜して主蒸気管8に通じるように形成し、凝
縮水が下方に流れて主蒸気管8に戻る構成としてもよ
い。ここで、別途凝縮水を流すための経路を設けるよう
にしてもよい。
水が貯まるのを防止するため、駆動蒸気圧経路33は斜
め下方に傾斜して主蒸気管8に通じるように形成し、凝
縮水が下方に流れて主蒸気管8に戻る構成としてもよ
い。ここで、別途凝縮水を流すための経路を設けるよう
にしてもよい。
【0070】さらにまた、駆動蒸気圧経路33および排
気用経路34は、配管によって構成してもよい。また、
その配管に電磁弁、アキュムレータなどの付属機器を取
り付け、蒸気圧シリンダ30に供給する蒸気圧の安定
化、圧力制御などを行なうようにしてもよい。
気用経路34は、配管によって構成してもよい。また、
その配管に電磁弁、アキュムレータなどの付属機器を取
り付け、蒸気圧シリンダ30に供給する蒸気圧の安定
化、圧力制御などを行なうようにしてもよい。
【0071】図3は本発明の第2実施例を示す主蒸気逃
がし安全弁の縦断面図である。なお、前記第1実施例と
同一または対応する部分には同一の符号を付して説明す
る。以下の各実施例についても同様である。図3に示す
ように本実施例では、前記第1実施例と異なり、蒸気圧
シリンダ30、エアシリンダ15、およびばね13など
は弁箱1とは別に主蒸気管8に取り付けられている。こ
のような構成において、動作などは前記第1実施例と同
様である。
がし安全弁の縦断面図である。なお、前記第1実施例と
同一または対応する部分には同一の符号を付して説明す
る。以下の各実施例についても同様である。図3に示す
ように本実施例では、前記第1実施例と異なり、蒸気圧
シリンダ30、エアシリンダ15、およびばね13など
は弁箱1とは別に主蒸気管8に取り付けられている。こ
のような構成において、動作などは前記第1実施例と同
様である。
【0072】本実施例によれば、前記第1実施例と同様
にばね13およびエアシリンダ15の小型化、駆動蒸気
圧経路33の短縮、弁本体の小型化、低重心化、弁体2
のシートリーク低減、大容量化対応が可能となる。そし
て、蒸気圧シリンダ30、エアシリンダ15およびばね
13が、弁箱1とは独立に主蒸気管8に取り付けられて
いることにより、回転支点29と蒸気圧シリンダ軸35
間のレバー18の長さを長くできるため、蒸気圧シリン
ダ30などを一段と小型化することが可能となる。ま
た、弁箱1側と蒸気圧シリンダ30側で独立に保守作業
を行うことができるため、作業性が向上する。そして、
弁箱1側がより軽量化されるため、より耐震性が向上す
る。
にばね13およびエアシリンダ15の小型化、駆動蒸気
圧経路33の短縮、弁本体の小型化、低重心化、弁体2
のシートリーク低減、大容量化対応が可能となる。そし
て、蒸気圧シリンダ30、エアシリンダ15およびばね
13が、弁箱1とは独立に主蒸気管8に取り付けられて
いることにより、回転支点29と蒸気圧シリンダ軸35
間のレバー18の長さを長くできるため、蒸気圧シリン
ダ30などを一段と小型化することが可能となる。ま
た、弁箱1側と蒸気圧シリンダ30側で独立に保守作業
を行うことができるため、作業性が向上する。そして、
弁箱1側がより軽量化されるため、より耐震性が向上す
る。
【0073】さらに、蒸気圧シリンダ30を設けずに、
単にエアシリンダ15およびばね13を別置きにした場
合でも、レバー18の長さを従来より長くできるため、
エアシリンダ15およびばね13を小型化できる。そし
て、ばね13が弁本体上に搭載されていないため、弁本
体の小型化、低重心化、弁体2のシートリークを低減で
きる。また、レバー18を長くすることにより、大容量
化に対応できる。
単にエアシリンダ15およびばね13を別置きにした場
合でも、レバー18の長さを従来より長くできるため、
エアシリンダ15およびばね13を小型化できる。そし
て、ばね13が弁本体上に搭載されていないため、弁本
体の小型化、低重心化、弁体2のシートリークを低減で
きる。また、レバー18を長くすることにより、大容量
化に対応できる。
【0074】なお、本実施例は上記説明に限定されるも
のではなく、例えば、前記第1実施例と同様の変形例を
適用可能である。
のではなく、例えば、前記第1実施例と同様の変形例を
適用可能である。
【0075】図4は本発明の第3実施例を示す主蒸気逃
がし安全弁の縦断面図である。図4において、前記第2
実施例に対し、本実施例のレバー18は、その一端が回
転支点29により回転可能に取り付けられ、レバー18
の中間の任意の位置には弁棒4がピン28により取り付
けられ、レバー18の他端には蒸気圧シリンダ軸35が
ピン37により取り付けられている。蒸気圧シリンダ3
0には、弁体2と逆方向に蒸気圧ピストン31が受圧す
るように駆動蒸気圧経路33が形成されている。このよ
うな構成において、動作は前記第1実施例と同様であ
る。
がし安全弁の縦断面図である。図4において、前記第2
実施例に対し、本実施例のレバー18は、その一端が回
転支点29により回転可能に取り付けられ、レバー18
の中間の任意の位置には弁棒4がピン28により取り付
けられ、レバー18の他端には蒸気圧シリンダ軸35が
ピン37により取り付けられている。蒸気圧シリンダ3
0には、弁体2と逆方向に蒸気圧ピストン31が受圧す
るように駆動蒸気圧経路33が形成されている。このよ
うな構成において、動作は前記第1実施例と同様であ
る。
【0076】本実施例によれば、前記第3実施例と同様
にばね13およびエアシリンダ15の小型化、弁本体の
小型化、低重心化、弁体2のシートリークの低減、大容
量化の対応が可能となる。そして、前記第2実施例と同
様に、保守作業性の向上、弁箱1側の軽量化が可能とな
る。
にばね13およびエアシリンダ15の小型化、弁本体の
小型化、低重心化、弁体2のシートリークの低減、大容
量化の対応が可能となる。そして、前記第2実施例と同
様に、保守作業性の向上、弁箱1側の軽量化が可能とな
る。
【0077】また、回転支点29と蒸気圧シリンダ軸3
5間のレバー18の長さをより長くできるため、蒸気圧
シリンダ30などを一段と小型化することが可能とな
る。
5間のレバー18の長さをより長くできるため、蒸気圧
シリンダ30などを一段と小型化することが可能とな
る。
【0078】なお、本実施例は上記説明に限定されるも
のではなく、例えば、前記第1実施例と同様の変形例を
適用できる。
のではなく、例えば、前記第1実施例と同様の変形例を
適用できる。
【0079】図5は本発明の第4実施例を示す主蒸気逃
がし安全弁の縦断面図である。図5において、弁箱1は
主蒸気管8上に下面フランジ19により取り付けられ、
弁箱1の側面フランジ20には、排気管9が接続されて
いる。弁箱1内の主蒸気管8側には、弁座13が設けら
れている。この弁座3の上方には、弁座3とともに主蒸
気管8の内圧をシールする弁体2が開閉可能に取り付け
られ、この弁体2は弁箱1に取り付けられた弁体ガイド
11によってその動作方向がガイドされている。
がし安全弁の縦断面図である。図5において、弁箱1は
主蒸気管8上に下面フランジ19により取り付けられ、
弁箱1の側面フランジ20には、排気管9が接続されて
いる。弁箱1内の主蒸気管8側には、弁座13が設けら
れている。この弁座3の上方には、弁座3とともに主蒸
気管8の内圧をシールする弁体2が開閉可能に取り付け
られ、この弁体2は弁箱1に取り付けられた弁体ガイド
11によってその動作方向がガイドされている。
【0080】弁体2には、弁棒4が接続され、弁体2の
上方には、ばね13が弁体2を下方に押圧するように取
り付けられている。このばね13の上方には、蒸気圧シ
リンダ30が弁棒4と同軸に取り付けられている。蒸気
圧シリンダ30の受圧面積は、弁体2よりも小さく設定
されている。蒸気圧シリンダ30には、主蒸気管8から
の駆動蒸気圧経路33および排気管9からの排気用経路
34aが接続されている。駆動蒸気圧経路33は凝縮水
を主蒸気管8側に流すため、斜めの配管となっている。
駆動蒸気圧経路33および排気用経路34aには、これ
らを開閉する第1,第2の電磁弁としての電磁弁38
a,38bがそれぞれ設けられ、これらの電磁弁38
a,38bは、制御手段としての制御装置49により開
閉動作が制御される。そして、蒸気圧シリンダ30の下
側には、排気管9にバイパスする排気用経路34bが設
けられている。
上方には、ばね13が弁体2を下方に押圧するように取
り付けられている。このばね13の上方には、蒸気圧シ
リンダ30が弁棒4と同軸に取り付けられている。蒸気
圧シリンダ30の受圧面積は、弁体2よりも小さく設定
されている。蒸気圧シリンダ30には、主蒸気管8から
の駆動蒸気圧経路33および排気管9からの排気用経路
34aが接続されている。駆動蒸気圧経路33は凝縮水
を主蒸気管8側に流すため、斜めの配管となっている。
駆動蒸気圧経路33および排気用経路34aには、これ
らを開閉する第1,第2の電磁弁としての電磁弁38
a,38bがそれぞれ設けられ、これらの電磁弁38
a,38bは、制御手段としての制御装置49により開
閉動作が制御される。そして、蒸気圧シリンダ30の下
側には、排気管9にバイパスする排気用経路34bが設
けられている。
【0081】次に、本実施例の作用について説明する。
【0082】上記のような構成において、安全弁として
動作する場合は、排気管9側の電磁弁38bは閉じ、駆
動蒸気配管側の電磁弁38aは開いて主蒸気管8の圧力
を蒸気圧シリンダ30の上側にかける。この圧力による
蒸気圧シリンダ30の力とばね13の付勢力によって弁
体2の主蒸気圧力による押し上げ力を押える。
動作する場合は、排気管9側の電磁弁38bは閉じ、駆
動蒸気配管側の電磁弁38aは開いて主蒸気管8の圧力
を蒸気圧シリンダ30の上側にかける。この圧力による
蒸気圧シリンダ30の力とばね13の付勢力によって弁
体2の主蒸気圧力による押し上げ力を押える。
【0083】他方、逃がし弁として動作する場合は、駆
動蒸気圧経路33側の電磁弁38aを閉じ、排気管9側
の電磁弁38bを開くことにより、蒸気圧シリンダ30
内の圧力が開放され、弁体2が主蒸気圧力で押し上げら
れて、ばね13を押し上げ、弁を強制開放できる。
動蒸気圧経路33側の電磁弁38aを閉じ、排気管9側
の電磁弁38bを開くことにより、蒸気圧シリンダ30
内の圧力が開放され、弁体2が主蒸気圧力で押し上げら
れて、ばね13を押し上げ、弁を強制開放できる。
【0084】なお、主蒸気管8の圧力が負圧になる場合
は、蒸気圧ピストン31と弁体2の受圧面積の差、ばね
13の付勢力および弁体2などの可動部の自重により弁
体2が弁座3へ押し付けられる。このため、弁が自然に
開放されることはない。
は、蒸気圧ピストン31と弁体2の受圧面積の差、ばね
13の付勢力および弁体2などの可動部の自重により弁
体2が弁座3へ押し付けられる。このため、弁が自然に
開放されることはない。
【0085】このように、原理的には前記第1実施例と
同様に動作し、内圧による弁体2の押し上げ力の大半
を、主蒸気管8の内圧を利用して押え、さらに押し上げ
る力のみをばね13で押えればよいため、ばね13を小
型化することが可能となる。また、2つの電磁弁38
a,38bの開閉操作だけで、弁を強制開操作すること
が可能となり、上部機構を簡素化できる。
同様に動作し、内圧による弁体2の押し上げ力の大半
を、主蒸気管8の内圧を利用して押え、さらに押し上げ
る力のみをばね13で押えればよいため、ばね13を小
型化することが可能となる。また、2つの電磁弁38
a,38bの開閉操作だけで、弁を強制開操作すること
が可能となり、上部機構を簡素化できる。
【0086】なお、蒸気圧シリンダ30の受圧面積を弁
体2の受圧面積と同じとし、蒸気圧を図示しないレギュ
レータにより一定圧力に保つようにしても、同様の効果
を得ることができる。また、強制開する場合は、エアシ
リンダによって行うようにしてもよい。さらに、蒸気圧
経路33、排気用経路34a,34bの配管は、弁箱1
およびばねケース12と一体構造としてもよい。そし
て、本実施例は上記説明に限定されるものではなく、レ
バー部およびその接続部を除き、第1実施例と同様の変
形例を適用できる。
体2の受圧面積と同じとし、蒸気圧を図示しないレギュ
レータにより一定圧力に保つようにしても、同様の効果
を得ることができる。また、強制開する場合は、エアシ
リンダによって行うようにしてもよい。さらに、蒸気圧
経路33、排気用経路34a,34bの配管は、弁箱1
およびばねケース12と一体構造としてもよい。そし
て、本実施例は上記説明に限定されるものではなく、レ
バー部およびその接続部を除き、第1実施例と同様の変
形例を適用できる。
【0087】図6(A),(B)は本発明の第5実施例
の動作を示す縦断面図であり、図4の蒸気圧シリンダ3
0側を示す。図6(A),(B)において、蒸気圧シリ
ンダ30に蒸気を導く蒸気圧経路33には、その分岐経
路として、圧力開放経路39が形成され、図示しない排
気管へと至る排気用経路34と連通されている。蒸気圧
ピストン31の下部には、圧力開放経路39を開閉する
ための開閉部材40が固着されている。
の動作を示す縦断面図であり、図4の蒸気圧シリンダ3
0側を示す。図6(A),(B)において、蒸気圧シリ
ンダ30に蒸気を導く蒸気圧経路33には、その分岐経
路として、圧力開放経路39が形成され、図示しない排
気管へと至る排気用経路34と連通されている。蒸気圧
ピストン31の下部には、圧力開放経路39を開閉する
ための開閉部材40が固着されている。
【0088】このような構成において、弁開時には、図
6(B)に示すように開閉部材40が蒸気圧ピストン3
1とともに上方に移動し、圧力開放経路39が開いて、
排気用経路34を介して主蒸気管8の圧力蒸気を図示し
ない排気管へ開放する。また、弁閉時には図6(A)に
示すように再び開閉部材40により圧力開放経路39は
閉じられる。
6(B)に示すように開閉部材40が蒸気圧ピストン3
1とともに上方に移動し、圧力開放経路39が開いて、
排気用経路34を介して主蒸気管8の圧力蒸気を図示し
ない排気管へ開放する。また、弁閉時には図6(A)に
示すように再び開閉部材40により圧力開放経路39は
閉じられる。
【0089】これにより、弁体2から主蒸気管8の圧力
を開放するよりも、さらに蒸気圧シリンダ30側からも
圧力開放でき、大容量化することが可能となる。各経路
は配管としても同様の効果が得られる。なお、開閉部材
40はゲート弁の形状としてもよい。
を開放するよりも、さらに蒸気圧シリンダ30側からも
圧力開放でき、大容量化することが可能となる。各経路
は配管としても同様の効果が得られる。なお、開閉部材
40はゲート弁の形状としてもよい。
【0090】図7および図8は本発明の第6実施例の構
成を示す縦断面図および動作原理を示す図である。図7
において、弁箱1は主蒸気管8上に下面フランジ19に
より取り付けられ、弁箱1の側面フランジ20には、図
示しない排気管が接続されている。弁箱1内の側面フラ
ンジ20側には、弁座3が設けられている。弁箱1内に
は弁座3とともに主蒸気管8の内圧をシールするように
弁体2が配置されている。弁箱1には、例えば弁体2の
円筒面を3方向から支持するように弁体ガイドリブ41
が設けられており、弁体2はその動作方向がガイドリブ
41によりガイドされている。
成を示す縦断面図および動作原理を示す図である。図7
において、弁箱1は主蒸気管8上に下面フランジ19に
より取り付けられ、弁箱1の側面フランジ20には、図
示しない排気管が接続されている。弁箱1内の側面フラ
ンジ20側には、弁座3が設けられている。弁箱1内に
は弁座3とともに主蒸気管8の内圧をシールするように
弁体2が配置されている。弁箱1には、例えば弁体2の
円筒面を3方向から支持するように弁体ガイドリブ41
が設けられており、弁体2はその動作方向がガイドリブ
41によりガイドされている。
【0091】弁体2の背面側には、弁体背面ピストン4
2が固定され、この弁体背面ピストン42および弁体2
は弁棒4の一端に固定されている。弁棒4の他端には、
駆動側背面ピストン43が固定され、この駆動側背面ピ
ストン43は、弁箱1内の摺動面にガイドされて、弁棒
4、弁体2とともに移動可能となっている。弁棒4と弁
箱1との間には、ベローズ23が取り付けられており、
弁箱1内から流体を漏洩することなく、弁棒4を軸方向
に動かすことが可能となっている。駆動側背面ピストン
43側には、ばね13およびエアシリンダ15が、弁体
2を弁座3に押し付けるように取り付けられている。弁
体背面ピストン42および駆動側背面ピストン43の背
圧を均一にするように、バイパス配管44がエアシリン
ダ15の取付部近傍と側面フランジ20近傍に連結され
ている。
2が固定され、この弁体背面ピストン42および弁体2
は弁棒4の一端に固定されている。弁棒4の他端には、
駆動側背面ピストン43が固定され、この駆動側背面ピ
ストン43は、弁箱1内の摺動面にガイドされて、弁棒
4、弁体2とともに移動可能となっている。弁棒4と弁
箱1との間には、ベローズ23が取り付けられており、
弁箱1内から流体を漏洩することなく、弁棒4を軸方向
に動かすことが可能となっている。駆動側背面ピストン
43側には、ばね13およびエアシリンダ15が、弁体
2を弁座3に押し付けるように取り付けられている。弁
体背面ピストン42および駆動側背面ピストン43の背
圧を均一にするように、バイパス配管44がエアシリン
ダ15の取付部近傍と側面フランジ20近傍に連結され
ている。
【0092】次に、本実施例の作用について説明する。
【0093】弁体背面ピストン42および駆動側背面ピ
ストン43は、同時に主蒸気管8の内圧を受ける。この
時、各ピストン42,43の受圧面積が異なっているた
め、圧力上昇に従って、受圧面積の大きい方向へ弁棒4
を押し付ける力が発生する。この力を押えるようにばね
13の付勢力が作用し、安全弁機能を実現する。したが
って、図8に示すように、各ピストン42,43の受圧
面積差A1 −A2 によって内圧Pの上昇による力が発生
し、その力P(A1 −A2 )が、ばね力Fspより大きく
なると弁体2が弁座3から開く。
ストン43は、同時に主蒸気管8の内圧を受ける。この
時、各ピストン42,43の受圧面積が異なっているた
め、圧力上昇に従って、受圧面積の大きい方向へ弁棒4
を押し付ける力が発生する。この力を押えるようにばね
13の付勢力が作用し、安全弁機能を実現する。したが
って、図8に示すように、各ピストン42,43の受圧
面積差A1 −A2 によって内圧Pの上昇による力が発生
し、その力P(A1 −A2 )が、ばね力Fspより大きく
なると弁体2が弁座3から開く。
【0094】すなわち、弁体背面ピストン42の受圧面
積A1 、この受圧面積A1 よりも大きい駆動側背面ピス
トン43の受圧面積をA2 、内圧をP、ばね13のばね
力をFsp、およびシート力をFとすると、次式のように
なる。
積A1 、この受圧面積A1 よりも大きい駆動側背面ピス
トン43の受圧面積をA2 、内圧をP、ばね13のばね
力をFsp、およびシート力をFとすると、次式のように
なる。
【0095】
【数13】F=Fsp−P(A1 −A2 )
【数14】Fsp≧P(A1 −A2 ) → F≧0(閉)
【数15】Fsp<P(A1 −A2 ) → F<0(開) このように本実施例によれば、全ての押し上げ力をばね
13で受ける必要がないため、ばね13を小型化するこ
とが可能となる。また、同様に、小型のエアシリンダ1
5で逃がし弁機能を実現することができる。各ピストン
42,43の背圧は、バイパス配管44により均圧化さ
れていおり、排気管内の圧力変動にも対応できる。した
がって、内圧による弁棒4の押し上げ力を、弁棒4の上
下に分散することにより、小さいばね13およびエアシ
リンダ15の力で、従来と同等の安全弁機能、逃がし弁
機能を達成することができる。
13で受ける必要がないため、ばね13を小型化するこ
とが可能となる。また、同様に、小型のエアシリンダ1
5で逃がし弁機能を実現することができる。各ピストン
42,43の背圧は、バイパス配管44により均圧化さ
れていおり、排気管内の圧力変動にも対応できる。した
がって、内圧による弁棒4の押し上げ力を、弁棒4の上
下に分散することにより、小さいばね13およびエアシ
リンダ15の力で、従来と同等の安全弁機能、逃がし弁
機能を達成することができる。
【0096】図9は本発明の第7実施例の構成を示す縦
断面図である。図9において、弁箱1は図示しない主蒸
気管上に下面フランジ19により取り付けられ、弁箱1
の側面フランジ20には、図示しない排気管が接続され
ている。弁箱1内の下面フランジ19側には、弁座3が
設けられ、その上方には弁座3とともに図示しない主蒸
気管の内圧をシールする弁体2が配置されている。この
弁体2は、弁箱1に取り付けられた弁体ガイド11によ
ってその動作方向がガイドされているとともに、弁棒4
が接続されている。弁棒4と弁箱1間には、ベローズ2
3が取り付けられ、このベローズ23により弁箱1内か
ら流体を漏洩することなく、弁棒4を軸方向に動かすこ
とが可能となっている。
断面図である。図9において、弁箱1は図示しない主蒸
気管上に下面フランジ19により取り付けられ、弁箱1
の側面フランジ20には、図示しない排気管が接続され
ている。弁箱1内の下面フランジ19側には、弁座3が
設けられ、その上方には弁座3とともに図示しない主蒸
気管の内圧をシールする弁体2が配置されている。この
弁体2は、弁箱1に取り付けられた弁体ガイド11によ
ってその動作方向がガイドされているとともに、弁棒4
が接続されている。弁棒4と弁箱1間には、ベローズ2
3が取り付けられ、このベローズ23により弁箱1内か
ら流体を漏洩することなく、弁棒4を軸方向に動かすこ
とが可能となっている。
【0097】弁体2の上方には、セラミックスばね45
が弁体2を下方に押圧するように取り付けられ、このセ
ラミックスばね45はばねケース12内に収納されてい
る。ばねケース12下部には下部プレート46が取り付
けられ、ばねケース12および下部プレート46は、弁
箱1の上部フランジ47に対して固定部材48、例えば
円周をクランプするグレイロックにより一体で固定され
ている。
が弁体2を下方に押圧するように取り付けられ、このセ
ラミックスばね45はばねケース12内に収納されてい
る。ばねケース12下部には下部プレート46が取り付
けられ、ばねケース12および下部プレート46は、弁
箱1の上部フランジ47に対して固定部材48、例えば
円周をクランプするグレイロックにより一体で固定され
ている。
【0098】このように本実施例によれば、従来はばね
の熱影響を緩和するために、ばねケース12と弁箱1と
の間に冷却用の空間を必要としたが、セラミックスばね
45を使用することで、冷却空間が不要となり、ばねケ
ース12を直接弁箱1に固定することが可能となる。ま
た、弁体ガイド11を弁箱1と一体としたので、部品点
数が削減される。したがって、本実施例では、部品点数
が削減され、メンテナンス時の作業量を減少することが
できる。
の熱影響を緩和するために、ばねケース12と弁箱1と
の間に冷却用の空間を必要としたが、セラミックスばね
45を使用することで、冷却空間が不要となり、ばねケ
ース12を直接弁箱1に固定することが可能となる。ま
た、弁体ガイド11を弁箱1と一体としたので、部品点
数が削減される。したがって、本実施例では、部品点数
が削減され、メンテナンス時の作業量を減少することが
できる。
【0099】図10および図11は本発明の第8実施例
を示す主蒸気逃がし安全弁を示す。図10(A),
(B),(C)において、弁棒4の軸を中心として中空
円柱状のエアシリンダ50が配置され、その出力軸であ
るシリンダロッド51はテーパ状の板を有したテーパリ
ング54に接続され、このテーパリング54のテーパ状
の板はトグルリンク55の一ジョイントに回転自在に軸
着されたローラ56に当接している。そして、トグルリ
ンク55の出力リンクはジョイント57を介して駆動プ
レート58に回転自在に連結され、弁棒4を引き上げる
力を伝達する。
を示す主蒸気逃がし安全弁を示す。図10(A),
(B),(C)において、弁棒4の軸を中心として中空
円柱状のエアシリンダ50が配置され、その出力軸であ
るシリンダロッド51はテーパ状の板を有したテーパリ
ング54に接続され、このテーパリング54のテーパ状
の板はトグルリンク55の一ジョイントに回転自在に軸
着されたローラ56に当接している。そして、トグルリ
ンク55の出力リンクはジョイント57を介して駆動プ
レート58に回転自在に連結され、弁棒4を引き上げる
力を伝達する。
【0100】今、中空円柱状のエアシリンダ50により
テーパリング54を押し上げると、その伝達力はローラ
56を外側に押し拡げ、トグルリンク55,ジョイント
57,駆動プレート58を介して弁棒4を引き上げる。
この時において、ローラ56の外周およびテーパ状の板
のローラ56との当接面を高硬度の材質で構成しておけ
ば、フレッティング等を起こして動かなくなることはな
い。これはローラ56やテーパリング54を高硬度の材
質にするか、当接面だけに高硬度の材料を肉盛りするこ
とにより可能である。また、トグルリンク55の各ジョ
イントも同様な処置を施せば、フレッティング等を起こ
して動かなくなることはない。弁棒4の移動量はばねケ
ース12に取り付けられた位置検出器59により測定さ
れるともに、中空円柱状のエアシリンダ50およびテー
パリング54の移動はリミットスイッチ60により検出
される。
テーパリング54を押し上げると、その伝達力はローラ
56を外側に押し拡げ、トグルリンク55,ジョイント
57,駆動プレート58を介して弁棒4を引き上げる。
この時において、ローラ56の外周およびテーパ状の板
のローラ56との当接面を高硬度の材質で構成しておけ
ば、フレッティング等を起こして動かなくなることはな
い。これはローラ56やテーパリング54を高硬度の材
質にするか、当接面だけに高硬度の材料を肉盛りするこ
とにより可能である。また、トグルリンク55の各ジョ
イントも同様な処置を施せば、フレッティング等を起こ
して動かなくなることはない。弁棒4の移動量はばねケ
ース12に取り付けられた位置検出器59により測定さ
れるともに、中空円柱状のエアシリンダ50およびテー
パリング54の移動はリミットスイッチ60により検出
される。
【0101】図10(B)は図10(A)のA−A線断
面図であり、同図において、弁棒4を駆動するテーパリ
ング54のテーパ状の板、ローラ56、トグルリンク5
5およびジョイント57は弁棒4の軸心に軸対称且つ等
距離に120°間隔で配置されている。図10(C)は
図10(A)のB−B線断面図であり、同図において、
中空円柱状のエアシリンダ50は中空円盤状のシリンダ
プレート52と、これを境界として高圧空間と低圧空間
を形成するシリンダケース53と、テーパリング41の
テーパ状の板と同じ位置に配置されたシリンダロッド5
1とから構成されている。
面図であり、同図において、弁棒4を駆動するテーパリ
ング54のテーパ状の板、ローラ56、トグルリンク5
5およびジョイント57は弁棒4の軸心に軸対称且つ等
距離に120°間隔で配置されている。図10(C)は
図10(A)のB−B線断面図であり、同図において、
中空円柱状のエアシリンダ50は中空円盤状のシリンダ
プレート52と、これを境界として高圧空間と低圧空間
を形成するシリンダケース53と、テーパリング41の
テーパ状の板と同じ位置に配置されたシリンダロッド5
1とから構成されている。
【0102】次に、本実施例の作用について説明する。
【0103】弁棒4駆動のストロークとトグルリンク5
5の各リンクの長さや回転角の関係について、およびシ
リンダ力と弁棒4駆動力の関係について図11(A),
(B)に基づいて説明する。図11(A),(B)はト
グルリンク55の部分を表した模式図である。図11
(A)において、リンク55aの長さlは次式で表され
る。
5の各リンクの長さや回転角の関係について、およびシ
リンダ力と弁棒4駆動力の関係について図11(A),
(B)に基づいて説明する。図11(A),(B)はト
グルリンク55の部分を表した模式図である。図11
(A)において、リンク55aの長さlは次式で表され
る。
【0104】
【数16】 但し、ここで、Lはジョイント57a、ジョイント57
b間の距離、Sは弁棒4の引き上げストローク、αはリ
ンク55aの初期角度(90°<α≦180°)、θは
ジョイント57aをストロークSだけ押し上げるときの
リンク55aの回転角度である。すなわち、リンク55
aの初期角度αとジョイント57aをストロークSだけ
押し上げるときのリンク55aの回転角度θから弁棒4
をストロークSだけ引き上げるときに必要なリンク55
aの長さlが決まる。
b間の距離、Sは弁棒4の引き上げストローク、αはリ
ンク55aの初期角度(90°<α≦180°)、θは
ジョイント57aをストロークSだけ押し上げるときの
リンク55aの回転角度である。すなわち、リンク55
aの初期角度αとジョイント57aをストロークSだけ
押し上げるときのリンク55aの回転角度θから弁棒4
をストロークSだけ引き上げるときに必要なリンク55
aの長さlが決まる。
【0105】図11(B)において、テーパリング54
の押し上げ分力Fに対する弁棒4の押し上げ分力fの割
合は次式で表される。
の押し上げ分力Fに対する弁棒4の押し上げ分力fの割
合は次式で表される。
【0106】
【数17】 但し、ここで、δはテーパリング54のテーパ状板の角
度、βはリンク55bの初期角度である。
度、βはリンク55bの初期角度である。
【0107】一例として、L=500[mm],S=30
[mm],α=140[°],θ=20[°]とすると、
リンク55aの長さlはl=130.9[mm]であり、
テーパリング54の押し上げ分力Fに対する弁棒4押し
上げ分力fの割合は、初期姿勢において:δ=25
[°]の時に最大f/F=1.53、最終姿勢におい
て:δ=15[°]の時に最大f/F=1.22とな
る。この倍力率は、α,β,δのみに依存し、リンク5
5a、リンク55bの長さによって変化し、ここに示し
た一例より大きな値を得ることも可能である。
[mm],α=140[°],θ=20[°]とすると、
リンク55aの長さlはl=130.9[mm]であり、
テーパリング54の押し上げ分力Fに対する弁棒4押し
上げ分力fの割合は、初期姿勢において:δ=25
[°]の時に最大f/F=1.53、最終姿勢におい
て:δ=15[°]の時に最大f/F=1.22とな
る。この倍力率は、α,β,δのみに依存し、リンク5
5a、リンク55bの長さによって変化し、ここに示し
た一例より大きな値を得ることも可能である。
【0108】このように構成された主蒸気逃がし安全弁
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4の駆動源である中空円
柱状のエアシリンダ50が弁棒4の軸心を中心として配
置されるとともに、シリンダロッド51が弁棒4の軸心
に軸対称且つ等距離に配置されていることから、各ロッ
ドに伝達するシリンダ力の方向と大きさがばらつかず、
テーパリング54を均等に押し上げることができる。そ
して、テーパリング54のテーパ状の板はローラ56に
接しているので、押し上げ力が常にトグルリンク55の
ジョイント57cの中心に作用する結果、弁棒4を引き
上げるリンクの軸力が最大になるようテーパの角度を設
定することができる。また、当接面を曲線にして運動途
中の各リンクがなす角度に応じて軸力が最大になるよう
テーパの角度を徐々に変化させることも可能である。こ
の他に、テーパ状の板は弁棒4に対して軸対称且つ等距
離にあるので、ローラ56から受ける水平方向の反力が
相殺され、テーパリング54は特別に反力を受けるガイ
ドを必要としない。
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4の駆動源である中空円
柱状のエアシリンダ50が弁棒4の軸心を中心として配
置されるとともに、シリンダロッド51が弁棒4の軸心
に軸対称且つ等距離に配置されていることから、各ロッ
ドに伝達するシリンダ力の方向と大きさがばらつかず、
テーパリング54を均等に押し上げることができる。そ
して、テーパリング54のテーパ状の板はローラ56に
接しているので、押し上げ力が常にトグルリンク55の
ジョイント57cの中心に作用する結果、弁棒4を引き
上げるリンクの軸力が最大になるようテーパの角度を設
定することができる。また、当接面を曲線にして運動途
中の各リンクがなす角度に応じて軸力が最大になるよう
テーパの角度を徐々に変化させることも可能である。こ
の他に、テーパ状の板は弁棒4に対して軸対称且つ等距
離にあるので、ローラ56から受ける水平方向の反力が
相殺され、テーパリング54は特別に反力を受けるガイ
ドを必要としない。
【0109】そして、最終的にトグルリンク55を弁棒
4の軸心に対して軸対称且つ等距離に配置し弁棒4を引
き上げていることから、引き上げ方向が軸心に一致し曲
げ荷重が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁
座3とサーマルディスクが再び接触するときの接触位置
の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定にな
る。また、駆動系が軸心に対して対称となるので、耐震
性が向上するとともに、地震時の動的信頼性を向上する
ことができる。
4の軸心に対して軸対称且つ等距離に配置し弁棒4を引
き上げていることから、引き上げ方向が軸心に一致し曲
げ荷重が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁
座3とサーマルディスクが再び接触するときの接触位置
の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定にな
る。また、駆動系が軸心に対して対称となるので、耐震
性が向上するとともに、地震時の動的信頼性を向上する
ことができる。
【0110】さらに、駆動機構にトグルリンク55を用
いて弁棒4を直線運動させることにより、駆動力が倍力
され、弁棒駆動力が軽減される。さらにまた、リンク駆
動源を任意位置に配置できるので、干渉物を回避する時
など設計の自由度が増し、本実施例のようにリンク駆動
源を下方へ配置することも可能になり重心が低くなるの
で、耐震性が向上する。
いて弁棒4を直線運動させることにより、駆動力が倍力
され、弁棒駆動力が軽減される。さらにまた、リンク駆
動源を任意位置に配置できるので、干渉物を回避する時
など設計の自由度が増し、本実施例のようにリンク駆動
源を下方へ配置することも可能になり重心が低くなるの
で、耐震性が向上する。
【0111】図12は本発明の第9実施例を示す主蒸気
逃がし安全弁の縦断面図である。図12において、弁棒
4軸心を中心として中空円柱状のエアシリンダ50が配
置され、その出力軸であるシリンダロッド51aはテー
パ状の板を有したテーパリング54に接続されている。
テーパリング54のテーパ状の板はトグルリンク55の
一ジョイントに回転自在に軸着されたローラ56に当接
している。そして、トグルリンク55の出力リンクはジ
ョイント57を介して駆動プレート58に回転自在に連
結され、弁棒4を引き上げる力を伝達する。
逃がし安全弁の縦断面図である。図12において、弁棒
4軸心を中心として中空円柱状のエアシリンダ50が配
置され、その出力軸であるシリンダロッド51aはテー
パ状の板を有したテーパリング54に接続されている。
テーパリング54のテーパ状の板はトグルリンク55の
一ジョイントに回転自在に軸着されたローラ56に当接
している。そして、トグルリンク55の出力リンクはジ
ョイント57を介して駆動プレート58に回転自在に連
結され、弁棒4を引き上げる力を伝達する。
【0112】今、中空円柱状のエアシリンダ50により
テーパリング54を押し上げると、その伝達力はローラ
56を内側に押しやりトグルリンク55,ジョイント5
7,駆動プレート58を介して弁棒4を引き上げる。こ
の時において、ローラ56の外周およびテーパ状の板の
ローラ56との当接面を高硬度の材質で構成しておけ
ば、フレッティング等を起こして動かなくなることはな
い。これはローラ56やテーパリング54を高硬度の材
質にするか、当接面だけに高硬度の材料を肉盛りするこ
とにより可能である。また、トグルリンク55の各ジョ
イントも同様な処置を施せば、フレッティング等を起こ
して動かなくなることはない。弁棒4の移動量はばねケ
ース12に取り付けられた位置検出器59により測定さ
れるとともに、中空円柱状のエアシリンダ50およびテ
ーパリング54の移動はリミットスイッチ60により検
出される。弁棒4を駆動するテーパリング54のテーパ
状の板、ローラ56、トグルリンク55、およびジョイ
ント57は弁棒4軸心に軸対称且つ等距離に120°間
隔で配置されている。
テーパリング54を押し上げると、その伝達力はローラ
56を内側に押しやりトグルリンク55,ジョイント5
7,駆動プレート58を介して弁棒4を引き上げる。こ
の時において、ローラ56の外周およびテーパ状の板の
ローラ56との当接面を高硬度の材質で構成しておけ
ば、フレッティング等を起こして動かなくなることはな
い。これはローラ56やテーパリング54を高硬度の材
質にするか、当接面だけに高硬度の材料を肉盛りするこ
とにより可能である。また、トグルリンク55の各ジョ
イントも同様な処置を施せば、フレッティング等を起こ
して動かなくなることはない。弁棒4の移動量はばねケ
ース12に取り付けられた位置検出器59により測定さ
れるとともに、中空円柱状のエアシリンダ50およびテ
ーパリング54の移動はリミットスイッチ60により検
出される。弁棒4を駆動するテーパリング54のテーパ
状の板、ローラ56、トグルリンク55、およびジョイ
ント57は弁棒4軸心に軸対称且つ等距離に120°間
隔で配置されている。
【0113】次に、本実施例の作用について説明する。
【0114】弁棒4駆動のストロークとトグルリンク5
5の各リンクの長さや回転角の関係について、およびシ
リンダ力と弁棒4駆動力の関係について図13(A),
(B)に基づいて説明する。図13(A)において、リ
ンク42aの長さlは次式で表される。
5の各リンクの長さや回転角の関係について、およびシ
リンダ力と弁棒4駆動力の関係について図13(A),
(B)に基づいて説明する。図13(A)において、リ
ンク42aの長さlは次式で表される。
【0115】
【数18】 但し、ここで、Lはジョイント57a、ジョイント57
b間の距離、Sは弁棒4の引き上げストローク、αはリ
ンク55aの初期角度(0°<α≦90°)、θはジョ
イント57aをストロークSだけ押し上げるときのリン
ク55aの回転角度である。すなわち、リンク55aの
初期角度αとジョイント57aをストロークSだけ押し
上げるときのリンク55aの回転角度θから弁棒4をス
トロークSだけ引き上げるときに必要なリンク55aの
長さlが決まる。
b間の距離、Sは弁棒4の引き上げストローク、αはリ
ンク55aの初期角度(0°<α≦90°)、θはジョ
イント57aをストロークSだけ押し上げるときのリン
ク55aの回転角度である。すなわち、リンク55aの
初期角度αとジョイント57aをストロークSだけ押し
上げるときのリンク55aの回転角度θから弁棒4をス
トロークSだけ引き上げるときに必要なリンク55aの
長さlが決まる。
【0116】図13(B)において、テーパリング54
の押し上げ分力Fに対する弁棒4の押し上げ分力fの割
合は次式で表される。
の押し上げ分力Fに対する弁棒4の押し上げ分力fの割
合は次式で表される。
【0117】
【数19】 但し、ここで、δはテーパリング54のテーパ状板の角
度、βはリンク55bの初期角度である。一例として、
L=700[mm],S=30[mm],α=60[°],
θ=20[°]とすると、リンク55aの長さlはl=
120.5[mm]であり、テーパリング54の押し上げ
分力Fに対する弁棒4の押し上げ分力fの割合は、初期
姿勢において:δ=15[°]の時に最大f/F=1.
00、最終姿勢において:δ=25[°]の時に最大f
/F=1.13となる。この倍力率は、α,β,δのみ
に依存し、リンク55a、リンク55bの長さによって
変化し、ここに示した一例より大きな値を得ることも可
能である。
度、βはリンク55bの初期角度である。一例として、
L=700[mm],S=30[mm],α=60[°],
θ=20[°]とすると、リンク55aの長さlはl=
120.5[mm]であり、テーパリング54の押し上げ
分力Fに対する弁棒4の押し上げ分力fの割合は、初期
姿勢において:δ=15[°]の時に最大f/F=1.
00、最終姿勢において:δ=25[°]の時に最大f
/F=1.13となる。この倍力率は、α,β,δのみ
に依存し、リンク55a、リンク55bの長さによって
変化し、ここに示した一例より大きな値を得ることも可
能である。
【0118】このように構成された主蒸気逃がし安全弁
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4の駆動源である中空円
柱状のエアシリンダ50が弁棒4の軸心を中心として配
置されるとともに、シリンダロッド51が弁棒4の軸心
に軸対称且つ等距離に配置されていることから、各ロッ
ドに伝達するシリンダ力の方向と大きさがばらつかず、
テーパリング54を均等に押し上げることができる。そ
して、テーパリング54のテーパ状の板はローラ56に
接しているので、押し上げ力が常にトグルリンク55の
ジョイント57cの中心に作用する結果、弁棒4を引き
上げるリンクの軸力が最大になるようテーパの角度を設
定することができる。また、当接面を曲線にして運動途
中の各リンクがなす角度に応じて軸力が最大になるよう
テーパの角度を徐々に変化させることも可能である。こ
の他に、テーパ状の板は弁棒4に対して軸対称且つ等距
離にあるので、ローラ56から受ける水平方向の反力が
相殺され、テーパリング54は特別に反力を受けるガイ
ドを必要としない。
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4の駆動源である中空円
柱状のエアシリンダ50が弁棒4の軸心を中心として配
置されるとともに、シリンダロッド51が弁棒4の軸心
に軸対称且つ等距離に配置されていることから、各ロッ
ドに伝達するシリンダ力の方向と大きさがばらつかず、
テーパリング54を均等に押し上げることができる。そ
して、テーパリング54のテーパ状の板はローラ56に
接しているので、押し上げ力が常にトグルリンク55の
ジョイント57cの中心に作用する結果、弁棒4を引き
上げるリンクの軸力が最大になるようテーパの角度を設
定することができる。また、当接面を曲線にして運動途
中の各リンクがなす角度に応じて軸力が最大になるよう
テーパの角度を徐々に変化させることも可能である。こ
の他に、テーパ状の板は弁棒4に対して軸対称且つ等距
離にあるので、ローラ56から受ける水平方向の反力が
相殺され、テーパリング54は特別に反力を受けるガイ
ドを必要としない。
【0119】そして、最終的にトグルリンク55を弁棒
4の軸心に対して軸対称且つ等距離に配置し弁棒4を引
き上げていることから、引き上げ方向が軸心に一致し曲
げ荷重が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁
座3とサーマルディスクが再び接触するときの接触位置
の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定にな
る。また、駆動系が軸心に対して対称となるので、耐震
性が向上するとともに、地震時の動的信頼性を向上する
ことができる。
4の軸心に対して軸対称且つ等距離に配置し弁棒4を引
き上げていることから、引き上げ方向が軸心に一致し曲
げ荷重が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁
座3とサーマルディスクが再び接触するときの接触位置
の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定にな
る。また、駆動系が軸心に対して対称となるので、耐震
性が向上するとともに、地震時の動的信頼性を向上する
ことができる。
【0120】さらに、駆動機構にトグルリンク55を用
いて弁棒4を直線運動させることにより、駆動力が倍力
され弁棒駆動力が軽減される。さらにまた、リンク駆動
源を任意位置に配置できるので、干渉物を回避する時な
ど設計の自由度が増し、本実施例では引き上げ時にリン
クが縮まる方向に動作するので、弁の占有空間を小さく
することができる。そして、リンク駆動源を下方へ配置
することも可能になり重心が低くなるので、耐震性が向
上する。
いて弁棒4を直線運動させることにより、駆動力が倍力
され弁棒駆動力が軽減される。さらにまた、リンク駆動
源を任意位置に配置できるので、干渉物を回避する時な
ど設計の自由度が増し、本実施例では引き上げ時にリン
クが縮まる方向に動作するので、弁の占有空間を小さく
することができる。そして、リンク駆動源を下方へ配置
することも可能になり重心が低くなるので、耐震性が向
上する。
【0121】図14は本発明の第10実施例を示す主蒸
気逃がし安全弁の縦断面図である。図14において、弁
棒4軸心を中心として中空円柱状のエアシリンダ50が
配置され、その出力軸であるシリンダロッド51aは弁
棒4軸心に軸対称且つ等距離に120°間隔で配置され
るとともに、駆動プレート58に接続されている。
気逃がし安全弁の縦断面図である。図14において、弁
棒4軸心を中心として中空円柱状のエアシリンダ50が
配置され、その出力軸であるシリンダロッド51aは弁
棒4軸心に軸対称且つ等距離に120°間隔で配置され
るとともに、駆動プレート58に接続されている。
【0122】今、中空円柱状のエアシリンダ50に圧力
を加えると、シリンダロッド51が上方に押し上げら
れ、その伝達力は駆動プレート58を介して弁棒4を引
き上げる。弁棒4および中空円柱状のエアシリンダ50
の移動量は、ばねケース12に取り付けられた位置検出
器59により測定され、中空円柱状のエアシリンダ50
の移動はリミットスイッチ60により検出される。
を加えると、シリンダロッド51が上方に押し上げら
れ、その伝達力は駆動プレート58を介して弁棒4を引
き上げる。弁棒4および中空円柱状のエアシリンダ50
の移動量は、ばねケース12に取り付けられた位置検出
器59により測定され、中空円柱状のエアシリンダ50
の移動はリミットスイッチ60により検出される。
【0123】このように構成された主蒸気逃がし安全弁
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4の駆動源である中空円
柱状のエアシリンダ50が弁棒4の軸心を中心として配
置されるとともに、シリンダロッド51が弁棒4の軸心
に軸対称且つ等距離に配置されていることから、引き上
げ方向が軸心に一致し曲げ荷重が発生しない。したがっ
て、逃がし弁動作時に弁座3とサーマルディスクが再び
接触するときの接触位置の再現性が高く、安全弁動作時
の吹き出し圧が一定になる。また、駆動系が軸心に対し
て対称となるので、耐震性が向上するとともに、地震時
の動的信頼性を向上することができる。加えて、構造が
簡単で軽量化することができる。
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4の駆動源である中空円
柱状のエアシリンダ50が弁棒4の軸心を中心として配
置されるとともに、シリンダロッド51が弁棒4の軸心
に軸対称且つ等距離に配置されていることから、引き上
げ方向が軸心に一致し曲げ荷重が発生しない。したがっ
て、逃がし弁動作時に弁座3とサーマルディスクが再び
接触するときの接触位置の再現性が高く、安全弁動作時
の吹き出し圧が一定になる。また、駆動系が軸心に対し
て対称となるので、耐震性が向上するとともに、地震時
の動的信頼性を向上することができる。加えて、構造が
簡単で軽量化することができる。
【0124】また、本実施例の変形例として、中空円筒
状のエアシリンダ50の代りに、3つのエアや油圧で作
動する直動シリンダを弁棒4軸心に軸対称且つ等距離に
120°間隔で配置し、直動方向を揃えて油圧等で弁棒
4を引き上げるようにすれば、より構造が簡単で軽量化
することができる。
状のエアシリンダ50の代りに、3つのエアや油圧で作
動する直動シリンダを弁棒4軸心に軸対称且つ等距離に
120°間隔で配置し、直動方向を揃えて油圧等で弁棒
4を引き上げるようにすれば、より構造が簡単で軽量化
することができる。
【0125】図15は本発明の第11実施例を示す主蒸
気逃がし安全弁の縦断面図である。図15において、弁
棒4に弁棒駆動プレート61が直接接続固定され、通常
はばね13の反力によって弁棒駆動プレート61および
弁棒4が図の下方へ押し付けられている。弁棒駆動プレ
ート61を上方に引き上げるため、弁棒駆動シリンダケ
ース62の高圧側ポート63と低圧側ポート64は流体
流路を介して方向切換弁65に接続されており、さらに
油圧や空気圧の流体圧力源66が接続されている。
気逃がし安全弁の縦断面図である。図15において、弁
棒4に弁棒駆動プレート61が直接接続固定され、通常
はばね13の反力によって弁棒駆動プレート61および
弁棒4が図の下方へ押し付けられている。弁棒駆動プレ
ート61を上方に引き上げるため、弁棒駆動シリンダケ
ース62の高圧側ポート63と低圧側ポート64は流体
流路を介して方向切換弁65に接続されており、さらに
油圧や空気圧の流体圧力源66が接続されている。
【0126】今、通常運転状態では、方向切換弁65は
位置aにあり、弁棒駆動プレート61の上下両側の圧力
は等しく、どちらも開放されている。安全弁動作時に
は、ばね13の設定押し付け力に応じた蒸気圧力によっ
て弁は開放される。逃がし弁動作時には、方向切換弁6
5を位置bに切り換えることで、流体圧力源66から高
圧側ポート63を通じて流体が供給され、弁棒駆動プレ
ート61の下側が高圧になり、弁棒4は上方に引き上げ
られる。その弁棒4の移動量は、弁棒駆動シリンダケー
ス62に取り付けられた位置検出器59により測定さ
れ、弁棒4の移動状態はリミットスイッチ60により検
出される。
位置aにあり、弁棒駆動プレート61の上下両側の圧力
は等しく、どちらも開放されている。安全弁動作時に
は、ばね13の設定押し付け力に応じた蒸気圧力によっ
て弁は開放される。逃がし弁動作時には、方向切換弁6
5を位置bに切り換えることで、流体圧力源66から高
圧側ポート63を通じて流体が供給され、弁棒駆動プレ
ート61の下側が高圧になり、弁棒4は上方に引き上げ
られる。その弁棒4の移動量は、弁棒駆動シリンダケー
ス62に取り付けられた位置検出器59により測定さ
れ、弁棒4の移動状態はリミットスイッチ60により検
出される。
【0127】このように構成された主蒸気逃がし安全弁
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4に駆動力を伝達する弁
棒駆動プレート61を弁棒4に直接接続固定したことに
より、弁棒4の引き上げ方向が弁棒4軸心に一致し曲げ
荷重が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁座
3とサーマルディスクが再び接触するときの接触位置の
再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定にな
る。また、駆動系が軸心に対して対称となるので、耐震
性が向上するとともに、地震時の動的信頼性を向上する
ことができる。
の弁棒駆動機構によれば、弁棒4に駆動力を伝達する弁
棒駆動プレート61を弁棒4に直接接続固定したことに
より、弁棒4の引き上げ方向が弁棒4軸心に一致し曲げ
荷重が発生しない。したがって、逃がし弁動作時に弁座
3とサーマルディスクが再び接触するときの接触位置の
再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧が一定にな
る。また、駆動系が軸心に対して対称となるので、耐震
性が向上するとともに、地震時の動的信頼性を向上する
ことができる。
【0128】さらに、ばねケース12とシリンダケース
62を一体化したことにより、構造が簡略化され、部品
点数が削減され、小型・軽量になる。その結果、定期点
検時の保守作業が行い易く、メンテナンス性が向上す
る。
62を一体化したことにより、構造が簡略化され、部品
点数が削減され、小型・軽量になる。その結果、定期点
検時の保守作業が行い易く、メンテナンス性が向上す
る。
【0129】図16は本発明の第12実施例を示す主蒸
気逃がし安全弁の縦断面図である。図16において、弁
棒4に弁棒駆動プレート61が直接接続固定され、ばね
13の反力が弁棒駆動プレート61および弁棒4を図の
上方へ押し上げようとしているが、それを押えるととも
に、シート力を発生させるために、高圧側ポート63,
安全弁67,および方向切換弁65を介して流体圧力源
66から油圧や空気圧の流体圧力がかけられている。
気逃がし安全弁の縦断面図である。図16において、弁
棒4に弁棒駆動プレート61が直接接続固定され、ばね
13の反力が弁棒駆動プレート61および弁棒4を図の
上方へ押し上げようとしているが、それを押えるととも
に、シート力を発生させるために、高圧側ポート63,
安全弁67,および方向切換弁65を介して流体圧力源
66から油圧や空気圧の流体圧力がかけられている。
【0130】今、通常運転状態では、方向切換弁65は
位置aにあり、弁棒駆動プレート61の上側が高圧にな
り、弁棒駆動プレート61および弁棒4が図の上方へ上
がるのを押えるとともに、シート力を発生させている。
この時の流体圧力源66の流体圧力PH (通常時)は、
位置aにあり、弁棒駆動プレート61の上側が高圧にな
り、弁棒駆動プレート61および弁棒4が図の上方へ上
がるのを押えるとともに、シート力を発生させている。
この時の流体圧力源66の流体圧力PH (通常時)は、
【数20】 但し、ここで、Fspring1(弁閉時)は弁閉時のスプリ
ング力、F steam1(通常時)は蒸気により弁棒4が受
ける押し上げ力、Fseatは通常時のシート力、Ap は弁
棒駆動プレート61の受圧面積である。
ング力、F steam1(通常時)は蒸気により弁棒4が受
ける押し上げ力、Fseatは通常時のシート力、Ap は弁
棒駆動プレート61の受圧面積である。
【0131】安全弁動作時には、蒸気圧力が通常より高
くなるので、安全弁67の吹き出し圧力を以下の値に設
定することにより弁を動作させることができる。
くなるので、安全弁67の吹き出し圧力を以下の値に設
定することにより弁を動作させることができる。
【0132】
【数21】 但し、ここで、Pv (安全弁動作時)は安全弁67の設
定吹き出し圧力、Fspring2(安全弁動作時)は安全弁
動作時のスプリング力、F steam2(安全弁動作時)は
安全弁動作時に蒸気により弁棒4が受ける押し上げ力、
Ap は弁棒駆動プレート61の受圧面積である。
定吹き出し圧力、Fspring2(安全弁動作時)は安全弁
動作時のスプリング力、F steam2(安全弁動作時)は
安全弁動作時に蒸気により弁棒4が受ける押し上げ力、
Ap は弁棒駆動プレート61の受圧面積である。
【0133】すなわち、安全弁動作時には、蒸気圧によ
り弁棒4を押し上げる力が大きくなり、F steam2がF
steam2(安全弁動作時)>F steam1(通常時)+F
seatとなると、弁棒駆動プレート61は上に押し上げら
れ、スプリング力がFspring2(安全弁動作時)とな
り、弁棒駆動プレート61の上側の圧力が上述の式で表
されるPv となる状態まで弁2は吹き上げられる。その
後、蒸気圧が通常時の値に戻ると弁体2は下がり、弁は
閉鎖する。
り弁棒4を押し上げる力が大きくなり、F steam2がF
steam2(安全弁動作時)>F steam1(通常時)+F
seatとなると、弁棒駆動プレート61は上に押し上げら
れ、スプリング力がFspring2(安全弁動作時)とな
り、弁棒駆動プレート61の上側の圧力が上述の式で表
されるPv となる状態まで弁2は吹き上げられる。その
後、蒸気圧が通常時の値に戻ると弁体2は下がり、弁は
閉鎖する。
【0134】逃がし弁動作時には、方向切換弁65を位
置bに切り換えることで、高圧側ポート63と低圧側ポ
ート64はいずれも開放され、弁棒駆動プレート61を
押えていた力がなくなり、ばね13および蒸気による押
し上げ力によって弁棒4は引き上げられる。弁棒4の移
動量は弁棒駆動シリンダケース62に取り付けられた位
置検出器59により測定され、弁棒4の移動状態はリミ
ットスイッチ60により検出される。
置bに切り換えることで、高圧側ポート63と低圧側ポ
ート64はいずれも開放され、弁棒駆動プレート61を
押えていた力がなくなり、ばね13および蒸気による押
し上げ力によって弁棒4は引き上げられる。弁棒4の移
動量は弁棒駆動シリンダケース62に取り付けられた位
置検出器59により測定され、弁棒4の移動状態はリミ
ットスイッチ60により検出される。
【0135】このように構成された主蒸気逃がし安全弁
の弁棒駆動機構によれば、本発明の第11実施例におい
て述べた効果を得ることができるとともに、流体圧力で
はなくスプリング力によって弁棒4を引き上げているの
で、逃がし弁動作時の動作時間が短く応答性に優れる。
さらに、ばね13は弁棒4を押し上げるだけでよいの
で、スプリング力が軽減され、小型・軽量化が図れる。
の弁棒駆動機構によれば、本発明の第11実施例におい
て述べた効果を得ることができるとともに、流体圧力で
はなくスプリング力によって弁棒4を引き上げているの
で、逃がし弁動作時の動作時間が短く応答性に優れる。
さらに、ばね13は弁棒4を押し上げるだけでよいの
で、スプリング力が軽減され、小型・軽量化が図れる。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、蒸気圧シリンダが弁箱と一体に設けられてい
るため、蒸気圧シリンダ部分の部品点数を削減すること
ができ、全体として小型化が図れる。また、弁棒と蒸気
圧シリンダ軸とをてこ接続するレバーの回転支点が、中
間近傍位置に取り付けられ、一端に弁棒を、他端に蒸気
圧シリンダ軸をそれぞれ接続したことにより、蒸気圧シ
リンダ軸は弁体と同じ方向に主蒸気圧力を受けるため、
蒸気経路を短くすることができる。また、弁棒と蒸気圧
シリンダ軸とをてこ接続しているため、弁棒を短くで
き、弁体に加わる力を均一化できるので、シートリーク
が発生しにくく、弁全体の重心も低くなり、耐震性が向
上する。
によれば、蒸気圧シリンダが弁箱と一体に設けられてい
るため、蒸気圧シリンダ部分の部品点数を削減すること
ができ、全体として小型化が図れる。また、弁棒と蒸気
圧シリンダ軸とをてこ接続するレバーの回転支点が、中
間近傍位置に取り付けられ、一端に弁棒を、他端に蒸気
圧シリンダ軸をそれぞれ接続したことにより、蒸気圧シ
リンダ軸は弁体と同じ方向に主蒸気圧力を受けるため、
蒸気経路を短くすることができる。また、弁棒と蒸気圧
シリンダ軸とをてこ接続しているため、弁棒を短くで
き、弁体に加わる力を均一化できるので、シートリーク
が発生しにくく、弁全体の重心も低くなり、耐震性が向
上する。
【0137】請求項2によれば、蒸気圧シリンダを弁箱
と分離構成して主蒸気管に取り付けたので、蒸気圧シリ
ンダ側と弁箱側とを別々に分解、点検、保守および再組
立ができ、作業性が向上する。また、力を伝達するレバ
ーを長くすることができ、レバーを介したばねによる付
勢力が小さく済むこととなり、蒸気圧シリンダなどを一
段と小型にすることができる。さらに、主蒸気管からの
蒸気を蒸気圧シリンダに導く経路を比較的自由に設ける
ことが可能となる。
と分離構成して主蒸気管に取り付けたので、蒸気圧シリ
ンダ側と弁箱側とを別々に分解、点検、保守および再組
立ができ、作業性が向上する。また、力を伝達するレバ
ーを長くすることができ、レバーを介したばねによる付
勢力が小さく済むこととなり、蒸気圧シリンダなどを一
段と小型にすることができる。さらに、主蒸気管からの
蒸気を蒸気圧シリンダに導く経路を比較的自由に設ける
ことが可能となる。
【0138】請求項3によれば、レバーの一端が回転支
点、他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続され、中間
近傍位置に弁棒を取り付けことで、蒸気圧シリンダが弁
体と逆方向に蒸気圧を受けるようにしたので、回転支点
から蒸気圧シリンダ軸までのレバーの距離を長くするこ
とができ、レバーを介したばねによる付勢力が小さく済
むこととなり、蒸気圧シリンダなどを一段と小型にする
ことができる。
点、他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続され、中間
近傍位置に弁棒を取り付けことで、蒸気圧シリンダが弁
体と逆方向に蒸気圧を受けるようにしたので、回転支点
から蒸気圧シリンダ軸までのレバーの距離を長くするこ
とができ、レバーを介したばねによる付勢力が小さく済
むこととなり、蒸気圧シリンダなどを一段と小型にする
ことができる。
【0139】請求項4によれば、蒸気圧シリンダ内の蒸
気圧ピストンが弁開位置に移動すると、主蒸気管から排
気管に至る圧力開放経路を遮っている開閉部材が開き、
主蒸気管の圧力が蒸気圧シリンダ側からも開放される。
そのため、大容量化を図ることができる。
気圧ピストンが弁開位置に移動すると、主蒸気管から排
気管に至る圧力開放経路を遮っている開閉部材が開き、
主蒸気管の圧力が蒸気圧シリンダ側からも開放される。
そのため、大容量化を図ることができる。
【0140】請求項5によれば、蒸気圧シリンダに主蒸
気管からの蒸気を導く蒸気圧経路に設置された第1の電
磁弁と、蒸気圧シリンダ内の蒸気を排気管に導く排気用
経路に設置された第2の電磁弁と、これら第1,第2の
電磁弁を開閉制御する制御手段とを備えたことにより、
エアシリンダを削減し、不品点数が少なくなり、保守作
業性を向上させることができるとともに、弁が小型化で
きるため、耐震性が向上する。
気管からの蒸気を導く蒸気圧経路に設置された第1の電
磁弁と、蒸気圧シリンダ内の蒸気を排気管に導く排気用
経路に設置された第2の電磁弁と、これら第1,第2の
電磁弁を開閉制御する制御手段とを備えたことにより、
エアシリンダを削減し、不品点数が少なくなり、保守作
業性を向上させることができるとともに、弁が小型化で
きるため、耐震性が向上する。
【0141】請求項6によれば、弁体背面ピストンと駆
動側背面ピストンとが同時に主蒸気管内圧を受ける構成
であるため、小型のばねで安全弁機能を実現可能とな
る。また、エアシリンダで逃がし弁機能を実現可能なた
め、弁を小型化することができる。そして、駆動側と弁
棒を直結できるため、てこ接続が不要となり、部品点数
を削減できる。さらに、蒸気が排気管側に排気されるた
め、蒸気の流れが円滑になり、蒸気反力、振動などを軽
減することができる。
動側背面ピストンとが同時に主蒸気管内圧を受ける構成
であるため、小型のばねで安全弁機能を実現可能とな
る。また、エアシリンダで逃がし弁機能を実現可能なた
め、弁を小型化することができる。そして、駆動側と弁
棒を直結できるため、てこ接続が不要となり、部品点数
を削減できる。さらに、蒸気が排気管側に排気されるた
め、蒸気の流れが円滑になり、蒸気反力、振動などを軽
減することができる。
【0142】請求項7によれば、ばねがセラミックスか
ら構成されたことにより、ばねの冷却を不要とし、ばね
ケースを直接弁箱に固定することができる。
ら構成されたことにより、ばねの冷却を不要とし、ばね
ケースを直接弁箱に固定することができる。
【0143】請求項8によれば、弁棒駆動機構を弁棒に
対し軸対称で等距離に配置したことにより、弁棒引上げ
方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重が発生しない。した
がって、逃がし弁動作時に弁座とサーマルディスクが再
び接触するときの接触位置の再現性が高く、安全弁動作
時の吹き出し圧が一定となる。また、駆動系が軸芯に対
して対称となるので、耐震性が向上するとともに、地震
時の動的信頼性を向上することができる。
対し軸対称で等距離に配置したことにより、弁棒引上げ
方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重が発生しない。した
がって、逃がし弁動作時に弁座とサーマルディスクが再
び接触するときの接触位置の再現性が高く、安全弁動作
時の吹き出し圧が一定となる。また、駆動系が軸芯に対
して対称となるので、耐震性が向上するとともに、地震
時の動的信頼性を向上することができる。
【0144】請求項9によれば、請求項8記載の弁棒駆
動機構が、弁棒に軸対称で等距離に配置される複数のト
グルリンクと、これらのトグルリンクを駆動させるリン
ク駆動源とから構成されており、トグルリンクによって
弁棒を直線運動させることで駆動力が倍力され、弁棒駆
動力が軽減される。また、リンク駆動源を任意の位置に
配置できるので、干渉物を回避する時など設計の自由度
を高めることができる。
動機構が、弁棒に軸対称で等距離に配置される複数のト
グルリンクと、これらのトグルリンクを駆動させるリン
ク駆動源とから構成されており、トグルリンクによって
弁棒を直線運動させることで駆動力が倍力され、弁棒駆
動力が軽減される。また、リンク駆動源を任意の位置に
配置できるので、干渉物を回避する時など設計の自由度
を高めることができる。
【0145】請求項10によれば、請求項9記載のリン
ク駆動源が、複数のトグルリンクのジョイントにそれぞ
れ配置されたローラと、これらのローラに当接配置され
上記トグルリンクを駆動可能なテーパ状接触部が形成さ
れたリングとから構成され、このリングを直線運動させ
て上記ローラに駆動力を伝達して上記複数のトグルリン
クを駆動することにより、弁棒を引き上げる。
ク駆動源が、複数のトグルリンクのジョイントにそれぞ
れ配置されたローラと、これらのローラに当接配置され
上記トグルリンクを駆動可能なテーパ状接触部が形成さ
れたリングとから構成され、このリングを直線運動させ
て上記ローラに駆動力を伝達して上記複数のトグルリン
クを駆動することにより、弁棒を引き上げる。
【0146】この場合、弁棒を引き上げるトグルリンク
の軸力が最大となるようにテーパ状接触部の角度を設定
することができるとともに、テーパ状接触部の当接面を
曲線として、運動途中の各トグルリンクがなす角度に応
じて軸力が最大になるようにテーパ角度を変化させるこ
とも可能である。
の軸力が最大となるようにテーパ状接触部の角度を設定
することができるとともに、テーパ状接触部の当接面を
曲線として、運動途中の各トグルリンクがなす角度に応
じて軸力が最大になるようにテーパ角度を変化させるこ
とも可能である。
【0147】さらに、テーパ状接触部は弁棒に対して軸
対称で等距離にあるので、ローラから受ける水平方向の
反力が相殺され、リングを押える特別なガイドを必要と
しない。
対称で等距離にあるので、ローラから受ける水平方向の
反力が相殺され、リングを押える特別なガイドを必要と
しない。
【0148】請求項11によれば、弁棒の軸心を中心と
して配置された中空円柱状の複数のシリンダと、弁棒の
軸心に軸対称で等距離に配置された複数のシリンダロッ
ドとにより、弁棒を引き上げる。複数のシリンダが中空
円柱状であることにより、各シリンダロッドに伝達され
るシリンダ力の方向および大きさのばらつきを防止する
ことができる。これにより、弁棒引き上げ方向が弁棒軸
心に一致し曲げ荷重が発生しない。したがって、逃がし
弁動作時に弁座とサーマルディスクが再び接触するとき
の接触位置の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧
が一定となる。また、駆動系が軸芯に対して対称となる
ので、耐震性が向上するとともに、地震時の動的信頼性
を向上することができる。
して配置された中空円柱状の複数のシリンダと、弁棒の
軸心に軸対称で等距離に配置された複数のシリンダロッ
ドとにより、弁棒を引き上げる。複数のシリンダが中空
円柱状であることにより、各シリンダロッドに伝達され
るシリンダ力の方向および大きさのばらつきを防止する
ことができる。これにより、弁棒引き上げ方向が弁棒軸
心に一致し曲げ荷重が発生しない。したがって、逃がし
弁動作時に弁座とサーマルディスクが再び接触するとき
の接触位置の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧
が一定となる。また、駆動系が軸芯に対して対称となる
ので、耐震性が向上するとともに、地震時の動的信頼性
を向上することができる。
【0149】請求項12によれば、弁棒に駆動力を伝達
する弁棒駆動プレートを弁棒に直接接続したことによ
り、弁棒の引き上げ方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重
が発生しない。したがって、請求項11と同様に逃がし
弁動作時に弁座とサーマルディスクが再び接触するとき
の接触位置の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧
が一定となる。また、駆動系が軸芯に対して対称となる
ので、耐震性が向上するとともに、地震時の動的信頼性
を向上することができる。
する弁棒駆動プレートを弁棒に直接接続したことによ
り、弁棒の引き上げ方向が弁棒軸心に一致し、曲げ荷重
が発生しない。したがって、請求項11と同様に逃がし
弁動作時に弁座とサーマルディスクが再び接触するとき
の接触位置の再現性が高く、安全弁動作時の吹き出し圧
が一定となる。また、駆動系が軸芯に対して対称となる
ので、耐震性が向上するとともに、地震時の動的信頼性
を向上することができる。
【0150】請求項13によれば、ばねが弁棒駆動プレ
ートを介して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一方、
この付勢力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの流体
を供給して押えることにより、流体圧力ではなく、ばね
の付勢力によって弁棒を引き上げているので、逃がし弁
動作時の動作時間が短く応答性に優れる。また、ばねは
弁棒を押し上げるだけでよいので、付勢力が軽減され、
小型・軽量化が図れる。
ートを介して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一方、
この付勢力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの流体
を供給して押えることにより、流体圧力ではなく、ばね
の付勢力によって弁棒を引き上げているので、逃がし弁
動作時の動作時間が短く応答性に優れる。また、ばねは
弁棒を押し上げるだけでよいので、付勢力が軽減され、
小型・軽量化が図れる。
【図1】本発明の第1実施例の主蒸気逃がし安全弁を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図2】第1実施例の動作原理を示す説明図。
【図3】本発明の第2実施例の主蒸気逃がし安全弁を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図4】本発明の第3実施例の主蒸気逃がし安全弁を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図5】本発明の第4実施例の主蒸気逃がし安全弁を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図6】(A),(B)は本発明の第5実施例の主蒸気
逃がし安全弁を示す縦断面図。
逃がし安全弁を示す縦断面図。
【図7】本発明の第6実施例の主蒸気逃がし安全弁を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図8】第6実施例の動作原理を示す説明図。
【図9】本発明の第7実施例の主蒸気逃がし安全弁を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図10】(A)は本発明の第8実施例の主蒸気逃がし
安全弁を示す縦断面図,(B)は(A)のA−A線断面
図,(C)は(A)のB−B線断面図。
安全弁を示す縦断面図,(B)は(A)のA−A線断面
図,(C)は(A)のB−B線断面図。
【図11】(A),(B)は本発明の第8実施例の主蒸
気逃がし安全弁のトグルリンクを示す模式図。
気逃がし安全弁のトグルリンクを示す模式図。
【図12】本発明の第9実施例の主蒸気逃がし安全弁を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図13】(A),(B)は本発明の第9実施例の主蒸
気逃がし安全弁のトグルリンクを示す模式図。
気逃がし安全弁のトグルリンクを示す模式図。
【図14】本発明の第10実施例の主蒸気逃がし安全弁
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図15】本発明の第11実施例の主蒸気逃がし安全弁
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図16】本発明の第12実施例の主蒸気逃がし安全弁
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
【図17】従来の主蒸気逃がし安全弁を示す縦断面図。
【図18】従来の主蒸気逃がし安全弁を示す拡大縦断面
図。
図。
1 弁箱 2 弁体 3 弁座 4 弁棒 5 第1の通路 6 第2の通路 7 管台 8 主蒸気管 9 排気管 10 サーマルディスク 11 弁体ガイド 12 ばねケース 13 ばね 14 アジャスティングスクリュー 15 エアシリンダ 16 エアピストン 17 ピストンロッド 18 レバー 19 下面フランジ 20 側面フランジ 21 ソケット 22 固定ナット 23 ベローズ 24 弁蓋 25 固定シール 26 補助背圧ピストン 27 ネックブッシュ 28 ピン 29 回転支点 39 蒸気圧シリンダ 31 蒸気圧ピストン 32 シールリング 33 駆動蒸気圧経路 34 排気用経路 35 蒸気圧シリンダ軸 36 ベローズ 37 ピン 38a 電磁弁(第1の電磁弁) 38b 電磁弁(第2の電磁弁) 39 圧力開放経路 40 開閉部材 41 弁体ガイドリブ 42 弁体背面ピストン 43 駆動側背面ピストン 44 バイパス配管 45 セラミックスばね 46 下部プレート 47 上部フランジ 48 固定部材 49 制御装置(制御手段) 50 エアシリンダ 51 シリンダロッド 52 シリンダプレート 53 シリンダケース 54 テーパリング 55 トグルリンク 56 ローラ 57 ジョイント 58 駆動プレート 59 位置検出器 60 リミットスイッチ 61 弁棒駆動プレート 62 弁棒駆動シリンダケース 63 高圧側ポート 64 低圧側ポート 65 方向切換弁 66 流体圧力源 67 安全弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 信彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 山田 勝己 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 山本 哲三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (13)
- 【請求項1】 発電所の主蒸気管に設置され、この主蒸
気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力以下に制御す
る安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃がし弁機能と
を有する主蒸気逃がし安全弁において、上記主蒸気管に
接続された弁箱と、この弁箱内に設けられた弁座と、こ
の弁座とともに上記主蒸気管内の蒸気をシール可能な弁
体と、この弁体を上記弁座に押圧可能な弁棒と、上記弁
箱と一体に設けられた蒸気圧シリンダと、この蒸気圧シ
リンダ内を移動する蒸気圧ピストンと、この蒸気圧ピス
トンの蒸気圧シリンダ軸に取り付けられ弁を強制的に開
放させるエアピストンと、このエアピストンを移動可能
に収納したエアシリンダと、上記蒸気圧シリンダ軸を通
して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、一端が上記弁
棒、他端が上記蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続され中
間近傍位置に取り付けられた回転支点を支点としててこ
を構成するレバーとを備えたことを特徴とする主蒸気逃
がし安全弁。 - 【請求項2】 請求項1記載の主蒸気逃がし安全弁にお
いて、弁箱と一体に設けられた蒸気圧シリンダに代え
て、この蒸気圧シリンダを弁箱と分離構成して主蒸気管
に取り付けたことを特徴とする主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項3】 請求項1記載の主蒸気逃がし安全弁にお
いて、レバーへの弁棒、蒸気圧シリンダ軸および回転支
点の取付位置を代えて、レバーはその一端が回転支点、
他端が蒸気圧シリンダ軸にそれぞれ接続され、中間近傍
位置に弁棒を取り付けたことを特徴とする主蒸気逃がし
安全弁。 - 【請求項4】 請求項1,2または3記載の主蒸気逃が
し安全弁において、主蒸気管からの蒸気を逃がす排気管
と連通された圧力開放経路と、この圧力開放経路を弁開
閉時の蒸気圧ピストンの動作と連動して開閉する開閉部
材とを設けたことを特徴とする主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項5】 発電所の主蒸気管に設置され、この主蒸
気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力以下に制御す
る安全弁機能と、強制的に弁を開放して排気管に蒸気を
逃がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁にお
いて、上記主蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に
設けられた弁座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の
蒸気をシール可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧
可能な弁棒と、上記弁箱と一体に設けられた蒸気圧シリ
ンダと、この蒸気圧シリンダ内を移動し上記弁棒の端部
に取り付けられた蒸気圧ピストンと、上記弁棒を通して
弁閉方向に付勢力を作用するばねと、上記蒸気圧シリン
ダに主蒸気管からの蒸気を導く蒸気圧経路に設置された
第1の電磁弁と、上記蒸気圧シリンダ内の蒸気を排気管
に導く排気用経路に設置された第2の電磁弁と、これら
第1,第2の電磁弁を開閉制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項6】 発電所の主蒸気管に設置され、この主蒸
気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力以下に制御す
る安全弁機能と、強制的に弁を開放して排気管に蒸気を
逃がす逃がし弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁にお
いて、上記主蒸気管および排気管に接続された弁箱と、
この弁箱内に設けられた弁座と、この弁座とともに上記
主蒸気管内の蒸気をシール可能な弁体と、この弁体を上
記弁座に押圧する弁棒と、この弁棒を通して弁閉方向に
付勢力を作用するばねと、このばねが収納され弁を強制
的に開放させるエアシリンダと、上記弁体の背面に取り
付けられた弁体背面ピストンと、上記弁棒の中途に取り
付けられ弁体背面ピストンより蒸気の受圧面積を大きく
した駆動側背面ピストンと、この駆動側背面ピストンの
背面側と上記排気管とを連通して圧力を同じにする配管
とを備えたことを特徴とする主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項7】 ばねは、セラミックスから構成されたこ
とを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6記載
の主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項8】 発電所の主蒸気管に設置され、この主蒸
気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力以下に制御す
る安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃がす逃がし弁
機能とを有する主蒸気逃がし安全弁において、上記主蒸
気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設けられた弁座
と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸気をシール可
能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可能な弁棒と、
この弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、
上記弁棒を駆動させる弁棒駆動機構とを備え、この弁棒
駆動機構を上記弁棒に対し軸対称で等距離に配置したこ
とを特徴とする主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項9】 弁棒駆動機構は、弁棒に軸対称で等距離
に配置される複数のトグルリンクと、これらのトグルリ
ンクを駆動させるリンク駆動源とから構成したことを特
徴とする請求項8記載の主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項10】 リンク駆動源は、複数のトグルリンク
のジョイントにそれぞれ配置されたローラと、これらの
ローラに当接配置され上記トグルリンクを駆動可能なテ
ーパ状接触部が形成されたリングとから構成され、この
リングを直線運動させて上記ローラに駆動力を伝達して
上記複数のトグルリンクを駆動することを特徴とする請
求項9記載の主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項11】 発電所の主蒸気管に設置され、この主
蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力以下に制御
する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃がす逃がし
弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁において、上記主
蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設けられた弁
座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸気をシール
可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可能な弁棒
と、この弁棒を通して弁閉方向に付勢力を作用するばね
と、上記弁棒の軸心を中心として配置された中空円柱状
の複数のシリンダと、これらのシリンダに設けられ上記
弁棒の軸心に軸対称で等距離に配置された複数のシリン
ダロッドと、これらのシリンダロッドと上記弁棒とを接
続した駆動プレートとを備えたことを特徴とする主蒸気
逃がし安全弁。 - 【請求項12】 発電所の主蒸気管に設置され、この主
蒸気管の蒸気圧を自動的に設定吹き出し圧力以下に制御
する安全弁機能と、強制的に弁を開放する逃がす逃がし
弁機能とを有する主蒸気逃がし安全弁において、上記主
蒸気管に接続された弁箱と、この弁箱内に設けられた弁
座と、この弁座とともに上記主蒸気管内の蒸気をシール
可能な弁体と、この弁体を上記弁座に押圧可能な弁棒
と、この弁棒に直接接続され流体圧力を受けて弁棒を移
動させる弁棒駆動プレートと、この弁棒駆動プレートを
通して弁閉方向に付勢力を作用するばねと、上記弁棒駆
動プレートを境界として高圧ポートと低圧ポートとが設
けられたシリンダケースと、このシリンダケースの高圧
ポートおよび低圧ポートへの流体流路を切り換える方向
切換弁と、この方向切換弁を経て上記シリンダケースに
流体を供給する流体圧力源とを備えたことを特徴とする
主蒸気逃がし安全弁。 - 【請求項13】 請求項12記載の主蒸気逃がし安全弁
において、弁棒駆動プレートを通して弁閉方向に付勢力
を作用するばねに代えて、ばねは弁棒駆動プレートを介
して弁棒を弁開方向に付勢力を作用する一方、この付勢
力を弁棒駆動プレートに流体圧力源からの流体を供給し
て押えることを特徴とする主蒸気逃がし安全弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25239694A JPH08121626A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 主蒸気逃がし安全弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25239694A JPH08121626A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 主蒸気逃がし安全弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121626A true JPH08121626A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17236753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25239694A Pending JPH08121626A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 主蒸気逃がし安全弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08121626A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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