JPH08121682A - 真空断熱体の充填材及び真空断熱体の製造方法 - Google Patents

真空断熱体の充填材及び真空断熱体の製造方法

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JPH08121682A
JPH08121682A JP6279850A JP27985094A JPH08121682A JP H08121682 A JPH08121682 A JP H08121682A JP 6279850 A JP6279850 A JP 6279850A JP 27985094 A JP27985094 A JP 27985094A JP H08121682 A JPH08121682 A JP H08121682A
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JP
Japan
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vacuum
vacuum heat
heat insulating
thread
silica
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JP6279850A
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English (en)
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Tadao Yamaji
忠雄 山路
Hiroshi Yamazaki
洋 山崎
Shigeru Tanaka
茂 田中
Masahisa Ochi
正久 越智
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/08Means for preventing radiation, e.g. with metal foil

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ハンドリング性や施工性及び真空排気後の真空
断熱体の変形も完全に防止されると共に、真空排気時の
処理時間の著しい短縮化が図れる真空断熱体の充填材及
び真空断熱体の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機質繊
維シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3を、
真空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に圧縮
した状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分解す
る材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して縫合して真空
断熱体の充填材5を得、該充填材5を真空断熱壁6内に
充填後、前記ガス化分解温度まで前記充填材5を加熱し
て前記糸4をガス化分解させて除去し、次いで前記真空
断熱壁6を密閉して真空断熱壁6内を真空排気する工程
よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は真空断熱体の充填材及
び真空断熱体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱炉や保冷庫用の工業用断熱材
として真空断熱体が知られている(例えば特開平5-8729
2 号公報、特願平6-99309 号明細書及び図面等) 。これ
ら真空断熱体として、スーパーインシュレーションとし
て一般に知られているように、熱輻射率の小さな金属箔
と薄いシリカ系無機質繊維シートを交互に多数枚積層し
てなる積層体を真空断熱体内に充填し密閉後、内部を真
空排気することによって高い断熱効果を発揮するように
構成されたものがある。
【0003】ところでこれら真空断熱体内部に充填され
る積層体は、耐圧性が無いため真空排気後、内外面に大
気圧が作用すると真空断熱体が変形する欠点があった。
また金属箔とシリカ系無機繊維シートは単に積層しただ
けで一体化されていないため、多数重ね合わせた積層体
のハンドリング性や断熱施工性が非常に悪いといった欠
点があった。
【0004】このような問題点を解消するため、本願出
願人は金属箔とシリカ系無機質繊維シートをバインダー
で一体化し、さらに真空に対する大気圧に相当する圧力
に耐圧する密度にまで圧密ボード化した真空断熱体の充
填材を提案した(特願平6-99309 号明細書及び図面
等)。この充填材はバインダーによって固定されている
のでハンドリング性や施工性が従来に比し格段に改良さ
れ、また充填材となる積層体は圧密ボード化されている
ので真空排気後の真空断熱体の変形も完全に防止される
効果を有する。
【0005】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記方法による場
合バインダーは断熱体内の真空状態に悪影響を及ぼすた
め真空断熱体の断熱性確保のためには、真空排気を行う
に先立って完全に除去しておく必要があり、このバイン
ダーを除去するための加熱ガス化処理時間が長く、また
このための処理工程数も増加する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
を解消することを目的としてなされたものであって、ハ
ンドリング性や施工性及び真空排気後の真空断熱体の変
形も完全に防止されると共に、真空排気時の処理時間の
著しい短縮化が図れる真空断熱体の充填材及び真空断熱
体の製造方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明に
係る真空断熱体の充填材は、熱輻射率の小さな金属箔1
とシリカ系無機質繊維シート2とを多数枚交互に積層し
てなる積層体3を、真空に対する大気圧に耐圧する密度
まで積層方向に圧縮した状態で、大気中において500 ℃
以下でガス化分解する材質よりなる糸4で厚さ方向に貫
通して縫合してなることを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明に係る真空断熱体の充填材
は、熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機質繊維シ
ート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3を、真空
に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に圧縮した
状態で、大気中において500℃以下でガス化分解する材
質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して圧縮状態のまま縫
合し、さらにその両面又は片面に、予め真空に対する大
気圧に耐圧する密度までバインダーを使用して積層方向
に圧縮してボード化したシリカ系無機質繊維シート2A
を積層してなることを特徴とするものである。
【0009】請求項3の発明に係る真空断熱体の製造方
法は、熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機質繊維
シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3を、真
空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に圧縮し
た状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分解する
材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して縫合してなる請
求項1に記載の真空断熱体の充填材5を、真空断熱壁6
内に充填後、前記ガス化分解温度まで前記真空断熱体の
充填材5を加熱して前記糸4をガス化分解させ、次いで
前記真空断熱壁6を密閉して真空断熱壁6内を真空排気
することを特徴とするものである。
【0010】請求項4の発明に係る真空断熱体の製造方
法は、熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機質繊維
シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3を、真
空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に圧縮し
た状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分解する
材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して圧縮状態のまま
縫合し、さらにその両面又は片面に、予め真空に対する
大気圧に耐圧する密度までバインダーを使用して積層方
向に圧縮してボード化したシリカ系無機質繊維シート2
Aを積層してなる請求項2に記載の真空断熱体の充填材
5を、真空断熱壁6内に充填後、前記ガス化分解温度ま
で前記真空断熱体の充填材5を加熱して前記糸4及びバ
インダーをガス化分解させ、次いで前記真空断熱壁6を
密閉して真空断熱壁6内を真空排気することを特徴とす
るものである。
【0011】上記において、積層体3を真空に対する大
気圧に耐圧する密度まで積層方向に圧縮した状態で、大
気中において500 ℃以下でガス化分解する材質よりなる
糸4で厚さ方向に貫通して圧縮状態のまま縫合する工程
としては、積層体3をプレス等で所定密度まで圧縮し、
その後直ちに糸4で縫合することの他、強度に優れる糸
4で縫合しこの糸に張力を与えて積層体3を圧密する場
合がある。いずれにせよ、積層体3が大気圧に耐圧する
密度まで積層方向に圧縮した状態とされていれば良い。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明は、熱輻射率の小さな金属
箔1とシリカ系無機質繊維シート2とを多数枚交互に積
層してなる積層体3は圧密状態で糸4で縫合されるので
この糸4によって積層体3は一体化され、ハンドリング
性及び施工性が確保される。また、縫合する糸4は大気
中において500 ℃以下でガス化分解する材質よりなるか
ら、真空断熱壁6内に充填後、前記温度で加熱すれば容
易にガス化分解するので容易に除去できる。
【0013】なお、上記大気中において500 ℃以下でガ
ス化分解する材質としては、ナイロン、ポリエステル、
ABS等の合成樹脂繊維の他木綿などの天然繊維があ
る。また、熱輻射率の小さな金属箔としてはアルミニウ
ム箔、銅箔などが使用されシリカ系無機質繊維シートと
してはガラス長繊維シート、セラミックウールシート、
ロックウールシートなど従来公知のものが使用される。
【0014】また、積層体3の積層状態として、金属箔
1とシリカ系無機質繊維シート2とを順に交互に積層す
る他、真空断熱壁6の高温側に対面する側を金属箔1と
シリカ系無機質繊維シート2とを交互に積層した層、低
温側に対面する側を予め真空に対する大気圧に対し耐圧
でき圧力による変形量が極めて小さくなる密度まで圧密
しボード化した厚いシリカ系無機質繊維シートとした複
合積層体とすることができる。
【0015】請求項2に係る発明は、積層体3を一体化
する手段として、従来のバインダーと500 ℃以下でガス
化分解する材質の糸4による縫合とを組み合わせたもの
で、芯となる積層体3を前記糸4の縫合による積層、外
層部をバインダーによる一体化としたものである。この
場合、積層体3の外層はバインダーによる積層体となる
ため、表面に糸4による縫合痕ができず平滑となる。ま
た、表面はバインダーによって固められた層となるので
曲げ剛性もある程度付与され、真空断熱体へ充填する際
の施工性が良くなる。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
真空断熱体の充填材を用いて真空断熱体を製造する方法
であり、充填材としての多数層からなる積層体3は糸4
により縫合されているため一体的に扱うことができ、真
空断熱壁6内への充填作業が容易となり、また糸4は積
層体全体に占める容積が非常に小さいことから加熱によ
るガス化が早期にでき、しかもガス化した糸4の痕が真
空排気時のガスの抜け道となるので、真空排気時のガス
除去効率が良くなる。従って、バインダーにより積層体
を一体化したときに比べ真空排気に要する時間が非常に
短縮される。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項2に記載の
真空断熱体の充填材を用いて真空断熱体を製造する方法
であり、全体をバインダーで一体化した積層体3に比べ
糸4により縫合した部分のバインダーが不要となり、し
かも加熱分解した糸4の痕が図5に示すように通気孔4
Aとしての作用を行うため、真空排気時、糸及びバイン
ダーのガス及び空気の真空排気が迅速に行える。
【0018】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1は請
求項1の発明の実施例の断面図、図2は請求項2の発明
の実施例の断面図、図3は請求項2の発明の他の実施例
の断面図、図4はこの発明の方法を実施する工程を示す
断面図、図5は加熱ガス化した状態を示す断面図であ
る。
【0019】〔実施例1〕金属箔1として厚さ10μのア
ルミニウム箔、シリカ系無機繊維シート2として厚さ0.
5mm のE種ガラス繊維(繊維径9μm)のガラスウール
シートを使用し、29枚のアルミニウム箔1と30枚のガラ
スウールシート2を交互に積層した。このときの無加圧
状態での積層体3の厚さは15.2mmであった。次に、この
積層体3を平板プレスにて厚さ7mmまで圧縮し、プレス
から取り出した直後に太さ0.1mm のポリエステル糸4
で、縫い込み間隔dが5mm となるように自動ミシン(図
示省略)で縫合し真空断熱体の充填材(以下単に「充填
材」という。)5を得た。この充填材5の厚さは7.5mm
であった。
【0020】〔実施例2〕実施例1と同じアルミニウム
箔、シリカ系無機繊維シートからなる交互積層体をプレ
スで圧縮することなく、自動ミシン(図示省略)で厚さ
方向に縫合し縫合後に糸4に張力を与えて積層体3を圧
縮し厚さ7mmの充填材5を得た。
【0021】〔実施例3〕実施例1と同じ金属箔1とシ
リカ系無機繊維シート2を用い、図2に簡略化して示す
ように、10枚のアルミニウム箔1と11枚のガラスウール
シート2を交互に積層後、実施例1と同様にして積層体
3を真空に対する大気圧に耐圧できる密度にまで圧密
し、プレスから取り出した直後に太さ0.1mm のポリエス
テル糸4で縫い込み間隔dが5mm となるように自動ミシ
ン(図示省略)で縫合し、得た積層体3の一方側に20枚
のガラスウールシート2をバインダーを使用して積層し
同じく真空に対する大気圧に耐圧できる密度にまで圧密
しボード化した積層体2Aを積層し一体化して真空断熱
体の充填材5を得た。
【0022】〔実施例4〕実施例3と同じアルミニウム
箔、シリカ系無機繊維シートからなる交互積層体をプレ
スで圧縮することなく、自動ミシン(図示省略)で厚さ
方向に加圧力を加えつつ縫合し縫合後にさらに糸4に張
力を与えて積層体3を圧縮した他は実施例3と同様にし
て充填材5を得た。
【0023】〔実施例5〕金属箔1として厚さ10μのア
ルミニウム箔、シリカ系無機繊維シート2として厚さ0.
5mm のE種ガラス繊維(繊維径9μm)のガラスウール
シートを使用し、15枚のアルミニウム箔1と16枚のガラ
スウールシート2を交互に積層した。次に、この積層体
3を平板プレスにて厚さ3.2mm まで圧縮し、プレスから
取り出した直後に太さ0.1mm のポリエステル糸4で、縫
い込み間隔dが5mm となるように自動ミシン(図示省
略)で縫合し実施例1の厚さの半分の積層体3を得た。
【0024】次いで、この積層体の表裏面に図3に簡略
化して示すように各々7枚づつのアルミニウム箔1とガ
ラスウールシート2をガラスウールシート2が最外層と
なるように積層し、かつガラスウールシート2にバイン
ダーとしてガラスウールシート100 重量部に対し10重量
部のフェノール樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製
商品名「ブライオーフェン」)をスプレー噴射して含浸
させて積層した。次いでこの積層体3をプレス圧縮し厚
さ7.5mm の真空断熱体の充填材5を得た。
【0025】〔実施例6〕実施例5と同じアルミニウム
箔、シリカ系無機繊維シートからなる交互積層体をプレ
スで圧縮することなく、自動ミシン(図示省略)で厚さ
方向に加圧力を加えつつ縫合し縫合後にさらに糸4に張
力を与えて積層体3を圧縮した他は実施例5と同様にし
て充填材5を得た。
【0026】〔実施例7〕上記実施例1〜6で得た真空
断熱体の充填材5を、図4に示すように内面間隔7.55mm
の断熱壁6内に挿入し開口部7を開放した状態で500 ℃
に加熱し、縫合していた糸又は糸とバインダーを加熱分
解させ、次に開口部7を密閉し、その後0.001 Torrとな
るまで真空排気し、真空断熱体8を得た。
【0027】〔比較例1〕実施例1と同じ金属箔1とシ
リカ系無機繊維シート2を使用し、ガラスウールシート
2にバインダーとしてガラスウールシート100 重量部に
対し10重量部のフェノール樹脂(大日本インキ化学工業
株式会社製商品名「ブライオーフェン」)をスプレー噴
射して含浸させて積層した。その後直ちに金属箔1とシ
リカ系無機繊維シート2を交互に積層し、平板プレスに
て圧密し、バインダーを硬化させることにより圧密一体
化された積層体を得た。次に、この積層体を実施例7と
同様にして真空断熱壁内に充填し、加熱してバインダー
を加熱分解させ開口部を密閉し、その後0.001 Torrとな
るまで真空排気し、真空断熱体を得た。
【0028】実施例1〜6及び比較例1で得た積層体に
ついて、持ち運び時のハンドリング性及び真空断熱体へ
の挿入時の施工性について比較を行ったが、両者全く差
は無かった。次に、実施例7と比較例1において、断熱
体を加熱炉に入れた後、完全な真空排気終了に至るまで
の処理時間を測定したところ、実施例1,2の充填材5
を使用した場合は約20分、実施例3〜6の充填材5を使
用した場合は約30分で全作業が終了したのに対し、比較
例1の場合バインダーのガス化除去及び真空排気終了ま
では1時間を要し、本願発明の方法は比較例に比べ処理
時間が約半分で済むことが確認された。
【0029】さらに、実施例7と比較例1で得た真空断
熱体の真空断熱壁の耐圧試験と熱伝導率を測定したとこ
ろ、実施例1〜6の充填材5を充填した真空断熱壁6と
比較例の真空断熱体の耐圧試験結果は中央部の凹み0.1m
m 以下、熱伝動率は0.0035以下と両者全く遜色の無い結
果となった。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、真空断熱体の
充填材となる積層体を、熱分解する材質の糸で縫合する
ことにより一体化しているため、バインダーによる一体
化に比し工程が短くなり、しかもバインダーにより一体
化したものに比しハンドリング性及び施工性も同等の効
果が得られる。
【0031】請求項2に記載の発明は、糸で一体化した
積層体とバインダーで一体化した積層体を組み合わせて
なるから、糸のみで一体化したものに比べ曲げ剛性が高
く、断熱体への充填作業におけるハンドリング性及び施
工性が良い。
【0032】請求項3における発明は、積層体を糸で一
体化した充填材を断熱体に充填後加熱し熱分解させるの
で、糸が細いことと全体に占める容積が非常に小さいこ
とからガス化が非常に迅速に行え、しかも真空排気時は
図5に示すようにガス化した糸の痕にできる微小貫通孔
4Aが空気通路ともなるので真空断熱体内部の真空排気
処理も迅速に行え、従来のバインダーを用いて積層体を
一体化した場合に比べ処理速度を2倍に速めることがで
きる効果を有する。
【0029】請求項4における発明は、芯となる積層体
が糸で一体化されているため、その表裏面をバインダー
で一体化した積層体であっても真空排気時はガス化した
糸の痕にできる微小貫通孔4Aが空気通路となり真空断
熱壁内部の真空排気処理が迅速に行えるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例の断面図である。
【図2】請求項2の発明の実施例の断面図である。
【図3】請求項2の発明の他の実施例の断面図である。
【図4】請求項3及び4の発明の方法を実施状態を示す
断面図である。
【図5】この発明の方法において糸を加熱ガス化した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…熱輻射率の小さな金属箔 2…シリカ系無機質繊維シート 3…積層体 4…大気中において500 ℃以下でガス化分解する材質よ
りなる糸 5…真空断熱体の充填材 6…真空断熱壁 7…真空断熱壁の開口部 8…真空断熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 正久 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機
    質繊維シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3
    を、真空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に
    圧縮した状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分
    解する材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して縫合して
    なることを特徴とする真空断熱体の充填材。
  2. 【請求項2】熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機
    質繊維シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3
    を、真空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に
    圧縮した状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分
    解する材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して圧縮状態
    のまま縫合し、さらにその両面又は片面に、予め真空に
    対する大気圧に耐圧する密度までバインダーを使用して
    積層方向に圧縮してボード化したシリカ系無機質繊維シ
    ート2Aを積層してなることを特徴とする真空断熱体の
    充填材。
  3. 【請求項3】熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機
    質繊維シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3
    を、真空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に
    圧縮した状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分
    解する材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して縫合して
    なる請求項1に記載の真空断熱体の充填材5を、真空断
    熱壁6内に充填後、前記ガス化分解温度まで前記真空断
    熱体の充填材5を加熱して前記糸4をガス化分解させ、
    次いで前記真空断熱壁6を密閉して真空断熱壁6内を真
    空排気することを特徴とする真空断熱体の製造方法。
  4. 【請求項4】熱輻射率の小さな金属箔1とシリカ系無機
    質繊維シート2とを多数枚交互に積層してなる積層体3
    を、真空に対する大気圧に耐圧する密度まで積層方向に
    圧縮した状態で、大気中において500 ℃以下でガス化分
    解する材質よりなる糸4で厚さ方向に貫通して圧縮状態
    のまま縫合し、さらにその両面又は片面に、予め真空に
    対する大気圧に耐圧する密度までバインダーを使用して
    積層方向に圧縮してボード化したシリカ系無機質繊維シ
    ート2Aを積層してなる請求項2に記載の真空断熱体の
    充填材5を、真空断熱壁6内に充填後、前記ガス化分解
    温度まで前記真空断熱体の充填材5を加熱して前記糸4
    及びバインダーをガス化分解させ、次いで前記真空断熱
    壁6を密閉して真空断熱壁6内を真空排気することを特
    徴とする真空断熱体の製造方法。
JP6279850A 1994-10-18 1994-10-18 真空断熱体の充填材及び真空断熱体の製造方法 Pending JPH08121682A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100104802A1 (en) * 2007-03-21 2010-04-29 Fidens Holding Ab Insulation layer for use in thermal insulation, insulation and method of manufacturing such
CN117774448A (zh) * 2023-12-28 2024-03-29 中国航天空气动力技术研究院 一种厚度自适应柔性热防护系统及其制备方法

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