JPH08122089A - 経路探索装置 - Google Patents

経路探索装置

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JPH08122089A
JPH08122089A JP26406194A JP26406194A JPH08122089A JP H08122089 A JPH08122089 A JP H08122089A JP 26406194 A JP26406194 A JP 26406194A JP 26406194 A JP26406194 A JP 26406194A JP H08122089 A JPH08122089 A JP H08122089A
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boundary
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destination
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JP26406194A
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English (en)
Inventor
Takahiro Hashimoto
孝博 橋本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 領域分割された階層構造の地図データを用い
た経路探索装置において、不要な領域での経路探索を行
わず処理の効率化を図る。 【構成】 データ記憶装置20は所定のエリアに領域分
割され、かつ、粗から密に順次階層構造をなす地図デー
タが格納され、制御コンピュータ16はこの地図データ
を用いて現在地から目的地までの最適経路を算出し、出
力装置22に出力する。制御コンピュータ16は地図デ
ータのうち隣接する4つの領域を基本探索単位とし、現
在地側及び目的地側の基本探索単位が連続した位置関係
を示す最も粗の階層を上限階層として順次探索を行う。
また、基本探索単位内での到達した境界の位置関係に応
じて基本探索単位以外の領域での探索範囲を決定し、最
適経路が存在すると思われる領域のみで探索を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経路探索装置、特に領域
分割され、粗から密に階層構造をなす地図データを用い
て経路探索を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メモリ容量の低減を図るため
に単位エリアごとに分割され、階層構造をなす地図デー
タを用いて出発地から目的地に至る経路を探索する経路
探索装置が知られている。粗い地図データ(下位階層デ
ータ)を用いて探索を行うと、探索のスピードアップを
図ることができるが、出発地から目的地に至る経路を探
索できない場合も生じ得る。一方、密(上位階層デー
タ)を用いれば出発地から目的地に至る経路を確実に探
索することは可能であるが、探索すべき経路が多く、最
終結果を得るまでに時間を要してしまう問題がある。従
って、短時間にかつ確実に出発地から目的地に至る経路
を探索するためにどの範囲の地図データを用いて探索を
行うかが重要な課題である。
【0003】例えば、特開平5−165408号公報に
開示された車両走行案内装置では、領域分割された地図
上に設定された出発地と目的地を結ぶ直線が存在する1
又は2以上のエリアをもって探索領域を決定すると共
に、その領域内で経路探索が不能の時に探索領域を相似
的に拡大させ、あるいは予め探索領域を再設定する回数
又は大きさを制限し、その制限を越えた場合には経路探
索を行わない構成が提案されている。また、上記公報に
は、ある階層において経路探索が不能となった時に、道
路密度が高くなる次の階層に切り替えて経路探索を再実
行する構成も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一定領
域で経路探索が不能のときに探索領域を先の領域と相似
となるように拡大させるのでは、本来探索する必要のな
い無駄な領域までも探索領域として指定することにな
り、探索時間が大幅に増大してしまう問題がある。ま
た、単に粗から密に地図データを切り替えて探索する構
成においても、必要以上に密な地図データを用いて探索
を行うと、不必要に探索経路が増大してしまう問題が生
じる。
【0005】本発明は上記従来技術の有する課題に鑑み
なされたものであり、その目的は必要最小限の階層の地
図データを用い、かつ不必要に探索領域を拡大すること
なく効率的に探索領域を決定でき、短時間で確実な探索
を行うことができる経路探索装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の経路探索装置は、領域分割され、粗
から密に階層構造をなす地図データを用いて出発地から
目的地に至る経路を探索する経路探索装置において、出
発地及び目的地を入力する地点入力手段と、前記地図デ
ータを格納する記憶手段と、前記地図データの内、前記
出発地を含む隣接4領域の地図データと前記目的地を含
む隣接4領域の地図データを抽出し、両地図データが連
続した位置関係を示す最も粗い階層を上限として順次粗
から密の階層で探索処理を行う処理手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するために、請求項
2記載の経路探索装置は、請求項1記載の経路探索装置
において、前記処理手段は、前記隣接4領域の地図デー
タを用いて探索して得られた経路の領域境界の位置関係
に基づいて上限階層での前記隣接4領域以外の探索範囲
を決定する範囲決定部を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の経路探索装置では、領域分割さ
れた階層構造の地図データの内、出発地を含む隣接4領
域の地図データ及び目的地を含む隣接4領域の地図デー
タを探索の基本領域として抽出する。そして、これら探
索の基本領域が連続した位置関係、すなわち両探索領域
が接するか又は重なる最も粗い階層を探索の上限として
粗から密の階層で探索を行う。
【0009】これにより、不必要に密な階層で探索処理
を行うことがなく、効率的な探索を行うことができる。
【0010】請求項2記載の経路探索装置では、出発地
を含む基本探索領域と目的地を含む基本探索領域が連続
した位置関係を示す上限階層での探索範囲を領域境界の
位置関係に基づいて決定する。すなわち、出発地を含む
基本探索領域での探索の結果、その領域での経路の境界
地が定まり、一方、目的地を含む基本探索領域において
も探索の結果経路の領域境界が決定される。これらの領
域境界に近接した領域のみを探索範囲として選択するこ
とにより,基本探索範囲以外の探索領域を不必要に拡大
させることなく、効率的な経路探索を行うことができ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。
【0012】図1には本実施例の構成ブロック図が示さ
れている。車両には位置センサ10及びGPS12が設
けられる。位置センサ10としては、例えば車速センサ
やジャイロ等の方位センサが用いられ、位置センサ10
及びGPS12により車両の現在走行位置が検出され
る。位置センサ10及びGPS12からの検出信号は制
御コンピュータ16に出力される。一方、車両運転席近
傍にはキーボードやCRT等の表示装置に表示されたタ
ッチスイッチなどからなる入力装置14が設けられ、車
両運転者が入力したデータが制御コンピュータ16に出
力される。また、ROM等のデータ記憶装置20には地
図データが格納されており、制御コンピュータ16はデ
ータ記憶装置20から地図データを読み出して検出され
た現在位置とともに出力装置(表示装置)22に重畳し
て表示すると共に、地図データをメモリ18に格納し、
入力された目的地に至るまでの経路を後述する処理に従
って算出し、出力装置22に表示する。
【0013】図2にはデータ記憶装置20に格納されて
いる地図データの概念説明図が示されている。図2
(A)、(B)に示されるように、地図データは所定の
エリア毎に領域分割され、かつ階層構造をなして格納さ
れている。図2(A)が密な上位階層であり、図2
(B)が粗な下位階層である。このような構造を繰り返
すことにより、任意の階層数で地図データを階層化する
ことができる。
【0014】なお、データ記憶装置20の容量は車載と
いう観点から制約されるため、地図データでの経路の探
索範囲は任意に拡大することはできない。そこで、本実
施例においては、図2(A)、(B)の斜線で示すよう
に隣接する4つの矩形領域を探索単位とし、各階層での
経路探索はこれら隣接する4つの領域内で行われる。
【0015】図3にはある階層における出発地(現在
地)Oと目的地Dを含む隣接する4つの領域が示されて
おり、上述したように本実施例においてはこれら出発地
及び目的地を含む隣接4領域が基本探索単位となる。そ
して、これら基本探索単位はある領域内における出発地
や目的地の位置に応じて決定される。図3(B)にはあ
る領域を〜の4つの小領域にさらに分割した説明図
が示されており、出発地O、目的地Dがこれら〜の
いずれの小領域に属するかによって基本探索単位が決定
される。例えば、出発地Oが図3(B)の小領域に属
する場合には、基本探索単位は図3(C)に示すような
ものとなる。また、出発地Oが図3(B)の小領域に
属する場合には、基本探索単位は(D)に示すものとな
る。また、出発地Oが小領域に属する場合には、図3
(E)のような基本探索単位となり、小領域に属する
場合には、図3(F)に示すような基本探索単位とな
る。このように、ある領域内における出発地あるいは目
的地の位置に応じて基本探索単位を決定することによ
り、無駄な領域を探索することを防ぎ、かつ経路の存在
する可能性の高い領域を基本探索単位として含むことに
より確実な経路探索が可能となる。
【0016】以上のようにして基本探索単位が決定され
ると、次にこれら基本探索単位内で周知の経路探索法
(例えばダイキストラ法)を用いて探索を行い、ある階
層にて経路探索が不能の場合には順次道路が密な上の階
層で経路探索処理が行われるが、必要以上に上位の階層
で経路探索を行っても、探索処理に要する時間が増大す
る。
【0017】そこで、本実施例においては、出発地及び
目的地基本探索単位の位置関係により探索に使用する階
層の上限を決定している。
【0018】図4には本実施例において上限となり得る
階層の基本探索単位の位置関係のパターンが示されてい
る。図4(A)は出発地O側の基本探索単位と目的地D
側の基本探索単位が完全に一致する場合、同図(B)は
出発地O側の基本探索単位と目的地D側の基本探索単位
が2つの領域で重複する場合、同図(C)は出発地O側
の基本探索単位と目的地D側の基本探索単位が1つの領
域において重複する場合、同図(D)は出発地O側の基
本探索単位と目的地D側の基本探索単位が2つの領域で
接する場合、同図(E)は出発地O側の基本探索単位と
目的地D側の基本探索単位が1つの領域において接する
場合である。これら図4(A)〜(E)に共通する性質
は、いずれも出発地O側の基本探索単位と目的地D側の
基本探索単位が連続した位置関係を示すことであり、こ
れらパターンのうちいずれかの位置関係を示す最も下位
の階層が探索の上限階層として決定される。このように
探索階層の上限を決定することにより、必要以上に上の
階層での無駄な探索を省くことができ、探索の効率化を
図ることが可能となる。
【0019】図5には本実施例における経路探索の概念
図が示されている。上限の階層より下の階層の地図デー
タを用いた探索では、基本探索単位内のみを周知の経路
探索法(例えばダイキストラ法)で探索し、上の階層と
データ的に繋がりのあるノードがすべて展開されたとき
に上位の階層へ移行して探索を続行する。そして、上限
の階層においては、出発地O側の基本探索単位を移動さ
せながら探索範囲を決定してダイキストラ法等で経路探
索し、探索された経路と目的地D側ですでに探索された
経路が接続した場合に、 接続した経路の総コスト<出発地O側の未確定ノードの最小ラベルコスト +目的地D側の未確定ノードの最小ラベルコスト(1) の条件(最適条件)を満たすか否かを判断する。上記の
条件を満たすときには得られた経路を案内経路として出
力装置22に表示し、上記の条件を満たさなければ経路
探索処理を続行する。
【0020】ここで、上述したように上限の階層におい
ては基本探索単位を移動して探索範囲を決定し、経路探
索処理を行うが、上限における基本探索単位の位置関係
が例えば図4(C)に示すようなものであった場合、探
索単位を移動する方法として図6(A)、(B)に示さ
れるような2通りの方法が考えられる。すなわち、図6
(A)のように基本探索単位を右方向に移動した後目的
地D側の基本探索単位に一致させる方法であり、もう一
つは図6(B)のように基本探索単位を下方に移動させ
た後、目的地D側の基本探索単位に一致させる方法であ
る。もちろん、これら2通りの方法で得られた経路のコ
ストを各々算出して比較し、よりコストの小さいほうを
案内経路とすることも可能である。しかしながら、常に
2通りの経路を計算するのは効率が悪く、最終的に案内
経路を得るのに時間がかかる問題がある。そこで、本実
施例においては、案内経路が存在しないと思われる領域
を探索しないような処理を行って一層の効率化を図って
いる。
【0021】以下、案内経路が存在しないと推測される
領域の探索を行わない処理の方法を順次説明する。
【0022】第1処理方法 図7には本方法における探索範囲決定の概念図が示され
ている。なお、図7において示したのは、上限階層のパ
ターンが図4(C)の場合である。図7(A)に示され
るように、現在地(出発地)O側の基本探索単位内で探
索された経路が最初に基本探索単位の境界に到達した点
が図中Aであり、このAを含む境界がaであったとす
る。一方、目的地O側の基本探索単位内で探索された経
路が最初に基本探索単位の境界に到達した点が図中Cで
あり、このCを含む境界がcであったとする。この場
合、探索すべき領域は境界a及び境界cを含む領域であ
り、図6(A)、(B)に示された2通りの探索領域の
うち、最適経路は図6(A)に示される探索領域にある
と推定され、図6(B)の探索領域には最適経路はない
と推定されて探索は行われない。
【0023】また、図7(B)に示されるように、現在
地O側の基本探索単位内で探索された経路が最初に基本
探索単位の境界に到達した点が図中Bであり、このBを
含む境界がbであったとする。一方、目的地D側の基本
探索単位内で探索された経路が最初に基本探索単位の境
界に到達した点が図中Dであり、このDを含む境界がd
である場合、探索すべき領域は境界b及び境界dを含む
領域であり、この場合には図6(B)に示される範囲が
探索範囲として選択される。
【0024】また、図7(C)に示されるように現在地
O側の基本探索単位内で探索された経路が最初に境界に
到達する点がEであり、目的地D側の基本探索単位内で
探索された経路が最初に境界に到達した点が図中Fであ
るような、それぞれの地点を含む境界が連続した位置に
ない場合には、図6(A)、(B)のいずれで探索され
る経路が最適か判断できないので、いずれの探索範囲も
探索し、両経路コストを比較して最終的な案内経路を決
定する。
【0025】このように、本第1処理方法では現在地O
側及び目的地D側それぞれの探索経路の領域境界の位置
関係に基づいて最適な経路が存在するであろう領域を推
定することにより、無駄な探索を省略して効率化を図る
ものである。
【0026】以下、上述した探索処理を図8乃至図12
のフローチャートを用いてより詳細に説明する。
【0027】図8は本第1処理方法の全体処理フローチ
ャートである。まず、地図データの最下位において目的
地D側の基本探索単位内をダイキストラ法等を用いて経
路探索を行う(S101)。この時、展開ノードが図7
に示すような境界cあるいは境界dに到達するまで探索
を行う。境界c又は境界dに到達して探索を終了した場
合には(S102)、次に現在地O側の基本探索単位を
同様にして探索する(S103)。一方、目的地D側の
基本探索単位を探索しても境界c又は境界dに到達せず
に終了した場合には、現階層においては最適経路が存在
しないと判定し、階層を1つ上にあげて探索をやり直す
(S119)。
【0028】現在地O側の基本探索単位を探索した結
果、経路R(0)(経路R(0)については後述する)
が確定した場合には、その経路を案内経路として出力装
置22に出力する(S114)。一方、経路R(i)が
確定せず、かつ、i=0、すなわちどの境界に到達する
こともなく探索が終了した場合には、現階層において経
路は存在しないと判定し、1階層上の地図データ上で探
索をやり直す(S119)。iが0でない場合、すなわ
ちいずれかの境界に達した場合には、図6(A)、
(B)に示すように探索単位を移動させながら1本目の
経路R(1)を探索する(S106)。この時、S10
3にて最初に到達した境界が境界aの場合には図6
(A)の探索範囲を選択し、最初に到達した境界がbの
場合には図6(B)に示される探索範囲を選択して探索
を行う(S106)。なお、到達境界数i=1の場合、
これはS103の探索処理で探索が終了するまでに境界
a又は境界bのいずれか一方の境界に到達したことを意
味する。この時、S106の探索結果R(1)があれば
他の方向には経路が存在しないこととなり、従ってこの
経路R(1)を案内経路とする(S107、S113、
S115)。一方、探索経路R(1)が存在しない場合
には、他の方向にも経路が存在しないので、地図データ
を1階層上にあげて探索をやり直す(S119)。
【0029】iが1でない場合も、S106の探索結果
R(1)の有無によって処理が分かれ(S108)、探
索結果R(1)が存在しない場合には、2本目の経路R
(2)の探索を行う(S116)。この時、S106で
の1本目の探索処理において図6(A)に示す探索範囲
を選択した場合にはS116の探索処理では図6(B)
に示す探索範囲を選択し、S106での1本目の探索処
理において図6(B)に示す探索範囲を選択した場合に
はS116では図6(A)に示す探索範囲を選択して探
索を行う。2本目の経路R(2)を探索した結果、経路
R(2)が存在する場合にはこの経路を案内経路として
出力し(S118)、経路R(2)が存在しない場合に
は、地図データを1階層上にあげて探索をやり直す(S
119)。
【0030】一方、S108にて経路R(1)が存在す
る場合には、次に目的地D側の領域境界Xが境界cに属
し、かつ現在地O側の領域境界Yが境界aに属すか、あ
るいはXが境界aに属し、かつ領域境界Yが境界bに属
すか否かを判定する(S109)。領域境界X、Yがこ
れらの条件を満たす、すなわち図7(A)、(B)のい
ずれかである場合には、経路R(1)を案内経路として
出力する(S115)。また、領域境界がこれらの条件
を満たさない場合、すなわち図7(C)のような場合に
は、2本目の経路R(2)を探索する(S110)。経
路R(2)が存在しない場合には、先に求められた経路
R(1)を案内経路とし(S115)、経路R(2)が
存在する場合には、経路R(1)のコストと経路R
(2)を大小比較し、コストの小さい経路を案内経路と
して出力する(S111、S112、S115、S11
8)。
【0031】図9には図8におけるS101の詳細な処
理フローチャートが示されている。まず、目的地D側の
基本探索単位を探索範囲として設定し(S201)、ノ
ード展開を順次繰り返して探索を行っていく(S20
2、S203)。そして、展開するノードが境界c又は
境界dに到達したか否かを判定し(S204、S20
5)、境界に到達した場合にはそのノードが属する境界
をXとする(S206)。一方、展開するノードが境界
c又は境界dに到達する前に探索が終了した場合には、
そのまま処理を終了する。
【0032】図10には図8におけるS103の詳細な
処理フローチャートが示されている。まず、未到達の境
界Bをa、bとし、また到達した境界の数iに0を入れ
て初期化する(S301)。そして、現在地O側の基本
探索単位を探索範囲として(S302)ノード展開を繰
り返し探索を行う(S303〜S304)。そして、次
に展開するノードが基本探索単位の境界であるか否かを
判定し(S305)、探索範囲の境界である場合にはそ
の境界をyとして(S306)、yがBの要素であるか
否か、すなわちyが未到達境界か否かを判定する(S3
07)。yが未到達境界、すなわち初めて到達した境界
である場合には、未到達境界データBから境界yを削除
すると共に、到達した境界数iを1だけインクリメント
する(S308)。そして、現時点での探索状況をM
(i)としてメモリ18に記憶する(S309)。この
時、iのカウントにより一番目の境界に到達したときは
M(1)、2番目の境界に到達したときはM(2)とな
る。次に、到達した境界数iが1であるか否かを判定し
(S310)、i=1の時、すなわち始めて境界に到達
したときはその境界yをYと置き換える(S311)。
【0033】一方、S305にて次に展開するノードが
探索範囲の境界でない場合にはさらにノードを展開し
(S312)、目的地D側から探索している経路と接続
したか否か、すなわち展開したノードが目的地側から探
索して得られた経路のノードと一致するか否かを判定す
る(S313)。展開したノードが目的地D側から探索
して得られた経路と接続している場合には、最適経路の
条件(1)を満たしているか否かを判定し(S31
4)、満たしている場合には求められた経路を案内経路
として処理を終了する(S315)。
【0034】図11及び図12には図8におけるS10
6の詳細な処理フローチャートが示されている。S10
6ではS103の途中結果を引き継いで探索を続行する
ことになる。すなわち、まず途中結果M(1)をメモリ
18から読み込み、その状態から探索を開始する(S4
01)。なお、途中結果M(1)はS103での現在地
O側の基本探索単位を探索して最初に境界に到達したと
きの状況である。次に、最初の探索範囲を決定する。こ
の時、S103の処理で最初に到達した境界Yがaの場
合には探索範囲は図6(A)に示される範囲(便宜上探
索範囲とする)となり、最初に到達した境界Yがbの
場合には図6(B)に示す探索範囲(探索範囲とす
る)となる(S402)。以下、このようにして決定さ
れた探索範囲での経路探索を行い(S403、S40
4)、次に展開するノードが探索範囲の境界であるか否
かを判定する(S405)。探索範囲の境界である場合
には、さらに最初に到達した境界Yがaであるか否かが
判定され(S406)、Y=aの場合には次に展開する
ノードが境界eかどうかを判定し(S408)、Y=a
でない、すなわちY=bの場合には、さらに次に展開す
るノードが境界fであるか否かが判定される(S40
7)。Y=aであり、かつその境界がeである場合、及
びY=bであり、かつその境界がfである場合には、連
続した経路で目的地側の基本探索単位内に到達したこと
を意味するから新たな探索範囲を目的地側の基本探索単
位とする(図12のS501)。
【0035】一方、S405にて次に展開するノードが
探索範囲の境界でないと判定された場合には、ノードを
展開し(S409)、目的地側から探索している経路と
接続したか否かを判定する(S410)。目的地側から
探索している経路と接続しており、かつ最適経路の条件
(1)を満たしている場合には(S411)、求められ
た経路を1本目の経路R(1)とする(S507)。境
界に到達せず、また経路も求められずに探索を終了した
場合には、そのまま処理を終了する。
【0036】S501にて探索範囲を目的地側の基本探
索単位とした場合、この基本探索単位内で経路探索処理
が行われる(S502、S503)。そして、目的地側
から探索している経路と接続したか否かを判定し(S5
05)、接続した経路が最適経路の条件(1)を満たし
ている場合には、求められた経路を探索結果R(1)と
する(S506、S507)。
【0037】図8のS116での2本目の経路R(2)
の探索処理は、上述した1本目の経路R(1)を探索す
る処理(S106)のフローチャートとほぼ同様であ
り、S401における途中結果M(1)をM(2)と
し、S402における探索範囲をY=aの時、Y=b
の時に設定し、S406での判断処理をY=bか否か
とし、さらにS507における算出経路を探索結果R
(2)と設定すればよい。
【0038】以上のように、本第1処理方法において
は、目的地側の基本探索単位及び現在地側の基本探索単
位内でそれぞれ経路探索処理を行い、それぞれの到達境
界の位置関係に応じて基本探索単位以外の領域の探索領
域を決定して最終的な経路を得るため、経路が存在しな
いであろうと推定される不要な領域まで探索処理を行う
ことがなく、短時間で効率的な経路探索処理を行うこと
が可能となる。
【0039】第2処理方法 上述した第1処理方法では現在地O側及び目的地D側そ
れぞれの探索状況に基づき最適な経路が存在する領域を
推測したが、本第2処理方法では現在地O側又は目的地
D側いずれか一方の探索状況に基づき最適経路が存在す
る領域を推測する。
【0040】図13には本第2処理方法の概念図が示さ
れている。図13(A)に示されるように、現在地O側
から展開されている経路が基本探索単位の境界bに到達
する前に境界aにk回到達した場合を想定する。図にお
いては、k=3とし、到達点をA1、A2、A3として
いる。この時、探索される領域は図6(A)に示される
領域であり、図6(B)に示される領域は最適経路が含
まれないと推測して探索を行わない。同様に、図13
(B)に示されるように現在地O側から展開されている
経路が境界aに到達する前に境界bにB1、B2、B3
と到達した場合には、最適な経路は図6(B)に示され
る領域に含まれていると推測し、図6(A)に示される
探索は行わない。一方、図13(C)に示されるよう
に、境界a、bにそれぞれ1回ずつ到達(A、B)した
場合には、図6(A)、(B)のいずれの探索範囲が最
適か判断できないので、いずれの領域をも探索してコス
トを比較して決定する。
【0041】このように、本第2処理方法では、境界に
到達する頻度に応じて探索領域を決定するため、現在地
側あるいは目的地側いずれか一方の探索状況のみで最適
経路が存在する領域を決定することができ、効率的な探
索を行うことができる。
【0042】以下、図14乃至図16の処理フローチャ
ートを用いて本第2処理方法を詳細に説明する。
【0043】図14には全体処理フローチャートが示さ
れている。まず、第1処理方法と同様に目的地側の基本
探索単位を探索する(S601,S602)。次に、現
在地O側の基本探索単位を探索し(S603)、探索結
果R(0)が求められた場合には、経路R(0)を案内
経路として出力する(S604、S616)。探索結果
R(0)が存在しない場合、境界に到達せずに終了した
とき、すなわちi=0のときは一階層上で探索をやり直
す(S620)。さらに到達した境界の数iが所定値k
であるか否かを判定し(S606)、R(0)が求めら
れる前に図13(A)あるいは図13(B)のいずれか
の状況となった場合には、1本目の経路R(1)を探索
し、求められた場合には1本目の経路R(1)を案内経
路として出力する(S612、S613、S618)。
1本目の経路R(1)が求められなかった場合には、S
610における1本目の経路探索とは異なる方向の経路
を探索し、2本目の経路R(2)が求められた場合には
その経路R(2)を案内経路とする(S614、S61
5、S619)。1本目の経路R(1)及び2本目の経
路R(2)いずれも求められない場合には、地図データ
を1階層上にあげて探索を再びやり直す(S620)。
【0044】なお、S612での探索処理は、到達点が
境界a又は境界bのいずれに属するかによって決定さ
れ、図13(A)に示すような場合には図6(A)の領
域で経路探索が行われ、図13(B)に示されるような
状況では図6(B)に示される領域で探索が行われる。
【0045】一方、S606にて連続して到達した境界
の数iが所定値kでない場合、例えば図13(C)に示
されるように最初の到達点がAであり、次の到達点がB
であるような場合には、1本目の経路R(1)及び2本
目の経路R(2)を探索し、両経路のコストを比較して
コストの小さいほうを案内経路として出力する(S60
7〜S611、S618、S619)。経路R(1)、
R(2)ともに存在しない場合には、地図データを1階
層上にあげて探索をやり直す(S620)。
【0046】図15にはS603での現在地側の基本探
索単位を探索する処理の詳細なフローチャートが示され
ている。まず、未到達の境界Bをa、bとし、一方の境
界に連続して到達した回数iを0として初期化する(S
701)。次に、現在地側の基本探索単位を探索範囲と
してノード展開を繰り返し探索を実行する(S702〜
S704)。そして、次に展開するノードが探索範囲内
の境界である場合には、境界をyとして(S705、S
706)、iが0か否かを判定する(S707)。iが
0、すなわち最初に境界に達した場合には、さらにその
境界がBに属すか否か、すなわち境界がa又はbである
か否かを判定する(S711)。最初に到達した境界が
a又はbである場合には、現在の探索状況をM(1)と
してメモリに記憶する(S712)。そして、そのとき
の境界をYとし、到達した境界をBから削除するととも
に、到達回数iを1だけインクリメントする(S71
3)。一方、S707にてiが0でない、すなわち既に
aかbの境界に到達している場合には、Yとyが一致す
るか否か、すなわち到達した境界が最初に到達した境界
と同一か否かを判定し(S708)、同一である場合に
は到達回数iを1だけインクリメントし(S711)、
所定値kと等しくなるまでこれらの処理を繰り返す(S
718、S719)。そして、到達回数iがk(例えば
k=3)に達した場合には、そのときの探索状況をM
(3)とおいてメモリに記憶し探索を終了する(S72
0)。一方、S708にて到達した境界yが最初に到達
した境界Yと同一でない場合には、到達した境界yがB
に属するか否か、すなわち最初に到達した境界と異なる
境界であるか否かを判定し(S709)、もう一方の異
なる境界である場合には、そのときの探索状況をM
(2)とおいてメモリに記憶し探索を終了する(S71
0)。
【0047】なお、S705にて次に展開するノードが
探索範囲内の境界でない場合には、さらにノードを展開
し(S714)、目的地側から探索している経路と接続
したか否かを判定する(S715)。そして、目的地側
から探索している経路と接続した場合には、最適経路の
条件(1)を満たしているか否かを判定し(S71
6)、満たしている場合には求められた経路を探索結果
R(0)として出力する(S717)。
【0048】図16には図14におけるS612の探索
処理の詳細フローチャートが示されている。このS61
2ではS610にて行われた1本目の経路R(1)探索
とは別方向の経路R(2)を探索する必要があり、図1
5に示されたS720にてメモリに記憶された途中の探
索状況M(3)から現在地側の基本探索領域の探索を行
う(S801、S802)。現在地側の基本探索単位を
探索単位としてノード展開を繰り返して探索を続行し
(S803、S804)、次に展開するノードが探索範
囲の境界である場合には(S805)、境界をyとし
(S806)、到達境界yが未到達のノードBに属して
いるか否かを判定する(S807)。そして、到達境界
yが境界aである場合には図6(A)に示された領域を
探索範囲とし、一方到達境界yが境界bの場合には図6
(B)に示された探索範囲として選択し(S808)、
探索を続行する(S809)。一方、S805にて次に
展開するノードが探索範囲の境界でない場合には、さら
にノードを展開し(S810)、目的地側から探索して
いる経路と接続したか否かを判定する(S811)。目
的地側から探索している経路と接続した場合には最適経
路の条件(1)を満たしているか否かを判定し(S81
2)、満たしている場合には求められた経路を探索結果
R(2)としてその経路を案内経路とする(S81
3)。
【0049】このように、本第2処理方法においては現
在地側あるいは目的地側の基本探索単位の探索において
到達境界が一方の境界に頻繁に生じる場合には、最適経
路の存在する可能性が高いと推測して他の方向の探索は
行わないようにするため、不要な領域の探索を行うこと
なく効率的な経路探索を行うことができる。
【0050】なお、本実施例においては上述した第1処
理方法及び第2処理方法を説明するに際し、上限の地図
データが図4(C)に示されるパターンの場合を例に取
り説明したが、他のパターンの場合も同様に処理するこ
とができることはいうまでもない。例えば、上限のパタ
ーンが図4(E)に示されるものであった場合には、探
索範囲は図17(A)、(B)の2通りを考えることが
でき、これらはそれぞれ図6(A)、(B)に対応する
ものである。そして、第1処理方法、第2処理方法にお
いて到達境界の位置関係に応じて図17(A)、(B)
のいずれかを選択して探索範囲を移動させることによ
り、同様に効率的な経路探索を行うことができる。
【0051】また、上限パターンが図4(A)、
(B)、(D)のいずれかの場合には、2本目の経路R
(2)を計算する必要がないので、第1処理方法、第2
処理方法において2本目の経路を算出する処理を省略す
れば同様に最適経路を求めることが可能である。
【0052】以上本発明の実施例について説明したが、
本実施例には特許請求の範囲に記載された技術事項以外
に以下のような実施態様が含まれることを付記してお
く。
【0053】(1)請求項2記載の経路探索装置におい
て、前記範囲決定部は、出発地側の領域境界と目的地側
の領域境界をともに含む領域を探索範囲として決定する
ことを特徴とする経路探索装置。
【0054】(2)請求項2記載の経路探索装置におい
て、前記範囲決定部は、出発地側の領域境界あるいは目
的地側の領域境界の出現頻度の高い領域を探索範囲とし
て決定することを特徴とする経路探索装置。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項2記載の経路探索装置によれば、必要以上に密な地図
データを用いて経路探索を行うことがなく、また、最適
経路が存在しないと考えられる不要な領域まで探索範囲
を拡大して探索処理を行うことがないので、極めて効率
的な経路探索を行い最適経路を車両運転者などに報知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成ブロック図である。
【図2】同実施例における地図データの階層構造を示す
説明図である。
【図3】同実施例における地図データ上の探索単位説明
図である。
【図4】同実施例における上限地図データのパターンを
示す説明図である。
【図5】同実施例における探索処理の概念説明図であ
る。
【図6】同実施例における探索範囲の移動説明図であ
る。
【図7】同実施例における第1方法の概念説明図であ
る。
【図8】同実施例における第1方法の処理フローチャー
トである。
【図9】同実施例における第1方法の処理フローチャー
トである。
【図10】同実施例における第1方法の処理フローチャ
ートである。
【図11】同実施例における第1方法の処理フローチャ
ートである。
【図12】同実施例における第1方法の処理フローチャ
ートである。
【図13】同実施例における第2方法の概念説明図であ
る。
【図14】同実施例における第2方法の処理フローチャ
ートである。
【図15】同実施例における第2方法の処理フローチャ
ートである。
【図16】同実施例における第2方法の処理フローチャ
ートである。
【図17】同実施例における他の探索範囲移動説明図で
ある。
【符号の説明】
10 位置センサ 12 GPS 14 入力装置 16 制御コンピュータ 18 メモリ 20 データ記憶装置 22 出力装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 領域分割され、粗から密に階層構造をな
    す地図データを用いて出発地から目的地に至る経路を探
    索する経路探索装置において、 出発地及び目的地を入力する地点入力手段と、 前記地図データを格納する記憶手段と、 前記地図データの内、前記出発地を含む隣接4領域の地
    図データと前記目的地を含む隣接4領域の地図データを
    抽出し、両地図データが連続した位置関係を示す最も粗
    い階層を上限として順次粗から密の階層で探索処理を行
    う処理手段と、 を有することを特徴とする経路探索装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の経路探索装置において、 前記処理手段は、前記隣接4領域の地図データを用いて
    探索して得られた経路の領域境界の位置関係に基づいて
    上限階層での前記隣接4領域以外の探索範囲を決定する
    範囲決定部を有することを特徴とする経路探索装置。
JP26406194A 1994-10-27 1994-10-27 経路探索装置 Pending JPH08122089A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004012171A1 (ja) * 2002-07-30 2004-02-05 Xanavi Informatics Corporation 地図データ製品および地図データ処理装置

Cited By (2)

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WO2004012171A1 (ja) * 2002-07-30 2004-02-05 Xanavi Informatics Corporation 地図データ製品および地図データ処理装置
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