JPH08122178A - 複数のせん断ひずみゲージを用いた六軸力センサ - Google Patents
複数のせん断ひずみゲージを用いた六軸力センサInfo
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- JPH08122178A JPH08122178A JP7201848A JP20184895A JPH08122178A JP H08122178 A JPH08122178 A JP H08122178A JP 7201848 A JP7201848 A JP 7201848A JP 20184895 A JP20184895 A JP 20184895A JP H08122178 A JPH08122178 A JP H08122178A
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Abstract
を生じない力センサ。 【構成】 ひずみがL型またはT型の脚の上に取り付け
られたせん断ひずみゲージにより単独に測定出来る力セ
ンサを提供する。この種の脚94,95,97,100
のそれぞれは互いに直角な少なくとも二つの腕を有して
いる。即ち、L型またはT型の腕は長さの方向即ち縦方
向の軸を有しており、二つの縦軸は互いにほぼ90°で
向けられている。各脚には、更に直角な腕の上に取り付
けられた少なくとも二つのせん断ひずみゲージ90,9
2,102,106が設けられ、直角方向の力を測定す
る。三つ以上のL型またはT型の脚は力センサを定める
ほぼ円筒形で中空のボディ88に組み込まれている。本
構造体の腕からせん断ひずみゲージ出力は円筒形のボデ
ィ88に加えられた力/モーメントの大きさと方向を決
定するデジタル信号プロセッサに送られる。せん断ひず
みゲージは、ポケット86,84他内に取り付けられる
ことで高感度化される。
Description
った力の測定と該三軸のそれぞれについてのモーメント
の測定が可能なセンサに関する。更に詳しく言えば、本
発明は、三つまたは四つの脚を有し、各脚には互いに直
角な方向の力を検出する二つのせん断ひずみゲージが備
わっている力センサに関する。
トの腕の先端で加工工具のような物体の上に作用する力
を正確かつ動的に決定することが必要となる。このよう
な力の大きさと方向は、相互に直角な軸(例えば従来行
なわれているX,YおよびZのデカルト座標)とこれら
の軸のそれぞれに対するモーメントで記述され得る。そ
のために種々の力センサが使用されている。広く使用さ
れている力センサの一つのタイプは、ひずみを基本にし
た力センサである。
モーメントによって変形するボディと、該ボディ内でひ
ずみに感度を有する幾つかのトランスデューサを含んで
いる。しばしばひずみゲージ(フォイルまたは半導体)
の形態をとるトランスデューサは、ボディ上のひずみの
発生が期待される位置に置かれる。通常、ひずみゲージ
は、ひずみの一つの形態−曲げ、せん断、または伸びひ
ずみなど−が支配的であるような位置と方向をもって配
置される。適正な位置でひずみを測定することにより、
ボディに作用した力とモーメントを計算することが出来
る。
分野で知られている。しかし、入手可能なセンサには種
々の欠点がある。例えば、多くのセンサは(せん断また
は伸び検出センサでは同じ出力を発生するのに必要な変
形の量と比較して)、十分な大きさの出力を発生するた
めに相対的に大きな変形を必要とする「曲げひずみ」を
測定している。
平面でないように曲げられるビームまたは腕の変形であ
る。十分に大きな曲げひずみを発生するため、ひずみゲ
ージが取り付けられた腕はかなり可撓性を有する必要が
ある。不都合なことに、これは、センサの固有周波数の
低下と、周波数応答の制限と、システム全体に対する振
動の惹起による信号の劣化をもたらす恐れがある。
な変位により、センサは直線応答の範囲から外れ、(即
ち、ボディのひずみがもはや加えられた力に直接比例し
なくなり)、ひずみゲージ出力の判断が複雑になる。更
に、センサの腕が薄過ぎると、相対的に大きな力が加え
られた時にセンサ全体がすぐに正常機能しなくなる。
ずみゲージを取り付けた力センサについて生ずるもので
ある。センサ上のひずみゲージには、種々のレベルの感
度を有することがしばしば要求される。不都合なこと
に、一方向の力に対する感度は直交方向の力に対する感
度との間でしばしばカップリングを起こす。従って、同
じ腕の上に取り付けられた一方のひずみゲージの感度
を、同じ腕の上に取り付けられた他方のひずみゲージの
感度を増大させることなく増大させることが不可能とな
ることがあり得る。
ちより可撓性のある腕を得る為にひずみゲージを取り付
けた腕の厚さを減ずる方法について考えてみれば判るこ
とである。例えば、センサの軸に直角に作用する力を測
定する為のせん断ひずみゲージと、センサの軸に沿った
力を測定する為の並進ひずみゲージを有するビームを使
用している米国特許第4094192号を検討された
い。曲げ力に対し並進ひずみゲージの感度を上げる為、
ビームの断面領域が少なくされる。しかし、領域を少な
くすることはせん断ゲージにより測定されるひずみにも
影響を及ぼす。従って、センサは軸方向の力の感度が横
方向の力の感度と無関係になるように設計出来ない。
は製造に関連する潜在的に大きな苦労と費用である。あ
る設計において、センサボディは円筒形の殻から放射上
に広がるビームをまとめるように形を作ることは複雑で
あり困難である。更に、ある設計では、複数のひずみゲ
ージをセンサボディの上の所定の位置に置くことが必要
となる。例えば、ある力センサでは中空の円筒形のセン
サボディの内側および外側の表面の両方に取り付けられ
たひずみゲージを有している。例えば米国特許第464
0138号および第4823618号を参照されたい。
ボディの内側の表面は特にひずみゲージ取り付けに際し
て届き難い。
な領域内に置くことが必要となる(米国特許第4911
024号を参照)。センサ内にひずみゲージを正確に置
くことはしばしば手作業で行なう必要があり、時間と費
用がかかる。
容易で、曲げひずみに頼るのではなく、また、直角方向
の力についての感度のカップリングを生じない、改良さ
れた力センサが望まれている。本発明は、この要望に応
えようとするものである。
ほぼL型またはT型の脚の上に取り付けられたせん断ひ
ずみゲージによって、ひずみが単独に測定される力セン
サを提供する。センサボディは、中空の円筒形の殻をな
すことが好ましい。センサボディのそれぞれのL型また
はT型の脚は、互いにほぼ直角をなす少なくとも二つの
腕を有している。即ち、L型またはT型の脚の腕にはそ
れ自体によって定まる方向があり、該方向は互いにほぼ
90°をなしている。一般に、各腕の「方向」は横軸の
方向、もしくは縦軸に沿っているが、腕が特に短い場合
にはその限りではない。
語は、脚を形成する部材即ち腕の相対的な配置を非常に
一般的な意味で表わしている。これらの腕は一般には互
いに直角をなしているが、正確に直角である必要はな
い。更に、腕はL型またはT型の腕の縦横比を大きく変
えられるよう、可変なかなりの長さを有している。更
に、L型またはT型の脚はセンサボディに対し、(36
0°に亙って)異なる方向を取ることが出来る。
れぞれは、主として取り付けられた腕の方向に直角にな
っている力の成分に応ずるような方向に取り付けられた
せん断ひずみゲージを有している。好ましい実施形態に
おいては、これらのセンサの脚はひずみゲージを把持し
良好な感度を与える大きさの開口部(例えばポケットま
たはチャネル)が与えられている。
上のせん断ひずみゲージの出力は、例えばロボットの腕
からセンサボディに加えられるあらゆる力/モーメント
の大きさと方向を決定するデジタルプロセッサに送られ
る。
ンサの腕は、加えられた力に対し十分な感度を与えるよ
うにかなり可撓性を有する必要がある。せん断ひずみゲ
ージを使用することにより、本発明では曲げひずみの測
定に関する種々の困難が避けられる。更に、ひずみゲー
ジを開口部の床に取り付けることにより、本発明の力セ
ンサでは腕の強さを損なうことなく良好な感度を得るこ
とが出来る。これは開口部に比べて厚く強固な、開口部
周辺の腕の領域と比較し、せん断に対してより感度の高
い床部にひずみゲージが取り付けられているからであ
る。更に、開口部の深さを各ひずみゲージ用に作ること
が出来るため、互いに直角な方向の力に対してひずみゲ
ージの感度を分離出来るからである。言い換えれば、各
ひずみゲージの感度はセンサの他のひずみゲージの感度
に影響を与えないように無関係に調整される。
ンサボディ上で少なくとも二次元で力を測定する力セン
サを提供する。本力センサは、次の要素をもって定める
ことが出来る。(1)センサボディに組み込まれ第一と
第二の腕を有するL型の脚。該腕のそれぞれは他の腕の
方向にほぼ直角な方向を有している(各腕は一般に平ら
な表面を有している)。(2)第一のひずみゲージが第
一の腕の平面に平行で、且つ第一の腕の方向に直角であ
るせん断力に主に対応するようにL型部材の第一の腕に
取り付けられた第一のせん断ひずみゲージ。(3)第二
のひずみゲージが第二の腕の平面に平行で、且つ第二の
腕の方向に直角であるせん断力に主に対応するようにL
型部材の第二の腕に取り付けられた第二のせん断ひずみ
ゲージ。このような複数のL型の脚は中空の円筒形の力
センサボディの中に組み込まれていることが好ましい。
の脚の腕の中に与えられた開口部に取り付けられている
ことが好ましい。これらの開口部は一般にU型の断面を
有したポケット、チャネル、Iビーム等である。典型的
には、せん断ひずみゲージは開口部内に取り付けられて
いる。しかし、他の実施形態では、ひずみゲージはL型
の上であるが、開口部とはちょうど反対側の脚の上に取
り付けられている。言い換えれば、ひずみゲージは開口
部の「裏側」の面に取り付けられている。もう一つの観
点から言えば、本発明は、主軸および横軸を有し、更に
主として主軸方向の力成分を検知するように向けられた
少なくとも第一のせん断ひずみゲージと主として横軸に
沿った力成分を検知するように向けられた第二のせん断
ひずみゲージをそれぞれ備えた3以上の脚を有するほぼ
円筒で中空の力センサ上で力を検知する方法を提供す
る。
れる:(1)第一のひずみゲージにより検知され、軸方
向で作用する力および/または横軸の一つの回りのモー
メントにより主に生ずるせん断ひずみをモニタするステ
ップ;(2)第二のひずみゲージにより検出され、一つ
以上の横軸方向に作用する力および/または軸の回りの
モーメントにより主に生ずるせん断ひずみをモニタする
ステップ;および(3)力センサに加えられたあらゆる
力および/またはモーメントの大きさおよび方向を決定
する為に、第一と第二のひずみゲージにより検知される
せん断ひずみを処理するステップ。
みをモニタするステップはひずみゲージが取り付けられ
た開口部に発生するせん断ひずみを検知する。更に、処
理のステップは、円筒の力センサの中空の部屋内にある
デジタルプロセッサにより行なわれることが好ましい。
本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の説明及び添付
の図面によってより詳細に記述される。
の回転方向で作用する力/モーメントを検知する力セン
サを提供する為に、センサボディ上で特別な配置を有す
るせん断ひずみゲージを使用する。(他のタイプのひず
みゲージと同様に、)せん断ひずみゲージはひずみ(ボ
ディの単位長さ当たりで測定したボディの局所的な小さ
い変形)を測定する。応力とひずみの間の周知の関係お
よび較正により、測定されたひずみはボディに加えられ
た力に変換される。ゲージにより生ずるひずみは例えば
ホイートストンブリッジにより測定される電気抵抗に変
化を生ずる。力センサは、特定の方向に作用する力の成
分に主に応答するように選択された既知のセンサボディ
の位置に取り付けられた複数のひずみゲージからの出力
を比較し処理することにより、加えられた力/モーメン
トを決定することが出来る。
ボディ上に取り付けられた各ひずみゲージのひずみとの
間の比例定数を得る為に、較正を行なう必要がある。最
も広く利用されるひずみゲージは、金属箔または半導体
エレメントのいずれかで構成されている。これらのいず
れも本発明で使用可能であり、適当な金属箔ひずみゲー
ジは北カロライナ州レイリーのメジャーメントグループ
社により入手可能である。
を限定するものでなく、せん断ひずみゲージがどのよう
に働くかという一般的な理解により本発明を理解するこ
とが出来る。図1を参照して、典型的なせん断ひずみゲ
ージ2について説明する。ひずみゲージエレメント4と
6により、それらの軸のみに沿ったひずみが測定され
る。ボディ内でせん断ひずみを測定する為に、二つのゲ
ージエレメント4と6はせん断ひずみに関連した二つの
基本的(軸方向)なひずみの方向に沿った軸に整列され
ている。即ち、これらエレメントは(矢印8および10
で示した)せん断力の方向に対して45゜傾いている。
ジエレメントを組み合わせることは一般にせん断ひずみ
ゲージとして知られている。典型的にはひずみゲージの
各エレメントは、抵抗の小さな変化、即ち加えられたひ
ずみと力を測定するホイートストンブリッジの辺の役割
を果す。図1に示したせん断ひずみゲージは、「金属
箔」せん断ひずみゲージに共通な単一の基材の上に二つ
のゲージエレメントを含んでいるが、本発明の「せん断
ひずみゲージ」は、前述したように、互いに接近して整
列した二つのゲージエレメントを含んでいる。例えば、
二つのひずみ主軸方向に沿った軸に関して整列した二つ
の半導体ひずみゲージは、本発明の範囲の「せん断ひず
みゲージ」を構成する。
のようにL型の脚乃至部材14を使用しているかを表わ
している。以下により詳細に説明するように、本発明の
典型的な力センサは、中空の円筒形のセンサボディに組
み込まれた三つまたは四つのL型の脚を含んでいる。一
般に、L型の脚14は支持領域26、28、47を含む
大きな構造体(センサボディ)の一部をなす。支持領域
28、47は、典型的にはレファレンスボディに取り付
けられた単一の構造体の一部をなす。支持領域26は、
別のボディに取り付けられた別の構造体の一部をなす。
る。L型の脚14は次の二つの腕を含んでいる。即ち、
支持体28に接続された水平の腕20と支持体26に接
続された垂直の腕22である。水平の腕20はせん断ひ
ずみゲージ32が取り付けられている取付領域18を含
んでいる。同様に、垂直の腕22はせん断ひずみゲージ
30が取付けられている取付領域16を含んでいる。こ
こで使用している「水平」および「垂直」は図示する為
のみに使用していることに注意する必要がある。実際に
は、L型の部材14は腕20が水平として、腕22が垂
直として特徴づけられないように種々の方向に並べられ
るかも知れない。更に、腕20と22の相対的な長さお
よびそれらの間の角度は図2(a)(および図2
(b))に示す実施形態とある程度異なっている。しか
し、一般に腕20は腕22とほぼ直角である。
する為に、次のような座標を採用する。Z軸は紙面上で
垂直方向を向き、X軸は紙面上で水平方向を向いてい
る。力Fz が図示したように(領域26を通して)L型
の脚14に作用すると、堅い支持体28によりさえぎら
れ、局所的な反力40と42を生ずる。これらの力によ
り取付領域18にはせん断が発生ずる。これに応じて、
せん断ひずみゲージ32は比較的大きな出力信号を生ず
る。Fz がL型の脚14に対し図示と反対の方向(即ち
下方)に加えられると、領域18にはせん断が生ずる
が、局所的な力40および42の方向は反対となり、ひ
ずみゲージ32からの出力信号の符号も同様に反対とな
る。
延ばし、せん断ひずみゲージ30から比較的小さな出力
が生ずる。このように、Z方向で脚14に作用する力は
せん断ひずみゲージ32からは比較的大きな出力によ
り、またひずみゲージ30からは比較的小さな出力によ
り特徴づけられる。
示す。特に、図示のように堅い支持体26においてL型
の脚14に作用する力Fx は、堅い支持体28によりさ
えぎられて対をなす局所的な力36と38を生ずる。こ
れらの力は取付領域16にせん断を生じひずみゲージ3
0に比較的大きな出力を発生する。しかし、同じ力は領
域18を押し(Fx が反対の方向なら領域18を延ば
す)比較的小さな出力がひずみゲージ32から生ずる。
このように、X方向でL型の脚14に加えられる力はせ
ん断ひずみゲージ30からは比較的大きな出力が、また
せん断ひずみゲージ32からは比較的小さな出力が生ず
る。
脚14と支持体47の間に設けられ、水平方向の腕20
に加えられた曲げの力を例えばZ方向の力により支え
る。従って、ブリッジ46を使用すると感度が低下する
かも知れないが、L型の脚14とそれが取付けられてい
る構造体の強さは強化される。本発明の他の実施形態で
は、ブリッジ46は使用されていない。
8は腕22と20内に設けられたポケットである。L型
の脚14の主要構造部は十分な大きさの厚さを有し、過
重および変形から壊れるのを防いでいる。しかし、ひず
みゲージ30および32に加えられた応力に対する感度
を良くする為に、取付領域16と18はひずみゲージ3
0と32が取付けられる床を有するポケットであること
が好ましい。特に、腕20と22の厚さは領域18と1
6内ではL型の脚14を連想させる程大きくない。この
ようにして、領域16と18には加えられた応力に応じ
て大きなひずみがもたらされる。それ故、ポケットは周
囲の構造の強度を大きく損なうことなく、力センサの感
度を増加させる。この場合、周囲の構造の強度とはL型
の脚14とそこに組み込まれた構造体の強度のことであ
る。
「開口部」として一般に特徴づけられる構造体を与える
ことに注意する必要がある。これと等価な好適な構造体
にはチャネル、Iビーム構造体等が含まれる。この分野
の機械技術者に知られている通り、このような構造体は
加えられた力に応じてその床の全幅にわたりほぼ均一な
せん断プロファイルを与える。従って、開口部に取付け
られたせん断ひずみゲージを用いれば、他の構造体に取
付けられたせん断ひずみゲージを用いた場合よりも小さ
な局所的変動でせん断ひずみが測定される。これによ
り、種々の力に対する力/モーメントの読みがより確実
なものとなる。開口部の床の表側部分および裏側部分に
せん断ひずみゲージを取付けることは同様に利点がある
ことに注意する必要がある。その場合もせん断プロファ
イルは床のいずれの側でも均一となる。
している。T型の脚48は支持体72、74および76
に堅く取付けられている。特に、水平の横の腕70は支
持体74と76に取付けられ、垂直の腕50は支持体7
2に取付けられている。水平の横の腕70は、前述した
ようにポケットの形を取ることが好ましい二つの取付領
域54と56を有している。これらのポケット内にせん
断ひずみゲージ62と64が取付けられている。これら
のゲージは図2(a)に関連して述べたZ方向の力に対
応している。腕50は、せん断ひずみゲージ60が取付
けられる取付領域52(やはりポケットであることが好
ましい)を有している。
ージ62と64から比較的大きな出力を生じさせ、ひず
みゲージ60から比較的小さな出力を生じさせる。反対
に、X方向の力はひずみゲージ60から比較的大きな出
力を生じせ、ひずみゲージ62と64からは比較的小さ
な出力を生じさせる。図2(b)に示す実施形態には、
付加的なひずみゲージと付加的な製造段階に関連した余
分な費用を必要とするという短所がある一方、(1)付
加的なゲージからデータが提供され、(2)付加的な強
度を力センサに与えるという利点がある。T型の脚が必
要としているのは、直角の方向でひずみを検知するよう
に配置された二つのひずみゲージだけであることに注意
する必要がある。
視図である。力センサ78は、ロボットの腕のように
(図示していない)他のエレメントに取付けられるフラ
ンジ80と82を含んだほぼ円筒形の(更に中空の)ボ
ディをなしている。以下の記載では、下側のフランジ8
0はレファレンス構造体に取付けられ、上側のフランジ
82は、組み立て用の「ハンド」あるいは研削またはば
り取り用の機械工具を含むロボットアームの如き力の作
用源に取付けられていると仮定している。これに関して
は、例えば、後述する図12を参照されたい。
のL型の脚はフランジ80と82の間のほぼ円筒形の表
面88の上に設けられている。これらのL型の部材は等
しく配置された四つの長い窓116と、等しく配置され
た他の四つのL型の窓108により定められている。二
つのL型の脚94と100は互いにほぼ90°離れた表
面88の上にあるのが見える。他の二つのL型の脚95
と97は内側に見え、隣り合った部材と90°離れてい
る。図3に示す座標系で、L型の部材94と95はY軸
の上にあり、L型の部材100と97はX軸の上にあ
る。L型の脚はほぼ平面であるが、円筒形の表面88上
で、ある曲率を有している。
が取付けられている垂直なポケット86と、せん断ひず
みゲージ90が取付けられている水平なポケット84が
含まれている。同様に、L型の脚100にはせん断ひず
みゲージ102が取付けられている垂直なポケット10
3と、せん断ひずみゲージ106が取付けられている水
平なポケットが含まれている。以下に説明するように、
円筒形の表面88の回りに置かれ互いに90°の間隔で
離れている四つのL型の部材の配置により、X,Y,Z
の並進軸とこれらの軸の回りのモーメントの六つの軸に
沿った力とモーメントを正確に測定することが出来る。
たひずみゲージ102と92(および脚95と97の他
の垂直なポケット内に取付けられた向かい合ったひずみ
ゲージ)は、センサボディ88を横切る方向(即ち、X
とY方向)の力に対応している。このような力はZ軸の
回りのモーメントにより発生することに注意する必要が
ある。横方向の力とZ軸の回りのモーメントに対するこ
れらひずみゲージの応答は、このような力がポケット1
03と86(図示していないが、他の二つの向かい合っ
た垂直のポケットにも)せん断負荷がかかることに由来
している。これらの同じ横方向の力は、ポケット106
と86を含んだ水平のポケットに取付けられたせん断ひ
ずみゲージに比較的小さな影響しか与えない。これはこ
れらのポケットが(せん断に対し)曲げと引っ張りを主
に生ずるからである。
ずみゲージは、センサボディ88の軸に沿った力(即ち
Z方向の力)に応答して比較的大きな出力を生じる。X
軸およびY軸の回りのモーメントが同じひずみゲージに
生じ比較的大きな出力を発生していることに注意する必
要がある。以下に述べるように、力センサ78内の種々
のひずみゲージの相対的な出力は、加えられた力の大き
さと方向を明確に確定する。
沿って垂直ポケット103の断面を表わした図である。
ポケットにはせん断ひずみゲージ102が取付けられて
いる薄いポケットの床120が含まれている。図から判
るように、U型の断面は、床120に平行な方向と比べ
て床120に垂直な方向について相対的に薄い。従っ
て、(厚い壁を含めて)ポケット103の全体の断面
は、X方向の力でみた場合、センサボディの上で90°
離れた位置にある脚の厚さに比べて「薄い」。より正確
に言えば、脚100の慣性モーメントはX方向の94の
慣性のモーメントに比較して小さい(図3)。従って、
Xの力がセンサに加えられると、脚94は脚100より
大きな力を支える。これによって、脚100の出力は脚
94より小さくなる。更に、脚100により支えられる
Xの力は脚100を曲げるが、せん断力にはならない。
ひずみゲージは、曲げにより生ずるひずみに対しては相
対的に鈍感となるように脚100に取付けられている。
図である。この実施形態では、力センサ140は三つの
L型の脚を含み、それぞれが二つのせん断ひずみゲージ
を含んでいる。図に示すように、L型の窓148及びそ
の二つの同等物により腕150とその二つの同等物が定
められている。図3の実施形態に関連し記載したL型の
脚と異なり、本実施形態のL型の脚は平面でない腕とひ
ずみゲージを有している。例えば、一つのL型の脚は垂
直な腕146と150を含んでいる。腕146はせん断
ひずみゲージが取付けられているポケット152を含ん
でいる。同等物の脚162と156はそれぞれポケット
164と160を含んでいる。
62は中央の支持部材168に取付けられている。この
配置により、ポケット152、160、164内のせん
断ひずみゲージは主として中空の円筒形のボディ144
を横切る方向の力に応答する。ポケット142、158
と脚162のポケット164の同等物(図示していな
い)はセンサボディ144の中に与えられている。これ
らのポケットのそれぞれは、主として円筒形のセンサボ
ディ144の軸方向に沿った力に応答するせん断ひずみ
ゲージを含んでいる。ポケット152、160および1
64内のせん断ひずみゲージは、実際にかかる力の方向
により定まる異なる角度でX−Y面内の力に応答する。
のモーメントに応答する。図示していない部分があるポ
ケット142と158内のひずみゲージは、Z方向の力
に応答する。これらのひずみゲージは、実際のモーメン
ト軸により定まる角度でX軸およびY軸の回りのモーメ
ントに応答する。
して示した上面図である。図7に関連したこの図は、力
センサ78が六つの軸に沿った力の間でどのように区別
されるかを示す為に使用される。C型の領域171、1
72、173および174は力センサ78の四つの垂直
なポケットの断面である。X方向の力に応答する為に、
ポケット171と173に対する支持は殆どなされてお
らず、主として曲げが生ずるようになている。このよう
な曲げにより、ポケット103の床は伸びる。
ん断ひずみゲージからは、この変形により比較的小さな
出力信号が提供される。これは図2(a)を参照にする
と理解されるように、ポケット171と173により生
じた曲げの力はポケット16により生ずるY方向の力に
等しいと言うことである。このような力によりポケット
16内に伸びが与えられ、せん断ひずみゲージ30から
は比較的小さな出力信号が提供される。
るポケット172と174により支えられる。このよう
に、ポケット172と174内に取付けられたせん断ひ
ずみゲージによりX方向の力に対応した比較的大きな出
力信号が提供される。これは図2(a)を参照にすると
理解出来るように、力Fx によりポケット16にせん断
が与えられるということである。このような力により、
せん断ひずみゲージ30は比較的大きな出力信号を与え
る。
172と174内のせん断ひずみゲージから比較的大き
な出力を提供し、ポケット171と173内のせん断ひ
ずみゲージから比較的小さな出力を提供する。実際に
は、加えられた力はしばしばXおよびY成分を有する。
ポケット171から174内のひずみゲージにより提供
される信号の相対的な大きさにより加えられた力の実際
の方向が決定される。
合、ポケット172と174は取付けられたせん断ひず
みゲージから比較的小さな出力を生ずる曲げを主に受け
る。しかし、ポケット171と173に取付けられたせ
ん断ひずみゲージはせん断を受け、比較的大きな出力信
号を提供する。
1から174のそれぞれにせん断作用を及ぼし、四つの
垂直に取付けられたせん断ひずみゲージに比較的大きな
出力を提供する。このように、垂直方向のひずみゲージ
のそれぞれからの比較的大きな出力は加えられた力/モ
ーメントがZ軸の回りのモーメントを含むことを示して
いる。以下に説明するように、垂直方向を向いたひずみ
ゲージは、Z方向の力並びにXおよびY軸上のモーメン
トに応答して比較的小さな出力を提供する。
ントが比較的小さなせん断ひずみを水平のポケットに与
えることに注意する必要がある。これは図2(a)を参
照すると理解されるように、力Fx またはY方向の力は
水平なポケット18に加えられるということである。
取付けられたせん断ひずみゲージがZ方向の力とXおよ
びY軸の回りのモーメントにどのように応答するかを示
している。図2(a)に関して説明したように、Z方向
の力によりせん断ひずみゲージ32から比較的大きな出
力信号を提供するせん断が水平のポケット18に加えら
れる。同様に、(図示していない)他の水平のポケット
と共に図7に示した水平のポケット279、285およ
び283はせん断作用を受け、比較的大きな出力信号を
発生する。このように、Z方向の力は四つの水平のせん
断ひずみゲージのそれぞれから発生する比較的大きな出
力信号により特徴づけられる。図2(a)に関連して示
したように、垂直ポケット16内のひずみゲージ30は
Z方向の力に対応して比較的小さな出力信号を提供す
る。同様に、垂直ポケット287のせん断ひずみゲージ
289は、比較的小さな出力信号を提供する。同様のこ
とは垂直ポケットに取付けられた他のひずみゲージにつ
いても言える。
85またはひずみゲージ289からは殆ど出力を提供し
ない。これらのひずみゲージはY軸の近くにあり、従っ
て比較的短いモーメントの腕を有している。このよう
に、(図2(a)の矢印44で示すように)Y軸の回り
のモーメントに対し、ポケット281と287は比較的
小さな力を受ける。しかし、比較的大きな腕のモーメン
トにより、水平方向のポケット279と283は異なる
方向にも拘らずZ方向から来る比較的大きな力を受け
る。再び図2(a)に関していえば、このような力は水
平ポケット内のせん断ひずみゲージから比較的大きな出
力信号を発生し、対応する垂直ポケット内のせん断ひず
みゲージから比較的小さな出力信号を発生すると期待出
来る。Y方向の力はX軸上の水平のポケット内のひずみ
ゲージから発生する比較的大きな出力信号(符号が反
対)と全ての残りのひずみゲージから生ずる比較的小さ
な出力信号により特徴づけられる。
しても観測される。この場合、Y軸上の水平のせん断ひ
ずみゲージのみが比較的大きな出力信号を発生する。他
の全てのひずみゲージは比較的小さな出力信号を発生す
る。Y軸の回りのモーメントのように、比較的大きな出
力信号を発生する二つの水平ひずみゲージは互いに反対
の符号を有した信号を発生する。
構成要素の分解図である。円盤状のプリント回路基板2
02は力センサ78の上に取付けられたせん断ひずみゲ
ージ用の処理用電子回路を含んでいる。プリント回路基
板202はひずみゲージに都合良く線で接続する為円筒
形のボディ88内に合う大きさを有している。一つの好
ましい実施形態では、ゲージはプリント回路基板に直接
線で接続される。他の実施形態では、ゲージは(図示し
ていない)第一の電子接続部に電線で接続され、そこを
中継しプリント回路基板の上に取付けられた(図示して
いない)第二の電子接続部に接続される。
および206はセンサおよび関連の電子回路を屑および
他の物質との接触から保護している。側面のカバー20
4と206は、上面のフランジ82と底面のフランジ8
0の間に余裕を有して合う大きさを有し、フランジ82
と80の周辺に広がる放射状の出っ張り208と210
を含んでいる。このような設計により力センサ78がZ
方向から受ける過大負荷から保護している。好ましい実
施形態では、この余裕は約0.05mmと0.5mmの
間である。
間の余裕により力とモーメントがL型の部材を通して伝
えられる。しかし、センサに過大なFz の力またはMx
あるいはMy のモーメントが加えられる場合、側面のカ
バーの張出部208と210は、フランジ82と80を
支え、センサのL型部材が塑性的な変形と損傷を受ける
ことから保護する。電気ケーブル214はセンサの電子
プリント回路基板202を(図示していない)ホスト制
御器と電源供給回路に接続する。このケーブルはケーブ
ルアンカー212により支えられた対となる部品に接続
され、該アンカーは側面のカバー部分204と206と
共に、センサ78の上方のフランジ82に固定されてい
る。この配置は力とモーメントを測定する際エラーを生
ずるケーブルの動きからセンサを保護している。
子回路の概要図で、八組のせん断ひずみゲージが補償電
子回路に接続されている。ひずみゲージからの出力信号
がホイーストンブリッジを使用して処理される。垂直せ
ん断ひずみゲージ92のようなひずみゲージがハーフブ
リッジとして二つのブリッジの固定抵抗220に並列に
接続されている。ポテンションメータ222のような8
個のポテンションメータは互いに並列に接続され、ブリ
ッジの固定抵抗220に直列に接続されている。各せん
断ひずみゲージ(例えばせん断ひずみゲージ92)の出
力は計装アンプの一つの端子に送られ、ポテンションメ
ータ222の出力は計装アンプの他の端子に送られる。
通常の構成では、各ホイートストンブリッジで二つのブ
リッジ固定抵抗(全体で16個)を必要とするのに比
べ、今回の構成では、全ての八つのブリッジにたった2
個のブリッジの固定抵抗で十分であるという利点があ
る。
えば計装アンプ226)の出力はマルチプレクサ228
に送られる。計装アンプの出力はA/D変換器230に
より順番にデジタル化される。プロセッサ232はデジ
タル化されたゲージ出力を較正し、力センサを監視する
ホスト制御器と直列にデータの通信を行なう。プロセッ
サ232に加えられた作業内容により、未処理のゲージ
出力または較正された力およびモーメントのいずれかが
ホスト制御器に送られる。温度センサ236の出力は、
センサ出力内の温度変動による影響を補償するために、
プロセッサ232またはホスト制御器において使用され
る。
ディに取付け、センサボディの温度を直接測定するよう
にすることも出来る。プロセッサ232は、較正、エラ
ー検出、温度補正、更に力とモーメントを異なる座標系
に変換することを含む広範囲なコマンドを実行するよう
にプログラムされていることが好ましい。プロセッサ2
32はデジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプ
ロセッサ、またはマイクロコントローラのようなデジタ
ルプロセッサであることが好ましい。
ョンメータをD/A変換器240のようなD/A変換器
に置き換えた他の実施形態を示している。この実施形態
では、D/A変換器240はブリッジを平衡させる為に
基準電圧を与えている。D/A変換器240の出力は計
装アンプ226’に一つの入力を与えている。計装アン
プ226’に対する他の入力はせん断ひずみゲージ9
2’により与えられている。増幅器226’の出力は図
9(b)の実施形態に記載のように処理される。ブリッ
ジの固定抵抗220’も前述のように与えられている。
器のコマンドのもとでブリッジ回路を平衡するようにプ
ログラムされ、ポテンションメータの手動の調整が避け
られ信頼性と利便性が得られる利点を有している。
ボディは、2024−T81アルミニウムのモノリシッ
クブロックから機械加工されている。上面および下面の
フランジは直径が105mmでありセンサの全体の高さ
(上面のフランジの最上部と下面のフランジの最下部の
距離)は39mmである。せん断ひずみゲージは北カロ
ライナ州、レイリーのメジャーメントグループ社から入
手した。これらのゲージは横の最大が11mmで最小が
7mmであり2.25mmの深さの垂直ポケットと2.
35mmの深さの水平ポケット内に取付けられている。
ポケットの床の厚さは垂直のポケットに対し0.75m
mで水平のポケットに対し0.65mmである。ひずみ
ゲージはメジャーメントグループ社のM−610エポキ
シ接着剤を用いてポケット内に取付けられている。導線
はゲージ内に半田付けされ、線はセンサボディの内部に
接続されている。
造を有する試験装置(較正クロス)250で試験した。
該試験は較正装置250を力センサの上面のフランジ8
2に取付けることにより行なった。既知の大きさと既知
の方向の種々の力を四つの腕、251、252、25
3、254のそれぞれ、またはボディ部分260の中央
に加えた。種々のひずみゲージの出力を種々の試験の力
に対して測定した。
ずみゲージの出力マトリックス280を示している。試
験装置250により力センサに加えられた力とモーメン
トは力マトリックス270の行として示されている。力
センサの上の種々のひずみゲージの出力はひずみゲージ
出力マトリックス280の当該行に示されている。これ
らのマトリックスは、較正マトリックスを求めるために
使用される。前記較正マトリックスとは、未知の力に対
するひずみゲージ出力マトリックスと前記較正マトリッ
クスを乗算すると、実際に加えられた力が求められるよ
うなマトリックスのことである。
第一の列はX方向の力の大きさに対応している。力マト
リックスの第二および第三番目の列はそれぞれY方向お
よびZ方向の力に対応している。力マトリックス270
の第四番目、第五番目、および第六番目の列はX、Y、
およびZ方向のモーメントにそれぞれ対応している。
一および第二の列は較正クロスの腕251に向きを合わ
せて配置された力センサの脚に取付けられた(それぞ
れ)垂直および水平方向のひずみゲージの出力電圧に対
応している。同様にマトリックス280の第三番目およ
び第四番目の列は腕252に向きを合わせて取付けられ
た垂直および水平方向のひずみゲージに対応している。
同様にマトリックス280の第五、第六、第七および第
八番目の列は試験装置250の腕253および254に
隣接したセンサの脚のひずみゲージ出力に対応してい
る。
の行はZ方向下向きに腕253に加えられた20,00
0グラムの質量に対応している。これにより(力マトリ
ックス270の第五番目の列に示すように)200,0
00グラム重cmのY軸に対するモーメントMy を生じ
ている。センサには、このモーメントのみならずZ方向
の負の力Fz も同時に与えられている。Fz は力マトリ
ックス270の第一の行の第三番目の列で20,000
グラム重として示されている。
000グラムの質量が試験装置250の腕251に加わ
った時力センサが受ける力を示している。これも(行2
の第三番目の列に示すように)成分Fz を生ずることが
判る。更に、これは前の実験の場合と同じ大きさのモー
メントMy を生じている。しかし、下向きの力が腕25
3から腕251に動く時(右手の法則に従い)モーメン
トの方向が逆であるのでMy の符号は変わっている。
0,000グラム重が試験装置250のボディ260の
中央に加えられた時Zの負の方向に結合のない20,0
00グラム重の力Fz が加えられたことを示している。
前述のように、Z方向の力は力センサの水平せん断ひず
みゲージに比較的大きな出力を発生し、垂直せん断ひず
みゲージに比較的小さな出力を発生する。出力マトリッ
クス280の第三番目の行で判るように、水平方向のせ
ん断ひずみゲージは垂直方向のひずみゲージに比較して
比較的大きな出力を与えている。言い換えれば、第二、
第四、第六および第八番目の列に示す出力はマトリック
ス280の第一、第三、第五および第七番目の列に示す
出力より大きい。
目の行に示す実験値は加えられた力が結合していないの
で特に容易に判断される。マトリックスの他の行は結合
された力が二つある実験値を示している。このように結
合された力は他の結合された力に部分的にオフセットを
生じ、ひずみゲージ出力マトリックスの結合を判断する
ことがより複雑になる。しかし、(較正マトリックスに
関連し)本発明に必要な8個のひずみゲージを採用する
ことにより、出力は十分な情報を与え、加えられた力を
識別出来る。当業者は力マトリックス270の他の行が
どのように発生し出力マトリックス280に示す結果を
生ずるか理解出来るであろう。
の力とモーメントを加えることにより、更にゲージの応
答を記録することにより、センサに対する較正マトリッ
クスが決定される。実際には、較正マトリックスとひず
みゲージ出力を力に変換するために必要とされる処理は
デジタルプロセッサにより提供される。力とモーメント
はあらゆる目的の為参照として採用した米国特許第40
94192号に記載されているものと同じ方法でセンサ
に加えられる。
サを較正するのに使用されている。この方法は較正中の
変動による較正エラーを最小にするという意味で最良の
結果を与えてくれる。この方法は四分の一、二分の一ま
たは全ブリッジの形態をとりうる八つのブリッジ出力を
有するセンサに対する以下の記載により理解出来る。較
正クロスは前述のようにセンサに取付けられている。
・・v8で表せば、較正マトリックスCはCv=Fで与
えられ、C,v,Fは次式の様になる
のの次のような表現が可能であると言うことは出来る。
らの測定を次の形のマトリックスで整理することが可能
である。
(即ち、VT Vは逆行列を持つ)。
トリックスCの第一の行のみが見つかる。しかし、同時
に全てのCマトリックスに対する最小二乗法の解を得る
ことは容易である。特に複数の力とモーメントをセンサ
に加え、電圧出力を記録することにより次式が得られ
る。
ついて説明する図である。特に、力センサ284は力セ
ンサの感応端(上面)とロボット280の残りの部分を
結合するアダプタ282を含むロボットの腕292に組
み込まれている。ロボットの腕292は、物品をある位
置から他の位置へ運搬する為のハンドリングや把持、組
み立てラインでの物品の機械加工、有毒または放射性の
環境内での洗浄などの多様な機能を有し得る。ロボット
280が、最終的な応用の姿に左右される種々の形態を
取り種々のエレメントを有することは勿論である。力セ
ンサの底はロボットの腕をマウントから離す為リリース
ユニット286に堅く接続されている。ロボット280
が受ける力センサ284により決定される力およびモー
メントの情報はロボット280の位置を前記力およびモ
ーメントに応じて調整出来る(図示していない)制御器
により使用される。
為に詳細に行なったものであり、各請求項に記載された
範囲で、変更および修正を加え得ることは明らかであ
る。例えば、本明細書ではほぼ円筒形のセンサボディに
ついて説明したが、他の形も同様に採用可能である。例
えば、多角形のセンサボディを使用することが出来る。
更に、ここに記載した力センサはロボット以外の他の分
野にも応用可能であることも理解されるであろう。例え
ば、ここで取り扱った力センサは、他の種々の応用と同
じく、航空または他の輸送の分野にも使用可能である。
曲げひずみに頼るのではなく、また、直角方向の力につ
いての感度のカップリングを生じない、改良された力セ
ンサが提供される。
ずみゲージを表わした図である。
せん断ひずみゲージを含むL型の脚の側面図であり、
(b)は本発明により二つの水平に向けられたひずみゲ
ージと一つの垂直に向けられたひずみゲージを有するT
型の脚の側面図である。
脚を有するほぼ円筒形の力センサの斜視図である。
る為のポケットの断面図で、図3中A−A’に沿った断
面が描かれている。
力センサの斜視図である。
およびモーメントに対応するかを説明するために、図3
と図4の力センサを切断して示した上面図である。
およびモーメントに対応するかを説明する立面図であ
る。
用されている成分の分解図である。
よる力センサの電子回路の概要を説明する図である。ま
た、(c)は、本発明の他の実施形態によるブリッジ平
衡電子回路の概要を説明する図である。
験装置の平面図である。
った較正の実験値の力マトリックスおよびそれに関連す
るせん断ひずみゲージの出力マトリックスを説明する図
である。
み込むケースについて説明する図である。
ひずみゲージ 4,6 ひずみゲージエレメント 8,10 せん断力の方向 14 L型の脚 16,18,52,54,56 取付領域 20,50 水平の腕 22,70 垂直の腕 26,28,47 支持領域 32 せん断ひずみゲージ 46 ブリッジ 48 T型の脚 72,74,76 支持体 78 力センサ 80,82 フランジ 94,100 L型の脚 103,142,152,158,160,164 ポ
ケット 120 床 140 力センサ 146,156,162 脚 168 中央の支持部材 144 円筒形のボディ 171,173 ポケット 285,289 ひずみゲージ 281,287 ポケット 200 上面のカバー 202 プリント回路基板 204,206 側面のカバー 208,210 張出部 212 ケーブルアンカー 214 電気ケーブル 220 固定抵抗 222 ポテンションメータ 226 計装アンプ 228 マルチプレクサ 230 A/D変換器 236 温度センサ 250 試験装置(較正機械) 251,252,253,254 腕 270 力マトリックス 280 ひずみゲージ出力マトリックス、ロボット 282 アダプタ 284 カセンサ 286 リリースユニット
Claims (22)
- 【請求項1】 力センサを挟んで向かい合って接続され
たボディ間に作用する力を、センサボディ構造上におい
て少なくとも2次元で測定する力センサであって、 そ
れぞれほぼ平らな面を有し、互いに実質的に垂直な方向
に配設された第一及び第二の腕を備えるとともに、前記
センサボディに組み込まれたL型の脚と、 第一の腕の平面に平行で該第一の腕の方向に直角である
せん断力を主に測定するように、L型の脚の第一の腕に
取付けられた第一のせん断ひずみゲージと、 第二の腕の平面に平行で該第二の腕の方向に直角である
せん断力を主に測定するように、L型の脚の第二の腕に
取付けられた第二のせん断ひずみゲージとを備えた前記
力センサ。 - 【請求項2】 L型の脚の第一の腕の中に第一の開口部
を更に備え、第一のせん断ひずみゲージが取付けられて
いる床を含むほぼU型の断面を該第一の開口部が有して
いる請求項1に記載された力センサ。 - 【請求項3】 L型の脚の第二の腕の中に第二の開口部
を更に備え、第二のせん断ひずみゲージが取付けられて
いる床を含むほぼU型の断面を該第二の開口部が有して
いる請求項2に記載された力センサ。 - 【請求項4】 少なくとも三つのL型の脚を含み、それ
ぞれの脚が第一と第二のせん断ひずみゲージを有してお
り、せん断ひずみゲージが三つの相互に直交した軸に沿
って構造体の上で作用する力と三つの軸についてのモー
メントを示す情報をせん断ひずみゲージがまとめて与え
るように少なくとも三つのL型の脚が配置されている請
求項1に記載された力センサ。 - 【請求項5】 前記構造体が三つのL型の脚を含み、各
L型の脚の第一と第二の腕が同一平面上にない請求項4
に記載された力センサ。 - 【請求項6】 前記構造体が四つのL型の脚を含み、各
L型の脚の第一と第二の腕が同一平面上にある請求項4
に記載された力センサ。 - 【請求項7】 センサボディがほぼ中空かつ円筒形であ
り、ほぼ円筒形の表面に平行な軸を有しており、四つの
L型の脚が互いに90°離れた位置でセンサボディの円
筒形の表面に組み込まれている請求項6に記載された力
センサ。 - 【請求項8】 四つのL型の脚のそれぞれに対し、第一
のせん断ひずみゲージが円筒形の表面上で横方向に作用
する力に主に対応し、第二のせん断ひずみゲージが構造
体の軸に平行な方向に作用する力に主に対応するよう
に、該四つのL型の脚が円筒形のセンサボディの上に位
置決めされている請求項7に記載された力センサ。 - 【請求項9】 L型の脚がセンサボディ内に組み込まれ
たT型の脚の一部を形成している請求項1に記載された
力センサ。 - 【請求項10】 T型の脚が三つのせん断ひずみゲージ
を含んでいる請求項9に記載された力センサ。 - 【請求項11】 主軸と横軸、並びに少なくとも3本の
脚を有するとともに、それら脚のそれぞれが主として主
軸方向に力成分を検知するため方向が定められた少なく
とも第一のせん断ひずみゲージと主として横軸の一つに
沿って力成分を検知するため方向が定められた第二のせ
ん断ひずみゲージを備えている、ほぼ中空であり円筒形
の力センサに加えられた力の大きさと方向を決定する方
法であって、 第一のひずみゲージにより検知され、軸方向で作用する
力および/または横軸の一つのモーメントにより主に生
ずるせん断ひずみをモニタするステップと、 第二のひずみゲージにより検出され、一つ以上の横軸方
向に作用する力および/または軸の回りのモーメントに
より主に生ずるせん断ひずみをモニタするステップと、 力センサに加えられたあらゆる力および/またはモーメ
ントの大きさおよび方向を決定するため第一と第二のひ
ずみゲージにより検知されるせん断ひずみを処理するス
テップとを備えた前記方法。 - 【請求項12】 せん断ひずみをモニタする諸ステップ
が、ひずみゲージが取り付けられたポケット内で発生す
るせん断ひずみをモニタする請求項11に記載された方
法。 - 【請求項13】 力センサに接続された工具の位置を処
理のステップで決定される力に対応し調整するステップ
を更に備えている請求項11に記載された方法。 - 【請求項14】 処理のステップが、円筒形の力センサ
内にあるデジタルプロセッサにより少なくとも部分的に
実行される請求項11に記載された方法。 - 【請求項15】 デジタルプロセッサが、力センサに加
えられるあらゆる力および/またはモーメントの全てに
大きさと方向を決定する請求項14に記載された方法。 - 【請求項16】 六つの自由度で力及びモーメントを測
定する力センサであって、 一つの主軸を有する中空でほぼ円筒形の力センサボディ
と、 力センサボディの上に配置された三つ以上のL型の脚
と、 L型の脚のそれぞれに与えられた少なくとも二つのポケ
ットと、 L型の脚のポケット内に取り付けられた複数のせん断ひ
ずみゲージとを備え、 各脚内で少なくとも第一のせん断ひずみゲージがセンサ
ボディの軸に平行な力に主に応ずるように向けられてお
り、更に少なくとも第二のせん断ひずみゲージがセンサ
ボディの軸に平行でない横方向の力に主に応ずるように
向けられている前記力センサ。 - 【請求項17】 力センサボディがモノリシック構造を
有する請求項16に記載された力センサ。 - 【請求項18】 せん断ひずみゲージに接続されたデジ
タルプロセッサを更に備え、 該デジタルプロセッサが、力センサボディに加えられる
力および/またはモーメントの大きさと方向を複数のせ
ん断ひずみゲージの出力信号から決定するようにプログ
ラムされている請求項16に記載された力センサ。 - 【請求項19】 力センサボディの上に四つのL型の脚
を備え、 各L型の脚が他の二つの隣接したL型の脚と約90°の
角度を有している請求項16に記載された力センサ。 - 【請求項20】 L型の脚がセンサボディの窓により互
いに離れている請求項16に記載された力センサ。 - 【請求項21】 L型の脚が三つの端で力センサボディ
に接続されているT型の脚の一部である請求項16に記
載された力センサ。 - 【請求項22】 前記力センサボディに接続されたロボ
ットアームを更に備えている請求項16に記載されたセ
ンサ。
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|---|---|---|---|
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