JPH08122329A - 尿中白血球を検出するための試験紙の品質管理および/また は精度管理用組成物、並びに品質管理方法および/または精 度管理方法 - Google Patents

尿中白血球を検出するための試験紙の品質管理および/また は精度管理用組成物、並びに品質管理方法および/または精 度管理方法

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JPH08122329A
JPH08122329A JP29777594A JP29777594A JPH08122329A JP H08122329 A JPH08122329 A JP H08122329A JP 29777594 A JP29777594 A JP 29777594A JP 29777594 A JP29777594 A JP 29777594A JP H08122329 A JPH08122329 A JP H08122329A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 尿中白血球を検出するための試験紙に対する
品質管理および/または精度管理時に用いられる、取扱
いが容易で、迅速に行え、そして正確に実施できるコン
トロール用組成物と、それを用いる精度管理方法を提供
する。 【構成】 実際の患者から得られる白血球を含んだ尿・
全血より分離精製した白血球を含ませた尿・市販のコン
トロール尿等をコントロール用組成物とせずに、エステ
ラーゼやプロテアーゼ等の加水分解酵素溶液をコントロ
ール用組成物とし、該酵素溶液を用いて試験紙の管理を
行う。これら酵素溶液は真空凍結乾燥品へ加工して保存
することもでき、糖類の様な安定化剤を加えることでさ
らに安定に保存できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、尿中の白血球を検出す
るための試験紙において品質管理および/または精度管
理時に用いられるコントロール用組成物と、該組成物を
用いる品質管理および/または精度管理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在、尿中の白血球を検出するための試
験紙としては、京都第一科学社のユリフレットII−9
C、ベーリンガー・マンハイム社のBMテスト10、マ
イルス・三共社のN−マルティスティックスSG−L、
ベーリングベルケ社のラピグノストトータルスクリーン
Lが市販されているが(以上いずれも登録商標)、これ
らのいずれの試験紙も、白血球のエステラーゼ活性を測
定することによって尿中の白血球を検出している。メー
カーによって種類は多少異なるが、試験紙に含まれる基
本成分は、エステラーゼ活性測定用の基質と、その基質
の加水分解物を検出するための発色剤としてのジアゾニ
ウム塩である。その基質の加水分解物と発色剤とのカッ
プリングによって生じた発色の程度を測定することによ
って、白血球量が判明する。
【0003】これらの試験紙の製造時においては、中間
製品や最終製品の品質管理が必要である。また、正確性
や再現性などの性能評価、ロット管理、感度の劣化の程
度、検査手技上に関る変動などの精度管理も必要とされ
る。
【0004】そして、現在これらの管理のために、コン
トロール用組成物として、実際の患者から得られる白血
球を含んだ尿(以下、白血球含有尿と表現することもあ
る)を用いる方法、全血より分離精製した白血球を含有
させた尿を用いる方法、および市販のコントロール尿を
用いる方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在行われている前記
の様な管理方法はいずれも以下のような欠点を有してい
る。
【0006】実際の患者から得られる白血球を含んだ尿
をコントロール用組成物として用いる方法では、尿自身
の成分(つまり白血球を除いた部分)による妨害のた
め、白血球のエステラーゼ活性を正確に測定する方法が
確立されておらず、常に一定のエステラーゼ活性値を示
す溶液を調製することは困難である。また、白血球の劣
化のために、一定値のエステラーゼ活性を長期間保持す
ることも困難である。
【0007】全血より分離精製した白血球を用いる方法
では、前記白血球含有尿と同様の活性保持の問題に加
え、全血の入手や全血からの分離精製に大変な労力と時
間が必要という問題がある。また、全血を用いるため
に、感染症の危険性もある。
【0008】市販のコントロール尿を用いる方法では、
発色の過程は試験紙の検出原理と同一ではない。つま
り、コントロール尿中のエステラーゼ活性様物質が基質
を加水分解し、その加水分解物とジアゾニウム塩とがカ
ップリング反応して発色する訳ではない。実は擬似物質
と発色剤であるジアゾニウム塩とを反応・発色させてい
るだけであり、真に品質管理または/および精度管理し
ているとは言い難い。
【0009】本発明は、これら従来技術の課題を解決
し、尿中の白血球を検出するための試験紙に対しての品
質管理または/および精度管理を容易に、迅速に、そし
て正確に実施するためのコントロール用組成物と、その
コントロール用組成物を使用した品質管理または/およ
び精度管理方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段のた
めの第1の発明は、尿中の白血球を検出するための試験
紙の品質管理または/および精度管理用試料組成物とし
て、前述したとおりの問題を抱えた白血球あるいは市販
のコントロール尿を使用するのではなく、白血球を用い
た場合と同様の測定原理を用いて活性の値付けが容易に
できるコントロール物質として有用で、入手も容易であ
り、安全な、加水分解酵素から成るコントロール用組成
物である。
【0011】第2の発明は、第1の発明のコントロール
用組成物を使用する、品質管理または/および精度管理
方法である。
【0012】本発明の加水分解酵素としては、エステラ
ーゼとプロテアーゼが使用できる。エステラーゼとして
は、コリンエステラーゼなどが好ましく、プロテアーゼ
としては、キモトリプシン、トリプシン、エラスター
ゼ、ズブチリシン、トロンビン、プラスミン、カテプシ
ン、パパイン、およびカリクレインなどが好ましいが、
これらの加水分解酵素に限定されるものではない。これ
らの加水分解酵素は、単独で用いても2種以上を混合し
て用いてもよい。これらの加水分解酵素は一般に試薬と
して容易に入手できる。
【0013】これら加水分解酵素を精製水または適当な
緩衝液に溶解し、一般に既知の酵素活性値の測定法に
て、その酵素溶液の活性値を決定する。例えば、ブチル
コリンエステラーゼ(シグマ社製・製番C−5386、
ヒト血清由来、EC3.1.1.8)の場合、ブチリル
コリンを基質とし、0.2Mリン酸緩衝液(pH8.
0)中、37℃で1分間に1μモルのブチリルコリンを
加水分解する酵素量を1ユニット(以下unitと表
記)とする。エラスターゼ(シグマ社製・製番E012
7、ブタ膵臓由来、EC3.4.21.36)の場合、
エラスチンを基質とし、0.1Mトリス塩酸緩衝液(p
H8.8)中、37℃で20分間に1mgの基質を可溶
化する酵素量を1unitとする。ズブチリシン(ベー
リンガー・マンハイム社製、EC3.4.21.14)
の場合、N−スクシニル−アラニン−アラニン−プロリ
ン−フェニルアラニン−p−ニトロアニリド(N−su
ccinyl−Ala−Ala−Pro−Phe−p−
nitroanilide)を基質とし、0.1Mトリ
ス塩酸緩衝液(pH7.8)中で1分間に1μモルのp
−ニトロアニリン(p−nitroaniline)を
遊離する酵素量を1unitとする。
【0014】尿中の白血球を検出するための試験紙では
通常、尿中に数個〜数百個/μlの白血球を検出する必
要がある。もちろんそれ以上の高濃度の検体も存在する
ので、試験紙はその場合にプロゾーン現象を起こさない
ことを確認するために検査する必要がある。したがっ
て、コントロール用組成物の溶液としては、白血球濃度
が数個から数百個/μl、そしてそれ以上の高濃度に相
当する非常に広いレンジをも満たすことが要求される。
【0015】したがって、一概にコントロール用組成物
の活性値を限定できないが、例えば、白血球濃度が数個
〜数百個/μl相当を示すものとしては、コリンエステ
ラーゼの場合は500units/ml以下、キモトリ
プシンの場合は(シグマ社製・製番C7762、メーカ
ー指定の活性表記から算出)200units/ml以
下、トリプシンの場合は(シグマ社製、製番T864
2,メーカー指定の活性表記から算出)50000un
its/ml以下、エラスターゼの場合は60unit
s/ml以下、ズブチリシンの場合は150units
/ml以下、カテプシンBは(シグマ社製、製番C62
86、メーカー指定の活性表記から算出)3500un
its/ml以下などが好ましい。白血球濃度が数百個
/μl以上の高濃度に相当する活性値を必要とする場合
は、前記の活性値域またはそれ以上の活性値域を示す酵
素溶液を調製すればよい。もちろん、unit数は0よ
り上であることは言うまでもない。
【0016】また、酵素溶液の安定化のため、安定化剤
を添加してもよい。安定化剤としては、一般によく使用
される物質として、緩衝剤・糖類・カチオン類化合物・
蛋白質・界面活性剤・活性化物質・可逆的阻害剤などが
ある。
【0017】安定化剤の緩衝剤の例としては、クエン酸
−水酸化ナトリウム、フタル酸水素カリウム−塩酸、グ
リシン−塩酸、酢酸−酢酸ナトリウム、コハク酸−水酸
化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム−リン酸二水素
ナトリウム、リン酸水素二カリウム−水酸化ナトリウ
ム、トリス−塩酸、ビシン(Bicine)−水酸化ナ
トリウム、ホウ酸−水酸化ナトリウム、ホウ酸ナトリウ
ム−水酸化ナトリウム、炭酸二ナトリウム−炭酸水素ナ
トリウム、5,5−ジエチルバルビツール酸ナトリウム
−塩酸、2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジ
オール−塩酸などが挙げられる。糖類の例としては、ト
レハロース、ショ糖、マルトース、ラクトース、イノシ
トールなどが挙げられる。カチオン類化合物は、カルシ
ウムイオン、マグネシウムイオンなどが挙げられ、蛋白
質類はアルブミンなどが挙げられ、界面活性剤の例とし
ては非イオン界面活性剤であるオクチル−D−グルコシ
ド、ポリエチレングリコールラウリルエーテル、サッカ
ロースモノデカノエートなどが挙げられる。活性化物質
は、例えばグルタチオン、システイン、2−メルカプト
エタノール、ジチオスレイトールなどが挙げられ、可逆
的阻害剤は、例えばフェノール、インドール、ヒドロケ
イ皮酸なども使用できる。安定化剤はこれらの化合物に
限定されるものではなく、安定化剤はこれらの化合物を
単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。
【0018】安定化剤を添加する場合、酵素溶液に対す
る濃度としては、例えば緩衝剤の場合は0.01〜1モ
ル/lが望ましく、糖類の場合は0.1〜50%で、好
ましくは1〜20%、カチオン類化合物の場合は0.0
1〜1モル/l、蛋白質の場合は0.1〜5%、界面活
性剤の場合は0.01〜1%、活性化物質の場合は0.
001〜1モル/l、可逆的阻害剤の場合は0.001
〜1モル/l添加するのが好ましい。
【0019】低温に弱い物質を除いて、一般的には溶液
を冷蔵または凍結保存すれば長期間使用可能である。し
かし、さらに長期保存する場合や至便さを考えた場合、
真空凍結乾燥品とするのが有効である。本発明に係わる
これら酵素溶液試料も、保存安定性を上げるべく、真空
凍結乾燥品へ加工することもできる。真空凍結乾燥は一
般に実施される条件でよい。
【0020】例えば、真空凍結乾燥機(日本真空技術社
製、DR−03H型)を用いる。5mlのバイアルビン
中に前記のとおり値付けされた酵素溶液3mlを添加
し、マイナス20℃で完全に凍結させる。真空ポンプに
て1mmHg以下に減圧し、減圧度が一定となった時点
で冷却を停止する。減圧を継続し、試料の温度が室温ま
で上昇した後さらに半日減圧し、乾燥を終了する。窒素
または乾燥空気などでリークし、ゴム栓で密封して真空
凍結乾燥品ができあがる。この場合、冷凍される酵素溶
液には前述の安定化剤が含まれるのが望ましい。濃度も
前述の通りである。
【0021】これらの凍結乾燥品は、使用時に3mlの
精製水または緩衝剤を加えて転倒混和することでコント
ロール用組成物の溶液として使用する。乾燥品の溶解用
の溶液として、場合によっては溶解液側に必要な添加剤
(例えば、前記酵素溶液の安定化剤、他項目の呈色用物
質など)を加えて指定の溶解液としてもよい。これに関
しては後述する。
【0022】溶液状態での保存時の安定性を考えると、
酵素の至適pHを考慮すべきである。プロテアーゼの場
合、プロテアーゼを溶解するための緩衝液のpHは、自
己消化を避けるためそのプロテアーゼの活性至適pHよ
りもpH0.5〜3.0程度の範囲内で酸性またはアル
カリ性側にずらした方が、溶液状態に戻した後でも長期
保存が可能となる。
【0023】ところで、尿中の白血球を検出するための
試験紙は通常、尿中の他の成分と同時に測定できる多項
目試験紙として市販されている。例えば、ユリフレット
II−9Cの場合は、白血球を含め潜血・ウロビリノー
ゲン・ビリルビン・蛋白・ブドウ糖・ケトン・亜硝酸・
pHの9項目が同時測定できるように、ベースのプラス
チックシート上にそれぞれの測定試薬を含浸させた試験
紙部分を分離、添付した1枚のスティック状片としてで
きあがっている。したがって、これらの測定項目すべて
が同時に品質管理または/および精度管理できることが
望ましい。
【0024】つまり、尿中の白血球を検出するための試
験紙の品質管理または/および精度管理用のコントロー
ル用試料中へ、これらの項目をも同時に測定できる物質
を添加してもよい。例えば、潜血用に牛血へモグロビ
ン、蛋白用に牛血清アルブミン、ブドウ糖用にグルコー
ス、ケトン用にアセトン、ウロビリノーゲン用にウロビ
リノーゲンやその疑似物質であるナフトレゾルシン、ビ
リルビン用にフリービリルビンやジタウロビリルビン、
および亜硝酸用に亜硝酸ナトリウム、比重用に尿酸や塩
化ナトリウムなどである。これらの濃度は予め定めてお
くことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明における試料用組成物は常に一定
の活性値を示すので、尿中の白血球を検出するための試
験紙の品質管理または/および精度管理の際のコントロ
ール用組成物として非常に有用なものとなった。本物の
白血球あるいは市販のコントロール尿を使用するのでは
なくて酵素を用いるので、血液感染もなく安全で、材料
の入手も容易であり、しかも白血球を用いた場合と同様
の測定原理なので、得られた値もより信用されるものと
なった。また、凍結品又は真空凍結乾燥品へ加工して
も、コントロール物質としての活性は落ちないで、保存
性と至便さも向上した。
【0026】実施例1 ●本発明に係わるコントロール溶液の調製 ブタ膵臓エラスターゼ(シグマ社製・製番E0127、
ロット121H8090)をトリス緩衝液(0.1Mト
リス塩酸緩衝液、pH8.8、0.01M塩化カルシウ
ム含有)に溶解し,50mg/lとした。メーカー指定
の活性測定法(基質エラスチンを用い、pH8.8、3
7℃以下、20分間に1mgのエラスチンを可溶化する
酵素量を1unitとする)により活性測定したところ
3.5units/mlであった。本溶液をマイナス3
0℃で凍結保存した。
【0027】●試験紙(白血球)の用意 京都第一科学のユリフレットII−9C(専用機SA−
4230にて測定)、ベーリンガー・マンハイムのBM
テスト10(目視,室温,1分間)、マイルス・三共の
N−マルティスティックスSG−L(目視,室温,1分
間)、ベーリングベルケのラピグノストトータルスクリ
ーンL(目視,室温,1分間)を用いた。
【0028】●白血球を含む尿検体の調製 尿沈査において、強視野あたり10〜100個の白血球
を検出した5検体をプールし、白血球含有尿とした。
【0029】●発色試験 試料として上記コントロール溶液の融解溶液と白血球を
含む尿検体を用い、上記試験紙の呈色性を比較した。た
だし、ユリフレットII−9Cの場合も、目視1分間
(37℃)で判定した。表1に結果を示した。白血球溶
液とコントロール溶液とは同一の呈色を示し、コントロ
ール溶液が試験紙上で白血球と同様の反応性を示すこと
がわかる。
【0030】●同時再現性試験 上記コントロール溶液を融解し、上記試験紙にて10回
くり返し測定した。表2に結果を示した。良好な同時再
現性が得られた。本溶液が良好なコントロール溶液であ
ることがわかる。
【0031】●日差再現性 用時上記コントロール溶液を融解し,ユリフレットII
−9C(専用測定機SA−4230)にて5日間にわた
り、ほぼ同時刻に3回くり返して反射率を測定した。
【0032】表3に結果を示した。良好な日差再現性が
得られ,本溶液が白血球を検出するための試験紙の品質
管理および/または精度管理用コントロール溶液として
良好な性能を有することがわかる。
【0033】実施例2 ●本発明に係わるコントロール溶液(試料組成物)の調
製 ズブチリシン(ベーリンガー・マンハイム社製、ロット
番号13399123−32、13541220−3
3)を、トリス緩衝液(0.1Mトリス塩酸緩衝液、p
H7.8、0.01M塩化カルシウム含有)に溶解し、
20mg/lとした。基質としてN−スクシニル−アラ
ニン−アラニン−プロリン−フェニルアラニン−p−ニ
トロアニリド(N−succinyl−Ala−Ala
−Pro−Phe−p−nitroanilide)を
用いpH7.8、30℃にて反応させ、遊離するp−ニ
トロアニリン(p−nitroaniline)を41
0nmの吸光度として測定した。1分間あたり1μmo
leのp−ニトロアニリン(p−nitroanili
ne)を遊離する酵素量を1unitとした。
【0034】結果、ロット13399123−32の酵
素は1.14unit/ml、ロット13729720
−34の酵素は0.94unit/mlとなった。そし
てこれらロットのスブチリシンを1.5unit/ml
となるように調製した。
【0035】●試験紙(白血球)の用意 京都第一科学のユリフレットII−9C(専用機SA−
4230にて測定)を用いた。
【0036】●試験紙感度に及ぼすズブチリシンのロッ
ト間差の影響試験 ズブチリシンを2ロット用い、それぞれ1.5unit
/mlのコントロール溶液を調製し、上記試験紙にて1
0回くり返し測定した。表4に結果をまとめた。ズブチ
リシンの単位重量あたりの活性値が異なる2ロットを用
いてコントロール溶液を調製したが、活性値を一致させ
ることによって、試験紙で常に同一感度を示すコントロ
ール溶液を調製することができ、白血球を検出するため
の試験紙の品質管理および/または精度管理用試料とし
て良好な性能を有することがわかる。
【0037】実施例3 ●本発明に係わる真空凍結乾燥品の調製 ズブチリシン(ベーリンガー・マンハイム社製、ロット
番号13729722−34)を、実施例2に基づき
1.5unit/mlとなるようトリス緩衝液に溶解し
た(溶液A)。このズブチリシン溶液中へ体積比2%と
なるようにトレハロースを添加、溶解した(溶液B)。
10mlのバイアルビンに溶液Aあるいは溶液B7ml
を加え、マイナス20℃に冷却した試料棚に並べて凍結
させた。
【0038】試料がマイナス20℃になったのを確認
し、真空凍結乾燥機(日本真空技術社製DR−03H
型)の真空ポンプを作動させた。1mmg以下に減圧
し、減圧度が一定となった時点で冷却を停止し、一昼夜
減圧を継続した。試料の温度が室温まで上昇した後、さ
らに半日減圧し、乾燥を終了した。窒素でリークし、ゴ
ム栓で密封して25℃と40℃の保存温度に放置した。
溶液Aから得られた真空凍結乾燥品を凍乾A、溶液Bか
らを凍乾Bとする。参照として、溶液Aのマイナス30
℃保存品を用いた。
【0039】●活性測定法 使用時、凍乾AおよびBに7ml精製水を加えて転倒混
和し、実施例2と同様にして活性測定した。参照の溶液
Aの−30℃保存品も使用時に融解し、同様にして活性
測定した。
【0040】●試験紙(白血球)の用意 京都第一科学のユリフレットII−9C(専用機SA−
4230にて測定)を用いた。
【0041】●凍結品と凍乾品の安定性試験結果 表5.に試験結果をまとめた。マイナス30℃保存の凍
結品は2箇月間安定に活性を保持し、白血球を検出する
ための試験紙品質管理および/または精度管理用試料と
して充分に有効なことがわかる。さらに、真空凍結乾燥
品へ加工したものも安定で、さらに安定化剤としてトレ
ハロースを添加した凍乾Bは、40℃という過酷な条件
下においても、2ケ月間安定という良好な性能を示し
た。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表5】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿中の白血球を検出するための試験紙に
    対して品質管理および/または精度管理を行う際のコン
    トロール用組成物であり、該組成物が加水分解酵素から
    成ることを特徴とする、品質管理および/または精度管
    理用コントロール用組成物。
  2. 【請求項2】 加水分解酵素としてエステラーゼを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】 加水分解酵素としてプロテアーゼを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 プロテアーゼとしてエラスターゼを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の請求
    項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 プロテアーゼとしてズブチリシンを用い
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 プロテアーゼとしてキモトリプシンを用
    いることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の組
    成物。
  7. 【請求項7】 尿中の白血球を検出するための試験紙に
    対する品質管理および/または精度管理時に用いるコン
    トロール用組成物として、加水分解酵素から成るコント
    ロール組成物を用いることを特徴とする品質管理方法お
    よび/または精度管理方法。
  8. 【請求項8】 加水分解酵素がエステラーゼよりなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 加水分解酵素がプロテアーゼよりなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 プロテアーゼがエラスターゼよりなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 プロテアーゼがズブチリシンよりなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 プロテアーゼがキモトリプシンよりな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 組成物が真空凍結乾燥品よりなること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1から6項のいずれか
    に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 真空凍結乾燥品に安定化剤が含まれる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第13項に記載の組成
    物。
JP29777594A 1994-10-24 1994-10-24 尿中白血球を検出するための試験紙の品質管理および/または精度管理用組成物、並びに品質管理方法および/または精度管理方法 Expired - Lifetime JP3554750B2 (ja)

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JPH11139987A (ja) * 1997-09-04 1999-05-25 Becton Dickinson & Co 添加剤製剤およびその使用方法
CN113030072A (zh) * 2021-02-24 2021-06-25 桂林优利特医疗电子有限公司 一种白细胞酯酶检测试纸、制备方法及检测方法
CN116643044A (zh) * 2023-06-15 2023-08-25 广州贝思奇诊断试剂有限公司 一种基于胶体金法检测尿液中hiv-1和hiv-2抗体的试剂盒及其制备方法、应用

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