JPH08122500A - X線像観察装置 - Google Patents
X線像観察装置Info
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- JPH08122500A JPH08122500A JP26218194A JP26218194A JPH08122500A JP H08122500 A JPH08122500 A JP H08122500A JP 26218194 A JP26218194 A JP 26218194A JP 26218194 A JP26218194 A JP 26218194A JP H08122500 A JPH08122500 A JP H08122500A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】試料表面に形成された微細孔の残膜の有無を迅
速、容易に判定できるX線像観測装置を得る。 【構成】試料1にX線21を照射し発生した蛍光X線5
0を、光学素子2とピンホール板3で分光し光学素子4
で検出器5に拡大結像し、試料1の蛍光X線像を得、ま
た接続された表示装置13で観察する。
速、容易に判定できるX線像観測装置を得る。 【構成】試料1にX線21を照射し発生した蛍光X線5
0を、光学素子2とピンホール板3で分光し光学素子4
で検出器5に拡大結像し、試料1の蛍光X線像を得、ま
た接続された表示装置13で観察する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にウエハ表面の微細
孔の観察に適した表面分析技術によるX線像観察装置に
関するものである。
孔の観察に適した表面分析技術によるX線像観察装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の高集積化を推進するために
は、ディープサブμm以下のレベルにおける微細加工技
術を確立しなければならない。例えば、1チップの25
6MbDRAMには、直径0.2μmのコンタクトホール
(微細孔)が数千万個以上形成されている。これら微細
孔のうち1ヶ所でも導通不良があればデバイスの不良に
つながるため、プロセスの途中で多数の微細孔の中から
非開口の微細孔を見付けだす計測技術、すなわち多数の
微細孔に対し、底面の残留物(残膜)の有無を短時間で
判定する計測技術が必須技術であるとされている。
は、ディープサブμm以下のレベルにおける微細加工技
術を確立しなければならない。例えば、1チップの25
6MbDRAMには、直径0.2μmのコンタクトホール
(微細孔)が数千万個以上形成されている。これら微細
孔のうち1ヶ所でも導通不良があればデバイスの不良に
つながるため、プロセスの途中で多数の微細孔の中から
非開口の微細孔を見付けだす計測技術、すなわち多数の
微細孔に対し、底面の残留物(残膜)の有無を短時間で
判定する計測技術が必須技術であるとされている。
【0003】このような問題を解決すべく、我々はX線
または電子線を微細孔に入射させ、これにより微細孔底
面の残膜から発生した光またはX線のエネルギー分析を
行う装置を開発してきた(特願平4−190148号お
よび特願平4−257789号公報)。しかしこれらの
装置は、コンタクトホールごとに残膜の分析を行うた
め、1チップあたり数千万個以上の微細孔をもつ256
MbDRAMにおける非開口の微細孔を検出するには、
膨大な時間を要し、制御も煩雑になる。これを解消する
手段として、X線照射により試料から発生する蛍光X線
を像として観測する装置が特開平1−239500号公
報に開示されている。
または電子線を微細孔に入射させ、これにより微細孔底
面の残膜から発生した光またはX線のエネルギー分析を
行う装置を開発してきた(特願平4−190148号お
よび特願平4−257789号公報)。しかしこれらの
装置は、コンタクトホールごとに残膜の分析を行うた
め、1チップあたり数千万個以上の微細孔をもつ256
MbDRAMにおける非開口の微細孔を検出するには、
膨大な時間を要し、制御も煩雑になる。これを解消する
手段として、X線照射により試料から発生する蛍光X線
を像として観測する装置が特開平1−239500号公
報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の特開平
1−239500号公報は、X線顕微鏡の解像度向上の
ため収差や容積の点から高倍率にできないX線対物光学
系の倍率を抑え、検出をxy方向に微動できる多数の蛍
光X線像を処理する構成であるが、蛍光X線を分光して
結像することは考慮されておらず、多数の微細孔中の残
像の元素を蛍光X線としてまとめて観測することはでき
ない。したがって、蛍光X線像を用いても多数の微細孔
の中から非開口の微細孔の像を観察することはできる
が、微細孔中に存在する物質を特定することはできなか
った。
1−239500号公報は、X線顕微鏡の解像度向上の
ため収差や容積の点から高倍率にできないX線対物光学
系の倍率を抑え、検出をxy方向に微動できる多数の蛍
光X線像を処理する構成であるが、蛍光X線を分光して
結像することは考慮されておらず、多数の微細孔中の残
像の元素を蛍光X線としてまとめて観測することはでき
ない。したがって、蛍光X線像を用いても多数の微細孔
の中から非開口の微細孔の像を観察することはできる
が、微細孔中に存在する物質を特定することはできなか
った。
【0005】本発明の目的は、多数の微細孔の中から非
開口の微細孔(内部に特定の物質からなる残膜が存在)
を迅速に見つけだすための、X線観察装置を得ることに
ある。
開口の微細孔(内部に特定の物質からなる残膜が存在)
を迅速に見つけだすための、X線観察装置を得ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、試料へのX
線照射手段を有し、上記試料の観察すべき微細孔の直径
または一辺の長さを2aとし深さをdとしたとき、tan
(a/d)で定まる角度をθとすると、上記X線照射に
より発生する蛍光X線を、上記微細孔の中心軸からθの
範囲内に定義される領域内で観測できる、蛍光X線の分
光手段と、蛍光X線の拡大結像手段と、試料表面の拡大
X線像の2次元検出手段とを備えることにより達成され
る。あるいは、上記蛍光X線を上記微細孔の中心軸から
θの範囲内に定義される領域内で観測できるように、蛍
光X線の拡大結像手段と、蛍光X線の分光手段と、試料
表面の拡大X線像の2次元検出手段を備え、上記2次元
検出手段の前段において、上記拡大結像手段と上記分光
手段との設置位置が前または後であるかによって達成さ
れ、また、微細孔の中心軸からθの範囲内で定義される
領域が、上記中心軸から26度の範囲内で定義される領
域であることにより達成され、または、上記X線の照射
手段が、X線を集光して照射する手段であり、あるいは
上記微細孔の底面を見通す方向から照射する手段である
ことにより達成される。
線照射手段を有し、上記試料の観察すべき微細孔の直径
または一辺の長さを2aとし深さをdとしたとき、tan
(a/d)で定まる角度をθとすると、上記X線照射に
より発生する蛍光X線を、上記微細孔の中心軸からθの
範囲内に定義される領域内で観測できる、蛍光X線の分
光手段と、蛍光X線の拡大結像手段と、試料表面の拡大
X線像の2次元検出手段とを備えることにより達成され
る。あるいは、上記蛍光X線を上記微細孔の中心軸から
θの範囲内に定義される領域内で観測できるように、蛍
光X線の拡大結像手段と、蛍光X線の分光手段と、試料
表面の拡大X線像の2次元検出手段を備え、上記2次元
検出手段の前段において、上記拡大結像手段と上記分光
手段との設置位置が前または後であるかによって達成さ
れ、また、微細孔の中心軸からθの範囲内で定義される
領域が、上記中心軸から26度の範囲内で定義される領
域であることにより達成され、または、上記X線の照射
手段が、X線を集光して照射する手段であり、あるいは
上記微細孔の底面を見通す方向から照射する手段である
ことにより達成される。
【0007】さらにまた、上記拡大結像手段が、反射鏡
またはゾーンプレートを含む光学系で構成され、あるい
は上記分光手段が多層膜反射鏡または回折格子またはゾ
ーンプレートを含むことにより達成される。
またはゾーンプレートを含む光学系で構成され、あるい
は上記分光手段が多層膜反射鏡または回折格子またはゾ
ーンプレートを含むことにより達成される。
【0008】あるいは、上記試料表面の拡大X線が、付
加手段により微細孔の残膜状態を自動判定することによ
り、また、上記付加手段が制御装置に接続された記憶装
置であることにより、それぞれ達成することができる。
加手段により微細孔の残膜状態を自動判定することによ
り、また、上記付加手段が制御装置に接続された記憶装
置であることにより、それぞれ達成することができる。
【0009】
【作用】物質にX線を照射すると蛍光X線が発生する。
蛍光X線のエネルギー(波長)は元素に固有であるた
め、上記蛍光X線のエネルギー分析を行うことにより、
元素の同定、したがって物質の同定を行うことができ、
また、蛍光X線の発生強度から物質の量を把握すること
もできる。
蛍光X線のエネルギー(波長)は元素に固有であるた
め、上記蛍光X線のエネルギー分析を行うことにより、
元素の同定、したがって物質の同定を行うことができ、
また、蛍光X線の発生強度から物質の量を把握すること
もできる。
【0010】微細孔底面の残膜からの蛍光X線を観測す
るためには、蛍光X線の観測方法が重要である。半導体
素子製造プロセスにおける主要残留物は、ホトレジスト
やSi酸化膜である。これらを同定するためには、C,
O,Si等の軽元素を検出しなければならない。X線照
射により発生したCKα線やOKα線はそのエネルギー
が小さいため(<1keV)、蛍光X線の発生位置と分
光手段や拡大結像手段等の観測手段との間に障害物があ
る場合は、障害物内部を透過できず、蛍光X線の観測は
不可能である。
るためには、蛍光X線の観測方法が重要である。半導体
素子製造プロセスにおける主要残留物は、ホトレジスト
やSi酸化膜である。これらを同定するためには、C,
O,Si等の軽元素を検出しなければならない。X線照
射により発生したCKα線やOKα線はそのエネルギー
が小さいため(<1keV)、蛍光X線の発生位置と分
光手段や拡大結像手段等の観測手段との間に障害物があ
る場合は、障害物内部を透過できず、蛍光X線の観測は
不可能である。
【0011】X線照射と蛍光X線の観測方向を説明する
図2において、微細孔22中の残膜23にX線21が照
射され、蛍光X線24,24′が発生する様子を示す。
低エネルギー(<1keV)X線を励起光に用いる場合
は、前記したようにX線が物質を透過しないため、微細
孔22の真上方向から(すなわち微細孔底面を見通せる
方向から)X線を照射しなければならない。しかし、よ
り大きなエネルギーをもつX線を照射する場合は、X線
の透過能力が大きいため、図2に示すように物質内部を
透過して残膜23を照射することができる。残膜23に
照射されるX線21は数100μmφ程度に集光されて
いてもよいし、あるいは図2に示すように集光されてい
なくてもよい。集光X線を用いる場合には、単位面積あ
たりの照射X線強度が増大するため、蛍光X線24や2
4′の観測をS/Nよく行うことができる。照射X線の
集光サイズに関しては、観測視野の大きさと観測のS/
Nを考慮して変更が可能である。
図2において、微細孔22中の残膜23にX線21が照
射され、蛍光X線24,24′が発生する様子を示す。
低エネルギー(<1keV)X線を励起光に用いる場合
は、前記したようにX線が物質を透過しないため、微細
孔22の真上方向から(すなわち微細孔底面を見通せる
方向から)X線を照射しなければならない。しかし、よ
り大きなエネルギーをもつX線を照射する場合は、X線
の透過能力が大きいため、図2に示すように物質内部を
透過して残膜23を照射することができる。残膜23に
照射されるX線21は数100μmφ程度に集光されて
いてもよいし、あるいは図2に示すように集光されてい
なくてもよい。集光X線を用いる場合には、単位面積あ
たりの照射X線強度が増大するため、蛍光X線24や2
4′の観測をS/Nよく行うことができる。照射X線の
集光サイズに関しては、観測視野の大きさと観測のS/
Nを考慮して変更が可能である。
【0012】前記したように、主に軽元素から構成され
る残膜からの蛍光X線24を観測するためには、その発
生位置と観測手段との間に障害物がない方向から観測を
行われなければならない。すなわち、図2においてAで
示した領域から蛍光X線24を観測することが必要であ
る。ここで、角αは観測すべき微細孔の中心軸からの角
度と定義され、微細孔22の直径2aと深さdとを用い
て、tanα=(a/d)により決定される。微細孔の代
表例としてDRAMのコンタクトホールを例にとり、こ
の角αの推移を微細孔のアスペクト比(2a/d)とと
もに図3に示した。今後の半導体素子の主流である1M
b以降のDRAMに関しては、26度以内の領域で蛍光
X線24を観測することが必要である。本発明で採用し
ている蛍光X線の観測手段、すなわち分光手段および拡
大結像手段に関しては、これら手段に含まれるX線分光
素子もしくはX線光学素子の一部または全部が、上記角
αで定義される領域内(すなわち図2の領域A内)に設
置されるように留意している。ここで分光手段として
は、例えば回折格子やX線多層膜またはゾーンプレート
等が考えられる。また、拡大結像手段としては、反射や
回折・干渉を利用したX線光学素子、例えば非球面反射
鏡、ウオルター型反射鏡等に代表される複数の反射鏡を
組み合わせた光学素子、あるいはゾーンプレートやキャ
ピラリーチューブ等が考えられる。
る残膜からの蛍光X線24を観測するためには、その発
生位置と観測手段との間に障害物がない方向から観測を
行われなければならない。すなわち、図2においてAで
示した領域から蛍光X線24を観測することが必要であ
る。ここで、角αは観測すべき微細孔の中心軸からの角
度と定義され、微細孔22の直径2aと深さdとを用い
て、tanα=(a/d)により決定される。微細孔の代
表例としてDRAMのコンタクトホールを例にとり、こ
の角αの推移を微細孔のアスペクト比(2a/d)とと
もに図3に示した。今後の半導体素子の主流である1M
b以降のDRAMに関しては、26度以内の領域で蛍光
X線24を観測することが必要である。本発明で採用し
ている蛍光X線の観測手段、すなわち分光手段および拡
大結像手段に関しては、これら手段に含まれるX線分光
素子もしくはX線光学素子の一部または全部が、上記角
αで定義される領域内(すなわち図2の領域A内)に設
置されるように留意している。ここで分光手段として
は、例えば回折格子やX線多層膜またはゾーンプレート
等が考えられる。また、拡大結像手段としては、反射や
回折・干渉を利用したX線光学素子、例えば非球面反射
鏡、ウオルター型反射鏡等に代表される複数の反射鏡を
組み合わせた光学素子、あるいはゾーンプレートやキャ
ピラリーチューブ等が考えられる。
【0013】本発明では、例えばウエハ等の試料にX線
を照射して発生した蛍光X線から、分光手段により特定
のエネルギーを有する蛍光X線を選択して、拡大結像手
段により選択された蛍光X線による試料表面の拡大X線
像を検出手段上に結像する。検出手段としては2次元的
な検出能力をもつ位置分解型検出器を用いている。具体
的には、2次元検出可能なマイクロチャネルプレート
(MCP)や、電荷結合電子(CCD)、あるいは螢光
板とテレビジョンカメラとの組合せ等でよい。上記MC
PやCCDでは、X線受光面上に結像した像を電気的に
容易かつ迅速に読み出すことができる。また、蛍光板と
テレビジョンカメラとの組合せでは、蛍光板上の像をテ
レビジョンカメラで写すことができる。拡大結像手段の
拡大率としては、観察対象である微細孔の大きさが概略
1μm以下、および検出手段の空間分解能が10μm程
度であることを考慮すると、10倍以上が必要である。
すなわち、検出手段上での拡大された微細孔の大きさ
が、検出手段の空間分解能値に比べて大きくなるように
配慮することが必要である。観察可能な視野の大きさ
は、用いる拡大結像手段の有効視野や検出手段のX線受
光面の大きさにより決定される。例えば、直径20mm
φのMCPを用いて、間隔2μmで並ぶ1μmφの微細
孔を20倍の倍率で観測したとすると、500×500
=250000個微細孔を一度に観察できる。より大き
な間隔で微細孔が並んでいるとしても、あるいは拡大結
像手段の有効視野がより小さいとしても、1000〜1
0000個程度の微細孔の観察が可能であるだろうと容
易に推測することができる。
を照射して発生した蛍光X線から、分光手段により特定
のエネルギーを有する蛍光X線を選択して、拡大結像手
段により選択された蛍光X線による試料表面の拡大X線
像を検出手段上に結像する。検出手段としては2次元的
な検出能力をもつ位置分解型検出器を用いている。具体
的には、2次元検出可能なマイクロチャネルプレート
(MCP)や、電荷結合電子(CCD)、あるいは螢光
板とテレビジョンカメラとの組合せ等でよい。上記MC
PやCCDでは、X線受光面上に結像した像を電気的に
容易かつ迅速に読み出すことができる。また、蛍光板と
テレビジョンカメラとの組合せでは、蛍光板上の像をテ
レビジョンカメラで写すことができる。拡大結像手段の
拡大率としては、観察対象である微細孔の大きさが概略
1μm以下、および検出手段の空間分解能が10μm程
度であることを考慮すると、10倍以上が必要である。
すなわち、検出手段上での拡大された微細孔の大きさ
が、検出手段の空間分解能値に比べて大きくなるように
配慮することが必要である。観察可能な視野の大きさ
は、用いる拡大結像手段の有効視野や検出手段のX線受
光面の大きさにより決定される。例えば、直径20mm
φのMCPを用いて、間隔2μmで並ぶ1μmφの微細
孔を20倍の倍率で観測したとすると、500×500
=250000個微細孔を一度に観察できる。より大き
な間隔で微細孔が並んでいるとしても、あるいは拡大結
像手段の有効視野がより小さいとしても、1000〜1
0000個程度の微細孔の観察が可能であるだろうと容
易に推測することができる。
【0014】上記のように本発明では、試料にX線を照
射して発生する蛍光X線を、分光して拡大結像すること
により、試料表面上の多数の微細孔の残膜状態を、容易
かつ迅速に判定することができる。
射して発生する蛍光X線を、分光して拡大結像すること
により、試料表面上の多数の微細孔の残膜状態を、容易
かつ迅速に判定することができる。
【0015】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明によるX線像観察装置の第1実施例を
示す装置構成図、図2は残膜のX線照射と発生した蛍光
X線の観測方向を示す図、図4は上記実施例による微細
孔の観測例を示す図、図5は上記実施例による微細孔の
他の観測例を示す図、図6は本発明による第2実施例を
示す装置構成図、図7は本発明の第3実施例を示す装置
構成図、図8は本発明の第4実施例を示す装置構成図、
図9は本発明の第5実施例を示す装置構成図である。
る。図1は本発明によるX線像観察装置の第1実施例を
示す装置構成図、図2は残膜のX線照射と発生した蛍光
X線の観測方向を示す図、図4は上記実施例による微細
孔の観測例を示す図、図5は上記実施例による微細孔の
他の観測例を示す図、図6は本発明による第2実施例を
示す装置構成図、図7は本発明の第3実施例を示す装置
構成図、図8は本発明の第4実施例を示す装置構成図、
図9は本発明の第5実施例を示す装置構成図である。
【0016】第1実施例 本発明の第1実施例を示す図1においては、X線21が
微細孔を有する試料1を照射している。このX線照射に
より試料1から発生した蛍光X線50(図2における蛍
光X線24および24′に相当)は光学素子2により集
光され、ピンホール板3に設けたピンホール部分に試料
1表面のX線像を結像する。このX線像を光学素子4で
拡大して検出器5のX線受光面上に再び結像させてい
る。ここで、上記光学素子2に関しては前記に詳記した
ように、光学素子2の一部または全部が図2に示した領
域A内に入るように設置されている(以下の各実施例に
おいても蛍光X線50が最初に入射する光学素子や分光
素子に関しては、この条件が満たされるように設置され
ているものとする)。また、検出器5はMCPやCC
D、あるいは蛍光板とテレビジョンカメラとの組合せ等
でよい。本実施例では、光学素子2による結像と同時
に、光学素子2とピンホール板3とを用いて蛍光X線5
0の分光も行っている。このような光学素子として、例
えばゾーンプレートを用いることができる。ゾーンプレ
ートはX線のエネルギー(波長)により焦点位置が異な
る光学素子である。したがって、ピンホール板3の位置
を光軸の方向に沿って移動させることにより、光学素子
4に入射するX線のエネルギーを選択すること、すなわ
ち蛍光X線50の分光ができる。分光性能を向上させる
ために、ピンホール板3に加え、ピンホール等を設けた
板を必要に応じて追加できるものとする。ピンホール板
3の移動には、上記ピンホール板3に接続された移動機
構8を使用する。
微細孔を有する試料1を照射している。このX線照射に
より試料1から発生した蛍光X線50(図2における蛍
光X線24および24′に相当)は光学素子2により集
光され、ピンホール板3に設けたピンホール部分に試料
1表面のX線像を結像する。このX線像を光学素子4で
拡大して検出器5のX線受光面上に再び結像させてい
る。ここで、上記光学素子2に関しては前記に詳記した
ように、光学素子2の一部または全部が図2に示した領
域A内に入るように設置されている(以下の各実施例に
おいても蛍光X線50が最初に入射する光学素子や分光
素子に関しては、この条件が満たされるように設置され
ているものとする)。また、検出器5はMCPやCC
D、あるいは蛍光板とテレビジョンカメラとの組合せ等
でよい。本実施例では、光学素子2による結像と同時
に、光学素子2とピンホール板3とを用いて蛍光X線5
0の分光も行っている。このような光学素子として、例
えばゾーンプレートを用いることができる。ゾーンプレ
ートはX線のエネルギー(波長)により焦点位置が異な
る光学素子である。したがって、ピンホール板3の位置
を光軸の方向に沿って移動させることにより、光学素子
4に入射するX線のエネルギーを選択すること、すなわ
ち蛍光X線50の分光ができる。分光性能を向上させる
ために、ピンホール板3に加え、ピンホール等を設けた
板を必要に応じて追加できるものとする。ピンホール板
3の移動には、上記ピンホール板3に接続された移動機
構8を使用する。
【0017】本実施例では光学素子4にもゾーンプレー
トを用いている。光学素子2とピンホール板3とにより
蛍光X線50が分光されるため、光学素子4や検出器5
の位置も光学素子4に入射する蛍光X線のエネルギーに
応じて、調整することが必要である。この位置調整には
移動機構7および6を使用する。
トを用いている。光学素子2とピンホール板3とにより
蛍光X線50が分光されるため、光学素子4や検出器5
の位置も光学素子4に入射する蛍光X線のエネルギーに
応じて、調整することが必要である。この位置調整には
移動機構7および6を使用する。
【0018】分光や結像を精度よく行うためには、他の
光学素子や検出器の位置調整が必要である。本実施例で
は上記位置調整を移動機構6〜9を用いて行っている。
これら移動機構6〜9はコントローラ10で制御されて
おり、必要なパラメータを制御装置12に入力すること
により位置調整が可能である。また、制御装置12にX
線のエネルギー値や波長、あるいは元素種等を入力する
ことにより、あらかじめ設定された最適位置に、光学素
子2および4、ピンホール板3、検出器5が設置される
ように、コントローラ10を介して移動機構6〜9を自
動制御することができる。上記装置構成によって試料1
で発生した蛍光X線50を分光し、分光された蛍光X線
を用いて、検出器5のX線受光面上に試料1表面の拡大
されたX線像を結像できる。このX線像はコントローラ
11を介して制御装置12により読み取られ、表示装置
13のディスプレー上に表示される。
光学素子や検出器の位置調整が必要である。本実施例で
は上記位置調整を移動機構6〜9を用いて行っている。
これら移動機構6〜9はコントローラ10で制御されて
おり、必要なパラメータを制御装置12に入力すること
により位置調整が可能である。また、制御装置12にX
線のエネルギー値や波長、あるいは元素種等を入力する
ことにより、あらかじめ設定された最適位置に、光学素
子2および4、ピンホール板3、検出器5が設置される
ように、コントローラ10を介して移動機構6〜9を自
動制御することができる。上記装置構成によって試料1
で発生した蛍光X線50を分光し、分光された蛍光X線
を用いて、検出器5のX線受光面上に試料1表面の拡大
されたX線像を結像できる。このX線像はコントローラ
11を介して制御装置12により読み取られ、表示装置
13のディスプレー上に表示される。
【0019】つぎに、本実施例における残膜検出の具体
例を説明する。Si基板上のSi酸化膜に微細孔を形成し
た。これを試料1に用いて光学素子2とピンホール板3
とにより分光されたOKα線で、試料1表面の拡大X線
像を検出器5のX線受光面上に形成した。図4は表示装
置13のディスプレー上に表示された試料1の表面のX
線像である。(a)は完全開口状態の試料表面を示し、
(b)は非開口状態の微細孔を含む試料表面を示すX線
像である。図から明らかなように、(a)では微細孔底
面に酸化膜が残留せずOKα線が放出されないため、微
細孔は全部暗くなっている。これに対し(b)では、非
開口の微細孔14に対しては薄い残膜(酸化膜)からO
Kα線が発生しているため、微細孔のX線像は(a)に
示す程暗く写っていない。また場合によっては、(b)
図A点のように、残膜が厚く完全な空白として観察され
ている部分もある。
例を説明する。Si基板上のSi酸化膜に微細孔を形成し
た。これを試料1に用いて光学素子2とピンホール板3
とにより分光されたOKα線で、試料1表面の拡大X線
像を検出器5のX線受光面上に形成した。図4は表示装
置13のディスプレー上に表示された試料1の表面のX
線像である。(a)は完全開口状態の試料表面を示し、
(b)は非開口状態の微細孔を含む試料表面を示すX線
像である。図から明らかなように、(a)では微細孔底
面に酸化膜が残留せずOKα線が放出されないため、微
細孔は全部暗くなっている。これに対し(b)では、非
開口の微細孔14に対しては薄い残膜(酸化膜)からO
Kα線が発生しているため、微細孔のX線像は(a)に
示す程暗く写っていない。また場合によっては、(b)
図A点のように、残膜が厚く完全な空白として観察され
ている部分もある。
【0020】図5に示した他のX線像は酸化膜上にホト
レジストが塗布されている試料に対し、レジスト現像後
に得られたX線像である。(a)ではCKα線だけを分
光してX線像を形成したが、(a)から明らかなよう
に、微細孔15は暗いため残膜はないが微細孔16はや
や明るく薄い残膜があることが判る。下地酸化膜に含ま
れる酸素原子からのOKα線を分光して形成した(b)
に示すX線像では上記明暗関係が逆転しており、上記結
論を裏付けることができる。
レジストが塗布されている試料に対し、レジスト現像後
に得られたX線像である。(a)ではCKα線だけを分
光してX線像を形成したが、(a)から明らかなよう
に、微細孔15は暗いため残膜はないが微細孔16はや
や明るく薄い残膜があることが判る。下地酸化膜に含ま
れる酸素原子からのOKα線を分光して形成した(b)
に示すX線像では上記明暗関係が逆転しており、上記結
論を裏付けることができる。
【0021】本実施例によれば、試料にX線を照射して
発生した蛍光X線を分光し、試料表面の拡大X線像を形
成できる。この結果、図4および図5に示したように、
上記X線像から多数の微細孔の残膜状態を容易かつ迅速
に判定することができる。さらに、X線を用いた観察技
術であるため、観察後のウエハを製造プロセスに戻すこ
とも可能である。
発生した蛍光X線を分光し、試料表面の拡大X線像を形
成できる。この結果、図4および図5に示したように、
上記X線像から多数の微細孔の残膜状態を容易かつ迅速
に判定することができる。さらに、X線を用いた観察技
術であるため、観察後のウエハを製造プロセスに戻すこ
とも可能である。
【0022】第2実施例 上記第1実施例ではX線21が試料1に対して斜めから
照射していた。しかし上記したように、X線21のエネ
ルギーによっては(<1KeV)、X線21が物質に吸
収されて物質中を透過できない場合がある。本実施例は
このような場合に有効な実施例の一例であり、その観察
装置の概略構成を図6に示す。図6においてはX線21
が分光素子18および光学素子17を通過して、試料1
に設けた微細孔の真上方向から照射している。この光線
照射により発生した蛍光X線50は、光学素子17およ
び分光素子18の反射により検出器5のX線受光面上に
拡大結像されている。上記光学素子17は反射型の光学
素子であり、例えば楕円面鏡等の各種の非球面鏡あるい
はウオルター型反射鏡に代表される複数の反射鏡を用い
た反射光学系等である。光学素子17にはX線21の通
過に必要な空間が設けられている。光学素子17と検出
器5との間の光路中には分光素子18が配置されてお
り、反射、屈折を利用した蛍光X線50の分光が可能で
ある。このような分光素子としては、例えば多層膜反射
鏡や回折格子が考えられる。上記分光素子18に関して
もX線21の通過に必要な空間が確保されている。この
空間の確保のために、図6では同一の回転機構に二つの
分光素子18が平行に並べて取り付けられている。この
ように本実施例における蛍光X線の結像系は、分光素子
18による反射、回折を考慮した結像系になっている。
照射していた。しかし上記したように、X線21のエネ
ルギーによっては(<1KeV)、X線21が物質に吸
収されて物質中を透過できない場合がある。本実施例は
このような場合に有効な実施例の一例であり、その観察
装置の概略構成を図6に示す。図6においてはX線21
が分光素子18および光学素子17を通過して、試料1
に設けた微細孔の真上方向から照射している。この光線
照射により発生した蛍光X線50は、光学素子17およ
び分光素子18の反射により検出器5のX線受光面上に
拡大結像されている。上記光学素子17は反射型の光学
素子であり、例えば楕円面鏡等の各種の非球面鏡あるい
はウオルター型反射鏡に代表される複数の反射鏡を用い
た反射光学系等である。光学素子17にはX線21の通
過に必要な空間が設けられている。光学素子17と検出
器5との間の光路中には分光素子18が配置されてお
り、反射、屈折を利用した蛍光X線50の分光が可能で
ある。このような分光素子としては、例えば多層膜反射
鏡や回折格子が考えられる。上記分光素子18に関して
もX線21の通過に必要な空間が確保されている。この
空間の確保のために、図6では同一の回転機構に二つの
分光素子18が平行に並べて取り付けられている。この
ように本実施例における蛍光X線の結像系は、分光素子
18による反射、回折を考慮した結像系になっている。
【0023】本実施例では分光素子18を紙面に垂直な
軸の回りに回転して、蛍光X線50の分光を行うが、分
光素子18の回転により蛍光X線の結像位置も回転する
ため、分光素子18の回転に同期して検出器5も回転す
る。この回転は移動台19がガイド20に沿って移動す
ることにより行われる。図6では本実施例の本質的な部
分を明示するため、分光素子18の回転手段や移動手
段、あるいは移動台19の制御手段等は省略して記して
いない。
軸の回りに回転して、蛍光X線50の分光を行うが、分
光素子18の回転により蛍光X線の結像位置も回転する
ため、分光素子18の回転に同期して検出器5も回転す
る。この回転は移動台19がガイド20に沿って移動す
ることにより行われる。図6では本実施例の本質的な部
分を明示するため、分光素子18の回転手段や移動手
段、あるいは移動台19の制御手段等は省略して記して
いない。
【0024】しかし、これらの各手段が本実施例の装置
構成に含まれることはいうまでもない。
構成に含まれることはいうまでもない。
【0025】本実施例によれば、X線21を微細孔の真
上方向から入射させることができるため、小さいエネル
ギーのX線を用いても蛍光X線を発生させることがで
き、その結果、軽元素からの蛍光X線をS/Nよく検出
することが可能で、ホトレジスト等が残留する微細孔の
観察をより高い精度で行うことができる。
上方向から入射させることができるため、小さいエネル
ギーのX線を用いても蛍光X線を発生させることがで
き、その結果、軽元素からの蛍光X線をS/Nよく検出
することが可能で、ホトレジスト等が残留する微細孔の
観察をより高い精度で行うことができる。
【0026】第3実施例 上記各実施例は、蛍光X線を集光(結像)するための光
学素子と検出器との間の光路中に、分光素子が設置され
ていた。しかしこの順序を入れ替えて、最初に分光素子
を設置して蛍光X線を分光し、その後光学素子を用いて
結像系を構成することも可能である。このような場合の
一実施例を、第3実施例として図7に示す。図7ではX
線21の照射により発生した蛍光X線50を、最初に分
光素子30で分光したのち、光学素子31を用いて検出
器5のX線受光面上に入射させ、分光された蛍光X線に
より試料1表面の拡大X線像を結像させている。分光素
子30は第2実施例で用いたのと同様の多層膜反射鏡や
回折格子等である。また、光学素子31としては反射型
の光学素子に加えて、ゾーンプレートのような回折・干
渉型の光学素子を用いることも可能である。回折・干渉
型の光学素子を光学素子31に用いる場合には、蛍光X
線のエネルギーにより結像特性が異なるため、光学素子
31を光軸に沿って移動させ結像状態を調整することが
必要である。このための位置調整機構は図示されていな
いが本実施例に含まれる。本実施例においても蛍光X線
50を分光する必要から分光素子30が回転する。この
ことは、蛍光X線50の分光後のエネルギーにより蛍光
X線の出射方向が異なることを意味する。この出射方向
の変化に追隨するため、光学素子31と検出器5は同一
の移動台32上に設置され、分光素子30の回転に同期
して、移動台32がガイド20に沿って動く構成になっ
ている。その他の部分に関しては、第1実施例あるいは
第2実施例と同じである。本実施例においても上記第1
実施例と同等の効果を得ることができる。
学素子と検出器との間の光路中に、分光素子が設置され
ていた。しかしこの順序を入れ替えて、最初に分光素子
を設置して蛍光X線を分光し、その後光学素子を用いて
結像系を構成することも可能である。このような場合の
一実施例を、第3実施例として図7に示す。図7ではX
線21の照射により発生した蛍光X線50を、最初に分
光素子30で分光したのち、光学素子31を用いて検出
器5のX線受光面上に入射させ、分光された蛍光X線に
より試料1表面の拡大X線像を結像させている。分光素
子30は第2実施例で用いたのと同様の多層膜反射鏡や
回折格子等である。また、光学素子31としては反射型
の光学素子に加えて、ゾーンプレートのような回折・干
渉型の光学素子を用いることも可能である。回折・干渉
型の光学素子を光学素子31に用いる場合には、蛍光X
線のエネルギーにより結像特性が異なるため、光学素子
31を光軸に沿って移動させ結像状態を調整することが
必要である。このための位置調整機構は図示されていな
いが本実施例に含まれる。本実施例においても蛍光X線
50を分光する必要から分光素子30が回転する。この
ことは、蛍光X線50の分光後のエネルギーにより蛍光
X線の出射方向が異なることを意味する。この出射方向
の変化に追隨するため、光学素子31と検出器5は同一
の移動台32上に設置され、分光素子30の回転に同期
して、移動台32がガイド20に沿って動く構成になっ
ている。その他の部分に関しては、第1実施例あるいは
第2実施例と同じである。本実施例においても上記第1
実施例と同等の効果を得ることができる。
【0027】第4実施例 上記各実施例ではX線21は集光されていなかったが、
前記したようにX線21を集光して試料に照射すると、
微細孔をS/Nよく観察でき、このような第4実施例の
1例を図8に示す。図8ではX線源37からのX線21
を反射鏡35で反射させたのち、光学素子36で集光し
て試料1に照射している。ここで、反射鏡35として
は、全反射鏡や多層膜反射鏡を用いることができる。ま
た、光学素子36としては、反射型の光学素子や回折・
干渉型の光学素子、あるいはキャビラリーチューブ等が
使用できる。集光X線の照射によって発生した蛍光X線
50は光学素子31で集められたのち、分光素子30に
入射して分光され、検出器5のX線受光面上に試料1表
面の分光された拡大X線像が形成される。本実施例では
分光素子30として透過型の回折格子を使用している。
しかし、第2実施例で記したような反射型あるいは回折
・干渉型の分光素子を用いて結像させることももちろん
可能である。光学素子36や反射鏡35には、その位置
を微調整して試料1の表面上におけるX線21の集光状
態を調整する必要があるため、移動機構32および33
を設置している。さらに、他の光学素子31や分光素子
30、検出器5についても位置調整の必要があるため、
移動機構9,34,6等が設置され、これら各移動の制
御は、第1実施例と同じくコントローラ10を介して制
御装置12で行うことができる。その他の部分に関して
は第1実施例と同じである。
前記したようにX線21を集光して試料に照射すると、
微細孔をS/Nよく観察でき、このような第4実施例の
1例を図8に示す。図8ではX線源37からのX線21
を反射鏡35で反射させたのち、光学素子36で集光し
て試料1に照射している。ここで、反射鏡35として
は、全反射鏡や多層膜反射鏡を用いることができる。ま
た、光学素子36としては、反射型の光学素子や回折・
干渉型の光学素子、あるいはキャビラリーチューブ等が
使用できる。集光X線の照射によって発生した蛍光X線
50は光学素子31で集められたのち、分光素子30に
入射して分光され、検出器5のX線受光面上に試料1表
面の分光された拡大X線像が形成される。本実施例では
分光素子30として透過型の回折格子を使用している。
しかし、第2実施例で記したような反射型あるいは回折
・干渉型の分光素子を用いて結像させることももちろん
可能である。光学素子36や反射鏡35には、その位置
を微調整して試料1の表面上におけるX線21の集光状
態を調整する必要があるため、移動機構32および33
を設置している。さらに、他の光学素子31や分光素子
30、検出器5についても位置調整の必要があるため、
移動機構9,34,6等が設置され、これら各移動の制
御は、第1実施例と同じくコントローラ10を介して制
御装置12で行うことができる。その他の部分に関して
は第1実施例と同じである。
【0028】本実施例によれば、X線21を集光して試
料1に照射することができるため、微細孔の観察を短時
間でS/Nよく行うことができる。
料1に照射することができるため、微細孔の観察を短時
間でS/Nよく行うことができる。
【0029】第5実施例 図9に示した本発明の第5実施例も、X線21を集光し
て試料1に照射する一例であるが、本実施例ではX線2
1は光学素子44で集光され、斜め方向から試料1を照
射している。X線21の照射により発生した蛍光X線5
0は、第1実施例と同じく光学素子2とピンホール板3
とを用いて分光され、ピンホール板3に設けられたピン
ホール上に試料1表面のX線像が結像する。このX線像
を光学素子4および39を用いて2段階に拡大して、検
出器5のX線受光面上に試料1表面の拡大X線像を結像
する。それぞれの光学素子やピンホール板等に位置調整
用の移動機構が設置されている状況は、他の実施例と同
じである。本実施例では制御装置12に記憶装置43が
接続されている。この結果、例えば表示装置13のディ
スプレー上に移し出された試料1表面のX線像と、記憶
装置43にあらかじめ入力、記憶されている試料1表面
の設計パタンとを自動的に比較して、不良個所を瞬時に
把握することが可能である。
て試料1に照射する一例であるが、本実施例ではX線2
1は光学素子44で集光され、斜め方向から試料1を照
射している。X線21の照射により発生した蛍光X線5
0は、第1実施例と同じく光学素子2とピンホール板3
とを用いて分光され、ピンホール板3に設けられたピン
ホール上に試料1表面のX線像が結像する。このX線像
を光学素子4および39を用いて2段階に拡大して、検
出器5のX線受光面上に試料1表面の拡大X線像を結像
する。それぞれの光学素子やピンホール板等に位置調整
用の移動機構が設置されている状況は、他の実施例と同
じである。本実施例では制御装置12に記憶装置43が
接続されている。この結果、例えば表示装置13のディ
スプレー上に移し出された試料1表面のX線像と、記憶
装置43にあらかじめ入力、記憶されている試料1表面
の設計パタンとを自動的に比較して、不良個所を瞬時に
把握することが可能である。
【0030】本実施例によれば、X線21が集光されて
試料1に照射されることに加え、光学素子39を用いて
試料1表面の蛍光X線像をさらに拡大しているため、微
細孔の残膜状態をより細部までS/Nよく観察できる。
試料1に照射されることに加え、光学素子39を用いて
試料1表面の蛍光X線像をさらに拡大しているため、微
細孔の残膜状態をより細部までS/Nよく観察できる。
【0031】上記のようにいくつかの実施例に基づいて
本発明の詳細を説明したが、これらの組合せも本発明に
含まれることはいうまでもない。
本発明の詳細を説明したが、これらの組合せも本発明に
含まれることはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明によるX線像観察装
置は、試料へのX線照射手段を有し、上記試料の観察す
べき微細孔の直径または一辺の長さを2aとし深さをd
としたとき、tan(a/d)で定まる角度をθとする
と、上記X線照射により発生する蛍光X線を、上記微細
孔の中心軸からθの範囲内に定義される領域内で観測で
きるように、蛍光X線の分光手段と蛍光X線の拡大結像
手段と、試料表面の拡大X線像の2次元検出手段とを備
えたことにより、X線照射により試料から発生する蛍光
X線を分光し、試料表面の拡大X線像が形成でき、その
結果、多数の微細孔の残膜の有無を迅速かつ容易に判定
できるため、製造プロセスへのフィードバックを速やか
に行うことができる。
置は、試料へのX線照射手段を有し、上記試料の観察す
べき微細孔の直径または一辺の長さを2aとし深さをd
としたとき、tan(a/d)で定まる角度をθとする
と、上記X線照射により発生する蛍光X線を、上記微細
孔の中心軸からθの範囲内に定義される領域内で観測で
きるように、蛍光X線の分光手段と蛍光X線の拡大結像
手段と、試料表面の拡大X線像の2次元検出手段とを備
えたことにより、X線照射により試料から発生する蛍光
X線を分光し、試料表面の拡大X線像が形成でき、その
結果、多数の微細孔の残膜の有無を迅速かつ容易に判定
できるため、製造プロセスへのフィードバックを速やか
に行うことができる。
【図1】本発明によるX線像観察装置の第1実施例を示
す装置構成図である。
す装置構成図である。
【図2】残膜へのX線照射と発生する蛍光X線の観測方
向を示す図である。
向を示す図である。
【図3】DRAMの角αとアスペクト比を示す図であ
る。
る。
【図4】上記実施例による微細孔の観測例を示す図で、
(a)は完全開口状態の試料表面を示し、(b)は非開
口状態の微細孔を含む試料表面を示す図である。
(a)は完全開口状態の試料表面を示し、(b)は非開
口状態の微細孔を含む試料表面を示す図である。
【図5】上記実施例による微細孔の他の観測例を示す図
で、(a)はCKα線だけを分光して形成したX線像を
示し、(b)はOKα線を分光して形成したX線像を示
す図である。
で、(a)はCKα線だけを分光して形成したX線像を
示し、(b)はOKα線を分光して形成したX線像を示
す図である。
【図6】本発明における第2実施例を示す装置構成図で
ある。
ある。
【図7】本発明の第3実施例を示す装置構成図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す装置構成図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す装置構成図である。
1…試料 2,4,17,31,36…光学素子 3…ピンホール板 5…検出手段(検出器) 18,30…分光素子 21…照射X線 24,24′,50…蛍光X線
Claims (12)
- 【請求項1】試料へのX線照射手段を有し、上記試料の
観察すべき微細孔の直径または一辺の長さを2aとし深
さをdとしたとき、tan(a/d)で定まる角度をθと
すると、上記X線照射により発生する蛍光X線を、上記
微細孔の中心軸からθの範囲内に定義される領域内で観
測できるように、蛍光X線の分光手段と蛍光X線の拡大
結像手段と、試料表面の拡大X線像の2次元検出手段と
を、この順序で備えたX線像観察装置。 - 【請求項2】試料へのX線照射手段を有し、上記試料の
観察すべき微細孔の直径または一辺の長さを2aとし深
さをdとしたときに、tan(a/d)で定まる角度をθ
とすると、上記X線照射により発生する蛍光X線を、上
記微細孔の中心軸からθの範囲内に定義される領域内で
観測できるように、蛍光X線の拡大結像手段と蛍光X線
の分光手段と、試料表面の拡大X線像の2次元検出手段
とを、この順序で備えたX線像観察装置。 - 【請求項3】上記微細光の中心軸からθの範囲内で定義
される領域は、上記中心軸から26度の範囲内で定義さ
れる領域であることを特徴とする請求項1または請求項
2記載のX線像観察装置。 - 【請求項4】上記X線の照射手段は、X線を集光して照
射する手段であることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のX線像観察装置。 - 【請求項5】上記X線の照射手段は、上記微細孔の底面
を見通す方向から、X線を照射できる手段であることを
特徴とする請求項1または請求項2記載のX線像観察装
置。 - 【請求項6】上記X線は、上記分光手段または上記拡大
結像手段、あるいはそれら両者の内部を通過して、上記
試料に照射されることを特徴とする請求項1または請求
項2または請求項4または請求項5に記載のX線像観察
装置。 - 【請求項7】上記拡大結像手段は、反射鏡またはゾーン
プレートを含む光学系で構成されていることを特徴とす
る請求項1または請求項2または請求項6に記載のX線
像観察装置。 - 【請求項8】上記分光手段は、多層膜反射鏡または回折
格子またはゾーンプレートを含むことを特徴とする請求
項1または請求項2または請求項6に記載のX線像観察
装置。 - 【請求項9】上記試料表面の拡大X線像は、付加手段に
より微細孔の残膜状態を自動判定することを特徴とする
請求項1または請求項2記載のX線像観察装置。 - 【請求項10】上記付加手段は、制御装置に接続された
記憶装置であることを特徴とする請求項9記載のX線像
観察装置。 - 【請求項11】試料へのX線照射手段と、上記試料から
発生するX線を分光する手段と、上記分光されたX線を
拡大結像する手段と、上記拡大結像されたX線像の2次
元検出手段とからなることを特徴とするX線像観察装
置。 - 【請求項12】試料へのX線照射手段と、上記試料から
発生するX線を拡大結像する手段と、上記拡大結像され
たX線像を分光する手段と、上記分光されたX線像の2
次元検出手段とからなることを特徴とするX線像観察装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26218194A JPH08122500A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | X線像観察装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26218194A JPH08122500A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | X線像観察装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08122500A true JPH08122500A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17372199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26218194A Pending JPH08122500A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | X線像観察装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08122500A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008112950A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | X-Ray Optical Systems, Inc. | Small spot and high energy resolution xrf system for valence state determination |
| JP2013002910A (ja) * | 2011-06-15 | 2013-01-07 | Toshiba Corp | パターン検査方法およびパターン検査装置 |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26218194A patent/JPH08122500A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008112950A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | X-Ray Optical Systems, Inc. | Small spot and high energy resolution xrf system for valence state determination |
| US7899154B2 (en) | 2007-03-15 | 2011-03-01 | X-Ray Optical Systems, Inc. | Small spot and high energy resolution XRF system for valence state determination |
| JP2013002910A (ja) * | 2011-06-15 | 2013-01-07 | Toshiba Corp | パターン検査方法およびパターン検査装置 |
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