JPH08123363A - 気体放電パネルのメモリ駆動方法 - Google Patents
気体放電パネルのメモリ駆動方法Info
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- JPH08123363A JPH08123363A JP6262459A JP26245994A JPH08123363A JP H08123363 A JPH08123363 A JP H08123363A JP 6262459 A JP6262459 A JP 6262459A JP 26245994 A JP26245994 A JP 26245994A JP H08123363 A JPH08123363 A JP H08123363A
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- G—PHYSICS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直流気体放電パネル(DC−PDP)のメモ
リ駆動におけるメモリマージンを確保する。 【構成】 走査電極である複数陰極に印加される陰極信
号K1 〜KM には、走査パルスPSCN と維持パルスP
SUS の期間がそれぞれ設けられ、走査パルスPSCNと維
持パルスPSUS が順次時間をずらされて各陰極に印加さ
れる。一方、表示電極である複数の表示放電電極には、
非書込みパルスPNWを有する表示陽極信号A1 〜AN が
与えられる。非書込みパルスPNWは、表示セルに対する
表示情報が非表示の場合のみローレベルの電位vNWとな
るパルスである。走査パルスPSCN のローレベルの電位
vSCN と非書込みパルスPNWのハイレベルであるバイア
ス電位vBKとが印加されたとき、表示セルは書込み放電
を開始する。書込み放電の後、表示セルにおいては、維
持パルスルスPSUS のローレベルの電位vSUS とバイア
スvBKとで、パルス的な断続放電が起こり、メモリ駆動
される。
リ駆動におけるメモリマージンを確保する。 【構成】 走査電極である複数陰極に印加される陰極信
号K1 〜KM には、走査パルスPSCN と維持パルスP
SUS の期間がそれぞれ設けられ、走査パルスPSCNと維
持パルスPSUS が順次時間をずらされて各陰極に印加さ
れる。一方、表示電極である複数の表示放電電極には、
非書込みパルスPNWを有する表示陽極信号A1 〜AN が
与えられる。非書込みパルスPNWは、表示セルに対する
表示情報が非表示の場合のみローレベルの電位vNWとな
るパルスである。走査パルスPSCN のローレベルの電位
vSCN と非書込みパルスPNWのハイレベルであるバイア
ス電位vBKとが印加されたとき、表示セルは書込み放電
を開始する。書込み放電の後、表示セルにおいては、維
持パルスルスPSUS のローレベルの電位vSUS とバイア
スvBKとで、パルス的な断続放電が起こり、メモリ駆動
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば薄型でかつ大型
のハイビジョン画像等を実現するものとして期待されて
いる直流気体放電パネル(以下、DC−PDPという)
におけるメモリ駆動方法に関するものである。
のハイビジョン画像等を実現するものとして期待されて
いる直流気体放電パネル(以下、DC−PDPという)
におけるメモリ駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;信学技報、[EID93-118 ]、(1993-01) 、電子
情報通信学会、高野善道“40型PDPのCPM駆動”
P.37-42 文献2;特開平5−119740号公報 図2は、従来のDC−PDP及びその周辺回路の概略を
示す回路図である。DC−PDP10は、複数の表示放
電陽極(表示電極)11 〜1N (N;正の整数)と、補
助陽極(補助電極)21 〜2J と、陰極(走査電極)3
1 〜3M (M;正の整数)とを、備えている。各表示放
電陽極11 〜1N と陰極31 〜3Mとの交点には、放電
によって表示を行う表示セル4mn(1≦n≦N,1≦
m≦M)がそれぞれ形成され、さらに各補助陽極21 〜
2J と陰極31 〜3M との交点にも、補助放電セル5
mj(1≦j≦L)がそれぞれ形成されている。各表示
放電陽極11 〜1N には、陽極駆動回路111 〜11N
が、それぞれ接続されている。補助陽極21 〜2J は1
つの補助陽極駆動回路12に接続され、さらに陰極31
〜3M には陰極駆動回路131 〜13M がそれぞれ接続
されている。
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;信学技報、[EID93-118 ]、(1993-01) 、電子
情報通信学会、高野善道“40型PDPのCPM駆動”
P.37-42 文献2;特開平5−119740号公報 図2は、従来のDC−PDP及びその周辺回路の概略を
示す回路図である。DC−PDP10は、複数の表示放
電陽極(表示電極)11 〜1N (N;正の整数)と、補
助陽極(補助電極)21 〜2J と、陰極(走査電極)3
1 〜3M (M;正の整数)とを、備えている。各表示放
電陽極11 〜1N と陰極31 〜3Mとの交点には、放電
によって表示を行う表示セル4mn(1≦n≦N,1≦
m≦M)がそれぞれ形成され、さらに各補助陽極21 〜
2J と陰極31 〜3M との交点にも、補助放電セル5
mj(1≦j≦L)がそれぞれ形成されている。各表示
放電陽極11 〜1N には、陽極駆動回路111 〜11N
が、それぞれ接続されている。補助陽極21 〜2J は1
つの補助陽極駆動回路12に接続され、さらに陰極31
〜3M には陰極駆動回路131 〜13M がそれぞれ接続
されている。
【0003】図3は、文献1に記載された従来のDC−
PDPのメモリ駆動方法を示す波形図である。各表示放
電陽極11 〜1N には表示情報として図3のような書込
みパルスPwが、陽極駆動回路111 〜11N からそれ
ぞれ印加される。書込みパルスPW は、所望の表示セル
4mnに書込み放電を得る時のみハイレベルとなるパル
スである。一方、各陰極31 ,32 ,…には該各陰極を
走査するための走査パルスPSC N とそれに続く維持パル
スPSUS が、陰極駆動回路131 ,132 ,…から順次
印加される。補助陽極21 〜2J には補助放電パルスP
SAが、補助陽極駆動回路12から同じタイミングで印加
される。即ち、表示放電陽極11 〜1N が表示電極群と
され、陰極31 〜3M が走査電極群とされている。図4
は、図2中の表示セルにおける電流と電圧間の特性図で
あり、横軸に放電電流I、縦軸に電圧Vがとられてい
る。表示セル4mnにおける表示放電陽極1n と陰極3
m 間の電圧Vを上昇させると、図4に示すように、電圧
の上昇に対してほぼ同じ比率で放電電流も上昇する。こ
の電流Iと電圧V間の特性をI−V特性という。Vφ
は、このI−V特性のV切片を示しており、Vφ以下の
電圧では、放電は生成されない。DC−PDPに放電ガ
スとしてヘリウムとキセノンの混合ガスを封入している
場合、表示セル4mnにおけるI−V特性では、例えば
電圧Vφが約220(V)であり、補助放電セル5mj
における電圧Vφは約230(V)である。
PDPのメモリ駆動方法を示す波形図である。各表示放
電陽極11 〜1N には表示情報として図3のような書込
みパルスPwが、陽極駆動回路111 〜11N からそれ
ぞれ印加される。書込みパルスPW は、所望の表示セル
4mnに書込み放電を得る時のみハイレベルとなるパル
スである。一方、各陰極31 ,32 ,…には該各陰極を
走査するための走査パルスPSC N とそれに続く維持パル
スPSUS が、陰極駆動回路131 ,132 ,…から順次
印加される。補助陽極21 〜2J には補助放電パルスP
SAが、補助陽極駆動回路12から同じタイミングで印加
される。即ち、表示放電陽極11 〜1N が表示電極群と
され、陰極31 〜3M が走査電極群とされている。図4
は、図2中の表示セルにおける電流と電圧間の特性図で
あり、横軸に放電電流I、縦軸に電圧Vがとられてい
る。表示セル4mnにおける表示放電陽極1n と陰極3
m 間の電圧Vを上昇させると、図4に示すように、電圧
の上昇に対してほぼ同じ比率で放電電流も上昇する。こ
の電流Iと電圧V間の特性をI−V特性という。Vφ
は、このI−V特性のV切片を示しており、Vφ以下の
電圧では、放電は生成されない。DC−PDPに放電ガ
スとしてヘリウムとキセノンの混合ガスを封入している
場合、表示セル4mnにおけるI−V特性では、例えば
電圧Vφが約220(V)であり、補助放電セル5mj
における電圧Vφは約230(V)である。
【0004】文献1では、書込みパルスPW のハイレベ
ルの電位vW と走査パルスPSCN のローレベルの電位v
SCN 間の電圧を305(V)とし、表示セル4mnに書
込み放電を開始させる。そして、引き続き一定期間印加
された維持パルスPSUS のローレベルの電位vSUS と書
込みパルスPW のローレベルの電位vWL間の電圧255
(V)で、維持放電を断続的に継続させてメモリ機能を
持たせている。補助放電セル5mjにおいては、補助放
電パルスPSAのハイレベルの電位vSAと電位vSCN 間の
電圧が300Vとされて補助放電し、その補助放電によ
り、表示セル4mnにおける表示放電の開始がスムーズ
にされる。ここで、電位vSCN と電位vSUS は同電位と
することで、回路の簡素化が図られている。図5は、文
献2に記載された従来のDC−PDPにおける他のメモ
リ駆動方法の波形図である。文献2についても、書込み
パルスPW のハイレベルの電位と走査パルスPSCNのロ
ーレベルの電位間の電圧で、表示セル4mnに書込み放
電を開始させ、引き続き一定期間印加された維持パルス
PSUS のローレベルの電位と書込みパルスPW のローレ
ベルの電位間の電圧で、維持放電を断続的に継続させて
いる。これにより、陽極回路111 〜11N の簡素化が
実現される。なお、図5では電位vSC N と電位vSUS が
異なる電位とされているが、文献2では電位vSCN と電
位vSU S を同電位にすることで、さらに陰極駆動回路1
31 〜13M の簡素化が可能であると記載されている。
ルの電位vW と走査パルスPSCN のローレベルの電位v
SCN 間の電圧を305(V)とし、表示セル4mnに書
込み放電を開始させる。そして、引き続き一定期間印加
された維持パルスPSUS のローレベルの電位vSUS と書
込みパルスPW のローレベルの電位vWL間の電圧255
(V)で、維持放電を断続的に継続させてメモリ機能を
持たせている。補助放電セル5mjにおいては、補助放
電パルスPSAのハイレベルの電位vSAと電位vSCN 間の
電圧が300Vとされて補助放電し、その補助放電によ
り、表示セル4mnにおける表示放電の開始がスムーズ
にされる。ここで、電位vSCN と電位vSUS は同電位と
することで、回路の簡素化が図られている。図5は、文
献2に記載された従来のDC−PDPにおける他のメモ
リ駆動方法の波形図である。文献2についても、書込み
パルスPW のハイレベルの電位と走査パルスPSCNのロ
ーレベルの電位間の電圧で、表示セル4mnに書込み放
電を開始させ、引き続き一定期間印加された維持パルス
PSUS のローレベルの電位と書込みパルスPW のローレ
ベルの電位間の電圧で、維持放電を断続的に継続させて
いる。これにより、陽極回路111 〜11N の簡素化が
実現される。なお、図5では電位vSC N と電位vSUS が
異なる電位とされているが、文献2では電位vSCN と電
位vSU S を同電位にすることで、さらに陰極駆動回路1
31 〜13M の簡素化が可能であると記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
DC−PDPのメモリ駆動方法では、次のような課題が
あった。図6は、図3の電位を説明する波形図である。
文献1に記載されているように、電位vSCN と電位v
SUS を等しくするDC−PDPのメモリ駆動方法では、
表示セル4mnにおける表示放電陽極と陰極間の非書込
み時の電圧が、維持放電を行う時の電圧と同じになり、
書込みパルスPWの幅と振幅等の設定に自由度が無く、
調整が困難であった。即ち、十分なメモリマージン(正
常に維持放電が得られる維持放電電圧の範囲)を確保で
きなかった。
DC−PDPのメモリ駆動方法では、次のような課題が
あった。図6は、図3の電位を説明する波形図である。
文献1に記載されているように、電位vSCN と電位v
SUS を等しくするDC−PDPのメモリ駆動方法では、
表示セル4mnにおける表示放電陽極と陰極間の非書込
み時の電圧が、維持放電を行う時の電圧と同じになり、
書込みパルスPWの幅と振幅等の設定に自由度が無く、
調整が困難であった。即ち、十分なメモリマージン(正
常に維持放電が得られる維持放電電圧の範囲)を確保で
きなかった。
【0006】例えば、書込みパルスPW のハイレベルの
電位vW を50(V)、書込みパルスPW のローレベル
の電位vWLを0(V)、各陰極31 〜3M のバイアス電
位vB を−160(V)、走査パルスPSCN 及び維持パ
ルスPSUS のローレベルの各電位vSCN ,vSUS を−2
55(V)とすると、表示セル4mnにおける表示放電
陽極1n と陰極3m 間の書込み時の電圧V1は305
(V)となる。また、非書込み時の電圧V2は255
(V)となり、継続パルスPSUS による維持放電時の電
圧V3も255(V)となる。電圧V2が255(V)
である場合、電圧V2は表示セルのI−V特性における
V切片の電圧Vφである220(V)を越えるので、非
書込み時であるのにもかかわらず、表示セル4mnで放
電する可能性がある。そのため、非書込み時に誤放電し
ないように走査パルスPSCN の電位vSCN を高くしすぎ
ると(V2を小さくすると)、維持放電を設定するため
の電位vSUS も高くなることになり(V3が小さくな
り)、維持放電が形成されない放電セルが出現する。逆
に、確実に維持放電を得るために、維持パルスの電位v
SU S を下げて電圧V3を大きくしすぎると、非書き込み
時の電圧V2が高くなり、誤り放電が生成される。以上
のように、十分なメモリマージンが確保できなかった。
電位vW を50(V)、書込みパルスPW のローレベル
の電位vWLを0(V)、各陰極31 〜3M のバイアス電
位vB を−160(V)、走査パルスPSCN 及び維持パ
ルスPSUS のローレベルの各電位vSCN ,vSUS を−2
55(V)とすると、表示セル4mnにおける表示放電
陽極1n と陰極3m 間の書込み時の電圧V1は305
(V)となる。また、非書込み時の電圧V2は255
(V)となり、継続パルスPSUS による維持放電時の電
圧V3も255(V)となる。電圧V2が255(V)
である場合、電圧V2は表示セルのI−V特性における
V切片の電圧Vφである220(V)を越えるので、非
書込み時であるのにもかかわらず、表示セル4mnで放
電する可能性がある。そのため、非書込み時に誤放電し
ないように走査パルスPSCN の電位vSCN を高くしすぎ
ると(V2を小さくすると)、維持放電を設定するため
の電位vSUS も高くなることになり(V3が小さくな
り)、維持放電が形成されない放電セルが出現する。逆
に、確実に維持放電を得るために、維持パルスの電位v
SU S を下げて電圧V3を大きくしすぎると、非書き込み
時の電圧V2が高くなり、誤り放電が生成される。以上
のように、十分なメモリマージンが確保できなかった。
【0007】図7は、図5の電位設定を説明する波形図
である。例えば、図5のように走査パルスPSCN におけ
る電位vSCN と維持パルスPSU S における電位vSUS と
が異なる電圧設定を試みる。陰極3m における走査パル
スPSCN のローレベルの電位vSCN を0(V)とする
と、表示放電陽極1n に印加する書込み時の電圧V1は
305(V)、非書き込み時の電圧V2は放電が形成さ
れることのない最大電圧の220(V)と設定される。
即ち、書込みパルスPW のハイレベルの電位vW が30
5(V)、書込みパルスPW のローレベルの電位vWLが
220(V)となる。一方、維持放電時の電圧V3は2
55(V)であるので、維持パルスPSUS におけるロー
レベルの電位vSUS は−35(V)(=220−25
5)となる。陰極のバイアス電位vBKは、この電位vBK
と書込みパルスPW の電位とで放電が形成されないよう
に、表示セルへの印加電圧V6が、放電の形成されるこ
とのない最大電圧である220(V)となるようにす
る。つまりvBKを85(V)(=305−220)とす
る。また、補助放電の電圧V4を300(V)とするた
めに、走査パルスPSCN 及び維持パルスPSUS のタイミ
ングで300(V)の電位を補助陰極に印加する。走査
パルスPSCN 及び維持パルスPSUS 以外の期間で補助放
電セル5mjが誤放電しないようするために、補助放電
セル5mjへの印加電圧V5が、放電の形成されること
のない最大電圧である230(V)となるように、設定
される。つまり、補助パルスPSAのローレベルの電位v
SAL を195(V)(=−35+230)とする。
である。例えば、図5のように走査パルスPSCN におけ
る電位vSCN と維持パルスPSU S における電位vSUS と
が異なる電圧設定を試みる。陰極3m における走査パル
スPSCN のローレベルの電位vSCN を0(V)とする
と、表示放電陽極1n に印加する書込み時の電圧V1は
305(V)、非書き込み時の電圧V2は放電が形成さ
れることのない最大電圧の220(V)と設定される。
即ち、書込みパルスPW のハイレベルの電位vW が30
5(V)、書込みパルスPW のローレベルの電位vWLが
220(V)となる。一方、維持放電時の電圧V3は2
55(V)であるので、維持パルスPSUS におけるロー
レベルの電位vSUS は−35(V)(=220−25
5)となる。陰極のバイアス電位vBKは、この電位vBK
と書込みパルスPW の電位とで放電が形成されないよう
に、表示セルへの印加電圧V6が、放電の形成されるこ
とのない最大電圧である220(V)となるようにす
る。つまりvBKを85(V)(=305−220)とす
る。また、補助放電の電圧V4を300(V)とするた
めに、走査パルスPSCN 及び維持パルスPSUS のタイミ
ングで300(V)の電位を補助陰極に印加する。走査
パルスPSCN 及び維持パルスPSUS 以外の期間で補助放
電セル5mjが誤放電しないようするために、補助放電
セル5mjへの印加電圧V5が、放電の形成されること
のない最大電圧である230(V)となるように、設定
される。つまり、補助パルスPSAのローレベルの電位v
SAL を195(V)(=−35+230)とする。
【0008】以上のような電圧設定を行うことで、書込
みに関する電圧V1,V2と維持電圧V3とを個別に設
定することができる。よって、各表示セル4mnの有す
るメモリマージン特性が損なわれない。しかし、このよ
うに設定された電圧では、陰極3m における振幅が12
0(V)、表示放電陽極1n の振幅が85(V)、及び
補助陰極2j に振幅が105(V)と大きくなり、周辺
回路のIC化を困難なものにしている。本発明は、前記
従来技術が持っていた課題として、十分なメモリマージ
ンを確保できなかった点と、それを解決しようとすると
各電極に印加するパルスの振幅が大きくなる点とについ
て解決をしたDC−PDPのメモリ駆動方法を提供する
ものである。
みに関する電圧V1,V2と維持電圧V3とを個別に設
定することができる。よって、各表示セル4mnの有す
るメモリマージン特性が損なわれない。しかし、このよ
うに設定された電圧では、陰極3m における振幅が12
0(V)、表示放電陽極1n の振幅が85(V)、及び
補助陰極2j に振幅が105(V)と大きくなり、周辺
回路のIC化を困難なものにしている。本発明は、前記
従来技術が持っていた課題として、十分なメモリマージ
ンを確保できなかった点と、それを解決しようとすると
各電極に印加するパルスの振幅が大きくなる点とについ
て解決をしたDC−PDPのメモリ駆動方法を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、配列された複数の線状電極で構成さ
れた表示電極群と、放電ガスが封入され前記表示電極群
と対向して前記表示電極群と直交するように配列された
複数の線状電極で構成された走査電極群と、前記各表示
電極及び走査電極の交差箇所に設けられ該各表示電極及
び走査電極間の放電によりそれぞれ発光する複数の表示
セルとを、備えた気体放電パネル(以下、PDPとい
う)を次のような方法で駆動するようにしている。即
ち、本発明のPDPのメモリ駆動方法では、前記各走査
電極に走査パルスを順次印加すると共に該各走査パルス
に引き続く維持パルス列を一定期間それぞれ印加する。
さらに、前記表示電極群には前記各表示セルに対する表
示情報が非表示の場合のみオフレベルとなる非書込みパ
ルスを、前記走査パルスに同期して印加する。そして、
前記走査電極に印加された走査パルスと前記表示電極に
印加された非書込みパルスの前記オフレベル以外のオン
レベルとに基づき、前記表示情報が非表示でない前記表
示セルに書込み放電を開始させ、該走査パルスに引き続
いて該走査電極に印加された前記維持パルス列と該表示
電極のオンレベルとに基づき、該放電を持続させるよう
にしている。第2の発明は、第1の発明のメモリ駆動方
法おいて、前記表示電極群及び前記走査電極群をそれぞ
れ陽極群及び陰極群とする。そして前記非書込みパルス
は、前記書込み放電を開始する場合のオンレベルがハイ
レベルで、前記非表示の場合のオフレベルがローレベル
の二値信号としている。第3の発明は、第1の発明のメ
モリ駆動方法おいて、前記表示電極群及び前記走査電極
群をそれぞれ陰極群及び陽極群とする。そして前記非書
込みパルスは、前記書込み放電を開始する場合のオンレ
ベルがローレベルで、前記非表示の場合のオフレベルが
ハイレベルの二値信号としている。
を解決するために、配列された複数の線状電極で構成さ
れた表示電極群と、放電ガスが封入され前記表示電極群
と対向して前記表示電極群と直交するように配列された
複数の線状電極で構成された走査電極群と、前記各表示
電極及び走査電極の交差箇所に設けられ該各表示電極及
び走査電極間の放電によりそれぞれ発光する複数の表示
セルとを、備えた気体放電パネル(以下、PDPとい
う)を次のような方法で駆動するようにしている。即
ち、本発明のPDPのメモリ駆動方法では、前記各走査
電極に走査パルスを順次印加すると共に該各走査パルス
に引き続く維持パルス列を一定期間それぞれ印加する。
さらに、前記表示電極群には前記各表示セルに対する表
示情報が非表示の場合のみオフレベルとなる非書込みパ
ルスを、前記走査パルスに同期して印加する。そして、
前記走査電極に印加された走査パルスと前記表示電極に
印加された非書込みパルスの前記オフレベル以外のオン
レベルとに基づき、前記表示情報が非表示でない前記表
示セルに書込み放電を開始させ、該走査パルスに引き続
いて該走査電極に印加された前記維持パルス列と該表示
電極のオンレベルとに基づき、該放電を持続させるよう
にしている。第2の発明は、第1の発明のメモリ駆動方
法おいて、前記表示電極群及び前記走査電極群をそれぞ
れ陽極群及び陰極群とする。そして前記非書込みパルス
は、前記書込み放電を開始する場合のオンレベルがハイ
レベルで、前記非表示の場合のオフレベルがローレベル
の二値信号としている。第3の発明は、第1の発明のメ
モリ駆動方法おいて、前記表示電極群及び前記走査電極
群をそれぞれ陰極群及び陽極群とする。そして前記非書
込みパルスは、前記書込み放電を開始する場合のオンレ
ベルがローレベルで、前記非表示の場合のオフレベルが
ハイレベルの二値信号としている。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、走査パルスとそれに続く
維持パルス列とが各走査電極に順次印加される。各表示
セルに対する表示情報が非表示の場合のみオフレベルと
なる非書込みパルスが、走査パルスに同期して表示電極
群に印加される。各表示セルでは、走査電極に印加され
た走査パルスと表示電極に印加された非書込みパルスの
オンレベルとに基づき、書込み放電が行われる。即ち、
表示情報が非表示でない表示セルで書込み放電が開始さ
れる。書込み放電が開始された後、維持パルス列と表示
電極のオンレベルとに基づき該放電が持続される。第2
の発明によれば、第1の発明における表示電極群及び走
査電極群をそれぞれ陽極群及び陰極群とした場合、表示
情報が非表示でない表示セルにおける表示電極には、非
書込みパルスの二値のうちのハイレベルが印加され、表
示情報が非表示の表示電極には、ローレベルが印加され
る。走査電極に印加された走査パルスと表示電極に印加
された非書込みパルスのハイレベルとに基づき、書込み
放電が行われる。第3の発明によれば、第1の発明にお
ける表示電極群及び走査電極群をそれぞれ陰極群及び陽
極群とした場合、表示情報が非表示でない表示セルにお
ける表示電極には、非書込みパルスの二値のうちのロー
レベルが印加され、表示情報が非表示の表示電極には、
ハイレベルが印加される。そして、走査電極に印加され
た走査パルスと表示電極に印加された非書込みパルスの
ローレベルとに基づき、書込み放電が行われる。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
維持パルス列とが各走査電極に順次印加される。各表示
セルに対する表示情報が非表示の場合のみオフレベルと
なる非書込みパルスが、走査パルスに同期して表示電極
群に印加される。各表示セルでは、走査電極に印加され
た走査パルスと表示電極に印加された非書込みパルスの
オンレベルとに基づき、書込み放電が行われる。即ち、
表示情報が非表示でない表示セルで書込み放電が開始さ
れる。書込み放電が開始された後、維持パルス列と表示
電極のオンレベルとに基づき該放電が持続される。第2
の発明によれば、第1の発明における表示電極群及び走
査電極群をそれぞれ陽極群及び陰極群とした場合、表示
情報が非表示でない表示セルにおける表示電極には、非
書込みパルスの二値のうちのハイレベルが印加され、表
示情報が非表示の表示電極には、ローレベルが印加され
る。走査電極に印加された走査パルスと表示電極に印加
された非書込みパルスのハイレベルとに基づき、書込み
放電が行われる。第3の発明によれば、第1の発明にお
ける表示電極群及び走査電極群をそれぞれ陰極群及び陽
極群とした場合、表示情報が非表示でない表示セルにお
ける表示電極には、非書込みパルスの二値のうちのロー
レベルが印加され、表示情報が非表示の表示電極には、
ハイレベルが印加される。そして、走査電極に印加され
た走査パルスと表示電極に印加された非書込みパルスの
ローレベルとに基づき、書込み放電が行われる。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0011】
【実施例】第1の実施例 図8及び図9は、本発明の第1の実施例を示すDC−P
DPの構造図であり、図2中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。図8に示すように、DC−P
DPは複数の線状の電極が配列された表示電極群(ここ
では表示放電陽極群)11 〜1N と、補助電極(ここで
は補助陽極)21〜2J と、該表示放電陽極11 〜1N
及び補助陽極21 〜2J が直交するように配列された走
査電極(ここでは陰極)31 〜3M とを、備えている。
各表示放電陽極11 〜1N と陰極31 〜3M との交点に
は、放電によって表示を行う表示セル4mn(1≦n≦
N,1≦m≦M)がそれぞれ形成され、さらに各補助陽
極21 〜2J と陰極31 〜3M との交点にも、補助放電
セル5mj(1≦j≦L)がそれぞれ形成されている。
各表示セル4mnは障壁6で他の表示セルと空間的に隔
てられており、また隣接する補助セルとはプライミング
スリット7を介して結合されている。
DPの構造図であり、図2中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。図8に示すように、DC−P
DPは複数の線状の電極が配列された表示電極群(ここ
では表示放電陽極群)11 〜1N と、補助電極(ここで
は補助陽極)21〜2J と、該表示放電陽極11 〜1N
及び補助陽極21 〜2J が直交するように配列された走
査電極(ここでは陰極)31 〜3M とを、備えている。
各表示放電陽極11 〜1N と陰極31 〜3M との交点に
は、放電によって表示を行う表示セル4mn(1≦n≦
N,1≦m≦M)がそれぞれ形成され、さらに各補助陽
極21 〜2J と陰極31 〜3M との交点にも、補助放電
セル5mj(1≦j≦L)がそれぞれ形成されている。
各表示セル4mnは障壁6で他の表示セルと空間的に隔
てられており、また隣接する補助セルとはプライミング
スリット7を介して結合されている。
【0012】図9に示すように、表示放電陽極11 〜1
N と補助陽極21 〜2J とが前面基板8に形成され、陰
極31 〜3M が該前面基板8に対向した背面基板9に形
成さている。前面基板8と背面基板9との間には、放電
ガス(例えば、ヘリウムとキセノンの混合ガス)が封入
されている。各表示セル4mnには図示しない蛍光体が
配置され、該表示セル4mnにおける表示放電陽極1n
と陰極3m との間で放電が形成されると、紫外線が放射
され、蛍光体が励起されて可視光が発生するようになっ
ている。各表示放電陽極11 〜1N と補助陽極21 〜2
J と陰極31 〜3M とは、図2と同様に接続され、表示
セル4mnがそれぞれメモリ駆動されるようになってい
る。本実施例では、各表示放電陽極11 〜1N を表示電
極とし、それらの各表示放電陽極11 〜1N には、陽極
駆動回路111 〜11N から各表示セル4mnに対する
表示情報を表すパルスが印加される。一方、各陰極31
〜3M は走査電極とされ、それら陰極31 〜3M には、
陰極駆動回路131 〜13M から走査用のパルスが印加
される。
N と補助陽極21 〜2J とが前面基板8に形成され、陰
極31 〜3M が該前面基板8に対向した背面基板9に形
成さている。前面基板8と背面基板9との間には、放電
ガス(例えば、ヘリウムとキセノンの混合ガス)が封入
されている。各表示セル4mnには図示しない蛍光体が
配置され、該表示セル4mnにおける表示放電陽極1n
と陰極3m との間で放電が形成されると、紫外線が放射
され、蛍光体が励起されて可視光が発生するようになっ
ている。各表示放電陽極11 〜1N と補助陽極21 〜2
J と陰極31 〜3M とは、図2と同様に接続され、表示
セル4mnがそれぞれメモリ駆動されるようになってい
る。本実施例では、各表示放電陽極11 〜1N を表示電
極とし、それらの各表示放電陽極11 〜1N には、陽極
駆動回路111 〜11N から各表示セル4mnに対する
表示情報を表すパルスが印加される。一方、各陰極31
〜3M は走査電極とされ、それら陰極31 〜3M には、
陰極駆動回路131 〜13M から走査用のパルスが印加
される。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例におけるD
C−PDPのメモリ駆動方法を示す波形図である。図1
には、各補助陽極21 〜2J に共通に与えられる補助陽
極信号Sと、各表示放電陽極11 ,12 ,…,1N にそ
れぞれ供給される表示陽極信号A1 ,A2,…,A
N と、各陰極31 ,32 ,…,3M にそれぞれ供給され
る陰極信号K1,K2 ,…,KM とが、示されている。
陰極信号K1 ,K2 ,…,KM は、走査パルスP
SCN と、その走査パルスPSCN に引き続き一定期間与え
られ、かつ該走査パルスPSCN とは異なる位相のパルス
である維持パルスPSUS とからなっている。走査パルス
PSCN 及び維持パルスPSUS は、各陰極31 ,32 ,
…,3M に順次印加される。表示陽極信号A1 ,A2 ,
…,AN は二値信号であり、表示情報を表す非書込みパ
ルスPNWを各表示電極11 ,12 ,…,1N にそれぞれ
供給する信号である。非書込みパルスPNWは、表示セル
4mnに書込み放電を生成しないときのみ、走査パルス
PSCN と同期してオフレベルのローレベルなり、他の期
間ではオンレベルのハイレベルとなるパルスである。補
助陽極信号Sは、走査パルスPSCN と同期して補助パル
スPSAを補助電極21 〜2J に与える信号である。
C−PDPのメモリ駆動方法を示す波形図である。図1
には、各補助陽極21 〜2J に共通に与えられる補助陽
極信号Sと、各表示放電陽極11 ,12 ,…,1N にそ
れぞれ供給される表示陽極信号A1 ,A2,…,A
N と、各陰極31 ,32 ,…,3M にそれぞれ供給され
る陰極信号K1,K2 ,…,KM とが、示されている。
陰極信号K1 ,K2 ,…,KM は、走査パルスP
SCN と、その走査パルスPSCN に引き続き一定期間与え
られ、かつ該走査パルスPSCN とは異なる位相のパルス
である維持パルスPSUS とからなっている。走査パルス
PSCN 及び維持パルスPSUS は、各陰極31 ,32 ,
…,3M に順次印加される。表示陽極信号A1 ,A2 ,
…,AN は二値信号であり、表示情報を表す非書込みパ
ルスPNWを各表示電極11 ,12 ,…,1N にそれぞれ
供給する信号である。非書込みパルスPNWは、表示セル
4mnに書込み放電を生成しないときのみ、走査パルス
PSCN と同期してオフレベルのローレベルなり、他の期
間ではオンレベルのハイレベルとなるパルスである。補
助陽極信号Sは、走査パルスPSCN と同期して補助パル
スPSAを補助電極21 〜2J に与える信号である。
【0014】図10は、図1の電位設定を説明する波形
図である。例えば、陰極3m における走査パルスPSCN
のローレベルの電位vSCN を0(V)とした場合、表示
セル4mnに印加される書込み電圧V11を305
(V)とするために、表示放電陽極1n のバイアス電位
vBAを305(V)とする。また、非書込み時の電圧V
12を放電が形成されない最大の電圧である220
(V)とするために、非書込みパルスPNWのローレベル
の電位vNWは220(V)に設定される。一方、表示セ
ル4mnにおける維持放電電圧はV16に対応し255
(V)必要であるので、維持パルスPSUS のローレベル
の電位vSUS は50(V)(=305−255)と設定
される。陰極3m のバイアス電圧vBKにおいて、電位v
BKと表示放電陽極1n のバイアスvBAとの間の電圧V1
3が例えば放電を形成しない最大の電圧の220(V)
となるように、該陰極3m のバイアス電位vBKが85
(V)(=305−220)と設定される。補助放電電
圧V14が300(V)であるので、走査パルスPSCN
のタイミングで補助パルスPSAのハイレベルの電位vSA
は、300(V)となるように設定される。また、走査
パルスPSCN の非供給期間に補助セル5mjが放電を起
こさないようにするために、補助セル5mjへの印加電
圧V15が、放電を形成しない最大の電圧の230
(V)となるように、補助陽極信号Sのバイアス電位v
BSが280(V)(=230+50)に設定される。
図である。例えば、陰極3m における走査パルスPSCN
のローレベルの電位vSCN を0(V)とした場合、表示
セル4mnに印加される書込み電圧V11を305
(V)とするために、表示放電陽極1n のバイアス電位
vBAを305(V)とする。また、非書込み時の電圧V
12を放電が形成されない最大の電圧である220
(V)とするために、非書込みパルスPNWのローレベル
の電位vNWは220(V)に設定される。一方、表示セ
ル4mnにおける維持放電電圧はV16に対応し255
(V)必要であるので、維持パルスPSUS のローレベル
の電位vSUS は50(V)(=305−255)と設定
される。陰極3m のバイアス電圧vBKにおいて、電位v
BKと表示放電陽極1n のバイアスvBAとの間の電圧V1
3が例えば放電を形成しない最大の電圧の220(V)
となるように、該陰極3m のバイアス電位vBKが85
(V)(=305−220)と設定される。補助放電電
圧V14が300(V)であるので、走査パルスPSCN
のタイミングで補助パルスPSAのハイレベルの電位vSA
は、300(V)となるように設定される。また、走査
パルスPSCN の非供給期間に補助セル5mjが放電を起
こさないようにするために、補助セル5mjへの印加電
圧V15が、放電を形成しない最大の電圧の230
(V)となるように、補助陽極信号Sのバイアス電位v
BSが280(V)(=230+50)に設定される。
【0015】次に、図1の波形を適用した場合のDC−
PDPの動作を説明する。例えば、走査電極である各陰
極31 ,32 ,…,3M には、4μs毎にパルス幅τ
SCN =1.5μsの走査パルスPSCN が供給される。こ
の走査パルスPSCNの供給は、陰極31 ,32 ,…,3
M に順次時間をずらして行われる。各走査パルスPSCN
と同期したパルス幅τSA=1.5μsの補助放電パルス
PSAが、4μs毎に補助陽極21 〜2J に印加され、該
補助放電セル5mjにおける補助放電が、走査パルスP
SCN と共にシフトしていく。各陰極31 ,32 ,…,3
M には、走査パルスPSCN に引き続き、パルス幅τSUS
=1.5μsの維持パルスPSU S が、走査パルスPSCN
と重ならないタイミングで、一定期間それぞれ印加され
る。維持パルスPSUS が印加されている期間の補助陽極
21 〜2J の電位vSAは280(V)なので、補助放電
セル5mjに印加される電圧は230(V)(=vBS−
vSUS )である。そのため、このタイミングで補助放電
セル5mjが放電することはない。走査パルスPSCN も
維持パルスPSUS も印加されない期間における陰極
31 ,32 ,…,3M のバイアス電位vBKは、85
(V)である。表示情報が非表示でない場合、n列目の
表示放電陽極1n の電位がバイアス電位vBAの305
(V)となる。
PDPの動作を説明する。例えば、走査電極である各陰
極31 ,32 ,…,3M には、4μs毎にパルス幅τ
SCN =1.5μsの走査パルスPSCN が供給される。こ
の走査パルスPSCNの供給は、陰極31 ,32 ,…,3
M に順次時間をずらして行われる。各走査パルスPSCN
と同期したパルス幅τSA=1.5μsの補助放電パルス
PSAが、4μs毎に補助陽極21 〜2J に印加され、該
補助放電セル5mjにおける補助放電が、走査パルスP
SCN と共にシフトしていく。各陰極31 ,32 ,…,3
M には、走査パルスPSCN に引き続き、パルス幅τSUS
=1.5μsの維持パルスPSU S が、走査パルスPSCN
と重ならないタイミングで、一定期間それぞれ印加され
る。維持パルスPSUS が印加されている期間の補助陽極
21 〜2J の電位vSAは280(V)なので、補助放電
セル5mjに印加される電圧は230(V)(=vBS−
vSUS )である。そのため、このタイミングで補助放電
セル5mjが放電することはない。走査パルスPSCN も
維持パルスPSUS も印加されない期間における陰極
31 ,32 ,…,3M のバイアス電位vBKは、85
(V)である。表示情報が非表示でない場合、n列目の
表示放電陽極1n の電位がバイアス電位vBAの305
(V)となる。
【0016】ここで、走査パルスPSCN の印加で、m行
目の陰極3m の電位が走査パルスPSCN のローレベルの
電位vSCN の0(V)となったとき、表示放電陽極1n
と陰極3m 間の電圧が305(V)となり、表示セル4
mnで書込み放電が開始される。このとき、表示セル4
mnの近傍で放電しているm行目の補助セルmjから、
イオンや励起原子等が図8のプライミングスリット7を
介して表示セル4mnに拡散される。表示セル4mnで
は、それらイオンや励起原子等の助けを得て、ただちに
書込み放電を形成する。一方、表示セル4mnで書込み
放電を行わない場合(即ち、非書込みの場合)、走査パ
ルスPSCN が陰極3m に印加されるタイミングに合わせ
て、n列目の表示放電陽極1n にパルス幅τNW=1.5
μsの非書込みパルスPNWが印加される。このとき、表
示セル4mnに印加された電圧は220(V)(=vNW
−vSCN )であり、放電を形成する電圧に達していな
い。よって、表示セル4mnに対する書込み放電は形成
されない。気体放電では、放電によって生じたイオンや
励起原子が放電停止後に漸減し、また、イオンや励起原
子が存在すると、再放電しやすいという特性を持ってい
る。そのため、例えば、表示セル4mnで書込み放電が
形成されると、その表示セル4mnでは、走査パルスP
SCN に引き続いてあたえられる維持パルスPSUS のタイ
ミングで、書込み電圧の305(V)よりも小さい電圧
の255(V)(=vBA−vSUS )であるにもかかわら
ず、放電を形成することができる。表示セル4mnは、
維持パルスPSUS によってパルス的な断続放電を維持す
る。これにより、メモリ駆動が実現される。放電で生じ
た紫外線は、表示セル4mn中の蛍光体に吸収され、そ
の蛍光体が発光する。陰極3m への維持パルスPSUS の
印加が停止されると、表示セル4mnでの維持放電が停
止される。また、書込み放電が形成されない表示セルで
は、イオンや励起原子が少ないため、走査パルスPSCN
に引き続いて印加される維持パルスPSUS では放電を形
成しない。
目の陰極3m の電位が走査パルスPSCN のローレベルの
電位vSCN の0(V)となったとき、表示放電陽極1n
と陰極3m 間の電圧が305(V)となり、表示セル4
mnで書込み放電が開始される。このとき、表示セル4
mnの近傍で放電しているm行目の補助セルmjから、
イオンや励起原子等が図8のプライミングスリット7を
介して表示セル4mnに拡散される。表示セル4mnで
は、それらイオンや励起原子等の助けを得て、ただちに
書込み放電を形成する。一方、表示セル4mnで書込み
放電を行わない場合(即ち、非書込みの場合)、走査パ
ルスPSCN が陰極3m に印加されるタイミングに合わせ
て、n列目の表示放電陽極1n にパルス幅τNW=1.5
μsの非書込みパルスPNWが印加される。このとき、表
示セル4mnに印加された電圧は220(V)(=vNW
−vSCN )であり、放電を形成する電圧に達していな
い。よって、表示セル4mnに対する書込み放電は形成
されない。気体放電では、放電によって生じたイオンや
励起原子が放電停止後に漸減し、また、イオンや励起原
子が存在すると、再放電しやすいという特性を持ってい
る。そのため、例えば、表示セル4mnで書込み放電が
形成されると、その表示セル4mnでは、走査パルスP
SCN に引き続いてあたえられる維持パルスPSUS のタイ
ミングで、書込み電圧の305(V)よりも小さい電圧
の255(V)(=vBA−vSUS )であるにもかかわら
ず、放電を形成することができる。表示セル4mnは、
維持パルスPSUS によってパルス的な断続放電を維持す
る。これにより、メモリ駆動が実現される。放電で生じ
た紫外線は、表示セル4mn中の蛍光体に吸収され、そ
の蛍光体が発光する。陰極3m への維持パルスPSUS の
印加が停止されると、表示セル4mnでの維持放電が停
止される。また、書込み放電が形成されない表示セルで
は、イオンや励起原子が少ないため、走査パルスPSCN
に引き続いて印加される維持パルスPSUS では放電を形
成しない。
【0017】以上のように、この第1の実施例では、表
示セル4mnに表示放電を形成する場合、表示放電陽極
1n の電位を非書込みパルスPNWのハイレベルに相当す
るバイアス電位vBAにすると共に、陰極3m に走査パル
スPSCN のローレベルの電位vSCN のを印加して書込み
放電を形成し、引き続いて維持パルスPSUS におけるロ
ーレベルの電位vSUS とバイアス電位vBAとの間の電圧
でパルス的に維持放電を行うようにしている。また、非
書込みの場合、陰極3m に走査パルスPSCN が印加され
るタイミングに合わせ、表示放電1n に非書込みパルス
PNWのオフレベルであるローレベルの電位vNWを印加す
るようにしている。よって、書込み時の電圧V11と維
持放電の時の電圧V13を、それぞれ個別に設定するこ
とができる。例えば、非書込みパルスPNWのオフレベル
の電位vNWを低くすることで、非書込み時の電圧V12
を、表示セル4mnにおける図4のI−V特性のV切片
の電圧Vφよりも十分低く設定することが可能である。
こうした場合にも、継続放電を行うための図10の電圧
V13は変化しない。即ち、各表示セルにおける十分な
メモリマージンが得られる。ここで、表示放電陽極11
〜1N 与えられる表示陽極信号は二値であり、陽極駆動
回路111 〜11N が簡素な構成で行える。しかも、補
助陽極信号S、表示陽極信号A1 ,A2 ,…,AN 、及
び陰極信号K1 ,K2 ,…,KM の各振幅が、図10の
ようにそれぞれ20(V)、85(V)、85(V)と
従来に比べて小さくなり、各駆動回路の小型化が可能と
なってIC化が容易となる。さらに、それらの各信号の
振幅が小さくなることにより、従来よりも低消費電力の
DC−PDPを実現できる。
示セル4mnに表示放電を形成する場合、表示放電陽極
1n の電位を非書込みパルスPNWのハイレベルに相当す
るバイアス電位vBAにすると共に、陰極3m に走査パル
スPSCN のローレベルの電位vSCN のを印加して書込み
放電を形成し、引き続いて維持パルスPSUS におけるロ
ーレベルの電位vSUS とバイアス電位vBAとの間の電圧
でパルス的に維持放電を行うようにしている。また、非
書込みの場合、陰極3m に走査パルスPSCN が印加され
るタイミングに合わせ、表示放電1n に非書込みパルス
PNWのオフレベルであるローレベルの電位vNWを印加す
るようにしている。よって、書込み時の電圧V11と維
持放電の時の電圧V13を、それぞれ個別に設定するこ
とができる。例えば、非書込みパルスPNWのオフレベル
の電位vNWを低くすることで、非書込み時の電圧V12
を、表示セル4mnにおける図4のI−V特性のV切片
の電圧Vφよりも十分低く設定することが可能である。
こうした場合にも、継続放電を行うための図10の電圧
V13は変化しない。即ち、各表示セルにおける十分な
メモリマージンが得られる。ここで、表示放電陽極11
〜1N 与えられる表示陽極信号は二値であり、陽極駆動
回路111 〜11N が簡素な構成で行える。しかも、補
助陽極信号S、表示陽極信号A1 ,A2 ,…,AN 、及
び陰極信号K1 ,K2 ,…,KM の各振幅が、図10の
ようにそれぞれ20(V)、85(V)、85(V)と
従来に比べて小さくなり、各駆動回路の小型化が可能と
なってIC化が容易となる。さらに、それらの各信号の
振幅が小さくなることにより、従来よりも低消費電力の
DC−PDPを実現できる。
【0018】第2の実施例 図11は、本発明の第2の実施例におけるDC−PDP
のメモリ駆動方法を示す波形図である。第1の実施例で
は、図8及び図9の表示電極11 ,12 ,…,1N を表
示放電陽極として用い、それらの電極11 ,12 ,…,
1N に表示情報としての非書込みパルスPNWを印加し、
走査電極31 ,32 ,…,3M を陰極として走査パルス
PSCN 及び維持パルスPSUS を印加してDC−PDPの
メモリ駆動を行っている。これに対して本実施例では、
表示電極11 ,12 ,…,1N を表示放電陰極として用
い、それら表示放電陰極11 ,12 ,…,1N に非書込
みの時ハイレベルとなる非書込みパルスを印加し、陽極
31 ,32 ,…,3M には、走査パルスPSCN と維持パ
ルスPSUS を印加するものである。図11に表示放電陰
極11 ,12 ,…,1N にそれぞれ供給される表示陰極
信号Kn と、各陽極31 ,32 ,…,3M にそれぞれ供
給される陽極信号A1 ,A2 ,…,AM とが、示されて
いる。
のメモリ駆動方法を示す波形図である。第1の実施例で
は、図8及び図9の表示電極11 ,12 ,…,1N を表
示放電陽極として用い、それらの電極11 ,12 ,…,
1N に表示情報としての非書込みパルスPNWを印加し、
走査電極31 ,32 ,…,3M を陰極として走査パルス
PSCN 及び維持パルスPSUS を印加してDC−PDPの
メモリ駆動を行っている。これに対して本実施例では、
表示電極11 ,12 ,…,1N を表示放電陰極として用
い、それら表示放電陰極11 ,12 ,…,1N に非書込
みの時ハイレベルとなる非書込みパルスを印加し、陽極
31 ,32 ,…,3M には、走査パルスPSCN と維持パ
ルスPSUS を印加するものである。図11に表示放電陰
極11 ,12 ,…,1N にそれぞれ供給される表示陰極
信号Kn と、各陽極31 ,32 ,…,3M にそれぞれ供
給される陽極信号A1 ,A2 ,…,AM とが、示されて
いる。
【0019】本実施例における電位設定では、例えば、
表示放電陰極11 ,12 ,…,1Nのバイアス電位vBK
を0(V)とした場合、陽極31 ,32 ,…,3M に与
えられるパルス幅=1.5μsの走査パルスPSCN は、
ハイレベルの電位vSCNHが305(V)に設定される。
また、陽極31 ,32 ,…,3M に与えられる維持パル
スPSUS もパルス幅=1.5μsであり、その維持パル
スPSUS のハイレベルの電位vSUSHが255(V)に設
定される。走査パルスPSCN 及び維持パルスPSUS の非
供給期間において、各陽極31 ,32 ,…,3M にはバ
イアス電位vBAの220(V)がそれぞれ印加される。
各表示放電陰極11 ,12 ,…,1N には、表示情報に
応じた非書込みパルスPNWがパルス幅1.5μsで印加
される。図11の非書込みパルスPNWにおいては、表示
情報によって書込み放電を開始する場合のオンレベルが
ローレベルであり、非表示の場合のオフレベルがハイレ
ベルと設定される。その非書込みパルスPNWがローレベ
ルの場合の電位がバイアス電位vBKの0(V)であり、
ハイレベルの電位vNWH が85(V)に設定されて、各
電極11 ,12 ,…,1N に印加される。図11のよう
に電位設定されたDC−PDPおいて、例えば、走査電
極である各陽極31 ,32 ,…,3M には、4μs毎に
パルス幅τSCN =1.5μsの走査パルスPSCN が供給
される。この走査パルスPSCN の供給は、陽極31 ,3
2,…,3M に順次時間をずらして行われる。走査パル
スPSCN に引き続き、各陽極31 ,32 ,…,3M に
は、パルス幅τSUS =1.5μsの維持パルスP
SUSが、走査パルスPSCN と重ならないタイミングで一
定期間それぞれ印加される。走査パルスPSCN も維持パ
ルスPSUS も印加されない期間における陽極31 ,
32 ,…,3M のバイアス電位vBAは、220(V)で
ある。
表示放電陰極11 ,12 ,…,1Nのバイアス電位vBK
を0(V)とした場合、陽極31 ,32 ,…,3M に与
えられるパルス幅=1.5μsの走査パルスPSCN は、
ハイレベルの電位vSCNHが305(V)に設定される。
また、陽極31 ,32 ,…,3M に与えられる維持パル
スPSUS もパルス幅=1.5μsであり、その維持パル
スPSUS のハイレベルの電位vSUSHが255(V)に設
定される。走査パルスPSCN 及び維持パルスPSUS の非
供給期間において、各陽極31 ,32 ,…,3M にはバ
イアス電位vBAの220(V)がそれぞれ印加される。
各表示放電陰極11 ,12 ,…,1N には、表示情報に
応じた非書込みパルスPNWがパルス幅1.5μsで印加
される。図11の非書込みパルスPNWにおいては、表示
情報によって書込み放電を開始する場合のオンレベルが
ローレベルであり、非表示の場合のオフレベルがハイレ
ベルと設定される。その非書込みパルスPNWがローレベ
ルの場合の電位がバイアス電位vBKの0(V)であり、
ハイレベルの電位vNWH が85(V)に設定されて、各
電極11 ,12 ,…,1N に印加される。図11のよう
に電位設定されたDC−PDPおいて、例えば、走査電
極である各陽極31 ,32 ,…,3M には、4μs毎に
パルス幅τSCN =1.5μsの走査パルスPSCN が供給
される。この走査パルスPSCN の供給は、陽極31 ,3
2,…,3M に順次時間をずらして行われる。走査パル
スPSCN に引き続き、各陽極31 ,32 ,…,3M に
は、パルス幅τSUS =1.5μsの維持パルスP
SUSが、走査パルスPSCN と重ならないタイミングで一
定期間それぞれ印加される。走査パルスPSCN も維持パ
ルスPSUS も印加されない期間における陽極31 ,
32 ,…,3M のバイアス電位vBAは、220(V)で
ある。
【0020】ここで、走査パルスPSCN の印加で、m行
目の陽極3m の電位が走査パルスPSCN のハイレベルの
電位vSCNHの305(V)となったとき、表示放電陰極
1nと陽極3m 間の電圧が305(V)となり、表示セ
ル4mnで書込み放電が第1の実施例と同様に開始され
る。一方、表示セル4mnで書込み放電を行わない場合
(即ち、非書込みの場合)、走査パルスPSCN が陽極3
m に印加されるタイミングに合わせて、n列目の表示放
電陰極1n にパルス幅τNW=1.5μsの非書込みパル
スPNWが印加される。このとき、表示セル4mnに印加
された電圧は220(V)(=vSCNH−vNWH )であ
り、放電を形成する電圧に達していない。よって、表示
セル4mnに対する書込み放電は形成されない。表示セ
ル4mnで書込み放電が形成されると、その表示セル4
mnは、走査パルスPSCN に引き続いてあたえられる維
持パルスPSUS のタイミングで、書込み電圧の305
(V)よりも小さい電圧の255(V)(=vSUSH−v
BK)であるにもかかわらず、放電が形成される。よっ
て、表示セル4mnでは、維持パルスPSUS でパルス的
な断続放電が維持され、メモリ駆動が実現される。書込
み放電が形成されない表示セルでは、イオンや励起原子
が少ないため、走査パルスPSC N に引き続いて印加され
る維持パルスPSUS では放電を形成しない。
目の陽極3m の電位が走査パルスPSCN のハイレベルの
電位vSCNHの305(V)となったとき、表示放電陰極
1nと陽極3m 間の電圧が305(V)となり、表示セ
ル4mnで書込み放電が第1の実施例と同様に開始され
る。一方、表示セル4mnで書込み放電を行わない場合
(即ち、非書込みの場合)、走査パルスPSCN が陽極3
m に印加されるタイミングに合わせて、n列目の表示放
電陰極1n にパルス幅τNW=1.5μsの非書込みパル
スPNWが印加される。このとき、表示セル4mnに印加
された電圧は220(V)(=vSCNH−vNWH )であ
り、放電を形成する電圧に達していない。よって、表示
セル4mnに対する書込み放電は形成されない。表示セ
ル4mnで書込み放電が形成されると、その表示セル4
mnは、走査パルスPSCN に引き続いてあたえられる維
持パルスPSUS のタイミングで、書込み電圧の305
(V)よりも小さい電圧の255(V)(=vSUSH−v
BK)であるにもかかわらず、放電が形成される。よっ
て、表示セル4mnでは、維持パルスPSUS でパルス的
な断続放電が維持され、メモリ駆動が実現される。書込
み放電が形成されない表示セルでは、イオンや励起原子
が少ないため、走査パルスPSC N に引き続いて印加され
る維持パルスPSUS では放電を形成しない。
【0021】以上のように、この第2の実施例では、走
査電極31 ,32 ,…,3M を陽極として用い、それら
陽極31 ,32 ,…,3M に走査パルスPSCN と維持パ
ルスPSUS を印加し、表示電極11 ,12 ,…,1N を
陰極として非書込みパルスPNWを印加しているので、表
示セル4mnの書込み時の電圧と維持放電の時の電圧を
それぞれ個別に設定することができる。ここで、表示放
電陰極11 ,12 ,…,1N に与えられる表示陰極信号
は二値であり、陰極駆動回路111 〜11N が簡素な構
成で行える。しかも、第1の実施例と同様に、各表示セ
ル4mnにおける十分なメモリマージンが得られると共
に、陽極信号A1 ,A2 ,…,AM 及び表示陰極信号K
1 ,K2 ,…,KN の各振幅が、85(V)と小さくす
ることができる。よって、陽極駆動回路13及び陰極駆
動回路11等のIC化が容易となる。さらに、それらの
各信号A1 ,A2 ,…,AM 及び陰極信号K1 ,K2 ,
…,KN の振幅が小さくなることにより、従来よりも低
消費電力のDC−PDPを実現できる。
査電極31 ,32 ,…,3M を陽極として用い、それら
陽極31 ,32 ,…,3M に走査パルスPSCN と維持パ
ルスPSUS を印加し、表示電極11 ,12 ,…,1N を
陰極として非書込みパルスPNWを印加しているので、表
示セル4mnの書込み時の電圧と維持放電の時の電圧を
それぞれ個別に設定することができる。ここで、表示放
電陰極11 ,12 ,…,1N に与えられる表示陰極信号
は二値であり、陰極駆動回路111 〜11N が簡素な構
成で行える。しかも、第1の実施例と同様に、各表示セ
ル4mnにおける十分なメモリマージンが得られると共
に、陽極信号A1 ,A2 ,…,AM 及び表示陰極信号K
1 ,K2 ,…,KN の各振幅が、85(V)と小さくす
ることができる。よって、陽極駆動回路13及び陰極駆
動回路11等のIC化が容易となる。さらに、それらの
各信号A1 ,A2 ,…,AM 及び陰極信号K1 ,K2 ,
…,KN の振幅が小さくなることにより、従来よりも低
消費電力のDC−PDPを実現できる。
【0022】なお、本発明は、上記実施例に限定されず
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1) 第1及び第2の実施例で、放電ガスをヘリウム
とキセノンの混合ガスとしているが、例えば、放電ガス
はヘリウムとネオン或いはクリプトンの混合ガス等とし
ても、同様の効果が得られる。 (2) 第1及び第2の実施例における補助放電セル5
mjは、表示セル4m nに対する書込み放電を補助する
ために設けられたものである。そのため、例えば、表示
セル4mnに1(KV)等の高電圧をかけて書込みを行
う場合には、補助放電セル5mjを省略できる。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1) 第1及び第2の実施例で、放電ガスをヘリウム
とキセノンの混合ガスとしているが、例えば、放電ガス
はヘリウムとネオン或いはクリプトンの混合ガス等とし
ても、同様の効果が得られる。 (2) 第1及び第2の実施例における補助放電セル5
mjは、表示セル4m nに対する書込み放電を補助する
ために設けられたものである。そのため、例えば、表示
セル4mnに1(KV)等の高電圧をかけて書込みを行
う場合には、補助放電セル5mjを省略できる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、走査電極には走査パルスと維持パルス列を印
加し、表示電極には各表示セルに対する表示情報が非表
示の場合のみオフレベルとなる非書込みパルスを印加
し、そして走査パルスと非書込みパルスのオフレベル以
外のオンレベルとに基づき、表示情報が非表示でない表
示セルに書込み放電を開始させ、かつ維持パルス列と表
示電極のオンレベルとに基づき放電を持続させる。その
ため、気体放電パネル中の表示セルにおける書込み電圧
と維持電圧とを個別に設定することができ、十分なメモ
リマージンを確保できる。その上、気体放電パネルのメ
モリ駆動のために表示電極、走査電極、及び補助電極に
与える信号の振幅を小さくすることが可能となり、低消
費電力のPDPを実現できると共に、その周辺回路のI
C化を容易にすることができる。
によれば、走査電極には走査パルスと維持パルス列を印
加し、表示電極には各表示セルに対する表示情報が非表
示の場合のみオフレベルとなる非書込みパルスを印加
し、そして走査パルスと非書込みパルスのオフレベル以
外のオンレベルとに基づき、表示情報が非表示でない表
示セルに書込み放電を開始させ、かつ維持パルス列と表
示電極のオンレベルとに基づき放電を持続させる。その
ため、気体放電パネル中の表示セルにおける書込み電圧
と維持電圧とを個別に設定することができ、十分なメモ
リマージンを確保できる。その上、気体放電パネルのメ
モリ駆動のために表示電極、走査電極、及び補助電極に
与える信号の振幅を小さくすることが可能となり、低消
費電力のPDPを実現できると共に、その周辺回路のI
C化を容易にすることができる。
【0024】第2の発明によれば、第1の発明における
表示電極群及び走査電極群をそれぞれ陽極群及び陰極群
とした場合、非書込みパルスを、書込み放電を開始する
場合のオンレベルがハイレベルであり、非表示の場合の
オフレベルがローレベルである二値信号としているの
で、第1の発明と同様に、十分なメモリマージンを確保
すると共にPDPの低消費電力化と周辺回路のIC化を
容易にし、さらに、非書込みパルスの供給回路である陽
極駆動回路を簡単な構成にすることができる。
表示電極群及び走査電極群をそれぞれ陽極群及び陰極群
とした場合、非書込みパルスを、書込み放電を開始する
場合のオンレベルがハイレベルであり、非表示の場合の
オフレベルがローレベルである二値信号としているの
で、第1の発明と同様に、十分なメモリマージンを確保
すると共にPDPの低消費電力化と周辺回路のIC化を
容易にし、さらに、非書込みパルスの供給回路である陽
極駆動回路を簡単な構成にすることができる。
【0025】第3の発明によれば、第1の発明における
表示電極群及び走査電極群をそれぞれ陰極群及び陽極群
とした場合、非書込みパルスを、書込み放電を開始する
場合のオンレベルがローレベルであり、非表示の場合の
オフレベルがハイレベルの二値信号としているので、第
1の発明と同様に、十分なメモリマージンを確保すると
共に気体放電パネルの低消費電力化と周辺回路のIC化
を容易にし、さらに、非書込みパルスの供給回路である
陰極駆動回路を簡単な構成にできる。
表示電極群及び走査電極群をそれぞれ陰極群及び陽極群
とした場合、非書込みパルスを、書込み放電を開始する
場合のオンレベルがローレベルであり、非表示の場合の
オフレベルがハイレベルの二値信号としているので、第
1の発明と同様に、十分なメモリマージンを確保すると
共に気体放電パネルの低消費電力化と周辺回路のIC化
を容易にし、さらに、非書込みパルスの供給回路である
陰極駆動回路を簡単な構成にできる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるDC−PDPの
メモリ駆動方法を示す波形図である。
メモリ駆動方法を示す波形図である。
【図2】従来のDC−PDP及びその周辺回路の概略を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】従来のDC−PDPのメモリ駆動方法を示す波
形図である。
形図である。
【図4】図2中の表示セルにおける電流と電圧間の特性
図である。
図である。
【図5】従来のDC−PDPにおける他のメモリ駆動方
法の波形図である。
法の波形図である。
【図6】図3の電位を説明する波形図である。
【図7】図5の電位設定を説明する波形図である。
【図8】本発明の第1の実施例を示すDC−PDPの構
造図である。
造図である。
【図9】本発明の第1の実施例を示すDC−PDPの構
造図である。
造図である。
【図10】図1の電位設定を説明する波形図である。
【図11】本発明の第2の実施例におけるDC−PDP
のメモリ駆動方法を示す波形図である。
のメモリ駆動方法を示す波形図である。
11 〜1N 表示放電陽極 31 〜3M 陰極 4mn 表示セル 6 隔壁 PW 書込みパルス PSCN 走査パルス PSUS 維持パルス
Claims (3)
- 【請求項1】 配列された複数の線状電極で構成された
表示電極群と、放電ガスが封入され前記表示電極群と対
向して前記表示電極群と直交するように配列された複数
の線状電極で構成された走査電極群と、前記各表示電極
及び走査電極の交差箇所に設けられ該各表示電極及び走
査電極間の放電によりそれぞれ発光する複数の表示セル
とを、備えた気体放電パネルにおいて、 前記各走査電極には走査パルスを順次印加すると共に該
各走査パルスに引き続く維持パルス列を一定期間それぞ
れ印加し、 前記表示電極群には前記各表示セルに対する表示情報が
非表示の場合のみオフレベルとなる非書込みパルスを前
記走査パルスに同期して印加し、 前記走査電極に印加された走査パルスと前記表示電極に
印加された非書込みパルスの前記オフレベル以外のオン
レベルとに基づき前記表示情報が非表示でない前記表示
セルに書込み放電を開始させ、該走査パルスに引き続い
て該走査電極に印加された前記維持パルス列と該表示電
極のオンレベルとに基づき該放電を持続させることを特
徴とする気体放電パネルのメモリ駆動方法。 - 【請求項2】 前記表示電極群及び前記走査電極群をそ
れぞれ陽極群及び陰極群とし、前記非書込みパルスは、
前記書込み放電を開始する場合のオンレベルがハイレベ
ルで前記非表示の場合のオフレベルがローレベルの二値
信号であることを特徴とする請求項1記載の気体放電パ
ネルのメモリ駆動方法。 - 【請求項3】 前記表示電極群及び前記走査電極群をそ
れぞれ陰極群及び陽極群とし、前記非書込みパルスは、
前記書込み放電を開始する場合のオンレベルがローレベ
ルで前記非表示の場合のオフレベルがハイレベルの二値
信号であることを特徴とする請求項1記載の気体放電パ
ネルのメモリ駆動方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262459A JP3062406B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 直流型気体放電パネルのメモリ駆動方法 |
| TW084107722A TW273614B (en) | 1994-10-26 | 1995-07-25 | A method of driving storage devices for a plasma discharge plate |
| EP95116050A EP0709820A3 (en) | 1994-10-26 | 1995-10-11 | Control method with memory effect of a plasma display panel using independent write and maintain voltages |
| US08/548,668 US5677600A (en) | 1994-10-26 | 1995-10-26 | Method of memory-driving a plasma display panel with write and sustain voltages set up independently of each other |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6262459A JP3062406B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 直流型気体放電パネルのメモリ駆動方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08123363A true JPH08123363A (ja) | 1996-05-17 |
| JP3062406B2 JP3062406B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=17376085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6262459A Expired - Fee Related JP3062406B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 直流型気体放電パネルのメモリ駆動方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5677600A (ja) |
| EP (1) | EP0709820A3 (ja) |
| JP (1) | JP3062406B2 (ja) |
| TW (1) | TW273614B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100445418B1 (ko) * | 2001-10-09 | 2004-08-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 |
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| JPH1011010A (ja) * | 1996-06-26 | 1998-01-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | 直流型気体放電パネルのメモリ駆動方法 |
| JPH10247456A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-09-14 | Fujitsu Ltd | プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイ装置、及びプラズマディスプレイパネルの駆動方法 |
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| KR100346376B1 (ko) * | 1999-04-15 | 2002-08-01 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 표시 패널의 구동 장치 |
| US8853696B1 (en) | 1999-06-04 | 2014-10-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electro-optical device and electronic device |
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| JP2010008523A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Sony Corp | 表示装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS60221796A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-06 | 富士通株式会社 | ガス放電パネルの駆動方法 |
| US4692665A (en) * | 1985-07-05 | 1987-09-08 | Nec Corporation | Driving method for driving plasma display with improved power consumption and driving device for performing the same method |
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