JPH08123507A - ロバスト制御装置 - Google Patents
ロバスト制御装置Info
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- JPH08123507A JPH08123507A JP6263526A JP26352694A JPH08123507A JP H08123507 A JPH08123507 A JP H08123507A JP 6263526 A JP6263526 A JP 6263526A JP 26352694 A JP26352694 A JP 26352694A JP H08123507 A JPH08123507 A JP H08123507A
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- robust
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J9/00—Program-controlled manipulators
- B25J9/16—Program controls
- B25J9/1628—Program controls characterised by the control loop
- B25J9/163—Program controls characterised by the control loop learning, adaptive, model based, rule based expert control
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B13/00—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
- G05B13/02—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
- G05B13/04—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators
- G05B13/041—Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators in which a variable is automatically adjusted to optimise the performance
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軌道追従制御を行うロボットに対するロバス
ト制御装置に関し、動特性モデルの不正確さと雑音など
のランダムな外乱を考慮に入れたロバスト制御装置を提
供することを目的とする。 【構成】 係数行列の不正確さとランダム外乱とを反映
させて制御対象のモデルを生成する手段11と、制御対
象の状態に基づいて、動特性モデルに対する制御入力の
一部としての選択的部分入力を、ロバスト2次最適化規
範を用いて最適化する手段12と、手段11と12の出
力によって制御対象に対する制御信号を生成する手段1
3とを備えるように構成する。
ト制御装置に関し、動特性モデルの不正確さと雑音など
のランダムな外乱を考慮に入れたロバスト制御装置を提
供することを目的とする。 【構成】 係数行列の不正確さとランダム外乱とを反映
させて制御対象のモデルを生成する手段11と、制御対
象の状態に基づいて、動特性モデルに対する制御入力の
一部としての選択的部分入力を、ロバスト2次最適化規
範を用いて最適化する手段12と、手段11と12の出
力によって制御対象に対する制御信号を生成する手段1
3とを備えるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不完全なモデルを許容す
る制御系設計理論としてのロバスト制御方式に係わり、
更に詳しくは係数行列の不正確さとランダム入力とが反
映された動特性モデルに基づいて、軌道追従制御を行う
ロボットに対するロバスト制御装置に関する。
る制御系設計理論としてのロバスト制御方式に係わり、
更に詳しくは係数行列の不正確さとランダム入力とが反
映された動特性モデルに基づいて、軌道追従制御を行う
ロボットに対するロバスト制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】制御系設計にあたっては、一般に制御対
象のモデリングによってモデルを作成し、そのモデルに
対して制御理論に基づく設計法を適用し、設計結果とし
ての制御器を制御対象と組み合わせることになる。
象のモデリングによってモデルを作成し、そのモデルに
対して制御理論に基づく設計法を適用し、設計結果とし
ての制御器を制御対象と組み合わせることになる。
【0003】制御対象のモデルは、生きた世界における
具体的な装置や機器としての制御対象と、抽象的、一般
的な論理体系としての制御理論とを結びつけるものであ
る。制御対象のモデルを正しく構築することができれ
ば、そのモデルと与えられる設計仕様とに基づいて、設
計者に依存しない標準的な設計手順を適用することによ
って、制御系の設計を行うことができる。
具体的な装置や機器としての制御対象と、抽象的、一般
的な論理体系としての制御理論とを結びつけるものであ
る。制御対象のモデルを正しく構築することができれ
ば、そのモデルと与えられる設計仕様とに基づいて、設
計者に依存しない標準的な設計手順を適用することによ
って、制御系の設計を行うことができる。
【0004】このような制御系設計の例をロボットの軌
道追従制御について説明する。図10は軌道追従制御を
実行するロボットシステムの構築ブロック図である。同
図においてロボットマニピュレータの軌道q(t)を所
定の軌道(目標軌道)gr (t)に追従させるような入
力トルクτを軌道追従制御装置2によって発生して、ロ
ボット1に与えることにより軌道追従制御が行われる。
軌道追従制御装置2に対しては、ロボット1からはセン
サを介して関節角度ベクトルq,および関節角速度ベク
トル 外1 が与えられ、また軌道生成器3によって目
標関節角
道追従制御について説明する。図10は軌道追従制御を
実行するロボットシステムの構築ブロック図である。同
図においてロボットマニピュレータの軌道q(t)を所
定の軌道(目標軌道)gr (t)に追従させるような入
力トルクτを軌道追従制御装置2によって発生して、ロ
ボット1に与えることにより軌道追従制御が行われる。
軌道追従制御装置2に対しては、ロボット1からはセン
サを介して関節角度ベクトルq,および関節角速度ベク
トル 外1 が与えられ、また軌道生成器3によって目
標関節角
【0005】
【外1】
【0006】度ベクトルqr 、目標関節角速度ベクトル
外2 、および目標関節角加速度ベ
外2 、および目標関節角加速度ベ
【0007】
【外2】
【0008】クトル 外3 が生成されて与えられる。
【0009】
【外3】
【0010】図10においてロボット1はn個のリンク
を持つ構造であるとすると、その動特性は次式の数学モ
デルによって記述される。
を持つ構造であるとすると、その動特性は次式の数学モ
デルによって記述される。
【0011】
【数1】
【0012】ここでqはn次元の関節変数(関節角度)
であり、 外4 は関節角速度、ま
であり、 外4 は関節角速度、ま
【0013】
【外4】
【0014】た 外5 は関節角加速度を表す。
【0015】
【外5】
【0016】式(1)においてM(q)はn行、n列
(n×n)の慣性行列を表し、 外6
(n×n)の慣性行列を表し、 外6
【0017】
【外6】
【0018】はコリオリ力と求心力の影響を記述するn
次元ベクトルを表し、G(q)は重力の影響を表すn次
元ベクトルを表し、更にτはアクチュエータによって印
加される入力トルクを示すn次元ベクトルを表す。
次元ベクトルを表し、G(q)は重力の影響を表すn次
元ベクトルを表し、更にτはアクチュエータによって印
加される入力トルクを示すn次元ベクトルを表す。
【0019】このようなロボットの軌道追従制御に関す
る従来技術の例として、次の文献によるものを簡単に説
明する。 文献1)Johansson,R.:"Quadratic optimisation of mo
tion coordination and control",IEEE Trans.AC-35,N
o.11,pp.1197 〜1208(1990) この文献によれば、制御トルクτ(t)の1部が以下に
示す選択的部分入力u(t)によって構成される。
る従来技術の例として、次の文献によるものを簡単に説
明する。 文献1)Johansson,R.:"Quadratic optimisation of mo
tion coordination and control",IEEE Trans.AC-35,N
o.11,pp.1197 〜1208(1990) この文献によれば、制御トルクτ(t)の1部が以下に
示す選択的部分入力u(t)によって構成される。
【0020】
【数2】
【0021】但し(2)式に表れるベクトルや行列の定
義は以下のように与えられる。
義は以下のように与えられる。
【0022】
【数3】
【0023】更にz1 ,z2 などを変換行列T0 を用い
て表すと次式のようになる。なお変換行列T0 は2n×
2nの行列であり、T11, T12はそれぞれn×nのT0
の上半分の部分である。すなわち変換行列T0 を正方行
列とするために変数z2 が定義されていることになる。
て表すと次式のようになる。なお変換行列T0 は2n×
2nの行列であり、T11, T12はそれぞれn×nのT0
の上半分の部分である。すなわち変換行列T0 を正方行
列とするために変数z2 が定義されていることになる。
【0024】
【数4】
【0025】このような選択的部分入力u(t)を導入
することによって、軌道追従制御を最小のエネルギーで
実現することができる入力トルクの構築を容易に行うこ
とができる。すなわち2次形式の評価関数を最小化する
最適レギュレータの手法を適用することが可能となる。
することによって、軌道追従制御を最小のエネルギーで
実現することができる入力トルクの構築を容易に行うこ
とができる。すなわち2次形式の評価関数を最小化する
最適レギュレータの手法を適用することが可能となる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の制御
装置においては、制御対象の正確な動特性モデルが作成
可能であることを前提として、制御系の設計が行われて
いた。図11は従来における制御装置の構成ブロック図
である。同図において、例えばロボットの正確な動特性
モデルPに対応してコントローラ(制御器)Cが組み合
わされ、モデルPに対応する制御対象4からセンサによ
って得られたデータがコントローラ5に入力され、コン
トローラ5から制御入力が制御対象4に与えられる構成
となっていた。
装置においては、制御対象の正確な動特性モデルが作成
可能であることを前提として、制御系の設計が行われて
いた。図11は従来における制御装置の構成ブロック図
である。同図において、例えばロボットの正確な動特性
モデルPに対応してコントローラ(制御器)Cが組み合
わされ、モデルPに対応する制御対象4からセンサによ
って得られたデータがコントローラ5に入力され、コン
トローラ5から制御入力が制御対象4に与えられる構成
となっていた。
【0027】制御対象モデルを構築する作業としてのモ
デリング(システム同定)は一般的に試行錯誤、または
ノウハウに頼る部分が多く、制御対象のモデリングには
大きな労力を必要とすることが多い。さらに苦労して得
られた結果としてのモデルも、その精度、すなわちモデ
ルと実際の制御対象の特性との適合度については大きな
限界を持つことが多い。このような理論と現実のギャッ
プは制御工学に限定された問題ではないが、どんなに高
精度のモデルが作成されたとしても、作成された(ノミ
ナル)モデルが実際の制御対象の近似にすぎず、そのモ
デルに含まれない不確かさのために、そのモデルに基づ
いて設計されたコントローラを用いても制御系が不安定
になってしまうと言う問題点があった。
デリング(システム同定)は一般的に試行錯誤、または
ノウハウに頼る部分が多く、制御対象のモデリングには
大きな労力を必要とすることが多い。さらに苦労して得
られた結果としてのモデルも、その精度、すなわちモデ
ルと実際の制御対象の特性との適合度については大きな
限界を持つことが多い。このような理論と現実のギャッ
プは制御工学に限定された問題ではないが、どんなに高
精度のモデルが作成されたとしても、作成された(ノミ
ナル)モデルが実際の制御対象の近似にすぎず、そのモ
デルに含まれない不確かさのために、そのモデルに基づ
いて設計されたコントローラを用いても制御系が不安定
になってしまうと言う問題点があった。
【0028】制御対象の1つとしてのロボットを考える
と、ロボットが多くの要素からなる運動機械であり、複
雑な仕組みと構造を持っている。一般にロボットのモデ
ルは物理学に基づく単純な記述にすぎず、ロボット自体
はその単純な記述を越えた複雑なものであり、正確に把
握できない不確定要素が内包されている。すなわちロボ
ットはたえず環境との間で物質やエネルギーをやり取り
することによって機能を果たしており経年変化や、予測
できない外界の変化の影響を受けることになる。従って
どんなに工学的知見が豊富であったとしても、機器とし
てのロボットの特性を完全に把握し、起こり得る変動を
完全に予測することは困難である。
と、ロボットが多くの要素からなる運動機械であり、複
雑な仕組みと構造を持っている。一般にロボットのモデ
ルは物理学に基づく単純な記述にすぎず、ロボット自体
はその単純な記述を越えた複雑なものであり、正確に把
握できない不確定要素が内包されている。すなわちロボ
ットはたえず環境との間で物質やエネルギーをやり取り
することによって機能を果たしており経年変化や、予測
できない外界の変化の影響を受けることになる。従って
どんなに工学的知見が豊富であったとしても、機器とし
てのロボットの特性を完全に把握し、起こり得る変動を
完全に予測することは困難である。
【0029】前述のロボットのモデルの式(1)におけ
る係数行列M(q)、 外7 、お
る係数行列M(q)、 外7 、お
【0030】
【外7】
【0031】よびG(q)についても、その値を正確に
同定するのは困難である。また同定されたモデルに基づ
いて制御を行っても、雑音などのランダムな外乱の影響
のために、望ましい性能が得られないことも多い。
同定するのは困難である。また同定されたモデルに基づ
いて制御を行っても、雑音などのランダムな外乱の影響
のために、望ましい性能が得られないことも多い。
【0032】前述のように従来においては、一般的にこ
れらの係数行列M(q)、 外8
れらの係数行列M(q)、 外8
【0033】
【外8】
【0034】およびG(q)の内容が正確に同定されて
いることを前提としており、モデルの不正確さを考慮し
ていないと言う問題点があった。また従来においてもモ
デル化の誤差を考慮した制御装置や、大きさが確定して
いる外部入力の影響を考慮した制御装置なども考案され
ているが、モデル化の誤差と雑音のようなランダムな外
乱の影響とを両方考慮したロバストな制御装置は考案さ
れていないと言う問題点があった。
いることを前提としており、モデルの不正確さを考慮し
ていないと言う問題点があった。また従来においてもモ
デル化の誤差を考慮した制御装置や、大きさが確定して
いる外部入力の影響を考慮した制御装置なども考案され
ているが、モデル化の誤差と雑音のようなランダムな外
乱の影響とを両方考慮したロバストな制御装置は考案さ
れていないと言う問題点があった。
【0035】本発明は、動特性モデルの不正確さや雑音
などのランダムな外乱を考慮した場合に、不完全なモデ
ルを許容する設計理論としてのロバスト制御方式を用い
るロバスト制御装置を提供することを目的とする。
などのランダムな外乱を考慮した場合に、不完全なモデ
ルを許容する設計理論としてのロバスト制御方式を用い
るロバスト制御装置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。同図はモデル化誤差と雑音のようにラン
ダムな外乱の影響とを、両方とも考慮したロバスト制御
装置の原理構成ブロック図である。
ック図である。同図はモデル化誤差と雑音のようにラン
ダムな外乱の影響とを、両方とも考慮したロバスト制御
装置の原理構成ブロック図である。
【0037】図1において制御モデル生成手段11は、
制御対象10の動特性モデルを作成するものであり、そ
の動特性モデルの作成にあたり、例えば(1)式で説明
した係数行列の不正確さや、ランダムな外乱とを反映さ
せて動特性モデルを作成する。
制御対象10の動特性モデルを作成するものであり、そ
の動特性モデルの作成にあたり、例えば(1)式で説明
した係数行列の不正確さや、ランダムな外乱とを反映さ
せて動特性モデルを作成する。
【0038】部分入力最適化手段12は、例えばセンサ
の出力として与えられる制御対象10の状態に基づい
て、動特性モデルに対する制御入力の1部を構成する選
択的部分入力の最適化を行う。この最適化にあたり、ロ
バスト2次最適化規範が適用される。
の出力として与えられる制御対象10の状態に基づい
て、動特性モデルに対する制御入力の1部を構成する選
択的部分入力の最適化を行う。この最適化にあたり、ロ
バスト2次最適化規範が適用される。
【0039】制御信号生成手段13は、制御モデル生成
手段11、および部分入力最適化手段12の出力に基づ
いて、制御対象10に対する制御信号を生成するもので
ある。
手段11、および部分入力最適化手段12の出力に基づ
いて、制御対象10に対する制御信号を生成するもので
ある。
【0040】
【作用】本発明においては、まず制御モデル生成手段1
1によって制御対象10、例えばロボットの動特性モデ
ルが作成される。このモデルにおいては、前述の係数行
列における真値とのずれや、雑音が反映される。
1によって制御対象10、例えばロボットの動特性モデ
ルが作成される。このモデルにおいては、前述の係数行
列における真値とのずれや、雑音が反映される。
【0041】そしてこのモデルに対して、前述の文献に
おいて導入された選択的部分入力を修正した部分入力を
考慮することにより、生成された動特性モデルを標準的
な確率システムモデルとして取り扱うことができ、ロバ
スト2次最適化規範を適用して部分入力の最適化を行う
ことによって、最適部分入力が得られる。
おいて導入された選択的部分入力を修正した部分入力を
考慮することにより、生成された動特性モデルを標準的
な確率システムモデルとして取り扱うことができ、ロバ
スト2次最適化規範を適用して部分入力の最適化を行う
ことによって、最適部分入力が得られる。
【0042】そしてこの最適部分入力と制御モデル生成
手段11の出力に基づいて、制御対象10に対する制御
が行われる。以上のように本発明によれば、モデル化誤
差とランダムな外乱の影響とを両方とも考慮して、ロバ
スト2次最適化を行うことができる。
手段11の出力に基づいて、制御対象10に対する制御
が行われる。以上のように本発明によれば、モデル化誤
差とランダムな外乱の影響とを両方とも考慮して、ロバ
スト2次最適化を行うことができる。
【0043】
【実施例】図2は本発明が対象とする現実の制御系の構
成ブロック図である。図11と異なって、制御対象は設
計パラメータに基づく動特性モデルとしてのP0 16
と、正確な動特性モデルとP0 とのずれを表すΔP17
と、コントローラ(C)18とによって構成される。本
発明の目的は、このようにΔPや雑音が存在しても、望
ましい制御を行うことができるロバスト制御装置を提供
することである。
成ブロック図である。図11と異なって、制御対象は設
計パラメータに基づく動特性モデルとしてのP0 16
と、正確な動特性モデルとP0 とのずれを表すΔP17
と、コントローラ(C)18とによって構成される。本
発明の目的は、このようにΔPや雑音が存在しても、望
ましい制御を行うことができるロバスト制御装置を提供
することである。
【0044】図3は本発明の制御方式の基本フローチャ
ートである。同図において、まずステップS1において
制御対象、例えばロボットのモデル化が行われる。この
モデル化においては、例えば係数行列における真値との
ずれや雑音が反映された動特性モデルが作成される。こ
こで本発明が対象とする雑音は、例えば図10において
ロボット1の関節角度と関節角速度とを軌道追従制御装
置2にフィードバックした場合に、軌道追従制御装置2
の内部で関節角加速度を数値微分によって求める時に生
ずるノイズなどである。
ートである。同図において、まずステップS1において
制御対象、例えばロボットのモデル化が行われる。この
モデル化においては、例えば係数行列における真値との
ずれや雑音が反映された動特性モデルが作成される。こ
こで本発明が対象とする雑音は、例えば図10において
ロボット1の関節角度と関節角速度とを軌道追従制御装
置2にフィードバックした場合に、軌道追従制御装置2
の内部で関節角加速度を数値微分によって求める時に生
ずるノイズなどである。
【0045】ステップS1で作成された動特性モデルに
対して、ステップS2で前述の選択的部分入力を修正し
た、修正された選択的部分入力を与えることによって、
ステップS3で制御対象に対応する標準的な動的確率シ
ステムの表現が得られ、続いてステップS4で後述する
制御規範を用いて、例えばロボットの追従誤差、制御エ
ネルギー、およびモデル化誤差を最小化するためのロバ
スト2次最適化が行われ、ステップS5で最適部分入力
が得られる。
対して、ステップS2で前述の選択的部分入力を修正し
た、修正された選択的部分入力を与えることによって、
ステップS3で制御対象に対応する標準的な動的確率シ
ステムの表現が得られ、続いてステップS4で後述する
制御規範を用いて、例えばロボットの追従誤差、制御エ
ネルギー、およびモデル化誤差を最小化するためのロバ
スト2次最適化が行われ、ステップS5で最適部分入力
が得られる。
【0046】図4は本発明のロバスト制御装置のシステ
ム構成ブロック図である。同図において、制御モデル生
成装置21はロボット20の動特性モデルを作成するも
のであり、ロボットのアクチュエータや自由度の数など
の構造と、入手可能な物理パラメータ、あるいは公称値
としての物理パラメータを用いて、動特性モデルを生成
する。そしてその動特性モデルに対する係数行列の公称
値、すなわち前述の(1)式と同様のモデルに対しては
行列M,C、ベクトルGの公称値がメモリ22に格納
される。なお、メモリ22には、ロボット20の状態
のセンサ24による出力値も格納される。
ム構成ブロック図である。同図において、制御モデル生
成装置21はロボット20の動特性モデルを作成するも
のであり、ロボットのアクチュエータや自由度の数など
の構造と、入手可能な物理パラメータ、あるいは公称値
としての物理パラメータを用いて、動特性モデルを生成
する。そしてその動特性モデルに対する係数行列の公称
値、すなわち前述の(1)式と同様のモデルに対しては
行列M,C、ベクトルGの公称値がメモリ22に格納
される。なお、メモリ22には、ロボット20の状態
のセンサ24による出力値も格納される。
【0047】部分入力最適化装置23は、前述のように
修正された選択的部分入力を最適化するものであり、ロ
ボット20の状態のセンサ24による出力値、メモリ
25に格納されているユーザ指定パラメータ、およびメ
モリ26に格納されているロバスト2次最適化入力関
数を用いて部分入力の最適化を行う。
修正された選択的部分入力を最適化するものであり、ロ
ボット20の状態のセンサ24による出力値、メモリ
25に格納されているユーザ指定パラメータ、およびメ
モリ26に格納されているロバスト2次最適化入力関
数を用いて部分入力の最適化を行う。
【0048】メモリ25に格納されるユーザ指定パラ
メータは、ユーザ指定パラメータ入力部27を介してユ
ーザによって入力されるものであり、その内容はロボッ
トに対する目標軌道、モデル化誤差の大きさを制限する
パラメータ、追従誤差の重み行列Q、および部分入力の
重み行列Rである。これらのうちモデル化誤差制限パラ
メータγ、重み行列Q,Rについては後述する。
メータは、ユーザ指定パラメータ入力部27を介してユ
ーザによって入力されるものであり、その内容はロボッ
トに対する目標軌道、モデル化誤差の大きさを制限する
パラメータ、追従誤差の重み行列Q、および部分入力の
重み行列Rである。これらのうちモデル化誤差制限パラ
メータγ、重み行列Q,Rについては後述する。
【0049】制御信号発生装置28は、部分入力最適化
装置23が出力する最適化された部分入力と、メモリ
22、およびメモリ25の格納内容を用いて、ロボッ
ト20に対する制御トルクτ0 を与えるための制御信号
をアクチュエータ29に出力し、アクチュエータ29が
制御トルクτ0 (t)をロボット20に与える。
装置23が出力する最適化された部分入力と、メモリ
22、およびメモリ25の格納内容を用いて、ロボッ
ト20に対する制御トルクτ0 を与えるための制御信号
をアクチュエータ29に出力し、アクチュエータ29が
制御トルクτ0 (t)をロボット20に与える。
【0050】続いて図4のシステムにおいて行われる図
3のフローチャートに基づく処理を詳細に説明する。ま
ず本発明においては、動特性モデルの不正確さや雑音な
どのランダムな外乱に対してロバストなロボットの軌道
追従制御装置を構成するために、係数行列の不正確さと
ランダム入力とが動特性モデルに反映される。すなわち
ロボットの動特性モデルとして、次式が制御装置に組み
込まれる。
3のフローチャートに基づく処理を詳細に説明する。ま
ず本発明においては、動特性モデルの不正確さや雑音な
どのランダムな外乱に対してロバストなロボットの軌道
追従制御装置を構成するために、係数行列の不正確さと
ランダム入力とが動特性モデルに反映される。すなわち
ロボットの動特性モデルとして、次式が制御装置に組み
込まれる。
【0051】
【数5】
【0052】ただし、M0 (q), 外9 およびG0
(q)は、それぞれ、公称値とし、
(q)は、それぞれ、公称値とし、
【0053】
【外9】
【0054】ΔM(q), 外10 およびΔG(q)
は真値と公称値とのずれを表し、いず
は真値と公称値とのずれを表し、いず
【0055】
【外10】
【0056】れも未知とする。また式(2)において、
Bd はn×mは有界な行列、w(t)はm次元の標準Wi
ener過程、さらに同ベクトルの形式的時間微分は正規性
白色雑音を表す。
Bd はn×mは有界な行列、w(t)はm次元の標準Wi
ener過程、さらに同ベクトルの形式的時間微分は正規性
白色雑音を表す。
【0057】ここで導入した動特性モデル(4)の持つ
意味は以下の通りである。(i) 式(1)における係数
行列M(q), 外11 およびG(q)の真値を正確
に同
意味は以下の通りである。(i) 式(1)における係数
行列M(q), 外11 およびG(q)の真値を正確
に同
【0058】
【外11】
【0059】定することは面倒ではあるが、おおまかな
推定値を公称値としてM0 (q),外12 およびG0
(q)のように与えることは比較的容易であるという現
実的
推定値を公称値としてM0 (q),外12 およびG0
(q)のように与えることは比較的容易であるという現
実的
【0060】
【外12】
【0061】な状況を記述している。(ii) 白色雑音の
項はランダムな外乱を定式化したものである。このよう
に本発明においては、ロボットの制御装置の作成にあた
って動特性モデルが不完全なものでしかありえないと想
定し、不完全なモデルを許容することになる。後述する
ように、2自由度ロボットの例では、ロボットを構成す
るリンクの質量中心をリンクの先端部に集中させてモデ
ルを簡単化する代わりに、係数行列に誤差を含めるとい
う形式でモデルの不完全さを許容することにする。
項はランダムな外乱を定式化したものである。このよう
に本発明においては、ロボットの制御装置の作成にあた
って動特性モデルが不完全なものでしかありえないと想
定し、不完全なモデルを許容することになる。後述する
ように、2自由度ロボットの例では、ロボットを構成す
るリンクの質量中心をリンクの先端部に集中させてモデ
ルを簡単化する代わりに、係数行列に誤差を含めるとい
う形式でモデルの不完全さを許容することにする。
【0062】また本発明では、制御装置に組み込まれる
ロボットのモデルがランダムな外乱を含む場合にも適用
できる制御装置を作成することにする。その理由として
は、ロボットが使用される環境によっては制御装置から
ロボットのアクチュエータに制御信号が送られる途中で
望ましくない雑音が混入する可能性があること、そうで
ない場合でも制御にリアルタイム性が要求されるため
に、センサからの情報をフィードバックするに際して充
分な精度で数値的な処理を行うのが困難であり、制御装
置に実質的な雑音、例えば前述の数値微分による雑音が
混入する現象が生じることなどがある。
ロボットのモデルがランダムな外乱を含む場合にも適用
できる制御装置を作成することにする。その理由として
は、ロボットが使用される環境によっては制御装置から
ロボットのアクチュエータに制御信号が送られる途中で
望ましくない雑音が混入する可能性があること、そうで
ない場合でも制御にリアルタイム性が要求されるため
に、センサからの情報をフィードバックするに際して充
分な精度で数値的な処理を行うのが困難であり、制御装
置に実質的な雑音、例えば前述の数値微分による雑音が
混入する現象が生じることなどがある。
【0063】そこで本発明においては、従来技術で説明
した(1)式で表されたモデルは不完全なものであると
考え、モデルの不完全さを許容するために制御装置に組
み込まれるロボットのモデルとして(4)式を用いる。
すなわち係数が公称値と、真値との誤差とで構成され、
ランダムな外乱を含むモデル、すなわち図2における
P,ΔP,および雑音の部分を含むモデルを、図4の制
御モデル生成装置21によって制御装置に組み込むこと
にした。
した(1)式で表されたモデルは不完全なものであると
考え、モデルの不完全さを許容するために制御装置に組
み込まれるロボットのモデルとして(4)式を用いる。
すなわち係数が公称値と、真値との誤差とで構成され、
ランダムな外乱を含むモデル、すなわち図2における
P,ΔP,および雑音の部分を含むモデルを、図4の制
御モデル生成装置21によって制御装置に組み込むこと
にした。
【0064】制御モデル生成装置21において、ロボッ
トの形状や大まかな物理的特性の制御装置への入力に対
して、(4)式に基づく制御対象のロボットに特有のモ
デルが制御装置内に作成されることになる。このように
して作成された制御モデルの係数行列のうち、公称値と
してのM0 ,C0 ,およびG0 は図4のメモリ22に
格納されて、制御信号発生装置28によって、アクチュ
エータ29からロボット20に与えるべき制御トルクを
発生させるための制御信号の作成に用いられる。
トの形状や大まかな物理的特性の制御装置への入力に対
して、(4)式に基づく制御対象のロボットに特有のモ
デルが制御装置内に作成されることになる。このように
して作成された制御モデルの係数行列のうち、公称値と
してのM0 ,C0 ,およびG0 は図4のメモリ22に
格納されて、制御信号発生装置28によって、アクチュ
エータ29からロボット20に与えるべき制御トルクを
発生させるための制御信号の作成に用いられる。
【0065】なお前述のような数値微分によって生じる
実質的な雑音は白色雑音ではなく、当然特定のスペクト
ル分布を持つものである。従ってそのような雑音を的確
に分析しておくことができれば、より物理系の振るまい
を忠実に記述する動特性モデルを得ることができる。し
かしながら雑音のスペクトル分布を分析すること自体
が、物理系のパラメータ同定の1部であり、かなり面倒
な作業である。そこで本発明では制御装置の構成の簡略
化を計るために、動特性モデルにおける雑音として、あ
らゆる雑音のスペクトル帯域を包含する白色雑音を与え
ることにする。
実質的な雑音は白色雑音ではなく、当然特定のスペクト
ル分布を持つものである。従ってそのような雑音を的確
に分析しておくことができれば、より物理系の振るまい
を忠実に記述する動特性モデルを得ることができる。し
かしながら雑音のスペクトル分布を分析すること自体
が、物理系のパラメータ同定の1部であり、かなり面倒
な作業である。そこで本発明では制御装置の構成の簡略
化を計るために、動特性モデルにおける雑音として、あ
らゆる雑音のスペクトル帯域を包含する白色雑音を与え
ることにする。
【0066】従来技術として説明した選択的部分入力の
導入により、最小エネルギー軌道追従制御問題を最適レ
ギュレータ問題として扱うことができる。そこで式
(2),(3)によって定められる入力を参考として、
本発明では以下のように修正された選択的部分入力 外
13 を導入する。
導入により、最小エネルギー軌道追従制御問題を最適レ
ギュレータ問題として扱うことができる。そこで式
(2),(3)によって定められる入力を参考として、
本発明では以下のように修正された選択的部分入力 外
13 を導入する。
【0067】
【外13】
【0068】
【数6】
【0069】そうすると、動特性モデル(4)は以下の
ように書きかえられる。
ように書きかえられる。
【0070】
【数7】
【0071】ただし、(6)式における行列とベクトル
の定義は次のようになっている。
の定義は次のようになっている。
【0072】
【数8】
【0073】動特性モデルにおける入力トルクは
【0074】
【数9】
【0075】のように構成できる。この(8)式は標準
的な動的確率システムに対する入力トルクの式と同様で
ある。これらの(6)〜(8)式の誘導について次に説
明する。なお、これらの式の誘導過程において用いられ
る式は例えば(A1)式のように記号“A”をつけて区
別することにする。まず式(3)より、次を得る。
的な動的確率システムに対する入力トルクの式と同様で
ある。これらの(6)〜(8)式の誘導について次に説
明する。なお、これらの式の誘導過程において用いられ
る式は例えば(A1)式のように記号“A”をつけて区
別することにする。まず式(3)より、次を得る。
【0076】
【数10】
【0077】ただし、T1 =〔T11, T12〕、一方、式
(5)より次を得る。
(5)より次を得る。
【0078】
【数11】
【0079】(A2)式を(A1)式に代入すれば、式
(4)で与えられる動特性モデルは以下のように記述で
きる。
(4)で与えられる動特性モデルは以下のように記述で
きる。
【0080】
【数12】
【0081】これは式(7)における行列を伴った式
(6)そのものである。一方、式(5)における修正さ
れた制御入力の表現により以下の関係が導かれる。
(6)そのものである。一方、式(5)における修正さ
れた制御入力の表現により以下の関係が導かれる。
【0082】
【数13】
【0083】したがって、次を得る。
【0084】
【数14】
【0085】動特性モデル(4)式を考慮すれば、式
(A5)の左辺は以下のように置き換えられる。
(A5)の左辺は以下のように置き換えられる。
【0086】
【数15】
【0087】式(A6)をτ0 について解くと式(8)
を得る。軌道追従を目的とする制御装置では、ロボット
に取り付けられたセンサからの情報、例えば関節角度
や、関節角速度などを処理することによって、アクチュ
エータが適切な制御トルクを発生できるような制御信号
を生成するが、本発明においてその過程で重要な役割を
果たすものが図4の部分入力最適化装置23である。
を得る。軌道追従を目的とする制御装置では、ロボット
に取り付けられたセンサからの情報、例えば関節角度
や、関節角速度などを処理することによって、アクチュ
エータが適切な制御トルクを発生できるような制御信号
を生成するが、本発明においてその過程で重要な役割を
果たすものが図4の部分入力最適化装置23である。
【0088】この装置23においては、軌道追従のため
に用いられる制御トルク全体のうちで、ロボットの運動
エネルギーを一般化した量の部分と、制御トルクが保証
すべきモデルの不正確さとランダムな外乱との部分とを
最適化可能な部分とみなして、これらを以下に述べる意
味で最適化して、センサ情報に基づくフィードバック入
力の形として、最適部分入力信号を制御信号発生装置2
8に渡すことになる。すなわち(5)式においてu0 は
ロボットの運動エネルギーを一般化した量を意味し、Δ
uはモデルの不正確さとランダムな外乱とを記述するも
のである。
に用いられる制御トルク全体のうちで、ロボットの運動
エネルギーを一般化した量の部分と、制御トルクが保証
すべきモデルの不正確さとランダムな外乱との部分とを
最適化可能な部分とみなして、これらを以下に述べる意
味で最適化して、センサ情報に基づくフィードバック入
力の形として、最適部分入力信号を制御信号発生装置2
8に渡すことになる。すなわち(5)式においてu0 は
ロボットの運動エネルギーを一般化した量を意味し、Δ
uはモデルの不正確さとランダムな外乱とを記述するも
のである。
【0089】部分入力最適化装置23によって行われる
最適化とは、第1に部分入力が消費する制御エネルギー
をできるだけおさえて、追従誤差を0の近くにあるよう
にすることである。但し本発明においては、ランダムな
外乱の影響を考慮して追従誤差の評価が行われる。第2
は制御モデルの誤差が最悪な場合でも、その誤差が軌道
追従制御系に及ぼす影響の大きさを一定値以下におさえ
ることである。
最適化とは、第1に部分入力が消費する制御エネルギー
をできるだけおさえて、追従誤差を0の近くにあるよう
にすることである。但し本発明においては、ランダムな
外乱の影響を考慮して追従誤差の評価が行われる。第2
は制御モデルの誤差が最悪な場合でも、その誤差が軌道
追従制御系に及ぼす影響の大きさを一定値以下におさえ
ることである。
【0090】このような意味で、本発明においては次の
2つの文献に基づき、(9)式で示される制御規範を設
定する。 文献2)van der Schaft,A.J.:"On a state space appr
oach to nonlinear Hoo control ",System & Control L
etters,Vol.16,pp.1〜8(1990) 文献3)Chen,B.S,T.S.Lee and J.H.Feng:"A Nonlinear
Hoo control designin robotic systems under parame
ter perturbation and external disturbance",Int.J.C
ontrol,Vol.59,No.2,pp.439〜461(1994)
2つの文献に基づき、(9)式で示される制御規範を設
定する。 文献2)van der Schaft,A.J.:"On a state space appr
oach to nonlinear Hoo control ",System & Control L
etters,Vol.16,pp.1〜8(1990) 文献3)Chen,B.S,T.S.Lee and J.H.Feng:"A Nonlinear
Hoo control designin robotic systems under parame
ter perturbation and external disturbance",Int.J.C
ontrol,Vol.59,No.2,pp.439〜461(1994)
【0091】
【数16】
【0092】ただし、E{・}は(・)は平均値を表
す。QとRはそれぞれ状態量(追従誤差)と入力に対す
る重みを与える行列であり、
す。QとRはそれぞれ状態量(追従誤差)と入力に対す
る重みを与える行列であり、
【0093】
【数17】
【0094】を満たすように与える。また、F>0は終
端条件を与える行列である。さらに、τは有界な定数で
ある。(9)式の制御規範において、被積分関数の分子
の第1項は(3)式に示した追従誤差x(t)の2乗に
関連する量であり、また第2項は最適化の対象となる入
力 外14 の2乗に関連する量である。また分数式の
分母は、(7)式で示
端条件を与える行列である。さらに、τは有界な定数で
ある。(9)式の制御規範において、被積分関数の分子
の第1項は(3)式に示した追従誤差x(t)の2乗に
関連する量であり、また第2項は最適化の対象となる入
力 外14 の2乗に関連する量である。また分数式の
分母は、(7)式で示
【0095】
【外14】
【0096】したようにモデル化誤差の2乗を表す量で
ある。すなわちこの制御規範においては、前述の第1の
意味で追従誤差の2乗と入力の2乗の和を低くおさえ、
また同時に最適化の第2の意味で追従誤差の2乗と入力
の2乗の和をモデル化誤差の2乗で割った結果を一定値
(定数γ)以下にするという制御系設計仕様を表現して
いる。なお積分の前の項の分子は制御の終端としてのt
=tf におけるエネルギーの2乗に関する量を表わし、
この終端エネルギーの2乗とモデル化誤差の2乗との比
は小さいことが望ましいために、最適化の対象となって
いる。
ある。すなわちこの制御規範においては、前述の第1の
意味で追従誤差の2乗と入力の2乗の和を低くおさえ、
また同時に最適化の第2の意味で追従誤差の2乗と入力
の2乗の和をモデル化誤差の2乗で割った結果を一定値
(定数γ)以下にするという制御系設計仕様を表現して
いる。なお積分の前の項の分子は制御の終端としてのt
=tf におけるエネルギーの2乗に関する量を表わし、
この終端エネルギーの2乗とモデル化誤差の2乗との比
は小さいことが望ましいために、最適化の対象となって
いる。
【0097】(9)式の制御規範におけるパラメータγ
の大きさによって、動特性モデルの係数行列に関する真
値と公称値との間の誤差に対する制御装置のロバストさ
のレベルが規定される。従ってこのパラメータγを試行
錯誤的に決めることもできる。また係数行列の真値と公
称値との間の誤差自体は有限なものであって、多くの場
合最悪な誤差の大きさを見積もることが可能である。こ
の場合には、パラメータγの値を最悪な誤差の大きさの
見積値を用いて決定することも可能である。但し後述す
るように、実用上の問題として制御系を安定とするため
にパラメータγは安定条件を満足する必要がある。
の大きさによって、動特性モデルの係数行列に関する真
値と公称値との間の誤差に対する制御装置のロバストさ
のレベルが規定される。従ってこのパラメータγを試行
錯誤的に決めることもできる。また係数行列の真値と公
称値との間の誤差自体は有限なものであって、多くの場
合最悪な誤差の大きさを見積もることが可能である。こ
の場合には、パラメータγの値を最悪な誤差の大きさの
見積値を用いて決定することも可能である。但し後述す
るように、実用上の問題として制御系を安定とするため
にパラメータγは安定条件を満足する必要がある。
【0098】制御規範(9)式を用いることにより、最
適な部分入力u* (t)と動特性モデルの不正確さの最
悪な影響d* (t)はそれぞれ次式のように与えられ
る。
適な部分入力u* (t)と動特性モデルの不正確さの最
悪な影響d* (t)はそれぞれ次式のように与えられ
る。
【0099】
【数18】
【0100】ただし、行列P(t)と関数β(t)は、
以下の微分方程式の解である。
以下の微分方程式の解である。
【0101】
【数19】
【0102】式(10)及び(11)の誘導について説
明すると、まず制御規範(9)を最小化する最適な入力
u* (t)は、以下のハミルトン・ヤコビ・ベルマン方
程式を満たす。
明すると、まず制御規範(9)を最小化する最適な入力
u* (t)は、以下のハミルトン・ヤコビ・ベルマン方
程式を満たす。
【0103】
【数20】
【0104】ここで、V(ξt ,t)は最小コスト汎関
数であり、具体的な形は未知である(制御規範(9)を
最小化する入力の選び方に自由度があるため)。式(A
7)の右辺は、
数であり、具体的な形は未知である(制御規範(9)を
最小化する入力の選び方に自由度があるため)。式(A
7)の右辺は、
【0105】
【数21】
【0106】および
【0107】
【数22】
【0108】により定められる。さて、具体的に最適入
力を構成していくためにはハミルトン・ヤコビ・ベルマ
ン方程式(A7)を入力に関して解く必要がある。その
ためには、最小コスト汎関数V(ξt ,t)を具体的に
定めておかなければならない。ここでは、次の文献を参
考として、式(A10)のように定める。
力を構成していくためにはハミルトン・ヤコビ・ベルマ
ン方程式(A7)を入力に関して解く必要がある。その
ためには、最小コスト汎関数V(ξt ,t)を具体的に
定めておかなければならない。ここでは、次の文献を参
考として、式(A10)のように定める。
【0109】文献4)砂原:“確率システム理論”、第
13章、電子情報通信学会(1979)
13章、電子情報通信学会(1979)
【0110】
【数23】
【0111】ただし、P(t)は正の対称行列であり、
β(t)は正のスカラ関数とする。その結果、ハミルト
ン・ヤコビ・ベルマン方程式(A7)は解け、式(1
0),(11)で示される最適入力が得られる。
β(t)は正のスカラ関数とする。その結果、ハミルト
ン・ヤコビ・ベルマン方程式(A7)は解け、式(1
0),(11)で示される最適入力が得られる。
【0112】実用上の問題としては、制御系において動
作の安定を保証する必要があり、次の文献に従って安定
条件を求めると、次式が得られ、制御規範(9)におけ
るパラメータγの大きさは、この安定条件を満足する必
要がある。
作の安定を保証する必要があり、次の文献に従って安定
条件を求めると、次式が得られ、制御規範(9)におけ
るパラメータγの大きさは、この安定条件を満足する必
要がある。
【0113】文献5)砂原:“確率システム理論”、第
9章、電子情報通信学会(1979)、 γ2 I−R>0 ・・・・・・(12) 式(12)の誘導について説明する。制御されるシステ
ムに対しリャプノフ関数と呼ばれる汎関数が存在すれ
ば、制御されるシステムの動作の安定性が保証される。
この結果はランダム入力を受ける制御系(確率システ
ム)にも拡張されている。すなわち、確率システムに対
し、
9章、電子情報通信学会(1979)、 γ2 I−R>0 ・・・・・・(12) 式(12)の誘導について説明する。制御されるシステ
ムに対しリャプノフ関数と呼ばれる汎関数が存在すれ
ば、制御されるシステムの動作の安定性が保証される。
この結果はランダム入力を受ける制御系(確率システ
ム)にも拡張されている。すなわち、確率システムに対
し、
【0114】
【数24】
【0115】の2つの性質を持つ汎関数V1 (t,
ξt )が存在すれば、汎関数V1 (t,ξ t )は確率的
リャプノフ関数と呼ばれ、制御される確率システムの安
定性は保証される。
ξt )が存在すれば、汎関数V1 (t,ξ t )は確率的
リャプノフ関数と呼ばれ、制御される確率システムの安
定性は保証される。
【0116】そこで、式(A10)で定められたV(ξ
t ,t)はリャプノフ関数の候補としてみる。そうする
とV(ξt ,t)の定義により、(P,l)が満たされ
ることは明らかである。そこで、(P,2)が満たされ
ることを示す。まず、伊藤の公式(例えば、文献5)を
V(t,ξt )に適用すると次を得る。
t ,t)はリャプノフ関数の候補としてみる。そうする
とV(ξt ,t)の定義により、(P,l)が満たされ
ることは明らかである。そこで、(P,2)が満たされ
ることを示す。まず、伊藤の公式(例えば、文献5)を
V(t,ξt )に適用すると次を得る。
【0117】
【数25】
【0118】導出の際、式(10)の結果を用いてい
る。さらに、行列P(t)と関数β(t)がそれぞれ式
(11)における方程式を満足していること、および式
(12)に注意すれば、
る。さらに、行列P(t)と関数β(t)がそれぞれ式
(11)における方程式を満足していること、および式
(12)に注意すれば、
【0119】
【数26】
【0120】を得る。ここでγ2 I−R>0とQ>0、
を用いると
を用いると
【0121】
【数27】
【0122】が得られ、V(ξt ,t)は(P,2)も
満たすことが分かる。以上により、V(t,ξt )はリ
ャプノフ関数の性質を満たし、制御システムに対するリ
ャプノフ関数の存在が示され、動作の安定性が保証され
たことになる。
満たすことが分かる。以上により、V(t,ξt )はリ
ャプノフ関数の性質を満たし、制御システムに対するリ
ャプノフ関数の存在が示され、動作の安定性が保証され
たことになる。
【0123】以上の結果として具体的な最適入力u
(t)が得られ、式(8)によってアクチュエータが発
生すべきトルクが算出可能となるが、この部分入力最適
化について、図4および(9)式の制御規範に基づいて
更に詳細に説明する。
(t)が得られ、式(8)によってアクチュエータが発
生すべきトルクが算出可能となるが、この部分入力最適
化について、図4および(9)式の制御規範に基づいて
更に詳細に説明する。
【0124】前述のように、(9)式の制御規範で示さ
れる最適化を実現する入力は、ロバスト2次最適化の手
法によってセンサ情報としてのロボットの関節角変位、
および関節角速度のフィードバックの形式で構成される
ことになるが、その制御規範の関数形は図4のメモリ
26に予め格納されたものが部分入力最適化装置23に
よって使用される。
れる最適化を実現する入力は、ロバスト2次最適化の手
法によってセンサ情報としてのロボットの関節角変位、
および関節角速度のフィードバックの形式で構成される
ことになるが、その制御規範の関数形は図4のメモリ
26に予め格納されたものが部分入力最適化装置23に
よって使用される。
【0125】部分入力最適化装置23によって具体的な
最適化部分入力を生成するためには、最適化に関連する
いくつかのパラメータをユーザが指定して制御装置に入
力する必要がある。図4におけるユーザ指定パラメータ
入力部27はこの入力に用いられるものであり、ユーザ
指定パラメータとして4つのパラメータがメモリ25
に入力される。これらのパラメータのうちの第1のパラ
メータはロボットに対して目標として与えられる希望軌
道であり、その軌道は関節角変位の目標軌道q r 、およ
び関節角速度の目標軌道 外15 である。
最適化部分入力を生成するためには、最適化に関連する
いくつかのパラメータをユーザが指定して制御装置に入
力する必要がある。図4におけるユーザ指定パラメータ
入力部27はこの入力に用いられるものであり、ユーザ
指定パラメータとして4つのパラメータがメモリ25
に入力される。これらのパラメータのうちの第1のパラ
メータはロボットに対して目標として与えられる希望軌
道であり、その軌道は関節角変位の目標軌道q r 、およ
び関節角速度の目標軌道 外15 である。
【0126】
【外15】
【0127】第2のパラメータはモデル化誤差が軌道追
従制御に及ぼす影響を制限するためのパラメータγであ
る。前述のようにモデル化誤差の大きさの最悪値を見積
もることができれば、この値を用いてパラメータγの値
を決定することができる。最悪値を見積もることができ
ない場合は、制御装置が安定に作動するための拘束条件
である前述の安定条件を考慮してγの値の指定が行われ
る。
従制御に及ぼす影響を制限するためのパラメータγであ
る。前述のようにモデル化誤差の大きさの最悪値を見積
もることができれば、この値を用いてパラメータγの値
を決定することができる。最悪値を見積もることができ
ない場合は、制御装置が安定に作動するための拘束条件
である前述の安定条件を考慮してγの値の指定が行われ
る。
【0128】第3のパラメータは追従誤差をおさえる目
的に関連する定数行列Qである。この行列は追従誤差の
重みを与えるものであり、ロボットの自由度の数の2倍
の次数を持ち、対称かつ正値となるように指定する必要
がある。例えば2自由度のロボットを扱う場合には、4
×4の次元を持つ正値対称行列としなければならない。
簡単な例としては単位行列を定数倍した行列をQとして
用いることも可能である。
的に関連する定数行列Qである。この行列は追従誤差の
重みを与えるものであり、ロボットの自由度の数の2倍
の次数を持ち、対称かつ正値となるように指定する必要
がある。例えば2自由度のロボットを扱う場合には、4
×4の次元を持つ正値対称行列としなければならない。
簡単な例としては単位行列を定数倍した行列をQとして
用いることも可能である。
【0129】第4のパラメータは制御エネルギーをおさ
える目的に関連する定数行列R、すなわち部分入力の重
み行列である。この行列としてはロボットの自由度の数
と同じ次数を持ち、対称かつ正値となるように指定する
必要がある。2自由度ロボットの場合には2×2の次元
を持つ正値対称行列としなければならない。更にこの行
列に対しては、第2のパラメータとしてのγの値が決ま
っている場合には前述の安定条件を考慮してその指定を
行う必要がある。逆にパラメータγの値が決まっていな
い場合には、行列Rを適当に指定し、安定条件を考慮し
てγを決めることになる。
える目的に関連する定数行列R、すなわち部分入力の重
み行列である。この行列としてはロボットの自由度の数
と同じ次数を持ち、対称かつ正値となるように指定する
必要がある。2自由度ロボットの場合には2×2の次元
を持つ正値対称行列としなければならない。更にこの行
列に対しては、第2のパラメータとしてのγの値が決ま
っている場合には前述の安定条件を考慮してその指定を
行う必要がある。逆にパラメータγの値が決まっていな
い場合には、行列Rを適当に指定し、安定条件を考慮し
てγを決めることになる。
【0130】部分入力最適化装置23は、ロボット20
に関するセンサ24の出力情報が伝えられた時点で、そ
のセンサ情報と4つのユーザ指定パラメータ、およびロ
バスト2次最適化入力関数を用いて具体的な最適部分入
力信号を生成し、制御信号発生装置28に出力する。
に関するセンサ24の出力情報が伝えられた時点で、そ
のセンサ情報と4つのユーザ指定パラメータ、およびロ
バスト2次最適化入力関数を用いて具体的な最適部分入
力信号を生成し、制御信号発生装置28に出力する。
【0131】制御信号発生装置28は、部分入力最適化
装置23の出力を受けて、アクチュエータ29に制御信
号を出力するものである。アクチュエータが発生すべき
制御トルクには、最適化された部分入力の他に、制御モ
デル生成装置21で作成された制御モデルの係数行列、
および部分入力最適化装置23に入力された4つのユー
ザ指定パラメータなどに関連する成分が含まれている。
これらの入力成分は該当するメモリの内容などによって
得られるが、制御信号発生装置28はこれらの処理と部
分入力最適化装置23の出力の組込みとを一括して処理
し、制御信号を29に出力する。
装置23の出力を受けて、アクチュエータ29に制御信
号を出力するものである。アクチュエータが発生すべき
制御トルクには、最適化された部分入力の他に、制御モ
デル生成装置21で作成された制御モデルの係数行列、
および部分入力最適化装置23に入力された4つのユー
ザ指定パラメータなどに関連する成分が含まれている。
これらの入力成分は該当するメモリの内容などによって
得られるが、制御信号発生装置28はこれらの処理と部
分入力最適化装置23の出力の組込みとを一括して処理
し、制御信号を29に出力する。
【0132】以上詳細に説明したように、ロボット制御
における選択的部分入力は運動エネルギーを一般化した
量であって、制御トルク全体のうち最適化可能な部分を
抽出したものである。すなわち、従来技術としての
(2)式の右辺に現われる運動エネルギーを一般化した
量がu(t)としてまとめられ、これを最小化する問題
を解くことによって得られる部分的入力で最適な制御ト
ルクを構成することにより、ロボットの軌道追従制御が
実現されていた。
における選択的部分入力は運動エネルギーを一般化した
量であって、制御トルク全体のうち最適化可能な部分を
抽出したものである。すなわち、従来技術としての
(2)式の右辺に現われる運動エネルギーを一般化した
量がu(t)としてまとめられ、これを最小化する問題
を解くことによって得られる部分的入力で最適な制御ト
ルクを構成することにより、ロボットの軌道追従制御が
実現されていた。
【0133】本発明においては、モデルの不正確さとラ
ンダムな外乱の影響を考慮したうえで、それらを処理す
るために最適化すべき対象として(5)式で定義される
修正された選択的部分入力を導入し、それを最適化する
ことにより得られる部分入力によって、制御トルクが構
成されることになる。すなわち未知の量、例えばΔMな
どを用いることなく、軌道追従制御が実現される。
ンダムな外乱の影響を考慮したうえで、それらを処理す
るために最適化すべき対象として(5)式で定義される
修正された選択的部分入力を導入し、それを最適化する
ことにより得られる部分入力によって、制御トルクが構
成されることになる。すなわち未知の量、例えばΔMな
どを用いることなく、軌道追従制御が実現される。
【0134】以上の説明では、(4)式の動特性モデル
を対象としてロボットの軌道追従制御装置における選択
的部分入力の最適化について一般的に説明したが、ロボ
ットに固有の性質を用いることにより最適入力をさらに
簡単に構成することが可能となる。以下にそのような最
適入力構成の簡単化について説明する。
を対象としてロボットの軌道追従制御装置における選択
的部分入力の最適化について一般的に説明したが、ロボ
ットに固有の性質を用いることにより最適入力をさらに
簡単に構成することが可能となる。以下にそのような最
適入力構成の簡単化について説明する。
【0135】まず、最適入力の構成要素としての行列P
(t)の形を
(t)の形を
【0136】
【数28】
【0137】のように仮定する。ただし、Kは有界な定
数行列でありK=KT >0を満たすものとする。また、
M0 (q)は前述の慣性行列の公称値とする。そうする
と最適入力u* (t)は、以下のように少ない計算量で
構成できる。
数行列でありK=KT >0を満たすものとする。また、
M0 (q)は前述の慣性行列の公称値とする。そうする
と最適入力u* (t)は、以下のように少ない計算量で
構成できる。
【0138】
【数29】
【0139】さらに、制御規範における重み行列Qを
【0140】
【数30】
【0141】のような形で与えることにすれば、最適入
力u* (t)の生成に用いられる行列T0 とKは、それ
ぞれ
力u* (t)の生成に用いられる行列T0 とKは、それ
ぞれ
【0142】
【数31】
【0143】および
【0144】
【数32】
【0145】のように定めればよいことがわかる。ただ
し、行列Q1 ,Q2 およびQ12は、式(17)の不等式
を満足するように選ぶ必要がある。また、行列 外16
の定
し、行列Q1 ,Q2 およびQ12は、式(17)の不等式
を満足するように選ぶ必要がある。また、行列 外16
の定
【0146】
【外16】
【0147】義は次のとおりとする。
【0148】
【数33】
【0149】以上で示された最適入力構成法による入力
u* (t)は少ない計算量で容易に得られ、これを式
(8)に代入すれば、アクチュエータから印加されるべ
き最適なトルクτ0 が構成できる。
u* (t)は少ない計算量で容易に得られ、これを式
(8)に代入すれば、アクチュエータから印加されるべ
き最適なトルクτ0 が構成できる。
【0150】ここで式(15)〜(17)における
Q1 ,Q2 ,Q12等について説明する。まず2n×2n
の行列Qを4つのn×n行列に分割する。
Q1 ,Q2 ,Q12等について説明する。まず2n×2n
の行列Qを4つのn×n行列に分割する。
【0151】
【数34】
【0152】ここでQij(i=1,2、j=1,2)は
それぞれn×n行列である。前述のように、Qは対称で
正値の行列であり、以下の関係が成立する。
それぞれn×n行列である。前述のように、Qは対称で
正値の行列であり、以下の関係が成立する。
【0153】
【数35】
【0154】さらにQ11とQ22の性質を考えて、それら
の平方根に相当する行列Q1 ,Q2を以下のように与え
る
の平方根に相当する行列Q1 ,Q2を以下のように与え
る
【0155】
【数36】
【0156】次に式(14)の誘導について説明する
と、動特性モデルにおける係数行列の定義によって
と、動特性モデルにおける係数行列の定義によって
【0157】
【数37】
【0158】および
【0159】
【数38】
【0160】を得る。ここで、ロボットの動特性モデル
における項 外17 が
における項 外17 が
【0161】
【外17】
【0162】
【数39】
【0163】のように分解されることに着目する。ただ
し、 外18 は歪対称行列である。
し、 外18 は歪対称行列である。
【0164】
【外18】
【0165】したがって、
【0166】
【数40】
【0167】が満たされるので、式(A14)より次を
得る。
得る。
【0168】
【数41】
【0169】式(A15)と式(A17)の関係を式
(10)と式(11)に代入すれば、最適入力は式(1
4)により構成すればよいことが分かる。以上のように
ロボット固有の性質を用いた最適入力構成の簡単化の具
体例について図5に示す2本のリンクを持つ2自由度の
ロボットを具体例として更に説明する。図5において
(1)式に対応する動特性は次式で与えられる。
(10)と式(11)に代入すれば、最適入力は式(1
4)により構成すればよいことが分かる。以上のように
ロボット固有の性質を用いた最適入力構成の簡単化の具
体例について図5に示す2本のリンクを持つ2自由度の
ロボットを具体例として更に説明する。図5において
(1)式に対応する動特性は次式で与えられる。
【0170】
【数42】
【0171】ただし、行列の各要素は以下のようにな
る。
る。
【0172】
【数43】
【0173】ここで、qi (i=1,2)は関節iの回
転角度、mi (i=1,2)はリンクiの質量、l
i (i=1,2)はリンクiの長さ、αi (i=1,
2)は関節iからリンクiの質量中心までの長さ、Ii
(i=1,2)はリンクiの質量中心を通りZ軸に平行
な軸まわりの慣性モーメント、gは重力加速度の大き
さ、τi(i=1,2)は関節iに置かれたアクチュエ
ータから加えられるトルクを表す。行列M(q)と 外
19 に関し、
転角度、mi (i=1,2)はリンクiの質量、l
i (i=1,2)はリンクiの長さ、αi (i=1,
2)は関節iからリンクiの質量中心までの長さ、Ii
(i=1,2)はリンクiの質量中心を通りZ軸に平行
な軸まわりの慣性モーメント、gは重力加速度の大き
さ、τi(i=1,2)は関節iに置かれたアクチュエ
ータから加えられるトルクを表す。行列M(q)と 外
19 に関し、
【0174】
【外19】
【0175】
【数44】
【0176】が成立し、式(A16)に関する説明中の
ロボットの動特性固有の性質
ロボットの動特性固有の性質
【0177】
【数45】
【0178】が満たされている。考えうる最も単純なロ
ボットである2自由度ロボットでもその動特性モデルは
前述のようにかなり複雑であり、リンク部の質量中心が
アーム先端にあると仮定する(αi =li およびIi =
0とする)と簡単化がよく行われる。そうすると、各係
数行列は以下のようになる。
ボットである2自由度ロボットでもその動特性モデルは
前述のようにかなり複雑であり、リンク部の質量中心が
アーム先端にあると仮定する(αi =li およびIi =
0とする)と簡単化がよく行われる。そうすると、各係
数行列は以下のようになる。
【0179】
【数46】
【0180】ここで、C1 =cos q1 ,C12=cos(q1
+q2 ),C2 =cos q2 及びS2 =sin q2 とする。
この結果、軌道追従制御すべきロボットの動特性モデル
は簡単になるが、リンク部の質量中心がアーム先端にあ
るとする想定は実際にはありえないので、振る舞いとの
誤差が大きくなる可能性がある。一方、このようなモデ
ルの簡単化を行わない場合、係数行列の各要素には質量
中心の位置やそのまわりでの慣性モーメントのように正
確な値を知るのが難しいパラメータが含まれるために、
係数行列を正確に与えることが難しくなる。そのため、
本発明のように、各係数行列が誤差を含むという想定で
制御装置の設計を行うのが最も現実的であると考えられ
る。
+q2 ),C2 =cos q2 及びS2 =sin q2 とする。
この結果、軌道追従制御すべきロボットの動特性モデル
は簡単になるが、リンク部の質量中心がアーム先端にあ
るとする想定は実際にはありえないので、振る舞いとの
誤差が大きくなる可能性がある。一方、このようなモデ
ルの簡単化を行わない場合、係数行列の各要素には質量
中心の位置やそのまわりでの慣性モーメントのように正
確な値を知るのが難しいパラメータが含まれるために、
係数行列を正確に与えることが難しくなる。そのため、
本発明のように、各係数行列が誤差を含むという想定で
制御装置の設計を行うのが最も現実的であると考えられ
る。
【0181】さて、制御対象となるロボットに関し、各
リンクの質量m1 ,m2 ,それぞれの長さl1 ,l2 の
正確な値を入手するのは容易であり、それらの値を用い
て各係数行列の公称値を具体的に与えることができる。
2リンクのロボットの場合は以下のようになる。
リンクの質量m1 ,m2 ,それぞれの長さl1 ,l2 の
正確な値を入手するのは容易であり、それらの値を用い
て各係数行列の公称値を具体的に与えることができる。
2リンクのロボットの場合は以下のようになる。
【0182】
【数47】
【0183】ここで、αm1,αm2,αm3,αc ,
αg 1 ,αg2は各リンクの質量および長さにより決まる
定数である。したがって、公称値からの誤差を与える行
列は以下のような形であると考えられる。
αg 1 ,αg2は各リンクの質量および長さにより決まる
定数である。したがって、公称値からの誤差を与える行
列は以下のような形であると考えられる。
【0184】
【数48】
【0185】ここで、δm1,δm2,δm3,δc ,δg1,
δg2は誤差の大きさを表す定数であるが、前述のよう
に、これらの値は制御入力の構成には関係しない。しか
し、パラメータ誤差の最悪な場合の見積り値が適切に評
価できるなら、制御装置のロバストさのレベルを規定す
る定数γをこの見積り値により決定することができる。
δg2は誤差の大きさを表す定数であるが、前述のよう
に、これらの値は制御入力の構成には関係しない。しか
し、パラメータ誤差の最悪な場合の見積り値が適切に評
価できるなら、制御装置のロバストさのレベルを規定す
る定数γをこの見積り値により決定することができる。
【0186】さて、ロボットの動特性固有の性質
【0187】
【数49】
【0188】を用いることにより、ロバスト制御装置が
生成すべき最適部分入力u* (t)は(14)〜(1
8)式に示されている通りであり、本制御装置は、2自
由度ロボットに対し以下のような最適部分入力u
* (t)を生成する。
生成すべき最適部分入力u* (t)は(14)〜(1
8)式に示されている通りであり、本制御装置は、2自
由度ロボットに対し以下のような最適部分入力u
* (t)を生成する。
【0189】
【数50】
【0190】ここで、 外20 は第i関節アクチュエ
ータに対する最適部分入力、qriは第
ータに対する最適部分入力、qriは第
【0191】
【外20】
【0192】i関節に対する希望状態(角度)、γijは
2×2行列Rの要素を表すスカラ量、外21 は2×2
行列T11,T12の要素を表すスカラ量とする。
2×2行列Rの要素を表すスカラ量、外21 は2×2
行列T11,T12の要素を表すスカラ量とする。
【0193】
【外21】
【0194】スカラ量の 外22 は(16),(1
7)式により以下のように定める。
7)式により以下のように定める。
【0195】
【外22】
【0196】
【数51】
【0197】ただし、 外23 は(18)式で定義さ
れる2×2行列 外24 の要素を表
れる2×2行列 外24 の要素を表
【0198】
【外23】
【0199】
【外24】
【0200】すスカラ量であり、重み行列Rとパラメー
タγを(12)式で与えられる安定条件を満たすように
選べば決定できる。一方、 外25 は2×2行列
Q1 ,Q2
タγを(12)式で与えられる安定条件を満たすように
選べば決定できる。一方、 外25 は2×2行列
Q1 ,Q2
【0201】
【外25】
【0202】の要素を表すスカラ量であり、重み行列Q
を不等式(17)を満たすように適当に選ぶことにより
決定できる。ここで、重み行列Q,Rの選び方の例とし
て、Qは 外26 を正の定数とし
を不等式(17)を満たすように適当に選ぶことにより
決定できる。ここで、重み行列Q,Rの選び方の例とし
て、Qは 外26 を正の定数とし
【0203】
【外26】
【0204】、
【0205】
【数52】
【0206】と選ぶことができる。また、Rは
【0207】
【数53】
【0208】のような正定数を用い
【0209】
【数54】
【0210】と選ぶことができる。そうすると、
【0211】
【数55】
【0212】のように 外27 は簡単な形となり、行
列T11とT12も
列T11とT12も
【0213】
【外27】
【0214】
【数56】
【0215】のように計算しやすい形となる。以上のよ
うにQ,Rおよびγを選ぶことにより、最適部分入力u
* (t)は以下のような簡単な処理により生成できるこ
とになる。
うにQ,Rおよびγを選ぶことにより、最適部分入力u
* (t)は以下のような簡単な処理により生成できるこ
とになる。
【0216】
【数57】
【0217】最終的に(8)式に相当する入力トルクは
次式のように与えられる。
次式のように与えられる。
【0218】
【数58】
【0219】最後に2自由度のロボットを対象とするシ
ミュレーション例の結果を説明する。このシミュレーシ
ョンにおけるサンプリング周期は、Δt=2 -6〜0.0156
とした。
ミュレーション例の結果を説明する。このシミュレーシ
ョンにおけるサンプリング周期は、Δt=2 -6〜0.0156
とした。
【0220】シミュレーションで採用した物理パラメー
タは以下の通りである。 リンク1の質量m1 :m1 =2(kg) リンク2の質量m2 :m2 =10(kg) (リンク2の質量には先端の負荷も含みます) リンク1の長さl1 :l1 =1(m) リンク2の長さl2 :l2 =1(m) このような値によりM0 (q), 外28 ,G
0 (q)を計算した。
タは以下の通りである。 リンク1の質量m1 :m1 =2(kg) リンク2の質量m2 :m2 =10(kg) (リンク2の質量には先端の負荷も含みます) リンク1の長さl1 :l1 =1(m) リンク2の長さl2 :l2 =1(m) このような値によりM0 (q), 外28 ,G
0 (q)を計算した。
【0221】
【外28】
【0222】また、ΔM(q), 外29 ,ΔG
(q)に含まれる公称値からの誤差を規
(q)に含まれる公称値からの誤差を規
【0223】
【外29】
【0224】定するパラメータを以下のように仮定す
る。 δm1=0,δm2=δm3=δc =δg1=δg2=−4.0 さらに、ロボットに加わるランダムな外乱の項 外30
に関しては以下のよ
る。 δm1=0,δm2=δm3=δc =δg1=δg2=−4.0 さらに、ロボットに加わるランダムな外乱の項 外30
に関しては以下のよ
【0225】
【外30】
【0226】うに想定した。
【0227】
【数59】
【0228】以上のようにロボットの物理パラメータを
仮定し、ロボットの初期状態q1 (0),q2 (0),
外31 と希望する軌道qr1(t),qr2(t) を次のよう
に与
仮定し、ロボットの初期状態q1 (0),q2 (0),
外31 と希望する軌道qr1(t),qr2(t) を次のよう
に与
【0229】
【外31】
【0230】える。
【0231】
【数60】
【0232】さらに、追従誤差の重みを与える行列Q
は、4次の単位行列とした。すなわち、
は、4次の単位行列とした。すなわち、
【0233】
【数61】
【0234】ロバスト性規定パラメータγについては、
以下の3つの場合について実験した。 γ=0.2, R=0.01I γ=0.1, R=0.008I γ=0.07, R=0.004I 図6〜図9はシミュレーション結果である。図6と図7
はそれぞれ第1関節と第2関節の制御トルクτ1 (t)
とτ2 (t)をパラメータγ=0.07の場合について示
す。
以下の3つの場合について実験した。 γ=0.2, R=0.01I γ=0.1, R=0.008I γ=0.07, R=0.004I 図6〜図9はシミュレーション結果である。図6と図7
はそれぞれ第1関節と第2関節の制御トルクτ1 (t)
とτ2 (t)をパラメータγ=0.07の場合について示
す。
【0235】また、図8は第1関節に対するq1 (t)
と希望軌道qr 1 (t)を、図9は第2関節に対するq
2 (t)と希望軌道qr 2 (t)をそれぞれ〜のγ
とRの組合せに対して示す。γが小さい程良好な軌道追
従が実現されている。γを小さくすることはモデル化の
誤差が追従誤差と制御入力に与える影響を小さくする意
味があり、γの逆数がロバスト性を規定することにな
る。従ってシミュレーション結果は大きなロバスト性を
期待することによって軌道追従性能が向上することを裏
付けるものである。
と希望軌道qr 1 (t)を、図9は第2関節に対するq
2 (t)と希望軌道qr 2 (t)をそれぞれ〜のγ
とRの組合せに対して示す。γが小さい程良好な軌道追
従が実現されている。γを小さくすることはモデル化の
誤差が追従誤差と制御入力に与える影響を小さくする意
味があり、γの逆数がロバスト性を規定することにな
る。従ってシミュレーション結果は大きなロバスト性を
期待することによって軌道追従性能が向上することを裏
付けるものである。
【0236】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、動特性モデルにおける係数行列の同定精度が不充分
な場合において雑音のようにランダムな外乱を受けるよ
うな悪条件の元でもロボットの軌道追従制御は可能とな
りロバスト制御方式の制御性能向上に寄与するところが
大きい。
ば、動特性モデルにおける係数行列の同定精度が不充分
な場合において雑音のようにランダムな外乱を受けるよ
うな悪条件の元でもロボットの軌道追従制御は可能とな
りロバスト制御方式の制御性能向上に寄与するところが
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成ブロック図である。
【図2】本発明におけるロバスト制御装置の概念の説明
図である。
図である。
【図3】本発明におけるロバスト制御方法の基本フロー
チャートである。
チャートである。
【図4】本発明のロバスト制御装置のシステム構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】2自由度ロボットの概念を示す図である。
【図6】第1関節の制御トルクτ1 (t)を示す図(γ
=0.07)である。
=0.07)である。
【図7】第2関節の制御トルクτ2 (t)を示す図(γ
=0.07)である。
=0.07)である。
【図8】第1関節に対するq1 (t)と希望軌道q
r1(t)を示す図である。
r1(t)を示す図である。
【図9】第2関節に対するq2 (t)と希望軌道q
r2(t)を示す図である。
r2(t)を示す図である。
【図10】軌道追従制御の制御方式を示すブロック図で
ある。
ある。
【図11】従来における制御装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1,20 ロボット 2 軌道追従制御装置 3 軌道生成器 21 制御モデル生成装置 23 部分入力最適化装置 24 センサ 28 制御信号発生装置 29 アクチュエータ
Claims (12)
- 【請求項1】 不完全なモデルを許容する制御理論とし
てのロバスト制御理論を用いたロバスト制御装置におい
て、 係数行列の不正確さとランダム外乱とを反映させて制御
対象の動特性モデルを作成する制御モデル生成手段と、 該制御対象の状態に基づいて、該動特性モデルに対する
制御入力の一部を構成する選択的部分入力を、ロバスト
2次最適化規範を適用して最適化する部分入力最適化手
段と、 該制御モデル生成手段および部分入力最適化手段の出力
に基づいて、制御対象に対する制御信号を生成する制御
信号生成手段とを備えたことを特徴とするロバスト制御
装置。 - 【請求項2】 前記部分入力最適化手段が、前記ロバス
ト2次最適化規範として、 前記選択的部分入力の2乗と追従誤差の2乗の和を小さ
くすることと、 該選択的部分入力の2乗と追従誤差の2乗の和をモデル
化誤差の2乗で割った商を小さくすることとの2つの制
御仕様を実現する規範を用いて選択的部分入力の最適化
を行う手段であることを特徴とする請求項1記載のロバ
スト制御装置。 - 【請求項3】 前記部分入力最適化手段が、前記制御規
範として、 前記選択的部分入力の2乗と追従誤差の2乗の和をモデ
ル化誤差の2乗で割った商を含む値が、ロバストさのレ
ベルを規定するパラメータγの2乗以下であるべきこと
を示す規範を用いる手段であることを特徴とする請求項
2記載のロバスト制御装置。 - 【請求項4】 前記部分入力最適化手段が、前記ロバス
ト制御装置を含む制御系の安定条件として、前記ロバス
トさのレベルを規定するパラメータγによって決定され
る安定条件を用いる手段であることを特徴とする請求項
3記載のロバスト制御装置。 - 【請求項5】 前記ロバスト制御装置において、 前記制御モデル生成手段によって生成された動特性モデ
ルの係数行列の公称値を格納する第1の記憶手段を更に
備えたことを特徴とする請求項1記載のロバスト制御装
置。 - 【請求項6】 前記ロバスト制御装置において、 制御対象が目標とすべき希望軌道と、 モデル化誤差を制限し、ロバストさのレベルを規定する
パラメータγと、 前記制御規範内での追従誤差に対する重み行列Qと、 該制御規範内での部分入力に対する重み行列Rとによっ
て構成されるユーザ指定パラメータを格納する第2の記
憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の
ロバスト制御装置。 - 【請求項7】 前記ユーザ指定パラメータをユーザから
受け取って前記第2の記憶手段に格納するユーザ指定パ
ラメータ入力手段を更に備えたことを特徴とする請求項
6記載のロバスト制御装置。 - 【請求項8】 前記ロバスト制御装置において、 前記ロバスト2次最適化規範としてのロバスト2次最適
化入力関数を格納する第3の記憶手段を更に備え、 前記部分入力最適化手段が、センサを介して入力される
制御対象の状態と、前記第2の記憶手段および第3の記
憶手段の格納内容に基づいて、前記選択的部分入力の最
適化を行う手段であることを特徴とする請求項6記載の
ロバスト制御装置。 - 【請求項9】 前記制御信号生成手段が、 前記部分入力最適化手段の出力と、前記第1の記憶手段
および第2の記憶手段の格納内容とに基づいて、制御対
象に対する制御トルクを発生するアクチュエータに対し
て制御信号を出力する手段であることを特徴とする請求
項6記載のロバスト制御装置。 - 【請求項10】 前記制御信号生成手段が、 前記アクチュエータに、前記最適化された選択的部分入
力を含み、動的な確率制御システムにおける標準的な制
御トルクを発生させるための制御信号を出力する手段で
あることを特徴とする請求項9記載のロバスト制御装
置。 - 【請求項11】 前記ロバスト制御装置において、 前記制御対象が多関節(n関節)ロボットであることを
特徴とする請求項1記載のロバスト制御装置。 - 【請求項12】 前記制御対象としてのn関節ロボット
の動特性モデルにおける係数行列がn×n次の慣性行
列、コリオリ力と求心力の影響を記述するn×n次の行
列、および重力の影響を記述するn×1次の列行列であ
ることと、 前記ランダム外乱が正規性白色雑音であることとを特徴
とする請求項11記載のロバスト制御装置。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP6263526A JPH08123507A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ロバスト制御装置 |
| US08/548,466 US5724239A (en) | 1994-10-27 | 1995-10-26 | Robust control system for designing logic for imperfect model |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6263526A JPH08123507A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ロバスト制御装置 |
Publications (1)
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| JPH08123507A true JPH08123507A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17390765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6263526A Withdrawn JPH08123507A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ロバスト制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US5724239A (ja) |
| JP (1) | JPH08123507A (ja) |
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