JPH081258Y2 - 帯状フィルムの巻取装置 - Google Patents

帯状フィルムの巻取装置

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JPH081258Y2
JPH081258Y2 JP1115290U JP1115290U JPH081258Y2 JP H081258 Y2 JPH081258 Y2 JP H081258Y2 JP 1115290 U JP1115290 U JP 1115290U JP 1115290 U JP1115290 U JP 1115290U JP H081258 Y2 JPH081258 Y2 JP H081258Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は帯状フィルムの巻取装置に係り、特に包装作
業時等にフィルム長手方向に溶断された不要なフィルム
を巻き取るのに好適な巻取装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば、包装機械に備えた帯状フィルムで、順
次移送されてくる被包装体を包装する場合、被包装体を
フィルムで包み、このフィルムの幅方向両端部を溶着す
るとともに、フィルムの不要な両端縁をフィルム長手方
向に溶断している。
そして、溶断された不要なフィルム(スクラップ)を
包装機械に設けた巻取装置で巻き取るものである。
この巻取装置は第8図に示すように、回転駆動される
回転軸80に、複数のアーム82より成る巻取胴部83が一体
回転自在に設けられて成るものである。
このスクラップ84を巻き取る際には、巻き取ったスク
ラップ84が巻取胴部83から取り出せるように、巻取胴部
83に円筒状の紙管85をその一端から外嵌した後に、巻取
胴部83と共に紙管85を回転させると共に、トラバーサの
スクラップガイド(図示省略)を紙管85の軸芯方向に往
復動させながら、この紙管85上にスクラップ84を巻き取
り、そして、巻き取ったスクラップ84は紙管85と共に巻
取胴部83から軸心方向外方に抜き出していたのである。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、従来の前記巻取装置においては、紙管85上に
スクラップ84を巻き取る構造であるため、以下のような
問題点がある。
即ち、各巻き取ったスクラップ84に対応して紙管85が
多数必要となる。
また、一般に、巻取胴部83に外嵌された紙管85は、包
装用の帯状フィルムを巻いていたものを使用しているの
が実情である。
ところが、トラバーサのスクラップガイドのストロー
クは一定であるため、スクラップガイドのストロークよ
りも小さい幅を有する帯状フィルムを包装体として使用
する場合、その紙管85をスクラップの巻取用として使用
することができない。
この場合、別途、スクラップガイドのストローク以上
の長さを有する紙管85が多数必要となり、その結果、コ
ストが高くなり、且つ、その管理に手間がかかるという
問題があった。
更に、巻き取ったスクラップ84は再利用できるにもか
かわらず、材質の異なる紙管85と一体になっていっるた
め、再利用物としての実用的価値がなく、廃棄処分せざ
るを得ないという欠点がある。
本考案は、上記問題に鑑み、フィルムを巻取胴部に紙
管を介さずに直接に巻き取っても、巻き取ったフィルム
を巻取胴部から容易に抜き取ることができ、紙管を不要
にすることで紙管に要していたコスト及び管理の手間を
省くことができ、しかも、不要な巻取フィルムが再利用
物として実用的価値を有するようにすることを課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を達成するために、巻取胴部の径
を拡縮自在にもうけ、巻取胴部を縮径することにより、
この巻取胴部に巻き取られたフィルムを抜き出せるよう
にしたことを主たる手段とするものである。
その具体的手段としては、回転軸25に、帯状フィルム
11を巻き取る巻取胴部37が一体回転自在に設けられ、こ
の巻取胴部37は軸心方向に分離可能な一対の胴部31,32
から構成され、これら両胴部31,32は一端が自由端であ
る複数のアーム部30,30aを周方向に間隔をおいてそれぞ
れ形成して成り、前記胴部31,32はその一方のアーム部3
0,30aの自由端が他方のアーム部30,30a間に位置するよ
うに対向状に配置され、両胴部31,32側には、対向側の
アーム部30,30aの自由端を支持するコーン部34,35がそ
れぞれ設けられ、両胴部31,32の分離により各アーム部3
0,30aの自由端が、他方のコーン部34,35から離れたとき
に両胴部31,32がフィルム11の抜き取り可能なテーパ状
に縮径するように、各アーム部30,30aが径方向に拡縮自
在に設けられて構成したものである。
(作用) 次に上記巻取装置の作用について説明する。
先ず、回転軸25により巻取胴部37を回転させて、この
巻取胴部37にフィルム11を直接に巻き取る。このフィル
ム11を巻き取っている間、各アーム部30,30aの自由端
は、フィルム11によってコーン部34,35に押し付けられ
るが、各コーン部34,35が各アーム部30,30aの自由端を
支持しているのである。
次に、フィルム11を巻き取った後に、巻取胴部37を軸
心方向外方に分離する際、一方の各アーム部30,30aが、
他方のコーン部34,35から離れたときに、両胴部31,32が
テーパ状に縮径する自然な状態となり、巻き取ったフィ
ルム11を分離された両胴部31,32から容易に取り出すこ
とができ、従って、紙管を用いずに巻き取ったフィルム
11を胴部31、32から容易に取り出すことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
先ず、第3図において、1はピロー型包装機で、移送
部3と、この移送部3によって移送されてくる被包装体
2を合成樹脂製の帯状の包装フィルム4で包装する包装
部5とを備えている。包装部5はフィルム4を筒状に形
成するフォーマー6と、一対の挟圧ローラを有する縦シ
ーラー7と、横シーラー7aとを有している。
10は巻取装置で、前記縦シーラー7により帯長手方向
にに溶断されたフィルム4の幅方向両端縁部のスクラッ
プ11を巻き取るためのもので、縦シーラー7の下方に設
けられて成る。
この巻取装置10は第2図に示すように、一対の引出ロ
ーラ13,13aと、リミットスイッチ14を作動させる揺動ア
クチュエーター15と、トラバーサー16と、巻取リール17
とを備えて成る。
前記揺動アクチュエーター15はピン18回を支点にして
上下方向に揺動自在設けられ、この揺動アクチュエータ
ー15はローラ19を介してスクラップ11に、その張力で保
持されて成る。
20は前記揺動アクチュエーター15を吸着するためのマ
グネットキャチで、揺動アクチュエーター15の上方に設
けられ、揺動アクチュエーター15はこのマグネットキャ
チ20に吸着された時にリミットスイッチ14から離れるよ
うになっている。
前記巻取リール17は第1図に示すように、中央部が小
径な鼓状を呈し、巻取装置10のケーシング24に軸受24a
を介して突設支持された回転軸25に設けられた固定リー
ル部26と、回転軸25に挿脱自在に外嵌される摺動筒軸27
に設けられた着脱リール部28とから軸心方向に分離可能
な構造になっている。
上記両リール部26,28はつば状の円形側板29,29aをそ
れぞれ有し、固定リール部26の側板29は回転軸25の基部
に固定され、着脱リール部28の側板29aは摺動筒軸27一
端に固定されて成る。
これら両側板29,29aの外周部には、複数のアーム部3
0,30aが円周方向に等間隔をおいてそれぞれ設けられ、
回転軸25側の各アーム部30により固定胴部31が、摺動筒
軸27側の各アーム部30aにより着脱胴部32がそれぞれ形
成されて成る。また、これら両胴部31,32は、一方のア
ーム部30,30aの自由端が他方のアーム部30,30a間に位置
するように、対向状に配置されている。
34,35は一対のコーン部で、一方のコーン部34は筒体3
6を介して回転軸25の中途部に外嵌固定され、着脱胴部3
2のアーム部30aの自由端を支持して成る。また、他方の
コーン部35は摺動筒軸27の他端に外嵌固定され、固定胴
部31の各アーム部30の自由端を支持して成る。ここに、
両胴部31,32により、巻取胴部37が構成されている。
次に、前記アーム部30,30aから成る胴部31,32におい
て、第1図に仮想線で示すように、摺動筒軸27を抜ける
方向に摺動することによにより、一方のアーム部30,30a
の自由端が他方のコーン部34、35から離れると、各胴部
31,32が弾性力によりテーパ状に縮径可能なように、各
アーム部30,30aは胴部の径方向に拡縮自在に設けられて
成る。
38,39は前記各胴部31,32を拡径すべく各アーム部30,3
0aの自由端を摺動案内するテーパ面で、各コーン部34,3
5にそれぞ形成され、この各テーパ面38,39上に各アーム
部30,30aの自由端が支持されている。
40はラッチレバーで、第4図(イ)に示すように、着
脱リール部28の側板29aの外面に、ピン41を介して揺動
自在に枢支され、このラッチレバー40は、その中途部が
回転軸25の先端部に形成された周溝42に係合して、摺動
筒軸27の抜けるのを規制する係合位置と、側板29aに突
設されたストッパ43に当接して摺動筒軸27の摺動を許容
する待避位置とに位置変更自在である。44はラッチレバ
ー40を前記各位置に弾性付勢するスプリングである。
48は回転軸25の基部側に設けられたトルクリミッタ
で、回転軸25はこのトルクリミッタ48を介して包装機1
の駆動部に連動連結されて成る。
即ち、トルクリミッタ48は、第5図に示すように、前
記ケーシング24内に内蔵され、回転軸25に軸受49を介し
て相対回転自在に外嵌された駆動スプロケットホイール
50と、回転軸25に相対回転不能で軸方向摺動自在に外嵌
されたプレス体51とを備えて成る。プレス体51の押圧板
54は回転軸25の基端に螺合されたトルク調整ナット52に
より、前記ホイール50に一定の摩擦抵抗を付与すべく押
圧されて成る。
従って、ホイール50のスプロケット56がチェーン機構
を介して駆動部に連動されており、駆動スプロケットホ
イール50が回転軸25のスクラップ11巻取回転よりも幾ら
かスリップをしながら速く回転する構造とされている。
以上の構成において、被包装体2の包装作業を行う際
に発生するスクラップ11を巻き取る場合には、先ず、包
装機1の稼働前に巻取リール17の着脱リール部28を固定
リール部26に装着する。即ち、着脱リール部28の摺動筒
軸27を回転軸25に外嵌して押し込むと、ラッチレバー40
はその傾斜面45が回転軸25の先端に当接することによ
り、逃げる方向に揺動され、摺動筒軸27はラッチレバー
40が回転軸25の周溝42に係合するまで摺動する。
このとき、固定胴部31及び着脱胴部32の各アーム部3
0,30aの自由端が互いに他方のコーン部34,35のテーパ面
38,39にそれぞれ摺動案内され、両胴部31,32が拡径され
ると共に、ラッチレバー40が回転軸25の周溝42に係合
し、着脱リール部28は固定リール部26側に装着される。
次に、溶断されたスクラップ11を第2図に示すように
巻取装置10にセットした後、第1図及び第3図に示すよ
うに、包装機1を稼働すると、被包装体2が包装される
と共に、巻取リール17が回転され、トラバーサー16のス
クラップガイド21が往復動して、スクラップ11は巻取胴
部37に直接に巻取られる。
次に、上記のように巻き取り作業の終了後に巻き取っ
たスクラップ11を取り出す際には、先ず、ラッチレバー
40の係合を解除した状態で着脱リール部28を装着時と反
対方向に引き抜く。
この引き抜き時には、フィルム11のアーム部30,30aを
コーン部34,35に押しつける力が、各テーパ面38,39に作
用しており、その分力が両胴部31,32を分離する方向に
働き、各アーム部30,30aの自由端は、各コーン部34,35
のテーパ面38,39を摺動する。
そして、各アーム部30,30aが、他方のコーン部34,35
から離れたときに、両胴部31,32が弾性力によりテーパ
状に縮径する自然な状態となり、巻き取ったスクラップ
11を固定胴部31または着脱胴部32から容易に取り外すこ
とができるのである。
再び、スクラップ11を巻き取る際には、前記のように
着脱リール部28を装着すればよく、その後の作業は前記
作業手順によって行う。
仮に、スクラップ11の巻き取り作業中に、スクラップ
11が切れたり、巻取リール17にスクラップ11が巻き取ら
れていない場合には、揺動アクチュエーター15が自重で
第2図に示す矢印方向に揺動して、リミットスイッチ14
から離れるようになっている。そのため、リミットスイ
ッチ14が作動して、稼働中の包装機1が自動的に停止す
るようになっている。
また、揺動アクチュエーター15を、前記矢印と反対方
向に揺動させれば、この揺動アクチュエーター15はマグ
ネットキャチ20に吸着され、リミットスイッチ14を押す
ため、スクラップ11が発生しない場合でも、包装機1を
稼働させておくことができる。
尚、上記実施例では、胴部31,32は8本の丸棒を円周
方向に配して構成されて成るが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、第6図に示すように、固定胴部31及
び着脱胴部32は円錐台状の筒体58にスリット59を形成し
て設けてもよい。
また、アーム部30,30aの数は2本でもよく、その本数
及び断面形状は、本実施例に限定されるものではなく、
自由に設定でき、要するに、巻き取ったスクラップ11が
取り出せるように、胴部31,32が拡縮自在に設けられて
おればよい。
しかも、前記トルクリミッタ48の代わりに、第7図に
示すように、スクラップ11の巻取径に応じて回転軸25に
伝達トルクを変更できるクラッチ機構(所謂パウダーク
ラッチ)62を設けると共に、このクラッチ機構に連動す
る揺動アーム60の先端に設けられたローラ61を、巻き取
られているスクラップ11の外周面に当接させてもよい。
この構成によれば、スクラップ11の巻取径の増加に伴っ
てアーム60が揺動し、クラッチ機構62の回転軸25に対す
る摩擦抵抗が大きくなり、スクラップ11の巻取径が大き
くなっても、一定の張力でスクラップ11を巻き取ること
ができるという利点がある。
更に、揺動アーム60の代わりに、張力検知部材63を第
2図に仮想線で示すように、巻取リール17と引出ローラ
13,13aとの間に設け、スクラップ11の巻取張力を検知す
るようにしてもよい。
本考案は上記実施例のように包装機用のスクラップ11
を巻き取る装置に限定されず、包装機以外の帯状フィル
ムを巻き取る装置に採用できることは無論である。
(考案の効果) 本考案は、巻取胴部を軸心方向に分離可能な一対の胴
部から構成し、これら両胴部を分離することにより、フ
ィルムの取り出し可能にテーパ状に縮径するように設け
たので、従来と異なり紙管を介さずにフィルムを巻取胴
部に直接に巻き取っても、巻き取ったフィルムを容易に
取り出すことができる。
従って、従来使用しなければならなかった紙管が不要
となり、紙管に要していたコスト及び管理の手間も省く
ことができる。
更に、巻き取ったフィルムに紙管が一体に設けられる
ことがないので、この巻き取ったフィルムが不要なスク
ラップである場合、スクラップは再利用物としの実用的
な価値を備え得るという効果がある。
以上のように、本考案は従来のものに比し、特有の効
果を有し、その実用的な価値は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す巻取リールの要部断面
図、第2図はフィルムの巻取状態を示す正面図、第3図
は包装機の概略図、第4図(イ)は着脱胴部の正面図、
第4図(ロ)は固定リール部及び着脱リール部の斜視
図、第5図はトルクリミッタの断面図、 第6図及び第7図は本考案の他の実施例を示し、第6図
は固定リール部及び着脱リール部の斜視図、第7図は概
略説明図、第8図は従来例を示す要部断面図である。 10……巻取装置、11……スクラップ(フィルム)、25…
…回転軸、30,30a……アーム部、31,32……胴部、34,34
……コーン部、37……巻取胴部、38,39……テーパ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸25に、帯状フィルム11を巻き取る巻
    取胴部37が一体回転自在に設けられ、この巻取胴部37は
    軸心方向に分離可能な一対の胴部31,32から構成され、
    これら両胴部31,32は一端が自由端である複数のアーム
    部30,30aを周方向に間隔をおいてそれぞれ形成して成
    り、前記胴部31,32はその一方のアーム部30,30aの自由
    端が他方のアーム部30,30a間に位置するように対向状に
    配置され、両胴部31,32側には、対向側のアーム部30,30
    aの自由端を支持するコーン部34,35がそれぞれ設けら
    れ、両胴部31,32の分離により一方のアーム部30,30aの
    自由端が他方のコーン部34,35から離れたときに両胴部3
    1,32がフィルム11の抜き取り可能なテーパ状に縮径する
    ように、各アーム部30,30aが胴部の径方向に拡縮自在に
    設けられたことを特徴とする帯状フィルムの巻取装置。
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