JPH08126167A - 貫通孔の充填材支持具 - Google Patents
貫通孔の充填材支持具Info
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- JPH08126167A JPH08126167A JP6253135A JP25313594A JPH08126167A JP H08126167 A JPH08126167 A JP H08126167A JP 6253135 A JP6253135 A JP 6253135A JP 25313594 A JP25313594 A JP 25313594A JP H08126167 A JPH08126167 A JP H08126167A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経済性及び防火性能を良好に確保しながら、
貫通孔に挿通させる長尺体(又は長尺体群)に対して、
その外径寸法が大きいものから小さいものまで幅広く対
応できるようにする。 【構成】 構造体1に設けられた貫通孔2への充填材J
の充填方向前方側で、貫通孔2内に充填される充填材J
を受止め自在な支持板Hを設け、構造体1に係止自在な
係止部6を備えると共に、支持板Hを受止めるための受
止め部5を備えたフレームFを設け、受止め部5と支持
板Hとの間に、受止め部5に対して支持板Hが貫通孔2
の径方向内側へ移動するのを阻止するための移動阻止手
段Uを設けてあるところにある。
貫通孔に挿通させる長尺体(又は長尺体群)に対して、
その外径寸法が大きいものから小さいものまで幅広く対
応できるようにする。 【構成】 構造体1に設けられた貫通孔2への充填材J
の充填方向前方側で、貫通孔2内に充填される充填材J
を受止め自在な支持板Hを設け、構造体1に係止自在な
係止部6を備えると共に、支持板Hを受止めるための受
止め部5を備えたフレームFを設け、受止め部5と支持
板Hとの間に、受止め部5に対して支持板Hが貫通孔2
の径方向内側へ移動するのを阻止するための移動阻止手
段Uを設けてあるところにある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造体に設けられた貫
通孔に挿通された長尺体の挿通部分の周囲空間で、充填
材を支持自在な貫通孔の充填材支持具に関する。
通孔に挿通された長尺体の挿通部分の周囲空間で、充填
材を支持自在な貫通孔の充填材支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貫通孔の充填材支持具と
しては、貫通孔への充填材の充填方向前方側で、前記貫
通孔内に充填される前記充填材を受止める受板部と、前
記受板部を構造体に係止自在な係止部とを一体的に備え
たフレームによって構成してあるものがあり、前記係止
部によって構造体に前記フレーム及び受板部を係止させ
て、受板部の中心部分に形成された挿通孔に長尺体を挿
通させて、長尺体と貫通孔壁との間に充填材を詰め込ん
で前記受板部で支持するものであった。
しては、貫通孔への充填材の充填方向前方側で、前記貫
通孔内に充填される前記充填材を受止める受板部と、前
記受板部を構造体に係止自在な係止部とを一体的に備え
たフレームによって構成してあるものがあり、前記係止
部によって構造体に前記フレーム及び受板部を係止させ
て、受板部の中心部分に形成された挿通孔に長尺体を挿
通させて、長尺体と貫通孔壁との間に充填材を詰め込ん
で前記受板部で支持するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の貫通孔
の充填材支持具によれば、前記受板部と係止部とを一体
的に構成してあるから、例えば、受板部の挿通孔の大き
さに比べて、挿通させる長尺体(又は長尺体群)の外径
寸法が著しく小さい場合には、それの間の隙間から前記
充填材が脱落し易く、貫通孔の密閉性がわるくなる危険
性がある。従って、貫通孔の密閉性を保つためには、前
記挿通孔の大きさを異ならせた複数種の充填材支持具を
用意しておく必要があり、不経済となる欠点があった。
の充填材支持具によれば、前記受板部と係止部とを一体
的に構成してあるから、例えば、受板部の挿通孔の大き
さに比べて、挿通させる長尺体(又は長尺体群)の外径
寸法が著しく小さい場合には、それの間の隙間から前記
充填材が脱落し易く、貫通孔の密閉性がわるくなる危険
性がある。従って、貫通孔の密閉性を保つためには、前
記挿通孔の大きさを異ならせた複数種の充填材支持具を
用意しておく必要があり、不経済となる欠点があった。
【0004】この欠点を解消するものとして、フレーム
と受板部とを別体に形成しておき、前記フレームの底部
分に、挿通させる長尺体(又は長尺体群)の外径寸法に
合わせた挿通孔を形成してある受板部を載置するものが
提案される。
と受板部とを別体に形成しておき、前記フレームの底部
分に、挿通させる長尺体(又は長尺体群)の外径寸法に
合わせた挿通孔を形成してある受板部を載置するものが
提案される。
【0005】上述の提案の充填材支持具によれば、大小
異なる外径寸法の長尺体(又は長尺体群)に対応できる
ようにするのに、前記挿通孔の大きさを異ならせた複数
種の受板部を用意しておくだけで、前記フレームは兼用
化することが可能となり、経済性を向上させることが可
能となる。しかし、その反面、前記提案の充填材支持具
を、例えば、外周部に可燃性の被覆層を備えた冷媒配管
やケーブル等を挿通させる防火貫通部の貫通孔に設置す
る場合には、次のような問題点が上げられる。因に、前
記防火貫通部においては、充填材として難燃性の熱膨張
型パテを用い、火災が起こっても、その熱によって前記
充填材が膨張して長尺体周囲に隙間が発生しないように
することで煙や炎の通り道になるのを防ぐ方法をとるこ
とが多い。即ち、前記提案の充填材支持具によれば、前
記充填材の熱膨張に伴って前記受板部が厚み方向外方へ
変形する際に、前記フレームとの重ねしろが小さいと、
受板部がフレームから脱落して貫通孔の防火性能を低下
させる危険性が高く、これを防止するためには、フレー
ムと受板部との重ねしろを大きく確保する必要がある。
その結果、前記受板部に形成される挿通孔の最大寸法の
設定に、大きな制約をうけ、小径の長尺体(又は長尺体
群)しか挿通させ難くなるという問題点がある。
異なる外径寸法の長尺体(又は長尺体群)に対応できる
ようにするのに、前記挿通孔の大きさを異ならせた複数
種の受板部を用意しておくだけで、前記フレームは兼用
化することが可能となり、経済性を向上させることが可
能となる。しかし、その反面、前記提案の充填材支持具
を、例えば、外周部に可燃性の被覆層を備えた冷媒配管
やケーブル等を挿通させる防火貫通部の貫通孔に設置す
る場合には、次のような問題点が上げられる。因に、前
記防火貫通部においては、充填材として難燃性の熱膨張
型パテを用い、火災が起こっても、その熱によって前記
充填材が膨張して長尺体周囲に隙間が発生しないように
することで煙や炎の通り道になるのを防ぐ方法をとるこ
とが多い。即ち、前記提案の充填材支持具によれば、前
記充填材の熱膨張に伴って前記受板部が厚み方向外方へ
変形する際に、前記フレームとの重ねしろが小さいと、
受板部がフレームから脱落して貫通孔の防火性能を低下
させる危険性が高く、これを防止するためには、フレー
ムと受板部との重ねしろを大きく確保する必要がある。
その結果、前記受板部に形成される挿通孔の最大寸法の
設定に、大きな制約をうけ、小径の長尺体(又は長尺体
群)しか挿通させ難くなるという問題点がある。
【0006】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、経済性及び防火性能を良好に確保しながら、前記
貫通孔に挿通させる長尺体(又は長尺体群)に対して、
その外径寸法が大きいものから小さいものまで幅広く対
応できる貫通孔の充填材支持具を提供するところにあ
る。
消し、経済性及び防火性能を良好に確保しながら、前記
貫通孔に挿通させる長尺体(又は長尺体群)に対して、
その外径寸法が大きいものから小さいものまで幅広く対
応できる貫通孔の充填材支持具を提供するところにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の貫通孔の充填材支持具の特徴構成は、構造体
に設けられた貫通孔への前記充填材の充填方向前方側
で、前記貫通孔内に充填される前記充填材を受止め自在
な支持板を設け、前記構造体に係止自在な係止部を備え
ると共に、前記支持板を受止めるための受止め部を備え
たフレームを設け、前記受止め部と前記支持板との間
に、前記受止め部に対して前記支持板が前記貫通孔の径
方向内側へ移動するのを阻止するための移動阻止手段を
設けてあるところにある。
の本発明の貫通孔の充填材支持具の特徴構成は、構造体
に設けられた貫通孔への前記充填材の充填方向前方側
で、前記貫通孔内に充填される前記充填材を受止め自在
な支持板を設け、前記構造体に係止自在な係止部を備え
ると共に、前記支持板を受止めるための受止め部を備え
たフレームを設け、前記受止め部と前記支持板との間
に、前記受止め部に対して前記支持板が前記貫通孔の径
方向内側へ移動するのを阻止するための移動阻止手段を
設けてあるところにある。
【0008】尚、前記移動阻止手段が、前記受止め部と
前記支持板との係合部であることが好ましい。
前記支持板との係合部であることが好ましい。
【0009】また、前記フレームが、前記貫通孔の径方
向に分割形成してあったり、前記支持板が前記貫通孔の
径方向に分割形成してあることが好ましい。
向に分割形成してあったり、前記支持板が前記貫通孔の
径方向に分割形成してあることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の貫通孔の充填材支持具の特徴構成によ
れば、構造体に設けられた貫通孔への前記充填材の充填
方向前方側で、前記貫通孔内に充填される前記充填材を
受止め自在な支持板を設け、前記構造体に係止自在な係
止部を備えると共に、前記支持板を受止めるための受止
め部を備えたフレームを設けてあるから、挿通させる長
尺体の外径寸法に対応する挿通部分の寸法設定を行った
複数種の支持板を設けておくだけで、前記フレームはそ
のまま使用することができ、従来のように、充填材支持
具全体を、色々な寸法設定で複数種類形成しておく必要
がなくなり、経済性を向上させることが可能となる。
れば、構造体に設けられた貫通孔への前記充填材の充填
方向前方側で、前記貫通孔内に充填される前記充填材を
受止め自在な支持板を設け、前記構造体に係止自在な係
止部を備えると共に、前記支持板を受止めるための受止
め部を備えたフレームを設けてあるから、挿通させる長
尺体の外径寸法に対応する挿通部分の寸法設定を行った
複数種の支持板を設けておくだけで、前記フレームはそ
のまま使用することができ、従来のように、充填材支持
具全体を、色々な寸法設定で複数種類形成しておく必要
がなくなり、経済性を向上させることが可能となる。
【0011】また、前記受止め部と前記支持板との間
に、前記受止め部に対して前記支持板が前記貫通孔の径
方向内側へ移動するのを阻止するための移動阻止手段を
設けてあるから、例えば、前記支持板に厚み方向の力が
作用しても、前記移動阻止手段によって支持板がフレー
ムから脱落するのを防止することが可能となり、受け止
め部と支持板との重ねしろを小さくしても脱落し難くす
ることができる。
に、前記受止め部に対して前記支持板が前記貫通孔の径
方向内側へ移動するのを阻止するための移動阻止手段を
設けてあるから、例えば、前記支持板に厚み方向の力が
作用しても、前記移動阻止手段によって支持板がフレー
ムから脱落するのを防止することが可能となり、受け止
め部と支持板との重ねしろを小さくしても脱落し難くす
ることができる。
【0012】尚、前記移動阻止手段が、前記受止め部と
前記支持板との係合部であれば、前記フレームに対して
前記支持板を係合させるだけの手間で、より確実な状態
に取り付けることが可能となり、貫通部形成作業の効率
向上を図ることができる。
前記支持板との係合部であれば、前記フレームに対して
前記支持板を係合させるだけの手間で、より確実な状態
に取り付けることが可能となり、貫通部形成作業の効率
向上を図ることができる。
【0013】また、前記フレームが、前記貫通孔の径方
向に分割形成してあれば、前記貫通孔への設置時に、フ
レームを分割してコンパクト化することができるので、
取り扱い易く効率よく設置作業を実施できると共に、前
記貫通孔に長尺体を設置した後からでも、簡単にフレー
ムを設置することが可能となり、フレームの設置作業の
効率、及び、設置作業時期の融通性が向上する。
向に分割形成してあれば、前記貫通孔への設置時に、フ
レームを分割してコンパクト化することができるので、
取り扱い易く効率よく設置作業を実施できると共に、前
記貫通孔に長尺体を設置した後からでも、簡単にフレー
ムを設置することが可能となり、フレームの設置作業の
効率、及び、設置作業時期の融通性が向上する。
【0014】また、前記支持板が前記貫通孔の径方向に
分割形成してあれば、上述したフレームと同様に、前記
貫通孔への設置時に、支持板を分割してコンパクト化す
ることができるので、取り扱い易く効率よく設置作業で
きると共に、前記貫通孔に長尺体を設置した後からで
も、簡単に支持板を設置することが可能となる。
分割形成してあれば、上述したフレームと同様に、前記
貫通孔への設置時に、支持板を分割してコンパクト化す
ることができるので、取り扱い易く効率よく設置作業で
きると共に、前記貫通孔に長尺体を設置した後からで
も、簡単に支持板を設置することが可能となる。
【0015】
【発明の効果】従って、本発明の貫通孔の充填材支持具
によれば、挿通部分の寸法設定を異ならせた複数種の支
持板を用意しておくだけで、外形寸法の異なる長尺体に
それぞれ対応できるようになり、従来のように、充填材
支持具全体を、色々な寸法設定で複数種類形成しておく
必要がなくなると共に、受け止め部と支持板との重ねし
ろを小さくすることができるようになり、より大径の長
尺体にも適応できるようになって、防火性能を良好に確
保しながら、経済性・汎用性を向上させることが可能と
なる。
によれば、挿通部分の寸法設定を異ならせた複数種の支
持板を用意しておくだけで、外形寸法の異なる長尺体に
それぞれ対応できるようになり、従来のように、充填材
支持具全体を、色々な寸法設定で複数種類形成しておく
必要がなくなると共に、受け止め部と支持板との重ねし
ろを小さくすることができるようになり、より大径の長
尺体にも適応できるようになって、防火性能を良好に確
保しながら、経済性・汎用性を向上させることが可能と
なる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】図2は、スラブ1(構造体の一例)に設け
られた配管挿通用の貫通孔2に、空調配管P(長尺体の
一例)を挿通させて、貫通孔2の周壁部2aと、空調配
管Pとの隙間に充填材Jを充填して、防火貫通部を構成
してある状況を示すもので、前記充填材Jは、本発明の
「貫通孔の充填材支持具」の一例である充填材支持具S
によって、前記貫通孔2内に支持されている。
られた配管挿通用の貫通孔2に、空調配管P(長尺体の
一例)を挿通させて、貫通孔2の周壁部2aと、空調配
管Pとの隙間に充填材Jを充填して、防火貫通部を構成
してある状況を示すもので、前記充填材Jは、本発明の
「貫通孔の充填材支持具」の一例である充填材支持具S
によって、前記貫通孔2内に支持されている。
【0018】前記空調配管Pは、銅管からなる配管本体
3aを発泡樹脂製断熱部材3bで被覆して形成してある
冷媒管3と、ケーブル4とから構成してある。
3aを発泡樹脂製断熱部材3bで被覆して形成してある
冷媒管3と、ケーブル4とから構成してある。
【0019】また、前記充填材Jは、例えば、前記スラ
ブ1で仕切られた上下空間の一方で火災が発生した場合
に、前記貫通孔2を通して上下空間の他方側へ類焼する
のを防止できる防火貫通部を構成するために、熱膨張性
を有するパテJ1で構成してある。前記パテJ1によれ
ば、火災による熱によってパテJ1そのものが膨張し、
仮に、空調配管Pが燃焼したり収縮しても、その周囲に
広がって隙間を埋めつくし、煙や炎が貫通孔2を通過し
にくいようにすることが可能である。
ブ1で仕切られた上下空間の一方で火災が発生した場合
に、前記貫通孔2を通して上下空間の他方側へ類焼する
のを防止できる防火貫通部を構成するために、熱膨張性
を有するパテJ1で構成してある。前記パテJ1によれ
ば、火災による熱によってパテJ1そのものが膨張し、
仮に、空調配管Pが燃焼したり収縮しても、その周囲に
広がって隙間を埋めつくし、煙や炎が貫通孔2を通過し
にくいようにすることが可能である。
【0020】前記充填材支持具Sについて説明すると、
前記貫通孔2に嵌入して係止自在なフレームFと、前記
フレームFに取付自在な貫通孔蓋部材(以後、単に蓋部
材という)Cと、前記フレームFに係合させた状態で前
記充填材Jを受止め自在な支持板Hとを設けて構成して
ある。
前記貫通孔2に嵌入して係止自在なフレームFと、前記
フレームFに取付自在な貫通孔蓋部材(以後、単に蓋部
材という)Cと、前記フレームFに係合させた状態で前
記充填材Jを受止め自在な支持板Hとを設けて構成して
ある。
【0021】前記フレームFは、前記貫通孔2への前記
充填材Jの充填方向前方側(即ち、下方側)で、前記支
持板Hを受止め自在な受止め部5と、前記受止め部5を
前記スラブ1に係止自在な係止部6とを一体的に接合し
て構成してある。
充填材Jの充填方向前方側(即ち、下方側)で、前記支
持板Hを受止め自在な受止め部5と、前記受止め部5を
前記スラブ1に係止自在な係止部6とを一体的に接合し
て構成してある。
【0022】具体的には、図1に示すように、前記受止
め部5は、環状の板金部材7で構成してある。この板金
部材7は、径方向に二分割形成した第一板金部材7a
と、第二板金部材7bとから構成してある。両板金部材
7a,7bどうしは、図に見られるように、その連結部
分に嵌め合い構造を設けてあり、径方向に沿って互いを
嵌め合うことによって、一体的に連結することが可能と
なる。
め部5は、環状の板金部材7で構成してある。この板金
部材7は、径方向に二分割形成した第一板金部材7a
と、第二板金部材7bとから構成してある。両板金部材
7a,7bどうしは、図に見られるように、その連結部
分に嵌め合い構造を設けてあり、径方向に沿って互いを
嵌め合うことによって、一体的に連結することが可能と
なる。
【0023】前記係止部6は、図に示すように、複数の
帯金部材10で構成してある。この帯金部材10は、そ
の下端部を前記板金部材7に接合してあると共に、上端
部分は、外側へ屈曲させてあり、前記貫通孔2の周縁部
に係止できるように形成してる。また、各帯金部材10
の上端部分には、前記蓋部材Cを内嵌め自在な屈曲縦壁
部11を設けてあり、この屈曲縦壁部11には、前記蓋
部材Cを内嵌めするに伴って、蓋部材Cに備えた係合用
切起こし部13が弾性変形しながら乗り越えて係止自在
な係止穴11aを各別に設けてある。更には、前記屈曲
縦壁部11の外側には、前記係止穴11aに前記蓋部材
Cを係合させた状態で係合部分が露出するのを防ぐカバ
ー部12を屈曲連設してある。
帯金部材10で構成してある。この帯金部材10は、そ
の下端部を前記板金部材7に接合してあると共に、上端
部分は、外側へ屈曲させてあり、前記貫通孔2の周縁部
に係止できるように形成してる。また、各帯金部材10
の上端部分には、前記蓋部材Cを内嵌め自在な屈曲縦壁
部11を設けてあり、この屈曲縦壁部11には、前記蓋
部材Cを内嵌めするに伴って、蓋部材Cに備えた係合用
切起こし部13が弾性変形しながら乗り越えて係止自在
な係止穴11aを各別に設けてある。更には、前記屈曲
縦壁部11の外側には、前記係止穴11aに前記蓋部材
Cを係合させた状態で係合部分が露出するのを防ぐカバ
ー部12を屈曲連設してある。
【0024】前記蓋部材Cは、図に示すように、底無し
の「おわん」をふせたような形に形成してあり、前記フ
レームFに係合させた状態で、スラブ1と、貫通孔2に
挿通させた空調配管Pの束との隙間を塞ぐことができる
ように寸法設定して形成してある。また、フレームFと
同様に、径方向に二分割に形成してあり、夫々の分割部
材には、係合用凸部8・係合用鞘部9を各別に設けてあ
り、この凸部8を鞘部9に挿入して折り返すことによっ
て両者が係合し、一体的な蓋部材Cとすることができ
る。そして、前記蓋部材Cの縁部には、フレームFの屈
曲縦壁部11に内嵌めする際に、前記各係止穴11aに
各別に係合自在な係合用切起こし部13を複数設けてあ
る。上述の前記係止穴11aと前記切起こし部13との
係合構造は、貫通孔2に充填したパテJ1が膨張して
も、その力を受けて前記フレームFと蓋部材Cとが外れ
難くなるように形成してある。また、蓋部材Cの内周面
には、蓋部材CをフレームFに係合させた状態での空調
配管Pの挿通部分に近づくほど前記フレームFから遠ざ
かる傾斜面部Mを形成してあり、充填空間に充填された
パテJ1が膨張する際に、前記傾斜面部Mに接当しなが
ら傾斜下手側に誘導され易くしてある。従って、仮に、
空調配管Pと蓋部材Cとの接当部分に隙間があったにし
ても、その隙間でパテJ1が締め付けられるから、外部
へ漏れ出し難くすることが可能となる。
の「おわん」をふせたような形に形成してあり、前記フ
レームFに係合させた状態で、スラブ1と、貫通孔2に
挿通させた空調配管Pの束との隙間を塞ぐことができる
ように寸法設定して形成してある。また、フレームFと
同様に、径方向に二分割に形成してあり、夫々の分割部
材には、係合用凸部8・係合用鞘部9を各別に設けてあ
り、この凸部8を鞘部9に挿入して折り返すことによっ
て両者が係合し、一体的な蓋部材Cとすることができ
る。そして、前記蓋部材Cの縁部には、フレームFの屈
曲縦壁部11に内嵌めする際に、前記各係止穴11aに
各別に係合自在な係合用切起こし部13を複数設けてあ
る。上述の前記係止穴11aと前記切起こし部13との
係合構造は、貫通孔2に充填したパテJ1が膨張して
も、その力を受けて前記フレームFと蓋部材Cとが外れ
難くなるように形成してある。また、蓋部材Cの内周面
には、蓋部材CをフレームFに係合させた状態での空調
配管Pの挿通部分に近づくほど前記フレームFから遠ざ
かる傾斜面部Mを形成してあり、充填空間に充填された
パテJ1が膨張する際に、前記傾斜面部Mに接当しなが
ら傾斜下手側に誘導され易くしてある。従って、仮に、
空調配管Pと蓋部材Cとの接当部分に隙間があったにし
ても、その隙間でパテJ1が締め付けられるから、外部
へ漏れ出し難くすることが可能となる。
【0025】前記支持板Hは、図3に示すように、板金
製で環状に形成してあり、径方向に二分割構成の第一・
第二支持板H1,H2によって構成してある。支持板H
は、挿通させる空調配管Pの最大外径にほぼ等しい寸法
になるようにその内径を設定してあり、空調配管Pと支
持板Hとの間に大きな隙間ができないように形成してあ
る。(前記空調配管Pの外径が異なる場合には、その値
にあう内径に形成した別の支持板Hを使用する。)ま
た、外径は、前記フレームFの各帯金部材10の内方に
きっちり納まるように寸法設定してある。支持板Hの外
周部には、前記帯金部材10に対して、周方向に沿った
係合方向で係合自在な複数の係合部14を、前記帯金部
材10に対応する位置に各別に設けてある。前記係合部
14は、図に示すように、平面形状を『L』字形に形成
してあり、前記帯金部材10に係合した状態において
は、支持板Hを、前記受止め部5に対して貫通孔2の径
方向内側へ移動するのを阻止できるように構成してあ
る。即ち、前記係合部14によって、本発明に係わる移
動阻止手段Uを構成するものである。
製で環状に形成してあり、径方向に二分割構成の第一・
第二支持板H1,H2によって構成してある。支持板H
は、挿通させる空調配管Pの最大外径にほぼ等しい寸法
になるようにその内径を設定してあり、空調配管Pと支
持板Hとの間に大きな隙間ができないように形成してあ
る。(前記空調配管Pの外径が異なる場合には、その値
にあう内径に形成した別の支持板Hを使用する。)ま
た、外径は、前記フレームFの各帯金部材10の内方に
きっちり納まるように寸法設定してある。支持板Hの外
周部には、前記帯金部材10に対して、周方向に沿った
係合方向で係合自在な複数の係合部14を、前記帯金部
材10に対応する位置に各別に設けてある。前記係合部
14は、図に示すように、平面形状を『L』字形に形成
してあり、前記帯金部材10に係合した状態において
は、支持板Hを、前記受止め部5に対して貫通孔2の径
方向内側へ移動するのを阻止できるように構成してあ
る。即ち、前記係合部14によって、本発明に係わる移
動阻止手段Uを構成するものである。
【0026】本実施例の充填材支持具Sを用いた防火貫
通部の形成方法は、貫通孔2にフレームFを係止状態に
設置し、空調配管Pを挿通させ(空調配管Pを先に挿通
させておくことも可能)、受止め部5上に支持板Hを載
置すると共に帯金部材10に前記係合部14を係合さ
せ、その上からパテJ1を充填して蓋部材Cをフレーム
に係合させることによって簡単に実施することができ
る。
通部の形成方法は、貫通孔2にフレームFを係止状態に
設置し、空調配管Pを挿通させ(空調配管Pを先に挿通
させておくことも可能)、受止め部5上に支持板Hを載
置すると共に帯金部材10に前記係合部14を係合さ
せ、その上からパテJ1を充填して蓋部材Cをフレーム
に係合させることによって簡単に実施することができ
る。
【0027】前記充填材支持具Sによれば、挿通させる
空調配管Pの外径寸法に合う支持板Hを選択するだけで
フレームFの兼用化を図れながら、且つ、空調配管Pの
挿通部周りに隙間のでき難い状態に防火貫通部を構成す
ることができると共に、前記移動阻止手段Uを設けてあ
ることによって、受止め部5と支持板Hとの重ねしろが
少なかっても、不用意にずれることがなく、且つ、パテ
J1の膨張力が支持板Hに作用しても厚み方向への変形
を抑えて受止め部5から脱落するのを防止しでき、より
信頼性の高い充填材の支持を叶えることができる。そし
て、前記重ねしろを小さくすることができるから、支持
板Hの内径寸法の最大値をより大きくして、大径の空調
配管Pを挿通させるような場合にも適応することが可能
となる。
空調配管Pの外径寸法に合う支持板Hを選択するだけで
フレームFの兼用化を図れながら、且つ、空調配管Pの
挿通部周りに隙間のでき難い状態に防火貫通部を構成す
ることができると共に、前記移動阻止手段Uを設けてあ
ることによって、受止め部5と支持板Hとの重ねしろが
少なかっても、不用意にずれることがなく、且つ、パテ
J1の膨張力が支持板Hに作用しても厚み方向への変形
を抑えて受止め部5から脱落するのを防止しでき、より
信頼性の高い充填材の支持を叶えることができる。そし
て、前記重ねしろを小さくすることができるから、支持
板Hの内径寸法の最大値をより大きくして、大径の空調
配管Pを挿通させるような場合にも適応することが可能
となる。
【0028】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
【0029】〈1〉 前記フレームFは、先の実施例で
説明した受止め部5と係止部6とを一体的に形成してあ
るものに限定されるものではなく、例えば、前記受止め
部5と係止部6とを着脱自在な別部材から構成してあっ
てもよい。また、径方向に二分割に形成してあるものに
限らず、例えば、三分割以上の複数分割構成や、分割せ
ずに一体的に構成してあるものであってもよい。
説明した受止め部5と係止部6とを一体的に形成してあ
るものに限定されるものではなく、例えば、前記受止め
部5と係止部6とを着脱自在な別部材から構成してあっ
てもよい。また、径方向に二分割に形成してあるものに
限らず、例えば、三分割以上の複数分割構成や、分割せ
ずに一体的に構成してあるものであってもよい。
【0030】〈2〉 前記充填材Jは、先の実施例で説
明したパテJ1に限定されるものではなく、例えば、図
4に示すように、パテJ1をシート状に形成したシート
パテJ2を併用してもよく、シートパテJ2によれば、
パテJ1を充填空間の奥に詰める手間を省くことが可能
となる。
明したパテJ1に限定されるものではなく、例えば、図
4に示すように、パテJ1をシート状に形成したシート
パテJ2を併用してもよく、シートパテJ2によれば、
パテJ1を充填空間の奥に詰める手間を省くことが可能
となる。
【0031】〈3〉 また、前記構造体は、先の実施例
で説明したスラブに限るものではなく、例えば、図4に
示すように、壁体であってもよく、この場合は、貫通孔
2の両開口部にそれぞれ充填材支持具Sを設置すること
ができる。前記スラブや壁体、又は、天井・梁・柱等を
総称して構造体という。
で説明したスラブに限るものではなく、例えば、図4に
示すように、壁体であってもよく、この場合は、貫通孔
2の両開口部にそれぞれ充填材支持具Sを設置すること
ができる。前記スラブや壁体、又は、天井・梁・柱等を
総称して構造体という。
【0032】〈4〉 前記長尺体は、先の実施例で説明
した空調配管Pに限定されるものではなく、例えば、ケ
ーブルや鋼管や樹脂管等であってもよく、それらを総称
して長尺体という。
した空調配管Pに限定されるものではなく、例えば、ケ
ーブルや鋼管や樹脂管等であってもよく、それらを総称
して長尺体という。
【0033】〈5〉 前記移動阻止手段Uは、先の実施
例で説明した係合部14によって構成してあるものに限
らず、例えば、図5に示すように、受止め部5の受止め
面に突起5aを設け、その突起5aに対応する凹部15
を前記支持板Hの載置部分に設け、この突起5aと凹部
15との係合によって支持板Hの移動を阻止できるよう
に構成してあってもよい。また、他に、受止め部5に対
する支持板Hの移動を阻止する公知の手段を設けること
も可能である。
例で説明した係合部14によって構成してあるものに限
らず、例えば、図5に示すように、受止め部5の受止め
面に突起5aを設け、その突起5aに対応する凹部15
を前記支持板Hの載置部分に設け、この突起5aと凹部
15との係合によって支持板Hの移動を阻止できるよう
に構成してあってもよい。また、他に、受止め部5に対
する支持板Hの移動を阻止する公知の手段を設けること
も可能である。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】実施例の充填材支持具を示す分解斜視図
【図2】実施例の充填材支持具の設置状況を示す断面図
【図3】実施例の支持板の係止状況を示す上面視断面図
【図4】別実施例の充填材を示す防火貫通部の断面図
【図5】別実施例の防火貫通部の断面図
1 構造体 2 貫通孔 5 受止め部 6 係止部 14 係合部 F フレーム J 充填材 H 支持板 P 長尺体 U 移動阻止手段
Claims (4)
- 【請求項1】 構造体(1)に設けられた貫通孔(2)
に挿通された長尺体(P)の挿通部分の周囲空間で、充
填材(J)を支持自在な貫通孔の充填材支持具であっ
て、 前記貫通孔(2)への前記充填材(J)の充填方向前方
側で、前記貫通孔(2)内に充填される前記充填材
(J)を受止め自在な支持板(H)を設け、前記構造体
(1)に係止自在な係止部(6)を備えると共に、前記
支持板(H)を受止めるための受止め部(5)を備えた
フレーム(F)を設け、前記受止め部(5)と前記支持
板(H)との間に、前記受止め部(5)に対して前記支
持板(H)が前記貫通孔(2)の径方向内側へ移動する
のを阻止するための移動阻止手段(U)を設けてある貫
通孔の充填材支持具。 - 【請求項2】 前記移動阻止手段(U)が、前記受止め
部(5)と前記支持板(H)との係合部(14)である
請求項1に記載の貫通孔の充填材支持具。 - 【請求項3】 前記フレーム(F)が、前記貫通孔
(2)の径方向に分割形成してある請求項1又は2に記
載の貫通孔の充填材支持具。 - 【請求項4】 前記支持板(H)が前記貫通孔(2)の
径方向に分割形成してある請求項1〜3の何れかに記載
の貫通孔の充填材支持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25313594A JP3266745B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 貫通孔の充填材支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25313594A JP3266745B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 貫通孔の充填材支持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08126167A true JPH08126167A (ja) | 1996-05-17 |
| JP3266745B2 JP3266745B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=17247002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25313594A Expired - Fee Related JP3266745B2 (ja) | 1994-10-19 | 1994-10-19 | 貫通孔の充填材支持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3266745B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100597661B1 (ko) * | 2006-04-04 | 2006-07-10 | 주식회사 한성종합기술단건축사사무소 | 공동주택용 지중배선의 방연실구조 |
| JP2008099428A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 耐火用充填材支持装置、及び、耐火用充填材支持方法 |
| JP2011112156A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Mirai Ind Co Ltd | 耐火材配設具 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55126081U (ja) * | 1979-02-28 | 1980-09-06 | ||
| JPS6079068U (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-01 | 新潟昭和株式会社 | 配管貫通部埋戻し具 |
| JPS63108939U (ja) * | 1986-12-31 | 1988-07-13 | ||
| JPH0228261U (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-23 | ||
| JPH03284112A (ja) * | 1990-03-29 | 1991-12-13 | Hitachi Cable Ltd | 防火措置構造 |
| JPH0477081U (ja) * | 1990-11-16 | 1992-07-06 | ||
| JPH0662728U (ja) * | 1993-02-01 | 1994-09-02 | 日東化成工業株式会社 | ケーブル線、管等用の区画貫通部における充填剤受容具 |
-
1994
- 1994-10-19 JP JP25313594A patent/JP3266745B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
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|---|---|---|---|---|
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| JP2011112156A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Mirai Ind Co Ltd | 耐火材配設具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3266745B2 (ja) | 2002-03-18 |
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