JPH0812748A - ポリエステルカーボネートおよびその製造方法 - Google Patents
ポリエステルカーボネートおよびその製造方法Info
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- JPH0812748A JPH0812748A JP15197494A JP15197494A JPH0812748A JP H0812748 A JPH0812748 A JP H0812748A JP 15197494 A JP15197494 A JP 15197494A JP 15197494 A JP15197494 A JP 15197494A JP H0812748 A JPH0812748 A JP H0812748A
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- polyester carbonate
- carbonate
- diphenyl sulfone
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐熱性に優れ、溶融流動性にも優れたポリエ
ステルカーボネートとその製造方法を提供する。 【構成】 ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン
酸をエステル部分に用い、界面重縮合法ないし溶融重合
法により新規なポリエステルカーボネートを製造する。
ステルカーボネートとその製造方法を提供する。 【構成】 ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン
酸をエステル部分に用い、界面重縮合法ないし溶融重合
法により新規なポリエステルカーボネートを製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエステルカーボネー
トおよびその製造方法に関する。さらに詳しくは、耐熱
性に優れた新規なポリエステルカーボネートおよびその
製造方法に関するものである。
トおよびその製造方法に関する。さらに詳しくは、耐熱
性に優れた新規なポリエステルカーボネートおよびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】透明性に優れたエンジニアリングプラス
チックとしてビスフェノールAを用いたポリカーボネー
トが広く用いられてきている。しかし、ポリカーボネー
トはガラス転移温度(Tg)が154℃前後であること
から、それ以上の温度領域で用いる材料への利用は困難
である。さらに、耐熱性に優れた透明エンジニアリング
プラスチックとして非晶性ポリエステルであるUポリマ
ー(商品名,ユニチカ製、Tg:190℃)、ポリエー
テルスルホンであるユーデル〔商品名,アモコ パフォ
ーマンス プロダクツ社(Amoco Performance Product
s)製、Tg:190℃)等が用いられてきている。し
かし、これらのポリマーは着色していたり、溶融粘度が
高いなどの問題点があり、特に精密な材料への利用を可
能にするためには、その溶融流動性を改善することが重
要である。またTgが190℃であるために、さらに耐
熱性を要求される分野には用いることができなかった。
チックとしてビスフェノールAを用いたポリカーボネー
トが広く用いられてきている。しかし、ポリカーボネー
トはガラス転移温度(Tg)が154℃前後であること
から、それ以上の温度領域で用いる材料への利用は困難
である。さらに、耐熱性に優れた透明エンジニアリング
プラスチックとして非晶性ポリエステルであるUポリマ
ー(商品名,ユニチカ製、Tg:190℃)、ポリエー
テルスルホンであるユーデル〔商品名,アモコ パフォ
ーマンス プロダクツ社(Amoco Performance Product
s)製、Tg:190℃)等が用いられてきている。し
かし、これらのポリマーは着色していたり、溶融粘度が
高いなどの問題点があり、特に精密な材料への利用を可
能にするためには、その溶融流動性を改善することが重
要である。またTgが190℃であるために、さらに耐
熱性を要求される分野には用いることができなかった。
【0003】ポリエステルカーボネートとしてテレフタ
ル酸やイソフタル酸あるいはその混合物を用いたものが
提案されているが、耐熱性の指標としてのTgは200
℃程度が限界である。耐熱性を上げようとするとテレフ
タル酸含量が多くなるため、溶融流動性が著しく減少す
ることが知られている。また、特開平6−100675
号公報では2,6−ナフタレンジカルボン酸とビスフェ
ノールAよりなるポリエステル部分を高い割合(80〜
95モル%)でで含むポリエステルカーボネートが開示
されているが、実施例においてもそのTgは最高で22
6℃である。
ル酸やイソフタル酸あるいはその混合物を用いたものが
提案されているが、耐熱性の指標としてのTgは200
℃程度が限界である。耐熱性を上げようとするとテレフ
タル酸含量が多くなるため、溶融流動性が著しく減少す
ることが知られている。また、特開平6−100675
号公報では2,6−ナフタレンジカルボン酸とビスフェ
ノールAよりなるポリエステル部分を高い割合(80〜
95モル%)でで含むポリエステルカーボネートが開示
されているが、実施例においてもそのTgは最高で22
6℃である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来よりも
耐熱性に優れ、溶融流動性も改善されたポリエステルカ
ーボネートおよびその製造方法を提供することである。
耐熱性に優れ、溶融流動性も改善されたポリエステルカ
ーボネートおよびその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、ジフェニルスル
ホン−4,4’−ジカルボン酸を用いることにより、耐
熱性などの品質の優れたポリエステルカーボネートが得
られ、本発明の目的を達成しうることを見出した。本発
明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
達成するために鋭意研究を重ねた結果、ジフェニルスル
ホン−4,4’−ジカルボン酸を用いることにより、耐
熱性などの品質の優れたポリエステルカーボネートが得
られ、本発明の目的を達成しうることを見出した。本発
明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
【0006】すなわち、本発明は、(1)式
【0007】
【化4】
【0008】で表される単位Aと式
【0009】
【化5】
【0010】で表される単位Bからなり、単位Aが10
〜90モル%、単位Bが90〜10モル%であり、0.4
g/dl濃度の塩化メチレン溶液で20℃における還元
粘度が0.2〜2.0dl/gであるポリエステルカーボネ
ート、(2)式
〜90モル%、単位Bが90〜10モル%であり、0.4
g/dl濃度の塩化メチレン溶液で20℃における還元
粘度が0.2〜2.0dl/gであるポリエステルカーボネ
ート、(2)式
【0011】
【化6】
【0012】(式中、nは0〜50の整数を示す。)で
表されるホスゲンまたはポリカーボネートオリゴマー
と、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロ
ライドもしくはジフェニルスルホン−4,4’−ジカル
ボン酸、および2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンとを界面重縮合させることを特徴とする上
記(1)のポリエステルカーボネートの製造方法、及び
(3)炭酸ジエステルと、ジフェニルスルホン−4,
4’−ジカルボニルクロライド、ジフェニルスルホン−
4,4’−ジカルボン酸もしくはジフェニルスルホン−
4,4’−ジカルボン酸ジエステル、および2,2’−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとを溶融重合
させることを特徴とする上記(1)のポリエステルカー
ボネートの製造方法を提供するものである。
表されるホスゲンまたはポリカーボネートオリゴマー
と、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロ
ライドもしくはジフェニルスルホン−4,4’−ジカル
ボン酸、および2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパンとを界面重縮合させることを特徴とする上
記(1)のポリエステルカーボネートの製造方法、及び
(3)炭酸ジエステルと、ジフェニルスルホン−4,
4’−ジカルボニルクロライド、ジフェニルスルホン−
4,4’−ジカルボン酸もしくはジフェニルスルホン−
4,4’−ジカルボン酸ジエステル、および2,2’−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとを溶融重合
させることを特徴とする上記(1)のポリエステルカー
ボネートの製造方法を提供するものである。
【0013】本発明において、ポリカーボネートオリゴ
マーの製造方法については、特に制限はなく、公知の様
々な方法を用いることができる。例えば、2,2’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下、通称に
従って、ビスフェノールAと書く。)を含有するアルカ
リ水溶液を調製し、これに不活性有機溶剤を加え、攪拌
しながらビスフェノールAを含有するアルカリ水溶液と
不活性有機溶剤との共存下に、ホスゲンまたはホスゲン
誘導体を反応させることにより、クロロホーメート基含
有のポリカーボネートオリゴマーが得られる。
マーの製造方法については、特に制限はなく、公知の様
々な方法を用いることができる。例えば、2,2’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(以下、通称に
従って、ビスフェノールAと書く。)を含有するアルカ
リ水溶液を調製し、これに不活性有機溶剤を加え、攪拌
しながらビスフェノールAを含有するアルカリ水溶液と
不活性有機溶剤との共存下に、ホスゲンまたはホスゲン
誘導体を反応させることにより、クロロホーメート基含
有のポリカーボネートオリゴマーが得られる。
【0014】ここで、ホスゲン誘導体としては、トリホ
スゲン、ブロモホスゲン、ビス(2,4,6−トリクロ
ロフェニル)カーボネート、ビス(2,4−ジクロロフ
ェニル)カーボネート、ビス(2−シアノフェニル)カ
ーボネート、ビス(2−ニトロフェニル)カーボネー
ト、クロロギ酸トリクロロメチルなどが例示できる。
スゲン、ブロモホスゲン、ビス(2,4,6−トリクロ
ロフェニル)カーボネート、ビス(2,4−ジクロロフ
ェニル)カーボネート、ビス(2−シアノフェニル)カ
ーボネート、ビス(2−ニトロフェニル)カーボネー
ト、クロロギ酸トリクロロメチルなどが例示できる。
【0015】この際、アルカリ水溶液としては、通常そ
の濃度が1〜15重量%のものが好ましく用いられる。
また、アルカリ水溶液中のビスフェノールAの含有量
は、通常0.5〜20重量%の範囲で選ばれる。さらに、
不活性有機溶剤の使用量は、有機相と水相の容量比が5
/1〜1/7、好ましくは2/1〜1/4となるように
選定するのが望ましい。反応温度は通常0〜50℃、好
ましくは5〜40℃の範囲で選ばれ、反応時間は15分
ないし4時間、好ましくは30分ないし2時間程度であ
る。さらに、オリゴマーの重合度は通常オリゴマー溶液
の取扱い易さの点から50以下、同様の理由から好まし
くは20〜2、同様の理由からより好ましくは10〜2
の範囲である。反応後、静置又は遠心分離などの操作に
よって、水相とポリカーボネートオリゴマーの有機相と
に分離する。有機相はポリカーボネートオリゴマーを分
離することなく、そのままポリエステルカーボネートの
製造に用いることができる。
の濃度が1〜15重量%のものが好ましく用いられる。
また、アルカリ水溶液中のビスフェノールAの含有量
は、通常0.5〜20重量%の範囲で選ばれる。さらに、
不活性有機溶剤の使用量は、有機相と水相の容量比が5
/1〜1/7、好ましくは2/1〜1/4となるように
選定するのが望ましい。反応温度は通常0〜50℃、好
ましくは5〜40℃の範囲で選ばれ、反応時間は15分
ないし4時間、好ましくは30分ないし2時間程度であ
る。さらに、オリゴマーの重合度は通常オリゴマー溶液
の取扱い易さの点から50以下、同様の理由から好まし
くは20〜2、同様の理由からより好ましくは10〜2
の範囲である。反応後、静置又は遠心分離などの操作に
よって、水相とポリカーボネートオリゴマーの有機相と
に分離する。有機相はポリカーボネートオリゴマーを分
離することなく、そのままポリエステルカーボネートの
製造に用いることができる。
【0016】上記ビスフェノールAを含有するアルカリ
水溶液の調製に用いられるアルカリとしては、例えば、
水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化リチウム,
水酸化セシウム,ピリジンなどが挙げられる。これらの
中では、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが好まし
く、特に水酸化ナトリウムが好適である。一方、不活性
有機溶剤としては、各種のものがある。例えば、ジクロ
ロメタン(塩化メチレン);トリクロロメタン;四塩化
炭素;1,1−ジクロロエタン;1,2−ジクロロエタ
ン;1,1,1−トリクロロエタン;1,1,2−トリ
クロロエタン;1,1,1,2−テトラクロロエタン;
1,1,2,2−テトラクロロエタン;ペンタクロロエ
タン;クロロベンゼンなどの塩素化炭化水素や、トルエ
ン,アセトフェノンなどが挙げられる。これらの有機溶
剤はそれぞれ単独で用いてもよく、二種以上組み合わせ
て用いてもよい。これらの中では、特に塩化メチレンが
好適である。
水溶液の調製に用いられるアルカリとしては、例えば、
水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化リチウム,
水酸化セシウム,ピリジンなどが挙げられる。これらの
中では、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが好まし
く、特に水酸化ナトリウムが好適である。一方、不活性
有機溶剤としては、各種のものがある。例えば、ジクロ
ロメタン(塩化メチレン);トリクロロメタン;四塩化
炭素;1,1−ジクロロエタン;1,2−ジクロロエタ
ン;1,1,1−トリクロロエタン;1,1,2−トリ
クロロエタン;1,1,1,2−テトラクロロエタン;
1,1,2,2−テトラクロロエタン;ペンタクロロエ
タン;クロロベンゼンなどの塩素化炭化水素や、トルエ
ン,アセトフェノンなどが挙げられる。これらの有機溶
剤はそれぞれ単独で用いてもよく、二種以上組み合わせ
て用いてもよい。これらの中では、特に塩化メチレンが
好適である。
【0017】本発明のポリエステルカーボネートは、通
常のポリカーボネートの製造に用いられる方法を任意に
選んで製造することができる。界面重縮合法では、有機
溶剤中のホスゲンまたはポリカーボネートオリゴマーと
ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロライ
ド(以下、カルボン酸ジクロライドと書くことがあ
る。)またはジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボ
ン酸(以下、カルボン酸と書くことがある。)と、ビス
フェノールAのアルカリ水溶液と反応させる。この場
合、カルボン酸ジクロライドが好適である。また、有機
溶剤中カルボン酸をホスゲンまたはホスゲン誘導体で酸
クロライドにしながら、ビスフェノールAのアルカリ水
溶液と反応させる。ここで、有機溶剤、アルカリ水溶液
に用いられるアルカリ、ホスゲン誘導体は前記のポリカ
ーボネートオリゴマーの製造の際の説明において例示し
たものと同じものを挙げることができる。
常のポリカーボネートの製造に用いられる方法を任意に
選んで製造することができる。界面重縮合法では、有機
溶剤中のホスゲンまたはポリカーボネートオリゴマーと
ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロライ
ド(以下、カルボン酸ジクロライドと書くことがあ
る。)またはジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボ
ン酸(以下、カルボン酸と書くことがある。)と、ビス
フェノールAのアルカリ水溶液と反応させる。この場
合、カルボン酸ジクロライドが好適である。また、有機
溶剤中カルボン酸をホスゲンまたはホスゲン誘導体で酸
クロライドにしながら、ビスフェノールAのアルカリ水
溶液と反応させる。ここで、有機溶剤、アルカリ水溶液
に用いられるアルカリ、ホスゲン誘導体は前記のポリカ
ーボネートオリゴマーの製造の際の説明において例示し
たものと同じものを挙げることができる。
【0018】なお、これらの界面重縮合法では、触媒、
末端停止剤を用いると好適である。触媒としては、特に
制限はなく、公知のものを用いることができる。例え
ば、三級アミンとしては、トリエチルアミン,トリメチ
ルアミン,トリブチルアミン,N,N−ジメチルシクロ
ヘキシルアミン,N−メチルピペリジン,ジメチルアニ
リンなどが挙げられる。また第四級アンモニウム化合物
としては、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(M
e4 NOH),テトラエチルアンモニウムヒドロキシド
(Et4 NOH),テトラブチルアンモニウムヒドロキ
シド(Bu4 NOH),トリメチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキシド[C6 H5 CH2(Me)3NOH]等のア
ルキル基、アリール基,アルアリール基などを有するア
ンモニウムヒドロキシド類、テトラメチルアンモニウム
ボロハイドライド(Me4 NBH4 ),テトラブチルア
ンモニウムボロハイドライド(Bu4 NBH4 )等のア
ンモニウムボロハイドライド類が挙げられる。
末端停止剤を用いると好適である。触媒としては、特に
制限はなく、公知のものを用いることができる。例え
ば、三級アミンとしては、トリエチルアミン,トリメチ
ルアミン,トリブチルアミン,N,N−ジメチルシクロ
ヘキシルアミン,N−メチルピペリジン,ジメチルアニ
リンなどが挙げられる。また第四級アンモニウム化合物
としては、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(M
e4 NOH),テトラエチルアンモニウムヒドロキシド
(Et4 NOH),テトラブチルアンモニウムヒドロキ
シド(Bu4 NOH),トリメチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキシド[C6 H5 CH2(Me)3NOH]等のア
ルキル基、アリール基,アルアリール基などを有するア
ンモニウムヒドロキシド類、テトラメチルアンモニウム
ボロハイドライド(Me4 NBH4 ),テトラブチルア
ンモニウムボロハイドライド(Bu4 NBH4 )等のア
ンモニウムボロハイドライド類が挙げられる。
【0019】末端停止剤としては、特に制限はなく、公
知のものを用いることができる。例えば、フェノール,
p−t−ブチルフェノール,クミルフェノール等の一価
フェノールが例示できる。
知のものを用いることができる。例えば、フェノール,
p−t−ブチルフェノール,クミルフェノール等の一価
フェノールが例示できる。
【0020】重合条件も特に制限はないが、次のように
例示できる。有機層の濃度は50〜400g/l、好ま
しくは100〜250g/l、OH/Clのモル比は0.
90〜1.00、好ましくは0.93〜0.98、反応温度
は、0〜40℃、圧力は特に制限はなく、通常、常圧で
行う。反応時間は数分〜5時間程度である。
例示できる。有機層の濃度は50〜400g/l、好ま
しくは100〜250g/l、OH/Clのモル比は0.
90〜1.00、好ましくは0.93〜0.98、反応温度
は、0〜40℃、圧力は特に制限はなく、通常、常圧で
行う。反応時間は数分〜5時間程度である。
【0021】溶融重合法(エステル交換法)では、炭酸
ジエステルとして、ビスアルキルカーボネート、ビスア
リールカーボネートが用いられる。アルキルとしては炭
素数1〜8のもので、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、各種ブチル(n−ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル)、各種ペンチル、各種ヘキシ
ル、各種ヘプチル、各種オクチルが挙げられる。また、
アリールとしては炭素数6〜14のものでフェニル、ナ
フチルなどであり、これらはアルキルなどで置換されて
いてもよい。ビスアルキルカーボネートとしては、例え
ば、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジ
ブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネートな
どが挙げられる。ビスアリールカーボネートとしては、
ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、ビス
(クロロフェニル)カーボネート、ビス(m−クレジ
ル)カーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジ
フェニル)カーボネート、ビスフェノールAビスフェニ
ルカーボネートなどが例示できる。これらの中では、ジ
フェニルカーボネートが好ましく用いられる。ジフェニ
ルスルホン−4,4’−ジカルボン酸エステルは、特に
制限はないが、炭素数1〜8のアルキルエステルなどが
挙げられる。炭素数1〜8のアルキルとしては、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、各種ブチル(n
−ブチル、イソブチル、sec −ブチル,tert−ブチ
ル)、各種ペンチル、各種ヘキシル、各種ヘプチル、各
種オクチルが挙げられる。
ジエステルとして、ビスアルキルカーボネート、ビスア
リールカーボネートが用いられる。アルキルとしては炭
素数1〜8のもので、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、各種ブチル(n−ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル)、各種ペンチル、各種ヘキシ
ル、各種ヘプチル、各種オクチルが挙げられる。また、
アリールとしては炭素数6〜14のものでフェニル、ナ
フチルなどであり、これらはアルキルなどで置換されて
いてもよい。ビスアルキルカーボネートとしては、例え
ば、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジ
ブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネートな
どが挙げられる。ビスアリールカーボネートとしては、
ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、ビス
(クロロフェニル)カーボネート、ビス(m−クレジ
ル)カーボネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジ
フェニル)カーボネート、ビスフェノールAビスフェニ
ルカーボネートなどが例示できる。これらの中では、ジ
フェニルカーボネートが好ましく用いられる。ジフェニ
ルスルホン−4,4’−ジカルボン酸エステルは、特に
制限はないが、炭素数1〜8のアルキルエステルなどが
挙げられる。炭素数1〜8のアルキルとしては、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、各種ブチル(n
−ブチル、イソブチル、sec −ブチル,tert−ブチ
ル)、各種ペンチル、各種ヘキシル、各種ヘプチル、各
種オクチルが挙げられる。
【0022】触媒としては、アルカリ及びアルカリ土類
金属、それらの水酸化物類、ホウ素やアルミニウムの水
素化物のアルカリ及びアルカリ土類金属塩、第四級アン
モニウム塩類、アルカリ及びアルカリ土類金属のアリー
ロキシド類、アルカリ及びアルカリ土類金属の有機酸塩
類、亜鉛化合物類、珪素化合物類、ゲルマニウム化合物
類、スズ化合物類、鉛化合物類、第四級ホスホニウム塩
類、マンガン化合物類、チタン化合物類、ジルコニウム
化合物類など、この分野で用いられているものであれば
特に制限はない。これらは2種以上併用あるいは逐次に
添加してもよい。勿論、末端停止剤なども、必要により
用いられる。
金属、それらの水酸化物類、ホウ素やアルミニウムの水
素化物のアルカリ及びアルカリ土類金属塩、第四級アン
モニウム塩類、アルカリ及びアルカリ土類金属のアリー
ロキシド類、アルカリ及びアルカリ土類金属の有機酸塩
類、亜鉛化合物類、珪素化合物類、ゲルマニウム化合物
類、スズ化合物類、鉛化合物類、第四級ホスホニウム塩
類、マンガン化合物類、チタン化合物類、ジルコニウム
化合物類など、この分野で用いられているものであれば
特に制限はない。これらは2種以上併用あるいは逐次に
添加してもよい。勿論、末端停止剤なども、必要により
用いられる。
【0023】重合条件も特に制限はないが、次のように
例示できる。アルキル、アリール(例えばフェノール)
等の脱離基を加熱減圧下に系外に留去させながら反応を
行う。(カーボネート+カルボン酸あるいはカルボン酸
エステル)/OHのモル比は、0.98〜1.10、触媒量
はビスフェノールA1モルに対して10-1〜10-8モ
ル、好ましくは10-4〜10-7モル、反応温度は120
〜350℃で、段階的に昇温してもよい。圧力は段階的
に減圧を行い、最終的には1mmHg以下の高真空下で
行う。反応時間は1〜10時間程度である。
例示できる。アルキル、アリール(例えばフェノール)
等の脱離基を加熱減圧下に系外に留去させながら反応を
行う。(カーボネート+カルボン酸あるいはカルボン酸
エステル)/OHのモル比は、0.98〜1.10、触媒量
はビスフェノールA1モルに対して10-1〜10-8モ
ル、好ましくは10-4〜10-7モル、反応温度は120
〜350℃で、段階的に昇温してもよい。圧力は段階的
に減圧を行い、最終的には1mmHg以下の高真空下で
行う。反応時間は1〜10時間程度である。
【0024】本発明により得られるポリエステルカーボ
ネートは、単位A10〜90モル%単位B90〜10モ
ル%であり、この範囲外であると本発明の目的が達成さ
れず、0.4g/dl濃度の塩化メチレン溶液、20℃で
測定した還元粘度(ηsp/c)が0.2〜2.0dl/g、好
ましくは0.4〜1.0dl/gである。還元粘度が0.2d
l/g未満であると耐熱性が劣る恐れがあり、逆に2.0
dl/gを超えると溶融流動性が悪くなる恐れがある。
好ましい範囲では、耐熱性、溶融流動性ともに、より優
れたものが得られる。
ネートは、単位A10〜90モル%単位B90〜10モ
ル%であり、この範囲外であると本発明の目的が達成さ
れず、0.4g/dl濃度の塩化メチレン溶液、20℃で
測定した還元粘度(ηsp/c)が0.2〜2.0dl/g、好
ましくは0.4〜1.0dl/gである。還元粘度が0.2d
l/g未満であると耐熱性が劣る恐れがあり、逆に2.0
dl/gを超えると溶融流動性が悪くなる恐れがある。
好ましい範囲では、耐熱性、溶融流動性ともに、より優
れたものが得られる。
【0025】本発明の方法によって得られたポリエステ
ルカーボネートには、所望に応じ、熱安定剤や、ヒンダ
ードフェノール系,亜リン酸エステル系,アミン系など
の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系,ベンゾフェノン
系などの紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系などの光安
定剤、脂肪族カルボン酸エステル系,パラフィン系など
の外部滑剤、難燃剤、難燃助剤、離型剤、帯電防止剤、
着色剤などの各種添加剤、さらにはガラス繊維などの充
填剤や各種ポリマーを配合してもよい。各添加成分の配
合、混練は通常用いられている方法、例えば、リボンブ
レンダー,ヘンシェルミキサー,バンバリーミキサー,
ドラムタンブラー,単軸スクリュー押出機,二軸スクリ
ュー押出機,コニーダ,多軸スクリュー押出機等を用い
る方法により行うことができる。そして、混練に際して
の加熱温度は、通常250〜300℃の範囲で選ばれ
る。
ルカーボネートには、所望に応じ、熱安定剤や、ヒンダ
ードフェノール系,亜リン酸エステル系,アミン系など
の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系,ベンゾフェノン
系などの紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系などの光安
定剤、脂肪族カルボン酸エステル系,パラフィン系など
の外部滑剤、難燃剤、難燃助剤、離型剤、帯電防止剤、
着色剤などの各種添加剤、さらにはガラス繊維などの充
填剤や各種ポリマーを配合してもよい。各添加成分の配
合、混練は通常用いられている方法、例えば、リボンブ
レンダー,ヘンシェルミキサー,バンバリーミキサー,
ドラムタンブラー,単軸スクリュー押出機,二軸スクリ
ュー押出機,コニーダ,多軸スクリュー押出機等を用い
る方法により行うことができる。そして、混練に際して
の加熱温度は、通常250〜300℃の範囲で選ばれ
る。
【0026】本発明の方法により得られたポリエステル
カーボネート又は上記のようにして調製されたポリエス
テルカーボネート樹脂組成物は、既知の種々の成形方
法、例えば、射出成形,中空成形,押出成形,圧縮成
形,カレンダー成形,回転成形などを適用して、所望形
状の成形品を得ることができる。このようにして得られ
た成形品は、耐熱性,機械的性質に優れ、かつ良好な耐
溶剤性,寸法安定性,透明性などを有することから、例
えば、電気・電子部品,機械部品,自動車部品などに好
適に用いられる。
カーボネート又は上記のようにして調製されたポリエス
テルカーボネート樹脂組成物は、既知の種々の成形方
法、例えば、射出成形,中空成形,押出成形,圧縮成
形,カレンダー成形,回転成形などを適用して、所望形
状の成形品を得ることができる。このようにして得られ
た成形品は、耐熱性,機械的性質に優れ、かつ良好な耐
溶剤性,寸法安定性,透明性などを有することから、例
えば、電気・電子部品,機械部品,自動車部品などに好
適に用いられる。
【0027】
【実施例】更に、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるも
のではない。実施例、比較例での物性の測定方法は次の
通りである。 Tg:セイコー社製DSC220で20℃/分の昇温速
度で測定したガラス転移温度。 Td:セイコー社製TG/DTA220で10℃/分の
昇温速度で測定した熱分解温度(空気中、5%重量減少
温度)。 還元粘度(ηsp/c):0.4g/dl濃度のポリマーの塩
化メチレン(ジクロロメタン)溶液について、20℃で
測定した。 構造組成:1 H−NMRにより測定。単位A及び単位B
をモル%で表した。 実施例1 攪拌装置を備えた300mlのセパラブルフラスコに両
末端クロロホーメート(p−t−ブチルフェノールで一
部をキャッピング)ポリカーボネートオリゴマー溶液
[cf値(Clのmol/lを表す)0.79、濃度32
5g/l]を38ml、ジフェニルスルホン−4,4’
−ジカルボニルクロライド2.57g(75.0mmo
l)、ジクロロメタン63ml、触媒としてトリエチル
アミン4.56μg(4.51μmol)を入れた。これに
ビスフェノールA6.34g(27.8mmol)を、7.2
5重量%の水酸化ナトリウム水溶液37.2mlに溶解し
て上記ジクロロメタン溶液に激しく攪拌しながら加え
た。1 時間攪拌を行って重合を終了させ、静置して溶液
を二層分離した。ジクロロメタン層を水、0.1N塩酸、
水で洗浄してメタノール中へ再沈殿、メタノールでポリ
マーを洗浄後に120℃で真空乾燥してポリマー18.5
gを得た。Tg:173℃、Td:445℃、還元粘度
0.84dl/g、単位A11モル%、単位B89%であ
った。
るが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるも
のではない。実施例、比較例での物性の測定方法は次の
通りである。 Tg:セイコー社製DSC220で20℃/分の昇温速
度で測定したガラス転移温度。 Td:セイコー社製TG/DTA220で10℃/分の
昇温速度で測定した熱分解温度(空気中、5%重量減少
温度)。 還元粘度(ηsp/c):0.4g/dl濃度のポリマーの塩
化メチレン(ジクロロメタン)溶液について、20℃で
測定した。 構造組成:1 H−NMRにより測定。単位A及び単位B
をモル%で表した。 実施例1 攪拌装置を備えた300mlのセパラブルフラスコに両
末端クロロホーメート(p−t−ブチルフェノールで一
部をキャッピング)ポリカーボネートオリゴマー溶液
[cf値(Clのmol/lを表す)0.79、濃度32
5g/l]を38ml、ジフェニルスルホン−4,4’
−ジカルボニルクロライド2.57g(75.0mmo
l)、ジクロロメタン63ml、触媒としてトリエチル
アミン4.56μg(4.51μmol)を入れた。これに
ビスフェノールA6.34g(27.8mmol)を、7.2
5重量%の水酸化ナトリウム水溶液37.2mlに溶解し
て上記ジクロロメタン溶液に激しく攪拌しながら加え
た。1 時間攪拌を行って重合を終了させ、静置して溶液
を二層分離した。ジクロロメタン層を水、0.1N塩酸、
水で洗浄してメタノール中へ再沈殿、メタノールでポリ
マーを洗浄後に120℃で真空乾燥してポリマー18.5
gを得た。Tg:173℃、Td:445℃、還元粘度
0.84dl/g、単位A11モル%、単位B89%であ
った。
【0028】実施例2 ポリカーボネートオリゴマー溶液38ml、ジフェニル
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド3.86g
(11.2mmol)、ジクロロメタン82ml、トリエ
チルアミン5.31μg(52.5μmol)、ビスフェノ
ールA5.69g(24.9mmol)、水酸化ナトリウム
水溶液43.4mlを用いて実施例1と同様の操作を行っ
た。一時間重合を行うことにより、ポリマー19.4gを
得た。Tg:179℃、Td:445℃、還元粘度0.8
4dl/g、単位A14モル%、単位B86モル%であ
った。
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド3.86g
(11.2mmol)、ジクロロメタン82ml、トリエ
チルアミン5.31μg(52.5μmol)、ビスフェノ
ールA5.69g(24.9mmol)、水酸化ナトリウム
水溶液43.4mlを用いて実施例1と同様の操作を行っ
た。一時間重合を行うことにより、ポリマー19.4gを
得た。Tg:179℃、Td:445℃、還元粘度0.8
4dl/g、単位A14モル%、単位B86モル%であ
った。
【0029】実施例3 ポリカーボネートオリゴマー溶液38ml、ジフェニル
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド5.15g
(15.0mmol)、ジクロロメタン82ml、トリエ
チルアミン6.06μg(59.9μmol)、ビスフェノ
ールA6.50g(28.5mmol)、水酸化ナトリウム
水溶液50.0mlを用いて実施例1と同様の操作を行っ
た。50分間重合を行うことにより、ポリマー22.6g
を得た。Tg:181℃、Td:439℃、還元粘度0.
69dl/g、単位A19モル%、単位B81モル%で
あった。
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド5.15g
(15.0mmol)、ジクロロメタン82ml、トリエ
チルアミン6.06μg(59.9μmol)、ビスフェノ
ールA6.50g(28.5mmol)、水酸化ナトリウム
水溶液50.0mlを用いて実施例1と同様の操作を行っ
た。50分間重合を行うことにより、ポリマー22.6g
を得た。Tg:181℃、Td:439℃、還元粘度0.
69dl/g、単位A19モル%、単位B81モル%で
あった。
【0030】実施例4 ポリカーボネートオリゴマー溶液19ml、ジフェニル
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド5.15g
(15.0mmol)、ジクロロメタン63ml、トリエ
チルアミン4.50μg(44.5μmol)、ビスフェノ
ールA4.88g(21.4mmol)、末端停止剤として
p−t−ブチルフェノール0.045g(0.30mmo
l)、水酸化ナトリウム水溶液37.2mlを用いて実施
例1と同様の操作を行った。一時間重合を行うことによ
り、ポリマー14.4gを得た。Tg:203℃、Td:
454℃、還元粘度0.75dl/g、単位A34モル
%、単位B66モル%であった。
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド5.15g
(15.0mmol)、ジクロロメタン63ml、トリエ
チルアミン4.50μg(44.5μmol)、ビスフェノ
ールA4.88g(21.4mmol)、末端停止剤として
p−t−ブチルフェノール0.045g(0.30mmo
l)、水酸化ナトリウム水溶液37.2mlを用いて実施
例1と同様の操作を行った。一時間重合を行うことによ
り、ポリマー14.4gを得た。Tg:203℃、Td:
454℃、還元粘度0.75dl/g、単位A34モル
%、単位B66モル%であった。
【0031】実施例5 ポリカーボネートオリゴマー溶液8.2ml、ジフェニル
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド10.30
g(30.0mmol)、ジクロロメタン92ml、トリ
エチルアミン6.61μg(65.2μmol)、ビスフェ
ノールA7.15g(31.3mmol)、末端停止剤とし
てp−t−ブチルフェノール0.09g(5.99mmo
l)、水酸化ナトリウム水溶液54.6mlを用いて実施
例1と同様の操作を行った。一時間重合を行うことによ
り、ポリマー18.4gを得た。Tg:236℃、Td:
454℃、還元粘度0.47dl/g、単位A79モル
%、単位B21%であった。
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライド10.30
g(30.0mmol)、ジクロロメタン92ml、トリ
エチルアミン6.61μg(65.2μmol)、ビスフェ
ノールA7.15g(31.3mmol)、末端停止剤とし
てp−t−ブチルフェノール0.09g(5.99mmo
l)、水酸化ナトリウム水溶液54.6mlを用いて実施
例1と同様の操作を行った。一時間重合を行うことによ
り、ポリマー18.4gを得た。Tg:236℃、Td:
454℃、還元粘度0.47dl/g、単位A79モル
%、単位B21%であった。
【0032】比較例1 ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロライ
ドの代わりにテレフタル酸クロライドを3.05g(15.
0mmol)用いた以外は、実施例3と同様の操作を行
った。一時間重合を行うことにより、ポリマー18.9g
を得た。Tg:166℃、Td:437℃、還元粘度0.
75dl/gであった。ポリマーの組成は、式
ドの代わりにテレフタル酸クロライドを3.05g(15.
0mmol)用いた以外は、実施例3と同様の操作を行
った。一時間重合を行うことにより、ポリマー18.9g
を得た。Tg:166℃、Td:437℃、還元粘度0.
75dl/gであった。ポリマーの組成は、式
【0033】
【化7】
【0034】に示す通りであった。 比較例2 ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロライ
ドの代わりにイソフタル酸クロライドを3.05g(15.
0mmol)用いた以外ば、実施例3と同様の操作を行
った。一時間重合を行うことにより、ポリマー18.3g
を得た。Tg:161℃、Td:415℃、還元粘度0.
60dl/gであった。ポリマーの組成は、式
ドの代わりにイソフタル酸クロライドを3.05g(15.
0mmol)用いた以外ば、実施例3と同様の操作を行
った。一時間重合を行うことにより、ポリマー18.3g
を得た。Tg:161℃、Td:415℃、還元粘度0.
60dl/gであった。ポリマーの組成は、式
【0035】
【化8】
【0036】に示す通りであった。 比較例3 ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボニルクロライ
ドの代わりに4,4’−ビフェニルジカルボン酸クロラ
イドを4.19g(15.0mmol)用いた以外は、実施
例3と同様の操作を行った。一時間重合を行うことによ
り、ポリマー21.2gを得た。Tg:175℃、Td:
426℃、還元粘度0.84dl/gであり、ポリマーの
組成は、式
ドの代わりに4,4’−ビフェニルジカルボン酸クロラ
イドを4.19g(15.0mmol)用いた以外は、実施
例3と同様の操作を行った。一時間重合を行うことによ
り、ポリマー21.2gを得た。Tg:175℃、Td:
426℃、還元粘度0.84dl/gであり、ポリマーの
組成は、式
【0037】
【化9】
【0038】に示す通りであった。 実施例6 攪拌装置、アルゴンガス導入部、蒸留装置を備えた30
0mlのセパラブルフラスコに、ビスフェノールA68.
5g(0.30mol)、ジフェニルカーボネート32.8
g(0.153mol)、ジフェニルスルホン−4,4’
−ジカルボン酸46.9g(0.155mol)を入れた。
これに触媒としてテトラメチルアンモニウムヒドロキサ
イド6.84mg(75.0μmol)/水酸化ナトリウム
12.0μg(0.30μmol)を添加して、装置内をア
ルゴンガスで置換した。次に、装置の減圧度を10mm
Hg、温度を240℃まで上げた。この温度で30分間
反応させた後、さらに270℃で30分間、300℃で
30分間反応させた。最終的に、減圧度は0.5mmHg
まで上げた。得られたポリマーのTgは215℃、Td
は446℃、還元粘度0.69dl/gであった。また、
ポリマーの組成は単位A49モル%、単位B51モル%
であった。
0mlのセパラブルフラスコに、ビスフェノールA68.
5g(0.30mol)、ジフェニルカーボネート32.8
g(0.153mol)、ジフェニルスルホン−4,4’
−ジカルボン酸46.9g(0.155mol)を入れた。
これに触媒としてテトラメチルアンモニウムヒドロキサ
イド6.84mg(75.0μmol)/水酸化ナトリウム
12.0μg(0.30μmol)を添加して、装置内をア
ルゴンガスで置換した。次に、装置の減圧度を10mm
Hg、温度を240℃まで上げた。この温度で30分間
反応させた後、さらに270℃で30分間、300℃で
30分間反応させた。最終的に、減圧度は0.5mmHg
まで上げた。得られたポリマーのTgは215℃、Td
は446℃、還元粘度0.69dl/gであった。また、
ポリマーの組成は単位A49モル%、単位B51モル%
であった。
【0039】比較例4 本発明において得られたポリエステルカーボネートとテ
レフタル酸系およびイフタル酸系のポリエステルカーボ
ネートとを、熱的性質および溶融流動性に関して比較し
た。その結果を第1表に示す。
レフタル酸系およびイフタル酸系のポリエステルカーボ
ネートとを、熱的性質および溶融流動性に関して比較し
た。その結果を第1表に示す。
【0040】
【表1】
【0041】ガラス転移温度はエステル部の割合が同じ
ところで比較すると、テレフタル酸あるいはイソフタル
酸を用いるよりも、本発明のジフェニルスルホン−4,
4’−ジカルボン酸を用いた方が、熱的性質に優れてい
ることが分かる。また、同じガラス転移温度では、テレ
フタル酸とイソフタル酸を併用したポリエステルカーボ
ネートであるレキサン4701(商品名,ゼネラル エ
レクトリック社製)と同じせん断速度( 1,216se
c-1、300℃)で比較した場合、溶融粘度が低く流動
性に優れることが分かる。
ところで比較すると、テレフタル酸あるいはイソフタル
酸を用いるよりも、本発明のジフェニルスルホン−4,
4’−ジカルボン酸を用いた方が、熱的性質に優れてい
ることが分かる。また、同じガラス転移温度では、テレ
フタル酸とイソフタル酸を併用したポリエステルカーボ
ネートであるレキサン4701(商品名,ゼネラル エ
レクトリック社製)と同じせん断速度( 1,216se
c-1、300℃)で比較した場合、溶融粘度が低く流動
性に優れることが分かる。
【0042】
【発明の効果】本発明によると、従来よりも耐熱性に優
れたポリエステルカーボネートが得られる。また、従来
よりも少量のカルボン酸添加量で熱的性質が向上するた
めに、溶融流動性にも優れている。そのため、例えば、
自動車、電気・電子分野の材料、光学的材料などに好適
に用いられる。
れたポリエステルカーボネートが得られる。また、従来
よりも少量のカルボン酸添加量で熱的性質が向上するた
めに、溶融流動性にも優れている。そのため、例えば、
自動車、電気・電子分野の材料、光学的材料などに好適
に用いられる。
【図1】実施例1で得られたポリマーのNMRスペクト
ルである。
ルである。
【図2】実施例2で得られたポリマーのNMRスペクト
ルである。
ルである。
【図3】実施例3で得られたポリマーのNMRスペクト
ルである。
ルである。
【図4】実施例4で得られたポリマーのNMRスペクト
ルである。
ルである。
【図5】実施例5で得られたポリマーのNMRスペクト
ルである。
ルである。
【図6】実施例6で得られたポリマーのNMRスペクト
ルである。
ルである。
Claims (3)
- 【請求項1】 式 【化1】 で表される単位Aと式 【化2】 で表される単位Bからなり、単位Aが10〜90モル
%、単位Bが90〜10モル%であり、0.4g/dl濃
度の塩化メチレン溶液中での20℃における還元粘度が
0.2〜2.0dl/gであるポリエステルカーボネート。 - 【請求項2】 式 【化3】 (式中、nは0〜50の整数を示す。)で表されるホス
ゲンまたはポリカーボネートオリゴマーと、ジフェニル
スルホン−4,4’−ジカルボニルクロライドもしくは
ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸、および
2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと
を界面重縮合させることを特徴とする請求項1記載のポ
リエステルカーボネートの製造方法。 - 【請求項3】 炭酸ジエステルと、ジフェニルスルホン
−4,4’−ジカルボニルクロライド、ジフェニルスル
ホン−4,4’−ジカルボン酸もしくはジフェニルスル
ホン−4,4’−ジカルボン酸ジエステル、および2,
2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとを溶
融重合させることを特徴とする請求項1記載のポリエス
テルカーボネートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15197494A JPH0812748A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ポリエステルカーボネートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15197494A JPH0812748A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ポリエステルカーボネートおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0812748A true JPH0812748A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15530299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15197494A Pending JPH0812748A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ポリエステルカーボネートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812748A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003514043A (ja) * | 1999-11-01 | 2003-04-15 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ポリエステルカーボネートの製造方法 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP15197494A patent/JPH0812748A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003514043A (ja) * | 1999-11-01 | 2003-04-15 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ポリエステルカーボネートの製造方法 |
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