JPH08127944A - 織機における織段発生防止方法及び装置 - Google Patents

織機における織段発生防止方法及び装置

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JPH08127944A
JPH08127944A JP6265841A JP26584194A JPH08127944A JP H08127944 A JPH08127944 A JP H08127944A JP 6265841 A JP6265841 A JP 6265841A JP 26584194 A JP26584194 A JP 26584194A JP H08127944 A JPH08127944 A JP H08127944A
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JP
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loom
stop
cloth fell
fell position
weaving
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JP6265841A
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English (en)
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Yoichi Makino
洋一 牧野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/002Avoiding starting marks

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】織機停止時間に応じた織前位置の補正量を予め
把握するための作業の効率を高める。 【構成】織機制御コンピュータC0 に接続された試織制
御回路39は止め段テストモード選択スイッチ40のO
N操作によって止め段テストモードに入る。停止モード
選択スイッチ44をタッチ操作した後、停止時間値t
(α),t(β)が停止時間設定回路42によって設定
される。止め段テストモード選択スイッチ40を再度O
N操作すると、試織制御回路39は、所定量の第1の試
織、時間t(α)の運転停止、織前W1 を補正量αだけ
後退させるための送り出しモータ1の逆転、所定量の第
2の試織を織機制御コンピュータC0 に指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機停止に起因する織
段発生防止方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】織機の運転が停止した状態では経糸が伸
びて織布の織前が変位する。織布の織前が変位したまま
織機の運転を再開すれば織布に織段(所謂止め段)が発
生する。経糸の伸びは織機停止時間に左右されるため、
特開昭61−83355号公報、特開昭63−2708
42号公報、特開平3−227430号公報では織機の
停止時間を考慮した織前位置補正が織機の運転再開の際
に行われる。このような織機停止時間を考慮した織前位
置補正を行なうことにより止め段発生を防止することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】織機停止時間を考慮し
た織前位置補正を行なうには、織機停止時間に応じた織
前位置の補正量を予め知っておく必要がある。そのため
には決められた時間だけ織機を停止させた後に試織を行
なって製織開始位置の織り状態を確認し、止め段が発生
していない状態となるまで何回かの製織停止及び試織を
行なわねばならない。考慮すべき織機停止時間は例えば
5分、10分、15分・・・といった割合で複数通りあ
り、これら全ての織機停止時間毎に前記した織機停止及
び試織を行わねばならない。そのため、織機停止時間に
応じた織前位置の補正量を予め把握するための作業に膨
大な時間が掛かり、作業者がこの作業にのみ専念するに
は時間ロスが甚だしい。
【0004】本発明は、織機停止時間に応じた織前位置
の補正量を予め把握するための作業の効率を高めること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、織機を運転して所定量の第1の試織を行なった
後に織機の運転を自動停止すると共に、この運転停止か
ら設定された時間経過後に織機の運転を自動再開し、こ
の運転再開前に織前位置補正手段を作動して予め設定し
た量だけ織前の位置を自動補正しておき、前記運転再開
から所定量の第2の試織を行なった後に織機の運転を自
動停止するようにした。
【0006】請求項2の発明では、織機を運転して所定
量の第1の試織を行なった後に織機の運転を自動停止す
ると共に、この運転停止から設定された時間経過後に織
機の運転を自動再開し、この運転再開前に緯糸処理手段
を作動して織前から緯糸を除去処理すると共に、織前位
置補正手段を作動して予め設定した量だけ織前の位置を
自動補正しておき、前記運転再開から所定量の第2の試
織を行なった後に織機の運転を自動停止するようにし
た。。
【0007】請求項3の発明では、織機を運転して所定
量の第1の試織を行なった後に織機の運転を自動停止す
ると共に、この運転停止から設定された時間経過後に織
機の運転を自動再開し、この運転再開前に前記織前位置
補正手段を作動して予め設定した量だけ織前の位置を自
動補正すると共に、機台を逆転し、前記運転再開から所
定量の第2の試織を行なった後に織機の運転を自動停止
するようにした。
【0008】請求項4の発明では、織布の織前の位置を
補正するための織前位置補正手段と、予め設定した量だ
け織前の位置を補正するための前記織前位置補正手段の
作動量を設定する織前位置補正量設定手段と、織前位置
補正量を決定するために止め段テストモードを選択する
ための止め段テストモード選択手段と、織前位置補正量
を決定するための試織の途中に行われる織機運転停止の
停止時間を設定する停止時間設定手段と、前記止め段テ
ストモード選択手段によって止め段テストモードが選択
された場合には、所定量の第1の試織を行なった後に前
記停止時間設定手段によって設定された停止時間だけ織
機の運転を停止すると共に、この運転停止中に前記織前
位置補正量設定手段によって設定された作動量だけ前記
織前位置補正手段を作動し、次いで織機の運転を再開し
て所定量の第2の試織を行なった後に織機の運転を停止
する制御を行なう試織制御手段とを備えた織段発生防止
装置を構成した。
【0009】請求項5の発明では、織布の織前の位置を
補正するための織前位置補正手段と、織前上の緯糸を除
去処理する緯糸処理手段と、予め設定した量だけ織前の
位置を補正するための前記織前位置補正手段の作動量を
設定する織前位置補正量設定手段と、織前位置補正量を
決定するために止め段テストモードを選択するための止
め段テストモード選択手段と、織前位置補正量を決定す
るための試織の途中に行われる織機運転停止の停止時間
を設定する停止時間設定手段と、前記止め段テストモー
ド選択手段によって止め段テストモードが選択された場
合には、所定量の第1の試織を行なった後に前記停止時
間設定手段によって設定された停止時間だけ織機の運転
を停止し、この運転停止中に前記織前位置補正量設定手
段によって設定された作動量だけ前記織前位置補正手段
を作動すると共に、前記緯糸処理手段を作動し、次いで
織機の運転を再開して所定量の第2の試織を行なった後
に織機の運転を停止する制御を行なう試織制御手段とを
備えた織段発生防止装置を構成した。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、第1の試織後の織機停止
の間に織前位置補正が行われ、決められた織機停止時間
後に第2の試織が行われる。この一連の試織及び織機停
止は自動で行われ、第1の試織で得られた織布と第2の
試織で得られた織布との間における止め段の有無の確認
は第2の試織後に行なうことになる。従って、作業者は
第2の試織後に止め段の有無を確認すればよく、第1の
試織時、織機停止時、第2の試織時は織機停止時間に応
じた織前位置の補正量を予め把握するための作業者の作
業から外される。
【0011】請求項2の発明では、第1の試織後の織機
停止の間に織前上の緯糸除去処理及び織前位置補正が行
われ、決められた織機停止時間後に第2の試織が行われ
る。緯糸除去処理は緯入れミス発生を想定して行われ
る。作業者は第2の試織後に止め段の有無を確認すれば
よく、第1の試織時、織機停止時、第2の試織時は織機
停止時間に応じた織前位置の補正量を予め把握するため
の作業者の作業から外される。
【0012】請求項3の発明では、第1の試織における
最後の緯入れサイクルでは緯入れを行なうことなく織機
を回転させてから織機の運転が停止される。そして、第
2の試織に先立って織前位置の自動補正及び機台逆転が
行われる。これは請求項2において第1の試織の最後の
緯入れの緯糸を除去処理した場合と同じ状態となる。
【0013】請求項4の発明では、織前の位置を補正す
るための織前位置補正手段の作動量が織前位置補正量設
定手段によって予め設定される。又、織前位置補正量を
決定するための試織の途中に行われる織機運転停止の停
止時間が停止時間設定手段によって予め設定される。止
め段テストモードが選択された場合には、試織制御手段
は、所定量の第1の試織を行なった後に前記停止時間設
定手段によって設定された停止時間だけ織機の運転を停
止する。次いで試織制御手段は、前記運転停止中に前記
織前位置補正量設定手段によって設定された作動量だけ
前記織前位置補正手段を作動する。さらに試織制御手段
は、織機の運転を再開して所定量の第2の試織を行なっ
た後に織機の運転を停止する。
【0014】請求項5の発明では、試織制御手段は、前
記運転停止中に織前位置補正を行なうと共に、緯糸処理
手段を作動させて織前から緯糸を除去処理する。その他
の制御動作は請求項4の発明の場合と同じである。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図1
〜図6に基づいて説明する。図1は織機全体の側面図を
略体的に示す。Mは織機駆動モータであり、織機駆動モ
ータMは織機制御コンピュータC0 の作動制御を受け
る。1は織機駆動モータMから独立した正逆転可能な送
り出しモータであり、送り出しモータ1はワープビーム
2を駆動する。ワープビーム2から送り出される経糸T
はバックローラ3及びテンションローラ4を経由して綜
絖5及び変形筬6を通される。織布Wはエキスパンショ
ンバー7、サーフェスローラ8、プレスローラ9及びし
わ取りガイド部材10を経由してクロスロール11に巻
き取られる。
【0016】テンションローラ4はテンションレバー1
2の一端部に取り付けられており、テンションレバー1
2の他端部に取付られた引っ張りばね13により所定の
張力が経糸Tに付与されるようになっている。テンショ
ンレバー12は検出レバー14の一端に回転可能に支持
されており、検出レバー14の他端にはロードセル15
が連結されている。経糸張力はテンションローラ4、テ
ンションレバー12及び検出レバー14を介してロード
セル15に伝えられ、ロードセル15は経糸張力に応じ
た電気信号を織機制御コンピュータC0 に出力する。
【0017】織機制御コンピュータC0 は、予め設定さ
れた張力と前記入力信号によって把握される検出張力と
の比較及び機台回転角度検出用のロータリエンコーダ1
6からの検出信号で把握されるワープビーム径に基づい
て送り出しモータ1の回転速度を制御する。この回転速
度制御により通常運転時の経糸張力が制御され、製織中
の織段発生防止が行われる。
【0018】織機制御コンピュータC0 は起動スイッチ
17からのON信号に基づいて送り出しモータ1の正転
作動を指令し、送り出しモータ1に組み込まれたロータ
リエンコーダ1-1からの回転速度検出信号に基づいて送
り出しモータ1の回転速度をフィードバック制御する。
【0019】テンションローラ4以降の経糸経路上には
経糸切断検出装置18が配設されている。経糸切断検出
装置18は経糸Tの切断を検出する。経糸Tが切断した
場合には緯糸切断検出装置18が経糸切断検出信号を織
機制御コンピュータC0 に出力する。織機制御コンピュ
ータC0 はこの検出信号に基づいて織機駆動モータMの
作動を停止する。
【0020】図2は緯入れ装置を略体的に示す。19は
巻付方式の緯糸測長貯留装置である。糸巻付管19-2は
巻付モータ19-1によって回転駆動され、この回転駆動
により緯糸が糸巻付面19-3に巻き付けられる。緯糸測
長貯留装置19で測長貯留された緯糸Yは緯入れ用メイ
ンノズル20から射出緯入れされ、複数の緯入れ用補助
ノズル21のリレー噴射へと受け継がれる。緯糸末端に
は緯糸検出器22が設置されており、緯糸Yの先端到達
の有無を判断するための情報が緯糸検出器22によって
得られる。
【0021】緯糸測長貯留装置19の糸巻付面19-3か
らの緯糸引出し解舒及び停止は係止ピン23-1を駆動す
る電磁ソレノイド23の励消磁によって行われる。電磁
ソレノイド23の励消磁制御は測長制御コンピュータC
1 からの指令により行われ、測長制御コンピュータC1
は織機制御コンピュータC0 から得られる機台回転角度
検出情報に基づいて電磁ソレノイド23の励消磁を制御
する。又、測長制御コンピュータC1 は巻付モータ19
-1の作動を制御する。
【0022】糸巻付面19-3から引出し解舒される緯糸
Yは緯糸解舒検出器24によって検出される。測長制御
コンピュータC1 は緯糸解舒検出器24からの検出解舒
数が設定数に達すると電磁ソレノイド23の消磁を指令
し、係止ピン23-1が糸巻付面19-3に係合して緯糸引
出し解舒を阻止する。
【0023】緯入れ用メインノズル20の緯入れ用圧力
エア噴射は電磁開閉弁25の励消磁によって制御され、
緯入れ用補助ノズル21における圧力エア噴射は電磁開
閉弁26の励消磁により制御される。各電磁開閉弁2
5,26の励消磁制御は緯入れ制御コンピュータC2
らの指令により行われる。緯入れ制御コンピュータC2
は織機制御コンピュータC0 から得られる機台回転角度
検出情報に基づいて各電磁開閉弁25,26を励消磁制
御する。
【0024】正常に緯入れされた緯糸Yは電磁カッター
27によって切断され、以後の緯入れが継続される。電
磁カッター27は織機制御コンピュータC0 によって励
消磁制御され、織機制御コンピュータC0 は緯糸検出器
25からの糸有無情報に基づいて緯入れ毎の電磁カッタ
ー27の励消磁を制御する。緯入れミスが発生した場合
には織機制御コンピュータC0 は織機駆動モータMの作
動及び電磁カッター27の励消磁制御を直ちに停止し、
緯入れミスを生じた緯糸と後続緯糸とが切断されること
なく接続維持される。
【0025】緯入れ用メインノズル20の周囲には緯糸
処理装置28が配設されている。この緯糸処理装置28
について説明する。緯入れ用メインノズル20の直下に
はブローノズル29が設置されており、直上には緯糸導
入ダクト30が対向設置されている。緯糸導入ダクト3
0の出口の後方にはエアガイドを兼ねる緯糸検出器31
が設置されている。緯糸検出器31の後方には吸引パイ
プ32が設置されており、吸引パイプ32の出口側が図
示しないダストボックスに向けて湾曲されているととも
に、この湾曲部にはブローノズル33が接続されてい
る。
【0026】緯入れ用メインノズル20、ブローノズル
29、緯糸導入ダクト30、緯糸検出器31及び吸引パ
イプ32はいずれもスレイ上に装着されており、スレイ
の揺動に伴って一体的に揺動する。これら各部材20,
29,30,31,32の揺動領域の後方には引き取り
モータ34が設置されており、その上方にはエアシリン
ダ35が設置されている。引き取りモータ34には駆動
ローラ34-1が作動連結されており、エアシリンダ35
の駆動ロッドには被動ローラ35-1が取りつけられてい
る。被動ローラ35-1はエアシリンダ35の突出動作に
よって駆動ローラ34-1に圧接される。ブローノズル2
9,33は電磁開閉弁36,37を介して図示しない圧
力エア供給タンクに接続されている。エアシリンダ35
は電磁三方弁38を介して圧力エア供給タンクに接続さ
れている。電磁開閉弁36,37、電磁三方弁38及び
引き取りモータ34は緯糸処理制御コンピュータC3
指令制御を受ける。即ち、緯糸処理制御コンピュータC
3 は緯糸処理装置28の緯糸処理動作を制御する。
【0027】緯入れされた緯糸の先端が緯糸検出器22
の設置位置まで到達しないという緯入れミスが発生した
場合、電磁開閉弁25,26の励消磁制御、電磁カッタ
ー27の励消磁制御、電磁ソレノイド23の励消磁制御
及び巻付モータ29-1の作動が停止する。
【0028】これと同時に緯糸処理制御コンピュータC
3 が電磁開閉弁36を所定時間励磁し、ブローノズル2
9が所定時間噴射する。この所定時間噴射によって緯入
れミスの緯糸Y1 に後続する緯糸Y2 の緯入れ阻止が行
われる。図3に示すようにブローノズル29の緯入れ阻
止作用により後続緯糸Y2 が緯糸導入ダクト30内へ噴
き入れられ、ローラ34-1,35-1間の把持領域へ導か
れる。後続緯糸Y2 がローラ34-1,35-1の把持領域
を通過して緯糸検出器31内に到達すると、緯糸検出器
31がこの後続緯糸Y2 の到達を検出する。
【0029】織機駆動モータMの作動、電磁ソレノイド
23の励消磁制御及び巻付モータ29-1の作動の各停止
指令は電磁開閉弁36の励磁指令と略同時に行われ、織
機が停止するまでの間にブローノズル29の緯入れ阻止
作用が行われる。織機は筬打ち直前で停止し、その後、
織機駆動モータMが所定量スロー逆転して経糸Tが最大
開口を形成する。この最大開口形成により織布Wの織前
1 からのミス糸Y1の除去が可能となる。
【0030】緯糸処理制御コンピュータC3 は緯糸検出
器31からの糸有り情報に基づいて電磁開閉弁37、電
磁三方弁38を励磁する。この励磁指令によりブローノ
ズル33が噴射するとともに、ローラ34-1,35-1が
後続緯糸Y2 を把持する。次いで緯糸処理制御コンピュ
ータC3 は引き取りモータ34を作動する。この作動に
よって後続緯糸Y2 がローラ34-1,35-1によって引
き取られる。この引き取り張力によって後続緯糸Y2
固定刃49によって緯入れ用メインノズル20から切断
分離されると共に、織前W1 上に筬打ちされているミス
糸Y1 が経糸開口内から引き出されていく。
【0031】ミス糸Y1 が全て緯糸検出器31を通過す
ると、緯糸処理制御コンピュータC 3 は緯糸検出器31
からの糸無検出情報に基づいて引き取りモータ34の作
動停止、電磁開閉弁37及び電磁三方弁38の消磁を指
令する。これにより緯糸処理装置28は待機状態に復帰
する。そして、織機制御コンピュータC0 は製織を自動
再開する。
【0032】織機制御コンピュータC0 には試織制御回
路39が接続されている。試織制御回路39には止め段
テストモード選択手段となる止め段テストモード選択ス
イッチ40が接続されている。又、試織制御回路39に
は織前位置補正量設定回路41、停止時間設定回路42
及び表示装置43が接続されている。織前位置補正量設
定回路41は試織時の織機再起動時の織前W1 の位置補
正量を設定する織前位置補正量設定手段である。停止時
間設定回路42は試織時の織機停止時間を設定する停止
時間設定手段である。図4〜図6は試織制御手段である
試織制御回路39によって制御される止め段テストのフ
ローチャートである。以下、このフローチャートに基づ
いて止め段テストを説明する。
【0033】試織制御回路39は止め段テストモード選
択スイッチ40の第1回目のON信号に応答して止め段
テストモードに入り、表示装置43を作動する。表示装
置43の画面にはタッチパネル式の停止モード選択スイ
ッチ44,45が表示される。停止モード選択スイッチ
44は経糸切断発生による織機運転停止を想定したスイ
ッチであり、停止モード選択スイッチ45は緯入れミス
発生による織機運転停止を想定したスイッチである。
【0034】停止モード選択スイッチ44をタッチ操作
した後、停止時間設定回路42によって停止時間値t
(α)を設定すればこの停止時間値t(α)が試織制御
回路39によって停止時間設定回路42から読み出さ
れ、表示装置43の停止時間表示部43-1に出力表示さ
れる。そして、織前位置補正量設定回路41によって織
前位置補正量αを設定すればこの織前位置補正量αが試
織制御回路39によって織前位置補正量設定回路41か
ら読み出され、表示装置43の補正量表示部43-2に出
力表示される。
【0035】停止モード選択スイッチ45をタッチ操作
した後、停止時間設定回路42によって停止時間値t
(β)を設定すればこの停止時間値t(β)が試織制御
回路39によって停止時間設定回路42から読み出さ
れ、表示装置43の停止時間表示部43-3に出力表示さ
れる。そして、織前位置補正量設定回路41によって織
前位置補正量βを設定すればこの織前位置補正量βが試
織制御回路39によって織前位置補正量設定回路41か
ら読み出され、表示装置43の補正量表示部43-4に出
力表示される。
【0036】停止モード選択スイッチ44をタッチ操作
した場合、停止時間値t(α)及び織前位置補正量αの
入力設定後に止め段テストモード選択スイッチ40を再
度ON操作すると、試織制御回路39は織機制御コンピ
ュータC0 に対して所定量(例えば緯入れ100回)の
第1の試織を指令する。この指令に応答して織機制御コ
ンピュータC0 は織機を運転して所定量の織布を試織し
た後に織機の運転を停止する。第1の試織終了時からの
経過時間がt(α)になると、試織制御回路39は織機
制御コンピュータC0 に対して送り出しモータ1をM
(α)だけ逆転させる織前位置補正を指令する。送り出
しモータ1の逆転量M(α)は織前W1 を補正量αだけ
後退させる。送り出しモータ1をM(α)だけ逆転させ
た後、試織制御回路39は織機制御コンピュータC0
対して所定量(例えば緯入れ50回)の第2の試織を指
令する。この指令に応答して織機制御コンピュータC0
は織機を運転して所定量の織布を試織した後に織機の運
転を停止し、警報装置46を作動させる。そして、試織
制御回路39は止め段テストモードを解除する。作業者
は警報装置46の作動に基づいて第1の試織による織布
と第2の試織による織布との間の止め段の有無の確認を
行なうことになる。
【0037】経糸切断発生のために織機が時間t(α)
だけ停止したことに起因する止め段の発生が有る場合に
は、作業者は止め段テストモード選択スイッチ40をO
N操作して再び止め段テストを行なうことになる。この
再度の止め段テストでは停止時間値t(α)は前回の場
合と同じであるが、織前位置補正量αは前回とは異な
る。第2回目の織前位置補正量αは前回の止め段の発生
状況を考慮して設定される。
【0038】停止時間がt(α)の場合の止め段テスト
は止め段が発生しない状態になるまで繰り返される。止
め段が発生しない織前位置補正量αが決定できたら、別
の停止時間の場合の止め段テストが前記と同様に行われ
る。
【0039】停止モード選択スイッチ45をタッチ操作
した場合、停止時間値t(β)及び織前位置補正量βの
入力設定後に止め段テストモード選択スイッチ40を再
度ON操作すると、試織制御回路39は織機制御コンピ
ュータC0 に対して第1の試織を指令する。この指令に
応答して織機制御コンピュータC0 は織機を運転して所
定量の織布を試織した後に織機の運転を停止する。織機
の運転停止前の最後の緯入れサイクルでは電磁カッター
27の切断動作の遂行が止められ、図2に鎖線で示すよ
うに最後に緯入れされた緯糸Y11は後続緯糸に繋がれた
ままにされる。第1の試織終了時からの経過時間がt
(β)になると、試織制御回路39は織機制御コンピュ
ータC0 を介して緯糸処理制御コンピュータC3 に緯糸
処理制御を指令する。緯糸処理制御コンピュータC3
緯糸処理装置28の緯糸処理動作を遂行させ、緯糸処理
装置28が後続緯糸を手掛かりとして緯糸Y11を織前W
1 から除去処理する。
【0040】緯糸処理装置28の緯糸処理動作後、試織
制御回路39は織機制御コンピュータC0 に対して送り
出しモータ1をM(β)だけ逆転させる織前位置補正を
指令する。送り出しモータ1の逆転量M(β)は織前W
1 を補正量βだけ後退させる。送り出しモータ1をM
(β)だけ逆転させた後、試織制御回路39は織機制御
コンピュータC0 に対して所定量の第2の試織を指令す
る。この指令に応答して織機制御コンピュータC0 は織
機を運転して所定量の織布を試織した後に織機の運転を
停止し、警報装置46を作動させる。そして、試織制御
回路39は止め段テストモードを解除する。作業者は警
報装置46の作動に基づいて第1の試織による織布と第
2の試織による織布との間の止め段の有無の確認を行な
うことになる。
【0041】緯入れミス発生のために織機が時間t
(β)だけ停止したことに起因する止め段の発生が有る
場合には、作業者は止め段テストモード選択スイッチ4
0をON操作して再び止め段テストを行なうことにな
る。この再度の止め段テストでは停止時間値t(β)は
前回の場合と同じであるが、織前位置補正量βは前回と
は異なる。第2回目の織前位置補正量βは前回の止め段
の発生状況を考慮して設定される。
【0042】停止時間がt(β)の場合の止め段テスト
は止め段が発生しない状態になるまで繰り返される。止
め段が発生しない織前位置補正量βが決定できたら、別
の停止時間の場合の止め段テストが前記と同様に行われ
る。
【0043】以上のようにして織機の運転停止時間t
(α),t(β)に対して決定された織前位置補正量
α,βは織前位置補正量設定回路41に設定記憶され
る。通常の製織時において経糸切断発生による織機停止
が起きた場合には、織機制御コンピュータC0 は停止時
間t(α)に対して織前位置補正量αの織前位置補正を
行なう。緯入れミス発生による織機停止が起きた場合に
は、織機制御コンピュータC 0 は停止時間t(β)に対
して織前位置補正量βの織前位置補正を行なう。このよ
うな織前位置補正を行なうための織前位置補正量の決定
では、作業者は第1の試織で得られた織布と第2の試織
で得られた織布との間における止め段の有無の確認を第
2の試織後に行なえばよい。従って、第1の試織の間、
第1の試織に続く織機の運転停止の間、第2の試織の間
に作業者が止め段テストに立ち会っている必要はなく、
止め段テストのための作業効率が大幅に向上する。
【0044】次に、図7〜図10の実施例を説明する。
この実施例では試織制御回路47は図8〜図10にフロ
ーチャートで示す止め段テスト制御を遂行する。止め段
テストモード選択スイッチ40のON操作に次いで停止
モード選択スイッチ44をタッチ操作した後、停止時間
設定回路42によって停止時間値t(α n )(n=1〜
4)を設定すればこの停止時間値t(αn )が表示装置
48の停止時間表示部48-1に出力表示される。そし
て、織前位置補正量設定回路41によって織前位置補正
量αn を設定すればこの織前位置補正量αn が表示装置
48の補正量表示部48-2に出力表示される。
【0045】停止モード選択スイッチ45をタッチ操作
した後、停止時間設定回路42によって停止時間値t
(βn )(n=1〜4)を設定すればこの停止時間値t
(βn)が表示装置48の停止時間表示部48-3に出力
表示される。そして、織前位置補正量設定回路41によ
って織前位置補正量βn を設定すればこの織前位置補正
量βn が表示装置48の補正量表示部48-4に出力表示
される。
【0046】停止モード選択スイッチ44をタッチ操作
した場合、停止時間値t(αn )及び織前位置補正量α
n の入力設定後に止め段テストモード選択スイッチ40
を再度ON操作すると、試織制御回路47は停止時間t
(α1 ),t(α2 ),t(α3 ),t(α4 )毎の止
め段停止テストを遂行する。停止モード選択スイッチ4
5をタッチ操作した場合、停止時間値t(βn )及び織
前位置補正量βn の入力設定後に止め段テストモード選
択スイッチ40を再度ON操作すると、試織制御回路4
7は停止時間t(β1 ),t(β2 ),t(β3 ),t
(β4 )毎の止め段停止テストを遂行する。
【0047】作業者は各停止時間t(α1 ),t
(α2 ),t(α3 ),t(α4 )を含む一連の止め段
テスト終了後に止め段発生の有無を確認することにな
る。又、作業者は各停止時間t(β1 ),t(β2 ),
t(β3 ),t(β4 )を含む一連の止め段テスト終了
後に止め段発生の確認を行なうことになる。この確認の
仕方によれば停止時間の違いに対する止め段の発生具合
を把握でき、第1回目の止め段テストにおいて止め段が
発生した場合の次回の止め段テストにおける適正な織前
位置補正量の推定が容易になる。
【0048】前記実施例では、緯入れミス発生時を想定
した止め段テストモードの場合、緯糸処理装置を利用し
て第1の試織時の最後に緯入れされた緯糸の除去処理作
業を行なうようにしている。しかし、本発明では上記止
め段テストモードの場合の第1の試織運転における織機
停止直前の最後の緯入れ時には、緯糸測長貯留装置19
の係止ピン23-1の作動及び緯入れ用メインノズル20
や緯入れ用補助ノズル21の流体噴射作動を中止して緯
入れ動作を行わないようにし、これにより実質的に最後
の緯入れ緯糸を除去処理した場合と同じ状態にすること
ができる。その後、第2の試織運転に先立って織前位置
の自動補正を行なうと共に、所定量の機台逆転を行なっ
て第2の試織を再開すれば、前記実施例と同様の緯入れ
ミス発生を想定した止め段テストを行なうことができ
る。
【0049】この実施例では緯糸処理装置を動作させる
必要がないので、止め段テスト時間の短縮が図れると共
に、緯糸処理装置を備えていない織機においても本発明
を実施することができ、作業の効率化を図ることができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
4の発明は、第1の試織を行なった後の設定された時間
経過後に第2の試織を行ない、第2の試織開始前に予め
設定した量だけ織前の位置を補正しておくようにしたの
で、織機停止時間に応じた織前位置の補正量を予め把握
するための作業の効率を高め得る。
【0051】請求項2及び請求項5の発明は、第1の試
織を行なった後の設定された時間経過後に第2の試織を
行ない、第2の試織開始前に緯糸を織前から除去処理す
ると共に、予め設定した量だけ織前の位置を補正してお
くようにしたので、緯入れミスによる織機停止の停止時
間に応じた織前位置の補正量を予め把握するための作業
の効率を高め得る。
【0052】請求項3の発明は、第1の試織を行なった
後の設定された時間経過後に第2の試織を行ない、第2
の試織開始前に機台を逆転すると共に、予め設定した量
だけ織前の位置を補正しておくようにしたので、緯入れ
ミスによる織機停止の停止時間に応じた織前位置の補正
量を予め把握するための作業の効率を高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】織機全体の略体側面図と制御ブロック図との組
合わせ図。
【図2】緯入れ装置の略体正面図と制御ブロック図との
組合わせ図。
【図3】緯糸処理状態を示す略体正面図と制御ブロック
図との組合わせ図。
【図4】止め段テスト制御を表すフローチャート。
【図5】止め段テスト制御を表すフローチャート。
【図6】止め段テスト制御を表すフローチャート。
【図7】別例を示す織機全体の略体側面図と制御ブロッ
ク図との組合わせ図。
【図8】止め段テスト制御を表すフローチャート。
【図9】止め段テスト制御を表すフローチャート。
【図10】止め段テスト制御を表すフローチャート。
【符号の説明】
1…織前位置補正手段となる送り出しモータ、28…緯
糸処理手段となる緯糸処理装置、39…試織制御手段と
なる試織制御回路、40…止め段テストモード選択手段
となる止め段テストモード選択スイッチ、41…織前位
置補正量設定手段となる織前位置補正量設定回路、42
…停止時間設定手段となる停止時間設定回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布の織前の位置を補正するための織前位
    置補正手段を備えた織機において、 織機を運転して所定量の第1の試織を行なった後に織機
    の運転を自動停止すると共に、この運転停止から設定さ
    れた時間経過後に織機の運転を自動再開し、この運転再
    開前に前記織前位置補正手段を作動して予め設定した量
    だけ織前の位置を自動補正しておき、前記運転再開から
    所定量の第2の試織を行なった後に織機の運転を自動停
    止する織機における織段発生防止方法。
  2. 【請求項2】織布の織前の位置を補正するための織前位
    置補正手段及び織前上の緯糸を除去処理する緯糸処理手
    段を備えた織機において、 織機を運転して所定量の第1の試織を行なった後に織機
    の運転を自動停止すると共に、この運転停止から設定さ
    れた時間経過後に織機の運転を自動再開し、この運転再
    開前に前記緯糸処理手段を作動して織前から緯糸を除去
    処理すると共に、前記織前位置補正手段を作動して予め
    設定した量だけ織前の位置を自動補正しておき、前記運
    転再開から所定量の第2の試織を行なった後に織機の運
    転を自動停止する織機における織段発生防止方法。
  3. 【請求項3】織布の織前の位置を補正するための織前位
    置補正手段を備えた織機において、 織機を運転して所定量の第1の試織を行なった後に織機
    の運転を自動停止すると共に、この運転停止から設定さ
    れた時間経過後に織機の運転を自動再開し、この運転再
    開前に前記織前位置補正手段を作動して予め設定した量
    だけ織前の位置を自動補正すると共に、機台を逆転し、
    前記運転再開から所定量の第2の試織を行なった後に織
    機の運転を自動停止する織機における織段発生防止方
    法。
  4. 【請求項4】織布の織前の位置を補正するための織前位
    置補正手段を備えた織機において、 前記織前位置補正手段と、 予め設定した量だけ織前の位置を補正するための前記織
    前位置補正手段の作動量を設定する織前位置補正量設定
    手段と、 織前位置補正量を決定するために止め段テストモードを
    選択するための止め段テストモード選択手段と、 織前位置補正量を決定するための試織の途中に行われる
    織機運転停止の停止時間を設定する停止時間設定手段
    と、 前記止め段テストモード選択手段によって止め段テスト
    モードが選択された場合には、所定量の第1の試織を行
    なった後に前記停止時間設定手段によって設定された停
    止時間だけ織機の運転を停止すると共に、この運転停止
    中に前記織前位置補正量設定手段によって設定された作
    動量だけ前記織前位置補正手段を作動し、次いで織機の
    運転を再開して所定量の第2の試織を行なった後に織機
    の運転を停止する制御を行なう試織制御手段とを備えた
    織機における織段発生防止装置。
  5. 【請求項5】織布の織前の位置を補正するための織前位
    置補正手段及び織前上の緯糸を除去処理する緯糸処理手
    段を備えた織機において、 前記織前位置補正手段と、 前記緯糸処理手段と、 予め設定した量だけ織前の位置を補正するための前記織
    前位置補正手段の作動量を設定する織前位置補正量設定
    手段と、 織前位置補正量を決定するために止め段テストモードを
    選択するための止め段テストモード選択手段と、 織前位置補正量を決定するための試織の途中に行われる
    織機運転停止の停止時間を設定する停止時間設定手段
    と、 前記止め段テストモード選択手段によって止め段テスト
    モードが選択された場合には、所定量の第1の試織を行
    なった後に前記停止時間設定手段によって設定された停
    止時間だけ織機の運転を停止し、この運転停止中に前記
    織前位置補正量設定手段によって設定された作動量だけ
    前記織前位置補正手段を作動すると共に、前記緯糸処理
    手段を作動し、次いで織機の運転を再開して所定量の第
    2の試織を行なった後に織機の運転を停止する制御を行
    なう試織制御手段とを備えた織機における織段発生防止
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1331295A3 (en) * 2002-01-29 2004-01-02 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for preventing weft bars in a loom

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1331295A3 (en) * 2002-01-29 2004-01-02 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for preventing weft bars in a loom

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