JPH081282U - ボビン巻線状溶接材ほつれ防止板 - Google Patents

ボビン巻線状溶接材ほつれ防止板

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JPH081282U
JPH081282U JP8622291U JP8622291U JPH081282U JP H081282 U JPH081282 U JP H081282U JP 8622291 U JP8622291 U JP 8622291U JP 8622291 U JP8622291 U JP 8622291U JP H081282 U JPH081282 U JP H081282U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボビンに巻かれた線状溶接材を、そのばね弾
性による変形やほつれを防ぎながら引出して使用すると
きに利用される。 【構成】 上、下面から交互に、互に側壁の一部が接す
るように設けられた溝21により、外縁面26から中心
に向う挿入穴が複数箇所に形成されている円環体2と、
その円環体2の挿入穴に嵌入された短冊状の羽根3とか
らなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建設や造船などの鉄材の溶接現場において、ボビンに巻かれた線 状溶接材を、そのばね弾性による変形やほつれを防ぎながら引出して使用すると きに利用されるボビン巻線状溶接材ほつれ防止板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、ベニヤ板やパーチクルボードからルーターやプレスで円盤に切取り、 その円盤上もしくは2枚の円盤の間に、木製の短冊状の羽根を4〜12枚、円盤 から一定長さ放射状に外側に突き出るように、釘、鳩目、ステップラーの針など により固定一体化して、ボビン巻線状溶接材のほつれ防止板として利用していた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来のほつれ防止板を製造する方法では、平角板から円盤 を切取るから、その製作には多大な材料損出と時間を要し、かつ作業者の熟練度 による品質のばらつきも大であり、製造原価や生産量に影響を及ぼすとともに、 形状がかさ高いものであるから輸送費も割高となるほか、木製の場合希望する曲 げ弾性率を有するの材料選択することは困難であり、且つ短期間での破損や腐食 も考慮に入れなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案のボビン巻線状溶接材ほつれ防止板は、合成樹脂製の平板状円環体と 、その円環体の外縁面に放射状に嵌入された短冊状の羽根とからなり、円環体の 複数箇所には上、下面から交互に、互に側壁の一部が接するように設けられた溝 により、外縁面から円環体の中心方向に向う挿入穴が形成されているとともに、 その挿入穴には突起も設けられており、一方羽根の先端部には円環体に嵌入する とき、前記突起に嵌合する欠如部と、突起の突出量を弾性変形で受入れる長手方 向に沿った切り溝が形成されていることを特徴とするものであるから、従来の課 題を解決することができるのである。
【0005】 すなわち、図2はこの考案のボビン巻線状溶接材ほつれ防止板の一例が、実際 利用されている状態を説明する断面図である。線状溶接材6はボヒン内筒51に 巻かれた状態でボヒン外筒5内に挿入されている。そして溶接作業時には、線状 溶接材61はボヒン外筒5の上部から必要長さが繰り出されるが、そのときばね 弾性を有する線状溶接材6が、一挙に数巻分が引出されてほつれることがあり、 溶接作業を一時中止せざるをえなくなったり、そのために線状溶接材6を曲げた り傷つけることがある。
【0006】 そのような現象を防止するためにボヒン内筒51の上部に平板状の円環体2と 、短冊状の羽根3とからなるほつれ防止板1が装着されており、かつその羽根3 は重りリング52で押えられている。したがって線状溶接材6の種類に応じて、 羽根3の数、長さ及び曲げ弾性率並びに重りリング52の径と重量を適宜選択す るならば、線状溶接材6の繰り出し時のほつれを完全に防止することができるの である。このため、必要とする数および材質、長さの羽根3を取付けることが可 能な円環体2からなるほつれ防止板1がとくに重要である。
【0007】
【実施例】
この考案の実施例を図面を参照しながらその詳細を説明する。図1はこの考案 のほつれ防止板1の構成を示す見た説明図である。ほつれ防止板1は合成樹脂製 の平板状の円環体2と、その円環体2の外縁面に放射状に嵌入された短冊状の羽 根3とからなる。なお図1では、羽根3は円環体2に嵌入されたもの1枚と嵌入 前のもの1枚のみを表示し他は省略してある。平板状の円環体2の表面の複数箇 所には数個の開口部が長方形の溝21が設けられている。
【0008】 図3及び図4は、円環体2に設けられた溝21,22部分の拡大図で、それぞ れ上面側、下面側から見た図面であり、図3では挿入前の羽根3の一部を併せ示 してある。図5は図3のA−A線断面図である。図5から判るように、図3にお いて溝21は円環体2の上面側から掘削されており、図4において溝22は円環 体2の下面側から掘削されている。そして溝21,22はそれぞれの側壁25の 一部が、その溝21,22の底面附近で接するように設けられており、結果とし て溝21,22の側壁25の一部が破れ、その破れが連なつて、円環体2の外縁 面26から、円環体の中心方向に向う挿入穴が形成されている。
【0009】 さらに図4に示したように、溝22を台形とすることにより、挿入穴に対して 突起23を形成したり、溝22を二分割とすることにより、それらの溝間に突条 24を形成することもできる。
【0010】 一方図3に示したように、羽根3の先端部には円環体2に嵌入されたとき、そ の突起23の位置に、その突起23と嵌合する欠如部23が設けられている。そ して羽根3の先端部には、その長手方向に沿った切り溝34が設けられていて、 羽根3の先端部を幅方向に弾性変形で縮小させ、突起23の突出部分を通過させ ることが可能で、かつ羽根3の先端が挿入穴の奥まで嵌入されたとき、円環体2 から離脱しないように構成されている。なお、円環体2に突条24が設けられて いるとき、羽根3が嵌入されるとその切り溝34の先端開口縁が突条24に係合 するから、羽根3が挿入穴内でぐらつくのを防止することができる。
【0011】 この考案の円環体2および羽根3は汎用の熱可塑性合成樹脂から射出成形法な どで成形される。特に羽根3成形用の合成樹脂材料としてはポリプロピレン、ポ リアセタール、ポリカーボネートなどの弾性のある材料が特に好ましく、且つそ れらの材料は広い範囲にわたる異なった曲げ弾性率を有する銘柄が市販されてお り、それらの材料の内から必要とする性能を有する材料を適宜選択して利用する ことができるので有利である。
【0012】 この考案の円環体2を射出成形で製造するとき、その外縁面26に開口される される挿入穴は円環体2の上、下面から交互に、互に側壁の一部が接するように 設けられた溝21,22により形成されるから、上下の成形型の所定位置に凸起 を設けるだけで可能となり、挿入穴を設けるためのサイドコア型やその移動のた めのアンギュラピンなどを必要としないから、成形型が単純で小型となり製作費 を大幅に軽減することができほか、挿入穴に突起23や突条24を設けることも 、成形型の僅かの修正で可能となる。
【0013】 前記実施例では円環体2に挿入穴が8箇所形成されているが、必要に応じて3 〜16箇所に設けても良い。その平板状の円環体2の厚さは5〜20mm程度あ り、羽根3の厚さは2〜7mm、その幅は20〜50mm、その長さは100〜 500mm程度である。
【0014】 また前記実施例では、円環体2に設ける溝21,22を円環体3の直径方向に 対して垂直で互に接する溝としたが、図6及び図7に示したように円環体3の直 径方向に対して平行で互に接する溝71,72としても良い。
【0015】
【考案の効果】
この考案のボビン巻線状溶接材ほつれ防止板は上記のように構成されているか ら、円環体の製造にあたり、上下の成形型の所定位置に凸起を設けるだけで羽根 の挿入穴の形成が可能となり、サイドコア型やその移動のためのアンギュラピン などを必要としないから、成形型が単純で小型となり製作費を大幅に軽減するこ とができほか、挿入穴に突起や突条を設けることも、成形型の僅かの修正で可能 となる。また線状溶接材の種類に応じて、羽根の数、長さ及び曲げ弾性率を適宜 選択することができるから、線状溶接材の繰り出し時のほつれを完全に防止する ことができる。さらにほつれ防止板の組立がワンタッチで可能となり、容易であ り作業者の熟練度による品質のばらつきもなく、製造時に廃棄する不要部分もな く、輸送費も低減することができ、耐久性があるので長期間利用することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のボビン巻線状溶接材ほつれ防止板の
一例を示す平面図で、羽根は円環体に嵌入されたもの1
枚と嵌入前のもの1枚のみを表示し他は省略してある。
【図2】この考案のボビン巻線状溶接材ほつれ防止板が
使用されている状態を示す説明図である。
【図3】この考案の一例として円環体の上面に設けられ
た溝部分と羽根の一部を示す拡大図である。
【図4】図3の円環体の溝部分を下面側から見た拡大図
である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】別の実施例の円環体に設けられた溝部分をその
上面側から見た拡大図である。
【図7】図6の円環体の溝部分を下面側から見た拡大図
である。
【符号の説明】
1 ボビン巻線状溶接材ほつれ防止板 2 円環体 3 羽根 21 溝 22 溝 23 突起 26 外縁面 33 欠如部 34 切り溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製の平板状円環体と、その円環体
    の外縁面に放射状に嵌入された短冊状の羽根とからな
    り、円環体の複数箇所には上、下面から交互に、互に側
    壁の一部が接するように設けられた溝により、外縁面か
    ら円環体の中心方向に向う挿入穴が形成されているとと
    もに、その挿入穴には突起も設けられており、一方羽根
    の先端部には円環体に嵌入するとき、前記突起に嵌合す
    る欠如部と、突起の突出量を弾性変形で受入れる長手方
    向に沿った切り溝が形成されていることを特徴とするボ
    ビン巻線状溶接材ほつれ防止板。
JP1991086222U 1991-07-25 1991-07-25 ボビン巻線状溶接材ほつれ防止板 Expired - Fee Related JP2579081Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023536258A (ja) * 2020-08-20 2023-08-24 キスウェル リミテッド 溶接ワイヤーリテーナーリング

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