JPH08128332A - 回転蓄熱式熱交換器の駆動装置 - Google Patents

回転蓄熱式熱交換器の駆動装置

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JPH08128332A
JPH08128332A JP26976894A JP26976894A JPH08128332A JP H08128332 A JPH08128332 A JP H08128332A JP 26976894 A JP26976894 A JP 26976894A JP 26976894 A JP26976894 A JP 26976894A JP H08128332 A JPH08128332 A JP H08128332A
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JP
Japan
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heat exchanger
air
passage
pressurized air
gear
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JP26976894A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ichikawa
浩之 市川
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転蓄熱式熱交換器の駆動機構を軸支する固
体すべり軸受の摩耗の進行を抑制して耐久性を向上させ
る。 【構成】 圧縮機出口流路31及びタービン出口流路に
それぞれ面した所定の位置で回転する蓄熱式の熱交換器
7と、熱交換器7に形成されたリングギア9と、リング
ギア9と歯合するとともに、所定の動力源に駆動される
アイドラギア16と、アイドラギア16と結合されたア
イドラ軸18を軸支するブッシュ15と、ブッシュ15
とアイドラギア16とを圧縮機出口流路31から画成す
る遮蔽板30と、空気ポンプ24からの加圧空気をブッ
シュ15の摺接面に噴射する空気噴射孔20と、ブッシ
ュ15に噴射された加圧空気を燃焼器入口流路32へ排
出する空気排出通路26、27手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンエンジン
等に採用される回転蓄熱式熱交換器の駆動装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジン等においては排気
流路と吸気流路との間で回転する回転蓄熱式熱交換器を
備えたものが知られており、排気流路に面した熱交換器
で燃焼ガスの熱を吸収する一方、熱交換器が回転して吸
気流路に面した位置で吸収した熱を吸気に放出して、排
熱を再生するものである。(実開昭62−114145
号公報参照) このような回転蓄熱式熱交換器の駆動装置は、図4に示
すように、円筒状に形成された回転蓄熱式の熱交換器7
は、図示しない排気流路と圧縮機出口流路31との間で
回転自在に軸支され、熱交換器7の外周にはエラストマ
8を介してリングギア9が形成される。
【0003】リングギア9はハウジング1に固設された
ピニオン軸54で軸支されたピニオンギア13と歯合
し、さらにこのピニオンギア13は図示しない動力源に
よって駆動されるアイドラギア16と歯合し、熱交換器
7はアイドラギア16、ピニオンギア13を介して所定
の減速比で駆動される。なお、ピニオン軸54に軸支さ
れたピニオンローラ10は、リングギア9の外周を転動
してピニオン軸54と熱交換器7の図示しない軸との距
離を所定の値に保持するものである。
【0004】アイドラギア16はアイドラ軸18に結合
され、このアイドラ軸18はブッシュ55、55を介し
てハウジング1に締結されたアイドラギアケース52に
軸支され、ピニオンローラ10、ピニオンギア13はブ
ッシュ11、12を介してピニオン軸54に軸支され
る。
【0005】これら、ブッシュ11、12、55はカー
ボンを主体とする固体すべり軸受で構成され、ブッシュ
11、12はピニオンローラ10、ピニオンギア13の
内周にそれぞれ圧入されて、ブッシュ11、12の内周
でピニオン軸54と摺接する一方、ブッシュ55はアイ
ドラギアケース52に圧入されて、内周でアイドラ軸1
8と摺接し、これらブッシュ11、12、55の固体潤
滑作用によって熱交換器7を円滑に駆動するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回転蓄熱式熱交換器の駆動装置にあっては、
ピニオンローラ10、ピニオンギア13及びアイドラ軸
18を軸支するブッシュ11、12、55は高温の排気
ガス中でも潤滑性を保持可能なカーボンを主体とするた
め、軸との摺接によって発生したカーボンの摩耗粉がこ
れら摺接面に滞留し、この滞留した摩耗粉がブッシュ1
1、12、55の摩耗をさらに進行させるという問題が
あった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、駆動装置の動力伝達機構を軸支する固体す
べり軸受の摩耗の進行を抑制して耐久性の高い回転蓄熱
式熱交換器の駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、高温気体
通路及び低温気体通路にそれぞれ面した所定の位置で回
転自在に支持されて高温気体中の熱を低温気体へ伝達す
る蓄熱式の熱交換器と、前記熱交換器を回転させるよう
に熱交換器のギアと歯合する駆動ギアとを備えた回転蓄
熱式熱交換器の駆動装置において、前記駆動ギアを軸支
する固体すべり軸受と駆動ギアとを熱交換器上流の低温
気体通路から隔成する手段と、前記固体すべり軸受の摺
接面に加圧空気を供給する手段と、前記加圧空気を所定
の外部へ排出する手段とを備える。
【0009】また、第2の発明は、燃焼ガスによって駆
動されるタービンと、タービンによって同期的に駆動さ
れる圧縮機と、圧縮機下流と燃焼器とを連通する吸気流
路と、圧縮機からの加圧空気で燃料を燃焼する燃焼器
と、タービン下流と外部とを連通する排気流路と、前記
吸気流路と排気流路にそれぞれ面した所定の位置で回転
自在に支持されて排気ガス中の熱を吸気へ伝達する蓄熱
式の熱交換器と、前記熱交換器を回転させるように熱交
換器のギアと歯合する駆動ギアとを備えた回転蓄熱式熱
交換器の駆動装置において、前記駆動ギアを軸支する固
体すべり軸受と駆動ギアとを熱交換器上流の吸気通路か
ら画成する手段と、前記固体すべり軸受の摺接面に加圧
空気を供給する手段と、前記加圧空気を所定の外部へ排
出する手段とを備える。
【0010】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記加圧空気供給手段が、圧縮機下流の加圧空気
を導入する。
【0011】また、第4の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記加圧空気供給手段が、圧縮機上流の空気を導
入する。
【0012】また、第5の発明は、前記第2ないし第4
の発明のいずれかひとつにおいて、前記排出手段が、固
体すべり軸受の摺接面へ噴射された加圧空気を熱交換器
の下流、かつ燃焼器の上流へ導く。
【0013】また、第6の発明は、前記第5の発明にお
いて、前記加圧空気供給手段は、熱交換器の上流よりも
圧力の高い加圧空気を供給するポンプを備える。
【0014】また、第7の発明は、前記第1ないし第6
の発明のいずれかひとつにおいて、前記固体すべり軸受
が、カーボンを主体に構成される。
【0015】
【作用】第1の発明は、熱交換器は駆動ギアを介して所
定の動力源によって回転し、高温気体中の熱を低温気体
へ伝達する。駆動ギアを軸支する固体すべり軸受の摺接
面には加圧空気が供給され、固体すべり軸受がカーボン
等の耐熱部材で構成された場合には、固体すべり軸受の
摺接面から摩耗粉が発生するが、この摩耗粉は加圧空気
によって摺接面から除去されるとともに、この摺接面は
加圧空気によって冷却される。駆動ギア及び固体すべり
軸受は熱交換器上流の低温気体通路から画成されるため
摩耗粉が熱交換器へ流入することはなく、熱交換器の目
詰まりを抑制することができ、摩耗粉は加圧空気ととも
に駆動装置から所定の外部へ排出され、摩耗粉が摺接面
に留まることがなくなって固体すべり軸受の摩耗を抑制
することができる。
【0016】また、第2の発明は、圧縮機からの空気は
吸気流路を経て燃焼器に流入し、燃焼器で発生した燃焼
ガスがタービンを駆動した後に、排気流路から外部へ排
出される。熱交換器は駆動ギアを介して所定の動力源に
よって排気流路と吸気流路との間で回転駆動され、排気
中の熱を吸気へ伝達し、この熱交換器の駆動ギアを軸支
する固体すべり軸受の摺接面には加圧空気が供給され
て、固体すべり軸受がカーボン等の部材で構成された場
合には摺接面から摩耗粉が発生するが、加圧空気によっ
てこれら摩耗粉は摺接面から除去される。駆動ギア及び
固体すべり軸受は熱交換器上流の吸気流路から画成され
るため摩耗粉が熱交換器へ流入することはなく、熱交換
器の目詰まりを抑制することができ、摩耗粉は加圧空気
とともに駆動装置から所定の外部へ排出され、駆動ギア
を軸支すると固体すべり軸受に摩耗粉が滞留するのを防
ぐ。
【0017】また、第3の発明は、圧縮機下流からの加
圧空気は加圧空気供給手段を介して固体すべり軸受の摺
接面から噴射され、摺接面の摩耗粉が除去される。
【0018】また、第4の発明は、圧縮機上流からの空
気は加圧空気供給手段で加圧された後に固体すべり軸受
の摺接面から噴射され、摺接面の摩耗粉が除去されると
ともに、固体すべり軸受は冷却される。
【0019】また、第5の発明は、固体すべり軸受から
の摩耗粉を含んだ加圧空気は熱交換器の下流かつ燃焼器
の上流に排出され、摩耗粉は燃焼器で加圧空気と共に燃
焼することができる。
【0020】また、第6の発明は、摺接面から噴射され
る加圧空気は熱交換器の上流より加圧されるため、熱交
換器の圧力損失によって圧力の低下した熱交換器の下流
へ向けて流れ、固体すべり軸受から除去した摩耗粉を熱
交換器の上流に逆流させることなく確実に燃焼器上流へ
導くことができる。
【0021】また、第7の発明は、固体すべり軸受はカ
ーボンを主体に構成されたため、耐熱性を確保して高温
雰囲気中においても駆動ギアを円滑に軸支でき、固体す
べり軸受の摺接面から発生する摩耗粉は燃焼器で容易に
燃やすことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0023】図1はガスタービンエンジンを示し、ター
ビン39と圧縮機36は同軸的に結合されて、圧縮機3
6は入口流路35から吸入した空気を圧送する圧縮機出
口流路31、燃焼器入口流路32と連通し、この圧縮機
出口流路31と燃焼器入口流路32との間には後述の熱
交換器7が介装される。
【0024】燃焼器入口流路32は燃焼器37と連通
し、燃焼ガスはスクロール38を介してタービン39を
駆動した後、タービン出口流路40、熱交換器7を介し
て排気ダクト41から外部へ排出される。なお、圧縮機
出口流路31及び燃焼器入口流路32が低温の空気を導
く吸気流路を構成し、タービン出口流路40及び排気ダ
クト41が高温のガスを排出する排気流路を構成する。
【0025】燃焼器入口流路32とタービン出口流路4
0との間にはほぼ円筒状に形成された熱交換器7が横断
方向に配設され、熱交換器7は燃焼器入口流路32とタ
ービン出口流路40とを画成する隔壁42で軸支され、
燃焼器入口流路32とタービン出口流路40との間で回
転自在に支持される。
【0026】タービン出口流路40からの燃焼ガスは熱
交換器7で吸熱された後に排気ダクト41へ放出される
一方、圧縮機出口流路31からの圧縮空気は熱交換器7
で加熱された後に燃焼器入口流路32へ流入する。
【0027】熱交換器7は中心部の隔壁42側及びハウ
ジング1側と摺接する周縁部にシール6を備え、タービ
ン出口流路40から燃焼器入口流路32または外部への
燃焼ガスの漏れを抑制する。
【0028】熱交換器7の外周には前記従来例と同様に
してエラストマ8を介してリングギア9が形成される。
【0029】リングギア9はハウジング1に固設された
ピニオン軸14に軸支されるピニオンギア13と歯合
し、このピニオンギア13は後述するように図示しない
動力源によって駆動されるアイドラギア16と歯合し、
熱交換器7のリングギア9は、アイドラギア16、ピニ
オンギア13を介して所定の減速比で駆動される。
【0030】これら、ピニオンローラ10、ピニオンギ
ア13、ピニオン軸14はリングギア9と対峙する位置
で、外部に向けて開口形成されたハウジング1の開口部
1Aに収装される。ピニオン軸14は熱交換器7の軸か
ら所定の軸間距離となる位置で開口部1Aに固定され、
一端をハウジング1に嵌合する一方、図中右側の端部
(突出端14A)をハウジング1から突出させるととも
に、この突出端14A側の途中をハウジング1に嵌合す
る。
【0031】また、ピニオンギア13に隣接したピニオ
ン軸14にはピニオンローラ10が軸支され、このピニ
オンローラ10はリングギア9の外周を転動してピニオ
ン軸14と熱交換器7の図示しない軸との距離を所定の
値に保持し、ピニオンギア13が動力の伝達を行う一
方、ピニオンローラ10が軸間距離の位置決めを行う。
【0032】そして、ピニオンローラ10、ピニオンギ
ア13は内周に固設したブッシュ11、12を介してピ
ニオン軸14の外周と摺接して軸支される。
【0033】開口部1Aに面したハウジング1の外周に
はアイドラギア16及びアイドラ軸18を収装するギア
ケース2が固設され、アイドラギア16はギアケース2
で軸支されたアイドラ軸18に結合され、このアイドラ
軸18が前記動力源(例えば、モータ等)に駆動され
る。
【0034】アイドラ軸18はギアケース2の内部に固
設されたブッシュ15、15でアイドラギア16の両側
を軸支される。
【0035】これら、アイドラ軸18、ピニオン軸14
及び熱交換器7の回転軸はそれぞれ平行して配設され
る。
【0036】上記ピニオンローラ10、ピニオンギア1
3及びアイドラ軸18を支持するブッシュ11、12、
15は、カーボン等の耐熱性を備えた固体潤滑材を主体
とする固体すべり軸受で構成され、ブッシュ11、12
はピニオンローラ10、ピニオンギア13の内周にそれ
ぞれ圧入されて、ブッシュ11、12の内周でピニオン
軸14と摺接する一方、ブッシュ15はアイドラギアケ
ース2に固設されて、内周でアイドラ軸18と摺接し、
これらブッシュ11、12、15の固体潤滑作用によっ
てアイドラ軸18、ピニオンギア13及びピニオンロー
ラ10を円滑に駆動するものである。
【0037】ここで、ピニオンローラ10、ピニオンギ
ア13を軸支するピニオン軸14には、摺接するブッシ
ュ11、12からの摩耗粉を除去、移送するための空気
噴射孔29A、29Bが直径方向に貫通形成され、それ
ぞれブッシュ11、12に対峙する所定の位置でピニオ
ン軸14の外周に開口する。
【0038】そして、ピニオン軸14の内部には突出端
14Aから軸方向に所定の位置まで空気通路28が形成
されて、空気通路28はこれら空気噴射孔29A、29
Bと連通し、突出端14Aで開口する空気通路28は加
圧空気を供給する手段としての空気ポンプ24と空気通
路23を介して連通する。
【0039】空気ポンプ24は、圧縮機出口流路31に
面してハウジング1に開口した空気導入口34から空気
導入通路25を介して連通し、圧縮機36からの圧縮空
気をピニオン軸14へ圧送するもので、空気ポンプ24
は吸入した空気を所定の圧力、例えば、熱交換器7の上
流側の圧力を越える所定値に加圧する。
【0040】さらに、アイドラ軸18を支持するブッシ
ュ15、15にも上記と同様にして半径方向へ空気噴射
孔20がそれぞれ貫通形成され、ブッシュ15の外周か
らアイドラ軸18と摺接する内周へ向かう空気通路が形
成される。
【0041】そして、空気噴射孔20が開口するブッシ
ュ15の外周に沿ったギアケース2の内周には、環状の
U字溝19、19が所定の深さに形成され、これらU字
溝19は空気導入通路21、21を介してギアケース2
の外部と連通し、空気導入通路21、21は空気導入通
路22を介して空気ポンプ24から圧縮空気の供給を受
けて、空気噴射孔20からはブッシュ15がアイドラ軸
18と摺接する面へ向けて圧縮空気が噴射される。
【0042】こうして、空気ポンプ24から圧送された
加圧空気によってハウジング1の開口部1A及びギアケ
ース2の内圧は高圧となるため、次のように気密を保持
する。
【0043】圧縮機出口流路31に面した開口部1Aに
はピニオンローラ10、ピニオンギア13の所定の外周
のみを挿通する貫通孔を備えた画成手段としての遮蔽板
30が圧縮機出口流路31の内周に固設され、ピニオン
軸14を収装した開口部1Aの内部と圧縮機出口流路3
1とを画成する。
【0044】一方、ギアケース2の図中右側の端部には
カバー3が固設されて封止される一方、アイドラ軸18
が突出する他端にはリップシール5を介してカバー4が
固設されてギアケース2の内部は外部から画成され、相
互に連通する開口部1A及びギアケース2は外部から画
成されて気密を保持する。
【0045】そして、ギアケース2には加圧空気を排出
するための排出口33が所定の位置に開口し、排出口3
3は空気排出通路26、27を介して熱交換器7の下
流、かつ燃焼器37の上流の燃焼器入口流路32に連通
する。ここで、空気排出通路27はハウジング1に形成
される一方、空気排出通路26はハウジング1の外部と
ギアケース2を接続する管路である。
【0046】なお、遮蔽板30は開口部1Aを完全に圧
縮機出口流路31から画成するものではなく、回転する
ピニオンギア13、ピニオンローラ10と遮蔽板30の
貫通孔との間には所定の間隙が形成され、この間隙の総
面積は、例えば、排出口33の開口面積の1/5以下に
設定される。
【0047】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0048】圧縮機入口流路35から導入された空気は
圧縮機36で加圧された後、圧縮機出口流路31、熱交
換器7、燃焼器入口流路32を経て燃焼器37へ流入
し、燃焼ガスはタービン39を駆動した後、タービン出
口流路40、熱交換器7、排気ダクト41を経て外周へ
排出される。
【0049】熱交換器7は、図示しない動力源によって
駆動されるアイドラギア16、ピニオンギア13、リン
グギア9を介して駆動され、タービン出口流路40と燃
焼器入口流路32との間で回転し、タービン出口流路4
0に面した位置で燃焼ガス中の熱を吸収した後、燃焼器
入口流路32に面した位置へ回転すると吸収した熱を圧
縮された吸気へ放出し、圧縮機出口流路31からの吸気
は熱交換器7を通過することによって加熱され、燃焼器
入口流路32を介して燃焼器37へ流入し、ガスタービ
ンエンジンの熱効率を向上させる。
【0050】熱交換器7を駆動するアイドラ軸18はブ
ッシュ15に摺接し、同じくピニオンギア13はブッシ
ュ12を介してピニオン軸14と、リングギア9に従動
するピニオンローラ10はブッシュ11を介してピニオ
ン軸14とそれぞれ摺接し、カーボンを主体とするこれ
らブッシュの固体潤滑作用によって円滑に回転して熱交
換器7を効率良く駆動することができる。
【0051】ブッシュ11、12、15はピニオン軸1
4及びアイドラ軸18と摺接することで、摺接面が徐々
に摩耗して、カーボンの摩耗粉が発生する。
【0052】ここで、圧縮機出口流路31からの加圧空
気が空気ポンプ24から圧送され、空気通路23、28
を介してピニオン軸14の内部に形成した空気噴射孔2
9A、29Bからブッシュ11、12に向けてそれぞれ
噴射され、この噴射された加圧空気によってブッシュ1
1、12とピニオン軸14との間から摩耗粉は除去さ
れ、加圧空気とともに摩耗粉はハウジング1の開口部1
A内へ移送される。
【0053】ここで、開口部1Aは遮蔽板30によって
圧縮機出口流路31から画成され、この開口部1Aと連
通するギアケース2も外部から画成されているため、ピ
ニオン軸14から噴射された加圧空気は摩耗粉と共にギ
アケース2に開口した排出口33から排出手段としての
空気排出通路26、27を介して燃焼器入口流路32へ
排出され、燃焼器入口流路32へ排出された摩耗粉は燃
焼器37で燃料と共に燃焼する。
【0054】開口部1Aは遮蔽板30で圧縮機出口流路
31から画成されるため、ブッシュ11、12からの摩
耗粉は圧縮機出口流路31への流入が抑制され、すなわ
ち、熱交換器7への流入を阻止することが可能となっ
て、熱交換器7の目詰まりを防止することができるので
ある。
【0055】ここで、遮蔽板30とピニオンギア13、
ピニオンローラ10との間隙から圧縮機出口流路31へ
ピニオン軸14から噴射された空気ポンプ24からの加
圧空気の一部が漏れる。
【0056】そこで、空気ポンプ24からピニオン軸1
4、アイドラ軸18へ供給する空気の圧力を圧縮機出口
流路31の圧力に対して50〜100KPa加圧するこ
とによって、開口部1A及びギアケース2内の加圧空気
は熱交換器7の圧力損失によって圧縮機出口流路31よ
り圧力の低下した燃焼器入口流路32へ向かって流れ、
遮蔽板30の上記間隙から圧縮機出口流路31へ漏れる
加圧空気の量は極めて少ないものとなる。
【0057】一方、空気ポンプ24からの加圧空気は、
空気通路22、空気導入孔21、U字溝19を介してブ
ッシュ15の空気噴射孔20からアイドラ軸18との摺
接面へ向けても噴射され、上記と同様にしてブッシュ1
5の摺接面から発生する摩耗粉をアイドラ軸18とブッ
シュ15との間から除去するとともに、ギアケース2の
排出口33から上記と同様に燃焼器入口流路32へ排出
され、燃焼器37で燃料と共に燃焼するのである。
【0058】カーボン等の固体潤滑材を主体とするブッ
シュ11、12、15は常時空気ポンプ24からの加圧
空気によって摩耗粉を除去することができ、さらに除去
された摩耗粉を熱交換器7を介さずに燃焼器37へ移送
して、燃料と共に燃焼させることができ、熱交換器7の
目詰まりを防止するとともに外部へ排出することなく円
滑に処理することが可能となって、前記従来例のように
軸とブッシュの間に滞留した摩耗粉がブッシュの摩耗を
助長することがなくなって、耐熱性を備えたカーボンを
主体とする固体すべり軸受によって機械効率を確保しな
がら熱交換器7の駆動装置の耐久性及び信頼性を向上す
ることができ、保守期間も前記従来例に比して延長する
ことが可能となって、ランニンングコストの低減を推進
することができるのであり、また、空気ポンプ24は圧
縮機36の下流の圧縮機出口流路31からの空気を導入
するため、容量を小型化して装置全体の小型化を推進す
ることができる。
【0059】なお、上記実施例において、ブッシュ1
1、12をピニオンローラ10、ピニオンギア13の内
周に固設し、ピニオン軸14と摺接するようにしたが、
ピニオン軸14にこれらブッシュ11、12を結合し
て、ブッシュ11、12の外周でピニオンローラ10、
ピニオンギア13と摺接させてもよく、この場合、図示
はしないがブッシュ15と同様にして内周と外周を連通
する空気噴射孔を形成すれば良い。
【0060】図3は他の実施例を示し、前記第1実施例
において圧縮機36の下流に接続した空気導入通路25
を圧縮機36の上流の圧縮機入口流路35に接続したも
ので、その他の構成は前記第1実施例と同様である。
【0061】圧縮機入口流路35からの空気は圧縮機出
口流路31の空気に比して温度が低く、空気ポンプ24
を介してブッシュ11、12、15へ噴射する空気の温
度を下げることができ、温度の低い加圧空気によって、
これらブッシュの摺接面を冷却することができる。
【0062】カーボンを主体とするこれらブッシュ1
1、12、15は、冷却によって摩擦係数が低下するた
め、摺動抵抗を低減して駆動装置の機械効率を向上する
とともに、これらブッシュの摩耗を低減して耐久性をさ
らに向上させることができるのである。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、高
温気体通路及び低温気体通路にそれぞれ面した所定の位
置で回転自在に支持されて高温気体中の熱を低温気体へ
伝達する蓄熱式の熱交換器と、前記熱交換器を回転させ
るように熱交換器のギアと歯合する駆動ギアとを備えた
回転蓄熱式熱交換器の駆動装置において、前記駆動ギア
を軸支する固体すべり軸受と駆動ギアとを熱交換器上流
の低温気体通路から隔成する手段と、前記固体すべり軸
受の摺接面に加圧空気を供給する手段と、前記加圧空気
を所定の外部へ排出する手段とを備え、耐熱性を確保す
るために固体すべり軸受をカーボン等の耐熱部材で構成
した場合には、固体すべり軸受の摺接面から摩耗粉が発
生するが、この摩耗粉を加圧空気によって摺接面から除
去することができ、固体すべり軸受及び駆動ギアを熱交
換器上流の低温気体通路から画成したため、摩耗粉が熱
交換器へ流入することがなくなって目詰まりを抑制して
円滑に摩耗粉を除去することができ、前記従来例のよう
な摩耗粉の滞留を防いで固体すべり軸受の摩耗の進行を
抑制することが可能となって、耐久性を向上させること
ができる。
【0064】また、第2の発明は、燃焼ガスによって駆
動されるタービンと、タービンによって同期的に駆動さ
れる圧縮機と、圧縮機下流と燃焼器とを連通する吸気流
路と、圧縮機からの加圧空気で燃料を燃焼する燃焼器
と、タービン下流と外部とを連通する排気流路と、前記
吸気流路と排気流路にそれぞれ面した所定の位置で回転
自在に支持されて排気ガス中の熱を吸気へ伝達する蓄熱
式の熱交換器と、前記熱交換器を回転させるように熱交
換器のギアと歯合する駆動ギアとを備えた回転蓄熱式熱
交換器の駆動装置において、前記駆動ギアを軸支する固
体すべり軸受と駆動ギアとを熱交換器上流の吸気通路か
ら画成する手段と、前記固体すべり軸受の摺接面に加圧
空気を供給する手段と、前記加圧空気を所定の外部へ排
出する手段とを備え、耐熱性を確保するために固体すべ
り軸受をカーボン等の耐熱部材で構成した場合には、固
体すべり軸受の摺接面から摩耗粉が発生するが、この摩
耗粉を加圧空気によって摺接面から除去することがで
き、固体すべり軸受及び駆動ギアを熱交換器上流の吸気
流路から画成したため、摩耗粉が熱交換器へ流入するの
を防いで目詰まりを抑制して円滑に摩耗粉を除去するこ
とができ、前記従来例のような摩耗粉の滞留を防いで固
体すべり軸受の摩耗の進行を抑制することが可能となっ
て、耐久性を向上させることができる。
【0065】また、第3の発明は、前記加圧空気供給手
段が、圧縮機下流の加圧空気を導入し、圧縮機からの加
圧空気によって固体すべり軸受の摩耗粉を除去すること
ができ、加圧空気供給手段を構成するポンプの容量を小
型化して装置全体の小型化を推進することができる。
【0066】また、第4の発明は、前記加圧空気供給手
段が、圧縮機上流の空気を導入し、圧縮機上流の低温の
空気を加圧してから固体すべり軸受の摺接面へ噴射する
ことで、摩耗粉を除去しながら固体すべり軸受の摺接面
を冷却することができ、冷却によって固体すべり軸受の
摩擦係数を低減して機械効率を上げるとともに、摩耗を
さらに抑制して耐久性を向上させることができる。
【0067】また、第5の発明は、前記排出手段が、固
体すべり軸受の摺接面へ噴射された加圧空気を熱交換器
の下流、かつ燃焼器の上流へ導き、固体すべり軸受から
の摩耗粉を含んだ加圧空気は熱交換器へ逆流することな
く燃焼器へ流入し、熱交換器の目詰まりを防ぐととも
に、摩耗粉は燃焼器で加圧空気と共に燃焼して円滑に外
部へ排出することができる。
【0068】また、第6の発明は、前記加圧空気供給手
段は、熱交換器の上流よりも圧力の高い加圧空気を供給
するポンプを備え、固体すべり軸受から噴射される空気
は熱交換器の上流より加圧されるため、熱交換器の圧力
損失によって圧力の低下した熱交換器の下流へ向けて流
れ、固体すべり軸受から除去した摩耗粉を熱交換器の上
流に逆流させることなく確実に燃焼器上流へ導くことが
でき、さらに画成手段から熱交換器上流へ漏れる空気量
を低減することが可能となって、熱交換器の目詰まりを
抑制して耐久性を確保することができる。
【0069】また、第7の発明は、前記固体すべり軸受
が、カーボンを主体に構成されたため、耐熱性を備えて
高温の雰囲気下においても円滑に駆動ギアを軸支して効
率良く熱交換器を駆動することができ、また、固体すべ
り軸受からの摩耗粉は容易に燃焼することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すガスタービンエンジンの
概略図である。
【図2】同じく熱交換器の駆動部を示す断面図である。
【図3】他の実施例を示す熱交換器の駆動部の断面図で
ある。
【図4】従来の熱交換器の駆動部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1A 開口部 2 ギアケース 7 熱交換器 9 リングギア 12 ブッシュ 13 ピニオンギア 14 ピニオン軸 15 ブッシュ 16 アイドラギア 18 アイドラ軸 20 空気噴射孔 22、23 空気通路 24 空気ポンプ 25 空気導入通路 26、27 空気排出通路 29A、29B 空気噴射孔 30 遮蔽板 31 圧縮機出口流路 32 燃焼器入口流路 35 圧縮機入口流路 36 圧縮機 37 燃焼器 39 タービン 40 タービン出口流路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温気体通路及び低温気体通路にそれぞ
    れ面した所定の位置で回転自在に支持されて高温気体中
    の熱を低温気体へ伝達する蓄熱式の熱交換器と、前記熱
    交換器を回転させるように熱交換器のギアと歯合する駆
    動ギアとを備えた回転蓄熱式熱交換器の駆動装置におい
    て、前記駆動ギアを軸支する固体すべり軸受と駆動ギア
    とを熱交換器上流の低温気体通路から隔成する手段と、
    前記固体すべり軸受の摺接面に加圧空気を供給する手段
    と、前記加圧空気を所定の外部へ排出する手段とを備え
    たことを特徴とする回転蓄熱式熱交換器の駆動装置。
  2. 【請求項2】 燃焼ガスによって駆動されるタービン
    と、タービンによって同期的に駆動される圧縮機と、圧
    縮機下流と燃焼器とを連通する吸気流路と、圧縮機から
    の加圧空気で燃料を燃焼する燃焼器と、タービン下流と
    外部とを連通する排気流路と、前記吸気流路と排気流路
    にそれぞれ面した所定の位置で回転自在に支持されて排
    気ガス中の熱を吸気へ伝達する蓄熱式の熱交換器と、前
    記熱交換器を回転させるように熱交換器のギアと歯合す
    る駆動ギアとを備えた回転蓄熱式熱交換器の駆動装置に
    おいて、前記駆動ギアを軸支する固体すべり軸受と駆動
    ギアとを熱交換器上流の吸気通路から画成する手段と、
    前記固体すべり軸受の摺接面に加圧空気を供給する手段
    と、前記加圧空気を所定の外部へ排出する手段とを備え
    たことを特徴とする回転蓄熱式熱交換器の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧空気供給手段が、圧縮機下流の
    加圧空気を導入することを特徴とする請求項2に記載の
    回転蓄熱式熱交換器の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記加圧空気供給手段が、圧縮機上流の
    空気を導入することを特徴とする請求項2に記載の回転
    蓄熱式熱交換器の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記排出手段が、固体すべり軸受の摺接
    面へ噴射された加圧空気を熱交換器の下流、かつ燃焼器
    の上流へ導くことを特徴とする請求項2ないし請求項4
    のいずれかひとつに記載の回転蓄熱式熱交換器の駆動装
    置。
  6. 【請求項6】 前記加圧空気供給手段は、熱交換器の上
    流よりも圧力の高い加圧空気を供給するポンプを備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の回転蓄熱式熱交換器
    の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記固体すべり軸受が、カーボンを主体
    に構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6
    のいずれかひとつに記載の回転蓄熱式熱交換器の駆動装
    置。
JP26976894A 1994-11-02 1994-11-02 回転蓄熱式熱交換器の駆動装置 Pending JPH08128332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084804A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Ltd すべり軸受装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010084804A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Hitachi Ltd すべり軸受装置

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