JPH08128355A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

車両用電子制御装置

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JPH08128355A
JPH08128355A JP26986894A JP26986894A JPH08128355A JP H08128355 A JPH08128355 A JP H08128355A JP 26986894 A JP26986894 A JP 26986894A JP 26986894 A JP26986894 A JP 26986894A JP H08128355 A JPH08128355 A JP H08128355A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御装置の経時変化等によるデータ消失
の対策を行うことによって制御装置全体としての信頼性
を高める。 【構成】 車両毎の個別データであるPROMデータが
正常であるか否かの判定を行う。もし、PROMデータ
に異常があってその復元が不可能なときにはステップ2
50に進んで車両が停止状態若しくは始動状態であるか
否かを判定する。ここで、車両が停止状態若しくは始動
状態である場合に、ステップ260に進んで正しいデー
タの送信を外部制御装置5に要求し、受信したデータを
PROM14に書き込む処理を実行する。従って、PR
OM14に記憶している個別データが経時変化等で消失
した場合には、外部制御装置5より正しいデータを取得
し、再書き込みにより個別データを復旧させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワートレイン系を初
めとする車両用電子制御装置であって、オプョン機能、
制御バリエーションの多い制御システムにおいて、その
バリエーショに対応するための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用電子制御装置は、搭載され
る車両、エンジン、仕向地毎に設定されたアクチュエー
タ特性、オプション等が異なるため、それらの違いに対
応して個別に制御プログラムを作成する方法が取られ、
僅かに異なるだけの多数の品番の電子制御装置を管理す
る必要があった。このような問題を解決するために、い
くつかの方法が提案されている。例えば特開平4ー92
734号公報にあるように、プログラムROMに複数種
類の仕様のプログラムを記述しておき、仕様に合わせて
必要なプログラムを外部から選択する方法がある。しか
しこの方法では既存のプログラムを統一することはでき
るが、新しい仕様には対応できない。また多数の仕様を
総て記憶しておくためには、大容量の不揮発メモリが必
要となり、相当なコストの上昇を招くという問題点があ
る。
【0003】また、特開平4ー36048号公報には、
制御プログラムを含む共通仕様データを記憶させておく
第1メモリと、車両毎に異なる個別データを記憶させて
おく第2のメモリとを備え、第2のメモリをワンタイム
プログラム対応のROMで構成すると共に、製品出荷時
に車両毎の個別データを第2のメモリに書き込む事によ
ってバリエーションを吸収しようとする方法が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において開示された、ワンタイムプログラム対応
のROMに関連する問題点としては、例えばヒューズ溶
断型や接合破壊型のものでは、通常のマイクロコンピュ
ータチップの製造プロセスとは異なる製造プロセスで作
られるため、チップコストが上昇することが挙げられ、
紫外線消去形式などのフローティングゲート型のもの
は、自動車のような温度サイクルの厳しい環境下では、
データの消失の可能性があることなどが挙げられ、バリ
エーションの吸収以外の点で現状の電子制御装置と同等
の信頼性を得ることは困難である。
【0005】そこで本発明は上記問題点に鑑み、経時変
化等によるデータ消失の対策を行うことによって制御装
置全体としての信頼性を高めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1記載の発明は、電気的にデータの書
き込み不能に構成され、制御プログラムを含む共通仕様
データを記憶した第1のメモリと、電源オフ時にもデー
タを保持し、かつデータを書き換え可能に構成され、車
両毎に異なる個別データを記憶した第2のメモリと、こ
の第2のメモリとシリアルにデータを通信する通信手段
を介して接続され、上記第2のメモリに記憶させた上記
個別データと同じ個別データを記憶した外部制御装置
と、この外部制御装置に記憶された上記個別データを上
記第2のメモリへ繰り返し書き込むデータ書き込み制御
手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の車両用電子制御装置において、更に、予め定められ
た個別データに基づいてバックアップ制御を行うバック
アップ制御手段を備え、上記外部制御装置と上記第2の
メモリとの間の上記通信が不能のとき、上記バックアッ
プ制御手段の上記個別データに基づきバックアップ制御
することを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、電気的
にデータの書き込み不能に構成され、制御プログラムを
含む共通仕様データを記憶した第1のメモリと、電源オ
フ時にもデータを保持し、かつデータを書き換え可能に
構成され、車両毎に異なる個別データを記憶した第2の
メモリと、この第2のメモリとシリアルにデータを通信
する通信手段を介して接続され、上記第2のメモリに記
憶させた上記個別データと同じ個別データを記憶した外
部制御装置と、上記第2のメモリ内の上記個別データが
失われたときに、予め定められたデータに基づいてバッ
クアップ制御を行うバックアップ制御手段と、上記車両
の停止時若しくは始動時に、上記通信手段を介して、上
記外部制御装置に記憶された上記個別データを第2のメ
モリへ入力して、上記第2のメモリ内の個別データを復
元するデータ復元制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用および発明の効果】上記構成を有する請求項1記
載の発明によれば、第1のメモリが制御プログラムを含
む共通仕様データを記憶しており、第2のメモリが車両
毎に異なる個別データを記憶している。そして、データ
書き込み制御手段は、通信手段を介して、第2のメモリ
に記憶された個別データと同じデータを外部制御装置か
ら繰り返し入力し書き込むよう制御する。
【0010】この結果、ワンタイムプログラム対応のR
OMの問題点であるデータ消失を未然に防止することが
でき、制御装置全体としての信頼性を高めることが可能
となる。また、請求項2記載の発明によれば、請求項1
記載の発明において、更にバックアップ制御手段を備え
ることにより、外部制御手段と第2のメモリとの間の通
信が不能のとき、予め定められた個別データに基づき電
子制御装置のバックアップ制御を行う。
【0011】その結果、外部制御装置と第2のメモリと
の間の通信が不能な場合においても、データ消失に伴う
制御特性の悪化を防止することができ、制御装置全体と
しての信頼性を高めることが可能となる。また、請求項
3記載の発明によれば、第2のメモリ内の個別データが
消失した場合に、バックアップ制御手段により制御を行
い、かつ車両が停止時若しくは始動時に、通信手段を介
して、車両毎の個別データを記憶している外部制御装置
からデータを入力して、第2のメモリ内に個別データを
書き込むよう制御する。
【0012】この結果、データ消失時にバックアップ制
御を行うことにより、データ消失に伴う制御特性の悪化
を防ぐことができる。さらに車両の停止時若しくは始動
時にデータの書き込みを行うことにより、車両が走行中
にデータ書き込みを行う場合に生じる制御特性の変化に
よる車両挙動の急変を避けることができ、制御装置全体
としての信頼性を高めることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。 〔第1実施例〕図1に本発明における第1実施例の車両
用電子制御装置の構成を示す。本電子制御装置1は、制
御演算を行うCPU11、基本部分のプログラムを内蔵
する不揮発メモリであるROM12、演算結果などを一
時的に格納するRAM13、制御パラメータやオプショ
ン情報といったバリエーションの要因となる車両毎に異
なる個別データを記憶する、外部から書き込み可能な不
揮発メモリであるPROM14、センサやアクチュエー
タなどの装置3と接続される入出力(I/O)装置1
5、これらの各装置間を接続する内部バス16、および
CPU11の指示によりPROM14へデータの書き込
みを実行する書き込み装置17から構成される。なお、
上記ROM12が本発明の第1のメモリに該当し、PR
OM14が本発明の第2のメモリに該当する。
【0014】また本電子制御装置1は、シリアル通信手
段4により、外部制御装置5と接続されている。ここで
電子制御装置1は、センサ信号を物理データに変換した
り、アクチュエータを目標の状態にフィードバック制御
したりするなどの、比較的単純な制御処理機能を有する
ものであるのに対し、外部制御装置5は、複数の電子制
御装置1の情報に基づく状態判定、制御目標値演算とい
った高度な処理を実行するもので、いわばマスタコンピ
ュータの役目を果たす上位制御装置に該当するものであ
る。
【0015】図2に本車両用電子制御装置を、自動車の
エンジン制御を中心としたパワートレイン制御系に適用
した場合の構成例を示す。このシステム構成では、自動
車のエンジンルームに制御アクチュエータが搭載されて
いるパワートレイン系制御システムを高速LAN(Loca
l Area Network)20で結んだものであり、従来は一体
的に構成されていたパワートレイン制御装置を制御機能
毎に分割した分散型制御システムとして構成されてい
る。
【0016】(図示しない)エンジン上またはエンジン
ルーム内に、噴射制御装置22、点火制御装置23、I
/O制御装置24、ミッション制御装置25、スロット
ル制御装置26及び、車室内に搭載するパワートレイン
制御装置21が高速LAN20で接続されている。すな
わち、各制御装置22〜26がそれぞれ図1の電子制御
装置1に相当し、パワートレイン制御装置21が外部制
御装置5に相当する。またシリアル通信手段4として、
ここではLAN20を用いている。
【0017】各制御装置22〜26には、制御対象とな
るアクチュエータや個別に入力されるセンサ類が接続さ
れている。また高速のパルス信号で、エンジン制御の同
期信号であるクランク角信号は専用線27によりパワー
トレイン制御装置21、噴射制御装置22、点火制御装
置23、I/O制御装置24に分配されている。次に図
1の構成において、電子制御装置1の作動について図3
のフローチャートを基に説明する。
【0018】電子制御装置1のROM12には、基本的
な制御プログラムが搭載されており、電源が投入される
と、このプログラムを実行し、通信による車両個別情報
の入力、PROMへのデータの書き込み、本来の制御処
理などを実行する。プログラムが起動すると、まずステ
ップ100の初期設定を実行する。ここでは、RAM1
3の初期化やI/O装置15の初期設定が行われ、さら
に外部制御装置5との通信のための設定を行い、通信が
可能な状態になった事を示すフラグを外部制御装置5に
向けて送信する。
【0019】次にステップ110に進んで、外部制御装
置5との通信が正常に行えるか否かの判定をする。この
判定処理は、例えば自分が起動してから1sec以内
に、外部制御装置5から通信可能フラグを受信したか否
かで行う。通信が正常であると判定されたときにはステ
ップ120に進んで、オプション情報などの個別制御情
報を通信によりPROM14に入力する。
【0020】その後ステップ130に進んで、この電子
制御装置1が行うべき本来の制御処理を実行する。また
ステップ110において、通信が正常に行えないと判定
されたときには、電子制御装置1は通信に頼らない自律
制御モードであるステップ140に移行する。この自律
制御モードでは、電子制御装置1の駆動出力をOFF側
に出力し続け、不確実な制御を禁止すると共にユーザに
異常を知らせるものである。なお、自律制御モードが本
発明のバックアップ制御手段に該当し、電子制御装置1
が図2の噴射制御装置22、点火制御装置23のよう
に、いかなる時も動作が必要な装置の場合には、予め
(ROM12)に記憶されている固定値のバックアップ
データに基づき噴射、点火を実行する。
【0021】以上のようなステップ110〜140まで
の全体処理は、0.1〜10sec程度の間隔の比較的
ゆっくりした周期で繰り返し実行される。一方ステップ
130、140の処理は、数msec〜100msec
の周期あるいは、エンジン回転信号周期などの比較的速
い周期で実行される。以上のように構成された電子制御
装置によれば、車両毎に異なる個別データを記憶してい
るPROM14内に、パワートレイン制御装置からデー
タを繰り返し書き込むことにより、データの消失を未然
に防止することができる。さらに、いかなる時も動作が
必要な制御装置の場合には、予め記憶されている固定値
のバックアップデータに基づき噴射、点火のバックアッ
プ制御を行うため、エンジンの最低限の作動を確保する
ことが可能となり、信頼性の確保をすることが可能とな
る。 〔第2実施例〕次に、本発明における第2実施例の車両
用電子制御装置について以下説明する。
【0022】本第2実施例の構成は、上述した第1実施
例と同様であり説明は省略する。次に図1の構成におい
て、電子制御装置1の作動について図4のフローチャー
トを基に説明する。上述したように、電子制御装置1の
ROM12には、基本的な制御プログラムが搭載されて
おり、電源が投入されると、このプログラムを実行し、
通信よる車両個別情報の入力、PROM14へのデータ
の書き込み、本来の制御処理などを実行する。
【0023】プログラムが起動すると、まずステップ2
00の初期設定を実行する。ここでは、RAM13の初
期化やI/O装置15の初期設定が行われ、さらに外部
制御装置5との通信のための設定を行い、通信が可能な
状態になった事を示すフラグを外部制御手段5に向けて
送信する。次にステップ210に進んで、外部制御装置
5との通信が正常に行えるか否かの判定をする。この判
定処理は、例えば自分が起動してから1sec以内に、
外部制御装置5から通信可能フラグを受信したか否かで
行う。通信が正常であると判定されたときにはステップ
220に進んで、PROM14が初期状態であるか否か
の判定をする。初期状態と判定されたときには、更にス
テップ230に進んでオプション情報などの個別制御情
報を通信によりPROM14に入力する。
【0024】一方、ステップ240でPROM14が初
期状態ではないと判断されたときには、ステップ230
の処理は実行しない。次にステップ240に進んで、P
ROMデータが正常であるか否かの判定を行う。もし、
PROMデータに異常があってその復元が不可能なとき
には、ステップ250に進み、車両が停止状態若しくは
始動状態であるか否かの判定を行う。
【0025】その後、車両が停止状態若しくは始動状態
であると判断された場合には、ステップ260に進んで
正しいデータの送信を外部制御装置5に要求し、受信し
たデータをPROM14に再書き込みを実行し、その後
ステップ270にて本来の制御処理を実行する。ステッ
プ250にて車両が停止状態若しくは始動状態でないと
判定された場合、ステップ280へ進み自律動作モード
にて制御を実行する。
【0026】以上のようなステップ210〜260まで
の全体処理は、0.1〜10sec程度の間隔の比較的
ゆっくりした周期で繰り返し実行される。一方ステップ
270、280の処理は、数msec〜100msec
の周期あるいは、エンジン回転信号周期などの比較的速
い周期で実行される。ここで車両の停止状態の判定は、
通信により車速信号を受信し、それに基づいて行っても
良いし、他の装置より車両が停止状態であることを示す
コードを受信するようにしても良い。また、車両の始動
状態の判定は、車両のスタータ信号がONであること
や、電子制御装置の始動時からの経過時間をみるように
しても良い。
【0027】次に、車両に関わる個別情報を入手する手
順(ステップ230)について、図5のフローチャート
に基づいて説明する。先ずステップ310において、自
分が何の制御装置であるのかを外部制御手段5に知らせ
るためにノード識別コードを送信する。このノード識別
コードは、例えば電子制御装置1毎に固有に設定される
製造品番等を用いる。
【0028】次に、一般には個別情報が複数のデータの
集まりとなっているため、その全てのデータを送信する
事を要求するフラグを外部制御手段5に送信する(ステ
ップ320)。その後、所定の時間(例えば10mse
c)経過の後、ステップ330においてデータを受信で
きたか否かを受信フラグなどでチェックする。ステップ
330で否定判断、すなわちデータの受信が行われてい
ないと判断されたときには、一時的に通信路に障害が発
生したものとみなして、ステップ310に戻って再度送
信要求を繰り返す。一方、ステップ330で肯定判断、
すなわちデータの受信ができた場合には、ステップ34
0に進んで、受信したデータが正常なものか否かの判定
をチェックコードなどによって行う。
【0029】このステップ340での判定は、通信路の
障害ではなく、外部制御装置5が生成したデータ列その
ものに異常があるか否かの判定である。そして、ステッ
プ340で否定判断された場合、ステップ440に進ん
でデータが異常である事を示すフラグを外部制御装置5
に送信すると共に、ステップ310に戻って再度送信を
要求する。一方、ステップ340で肯定判断、すなわち
受信データが正常であると判定された場合には、ステッ
プ350に進んで、PROM14への書き込みデータの
生成を行う。すなわち受信データをその内容毎にPRO
Mアドレス順への並び換え、消失異常判定用データの作
成など行う。
【0030】さらに続くステップ360でPROM14
の異常を検出するための書き込み回数カウンタCを
「0」にセットし、ステップ370で書き込み操作を実
行する。これは電子制御装置1内のI/O装置15を通
して、書き込み装置17を駆動して行われる。書き込み
終了後、書き込んだデータと書き込むデータとの比較を
行い、正しいデータが書き込まれたか否かを判定する
(ステップ380)。
【0031】ステップ380で肯定判断、すなわち書き
込まれたデータが正しければ本ルーチン(つまりステッ
プ230の処理)を終了する。しかし、正しくないと判
定されたときには、ステップ390に進んで、まず書き
込み回数カウンタCをインクリメントし、そのカウンタ
値Cが所定の値n(例えば5)以上であるか否かを判定
する。
【0032】ステップ400で否定判断、すなわちカウ
ント値Cが所定値nに達していなければ、ステップ41
0に進んでPROM14の内容を電気的に消去し、ステ
ップ370に戻る。一方、ステップ400で肯定判断、
すなわち所定値n回以上の書き込みを繰り返しても正常
なデータが書き込まれない場合には、PROM14その
ものに異常があるものと判断し、ステップ420に進ん
で、PROM異常フラグを外部制御装置5に送信し、電
子制御装置1自身は、自律動作モード(図4のステップ
280)に移行するためのフラグをセットして(ステッ
プ430)、本ルーチンを終了する。
【0033】なお、PROMデータに異常が生じたとき
に図4のステップ240において実行する再書き込み処
理は、図5のステップ320において特定のデータのみ
を送信要求する点が異なるのみで、それ以外の処理は共
通にできる。さらに、ステップ240のPROMデータ
の正常判定について説明する。ここには、多数決判定や
ミラーチェックの方法が用いられる。前者の多数決判定
は、同一のデータをPROM14内の3箇所に記憶して
おき、それらを相互に比較して2つ以上の一致が得られ
たデータを正しいものとみなす方法である。この方法で
は、一箇所のデータ異常が発生したときは残りの2箇所
のデータに書き換える事により、復元が可能である。こ
のとき、一般的にはPROM14への書き込みには時間
が掛かるので、制御を中断しないためには、PROMデ
ータを一時的にRAM13に転送してそのデータで制御
を継続しながら、並行してPROM14への書き込みを
実行すれば良い。しかしこの方法であっても、同時に2
箇所以上でデータに異常が発生すれば、復元することは
できない。
【0034】一方、後者のミラーチェックは、あるデー
タとそのビットの0,1を反転したミラーデータとを記
憶しておき、その二つのデータの排他的論理和をとった
ときに、全てのビットで論理1が得られるか否かで判定
する方法で、PROM14の使用量が少なくなる代わり
にデータの自己復元はできない。以上のような構成、処
理手続きにより、電子制御装置1はバリエーション要因
毎に個別に設計する必要がなく、共通使用する事が可能
となり、又バリエーションの吸収も高い信頼性を持って
実現できる。
【0035】なお本構成では、外部制御装置5としてマ
スタコンピュータのような上位制御装置を想定し、その
中に車両個別の制御パラメータ、オプション情報等を集
中して管理記憶させておく構成とした。しかしバリエー
ションパラメータの消失が車両にとって致命的でなく、
自律動作機能などによってサービス工場までの移動が可
能な場合には、データの書き込みのための処理は、専用
書き込みツールとの交信によって行っても良い。そのと
き、システムが図2のようにLAN20によって接続さ
れている場合には、図2中に二点鎖線で示すように、専
用書き込みツール30をLAN20に接続して行っても
良いし、通信コネクタ部分を一時的にLAN20から切
り離し、専用書き込みツール30と個別に接続しても良
い。
【0036】また、外部制御装置5と1対1接続のシス
テムあるいは、電子制御装置1が通信機能を持つだけで
単独で操作するものである場合には、専用書き込みツー
ル30と個別に接続して、データの書き込みができる。
本実施例では、電子制御装置1のPROM14は最初何
も記憶されていないものを使用する事としたが、電子制
御装置1の製造段階で予めPROM14にデータを記憶
させておいてもよい。その場合には、図4においてステ
ップ220、230の処理及びその機能を省略する事が
できる。また本実施例では、PROM14として電気的
に消去が可能なフローティングゲートタイプの物を想定
したが、ヒューズ溶断型や接合破壊型のPROM14の
ようなワンタイムプログラムのPROM14を用いてバ
リエーション吸収機能のみを使用しても良い。
【0037】このように、本実施例の車両用電子制御装
置1によれば、PROM14に車両毎に異なる個別デー
タを外部の上位制御装置5等より繰り返し書き込む。そ
の結果、電子制御装置1全体としての信頼性を高めるこ
とが可能となる。また、本実施例の車両用電子制御装置
2によれば、PROM14に記憶された車両毎に異なる
個別データが消失した場合に、自律動作モードに移行
し、車両が停止状態若しくは始動状態になったとき、外
部制御装置5等より正しいデータを書き込む。そのPR
OMデータの急変による制御状態の急変に伴う車両挙動
の急変を避けることができ、電子制御装置1全体として
の信頼性を高めることが可能となる。
【0038】なお、上記実施例では図2に示すように、
従来は一体的に構成されていたパワートレイン制御装置
を制御機能毎に分割した分散型制御システムを例に取っ
て説明した。この分散型にした背景や理由等について以
下に補足説明をしておく。従来より、特にパワートレイ
ン制御系では、排出ガス規制や燃費規制等の対策のた
め、多くのセンサや制御アクチュエータが取り入れら
れ、非常に大規模な制御システムとなっている。そし
て、そのための電子制御装置の開発には多大な開発費用
が必要となっている。さらに、電子制御装置は、搭載さ
れる車両、エンジン、仕向地毎に、ソフトウェアを中心
として細かく仕様が設定されるため、多くのバリエーシ
ョンを生み出し、それらに対応して個別開発が行われる
ことによって開発費用の増大を助長することとなる。ま
た車両搭載の面でも、システムの大規模化で接続するワ
イヤーハーネスが非常に大きなものとなり、重量・線径
の増大から組み付け作業が著しく悪化する等の問題が生
じている。
【0039】このような問題点を解決しようとするもの
が、本分散制御であり、周辺制御装置(図2の噴射制御
装置22、点火制御装置23、I/O制御装置24、ミ
ッション制御装置25、スロットル制御装置26)は、
接続されている制御対象のアクチュエータや個別に入力
されるセンサ類に対する基本的な制御動作を実行する機
能を持つ。ここで基本的な制御動作とは、例えば同期タ
イミング信号に合わせて所定の時間パワートランジスタ
をONさせるとか、目標指令値までモータを回転させる
とか、指示されたチャネルのトランジスタをONさせる
等の比較的単純な動作を言う。
【0040】この基本動作では、制御ロジックのような
制御演算方法等は各装置毎に同一のものとなり、必要に
応じてアクチュエータの特性を反映した制御定数のよう
な制御パラメータのみが可変となる。このような変更は
図1に示したPROM14等を用いて対応できるので、
同一のハードウェアを他の仕様にも転用でき、上述した
開発費用の低減につながる。また、パワートレイン制御
装置21も、従来行っていたこのような駆動処理から解
放されるので、比較的簡単に制御プログラムを構成でき
るようになり、ハードウェアの規模も縮小できるため、
開発費用の低減ができる。
【0041】そして、上記実施例のように、パワートレ
イン制御装置21と周辺制御装置22〜26とをLAN
20で接続することにより、従来車室内にあるパワート
レイン制御装置21とエンジンルーム内にある制御アク
チュエータとを、車室を区切る隔壁を貫通させてワイヤ
ーハーネスで接続していたものが、通信線と電源線等の
一部のワイヤーハーネスのみに置き換えられる。また周
辺制御装置22〜26とその制御アクチュエータは近接
して、あるいは一体的に構成されるため、その間の接続
ワイヤーハーネス量も十分に削減できる。従って、車両
組み付け上で問題となっていたワイヤーハーネスを大幅
に削減することができるのである。
【0042】次に、バリエーションの対応について、図
6、7に基づき説明する。ここで図6、7はI/O処理
装置におけるI/O処理部分を示すものである。但し、
外部制御装置との通信部分は除いてある。バリエーショ
ン対応について、図2のI/O処理装置24を例にとっ
て示すと、図2に示すような構成においては、車両のグ
レードや仕向地といった様々なバリエーションに対し、
必要な制御装置のみを交換あるいは仕様変更すればよい
ために制御装置の開発工数が短縮されるという利点があ
る。この中でもバリエーション要因の大半は、たとえば
ISCがVSVかステップモータであるとか、O2セン
サの個数の違いというように、I/O処理装置24に集
中する。
【0043】そこで、I/O処理装置24は図6、7に
示すように、各種センサ・アクチュエータを処理するた
めの汎用入力回路,汎用出力回路,A/D変換回路にて
構成する。汎用入力回路は、スイッチなどのオン・オフ
信号を受信するための回路である。また汎用出力回路は
ソレノイドバルブやリレーなどのオン・オフ型の駆動を
行うための回路である。さらにA/D回路はサーミスタ
やO2 センサなどのアナログ信号をA/D変換するため
の回路である。
【0044】I/O処理装置24をこのように構成する
ことで、汎用入力回路・汎用出力回路・A/D変換回路
のうちの必要な部分を用いることにより、I/O処理装
置24のハードウェアを仕様変更することなしに、前述
した車両の各種バリエーションに対応できる。よって制
御装置の開発工数をさらに低減することが可能となる。
【0045】但しこの場合、同一のハードウェアを用い
たI/O処理装置24においても、使用する汎用回路の
数や種類の違いに対応して、I/O処理装置24のソフ
トウェアはバリエーションにより異ならざるを得ない。
そこでソフトウェアの中でバリエーションによって異な
る部分を、PROM14に書き込むようにする。これに
より同一のハードウェアを用いたI/O処理装置24に
よりバリエーション対応が可能となる。この場合、PR
OM14の内容は、I/O処理ソフトウェアそのもので
も良いし、あるいはその処理装置にてどのような制御を
行うかを示すコードであっても良い。その場合は制御を
行うソフトウェアはROM12に内蔵される。
【0046】以上のようにI/O処理装置を構成するこ
とにより、ROMの内容を含め同一の装置により車両の
各種バリエーションに対応可能となる。なお図6では車
両に接続されるI/Oが比較的多い上級車を想定したハ
ードウェア構成を示したが、接続するI/Oの比較的少
ない大衆車については図7に示す構成のI/O処理装置
を用いることにより、未使用の汎用回路を少なくして低
コスト化ができる。さらに未使用の汎用回路については
回路パターンはそのままで素子の実装を行わないように
することにより、素子のぶんだけコストを低減可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用電子制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本車両用制御装置を、自動車のエンジン制御を
中心としたパワートレイン制御系に適用した場合の構成
例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例の電子制御装置の作動を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例の電子制御装置の作動を示
すフローチャートである。
【図5】図4のステップ230における個別情報入力処
理を示すフローチャートである。
【図6】図2のI/O処理装置における、I/Oが比較
的多い上級車についてのハードウェア構成を示す構成図
である。
【図7】図2のI/O処理装置における、I/Oが比較
的少ない大衆車についてのハードウェア構成を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 車両用電子制御装置、 4 シリアル通信手段、 5 外部制御装置 11 CPU 12 ROM(第1のメモリ) 13 RAM 14 PROM(第2のメモリ) 17 書き込み装置 20 LAN、 21 パワートレイン制御装置 22 噴射制御装置 23 点火制御装置 24 I/O制御装置、 25 ミッション制御装置 26 スロットル制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き込み不能に構成さ
    れ、制御プログラムを含む共通仕様データを記憶した第
    1のメモリと、 電源オフ時にもデータを保持し、かつデータを書き換え
    可能に構成され、車両毎に異なる個別データを記憶した
    第2のメモリと、 この第2のメモリとシリアルにデータを通信する通信手
    段を介して接続され、上記第2のメモリに記憶させた上
    記個別データと同じ個別データを記憶した外部制御装置
    と、 この外部制御装置に記憶された上記個別データを上記第
    2のメモリへ繰り返し書き込むデータ書き込み制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用電子制御装置にお
    いて、 更に、予め定められた個別データに基づいてバックアッ
    プ制御を行うバックアップ制御手段を備え、 上記外部制御装置と上記第2のメモリとの間の上記通信
    が不能のとき、上記バックアップ制御手段の上記個別デ
    ータに基づきバックアップ制御することを特徴とする車
    両用電子制御装置。
  3. 【請求項3】 電気的にデータの書き込み不能に構成さ
    れ、制御プログラムを含む共通仕様データを記憶した第
    1のメモリと、 電源オフ時にもデータを保持し、かつデータを書き換え
    可能に構成され、車両毎に異なる個別データを記憶した
    第2のメモリと、 この第2のメモリとシリアルにデータを通信する通信手
    段を介して接続され、上記第2のメモリに記憶させた上
    記個別データと同じ個別データを記憶した外部制御装置
    と、 上記第2のメモリ内の上記個別データが失われたとき
    に、予め定められたデータに基づいてバックアップ制御
    を行うバックアップ制御手段と、 上記車両の停止時若しくは始動時に、上記通信手段を介
    して、上記外部制御装置に記憶された上記個別データを
    第2のメモリへ入力して、上記第2のメモリ内の個別デ
    ータを復元するデータ復元制御手段と、 を具備したことを特徴とする車両用電子制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003182474A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Denso Corp 車載ネットワークシステム及びプログラム
JP2012026377A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Denso Corp 噴射特性データのエラー検出装置
JP2014051168A (ja) * 2012-09-06 2014-03-20 Denso Corp 車載通信システム

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