JPH08128409A - 油圧シリンダの同調装置 - Google Patents

油圧シリンダの同調装置

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JPH08128409A
JPH08128409A JP4959195A JP4959195A JPH08128409A JP H08128409 A JPH08128409 A JP H08128409A JP 4959195 A JP4959195 A JP 4959195A JP 4959195 A JP4959195 A JP 4959195A JP H08128409 A JPH08128409 A JP H08128409A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成が簡単であるとともに、2本の油圧シリン
ダの伸縮を常に同調させるのに加えて、一方の油圧シリ
ンダにその伸縮を阻害する外的なものが生じた場合で
も、他方の油圧シリンダだけが伸縮しないようにすると
ともに、各油圧シリンダの同調伸縮を適宜に調整するこ
とで同調精度を高めることのできる油圧シリンダの同調
装置を提供する。 【構成】少なくとも二本の油圧シリンダ10,11を備
え、一方の油圧シリンダ10のピストン側受圧面積と他
方の油圧シリンダ11のロッド側受圧面積とが同一に設
定され、一方の油圧シリンダ10のピストン側室10a
が他方の油圧シリンダ11のロッド側室11bに連通路
14を介して連通され、前記一方の油圧シリンダ10の
ロッド側室10bに連通された油路12には、前記連通
路14からパイロット圧を導くチェック弁15が設けら
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、二本の油圧シ
リンダの伸縮動作を同調して作動させる油圧シリンダの
同調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二本の油圧シリンダを同調させる
ものとしては、油圧ポンプから供給される圧油を分流弁
によりそれぞれ同量に分配して同じ大きさの二本の油圧
シリンダに供給することで、当該二本の油圧シリンダの
伸縮動作を同調させるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、油圧シリンダの同調が分流弁の精度に左
右されることになり、同調させる各油圧シリンダにそれ
ぞれ異なる負荷がかかる場合に、当該各油圧シリンダ間
においてストローク差が生じるという問題があった。こ
のストローク差はそれほど大きいものではないが、高い
同調精度が必要である場合に問題となっていた。
【0004】また、この油圧シリンダをアクチュエータ
として使用する装置によっては、安全性等の面から一方
の油圧シリンダにその伸縮を阻害する外的なものが生じ
た場合でも、他方の油圧シリンダが伸縮しないようにす
ることが要求される場合があるとともに、油圧シリンダ
の同調伸縮を適宜に調整することで同調精度を高めるこ
とが要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の油圧シリ
ンダの同調装置は、少なくとも二本の油圧シリンダを備
え、一方の油圧シリンダのピストン側受圧面積と他方の
油圧シリンダのロッド側受圧面積とが同一に設定され、
一方の油圧シリンダのピストン側室が他方の油圧シリン
ダのロッド側室に第1連通路を介して連通され、前記一
方の油圧シリンダのロッド側室に連通された油路には、
前記連通路からパイロット圧を導くチェック弁が設けら
れたものである。
【0006】請求項2記載の油圧シリンダの同調装置
は、前記チェック弁の代わりにカウンタバランスバルブ
を設けている。
【0007】請求項3記載の油圧シリンダの同調装置
は、前記チェック弁の代わりに圧力補償付き流量制御弁
を設けている。
【0008】請求項4記載の油圧シリンダの同調装置
は、少なくとも二本の油圧シリンダを備え、一方の油圧
シリンダのピストン側受圧面積と他方の油圧シリンダの
ロッド側受圧面積とが同一に設定され、一方の油圧シリ
ンダのピストン側室が他方の油圧シリンダのロッド側室
に第1連通路を介して連通され、ポンプから一方の油圧
シリンダのロッド側室に連通された油路と、他方の油圧
シリンダのピストン側室からオイルリザーバに連通され
た油路とが第2連通路で連通されるとともに、該第2連
通路に第1切換弁が設けられ、前記オイルリザーバに連
通された油路における上記第2連通路との連通部位より
もオイルリザーバ側に第2切換弁が設けられたものであ
る。
【0009】請求項5記載の油圧シリンダの同調装置
は、ホンプ吐出側回路に、シリンダの伸長時において該
シリンダから流出する油量を制御する圧力補償付き流量
制御弁が設けられている。
【0010】請求項6記載の油圧シリンダの同調装置
は、油圧シリンダのピストンには、ロッド側室とピスト
ン側室とを連通する通路が形成され、該通路内にはこの
通路を開閉する開閉部材が介装されるとともに、ロッド
が全縮してピストンがシリンダ本体の基端に移動した位
置で上記開閉部材を開放可能な開放部材が設けられてい
る。
【0011】
【作用】一方の油圧シリンダのロッド側受圧面積と他方
の油圧シリンダのピストン側受圧面積とを同一に設定
し、一方の油圧シリンダのロッド側室を他方の油圧シリ
ンダのピストン側室に連通することで、例えば各油圧シ
リンダを伸長させる場合において、一方の油圧シリンダ
のピストン側室に圧油を供給してそのロッドをΔSスト
ロークさせようとすると、それに伴ってロッド側室から
吐出される油が他方の油圧シリンダのピストン側室に供
給されることになり、一方の油圧シリンダから吐出され
た油と他方の油圧シリンダに供給される油が同量である
とともに、一方の油圧シリンダのロッド側受圧面積と他
方の油圧シリンダのピストン側受圧面積が同一であるの
で、当該他方の油圧シリンダのロッドは一方の油圧シリ
ンダと同じΔSストロークすることになる。
【0012】このように各油圧シリンダが同調して伸縮
する際において、特に、伸長する際、他方の油圧シリン
ダよりも一方の油圧シリンダに引き抜かれる大きな負荷
がかかっている場合、一方の油圧シリンダが早く動こう
とする現象は、第1連通路からのパイロット圧で検知
し、チェック弁が自動的に閉じることで防止し、両油圧
シリンダを同調させることができる。また、この現象は
両油圧シリンダにかかる負荷の差が極端でなく、また、
他方の油圧シリンダが何らかの障害で動かなくなること
がない場合は、チェック弁の代わりに請求項3及び5記
載の圧力補償付き流量制御弁で一方の油圧シリンダの暴
走を抑え、両油圧シリンダを同調させることができる。
【0013】また、各油圧シリンダを全縮させた状態
で、開放部材により開閉部材を移動させロッド側室とピ
ストン側室とを連通する通路を開放することで、各油圧
シリンダのピストン位置を所定の位置に配置でき、各油
圧シリンダの同調調節を行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0015】まず、本発明に係る油圧シリンダの同調装
置を説明する前に、この油圧シリンダの同調装置が用い
られる装置として、例えば荷受台昇降装置を例に採って
説明する。
【0016】図3及び図4は荷受台昇降装置を示してい
る。
【0017】この荷受台昇降装置は、荷箱1の後端両側
にそれぞれ立設されたポスト2内にスライダ3が該ポス
ト2に沿って上下方向に移動自在に設けられ、スライダ
3の移動によりこのスライダ3の下端に支持された荷受
台4を昇降させる垂直昇降方式のものである。
【0018】前記左右のスライダ3の下端には、前記ポ
スト2と略平行に配設された油圧シリンダ10(11)
のロッド103(113)の先端がそれぞれ連結されて
いる。左右の油圧シリンダ10(11)は、後述する本
発明に係る油圧シリンダの同調装置により同調して伸縮
可能に構成されており、これら油圧シリンダ10(1
1)を同調させて伸長させることで荷受台4を水平状態
を保持して荷箱1の床面と略面一になる上昇位置から地
上まで下降させるとともに、油圧シリンダ10(11)
を縮退させることで荷受台4を水平状態を保持して地上
から荷箱1の床面と略面一になる上昇位置まで上昇させ
るように構成されている。
【0019】前記荷受台4は、前記スライダ3に支持装
置5を介して水平状態を保持して支持されている。この
支持装置5は、上述したように荷受台4を水平に保持す
るとともに、荷受台4を荷箱1の後部下方に格納可能な
ように該荷受台4を水平方向にスライド自在に支持する
よう構成されている。
【0020】この荷受台4は、荷箱1の後部下方に格納
する際において、該荷箱1を載置するフレーム(図示例
ではシャーシフレーム上に前後に配置された縦ネダ1a
である。)との干渉を避けるように、基端から前端途中
部にかけて図示しない2本のスリットが左右に平行に形
成されている。つまり、荷受台4は、先端部4aを胴部
とする櫛状に形成されている。
【0021】なお、図3及び図4に示す符号3aは、前
記スライダ3の上端部及び途中部に設けられ、該スライ
ダ3をポスト2内で上下方向に円滑に移動させるための
ローラである。
【0022】図1は、請求項1記載の油圧シリンダの同
調装置の回路構成、即ち、前記油圧シリンダ10(1
1)を同調させるための同調装置の回路構成を示してい
る。
【0023】図1において、PはモータMにより駆動さ
れる油圧ポンプで、油圧ポンプPの吐出側は4ポート3
位置の切換弁Vの切換操作により第1油圧シリンダ10
のロッド側室10bと第2油圧シリンダ11のピストン
側室11aとに油路12、13を介して連通可能に構成
されている。
【0024】前記第1油圧シリンダ10のピストン側室
10aは第1連通路14によって前記第2油圧シリンダ
11のロッド側室11bに連通されている。
【0025】ここで、第1油圧シリンダ10と第2油圧
シリンダ11とは、第1油圧シリンダ10のピストン側
受圧面積と第2油圧シリンダ11のロッド側受圧面積と
が同一に設定されている。
【0026】つまり、第2油圧シリンダ11のボア径を
d1、第1油圧シリンダ10のボア径をd2、第2油圧
シリンダ11のロッド径をd3とすると、π(d1/
2)2 =π(d2/2)2 +π(d3/2)2 の関係、
即ち、d12 =d22 +d32 の関係が成り立つよう
に、第1油圧シリンダ10と第2油圧シリンダ11とが
構成されている。
【0027】さらに、前記油路12には、チェック弁1
5が設けられている。このチェック弁15は、前記第1
連通路14からパイロット圧を導いているパイロットチ
ェック弁であり、第1連通路14からのパイロット圧が
降下すると、油路12を遮断するよう構成されている。
【0028】なお、図1における符号16はリリーフ弁
である。
【0029】前記第1油圧シリンダ10及び第2油圧シ
リンダ11は、前述した関係を有することを除いて同様
の構造であり、ここでは第1油圧シリンダ10の構造に
ついて説明し、第2油圧シリンダ11の構造説明は省略
する。
【0030】図2は、請求項6に記載の油圧シリンダの
同調装置における油圧シリンダ(第1油圧シリンダ1
0、第2油圧シリンダ11)の構成を示している。
【0031】図2において、101は第1油圧シリンダ
10のシリンダ本体であって、該シリンダ本体101内
にはピストン102が摺動自在に嵌入配置されている。
【0032】ピストン102にはロッド103の一端が
ネジ込み等により一体に固定され、ロッド103の他端
がシリンダ本体101から突出配置され、ピストン10
2の移動により伸縮自在に構成されている。
【0033】ピストン102内の中心部には、同調調節
装置104が設けられている。同調調節装置104は、
前記ロッド103の一端部に形成された通路105と、
ピストン102の底部中心に形成された通路106とで
ロッド側室10bとピストン側室10aとを連通させる
とともに、上記通路106を内部から閉塞するチェック
ボール(開閉部材)107が介装され、このチェックボ
ール107がシリンダ本体101の基端部中心に貫通配
置されたネジ部材109(開放部材)により開放可能に
構成されたものである。
【0034】前記チェックボール107は、上記通路1
05側から上記通路106をスプリング108によって
閉塞するように配置されている。
【0035】また、前記ネジ部材109は、ロッド10
3の全縮時において、シリンダ本体101内にネジ込む
ことにより通路106を挿通してその先端がチェックボ
ール107と当接し、該チェックボール107をスプリ
ング108の付勢力に抗して開放方向に移動させるよう
構成されている。
【0036】前記スプリング108は、例えば皿バネ等
が使用されており、その付勢力は回路内においてリリー
フ弁(図1ではリリーフ弁16が相当する)の調整圧力
では開かないように設定する必要がある。
【0037】次に、このように構成された油圧シリンダ
の同調装置の動作について説明する。
【0038】まず、第1油圧シリンダ10及び第2油圧
シリンダ11を伸長させる場合、切換弁Vを図1に示す
中立位置から右位置に切り換え、油圧ポンプPから圧油
を第2油圧シリンダ11のピストン側室11aに供給す
る。これにより第2油圧シリンダ11はこの圧油の供給
量に見合った分だけそのロッド113が伸長する。この
ロッド113が伸長する際、第2油圧シリンダ11のロ
ッド側室11b内の油は第1連通路14に吐出されこの
第1連通路14を経て第1油圧シリンダ10のピストン
側室10aに供給される。
【0039】これにより第1油圧シリンダ10のロッド
103は、第2油圧シリンダ11のロッド側室11bか
ら吐出された油に見合った分だけ伸長することになる。
【0040】この際、前述したように第2油圧シリンダ
11のロッド側受圧面積と第1油圧シリンダ10のピス
トン側受圧面積は同一であり、しかも第2油圧シリンダ
11のロッド側室11bから吐出された油を第1油圧シ
リンダ10のピストン側室10aに供給しているため、
第2油圧シリンダ11のロッド113がΔSストローク
すると、第1油圧シリンダ10のロッド103も同調し
てΔSストロークすることになる。
【0041】上述のように第1,第2油圧シリンダ1
0,11が同調して伸長する際において、これら第1,
第2油圧シリンダ10,11の伸長方向に大きな負荷が
かかった場合、例えば、前述した荷受台昇降装置にあっ
ては重量物を荷受台4に乗せて地上に卸す場合には、第
1連通路14を負圧化させて第1油圧シリンダ10が第
2油圧シリンダ11よりも先に伸長しようとするが、第
1連通路14のパイロット圧が低下してチェック弁15
が油路12を閉塞するため、第1油圧シリンダ10の伸
長を規制することになる。
【0042】また、第2油圧シリンダ11の伸長動作が
障害物等の何らかの不具合により停止された場合におい
ても、第1油圧シリンダ10が第1連通路14のパイロ
ット圧を降下させて伸長しようとするがチェック弁15
が油路12を閉塞することで第1油圧シリンダ10の伸
長を規制する。
【0043】このように、第1連通路14からパイロッ
ト圧を導くチェック弁15により第1油圧シリンダ10
の伸長を規制することで、外的な負荷が生じても第1,
第2油圧シリンダ10,11を安定的に同調させて伸長
させることがでる。
【0044】詳細すると、第1油圧シリンダ10が何ら
かの影響で若干伸長すると第1連通路14のパイロット
圧が下がり、チェック弁15が油路12を閉塞して第1
油圧シリンダ10の伸長が規制され、この後第2油圧シ
リンダ11が第1油圧シリンダ10の先行した分だけ伸
長することでパイロット圧が回復すると、再び第1油圧
シリンダ10が伸長する動作を行い、これを繰り返して
行うものであるため、先行する第1油圧シリンダ10の
伸長量はその都度補正されることになり、従って前述し
た荷受台昇降装置に適用しても荷受台4の傾きを僅少に
抑えることができ、実用に支障がない同調作動を得るこ
とができる。
【0045】次に、第1油圧シリンダ10及び第2油圧
シリンダ11を縮退させる場合は、切換弁Vを図1に示
す左位置に切り換え、油圧ポンプPから圧油を第1油圧
シリンダ10のロッド側室10bに供給する。これによ
り第1油圧シリンダ10のピストン側室10aから吐出
された油が第2油圧シリンダ11のロッド側室11bに
供給され、前記伸長の場合と同様に第1油圧シリンダ1
0及び第2油圧シリンダ11の各ロッド103,113
が同調して縮退する。
【0046】このように第1油圧シリンダ10及び第2
油圧シリンダ11を同調作動させることで、負荷時の油
圧シリンダの膨脹及び油の圧縮率を無視できる範囲にお
いて、第1油圧シリンダ10と第2油圧シリンダ11と
にかかる負荷Wに関係なく、これら第1油圧シリンダ1
0と第2油圧シリンダ11とを同調して作動させること
ができる。
【0047】なお、具体的には、第2油圧シリンダ11
のボア径d1を5n、第2油圧シリンダ11のロッド径
を3n、第1油圧シリンダ10のボア径を4nに設定
し、n=実数をとることで(例えば、n=10mm)、前
述した関係が成立し、この第1油圧シリンダ10と第2
油圧シリンダ11とを同調作動させることができる。
【0048】また、長期的な使用は、同調調節装置10
4によって第1,第2油圧シリンダ10,11の同調調
整を常に行っているので、第1,第2油圧シリンダ1
0,11の同調は常に保つことができる。
【0049】詳しくは、第1,第2油圧シリンダ10,
11を全縮させた状態で、ネジ部材109をねじ込み、
チェックボール107をスプリング108の付勢力に抗
して移動させ、通路106を開放し、第1,第2油圧シ
リンダ10,11のピストン側室10a,11aとロッ
ド側室10b,11bとを連通させることで、第1,第
2油圧シリンダ10,11のピストン位置を所定の位置
に配置でき、第1,第2油圧シリンダ10,11の同調
調節を行うことができる。
【0050】図5乃至図12は、本発明の請求項1記載
の油圧シリンダの同調装置における他の実施例を示して
いる。なお、前述した実施例の回路構成と同様の部材に
は同符号を付し説明は省略する。
【0051】図5は、図1に示す回路構成の油路13に
切換弁Vを迂回してオイルリザーバTに連通する油路1
3aを設け、この油路13aにリリーフ弁17を介装し
たものである。なお、本例においては、第1,第2油圧
シリンダ10,11に設けられたスプリング108の付
勢力は、リリーフ弁17の調整圧力では開かないように
設定する。
【0052】図6に示す回路構成は、ポンプPと連通す
る油路20を分岐させ、この分岐油路の一方の油路21
を第1油圧シリンダ10のロッド側室10bに連通する
とともに、他方の油路22を第2油圧シリンダ11のピ
ストン側室11aに連通させ、上記一方の油路21には
前記実施例と同様に第1連通路14からパイロット圧を
導くチェック弁15が介装されるとともに、上記他方の
油路22にはチェック弁を備えた切換弁23が介装され
たものである。図6の符号24は前記他方の油路22か
らオイルリザーバTに連通された油路25に介装された
チェック弁を備えた切換弁、26はチェック弁である。
なお、他の構成は前述した実施例と同様であり説明は省
略する。
【0053】そして、図1に示した4ポート3位置の切
換弁を使用した場合には、若干の油のリークが起こる可
能があり前述した荷受台昇降装置の荷受台4を長時間停
止する場合などには第1油圧シリンダ10が若干伸長し
て荷受台が傾く事態が懸念されるのであるが、上述のよ
うに構成することで、油のリークは考えられず安全であ
る。
【0054】また、この回路は、第1,第2油圧シリン
ダ10,11の伸長時に第1油圧シリンダ10のロッド
側室10bから出る油を第2油圧シリンダ11のピスト
ン側室11aに追加するもので、第1,第2油圧シリン
ダ10,11の伸長スピードを速くすることができる。
【0055】図7は、図6に示す回路構成の切換弁24
のチェック弁を逆に配置した切換弁27を油路25に配
置した回路で、第1,第2油圧シリンダ10,11の伸
長時に比較的大きな力か要求される装置に適している。
【0056】図8は、図6に示す回路構成の切換弁24
を取り除いた回路で、前述した荷受台昇降装置の荷受台
4のように自重で下降可能な装置に適用され、第1,第
2油圧シリンダ10,11の伸長を、ポンプPを作動さ
せることなく、荷受台4やその積載物の重みで行うこと
ができる。
【0057】図9は、図8に示す回路構成に低圧開放の
チェック弁28を設けたもので、第1,第2油圧シリン
ダ10,11の伸長時(荷受台昇降装置では荷受台4の
下降時)の回路圧をこのチェック弁28で規制すること
ができる。
【0058】図10は、図6に示す回路構成に、急落防
止用弁29を第1,第2油圧シリンダ10,11のロッ
ド側室10b,11b側に追加した回路で、前述した荷
受台昇降装置において、回路が何らかの損傷を受けた場
合に、第1,第2油圧シリンダが不要に伸長するのを防
止して、荷受台4が急落するのを防止する。
【0059】図11は、図10に示す回路構成の切換弁
24のチェック弁を逆に配置した切換弁30を油路25
に配置した回路で、この切換弁30で第1,第2油圧シ
リンダ10,11の伸長時の回路圧を規制することがで
きる。
【0060】図12は、図1に示す回路構成におけるチ
ェック弁15のパイロット圧を油路13からも導き、第
1連通路14と油路13との両方の圧力がないとチェッ
ク弁15が開放しないように構成したもので、これによ
り4ポート3位置の切換弁Vでもリークをなくすことが
でき、このリークに伴う不具合を解消することができ
る。
【0061】図13は、請求項2記載の油圧シリンダの
同調装置における回路構成である。なお、前述した請求
項1記載の油圧シリンダの同調装置における回路構成と
同様の部材には同符号を付し説明は省略する。
【0062】この油圧シリンダの同調装置は、図1に示
す回路構成において、図1のチェック弁15に代えてカ
ウンタバランスバルブ18を用いたもので、このカウン
タバランスバルブ18によっても同様な作用が得られ
る。なお、上述と同様に、図6〜図11のチェック弁1
5の代わりに上記カウンタバランスバルブを用いてもよ
い。
【0063】図14は、請求項3記載の油圧シリンダの
同調装置における回路構成である。なお、前述した請求
項1及び2記載の油圧シリンダの同調装置における回路
構成と同様の部材には同符号を付し説明は省略する。
【0064】この油圧シリンダの同調装置は、図1に示
す回路構成において、図1のチェック弁15に代えて圧
力補償付き流量制御弁19を用いたもので、この圧力補
償付き流量制御弁19により、第1油圧シリンダ10の
伸長動作を抑え、第2油圧シリンダ11からの圧送油で
第1油圧シリンダ10を伸長させるため、第1油圧シリ
ンダ10と第2油圧シリンダ11とを同調させることが
できる。
【0065】図15は、請求項4及び5に記載の油圧シ
リンダの同調装置における回路構成を示している。なお
前述した請求項1及び2記載の油圧シリンダの同調装置
における回路構成と同様の部材には同符号を付し説明は
省略する。
【0066】この油圧シリンダの同調装置は、油路12
と油路13とを連通する第2連通路31に、チェック弁
を備えた第1切換弁32及び圧力補償付き流量制御弁3
3が設けられるとともに、前記第2連通路31との連通
部位よりもオイルリザーバT側の油路13にチェック弁
を備えた第2切換弁34が設けられている。
【0067】なお、図15における符号35はチェック
弁、36,37はリリーフ弁である。
【0068】よって、前述した荷受台昇降装置の荷受台
を上げる場合は、第2切換弁34を右位置に切り換えて
開放することで、ポンプPから吐出された圧油が第1油
圧シリンダ10のロッド側室10bに供給され、前述し
た各実施例と同様に第1油圧シリンダ10及び第2油圧
シリンダのロッド103、113が同調して縮退し、荷
受台を上昇させる。
【0069】また、荷受台昇降装置の荷受台を下げる場
合は、第1切換弁32を上位置に切り換えて開放するこ
とで、荷受台の自重等により第1油圧シリンダ10及び
第2油圧シリンダ11のロッド103、113が下方に
同調して伸長し、荷受台を下降させる。この際、可変絞
り弁33により流量を調整しているので、第1油圧シリ
ンダ10及び第2油圧シリンダ11にかかる荷重差があ
っても油路14は負圧になることがなく、第1油圧シリ
ンダ10及び第2油圧シリンダ11は同調して伸長し、
この結果、荷受台は安定した速度で安全に下降する。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び2記載
の油圧シリンダの同調装置によれば、一方の油圧シリン
ダのピストン側受圧面積と他方の油圧シリンダのロッド
側受圧面積とを同一に設定し、一方の油圧シリンダのピ
ストン側室を他方の油圧シリンダのロッド側室に連通す
ることで、従来のような分流弁が不要となり構成が簡単
になるとともに、分流弁の精度に左右されることもな
い。
【0071】また、各油圧シリンダが同調して伸縮する
際において、他方の油圧シリンダにその伸長を阻害する
何らかの障害が生じた場合でも、連通路からのパイロッ
ト圧を導くチェック弁もしくはカウンタバランスバルブ
が油路を閉塞することで、一方の油圧シリンダのみが伸
長するのを規制でき、各油圧シリンダを確実に同調させ
ることのできる信頼性の高い同調装置を提供することが
できる。
【0072】請求項3記載の油圧シリンダの同調装置に
よれば、請求項1記載の油圧シリンダの同調装置におけ
るチェック弁の代わりに圧力補償付き流量制御弁を設け
ることによっても、各油圧シリンダを確実に同調させる
ことができる。
【0073】請求項4及び5記載の油圧シリンダの同調
装置においても、上記請求項1及び請求項2記載の油圧
シリンダの同調装置と同様の効果を奏することができ
る。
【0074】請求項6記載の油圧シリンダの同調装置に
よれば、各油圧シリンダを全縮させた状態で、開放部材
により開閉部材を移動させロッド側室とピストン側室と
を連通する通路を開放することで、回路内のエア抜きが
自動的に行えると同時に、もしリークがあればそのリー
クに見合う油量の補給を行い、各油圧シリンダのピスト
ン位置を所定の位置に配置することができ、各油圧シリ
ンダの同調伸縮を適宜に調整して同調精度を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調装
置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の請求項6記載の油圧シリンダの同調装
置における油圧シリンダの構造を示す断面図である。
【図3】本発明に係る油圧シリンダの同調装置が適用さ
れる荷受台昇降装置の構成を示す側面図である。
【図4】本発明に係る油圧シリンダの同調装置が適用さ
れる荷受台昇降装置の構成を示す正面図である。
【図5】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調装
置の他の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調装
置の他の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調装
置の他の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調装
置の他の実施例を示す回路図である。
【図9】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調装
置の他の実施例を示す回路図である。
【図10】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調
装置の他の実施例を示す回路図である。
【図11】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調
装置の他の実施例を示す回路図である。
【図12】本発明の請求項1記載の油圧シリンダの同調
装置の他の実施例を示す回路図である。
【図13】本発明の請求項2記載の油圧シリンダの同調
装置を示す回路図である。
【図14】本発明の請求項3記載の油圧シリンダの同調
装置を示す回路図である。
【図15】本発明の請求項4及び5記載の油圧シリンダ
の同調装置を示す回路図である。
【符号の説明】
10 第1油圧シリンダ(一方の油圧シリンダ) 10a ピストン側室 10b ロッド側室 11 第2油圧シリンダ(他方の油圧シリンダ) 11a ピストン側室 11b ロッド側室 12 油路 13 油路 14 第1連通路 15 チェック弁 17 カウンタバランスバルブ 31 第2連通路 32 第1切換弁 34 第2切換弁 102 ピストン 103 ロッド 107 チェックボール(開閉部材) 109 ネジ部材(開放部材) T オイルリザーバ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二本の油圧シリンダを備え、
    一方の油圧シリンダのピストン側受圧面積と他方の油圧
    シリンダのロッド側受圧面積とが同一に設定され、一方
    の油圧シリンダのピストン側室が他方の油圧シリンダの
    ロッド側室に第1連通路を介して連通され、前記一方の
    油圧シリンダのロッド側室に連通された油路には、前記
    連通路からパイロット圧を導くチェック弁が設けられた
    ことを特徴とする油圧シリンダの同調装置。
  2. 【請求項2】 前記チェック弁の代わりにカウンタバラ
    ンスバルブを設けた請求項1記載の油圧シリンダの同調
    装置。
  3. 【請求項3】 前記チェック弁の代わりに圧力補償付き
    流量制御弁を設けた請求項1記載の油圧シリンダの同調
    装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも二本の油圧シリンダを備え、
    一方の油圧シリンダのピストン側受圧面積と他方の油圧
    シリンダのロッド側受圧面積とが同一に設定され、一方
    の油圧シリンダのピストン側室が他方の油圧シリンダの
    ロッド側室に第1連通路を介して連通され、ポンプから
    一方の油圧シリンダのロッド側室に連通された油路と、
    他方の油圧シリンダのピストン側室からオイルリザーバ
    に連通された油路とが第2連通路で連通されるととも
    に、該第2連通路に第1切換弁が設けられ、前記オイル
    リザーバに連通された油路における上記第2連通路との
    連通部位よりもオイルリザーバ側に第2切換弁が設けら
    れたことを特徴とする油圧シリンダの同調装置。
  5. 【請求項5】 ホンプ吐出側回路に、シリンダの伸長時
    において該シリンダから流出する油量を制御する圧力補
    償付き流量制御弁が設けられた請求項4記載の油圧シリ
    ンダの同調装置。
  6. 【請求項6】 前記油圧シリンダのピストンには、ロッ
    ド側室とピストン側室とを連通する通路が形成され、該
    通路内にはこの通路を開閉する開閉部材が介装されると
    ともに、ロッドが全縮してピストンがシリンダ本体の基
    端に移動した位置で上記開閉部材を開放可能な開放部材
    が設けられた請求項1、2、又は3記載の油圧シリンダ
    の同調装置。
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