JPH08129246A - 写真感光材料支持体 - Google Patents

写真感光材料支持体

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JPH08129246A
JPH08129246A JP6268954A JP26895494A JPH08129246A JP H08129246 A JPH08129246 A JP H08129246A JP 6268954 A JP6268954 A JP 6268954A JP 26895494 A JP26895494 A JP 26895494A JP H08129246 A JPH08129246 A JP H08129246A
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JP
Japan
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film
alkyl group
class
polyurethane
group
Prior art date
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Application number
JP6268954A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakanishi
健 中西
Sumio Nishikawa
純生 西川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 疎水性のポリエステルフィルム支持体と写真
乳剤層の高い接着力を有し、かつ低湿条件下で亀裂が生
じないハロゲン化銀写真感光材料支持体を得ること 【構成】 ポリエステルフィルム支持体上に炭酸エステ
ルをポリオールとするポリウレタン水分散体、およびジ
クロロ−S−トリアジン系架橋剤から成る下塗層を有す
るハロゲン化銀写真感光材料支持体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真材料に関するもの
で、ポリエステルフィルム、例えばポリエチレンテレフ
タレートを代表例とする芳香族カルボニルを含むポリエ
ステルフィルム、特に写真用ポリエステルフィルムの下
塗に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より写真用支持体として、その透明
性の優れている点でポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、トリ酢酸セルロース、ポリスチ
レン、ポリカーボネート、ポリオレフィンラミネート紙
等が多く用いられている。しかしながら、これら高分子
物質を支持体に使用する場合、支持体がいずれも疎水性
の表面を有するため、これら支持体上にゼラチンが主で
ある親水性コロイドからなる写真乳剤層を強固に接着さ
せることは非常に困難である。
【0003】この様な難点を克服するために試みられた
従来技術において、ポリウレタン樹脂が単独あるいは他
の重合体や架橋剤とともに水系で下塗に用いられること
が試みられてきた。しかしながら、これらの先行技術で
は常温常湿で強固な接着力を得られたとしても低湿度条
件下、高湿度条件下に長時間置かれた場合著しく接着力
が劣化するという問題点、低湿条件下において写真乳剤
層に亀裂が入るという問題点、写真乳剤層に影響を与え
るという問題点(減感、増感)があり、これらの問題を
全て克服することは出来なかった。
【0004】また、従来よりポリウレタン樹脂を単独ま
たは他の化合物や架橋剤と併用し、支持体上へ下塗され
ることはよく知られている。(例えば、特開平1−41
108、同1−218832、特公昭55−6891、
同57−26236、同60−50149、同61−1
0311、同63−56068、特公平1−1018
7、同1−19341、同1−19342、同1−19
343、同1−24630、同1−57675、同2−
31736、同3−58582、同3−64540、同
3−67622、同3−67623、同4−4957
2、同5−35732、同5−51018、同5−51
019、同5−61088、同5−71617)また、
カーボネート系ウレタンを下塗素材とする技術が特開平
2−158633に開示されているが、これらの先行技
術では上記の条件を全て満足することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、第1
にポリエステルフイルム支持体と写真乳剤層との接着を
常温常湿において良好ならしめることである。第2にポ
リエステルフイルム支持体と写真乳剤層との接着を高湿
条件に長時間放置されるような過酷な条件においても良
好ならしめることである。第3にポリエステルフイルム
支持体と写真乳剤層との接着を低湿条件下に長時間放置
されるような過酷な条件においても良好ならしめること
である。第4に低湿条件下に長時間放置されるような条
件においても写真乳剤層に亀裂が入らないことである。
第5に、均一な皮膜を形成し、フィルムの透明度に悪影
響を与えないことである。第6に写真乳剤塗布液の塗布
性が良好な下塗面を提供することである。第7は、写真
乳剤層になんらの影響を与えることのない下塗層を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、結
晶配向が完了する前のポリエステルフイルムの片面ある
いは両面にポリウレタン水分散体及びジクロロ−s−ト
リアジン系架橋剤から成る塗布液を塗布し、次いで乾
燥、延伸、熱処理を施して結晶配向を完了させることに
よって得られることを特徴とする写真感光材料支持体に
より達成される。
【0007】以下、本発明の詳細について説明する。本
発明において、ポリエステルフィルム支持体とはポリエ
チレンテレフタレート、1,4−シクロヘキサンジメチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−1,2−ジフェノ
キシエタン−4,4′−ジカルボキシレート、ポリエチ
レンナフタレートをいう。 中でも、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムが最も好ましく用いられる。
【0008】支持体の厚さに特に制限はないが、15〜
500μ、特に40〜200μ程度のものが取扱易さ、
汎用性などの点から有利である。また、支持体は、透明
でもよいし、染料を含んでいてもよいし、二酸化チタン
の如き顔料を含有するもの、さらに、二酸化ケイ素、ア
ルミナゾル、クロム塩、ジルコニウム塩などを含有して
いてもよい。
【0009】本発明の下塗層に用いられるポリウレタン
のポリオールとしては、例えば、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、pーキシリレングリコー
ル、ピナコール、プロピレングリコール、ヒドロベンゾ
イン、ベンゾピナコール、シクロペンタン−1,2−ジ
オール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘ
キサン−1,4−ジオール、ビス(4−オキシフェニ
ル)メタン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)エタ
ン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)ブタン、1,
1−ビス(4−オキシフェニル)イソブタン、1,1−
ビス(4−オキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−
ビス(4−オキシフェニル)プロパン、1,1−ビス
(4−オキシフェニル)ブタン等の中の一つの組合せに
より合成されたエステル等の中から選ばれる。また、こ
れらの中の一つの組合せにより合成された炭酸エステル
(ポリカーボネート)をポリオールとすることが好まし
い。その中でもヘキサメチレングリコールの炭酸エステ
ルをポリオールとすることが特に好ましい。
【0010】また、本発明に用いられるポリウレタンの
イソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、p−フェニルジイソシアネート、メチレ
ンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、トリ
メチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、ペンタメチレンジイソシアネート、オクタメチ
レンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネー
ト、シクロヘキサンジイソシアネート、mーフェニルジ
イソシアネート、oーフェニルジイソシアネート、メチ
ル−2,5−フェニルジイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネート、キシレンジイソシアネート、イソホロジ
イソシアネート、1,5−ナフタリンジイソシアネー
ト、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネートの中
から選ばれる。その中でもヘキサメチレンジイソシアネ
ート、キシレンジイソシアネート、トリレンジイソシア
ネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート
が特に好ましい。
【0011】本発明に用いられるポリウレタン水分散体
はウレタンエラストマーを界面活性剤の使用なく水中に
分散させたものであることが好ましく、また、アニオン
性で自己乳化型のポリウレタンエマルジョンであること
が好ましい。
【0012】これらのポリウレタンの水分散体にジクロ
ロ−S−トリアジン系架橋剤を併用することにより、常
湿条件下、高湿条件下、低湿条件下での接着力が著しく
向上し、低湿条件下での亀裂が生じなくなる。その他、
帯電防止性、耐傷性、耐水性、耐溶剤性に優れた効果を
示す。本発明に用いられるジクロロ−s−トリアジン系
架橋剤は、下記に示すものである。 一般式〔I〕
【0013】
【化3】
【0014】及び/または 一般式〔II〕
【0015】
【化4】
【0016】A:アルキル基、環状アルキル基、アリー
ル基、アルアルキル基、金属、水素原子、R1、R2:水
素、アルキル基、環状アルキル基、アリール基、アルア
ルキル基、−NHR3(R3アルキル、アシル)、R1とR
2は結合してもよく、またO、S、N−R4(R4:アル
キル基)を含む5〜6員の環を形成していてもよい。こ
れらの量としては、ポリウレタンに対して0.001重
量%から200重量%を含有させることができる。これ
らジクロロ−s−トリアジン系架橋剤の具体例としては
次に示すものがある。
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】
【0020】
【化8】
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】本発明に係る下塗層の水分散体の塗布量と
しては、固形分として、プラスチック支持体の一平方メ
ートルあたり、0.01〜10g、特に0.05〜1g
であることが好ましい。本発明において、第二の下塗層
は、あってもなくても差し支えないが、好ましくは、親
水性ポリマーを主バインダーとする層を設けることが好
ましい。
【0024】ここでの親水性ポリマーとしては、ゼラチ
ン、フタル化ゼラチン、マレイン化ゼラチンなどのアシ
ル化ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等のセルロース誘導体、アクリル
酸、メタクリル酸もしくはアミドなどをゼラチンにグラ
フトさせたグラフト化ゼラチン、ポリビニルアルコー
ル、ポリヒドロキシアルキルアクリレート、ポリビニル
ピロリドン、コポリービニルピロリドンー酢酸ビニル、
カゼイン、アガロース、アルブミン、アルギン酸ソー
ダ、ポリサツカライド、寒天、でんぷん、グラフトでん
ぷん、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミンアシル
化合物、あるいはアクリル酸、メタクリル酸アクリルア
ミド、Nー置換アクリルアミド、N−置換メタクリルア
ミドなどの単独もしくは共重合体、あるいはそれらの部
分加水分解物など合成もしくは天然の親水性高分子化合
物が用いられる。これらのものは、単独もしくは混合し
て使用できる。
【0025】好ましい親水性ポリマーとしては、ゼラチ
ンあるいはゼラチン誘導体である。
【0026】上記の如き親水性ポリマーをバインダーと
し、必要に応じて、帯電防止剤、架橋剤、マット剤、ブ
ロッキング防止剤等を加えることができる。
【0027】膨潤剤としては、特に添加の必要はないが
例えばフェノール、レゾルシン等を添加してもよく、そ
の添加量は下塗液1Lあたり1〜10gである。本発明
では、ブロッキング防止剤として、マット剤(二酸化ケ
イ素、ポリメチルアクリレート、ポリスチレン)や、メ
チルセルロース、ポリビニルアルコール等を用いること
も可能である。
【0028】本発明に係る下塗液は、一般によく知られ
た塗布方法、例えばディップコート法、エアナイフコー
ト法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤー
バーコート法、グラビアコート法、あるいは、米国特許
第2681294号明細書に記載のホッパーを使用する
エクストルージョンコート法等により塗布することが出
来る。必要に応じて、米国特許第2761791号、同
3508947号、同2941898号、および同35
26528号明細書、尾崎等著「コーティング工学」2
53頁(1973年朝倉書店発行)などに記載された方
法により2層以上の層を同時に塗布することが出来る。
【0029】本発明においては、一軸延伸されたポリエ
ステルフイルムに塗布し、その後一軸方向と直角の方向
に延伸する方法が用いられる。
【0030】上述の延伸工程は90〜140℃が好まし
く、延伸倍率は、面積倍率で7.5〜25倍、好ましく
は10〜20倍である。延伸されたフィルムは150〜
250℃で熱処理される。
【0031】次に本発明の用いられる写真層について簡
単に触れる。写真層のバインダー(親水性有機保護コロ
イド)としては、ゼラチン、フタル化ゼラチン、マレイ
ン化ゼラチンなどのアシル化ゼラチン、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロ
ース誘導体、アクリル酸、メタクリル酸もしくはアミド
などをゼラチンにグラフトさせたグラフト化ゼラチン、
ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシアルキルアクリ
レート、ポリビニルピロリドン、コポリービニルピロリ
ドンー酢酸ビニル、カゼイン、アガロース、アルブミ
ン、アルギン酸ソーダ、ポリサツカライト、寒天、でん
ぷん、グラフトでんぷん、ポリアクリルアミド、ポリエ
チレンイミンアシル化物、及びこれらの部分加水分解物
など合成もしくは天然の親水性高分子化合物が用いられ
る。これらの材料は、単独もしくは混合して使用でき
る。
【0032】バインダーを上記の如き親水性高分子化合
物とするものであれば、その中に何が添加されているか
は本発明においては特に重要ではないが、これらの親水
性バインダーには、ハロゲン化銀あるいは拡散転写写真
法で用いられる硫化銀等物理現像核、またジアゾ化合物
などの感材をはじめ各種の添加剤、カプラー、ラテック
スポリマーなどが使用されるのが常である。
【0033】本発明の感光性層に用いられる種々の素
材、例えばハロゲン化銀粒子、化学増感剤、染料、ポリ
マーラテックス、界面活性剤、ゼラチン硬膜剤、カラー
カプラー、退色防止剤、帯電防止剤、マット剤等に関し
ては特に制限はなく、例えばリサーチディスクロージャ
ー(Research Disclosure)176
巻22〜31頁(1978年12月)の記載を参考にす
ることが出来る。
【0034】以下本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、これにより本発明の実施の態様が限定され
るものではない。実施例を記載するに先だって各種の試
験方法を説明する。
【0035】(常湿でのフィルム支持体と乳剤層との接
着の評価方法)乳剤塗布後、および処理(現像、定着、
水洗)後の接着力テストは3〜5mm間隔に縦横6本の
切り目をナイフでいれ、5×5個のます目を作り、ここ
にテープを付着させて剥し、剥離した乳剤層のます目の
数を数える。ます目の数が0のものをAクラス、0〜1
のものをBクラス、1〜2のものをCクラス、2〜4の
ものをDクラス、これ以下をEクラスとする。処理液中
での接着力テストは、乳剤塗布ベースの末端を指で強く
15回繰り返しこすり、末端より剥離した長さが0mm
をAクラス、0〜1のものをBクラス、1〜2mmのも
のをCクラス、2〜4mmをDクラス、これ以下をEク
ラスとする。処理液として現像液にはLDS−715
(富士写真フィルム(株)製)を、定着液にはLF−30
8(富士写真フィルム(株)製)を用いて皿現像処理方法
によってテストした。これらの評価方法において、写真
材料として使用できるものはA〜Bクラスである。
【0036】(高湿条件下におけるフィルム支持体と乳
剤との接着評価方法)乳剤塗布後、処理液で処理(現
像、定着、水洗)を行い、その後、高湿条件下(25℃
−90%RH)で3日間以上放置したのち、3〜5mm間
隔に縦横6本の切り目をナイフでいれ、5×5個のます
目を作り、ここにテープを付着させて剥し、剥離した乳
剤層のます目を数えることにより接着力テストを行う。
ます目の数が0のものをAクラス、0〜1のものをBク
ラス、1〜2のものをCクラス、2〜4のものをDクラ
ス、これ以下をEクラスとする。処理液として現像液に
はLDF−715(富士写真フィルム(株)製)を、定着
液にはLF−308(富士写真フィルム(株)製)を用い
て皿現像処理方法によってテストした。この評価方法に
おいて、写真材料として使用できるものはA〜Bクラス
である。
【0037】(低湿条件下におけるフィルム支持体と乳
剤との接着評価方法)乳剤塗布後、処理液で処理(現
像、定着、水洗)を行い、その後、低湿条件下(25℃
−7%RH)で3日間以上放置したのち、3〜5mm間隔
に縦横6本の切り目をナイフでいれ、5×5個のます目
を作り、ここにテープを付着させて剥し、剥離した乳剤
層のます目を数えることにより接着力テストを行う。ま
す目の数が0のものをAクラス、0〜1のものをBクラ
ス、1〜2のものをCクラス、2〜4のものをDクラ
ス、これ以下をEクラスとする。処理液として現像液に
はLDF−715(富士写真フィルム(株)製)を、定着
液にはLF−308(富士写真フィルム(株)製)を用い
て皿現像処理方法によってテストした。この評価方法に
おいて、写真材料として使用できるものはA〜Bクラス
である。
【0038】(低湿条件下における亀裂の発生のテスト
方法)現像したフィルム及び乳剤塗布直後のフィルムを
それぞれ10×10cmの大きさにし、そのフィルムを
常温〜60℃の真空中で一週間放置し、その後取り出し
たものの亀裂を目視で観察する。その際、現像済みのも
のは下からの透過光で観察し、乳剤塗布直後のものは反
射光で観察する。亀裂の全くないものをAクラス、指紋
のまわりにかすかに亀裂があるものをBクラス、亀裂の
多いものをCクラスとする。写真材料として使えるもの
はAクラスのものである。
【0039】(帯電防止性テスト方法)写真乳剤層が塗
布されていないフィルムを表面抵抗計(川口電気社製V
E−30型)を用いてSRを測定した。logSRで1
1以下であることが望ましい。
【0040】(耐傷性テスト方法)写真乳剤層が塗布さ
れたフィルムを引掻き硬度試験機(HEIDON社製H
EIDON−18)を用いて0〜200gの連続荷重で
引掻いた。スピードは20mm/secで行った。傷の
全く付かないものをAクラス、長さ1mm以下の傷が付
くものをBクラス、1〜3mmの傷が付くものをCクラ
ス、3mm以上の傷が付くものをDクラスとする。写真
材料として使えるものはAクラスのものである。
【0041】(耐溶剤性テスト方法)写真乳剤層が塗布
されていないフィルムの表面にテトラハイドロフランを
0.1cc滴下し、その上にガーゼをおき、更に200
gの荷重をかけながら、ガーゼを1分間に200往復
(約3cmの直線上の往復)させる。これを顕微鏡にて
観察する。塗膜の形態の変化がほとんどないものをAク
ラス、塗膜の形態の変化がわずかにあるものをBクラ
ス、塗膜がかなりなくなっているものをCクラス、塗膜
がほとんどなくなったものをDクラスとする。写真材料
として使えるものはA〜Bクラスのものである。
【0042】
【実施例】
(実施例1)固有粘度0.66のポリエチレンテレフタ
レートを280〜300℃の温度で溶融押出し、静電印
加法を併用しながら冷却ドラム上にキャストし、厚さ1
250μmの未延伸フィルムとし、次いでこれを80〜
100℃で縦方向に3倍延伸した後、下記の組成より成
る第一下塗層用の塗布液を塗布量が約6cc/m2 とな
る様にワイヤーバーコーターにより両面に塗布し、さら
にテンター内において、110〜140℃で横方向に
4.2倍延伸し、230℃で熱処理を行い、厚み100
μmのポリエステルフイルムを得た。上記事項以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を得た。 (第一下塗層用塗布液)ポリカーボネート骨格を有する
アニオン性ポリウレタン水分散体(東亜合成化学工業製
アロンネオタンUE−1300):35.0g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩4.0 %溶液: 8.0g 蒸留水:57.0g
【0043】上記の両面の第一下塗層上に下記の組成か
らなる第二の下塗層を塗布量が約9cc/m2 となるよ
うに片面ずつ両面に塗布、乾燥して被覆フィルム(下塗
済支持体)を作製した。 第二の下塗液組成 ゼラチン:1.0g 酢酸:0.3cc 蒸留水:99.0cc
【0044】次に被覆フィルムの一方の側に下記処方
(1)のハロゲン化銀乳剤層を乾燥厚さ6.0μm、塗
布銀量5.0g/m2 になるように塗布した。さらに該
ハロゲン化銀乳剤層上に下記処方(2)の保護層を塗布
し、この反対側には下記処方(3)に従ってゼラチンバ
ック層を乾燥厚さ5μになるように塗布し、写真感材を
作製した。
【0045】処方(1) ハロゲン化銀乳剤層処方 ゼラチン:5.0g/m2 塩沃臭化銀(Cl:80mol%,Br:19.5mo
l%,I:0.5mol%) 塩化金酸:0.1mg/m2 ポリエチレンアクリレートラテックス(米国特許第35
25620号明細書実施例3で用いているのと同じ):
1.5g/m2 色素増感 3ーアリルー5ー[2−(1−エチル)ー4
メチルー2テトラゾリンー5イリデンーエチリデン]ロ
ーダニン:6.0mg/m2 カブリ防止剤 4ーヒドロキシー6ーメチル−1,3,
3a−7−ソトラザインデン:30mg/m2 ポリオキシエチレン化合物:20mg/m2 ゼラチン硬化剤 2−ヒドロキシー4,6−ジクロロ−
s−トリアジンナトリウム塩:60mg/m2 界面活性剤 p−ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ:
40mg/m2
【0046】処方(2) 保護層処方 ゼラチン:1g/m2 マット剤 平均粒子径3.0〜4.0μのポリメチルメタクリ
レート:0.05g/m2 界面活性剤 p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム:0.03g/m2 ゼラチン硬化剤 2−ヒドロキシー4,6−ジクロロ−
s−トリアジンナトリウム塩:0.01g/m2
【0047】処方(3) バック層処方 ゼラチン:5g/m2 ゼラチン硬化剤 2−ヒドロキシー4,6−ジクロロ−
s−トリアジンナトリウム塩:0.1g/m2 マット剤* :0.03g/m2 ポリマーラテックス**:50g/100g ゼラチン 染料*** :0.3g/m2 * 保護層と同じもの ** ハロゲン化乳剤層とおなじもの *** 下記の染料(1):(2):(3)=1:1:
1の混合物 (1)
【0048】
【化11】
【0049】(2)
【0050】
【化12】
【0051】(3)
【0052】
【化13】
【0053】(実施例2)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリカーボネート骨格を有するアニオン性ポリウレタン
水分散体(東亜合成化学工業製 アロンネオタンUE−
1300):35.0g 2,4−ジクロロ−6−メチルアミノ−s−トリアジン
4.0%溶液:8.0g 蒸留水:57.0g
【0054】(実施例3)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリエステル骨格を有するアニオン性ポリウレタン水分
散体(第一工業製薬(株)製スーパーフレックス19
0):48.0g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩4.0%溶液: 8.0g 蒸留水:44.0g
【0055】(比較例1)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの)35.0g 蒸留水:65.0g
【0056】(比較例2)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g エポキシ化合物(ナガセ化成(株)製デナコールEX−
614B):0.5g 蒸留水:64.5g
【0057】(比較例3)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g メラミン架橋剤(住友化学(株)製Sumitex Resin M-
3):0.2g 蒸留水:64.8g
【0058】(比較例4)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g ヘキサメチレンジウレア(相互薬品工業(株)製HD
U):1.0g 蒸留水:64.0g
【0059】(比較例5)実施例1において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例1と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ブタジエンースチレン共重合体ラテックス(固形分43
%、ブタジエン/スチレン重量比=32/68):3
4.0g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩4.0%溶液:8.0g 蒸留水:58.0g
【0060】(実施例4)固有粘度0.66のポリエチ
レンテレフタレートを280〜300℃の温度で溶融押
出し、静電印加法を併用しながら冷却ドラム上にキャス
トし、厚さ2200μmの未延伸フィルムとし、次いで
これを80〜100℃で縦方向に3倍延伸した後、下記
の組成より成る第一下塗層用の塗布液を塗布量が約6c
c/m2 となる様にワイヤーバーコーターにより両面に
塗布し、さらにテンター内において、110〜140℃
で横方向に4.2倍延伸し、230℃で熱処理を行い、
厚さ175μmのポリエステルフイルムを得た。上記事
項以外は実施例1と同様にして写真感光材料を得た。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩4.0%溶液:8.0g 蒸留水:57.0g
【0061】(実施例5)実施例4において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリカーボネート骨格を有するアニオン性ポリウレタン
水分散体(東亜合成化学工業製 アロンネオタンUE−
1300):35.0g 2,4−ジクロロ−6−メチルアミノ−s−トリアジン
4.0%溶液:8.0g 蒸留水:57.0g
【0062】(実施例6)実施例4において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリエステル骨格を有するアニオン性ポリウレタン水分
散体(第一工業製薬(株)製スーパーフレックス19
0):48.0g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩4.0%溶液:8.0g 蒸留水:44.0g
【0063】(比較例6)実施例4において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g 蒸留水:65.0g
【0064】(比較例7)実施例4において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g エポキシ化合物(ナガセ化成(株)製デナコールEX−
614B):0.5g 蒸留水:64.5g
【0065】(比較例8)実施例4において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g メラミン架橋剤(住友化学(株)製Sumitex Resin M-
3):0.2g 蒸留水:64.8g
【0066】(比較例9)実施例4において、第一下塗
層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は実
施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ポリウレタン水分散体(実施例1で使用されたものと同
じもの):35.0g ヘキサメチレンジウレア(相互薬品工業(株)製HD
U):1.0g 蒸留水:64.0g
【0067】(比較例10)実施例4において、第一下
塗層用塗布液として下記の組成のものを使用した以外は
実施例4と同様にして写真感光材料を作製した。 (第一下塗層用塗布液) ブタジエンースチレン共重合体ラテックス(固形分43
%、ブタジエン/スチレン重量比=32/68):3
4.0g 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナ
トリウム塩4.0%溶液:8.0g 蒸留水:58.0g
【0068】
【発明の効果】得られた16種類の写真感材について、
フィルム支持体と写真乳剤層との接着の評価を行なっ
た。その結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】表1より、実施例1〜6のようにウレタン
にジクロロ−s−トリアジン系架橋剤を添加した場合、
接着力において他の架橋剤を併用する場合と比較して、
格段に良いことがわかる。比較例2、3、7、8のよう
にエポキシ系架橋剤、メラミン系架橋剤を用いる場合は
下塗層とその上の層(ゼラチン層)で剥離することが多
く、アジリジン系架橋剤はポリエステルフイルムと下塗
層の間で剥離することが多い。実施例3、6は他の実施
例に比べて処理液中での接着力で若干劣ることからウレ
タンの中でもポリカーボネート系が特に好ましいことが
わかる。比較例5、10にSBRラテックスにジクロロ
−s−トリアジン系架橋剤を併用する例を示したが、S
BRラテックスの場合は効果がでないことがわかる。
【0071】次に低湿条件下における亀裂の発生のテス
トをおこなった。その結果を表2に示す。
【0072】
【表2】
【0073】表2より、実施例1〜6のジクロロ−s−
トリアジン系架橋剤使用の場合は他の架橋剤使用の場合
に比較して、亀裂の発生が極めて少ない。比較例3、8
のメラミン系架橋剤使用の場合も比較的少ないが、エポ
キシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤を用いる場合、亀裂
の発生が多い。実施例3、6は他の実施例に比べて若干
劣ることからウレタンの中でもポリカーボネート系が特
に好ましいことがわかる。比較例5、10にSBRラテ
ックスにジクロロ−s−トリアジン系架橋剤を併用する
例を示したが、SBRラテックスの場合は効果がでない
ことがわかる。
【0074】次に帯電防止性テスト、耐傷性テスト、耐
溶剤性テストを行った。その結果を表3に示す。
【0075】
【表3】
【0076】表3より、実施例1〜6は比較例に比べ、
帯電防止性、耐傷性、耐溶剤性全てにおいて優れている
ことがわかる。その中で実施例3、6は他の実施例に比
べて若干劣ることからウレタンの中でもポリカーボネー
ト系が特に好ましいことがわかる。比較例5、10にS
BRラテックスにジクロロ−s−トリアジン系架橋剤を
併用する例を示したが、SBRラテックスの場合は効果
がでないことがわかる。
【0077】以上の結果より、結晶配向が完了する前の
ポリエステルフイルムにポリウレタン水分散体及びジク
ロロ−s−トリアジン系架橋剤から成る塗布液を塗布、
乾燥、延伸、熱処理して得られる写真感光材料支持体
は、いかなる条件においても優れた接着力を示し、低湿
条件での亀裂発生もなく、帯電防止性、耐傷性、耐溶剤
性においても非常に優れた性能を発揮することがわか
る。また、ウレタンの中でもカーボネート系のものが特
に好ましいといえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 175/06 PHQ G03C 1/93 // B29K 67:00 B29L 9:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶配向が完了する前のポリエステルフ
    イルムの片面あるいは両面にポリウレタン水分散体及び
    一般式[I]あるいは[II]で示されるジクロロ−s
    −トリアジン系架橋剤を含む塗布液を塗布し、次いで乾
    燥、延伸、熱処理を施して結晶配向を完了させることに
    より得られることを特徴とする写真感光材料支持体。 一般式[I] 【化1】 (式中Aはアルキル基、環状アルキル基、アリール基、
    アルアルキル基、金属あるいは水素原子をあらわす。) 一般式[II] 【化2】 (式中R1、R2は水素、アルキル基、環状アルキル基、
    アリール基、アルアルキル基あるいは−NHR3(R3:
    アルキル、アシル)をあらわし、R1とR2は結合しても
    よく、またO、S、N−R4(R4:アルキル基)を含む
    5〜6員の環を形成していてもよい。)
  2. 【請求項2】 ポリウレタン水分散体がカーボネート骨
    格を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の写真感光材料支持体。
JP6268954A 1994-11-01 1994-11-01 写真感光材料支持体 Pending JPH08129246A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100451442B1 (ko) * 2001-11-12 2004-10-06 엘지전선 주식회사 트리아진 고리를 주쇄로 하는 폴리유레아계 감광성 고분자액정 배향제와 이를 이용한 액정 배향막
KR100508103B1 (ko) * 2002-11-29 2005-08-19 엘에스전선 주식회사 하나 이상의 광활성 그룹을 가지는 트리아진 고리를이용한 폴리(아미드-유레아)공중합 감광성 고분자 액정배향제 조성물, 이를 이용한 감광성 고분자 액정 배향막,그 제조방법 및 상기 액정 배향막을 포함하는 액정 소자

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KR100451442B1 (ko) * 2001-11-12 2004-10-06 엘지전선 주식회사 트리아진 고리를 주쇄로 하는 폴리유레아계 감광성 고분자액정 배향제와 이를 이용한 액정 배향막
KR100508103B1 (ko) * 2002-11-29 2005-08-19 엘에스전선 주식회사 하나 이상의 광활성 그룹을 가지는 트리아진 고리를이용한 폴리(아미드-유레아)공중합 감광성 고분자 액정배향제 조성물, 이를 이용한 감광성 고분자 액정 배향막,그 제조방법 및 상기 액정 배향막을 포함하는 액정 소자

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