JPH0812983A - ガソリン組成物 - Google Patents
ガソリン組成物Info
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- JPH0812983A JPH0812983A JP14767094A JP14767094A JPH0812983A JP H0812983 A JPH0812983 A JP H0812983A JP 14767094 A JP14767094 A JP 14767094A JP 14767094 A JP14767094 A JP 14767094A JP H0812983 A JPH0812983 A JP H0812983A
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- JP
- Japan
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- gasoline
- general formula
- combustion chamber
- compound represented
- gasoline composition
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の吸気系清浄性に加え、燃焼室清浄性に
優れたガソリン組成物の提供。 【構成】 一般式(1) で表される化合物をガソリンに対
して1〜1000ppm 含有するガソリン組成物。 【化1】 (式中、R は炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基、q は1
または2、POはプロピレンオキサイドの付加によるプロ
ピレンオキシ基、m はPOの平均付加モル数で10〜30の
数、n は1または2を示す。)
優れたガソリン組成物の提供。 【構成】 一般式(1) で表される化合物をガソリンに対
して1〜1000ppm 含有するガソリン組成物。 【化1】 (式中、R は炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基、q は1
または2、POはプロピレンオキサイドの付加によるプロ
ピレンオキシ基、m はPOの平均付加モル数で10〜30の
数、n は1または2を示す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料の燃焼室の清浄効
果に特に優れたガソリン組成物に関する。
果に特に優れたガソリン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内燃エ
ンジンの燃料系統及び燃焼室にスラッジ、デポジット等
の沈積物を生じると、エンジンの機能低下及び排ガス等
の悪影響を及ぼすことが知られている。すなわち、吸気
弁や吸気ポートに生成したデポジットは、エンジン出力
の低下、運転性の悪化、排ガスの増加等の原因となり、
また燃焼室デポジットはノッキングを引き起こし、運転
性・燃費の悪化、NOx 等の排ガス悪化の原因となる。ま
た燃焼室デポジットとORI(オクタン価要求値増加)
が強く相関することも、多くの文献(SAE Paper 90210
5、SAE Paper 750933、SAE Paper 750932、SAE Quarter
ly Transactions, Vol.5, 1951 、Ind.Eng.Chem., 45,
1501, 1953 等)ですでに報告されている。この燃焼室
デポジットは、潤滑油、燃料(ガソリン)、場合によっ
てはガソリン清浄剤に由来すると言われている。
ンジンの燃料系統及び燃焼室にスラッジ、デポジット等
の沈積物を生じると、エンジンの機能低下及び排ガス等
の悪影響を及ぼすことが知られている。すなわち、吸気
弁や吸気ポートに生成したデポジットは、エンジン出力
の低下、運転性の悪化、排ガスの増加等の原因となり、
また燃焼室デポジットはノッキングを引き起こし、運転
性・燃費の悪化、NOx 等の排ガス悪化の原因となる。ま
た燃焼室デポジットとORI(オクタン価要求値増加)
が強く相関することも、多くの文献(SAE Paper 90210
5、SAE Paper 750933、SAE Paper 750932、SAE Quarter
ly Transactions, Vol.5, 1951 、Ind.Eng.Chem., 45,
1501, 1953 等)ですでに報告されている。この燃焼室
デポジットは、潤滑油、燃料(ガソリン)、場合によっ
てはガソリン清浄剤に由来すると言われている。
【0003】これまで、吸気弁や吸気ポートの清浄性に
ついては、各種の燃焼添加剤(特開平2−261806号公報
に示されるようなポリイソブテンアミン系のものや、特
公昭56−48556 号(USP700922)、特公昭55−39278 号、
特公昭55−25489 号、特公昭61−33016 号各公報に示さ
れるようなポリエーテルアミン系のもの等)を添加する
ことにより改善がなされてきた。しかしながら、これら
の添加剤は燃焼室においては清浄効果がなく、むしろ悪
影響を及ぼすものがほとんどであった。これに対して特
開平3−229797号(USP5089029) では、ポリエーテルア
ミン系の添加剤と鉱油もしくは合成油の併用による吸気
系並びに燃焼室の清浄性の改善が開示されている。しか
しなから、これらの系においては、吸気系/燃焼室に汚
れがつきにくい燃焼、例えばASTM D-86 の方法で蒸留す
る90%蒸留沸点が150 ℃以下でかつイオウ分が100 ppm
未満のガソリンでは効果が見られるものの、より重質な
(上記90%蒸留沸点が160 ℃以上でかつイオウ分が100
ppm 以上)ガソリンに対しては低添加量での吸気系/燃
焼室の清浄効果は不十分であった。また、USP3440029号
明細書には、凍結防止剤として使用されるポリエーテル
アミン系化合物が開示されているが、該明細書には燃焼
室における清浄効果についての記載はなく、またこの明
細書の実施例で示されている種々の化合物(プロピレン
オキサイドとエチレンオキサイドとの共重合体等)には
清浄効果は見られない。
ついては、各種の燃焼添加剤(特開平2−261806号公報
に示されるようなポリイソブテンアミン系のものや、特
公昭56−48556 号(USP700922)、特公昭55−39278 号、
特公昭55−25489 号、特公昭61−33016 号各公報に示さ
れるようなポリエーテルアミン系のもの等)を添加する
ことにより改善がなされてきた。しかしながら、これら
の添加剤は燃焼室においては清浄効果がなく、むしろ悪
影響を及ぼすものがほとんどであった。これに対して特
開平3−229797号(USP5089029) では、ポリエーテルア
ミン系の添加剤と鉱油もしくは合成油の併用による吸気
系並びに燃焼室の清浄性の改善が開示されている。しか
しなから、これらの系においては、吸気系/燃焼室に汚
れがつきにくい燃焼、例えばASTM D-86 の方法で蒸留す
る90%蒸留沸点が150 ℃以下でかつイオウ分が100 ppm
未満のガソリンでは効果が見られるものの、より重質な
(上記90%蒸留沸点が160 ℃以上でかつイオウ分が100
ppm 以上)ガソリンに対しては低添加量での吸気系/燃
焼室の清浄効果は不十分であった。また、USP3440029号
明細書には、凍結防止剤として使用されるポリエーテル
アミン系化合物が開示されているが、該明細書には燃焼
室における清浄効果についての記載はなく、またこの明
細書の実施例で示されている種々の化合物(プロピレン
オキサイドとエチレンオキサイドとの共重合体等)には
清浄効果は見られない。
【0004】近年、エンジンは益々高性能化し、その結
果このようなデポジットに対して敏感になっている。ま
た、自動車に対する要望は益々厳しくなり、従来の吸気
弁や吸気ポート清浄性に加えて、燃焼室デポジットに対
しても、その低減が強く求められるようになった。吸気
バルブの温度は 200〜300 ℃、燃焼室表面温度は 300℃
以上といわれ、ガソリン添加剤の効果を有効に発揮させ
るためには、高い清浄能力と、燃焼室での汚れを清浄化
した後の熱分解性が重要である。つまり、ある種の燃料
添加剤のように、燃焼室の汚れとならないためには、吸
気弁清浄性に求められる耐熱性だけでなく、燃焼時にガ
ソリン添加剤が速やかに分解し、燃焼することが求めら
れる。上述のような状況の中にあって、本発明は汚れの
つきやすい重質なガソリンに対しても低添加量で、吸気
系清浄性と共に、特に燃焼室清浄性に優れたガソリン組
成物を提供することを目的とするものである。
果このようなデポジットに対して敏感になっている。ま
た、自動車に対する要望は益々厳しくなり、従来の吸気
弁や吸気ポート清浄性に加えて、燃焼室デポジットに対
しても、その低減が強く求められるようになった。吸気
バルブの温度は 200〜300 ℃、燃焼室表面温度は 300℃
以上といわれ、ガソリン添加剤の効果を有効に発揮させ
るためには、高い清浄能力と、燃焼室での汚れを清浄化
した後の熱分解性が重要である。つまり、ある種の燃料
添加剤のように、燃焼室の汚れとならないためには、吸
気弁清浄性に求められる耐熱性だけでなく、燃焼時にガ
ソリン添加剤が速やかに分解し、燃焼することが求めら
れる。上述のような状況の中にあって、本発明は汚れの
つきやすい重質なガソリンに対しても低添加量で、吸気
系清浄性と共に、特に燃焼室清浄性に優れたガソリン組
成物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記のよう
な従来技術の課題を解決するために鋭意研究の結果本発
明を完成するに到った。即ち、本発明は、一般式(1)で
表される化合物をガソリンに対して1〜1000ppm含有す
ることを特徴とするガソリン組成物を提供するものであ
る。
な従来技術の課題を解決するために鋭意研究の結果本発
明を完成するに到った。即ち、本発明は、一般式(1)で
表される化合物をガソリンに対して1〜1000ppm含有す
ることを特徴とするガソリン組成物を提供するものであ
る。
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R は炭素数4〜20の脂肪族炭化水
素基、q は1または2、POはプロピレンオキサイドの付
加によるプロピレンオキシ基、m はPOの平均付加モル数
で10〜30の数、n は1または2を示す。) 本発明に使用されるガソリンは、自動車ガソリン、航空
ガソリン等の火花点火機関用ガソリンであれば特に限定
されず、改質ガソリン、低鉛化ガソリン、無鉛ガソリン
等のいずれでもよい。
素基、q は1または2、POはプロピレンオキサイドの付
加によるプロピレンオキシ基、m はPOの平均付加モル数
で10〜30の数、n は1または2を示す。) 本発明に使用されるガソリンは、自動車ガソリン、航空
ガソリン等の火花点火機関用ガソリンであれば特に限定
されず、改質ガソリン、低鉛化ガソリン、無鉛ガソリン
等のいずれでもよい。
【0008】上記一般式(1) で表される化合物は、例え
ば炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基を有するアルキルフ
ェノールのプロピレンオキサイド付加物を、アクリロニ
トリルによりシアノエチル化し、次いで水素添加し、ま
たはこれに更にアクリロニトリルによるシアノエチル化
と水素添加とを繰り返し、場合によっては、生成したア
ミンをシリカゲルカラムにより分離する等の方法で得る
ことができる。シアノエチル化反応は、苛性アルカリの
様な強アルカリ触媒下、攪拌反応させることにより得ら
れる。また、水素化は、ラネーニッケルのような水素添
加触媒の存在下に反応させて得ることができる。ただ
し、一般式(1) で表される化合物の合成法は、このよう
な方法に限られるものではない。
ば炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基を有するアルキルフ
ェノールのプロピレンオキサイド付加物を、アクリロニ
トリルによりシアノエチル化し、次いで水素添加し、ま
たはこれに更にアクリロニトリルによるシアノエチル化
と水素添加とを繰り返し、場合によっては、生成したア
ミンをシリカゲルカラムにより分離する等の方法で得る
ことができる。シアノエチル化反応は、苛性アルカリの
様な強アルカリ触媒下、攪拌反応させることにより得ら
れる。また、水素化は、ラネーニッケルのような水素添
加触媒の存在下に反応させて得ることができる。ただ
し、一般式(1) で表される化合物の合成法は、このよう
な方法に限られるものではない。
【0009】ここで、上記の製法により合成する場合、
原料となる、下記一般式(2)
原料となる、下記一般式(2)
【0010】
【化3】
【0011】(ここでR 及びq は一般式(1) と同じ意味
を示す。)で表されるアルキルフェノールとしては、炭
素数4〜20の脂肪族炭化水素基、好ましくはアルキル基
を1個又は2個有するアルキルフェノールを使用するこ
とができ、特に好ましくは脂肪族炭化水素基の炭素数が
8〜12のものがよい。脂肪族炭化水素基の炭素数が4未
満であると、ガソリンとの相溶性が悪くなり好ましくな
い。また、脂肪族炭化水素基の炭素数が20を越えると燃
焼室内での分解性が悪くなり好ましくない。使用される
具体的なアルキルフェノールとしては、例えばブチルフ
ェノール、アミルフェノール、オクチルフェノール、ノ
ニルフェノール、ジノニルフェノール、ドデシルフェノ
ール、クミルフェノール、あるいは炭素数6〜20のα−
オレフィンとフェノールを反応させて得られるアルキル
フェノール等が好適に使用でき、この中でもコスト及び
入手性を考えるとノニルフェノール、ドデシルフェノー
ルが更に好ましい。
を示す。)で表されるアルキルフェノールとしては、炭
素数4〜20の脂肪族炭化水素基、好ましくはアルキル基
を1個又は2個有するアルキルフェノールを使用するこ
とができ、特に好ましくは脂肪族炭化水素基の炭素数が
8〜12のものがよい。脂肪族炭化水素基の炭素数が4未
満であると、ガソリンとの相溶性が悪くなり好ましくな
い。また、脂肪族炭化水素基の炭素数が20を越えると燃
焼室内での分解性が悪くなり好ましくない。使用される
具体的なアルキルフェノールとしては、例えばブチルフ
ェノール、アミルフェノール、オクチルフェノール、ノ
ニルフェノール、ジノニルフェノール、ドデシルフェノ
ール、クミルフェノール、あるいは炭素数6〜20のα−
オレフィンとフェノールを反応させて得られるアルキル
フェノール等が好適に使用でき、この中でもコスト及び
入手性を考えるとノニルフェノール、ドデシルフェノー
ルが更に好ましい。
【0012】上記のアルキルフェノール等に付加すべき
アルキレンオキサイドは、プロピレンオキサイドであ
る。プロピレンオキサイドの平均付加モル数は10〜30で
あり、より好ましくは15〜25である。10未満では吸気弁
/燃焼室の清浄性が十分でなくなるので好ましくない。
また、付加モル数が30を越えても同様に清浄性が弱くな
り、また製造上困難が伴うため経済的に好ましくない。
プロピレンオキサイドは通常の方法により前記アルキル
フェノールに付加させることができる。例えば、必要に
より適当な溶媒を用い、アルキルフェノールを苛性アル
カリの存在下、加熱しながらプロピレンオキサイドを気
体状で加えて反応させればよい。
アルキレンオキサイドは、プロピレンオキサイドであ
る。プロピレンオキサイドの平均付加モル数は10〜30で
あり、より好ましくは15〜25である。10未満では吸気弁
/燃焼室の清浄性が十分でなくなるので好ましくない。
また、付加モル数が30を越えても同様に清浄性が弱くな
り、また製造上困難が伴うため経済的に好ましくない。
プロピレンオキサイドは通常の方法により前記アルキル
フェノールに付加させることができる。例えば、必要に
より適当な溶媒を用い、アルキルフェノールを苛性アル
カリの存在下、加熱しながらプロピレンオキサイドを気
体状で加えて反応させればよい。
【0013】また、一般式(1) 中のn は1または2であ
り、n が3以上の整数の場合製造面で困難であり、また
4以上であるとガソリン中に水が混入した場合、乳化し
てしまうなどの問題があり、好ましくない。また燃焼室
の清浄性の面からn が1であるほうがより好ましい。
り、n が3以上の整数の場合製造面で困難であり、また
4以上であるとガソリン中に水が混入した場合、乳化し
てしまうなどの問題があり、好ましくない。また燃焼室
の清浄性の面からn が1であるほうがより好ましい。
【0014】本発明のガソリン組成物は、燃焼吸気系統
及び燃焼室に優れた清浄性を示すが、特に燃焼室の清浄
性に効果を発揮し、更に低添加量での清浄性の保持に優
れる。本発明の一般式(1) で表される化合物は、ガソリ
ンに対して1〜1000ppm 配合される。配合量が多い程吸
気弁の清浄性は優れるが、燃焼室の清浄性は配合量が多
く成りすぎると悪化する。そのため好ましくは10〜800p
pm、より好ましくは50〜500ppm、特に好ましくは50〜24
0 ppm である。また、本発明のガソリン組成物は、90%
蒸留沸点が160 ℃以上(ASTM D-86)でかつ、イオウ分が
100 ppm 以上のガソリンに対しても優れた清浄性を有す
るものである。本発明のガソリン組成物は他の燃料油添
加剤、例えば防錆剤、抗乳化剤、酸化防止剤、金属不活
性剤等を併用しても良い。
及び燃焼室に優れた清浄性を示すが、特に燃焼室の清浄
性に効果を発揮し、更に低添加量での清浄性の保持に優
れる。本発明の一般式(1) で表される化合物は、ガソリ
ンに対して1〜1000ppm 配合される。配合量が多い程吸
気弁の清浄性は優れるが、燃焼室の清浄性は配合量が多
く成りすぎると悪化する。そのため好ましくは10〜800p
pm、より好ましくは50〜500ppm、特に好ましくは50〜24
0 ppm である。また、本発明のガソリン組成物は、90%
蒸留沸点が160 ℃以上(ASTM D-86)でかつ、イオウ分が
100 ppm 以上のガソリンに対しても優れた清浄性を有す
るものである。本発明のガソリン組成物は他の燃料油添
加剤、例えば防錆剤、抗乳化剤、酸化防止剤、金属不活
性剤等を併用しても良い。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、下記の表1及び表2に示す各種化合物の合成
例も以下に示す。尚、表1及び表2において、合nは合
成例n、比nは比較合成例nで得られた化合物を示す。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。尚、下記の表1及び表2に示す各種化合物の合成
例も以下に示す。尚、表1及び表2において、合nは合
成例n、比nは比較合成例nで得られた化合物を示す。
【0016】合成例1〜14及び比較合成例1〜20 一般式(3) R'−OH …(3) (式中、R'は表1及び表2に示した基である。)で表さ
れる化合物に、苛性カリウム触媒10mol %量(対一般式
(3) で表される化合物)存在下、ブチレンオキサイド及
び/又はプロピレンオキサイドを付加させて得られる一
般式(4) R'-O-(BO)a-(PO)b-H …(4) (式中、R'及びPOは前記の意味を示し、BOはブチレンオ
キシ基、a はブチレンオキサイド付加モル数を示し、
0,10,15,16, 20または30の数、 bはプロピレンオキ
サイド付加モル数を示し、0,5, 10, 15, 20, 25, 30
または40の数である。)で表される化合物1.30モルを3
リットルの4つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下で、苛
性カリ 0.013モルを触媒として添加した後、減圧下で脱
水した。30℃の温度で攪拌しながらアクリロニトリル6.
50モルを6時間かけて滴下し、次いで酢酸により苛性カ
リを中和し、過剰のアクリロニトリルを減圧下に除去
し、シアノエチル化物を得た。このシアノエチル化物 3
00gを1リットルのオートクレーブに入れ、ラネーニッ
ケルを触媒として20kg/cm2 の水素圧をかけ、 100℃で
水素添加を行い、その後、以下に示すカラム処理をし
て、一般式(5) R'-O-(BO)a-(PO)b-CH2CH2CH2NH2 …(5) (式中、R', PO, BO, a, bは前記の意味を示す。)で表
される各種化合物を得た。カラム処理は例えば次のよう
に行うことができる。水素添加物を、シリカゲルを充填
したカラムに仕込み、ジメチルエーテルで未反応の一般
式(4) で表される化合物等を溶出する。その後、エチル
アルコール/アンモニア水混合溶液で目的生成物を溶出
し、溶媒を留去した。また、この一般式(5) で表される
化合物を前述と同様の方法でシアノエチル化した後、水
素添加して、カラム処理をすることにより、一般式(6) R'-O-(BO)a-(PO)b-(CH2CH2CH2NH)2H …(6) (式中、R', PO, BO, a, bは前記の意味を示す。)で表
される化合物を得た。
れる化合物に、苛性カリウム触媒10mol %量(対一般式
(3) で表される化合物)存在下、ブチレンオキサイド及
び/又はプロピレンオキサイドを付加させて得られる一
般式(4) R'-O-(BO)a-(PO)b-H …(4) (式中、R'及びPOは前記の意味を示し、BOはブチレンオ
キシ基、a はブチレンオキサイド付加モル数を示し、
0,10,15,16, 20または30の数、 bはプロピレンオキ
サイド付加モル数を示し、0,5, 10, 15, 20, 25, 30
または40の数である。)で表される化合物1.30モルを3
リットルの4つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下で、苛
性カリ 0.013モルを触媒として添加した後、減圧下で脱
水した。30℃の温度で攪拌しながらアクリロニトリル6.
50モルを6時間かけて滴下し、次いで酢酸により苛性カ
リを中和し、過剰のアクリロニトリルを減圧下に除去
し、シアノエチル化物を得た。このシアノエチル化物 3
00gを1リットルのオートクレーブに入れ、ラネーニッ
ケルを触媒として20kg/cm2 の水素圧をかけ、 100℃で
水素添加を行い、その後、以下に示すカラム処理をし
て、一般式(5) R'-O-(BO)a-(PO)b-CH2CH2CH2NH2 …(5) (式中、R', PO, BO, a, bは前記の意味を示す。)で表
される各種化合物を得た。カラム処理は例えば次のよう
に行うことができる。水素添加物を、シリカゲルを充填
したカラムに仕込み、ジメチルエーテルで未反応の一般
式(4) で表される化合物等を溶出する。その後、エチル
アルコール/アンモニア水混合溶液で目的生成物を溶出
し、溶媒を留去した。また、この一般式(5) で表される
化合物を前述と同様の方法でシアノエチル化した後、水
素添加して、カラム処理をすることにより、一般式(6) R'-O-(BO)a-(PO)b-(CH2CH2CH2NH)2H …(6) (式中、R', PO, BO, a, bは前記の意味を示す。)で表
される化合物を得た。
【0017】比較合成例21及び22 U.S.Patent 3,440,029号明細書に記載の方法に従って、
表1及び表2の比21及び比22の欄の化合物を合成した。
すなわち、オクチルフェノールまたはノニルフェノール
を、苛性ソーダを触媒とし、プロピレンオキサイド(PO)
及びエチレンオキサイド(EO)を付加して、一般式(7)
表1及び表2の比21及び比22の欄の化合物を合成した。
すなわち、オクチルフェノールまたはノニルフェノール
を、苛性ソーダを触媒とし、プロピレンオキサイド(PO)
及びエチレンオキサイド(EO)を付加して、一般式(7)
【0018】
【化4】
【0019】(式中、R"=C8H17-; c/d =3/5また
はR"=C9H19-; c/d =15/30を示す。)で表される化
合物を得た。この化合物を、シアノエチル化し、ラネー
ニッケルを触媒として 100℃、20kg/cm2 の水素圧で水
素添加を行なって、一般式(8)
はR"=C9H19-; c/d =15/30を示す。)で表される化
合物を得た。この化合物を、シアノエチル化し、ラネー
ニッケルを触媒として 100℃、20kg/cm2 の水素圧で水
素添加を行なって、一般式(8)
【0020】
【化5】
【0021】(式中、R", c, dは前記と同じ意味を示
す。)で表される化合物を得た。
す。)で表される化合物を得た。
【0022】比較合成例23 特公昭56−48556 (U.S.Patent 700,922)号公報記載の
方法に従って、ドデシルフェノールのブチレンオキサイ
ド25モル付加物のクロロホルメート化物とエチレンジア
ミンとのを反応物を得た。
方法に従って、ドデシルフェノールのブチレンオキサイ
ド25モル付加物のクロロホルメート化物とエチレンジア
ミンとのを反応物を得た。
【0023】比較合成例24 特開平3−229797(U.S.Patent 5,089,029)号公報記載
の方法に従って得られた式(9) で表される化合物と式(1
0)で表される化合物を重量比で1/1に配合した。
の方法に従って得られた式(9) で表される化合物と式(1
0)で表される化合物を重量比で1/1に配合した。
【0024】
【化6】
【0025】実施例1−1〜1−14及び比較例1−1〜
1−24 CCD(燃焼室デポジット)を増加させるかどうか調べ
るため、TGA(Thermal Gravimetric Analysis) によ
り、上記合成例1〜14及び比較合成例1〜24で得られた
化合物の熱分解性を測定した。測定はシェブロン法によ
り以下のように行った。上記合成例1〜14及び比較合成
例1〜24で得られた化合物約15mgをそれぞれ精秤し、エ
アー(流量60ml/分)中、昇温速度180 ℃/分で 200℃
まで昇温し、30分間この温度でホールドした。その後再
び昇温速度 180℃/分で 295℃まで昇温し、30分間ホー
ルドした。 200℃でのサンプル気散率(%)と、 295℃
での残存率(%)を測定した。結果を表1に示した。表
1の上段の数字は 200℃での各化合物の気散率を示し、
この値が小さいもの程、吸気弁での熱安定性が良いこと
を意味する。表1の下段の数字は 295℃での各化合物の
残存率を示し、この値が小さいもの程、燃焼室での熱分
解性が良いことを意味する。ここでは、上段・下段いず
れの値も小さいものが好ましい。
1−24 CCD(燃焼室デポジット)を増加させるかどうか調べ
るため、TGA(Thermal Gravimetric Analysis) によ
り、上記合成例1〜14及び比較合成例1〜24で得られた
化合物の熱分解性を測定した。測定はシェブロン法によ
り以下のように行った。上記合成例1〜14及び比較合成
例1〜24で得られた化合物約15mgをそれぞれ精秤し、エ
アー(流量60ml/分)中、昇温速度180 ℃/分で 200℃
まで昇温し、30分間この温度でホールドした。その後再
び昇温速度 180℃/分で 295℃まで昇温し、30分間ホー
ルドした。 200℃でのサンプル気散率(%)と、 295℃
での残存率(%)を測定した。結果を表1に示した。表
1の上段の数字は 200℃での各化合物の気散率を示し、
この値が小さいもの程、吸気弁での熱安定性が良いこと
を意味する。表1の下段の数字は 295℃での各化合物の
残存率を示し、この値が小さいもの程、燃焼室での熱分
解性が良いことを意味する。ここでは、上段・下段いず
れの値も小さいものが好ましい。
【0026】
【表1】
【0027】実施例2−1〜2−14及び比較例2−1〜
2−24 燃料として、イオウ分120 ppm で、ASTM D-86 の方法で
蒸留したときの蒸留性状が表3に示すような値であるフ
ィリップス社製レギュラーガソリンを用い、これに、上
記合成例1〜14及び比較合成例1〜24で得られた化合物
を150ppm添加してガソリン組成物を得た。この組成物に
ついて、下記に示すテストモードでエンジン稼働し、次
に示す方法によりIVD(インテークバルブデポジッ
ト)量(下段)、CCD(燃焼室デポジット)量(上
段)を測定した。結果を表2に示す。ここでは、上段・
下段いずれの値も小さいものが好ましい。 ・テストエンジン:トヨタ 1G−EU(2000cc) ・テストモード :2000rpm(0〜4馬力)60秒、さら
に、2800rpm(41±1馬力)180 秒で1サイクル ・テスト時間 : 100時間 ・IVD:インテークバルブの面とへりから、燃焼室か
らのデポジットをワイヤーブラシで磨き取り、ステムの
方からヘキサンで洗浄し、95℃で5分間乾燥後、デシケ
ーター内で室温になるまで放置し、その重量を測定し
た。4本のインテークバルブの重量変化の平均値をIV
D付着量とする。 ・CCD:4つのピストントップとシリンダーヘッドか
らカーボンデポジットを削り取り、その重量を測定し、
その合計をCCD付着量とする。
2−24 燃料として、イオウ分120 ppm で、ASTM D-86 の方法で
蒸留したときの蒸留性状が表3に示すような値であるフ
ィリップス社製レギュラーガソリンを用い、これに、上
記合成例1〜14及び比較合成例1〜24で得られた化合物
を150ppm添加してガソリン組成物を得た。この組成物に
ついて、下記に示すテストモードでエンジン稼働し、次
に示す方法によりIVD(インテークバルブデポジッ
ト)量(下段)、CCD(燃焼室デポジット)量(上
段)を測定した。結果を表2に示す。ここでは、上段・
下段いずれの値も小さいものが好ましい。 ・テストエンジン:トヨタ 1G−EU(2000cc) ・テストモード :2000rpm(0〜4馬力)60秒、さら
に、2800rpm(41±1馬力)180 秒で1サイクル ・テスト時間 : 100時間 ・IVD:インテークバルブの面とへりから、燃焼室か
らのデポジットをワイヤーブラシで磨き取り、ステムの
方からヘキサンで洗浄し、95℃で5分間乾燥後、デシケ
ーター内で室温になるまで放置し、その重量を測定し
た。4本のインテークバルブの重量変化の平均値をIV
D付着量とする。 ・CCD:4つのピストントップとシリンダーヘッドか
らカーボンデポジットを削り取り、その重量を測定し、
その合計をCCD付着量とする。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(1)で表される化合物をガソリン
に対して1〜1000ppm含有することを特徴とするガソリ
ン組成物。 【化1】 (式中、R は炭素数4〜20の脂肪族炭化水素基、q は1
または2、POはプロピレンオキサイドの付加によるプロ
ピレンオキシ基、m はPOの平均付加モル数で10〜30の
数、n は1または2を示す。) - 【請求項2】 一般式(1) 中のR が、炭素数8〜12の脂
肪族炭化水素基である請求項1記載のガソリン組成物。 - 【請求項3】 一般式(1) 中のm が15〜25である請求項
1又は2記載のガソリン組成物。 - 【請求項4】 一般式(1) 中のn が1である請求項1〜
3のいずれか一項に記載のガソリン組成物。 - 【請求項5】 一般式(1) で表される化合物をガソリン
に対して10〜800ppm含有することを特徴とする請求項1
〜4のいずれか一項に記載のガソリン組成物。 - 【請求項6】 一般式(1) で表される化合物をガソリン
に対して50〜500ppm含有することを特徴とする請求項1
〜4のいずれか一項に記載のガソリン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14767094A JPH0812983A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | ガソリン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14767094A JPH0812983A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | ガソリン組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0812983A true JPH0812983A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15435623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14767094A Pending JPH0812983A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | ガソリン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812983A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018191179A1 (en) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | Daly Thomas P | Novel mining collectors |
| US10442754B2 (en) | 2016-01-25 | 2019-10-15 | Thomas P. Daly | Mining collectors |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP14767094A patent/JPH0812983A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10442754B2 (en) | 2016-01-25 | 2019-10-15 | Thomas P. Daly | Mining collectors |
| US11046639B2 (en) | 2016-01-25 | 2021-06-29 | Thomas P. Daly | Mining collectors |
| WO2018191179A1 (en) * | 2017-04-11 | 2018-10-18 | Daly Thomas P | Novel mining collectors |
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