JPH08131455A - 手術用顕微鏡 - Google Patents
手術用顕微鏡Info
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- JPH08131455A JPH08131455A JP6279402A JP27940294A JPH08131455A JP H08131455 A JPH08131455 A JP H08131455A JP 6279402 A JP6279402 A JP 6279402A JP 27940294 A JP27940294 A JP 27940294A JP H08131455 A JPH08131455 A JP H08131455A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、第1の観察手段による観察像と第2
の観察手段による観察像の解剖学上の位置関係を容易に
把握でき、術部の観察をしながら手術を行う際の能率を
向上させることができる手術用顕微鏡を提供することに
ある。 【構成】術部を観察するための観察光学系から成る第1
の観察手段と、この第1の観察手段によって被観察物体
を観察する向きおよび位置の少なくとも一方が異なる状
態で被観察物体を観察するとともに前記第1の観察手段
の接眼部を共有する第2の観察手段と、この第2の観察
手段の視野方向を変更する視野移動手段と、前記第2の
観察手段で得られる前記接眼部での被観察物体の観察像
の向きを所定の向きに保つように補正する像方向補正手
段とを具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。
の観察手段による観察像の解剖学上の位置関係を容易に
把握でき、術部の観察をしながら手術を行う際の能率を
向上させることができる手術用顕微鏡を提供することに
ある。 【構成】術部を観察するための観察光学系から成る第1
の観察手段と、この第1の観察手段によって被観察物体
を観察する向きおよび位置の少なくとも一方が異なる状
態で被観察物体を観察するとともに前記第1の観察手段
の接眼部を共有する第2の観察手段と、この第2の観察
手段の視野方向を変更する視野移動手段と、前記第2の
観察手段で得られる前記接眼部での被観察物体の観察像
の向きを所定の向きに保つように補正する像方向補正手
段とを具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロサージャリー
に用いられる手術用顕微鏡に関する。
に用いられる手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、実体顕微鏡を用いた手術の確実性
を向上させるために、その手術用顕微鏡では観察できな
い、いわゆる死角部分に対しての観察を内視鏡を使用し
て行うことが考えられている。このような方式の手術に
は、顕微鏡像と内視鏡像を切り替えて観察できることが
望ましい。このため、特開昭62−134615公報や
特開平3−105305公報に開示されているような顕
微鏡が提案されている。
を向上させるために、その手術用顕微鏡では観察できな
い、いわゆる死角部分に対しての観察を内視鏡を使用し
て行うことが考えられている。このような方式の手術に
は、顕微鏡像と内視鏡像を切り替えて観察できることが
望ましい。このため、特開昭62−134615公報や
特開平3−105305公報に開示されているような顕
微鏡が提案されている。
【0003】ここで、特開平3−105305号公報に
開示された手術用顕微鏡装置を用いて術部を観察する様
子を図10に示す。これの概略的な構成は、次の通りで
ある。すなわち、図10において、1は内視鏡であり、
これは、対物レンズ2、およびこの対物レンズ2によっ
て取り込まれた像を観察する接眼レンズ3とを備えてな
る。この内視鏡1の観察像は、像伝送装置4によって後
述する手術用顕微鏡13に取り込まれてその手術用顕微
鏡13の接眼部から観察されるようになっている。像伝
送装置4は、第1のリレーレンズ5、ミラー6,7,
8、および第2リレーレンズ9を備えて構成されてお
り、内視鏡1による観撮像を後述の手術用顕微鏡13に
導く。また、像伝送装置4における複数の関節筒部材の
途中位置には、図示の如く、内視鏡1からの観察光軸ま
わりに回動可能に接続する接続機構10,11,12を
それぞれ設けており、これによって、内視鏡1の位置お
よび向きを変更自在に支持している。手術用顕微鏡13
は、対物レンズ14、一対の変倍光学系15、ハーフプ
リズム16、結像レンズ17および接眼レンズ18から
なっている。
開示された手術用顕微鏡装置を用いて術部を観察する様
子を図10に示す。これの概略的な構成は、次の通りで
ある。すなわち、図10において、1は内視鏡であり、
これは、対物レンズ2、およびこの対物レンズ2によっ
て取り込まれた像を観察する接眼レンズ3とを備えてな
る。この内視鏡1の観察像は、像伝送装置4によって後
述する手術用顕微鏡13に取り込まれてその手術用顕微
鏡13の接眼部から観察されるようになっている。像伝
送装置4は、第1のリレーレンズ5、ミラー6,7,
8、および第2リレーレンズ9を備えて構成されてお
り、内視鏡1による観撮像を後述の手術用顕微鏡13に
導く。また、像伝送装置4における複数の関節筒部材の
途中位置には、図示の如く、内視鏡1からの観察光軸ま
わりに回動可能に接続する接続機構10,11,12を
それぞれ設けており、これによって、内視鏡1の位置お
よび向きを変更自在に支持している。手術用顕微鏡13
は、対物レンズ14、一対の変倍光学系15、ハーフプ
リズム16、結像レンズ17および接眼レンズ18から
なっている。
【0004】このような手術用顕微鏡装置を用いて、術
部Pを観察する場合、その術部Pの表層P1 は、対物レ
ンズ14、変倍レンズ15、ハーフプリズム16、結像
レンズ17を介して結像し、さらに、接眼レンズ18を
介して、術者の眼19により実体的に観察される。
部Pを観察する場合、その術部Pの表層P1 は、対物レ
ンズ14、変倍レンズ15、ハーフプリズム16、結像
レンズ17を介して結像し、さらに、接眼レンズ18を
介して、術者の眼19により実体的に観察される。
【0005】一方、顕微鏡13を通じての観察が困難な
術部Pの深部あるいはその側面P2を観察する場合に
は、内視鏡1を用いて行う、つまり、その視野像を対物
レンズ2、接眼レンズ3、像伝送装置4、ハーフプリズ
ム16を通じて、接眼部の結像レンズ17に取り込んで
結像し、顕微鏡13の接眼レンズ18を通じて観察す
る。ここで、変倍光学系15とハーフプリズム16の
間、および第2リレーレンズ9とハーフプリズム16の
間に遮光部材を配置し、これを交互に開閉すれば、手術
用顕微鏡像と内視鏡像とを切り替えることができる。こ
のように2つの像を順次観察することで、手術の確実性
を向上させることができるというものである。
術部Pの深部あるいはその側面P2を観察する場合に
は、内視鏡1を用いて行う、つまり、その視野像を対物
レンズ2、接眼レンズ3、像伝送装置4、ハーフプリズ
ム16を通じて、接眼部の結像レンズ17に取り込んで
結像し、顕微鏡13の接眼レンズ18を通じて観察す
る。ここで、変倍光学系15とハーフプリズム16の
間、および第2リレーレンズ9とハーフプリズム16の
間に遮光部材を配置し、これを交互に開閉すれば、手術
用顕微鏡像と内視鏡像とを切り替えることができる。こ
のように2つの像を順次観察することで、手術の確実性
を向上させることができるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平3−
105305号公報に提示される手術用顕微鏡装置は、
その顕微鏡の接眼レンズ18を通じて内視鏡像を観察す
るが、その観察される内視鏡像は、その像伝送装置4の
光軸回りに回転するため、その観察する像が術部のどの
部分のものか、例えば、図10に矢印aで示す表層側部
分にあたるのか、あるいは矢印bで示す深部側部分にあ
たるのかが、全くわからない。このため、たとえ死角部
分が観察できたとしても、術者は、解剖学を頭に描いて
表層側か、深部側かの方向の判断を強いられ、手術の能
率をかなり低下させるという事情があった。
105305号公報に提示される手術用顕微鏡装置は、
その顕微鏡の接眼レンズ18を通じて内視鏡像を観察す
るが、その観察される内視鏡像は、その像伝送装置4の
光軸回りに回転するため、その観察する像が術部のどの
部分のものか、例えば、図10に矢印aで示す表層側部
分にあたるのか、あるいは矢印bで示す深部側部分にあ
たるのかが、全くわからない。このため、たとえ死角部
分が観察できたとしても、術者は、解剖学を頭に描いて
表層側か、深部側かの方向の判断を強いられ、手術の能
率をかなり低下させるという事情があった。
【0007】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、第1の観察手段による観
察像と第2の観察手段による観察像の解剖学上の位置関
係を容易に把握できるので、その顕微鏡下で、適宜顕微
鏡像と内視鏡像を切り替えて、術部の観察しながら手術
を行う際の能率を向上させることができる手術用顕微鏡
を提供することにある。
で、その目的とするところは、第1の観察手段による観
察像と第2の観察手段による観察像の解剖学上の位置関
係を容易に把握できるので、その顕微鏡下で、適宜顕微
鏡像と内視鏡像を切り替えて、術部の観察しながら手術
を行う際の能率を向上させることができる手術用顕微鏡
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、術
部を観察するための観察光学系から成る第1の観察手段
と、この第1の観察手段によって被観察物体を観察する
向きおよび位置の少なくとも一方が異なる状態で前記被
観察物体の部位を観察するとともに前記第1の観察手段
の接眼部を共有する第2の観察手段と、この第2の観察
手段の視野方向を変更する視野移動手段と、前記第2の
観察手段で得られる前記接眼部での被観察物体の観察像
の向きを所定の向きに保つように補正する像方向補正手
段とを具備したことを特徴とする手術用顕微鏡である。
同じ接眼部から観察する各観察手段の向きを像方向補正
手段で整合させるため、手術を行う際の能率が向上す
る。
部を観察するための観察光学系から成る第1の観察手段
と、この第1の観察手段によって被観察物体を観察する
向きおよび位置の少なくとも一方が異なる状態で前記被
観察物体の部位を観察するとともに前記第1の観察手段
の接眼部を共有する第2の観察手段と、この第2の観察
手段の視野方向を変更する視野移動手段と、前記第2の
観察手段で得られる前記接眼部での被観察物体の観察像
の向きを所定の向きに保つように補正する像方向補正手
段とを具備したことを特徴とする手術用顕微鏡である。
同じ接眼部から観察する各観察手段の向きを像方向補正
手段で整合させるため、手術を行う際の能率が向上す
る。
【0009】
<第1の実施例>図1ないし図4を参照して、本発明の
第1の実施例を説明する。図1は、手術用顕微鏡の観察
光学系を内蔵する鏡体の全体図、図2は、第2の観察手
段を組み込んだ第2のハウジング32の部分の拡大した
断面図、図3は、図1におけるA−Aに沿う断面図、図
4は、指標板の平面図である。 (構成)図1において示す手術用実体顕微鏡は、第1の
対物レンズ20、一対の変倍光学系21、ハーフプリズ
ム22、明るさ補正フィルター23、一対の結像レンズ
24、一対の接眼レンズ25よりなる第1の観察手段を
有し、この第1の観察手段は、第1のハウジング26に
内蔵されている。また、第2の対物レンズ27、第1ミ
ラー28、リレー光学系29、イメージローテーター3
0、2回反射プリズム31と、前記ハーフプリズム2
2、結像レンズ24、および接眼レンズ25とによって
第2の観察手段が構成されている。第2の観察手段にお
いての、第2の対物レンズ27、第1ミラー28、リレ
ー光学系29までは、管状の第2のハウジング32に組
み込まれており、それ以後の部材は前記第1のハウジン
グ26に内蔵されている。ここで、リレー光学系29か
ら出射する光束は、平行光となるように構成されてい
る。また、管状の第2のハウジング32の先端部には、
一端を図示しない光源装置に接続された可撓性のライト
ガイド34の他端部と照明用レンズ33も内蔵されてい
る。ライトガイド34はその第2のハウジング32を通
じて導かれることが望ましいが、これに限るものではな
い。
第1の実施例を説明する。図1は、手術用顕微鏡の観察
光学系を内蔵する鏡体の全体図、図2は、第2の観察手
段を組み込んだ第2のハウジング32の部分の拡大した
断面図、図3は、図1におけるA−Aに沿う断面図、図
4は、指標板の平面図である。 (構成)図1において示す手術用実体顕微鏡は、第1の
対物レンズ20、一対の変倍光学系21、ハーフプリズ
ム22、明るさ補正フィルター23、一対の結像レンズ
24、一対の接眼レンズ25よりなる第1の観察手段を
有し、この第1の観察手段は、第1のハウジング26に
内蔵されている。また、第2の対物レンズ27、第1ミ
ラー28、リレー光学系29、イメージローテーター3
0、2回反射プリズム31と、前記ハーフプリズム2
2、結像レンズ24、および接眼レンズ25とによって
第2の観察手段が構成されている。第2の観察手段にお
いての、第2の対物レンズ27、第1ミラー28、リレ
ー光学系29までは、管状の第2のハウジング32に組
み込まれており、それ以後の部材は前記第1のハウジン
グ26に内蔵されている。ここで、リレー光学系29か
ら出射する光束は、平行光となるように構成されてい
る。また、管状の第2のハウジング32の先端部には、
一端を図示しない光源装置に接続された可撓性のライト
ガイド34の他端部と照明用レンズ33も内蔵されてい
る。ライトガイド34はその第2のハウジング32を通
じて導かれることが望ましいが、これに限るものではな
い。
【0010】次に、第1のハウジング26および管状の
第2のハウジング32の移動機構部について説明する。
前記第1のハウジング26に取り付けられた軸受け35
を介して第1の歯車36が、その第1のハウジング26
に対して回転軸O1 まわりに回動可能に取り付けられて
いる。また、図3で示すごとく、第1の歯車36には、
管状の第2のハウジング32が同軸的に貫通しており、
前記管状の第2のハウジング32の外周にはその軸方向
に沿って溝32aが形成され、この溝32aには、第1
の歯車36の内面に形成した突起36aが係合してい
る。このため、第2のハウジング32は、前記回転軸O
1 に沿って上下にスライド可能に支持されている。
第2のハウジング32の移動機構部について説明する。
前記第1のハウジング26に取り付けられた軸受け35
を介して第1の歯車36が、その第1のハウジング26
に対して回転軸O1 まわりに回動可能に取り付けられて
いる。また、図3で示すごとく、第1の歯車36には、
管状の第2のハウジング32が同軸的に貫通しており、
前記管状の第2のハウジング32の外周にはその軸方向
に沿って溝32aが形成され、この溝32aには、第1
の歯車36の内面に形成した突起36aが係合してい
る。このため、第2のハウジング32は、前記回転軸O
1 に沿って上下にスライド可能に支持されている。
【0011】ここで、前記第2の観察手段のリレー光学
系から出射される観察光軸は、前記回転軸O1 と合致し
ている。また、管状の第2のハウジング32の一端部分
は、前記第1の観察手段の観察光束を遮らない位置で、
第1の対物レンズ20の部分に設けられた穴20aを通
じて、第1のハウジング26の外に露出している。
系から出射される観察光軸は、前記回転軸O1 と合致し
ている。また、管状の第2のハウジング32の一端部分
は、前記第1の観察手段の観察光束を遮らない位置で、
第1の対物レンズ20の部分に設けられた穴20aを通
じて、第1のハウジング26の外に露出している。
【0012】また、第1のハウジング26の内部におい
て、軸受け39を介し前記第1のハウジング26に対し
て回転軸O2 まわりに回動可能に取り付けられたシャフ
ト38が設けられおり、この回転軸O2 は前記回転軸O
1 と所定の間隔をあけて平行に配置されている。シャフ
ト38の下端部には、前記第1歯車36と噛み合う第2
歯車40が固定され、さらに、シャフト38の中間部に
は、第3歯車41が固定され、シャフト38の上端部に
は、第4歯車42が固定されている。
て、軸受け39を介し前記第1のハウジング26に対し
て回転軸O2 まわりに回動可能に取り付けられたシャフ
ト38が設けられおり、この回転軸O2 は前記回転軸O
1 と所定の間隔をあけて平行に配置されている。シャフ
ト38の下端部には、前記第1歯車36と噛み合う第2
歯車40が固定され、さらに、シャフト38の中間部に
は、第3歯車41が固定され、シャフト38の上端部に
は、第4歯車42が固定されている。
【0013】前記第3歯車41は第5歯車43と噛み合
っており、この第5歯車43は、軸受け44を介して第
1のハウジング26に対して前記回転軸O1 まわりに同
軸的に回動可能に取り付けられている。第5歯車43の
内部には前記イメージローテーター30が同軸的に取り
付けられている。ここで、第1歯車36と第5歯車43
の回転比は、2対1に設定されている。そして、被観察
物体の観察像の向きを所定の向きに保つように補正する
像方向補正手段を構成している。
っており、この第5歯車43は、軸受け44を介して第
1のハウジング26に対して前記回転軸O1 まわりに同
軸的に回動可能に取り付けられている。第5歯車43の
内部には前記イメージローテーター30が同軸的に取り
付けられている。ここで、第1歯車36と第5歯車43
の回転比は、2対1に設定されている。そして、被観察
物体の観察像の向きを所定の向きに保つように補正する
像方向補正手段を構成している。
【0014】前記第4歯車42は第6歯車45と噛み合
っている。第6歯車45は、軸受け46を介し前記第1
のハウジング26に対して、回転軸O3 まわりに回動可
能に取り付けられている。回転軸O3 は、前記回転軸O
1 や前記回転軸O2 と所定の間隔をあけて平行に配置さ
れている。前記第6歯車45の内部には、図4に示すご
とく、周辺に矢印が印刷された透明板からなる指標板4
7が取り付けられている。
っている。第6歯車45は、軸受け46を介し前記第1
のハウジング26に対して、回転軸O3 まわりに回動可
能に取り付けられている。回転軸O3 は、前記回転軸O
1 や前記回転軸O2 と所定の間隔をあけて平行に配置さ
れている。前記第6歯車45の内部には、図4に示すご
とく、周辺に矢印が印刷された透明板からなる指標板4
7が取り付けられている。
【0015】ここで、前記第1の観察手段の結像レンズ
24の出射光軸は、前記回転軸O3と合致しており、前
記指標板47は、結像レンズ24の結像点に配置されて
いる。また、指標板47は、印刷された矢印の方向が接
眼レンズ25を介して観察している術者から見た第2の
対物レンズ27が指向している方向と合致するべく配置
される。第1歯車36と第6歯車45の回転比は、1対
1に設定されている。一方の変倍光学系21とハーフプ
リズム22の間と、2回反射プリズム31とハーフプリ
ズム22の間の各光軸上には、第1のハウジング26外
に露出した図示しない切換えレバーにより、どちらか一
方を開放すべく構成された絞り48,49は介挿されて
いる。
24の出射光軸は、前記回転軸O3と合致しており、前
記指標板47は、結像レンズ24の結像点に配置されて
いる。また、指標板47は、印刷された矢印の方向が接
眼レンズ25を介して観察している術者から見た第2の
対物レンズ27が指向している方向と合致するべく配置
される。第1歯車36と第6歯車45の回転比は、1対
1に設定されている。一方の変倍光学系21とハーフプ
リズム22の間と、2回反射プリズム31とハーフプリ
ズム22の間の各光軸上には、第1のハウジング26外
に露出した図示しない切換えレバーにより、どちらか一
方を開放すべく構成された絞り48,49は介挿されて
いる。
【0016】さらに、第2のハウジング32の管状先端
部分には、処置具ガイド51が取り付けられている。処
置具ガイド51は、第1の観察手段の観察野にある処置
具入口50aと、その挿入した処置具52を第2の観察
手段の観察野に導く処置具出口50bから成る。つま
り、第1の観察手段の観察視野内から、第2の観察手段
の観察視野内まで術具等を案内する案内手段を構成して
いる。 (作用)術者が、まず、第1の観察手段により観察を行
う場合には、第2のハウジング32を第1歯車36に対
して矢印C方向へスライドし、破線位置に退避する状態
に配置する。これと共に図示しない切換えレバーを操作
し、一方の絞り48を開放し、他方の絞り49を閉鎖す
る。ここで、術部P1 は、第1のハウジング26に内蔵
される公知の手術用顕微鏡と同様の照明装置より照明さ
れる。
部分には、処置具ガイド51が取り付けられている。処
置具ガイド51は、第1の観察手段の観察野にある処置
具入口50aと、その挿入した処置具52を第2の観察
手段の観察野に導く処置具出口50bから成る。つま
り、第1の観察手段の観察視野内から、第2の観察手段
の観察視野内まで術具等を案内する案内手段を構成して
いる。 (作用)術者が、まず、第1の観察手段により観察を行
う場合には、第2のハウジング32を第1歯車36に対
して矢印C方向へスライドし、破線位置に退避する状態
に配置する。これと共に図示しない切換えレバーを操作
し、一方の絞り48を開放し、他方の絞り49を閉鎖す
る。ここで、術部P1 は、第1のハウジング26に内蔵
される公知の手術用顕微鏡と同様の照明装置より照明さ
れる。
【0017】そこで、術部P1 を発した光は、第1の観
察手段における、第1の対物レンズ20と各変倍光学系
21を通り、さらに、一方の光軸側ではハーフプリズム
22を通り、他方の光軸側では明るさ補正フィルター2
3を通り、それぞれ結像レンズ24を介してそれぞれ結
像し、一対の接眼レンズ25を介して左右一対の術者の
眼53,54により観察される。ここで、明るさ補正フ
ィルター23は、ハーフプリズム22で損失する光量を
調節するもので、その調節によって左右の観察像の明る
さを同一にして両眼での観察がしやすくする。
察手段における、第1の対物レンズ20と各変倍光学系
21を通り、さらに、一方の光軸側ではハーフプリズム
22を通り、他方の光軸側では明るさ補正フィルター2
3を通り、それぞれ結像レンズ24を介してそれぞれ結
像し、一対の接眼レンズ25を介して左右一対の術者の
眼53,54により観察される。ここで、明るさ補正フ
ィルター23は、ハーフプリズム22で損失する光量を
調節するもので、その調節によって左右の観察像の明る
さを同一にして両眼での観察がしやすくする。
【0018】一方、第2の観察手段により、第1の観察
手段では死角の術部P2 を観察する場合には、第2のハ
ウジング32を下方へスライドし、実線で示す突出位置
に配置すると共に、図示しない切換えレバーを操作し、
一方の絞り48を閉鎖し、他方の絞り49を開放する。
そこで、図示しない照明装置から発せられた照明光は、
ライトガイド34、照明用レンズ33を通じて、第1の
観察手段では死角となっている術部P2 を照明する。こ
の結果、術部P2 を発した光は、第2の対物レンズ2
7、第1ミラー28、リレー光学系29、イメージロー
テーター30、2回反射プリズム31、ハーフプリズム
22、結像レンズ24を介して結像し、片側の接眼レン
ズ25を介して術者の一方の眼54により観察される。
このとき、他の一方の眼53では、前記第1の観察手段
によるP1 の像が観察されると共に、結像レンズ24の
結像位置に配置された指標板47の矢印が観察され、術
者は第2の観察手段の第2の対物レンズ27の指向して
いる方向の確認、すなわち観察方向を把握することがで
きる。
手段では死角の術部P2 を観察する場合には、第2のハ
ウジング32を下方へスライドし、実線で示す突出位置
に配置すると共に、図示しない切換えレバーを操作し、
一方の絞り48を閉鎖し、他方の絞り49を開放する。
そこで、図示しない照明装置から発せられた照明光は、
ライトガイド34、照明用レンズ33を通じて、第1の
観察手段では死角となっている術部P2 を照明する。こ
の結果、術部P2 を発した光は、第2の対物レンズ2
7、第1ミラー28、リレー光学系29、イメージロー
テーター30、2回反射プリズム31、ハーフプリズム
22、結像レンズ24を介して結像し、片側の接眼レン
ズ25を介して術者の一方の眼54により観察される。
このとき、他の一方の眼53では、前記第1の観察手段
によるP1 の像が観察されると共に、結像レンズ24の
結像位置に配置された指標板47の矢印が観察され、術
者は第2の観察手段の第2の対物レンズ27の指向して
いる方向の確認、すなわち観察方向を把握することがで
きる。
【0019】次に、第2の観察手段の視野を移動する場
合について説明する。第2のハウジング32を軸O1 ま
わりに回転させ、第2の対物レンズ27を移動する。第
2のハウジング32を回転させると、溝32aと第1歯
車36に形成されている突起36aが係合しているの
で、第1歯車36も回転し、その回転は、第2歯車4
0、シャフト38、第3歯車41を介して、第5歯車4
3に伝達される一方、第4歯車42を介して第6歯車4
5にも伝達される。ここで、第1歯車36と第5歯車4
3の回転比は、2対1なので、第5歯車43に内蔵され
るイメージローテーター30は、第2のハウジング32
と同一方向に常に半分の量だけ回転する。これにより、
第2の対物レンズ27に入射し、接眼レンズ25を介し
て術者の眼54により観察される像は、例えば、図1に
おいて、矢印dで示す表層側が常に第1の観察手段の視
野の一定方向となるように補正される。つまり、第2の
ハウジング32を軸O1 まわりに回転させても、顕微鏡
側から見て、例えば表層側が常に上側に見えるようにイ
メージローテーター30を回転して補正するのである。
合について説明する。第2のハウジング32を軸O1 ま
わりに回転させ、第2の対物レンズ27を移動する。第
2のハウジング32を回転させると、溝32aと第1歯
車36に形成されている突起36aが係合しているの
で、第1歯車36も回転し、その回転は、第2歯車4
0、シャフト38、第3歯車41を介して、第5歯車4
3に伝達される一方、第4歯車42を介して第6歯車4
5にも伝達される。ここで、第1歯車36と第5歯車4
3の回転比は、2対1なので、第5歯車43に内蔵され
るイメージローテーター30は、第2のハウジング32
と同一方向に常に半分の量だけ回転する。これにより、
第2の対物レンズ27に入射し、接眼レンズ25を介し
て術者の眼54により観察される像は、例えば、図1に
おいて、矢印dで示す表層側が常に第1の観察手段の視
野の一定方向となるように補正される。つまり、第2の
ハウジング32を軸O1 まわりに回転させても、顕微鏡
側から見て、例えば表層側が常に上側に見えるようにイ
メージローテーター30を回転して補正するのである。
【0020】また、第1歯車36と第6歯車45の回転
比は1対1なので、第6歯車45に内蔵されている指標
板47は、管状の第2のハウジング32と同一方向に常
に同じ量だけ回転する。したがって、その指標によって
第2の観察手段の観察方向を常に正確に把握できる。
比は1対1なので、第6歯車45に内蔵されている指標
板47は、管状の第2のハウジング32と同一方向に常
に同じ量だけ回転する。したがって、その指標によって
第2の観察手段の観察方向を常に正確に把握できる。
【0021】第2の観察手段による観察下で処置が必要
になった場合には、まず、術者は、第1の観察手段によ
る観察下で処置具ガイド51の処置具入り口50aに可
撓性の処置具52の先端のみを挿入する。次に、図示し
ない切換えレバーを操作し、第2の観察手段による観察
に切り換えた後に、可撓性の処置具52を押し進める。
すると、処置具52の先端は、処置具ガイド51内を通
り処置具出口50bから第2の観察手段の観察視野内に
露出するので、癒着剥離等の処置を容易に行うことがで
きる。 (効果)本実施例では、従来の手術用顕微鏡の構成にお
ける不要な隙間を利用する形で、第1のハウジング26
内に第2の観察手段を内蔵しているので、従来の手術用
顕微鏡と同等の大きさに構成でき、コンパトで使い易
い。また、第2の観察手段の第2の対物レンズ27が、
第1の観察手段に対してスライドすることにより、術部
に向かい進退させられるので、第1の観察手段でのみ手
術する場合に邪魔にならないように退避させておける。
また、第2の観察手段の観察方向が指標板47により常
に把握できるので、手術の能率および効率を向上するこ
とができる。
になった場合には、まず、術者は、第1の観察手段によ
る観察下で処置具ガイド51の処置具入り口50aに可
撓性の処置具52の先端のみを挿入する。次に、図示し
ない切換えレバーを操作し、第2の観察手段による観察
に切り換えた後に、可撓性の処置具52を押し進める。
すると、処置具52の先端は、処置具ガイド51内を通
り処置具出口50bから第2の観察手段の観察視野内に
露出するので、癒着剥離等の処置を容易に行うことがで
きる。 (効果)本実施例では、従来の手術用顕微鏡の構成にお
ける不要な隙間を利用する形で、第1のハウジング26
内に第2の観察手段を内蔵しているので、従来の手術用
顕微鏡と同等の大きさに構成でき、コンパトで使い易
い。また、第2の観察手段の第2の対物レンズ27が、
第1の観察手段に対してスライドすることにより、術部
に向かい進退させられるので、第1の観察手段でのみ手
術する場合に邪魔にならないように退避させておける。
また、第2の観察手段の観察方向が指標板47により常
に把握できるので、手術の能率および効率を向上するこ
とができる。
【0022】しかも、従来では、処置具52の先端を手
術用顕微鏡の死角部分に導くのには、まず、手術用顕微
鏡による観察下で処置具52の先端を前記死角付近まで
導き、次に、内視鏡等による死角観察手段による観察下
で処置具52の先端が観察できるまで、盲目的に処置具
52を操作していたために、術者は一段と慎重な作業を
要求され、疲労をともなっていたが、本実施例では、第
1の観察手段と、第1の観察手段の死角部分を観察する
第2の観察手段を有することに加え、第1の観察手段の
観察視野内で観察可能な処置具入口50aを設けた処置
具ガイド51を有することを特徴としているので、術者
は、処置具52の先端を処置具ガイド51に挿入し送り
出すだけで、第2の観察手段の観察視野内に処置具52
の先端を導くことができ、慎重な作業が省略され疲労が
少くなくて済む。
術用顕微鏡の死角部分に導くのには、まず、手術用顕微
鏡による観察下で処置具52の先端を前記死角付近まで
導き、次に、内視鏡等による死角観察手段による観察下
で処置具52の先端が観察できるまで、盲目的に処置具
52を操作していたために、術者は一段と慎重な作業を
要求され、疲労をともなっていたが、本実施例では、第
1の観察手段と、第1の観察手段の死角部分を観察する
第2の観察手段を有することに加え、第1の観察手段の
観察視野内で観察可能な処置具入口50aを設けた処置
具ガイド51を有することを特徴としているので、術者
は、処置具52の先端を処置具ガイド51に挿入し送り
出すだけで、第2の観察手段の観察視野内に処置具52
の先端を導くことができ、慎重な作業が省略され疲労が
少くなくて済む。
【0023】なお、眼53では、第1の観察手段の像
と、指標とが重なって見える場合について説明したが、
明るさ補正フィルター23の明るさを調整できるように
構成して、第1の観察手段による像のみを明るくした
り、第1の観察手段による像を暗くして指標板47を相
対的に見易くしてもよい。さらに、変倍光学系21と結
像レンズ24との間に第3の絞りを設けると共に、この
第3の絞りと指標板47の間に図示しない光源部より導
光するように構成してもよい。この場合は、眼53では
指標板のみが観察できる。
と、指標とが重なって見える場合について説明したが、
明るさ補正フィルター23の明るさを調整できるように
構成して、第1の観察手段による像のみを明るくした
り、第1の観察手段による像を暗くして指標板47を相
対的に見易くしてもよい。さらに、変倍光学系21と結
像レンズ24との間に第3の絞りを設けると共に、この
第3の絞りと指標板47の間に図示しない光源部より導
光するように構成してもよい。この場合は、眼53では
指標板のみが観察できる。
【0024】また、2回反射プリズム31の第1反射面
を50%反射、50%透過となるように構成し、この2
回反射プリズム31の上方に第2の2回反射プリズム
と、眼53側光軸上に第2のハーフプリズムとを配置す
ることにより、眼53と眼54の両側で観察できるよう
にしてもよい。この場合は、両目で観察できるため、長
時間の観察作業でも、目の疲労が少なくなる。 <第2の実施例>図5を参照して、本発明の第2の実施
例を説明する。 (構成)図5において、59は、第1の実施例における
第1の観察手段と同一の観察光学系を内蔵している鏡体
の第1のハウジングである。60は、第2の対物レンズ
61、第2の接眼レンズ62を含む体内挿入部が可撓性
の内視鏡であり、内視鏡60の手元側部には、リレー光
学系63、イメージローテーター64、2回反射プリズ
ム65が、第2のハウジング66内に組み込まれてお
り、これらと、前述した第1の実施例で述べたハーフプ
リズム22、結像レンズ24、および接眼レンズ25か
ら第2の観察手段が構成されている。ここで、リレー光
学系63、イメージローテーター64、2回反射プリズ
ム65は、第2のハウジング66内に内蔵されるが、そ
れより以後たる伝送後方側の部材は、前記第1のハウジ
ング59に内蔵されている。また、この内視鏡60に
は、一端を図示しない光源装置に接続された可撓性のラ
イトガイド67、図示しない照明用レンズ、および可撓
性の処置具100を挿通し、その処置具100の先端を
第2の観察手段の観察視野内まで案内するチャンネル1
01が内蔵されている。
を50%反射、50%透過となるように構成し、この2
回反射プリズム31の上方に第2の2回反射プリズム
と、眼53側光軸上に第2のハーフプリズムとを配置す
ることにより、眼53と眼54の両側で観察できるよう
にしてもよい。この場合は、両目で観察できるため、長
時間の観察作業でも、目の疲労が少なくなる。 <第2の実施例>図5を参照して、本発明の第2の実施
例を説明する。 (構成)図5において、59は、第1の実施例における
第1の観察手段と同一の観察光学系を内蔵している鏡体
の第1のハウジングである。60は、第2の対物レンズ
61、第2の接眼レンズ62を含む体内挿入部が可撓性
の内視鏡であり、内視鏡60の手元側部には、リレー光
学系63、イメージローテーター64、2回反射プリズ
ム65が、第2のハウジング66内に組み込まれてお
り、これらと、前述した第1の実施例で述べたハーフプ
リズム22、結像レンズ24、および接眼レンズ25か
ら第2の観察手段が構成されている。ここで、リレー光
学系63、イメージローテーター64、2回反射プリズ
ム65は、第2のハウジング66内に内蔵されるが、そ
れより以後たる伝送後方側の部材は、前記第1のハウジ
ング59に内蔵されている。また、この内視鏡60に
は、一端を図示しない光源装置に接続された可撓性のラ
イトガイド67、図示しない照明用レンズ、および可撓
性の処置具100を挿通し、その処置具100の先端を
第2の観察手段の観察視野内まで案内するチャンネル1
01が内蔵されている。
【0025】さらに、第2のハウジング66および第1
のハウジング59の周辺部分を詳細に述べる。第2のハ
ウジング66は、2回反射プリズム65により反射され
た光束がハーフプリズム22に入射するように、第1の
ハウジング59の図示の如き位置に固着されている。イ
メージローテーター64は、第2のハウジング66の内
周に嵌合してその第2のハウジング66に対し回転軸O
4 まわりに回動可能な円筒部材68に同軸的に取り付け
られている。69は円筒形保持部材であり、これは、第
2のハウジング66の外周に嵌合して、その第2のハウ
ジング66に対して回転軸O4 まわりに回動可能に取り
付けられている。この円筒形保持部材69の内部には、
図示のように、リレー光学系63が取り付けられている
と共に、内視鏡60を保持するための固定ツマミ70が
締付け自在にねじ込まれている。
のハウジング59の周辺部分を詳細に述べる。第2のハ
ウジング66は、2回反射プリズム65により反射され
た光束がハーフプリズム22に入射するように、第1の
ハウジング59の図示の如き位置に固着されている。イ
メージローテーター64は、第2のハウジング66の内
周に嵌合してその第2のハウジング66に対し回転軸O
4 まわりに回動可能な円筒部材68に同軸的に取り付け
られている。69は円筒形保持部材であり、これは、第
2のハウジング66の外周に嵌合して、その第2のハウ
ジング66に対して回転軸O4 まわりに回動可能に取り
付けられている。この円筒形保持部材69の内部には、
図示のように、リレー光学系63が取り付けられている
と共に、内視鏡60を保持するための固定ツマミ70が
締付け自在にねじ込まれている。
【0026】ここで、内視鏡60から2回反射プリズム
65にいたる観察光軸は、前記回転軸O4 と合致してい
る。第2のハウジング66には前記回転軸O4 と平行に
直線上のカム溝74が形成されており、円筒部材68に
は、カム溝74に交錯するカム溝75が形成されてい
る。さらに、円筒形保持部材69にも、カム溝74に交
錯するカム溝76が形成されている。カム溝74には、
直動部材71が係合しており、直動部材71には、カム
溝75,76にそれぞれ係合するカムピン77,78が
固着されている。ここで、カム溝75,76は、円筒形
保持部材69を第2のハウジング66に対して回転軸O
4 まわりに回転させると、円筒部材68が回転軸O4 ま
わりに円筒形保持部材69の1/2の回転量だけ回転す
るように構成されている。 (作用)術者が、第1の観察手段により観察を行う場合
には、前述した第1の実施例において管状の第2ハウジ
ング32について述べた部分以外の作用と同じなので省
略する。
65にいたる観察光軸は、前記回転軸O4 と合致してい
る。第2のハウジング66には前記回転軸O4 と平行に
直線上のカム溝74が形成されており、円筒部材68に
は、カム溝74に交錯するカム溝75が形成されてい
る。さらに、円筒形保持部材69にも、カム溝74に交
錯するカム溝76が形成されている。カム溝74には、
直動部材71が係合しており、直動部材71には、カム
溝75,76にそれぞれ係合するカムピン77,78が
固着されている。ここで、カム溝75,76は、円筒形
保持部材69を第2のハウジング66に対して回転軸O
4 まわりに回転させると、円筒部材68が回転軸O4 ま
わりに円筒形保持部材69の1/2の回転量だけ回転す
るように構成されている。 (作用)術者が、第1の観察手段により観察を行う場合
には、前述した第1の実施例において管状の第2ハウジ
ング32について述べた部分以外の作用と同じなので省
略する。
【0027】次に、術者が第2の観察手段により第1の
観察手段の死角を観察する場合には、図示しない切り換
えレバーを操作し、絞り48を閉鎖すると共に絞り49
を開放する。図示しない光源装置から発せられた光は、
ライトガイド67および、図示しない照明用レンズを介
して第1の観察手段の死角となっている術部P2 を照明
する。術部P2 を発した光は、内視鏡60、第2の接眼
レンズ62、リレー光学系63、イメージローテーター
64、2回反射プリズム65、ハーフプリズム22、結
像レンズ24を介して結像し、片側の接眼レンズ25を
介して術者の一方の眼53により観察される。このと
き、他方の眼54では、第1の実施例と同じく、第1の
観察手段による像が観察される。
観察手段の死角を観察する場合には、図示しない切り換
えレバーを操作し、絞り48を閉鎖すると共に絞り49
を開放する。図示しない光源装置から発せられた光は、
ライトガイド67および、図示しない照明用レンズを介
して第1の観察手段の死角となっている術部P2 を照明
する。術部P2 を発した光は、内視鏡60、第2の接眼
レンズ62、リレー光学系63、イメージローテーター
64、2回反射プリズム65、ハーフプリズム22、結
像レンズ24を介して結像し、片側の接眼レンズ25を
介して術者の一方の眼53により観察される。このと
き、他方の眼54では、第1の実施例と同じく、第1の
観察手段による像が観察される。
【0028】第2の観察手段の視野を移動する場合、円
筒形保持部材69を回転軸O4 まわりに回転させ対物レ
ンズ61を移動する。円筒形保持部材69を回転させる
と、カム溝74,75,76と直動部材71および、カ
ムピン77,78の作用により円筒部材68の内部に取
り付けられたイメージローテーター64が円筒形保持部
材69の1/2の回転量だけ回転する。これにより、対
物レンズ61に入射し、接眼レンズ25を介して術者の
眼53により観察される像は、例えば第1の実施例と同
じく、図5において矢印eで示す表層側が、常に第1の
観察手段の視野の一定方向となるように補正される。
筒形保持部材69を回転軸O4 まわりに回転させ対物レ
ンズ61を移動する。円筒形保持部材69を回転させる
と、カム溝74,75,76と直動部材71および、カ
ムピン77,78の作用により円筒部材68の内部に取
り付けられたイメージローテーター64が円筒形保持部
材69の1/2の回転量だけ回転する。これにより、対
物レンズ61に入射し、接眼レンズ25を介して術者の
眼53により観察される像は、例えば第1の実施例と同
じく、図5において矢印eで示す表層側が、常に第1の
観察手段の視野の一定方向となるように補正される。
【0029】第2の観察手段による観察下で処置が必要
になった場合、術者は、チャンネル101に可撓性の処
置具100を挿入し、第2の観察手段による観察下で押
し進める。すると、処置具100の先端は、チャンネル
101内を通り、第2の観察手段の観察視野内に露出す
るので、癒着剥離等の処置をすることができる。 (効果)本実施例によると、第2の観察手段の一部に従
来の内視鏡を使用できるので、術式によって最適の太
さ、長さの内視鏡を選択することができる。また、第2
の観察光学系の一部に可撓性の内視鏡を用いたので、第
1の観察手段に対する第2の観察手段による観察位置の
自由度が高い。
になった場合、術者は、チャンネル101に可撓性の処
置具100を挿入し、第2の観察手段による観察下で押
し進める。すると、処置具100の先端は、チャンネル
101内を通り、第2の観察手段の観察視野内に露出す
るので、癒着剥離等の処置をすることができる。 (効果)本実施例によると、第2の観察手段の一部に従
来の内視鏡を使用できるので、術式によって最適の太
さ、長さの内視鏡を選択することができる。また、第2
の観察光学系の一部に可撓性の内視鏡を用いたので、第
1の観察手段に対する第2の観察手段による観察位置の
自由度が高い。
【0030】しかも、本実施例では、第1の観察手段
と、第1の観察手段の死角部分を観察する第2の観察手
段を有することに加え、第2の観察手段の一部には、可
撓性の処置具100を挿通し、その先端を第2の観察手
段の観察視野内まで案内するチャンネル101が内蔵さ
れている内視鏡を使用することができるので、術者は、
処置具100をチャンネル101に挿入して送り出すだ
けで、第2の観察手段の観察視野内に処置具100の先
端を導くことができ、慎重な作業が省略され、疲労が少
なくて済む。 <第3の実施例>図6を参照して、本発明の第3の実施
例を説明する。図6は、第2の観察手段にイメージガイ
ドを用いた場合の構成を示す断面図である。 (構成)本実施例は、第2の実施例におけるイメージロ
ーテーター64、2回反射プリズム65などのミラーを
用いずに可撓性のイメージガイド80を用いたものであ
るので、第2の実施例と異なる部分を中心に説明する。
81は、第1のハウジング59に設けられた支持具であ
り、この支持具81には、この支持具81に対して回転
軸O5 まわりに回動可能に保持部材82が取り付けられ
ている。保持部材82には、第2の接眼レンズ62が装
着されている内視鏡60を着脱自在に保持するための固
定ツマミ70がねじ込まれている。保持部材82はその
内部に結像レンズ102が取り付けられていると共に、
前記結像レンズ102の結像位置に合わせて前記イメー
ジガイド80の一端が固着されている。
と、第1の観察手段の死角部分を観察する第2の観察手
段を有することに加え、第2の観察手段の一部には、可
撓性の処置具100を挿通し、その先端を第2の観察手
段の観察視野内まで案内するチャンネル101が内蔵さ
れている内視鏡を使用することができるので、術者は、
処置具100をチャンネル101に挿入して送り出すだ
けで、第2の観察手段の観察視野内に処置具100の先
端を導くことができ、慎重な作業が省略され、疲労が少
なくて済む。 <第3の実施例>図6を参照して、本発明の第3の実施
例を説明する。図6は、第2の観察手段にイメージガイ
ドを用いた場合の構成を示す断面図である。 (構成)本実施例は、第2の実施例におけるイメージロ
ーテーター64、2回反射プリズム65などのミラーを
用いずに可撓性のイメージガイド80を用いたものであ
るので、第2の実施例と異なる部分を中心に説明する。
81は、第1のハウジング59に設けられた支持具であ
り、この支持具81には、この支持具81に対して回転
軸O5 まわりに回動可能に保持部材82が取り付けられ
ている。保持部材82には、第2の接眼レンズ62が装
着されている内視鏡60を着脱自在に保持するための固
定ツマミ70がねじ込まれている。保持部材82はその
内部に結像レンズ102が取り付けられていると共に、
前記結像レンズ102の結像位置に合わせて前記イメー
ジガイド80の一端が固着されている。
【0031】前記イメージガイド80の他端は、円筒形
の挿入保持具83に固着されており、この挿入保持具8
3の内部には、前記イメージガイド80からの光束を平
行光にすべくリレーレンズ103が取り付けられてい
る。さらに挿入保持具83はその外周部に溝104が形
成されており、リレーレンズ103の出射光束が前記ハ
ーフプリズム22に入射するように第1のハウジング5
9の図示のごとき位置に挿入後、固定ツマミ73の先端
により前記溝104を押さえることで着脱自在な状態で
保持固定されている。
の挿入保持具83に固着されており、この挿入保持具8
3の内部には、前記イメージガイド80からの光束を平
行光にすべくリレーレンズ103が取り付けられてい
る。さらに挿入保持具83はその外周部に溝104が形
成されており、リレーレンズ103の出射光束が前記ハ
ーフプリズム22に入射するように第1のハウジング5
9の図示のごとき位置に挿入後、固定ツマミ73の先端
により前記溝104を押さえることで着脱自在な状態で
保持固定されている。
【0032】(作用)ここでは、前述した第2の実施例
における作用と同じものを省略し、異なる点を中心とし
て述べることにする。
における作用と同じものを省略し、異なる点を中心とし
て述べることにする。
【0033】術部P2 を発した光は、内視鏡60、第2
の接眼レンズ62、結像レンズ102を介して結像し、
イメージガイド80を介した後、リレーレンズ103を
介して平行光にされ、ハーフプリズム22、結像レンズ
24を介して結像し、片側の接眼レンズ25を介して術
者の一方の眼53により観察される。
の接眼レンズ62、結像レンズ102を介して結像し、
イメージガイド80を介した後、リレーレンズ103を
介して平行光にされ、ハーフプリズム22、結像レンズ
24を介して結像し、片側の接眼レンズ25を介して術
者の一方の眼53により観察される。
【0034】第2の観察手段の視野を移動する場合は、
保持部材82を支持具81に対して回転軸O5 まわりに
回転させると可撓性のイメージガイド80が一体で回転
し、イメージガイド80がねじれることにより、例え
ば、第1の実施例と同じく、図6において矢印fで示す
表層側が常に第1の観察手段の視野の一定方向となるよ
うに補正される。 (効果)本実施例では、前述した第2の実施例の効果に
加え、第2の観察手段による観察が不要な場合、第1の
ハウジングから第2のハウジングを取り外せるので、手
術作業の妨げとならない。
保持部材82を支持具81に対して回転軸O5 まわりに
回転させると可撓性のイメージガイド80が一体で回転
し、イメージガイド80がねじれることにより、例え
ば、第1の実施例と同じく、図6において矢印fで示す
表層側が常に第1の観察手段の視野の一定方向となるよ
うに補正される。 (効果)本実施例では、前述した第2の実施例の効果に
加え、第2の観察手段による観察が不要な場合、第1の
ハウジングから第2のハウジングを取り外せるので、手
術作業の妨げとならない。
【0035】なお、本実施例におけるイメージガイド8
0を、図7に示すように、図示しないCCDを内蔵した
TVカメラ90と、前記CCDからの電気信号を映像信
号にするための図示しないCCUから構成される撮像装
置と、前記撮像装置により撮像された像を表示する手段
であるTVモニター91に置き換えても同様の効果が得
られることは言うまでもない。 <第4の実施例>図8および図9を参照して、本発明の
第4の実施例を説明する。 (構成)図8は鏡体部の全体的な構成を示す。この図8
において、110は第1のハウジングであり、この第1
のハウジング110には、第1の実施例で述べた第1の
観察手段から図1に示した絞り48,49、ハーフプリ
ズム22、明るさ補正フィルター23を除き、それ以外
は同一の観察光学系である第1の観察手段を内蔵してい
る。111は第2の対物レンズ、112は第1のハーフ
ミラー、113は全反射ミラー、114はイメージロー
テーター、115は結像レンズ、116は第2のハーフ
ミラーであり、これらと、第1のハウジング110に内
蔵されている第1の観察手段、すなわち、第1の対物レ
ンズ20、一対の変倍光学系21、一対の結像レンズ2
4、一対の接眼レンズ25とから第2の観察手段が構成
されている。また、117は、図示しない電源に接続さ
れた光源であり、第1のハーフミラー112、第2の対
物レンズ111を介して第2の対物レンズにより観察す
る術部を照明するように配置構成されている。また、第
2の対物レンズ111から第2のハーフミラー116ま
では、第2のハウジング118に内蔵されている。
0を、図7に示すように、図示しないCCDを内蔵した
TVカメラ90と、前記CCDからの電気信号を映像信
号にするための図示しないCCUから構成される撮像装
置と、前記撮像装置により撮像された像を表示する手段
であるTVモニター91に置き換えても同様の効果が得
られることは言うまでもない。 <第4の実施例>図8および図9を参照して、本発明の
第4の実施例を説明する。 (構成)図8は鏡体部の全体的な構成を示す。この図8
において、110は第1のハウジングであり、この第1
のハウジング110には、第1の実施例で述べた第1の
観察手段から図1に示した絞り48,49、ハーフプリ
ズム22、明るさ補正フィルター23を除き、それ以外
は同一の観察光学系である第1の観察手段を内蔵してい
る。111は第2の対物レンズ、112は第1のハーフ
ミラー、113は全反射ミラー、114はイメージロー
テーター、115は結像レンズ、116は第2のハーフ
ミラーであり、これらと、第1のハウジング110に内
蔵されている第1の観察手段、すなわち、第1の対物レ
ンズ20、一対の変倍光学系21、一対の結像レンズ2
4、一対の接眼レンズ25とから第2の観察手段が構成
されている。また、117は、図示しない電源に接続さ
れた光源であり、第1のハーフミラー112、第2の対
物レンズ111を介して第2の対物レンズにより観察す
る術部を照明するように配置構成されている。また、第
2の対物レンズ111から第2のハーフミラー116ま
では、第2のハウジング118に内蔵されている。
【0036】次に、第1のハウジング110と、第2の
ハウジング118との着脱自在な装着部の構造について
述べると、119は、第1のハウジング110に対して
回転軸O7 まわりに回動自在に取り付けられた支持部で
あり、120は前記支持部119に固着されている位置
決めピンである。また、支持部119は、その外周にV
溝121を形成している。一方、第2のハウジング11
8には、前記支持部119に前記第2のハウジング11
8を装着したときに前記位置決めピン120が係合する
溝123が設けられていると共に、前記V溝121に先
端が係合できる位置に固定ツマミ122がねじ込まれて
いる。第1のハウジング110と支持部119の間に
は、図示しないエンコーダー132が取り付けられてい
る。124は、第2のハウジング118に固着されたス
テッピングモーターである。125は伝達歯車で、前記
ステッピングモーター124のシャフトに固着されてい
る。126は、図示しない軸受けにより第2のハウジン
グ118に対して軸O8 まわりに回動可能に取り付けら
れた前記伝達歯車125と噛み合う歯車で、内部に前記
イメージローテーター114が取り付けられている。
ハウジング118との着脱自在な装着部の構造について
述べると、119は、第1のハウジング110に対して
回転軸O7 まわりに回動自在に取り付けられた支持部で
あり、120は前記支持部119に固着されている位置
決めピンである。また、支持部119は、その外周にV
溝121を形成している。一方、第2のハウジング11
8には、前記支持部119に前記第2のハウジング11
8を装着したときに前記位置決めピン120が係合する
溝123が設けられていると共に、前記V溝121に先
端が係合できる位置に固定ツマミ122がねじ込まれて
いる。第1のハウジング110と支持部119の間に
は、図示しないエンコーダー132が取り付けられてい
る。124は、第2のハウジング118に固着されたス
テッピングモーターである。125は伝達歯車で、前記
ステッピングモーター124のシャフトに固着されてい
る。126は、図示しない軸受けにより第2のハウジン
グ118に対して軸O8 まわりに回動可能に取り付けら
れた前記伝達歯車125と噛み合う歯車で、内部に前記
イメージローテーター114が取り付けられている。
【0037】ここで、図9に示すブロック図に従って、
エンコーダー132からステッピングモーター124に
至るまでの電気回路の構成を説明すると、127はエン
コーダー132からの電気信号に従って第1のハウジン
グ110に対する支持部119の回転量を検出する回転
量検出部である。128は回転量検出部127において
検出された回転量に応じて前記ステッピングモーター1
24を駆動する電源部129に駆動信号を出す制御部で
ある。ここで、歯車126は第1のハウジング110に
対する第2のハウジング118の回転量の1/2の回転
量だけ回転するように制御されている。
エンコーダー132からステッピングモーター124に
至るまでの電気回路の構成を説明すると、127はエン
コーダー132からの電気信号に従って第1のハウジン
グ110に対する支持部119の回転量を検出する回転
量検出部である。128は回転量検出部127において
検出された回転量に応じて前記ステッピングモーター1
24を駆動する電源部129に駆動信号を出す制御部で
ある。ここで、歯車126は第1のハウジング110に
対する第2のハウジング118の回転量の1/2の回転
量だけ回転するように制御されている。
【0038】また、軸O8 は、第2の対物レンズ111
の光軸が第1のハーフミラー112、全反射ミラー11
3により反射された後の光軸と合致している。130,
131は、第2のハウジング118の外に露出した図示
しない切換えレバーによりどちらか一方を開放すべく構
成された絞りである。 (作用)術者が、第1の観察手段により観察を行う場
合、図示しない切換えレバーを操作し、一方の絞り13
0を閉鎖し、他方の絞り131を開放する。すると、前
述した第1の実施例と同様の作用により、術部P1 を発
した光は、第2のハーフミラー116を透過した後、第
1の対物レンズ20、一対の変倍光学系21、一対の結
像レンズ24、一対の接眼レンズ25を介して術者の眼
53,54により観察される。
の光軸が第1のハーフミラー112、全反射ミラー11
3により反射された後の光軸と合致している。130,
131は、第2のハウジング118の外に露出した図示
しない切換えレバーによりどちらか一方を開放すべく構
成された絞りである。 (作用)術者が、第1の観察手段により観察を行う場
合、図示しない切換えレバーを操作し、一方の絞り13
0を閉鎖し、他方の絞り131を開放する。すると、前
述した第1の実施例と同様の作用により、術部P1 を発
した光は、第2のハーフミラー116を透過した後、第
1の対物レンズ20、一対の変倍光学系21、一対の結
像レンズ24、一対の接眼レンズ25を介して術者の眼
53,54により観察される。
【0039】第2の観察手段により第1の観察手段によ
り得られる像の奥向き方向を観察する場合には、図示し
ない切換えレバーを操作し、逆に、一方の絞り130を
開放し、他方の絞り131を閉鎖する。すると、光源1
17から発せられた照明光は、第1のハーフミラー11
2、第2の対物レンズ111を介して、第1の観察手段
により観察される術部の側面P2 を照明する。術部P2
を発した光は、第2の対物レンズ111、第1のハーフ
ミラー112、全反射ミラー113、イメージローテー
ター114、結像レンズ115を介して一旦、結像し、
第2のハーフミラー116を介し更に、第1の対物レン
ズ20、一対の変倍光学系21、一対の結像レンズ2
4、一対の接眼レンズ25を介して術者の眼53,54
により、その奥向き方向の部分が観察される。
り得られる像の奥向き方向を観察する場合には、図示し
ない切換えレバーを操作し、逆に、一方の絞り130を
開放し、他方の絞り131を閉鎖する。すると、光源1
17から発せられた照明光は、第1のハーフミラー11
2、第2の対物レンズ111を介して、第1の観察手段
により観察される術部の側面P2 を照明する。術部P2
を発した光は、第2の対物レンズ111、第1のハーフ
ミラー112、全反射ミラー113、イメージローテー
ター114、結像レンズ115を介して一旦、結像し、
第2のハーフミラー116を介し更に、第1の対物レン
ズ20、一対の変倍光学系21、一対の結像レンズ2
4、一対の接眼レンズ25を介して術者の眼53,54
により、その奥向き方向の部分が観察される。
【0040】次に、第2の観察手段の視野を移動する場
合には、第2のハウジング118を第1のハウジング1
10に対して軸O7 まわりに所望の観察方向となるまで
回転させる。すると、図示しないエンコーダー132か
らの電気信号に従って回転量検出部127で第1のハウ
ジング110に対する支持部119の回転量を検出し制
御部128に信号を送る。制御部128では、回転量検
出部127において検出された回転量に応じて前記ステ
ッピングモーター124を駆動すべく電源部129に信
号を出す。電源部129は制御器128からの信号に従
い、ステッピングモーター124を駆動する。ステッピ
ングモーター124の回転は伝達歯車125を介し、歯
車126に伝達され、歯車126の内部に取り付けられ
たイメージローテーター114が回転する。ここで、歯
車126とイメージローテーター114は一体で、第2
のハウジング118の第1のハウジング110に対する
回転量の1/2だけ回転するので、術者の眼53,54
により観察される像は、たとえば図7において矢印hで
表す表層側が、常に第1の観察手段の視野の一定方向と
なるように補正される。
合には、第2のハウジング118を第1のハウジング1
10に対して軸O7 まわりに所望の観察方向となるまで
回転させる。すると、図示しないエンコーダー132か
らの電気信号に従って回転量検出部127で第1のハウ
ジング110に対する支持部119の回転量を検出し制
御部128に信号を送る。制御部128では、回転量検
出部127において検出された回転量に応じて前記ステ
ッピングモーター124を駆動すべく電源部129に信
号を出す。電源部129は制御器128からの信号に従
い、ステッピングモーター124を駆動する。ステッピ
ングモーター124の回転は伝達歯車125を介し、歯
車126に伝達され、歯車126の内部に取り付けられ
たイメージローテーター114が回転する。ここで、歯
車126とイメージローテーター114は一体で、第2
のハウジング118の第1のハウジング110に対する
回転量の1/2だけ回転するので、術者の眼53,54
により観察される像は、たとえば図7において矢印hで
表す表層側が、常に第1の観察手段の視野の一定方向と
なるように補正される。
【0041】(効果)本実施例によれば、第1の観察手
段では観察しずらい突出している術部の周囲を観察する
ことが可能である。また、第2の観察手段の焦点距離が
長い上に、第1の観察手段だけでなく第2の観察手段も
立体観察可能なので、手術作業を行い易い。本発明は前
述した実施例のものに限定されるものではなく、種々の
変形例が考えられるものである。 [付記]前述した説明によれば、以下の如き、各項の態
様のものを含む。 (付記1)術部を観察するための観察光学系から成る第
1の観察手段と、この第1の観察手段によって被観察物
体を観察する向きおよび位置の少なくとも一方が異なる
状態で前記被観察物体の部位を観察するとともに前記第
1の観察手段の接眼部を共有する第2の観察手段と、こ
の第2の観察手段の視野方向を変更する視野移動手段
と、前記第2の観察手段で得られる前記接眼部での被観
察物体の観察像の向きを所定の向きに保つように補正す
る像方向補正手段とを具備したことを特徴とする手術用
顕微鏡(第1、2、3、4の実施例)。 (付記2)前記第2の観察手段の対物レンズを、前記第
1の観察手段の観察光軸と略平行な軸まわりに回転させ
ることにより視野を移動する視野移動手段を構成し、前
記接眼部において前記第1の観察手段により得られる像
の例えば奥行き方向を視野の特定方向に定めたとき、前
記第2の観察手段により得られる観察像の、前記第1の
観察手段から見たその奥行き方向が常に前記特定方向と
合致すべく前記接眼部に観察される前記第2の観察手段
により得られる像の向きを補正する補正手段とから成る
手術用顕微鏡(第1、2、3、4の実施例)。 (付記3)前記第1の観察手段は、立体観察を行う観察
光学系を備えることを特徴とする付記1、2に記載の手
術用顕微鏡(第1、2、3、4の実施例)。 (付記4)前記第1の観察手段と前記第2の観察手段の
被観察物体に対する観察向きは、略直交することを特徴
とする付記1、2、3に記載の手術用顕微鏡(第1、
2、3、4の実施例)。 (付記5)前記第1の観察手段を第1のハウジングに保
持し、前記第2の観察手段の少なくとも一部を第2のハ
ウジングに保持し、前記第2の観察手段を、前記第1の
観察手段の観察光軸に沿って進退自在にしたことを特徴
とする付記1、2、3、4に記載の手術用顕微鏡(第
1、2、3、4の実施例)。 (付記6)前記第2の観察手段に内視鏡を利用し、この
内視鏡を他の部材に対して着脱自在に取着したことを特
徴とする付記1、2、3、4、5に記載の手術用顕微鏡
(第2、3の実施例)。 (付記7)前記像方向補正手段は、第2の観察手段の回
転に対して1/2の回転数で回転するイメージローテー
タを備えることを特徴とする付記1、2、3、4、5、
6に記載の手術用顕微鏡(第1、2、4の実施例)。 (付記8)前記第2の観察手段は、前記第1の観察手段
の焦点と共役な位置に術部の像を結像する結像光学系か
らなることを特徴とする付記1に記載の手術用顕微鏡
(第4の実施例)。 (付記9)前記補正手段は前記第2の対物レンズと一体
となって回転する撮像装置と前記接眼部に対して不動に
取り付けられた前記撮像装置により撮像された像を表示
する表示手段からなることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6、7、8に記載の手術用顕微鏡(第3の
実施例)。 (付記10)前記補正手段は前記第2の対物レンズと一
体となって回転する入射端面と前記接眼部に対して不動
に取り付けられた出射端面からなるイメージガイドであ
ることを特徴とする請求項1ないし8に記載の手術用顕
微鏡(第3の実施例)。 (付記11)術部を観察するための(立体)観察光学系
から成る第1の観察手段と、この第1の観察手段によっ
て観察される物体の部位を別の向きまたは位置で観察可
能で、かつ前記第1の観察手段と少なくとも接眼部を共
有する第2の観察手段とからなる手術用顕微鏡におい
て、第1の観察手段の観察視野内から、第2の観察手段
の観察視野内まで術具等を案内する案内手段を設けたこ
とを特徴とする手術用顕微鏡(第1、第2、第3の実施
例)。
段では観察しずらい突出している術部の周囲を観察する
ことが可能である。また、第2の観察手段の焦点距離が
長い上に、第1の観察手段だけでなく第2の観察手段も
立体観察可能なので、手術作業を行い易い。本発明は前
述した実施例のものに限定されるものではなく、種々の
変形例が考えられるものである。 [付記]前述した説明によれば、以下の如き、各項の態
様のものを含む。 (付記1)術部を観察するための観察光学系から成る第
1の観察手段と、この第1の観察手段によって被観察物
体を観察する向きおよび位置の少なくとも一方が異なる
状態で前記被観察物体の部位を観察するとともに前記第
1の観察手段の接眼部を共有する第2の観察手段と、こ
の第2の観察手段の視野方向を変更する視野移動手段
と、前記第2の観察手段で得られる前記接眼部での被観
察物体の観察像の向きを所定の向きに保つように補正す
る像方向補正手段とを具備したことを特徴とする手術用
顕微鏡(第1、2、3、4の実施例)。 (付記2)前記第2の観察手段の対物レンズを、前記第
1の観察手段の観察光軸と略平行な軸まわりに回転させ
ることにより視野を移動する視野移動手段を構成し、前
記接眼部において前記第1の観察手段により得られる像
の例えば奥行き方向を視野の特定方向に定めたとき、前
記第2の観察手段により得られる観察像の、前記第1の
観察手段から見たその奥行き方向が常に前記特定方向と
合致すべく前記接眼部に観察される前記第2の観察手段
により得られる像の向きを補正する補正手段とから成る
手術用顕微鏡(第1、2、3、4の実施例)。 (付記3)前記第1の観察手段は、立体観察を行う観察
光学系を備えることを特徴とする付記1、2に記載の手
術用顕微鏡(第1、2、3、4の実施例)。 (付記4)前記第1の観察手段と前記第2の観察手段の
被観察物体に対する観察向きは、略直交することを特徴
とする付記1、2、3に記載の手術用顕微鏡(第1、
2、3、4の実施例)。 (付記5)前記第1の観察手段を第1のハウジングに保
持し、前記第2の観察手段の少なくとも一部を第2のハ
ウジングに保持し、前記第2の観察手段を、前記第1の
観察手段の観察光軸に沿って進退自在にしたことを特徴
とする付記1、2、3、4に記載の手術用顕微鏡(第
1、2、3、4の実施例)。 (付記6)前記第2の観察手段に内視鏡を利用し、この
内視鏡を他の部材に対して着脱自在に取着したことを特
徴とする付記1、2、3、4、5に記載の手術用顕微鏡
(第2、3の実施例)。 (付記7)前記像方向補正手段は、第2の観察手段の回
転に対して1/2の回転数で回転するイメージローテー
タを備えることを特徴とする付記1、2、3、4、5、
6に記載の手術用顕微鏡(第1、2、4の実施例)。 (付記8)前記第2の観察手段は、前記第1の観察手段
の焦点と共役な位置に術部の像を結像する結像光学系か
らなることを特徴とする付記1に記載の手術用顕微鏡
(第4の実施例)。 (付記9)前記補正手段は前記第2の対物レンズと一体
となって回転する撮像装置と前記接眼部に対して不動に
取り付けられた前記撮像装置により撮像された像を表示
する表示手段からなることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6、7、8に記載の手術用顕微鏡(第3の
実施例)。 (付記10)前記補正手段は前記第2の対物レンズと一
体となって回転する入射端面と前記接眼部に対して不動
に取り付けられた出射端面からなるイメージガイドであ
ることを特徴とする請求項1ないし8に記載の手術用顕
微鏡(第3の実施例)。 (付記11)術部を観察するための(立体)観察光学系
から成る第1の観察手段と、この第1の観察手段によっ
て観察される物体の部位を別の向きまたは位置で観察可
能で、かつ前記第1の観察手段と少なくとも接眼部を共
有する第2の観察手段とからなる手術用顕微鏡におい
て、第1の観察手段の観察視野内から、第2の観察手段
の観察視野内まで術具等を案内する案内手段を設けたこ
とを特徴とする手術用顕微鏡(第1、第2、第3の実施
例)。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の手術用顕微
鏡によれば、術者は、第1の観察手段による観察像と第
2の観察手段による観察像の解剖学上の位置関係を容易
に把握できるので、その顕微鏡下で、適宜顕微鏡像と内
視鏡像を切り替えて、術部の観察しながら手術を行う際
の能率を向上させることができる。
鏡によれば、術者は、第1の観察手段による観察像と第
2の観察手段による観察像の解剖学上の位置関係を容易
に把握できるので、その顕微鏡下で、適宜顕微鏡像と内
視鏡像を切り替えて、術部の観察しながら手術を行う際
の能率を向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る手術用顕微鏡の観
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
【図2】同じくその手術用顕微鏡の第2の観察手段を組
み込んだ第2のハウジングの部分を拡大して示す断面
図。
み込んだ第2のハウジングの部分を拡大して示す断面
図。
【図3】図1におけるA−A線に沿う断面図。
【図4】同じくその手術用顕微鏡の指標板の平面図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る手術用顕微鏡の観
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
【図6】本発明の第3の実施例に係る手術用顕微鏡の観
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
【図7】本発明の第3の実施例に係る手術用顕微鏡の変
形例を示す、その観察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
形例を示す、その観察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
【図8】本発明の第4の実施例に係る手術用顕微鏡の観
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
察光学系を内蔵する鏡体の全体図。
【図9】同じくその第4の実施例に係る手術用顕微鏡の
電気系のブロック図。
電気系のブロック図。
【図10】従来の手術用顕微鏡の観察光学系を内蔵する
鏡体の全体図。
鏡体の全体図。
20…第1の対物レンズ、21…変倍光学系、22…ハ
ーフプリズム、23…明るさ補正フィルター、24…一
対の結像レンズ、25…接眼レンズ、26…第1のハウ
ジング、27…第2の対物レンズ、28…第1ミラー、
29…リレー光学系、30…イメージローテーター、3
1…2回反射プリズム、32…第2のハウジング、33
…照明用レンズ、34…ライトガイド、35…軸受け、
36…第1の歯車、38…シャフト、40…第2歯車、
41…第3歯車、42…第4歯車、43…第5歯車、4
4…軸受け。
ーフプリズム、23…明るさ補正フィルター、24…一
対の結像レンズ、25…接眼レンズ、26…第1のハウ
ジング、27…第2の対物レンズ、28…第1ミラー、
29…リレー光学系、30…イメージローテーター、3
1…2回反射プリズム、32…第2のハウジング、33
…照明用レンズ、34…ライトガイド、35…軸受け、
36…第1の歯車、38…シャフト、40…第2歯車、
41…第3歯車、42…第4歯車、43…第5歯車、4
4…軸受け。
Claims (1)
- 【請求項1】術部を観察するための観察光学系から成る
第1の観察手段と、この第1の観察手段によって被観察
物体を観察する向きおよび位置の少なくとも一方が異な
る状態で前記被観察物体の部位を観察するとともに前記
第1の観察手段の接眼部を共有する第2の観察手段と、
この第2の観察手段の視野方向を変更する視野移動手段
と、前記第2の観察手段で得られる前記接眼部での被観
察物体の観察像の向きを所定の向きに保つように補正す
る像方向補正手段とを具備したことを特徴とする手術用
顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6279402A JPH08131455A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 手術用顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6279402A JPH08131455A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 手術用顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131455A true JPH08131455A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17610617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6279402A Pending JPH08131455A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 手術用顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08131455A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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