JPH08131678A - 上送りミシン - Google Patents
上送りミシンInfo
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- JPH08131678A JPH08131678A JP6228137A JP22813794A JPH08131678A JP H08131678 A JPH08131678 A JP H08131678A JP 6228137 A JP6228137 A JP 6228137A JP 22813794 A JP22813794 A JP 22813794A JP H08131678 A JPH08131678 A JP H08131678A
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- JP
- Japan
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- feed
- needle
- sewing machine
- shaft
- upper feed
- Prior art date
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- Pending
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B27/00—Work-feeding means
- D05B27/02—Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements
- D05B27/04—Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements arranged above the workpieces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速縫いにおいても上送り歯のジャンピング
を防止して常に適正な送り力を得ることができる上送り
ミシンを提供する。 【構成】 ミシン本体Aから針板Cに向けて垂下される
針棒1、送り棒2及び押え棒3を縫製物(生地W1、W
2)の送り方向Dに沿ってこの順に並設してなる。送り
棒2を針棒1と押え棒3との間に配置したことで、送り
棒2の垂下端部に支持された送り体8の支点と、その作
用点である上送り歯9との距離が短くなる。したがって
短寸で小型・軽量のモーメントの小さい送り体8を使用
して速い動きに対する上送り歯9の追従性を高め、ジャ
ンピングの発生を高次の回転数まで抑えることができ
る。また、針5の直前に上糸と交差させて糸を供給する
ための揺動アーム42を、押え棒3に回動可能に軸支さ
せることで、スペース効率良く揺動アーム42を配置
し、かつ揺動アーム42の回転半径を大きくとることが
できる。
を防止して常に適正な送り力を得ることができる上送り
ミシンを提供する。 【構成】 ミシン本体Aから針板Cに向けて垂下される
針棒1、送り棒2及び押え棒3を縫製物(生地W1、W
2)の送り方向Dに沿ってこの順に並設してなる。送り
棒2を針棒1と押え棒3との間に配置したことで、送り
棒2の垂下端部に支持された送り体8の支点と、その作
用点である上送り歯9との距離が短くなる。したがって
短寸で小型・軽量のモーメントの小さい送り体8を使用
して速い動きに対する上送り歯9の追従性を高め、ジャ
ンピングの発生を高次の回転数まで抑えることができ
る。また、針5の直前に上糸と交差させて糸を供給する
ための揺動アーム42を、押え棒3に回動可能に軸支さ
せることで、スペース効率良く揺動アーム42を配置
し、かつ揺動アーム42の回転半径を大きくとることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は下送り歯と協働して布
を挟み送るための上送り歯を備えた上送りミシンに関す
るものである。
を挟み送るための上送り歯を備えた上送りミシンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンにおける縫製物の送りは、一般的
には、針落ち位置の前後に延設されたミシン本体側の押
え金とミシンベッド側の針板との間に供給される縫製物
に、針板の下側に配された下送り歯の動作により送り力
を加えることにより行われている。下送り歯は公知の下
送り機構の動作により、ミシン本体の動作に連動して、
所定の送り動作、具体的には、送り方向に沿う垂直面内
での長円運動を行い、この運動軌跡の上部において針板
の上部に突出し、この突出時に前記押え金の下面との間
に縫製物を狭圧してこれに送り力を付与する構成となっ
ている。
には、針落ち位置の前後に延設されたミシン本体側の押
え金とミシンベッド側の針板との間に供給される縫製物
に、針板の下側に配された下送り歯の動作により送り力
を加えることにより行われている。下送り歯は公知の下
送り機構の動作により、ミシン本体の動作に連動して、
所定の送り動作、具体的には、送り方向に沿う垂直面内
での長円運動を行い、この運動軌跡の上部において針板
の上部に突出し、この突出時に前記押え金の下面との間
に縫製物を狭圧してこれに送り力を付与する構成となっ
ている。
【0003】ところが上記構成では、下送り歯により縫
製物の下側にのみ送り力が付与されることから、例え
ば、複数枚の生地を重ねて縫製する場合に、送り力が付
与される下側の生地と押さえ金に沿って滑動する上側の
生地との間にずれが生じや易く、縫いずれのない良好な
縫製品を得るためには、作業者の手加減による微妙な送
り調節を要するという不都合があった。
製物の下側にのみ送り力が付与されることから、例え
ば、複数枚の生地を重ねて縫製する場合に、送り力が付
与される下側の生地と押さえ金に沿って滑動する上側の
生地との間にずれが生じや易く、縫いずれのない良好な
縫製品を得るためには、作業者の手加減による微妙な送
り調節を要するという不都合があった。
【0004】そこで、重ね縫い等に使用されるミシン、
例えば、偏平縫いミシン、二重環縫いミシン等において
は、針板下側の下送り歯に加えて、下送り歯と連動した
同様の送り動作をなす送り歯(上送り歯)を、針落ち位
置前方の針板上側に配し、針板上に供給される縫製物を
上下の送り歯間に狭圧し、縫製物の上下両側に送り力が
付与される構成とした上送り機構が装備される。
例えば、偏平縫いミシン、二重環縫いミシン等において
は、針板下側の下送り歯に加えて、下送り歯と連動した
同様の送り動作をなす送り歯(上送り歯)を、針落ち位
置前方の針板上側に配し、針板上に供給される縫製物を
上下の送り歯間に狭圧し、縫製物の上下両側に送り力が
付与される構成とした上送り機構が装備される。
【0005】図4には、このような上送り機構を備えた
従来のミシンの針落ち位置近傍の側断面図が示されてい
る。図中Aはミシン本体、Bはミシンベッドである。ミ
シン本体Aの下方のミシンベッドB上には針板Cが架設
してあり、このミシンでの縫製は、図における右側から
左側に向けて、前記針板Cの上面に沿って送られる縫製
物に対して行われる。
従来のミシンの針落ち位置近傍の側断面図が示されてい
る。図中Aはミシン本体、Bはミシンベッドである。ミ
シン本体Aの下方のミシンベッドB上には針板Cが架設
してあり、このミシンでの縫製は、図における右側から
左側に向けて、前記針板Cの上面に沿って送られる縫製
物に対して行われる。
【0006】ミシン本体Aには、針棒54、押え棒55
及び上送り棒56が、共に針板Cに向けて鉛直方向に垂
下されて、縫製物である生地W1、W2の送り方向に上記
の順に並設されている。
及び上送り棒56が、共に針板Cに向けて鉛直方向に垂
下されて、縫製物である生地W1、W2の送り方向に上記
の順に並設されている。
【0007】針棒54は、ミシン本体Aに嵌着固定され
たブッシュ57に上下方向に摺動可能に支持され、その
垂下端に針58が固定されており、ミシン本体A内の図
示しない主軸からの伝動に応じて上下動するように構成
されている。
たブッシュ57に上下方向に摺動可能に支持され、その
垂下端に針58が固定されており、ミシン本体A内の図
示しない主軸からの伝動に応じて上下動するように構成
されている。
【0008】針棒54の後側に位置する押え棒55もま
た、ミシン本体Aに嵌着固定されたブッシュ59に上下
方向に摺動可能に支持され、その垂下端に、押えホルダ
60及び押えアーム61を介して押え金62が取り付け
られている。押えホルダ60は押え棒55の垂下端に固
定されており、押えアーム61の上端は、押えホルダ6
0の軸心から外れた位置に、ヒンジピン63を介して水
平軸回りに揺動自在に支持されており、押え金62は
押えアーム61の下端部にヒンジピン64を介して水平
軸回りに揺動自在に枢支されている。この押え棒55は
中空構造になっており、その中空部内には押えばね65
が嵌挿されている。そして押えばね65の上端は押え棒
55の上端部に螺合された図示しないストッパネジの下
端に、また押えばね65の下端は前記押えアーム60の
上端に各々当接させてある。
た、ミシン本体Aに嵌着固定されたブッシュ59に上下
方向に摺動可能に支持され、その垂下端に、押えホルダ
60及び押えアーム61を介して押え金62が取り付け
られている。押えホルダ60は押え棒55の垂下端に固
定されており、押えアーム61の上端は、押えホルダ6
0の軸心から外れた位置に、ヒンジピン63を介して水
平軸回りに揺動自在に支持されており、押え金62は
押えアーム61の下端部にヒンジピン64を介して水平
軸回りに揺動自在に枢支されている。この押え棒55は
中空構造になっており、その中空部内には押えばね65
が嵌挿されている。そして押えばね65の上端は押え棒
55の上端部に螺合された図示しないストッパネジの下
端に、また押えばね65の下端は前記押えアーム60の
上端に各々当接させてある。
【0009】以上の構成により押さえ金62は、押えば
ね65のばね力により下向きに付勢され針板Cに押し付
けられた状態にあり、針板C上に生地W1、W2が供給さ
れ、これらの生地W1、W2を介して前記ばね力に抗する
上向きの力が作用した場合、押えアーム61とともにヒ
ンジピン63回りに揺動して、針板Cの上面との間に前
記生地W1、W2を狭持する押え作用をなす。またこのと
き前記押え金62は、ヒンジピン64回りの揺動により
押えアーム61に対する傾倒角度を変えることができ、
針板Cとの間での生地W1、W2の狭持は、常に押さえ金
62の下面全体にて行われる。
ね65のばね力により下向きに付勢され針板Cに押し付
けられた状態にあり、針板C上に生地W1、W2が供給さ
れ、これらの生地W1、W2を介して前記ばね力に抗する
上向きの力が作用した場合、押えアーム61とともにヒ
ンジピン63回りに揺動して、針板Cの上面との間に前
記生地W1、W2を狭持する押え作用をなす。またこのと
き前記押え金62は、ヒンジピン64回りの揺動により
押えアーム61に対する傾倒角度を変えることができ、
針板Cとの間での生地W1、W2の狭持は、常に押さえ金
62の下面全体にて行われる。
【0010】さらに押え棒55の後方に位置する上送り
棒56は、その中央部をミシン本体Aに支持されて前後
方向に揺動するブッシュ66に軸長方向に手動自在に嵌
挿され、その垂下端に、送り歯ホルダ67を介して送り
体68が取り付けられている。送り体68は、長寸板状
をなす部材であって、送り歯ホルダ67に打設されたヒ
ンジピン69によってその後端部が枢支され、そこから
押さえ金62及び針58側部を通って前方に延設されて
おり、その延設端に、上送り歯70が針58の更に前方
の針板Cの上面に臨ませて設けられている。
棒56は、その中央部をミシン本体Aに支持されて前後
方向に揺動するブッシュ66に軸長方向に手動自在に嵌
挿され、その垂下端に、送り歯ホルダ67を介して送り
体68が取り付けられている。送り体68は、長寸板状
をなす部材であって、送り歯ホルダ67に打設されたヒ
ンジピン69によってその後端部が枢支され、そこから
押さえ金62及び針58側部を通って前方に延設されて
おり、その延設端に、上送り歯70が針58の更に前方
の針板Cの上面に臨ませて設けられている。
【0011】上送り棒56は、その上端がミシン本体A
内の図示しない主軸に公知の伝動機構を介して連結され
ており、主軸の回転に応じて、ブッシュ66とともに生
じる前後方向の揺動と、ブッシュ66の軸長方向に沿う
直線運動とを同時に行うようになっている。この揺動運
動と直線運動との合成により上送り棒56の下端には、
上送り棒56の軸心を含み、前記生地W1、W2の送り方
向に沿う長円運動が生じ、上送り棒56の先端部に取り
付けられた送り体68の先端の送り歯70が長円運動を
なす。
内の図示しない主軸に公知の伝動機構を介して連結され
ており、主軸の回転に応じて、ブッシュ66とともに生
じる前後方向の揺動と、ブッシュ66の軸長方向に沿う
直線運動とを同時に行うようになっている。この揺動運
動と直線運動との合成により上送り棒56の下端には、
上送り棒56の軸心を含み、前記生地W1、W2の送り方
向に沿う長円運動が生じ、上送り棒56の先端部に取り
付けられた送り体68の先端の送り歯70が長円運動を
なす。
【0012】この上送り歯70の長円運動は、針板C下
側に配された下送り歯71の長円運動と逆向きの運動で
あり、上送り歯70の下動時に下送り歯71が上動して
両者が近接し、その後送り方向後方に向けて共に移動す
る。したがって、針板C上に供給される生地W1、W2
は、上下の送り歯70、71間に狭持され、上下両側か
ら送り力を付与されつつ針落ち位置に送り込まれること
になり、前述したような下側の生地W2と上側の生地W1
との間にずれが生じるという不都合は解消される。
側に配された下送り歯71の長円運動と逆向きの運動で
あり、上送り歯70の下動時に下送り歯71が上動して
両者が近接し、その後送り方向後方に向けて共に移動す
る。したがって、針板C上に供給される生地W1、W2
は、上下の送り歯70、71間に狭持され、上下両側か
ら送り力を付与されつつ針落ち位置に送り込まれること
になり、前述したような下側の生地W2と上側の生地W1
との間にずれが生じるという不都合は解消される。
【0013】また、この種のミシンでは、前記上送り歯
70と協働して前記生地W1、W2に送りを与える下送り
歯71の後方にも下送り歯72が配置されており、この
後方の下送り歯72が前方の下送り歯71とともに運動
して、前記押さえ金62との間に狭圧保持した生地W
1、W2に送り力を付与することによって、送りの確実性
を高めるようにしている。
70と協働して前記生地W1、W2に送りを与える下送り
歯71の後方にも下送り歯72が配置されており、この
後方の下送り歯72が前方の下送り歯71とともに運動
して、前記押さえ金62との間に狭圧保持した生地W
1、W2に送り力を付与することによって、送りの確実性
を高めるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の上送り機構を備えたミシンにあっては、上送り
棒56が針棒54側から見て押え棒55の後方に配置さ
れているため、上送り棒56の垂下端に支持された送り
体68の支点(ヒンジピン69)が、その作用点である
上送り歯70から最も遠く離れた位置に配置された構造
になっており、送り体68が長寸・大型化してそのモー
メントが増大することになる。その結果、ミシンの運転
速度が高速になると上送り歯70の運動が下送り歯71
の運動に追従できなくなり、ジャンピングが発生し易く
なって適正な送り力が得られなくなる。
た従来の上送り機構を備えたミシンにあっては、上送り
棒56が針棒54側から見て押え棒55の後方に配置さ
れているため、上送り棒56の垂下端に支持された送り
体68の支点(ヒンジピン69)が、その作用点である
上送り歯70から最も遠く離れた位置に配置された構造
になっており、送り体68が長寸・大型化してそのモー
メントが増大することになる。その結果、ミシンの運転
速度が高速になると上送り歯70の運動が下送り歯71
の運動に追従できなくなり、ジャンピングが発生し易く
なって適正な送り力が得られなくなる。
【0015】ジャンピングの発生は、押え棒56に設け
られた図示しないばねによる送り体68の押圧力を強く
することによって防ぐことができるが、そうすると上送
り歯70と下送り歯71間の狭圧力が強くなり過ぎて、
縫製物を傷付けてしまう。そのため、上記構造のミシン
をニットなどのように損傷しやすく、しかも高速縫製を
要求される生地の縫製に使用する場合には相当の注意を
要していた。
られた図示しないばねによる送り体68の押圧力を強く
することによって防ぐことができるが、そうすると上送
り歯70と下送り歯71間の狭圧力が強くなり過ぎて、
縫製物を傷付けてしまう。そのため、上記構造のミシン
をニットなどのように損傷しやすく、しかも高速縫製を
要求される生地の縫製に使用する場合には相当の注意を
要していた。
【0016】また、この種の上送りミシンを偏平縫に使
用する場合には、複数の上糸間のわたり縫いに使用され
る飾り糸を針落ち位置の手前に供給するための揺動アー
ムを備えたスプレッダ機構を装着する必要がある。しか
し、上送りミシンに上記スプレッダ機構を装着しようと
すると、その付近には押え機構や上送り機構の運動部が
密集しているため、スプレッダ機構の揺動アームの駆動
軸を最適な縫いを達成できる位置に配置することは困難
であった。
用する場合には、複数の上糸間のわたり縫いに使用され
る飾り糸を針落ち位置の手前に供給するための揺動アー
ムを備えたスプレッダ機構を装着する必要がある。しか
し、上送りミシンに上記スプレッダ機構を装着しようと
すると、その付近には押え機構や上送り機構の運動部が
密集しているため、スプレッダ機構の揺動アームの駆動
軸を最適な縫いを達成できる位置に配置することは困難
であった。
【0017】そこで本発明は、高速縫いにおいても上送
り歯のジャンピングを防止して常に適正な送り力を得る
ことができる上送りミシンを提供し、さらに、針の直前
に上糸と交差させて糸を供給するための揺動アームを備
えてなる上送りミシンを提供することにある。
り歯のジャンピングを防止して常に適正な送り力を得る
ことができる上送りミシンを提供し、さらに、針の直前
に上糸と交差させて糸を供給するための揺動アームを備
えてなる上送りミシンを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の上送りミシンは、ミシン本体から針板に向
けて垂下された第1、第2、第3の軸と、前記第1の軸
の垂下端部に固定された針と、前記第2の軸の垂下端部
にその一方の端部が支持されるとともに、他方の端部が
針落ち位置の手前に延設されてなる送り体と、この送り
体の延設端部に前記針板側に臨ませて形成された上送り
歯と、前記第3の軸の垂下端部に取り付けられた押え金
とを備え、前記第1、第2、第3の軸の連動により、前
記押え金と前記針板との間に縫製物を狭圧し、かつ前記
針板の下側に配した下送り歯と前記上送り歯とで縫製物
を狭持して針落ち位置に送り込みつつ縫製を行う上送り
ミシンを前提とし、前記第1、第2、第3の軸が縫製物
の送り方向に沿ってこの順に並設されてなることを特徴
とする(請求項1)。
に、本発明の上送りミシンは、ミシン本体から針板に向
けて垂下された第1、第2、第3の軸と、前記第1の軸
の垂下端部に固定された針と、前記第2の軸の垂下端部
にその一方の端部が支持されるとともに、他方の端部が
針落ち位置の手前に延設されてなる送り体と、この送り
体の延設端部に前記針板側に臨ませて形成された上送り
歯と、前記第3の軸の垂下端部に取り付けられた押え金
とを備え、前記第1、第2、第3の軸の連動により、前
記押え金と前記針板との間に縫製物を狭圧し、かつ前記
針板の下側に配した下送り歯と前記上送り歯とで縫製物
を狭持して針落ち位置に送り込みつつ縫製を行う上送り
ミシンを前提とし、前記第1、第2、第3の軸が縫製物
の送り方向に沿ってこの順に並設されてなることを特徴
とする(請求項1)。
【0019】本発明の上送りミシンにおいて、前記針の
直前に上糸と交差させて糸を供給するための揺動アーム
を、前記第3の軸あるいはこれと同軸的に設けられた軸
受部材に回動可能に軸支させてなることが望ましい(請
求項2)。
直前に上糸と交差させて糸を供給するための揺動アーム
を、前記第3の軸あるいはこれと同軸的に設けられた軸
受部材に回動可能に軸支させてなることが望ましい(請
求項2)。
【0020】
【作用】本発明の上送りミシンによれば、針を駆動する
第1の軸と、押え金を駆動する第3の軸との間に、送り
体を駆動する第2の軸が配置されるので、第2の軸の垂
下端部に支持された送り体の支点と、その作用点である
上送り歯との距離を従来よりも著しく短くできる。した
がって従来よりも短寸で小型・軽量の送り体を使用する
ことができ、その結果送り体のモーメントを小さくして
速い動きに対する上送り歯の追従性を高め、ジャンピン
グの発生を高次の回転数まで抑えることができる。
第1の軸と、押え金を駆動する第3の軸との間に、送り
体を駆動する第2の軸が配置されるので、第2の軸の垂
下端部に支持された送り体の支点と、その作用点である
上送り歯との距離を従来よりも著しく短くできる。した
がって従来よりも短寸で小型・軽量の送り体を使用する
ことができ、その結果送り体のモーメントを小さくして
速い動きに対する上送り歯の追従性を高め、ジャンピン
グの発生を高次の回転数まで抑えることができる。
【0021】第3の軸あるいはこれと同軸的に設けられ
た軸受部材に前記揺動アームを回動可能に軸支させて、
押え金の軸を揺動アームの駆動軸に兼用することで、各
種機構の運動部が密集しているミシンの針落ち位置近傍
に揺動アームをスペース効率良く配置できる。また第3
の軸は、針を駆動する第1の軸側から見て第2の軸より
後方の遠い位置に配置されているため、この第3の軸に
前記揺動アームを水平回転可能に軸支させることによ
り、前記揺動アームの回転半径を大きくとることがで
き、複数の上糸間のわたり縫いなどに適した糸の供給動
作を達成できる。
た軸受部材に前記揺動アームを回動可能に軸支させて、
押え金の軸を揺動アームの駆動軸に兼用することで、各
種機構の運動部が密集しているミシンの針落ち位置近傍
に揺動アームをスペース効率良く配置できる。また第3
の軸は、針を駆動する第1の軸側から見て第2の軸より
後方の遠い位置に配置されているため、この第3の軸に
前記揺動アームを水平回転可能に軸支させることによ
り、前記揺動アームの回転半径を大きくとることがで
き、複数の上糸間のわたり縫いなどに適した糸の供給動
作を達成できる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明に係る上送りミシンの実施例
について図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明
の一実施例の上送りミシンの針落ち位置近傍の側断面
図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のII
I−III断面図であり、そのうち図2及び図3は、本
実施例の上送りミシンに装備されたスプレッダ機構部を
示している。
について図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明
の一実施例の上送りミシンの針落ち位置近傍の側断面
図、図2は図1のII−II断面図、図3は図1のII
I−III断面図であり、そのうち図2及び図3は、本
実施例の上送りミシンに装備されたスプレッダ機構部を
示している。
【0023】図1中、Aはミシン本体、Bはミシンベッ
ドである。ミシン本体Aの下方のミシンベッドB上には
針板Cが架設してあり、このミシンでの縫製は、図1に
おける右側から左側に向けて、前記針板Cの上面に沿っ
て送られる縫製物に対して行われる。ミシン本体Aに
は、第1の軸である針棒1、第2の軸である上送り棒2
及び第3の軸である押え棒3が、共に針板Cに向けて鉛
直方向に垂下されて、縫製物である生地W1、W2の送り
方向Dに沿って上記の順に並設されている。
ドである。ミシン本体Aの下方のミシンベッドB上には
針板Cが架設してあり、このミシンでの縫製は、図1に
おける右側から左側に向けて、前記針板Cの上面に沿っ
て送られる縫製物に対して行われる。ミシン本体Aに
は、第1の軸である針棒1、第2の軸である上送り棒2
及び第3の軸である押え棒3が、共に針板Cに向けて鉛
直方向に垂下されて、縫製物である生地W1、W2の送り
方向Dに沿って上記の順に並設されている。
【0024】針棒1は、ミシン本体Aに嵌着固定された
ブッシュ4に上下方向に摺動可能に支持され、その垂下
端に針5が固定されており、ミシン本体A内の図示しな
い主軸からの伝動に応じて上下動するように構成されて
いる。
ブッシュ4に上下方向に摺動可能に支持され、その垂下
端に針5が固定されており、ミシン本体A内の図示しな
い主軸からの伝動に応じて上下動するように構成されて
いる。
【0025】針板Cには、これを厚さ方向に貫通する針
孔31が、針棒1に保持された針5の直下に位置して形
成されており、針棒1の上下運動に伴って針5の下端
は、針板C上側の上死点P1と針板C下側の下死点P2と
の間での上下動をなし、この間に針板C上の生地生地W
1、W2を貫通して縫製を行う。
孔31が、針棒1に保持された針5の直下に位置して形
成されており、針棒1の上下運動に伴って針5の下端
は、針板C上側の上死点P1と針板C下側の下死点P2と
の間での上下動をなし、この間に針板C上の生地生地W
1、W2を貫通して縫製を行う。
【0026】針棒1の後側に位置する上送り棒2は、そ
の中央部をミシン本体Aに支持されて前後方向に揺動す
るブッシュ6に軸長方向に摺動自在に嵌挿され、その垂
下端部に、送り体8が取り付けられている。送り体8
は、図示するようにその数カ所が折曲されてなる部材で
あって、その一方の端部(後端部)が上送り棒2の外周
に嵌装されて支持され、そこから針5の側部を通って前
方に延設されている。そして、送り体8の延設端部に、
上送り歯9が針5の更に前方の針板Cの上面に臨ませて
形成されている。この送り体8は、上送り棒2の軸方向
に移動可能に設けられており、上送り棒2の下部外周に
嵌装されたコイルばね7によって常時下方に付勢されて
いる。そのために、上送り棒2の中間部外周にはコイル
ばね7の上端を係止するフランジ部材10が、垂下端に
は送り体8の抜け落ちを防止するストッパ部材11がそ
れぞれ形成されている。
の中央部をミシン本体Aに支持されて前後方向に揺動す
るブッシュ6に軸長方向に摺動自在に嵌挿され、その垂
下端部に、送り体8が取り付けられている。送り体8
は、図示するようにその数カ所が折曲されてなる部材で
あって、その一方の端部(後端部)が上送り棒2の外周
に嵌装されて支持され、そこから針5の側部を通って前
方に延設されている。そして、送り体8の延設端部に、
上送り歯9が針5の更に前方の針板Cの上面に臨ませて
形成されている。この送り体8は、上送り棒2の軸方向
に移動可能に設けられており、上送り棒2の下部外周に
嵌装されたコイルばね7によって常時下方に付勢されて
いる。そのために、上送り棒2の中間部外周にはコイル
ばね7の上端を係止するフランジ部材10が、垂下端に
は送り体8の抜け落ちを防止するストッパ部材11がそ
れぞれ形成されている。
【0027】上送り棒2は、その上端がミシン本体A内
の図示しない主軸に2種類の伝動機構12、13を介し
て連結されている。一方の伝動機構12は、上送り棒2
を上下動させるための機構で、主軸に設けられた図示し
ないカム偏心軸によって揺動される上下駆動用軸14の
運動を、2つのアーム部材38、39からなる駆動リン
ク15と、ヒンジピン40によって押え棒3に水平軸回
りに揺動自在に支持された二股ブラケット16とを介し
て上送り棒2に伝達することにより、上送り棒2にブッ
シュ6の軸長方向に沿う直線運動を生じさせる。またヒ
ンジピン40は図示しないばねにより上方より押下され
ている。
の図示しない主軸に2種類の伝動機構12、13を介し
て連結されている。一方の伝動機構12は、上送り棒2
を上下動させるための機構で、主軸に設けられた図示し
ないカム偏心軸によって揺動される上下駆動用軸14の
運動を、2つのアーム部材38、39からなる駆動リン
ク15と、ヒンジピン40によって押え棒3に水平軸回
りに揺動自在に支持された二股ブラケット16とを介し
て上送り棒2に伝達することにより、上送り棒2にブッ
シュ6の軸長方向に沿う直線運動を生じさせる。またヒ
ンジピン40は図示しないばねにより上方より押下され
ている。
【0028】また、他方の伝動機構13は、上送り棒2
を揺動させるための機構で、主軸に設けられた図示しな
いカム偏心軸によって揺動される水平駆動用軸17の運
動をこれに固定されたアーム部材18と、ブッシュ6に
固定されたアーム部材19とからなる駆動リンク20を
介して上送り棒2に伝達することにより、上送り棒2に
前後方向の揺動運動を生じさせる。
を揺動させるための機構で、主軸に設けられた図示しな
いカム偏心軸によって揺動される水平駆動用軸17の運
動をこれに固定されたアーム部材18と、ブッシュ6に
固定されたアーム部材19とからなる駆動リンク20を
介して上送り棒2に伝達することにより、上送り棒2に
前後方向の揺動運動を生じさせる。
【0029】以上の構成により上送り棒2は、主軸の回
転に伴って、ブッシュ6とともに生じる前後方向の揺動
と、ブッシュ6の軸長方向に沿う直線運動とを同時に行
うようになっている。この揺動運動と直線運動との合成
により上送り棒2の下端には、上送り棒2の軸心を含
み、前記生地W1、W2の送り方向Dに沿う長円運動が生
じ、上送り棒2の先端部に取り付けられた送り体8の送
り歯9が長円運動をなす。
転に伴って、ブッシュ6とともに生じる前後方向の揺動
と、ブッシュ6の軸長方向に沿う直線運動とを同時に行
うようになっている。この揺動運動と直線運動との合成
により上送り棒2の下端には、上送り棒2の軸心を含
み、前記生地W1、W2の送り方向Dに沿う長円運動が生
じ、上送り棒2の先端部に取り付けられた送り体8の送
り歯9が長円運動をなす。
【0030】上送り棒2の後方に位置する押え棒3は、
ミシン本体Aに嵌着固定されたブッシュ22に上下方向
に摺動可能に支持され、その垂下端に、押えホルダ23
及び押えアーム24を介して押え金25が取り付けられ
ている。押えホルダ23は押え棒3の垂下端に固定され
ており、押えアーム24の上端を固定する押え金24は
押えアーム24の下端部にヒンジピン27を介して水
平軸回りに揺動自在に枢支されている。この押え棒3の
外周部には、押えばね28が嵌装されている。そして押
えばね28の上端は押え棒3の上端部に螺合された図示
しないストッパネジの下端に、また押えばねの下端は押
え棒3の外周に突設された係止部30に各々当接させて
ある。
ミシン本体Aに嵌着固定されたブッシュ22に上下方向
に摺動可能に支持され、その垂下端に、押えホルダ23
及び押えアーム24を介して押え金25が取り付けられ
ている。押えホルダ23は押え棒3の垂下端に固定され
ており、押えアーム24の上端を固定する押え金24は
押えアーム24の下端部にヒンジピン27を介して水
平軸回りに揺動自在に枢支されている。この押え棒3の
外周部には、押えばね28が嵌装されている。そして押
えばね28の上端は押え棒3の上端部に螺合された図示
しないストッパネジの下端に、また押えばねの下端は押
え棒3の外周に突設された係止部30に各々当接させて
ある。
【0031】以上の構成により押え金25は、押えばね
28のばね力により下向きに付勢され針板Cに押し付け
られた状態にあり、針板C上に生地W1、W2が供給さ
れ、これらの生地W1、W2を介して前記ばね力に抗する
上向きの力が作用した場合、押えアーム24とともに上
昇して、針板Cの上面との間に前記生地W1、W2を狭持
する押え作用をなす。またこのとき押え金25は、ヒン
ジピン27回りの揺動により押えアーム24に対する傾
倒角度を変えることができ、針板Cとの間での生地W
1、W2の狭持は、常に押さえ金25の下面全体にて行わ
れる。なお、前記ストッパねじの上端はミシン本体Aの
上部にまで延設されており、このストッパねじの上端に
設けた図示しない調節つまみを回すことにより押えばね
28のばね力を調節できる。
28のばね力により下向きに付勢され針板Cに押し付け
られた状態にあり、針板C上に生地W1、W2が供給さ
れ、これらの生地W1、W2を介して前記ばね力に抗する
上向きの力が作用した場合、押えアーム24とともに上
昇して、針板Cの上面との間に前記生地W1、W2を狭持
する押え作用をなす。またこのとき押え金25は、ヒン
ジピン27回りの揺動により押えアーム24に対する傾
倒角度を変えることができ、針板Cとの間での生地W
1、W2の狭持は、常に押さえ金25の下面全体にて行わ
れる。なお、前記ストッパねじの上端はミシン本体Aの
上部にまで延設されており、このストッパねじの上端に
設けた図示しない調節つまみを回すことにより押えばね
28のばね力を調節できる。
【0032】針板Cの下側のミシンベッドBの内部に
は、前後一対の下送り歯33、34が配してあり、前方
の下送り歯33は針板Cの対応位置に形成された切欠孔
35及び押え金24の前部に形成された切欠孔36を介
して前記上送り歯9に対向させてあり、後方の下送り歯
34は、針板Cの対応位置に形成された切欠孔37を介
して押え金24の後部下面に対向させてある。これらの
下送り歯33、34は共に、ミシンベッドB内部の公知
の伝動機構を介してミシン本体A内の主軸に連結されて
おり、前記生地W1、W2の送り方向に沿い、針板Cと直
交する面内での長円運動を行うようになしてある。
は、前後一対の下送り歯33、34が配してあり、前方
の下送り歯33は針板Cの対応位置に形成された切欠孔
35及び押え金24の前部に形成された切欠孔36を介
して前記上送り歯9に対向させてあり、後方の下送り歯
34は、針板Cの対応位置に形成された切欠孔37を介
して押え金24の後部下面に対向させてある。これらの
下送り歯33、34は共に、ミシンベッドB内部の公知
の伝動機構を介してミシン本体A内の主軸に連結されて
おり、前記生地W1、W2の送り方向に沿い、針板Cと直
交する面内での長円運動を行うようになしてある。
【0033】下送り歯33、34のこの運動は、上下運
動する針5の動作に対応して行われる。すなわち下送り
歯33、34は、針5の先端が針板Cの上側にある間に
は、図1に示す如く針板Cの上側に突出し、押え金25
を押し上げつつそれぞれの切欠孔35、37に沿って送
り方向に移動して、押え金25との間に狭圧保持した生
地W1、W2に送りを付与する送り動作をなし、逆に、針
5の先端が針板Cの下側に達し生地W1、W2の縫い合わ
せが行われている間には、針板Cの下側に没し、前方向
へ移動する復帰動作をなす。
動する針5の動作に対応して行われる。すなわち下送り
歯33、34は、針5の先端が針板Cの上側にある間に
は、図1に示す如く針板Cの上側に突出し、押え金25
を押し上げつつそれぞれの切欠孔35、37に沿って送
り方向に移動して、押え金25との間に狭圧保持した生
地W1、W2に送りを付与する送り動作をなし、逆に、針
5の先端が針板Cの下側に達し生地W1、W2の縫い合わ
せが行われている間には、針板Cの下側に没し、前方向
へ移動する復帰動作をなす。
【0034】一方この間、前側の下送り歯33に対向す
る前記上送り歯9の長円運動は、下送り歯33と逆回り
に上下逆の位相にて行われる。すなわち上送り歯9は、
針5の先端が針板Cの上側にある間には、図1に示す如
く針板Cに近付き、押え金25の前部の切欠孔36に沿
って後ろ方向に移動する送り動作をなし、逆に、針5の
先端が針板Cの下側に達し、生地W1、W2の縫い合わせ
が行われている間には、針板Cの上面から適長離間し
て、前方向へ移動する復帰動作をなす。
る前記上送り歯9の長円運動は、下送り歯33と逆回り
に上下逆の位相にて行われる。すなわち上送り歯9は、
針5の先端が針板Cの上側にある間には、図1に示す如
く針板Cに近付き、押え金25の前部の切欠孔36に沿
って後ろ方向に移動する送り動作をなし、逆に、針5の
先端が針板Cの下側に達し、生地W1、W2の縫い合わせ
が行われている間には、針板Cの上面から適長離間し
て、前方向へ移動する復帰動作をなす。
【0035】前記送り動作中の上送り歯9は、図1に示
す如く、押え金25の下の生地W1、W2に上側から押し
付けられ、生地W1、W2を下送り歯33との間に狭持し
て送り力を付与する作用をなし、前記生地W1、W2は、
上下両側に付与される送り力により相互にずれを生じる
ことなく針落ち位置に送り込まれる。
す如く、押え金25の下の生地W1、W2に上側から押し
付けられ、生地W1、W2を下送り歯33との間に狭持し
て送り力を付与する作用をなし、前記生地W1、W2は、
上下両側に付与される送り力により相互にずれを生じる
ことなく針落ち位置に送り込まれる。
【0036】本実施例の上送りミシンによれば、針棒1
と、押え棒3との間に、送り棒2がが配置されているの
で、送り棒2の垂下端部に支持された送り体8の支点
(後端部)と、作用点となる送り体8先端部の上送り歯
9との間隔が、従来の上送りミシン(図4参照)の場合
と比較して著しく短くなる。したがって従来の上送りミ
シンよりも短寸で小型・軽量のモーメントの小さい送り
体8を使用して、速い動きに対する上送り歯8の追従性
を高め、ジャンピングの発生を高次の回転数まで抑える
ことができる。
と、押え棒3との間に、送り棒2がが配置されているの
で、送り棒2の垂下端部に支持された送り体8の支点
(後端部)と、作用点となる送り体8先端部の上送り歯
9との間隔が、従来の上送りミシン(図4参照)の場合
と比較して著しく短くなる。したがって従来の上送りミ
シンよりも短寸で小型・軽量のモーメントの小さい送り
体8を使用して、速い動きに対する上送り歯8の追従性
を高め、ジャンピングの発生を高次の回転数まで抑える
ことができる。
【0037】その結果、上送り棒2に設けられたばね7
によって送り体8の押圧力を強くすることなくジャンピ
ングの発生を防し、適正な低圧の狭圧力で生地W1、W2
に送り力を付与することができるので、ニット生地など
弾性に富み損傷しやすい生地に対しても高速縫いを行う
ことができる。
によって送り体8の押圧力を強くすることなくジャンピ
ングの発生を防し、適正な低圧の狭圧力で生地W1、W2
に送り力を付与することができるので、ニット生地など
弾性に富み損傷しやすい生地に対しても高速縫いを行う
ことができる。
【0038】また、送り体8の支点と前端部の上送り歯
9との間隔が短いので、上送り棒2に設けられたばね7
の力を強めることによって上送り歯9の狭圧力を容易に
高めることができ、ジーンズ生地の重ね縫いなど極厚物
の縫製にも有効に適用できる。さらに、上記のような送
り体8の小型・軽量化に伴い、振動量及び騒音レベルを
減少させることができる。
9との間隔が短いので、上送り棒2に設けられたばね7
の力を強めることによって上送り歯9の狭圧力を容易に
高めることができ、ジーンズ生地の重ね縫いなど極厚物
の縫製にも有効に適用できる。さらに、上記のような送
り体8の小型・軽量化に伴い、振動量及び騒音レベルを
減少させることができる。
【0039】本実施例の上送りミシンは、以上説明した
構成に加え、偏平縫などの際にわたり縫い用の糸(飾り
糸)を上糸と交差させて針5の直前に供給するためのス
プレッダ機構41を備えている。このスプレッダ機構4
1は、押え棒3に水平回転可能に軸支された揺動アーム
42と、この揺動アーム42を針5の動きに合わせて水
平方向に揺動運動させるための駆動機構43とからな
る。
構成に加え、偏平縫などの際にわたり縫い用の糸(飾り
糸)を上糸と交差させて針5の直前に供給するためのス
プレッダ機構41を備えている。このスプレッダ機構4
1は、押え棒3に水平回転可能に軸支された揺動アーム
42と、この揺動アーム42を針5の動きに合わせて水
平方向に揺動運動させるための駆動機構43とからな
る。
【0040】揺動アーム42は、図2、図3に示すよう
に、押え棒3の前記押えホルダ23取付位置の上方に環
状部材44を遊嵌し、この環状部材44に固定金具45
を介してその基端部(上端部)42bを固定することに
よって押え棒3に対して回動可能に軸支されている。
に、押え棒3の前記押えホルダ23取付位置の上方に環
状部材44を遊嵌し、この環状部材44に固定金具45
を介してその基端部(上端部)42bを固定することに
よって押え棒3に対して回動可能に軸支されている。
【0041】揺動アーム42は、その支持部42bから
前記押え棒2及び針棒1の側部を通って斜め下方に延設
されて針板Cの近傍に達し、そこからさらに針板Cに沿
って針棒42側に円弧を描くようにして延設されてい
る。この針板Cに沿う円弧状の部分は薄いへら状部材4
6からなり、その先端部42aに、飾り糸を引っ掛ける
ための爪47が形成されている。そして、この爪47が
針5の直前を通過するように揺動アーム42の回転半径
が設定されている。
前記押え棒2及び針棒1の側部を通って斜め下方に延設
されて針板Cの近傍に達し、そこからさらに針板Cに沿
って針棒42側に円弧を描くようにして延設されてい
る。この針板Cに沿う円弧状の部分は薄いへら状部材4
6からなり、その先端部42aに、飾り糸を引っ掛ける
ための爪47が形成されている。そして、この爪47が
針5の直前を通過するように揺動アーム42の回転半径
が設定されている。
【0042】駆動機構43は、ミシン本体A内の主軸に
設けられた図示しないカム偏心軸を介した伝動によって
所定の回動角度範囲で軸回りに揺動される揺動軸48
(図1)と、この揺動軸48の運動を前記押え棒3に取
り付けられた前記環状部材44に伝達するリンク機構と
からなる。
設けられた図示しないカム偏心軸を介した伝動によって
所定の回動角度範囲で軸回りに揺動される揺動軸48
(図1)と、この揺動軸48の運動を前記押え棒3に取
り付けられた前記環状部材44に伝達するリンク機構と
からなる。
【0043】この場合リンク機構は、揺動軸48の先端
部に垂下状に固定された垂直駆動アーム49と、前記押
え棒3に遊嵌された環状部材44に水平に固定された水
平駆動アーム50(図2)と、垂直駆動アーム49の垂
下端にその一方の端部が上下に回動可能に連結されもう
一方の端部が水平駆動アーム部材50の先端部に水平方
向に回動可能に連結されたリンク部材51とで構成され
ている。
部に垂下状に固定された垂直駆動アーム49と、前記押
え棒3に遊嵌された環状部材44に水平に固定された水
平駆動アーム50(図2)と、垂直駆動アーム49の垂
下端にその一方の端部が上下に回動可能に連結されもう
一方の端部が水平駆動アーム部材50の先端部に水平方
向に回動可能に連結されたリンク部材51とで構成され
ている。
【0044】以上の構成により、主軸の回転に伴って垂
直駆動アーム49が前後(図1中、矢印E)に揺動し、
この垂直駆動アーム49の動きに伴ってリンク部材51
が前後(図1、図2中、矢印F)に移動し、このリンク
部材51の動きに伴って水平駆動アーム50が水平方向
に揺動される。その結果、前記環状部材44に取り付け
られた前記揺動アーム42が所定の回動範囲水平に揺動
される。
直駆動アーム49が前後(図1中、矢印E)に揺動し、
この垂直駆動アーム49の動きに伴ってリンク部材51
が前後(図1、図2中、矢印F)に移動し、このリンク
部材51の動きに伴って水平駆動アーム50が水平方向
に揺動される。その結果、前記環状部材44に取り付け
られた前記揺動アーム42が所定の回動範囲水平に揺動
される。
【0045】この揺動アーム42の揺動運動は前記針5
の動きに連動してなされる。すなわち、針5が1ピッ
チ、あるいは数ピッチ分の縫いを行うタイミングに合わ
せて、揺動アーム42が揺動し、そのへら状部材46が
生地W1、W2上に出没して生地W1、W2と針5からの上
糸との間に飾り糸を供給する。
の動きに連動してなされる。すなわち、針5が1ピッ
チ、あるいは数ピッチ分の縫いを行うタイミングに合わ
せて、揺動アーム42が揺動し、そのへら状部材46が
生地W1、W2上に出没して生地W1、W2と針5からの上
糸との間に飾り糸を供給する。
【0046】本実施例の上送りミシンによれば、針棒1
から送り棒2を隔てて遠く離れた位置に配置された押え
棒3に前記揺動アーム42を軸支させたことにより、揺
動アーム42の回転半径を大きくとることができ、複数
の上糸間のわたり縫いなどに適した糸の供給動作を達成
できる。
から送り棒2を隔てて遠く離れた位置に配置された押え
棒3に前記揺動アーム42を軸支させたことにより、揺
動アーム42の回転半径を大きくとることができ、複数
の上糸間のわたり縫いなどに適した糸の供給動作を達成
できる。
【0047】また、押え棒3を揺動アーム42の駆動軸
に兼用したことで、各種機構の運動部が密集しているミ
シンの針落ち位置近傍にスプレッダ装置41の揺動アー
ム42をスペース効率良く配置できる。押え棒3は、前
述の如くブッシュ22の軸長方向に沿って上下にのみ運
動する部材であるため、この押え棒3にスプレッダ装置
41の揺動アーム42を軸支させたことによって押え棒
3の本来の動きを妨げる不都合は生じない。
に兼用したことで、各種機構の運動部が密集しているミ
シンの針落ち位置近傍にスプレッダ装置41の揺動アー
ム42をスペース効率良く配置できる。押え棒3は、前
述の如くブッシュ22の軸長方向に沿って上下にのみ運
動する部材であるため、この押え棒3にスプレッダ装置
41の揺動アーム42を軸支させたことによって押え棒
3の本来の動きを妨げる不都合は生じない。
【0048】なお本実施例においては、揺動アーム42
を押え棒3に軸支させたが、例えば、押え棒3と同軸的
に設けられた軸受部材であるブッシュ22を下方に延出
させて、これに揺動アーム42を回動可能に軸支させる
ようにしても上記と同等あるいはそれ以上の効果を発揮
できる。また、揺動アーム42を揺動運動させるための
駆動機構43は、本実施例に示したリンク機構に限ら
ず、歯車機構などを組み合わせたその他の様々な機構を
採用することができる。
を押え棒3に軸支させたが、例えば、押え棒3と同軸的
に設けられた軸受部材であるブッシュ22を下方に延出
させて、これに揺動アーム42を回動可能に軸支させる
ようにしても上記と同等あるいはそれ以上の効果を発揮
できる。また、揺動アーム42を揺動運動させるための
駆動機構43は、本実施例に示したリンク機構に限ら
ず、歯車機構などを組み合わせたその他の様々な機構を
採用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、以下の
ような優れた効果を発揮することができる。 (1) 請求項1記載の上送りミシンによれば、針を駆
動する第1の軸と、押え金を駆動する第3の軸との間
に、送り体を駆動する第2の軸が配置されるので、第2
の軸の垂下端部に支持された送り体の支点と、その作用
点である上送り歯との距離を短くできる。したがって短
寸で小型・軽量のモーメントの小さい送り体を使用し
て、速い動きに対する上送り歯の追従性を高め、ジャン
ピングの発生を高次の回転数まで抑えることができる。
その結果縫製物に上下両側から常に適正な送り力を与え
て高品質な縫製が行える。
ような優れた効果を発揮することができる。 (1) 請求項1記載の上送りミシンによれば、針を駆
動する第1の軸と、押え金を駆動する第3の軸との間
に、送り体を駆動する第2の軸が配置されるので、第2
の軸の垂下端部に支持された送り体の支点と、その作用
点である上送り歯との距離を短くできる。したがって短
寸で小型・軽量のモーメントの小さい送り体を使用し
て、速い動きに対する上送り歯の追従性を高め、ジャン
ピングの発生を高次の回転数まで抑えることができる。
その結果縫製物に上下両側から常に適正な送り力を与え
て高品質な縫製が行える。
【0050】(2) 請求項2記載の上送りミシンによ
れば、押え金を駆動する第3の軸を揺動アームの駆同軸
に兼用することで、各種機構の運動部が密集しているミ
シンの針落ち位置近傍に揺動アームをスペース効率良く
配置できる。また第3の軸は、針を駆動する第1の軸側
から見て第2の軸より後方の遠い位置に配置されている
ため、この第3の軸に前記揺動アームを回動可能に軸支
させたことにより、揺動アームの回転半径を大きくとる
ことができ、複数の上糸間のわたり縫いなどに適した糸
の供給動作を達成できる。
れば、押え金を駆動する第3の軸を揺動アームの駆同軸
に兼用することで、各種機構の運動部が密集しているミ
シンの針落ち位置近傍に揺動アームをスペース効率良く
配置できる。また第3の軸は、針を駆動する第1の軸側
から見て第2の軸より後方の遠い位置に配置されている
ため、この第3の軸に前記揺動アームを回動可能に軸支
させたことにより、揺動アームの回転半径を大きくとる
ことができ、複数の上糸間のわたり縫いなどに適した糸
の供給動作を達成できる。
【図1】本発明の一実施例の上送りミシンの針落ち位置
近傍の側断面図である。
近傍の側断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】従来の上送りミシンの針落ち位置近傍の側断面
図である。
図である。
1 針棒(第1の軸) 2 送り棒(第2の軸) 3 押え棒(第3の軸) 5 針 8 送り体 9 上送り歯 22 ブッシュ(軸受部材) 25 押え金 33 下送り歯 41 スプレッダ機構 42 揺動アーム A ミシン本体 B ミシンベッド C 針板 D 送り方向 W1、W2 生地(縫製物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフ リューディガー フォン ハーゲ ン ドイツ連邦共和国 ヘミンゲン D− 17282 ミュンヒンガー ストラーセ 18 (72)発明者 河本 修 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】ミシン本体から針板に向けて垂下された第
1、第2、第3の軸と、 前記第1の軸の垂下端部に固定された針と、 前記第2の軸の垂下端部に一端部が支持されるととも
に、他端が針落ち位置の手前に延設されてなる送り体
と、この送り体の延設端部に前記針板側に臨ませて形成
された上送り歯と、 前記第3の軸の垂下端部に取り付けられた押え金とを備
え、 前記第1、第2、第3の軸の連動により、前記押え金と
前記針板との間に縫製物を狭圧し、かつ前記針板の下側
に配した下送り歯と前記上送り歯とで縫製物を狭持して
針落ち位置に送り込みつつ縫製を行う上送りミシンであ
って、 前記第1、第2、第3の軸が縫製物の送り方向に沿って
この順に並設されてなることを特徴とする上送りミシ
ン。 - 【請求項2】前記針の直前に上糸と交差させて糸を供給
するための揺動アームを、前記第3の軸あるいはこれと
同軸的に設けられた軸受部材に回動可能に軸支させてな
ることを特徴とする請求項1記載の上送りミシン。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228137A JPH08131678A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 上送りミシン |
| US08/531,955 US5653187A (en) | 1994-09-22 | 1995-09-21 | Upper feed mechanism for sewing machine and sewing machine having the same |
| DE19535336A DE19535336A1 (de) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | Obere Transportvorrichtung für eine Nähmaschine sowie eine Nähmaschine mit einer solchen Transportvorrichtung |
| CN95118618A CN1050641C (zh) | 1994-09-22 | 1995-09-22 | 缝纫机的上送布机构以及具有该机构的缝纫机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228137A JPH08131678A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 上送りミシン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131678A true JPH08131678A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=16871800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6228137A Pending JPH08131678A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 上送りミシン |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5653187A (ja) |
| JP (1) | JPH08131678A (ja) |
| CN (1) | CN1050641C (ja) |
| DE (1) | DE19535336A1 (ja) |
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| JP2009066127A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Juki Corp | ミシンの糸通し装置 |
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| US1017164A (en) * | 1910-06-25 | 1912-02-13 | Singer Mfg Co | Sewing-machine. |
| US2033294A (en) * | 1933-01-31 | 1936-03-10 | Paine Hedley Roy | Sewing machine |
| US2820426A (en) * | 1954-08-16 | 1958-01-21 | Pfaff Ag G M | Articulated presser foot |
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| EP0046814B1 (de) * | 1980-08-22 | 1985-08-14 | Pfaff Industriemaschinen GmbH | Obertransporteinrichtung an einer Nähmaschine |
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-
1994
- 1994-09-22 JP JP6228137A patent/JPH08131678A/ja active Pending
-
1995
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- 1995-09-22 DE DE19535336A patent/DE19535336A1/de not_active Withdrawn
- 1995-09-22 CN CN95118618A patent/CN1050641C/zh not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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| CN1050641C (zh) | 2000-03-22 |
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