JPH08132315A - 刃替装置の刃替ハンド - Google Patents

刃替装置の刃替ハンド

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JPH08132315A
JPH08132315A JP6296014A JP29601494A JPH08132315A JP H08132315 A JPH08132315 A JP H08132315A JP 6296014 A JP6296014 A JP 6296014A JP 29601494 A JP29601494 A JP 29601494A JP H08132315 A JPH08132315 A JP H08132315A
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gripping
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進 板谷
Yutaka Takemoto
豊 竹本
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、刃物或いはスペ−サを確実に
保持でき、且つ刃物軸にかじり傷の発生を防止して刃替
装置の信頼性を向上させるようにすること。 【構成】 スリッタ設備の刃物軸において刃物5及びこ
の刃物を位置決めするスペーサ12を上記刃物軸から取
り出し取り付ける刃替装置の刃替ハンド30において、
刃物及びスペーサの直径方向に移動して、これらの刃物
又はスペーサの外周47を把持可能とする一対の外周把
持爪32A及び32Bと、これらの外周把持爪のそれぞ
れに配設されて、刃物又はスペーサの端面49を押圧可
能とする一対の押圧プレート33A及び33Bと、を有
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯をスリットする
スリッタ設備の刃物軸において刃物及びこの刃物を位置
決めする刃物部品を、上記刃物軸から取り出し或いは取
り付ける刃替装置の刃替ハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、スリッタ設備1は、
固定スタンド2と可動スタンド3との間に刃物軸4A及
び4Bが上下に配置され、これらの刃物軸4A及び4B
に刃物5が装着されたものである。刃物軸4A及び4B
は、固定スタンド2、可動スタンド3にそれぞれ配置さ
れた駆動軸6、従動軸7に嵌装されて、回転駆動可能と
される。固定スタンド2に設置されたギアードモータ8
の作動により、ウォ−ム9及びウォ−ムホイール10、
並びにギア11A及び11Bを介して、上下配置された
刃物軸4A及び4Bの位置が調整され、これらの刃物軸
4A及び4Bの刃物5間に適切なギャップが設定され
る。これらの刃物軸4A及び4B間に金属帯(図示せ
ず)を連続的に通過させることにより、この金属帯を所
定のスリット幅に多条切りしたり、サイドトリミング
(耳切り)する。
【0003】ここで、刃物軸4A及びBでは、図9に示
すように、複数の刃物5間に、上記スリット幅に応じた
枚数のスペーサ12が設置され、このスペーサ12上に
緩衝材(ゴムリングやMCナイロン等)13を積層状に
被着し、カラー14やナット15を用いて刃物5が位置
決めされている。上記スペ−サ12、緩衝材13及びカ
ラ−14が刃物部品として構成される。
【0004】従って、金属帯のスリット幅を変更するに
は、上記刃物軸4A及び4Bから刃物5、スペーサ1
2、緩衝材13等を取り外し、新たな配列状態で上記刃
物5、スペーサ12、緩衝材13等を取り付けなければ
ならない。
【0005】この刃替作業は、従来、図7に示すよう
に、まずギアードモータ16を作動させて、可動スタン
ド3をフレーム17に対し刃物軸4A及び4Bの軸方向
に移動させて、これらの刃物軸4A及び4Bを可動スタ
ンド3の従動軸7から取り外して片持状態にする。次
に、クレーン(図示せず)を操作して、この片持状態の
刃物軸4A及び4Bを吊り上げ、駆動軸6から抜きとっ
て、図8に示す刃物台18の取付軸19にセットする。
そして、この取付軸19にセットされた刃物軸4A或い
は4Bのそれぞれから刃物5、スペーサ12及び緩衝材
13等を取り外し、新たな配列状態で刃物軸4A、4B
に刃物5、スペーサ12、緩衝材13等を再び取り付け
て、刃替作業を完了する。
【0006】ところが、上述のような従来の刃替作業で
は、スリッタ設備1が厚肉の金属帯をスリット作業す
るものである場合に、刃物軸4A及び4Bの刃物5やス
ペーサ12の重量が例えば1枚当り約30〜50kgとなっ
て、刃替作業が重労働となってしまう。また、製品の
剪断品質確保のために、刃物軸4A或いは4Bと刃物5
との嵌合スキマが例えば約50〜100 μ以下に設定されて
いるため、刃物5の着脱時に刃物軸4A或いは4Bの表
面にかじり傷を生じされるおそれがある。
【0007】そこで、特開平4-183519号公報の記載の発
明の如く、本体フレームのアーム先端にフレーム構造体
を設置し、このフレーム構造体に吸着パッド、バック押
当部及び挟持部を備えた刃物装置が提案されている。こ
の刃替装置では、アームを水平方向或いは鉛直方向に移
動させ、吸着パッドにて刃物やスペーサ等を吸着して刃
物軸上を所定量移動させ、その後、この刃物やスペーサ
をバック押当部及び挟持部にて挟持して移動させ、刃物
やスペーサを交換している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報記
載の刃替装置では、フレーム構造体に吸着パッド、バッ
ク押当部及び挟持部を備え、これらを個別に作動させる
構造となっていることから、フレーム構造体が複雑な構
造となってしまい、コストが上昇してしまう。
【0009】また、公報記載の刃替装置は、バック押当
部及び挟持部によって刃物やスペーサの両端面を挟持す
るものであり、保持力が弱く、刃物やスペーサ等が落下
してしまうおそれがある。
【0010】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、簡単な構造で、刃物及び刃物部品を確実に
保持でき、且つ刃物軸にかじり傷の発生を防止できて刃
替装置の信頼性を向上させることができる刃替装置の刃
替ハンドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、スリッタ設備の刃物軸において刃物及びこの刃物を
位置決めする刃物部品を、上記刃物軸から取り出し取り
付ける刃替装置の刃替ハンドにおいて、上記刃物及び刃
物部品の直径方向に移動して、これらの刃物又は刃物部
品の外周を把持可能とする一対の把持部と、これらの把
持部のそれぞれに配設されて、上記刃物又は刃物部品の
端面を刃物軸上で押圧可能とする一対の押圧部と、を有
するものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1におけ
る一対の押圧部のそれぞれが、各把持部に弾性体を介し
て設置されたものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2におけ
る一対の把持部には、押圧部の前方に制動部材が配置さ
れたものである。
【0014】
【作用】従って、請求項1に記載の発明に係る刃替装置
の刃替ハンドによれば、刃物或いは刃物部品の外周を把
持する一対の把持部のそれぞれに、刃物或いは刃物部品
の端面を押圧する一対の押圧部が配設されたので、刃替
ハンドの構成を簡素化できる。
【0015】また、請求項1に記載の発明によれば、刃
物或いは刃物部品を空間ハンドリングするときには、一
対の把持部にて刃物或いは刃物部品の外周を把持して移
動させるので、刃物或いは刃物部品を確実に保持でき、
これらの刃物或いは刃物部品を落下等のおそれなく安全
に移動・搬送させることができる。
【0016】更に、請求項1に記載の発明によれば、刃
物或いは刃物部品を刃物軸上で移動させるときには、押
圧部にて刃物或いは刃物部品の端面を押圧するので、刃
替ハンドを含めた刃替装置による刃物或いは刃物部品の
移動軸芯と、刃物軸の軸芯とがずれていても、刃物軸の
表面に刃物或いは刃物部品によるかじり傷を生じさせる
ことがなく、刃替装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、一対の押
圧部が弾性体を介して一対の把持部にそれぞれ設置され
たので、一対の押圧部による刃物或いは刃物部品の押圧
当初、刃物或いは刃物部品が刃物軸に対し傾斜して設置
されて、一方の押圧部が刃物或いは刃物部品の端面に当
接し、他方の押圧部が当接しないときにも、弾性体の収
縮によって、両者の押圧部が刃物或いは刃物部品の端面
を同時に押圧できる。そして、やがて、刃物或いは刃物
部品の移動中に弾性体の反力により、刃物或いは刃物部
品を刃物軸に対し垂直状態に設定できる。これらの結
果、刃物或いは刃物部品により刃物軸の表面に発生する
かじり傷を一層確実に防止できる。
【0018】また、請求項3に記載の発明によれば、一
対の押圧部の前方に制動部材が配設されたので、押圧部
による刃物或いは刃物部品の押圧時に、弾性体の反力に
より押圧部が前方へ急激に移動しても、この押圧部は制
動部材に衝突して制動される。このため、押圧部からの
衝撃力によって刃物或いは刃物部品が飛び出し、刃物軸
に対し傾斜することが抑制されて、この刃物或いは刃物
部品を刃物軸に対しほぼ垂直状態に保って移動させるこ
とができる。この結果、刃物軸の表面に発生するかじり
傷をより一層確実に防止させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る刃替装置の刃替ハンドに
おける一実施例の正面図である。図2(A)は、図1の
IIA矢視図であり、図2(B)は、図2(A)のIIB部
拡大断面図である。図3は、図1の把持爪作動機構を示
し、(A)が一部を切り欠いて示す正面図であり、
(B)が図3(A)のIII B矢視図である。図4は、ダ
ンパの作動を示す作動図である。図5は、図1の刃替ハ
ンドにおける刃物或いはスペーサ取付作動を示す作動図
である。図6は、刃替ハンドにおける刃物或いはスペー
サ取り外し時の作動図である。この実施例において、前
記従来例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより
説明を省略する。
【0020】刃替装置は、図示しない多関節ロボットや
専用機のアーム先端に、図1に示す刃替ハンド30が設
置されて構成され、刃物軸4A及び4Bに刃物5或いは
スペーサ12等を取り付け或いは取り外すものである。
上記多関節ロボット或いは専用機は、刃替ハンド30を
垂直移動或いは水平回転させうる既存技術として構成さ
れたものである。また、刃替ハンド30は、取付ブラケ
ット31により上記アームに取り付けられる。
【0021】刃替ハンド30は、図1及び図2に示すよ
うに、把持部としての一対の外周把持爪32A及び32
Bと、押圧部としての一対の押圧プレート33A及び3
3Bと、弾性体としてのコイルスプリング34を備えた
クッション機構35と、制動部材としてのダンパ36
と、上記外周把持爪32A及び32Bを作動させる把持
爪作動機構37と、を有して構成される。
【0022】把持爪作動機構37は、図3に示すよう
に、爪取付部38を備えた一対のスライダ39A及び3
9Bにそれぞれラック40A及び40Bが形成され、こ
れらのラック40A及び40Bがピニオン41に噛み合
い、一方のスライダ39Aがエアシリンダ装置42のピ
ストンロッド43に連結されたものとして構成される。
一方のスライダ39Aがエアシリンダ装置42により矢
印A方向(図3(B))へ移動されることにより、他方
のスライダ39Bが、ピニオン41を介して矢印B方向
(図3(B))へ移動され、両スライダ39A及び39
Bが接近或いは離反可能とされる。
【0023】エアシリンダ装置42は、一組のピストン
及びピストンロッドを2組直列に配置したものであり、
2段ストローク型のエアシリンダ装置である。従って、
このエアシリンダ装置42は、把持爪作動機構37のス
ライダ39A及び39Bを中間ストローク位置Mとエン
ドストローク位置Nにそれぞれ静止可能とする。尚、図
3(A)中の符号44はピニオン軸であり、ピニオン4
1を嵌装して、このピニオン41を回転自在に支持する
ものである。
【0024】図1及び図2に示す上記外周把持爪32A
は、固定プレート45を介して、把持爪作動機構37に
おける一方のスライダ39Aの爪取付部38にボルト固
定され、外周把持爪32Bは、固定プレート45を介し
て、他方のスライダ39Bの爪取付部38にボルト固定
される。これらの外周把持爪32A及び32Bはプレー
ト形状であり、外周把持爪32Aの把持面46Aは平坦
面に、外周把持爪32Bの把持面46Bはくの字形状に
窪んで形成される。外周把持爪32A及び32Bは、把
持爪作動機構37及びエアシリンダ装置42にて刃物5
或いはスペーサ12の直径方向に移動され、把持面46
A及び46Bにてこれらの刃物5或いはスペーサ12の
外周47を把持可能とする。
【0025】外周把持爪32A及び32Bの前面に支持
プレート48がボルト固定される。外周把持爪32Aの
支持プレート48に上記押圧プレート33Aが、外周把
持爪32Bの支持プレート48に上記押圧プレート33
Bが、それぞれ上記クッション機構35を介して設置さ
れる。これらの押圧プレート33A及び33Bが、前記
多関節ロボット或いは専用機のアームの作動により、刃
物5或いはスペーサ12の端面49を押圧可能とする。
【0026】クッション機構35は、図2(B)に示す
ように、ピン50の一端側にフランジ付ブッシュ51が
ビス固定され、このブッシュ51が支持プレート48の
貫通孔52に挿通され、ピン50の他端が押圧プレート
33A、33Bにボルト固定されたものであり、押圧プ
レート33A或いは33Bと支持プレート48との間に
コイルスプリング34が介装される。ブッシュ51は貫
通孔52内を、刃替ハンド30の軸方向に摺動自在とさ
れる。
【0027】従って、押圧プレート33A及び33Bが
刃物5或いはスペーサ12の端面49を押圧する場合、
これらの刃物5或いはスペーサ12が何らかの事情で刃
物軸4A或いは4Bに対し傾斜して設置されて、一方の
押圧プレート33A或いは33Bが刃物5或いはスペー
サ12に当接し、他方の押圧プレート33B或いは33
Aが当接しないときにも、当接した側のコイルスプリン
グ34が収縮して、両押圧プレート33A及び33Bに
て刃物5或いはスペーサ12を同時に押圧し、やがて、
コイルスプリング34の反力によって、刃物5或いはス
ペーサ12を刃物軸4A或いは4Bに対し垂直状態に修
正する。
【0028】前記ダンパ36は、図1及び図2(A)に
示すように、外周把持爪32A及び32Bのそれぞれの
前面に設置された支持ブラケット52に支持される。更
に、このダンパ36は、上記支持ブラケット52によっ
て押圧プレート33A及び33Bの前方に配設され、コ
イルスプリング34の反発力により前方へ急激に移動さ
れる押圧プレート33A及び33Bに当接して、その移
動を制動する。
【0029】つまり、図4(A)に示すように、押圧プ
レート33A及び33Bによる刃物5或いはスペーサ1
2の押圧当初、この刃物5或いはスペーサ12からの過
大な負荷によってコイルスプリング34が収縮し、その
後、図4(B)に示すように、コイルスプリング34の
反発力によってこのコイルスプリング34が伸長し、押
圧プレート33A及び33Bが急激に前方へ移動したと
き、この押圧プレート33A及び33Bがダンパ36に
当接してその移動が制動される。これにより、刃物5或
いはスペーサ12が前方へ飛び出して、刃物軸4A或い
は4Bの軸芯に対し斜めになることが防止される。
【0030】次に、作用・効果を説明する。図5に示す
ように、多関節ロボット或いは専用機のアーム先端に設
置された刃替ハンド30(図1)は、エアシリンダ装置
42の駆動による把持爪作動機構37の作動によって、
一対の外周把持爪32A及び32Bが、保管軸53に配
設された刃物5或いはスペーサ12の外周47を1個づ
つ把持する。この状態で、多関節ロボット或いは専用機
のアームが移動して、刃物5或いはスペーサ12を空間
ハンドリングし、刃物軸4A或いは4Bの先端に、この
刃物5或いはスペーサ12を挿通させる。その後、刃替
ハンド30は、外周把持爪32A及び32Bによる刃物
5或いはスペーサ12の外周把持を解除し、押圧プレー
ト33A及び33Bにより刃物5或いはスペーサ12の
端面49を押圧して、この刃物5或いはスペーサ12を
図5の矢印C方向に移動させる。このようにして、刃物
軸4A或いは4Bに刃物5及びスペーサ12を取り付け
る。
【0031】このとき、図1に示すように、刃物5の外
径Dがスペーサ12の外径dよりも大きい(D>d)の
で、押圧プレート33A及び33Bが刃物5を押圧する
ときには、エアシリンダ装置42の作動によって把持爪
作動機構37のスライダ39A及び39Bを中間ストロ
ーク位置M(図3)に設定し、また、スペーサ12を押
圧するときには、スライダ39A及び39Bをエンドス
トローク位置Nに設定する。図1に示す押圧プレート3
2A及び32Bは、スライダ39A及び39Bがエンド
ストローク位置Nにあって、スペーサ12を押圧する場
合を示す。
【0032】尚、外周把持爪32A及び32Bが刃物5
或いはスペーサ12の外周47を把持するときには、外
周把持爪32Aの把持面46A及び外周把持爪32Bの
把持面46Bが刃物5或いはスペーサ12の外周47に
当接するまで、エアシリンダ装置42が把持爪作動機構
37のスライダ39A及び39Bを移動させる。
【0033】次に、図6に示すように、刃物軸4A及び
4Bに装着されたスペーサ12を取り外すときには、ま
ず、刃替ハンド30の押圧プレート33A及び33Bに
て、外径Dの大きな刃物5の端面49を押圧して刃物軸
4A或いは4Bの先端部まで移動させ、次に、刃替ハン
ド30の外周把持爪32A及び32Bにて、スペ−サ1
2の外周47を把持して空間ハンドリングし、保管軸5
3へ移動させる。刃物5の取り外しも同様にして実施す
る。
【0034】上述のような刃替作業は、図7に示すスリ
ッタ設備の稼動スタンド3をスライドさせて刃物軸4A
および4Bを片持状態で実施しても良く、或るいは図8
に示すように、スリッタ設備1の刃物軸4A及び4Bを
刃物台18にセットした後に実施しても良い。
【0035】上記実施例によれば、刃物5或いはスペー
サ12の外周47を把持する一対の外周把持爪32A及
び32Bのそれぞれに、刃物5或いはスペーサ12の端
面49を押圧する一対の押圧プレート33A及び33B
が配設されたので、刃替ハンド30の構成を簡素化でき
る。
【0036】また、刃物5或いはスペーサ12を空間ハ
ンドリングするときには、一対の外周把持爪32A及び
32Bにて刃物5或いはスペーサ12の外周47を把持
して移動させるので、刃物5或いはスペーサ12を確実
に保持でき、これらの刃物5或いはスペーサ12の落下
等のおそれなく、安全に移動させることができる。
【0037】更に、刃物5或いは刃物部品12を刃物軸
4A或いは4B上で移動させるときには、押圧プレート
33A及び33Bにて刃物5或いはスペーサ12の端面
49を押圧するので、刃替ハンド30を含めた刃替装置
による刃物5或いはスペーサ12の移動軸芯と刃物軸4
A或いは4Bの軸芯とがずれていても、刃物軸4A或い
は4Bの表面に刃物5或いはスペーサ12によるかじり
傷を生じさせることがなく、刃替装置の信頼性を向上さ
せることができる。
【0038】また、一対の押圧プレート33A及び33
Bが、クッション機構35のコイルスプリング34を介
して一対の外周把持爪32A及び32Bにそれぞれ設置
されたので、一対の押圧プレート33A及び33Bによ
る刃物5或いはスペーサ12の押圧当初、刃物5或いは
スペーサ12が刃物軸4A或いは4Bに対し傾斜して設
置されて、一方の押圧プレート33A或いは33Bが刃
物5或いはスペーサ12の端面49に当接し、他方の押
圧プレート33B或いは33Aが当接しないときにも、
コイルスプリング34の収縮によって、両者の押圧プレ
ート33A及び33Bが刃物5或いはスペーサ12の端
面49を同時に押圧できる。そして、やがて、刃物5或
いはスペーサ12の移動中にコイルスプリング34の反
力により、刃物5或いはスペーサ12を刃物軸4A或い
は4Bに対し垂直状態に設定できる。これらの結果、刃
物5或いは刃物部品12により刃物軸4A或いは4Bの
表面に発生するかじり傷を一層確実に防止できる。
【0039】更に、押圧プレート33A及び33Bの前
方にダンパ36が配設されたので、押圧プレート33A
及び33Bによる刃物5或いはスペーサ12の押圧時
に、コイルスプリング34の反力により押圧プレート3
3A及び33Bが前方へ急激に移動しても、これらの押
圧プレート33A或いは33Bはダンパ36に衝突して
制動される。このため、押圧プレート33A及び33B
からの衝撃力によって刃物5或いはスペーサ12が飛び
出し、刃物軸4A或いは4Bに対し傾斜することが抑制
されて、この刃物5或いはスペーサ12を刃物軸4A或
いは4Bに対しほぼ垂直状態に保って移動させることが
できる。この結果、刃物軸4A或いは4Bの表面に発生
するかじり傷をより一層確実に防止することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る刃替装置の
刃替ハンドによれば、簡単な構造で、刃物或いは刃物部
品を確実に保持でき、且つ刃物軸にかじり傷の発生を防
止して刃替装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る刃替装置の刃替ハンドに
おける一実施例の正面図である。
【図2】図2(A)は、図1のIIA矢視図であり、図2
(B)は、図2(A)のIIB部拡大断面図である。
【図3】図3は、図1の把持爪作動機構を示し、(A)
が一部を切り欠いて示す正面図であり、(B)が図3
(A)のIII B矢視図である。
【図4】図4は、ダンパの作動を示す作動図である。
【図5】図5は、図1の刃替ハンドにおける刃物或いは
スペーサ取付作動を示す作動図である。
【図6】図6は、刃替ハンドにおける刃物或いはスペー
サ取り外し時の作動図である。
【図7】図7は、スリッタ設備を示す断面図である。
【図8】図8は、刃替台に設置された刃物軸の一部を破
断して示す正面図である。
【図9】図9は、図7及び図8の刃物軸及び刃物等を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 スリッタ設備 4A 、4B 刃物軸 5 刃物 12 スペーサ 13 緩衝材 32A、32B 外周把持爪 33A、33B 押圧プレート 34 コイルスプリング 35 クッション機構 36 ダンパ 37 把持爪作動機構 39A、39B スライダ 40A、40B ラック 41 ピニオン 42 エアシリンダ装置 47 刃物或いはスペーサの外周 49 刃物或いはスペーサの端面
フロントページの続き (72)発明者 竹本 豊 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリッタ設備の刃物軸において刃物及び
    この刃物を位置決めする刃物部品を、上記刃物軸から取
    り出し取り付ける刃替装置の刃替ハンドにおいて、 上記刃物及び刃物部品の直径方向に移動して、これらの
    刃物又は刃物部品の外周を把持可能とする一対の把持部
    と、 これらの把持部のそれぞれに配設されて、上記刃物又は
    刃物部品の端面を刃物軸上で押圧可能とする一対の押圧
    部と、 を有することを特徴とする刃替装置の刃替ハンド。
  2. 【請求項2】 一対の押圧部のそれぞれは、各把持部に
    弾性体を介して設置された請求項1に記載の刃替装置の
    刃替ハンド。
  3. 【請求項3】 一対の把持部には、押圧部の前方に制動
    部材が配置された請求項2に記載の刃替装置の刃替ハン
    ド。
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