JPH08134086A - ジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の製造方法 - Google Patents
ジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の製造方法Info
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- JPH08134086A JPH08134086A JP30159294A JP30159294A JPH08134086A JP H08134086 A JPH08134086 A JP H08134086A JP 30159294 A JP30159294 A JP 30159294A JP 30159294 A JP30159294 A JP 30159294A JP H08134086 A JPH08134086 A JP H08134086A
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Abstract
たはアルカリ土類金属塩を高純度、高収率で製造する方
法を提供する。 【構成】 トリベンジルホスフェートとアルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩とを、水溶性の有機溶媒(但
し、アルコールを除く)の存在下で反応させるジベンジ
ルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金
属塩の製造方法。
Description
ト・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の製造方
法に関するものである。とくに本発明は、医薬中間体と
して有用なジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩ま
たはアルカリ土類金属塩を高純度、高収率で製造する方
法に関するものである。
リ金属塩は、例えば医薬品のリン酸エステル化合物の原
料として有用な化合物として注目されている。(特開平
6−157594号公報参照)
金属塩の製造方法は、トリベンジルホスフェートとヨ
ウ化ナトリウムとをアセトン等の有機溶媒の存在下で反
応させて製造する方法が知られている。[J.A.C.
S.,77,5354,(1955年)]
ルホスフェートとアルカリ金属塩とをメタノールの存在
下で反応させる方法が知られている。[J.A.C.
S.,3,2183,(1948年)]
の方法では、反応副生成物として生成するヨウ化ベンジ
ルが催涙性ガスとして発生し、作業上問題があり、また
原料として使用するヨウ化ナトリウムの値段が高価であ
るといった欠点を有する。また、の方法では、溶媒の
メタノールがトリベンジルホスフェートと反応してメチ
ルジベンジルホスフェートやジメチルベンジルホスフェ
ートが副生成物として生成してしまい、反応収率が低下
する欠点を有する。
ルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金
属塩の製造方法について鋭意研究を行った結果、トリベ
ンジルホスフェートとアルカリ金属塩またはアルカリ土
類金属塩とを反応させてジベンジルホスフェート・アル
カリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を製造する方法に
おいて、水溶性の有機溶媒(但し、アルコールを除く)
の存在下で反応することにより、高純度、高収率でジベ
ンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土
類金属塩が得られることを知見し、本発明を完成した。
ンジルホスフェートとアルカリ金属塩とを反応させてジ
ベンジルホスフェート・アルカリ金属塩を製造する方法
において、水溶性の有機溶媒(但し、アルコールを除
く)の存在下で反応させることを特徴とするジベンジル
ホスフェート・アルカリ金属塩の製造方法を提供するも
のである。
トとアルカリ土類金属塩とを反応させてジベンジルホス
フェート・アルカリ土類金属塩を製造する方法におい
て、水溶性の有機溶媒(但し、アルコールを除く)の存
在下で反応させることを特徴とするジベンジルホスフェ
ート・アルカリ土類金属塩の製造方法を提供するもので
ある。
は、トリベンジルホスフェートとアルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩とを水溶性の有機溶媒(但し、アル
コールを除く)の存在下で反応することにより、ジベン
ジルホスフェート・アルカリ金属塩またはジベンジルホ
スフェート・アルカリ土類金属塩を高純度、高収率で製
造する方法である。
ルカリ土類金属塩には、アルカリ金属およびアルカリ土
類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩等が用いられ、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等が挙げられる。
ては、アルコールを除くものであればよく、例えばジオ
キサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジエトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ト
リオキサン、テトラヒドロピラン、1,2−ジメトキシ
エタン、ジエチレングリコールジエチルエーテルなどか
ら選ばれた一種または二種以上が挙げられるが、これに
限定されるものではない。
トリベンジルホスフェートを溶解させた溶液にアルカリ
金属塩またはアルカリ土類金属塩を添加させて反応させ
ればよい。上記反応は、例えばアルカリ金属塩が水酸化
カリウムの場合、その反応は下記の反応式(I)に示す
ようになる。
ルホスフェートと水溶性の有機溶媒の量は、トリベンジ
ルホスフェート1モルに対して0.5リットル以上であ
ればよい。0.5リットル未満の場合は反応速度が遅く
なったり、反応が全然進まない場合があり、好ましくな
い。上限は特に制限されるものではないが、経済的な理
由から2リットルまでである。
ことにより反応収率や反応速度が速くなるために好まし
い。水の添加量は、使用する有機溶媒によって異なる
が、有機溶媒と水の全体量に対して40wt%以下、好
ましくは1〜10wt%である。
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩の添加量は、それら
の金属塩1モルに対して添加理論量の0.9〜1モルで
ある。0.9モル未満の場合は、得られるジベンジルホ
スフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩
の収率が低下するので好ましくなく、1.0モルを越え
る場合には、生成するジベンジルホスフェート・アルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩の晶析時に使用する
溶媒、例えばトルエン溶液に未反応のアルカリ金属塩ま
たはアルカリ土類金属塩が溶解せず、製品中に残存して
純度の低下を起こしてしまい、あまり好ましくない。
℃未満の場合は反応速度が遅くなるために好ましくな
い。反応時間は反応温度により異なるが、通常1時間以
上あればよい。
去した後、トルエン等のジベンジルホスフェート・アル
カリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を溶解しない有機
溶媒を添加して晶析を行う。その後、濾過を行った後、
得られたジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩を、例えば80℃以上で真空乾燥
を行ない、製品を得る。
に説明する。
ルホスフェート75.1gを入れ、ジオキサン400m
lを加えて溶解させた。この溶液に51.5%水酸化カ
リウム水溶液21.8gを加え、更に水1.77gを加
えた後に80℃に加熱して6時間撹拌し、反応させた。
反応終了後、溶媒を留去し、それにトルエン400ml
を加えて晶析し遠心濾過器で濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカリウム塩59.6g
を得た。反応収率は94.9%であった。得られた製品
の融点は、215〜216℃であった。また、高速液体
クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の純度
は100%であった。
3.76gを入れ、ジオキサン20mlを加えて溶解さ
せた。この溶液に48%水酸化ナトリウム水溶液0.8
37gを加え、更に水10gを加えた後に90℃に加熱
して10時間撹拌し、反応させた。反応終了後、溶媒を
留去し、それにトルエン20mlを加えて晶析しガラス
フィルターで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのナトリウム塩2.77
gを得た。反応収率は90.1%であった。また、高速
液体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の
純度は100%であった。
3.76gを入れ、ジオキサン20mlを加えて溶解さ
せた。この溶液に水酸化カルシウム0.37gを加え、
更に水10gを加えた後に100℃に加熱して48時間
撹拌し、反応させた。反応終了後、溶媒を留去し、それ
にトルエン20mlを加えて晶析しガラスフィルターで
濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカルシウム塩2.59
gを得た。反応収率は87.2%であった。また、高速
液体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の
純度は98.32%であった。
3.76gを入れ、ジオキサン20mlを加えて溶解さ
せた。この溶液に炭酸カリウム1.38gを加え、更に
水12gを加えた後に100℃に加熱して100時間撹
拌し、反応させた。反応終了後、溶媒のジオキサンを留
去し、それにトルエン20mlを加えて晶析しガラスフ
ィルターで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカリウム塩2.89g
を得た。反応収率は91.6%であった。また、高速液
体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の純
度は97.5%であった。
3.76gを入れ、ジオキサン20mlを加えて溶解さ
せた。この溶液に水酸化バリウム・8水塩1.58gを
加え、更に水10gを加えた後に100℃に加熱して2
時間撹拌し、反応させた。反応終了後、溶媒を留去し、
それにトルエン20mlを加えて晶析しガラスフィルタ
ーで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのバリウム塩3.15g
を得た。反応収率は91.1%であった。また、高速液
体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の純
度は97.12%であった。
3.76gを入れ、ジオキサン20mlを加えて溶解さ
せた。この溶液に51.5%水酸化カリウム水溶液1.
09gを加え、70℃に加熱して24時間撹拌し、反応
させた。反応終了後、溶媒を留去し、それにトルエン2
0mlを加えて晶析しガラスフィルターで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカリウム塩2.86g
を得た。反応収率は90.6%であった。この生成物の
融点は、209.7〜210.7℃であった。また、高
速液体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物
の純度は99.31%であった。
3.76gを入れ、ジオキサン20mlを加えて溶解さ
せた。この溶液に48%水酸化ナトリウム水溶液0.8
3gを加え70℃に加熱して24時間撹拌し、反応させ
た。反応終了後、溶媒を留去し、それにトルエン20m
lを加えて晶析しガラスフィルターで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのナトリウム塩2.90
gを得た。反応収率は91.8%であった。また、高速
液体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の
純度は99.12%であった。
3.76gを入れ、1,2−ジエトキシエタン20ml
を加えて溶解させた。この溶液に51.5%水酸化カリ
ウム水溶液1.10gを加え、100℃に加熱して6時
間撹拌し、反応させた。反応終了後、溶媒を留去し、そ
れにトルエン20mlを加えて晶析しガラスフィルター
で濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカリウム塩2.73g
を得た。反応収率は85.7%であった。また、高速液
体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の純
度は99.21%であった。 実施例9 35mlのナスフラスコにトリベンジルホスフェート
3.76gを入れ、ジエチレングリコールジメチルエー
テル20mlを加えて溶解させた。この溶液に51.5
%水酸化カリウム水溶液1.10gを加え、100℃に
加熱して6時間撹拌し、反応させた。反応終了後、溶媒
を留去し、それにトルエン20mlを加えて晶析しガラ
スフィルターで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカリウム塩2.79g
を得た。反応収率は87.0%であった。また、高速液
体クロマトグラフィーの絶対検量線法による生成物の純
度は98.37%であった。
18.48gを入れ、メタノール100mlを加えて溶
解させた。この溶液に85%水酸化カリウム3.35g
を加え60℃に加熱して6時間撹拌し、反応させた。反
応終了後、溶媒を留去し、それにトルエン70mlを加
えて晶析しガラスフィルターで濾過した。
燥してジベンジルホスフェートのカリウム塩3.68g
を得た。反応収率は23.2%であった。また、副生成
物としてメチルジベンジルホスフェートやジメチルベン
ジルホスフェートを確認した。
3.75gを入れ、トルエン20mlを加えて溶解させ
た。この溶液に51.5%水酸化カリウム水溶液1.1
0gを加え100℃に加熱して24時間撹拌したが、反
応は全く進行せず生成物は得られなかった。
3.75gを入れ、n−ヘキサン20mlを加えて溶解
させた。この溶液に51.5%水酸化カリウム水溶液
1.10gを加え100℃に加熱して24時間撹拌した
が、反応は全く進行せず生成物は得られなかった。
よれば、ジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩を高純度、高収率で得ることがで
きる効果がある。また、本発明により製造された、ジベ
ンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土
類金属塩は、医薬中間体等として有用であり、本発明の
工業的の価値は極めて高いものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 トリベンジルホスフェートとアルカリ金
属塩とを反応させてジベンジルホスフェート・アルカリ
金属塩を製造する方法において、水溶性の有機溶媒(但
し、アルコールを除く)の存在下で反応させることを特
徴とするジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩の製
造方法。 - 【請求項2】 前記水溶性の有機溶媒(但し、アルコー
ルを除く)と水の存在下で反応する請求項1記載のジベ
ンジルホスフェート・アルカリ金属塩の製造方法。 - 【請求項3】 トリベンジルホスフェートとアルカリ土
類金属塩とを反応させてジベンジルホスフェート・アル
カリ土類金属塩を製造する方法において、水溶性の有機
溶媒(但し、アルコールを除く)の存在下で反応させる
ことを特徴とするジベンジルホスフェート・アルカリ土
類金属塩の製造方法。 - 【請求項4】 前記水溶性の有機溶媒(但し、アルコー
ルを除く)と水の存在下で反応する請求項3記載のジベ
ンジルホスフェート・アルカリ土類金属塩の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30159294A JP3815692B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30159294A JP3815692B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08134086A true JPH08134086A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3815692B2 JP3815692B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=17898813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30159294A Expired - Fee Related JP3815692B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | ジベンジルホスフェート・アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3815692B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021182195A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | ステラケミファ株式会社 | リン酸塩化合物の製造方法 |
| CN117699747A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-03-15 | 龙子湖新能源实验室 | 一种双氟磺酰亚胺碱金属盐及其制备方法和应用 |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP30159294A patent/JP3815692B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| WO2021182195A1 (ja) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | ステラケミファ株式会社 | リン酸塩化合物の製造方法 |
| CN117699747A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-03-15 | 龙子湖新能源实验室 | 一种双氟磺酰亚胺碱金属盐及其制备方法和应用 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3815692B2 (ja) | 2006-08-30 |
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