JPH0813475B2 - 長尺コグ付きvベルトの製造方法 - Google Patents

長尺コグ付きvベルトの製造方法

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JPH0813475B2
JPH0813475B2 JP62316589A JP31658987A JPH0813475B2 JP H0813475 B2 JPH0813475 B2 JP H0813475B2 JP 62316589 A JP62316589 A JP 62316589A JP 31658987 A JP31658987 A JP 31658987A JP H0813475 B2 JPH0813475 B2 JP H0813475B2
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belt sleeve
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道博 盛田
節夫 斉藤
治隆 塔岡
秀明 田中
隆司 篠原
貞夫 来海
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は長尺コグ付きVベルトの製造方法に係り、特
に長尺のローエッジタイプのVベルトの製造方法に関す
る。
(従来技術) 従来この種のベルトの製造方法としては、例えばドラ
ム方式ではドラムの表面にゴム製コグ付き母型を所定の
長さに裁断して無端状にVドラム表面に巻き付け、その
上にV芯ゴムシートを含むベルトの構成材を順次巻き付
けて未加硫ベルト成形体を成形し、更にその表面に円筒
状ジャケットを嵌め込み、加硫缶内にて加硫する方法が
採用されていた。
また、近時一般産業用Vベルトのローエッジ化が検討
され、可撓性良好な長尺ローエッジコグ付きVベルトの
要求が高まってきているが、前述したドラム方式では加
硫缶の大きさに自ずから限度があった。
そのため、例えば米国特許第4,332,576号明細書に開
示されているように、長尺Vベルトの成形加硫として2
つのドラムに掛架した未加硫ベルトスリーブをコグ付き
モールドを用いて順次成形加硫す方法が知られている。
また、他の方法として特開昭60−129219号公報には、
未加硫ベルトスリーブをコグ付きモールドを用いて順次
成形加硫し、そしてベルト成形体の最終回の未加硫部分
をコグ状に成形加硫するにおいて、コグ付きモールドの
両端付近に設置したコグ合わせ治具の溝部に既に成形さ
れたコグ部を嵌合して正確なコグピッチを成形すること
を開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、従来のベルトスリーブを一部分加硫成形し、
これを順次繰り返しつつ全長を加硫する方法は以下の問
題点を有している。
即ち、ベルト長さは必ずしもモールドのコグピッチで
割り切れるとは限らず、ベルトスリーブの初回加硫ゾー
ンと最終加硫ゾーンのコグ部を連続成形すれば、コグ端
数の発生する確率が高かった。このコグ端数の出る未加
硫ベルトスリーブをコグ付きモールドで型付加硫する
と、その最終加硫時においてベルトコグ部がモールドの
コグ部と一致せず、この状態であえて型付加硫作業を強
行すればベルトのコグ部が破壊されう問題があった。
また、コグ付きモールドの両端部分でコグ合わせ治具
を使用した場合、コグ端数の出る未加硫ベルトスリーブ
を使用してもベルトコグ部がモールドコグ部に一致しや
すくなることが確認されている。しかし、これも程度の
問題であり、たとえコグ合わせ治具を用いてもプレス内
においてベルトコグ部とモールドコグ部が大きくずれた
場合にはそのピッチ差を調節することは不可能であっ
た。
本発明はこのような諸問題を改善するものであり、加
硫成形時においてベルトコグ部とモールドコグ部を合致
させる工程を必要とせず、確実にベルトコグ部を成形す
ることが出来る長尺コグ付きVベルトの製造方法を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の特徴とするところは、長手方向に一定
ピッチで溝部を有する無端状の弾性母型と、ベルト抗張
体の上下層に少なくとも伸張ゴム層と圧縮ゴム層を夫々
具備した無端状の未加硫のベルトスリーブを、前記弾性
母型の溝部がベルトスリーブの圧縮ゴム層に接する状態
で一対のプーリ間に掛架し、加熱下で未加硫のベルトス
リーブと弾性母型を圧接してベルトスリーブの圧縮ゴム
層のコグ部を成形加硫し、これを順次繰り返してベルト
スリーブ全周を成形加硫した後、加硫したベルトスリー
ブをベルト単体に切断加工してなる長尺コグ付きVベル
トの製造方法にある。
(作用) 即ち、本発明の長尺コグ付きVベルトの製造方法で
は、溝部を有する弾性母型と未加硫のベルトスリーブ
を、該弾性母型の溝部が未加硫ベルトスリーブの圧縮ゴ
ム層に接する状態で積層し、これを一対のプーリ間に掛
架されている。この積層体を順送り方式によって連続的
に加硫すると、加硫ベルトスリーブは弾性母型に圧接し
てコグ部を形成し、更に最終回の加硫でもベルトとモー
ルドのコグ部を合わせることもなく確実に且つ一定ピッ
チのコグ部を形成することができ、たとえ要求長さに対
してコグ山数が割り切れない場合でも弾性母型の伸長を
調節することにより、狙いの長さのコグベルトが加硫で
きる。
(実施例) まず、第1図は本発明において用いる未加硫のベルト
スリーブ(1)の製造例であり、ゴム性スリーブ(2)
を被覆した円筒形成型ドラム(3)に圧縮ゴム層(4)
を積層した後にポリエステル繊維等の高強度で低伸度の
ロープ状抗張体(5)を螺旋状に巻き付け、更に圧縮ゴ
ム層(4)よりも薄い伸張ゴム層(6)を積層し、そし
て伸張ゴム層(6)には表面層に伸縮性を有する帆布、
例えば縦糸と横糸の交叉角が90〜155°の伸縮性良好な
バイアス帆布(7)を1〜複数プライ、図では2プライ
を含んでいる。
尚、上記圧縮ゴム層(4)にベルトの幅方向に配列す
る単繊維、例えば綿、ナイロン等の短繊維を混入しても
よい。
このように成形された無端状の未加硫ベルトスリーブ
(1)が前記円筒状成形ドラム(3)から抜き取られる
と、第2図及び第3図に示される加硫工程へ移される。
この加硫工程では軸間距離の調整可能な2個のプーリ
(9)(9)間に予め掛張された弾性母型(10)の上に
積層されるが、この場合プーリ(9)(9)の軸間距離
を小さくして未加硫ベルトスリーブ(1)の積層作業を
行なう。この作業が完了すればプーリ(9)(9)の軸
間距離を調節して弾性母型の張力を0.6〜1.2kg/cm程度
にする。
ここで使用される弾性母型(10)は表面の長手方向に
一定ピッチで溝部(11)を有する無端状のものであり、
硬度70〜80°(JIS規格)、100%モジュラス100kg/cm2
以下、切断時の伸び200%以上の物性を満足するもので
あればよく、必ずしもゴム製のものに限定されるもので
はなく、ポリウレタンであってもよい。
前記未加硫ベルトスリーブ(1)と弾性母型(10)の
積層状態は弾性母型の溝部(11)が未加硫ベルトスリー
ブ(1)に接した状態であり、また未加硫ベルトスリー
ブ(1)が必ず弾性母型(10)の上側に位置する必要は
なく、2個のプーリ(9)(9)に掛架された未加硫ベ
ルトスリーブ(1)の上に弾性母型(10)を被覆して逆
成形を行うことも可能である。そのため、弾性母型(1
0)の外周長と未加硫ベルトスリーブ(1)の内周長あ
るいは弾性母型(10)の内周長と未加硫ベルトスリーブ
(1)の外周長とがほぼ一致するように設計することが
重要になる。もし、未加硫ベルトスリーブ(1)の内周
長が弾性母型(10)の外周長より2.0%以上大きくなる
と、加硫の最終段階で未加硫ベルトスリーブ(1)が撓
み、正確なコグ部が成形されない。
尚、ベルトの要求の長さに対してコグ山数が割り切れ
ない場合でも弾性母型(10)の伸長を調節することによ
り、狙いの長さのベルトを成形することが出来る。
この未加硫ベルトスリーブ(1)は順送り加硫される
が、ここで使用される加硫装置では未加硫ベルトスリー
ブ(1)の背面側に上盤(12)が、弾性母型(10)の底
面側に中盤(13)が、更に未加硫ベルトスリーブ(1)
の下向き表面側に下盤(14)が夫々配置され、上盤(1
2)、下盤(14)とベルトスリーブ(1)の挟持面に平
板状のモールド(15)(16)が、そして中盤(13)と弾
性母型(10)の挟持面に他の平板状のモールド(17)
(18)が装備されている。前記各モールド(15)(16)
(17)(18)の左右両側部には加硫時のゴム流れを防止
するためのエッジ(19)が隆設されており、また各モー
ルドの前後の両端部には、その幅方向に冷却装置(2
0)、より詳しくは冷却流体を流す供給パイプ(21)が
具備され、これによって加硫時ベルトスリーブの加硫部
分と未加硫部分の境界部分における極端な盛り上り(ボ
リュームオーバー)、スポンジ発生、ベルトスリーブの
ゴム流出の発生等が阻止される。
一対のプーリ(9)(9)間に懸架された未加硫ベル
トスリーブ(1)は、上側及び下側の2個所で中盤(1
3)に装着したモールド(17)(18)と上下両盤(12)
(14)に装着したモールド(15)(16)間に挟持され、
所定の温度及び圧力によって加硫される。未加硫ベルト
スリーブ(1)はコグ部の成形と共に加硫が進行して弾
性母型(10)に密接する。この場合、各モールドに装備
された冷却装置(19)によってベルトスリーブの加硫部
分と未加硫部分の境界部における気泡の発生、ボリュー
ムオーバー現象が阻止される。
加硫済のベルトスリーブはモールドの加硫領域より一
定ピッチだけ移動されるが、この場合加硫済部分の後方
部の冷却装置(21)の作用により半加硫状態のベルトス
リーブを再度加硫領域に残存させて加熱加圧によって加
硫する。この作業を順次繰り返しながらベルトスリーブ
の最後の加硫ゾーンを半加硫の状態に残して最終の段階
へと移行する。尚、無端状のベルトスリーブには上下2
個所にて加硫工程が同時に進行しているため、結果的に
は2個所の未加硫ゾーンが残される。
次に、未加硫のまま残された最終加硫領域の成形加硫
へ移るが、この工程ではベルトスリーブ(1)と弾性母
型(10)とが良好に密接していることが必要であって、
この状態においてベルトスリーブを加熱加圧してベルト
スリーブと弾性母型の積層体を得る。
これが完了すると、加硫装置の各盤(12)(13)(1
4)及びモールド(15)(16)(17)(18)を積層体(2
2)から遠ざけた後、ベルトスリーブ(1)を走行させ
ながら冷却水の注水によって冷却する。冷却したベルト
スリーブ(1)は2つのプーリ(9)(9)から取り外
されて切断工程へ移行するが、この場合加硫したベルト
スリーブ(1)は弾性母型(10)から離型される。
加硫したベルトスリーブ(1)は切断機の2つのプー
リに懸架されるか又はマントルに挿入された後、回転し
ながらカッターによって一定幅に切断され、断面正方
形、長方形、台形等を有する複数のベルト単体に分離さ
れると、これらのベルト単体は切削加工される。しか
し、本発明においてベルト単体を断面台形に切断するこ
とが可能であれば、ベルト側壁を切削加工する必要はな
い。ただ、ベルトが長尺になるにつれ、ベルト断面形状
の寸法誤差が大きくなってくるため切削加工をすること
が望ましい。
前記切削加工は第4図に示すようにベルト(22)を駆
動プーリ(23)と従動プーリ(24)に掛張して走行さ
せ、ロール(25)をベルト背面部(26)に当接させた
後、相対向する切削刃(27)(27)とガイドロール(2
8)(28)をベルト長手方向に対して少なくとも2つ設
けてベルト側壁に係合させ、一方の対向する切削刃(2
7)をベルト走行方向に逆らう方向に回転させ、他方の
切削刃(27)をベルト走行方向に従う方向に回転させて
ベルト両側壁をV型に切削し、成形せしめる方法であ
る。ベルト(22)はベルト長さのみならず、断面形状に
おいて寸法誤差の小さい、即ちバラツキの少ないベルト
を加工することが可能になる。
従って、これにより従来使用されていた検尺工程を単
なるベルトの抜き取り検査のみで充分であり、全てのベ
ルトをチェックする必要がない。
かくして、このようにして得られたベルトは第5図に
示されるように圧縮ゴム層(4)にコグ部(30)を有す
る長尺コグ付きVベルトになる。
更に、本発明方法では第6図に示すように圧縮ゴム層
(4)においてベトル幅方向に一定ピッチでV溝(31)
(図面では2つ)を有し、且つベルト長手方向に一定ピ
ッチでコグ部(30)を有し、且つ伸張ゴム層(6)の表
面に設けた帆布(タイバンド)(32)によって一体化し
た長尺コグ付きVベルトも製造することが可能である。
このベルトは、例えば加硫したベルトスリーブ(1)を
広巾に切断し、これを2つのプーリに掛張して切削刃に
よって複数個のV溝を切削加工することにより製造する
ことができる。
(効果) 以上のように本発明の長尺コグ付きVベルトの製造方
法では、長手方向に一定ピッチで溝部を有する無端状の
弾性母型と無端状の未加硫ベルトスリーブが弾性母型の
溝部とベルトスリーブの圧縮ゴム層とが接する状態で一
対のプーリ間に掛架され、未加硫ベルトスリーブと弾性
母型を加熱加圧してベルトスリーブにコグ部を形成した
後、一定ピッチだけ移動させてこれを順次繰り返して連
続的に加硫成形する方法であって、最終の加硫でも成形
したベルトのコグ部とモールドのコグ部を合わせるよう
な作業することなく弾性母型の使用によって連続で且つ
正確なコグ部を成形することが出来、たとえ要求長さに
対してコグ山数が割り切れない場合でも弾性母型の伸長
を調節することにより、狙いの長さのコグベルトを製造
することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は未加硫ベルトスリーブの製造例を示す部分縦断
面図、第2図は未加硫ベルトスリーブの加硫工程を示す
側面図、第3図は第2図のA−A断面図、第4図は加硫
したベルトをV型に切削加工する工程を示す説明図、第
5図は本発明方法によって得られた長尺コグ付きVベル
トの断面斜視図、そして第6図は本発明方法によって得
られた他の長尺コグ付きVベルトの断面斜視図である。 (1)……ベルトスリーブ (4)……圧縮ゴム層 (5)……ベルト抗張体 (6)……伸張ゴム層 (9)……プーリ (10)……弾性母型 (11)……溝部 (15)(16)(17)(18)……モールド (27)……切削刃 (30)……コグ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 三浦 均 (56)参考文献 特開 昭60−46220(JP,A) 特開 昭60−129218(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に一定ピッチで溝部を有する無端
    状の弾性母型と、ベルト抗張体の上下層に少なくとも伸
    張ゴム層と圧縮ゴム層を夫々具備した無端状の未加硫の
    ベルトスリーブを、前記弾性母型の溝部がベルトスリー
    ブの圧縮ゴム層に接する状態で一対のプーリ間に掛架
    し、加熱下で未加硫のベルトスリーブと弾性母型を圧接
    してベルトスリーブの圧縮ゴム層にコグ部を成形加硫
    し、これを順次繰り返してベルトスリーブの全周を成形
    加硫した後、加硫したベルトスリーブをベルト単体に切
    断加工してなることを特徴とする長尺コグ付きVベルト
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ベルト単体の切断加工が、ベルトスリ
    ーブを切断したベルト単体を2つのプーリに掛張して走
    行させ、ロールをベルト背面部に当接させた後、少なく
    とも相対向する一対の切削刃をベルトの両側壁に係合さ
    せてベルト両側壁をV型に切削する加工を含んでなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の長尺コグ付
    きVベルトの製造方法。
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