JPH08135867A - 流体用配管の継手 - Google Patents

流体用配管の継手

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JPH08135867A
JPH08135867A JP6277687A JP27768794A JPH08135867A JP H08135867 A JPH08135867 A JP H08135867A JP 6277687 A JP6277687 A JP 6277687A JP 27768794 A JP27768794 A JP 27768794A JP H08135867 A JPH08135867 A JP H08135867A
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JP
Japan
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hole
groove portion
joint
pipe
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6277687A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagaharu Ikuta
長治 生田
Takashi Watanabe
渡辺  孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHIHARA EISEI KOGYOSHO KK
TOYO FUITSUTENGU KK
Original Assignee
NISHIHARA EISEI KOGYOSHO KK
TOYO FUITSUTENGU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NISHIHARA EISEI KOGYOSHO KK, TOYO FUITSUTENGU KK filed Critical NISHIHARA EISEI KOGYOSHO KK
Priority to JP6277687A priority Critical patent/JPH08135867A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワンタッチで雄型継手部分と雌型継手部分と
の取り付け・取り外しができ、それでいて確実なロック
も実現する流体用配管の継手を提供する。 【構成】 結合管43を嵌合孔7に挿入し、突起部材4
5を孔口溝部11より内部に挿入すると、本体41の一
端部41aが初期位置にある鍔付スリーブ23の円筒部
23bと当接する。次いで、結合管43をさらに挿入さ
せると突起部材45が環状周溝部9に入る。この状態で
は鍔付スリーブ23を初期位置から奥に移動させたた
め、鍔付スリーブ23から結合管43へは常に付勢力が
加わっている。次に、継手プラグ3を右又は左に回転さ
せて突起部材45が係止用凹部13,15に達すると、
鍔付スリーブ23から結合管43へは常に付勢力が加わ
っているため、その付勢力によって突起部材45は自然
と係止用凹部13,15に押し込まれて、突起部材45
と係止用凹部13,15との係合状態が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体用配管を接続する
ために用いる継手の構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
流体用配管の継手としては、ねじ込式が用いられてい
た。このねじ込式による場合は、例えばテーパ雌ねじを
形成した雌形継手構造と、テーパ雄ねじを形成した雄形
継手構造とを螺合して接続するものであって、パッキン
やシールテープを用いて液漏れ止めを行なうものである
が、パッキンやシールテープによる止水工法を用いてい
るため、施工工数が多く、かつ技術と経験とが要求され
るものであった。この場合、例えば、ねじ込みが不適切
であるとねじ込み不足による漏水が発生したり、あるい
は締め過ぎによる破損及びこの破損にともなう漏水が発
生する等の問題の発生があった。
【0003】そこで、本願出願人は、特願平3−100
154号(特開平4−331887号公報参照)におい
て、少ない工数で接続が行なえ、かつ接続不良や継手の
破損が発生することのない流体用配管の継手を提案し
た。この継手の構造及びその接続方法を簡単に説明する
と以下の通りである。雌形継手部分の本体に設けられた
円柱状の嵌合孔に雄形継手部分の円筒状結合管を挿入
し、次いで、結合管の外周に立設された突起部材を、嵌
合孔の孔口から外径方向に形成された孔口溝部を経由し
て、嵌合孔の内周に形成された環状周溝部に入れる。こ
の状態で、本体外周から孔口溝部に形成されたねじ孔に
ビスを螺合すると、孔口溝部がビスによって閉塞される
ため、突起部材は孔口溝部を経由して外れることが防止
される。したがって、雄形継手構造と雌形継手構造との
連結状態が保持されるのである。
【0004】また、上記特開平4−331887号公報
では、上記環状周溝部から孔口方向に形成された係止用
の凹部も開示されており、結合管を環状周溝部内におい
て回転させると、突起部材がこの凹部に落ち込むように
して回転が停止し、内部に流体が入れられた後は、液圧
によって保持されるようにしている。
【0005】しかしながら、例えばスプリンクラーヘッ
ドを雄型継手側とした場合で考えると、相手となる雌型
継手部分は天井面等から頭が少ししか出ていないことが
実際上多くなり、このような場合には、スプリンクラー
ヘッドを取り付けたりあるいは取り外したりする場合に
作業が面倒である。上述したねじ込み式の場合には、実
際に専用工具でスプリンクラーヘッドを引っ掛けて回転
させることで取り付けたり取り外したりしているため、
その作業は非常に面倒である。特に、ねじ込みという基
本的には摩擦力によって確実なロックを実現する場合に
は、固くねじ込む必要があるので、取り外す場合にも相
当の力が必要となる。また、壁面等に水栓を取り付ける
場合も同様である。
【0006】また、上記特開平4−331887号公報
の継手の場合には、基本的な取り付けをねじ込みで実現
するタイプではないので、上記問題は生じないが、突起
部材が孔口溝部を経由して外れることを防止するために
はビスを螺合するという作業が必要となる。上述したよ
うに雌型継手部分は天井面等から頭が少ししか出ていな
いことが多いことを考えると、このようなビスの螺合と
いった作業もなくしてさらなる作業の容易化が期待され
る。但し、両者の確実なロックは実現していなければな
らない。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決して、簡
単な構成でありながらワンタッチで雄型継手部分と雌型
継手部分との取り付け・取り外しができ、それでいて確
実なロックも実現する流体用配管の継手を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明は、一方の端部内部に軸
方向に形成された円柱状の嵌合孔を有する略筒状の雌型
継手部分の該嵌合孔に、雄型継手部分の円筒状の結合管
を嵌合させて構成する流体用配管の継手であって、上記
雄型継手部分は、上記結合管の外周に立設された突起部
材を備え、一方、上記雌型継手部分は、上記嵌合孔の内
周に形成された環状の周溝部と、該嵌合孔の孔口から外
径方向に形成されるとともに、上記周溝部と連通する孔
口溝部と、上記環状周溝部から上記孔口方向に形成され
た係止用凹部と、上記嵌合孔に嵌合された上記結合管を
上記孔口方向に付勢し、結合管に設けられた上記突起部
材が上記環状周溝部内において上記係止用凹部と一致す
る位置に移動させられた際には、その突起部材を係止用
凹部に押圧可能な付勢機構とを備えたことを特徴とする
流体用配管の継手である。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記付勢機
構は、上記雄型継手部分の結合管と当接する付勢部材
が、初期位置から該結合管により奥方向に移動させられ
ることによって付勢力を生じるように構成されており、
該初期位置の付勢部材と当接した結合管における上記突
起部材は、上記環状周溝部よりも孔口側にずれて位置す
るように構成されたことを特徴とする請求項1記載の流
体用配管の継手である。
【0010】請求項3記載の発明は、上記雄型継手部分
の突起部材は、上記結合管の外周において軸対象に2つ
を一組として設けられており、一方、上記雌型継手部分
の上記孔口溝部及び上記係止用凹部も、軸対象に1組以
上設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の
流体用配管の継手である。
【0011】請求項4記載の発明は、上記雌型継手部分
の上記係止用凹部は、上記環状溝部内において所定角度
間隔で複数設けられたことを特徴とする請求項1または
2記載の流体用配管の継手である。
【0012】
【作用及び発明の効果】上記構成を有する請求項1の発
明によれば、雌型継手部分の円柱状の嵌合孔に雄型継手
部分の円筒状の結合管を嵌合させて流体用配管の継手を
構成するのであるが、最初に両者を取り付ける場合の手
順に従って作用を説明していく。まず結合管の外周の突
起部材を、雌型継手部分の孔口溝部を経由して環状の周
溝部に入れる。次いで、雄型継手部分を回転させ、突起
部材を環状周溝部内で移動させて係止用凹部と一致する
位置にまで移動させると、付勢機構によって突起部材は
係止用凹部に押圧されるため、突起部材と係止用凹部と
の係合作用によって両者は外れなくなる。
【0013】また、両者を取り外す場合には、まず付勢
機構によって係止用凹部に押圧されている突起部材を、
その付勢力に対抗して環状周溝部まで戻した状態で、結
合管を回転させる。そして、突起部材を孔口溝部と一致
する位置まで移動させて、環状周溝部からその孔口溝部
を経由して外部に外れる。
【0014】このように、突起部材を環状周溝部内にお
いて係止用凹部に一致するまで回転させるだけで、付勢
機構により突起部材が係止用凹部に係合するため、簡単
な構成でありながらワンタッチで雄型継手部分と雌型継
手部分との取り付けが行える。そして、突起部材は付勢
機構によって係止用凹部に押圧されているため、確実に
ロックすることができる。また、突起部材を、付勢機構
による付勢力に対抗して環状周溝部まで戻した状態で回
転させて孔口溝部から引き抜くことにより、取り外しも
ワンタッチでできる。
【0015】このように取り付け・取り外し共にワンタ
ッチで実現できるので、熟練していない作業者であって
も作業精度が低下することがない。そして、ビス等の別
部品も不要なので、それを紛失することもなく、またビ
スをねじ込むため作業自体及びそのの作業空間等も不要
となる。従って、周囲に作業空間が少ない場合あるいは
周囲が暗い場所であっても、突起部材を所定の経路に従
って移動させるだけでよいので、容易に作業ができる。
【0016】上記付勢機構としては、例えば請求項2の
ように、雄型継手部分の結合管と当接する付勢部材が初
期位置から結合管により奥方向に移動させられることに
よって付勢力を生じるように構成され、初期位置の付勢
部材と当接した結合管における突起部材は環状周溝部よ
りも孔口側にずれて位置するようにしておくとよい。
【0017】この場合には、突起部材を孔口溝部から環
状の周溝部に入れる際に、付勢部材を初期位置から奥に
移動させることとなる。従って、突起部材を環状周溝部
内で移動させている際には、付勢部材は結合管を常に付
勢しているため、突起部材を係止用凹部と一致する位置
にまで移動させると、付勢部材からの付勢力によって突
起部材は自然と係止用凹部に押し込まれる。つまり、突
起部材が係止用凹部と一致する位置を作業者がその都度
確認する必要がなく、突起部材が自然と係止用凹部に押
し込まれることによって、雄型継手部分自体が少しだけ
手前側に押し戻されるし、また両者が当接する音が聞こ
える。
【0018】このように、手ごたえや音によってロック
の完了状態が確実に判るため、特に上述した熟練してい
ない作業者であっても作業精度が低下することを防止す
る点で好ましい。また、取り外す場合においても、突起
部材を環状周溝部内で回転させて孔口溝部と一致するま
で移動させると、付勢機構により付勢部材は初期位置ま
で戻ろうとするため、突起部材が孔口溝部から外部に出
ようとする方向に雄型継手部分を付勢する。そのため、
雄型継手部分に加えていた力を抜くと、雄型継手部分は
雌型継手部分から自然に離れてくる。これは、特に現実
の施工状況において雌型継手部分が天井面あるいは壁面
等から頭が少ししか出ていないような場合に、従来はロ
ックは外れても雄型継手部分自体を引っ張ることが容易
ではなかったのであるが、本案のように雄型継手部分が
自然と分離すれば、取り外し作業自体も容易になり、作
業効率も向上する。
【0019】一方、請求項3のものは、雄型継手部分の
突起部材を軸対象に2つを一組として設け、雌型継手部
分の孔口溝部及び係止用凹部も、軸対象に1組以上設け
たものである。取り付け・取り外し方法は上記請求項1
のものと同様であるが、突起部材が軸対象に設けられて
いるので、確実なロックの実現の点で好ましいことはも
ちろん、突起部材を環状周溝部内で左右どちらに回転さ
せても係止用凹部への係合ができる。
【0020】例えば突起部材、孔口溝部及び係止用凹部
が全て1つとして、例えば孔口溝部と係止用凹部とを9
0度間隔で配置した場合には、例えば左回転では90度
回したときに係止用凹部と一致するが逆に右回転させて
しまうと270度回転させることとなる。もちろん、最
終的には係合するのでよいのであるが、請求項3の一例
として、例えば孔口溝部と係止用凹部を軸対象かつ90
度間隔で2つずつ設ければ、左右どちらでも90度回転
させれば係合し、また取り外す場合も、左右どちらでも
90度回転させれば突起部材が孔口溝部の位置まで来る
ので使い勝手が良い。
【0021】なお、孔口溝部は1組で係止用凹部は2組
あるいは3組以上設けるような適用例も考えられるし、
孔口溝部も2組以上設けてもよい。さらに言うならば、
例えば突起部材、孔口溝部及び係止用凹部を全て120
度間隔で3つずつ、あるいは90度間隔で4つずつ設け
るような変形例など様々考えられる。いずれにしても、
突起部材を孔口溝部から環状周溝部に入れることがで
き、所定角度回転させると全ての突起部材が一斉に係止
用凹部に係合するような位置関係を満たすようにすれば
よい。
【0022】一方、請求項4のものは、係止用凹部が環
状溝部内において所定角度間隔で複数設けられているの
であるが、これは雄型継手部分において位置決めの調整
が必要な場合等において有効である。つまり、通常外部
に露出する部分である雄型継手部分の取り付け角度を調
整したい場合には、係合させる係止用凹部を最適なもの
に変更すれば対応できる。
【0023】
【実施例】次に本発明の流体用配管の継手の一実施例を
説明する。図1は雌型継手部分の一実施例としての継手
ボディ1及び雄型継手部分の一実施例としての継手プラ
グ3の部分破断斜視図を示す。図2は継手ボディ1及び
継手プラグ3を正面から見た部分断面図、図3(A)は
継手ボディ1の右左面図、(B)は継手プラグの右側面
図である。
【0024】まず継手ボディ1について説明する。継手
ボディ1は、本体5と、円柱状の嵌合孔7と、環状周溝
部9と、孔口溝部11と、第1係止用凹部13と、第2
係止用凹部15と、Oリング収納溝17と、Oリング1
9と、本体鍔部21と、付勢部材としての鍔付スリーブ
23と、コイルスプリング25と、固定用ブッシュ27
と、平行雌ねじ部29と、テーパ雌ねじ部31とを備え
ている。
【0025】本体5は、外周が円柱状の金属製部材であ
り、上記円筒状嵌合孔7は、本体5の一端部5aから他
端部5b側にかけて形成されている。環状周溝部9は、
一端部5aから所定距離入った位置に形成されている。
孔口溝部11は、一端部5aにおいて軸中心から外径方
向に形成され、環状周溝部9と連通している。
【0026】第1係止用凹部13は、本体5の外周から
内周側にかけて貫通するように形成された丸孔である。
この第1係止用凹部13は、環状周溝部9の一方の縁9
bを中心にして開口されている。つまり、環状周溝部9
から一端部5aに寄った(半分ずれた)位置に形成され
ている。また第2係止用凹部15は、第1係止用凹部1
3と軸対称に形成されている。
【0027】Oリング収納溝17は、環状周溝部9より
もさらに奥(他端部5b側)に入った位置に形成されて
おり、Oリング収納溝17にはOリング19が入れられ
ている。本体鍔部21は、Oリング収納溝17よりもさ
らに所定距離奥(他端部5b側)に入った位置に形成さ
れている。そして、本体鍔部21には鍔付スリーブ23
の鍔部23aが係合して、鍔付スリーブ23の円筒部2
3bが一端部5a側に向くように配置されている。
【0028】固定用ブッシュ27は、本体鍔部21より
もさらに他端部5b側に設けられた平行雌ねじ部29に
螺合して固定されており、この固定用ブッシュ27と鍔
付スリーブ23との間にはコイルスプリング25が縮め
られて介装されている。このコイルスプリング25から
の付勢力によって、鍔付スリーブ23は、その鍔部23
aが本体鍔部21に当接した状態を初期位置として、他
端部5b側に所定距離移動可能に配置されることとな
る。
【0029】また、テーパ雌ねじ部31は、図2にも示
すように、本体5の他端部5bから平行雌ねじ部29の
直前まで形成されている。そして、流体供給管33等が
このテーパ雌ねじ部31に螺合されることとなる。続い
て継手プラグ3について説明する。継手プラグ3は、本
体41と、鍔部42と、結合管43と、突起部材45
と、流路47とを備えている。鍔部42は本体41の中
央付近に設けられており、結合管43は、本体41の一
端部41aから鍔部42まで形成されている。結合管4
3は、円筒状であり、突起部材45の挿入孔43aを備
えている。
【0030】突起部材45は、円柱状であって、挿入孔
43aに挿入され固定されている。次に、継手ボディ1
と継手プラグ3との連結手順を、図4〜6も参照して説
明する。まず、結合管43の一端部41aを嵌合孔7の
一端部5a側から挿入する。次いで、突起部材45を孔
口溝部11より内部に挿入すると、突起部材45が環状
周溝部9に入る手前で結合管43の先端、つまり本体4
1の一端部41aが初期位置にある鍔付スリーブ23の
円筒部23bの先端と当接する。この状態を図4に示
す。
【0031】次いで、結合管43をさらに挿入させると
図5に示すように、突起部材45が環状周溝部9に入
る。この状態では結合管43がOリング19に達してお
り、継手ボディ1と継手プラグ3との間の液漏れ止めシ
ールが構成される。また、この結合管43で鍔付スリー
ブ23を初期位置から奥(つまり鍔付スリーブ23の鍔
部23aが嵌合孔7の内周に設けられた本体鍔部21か
ら離れる方向)に移動させたため、コイルスプリング2
5はさらに縮められて、鍔付スリーブ23から結合管4
3へは常に付勢力が加わっている。
【0032】次に、継手プラグ3を右又は左に回転させ
る。これにより、突起部材45は孔口溝部11から遠ざ
かって、環状周溝部9内に進入する。以後継手プラグ3
の回転を続けて、突起部材45が第1係止用凹部13あ
るいは第2係止用凹部15に達すると、上述したように
鍔付スリーブ23から結合管43へは常に付勢力が加わ
っているため、その付勢力によって突起部材45は自然
と係止用凹部13,15に押し込まれて、その壁面に押
圧されることとなる。こうして突起部材45と係止用凹
部13,15との係合状態が保持される。
【0033】以上に説明した手順により、継手ボディ1
と継手プラグ3との連結がワンタッチで実行され、かつ
ロック状態が保持される。続いて、両者を取り外す場合
の手順について説明する。まず鍔付スリーブ23によっ
て係止用凹部13,15に押圧されている突起部材45
を、その付勢力に対抗して環状周溝部9まで戻した状態
で、継手プラグ3を回転させる。そして、突起部材45
を孔口溝部11と一致する位置まで移動させると、コイ
ルスプリング25による付勢力によって鍔付スリーブ2
3は初期位置まで戻ろうとするため、突起部材45が孔
口溝部11から外部に出ようとする方向に結合管43を
押す。
【0034】そのため、作業者が継手プラグ3に加えて
いた力を抜くと、継手ボディ1から自然に離れてくる。
こうして、突起部材45を孔口溝部11から抜けば、取
り外しが完了する。以上説明した構成を備え、上記手順
で取り付け・取り外しを行える本実施例の流体用配管の
継手における効果を列挙する。 取り付け・取り外しがワンタッチで実現できるので、
高度な技術や長い経験年数等を要求されることがなく熟
練していない作業者であっても作業精度が低下すること
がない。そして、ビス等の別部品も不要なので、それを
紛失することもなく、またビスをねじ込むため作業自体
及びそのの作業空間等も不要となる。従って、周囲に作
業空間が少ない場合あるいは周囲が暗い場所であって
も、突起部材45を所定の経路に従って移動させるだけ
でよいので、容易に作業ができる。 作業者にとっては、係止用凹部13,15の位置を知
らず、つまり継手プラグ3をどれだけ回転させればロッ
ク状態になるのかを知らなくても、突起部材45が自然
と係止用凹部13,15に押し込まれることによって、
継手プラグ3自体が少しだけ手前側に押し戻され、また
両者が当接する音(例えば金属で形成されているので
「カチャ」というような金属当接音)が聞こえるので、
ロック状態が完了したことを容易に判断できる。このよ
うに、手ごたえや音によってロックの完了状態が確実に
判るため、特に熟練していない作業者であっても作業精
度が低下することがない。 取り外しの際、突起部材45を孔口溝部11と一致す
る位置まで移動させ、作業者が継手プラグ3に加えてい
た力を抜くと、継手ボディ1から自然に離れてくる。こ
れは、特に現実の施工状況において、継手ボディ1が図
4〜6中に二点鎖線で示す天井面あるいは壁面等から頭
が少ししか出ていないようなことが多い。こういった場
合に、従来はロックは外れても継手プラグ3自体を引っ
張ることが容易ではなかったのであるが、本実施例のよ
うに継手プラグ3が自然と押し出されるようにしておけ
ば、取り外し作業自体も容易になり、作業効率も向上す
る。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでなく本発明の要旨を変更しない範囲で種々な態様の
実施が可能である。その別実施例のいくつかを図7を参
照して説明する。図7(A)に示す継手ボディ101
は、(B)に示す継手プラグ103とセットで使用する
ものであり、継手プラグ103は軸対象に2つの突起部
材45,46が一組として設けられている。そして、継
手ボディ101の方には、孔口溝部11,12及び係止
用凹部13,15が、軸対象にそれぞれ1組設けられて
いる。取り付け・取り外し方法は上記実施例のものと同
様であるが、突起部材45,46が軸対象に設けられて
いるので、確実なロックの実現の点で好ましい。さらに
は、左右どちらでも90度回転させれば係合し、また取
り外す場合も、左右どちらでも90度回転させれば突起
部材が孔口溝部の位置まで来るので使い勝手が良い。
【0036】つまり、上記図1の実施例の場合には、例
えば左に回転させて第2係止用凹部15に係合させた場
合には、取り外す場合に右回転で90度回転させればよ
いが、もし左回転させると、270度回転させる必要が
ある。そして、その途中で一度第1係止用凹部13に係
合してしまうので、さらにその係合を解いてからさらに
90度回転させるという作業となる。もちろんそれでも
ワンタッチで取り外しができるという効果は変わらない
が、左右どちらでも90度回転させればロックし、また
取り外す場合も、左右どちらでも90度回転させればよ
いというのは使い勝手の点では好ましいと言える。
【0037】なお、図7(A)において、孔口溝部1
1,12は1組で、係止用凹部は2組あるいは3組以上
設けるような適用例も考えられるし、孔口溝部も2組以
上設けてもよい。さらに言うならば、例えば突起部材、
孔口溝部及び係止用凹部を全て120度間隔で3つず
つ、あるいは90度間隔で4つずつ設けるような変形例
など様々考えられる。いずれにしても、突起部材を孔口
溝部から環状周溝部に入れることができ、所定角度回転
させると全ての突起部材が一斉に係止用凹部に係合する
ような位置関係を満たすようにすればよい。
【0038】一方、図7(C)に示す継手ボディ111
は、係止用凹部51〜57が環状溝部9内において所定
角度(この場合は45度)間隔で7つ設けられている。
これは継手プラグ側において位置決めの調整が必要な場
合等において有効である。つまり、通常外部に露出する
部分である継手プラグの取り付け角度を調整したい場合
には、係合させる係止用凹部51〜57を最適なものに
変更すればこの場合45度間隔で対応できる。
【0039】また、係止用凹部13,15について補足
しておくと、上記図1での実施例では、円柱状の突起部
材45が半分だけ嵌合するような半円柱状の凹部に形成
されていた。これは、結合管43が回転するような力が
加わった場合にでも突起部材45が係止用凹部13,1
5から外れないように、最低限突起部材45の半分は係
止用凹部13,15に係合するようにしたものである。
したがって、図7(D)に示すように、突起部材45が
スッポリと全部係合してしまうような深さに設定しても
よく、この場合には、両者の係合を防止する点ではより
好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 継手ボディ1及び継手プラグ3の部分破断斜
視図である。
【図2】 継手ボディ1及び継手プラグ3を正面から見
た部分断面図である。
【図3】 (A)は継手ボディ1の右左面図、(B)は
継手プラグの右側面図である。
【図4】 継手プラグ3と継手ボディ1の接続手順の説
明図である。
【図5】 継手プラグ3と継手ボディ1の接続手順の説
明図である。
【図6】 継手プラグ3と継手ボディ1の接続手順の説
明図である。
【図7】 別実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…継手ボディ 3…継手プラグ 5…本体 5a…一端部 5b…他端部 7…嵌合孔 9…環状周溝部 11…孔口溝部 13…第1係止用凹部 15…第2係止用
凹部 17…Oリング収納溝 19…Oリング 21…本体鍔部 23…鍔付スリー
ブ 23a…鍔部 23b…円筒部 25…コイルスプリング 27…固定用ブッ
シュ 41…本体 41a…一端部 42…鍔部 43…結合管 45…突起部材 51〜57…係止用凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端部内部に軸方向に形成された円
    柱状の嵌合孔を有する略筒状の雌型継手部分の該嵌合孔
    に、雄型継手部分の円筒状の結合管を嵌合させて構成す
    る流体用配管の継手であって、 上記雄型継手部分は、上記結合管の外周に立設された突
    起部材を備え、 一方、上記雌型継手部分は、 上記嵌合孔の内周に形成された環状の周溝部と、 該嵌合孔の孔口から外径方向に形成されるとともに、上
    記周溝部と連通する孔口溝部と、 上記環状周溝部から上記孔口方向に形成された係止用凹
    部と、 上記嵌合孔に嵌合された上記結合管を上記孔口方向に付
    勢し、結合管に設けられた上記突起部材が上記環状周溝
    部内において上記係止用凹部と一致する位置に移動させ
    られた際には、その突起部材を係止用凹部に押圧可能な
    付勢機構と、 を備えたことを特徴とする流体用配管の継手。
  2. 【請求項2】 上記付勢機構は、上記雄型継手部分の結
    合管と当接する付勢部材が、初期位置から該結合管によ
    り奥方向に移動させられることによって付勢力を生じる
    ように構成されており、該初期位置の付勢部材と当接し
    た結合管における上記突起部材は、上記環状周溝部より
    も孔口側にずれて位置するように構成されたことを特徴
    とする請求項1記載の流体用配管の継手。
  3. 【請求項3】 上記雄型継手部分の突起部材は、上記結
    合管の外周において軸対象に2つを一組として設けられ
    ており、一方、上記雌型継手部分の上記孔口溝部及び上
    記係止用凹部も、軸対象に1組以上設けられたことを特
    徴とする請求項1または2記載の流体用配管の継手。
  4. 【請求項4】 上記雌型継手部分の上記係止用凹部は、
    上記環状溝部内において所定角度間隔で複数設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の流体用配管の
    継手。
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