JPH0813608A - 薄肉プレキャストコンクリート柱の構築方法およびガイド型枠 - Google Patents

薄肉プレキャストコンクリート柱の構築方法およびガイド型枠

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JPH0813608A
JPH0813608A JP14665894A JP14665894A JPH0813608A JP H0813608 A JPH0813608 A JP H0813608A JP 14665894 A JP14665894 A JP 14665894A JP 14665894 A JP14665894 A JP 14665894A JP H0813608 A JPH0813608 A JP H0813608A
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JP
Japan
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thin
precast concrete
guide
formwork
walled
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JP14665894A
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English (en)
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Toru Sakurai
井 徹 桜
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Hazama Ando Corp
Original Assignee
Ando Corp
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイド型枠への薄肉PCa柱の位置合わせお
よびレベル調整が簡単で、ガイド型枠を取り外した後の
補修作業を必要としない。 【構成】 上部に案内部24を設けたたガイド型枠20
を床面7aの基準墨10に沿って配置し、レベル調整材
9を床7の薄肉PCa柱5の占める位置に配置し、薄肉
PCa柱5をガイド型枠20の案内部24に沿って下降
させて床面7aに設けたレベル調整材9の上に設置し、
薄肉PCa柱5の上部からコンクリートを打設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造り
の建物に用いられる、薄肉プレキャストコンクリート柱
の位置合わせが簡単で、レべル調整が容易な薄肉プレキ
ャストコンクリート柱の構築方法およびガイド型枠に関
する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート造りの建物において、
薄肉プレキャストコンクリート柱を用いた柱1は、図8
に示すように、柱筋2にフープ筋3を巻き付けた柱配筋
と、この柱配筋を囲むように配置された薄肉プレキャス
トコンクリート柱5と、この薄肉プレキャストコンクリ
ート柱5の内部に打設されたコンクリート6と、薄肉プ
レキャストコンクリート柱5とコンクリート床7の間に
設けられた目地部8とから形成されている。薄肉プレキ
ャストコンクリート柱5は、下面をレベル調整材9で支
持することで水平位置の精度が確保される。このレベル
調整材9は、コンクリート床7の薄肉プレキャストコン
クリート柱5の所定位置に埋設されたホールインアンカ
9aに螺結されている。レベル調整材9には、レベル調
整ボルトを用いたものとベースモルタルまたはサイコロ
を用いたものとがある。
【0003】上記薄肉プレキャストコンクリート柱5
は、工場で成形する際に、柱幅に対して製品誤差(+5
mmから−5mmの半分)があり、また、鉛直方向にも
誤差があることは分かっている。上記薄肉プレキャスト
コンクリート柱5は、図9に示すように、フープ筋3を
内蔵した構造のものであってもよい。このような薄肉プ
レキャストコンクリート柱を用いた柱1は、在来工法の
延長で施工ができ、柱工事の省力化やスピードアップが
可能であるので、建築業界等で採用されている。図8お
よび図10に示す薄肉プレキャストコンクリート柱の構
築方法は、コンクリート床7に薄肉プレキャストコンク
リート柱5の基準墨(地墨)10を出し、コンクリート
床7の所定位置にレベル調整材9を配置し、薄肉プレキ
ャストコンクリート柱5を所定位置に据え付ける前に、
基準墨10に沿って型枠材11、12をL形をなすよう
に配置し、これら型枠材11、12を釘等の固定具でコ
ンクリート床7に固定し、ついで、揚重機を用いて薄肉
プレキャストコンクリート柱5をレベル調整材9の上に
型枠材11、12に薄肉プレキャストコンクリート柱5
の面が整合するように配置し、薄肉プレキャストコンク
リート柱5の型枠材11、12に対応しない面5a,5
bの下端部に型枠材11、12と同じ型枠材(図示せ
ず)を配置し、これら型枠材(図示せず)を釘等の固定
具でコンクリート床7に固定し、その後、コンクリート
の打設を薄肉プレキャストコンクリート柱5の上部から
行なうものである。この場合、薄肉プレキャストコンク
リート柱5の基準墨10や先付けした型枠材11、12
の内面への位置合わせは、図12に示すように、バール
13などの工具を用いて薄肉プレキャストコンクリート
柱5の下端部をてこの原理で水平移動させることで行な
う。
【0004】図13に示す薄肉プレキャスト柱の構築方
法は、コンクリート床7に基準墨10を出し、コンクリ
ート床7の所定位置にレベル調整材9を配置し、薄肉プ
レキャストコンクリート柱5をレベル調整材9の上に揚
重機を用いて基準墨10に薄肉プレキャストコンクリー
ト柱5の面が整合するように配置し、薄肉プレキャスト
コンクリート柱5を所定位置に据え付けた後に、型枠材
11、12、13、14を薄肉プレキャストコンクリー
ト柱5の下端部に配置し、これら型枠材11、12、1
3、14を釘等の固定具でコンクリート床7に固定し、
その後、コンクリートの打設を薄肉プレキャストコンク
リート柱5の上部から行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】薄肉プレキャストコン
クリート柱の据え付け作業に先だって型枠材を配置する
薄肉プレキャスト柱の構築方法では、薄肉プレキャスト
コンクリート柱を据え付けた後でないと、残りの型枠材
を配置することができず、また、薄肉プレキャストコン
クリート柱には長さ寸法に許容される製品誤差があるた
め、薄肉プレキャストコンクリート柱をレベル調整材の
上に配置する際に、薄肉プレキャストコンクリート柱の
下端の各面がレベル調整材の上面に均一に保持されずが
たつきが生じるが、一度、薄肉プレキャストコンクリー
ト柱を据え付けてしまうと、薄肉プレキャストコンクリ
ート柱の据え付け前に型枠材を配置するため、レベル調
整材の高さ位置の調整ができない。
【0006】また、薄肉プレキャストコンクリート柱を
据え付けた後に型枠材を配置する薄肉プレキャスト柱の
構築方法では、薄肉プレキャストコンクリート柱の位置
を基準墨に目視または測定具で合わせる作業を必要と
し、また、型枠材は、作業現場毎にその都度、型枠大工
などによって加工および取付けられ、使用した型枠材の
多くは廃棄処分される。
【0007】また、薄肉プレキャストコンクリート柱の
水平位置を基準墨や型枠材に位置合わせする作業は、図
12に示すようにバール等の工具を用いて行なうため、
その調整に多くの時間を要し、その間、揚重機は薄肉プ
レキャストコンクリート柱を吊り下げた状態を保持する
必要がある。しかも、薄肉プレキャストコンクリート柱
の水平位置を微調整する際には、薄肉プレキャストコン
クリート柱の下端縁部分を損傷させてしまうことがあ
る。
【0008】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、薄肉プレキャストコンクリート柱の位置合わせおよ
びレベル調整が簡単な薄肉プレキャストコンクリート柱
の構築方法およびガイド型枠を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の薄肉プレキャス
トコンクリート柱の構築方法は、薄肉プレキャストコン
クリート柱の平面位置の基準墨をコンクリート床面に出
し、上部を外側に傾斜した案内部としたガイド型枠をコ
ンクリート床面に設けた基準墨に沿って配置するととも
にレベル調整材をコンクリート床の柱の水平位置を示す
基準高さに配置し、薄肉プレキャストコンクリート柱を
ガイド型枠の直上に吊り下げ、薄肉プレキャストコンク
リート柱をガイド型枠の傾斜案内部に沿って下降させ、
薄肉プレキャストコンクリート柱をコンクリート床に設
けたレベル調整材の上に設置し、薄肉プレキャストコン
クリート柱の上部からコンクリートを打設することを特
徴とする。
【0010】本発明の薄肉プレキャストコンクリート柱
の構築方法は、薄肉プレキャストコンクリート柱の平面
位置の基準墨をコンクリート床面に出し、上部を外側に
傾斜した案内部としたガイド型枠をコンクリート床面に
設けた基準墨に沿って平行にほぼ近接して配置するとと
もにレベル調整材をコンクリート床の柱の水平位置を示
す基準高さに配置し、薄肉プレキャストコンクリート柱
をガイド型枠の直上に吊り下げ、薄肉プレキャストコン
クリート柱をガイド型枠の傾斜案内部に沿って下降さ
せ、薄肉プレキャストコンクリート柱をコンクリート床
に設けたレベル調整材の上に設置し、ガイド型枠の垂直
壁の内面と薄肉プレキャストコンクリート柱の外面との
隙間に調整板を挿入し、薄肉プレキャストコンクリート
柱の上部からコンクリートを打設することを特徴とす
る。
【0011】本発明の薄肉プレキャストコンクリート柱
の構築方法は、薄肉プレキャストコンクリート柱の平面
位置の基準墨をコンクリート床面に出し、上部を外側に
傾斜した案内部としたガイド型枠をコンクリート床面に
設けた基準墨に沿って平行にほぼ近接して配置するとと
もにレベル調整材をコンクリート床の柱の水平位置を示
す基準高さに配置し、薄肉プレキャストコンクリート柱
をガイド型枠の直上に吊り下げ、薄肉プレキャストコン
クリート柱をガイド型枠の傾斜案内部に沿って下降さ
せ、薄肉プレキャストコンクリート柱をコンクリート床
に設けたレベル調整材の上に設置し、ガイド型枠をガイ
ド型枠垂直壁の内面が薄肉プレキャストコンクリート柱
の外面に密着するように動かし、薄肉プレキャストコン
クリート柱の上部からコンクリートを打設することを特
徴とする。
【0012】本発明のガイド型枠は、内面が薄肉プレキ
ャストコンクリート柱に対応した矩形状になるように組
み合わされる複数のガイド型枠片を有し、各ガイド型枠
片は、側縁と平行に延びるルーズ孔を有する水平支持部
と、この水平支持部の一側から上方に延びる垂直壁と、
この垂直壁の上端から斜め上方に水平支持部の他側に延
びる傾斜案内壁とを有することを特徴とする。
【0013】本発明のガイド型枠は、内面が薄肉プレキ
ャストコンクリート柱に対応した矩形状になるように組
み合わされる複数のガイド型枠片を有し、各ガイド型枠
片は、平行に延びるルーズ孔を有する水平支持部と、こ
の水平支持部の一側から上方に延びる垂直壁と、この垂
直壁に先端部を突出させて螺着された調整ボルトと、こ
の調整ボルトの先端部に垂直壁と平行に位置するように
溶着された垂直板と、この垂直板の上端から斜め上方に
水平支持部の他側に延びる傾斜案内壁とを有することを
特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の薄肉プレキャストコンクリート柱の構
築方法は、薄肉プレキャストコンクリート柱をガイド型
枠の傾斜案内部に沿ってコンクリート床面に設けたレベ
ル調整済のレベル調整材の上に設置するので、薄肉プレ
キャストコンクリート柱の位置合わせが必要なく、ま
た、ガイド型枠の内面が打設コンクリートの外面となる
ので、ガイド型枠を取り外した後の目地部の補修作業を
ほとんど必要としない。
【0015】本発明のガイド型枠は、各ガイド型枠片に
設けたルーズ孔により各ガイド型枠片の位置は調整可能
であり、薄肉プレキャストコンクリート柱の寸法が可変
しても各ガイド型枠の一端のみを所定の柱幅より外側に
跳ね出す形に配置することで簡単に対処でき、薄肉プレ
キャストコンクリート柱を垂直壁に連らなる傾斜案内壁
に沿って下降させるので、その位置合わせに測定治具を
必要としない。
【0016】本発明のガイド型枠は、垂直壁と薄肉プレ
キャストコンクリート柱の外面との間の隙間に調整板を
挿入することでがたつきを防止できる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面につき説明する。
【0018】図1において符号20は、本発明の薄肉プ
レキャストコンクリート柱の構築方法に用いるガイド型
枠を示す。このガイド型枠20は、図3に示すように、
4つの型枠片20aを内面が薄肉プレキャストコンクリ
ート柱5の外面に対応した矩形状になるように組み合わ
せることで形成される。
【0019】ガイド型枠片20aは、図2に示すよう
に、側縁と平行に延びるルーズ孔21を有する水平支持
部22と、この水平支持部22の一側から上方に延びる
垂直壁23と、この垂直壁23の上端から斜め上方に水
平支持部側に延びる傾斜案内壁24とから構成され、垂
直壁23にはスパナ挿入用開口25が形成され、水平支
持部22と垂直壁23と傾斜案内壁24は長手方向に間
隔を置いて配置された補強壁26により互いに結合され
ている。スパナ挿入用開口25は、ガイド型枠片20a
を設置した後で、レベル調整ボルト(レベル調整材)9
のレベル調整をスパナにより行なう際に使用される。
【0020】各ガイド型型枠片20aは、図1および図
3に示すように、水平支持部22のルーズ孔21をコン
クリート床面7aの薄肉プレキャストコンクリート柱の
基準墨10に沿って固設されたホールインアンカー26
に対応した位置に置き、ボルト27をワッシャー28お
よびルーズ孔21を通してホールインアンカー27aに
螺合することで固定される。各ガイド型型枠片20aの
位置決めは、ガイド型枠片20aをボルト27を介して
ルーズ孔21に沿って動かすことで行なう。
【0021】なお、コンクリート床面7aの薄肉プレキ
ャストコンクリート柱5の基準墨10に沿って埋設され
たホールインアンカー9aは、薄肉プレキャストコンク
リート柱5が矩形であれば、図3に示すように、薄肉プ
レキャストコンクリート柱5の各隅部に対応して位置さ
れる。
【0022】つぎに、本発明の薄肉プレキャストコンク
リート柱の構築方法を説明する。
【0023】まず、コンクリート床7に設けた柱筋にフ
ープを巻き付けることで柱主筋を組み立て、あるいは、
フープを内蔵した薄肉プレキャストコンクリート柱5を
用いて、コンクリート床面7aの所定位置に薄肉プレキ
ャストコンクリート柱5の基準墨10およびホールイン
アンカー9aおよびホールインアンカー26の水平位置
を出す。ついで、図示しないドリルを用いて、コンクリ
ート床7に孔を明け、この孔にホールインアンカー9a
およびホールインアンカー26を挿入し、ホールインア
ンカ9a,26をハンマーで叩いてコンクリート床7に
打ち込む。
【0024】つぎに、ホールインアンカ9aにレベル調
整ボルト9を螺着し、レベル調整ボルト9の上面の高さ
が設定位置になるように調整する。このレベル調整ボル
ト9の高さ調整は、測定器具を用いて所定高さを設定す
るレベル調整ボルト9を左または右まわりに回すことで
行なう。
【0025】つぎに、4つのガイド型枠片20aを、レ
ベル調整ボルト9を囲み、図3に示すように、ガイド型
枠片20aの内面が薄肉プレキャストコンクリート柱5
に摺接する矩形を呈するように配置する。各ガイド型枠
片20aの固定は、ボルト27を水平支持部22のルー
ズ孔21を通してコンクリート床7に固設されたホール
インアンカー26に螺合することで行なう。各ガイド型
枠片20aの位置決めは、ボルト27を緩めてルーズ孔
21に沿ってガイド型枠片20aを移動させることによ
り行なう。
【0026】ガイド型枠20の取付けが終了したら、揚
重機を用いて薄肉プレキャストコンクリート柱5をガイ
ド型枠20の直上の位置に吊り下げ、薄肉プレキャスト
コンクリート柱5をガイド型枠20に入るように下降さ
せる。ガイド型枠20は、垂直壁の内面により形成され
る空間が薄肉プレキャストコンクリート柱5の外面形状
に一致し、ガイド型枠20の上部に設けた傾斜案内壁2
4が垂直壁23より外側上方に傾斜しているので、傾斜
案内壁24の内面は、薄肉プレキャストコンクリート柱
5の案内部として作用し、傾斜案内壁24の内面に沿っ
て下降する薄肉プレキャストコンクリート柱5は、傾斜
案内壁24から垂直壁23の内面により形成される空間
に導かれる。
【0027】薄肉プレキャストコンクリート柱5を垂直
壁23の内面により形成される空間に配置した際に、薄
肉プレキャストコンクリート柱5の柱幅方向の製品誤差
で、図4に示すように、薄肉プレキャストコンクリート
柱5とガイド型枠20の垂直壁23の内面の間に隙間が
形成された時には、この隙間に隙間に対応した厚さの調
整板29を挿入する。
【0028】薄肉プレキャストコンクリート柱5の垂直
方向の精度は、図示しない斜めサポートで建て入れ調整
される。薄肉プレキャストコンクリート柱5の長さ方向
の製品誤差等で、薄肉プレキャストコンクリート柱5の
下端とレベル調整ボルト9との間に隙間が発生した時に
は、図5に示すように、垂直壁23に設けたスパナ挿入
用開口25よりモンキスパナやレンチのような工具(図
示せず)を挿入し、この工具でレベル調整ボルト(レベ
ル調整材)9が薄肉プレキャストコンクリート柱5の下
端に当接するようにレベル調整する。これにより、薄肉
プレキャストコンクリート柱5の水平位置が調整され
る。
【0029】薄肉プレキャストコンクリート柱5の取付
けが終了したら、コンクリート床や薄肉プレキャストコ
ンクリート柱5の内部との打ち継ぎ部分が湿潤状態にな
るように水を散布し、余分な水を薄肉プレキャストコン
クリート柱5の下部に設けた図示しない排水口より排出
する。
【0030】つぎに、コンクリートポンプ配管またはバ
ケットにより薄肉プレキャストコンクリート柱5の上部
より内部にコンクリートを打設する。打設されたコンク
リートの締め固めは、薄肉プレキャストコンクリート柱
5の上部よりバイブレータ(棒状振動機)を挿入して行
なうことが望ましい。これにより、打ち込まれたコンク
リートは密実になるように柱内から締め固められる。
【0031】なお、コンクリートポンプ配管は、薄肉プ
レキャストコンクリート柱の上部からではなく、薄肉プ
レキャストコンクリート柱の下部付近の挿入口より圧入
するようにしてもよい。
【0032】薄肉プレキャストコンクリート柱の内部に
打設したコンクリートの強度が所定強度に達したら、ボ
ルト27を取り外して、ガイド型枠20を撤去する。こ
の場合、ガイド型枠20の内面は平滑面となっているの
で、目地部分を型枠を取り外した後に補修する必要がな
い。
【0033】図6および図7は本発明の他の実施例を示
し、図6に示す実施例では、ガイド型枠30は、平行に
延びるルーズ孔31を有する水平支持部31と、この水
平支持部31の一側から上方に延びる垂直壁32と、こ
の垂直壁32に先端部を突出させて螺着された調整ボル
ト33と、この調整ボルト33の先端部に垂直壁32と
平行に位置するように溶着された垂直板34と、この垂
直板34の上端から斜め上方に水平支持部の他側に延び
る傾斜案内壁35とから構成され、調整ボルト33を回
動することで垂直板34を前後方向に動かすことで、薄
肉プレキャストコンクリート柱5の柱幅方向の製品誤差
で形成される薄肉プレキャストコンクリート柱5とガイ
ド型枠30の間の隙間をなくすことができる。
【0034】図7に示す実施例は、薄肉プレキャストコ
ンクリート柱5がコンクリート床7の端部に設置されて
いて、ガイド型枠20をコンクリート床7の上に配置で
きない場合のガイド型枠20の配置手段を示し、この実
施例では、L形断面の支持体40を、コンクリート床7
の側面7bに明けた孔にホールインアンカー41にボル
ト42を螺着することで、コンクリート床7の側面7b
に固定し、この支持体40にガイド型枠20を固定す
る。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の薄肉プレキ
ャストコンクリート柱の構築方法によれば、ガイド型枠
を薄肉プレキャストコンクリート柱の建方前に設置して
目地部分の作業を行なうことができ、ガイド型枠内に薄
肉プレキャストコンクリート柱を挿入することでプレキ
ャスト柱の水平位置が決まり、ガイド型枠を取り外した
後の補修作業を必要としない。
【0036】また、本発明のガイド型枠は、ガイド型枠
片およびボルトが汎用性があり、柱寸法の違いにも対処
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による薄肉プレキャストコンクリート柱
の構築方法の中間段階を示す図。
【図2】本発明によるガイド型枠を構成するガイド型枠
片の一部を示す斜視図。
【図3】本発明によるガイド型枠の平面図。
【図4】薄肉プレキャストコンクリート柱を用いた柱の
一部断面図。
【図5】本発明による薄肉プレキャストコンクリート柱
の構築方法のレベル調整材の調整方法を示す図。
【図6】本発明によるガイド型枠の他の実施例を示す
図。
【図7】本発明によるガイド型枠の他の実施例を示す
図。
【図8】従来の薄肉プレキャストコンクリート柱の構築
方法を示す図。
【図9】従来の薄肉プレキャストコンクリート柱の構築
方法を示す図。
【図10】従来のガイド型枠の配置を示す図。
【図11】薄肉プレキャストコンクリート柱とガイド型
枠の配置を示す図。
【図12】薄肉プレキャストコンクリート柱の位置合わ
せを示す図。
【図13】従来のガイド型枠の配置を示す図。
【符号の説明】
5 薄肉プレキャストコンクリート柱 7 コンクリート床 9 レベル調整材 9a ホールインアンカ 10 基準墨 20 ガイド型枠 21 ルーズ孔 22 水平支持部 23 垂直壁 24 傾斜案内壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉プレキャストコンクリート柱の平面位
    置の基準墨をコンクリート床面に出し、上部を外側に傾
    斜した案内部としたガイド型枠をコンクリート床面に設
    けた基準墨に沿って配置するとともに、レベル調整材を
    コンクリート床の柱の水平位置を示す基準高さに配置
    し、薄肉プレキャストコンクリート柱をガイド型枠の直
    上に吊り下げ、薄肉プレキャストコンクリート柱をガイ
    ド型枠の傾斜案内部に沿って下降させ、薄肉プレキャス
    トコンクリート柱をコンクリート床に設けたレベル調整
    材の上に設置し、薄肉プレキャストコンクリート柱の上
    部からコンクリートを打設することを特徴とする薄肉プ
    レキャストコンクリート柱の構築方法。
  2. 【請求項2】薄肉プレキャストコンクリート柱の平面位
    置の基準墨をコンクリート床面に出し、上部を外側に傾
    斜した案内部としたガイド型枠をコンクリート床面に設
    けた基準墨に沿って平行にほぼ近接して配置するととも
    に、レベル調整材をコンクリート床の柱の水平位置を示
    す基準高さに配置し、薄肉プレキャストコンクリート柱
    をガイド型枠の直上に吊り下げ、薄肉プレキャストコン
    クリート柱をガイド型枠の傾斜案内部に沿って下降さ
    せ、薄肉プレキャストコンクリート柱をコンクリート床
    に設けたレベル調整材の上に設置し、ガイド型枠の垂直
    壁の内面と薄肉プレキャストコンクリート柱の外面との
    隙間に調整板を挿入し、薄肉プレキャストコンクリート
    柱の上部からコンクリートを打設することを特徴とする
    薄肉プレキャストコンクリート柱の構築方法。
  3. 【請求項3】調整板は複数の調整板片であることを特徴
    とする請求項2に記載の薄肉プレキャストコンクリート
    柱の構築方法。
  4. 【請求項4】薄肉プレキャストコンクリート柱の平面位
    置の基準墨をコンクリート床面に出し、上部を外側に傾
    斜した案内部としたガイド型枠をコンクリート床面に設
    けた基準墨に沿って平行にほぼ近接して配置するととも
    に、レベル調整材をコンクリート床の柱の水平位置を示
    す基準高さに配置し、薄肉プレキャストコンクリート柱
    をガイド型枠の直上に吊り下げ、薄肉プレキャストコン
    クリート柱をガイド型枠の傾斜案内部に沿って下降さ
    せ、薄肉プレキャストコンクリート柱をコンクリート床
    に設けたレベル調整材の上に設置し、ガイド型枠をガイ
    ド型枠垂直壁の内面が薄肉プレキャストコンクリート柱
    の外面に密着するように動かし、薄肉プレキャストコン
    クリート柱の上部からコンクリートを打設することを特
    徴とする薄肉プレキャストコンクリート柱の構築方法。
  5. 【請求項5】内面が薄肉プレキャストコンクリート柱に
    対応した矩形状になるように組み合わされる複数のガイ
    ド型枠片を有し、各ガイド型枠片は、側縁と平行に延び
    るルーズ孔を有する水平支持部と、この水平支持部の一
    側から上方に延びる垂直壁と、この垂直壁の上端から斜
    め上方に水平支持部の他側に延びる傾斜案内壁とを有す
    ることを特徴とするガイド型枠。
  6. 【請求項6】垂直壁にレベル調整のための開口を設けた
    ことを特徴とする請求項5に記載のガイド型枠。
  7. 【請求項7】内面が薄肉プレキャストコンクリート柱に
    対応した矩形状になるように組み合わされる複数のガイ
    ド型枠片を有し、各ガイド型枠片は、平行に延びるルー
    ズ孔を有する水平支持部と、この水平支持部の一側から
    上方に延びる垂直壁と、この垂直壁に先端部を突出させ
    て螺着された調整ボルトと、この調整ボルトの先端部に
    垂直壁と平行に位置するように溶着された垂直板と、こ
    の垂直板の上端から斜め上方に水平支持部の他側に延び
    る傾斜案内壁とを有することを特徴とするガイド型枠。
JP14665894A 1994-06-28 1994-06-28 薄肉プレキャストコンクリート柱の構築方法およびガイド型枠 Pending JPH0813608A (ja)

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