JPH0813636A - 外壁板の通気見切構造 - Google Patents
外壁板の通気見切構造Info
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- JPH0813636A JPH0813636A JP17347394A JP17347394A JPH0813636A JP H0813636 A JPH0813636 A JP H0813636A JP 17347394 A JP17347394 A JP 17347394A JP 17347394 A JP17347394 A JP 17347394A JP H0813636 A JPH0813636 A JP H0813636A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外壁板の上端の見切部分の通気性を高める。
【構成】 見切部材31の上部に角筒状部分33を折曲
形成して、その角筒状部分33の屋外側及び室内側の両
面の複数箇所に排気口35と吸気口36を間欠的に形成
する。この見切部材31の角筒状部分33の下面と外壁
板28の上端部との間に弾性見切ジョイナー38を押し
込んで挟み込ませる。そして、屋外の風が外壁板28の
外面に衝突してその外面に沿って上昇し、更に軒天井3
0に衝突することで、排気口35の近くで渦巻き流が発
生し、この渦巻き流によって排気口35から角筒状部分
33内の空気が屋外へ引き出され、角筒状部分33内の
圧力が負圧となる。これにより、外壁板28の内面側の
空気(湿気)が角筒状部分33の室内側の吸気口36か
ら角筒状部分33内に半強制的に吸入され、最終的に、
上述した渦巻き流の作用によって排気口35から屋外へ
引き出される。
形成して、その角筒状部分33の屋外側及び室内側の両
面の複数箇所に排気口35と吸気口36を間欠的に形成
する。この見切部材31の角筒状部分33の下面と外壁
板28の上端部との間に弾性見切ジョイナー38を押し
込んで挟み込ませる。そして、屋外の風が外壁板28の
外面に衝突してその外面に沿って上昇し、更に軒天井3
0に衝突することで、排気口35の近くで渦巻き流が発
生し、この渦巻き流によって排気口35から角筒状部分
33内の空気が屋外へ引き出され、角筒状部分33内の
圧力が負圧となる。これにより、外壁板28の内面側の
空気(湿気)が角筒状部分33の室内側の吸気口36か
ら角筒状部分33内に半強制的に吸入され、最終的に、
上述した渦巻き流の作用によって排気口35から屋外へ
引き出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒天井と外壁板の上端
部との隙間に見切部材を介在させて通気性をもたせる外
壁板の通気見切構造に関するものである。
部との隙間に見切部材を介在させて通気性をもたせる外
壁板の通気見切構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冬期には室内暖房の影響により
住宅の外壁板の内面に結露を生じ易く、その結露水によ
り外壁板や下地材に悪影響を及ぼすことが多い。このよ
うな現象を抑止するため、図8に示すように、外壁板1
1の内面側に通気層12を形成すると共に、軒天井13
と外壁板11の上端部との隙間に見切部材14を介在さ
せ、室内側から侵入した湿気を通気層12を通して上方
へ自然対流させ、白抜き矢印で示すように見切部材14
の通気口15から屋外へ排出するように構成したものが
ある。
住宅の外壁板の内面に結露を生じ易く、その結露水によ
り外壁板や下地材に悪影響を及ぼすことが多い。このよ
うな現象を抑止するため、図8に示すように、外壁板1
1の内面側に通気層12を形成すると共に、軒天井13
と外壁板11の上端部との隙間に見切部材14を介在さ
せ、室内側から侵入した湿気を通気層12を通して上方
へ自然対流させ、白抜き矢印で示すように見切部材14
の通気口15から屋外へ排出するように構成したものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の見切部材14は、軒天井13と外壁板11の上端部
との隙間を覆い隠すために、見切部材14の屋外側片部
14aを下方に幅広く垂れ下がらせた形状になっている
ため、見切部材14の通気口15を通過する空気の流路
が白抜き矢印で示すように逆U字状に屈曲してしまう。
このため、通気口15を通過する空気の通風抵抗が大き
くなってしまい、空気(湿気)の排出が妨げられて、防
露効果が低くなってしまうという欠点がある。この場
合、仮に、外観性を無視すれば、見切部材14の屋外側
片部14aを無くして通風抵抗を小さくすることも可能
であるが、見切部材14に単純に通気口15を形成した
だけでは、空気(湿気)の排出を積極的に促進させるこ
とができず、空気の排出性能に限界があり、優れた防露
効果は得られない。
来の見切部材14は、軒天井13と外壁板11の上端部
との隙間を覆い隠すために、見切部材14の屋外側片部
14aを下方に幅広く垂れ下がらせた形状になっている
ため、見切部材14の通気口15を通過する空気の流路
が白抜き矢印で示すように逆U字状に屈曲してしまう。
このため、通気口15を通過する空気の通風抵抗が大き
くなってしまい、空気(湿気)の排出が妨げられて、防
露効果が低くなってしまうという欠点がある。この場
合、仮に、外観性を無視すれば、見切部材14の屋外側
片部14aを無くして通風抵抗を小さくすることも可能
であるが、見切部材14に単純に通気口15を形成した
だけでは、空気(湿気)の排出を積極的に促進させるこ
とができず、空気の排出性能に限界があり、優れた防露
効果は得られない。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、外壁板の内面側から屋外への空
気(湿気)の排出を積極的に促進させることができて、
外壁板の内面側の防露効果を高めることができる外壁板
の通気見切構造を提供することにある。
たもので、その目的は、外壁板の内面側から屋外への空
気(湿気)の排出を積極的に促進させることができて、
外壁板の内面側の防露効果を高めることができる外壁板
の通気見切構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の外壁板の通気見切構造は、軒天井と外壁板
の上端部との隙間に見切部材を介在させて通気性をもた
せるようにしたものにおいて、前記見切部材の少なくと
も一部は、前記軒天井と外壁板の上端部との隙間に沿っ
て延びる空洞部を形成するように角筒状に形成され、そ
の角筒状部分の屋外側及び室内側の両面に通気口が間欠
的に形成された構成となっている(請求項1)。この場
合、前記見切部材の角筒状部分と前記外壁板の上端部と
の間に弾性見切ジョイナーを挟み込んだ構成とすること
が好ましい(請求項2)。
に、本発明の外壁板の通気見切構造は、軒天井と外壁板
の上端部との隙間に見切部材を介在させて通気性をもた
せるようにしたものにおいて、前記見切部材の少なくと
も一部は、前記軒天井と外壁板の上端部との隙間に沿っ
て延びる空洞部を形成するように角筒状に形成され、そ
の角筒状部分の屋外側及び室内側の両面に通気口が間欠
的に形成された構成となっている(請求項1)。この場
合、前記見切部材の角筒状部分と前記外壁板の上端部と
の間に弾性見切ジョイナーを挟み込んだ構成とすること
が好ましい(請求項2)。
【0006】
【作用】上述した本発明の請求項1の構成によれば、次
のような作用によって外壁板の内面側から屋外への空気
(湿気)の排出が促進される。即ち、屋外の風が外壁板
の外面に衝突すると、その少なくとも一部の風が上方へ
方向転換して外壁板の外面に沿って上方へ流れ、軒天井
に衝突して渦巻き状態となる。この渦巻き流が発生する
場所は、主として外壁板の上端部と軒天井との間の部分
であり、この部分には、見切部材の角筒状部分が配置さ
れているため、この角筒状部分の屋外側の通気口(以下
「排気口」という)が渦巻き流に対面した状態になる。
この状態では、渦巻き流の作用によって排気口から角筒
状部分内の空気が屋外へ引き出され、角筒状部分内の圧
力が負圧となる。これにより、外壁板の内面側の空気
(湿気)が角筒状部分の室内側の通気口(以下「吸気
口」という)から角筒状部分内に半強制的に吸入され、
最終的に、上述した渦巻き流の作用によって排気口から
屋外へ引き出される。
のような作用によって外壁板の内面側から屋外への空気
(湿気)の排出が促進される。即ち、屋外の風が外壁板
の外面に衝突すると、その少なくとも一部の風が上方へ
方向転換して外壁板の外面に沿って上方へ流れ、軒天井
に衝突して渦巻き状態となる。この渦巻き流が発生する
場所は、主として外壁板の上端部と軒天井との間の部分
であり、この部分には、見切部材の角筒状部分が配置さ
れているため、この角筒状部分の屋外側の通気口(以下
「排気口」という)が渦巻き流に対面した状態になる。
この状態では、渦巻き流の作用によって排気口から角筒
状部分内の空気が屋外へ引き出され、角筒状部分内の圧
力が負圧となる。これにより、外壁板の内面側の空気
(湿気)が角筒状部分の室内側の通気口(以下「吸気
口」という)から角筒状部分内に半強制的に吸入され、
最終的に、上述した渦巻き流の作用によって排気口から
屋外へ引き出される。
【0007】この場合、見切部材を角筒状に形成して外
壁板の壁厚方向に厚みをもたせることによって、その角
筒状部分の両側に形成した吸気口と排気口の位置をそれ
ぞれ外壁板の内面側の空気(湿気)の流れと屋外の風の
渦巻き流に接近させて対面させることができ、この形態
によって初めて上述した屋外の風力を有効に利用した湿
気の半強制的な排出が可能となる。
壁板の壁厚方向に厚みをもたせることによって、その角
筒状部分の両側に形成した吸気口と排気口の位置をそれ
ぞれ外壁板の内面側の空気(湿気)の流れと屋外の風の
渦巻き流に接近させて対面させることができ、この形態
によって初めて上述した屋外の風力を有効に利用した湿
気の半強制的な排出が可能となる。
【0008】また、請求項2のように、見切部材の角筒
状部分と外壁板の上端部との間に弾性見切ジョイナーを
挟み込むようにすれば、たとえ外壁板の上端部が不揃い
で見切部材の角筒状部分との間の隙間が不均一であった
としても、弾性見切ジョイナーが弾性変形することで、
外壁板の上端部の不揃いを吸収することが可能となり、
外壁板の取付後でも弾性見切ジョイナーを見切部材の角
筒状部分と外壁板の上端部との間の隙間に容易に押し込
むことができる。
状部分と外壁板の上端部との間に弾性見切ジョイナーを
挟み込むようにすれば、たとえ外壁板の上端部が不揃い
で見切部材の角筒状部分との間の隙間が不均一であった
としても、弾性見切ジョイナーが弾性変形することで、
外壁板の上端部の不揃いを吸収することが可能となり、
外壁板の取付後でも弾性見切ジョイナーを見切部材の角
筒状部分と外壁板の上端部との間の隙間に容易に押し込
むことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図5に
基づいて説明する。まず、通気見切構造周辺の構成を図
4に基づいて説明する。室21の内壁面を構成する内装
材22の裏側(屋外側)には断熱材23が配設され、こ
の断熱材23の屋外側に通気ボード24が配設され、こ
の通気ボード24の上端部が、屋根25を支える軒桁2
6の外側面に張り付けられている。この通気ボード24
を挟み込んで固定する下地材27に外壁板28が釘,取
付金具等により張り付けられ、この外壁板28と通気ボ
ード24との間に通気層29が形成されている。この通
気層29は、外壁板28の内面全体をカバーするように
形成され、その上部は軒天井30を貫通して屋根裏に連
通している。
基づいて説明する。まず、通気見切構造周辺の構成を図
4に基づいて説明する。室21の内壁面を構成する内装
材22の裏側(屋外側)には断熱材23が配設され、こ
の断熱材23の屋外側に通気ボード24が配設され、こ
の通気ボード24の上端部が、屋根25を支える軒桁2
6の外側面に張り付けられている。この通気ボード24
を挟み込んで固定する下地材27に外壁板28が釘,取
付金具等により張り付けられ、この外壁板28と通気ボ
ード24との間に通気層29が形成されている。この通
気層29は、外壁板28の内面全体をカバーするように
形成され、その上部は軒天井30を貫通して屋根裏に連
通している。
【0010】この通気層29を上昇する空気(湿気)を
外壁板28の上端部と軒天井30との隙間から屋外に排
出するため、外壁板28の上端部と軒天井30との隙間
には、見切部材31を介在させて通気性をもたせるよう
にしている。この見切部材31の上部は、図1及び図2
に示すように、例えば1枚の金属板を折曲加工すること
によって、軒天井30と外壁板28の上端部との隙間に
沿って延びる空洞部32を形成するように角筒状に折曲
形成され、その角筒状部分33の下面後端部から垂直下
方に延設された垂下片部34が釘,ビス等によって下地
材27に固定されている。
外壁板28の上端部と軒天井30との隙間から屋外に排
出するため、外壁板28の上端部と軒天井30との隙間
には、見切部材31を介在させて通気性をもたせるよう
にしている。この見切部材31の上部は、図1及び図2
に示すように、例えば1枚の金属板を折曲加工すること
によって、軒天井30と外壁板28の上端部との隙間に
沿って延びる空洞部32を形成するように角筒状に折曲
形成され、その角筒状部分33の下面後端部から垂直下
方に延設された垂下片部34が釘,ビス等によって下地
材27に固定されている。
【0011】この実施例では、角筒状部分33の屋外側
の面が斜め下向きとなるように傾斜され、室内側の面が
垂下片部34よりも僅かに屋外側に位置するように折曲
され、これら屋外側及び室内側の両面の複数箇所に通気
口35,36が間欠的に形成されている(以下、屋外側
の通気口35を「排気口35」とし、室内側の通気口3
6を「吸気口36」とする)。更に、角筒状部分33の
吸気口36の上縁には、導風片37が通気層29内に水
平に突出するように形成され、通気層29を上昇する空
気(湿気)をこの導風片37によって吸気口36へ案内
するようになっている。
の面が斜め下向きとなるように傾斜され、室内側の面が
垂下片部34よりも僅かに屋外側に位置するように折曲
され、これら屋外側及び室内側の両面の複数箇所に通気
口35,36が間欠的に形成されている(以下、屋外側
の通気口35を「排気口35」とし、室内側の通気口3
6を「吸気口36」とする)。更に、角筒状部分33の
吸気口36の上縁には、導風片37が通気層29内に水
平に突出するように形成され、通気層29を上昇する空
気(湿気)をこの導風片37によって吸気口36へ案内
するようになっている。
【0012】この見切部材31の角筒状部分33の下面
と外壁板28の上端部との間には、弾性見切ジョイナー
38が挟み込まれている。この弾性見切ジョイナー38
は、例えばゴム等の弾性材料で形成され、上下方向の圧
縮変形を容易にするために中空部39が形成され、更
に、表面に外壁板28の壁面模様に合わせた模様が塗装
等により施されている。
と外壁板28の上端部との間には、弾性見切ジョイナー
38が挟み込まれている。この弾性見切ジョイナー38
は、例えばゴム等の弾性材料で形成され、上下方向の圧
縮変形を容易にするために中空部39が形成され、更
に、表面に外壁板28の壁面模様に合わせた模様が塗装
等により施されている。
【0013】以上のように構成した通気見切構造は次の
ようにして施工される。まず、見切部材31を釘,ビス
等によって下地材27に取り付ける。次いで、外壁板2
8を下地材27に釘,取付金具等によって取り付ける。
この後、見切部材31の角筒状部分33の下面と外壁板
28の上端部との隙間に、弾性見切ジョイナー38を押
し込んで嵌め込む。この際、必要に応じて、予め弾性見
切ジョイナー38に接着剤を塗っておき、弾性見切ジョ
イナー38を見切部材31と外壁板28の上端面に接着
剤により接着するようにしても良い。
ようにして施工される。まず、見切部材31を釘,ビス
等によって下地材27に取り付ける。次いで、外壁板2
8を下地材27に釘,取付金具等によって取り付ける。
この後、見切部材31の角筒状部分33の下面と外壁板
28の上端部との隙間に、弾性見切ジョイナー38を押
し込んで嵌め込む。この際、必要に応じて、予め弾性見
切ジョイナー38に接着剤を塗っておき、弾性見切ジョ
イナー38を見切部材31と外壁板28の上端面に接着
剤により接着するようにしても良い。
【0014】以上のような通気見切構造によれば、次の
ような作用によって外壁板28の内面側から屋外への空
気(湿気)の排出が促進される。即ち、屋外の風が外壁
板28の外面に衝突すると、その少なくとも一部の風が
上方へ方向転換して外壁板28の外面に沿って上方へ流
れ、軒天井30に衝突して渦巻き状態となる。この渦巻
き流が発生する場所は、主として外壁板28の上端部と
軒天井30との間の部分であり、この部分には、見切部
材31の角筒状部分33が配置されているため、この角
筒状部分33の屋外側の排気口35が渦巻き流に対面し
た状態になる。この状態では、渦巻き流の作用によって
排気口35から角筒状部分33内の空気が屋外へ引き出
され、角筒状部分33内の圧力が負圧となる。これによ
り、外壁板28の内面側の空気(湿気)が角筒状部分3
3の室内側の吸気口36から角筒状部分33内に半強制
的に吸入され、最終的に、上述した渦巻き流の作用によ
って排気口35から屋外へ引き出される。
ような作用によって外壁板28の内面側から屋外への空
気(湿気)の排出が促進される。即ち、屋外の風が外壁
板28の外面に衝突すると、その少なくとも一部の風が
上方へ方向転換して外壁板28の外面に沿って上方へ流
れ、軒天井30に衝突して渦巻き状態となる。この渦巻
き流が発生する場所は、主として外壁板28の上端部と
軒天井30との間の部分であり、この部分には、見切部
材31の角筒状部分33が配置されているため、この角
筒状部分33の屋外側の排気口35が渦巻き流に対面し
た状態になる。この状態では、渦巻き流の作用によって
排気口35から角筒状部分33内の空気が屋外へ引き出
され、角筒状部分33内の圧力が負圧となる。これによ
り、外壁板28の内面側の空気(湿気)が角筒状部分3
3の室内側の吸気口36から角筒状部分33内に半強制
的に吸入され、最終的に、上述した渦巻き流の作用によ
って排気口35から屋外へ引き出される。
【0015】この場合、見切部材31の上部を角筒状に
形成して外壁板28の壁厚方向に厚みをもたせることに
よって、その角筒状部分33の両側に形成した吸気口3
6と排気口35の位置をそれぞれ外壁板28の内面側の
空気(湿気)の流れと屋外の風の渦巻き流に接近させて
対面させることができる。これにより、屋外側の渦巻き
流による排気口35からの空気排出作用と、それに伴っ
て引き起こされる吸気口36への吸気作用とを極めて効
果的に発生させることができ、屋外の風力を最大限有効
に利用した湿気の半強制的な排出が可能となる。この結
果、外壁板28の内面側の防露効果が高いものとなり、
結露水による外壁板28や下地材27の経年劣化を抑え
ることができて、耐久性を向上することができる。
形成して外壁板28の壁厚方向に厚みをもたせることに
よって、その角筒状部分33の両側に形成した吸気口3
6と排気口35の位置をそれぞれ外壁板28の内面側の
空気(湿気)の流れと屋外の風の渦巻き流に接近させて
対面させることができる。これにより、屋外側の渦巻き
流による排気口35からの空気排出作用と、それに伴っ
て引き起こされる吸気口36への吸気作用とを極めて効
果的に発生させることができ、屋外の風力を最大限有効
に利用した湿気の半強制的な排出が可能となる。この結
果、外壁板28の内面側の防露効果が高いものとなり、
結露水による外壁板28や下地材27の経年劣化を抑え
ることができて、耐久性を向上することができる。
【0016】本発明者は、上記第1実施例の通気見切構
造による空気(湿気)排出効果を、従来(図8)のもの
と比較する試験を行ったので、その結果を図5に示す。
この試験結果は、建物の北面と南面における通気層29
内の3箇所(A,B,C)の通気状況を風速計で測定し
たものであり、A点は通気層29の下端であり、B点は
通気層29の下端より0.6m上方であり、C点は見切
部材31の下端より0.3m下方である。測定時の屋外
の風状況は、(I)北西の風1〜2m/秒、(II)南南
東の風1〜2m/秒であった。この測定結果から明らか
なように、上記第1実施例の通気見切構造は、従来(図
8)のものよりも、いずれも空気の流れが良くなり、空
気(湿気)排出効果が高いことが分かる。
造による空気(湿気)排出効果を、従来(図8)のもの
と比較する試験を行ったので、その結果を図5に示す。
この試験結果は、建物の北面と南面における通気層29
内の3箇所(A,B,C)の通気状況を風速計で測定し
たものであり、A点は通気層29の下端であり、B点は
通気層29の下端より0.6m上方であり、C点は見切
部材31の下端より0.3m下方である。測定時の屋外
の風状況は、(I)北西の風1〜2m/秒、(II)南南
東の風1〜2m/秒であった。この測定結果から明らか
なように、上記第1実施例の通気見切構造は、従来(図
8)のものよりも、いずれも空気の流れが良くなり、空
気(湿気)排出効果が高いことが分かる。
【0017】また、上記第1実施例では、見切部材31
の角筒状部分33と外壁板28の上端部との間に弾性見
切ジョイナー38を挟み込むようにしたので、たとえ外
壁板28の上端部が不揃いで見切部材31の角筒状部分
33との間の隙間が不均一であったとしても、弾性見切
ジョイナー38が弾性変形することで、外壁板28の上
端部の不揃いを吸収することが可能となり、外壁板28
の取付後に弾性見切ジョイナー38を見切部材31の角
筒状部分33と外壁板28の上端部との間の隙間に容易
に押し込むことができて、施工性を向上することができ
る。しかも、外壁板28の壁面模様に合わせて弾性見切
ジョイナー38の表面に様々な模様を施すことができる
ため、外観性も向上することができる。
の角筒状部分33と外壁板28の上端部との間に弾性見
切ジョイナー38を挟み込むようにしたので、たとえ外
壁板28の上端部が不揃いで見切部材31の角筒状部分
33との間の隙間が不均一であったとしても、弾性見切
ジョイナー38が弾性変形することで、外壁板28の上
端部の不揃いを吸収することが可能となり、外壁板28
の取付後に弾性見切ジョイナー38を見切部材31の角
筒状部分33と外壁板28の上端部との間の隙間に容易
に押し込むことができて、施工性を向上することができ
る。しかも、外壁板28の壁面模様に合わせて弾性見切
ジョイナー38の表面に様々な模様を施すことができる
ため、外観性も向上することができる。
【0018】また、上記第1実施例では、角筒状部分3
3の屋外側の面を斜め下向きに傾斜させることによっ
て、排気口35を屋外の風の渦巻き流に沿わせて、渦巻
き流による吸気作用を一層向上させるようにしている。
更に、角筒状部分33の吸気口36の上縁に導風片37
を形成することによって、通気層29から吸気口36へ
の空気(湿気)の流れの方向転換を一層スムーズに行わ
せるようにしている。
3の屋外側の面を斜め下向きに傾斜させることによっ
て、排気口35を屋外の風の渦巻き流に沿わせて、渦巻
き流による吸気作用を一層向上させるようにしている。
更に、角筒状部分33の吸気口36の上縁に導風片37
を形成することによって、通気層29から吸気口36へ
の空気(湿気)の流れの方向転換を一層スムーズに行わ
せるようにしている。
【0019】しかしながら、本発明はこの構成に限定さ
れず、図6及び図7に示す第2実施例のように構成して
も良い。即ち、この第2実施例の見切部材40は、吸気
口36の上縁に導風片が無く、また、角筒状部分41の
屋外側の面の傾斜も無く、角筒状部分41を断面長方形
状に折曲形成している。これ以外の点は、前述した第1
実施例と同じである。この第2実施例においても、屋外
の風力を有効に利用して外壁板の内面側の湿気を屋外へ
効率良く排出することができて、従来よりも外壁板の内
面側の防露効果を高めることができる。
れず、図6及び図7に示す第2実施例のように構成して
も良い。即ち、この第2実施例の見切部材40は、吸気
口36の上縁に導風片が無く、また、角筒状部分41の
屋外側の面の傾斜も無く、角筒状部分41を断面長方形
状に折曲形成している。これ以外の点は、前述した第1
実施例と同じである。この第2実施例においても、屋外
の風力を有効に利用して外壁板の内面側の湿気を屋外へ
効率良く排出することができて、従来よりも外壁板の内
面側の防露効果を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の通気見切構造によれば、見切部材に角筒状部分を形成
してその両面に通気口(吸気口,排気口)を間欠的に形
成しているので、屋外の風力を有効に利用して外壁板の
内面側の湿気を屋外へ効率良く排出することができて、
外壁板の内面側の防露効果を高めることができ、結露水
による外壁板や下地材の経年劣化を抑えることができ
て、耐久性を向上することができる(請求項1)。
の通気見切構造によれば、見切部材に角筒状部分を形成
してその両面に通気口(吸気口,排気口)を間欠的に形
成しているので、屋外の風力を有効に利用して外壁板の
内面側の湿気を屋外へ効率良く排出することができて、
外壁板の内面側の防露効果を高めることができ、結露水
による外壁板や下地材の経年劣化を抑えることができ
て、耐久性を向上することができる(請求項1)。
【0021】しかも、見切部材の角筒状部分と外壁板の
上端部との間に弾性見切ジョイナーを挟み込むようにし
ているので、たとえ外壁板の上端部が不揃いで見切部材
の角筒状部分との間の隙間が不均一であったとしても、
弾性見切ジョイナーが弾性変形することで、外壁板の上
端部の不揃いを吸収することが可能となり、外壁板の取
付後に弾性見切ジョイナーを見切部材の角筒状部分と外
壁板の上端部との間の隙間に容易に押し込むことができ
て、施工性を向上することができる(請求項2)。しか
も、外壁板の壁面模様に合わせて弾性見切ジョイナーの
表面に様々な模様を施すことができるため、外観性も向
上することができる(請求項2)。
上端部との間に弾性見切ジョイナーを挟み込むようにし
ているので、たとえ外壁板の上端部が不揃いで見切部材
の角筒状部分との間の隙間が不均一であったとしても、
弾性見切ジョイナーが弾性変形することで、外壁板の上
端部の不揃いを吸収することが可能となり、外壁板の取
付後に弾性見切ジョイナーを見切部材の角筒状部分と外
壁板の上端部との間の隙間に容易に押し込むことができ
て、施工性を向上することができる(請求項2)。しか
も、外壁板の壁面模様に合わせて弾性見切ジョイナーの
表面に様々な模様を施すことができるため、外観性も向
上することができる(請求項2)。
【図1】本発明の第1実施例を示す通気見切構造の縦断
側面図
側面図
【図2】見切部材の部分斜視図
【図3】弾性見切ジョイナーの部分斜視図
【図4】通気見切構造の周辺部分の縦断側面図
【図5】第1実施例の通気見切構造の空気(湿気)排出
効果を従来構造のものと比較して説明する図
効果を従来構造のものと比較して説明する図
【図6】本発明の第2実施例を示す通気見切構造の縦断
側面図
側面図
【図7】見切部材の部分斜視図
【図8】従来の通気見切構造の縦断側面図
22…内装材、23…断熱材、24…通気ボード、25
…屋根、27…下地材、28…外壁板、29…通気層、
30…軒天井、31…見切部材、32…空洞部、33…
角筒状部分、35…排気口(通気口)、36…吸気口
(通気口)、37…導風片、38…弾性見切ジョイナ
ー、40…見切部材、41…角筒状部分。
…屋根、27…下地材、28…外壁板、29…通気層、
30…軒天井、31…見切部材、32…空洞部、33…
角筒状部分、35…排気口(通気口)、36…吸気口
(通気口)、37…導風片、38…弾性見切ジョイナ
ー、40…見切部材、41…角筒状部分。
Claims (2)
- 【請求項1】 軒天井と外壁板の上端部との隙間に見切
部材を介在させて通気性をもたせる外壁板の通気見切構
造において、 前記見切部材の少なくとも一部は、前記軒天井と外壁板
の上端部との隙間に沿って延びる空洞部を形成するよう
に角筒状に形成され、その角筒状部分の室外側及び室内
側の両面に通気口が間欠的に形成されていることを特徴
とする外壁板の通気見切構造。 - 【請求項2】 前記見切部材の角筒状部分と前記外壁板
の上端部との間に弾性見切ジョイナーが挟み込まれてい
ることを特徴とする請求項1記載の外壁板の通気見切構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17347394A JPH0813636A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 外壁板の通気見切構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17347394A JPH0813636A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 外壁板の通気見切構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0813636A true JPH0813636A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15961141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17347394A Pending JPH0813636A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | 外壁板の通気見切構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0813636A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010189981A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Ig Kogyo Kk | 壁構造 |
-
1994
- 1994-07-01 JP JP17347394A patent/JPH0813636A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010189981A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Ig Kogyo Kk | 壁構造 |
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