JPH08136458A - 蛍光・燐光測定装置 - Google Patents
蛍光・燐光測定装置Info
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- JPH08136458A JPH08136458A JP27667494A JP27667494A JPH08136458A JP H08136458 A JPH08136458 A JP H08136458A JP 27667494 A JP27667494 A JP 27667494A JP 27667494 A JP27667494 A JP 27667494A JP H08136458 A JPH08136458 A JP H08136458A
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Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】効率良く蛍光と燐光を測定することができる蛍
光・燐光測定装置を提供する。 【構成】 高圧電源1によりパルス点灯される光源2か
ら放射された光を分光器3が波長選択し、所定波長のパ
ルス励起光hνを被測定物Mに照射する。被測定物Mか
ら放射される光発光hν’を光電変換素子5が光電変換
し、プリアンプ8が線形増幅した後、対数アンプ9が対
数増幅する。A/D変換器10は、サンプリング周期決
定回路11から出力される次第に対数関数的にパルス間
隔が長くなるサンプリングクロックPsに同期して対数
アンプ9の出力信号Sqをデジタルデータに変換し、演
算制御部12へ供給する。そして、分光器3が選択波長
を変化させる毎に同様の測定処理を繰り返し、演算制御
部12は、得られたデジタルデータを統計処理等するこ
とにより、蛍光と燐光についての分光分布を演算する。
光・燐光測定装置を提供する。 【構成】 高圧電源1によりパルス点灯される光源2か
ら放射された光を分光器3が波長選択し、所定波長のパ
ルス励起光hνを被測定物Mに照射する。被測定物Mか
ら放射される光発光hν’を光電変換素子5が光電変換
し、プリアンプ8が線形増幅した後、対数アンプ9が対
数増幅する。A/D変換器10は、サンプリング周期決
定回路11から出力される次第に対数関数的にパルス間
隔が長くなるサンプリングクロックPsに同期して対数
アンプ9の出力信号Sqをデジタルデータに変換し、演
算制御部12へ供給する。そして、分光器3が選択波長
を変化させる毎に同様の測定処理を繰り返し、演算制御
部12は、得られたデジタルデータを統計処理等するこ
とにより、蛍光と燐光についての分光分布を演算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物の微量分析な
どを行うために、蛍光と燐光を測定する測定装置に関す
る。
どを行うために、蛍光と燐光を測定する測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ある種の物質は紫外線や可視光線のよう
な光のエネルギーを吸収して熱を伴うことなしに再び光
を放射する所謂光ルミネセンス現象を有する。蛍光や燐
光はこの光ルミネセンスのことをいい、光の吸収によっ
て物質を構成する原子や分子に引き起こされる電子のエ
ネルギー準位の変化(電子遷移の過程)としてとらえら
れている。
な光のエネルギーを吸収して熱を伴うことなしに再び光
を放射する所謂光ルミネセンス現象を有する。蛍光や燐
光はこの光ルミネセンスのことをいい、光の吸収によっ
て物質を構成する原子や分子に引き起こされる電子のエ
ネルギー準位の変化(電子遷移の過程)としてとらえら
れている。
【0003】そして、蛍光と燐光を分光分析すること
は、分子の電子構造やその分子が光を吸収することによ
って電子の状態がどのように変化するか等を定量的に解
析する上で極めて重要である。
は、分子の電子構造やその分子が光を吸収することによ
って電子の状態がどのように変化するか等を定量的に解
析する上で極めて重要である。
【0004】従来の蛍光分析装置は、被測定物に励起光
を照射し、光発光を受光して蛍光のスペクトルを定量的
に測定していた。
を照射し、光発光を受光して蛍光のスペクトルを定量的
に測定していた。
【0005】一方、燐光分析装置は、ホロスコープを適
用して、被測定物に励起光を照射したときに放射される
光発光から励起光と蛍光成分を分離することにより、燐
光のスペクトルを定量的に測定していた。
用して、被測定物に励起光を照射したときに放射される
光発光から励起光と蛍光成分を分離することにより、燐
光のスペクトルを定量的に測定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蛍光分析装置は、螢光とりん光を分離するこ
とができなかった。一方、従来の燐光分析装置にあって
も同様に、機械的要素で構成されており精度良く測定す
ることが極めて困難である問題に加えて、燐光が比較的
長時間に渡って発生することから、燐光成分の信号利用
率が悪いという問題があった。
うな従来の蛍光分析装置は、螢光とりん光を分離するこ
とができなかった。一方、従来の燐光分析装置にあって
も同様に、機械的要素で構成されており精度良く測定す
ることが極めて困難である問題に加えて、燐光が比較的
長時間に渡って発生することから、燐光成分の信号利用
率が悪いという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みて成された
ものであり、効率良く個々の蛍光と燐光を同時に測定す
ることができる蛍光・燐光測定装置を提供することを目
的とする。
ものであり、効率良く個々の蛍光と燐光を同時に測定す
ることができる蛍光・燐光測定装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明の蛍光・燐光測定装置は、被測定物に任
意波長のパルス励起光を照射する励起光照射部と、前記
被測定物から放射される光発光を受光して電気の測定信
号に変換する光電変換部と、前記光電変換手段から出力
される測定信号を対数増幅する対数増幅部と、前記対数
増幅部から出力される信号を所定のサンプリングタイミ
ングに同期してデジタルデータに変換するアナログデジ
タル変換部と、前記アナログデジタル変換部のサンプリ
ングタイミングを、前記光発光の発生初期から時間の経
過とともに対数関数的に次第に長く設定するサンプリン
グ周期決定部とを備える構成とした。
るために本発明の蛍光・燐光測定装置は、被測定物に任
意波長のパルス励起光を照射する励起光照射部と、前記
被測定物から放射される光発光を受光して電気の測定信
号に変換する光電変換部と、前記光電変換手段から出力
される測定信号を対数増幅する対数増幅部と、前記対数
増幅部から出力される信号を所定のサンプリングタイミ
ングに同期してデジタルデータに変換するアナログデジ
タル変換部と、前記アナログデジタル変換部のサンプリ
ングタイミングを、前記光発光の発生初期から時間の経
過とともに対数関数的に次第に長く設定するサンプリン
グ周期決定部とを備える構成とした。
【0009】一実施態様としては、前記励起光照射部
は、高圧電源によって駆動されるXeランプより出射さ
れる光を、任意の選択波長に設定することが可能な分光
器によってパルス励起光を実現するようにした。前記光
電変換部は、被測定物から放射される光発光(蛍光と燐
光)から上記のパルス励起光と等しい波長成分を分光す
る分光器とその分光光を光電変換する光電子増倍管等で
実現した。前記対数アンプは、トランジスタ技術により
増幅率が対数関数的に変化する対数アンプで実現した。
前記アナログデジタル変換部は、所定ビットのデジタル
データに変換するA/D変換器で実現した。前記サンプ
リング周期決定部は、所定周波数のクロック信号を計数
しその計数値に応じて対数関数的に次第に時間間隔が長
くなっていくサンプリングクロックを発生させ、かかる
サンプリングクロックに同期して前記A/D変換器に変
換動作を行わせる構成とした。
は、高圧電源によって駆動されるXeランプより出射さ
れる光を、任意の選択波長に設定することが可能な分光
器によってパルス励起光を実現するようにした。前記光
電変換部は、被測定物から放射される光発光(蛍光と燐
光)から上記のパルス励起光と等しい波長成分を分光す
る分光器とその分光光を光電変換する光電子増倍管等で
実現した。前記対数アンプは、トランジスタ技術により
増幅率が対数関数的に変化する対数アンプで実現した。
前記アナログデジタル変換部は、所定ビットのデジタル
データに変換するA/D変換器で実現した。前記サンプ
リング周期決定部は、所定周波数のクロック信号を計数
しその計数値に応じて対数関数的に次第に時間間隔が長
くなっていくサンプリングクロックを発生させ、かかる
サンプリングクロックに同期して前記A/D変換器に変
換動作を行わせる構成とした。
【0010】また、前記励起光照射部は、波長の異なる
複数のパルス励起光を所定の測定周期毎に順次に被測定
物に照射し、前記光電変換部、前記対数増幅部、前記ア
ナログデジタル変換部及び前記サンプリング周期決定部
が、前記測定周期毎に前記各波長についての蛍光及び燐
光を測定する構成とした。
複数のパルス励起光を所定の測定周期毎に順次に被測定
物に照射し、前記光電変換部、前記対数増幅部、前記ア
ナログデジタル変換部及び前記サンプリング周期決定部
が、前記測定周期毎に前記各波長についての蛍光及び燐
光を測定する構成とした。
【0011】また、前記測定周期毎に前記各波長につい
ての蛍光及び燐光を測定することにより得られるデジタ
ルデータを統計処理することにより、各波長毎の強度分
布を演算するマイクロコンピュータシステム等から成る
演算制御部を備えた。
ての蛍光及び燐光を測定することにより得られるデジタ
ルデータを統計処理することにより、各波長毎の強度分
布を演算するマイクロコンピュータシステム等から成る
演算制御部を備えた。
【0012】また、前記演算制御部は、蛍光発生期間に
おける測定によって得られるデジタルデータについて統
計処理を行うことにより、蛍光についての分光分布を演
算し、燐光発生期間における測定によって得られるデジ
タルデータについて統計処理することにより、燐光につ
いての分光分布を演算する構成とした。
おける測定によって得られるデジタルデータについて統
計処理を行うことにより、蛍光についての分光分布を演
算し、燐光発生期間における測定によって得られるデジ
タルデータについて統計処理することにより、燐光につ
いての分光分布を演算する構成とした。
【0013】
【作用】このような構成を有する本発明の蛍光・燐光測
定装置によれば、対数増幅部が光電変換して得られる測
定信号を対数圧縮伸長するので、高強度の蛍光と低強度
の燐光をアナログデジタル変換部の変換可能なスパン範
囲内でのデジタルデータに変換することができ、蛍光と
燐光を同時測定することを可能にする。
定装置によれば、対数増幅部が光電変換して得られる測
定信号を対数圧縮伸長するので、高強度の蛍光と低強度
の燐光をアナログデジタル変換部の変換可能なスパン範
囲内でのデジタルデータに変換することができ、蛍光と
燐光を同時測定することを可能にする。
【0014】アナログデジタル変換部は、前記光発光の
発生初期から時間の経過とともに対数関数的に次第に長
くなるサンプリングクロックに同期してデジタルデータ
を出力するので、光発光の初期に短時間で生じる蛍光を
測定することができると共に、比較的長時間にわたって
発生する燐光を高利用率で測定することができる。
発生初期から時間の経過とともに対数関数的に次第に長
くなるサンプリングクロックに同期してデジタルデータ
を出力するので、光発光の初期に短時間で生じる蛍光を
測定することができると共に、比較的長時間にわたって
発生する燐光を高利用率で測定することができる。
【0015】このように、被測定物から放射される蛍光
と燐光に係わる測定信号を対数圧縮伸長して対数時間の
サンプリングタイミングに同期してデジタルデータに変
換するので、蛍光と燐光を同時に測定することを可能に
し、従来技術のように、蛍光分析装置と燐光分析装置に
よって別個に測定しなければならないという煩雑な作業
が解消される。
と燐光に係わる測定信号を対数圧縮伸長して対数時間の
サンプリングタイミングに同期してデジタルデータに変
換するので、蛍光と燐光を同時に測定することを可能に
し、従来技術のように、蛍光分析装置と燐光分析装置に
よって別個に測定しなければならないという煩雑な作業
が解消される。
【0016】
【実施例】以下、本発明による蛍光及び燐光の測定装置
の一実施例を図面と共に説明する。図1に基づいて装置
の全体構成を説明すると、高圧電源1からの電力供給に
よって点灯する励起光源2に対応して第1の分光器3が
設けられ、第1の分光器3と第2の分光器4との間に被
測定試料Mを介在させるようになっている。高圧電源1
は、例えば浜松ホトニクス社製電源(製品型式名C36
84)などが適用され、励起光源2は、例えば浜松ホト
ニクス社製のXeランプ(製品型式名L4634)など
が適用され、励起光源2が高圧電源1から供給されるパ
ルス電力に応じてパルス状の光を第1の分光器3へ出射
する。第1の分光器3は、励起光源2からの出射光のう
ちの所定波長λi の光(以下、パルス励起光と呼ぶ)h
νを選択して被測定試料Mへ照射する。第2の分光器4
は、パルス励起光hνが照射されるのに対応して被測定
試料Mから放出される蛍光と燐光を受け、第1の分光器
3と等しい選択波長λi の光成分hν’を選択して光電
変換素子5へ出力する。更に、第1,第2の分光器3,
4は、モーター駆動回路7からの電力供給によって作動
する分光器駆動用モーター6に連結されており、この分
光器駆動用モータ−6が所定の動作をすることにより、
第1,第2の分光器3,4の分光波長λiを可変制御す
るようになっている。また、光電変換素子5は、例えば
浜松ホトニクス社製の光電子増倍管(製品型式名R92
8)などが適用されている。
の一実施例を図面と共に説明する。図1に基づいて装置
の全体構成を説明すると、高圧電源1からの電力供給に
よって点灯する励起光源2に対応して第1の分光器3が
設けられ、第1の分光器3と第2の分光器4との間に被
測定試料Mを介在させるようになっている。高圧電源1
は、例えば浜松ホトニクス社製電源(製品型式名C36
84)などが適用され、励起光源2は、例えば浜松ホト
ニクス社製のXeランプ(製品型式名L4634)など
が適用され、励起光源2が高圧電源1から供給されるパ
ルス電力に応じてパルス状の光を第1の分光器3へ出射
する。第1の分光器3は、励起光源2からの出射光のう
ちの所定波長λi の光(以下、パルス励起光と呼ぶ)h
νを選択して被測定試料Mへ照射する。第2の分光器4
は、パルス励起光hνが照射されるのに対応して被測定
試料Mから放出される蛍光と燐光を受け、第1の分光器
3と等しい選択波長λi の光成分hν’を選択して光電
変換素子5へ出力する。更に、第1,第2の分光器3,
4は、モーター駆動回路7からの電力供給によって作動
する分光器駆動用モーター6に連結されており、この分
光器駆動用モータ−6が所定の動作をすることにより、
第1,第2の分光器3,4の分光波長λiを可変制御す
るようになっている。また、光電変換素子5は、例えば
浜松ホトニクス社製の光電子増倍管(製品型式名R92
8)などが適用されている。
【0017】光電変換素子5で光電変換されて出力され
る測定信号Sinは、プリアンプ8によって電気信号処理
可能な振幅レベルまで増幅され、更に対数アンプ9によ
って増幅されてA/D変換器10へ供給される。ここ
で、プリアンプ8は、所定の利得を有する線形増幅器で
あるのに対して、対数アンプ9は、入力された信号につ
いて対数圧縮伸長を行う。即ち、入力される信号を
Sin’、出力信号をSqとすれば、対数アンプ9は、 Sq=K・log(Sin’) …(1) の関係式で表される対数増幅特性を有する。尚、Kはス
ケールファクタである。
る測定信号Sinは、プリアンプ8によって電気信号処理
可能な振幅レベルまで増幅され、更に対数アンプ9によ
って増幅されてA/D変換器10へ供給される。ここ
で、プリアンプ8は、所定の利得を有する線形増幅器で
あるのに対して、対数アンプ9は、入力された信号につ
いて対数圧縮伸長を行う。即ち、入力される信号を
Sin’、出力信号をSqとすれば、対数アンプ9は、 Sq=K・log(Sin’) …(1) の関係式で表される対数増幅特性を有する。尚、Kはス
ケールファクタである。
【0018】図2は、プリアンプ8と対数アンプ9の具
体例を示す。プリアンプ8は、光電変換素子(光電子増
倍管)5の出力端子に発生する増倍信号を電圧の測定信
号Sinに変換する負荷抵抗RL と、測定信号Sinを入力
抵抗r1 を介して反転入力接点に入力される差動増幅器
A1 と、過大振幅の測定信号Sinの入力を抑止するダイ
オードD1 ,D2 から成るクリップ回路と、差動増幅器
A1 の利得を設定及び調整する帰還抵抗r2 ,r3 と、
周波数帯域を決定するための帰還コンデンサC1 で構成
され、差動増幅器A1 の非反転入力接点はグランドに接
続されている。そして、かかるプリアンプ8は、測定信
号Sinを電圧増幅し、その出力の信号Sin’を対数アン
プ9内の入力抵抗r4 を介して差動増幅器A2 の反転入
力接点へ供給する。
体例を示す。プリアンプ8は、光電変換素子(光電子増
倍管)5の出力端子に発生する増倍信号を電圧の測定信
号Sinに変換する負荷抵抗RL と、測定信号Sinを入力
抵抗r1 を介して反転入力接点に入力される差動増幅器
A1 と、過大振幅の測定信号Sinの入力を抑止するダイ
オードD1 ,D2 から成るクリップ回路と、差動増幅器
A1 の利得を設定及び調整する帰還抵抗r2 ,r3 と、
周波数帯域を決定するための帰還コンデンサC1 で構成
され、差動増幅器A1 の非反転入力接点はグランドに接
続されている。そして、かかるプリアンプ8は、測定信
号Sinを電圧増幅し、その出力の信号Sin’を対数アン
プ9内の入力抵抗r4 を介して差動増幅器A2 の反転入
力接点へ供給する。
【0019】一方、対数アンプ9は、上記の差動増幅器
A2 と他の差動増幅器A3 、NPNトランジスタT
r1 ,Tr2 などで構成されている。
A2 と他の差動増幅器A3 、NPNトランジスタT
r1 ,Tr2 などで構成されている。
【0020】差動増幅器A2 については、その非反転入
力接点が、入力抵抗r4 と等しい抵抗値の抵抗r5 を介
してグランドに接続されると共に、その非反転入力接点
と出力接点との間に帰還コンデンサC2 が接続されてい
る。更に、その非反転入力接点がNPNトランジスタT
r1 のコレクタに接続され、その出力接点が出力抵抗r
6 ,r7 を介してグランドに接続され、これらの出力抵
抗r6 ,r7 の接続接点がNPNトランジスタTr2 の
ベースに接続されている。NPNトランジスタTr1 の
ベースはグランドに接続され、NPNトランジスタTr
1 ,Tr2 のエミッタが共通接続されている。
力接点が、入力抵抗r4 と等しい抵抗値の抵抗r5 を介
してグランドに接続されると共に、その非反転入力接点
と出力接点との間に帰還コンデンサC2 が接続されてい
る。更に、その非反転入力接点がNPNトランジスタT
r1 のコレクタに接続され、その出力接点が出力抵抗r
6 ,r7 を介してグランドに接続され、これらの出力抵
抗r6 ,r7 の接続接点がNPNトランジスタTr2 の
ベースに接続されている。NPNトランジスタTr1 の
ベースはグランドに接続され、NPNトランジスタTr
1 ,Tr2 のエミッタが共通接続されている。
【0021】差動増幅器A3 については、その反転入力
接点がバイアス抵抗r8 を介して所定の電圧源VCCに接
続されると共に、NPNトランジスタTr2 のコレクタ
に接続され、更に、帰還コンデンサC3 を介して出力接
点にも接続されている。その非反転入力接点が、抵抗r
8 と等しい抵抗値のバイアス抵抗r9 を介してグランド
に接続されている。更に、その出力接点が出力抵抗r10
を介して、NPNトランジスタTr1 ,Tr2 のエミッ
タに接続されている。
接点がバイアス抵抗r8 を介して所定の電圧源VCCに接
続されると共に、NPNトランジスタTr2 のコレクタ
に接続され、更に、帰還コンデンサC3 を介して出力接
点にも接続されている。その非反転入力接点が、抵抗r
8 と等しい抵抗値のバイアス抵抗r9 を介してグランド
に接続されている。更に、その出力接点が出力抵抗r10
を介して、NPNトランジスタTr1 ,Tr2 のエミッ
タに接続されている。
【0022】かかる構成の対数アンプ9によれば、NP
NトランジスタTr1 のコレクタに流れる電流をI
c1 、NPNトランジスタTr2 のコレクタに流れる電
流をIc2 、差動増幅器A2 の出力接点に発生する出力
信号をSqとすれば、 Ic1 =Sin’/r4 、 Ic2 =VCC/r8 、 Sq=K・log(Ic1 /Ic2 ) …(2) の関係式で表すことができる対数増幅特性が得られ、上
記式(1) を満足する具体的な対数アンプが実現される。
尚、Kは、差動増幅器A1 ,A2 に付随する抵抗r6 ,
r7 によって設定されるスケールファクタである。
NトランジスタTr1 のコレクタに流れる電流をI
c1 、NPNトランジスタTr2 のコレクタに流れる電
流をIc2 、差動増幅器A2 の出力接点に発生する出力
信号をSqとすれば、 Ic1 =Sin’/r4 、 Ic2 =VCC/r8 、 Sq=K・log(Ic1 /Ic2 ) …(2) の関係式で表すことができる対数増幅特性が得られ、上
記式(1) を満足する具体的な対数アンプが実現される。
尚、Kは、差動増幅器A1 ,A2 に付随する抵抗r6 ,
r7 によって設定されるスケールファクタである。
【0023】再び図1において、A/D変換器10は、
対数アンプ9の出力信号Sqを、サンプリング周期決定
回路11からのサンプリングクロックPsに同期して、
1ワード当り所定ビットnから成る測定データDqに変
換し、マイクロコンピュータシステムからなる演算制御
部12へ供給する。演算制御部12は、半導体メモリか
ら成る記憶領域を有し、測定データDqを逐一記憶する
ようになっている。
対数アンプ9の出力信号Sqを、サンプリング周期決定
回路11からのサンプリングクロックPsに同期して、
1ワード当り所定ビットnから成る測定データDqに変
換し、マイクロコンピュータシステムからなる演算制御
部12へ供給する。演算制御部12は、半導体メモリか
ら成る記憶領域を有し、測定データDqを逐一記憶する
ようになっている。
【0024】そして、かかるシステム構成を有する蛍光
及び燐光の測定装置は、内蔵されているタイミング制御
回路13から出力される各種の同期信号CM ,CV ,C
S ,CU に従って同期動作する。
及び燐光の測定装置は、内蔵されているタイミング制御
回路13から出力される各種の同期信号CM ,CV ,C
S ,CU に従って同期動作する。
【0025】ここで、サンプリング周期決定回路11は
例えば図3に示す構成となっており、対数関数に従って
発生周期τが次第に長くなるサンプリングクロックPs
をA/D変換器10へ供給する。更に詳述すれば、サン
プリング周期決定回路11は、可変周波数発振器11a
とカウンタ回路11b 及び、読出専用メモリ(ROM)
等から成るルックアップテーブル11c とを備え、これ
らの回路の動作は、タイミング制御回路13から出力さ
れる同期信号CS に含まれるイネーブル信号ENと周波
数設定信号VAとリセット信号CLによって制御される
ようになっている。そして、ルックアップテーブル11
c には、図4に示すように、アドレスデータADRに対
応して“0”又は“1”の論理データを出力するための
ビットパターンが予め記憶されており、かかる“0”
“1”の論理データの配列は、一定周期でインクリメン
ト(又はデクリメント)するアドレスデータADRが印
加されるのに対応して、対数関数に従った周期τで論理
“1”のビットデータが出力される関係に設定されてい
る。
例えば図3に示す構成となっており、対数関数に従って
発生周期τが次第に長くなるサンプリングクロックPs
をA/D変換器10へ供給する。更に詳述すれば、サン
プリング周期決定回路11は、可変周波数発振器11a
とカウンタ回路11b 及び、読出専用メモリ(ROM)
等から成るルックアップテーブル11c とを備え、これ
らの回路の動作は、タイミング制御回路13から出力さ
れる同期信号CS に含まれるイネーブル信号ENと周波
数設定信号VAとリセット信号CLによって制御される
ようになっている。そして、ルックアップテーブル11
c には、図4に示すように、アドレスデータADRに対
応して“0”又は“1”の論理データを出力するための
ビットパターンが予め記憶されており、かかる“0”
“1”の論理データの配列は、一定周期でインクリメン
ト(又はデクリメント)するアドレスデータADRが印
加されるのに対応して、対数関数に従った周期τで論理
“1”のビットデータが出力される関係に設定されてい
る。
【0026】例えば、アドレスデータADRがインクリ
メントする周期がτo =1μsecであるとすれば、ア
ドレスデータADRが10進数の「1」の時と、「1
0」の時と、「100」の時と、以下同様に「10x 」
(xは3以上の整数)となる時に、論理“1”のビット
データが出力され、アドレスデータADRが他の値のと
きには論理“0”のビットデータが出力されることによ
り、τo 、10×τo 、100×τo …10x ×τo の
経過時刻毎にA/D変換器10のサンプリング動作を指
令するためのサンプリングクロックPsを発生させる。
メントする周期がτo =1μsecであるとすれば、ア
ドレスデータADRが10進数の「1」の時と、「1
0」の時と、「100」の時と、以下同様に「10x 」
(xは3以上の整数)となる時に、論理“1”のビット
データが出力され、アドレスデータADRが他の値のと
きには論理“0”のビットデータが出力されることによ
り、τo 、10×τo 、100×τo …10x ×τo の
経過時刻毎にA/D変換器10のサンプリング動作を指
令するためのサンプリングクロックPsを発生させる。
【0027】カウンタ11b は、リセット信号CLの印
加に応じて内部データをクリアし、イネーブル信号EN
が所定の論理レベルのときに可変周波数発振器11a か
らのクロック信号CKf を計数することによって、アド
レスデータADRを出力する。可変周波数発振器11a
は、周波数設定信号VAで指定される周波数のクロック
信号CKf をカウンタ11b に供給するようになってい
る。また、ルックアップテーブル11c は、イネーブル
信号ENが上記所定の論理レベルのときにサンプリング
クロックPsを出力する。
加に応じて内部データをクリアし、イネーブル信号EN
が所定の論理レベルのときに可変周波数発振器11a か
らのクロック信号CKf を計数することによって、アド
レスデータADRを出力する。可変周波数発振器11a
は、周波数設定信号VAで指定される周波数のクロック
信号CKf をカウンタ11b に供給するようになってい
る。また、ルックアップテーブル11c は、イネーブル
信号ENが上記所定の論理レベルのときにサンプリング
クロックPsを出力する。
【0028】かかる構成のサンプリング周期決定回路1
1によると、上記のように、時間経過に伴って、カウン
タ11b の計数値(アドレスデータADRに相当する)
が増加するにしたがって、A/D変換器10のサンプリ
ング間隔τが対数関数的に拡がっていき、更に、周波数
設定信号VAによってクロック信号CKf の周波数を変
更すれば、上記の周期τo を変更することができるの
で、各サンプリング間隔τを適宜に変更・調節すること
ができる。
1によると、上記のように、時間経過に伴って、カウン
タ11b の計数値(アドレスデータADRに相当する)
が増加するにしたがって、A/D変換器10のサンプリ
ング間隔τが対数関数的に拡がっていき、更に、周波数
設定信号VAによってクロック信号CKf の周波数を変
更すれば、上記の周期τo を変更することができるの
で、各サンプリング間隔τを適宜に変更・調節すること
ができる。
【0029】再び図1において、測定者は、測定しよう
とする蛍光と燐光の波長λi 及びA/D変換器10のサ
ンプリング間隔τを演算制御部12に対して指示するよ
うになっている。この指令に対応して演算制御部12が
タイミング制御回路13に測定手順を内部設定させる。
m種類の異なった波長λ1 〜λm を測定する指示がなさ
れた場合には、図5のタイミングチャートに示される如
く、夫々所定測定周期T(時間軸tは対数座標で示す)
の計測をm回繰り返すこととし、且つ各測定周期T内で
の上記時間対数のサンプリング間隔τを決める。そし
て、各測定期間Tの最初に同期信号CM をモーター駆動
回路7に供給することによって第1,第2の分光器3,
4の選択波長をλ1 に設定させ、次に、同期信号CS を
サンプリング周期決定回路11に供給することにより
(同図(a))、上記時間対数のサンプリング間隔τに
同期したサンプリングクロックPsをA/D変換器10
に供給し(同図(b))、更に同期信号CV を高圧電源
1に供給することによって励起光源2を所定期間だけパ
ルス点灯させることにより(同図(c))、波長λ1 の
励起光hνを被測定試料Mに照射し(同図(d))、被
測定試料Mから発生する蛍光と燐光の波長λ1 の光成分
(同図(e))を測定し、演算制御部12の記憶領域に
サンプリングクロックPsに同期した測定データDqを
記憶する。そして、かかる1回目の測定が完了すると、
次の測定周期Tにおいても同様に、次の選択波長λ2 の
設定及び励起光源2のパルス点灯を行い、選択波長λ2
についての蛍光と燐光を測定して、その波長λ2 につい
ての測定データDqを記憶する。残りの選択波長λ3 〜
λm についても同様にして所定の測定周期T毎に測定を
繰り返すことにより、指示された全ての波長λ1 〜λm
についての燐光と蛍光の分光特性を示す測定データDq
を演算制御部12の記憶領域に記憶する。そして、演算
制御部12は、測定データDqについて逆対数演算を行
うことにより、元の線型データに変換した後、各波長λ
1 〜λm 毎に線型データを加算平均するなどの統計処理
を行うことによって、被測定試料Mの分光特性を求め、
図示しないモニターテレビジョン等に表示させる。
とする蛍光と燐光の波長λi 及びA/D変換器10のサ
ンプリング間隔τを演算制御部12に対して指示するよ
うになっている。この指令に対応して演算制御部12が
タイミング制御回路13に測定手順を内部設定させる。
m種類の異なった波長λ1 〜λm を測定する指示がなさ
れた場合には、図5のタイミングチャートに示される如
く、夫々所定測定周期T(時間軸tは対数座標で示す)
の計測をm回繰り返すこととし、且つ各測定周期T内で
の上記時間対数のサンプリング間隔τを決める。そし
て、各測定期間Tの最初に同期信号CM をモーター駆動
回路7に供給することによって第1,第2の分光器3,
4の選択波長をλ1 に設定させ、次に、同期信号CS を
サンプリング周期決定回路11に供給することにより
(同図(a))、上記時間対数のサンプリング間隔τに
同期したサンプリングクロックPsをA/D変換器10
に供給し(同図(b))、更に同期信号CV を高圧電源
1に供給することによって励起光源2を所定期間だけパ
ルス点灯させることにより(同図(c))、波長λ1 の
励起光hνを被測定試料Mに照射し(同図(d))、被
測定試料Mから発生する蛍光と燐光の波長λ1 の光成分
(同図(e))を測定し、演算制御部12の記憶領域に
サンプリングクロックPsに同期した測定データDqを
記憶する。そして、かかる1回目の測定が完了すると、
次の測定周期Tにおいても同様に、次の選択波長λ2 の
設定及び励起光源2のパルス点灯を行い、選択波長λ2
についての蛍光と燐光を測定して、その波長λ2 につい
ての測定データDqを記憶する。残りの選択波長λ3 〜
λm についても同様にして所定の測定周期T毎に測定を
繰り返すことにより、指示された全ての波長λ1 〜λm
についての燐光と蛍光の分光特性を示す測定データDq
を演算制御部12の記憶領域に記憶する。そして、演算
制御部12は、測定データDqについて逆対数演算を行
うことにより、元の線型データに変換した後、各波長λ
1 〜λm 毎に線型データを加算平均するなどの統計処理
を行うことによって、被測定試料Mの分光特性を求め、
図示しないモニターテレビジョン等に表示させる。
【0030】図6は、ある選択波長λi に設定されたと
きの1測定周期Tにおける測定原理を詳細に示す。尚、
縦軸は、対数アンプ9から出力される測定信号Sqのレ
ベルを対数で示し、横軸は、時間tの対数で示してい
る。図4(d)に示したように、被測定対象物Mに対し
て波長λi の励起光hνを照射し、この照射時刻がt=
0であるとすると、励起光の持続時間が数μsecであ
るため、最初の約10μsec程度の短い期間において
は、被測定対象物Mからの光発光hν’のほとんどが蛍
光となり、それ以降の長時間においては燐光となって徐
々に減衰する。そして、蛍光の最大輝度は極めて高くな
るが、対数アンプ9によって対数圧縮されてからA/D
変換器10が測定データDqに変換されるので、A/D
変換器10の変換スパンの範囲内において有効な測定デ
ータDqを得ることができる。また、蛍光に対して約1
03 分の1ないし約104 の1の強度である燐光は対数
アンプ9によって対数伸長されてからA/D変換器10
が測定データDqに変換されるので、A/D変換器10
の不感帯によって変換されなくなるという問題を大幅に
低減できる。
きの1測定周期Tにおける測定原理を詳細に示す。尚、
縦軸は、対数アンプ9から出力される測定信号Sqのレ
ベルを対数で示し、横軸は、時間tの対数で示してい
る。図4(d)に示したように、被測定対象物Mに対し
て波長λi の励起光hνを照射し、この照射時刻がt=
0であるとすると、励起光の持続時間が数μsecであ
るため、最初の約10μsec程度の短い期間において
は、被測定対象物Mからの光発光hν’のほとんどが蛍
光となり、それ以降の長時間においては燐光となって徐
々に減衰する。そして、蛍光の最大輝度は極めて高くな
るが、対数アンプ9によって対数圧縮されてからA/D
変換器10が測定データDqに変換されるので、A/D
変換器10の変換スパンの範囲内において有効な測定デ
ータDqを得ることができる。また、蛍光に対して約1
03 分の1ないし約104 の1の強度である燐光は対数
アンプ9によって対数伸長されてからA/D変換器10
が測定データDqに変換されるので、A/D変換器10
の不感帯によって変換されなくなるという問題を大幅に
低減できる。
【0031】更に又、蛍光は図示の如く短期間において
発生し、急激に減少するという特性を有するが、サンプ
リングクロックPsの発生期間τが上記の対数時間に設
定されているので、この短期間に発生した蛍光について
複数回のサンプリングを行うことができる。一方、長時
間に渡って発生する燐光は長い時間間隔τでサンプリン
グされるので、仮に対数時間でない一定期間(即ち、等
時間間隔)でサンプリングする場合に膨大な量の測定デ
ータが発生してしまうというようなことがなく、適切な
数の測定データDqを求めることができる。即ち、燐光
の利用率を向上することができる。
発生し、急激に減少するという特性を有するが、サンプ
リングクロックPsの発生期間τが上記の対数時間に設
定されているので、この短期間に発生した蛍光について
複数回のサンプリングを行うことができる。一方、長時
間に渡って発生する燐光は長い時間間隔τでサンプリン
グされるので、仮に対数時間でない一定期間(即ち、等
時間間隔)でサンプリングする場合に膨大な量の測定デ
ータが発生してしまうというようなことがなく、適切な
数の測定データDqを求めることができる。即ち、燐光
の利用率を向上することができる。
【0032】したがって、かかる対数アンプ9による対
数圧縮伸長と対数時間に設定されたサンプリングクロッ
クPsによって測定データDqを求めることは、蛍光と
燐光の強度が減衰する特性に適合したものであり、測定
精度の向上を図ることが可能となっている。
数圧縮伸長と対数時間に設定されたサンプリングクロッ
クPsによって測定データDqを求めることは、蛍光と
燐光の強度が減衰する特性に適合したものであり、測定
精度の向上を図ることが可能となっている。
【0033】そして、この選択波長λi に対して得られ
た蛍光に関する複数個の測定データDpi (1) 〜Dpi
(j) について平均値を求め、この平均値を波長λi につ
いての蛍光強度とする。一方、この選択波長λi に対し
て得られた燐光に関する複数個の測定データDpi (j+
1) 〜Dpi (j+k) について平均値を求め、この平均値
を波長λi についての燐光強度とする。このように、平
均値を求めることによって、雑音成分を相殺して精度の
良い蛍光強度と燐光強度を得ることができる。
た蛍光に関する複数個の測定データDpi (1) 〜Dpi
(j) について平均値を求め、この平均値を波長λi につ
いての蛍光強度とする。一方、この選択波長λi に対し
て得られた燐光に関する複数個の測定データDpi (j+
1) 〜Dpi (j+k) について平均値を求め、この平均値
を波長λi についての燐光強度とする。このように、平
均値を求めることによって、雑音成分を相殺して精度の
良い蛍光強度と燐光強度を得ることができる。
【0034】図7は、実際の測定結果を示す。尚、EP
A剛性溶媒中に3.40×10-5mol/dm3 の濃度
となるようにジベンゾ[a,j]アクリジンを調整して
成る被測定物Mについて測定し、同図中の点線で示す特
性曲線が蛍光の分光特性、実線で示す特性曲線が燐光の
分光特性を示す。また、横軸は波長と波数を示し、縦軸
は各強度の最大値を100%として正規化した相対強度
を示す。そして、試薬は市販されているものをそのまま
使用し、溶液の脱気操作は特に行わなかった。被測定物
Mは液体窒素下で77Kまで冷却し、測定用のセルとし
て直径5mmの石英製の丸セルを使用した。各選択波長
λi について25回の測定を繰り返し、各測定データに
ついての加算平均を求めた。
A剛性溶媒中に3.40×10-5mol/dm3 の濃度
となるようにジベンゾ[a,j]アクリジンを調整して
成る被測定物Mについて測定し、同図中の点線で示す特
性曲線が蛍光の分光特性、実線で示す特性曲線が燐光の
分光特性を示す。また、横軸は波長と波数を示し、縦軸
は各強度の最大値を100%として正規化した相対強度
を示す。そして、試薬は市販されているものをそのまま
使用し、溶液の脱気操作は特に行わなかった。被測定物
Mは液体窒素下で77Kまで冷却し、測定用のセルとし
て直径5mmの石英製の丸セルを使用した。各選択波長
λi について25回の測定を繰り返し、各測定データに
ついての加算平均を求めた。
【0035】そして、かかる実験結果は、被測定物Mに
ついての蛍光と燐光の分光特性を極めて精度良く再現し
ており、本実施例の蛍光及び燐光の測定装置の信頼性が
高いことが確認された。
ついての蛍光と燐光の分光特性を極めて精度良く再現し
ており、本実施例の蛍光及び燐光の測定装置の信頼性が
高いことが確認された。
【0036】このように、この実施例によれば、被測定
物の蛍光と燐光を分光分析するのに極めて優れた手段を
提供することができ、特に、蛍光と燐光を同時に測定す
ることができるという優れた効果を発揮する。
物の蛍光と燐光を分光分析するのに極めて優れた手段を
提供することができ、特に、蛍光と燐光を同時に測定す
ることができるという優れた効果を発揮する。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
被測定物に対して所定波長の励起光を照射し、被測定物
が発生する蛍光と燐光の当該波長成分を測定することに
よって、蛍光と燐光の分光特性を求める装置において、
被測定物から発生する蛍光と燐光を光電変換して得られ
る測定信号を対数圧縮伸長するので、変換可能なスパン
範囲内のデジタルデータを得ることができ、その後の信
号処理が可能となる。更に、時間対数で設定されたサン
プリング間隔でデジタルデータに変換するので、励起光
を照射した直後から比較的短時間において発生する蛍光
を複数回サンプリングすることができると共に、蛍光が
大幅に減衰した後に長時間に渡って徐々に減衰する燐光
を膨大なサンプリング回数に至ることなく最適な回数の
サンプリングを可能にする。そして、かかるサンプリン
グにより得られた夫々のデータを統計処理などによって
解析することにより、極めて再現性のよい高精度の測定
を実現することができる。
被測定物に対して所定波長の励起光を照射し、被測定物
が発生する蛍光と燐光の当該波長成分を測定することに
よって、蛍光と燐光の分光特性を求める装置において、
被測定物から発生する蛍光と燐光を光電変換して得られ
る測定信号を対数圧縮伸長するので、変換可能なスパン
範囲内のデジタルデータを得ることができ、その後の信
号処理が可能となる。更に、時間対数で設定されたサン
プリング間隔でデジタルデータに変換するので、励起光
を照射した直後から比較的短時間において発生する蛍光
を複数回サンプリングすることができると共に、蛍光が
大幅に減衰した後に長時間に渡って徐々に減衰する燐光
を膨大なサンプリング回数に至ることなく最適な回数の
サンプリングを可能にする。そして、かかるサンプリン
グにより得られた夫々のデータを統計処理などによって
解析することにより、極めて再現性のよい高精度の測定
を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1中の対数アンプの具体例を示す回路図であ
る。
る。
【図3】図1中のサンプリング周期決定回路の具体例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】図4に示すサンプリング周期決定回路の機能を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】当該実施例の測定動作を示すタイミングチャー
トである。
トである。
【図6】当該実施例の測定原理を示す説明図である。
【図7】実験結果を示す特性図である。
1…高圧電源、2…励起光源、3…第1の分光器、4…
第2の分光器、5…光電変換素子、6…分光器駆動用モ
ーター、7…モーター駆動回路、8…プリアンプ、9…
対数アンプ、10…A/D変換器、11…サンプリング
周期決定回路、12…演算制御部、13…タイミング制
御回路。
第2の分光器、5…光電変換素子、6…分光器駆動用モ
ーター、7…モーター駆動回路、8…プリアンプ、9…
対数アンプ、10…A/D変換器、11…サンプリング
周期決定回路、12…演算制御部、13…タイミング制
御回路。
Claims (4)
- 【請求項1】 被測定物に任意波長のパルス励起光を照
射する励起光照射部と、 前記被測定物から放射される光発光を受光して電気の測
定信号に変換する光電変換部と、 前記光電変換部から出力される測定信号を対数増幅する
対数増幅部と、 前記対数増幅部から出力される信号を所定のサンプリン
グタイミングに同期してデジタルデータに変換するアナ
ログデジタル変換部と、 前記アナログデジタル変換部のサンプリングタイミング
を、前記光発光の発生初期から時間の経過とともに対数
関数的に次第に長く設定するサンプリング周期決定部
と、を備えることを特徴とする蛍光・燐光測定装置。 - 【請求項2】 前記励起光照射部は、波長の異なる複数
のパルス励起光を所定の測定周期毎に順次に被測定物に
照射し、前記光電変換部、前記対数増幅部、前記アナロ
グデジタル変換部及び前記サンプリング周期決定部が、
前記測定周期毎に前記各波長についての蛍光及び燐光を
測定することを特徴とする請求項1に記載の蛍光・燐光
測定装置。 - 【請求項3】 前記測定周期毎に前記各波長についての
蛍光及び燐光を測定することにより得られるデジタルデ
ータを統計処理することにより、各波長毎の強度分布を
演算する演算制御部を有することを特徴とする請求項2
に記載の蛍光・燐光測定装置。 - 【請求項4】 前記演算制御部は、蛍光発生期間におけ
る測定によって得られるデジタルデータについて統計処
理を行うことにより、蛍光についての分光分布を演算
し、燐光発生期間における測定によって得られるデジタ
ルデータについて統計処理することにより、燐光につい
ての分光分布を演算することを特徴とする請求項3に記
載の蛍光・燐光測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27667494A JPH08136458A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 蛍光・燐光測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27667494A JPH08136458A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 蛍光・燐光測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08136458A true JPH08136458A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17572742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27667494A Pending JPH08136458A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 蛍光・燐光測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08136458A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019128202A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
| JP2019128201A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
| JPWO2025206328A1 (ja) * | 2024-03-28 | 2025-10-02 |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP27667494A patent/JPH08136458A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019128202A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
| JP2019128201A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
| WO2019146173A1 (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
| WO2019146172A1 (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | 浜松ホトニクス株式会社 | 光測定装置及び光測定方法 |
| US11346720B2 (en) | 2018-01-23 | 2022-05-31 | Hamamatsu Photonics K.K. | Light measurement device and light measurement method |
| US11703389B2 (en) | 2018-01-23 | 2023-07-18 | Hamamatsu Photonics K.K. | Light measurement device and light measurement method |
| JPWO2025206328A1 (ja) * | 2024-03-28 | 2025-10-02 | ||
| WO2025206328A1 (ja) * | 2024-03-28 | 2025-10-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 蛍光検出装置及び蛍光検出方法 |
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