JPH08138048A - 3次元図形認識方法 - Google Patents
3次元図形認識方法Info
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- JPH08138048A JPH08138048A JP27630294A JP27630294A JPH08138048A JP H08138048 A JPH08138048 A JP H08138048A JP 27630294 A JP27630294 A JP 27630294A JP 27630294 A JP27630294 A JP 27630294A JP H08138048 A JPH08138048 A JP H08138048A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2次元上に描かれた3次元図形を認識する際
に拘束条件を補うことによって、一般的な立体図を容易
に3次元図形として認識できる3次元図形認識方法を提
供する。 【構成】 2次元で表された図形データを3次元図形と
して認識する3次元図形認識方法であって、入力された
2次元の図形データの辺と頂点とを細線化により求め
(S201)、3次元図形としての拘束条件を逐次入力
し(S200)、入力された拘束条件により前記図形デ
ータを3次元図形として認識する(S202)ことを特
徴とする。前記拘束条件は、空間座標系と図形全体の基
本拘束条件(S203)、更に捕捉的な部分的拘束条件
(S204)を含む。
に拘束条件を補うことによって、一般的な立体図を容易
に3次元図形として認識できる3次元図形認識方法を提
供する。 【構成】 2次元で表された図形データを3次元図形と
して認識する3次元図形認識方法であって、入力された
2次元の図形データの辺と頂点とを細線化により求め
(S201)、3次元図形としての拘束条件を逐次入力
し(S200)、入力された拘束条件により前記図形デ
ータを3次元図形として認識する(S202)ことを特
徴とする。前記拘束条件は、空間座標系と図形全体の基
本拘束条件(S203)、更に捕捉的な部分的拘束条件
(S204)を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元図形認識方法、特
に2次元上に描かれた情報(例えば、紙に書かれた立体
図)より3次元の物体を認識する3次元図形認識方法に
関するものである。
に2次元上に描かれた情報(例えば、紙に書かれた立体
図)より3次元の物体を認識する3次元図形認識方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に3次元の物体をそれを表現する2
次元のデータ(特に立体図)から作り出すには、不確定
な情報を補う必要がある。例えば、図3のような立体図
がある場合、すべての辺は互いに並行または直角だとい
う情報と、頂点Aが手前にあるという情報とを補わなけ
れば、この図が立体の一部を表わしていることは決定で
きない。
次元のデータ(特に立体図)から作り出すには、不確定
な情報を補う必要がある。例えば、図3のような立体図
がある場合、すべての辺は互いに並行または直角だとい
う情報と、頂点Aが手前にあるという情報とを補わなけ
れば、この図が立体の一部を表わしていることは決定で
きない。
【0003】現在、この様な比較的簡単な不確定情報を
AI等の技術を用いて補うことによって、2次元図形か
ら3次元図形を導出する3次元図形認識装置がある。
AI等の技術を用いて補うことによって、2次元図形か
ら3次元図形を導出する3次元図形認識装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多種多様な図
形に対応するためには広範囲な図形に対する知識が必要
であり、無限に多くの3次元図形に対処することは事実
上不可能である。例えば、図4のような立体図の場合、
人間はすぐにその3次元形状が思い浮かぶが、現在のA
I技術を用いてこのような情報処理をさせるには至難の
技である。
形に対応するためには広範囲な図形に対する知識が必要
であり、無限に多くの3次元図形に対処することは事実
上不可能である。例えば、図4のような立体図の場合、
人間はすぐにその3次元形状が思い浮かぶが、現在のA
I技術を用いてこのような情報処理をさせるには至難の
技である。
【0005】また、図形によっては、人間が見ても(原
理的に)2次元情報から3次元情報を一意的に決定でき
ない場合が存在する。例えば、図3において、頂点Aは
手前にあるのか奥にあるのかが分らなかったならば、こ
の図形が立方体の一部か重箱の隅かはわからない。本発
明は、前記従来の欠点を除去し、2次元上に描かれた3
次元図形を認識する際に拘束条件を補うことによって、
一般的な立体図を容易に3次元図形として認識できる3
次元図形認識方法を提供する。
理的に)2次元情報から3次元情報を一意的に決定でき
ない場合が存在する。例えば、図3において、頂点Aは
手前にあるのか奥にあるのかが分らなかったならば、こ
の図形が立方体の一部か重箱の隅かはわからない。本発
明は、前記従来の欠点を除去し、2次元上に描かれた3
次元図形を認識する際に拘束条件を補うことによって、
一般的な立体図を容易に3次元図形として認識できる3
次元図形認識方法を提供する。
【0006】また、基本的だが図形全般の拘束条件では
指定し切れない条件を部分的に指定していくことによっ
て、更に複雑な立体図も認識できる3次元図形認識方法
を提供する。
指定し切れない条件を部分的に指定していくことによっ
て、更に複雑な立体図も認識できる3次元図形認識方法
を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の3次元図形認識方法は、2次元で表され
た図形データを3次元図形として認識する3次元図形認
識方法であって、入力された2次元の図形データの辺と
頂点とを細線化により求め、3次元図形としての拘束条
件を逐次入力し、入力された拘束条件により前記図形デ
ータを3次元図形として認識することを特徴とする。
めに、本発明の3次元図形認識方法は、2次元で表され
た図形データを3次元図形として認識する3次元図形認
識方法であって、入力された2次元の図形データの辺と
頂点とを細線化により求め、3次元図形としての拘束条
件を逐次入力し、入力された拘束条件により前記図形デ
ータを3次元図形として認識することを特徴とする。
【0008】ここで、前記拘束条件は、空間座標系と図
形全体の基本拘束条件とを含む。また、前記図形全体の
基本拘束条件は、特定の頂点の凹凸を含む。また、前記
拘束条件は、更に捕捉的な部分的拘束条件を随時含む。
また、前記部分的拘束条件は、特定の面の法線ベクトル
を含む。
形全体の基本拘束条件とを含む。また、前記図形全体の
基本拘束条件は、特定の頂点の凹凸を含む。また、前記
拘束条件は、更に捕捉的な部分的拘束条件を随時含む。
また、前記部分的拘束条件は、特定の面の法線ベクトル
を含む。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を用いて
詳細に説明する。図1は本実施例に係る3次元図形認識
装置の構成を示すブロック図である。本実施例の3次元
図形認識装置は、座標入力装置101と、表示装置10
2と、中央処理装置(CPU)103と、メモリ104
とから構成される。
詳細に説明する。図1は本実施例に係る3次元図形認識
装置の構成を示すブロック図である。本実施例の3次元
図形認識装置は、座標入力装置101と、表示装置10
2と、中央処理装置(CPU)103と、メモリ104
とから構成される。
【0010】座標入力装置101は、デジタイザとペン
とを有したオンライン型のものでも良いし、スキャナを
有したオフライン型のものでもよい。ともかく、座標入
力装置101は、入力される図形の座標データをCPU
103に渡す。表示装置102は、座標入力装置101
から入力された生の座標データやCPU103が認識し
た結果を表示する。CPU103は、入力された図形の
認識を行ったり、すべての装置の制御を行ったりする。
メモリ104は、CPU103が使用する認識プログラ
ム等を格納するROMや、入力された座標データ、認識
プログラムの使用する変数等を一時的に記録するRAM
からなる。
とを有したオンライン型のものでも良いし、スキャナを
有したオフライン型のものでもよい。ともかく、座標入
力装置101は、入力される図形の座標データをCPU
103に渡す。表示装置102は、座標入力装置101
から入力された生の座標データやCPU103が認識し
た結果を表示する。CPU103は、入力された図形の
認識を行ったり、すべての装置の制御を行ったりする。
メモリ104は、CPU103が使用する認識プログラ
ム等を格納するROMや、入力された座標データ、認識
プログラムの使用する変数等を一時的に記録するRAM
からなる。
【0011】次に本実施例の処理手順を図2から図11
に基づき説明する。図2は本実施例の3次元図形認識装
置の動作を示すフローチャートである。 <細線化ステップS201>先ずステップS201で
は、座標入力装置101によって入力された生の図形の
座標データが細線化される。細線化ステップS201
は、オフラインの場合とオンラインの場合とでは内容が
異なる。以下それぞれ説明する。
に基づき説明する。図2は本実施例の3次元図形認識装
置の動作を示すフローチャートである。 <細線化ステップS201>先ずステップS201で
は、座標入力装置101によって入力された生の図形の
座標データが細線化される。細線化ステップS201
は、オフラインの場合とオンラインの場合とでは内容が
異なる。以下それぞれ説明する。
【0012】(オフライン)入力された生の座標データ
は、何の構造をも持たないXY座標からなる点列であ
る。そこで、この情報のどの部分が線でどの部分がその
端点なのかを、この細線化ステップS201で決定す
る。そのアルゴリズムとしては既知のものが使用され
る。例えば、黒点によって線が構成されている場合、上
下、左右のどちらか一方だけが白点で囲まれているよう
な点を優先的に間引いていく。このステップを何回か続
けると細い黒線が現れる。線が決定した後に、その端点
も既知の方法で決定される。
は、何の構造をも持たないXY座標からなる点列であ
る。そこで、この情報のどの部分が線でどの部分がその
端点なのかを、この細線化ステップS201で決定す
る。そのアルゴリズムとしては既知のものが使用され
る。例えば、黒点によって線が構成されている場合、上
下、左右のどちらか一方だけが白点で囲まれているよう
な点を優先的に間引いていく。このステップを何回か続
けると細い黒線が現れる。線が決定した後に、その端点
も既知の方法で決定される。
【0013】(オンライン)通常、線情報(デジタイジ
ング区間)と端点情報(ペンダウン:始点&ペンアッ
プ:終点)とは、ペンの入力情報として与えられる。よ
って、上記のような複雑な処理は必要ではない。しか
し、デジタイザの調子が悪いなどの理由で図形データの
中に余分な情報が入っている場合がある。こういった余
分なXY座標は間引く。例えば、単位距離だけ離れた点
列のみを残す。
ング区間)と端点情報(ペンダウン:始点&ペンアッ
プ:終点)とは、ペンの入力情報として与えられる。よ
って、上記のような複雑な処理は必要ではない。しか
し、デジタイザの調子が悪いなどの理由で図形データの
中に余分な情報が入っている場合がある。こういった余
分なXY座標は間引く。例えば、単位距離だけ離れた点
列のみを残す。
【0014】また、異なるはずの2つの直線を続けて
(すなわち、ペンアップせずに)書いた場合、これを切
ることが必要になる。この方法も既知の技術を用いる。
例えば、最も簡単なのが、オンラインのデータをオフラ
インのデータとみなし、上記オフラインの場合の端点検
出アルゴリズムを使用する方法がある。こうして細線化
された座標データは、実際に書かれた線の太さや線同士
の続きに依存しないデータとなっている。
(すなわち、ペンアップせずに)書いた場合、これを切
ることが必要になる。この方法も既知の技術を用いる。
例えば、最も簡単なのが、オンラインのデータをオフラ
インのデータとみなし、上記オフラインの場合の端点検
出アルゴリズムを使用する方法がある。こうして細線化
された座標データは、実際に書かれた線の太さや線同士
の続きに依存しないデータとなっている。
【0015】以下この細線化された座標データのことを
図形データと呼ぶ。具体的には、入力された立体図が図
5(上図)に示した立方体の場合、頂点0から頂点6及
び辺0から辺8までが図形データとなる。尚、この頂点
と辺に付けた番号は適当に決定してよい。つまり、乱数
で振りあててもよいし、図5の上図のように左上から順
に振りあててもよい。
図形データと呼ぶ。具体的には、入力された立体図が図
5(上図)に示した立方体の場合、頂点0から頂点6及
び辺0から辺8までが図形データとなる。尚、この頂点
と辺に付けた番号は適当に決定してよい。つまり、乱数
で振りあててもよいし、図5の上図のように左上から順
に振りあててもよい。
【0016】また、コンピュータ上の表現としては、例
えば頂点0についていうと(図5の下図参照)、頂点の
座標記憶領域と、それに繋がる辺0,1,2へのポイン
タ(矢印)、そして、その辺の終末の頂点1,2,3へ
のポインタ(矢印)の組で表現する。このリスト構造を
すべての頂点(図5の場合、頂点0から頂点6まで)に
ついて保持する。なお、振りあてる頂点や辺の番号を入
れ換えても、このすべての頂点に関するリスト構造で表
現される図形データは本質的に一意である。
えば頂点0についていうと(図5の下図参照)、頂点の
座標記憶領域と、それに繋がる辺0,1,2へのポイン
タ(矢印)、そして、その辺の終末の頂点1,2,3へ
のポインタ(矢印)の組で表現する。このリスト構造を
すべての頂点(図5の場合、頂点0から頂点6まで)に
ついて保持する。なお、振りあてる頂点や辺の番号を入
れ換えても、このすべての頂点に関するリスト構造で表
現される図形データは本質的に一意である。
【0017】<拘束条件入力ステップS200>ステッ
プS202では、この細線化された図形データから、拘
束条件を手がかりとして3次元図形作成手段が認識結果
を導くが、この動きを説明するために、先ず、拘束条件
入力ステップS200により、3次元図形認識に必要な
拘束条件の説明をする。図3を見てもわかるように、立
体図を見た時、その空間座標が設定されていればその理
解が速くなる。これは、一般にいえることで、立体図よ
り3次元図形を認識するには、空間座標の向きと単位長
さがと不可欠となる。
プS202では、この細線化された図形データから、拘
束条件を手がかりとして3次元図形作成手段が認識結果
を導くが、この動きを説明するために、先ず、拘束条件
入力ステップS200により、3次元図形認識に必要な
拘束条件の説明をする。図3を見てもわかるように、立
体図を見た時、その空間座標が設定されていればその理
解が速くなる。これは、一般にいえることで、立体図よ
り3次元図形を認識するには、空間座標の向きと単位長
さがと不可欠となる。
【0018】<基本拘束条件設定ステップS203>こ
の動きを図6を用いて詳細に説明する。 (座標系の指定)空間座標系を決定するために、XYZ
座標それぞれの2次元投射方向(すなわち、立体図にお
ける空間座標方向)を指定する。更に、その空間座標単
位距離を指定する。この操作作業は、例えば以下のよう
に行う。
の動きを図6を用いて詳細に説明する。 (座標系の指定)空間座標系を決定するために、XYZ
座標それぞれの2次元投射方向(すなわち、立体図にお
ける空間座標方向)を指定する。更に、その空間座標単
位距離を指定する。この操作作業は、例えば以下のよう
に行う。
【0019】まず、表示装置(CRT)102に、図3
左下に書かれている空間座標系のXYZ座標が表示され
ている。この座標の矢印の先端をマウス等のポインティ
ングデバイスでドラッグすることによって、入力された
立体図にマッチした座標系の指定を行う。なお、このと
き、上記座標方向と座標単位距離とが同時に決定され
る。この指定作業を省略した場合、デフォルトの空間座
標、すなわち初めに表示されたXYZ座標がそのまま指
定される。
左下に書かれている空間座標系のXYZ座標が表示され
ている。この座標の矢印の先端をマウス等のポインティ
ングデバイスでドラッグすることによって、入力された
立体図にマッチした座標系の指定を行う。なお、このと
き、上記座標方向と座標単位距離とが同時に決定され
る。この指定作業を省略した場合、デフォルトの空間座
標、すなわち初めに表示されたXYZ座標がそのまま指
定される。
【0020】(基準点の指定)次に、基準点となる点の
座標を指定する。これは例えば、図6で点Aを原点
(0,0,0)と指定する。このとき注意することは、
基準点の座標を指定するためにはどの点を基準点にする
かがわからなければならず、必ず図形データの情報が必
要なことである。つまり、ストアされる基準点の空間座
標は頂点番号と座標とが組となっている。
座標を指定する。これは例えば、図6で点Aを原点
(0,0,0)と指定する。このとき注意することは、
基準点の座標を指定するためにはどの点を基準点にする
かがわからなければならず、必ず図形データの情報が必
要なことである。つまり、ストアされる基準点の空間座
標は頂点番号と座標とが組となっている。
【0021】なお、この基準点の座標指定の手順が省略
されると、コンピュータが適当に基準点を指定する。例
えば、立体図の一番左上の点を原点(0,0,0)とす
る。 (フラグの設定)最後に、立体図に関する全般的知識と
してフラグが設定される。このフラグについて、図7を
用いて説明する。一般に、書かれた立体図が手前に凸か
奥に凹かを決定しないと、図形の形が決定しない。そこ
で、このような図形全体の構造に関する知識をフラグに
よって指定する。
されると、コンピュータが適当に基準点を指定する。例
えば、立体図の一番左上の点を原点(0,0,0)とす
る。 (フラグの設定)最後に、立体図に関する全般的知識と
してフラグが設定される。このフラグについて、図7を
用いて説明する。一般に、書かれた立体図が手前に凸か
奥に凹かを決定しないと、図形の形が決定しない。そこ
で、このような図形全体の構造に関する知識をフラグに
よって指定する。
【0022】図7の(a)のように手前に凸とすると、
上記空間座標決定手順で指定された原点は手前になり、
図7の(b)のように奥に凹とすると、上記空間座標決
定手順で指定された原点は奥になる。この原点と座標を
示す矢印の位置関係の指定で完全に立体図の向きが決定
し、立体図の表現する3次元図形が決定する。また、図
7の(c),(d)に示すように、空間座標系に平行な
直線しか含まないかどうかを示す等のフラグがあっても
よい。ともかく、空間座標系のみでは決定できない立体
図全体に関する知識をこのフラグで指定する。
上記空間座標決定手順で指定された原点は手前になり、
図7の(b)のように奥に凹とすると、上記空間座標決
定手順で指定された原点は奥になる。この原点と座標を
示す矢印の位置関係の指定で完全に立体図の向きが決定
し、立体図の表現する3次元図形が決定する。また、図
7の(c),(d)に示すように、空間座標系に平行な
直線しか含まないかどうかを示す等のフラグがあっても
よい。ともかく、空間座標系のみでは決定できない立体
図全体に関する知識をこのフラグで指定する。
【0023】<3次元図形作成ステップS202>図2
のステップS202では、これまで説明してきた拘束条
件を用いて3次元図形作成手段が認識結果を導く。この
手順を図8のフローチャートを用いて説明する。3次元
認識過程は、基本的に図5の下図のリスト構造をたどり
ながらすべての頂点の座標と辺のベクトルとを決定して
いくことによって実行される。
のステップS202では、これまで説明してきた拘束条
件を用いて3次元図形作成手段が認識結果を導く。この
手順を図8のフローチャートを用いて説明する。3次元
認識過程は、基本的に図5の下図のリスト構造をたどり
ながらすべての頂点の座標と辺のベクトルとを決定して
いくことによって実行される。
【0024】まず、ステップS300で最初に基準点の
座標から出発し、ステップS301で、それに繋がる辺
の中で方向と距離(すなわち、ベクトル)の決定してい
ないものを探索する。もし未決定の辺が存在すれば、ス
テップS302で、その辺の方向と距離(ベクトル)を
決定する。この決定方向については以下に図9を用いて
詳述する。次に、ステップS303でその辺に繋がる点
(すなわち、先端の点)の座標を決定する。この決定方
法は単純に(始点の位置+辺のベクトル=先端の点の位
置)の公式を用いて決定する。
座標から出発し、ステップS301で、それに繋がる辺
の中で方向と距離(すなわち、ベクトル)の決定してい
ないものを探索する。もし未決定の辺が存在すれば、ス
テップS302で、その辺の方向と距離(ベクトル)を
決定する。この決定方向については以下に図9を用いて
詳述する。次に、ステップS303でその辺に繋がる点
(すなわち、先端の点)の座標を決定する。この決定方
法は単純に(始点の位置+辺のベクトル=先端の点の位
置)の公式を用いて決定する。
【0025】ステップS304では矛盾が発生したか否
かをチェックし、すでに先端の点の位置が決定されてい
て、かつ、今回の新たに求めた先端の点の位置がその位
置と違う場合、矛盾が発生したと考え、ステップS30
5へ進んでワーニングを表示して認識を終了する。この
矛盾が発生する状況は、普通の立体図を描いている限り
発生しないが、「エッシャーの無限段階」のような特殊
な場合に発生する。
かをチェックし、すでに先端の点の位置が決定されてい
て、かつ、今回の新たに求めた先端の点の位置がその位
置と違う場合、矛盾が発生したと考え、ステップS30
5へ進んでワーニングを表示して認識を終了する。この
矛盾が発生する状況は、普通の立体図を描いている限り
発生しないが、「エッシャーの無限段階」のような特殊
な場合に発生する。
【0026】もし、矛盾が発生しない場合はステップS
306へ進み、辺が繋がった先端の点を新たに基準点と
して、その点に繋がる辺の探索手順(ステップS30
1)へ戻ってループする。最初はスタートの基準点以外
はどの頂点も辺も決定されていないので、このループが
逐次実行されていく。しかし、ある程度認識過程が進む
と、基準点に繋がる辺のベクトルが全て決定されている
場合が発生する。この時は、図5下図のリスト構造を無
視して、ステップS301からステップS307へ進
み、未決定の頂点を探索する。そして、どこか未決定の
点が発見できれば、ステップS308からステップS3
09へ進み、それを基準点としてステップS301に戻
り、また、図5下図のリストに構造に従って、それに繋
がる辺を探索するループに入る。
306へ進み、辺が繋がった先端の点を新たに基準点と
して、その点に繋がる辺の探索手順(ステップS30
1)へ戻ってループする。最初はスタートの基準点以外
はどの頂点も辺も決定されていないので、このループが
逐次実行されていく。しかし、ある程度認識過程が進む
と、基準点に繋がる辺のベクトルが全て決定されている
場合が発生する。この時は、図5下図のリスト構造を無
視して、ステップS301からステップS307へ進
み、未決定の頂点を探索する。そして、どこか未決定の
点が発見できれば、ステップS308からステップS3
09へ進み、それを基準点としてステップS301に戻
り、また、図5下図のリストに構造に従って、それに繋
がる辺を探索するループに入る。
【0027】もし、すべての点が決定していれば、ステ
ップS308からステップS310へ進み、認識を終了
する。この時、すべての辺のベクトルが決定していると
は限らないので、残りの辺のベクトルを決定する。 <ベクトルの決定方法>次に、図9を用いて上記のベク
トルを決定する方法を説明する。
ップS308からステップS310へ進み、認識を終了
する。この時、すべての辺のベクトルが決定していると
は限らないので、残りの辺のベクトルを決定する。 <ベクトルの決定方法>次に、図9を用いて上記のベク
トルを決定する方法を説明する。
【0028】図9の(a)の太い矢印が立体図中のある
辺だとする。図9の(b)はこの立体図の空間座標系で
ある。この時、辺のベクトル(8,4)をXYZ座標の
2次元ベクトル(4,0)(2,1)(0,4)とマッ
チングする。そして、方向の一致した座標のベクトルの
絶対値(すなわち、単位距離)と辺のベクトルの絶対値
との比を求めて、3次元座標(0,4,0)を算出す
る。
辺だとする。図9の(b)はこの立体図の空間座標系で
ある。この時、辺のベクトル(8,4)をXYZ座標の
2次元ベクトル(4,0)(2,1)(0,4)とマッ
チングする。そして、方向の一致した座標のベクトルの
絶対値(すなわち、単位距離)と辺のベクトルの絶対値
との比を求めて、3次元座標(0,4,0)を算出す
る。
【0029】この時、例えば図7の(c)におけるよう
に“空間座標系に平行な直線しか含まない”というフラ
グがたっていた場合は、上記XYZ座標の2次元ベクト
ル(4,0)(2,1)(0,4)とのマッチング手順
を厳密に行わず、その傾き(すなわち、dy/dx)が
一番近いものを方向の一致した座標とする。また、上記
の逆、すなわち“空間座標系に平行でない直線も含む”
のフラグがたっていても、厳密に方向が一致することは
まれであるから、ある閾値を決定しておいて、その閾値
を越えない範囲では方向が一致するとしてもよい。もち
ろん、この場合、閾値は拘束条件として設定する。
に“空間座標系に平行な直線しか含まない”というフラ
グがたっていた場合は、上記XYZ座標の2次元ベクト
ル(4,0)(2,1)(0,4)とのマッチング手順
を厳密に行わず、その傾き(すなわち、dy/dx)が
一番近いものを方向の一致した座標とする。また、上記
の逆、すなわち“空間座標系に平行でない直線も含む”
のフラグがたっていても、厳密に方向が一致することは
まれであるから、ある閾値を決定しておいて、その閾値
を越えない範囲では方向が一致するとしてもよい。もち
ろん、この場合、閾値は拘束条件として設定する。
【0030】<その他拘束条件設定ステップS204>
では、図7の(d)に示す”空間座標系に平行でない直
線も含む”場合、どうやってより正確に3次元図形を認
識するのかを説明する。立体図の中に空間座標系に平行
でない直線が存在する場合、立体図の表わす3次元図形
を認識することは非常に困難を極める。この場合、最悪
でも方向がわからないベクトルを図10のように逐次決
定していく。
では、図7の(d)に示す”空間座標系に平行でない直
線も含む”場合、どうやってより正確に3次元図形を認
識するのかを説明する。立体図の中に空間座標系に平行
でない直線が存在する場合、立体図の表わす3次元図形
を認識することは非常に困難を極める。この場合、最悪
でも方向がわからないベクトルを図10のように逐次決
定していく。
【0031】この処理が図2のその他拘束条件設定ステ
ップS204であり、上記方法より少し進んだ方法とし
て、面の法線ベクトルを決定する方法がある。この手順
を図11の図形と図12のフローチャートを用いて説明
する。 (面の法線ベクトルの指定:ステップS401)図11
のような図形において太線の方向を決定しようとした場
合を想定する。この時、まず太線で囲まれた面の内部か
らの矢印をマウスなどをドラッグすることによって書
く。次に、こうして得られた矢印の正確な傾きを数値を
入力したりして指定する。もちろん、矢印の始点だけを
指定した後で正確な傾きを数値入力しても、すでに入力
されている空間座標より逆算して表示することは可能で
ある。これで、この面の縁を囲む辺はこの法線ベクトル
に垂直なことが決定されたこととなる。
ップS204であり、上記方法より少し進んだ方法とし
て、面の法線ベクトルを決定する方法がある。この手順
を図11の図形と図12のフローチャートを用いて説明
する。 (面の法線ベクトルの指定:ステップS401)図11
のような図形において太線の方向を決定しようとした場
合を想定する。この時、まず太線で囲まれた面の内部か
らの矢印をマウスなどをドラッグすることによって書
く。次に、こうして得られた矢印の正確な傾きを数値を
入力したりして指定する。もちろん、矢印の始点だけを
指定した後で正確な傾きを数値入力しても、すでに入力
されている空間座標より逆算して表示することは可能で
ある。これで、この面の縁を囲む辺はこの法線ベクトル
に垂直なことが決定されたこととなる。
【0032】(面を囲む辺の方向の決定:ステップS4
02)すでに空間座標系の平面投射図(すなわち、XY
Z座標の向きと長さ)は決定しているはずであるから、
立体図中の任意の辺の含まれる面は決定されている。但
し、その面内でどの方向を向いているかは決定していな
い。例えばずっと遠くから手前に向かってのびているベ
クトルかもしれない。この面上で設定された法線ベクト
ルに垂直で面上にある交線がその辺の方向であるわけで
ある。
02)すでに空間座標系の平面投射図(すなわち、XY
Z座標の向きと長さ)は決定しているはずであるから、
立体図中の任意の辺の含まれる面は決定されている。但
し、その面内でどの方向を向いているかは決定していな
い。例えばずっと遠くから手前に向かってのびているベ
クトルかもしれない。この面上で設定された法線ベクト
ルに垂直で面上にある交線がその辺の方向であるわけで
ある。
【0033】(面を囲む辺の長さの決定:ステップS4
03)方向が決定されれば、あとは空間座標系より逆算
して距離を決定する。以下、このように不確定な情報
を、その他拘束条件設定ステップ204で補いながら、
3次元図形作成ステップS202で3次元図形を作成し
ていく。なお、一番手間がかかる方法であるが、その他
拘束条件設定ステップS204において不確定な頂点の
座標を直接指定していってもよい。
03)方向が決定されれば、あとは空間座標系より逆算
して距離を決定する。以下、このように不確定な情報
を、その他拘束条件設定ステップ204で補いながら、
3次元図形作成ステップS202で3次元図形を作成し
ていく。なお、一番手間がかかる方法であるが、その他
拘束条件設定ステップS204において不確定な頂点の
座標を直接指定していってもよい。
【0034】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、2次元上に描かれた3次元図形を認識する際に常識
的に用いる種々の拘束条件(例えば、空間座標系の立体
図中における形状や、図形が手前に凸といった情報)を
補うことによって、一般的な立体図を容易に認識するこ
とができるようになる。
ば、2次元上に描かれた3次元図形を認識する際に常識
的に用いる種々の拘束条件(例えば、空間座標系の立体
図中における形状や、図形が手前に凸といった情報)を
補うことによって、一般的な立体図を容易に認識するこ
とができるようになる。
【0036】また、空間座標系の立体図中における形状
や図形が手前に凸といった、基本的だが、図形全般の拘
束条件では指定し切れない条件は、部分的に指定してい
くことによって、更に複雑な立体図も同じ要領で認識で
きるようになる。
や図形が手前に凸といった、基本的だが、図形全般の拘
束条件では指定し切れない条件は、部分的に指定してい
くことによって、更に複雑な立体図も同じ要領で認識で
きるようになる。
【図1】本発明の3次元図形認識方法が適用される情報
処理装置の構成を示すブロック図である。
処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の3次元図形認識方法の特徴をよく表
わすフローチャートである。
わすフローチャートである。
【図3】立方体を表わす立体図の例を示す図である。
【図4】既存の3次元図形認識方法では認識しづらい図
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図5】細線化された後の図形データを示す図である。
【図6】基本拘束条件設定ステップの内容を示す図であ
る。
る。
【図7】基本拘束条件設定ステップで指定されるフラグ
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図8】3次元図形作成ステップの内容を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図9】辺の方向を決定するプロセスを説明した図であ
る。
る。
【図10】その他拘束条件設定ステップの内容例を示し
た図である。
た図である。
【図11】その他拘束条件設定ステップの内容例を示す
ための図である。
ための図である。
【図12】その他拘束条件設定ステップの処理を説明す
るためのフローチャートである。
るためのフローチャートである。
101 座標入力手段 102 表示装置 103 中央処理装置(CPU) 104 メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/50 9191−5H G06F 15/60 624 A (72)発明者 阪口 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 2次元で表された図形データを3次元図
形として認識する3次元図形認識方法であって、 入力された2次元の図形データの辺と頂点とを細線化に
より求め、 3次元図形としての拘束条件を逐次入力し、 入力された拘束条件により前記図形データを3次元図形
として認識することを特徴とする3次元図形認識方法。 - 【請求項2】 前記拘束条件は、空間座標系と図形全体
の基本拘束条件とを含むことを特徴とする請求項1記載
の3次元図形認識方法。 - 【請求項3】 前記図形全体の基本拘束条件は、特定の
頂点の凹凸を含むことを特徴とする請求項2記載の3次
元図形認識方法。 - 【請求項4】 前記拘束条件は、更に捕捉的な部分的拘
束条件を随時含むことを特徴とする請求項2記載の3次
元図形認識方法。 - 【請求項5】 前記部分的拘束条件は、特定の面の法線
ベクトルを含むことを特徴とする請求項4記載の3次元
図形認識方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27630294A JPH08138048A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 3次元図形認識方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27630294A JPH08138048A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 3次元図形認識方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08138048A true JPH08138048A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17567563
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27630294A Withdrawn JPH08138048A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 3次元図形認識方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08138048A (ja) |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP27630294A patent/JPH08138048A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |