JPH08138705A - 燃料電池の加湿装置 - Google Patents
燃料電池の加湿装置Info
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- JPH08138705A JPH08138705A JP6302831A JP30283194A JPH08138705A JP H08138705 A JPH08138705 A JP H08138705A JP 6302831 A JP6302831 A JP 6302831A JP 30283194 A JP30283194 A JP 30283194A JP H08138705 A JPH08138705 A JP H08138705A
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- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04082—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
- H01M8/04089—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
- H01M8/04119—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0017—Non-aqueous electrolytes
- H01M2300/0065—Solid electrolytes
- H01M2300/0082—Organic polymers
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多孔質膜を介してガス流路側から水流路側に
進入する水素ガスに起因して加湿機能が低下するのを防
いで、燃料電池の発電能力の低下を防止する。 【構成】 水素ガス加湿器20は、多孔質膜21と、そ
の片側表面に設けられた触媒反応層22と、両者21,
22を両側から挟みつつ水素ガス及び水の流路23p,
24pを形成するセパレータ24とにより構成されてい
る。触媒反応層22は、白金22aを担持したカーボン
粒子22bを多孔質膜21の片側表面に分散付着させた
ものである。水流路24pを流れる水の圧力と水素ガス
流路23pを流れる水素ガスの圧力との差に応じて、水
流路24p中の水が多孔質膜21及びび触媒反応層22
を透過する。一方、水素ガス流路23p側から多孔質膜
21を透過して触媒反応層22に水素ガスが逆流する
が、この水素ガスは、白金22aの作用により、水中に
溶解している酸素と反応して水となり、消滅する。
進入する水素ガスに起因して加湿機能が低下するのを防
いで、燃料電池の発電能力の低下を防止する。 【構成】 水素ガス加湿器20は、多孔質膜21と、そ
の片側表面に設けられた触媒反応層22と、両者21,
22を両側から挟みつつ水素ガス及び水の流路23p,
24pを形成するセパレータ24とにより構成されてい
る。触媒反応層22は、白金22aを担持したカーボン
粒子22bを多孔質膜21の片側表面に分散付着させた
ものである。水流路24pを流れる水の圧力と水素ガス
流路23pを流れる水素ガスの圧力との差に応じて、水
流路24p中の水が多孔質膜21及びび触媒反応層22
を透過する。一方、水素ガス流路23p側から多孔質膜
21を透過して触媒反応層22に水素ガスが逆流する
が、この水素ガスは、白金22aの作用により、水中に
溶解している酸素と反応して水となり、消滅する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池の電極に供給
する燃料ガスを加湿する燃料電池の加湿装置に関する。
する燃料ガスを加湿する燃料電池の加湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池の一つである固体高分子型燃料
電池では、次式に示すように、アノードでは水素ガスを
水素イオンと電子にする反応が、カソードでは酸素ガス
と水素イオンおよび電子から水を生成する反応が行なわ
れる。
電池では、次式に示すように、アノードでは水素ガスを
水素イオンと電子にする反応が、カソードでは酸素ガス
と水素イオンおよび電子から水を生成する反応が行なわ
れる。
【0003】アノード反応:H2→2H++2e- カソード反応:2H++2e-+(1/2)O2→H2O
【0004】アノードで発生した水素イオンは、水和状
態(H+・xH2O)となって電解質膜中をカソードに移
動する。このため、電解質膜のアノード側表面付近で
は、水が不足する状態となり、上述の反応を連続して行
なうには、この不足する水を補給する必要がある。固体
高分子型燃料電池に用いられる電解質膜は、湿潤状態で
良好な電気伝導性を有するが、含水率が低下すると、電
解質膜の電気抵抗が大きくなって電解質として十分に機
能しなくなり、場合によっては、電極反応を停止させて
しまう。
態(H+・xH2O)となって電解質膜中をカソードに移
動する。このため、電解質膜のアノード側表面付近で
は、水が不足する状態となり、上述の反応を連続して行
なうには、この不足する水を補給する必要がある。固体
高分子型燃料電池に用いられる電解質膜は、湿潤状態で
良好な電気伝導性を有するが、含水率が低下すると、電
解質膜の電気抵抗が大きくなって電解質として十分に機
能しなくなり、場合によっては、電極反応を停止させて
しまう。
【0005】この水の補給は、燃料ガスを加湿すること
により行なうのが一般的である。燃料ガスを加湿する装
置としては、燃料ガスをバブリングして加湿する装置が
よく知られている。ところが、例えば電気自動車に搭載
された燃料電池スタックへこのバブリング加湿装置を用
いようとすると、大容積のバブラーを用意し、電気ヒー
タで加熱しなければならず、容積、消費エネルギーの点
で現実的とは言いがたい。
により行なうのが一般的である。燃料ガスを加湿する装
置としては、燃料ガスをバブリングして加湿する装置が
よく知られている。ところが、例えば電気自動車に搭載
された燃料電池スタックへこのバブリング加湿装置を用
いようとすると、大容積のバブラーを用意し、電気ヒー
タで加熱しなければならず、容積、消費エネルギーの点
で現実的とは言いがたい。
【0006】そこで、他の加湿装置として、四フッ化エ
チレン樹脂製の多孔質膜を介して燃料ガスを加湿する装
置(例えば、特開平3−269958号公報)が提案さ
れている。これは、水とガスを多孔質膜をはさんで流
し、水の圧力をガスの圧力よりも高くすることにより、
圧力差によって、多孔質膜を介して水をガス側に透過さ
せて、しかも、その多孔質膜の表面で水を気化すること
により、ガスを加湿しようとするものである。
チレン樹脂製の多孔質膜を介して燃料ガスを加湿する装
置(例えば、特開平3−269958号公報)が提案さ
れている。これは、水とガスを多孔質膜をはさんで流
し、水の圧力をガスの圧力よりも高くすることにより、
圧力差によって、多孔質膜を介して水をガス側に透過さ
せて、しかも、その多孔質膜の表面で水を気化すること
により、ガスを加湿しようとするものである。
【0007】こうした多孔質膜を用いた加湿装置は、固
体高分子型燃料電池スタックの内部に組み込んだり、固
体高分子型燃料電池スタックの外側に一体として組み付
けたりすることが可能であり、加湿部をコンパクト化す
ることができ、さらには、燃料電池の反応に伴う発熱を
水の気化の為の熱として使うことができるので、電気ヒ
ータのような加熱手段を必要とせず、消費エネルギーの
点でも優れている。
体高分子型燃料電池スタックの内部に組み込んだり、固
体高分子型燃料電池スタックの外側に一体として組み付
けたりすることが可能であり、加湿部をコンパクト化す
ることができ、さらには、燃料電池の反応に伴う発熱を
水の気化の為の熱として使うことができるので、電気ヒ
ータのような加熱手段を必要とせず、消費エネルギーの
点でも優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この加
湿装置では、多孔質膜を介して水がガス側に透過するば
かりでなく、ガスが多孔質膜を介して水側に逆流する現
象が生じる。実際、水の圧力がガスの圧力よりかなり大
きい場合には、その逆流はほとんど発生しないが、水の
圧力とガスの圧力との差圧△Pが小さくなると、その逆
流は大きなものとなる。
湿装置では、多孔質膜を介して水がガス側に透過するば
かりでなく、ガスが多孔質膜を介して水側に逆流する現
象が生じる。実際、水の圧力がガスの圧力よりかなり大
きい場合には、その逆流はほとんど発生しないが、水の
圧力とガスの圧力との差圧△Pが小さくなると、その逆
流は大きなものとなる。
【0009】これに対して、多孔質膜は、薄く強度の低
いものであることから、大きな圧力がかかると破損し易
いという性質があり、この性質を考え合わせると、多孔
質膜を介してガスが水側に逆流することはある程度容認
せざるを得ない。
いものであることから、大きな圧力がかかると破損し易
いという性質があり、この性質を考え合わせると、多孔
質膜を介してガスが水側に逆流することはある程度容認
せざるを得ない。
【0010】ガスが水側に漏れ出ると、多孔質膜と水と
の間にガスの層が生じ、加湿機能を低下させる問題や、
水の流路にガスが混入して水の流れを悪化させる問題が
生じた。これらの問題は、延いては、その加湿ガスが供
給される燃料電池の発電能力を低下させるに至った。
の間にガスの層が生じ、加湿機能を低下させる問題や、
水の流路にガスが混入して水の流れを悪化させる問題が
生じた。これらの問題は、延いては、その加湿ガスが供
給される燃料電池の発電能力を低下させるに至った。
【0011】この発明の燃料電池の加湿装置は、これら
問題に鑑みてなされたもので、加湿機能の低下や、水の
流路の流れの悪化を防ぎ、延いては燃料電池の発電能力
の低下を防止することを目的としている。
問題に鑑みてなされたもので、加湿機能の低下や、水の
流路の流れの悪化を防ぎ、延いては燃料電池の発電能力
の低下を防止することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
【0013】即ち、本発明の第1の燃料電池の加湿装置
は、燃料電池の電極に供給する燃料ガスを加湿する加湿
装置であって、水の流路と前記燃料ガスの流路とに接
し、該水と該燃料ガスとの圧力差に応じて該水を透過す
る多孔質膜を備えるとともに、前記多孔質膜の内部また
は前記水の流路側の表面の少なくとも一方に触媒を設け
たことを、要旨としている。
は、燃料電池の電極に供給する燃料ガスを加湿する加湿
装置であって、水の流路と前記燃料ガスの流路とに接
し、該水と該燃料ガスとの圧力差に応じて該水を透過す
る多孔質膜を備えるとともに、前記多孔質膜の内部また
は前記水の流路側の表面の少なくとも一方に触媒を設け
たことを、要旨としている。
【0014】本発明の第2の燃料電池の加湿装置は、燃
料電池の電極に供給する燃料ガスを加湿する加湿装置で
あって、水の流路と前記燃料ガスの流路とに接し、該水
と該燃料ガスとの圧力差に応じて該水を透過する多孔質
膜を備えるとともに、通水性を有し、かつ、触媒を担持
する支持体を、前記水の流路中に設けたことを、要旨と
している。
料電池の電極に供給する燃料ガスを加湿する加湿装置で
あって、水の流路と前記燃料ガスの流路とに接し、該水
と該燃料ガスとの圧力差に応じて該水を透過する多孔質
膜を備えるとともに、通水性を有し、かつ、触媒を担持
する支持体を、前記水の流路中に設けたことを、要旨と
している。
【0015】ここで、燃料ガスとは、燃料電池のアノー
ド電極に供給する水素ガスもしくは水素含有ガスであ
る。
ド電極に供給する水素ガスもしくは水素含有ガスであ
る。
【0016】本発明の第3の燃料電池の加湿装置は、燃
料電池の電極に供給する材料ガスを加湿する加湿装置で
あって、水を貯える貯留路と前記材料ガスの流路とに接
し、該水と該材料ガスとの圧力差に応じて該水を透過す
る多孔質膜と、前記水の貯留路中に滞留するガスの量を
検出するガス量検出手段と、前記滞留したガスを前記貯
留路から排気するガス抜き通路と、該ガス抜き通路を開
閉する開閉弁と、前記ガス量検出手段で検出されたガス
量に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段とを備え
たことを、要旨としている。
料電池の電極に供給する材料ガスを加湿する加湿装置で
あって、水を貯える貯留路と前記材料ガスの流路とに接
し、該水と該材料ガスとの圧力差に応じて該水を透過す
る多孔質膜と、前記水の貯留路中に滞留するガスの量を
検出するガス量検出手段と、前記滞留したガスを前記貯
留路から排気するガス抜き通路と、該ガス抜き通路を開
閉する開閉弁と、前記ガス量検出手段で検出されたガス
量に応じて前記開閉弁を開閉制御する制御手段とを備え
たことを、要旨としている。
【0017】ここで、材料ガスとは、燃料電池のアノー
ド電極に供給する水素ガスもしくは水素含有ガスであっ
てもよく、あるいは、カソード電極に供給する酸素含有
ガスであってもよい。
ド電極に供給する水素ガスもしくは水素含有ガスであっ
てもよく、あるいは、カソード電極に供給する酸素含有
ガスであってもよい。
【0018】
【作用】以上のように構成された本発明の第1の燃料電
池の加湿装置によれば、多孔質膜を透過して水の流路側
に現われた燃料ガス中の水素が、多孔質膜の内部または
前記水の流路側の表面の少なくとも一方に設けた触媒と
接することにより、水中に溶解している酸素と前記水素
とが反応して水となる。これにより、多孔質膜と水との
間にガス層を形成することがない。
池の加湿装置によれば、多孔質膜を透過して水の流路側
に現われた燃料ガス中の水素が、多孔質膜の内部または
前記水の流路側の表面の少なくとも一方に設けた触媒と
接することにより、水中に溶解している酸素と前記水素
とが反応して水となる。これにより、多孔質膜と水との
間にガス層を形成することがない。
【0019】なお、前記反応に寄与する水は、触媒が多
孔質膜の水流路側の表面に設けられている場合、その水
流路中の水であり、触媒が多孔質膜の内部に設けられて
いる場合には、水の流路側から燃料ガス側へ移動中の多
孔質内の水である。
孔質膜の水流路側の表面に設けられている場合、その水
流路中の水であり、触媒が多孔質膜の内部に設けられて
いる場合には、水の流路側から燃料ガス側へ移動中の多
孔質内の水である。
【0020】本発明の第2の燃料電池の加湿装置によれ
ば、多孔質膜を透過して水の流路側に進入した水素ガス
が、水の流路中に設けた支持体に担持させた触媒と接す
ることにより、水中に溶解している酸素と前記水素とが
反応して水となる。これにより、水の流路側に進入した
水素ガスを除去する。
ば、多孔質膜を透過して水の流路側に進入した水素ガス
が、水の流路中に設けた支持体に担持させた触媒と接す
ることにより、水中に溶解している酸素と前記水素とが
反応して水となる。これにより、水の流路側に進入した
水素ガスを除去する。
【0021】本発明の第3の燃料電池の加湿装置によれ
ば、ガス量検出手段で検出した水の貯留路中に滞留する
ガス量に応じて、制御手段によりガス抜き通路の開閉弁
を開閉制御する。これにより、多孔質膜を透過して水の
貯留路中に進入した材料ガスをガス抜き通路から逃す。
ば、ガス量検出手段で検出した水の貯留路中に滞留する
ガス量に応じて、制御手段によりガス抜き通路の開閉弁
を開閉制御する。これにより、多孔質膜を透過して水の
貯留路中に進入した材料ガスをガス抜き通路から逃す。
【0022】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0023】図1は、本発明の燃料電池の加湿装置を備
えた第1実施例としての固体高分子型燃料電池の発電シ
ステム1の概略構成図である。この燃料電池発電システ
ム1は、複数の電池セルからなる燃料電池本体10と、
水素ガスを加湿する水素ガス加湿器20と、酸素含有ガ
ス(空気)を加湿する酸素含有ガス加湿器30と、水を
貯える共用水タンク40とを備える。
えた第1実施例としての固体高分子型燃料電池の発電シ
ステム1の概略構成図である。この燃料電池発電システ
ム1は、複数の電池セルからなる燃料電池本体10と、
水素ガスを加湿する水素ガス加湿器20と、酸素含有ガ
ス(空気)を加湿する酸素含有ガス加湿器30と、水を
貯える共用水タンク40とを備える。
【0024】共用水タンク40は、管路50,加圧ポン
プ50Pを介して水素ガス加湿器20と接続され、管路
60,加圧ポンプ60Pを介して酸素含有ガス加湿器3
0と接続され、さらに、管路70,加圧ポンプ70Pを
介して燃料電池本体10の冷却部10aと接続されてい
る。したがって、共用水タンク40から水素ガス加湿器
20,酸素含有ガス加湿器30および冷却部10aに水
が供給される。
プ50Pを介して水素ガス加湿器20と接続され、管路
60,加圧ポンプ60Pを介して酸素含有ガス加湿器3
0と接続され、さらに、管路70,加圧ポンプ70Pを
介して燃料電池本体10の冷却部10aと接続されてい
る。したがって、共用水タンク40から水素ガス加湿器
20,酸素含有ガス加湿器30および冷却部10aに水
が供給される。
【0025】水素ガス加湿器20は、管路80を介して
燃料電池本体10のアノード側流路(後述する水素ガス
流路15p)の入口10bと接続され、酸素含有ガス加
湿器30は、管路90を介して燃料電池本体10のカソ
ード側流路(後述する酸素ガス流路14p)の入口10
cに接続されている。したがって、水素ガス加湿器20
で加湿された水素ガスは燃料電池本体10のアノード側
流路に、酸素含有ガス加湿器30で加湿された酸素含有
ガスは燃料電池本体10のカソード側流路に送られる。
なお、図中、10dはアノード側流路出口であり、10
eはカソード側流路出口である。
燃料電池本体10のアノード側流路(後述する水素ガス
流路15p)の入口10bと接続され、酸素含有ガス加
湿器30は、管路90を介して燃料電池本体10のカソ
ード側流路(後述する酸素ガス流路14p)の入口10
cに接続されている。したがって、水素ガス加湿器20
で加湿された水素ガスは燃料電池本体10のアノード側
流路に、酸素含有ガス加湿器30で加湿された酸素含有
ガスは燃料電池本体10のカソード側流路に送られる。
なお、図中、10dはアノード側流路出口であり、10
eはカソード側流路出口である。
【0026】燃料電池本体10の構成について次に説明
する。ここでは、簡単なため燃料電池本体10が一つの
電池セルから構成されている場合についてまず説明す
る。図2の構造図に示すように、電池セルは、電解質膜
11と、この電解質膜11を両側から挟んでサンドイッ
チ構造とするガス拡散電極としてのカソード12および
アノード13と、このサンドイッチ構造を両側から挟み
つつカソード12およびアノード13とで酸素含有ガス
および燃料ガスの流路を形成するセパレータ14,15
と、セパレータ14,15の外側に配置されカソード1
2およびアノード13の集電極となる集電板16,17
とにより構成されている。
する。ここでは、簡単なため燃料電池本体10が一つの
電池セルから構成されている場合についてまず説明す
る。図2の構造図に示すように、電池セルは、電解質膜
11と、この電解質膜11を両側から挟んでサンドイッ
チ構造とするガス拡散電極としてのカソード12および
アノード13と、このサンドイッチ構造を両側から挟み
つつカソード12およびアノード13とで酸素含有ガス
および燃料ガスの流路を形成するセパレータ14,15
と、セパレータ14,15の外側に配置されカソード1
2およびアノード13の集電極となる集電板16,17
とにより構成されている。
【0027】電解質膜11は、高分子材料、例えばフッ
素系樹脂により形成されたイオン交換膜であり、湿潤状
態で良好な電気電導性を示す。カソード12およびアノ
ード13は、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンク
ロスにより形成されており、このカーボンクロスには、
触媒としての白金または白金と他の金属からなる合金等
を担持したカーボン粉がクロスの隙間に練り込まれてい
る。
素系樹脂により形成されたイオン交換膜であり、湿潤状
態で良好な電気電導性を示す。カソード12およびアノ
ード13は、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンク
ロスにより形成されており、このカーボンクロスには、
触媒としての白金または白金と他の金属からなる合金等
を担持したカーボン粉がクロスの隙間に練り込まれてい
る。
【0028】セパレータ14,15は、ち密質のカーボ
ンプレートにより形成されている。カソード12側のセ
パレータ14は、カソード12の表面とで材料ガスであ
る酸素含有ガスの流路をなすと共にカソード12で生成
する水の集水路をなす酸素ガス流路14pを形成する。
また、アノード13側のセパレータ15は、アノード1
3の表面とで燃料ガスである水素ガスと水蒸気との混合
ガスの流路をなす水素ガス流路15pを形成する。集電
板16,17は、銅(Cu)により形成されている。
ンプレートにより形成されている。カソード12側のセ
パレータ14は、カソード12の表面とで材料ガスであ
る酸素含有ガスの流路をなすと共にカソード12で生成
する水の集水路をなす酸素ガス流路14pを形成する。
また、アノード13側のセパレータ15は、アノード1
3の表面とで燃料ガスである水素ガスと水蒸気との混合
ガスの流路をなす水素ガス流路15pを形成する。集電
板16,17は、銅(Cu)により形成されている。
【0029】これが単セルの基本的な構成であり、実際
には、セパレータ14,カソード12,電解質膜11,
アノード13,セパレータ15をこの順に複数組積層し
て、その外側に集電板16,17を配置することによ
り、燃料電池本体10は構成されている。
には、セパレータ14,カソード12,電解質膜11,
アノード13,セパレータ15をこの順に複数組積層し
て、その外側に集電板16,17を配置することによ
り、燃料電池本体10は構成されている。
【0030】水素ガス加湿器20の構成について次に説
明する。水素ガス加湿器20は、図3の構造図に示すよ
うに、多孔質膜21と、この多孔質膜21の片側表面に
設けられた触媒反応層22と、多孔質膜21および触媒
反応層22を両側から挟みつつ水素ガスおよび水の流路
23p,24pを形成するセパレータ23,24とによ
り構成されている。なお、触媒反応層22は水の流路2
4pを形成するセパレータ24側に位置している。
明する。水素ガス加湿器20は、図3の構造図に示すよ
うに、多孔質膜21と、この多孔質膜21の片側表面に
設けられた触媒反応層22と、多孔質膜21および触媒
反応層22を両側から挟みつつ水素ガスおよび水の流路
23p,24pを形成するセパレータ23,24とによ
り構成されている。なお、触媒反応層22は水の流路2
4pを形成するセパレータ24側に位置している。
【0031】多孔質膜21は、ポリオレフィン系の多孔
質のフィルムであって、空孔率が50[%]以上で、平
均孔径が0.05[μm]程度のものである。この多孔
質膜21は、フィルムを境とした両側の圧力差に応じて
水を透過するものである。多孔質膜21は、例えば、旭
化成工業から商品名「ハイポア1000」として入手す
ることができる。
質のフィルムであって、空孔率が50[%]以上で、平
均孔径が0.05[μm]程度のものである。この多孔
質膜21は、フィルムを境とした両側の圧力差に応じて
水を透過するものである。多孔質膜21は、例えば、旭
化成工業から商品名「ハイポア1000」として入手す
ることができる。
【0032】触媒反応層22は、図4に示すように、触
媒としての白金22aを担持したカーボン粒子22bを
多孔質膜21の片側表面に分散付着させたものであり、
次のようにして多孔質膜21上に接着される。
媒としての白金22aを担持したカーボン粒子22bを
多孔質膜21の片側表面に分散付着させたものであり、
次のようにして多孔質膜21上に接着される。
【0033】まず、前記カーボン粒子22bを適当な溶
媒中に分散させて、分散溶液を作り、次いで、多孔質膜
21を加圧ろ過用ホルダにセットして、その分散溶液を
加圧ろ過する。この結果、溶媒のみは多孔質膜21を通
過し、前記カーボン粒子22bが多孔質膜表面に残留す
る。続いて、この状態の多孔質膜21の表面に、プロト
ン導電性固体電解質の溶液(例えば米国アルドリッチ社
から販売されているナフィオン5%溶液)を少量摘下し
たうえで、ホットプレスする。この結果、プロトン導電
性固体電解質の溶液が固化する過程で、いわば接着剤の
ような役目を果たしながら、前記カーボン粒子22bは
多孔質膜21表面に固着される。なお、このプロトン導
電性固体電解質は水も水素も、酸素も通過させるので、
たとえ、カーボン粒子22bの表面が、プロトン導電性
固体電解質で覆われたとしても問題ない。
媒中に分散させて、分散溶液を作り、次いで、多孔質膜
21を加圧ろ過用ホルダにセットして、その分散溶液を
加圧ろ過する。この結果、溶媒のみは多孔質膜21を通
過し、前記カーボン粒子22bが多孔質膜表面に残留す
る。続いて、この状態の多孔質膜21の表面に、プロト
ン導電性固体電解質の溶液(例えば米国アルドリッチ社
から販売されているナフィオン5%溶液)を少量摘下し
たうえで、ホットプレスする。この結果、プロトン導電
性固体電解質の溶液が固化する過程で、いわば接着剤の
ような役目を果たしながら、前記カーボン粒子22bは
多孔質膜21表面に固着される。なお、このプロトン導
電性固体電解質は水も水素も、酸素も通過させるので、
たとえ、カーボン粒子22bの表面が、プロトン導電性
固体電解質で覆われたとしても問題ない。
【0034】白金22aを担持したカーボン粒子22b
は次のような方法で作成されている。塩化白金酸水溶液
とチオ硫酸ナトリウムを混合して、亜硫酸白金錯体の水
溶液を得る。この水溶液を攪拌しながら、過酸化水素水
を摘下して、水溶液中にコロイド状の白金粒子を析出さ
せる。次に担体となるカーボンブラック〔例えばVul
can XC−72(米国のCABOT社の商標)やデ
ンカブラック(電気化学工業株式会社の商標)〕を添加
しながら、攪拌し、カーボンブラックの表面にコロイド
状の白金粒子を付着させる。次に溶液を吸引ろ過または
加圧ろ過して白金粒子が付着したカーボンブラックを分
離した後、脱イオン水で繰り返し洗浄した後、室温で完
全に乾燥させる。次に、凝集したカーボンブラックを粉
砕器で粉砕した後、水素還元雰囲気中で、250℃〜3
50℃で2時間程度加熱することにより、カーボンブラ
ック上の白金を還元するとともに、残留していた塩素を
完全に除去して、白金触媒が完成する。
は次のような方法で作成されている。塩化白金酸水溶液
とチオ硫酸ナトリウムを混合して、亜硫酸白金錯体の水
溶液を得る。この水溶液を攪拌しながら、過酸化水素水
を摘下して、水溶液中にコロイド状の白金粒子を析出さ
せる。次に担体となるカーボンブラック〔例えばVul
can XC−72(米国のCABOT社の商標)やデ
ンカブラック(電気化学工業株式会社の商標)〕を添加
しながら、攪拌し、カーボンブラックの表面にコロイド
状の白金粒子を付着させる。次に溶液を吸引ろ過または
加圧ろ過して白金粒子が付着したカーボンブラックを分
離した後、脱イオン水で繰り返し洗浄した後、室温で完
全に乾燥させる。次に、凝集したカーボンブラックを粉
砕器で粉砕した後、水素還元雰囲気中で、250℃〜3
50℃で2時間程度加熱することにより、カーボンブラ
ック上の白金を還元するとともに、残留していた塩素を
完全に除去して、白金触媒が完成する。
【0035】なお、この実施例では、白金触媒の担持量
は、多孔質膜1cm2 当たり、白金重量で0.01mg
となっている。この白金重量はガスが多孔質膜21を介
して水側に逆流しやすい場合には(つまり水の圧力とガ
ス圧力との差圧△Pが小さいほど)多くする。また、同
じ差圧であれば、単位面積当たりの加湿量の多い多孔質
膜を用いる場合は白金重量を多くする。つまり、それぞ
れの加湿装置の構成条件、運転条件に応じて白金重量の
最適値を決めればよい。また、実施例では、触媒として
白金を用いていたが、これに換えて、白金と他の金属か
らなる合金を用いた構成としても構わない。さらに、実
施例では、担持体として、カーボン粉を用いていたが、
これに換えて、シリカ粉、チタニア粉、アルミナ粉など
を用いた構成としても構わない。
は、多孔質膜1cm2 当たり、白金重量で0.01mg
となっている。この白金重量はガスが多孔質膜21を介
して水側に逆流しやすい場合には(つまり水の圧力とガ
ス圧力との差圧△Pが小さいほど)多くする。また、同
じ差圧であれば、単位面積当たりの加湿量の多い多孔質
膜を用いる場合は白金重量を多くする。つまり、それぞ
れの加湿装置の構成条件、運転条件に応じて白金重量の
最適値を決めればよい。また、実施例では、触媒として
白金を用いていたが、これに換えて、白金と他の金属か
らなる合金を用いた構成としても構わない。さらに、実
施例では、担持体として、カーボン粉を用いていたが、
これに換えて、シリカ粉、チタニア粉、アルミナ粉など
を用いた構成としても構わない。
【0036】セパレータ23,24は、カーボンを圧縮
してガス不透過とした緻密質のカーボンプレートにより
形成されている。セパレータ23,24の多孔質膜21
側の表面には、平行に配列された複数の凸部が設けられ
ており、複数の凸部と多孔質膜21とで複数の水素ガス
流路23pおよび水流路24pを形成する。また、セパ
レータ23,24と多孔質膜21とは、Oリング25,
26によりシールされており、また、多孔質膜21の長
手方向の両側はシール部材27,28によりシールされ
ている。
してガス不透過とした緻密質のカーボンプレートにより
形成されている。セパレータ23,24の多孔質膜21
側の表面には、平行に配列された複数の凸部が設けられ
ており、複数の凸部と多孔質膜21とで複数の水素ガス
流路23pおよび水流路24pを形成する。また、セパ
レータ23,24と多孔質膜21とは、Oリング25,
26によりシールされており、また、多孔質膜21の長
手方向の両側はシール部材27,28によりシールされ
ている。
【0037】なお、実施例ではセパレータ23をガス不
透過カーボンにより形成したが、水素ガスに侵されない
材質かつ熱伝導性に優れている材質であれば如何なる材
質により形成しても構わない。また、セパレータ24は
水に対して安定な材質でかつ熱伝導性に優れている材質
であれば如何なる材質により形成しても構わない。
透過カーボンにより形成したが、水素ガスに侵されない
材質かつ熱伝導性に優れている材質であれば如何なる材
質により形成しても構わない。また、セパレータ24は
水に対して安定な材質でかつ熱伝導性に優れている材質
であれば如何なる材質により形成しても構わない。
【0038】こうして構成された水素ガス加湿器20の
水素ガス流路23pの入口は、図示しない改質器と接続
されており、その水素ガス流路23pの出口は、前述し
た管路(燃料電池本体10のアノード側流路入口10b
に至る管路)80と接続されている。また、水素ガス加
湿器20の水流路24pの入口は、共用水タンク40に
至る管路50と接続されており、その水流路24pの出
口は、閉塞されている。この結果、水流路24pを流れ
る水の圧力と水素ガス流路23pを流れる水素ガスの圧
力との差に応じて、図4に示すように、水流路24p中
の水が多孔質膜21および触媒反応層22を透過する。
この透過した水は、多孔質膜21の表面で気化して水素
ガス流路23pを流れる水素ガスを加湿する。
水素ガス流路23pの入口は、図示しない改質器と接続
されており、その水素ガス流路23pの出口は、前述し
た管路(燃料電池本体10のアノード側流路入口10b
に至る管路)80と接続されている。また、水素ガス加
湿器20の水流路24pの入口は、共用水タンク40に
至る管路50と接続されており、その水流路24pの出
口は、閉塞されている。この結果、水流路24pを流れ
る水の圧力と水素ガス流路23pを流れる水素ガスの圧
力との差に応じて、図4に示すように、水流路24p中
の水が多孔質膜21および触媒反応層22を透過する。
この透過した水は、多孔質膜21の表面で気化して水素
ガス流路23pを流れる水素ガスを加湿する。
【0039】酸素含有ガス加湿器30は、前述した水素
ガス加湿器20から触媒反応層22を除いた構成、即
ち、電解質膜をセパレータで挟んだ構成であり、ここで
は、詳しい説明は省略する。この酸素含有ガス加湿器3
0により、水側の圧力と酸素含有ガス側の圧力との差に
応じて水が多孔質膜121を透過する。この透過した水
は、その多孔質膜表面で気化して酸素含有ガスを加湿す
る。
ガス加湿器20から触媒反応層22を除いた構成、即
ち、電解質膜をセパレータで挟んだ構成であり、ここで
は、詳しい説明は省略する。この酸素含有ガス加湿器3
0により、水側の圧力と酸素含有ガス側の圧力との差に
応じて水が多孔質膜121を透過する。この透過した水
は、その多孔質膜表面で気化して酸素含有ガスを加湿す
る。
【0040】こうして構成された燃料電池発電システム
1は、上述した化学反応により化学エネルギを直接電気
エネルギに変換するが、水素ガス加湿器20および酸素
含有ガス加湿器30で加湿された水素ガスおよび酸素含
有ガスにより、この化学反応がスムーズに行なわれてい
る。
1は、上述した化学反応により化学エネルギを直接電気
エネルギに変換するが、水素ガス加湿器20および酸素
含有ガス加湿器30で加湿された水素ガスおよび酸素含
有ガスにより、この化学反応がスムーズに行なわれてい
る。
【0041】すなわち、燃料電池本体10のアノード1
3では、水素が水素イオンと電子となる反応が行なわ
れ、生じた水素イオンが、アノード13付近の水と結合
して水和状態となって電解質膜11内を移動する。この
ため、そのままでは電解質膜11のアノード13付近で
水が不足するが、この不足は、水素ガスと水蒸気との混
合ガス中の水蒸気により補給される。この結果、電解質
膜11は常に湿潤状態となり、水素イオンは電解質膜1
1内をスムーズに移動することができ、陰極反応がスム
ーズに行なわれる。カソード12では、水素イオンと電
子と酸素とにより水を生成する反応が行なわれる。酸素
含有ガスと水蒸気の混合ガス中の水蒸気は、電解質膜1
1の湿潤状態を確保する役目を果たしている。
3では、水素が水素イオンと電子となる反応が行なわ
れ、生じた水素イオンが、アノード13付近の水と結合
して水和状態となって電解質膜11内を移動する。この
ため、そのままでは電解質膜11のアノード13付近で
水が不足するが、この不足は、水素ガスと水蒸気との混
合ガス中の水蒸気により補給される。この結果、電解質
膜11は常に湿潤状態となり、水素イオンは電解質膜1
1内をスムーズに移動することができ、陰極反応がスム
ーズに行なわれる。カソード12では、水素イオンと電
子と酸素とにより水を生成する反応が行なわれる。酸素
含有ガスと水蒸気の混合ガス中の水蒸気は、電解質膜1
1の湿潤状態を確保する役目を果たしている。
【0042】以上詳述したように、この第1実施例の燃
料電池発電システム1では、燃料電池に供給する水素ガ
スを水素ガス加湿器20で加湿している。この水素ガス
加湿器20では、多孔質膜21の表面に触媒反応層22
が設けられていることから、図4に示すように、水素ガ
ス流路23p側から多孔質膜21を透過して触媒反応層
22に達した水素ガスは、ここで白金22aの作用によ
り、水中に溶解している酸素と反応して水となる。これ
により、水素ガス流路23p側から水流路24p側に逆
流した水素ガスにより多孔質膜21と水との間にガス層
が形成されるということを防ぐことができる。なお、反
応して生成された水は、水流路24p側に存在している
水と混合されることから何の悪影響も与えない。
料電池発電システム1では、燃料電池に供給する水素ガ
スを水素ガス加湿器20で加湿している。この水素ガス
加湿器20では、多孔質膜21の表面に触媒反応層22
が設けられていることから、図4に示すように、水素ガ
ス流路23p側から多孔質膜21を透過して触媒反応層
22に達した水素ガスは、ここで白金22aの作用によ
り、水中に溶解している酸素と反応して水となる。これ
により、水素ガス流路23p側から水流路24p側に逆
流した水素ガスにより多孔質膜21と水との間にガス層
が形成されるということを防ぐことができる。なお、反
応して生成された水は、水流路24p側に存在している
水と混合されることから何の悪影響も与えない。
【0043】したがって、そのガス層により加湿機能が
低下するのを防止することができ、延いては、燃料電池
本体10の発電能力の低下を防止することができる。
低下するのを防止することができ、延いては、燃料電池
本体10の発電能力の低下を防止することができる。
【0044】本発明の第2実施例について次に説明す
る。図5は、第2実施例の水素ガス加湿器に用いられる
多孔質膜121の模式図である。図5に示すように、こ
の第2実施例の水素ガス加湿器は、第1実施例の水素ガ
ス加湿器20と比較して、触媒反応層22がなく、それ
に換えて、多孔質膜121の内部に、触媒としての白金
122aを担持したシリカ粒子122bを有するもので
ある。
る。図5は、第2実施例の水素ガス加湿器に用いられる
多孔質膜121の模式図である。図5に示すように、こ
の第2実施例の水素ガス加湿器は、第1実施例の水素ガ
ス加湿器20と比較して、触媒反応層22がなく、それ
に換えて、多孔質膜121の内部に、触媒としての白金
122aを担持したシリカ粒子122bを有するもので
ある。
【0045】前記シリカ粒子122bは多孔質膜121
の内部に次のようにして形成される。まず、無機充填物
であるシリカ粒子の表面に白金を担持し、次いで、この
無機充填物を用いて、膜を成膜し、膜の内部に白金が担
持された状態にする。白金触媒の担持量は多孔質膜1c
m2 あたり白金重量で0.01mgとすればよい。
の内部に次のようにして形成される。まず、無機充填物
であるシリカ粒子の表面に白金を担持し、次いで、この
無機充填物を用いて、膜を成膜し、膜の内部に白金が担
持された状態にする。白金触媒の担持量は多孔質膜1c
m2 あたり白金重量で0.01mgとすればよい。
【0046】なお、前記無機充填物には、この実施例の
ようにシリカ粉が使われているが、これに換えて、チタ
ニア粉や、アルミナ粉も使えるし、コストを気にしない
のであれば、ジルコニア粉や窒化ホウ素粉や窒化アルミ
ニウム粉を使うこともできる。こうした粉末表面に白金
触媒を担持する方法は、広く一般に行なわれており、こ
こでは詳しい説明は省略する。
ようにシリカ粉が使われているが、これに換えて、チタ
ニア粉や、アルミナ粉も使えるし、コストを気にしない
のであれば、ジルコニア粉や窒化ホウ素粉や窒化アルミ
ニウム粉を使うこともできる。こうした粉末表面に白金
触媒を担持する方法は、広く一般に行なわれており、こ
こでは詳しい説明は省略する。
【0047】こうした構成の第2実施例の水素ガス加湿
器では、触媒である白金122aを担持するシリカ粒子
122bが多孔質膜121の内部に設けられていること
から、水素ガス流路側から多孔質膜121を透過して水
流路側に到達しようとする水素ガスは、多孔質膜121
の内部を通過する途中で、白金122aの作用により、
水流路側から膜流路側に至る正常の流れの水の中に溶解
している酸素と反応して水になる。これにより、第1実
施例と同様に、水素ガス流路23p側から水流路24p
側に逆流した水素ガスにより多孔質膜21と水との間に
ガス層が形成されるということを防ぐことができる。し
たがって、第1実施例と同様に、そのガス層により加湿
機能が低下するのを防止することができ、延いては、燃
料電池本体10の発電能力の低下を防止することができ
る。
器では、触媒である白金122aを担持するシリカ粒子
122bが多孔質膜121の内部に設けられていること
から、水素ガス流路側から多孔質膜121を透過して水
流路側に到達しようとする水素ガスは、多孔質膜121
の内部を通過する途中で、白金122aの作用により、
水流路側から膜流路側に至る正常の流れの水の中に溶解
している酸素と反応して水になる。これにより、第1実
施例と同様に、水素ガス流路23p側から水流路24p
側に逆流した水素ガスにより多孔質膜21と水との間に
ガス層が形成されるということを防ぐことができる。し
たがって、第1実施例と同様に、そのガス層により加湿
機能が低下するのを防止することができ、延いては、燃
料電池本体10の発電能力の低下を防止することができ
る。
【0048】本発明の第3実施例について次に説明す
る。図6は、この第3実施例としての燃料電池発電シス
テム201の概略構成図である。この燃料電池発電シス
テム201は、第1実施例の燃料電池発電システム1と
比較して、図6に示すように、水素ガス加湿器220の
構成と、共用水タンク40と水素ガス加湿器20を結ぶ
管路50に後述するホルダ300を設けた点が相違し、
その他の構成については同一である。なお、同一のパー
ツには第1実施例と同じ符号を付けた。
る。図6は、この第3実施例としての燃料電池発電シス
テム201の概略構成図である。この燃料電池発電シス
テム201は、第1実施例の燃料電池発電システム1と
比較して、図6に示すように、水素ガス加湿器220の
構成と、共用水タンク40と水素ガス加湿器20を結ぶ
管路50に後述するホルダ300を設けた点が相違し、
その他の構成については同一である。なお、同一のパー
ツには第1実施例と同じ符号を付けた。
【0049】この実施例の水素ガス加湿器220は、第
1実施例の水素ガス加湿器20において触媒反応層22
を除いた構成、即ち、多孔質膜21だけをセパレータ2
3,24により挟んだ構成を備える。
1実施例の水素ガス加湿器20において触媒反応層22
を除いた構成、即ち、多孔質膜21だけをセパレータ2
3,24により挟んだ構成を備える。
【0050】ホルダ300について次に説明する。図7
はホルダ300の斜視図、図8はホルダ300を分解し
た分解斜視図である。両図に示すように、ホルダ300
は、互いに重ねた2枚のサポートスクリーン301,3
02の片側表面に、触媒としての白金を担持した膜体3
03を設け、これらを、2枚のパッキング304,30
5によりシール性を高めつつ内側ボディ306と外側ボ
ディ307との間に挟み込む。そして、これらをロック
ナット用ガスケット308を介してロックナット309
により締め付けたものである。なお、内側ボディ306
および外側ボディ307には貫通孔が設けられており、
こうした構成により、ホルダ300は流路の途中に膜体
303を保持する働きをする。
はホルダ300の斜視図、図8はホルダ300を分解し
た分解斜視図である。両図に示すように、ホルダ300
は、互いに重ねた2枚のサポートスクリーン301,3
02の片側表面に、触媒としての白金を担持した膜体3
03を設け、これらを、2枚のパッキング304,30
5によりシール性を高めつつ内側ボディ306と外側ボ
ディ307との間に挟み込む。そして、これらをロック
ナット用ガスケット308を介してロックナット309
により締め付けたものである。なお、内側ボディ306
および外側ボディ307には貫通孔が設けられており、
こうした構成により、ホルダ300は流路の途中に膜体
303を保持する働きをする。
【0051】膜体303は、ポリエステルの不織布であ
り、厚さ150[μm]程度のものであり、水の通過を
阻害しない程度の通水性を備える。この膜体303に
は、片側の表面(勿論、両側でも構わない)に白金が担
持されている。なお、白金の担持量は、膜体303の1
[cm2 ]あたり、白金重量で0.05[mg]程度で
ある。なお膜体303はポリエステル系のほか、ポリエ
チレン系、ポリプロピレン系、ポリアミド系、ポリスル
ホン系の不織布であってもよい。
り、厚さ150[μm]程度のものであり、水の通過を
阻害しない程度の通水性を備える。この膜体303に
は、片側の表面(勿論、両側でも構わない)に白金が担
持されている。なお、白金の担持量は、膜体303の1
[cm2 ]あたり、白金重量で0.05[mg]程度で
ある。なお膜体303はポリエステル系のほか、ポリエ
チレン系、ポリプロピレン系、ポリアミド系、ポリスル
ホン系の不織布であってもよい。
【0052】こうした構成のホルダ300は、共用水タ
ンク40と水素ガス加湿器20を結ぶ管路50の間、特
にこの実施例では、加圧ポンプ50Pと水素ガス加湿器
20との間の管路50に配設されている。
ンク40と水素ガス加湿器20を結ぶ管路50の間、特
にこの実施例では、加圧ポンプ50Pと水素ガス加湿器
20との間の管路50に配設されている。
【0053】以上詳述したように、この第3実施例の燃
料電池発電システム201では、燃料電池に供給する水
素ガスを水素ガス加湿器220で加湿しているが、この
加湿の際、多孔質膜21を介して水素ガス流路側から水
流路側へ水素ガスが進入する。その水素ガスは、その
後、水素ガス加湿器220から管路50を経由して共用
水タンク40の方向に進むが、その際にホルダ300に
設けられた膜体303の白金と接することにより、水中
に溶解している酸素と反応して水となる。これにより、
管路50に進入した水素ガスを除去することができる。
料電池発電システム201では、燃料電池に供給する水
素ガスを水素ガス加湿器220で加湿しているが、この
加湿の際、多孔質膜21を介して水素ガス流路側から水
流路側へ水素ガスが進入する。その水素ガスは、その
後、水素ガス加湿器220から管路50を経由して共用
水タンク40の方向に進むが、その際にホルダ300に
設けられた膜体303の白金と接することにより、水中
に溶解している酸素と反応して水となる。これにより、
管路50に進入した水素ガスを除去することができる。
【0054】従来、そうした管路に進入した水素ガス
は、その管路の水の流れを悪化させたり、共用水タンク
に進入して共用水タンクから、再び水素ガス加湿器の水
流路に混入したり、あるいは、酸素含有ガス加湿器の水
流路に混入したりして、両加湿器の加湿機能の低下に結
びつくが、これに対して、この実施例の燃料電池発電シ
ステム201では、前述したように管路50に進入した
水素ガスを除去することができることから、水素ガス加
湿器220および酸素含有ガス加湿器230の加湿機能
の低下を防止することができ、延いては、加湿がなされ
る燃料電池本体10の発電能力の低下を防止することが
できる。
は、その管路の水の流れを悪化させたり、共用水タンク
に進入して共用水タンクから、再び水素ガス加湿器の水
流路に混入したり、あるいは、酸素含有ガス加湿器の水
流路に混入したりして、両加湿器の加湿機能の低下に結
びつくが、これに対して、この実施例の燃料電池発電シ
ステム201では、前述したように管路50に進入した
水素ガスを除去することができることから、水素ガス加
湿器220および酸素含有ガス加湿器230の加湿機能
の低下を防止することができ、延いては、加湿がなされ
る燃料電池本体10の発電能力の低下を防止することが
できる。
【0055】なお、前記第3実施例において、ホルダ3
00を、水素ガス加湿器220の水流路24pの出口側
の集合管に設けた構成としてもよい。
00を、水素ガス加湿器220の水流路24pの出口側
の集合管に設けた構成としてもよい。
【0056】本発明の第4実施例について次に説明す
る。図9は、この第4実施例としての水素ガス加湿シス
テムの概略構成図である。図9に示すように、この水素
ガス加湿システム401は、加湿器本体410を中心に
備える。加湿器本体410は、多孔質膜421と、この
多孔質膜421を挟んで一方に水素ガスの流路423p
を、他方に水流路424pを形成する部材423,42
4とにより構成されている。
る。図9は、この第4実施例としての水素ガス加湿シス
テムの概略構成図である。図9に示すように、この水素
ガス加湿システム401は、加湿器本体410を中心に
備える。加湿器本体410は、多孔質膜421と、この
多孔質膜421を挟んで一方に水素ガスの流路423p
を、他方に水流路424pを形成する部材423,42
4とにより構成されている。
【0057】部材423により形成される水素ガス流路
423pは、改質器から燃料電池本体に至る管路430
の途中に配管されており、また、部材424により形成
される水流路424pは、入口側が、加圧ポンプ440
を介して水タンク450と接続され、出口側は閉塞され
ている。さらに、この水流路424pには制御バルブ4
60の設けられたガス抜き管路470が接続されてい
る。なお、この出口側が入口側に対して上部に位置する
ように、加湿器本体410の配置が定められている。
423pは、改質器から燃料電池本体に至る管路430
の途中に配管されており、また、部材424により形成
される水流路424pは、入口側が、加圧ポンプ440
を介して水タンク450と接続され、出口側は閉塞され
ている。さらに、この水流路424pには制御バルブ4
60の設けられたガス抜き管路470が接続されてい
る。なお、この出口側が入口側に対して上部に位置する
ように、加湿器本体410の配置が定められている。
【0058】また、この水素ガス加湿システム401
は、管路470の加湿器本体410から制御バルブ46
0までの間に設けられ、水流路424pの液面の高さを
検出する水位センサ480と、水位センサ480に電気
的に接続される電子制御ユニット490とを備える。
は、管路470の加湿器本体410から制御バルブ46
0までの間に設けられ、水流路424pの液面の高さを
検出する水位センサ480と、水位センサ480に電気
的に接続される電子制御ユニット490とを備える。
【0059】電子制御ユニット490は、周知のCP
U,ROM,RAM等を備えたマイクロコンピュータか
ら構成され、水位センサ480からの検出信号に応じて
制御バルブ460を開閉制御する。詳しくは、電子制御
ユニット490のROMには所定のプログラムが予め記
憶されており、そのプログラムに従って電子制御ユニッ
ト490は制御バルブ460の開閉制御を行なってい
る。
U,ROM,RAM等を備えたマイクロコンピュータか
ら構成され、水位センサ480からの検出信号に応じて
制御バルブ460を開閉制御する。詳しくは、電子制御
ユニット490のROMには所定のプログラムが予め記
憶されており、そのプログラムに従って電子制御ユニッ
ト490は制御バルブ460の開閉制御を行なってい
る。
【0060】電子制御ユニット490のCPUにより実
行される制御バルブ開閉処理について、図10のフロー
チャートに沿って説明する。図10に示すように、CP
Uは、まず、水位センサ480の検出信号を取り込み
(ステップ500)、その検出信号から示される水位が
予め定めた所定水位を下回っているか否かを判定する
(ステップ510)。ここで、その水位が所定水位を下
回ったと判定されると、水流路424pには所定量以上
のガスが貯えられたものとして、制御バルブ460に制
御信号を送って制御バルブ460を開状態に制御する
(ステップ520)。
行される制御バルブ開閉処理について、図10のフロー
チャートに沿って説明する。図10に示すように、CP
Uは、まず、水位センサ480の検出信号を取り込み
(ステップ500)、その検出信号から示される水位が
予め定めた所定水位を下回っているか否かを判定する
(ステップ510)。ここで、その水位が所定水位を下
回ったと判定されると、水流路424pには所定量以上
のガスが貯えられたものとして、制御バルブ460に制
御信号を送って制御バルブ460を開状態に制御する
(ステップ520)。
【0061】一方、ステップ510でその水位が所定水
位を上回っていると判定されたときには、ステップ52
0を飛ばして、制御バルブ460を閉状態のままにして
おく。こうしてこのルーチンで示す処理を一旦終える。
位を上回っていると判定されたときには、ステップ52
0を飛ばして、制御バルブ460を閉状態のままにして
おく。こうしてこのルーチンで示す処理を一旦終える。
【0062】以上のように構成された水素ガス加湿シス
テム401では、多孔質膜421を介して水素ガス流路
423p側から水流路424p側に進入した水素ガスの
量が所定量以上に達すると、制御バルブ460を開状態
とすることで、水流路424pに滞留した水素ガスをガ
ス抜き管路470からリークしている。なお、図示はし
なかったが、このリークしたガスは集めて水素ガス系統
側に戻される。
テム401では、多孔質膜421を介して水素ガス流路
423p側から水流路424p側に進入した水素ガスの
量が所定量以上に達すると、制御バルブ460を開状態
とすることで、水流路424pに滞留した水素ガスをガ
ス抜き管路470からリークしている。なお、図示はし
なかったが、このリークしたガスは集めて水素ガス系統
側に戻される。
【0063】したがって、多孔質膜421を透過して水
素ガス流路423p側から水流路424p側に進入した
水素ガスにより多孔質膜421と水との間にガス層が形
成されるということを防ぐことができる、この結果、第
1実施例と同様に、ガス層により加湿機能が低下するの
を防止することができ、延いては、この水素ガス加湿器
410で加湿がなされる燃料電池本体の発電能力の低下
を防止することができる。
素ガス流路423p側から水流路424p側に進入した
水素ガスにより多孔質膜421と水との間にガス層が形
成されるということを防ぐことができる、この結果、第
1実施例と同様に、ガス層により加湿機能が低下するの
を防止することができ、延いては、この水素ガス加湿器
410で加湿がなされる燃料電池本体の発電能力の低下
を防止することができる。
【0064】なお、この第4実施例では、水素ガス加湿
システムとして、燃料電池のアノードに供給する水素ガ
スを加湿する構成としていたが、これに換えて、燃料電
池のカソードに供給する酸素含有ガスを加湿する構成と
してもよい。即ち、ガス流路423pには水素ガスに換
えて酸素含有ガスを流す構成とする。この構成によって
も、第4実施例と同様に、ガス層により加湿機能が低下
するのを防止することができる。
システムとして、燃料電池のアノードに供給する水素ガ
スを加湿する構成としていたが、これに換えて、燃料電
池のカソードに供給する酸素含有ガスを加湿する構成と
してもよい。即ち、ガス流路423pには水素ガスに換
えて酸素含有ガスを流す構成とする。この構成によって
も、第4実施例と同様に、ガス層により加湿機能が低下
するのを防止することができる。
【0065】前述した実施例に換えて、最も簡単に、多
孔質膜と水流路との間にガス層が形成されるのを防ぐ構
成について次に説明する。その構成を示すのが図11の
構成図である。図11に示すように、この水素ガス加湿
器600は、多孔質膜621と、この多孔質膜621を
両側から挟みつつ水素ガスおよび水の流路623p,6
24pを形成するセパレータ623,624とを備えた
上で、水流路624pが水素ガス流路623pに対して
上側となるように配置されている。
孔質膜と水流路との間にガス層が形成されるのを防ぐ構
成について次に説明する。その構成を示すのが図11の
構成図である。図11に示すように、この水素ガス加湿
器600は、多孔質膜621と、この多孔質膜621を
両側から挟みつつ水素ガスおよび水の流路623p,6
24pを形成するセパレータ623,624とを備えた
上で、水流路624pが水素ガス流路623pに対して
上側となるように配置されている。
【0066】図12には望ましくない例を示した。この
図12に示すように、水流路が水素ガス流路に対して下
側に来ると、水素ガス流路側から多孔質膜を通過して水
流路側に進入したガスが水流路と多孔質膜の間に滞留し
(図中、Gにガスが滞留)、この為、水が多孔質膜に触
れることが出来なくなり、結果として、内部加湿機能が
働かなくなる恐れがある。
図12に示すように、水流路が水素ガス流路に対して下
側に来ると、水素ガス流路側から多孔質膜を通過して水
流路側に進入したガスが水流路と多孔質膜の間に滞留し
(図中、Gにガスが滞留)、この為、水が多孔質膜に触
れることが出来なくなり、結果として、内部加湿機能が
働かなくなる恐れがある。
【0067】これに対して、この実施例では、水流路6
24pが水素ガス流路623pに対して上側となるよう
に配置されていることから、水素ガス流路623p側か
ら多孔質膜621を通過して水流路624p側に進入し
たガスは、水流路624pの上側(多孔質膜621と反
対の側)に溜まり、そのガスが水流路624pと多孔質
膜621の間に滞留することがない。このため、そのガ
スに起因する加湿機能の低下を防止することができ、延
いては、加湿がなされる燃料電池の発電能力の低下を防
止することができる。
24pが水素ガス流路623pに対して上側となるよう
に配置されていることから、水素ガス流路623p側か
ら多孔質膜621を通過して水流路624p側に進入し
たガスは、水流路624pの上側(多孔質膜621と反
対の側)に溜まり、そのガスが水流路624pと多孔質
膜621の間に滞留することがない。このため、そのガ
スに起因する加湿機能の低下を防止することができ、延
いては、加湿がなされる燃料電池の発電能力の低下を防
止することができる。
【0068】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、多孔質膜を、ボリオレフィン系のフィルム
に換えてセルロース系、ポリアミド系、ポリスルホン
系、ポリプロピレン系等のフィルムとした構成等、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で
実施し得ることは勿論である。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、多孔質膜を、ボリオレフィン系のフィルム
に換えてセルロース系、ポリアミド系、ポリスルホン
系、ポリプロピレン系等のフィルムとした構成等、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で
実施し得ることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の燃料
電池の加湿装置では、多孔質膜の内部または水の流路側
の表面の少なくとも一方に設けた触媒により、多孔質膜
を透過して水の流路側に現われた水素ガスを水に変化さ
せることができる。このため、その水素ガスに起因する
加湿機能の低下を防止することができ、延いては、加湿
がなされる燃料電池の発電能力の低下を防止することが
できる。
電池の加湿装置では、多孔質膜の内部または水の流路側
の表面の少なくとも一方に設けた触媒により、多孔質膜
を透過して水の流路側に現われた水素ガスを水に変化さ
せることができる。このため、その水素ガスに起因する
加湿機能の低下を防止することができ、延いては、加湿
がなされる燃料電池の発電能力の低下を防止することが
できる。
【0070】請求項2記載の燃料電池の加湿装置では、
水の流路中に配置された触媒により、多孔質膜を透過し
て水の流路側に進入した水素ガスを水に変化させること
ができる。このため、水の流路側に進入した水素ガスを
除去することができる。従って、その水素ガスに起因す
る加湿機能の低下を防止することができ、延いては、加
湿がなされる燃料電池の発電能力の低下を防止すること
ができる。
水の流路中に配置された触媒により、多孔質膜を透過し
て水の流路側に進入した水素ガスを水に変化させること
ができる。このため、水の流路側に進入した水素ガスを
除去することができる。従って、その水素ガスに起因す
る加湿機能の低下を防止することができ、延いては、加
湿がなされる燃料電池の発電能力の低下を防止すること
ができる。
【0071】請求項3記載の燃料電池の加湿装置では、
多孔質膜を透過して水の貯留路中に進入したガス量が多
くなると、外部に排気することができる。このため、そ
のガスに起因する加湿機能の低下を防止することがで
き、延いては、加湿がなされる燃料電池の発電能力の低
下を防止することができる。
多孔質膜を透過して水の貯留路中に進入したガス量が多
くなると、外部に排気することができる。このため、そ
のガスに起因する加湿機能の低下を防止することがで
き、延いては、加湿がなされる燃料電池の発電能力の低
下を防止することができる。
【図1】本発明の燃料電池の加湿装置を備えた第1実施
例としての固体高分子型燃料電池の発電システム1の概
略構成図である。
例としての固体高分子型燃料電池の発電システム1の概
略構成図である。
【図2】燃料電池本体の電池セルの構造図である。
【図3】水素ガス加湿器20の構造図である。
【図4】触媒反応層22周辺の模式図である。
【図5】第2実施例の水素ガス加湿器に用いられる多孔
質膜121の模式図である。
質膜121の模式図である。
【図6】第3実施例としての燃料電池発電システム20
1の概略構成図である。
1の概略構成図である。
【図7】第3実施例で用いられるホルダ300の斜視図
である。
である。
【図8】ホルダ300の分解斜視図である。
【図9】第4実施例としての水素ガス加湿システムの概
略構成図である。
略構成図である。
【図10】電子制御ユニット490により実行される制
御バルブ開閉処理を示すフローチャートである。
御バルブ開閉処理を示すフローチャートである。
【図11】他の実施例の水素ガス加湿器600の構造図
である。
である。
【図12】望ましくない比較例の構造図である。
1…燃料電池発電システム 10…燃料電池本体 10a…冷却部 10b…アノード側流路入口 10c…カソード側流路入口 11…電解質膜 12…カソード 13…アノード 14…セパレータ 14p…酸素ガス流路 15…セパレータ 15p…水素ガス流路 16,17…集電板 20…水素ガス加湿器 21…多孔質膜 22…触媒反応層 22a…白金 22b…カーボン粒子 23…セパレータ 23p…水素ガス流路 24…セパレータ 24p…水流路 25,26…Oリング 27,28…シール部材 30…酸素含有ガス加湿器 40…共用水タンク 50…管路 50P…加圧ポンプ 60…管路 60P…加圧ポンプ 70…管路 70P…加圧ポンプ 80,90…管路 121…多孔質膜 122a…白金 122b…シリカ粒子 201…燃料電池発電システム 220…水素ガス加湿器 230…酸素含有ガス加湿器 300…ホルダ 301,302…サポートスクリーン 303…膜体 304,305…パッキング 306…内側ボディ 307…外側ボディ 308…ロックナット用ガスケット 309…ロックナット 401…水素ガス加湿システム 410…加湿器本体 410…水素ガス加湿器 421…多孔質膜 423,424…部材 423p…水素ガス流路 424p…水流路 430…管路 440…加圧ポンプ 450…水タンク 460…制御バルブ 470…管路 480…水位センサ 490…電子制御ユニット 600…水素ガス加湿器 621…多孔質膜 623,624…セパレータ 623p…水素ガス流路 624p…水流路
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料電池の電極に供給する燃料ガスを加
湿する加湿装置であって、 水の流路と前記燃料ガスの流路とに接し、該水と該燃料
ガスとの圧力差に応じて該水を透過する多孔質膜を備え
るとともに、 前記多孔質膜の内部または前記水の流路側の表面の少な
くとも一方に触媒を設けた燃料電池の加湿装置。 - 【請求項2】 燃料電池の電極に供給する燃料ガスを加
湿する加湿装置であって、 水の流路と前記燃料ガスの流路とに接し、該水と該燃料
ガスとの圧力差に応じて該水を透過する多孔質膜を備え
るとともに、 通水性を有し、かつ、触媒を担持する支持体を、前記水
の流路中に設けた燃料電池の加湿装置。 - 【請求項3】 燃料電池の電極に供給する材料ガスを加
湿する加湿装置であって、 水を貯える貯留路と前記材料ガスの流路とに接し、該水
と該材料ガスとの圧力差に応じて該水を透過する多孔質
膜と、 前記水の貯留路中に滞留するガスの量を検出するガス量
検出手段と、 前記滞留したガスを前記貯留路から排気するガス抜き通
路と、 該ガス抜き通路を開閉する開閉弁と、 前記ガス量検出手段で検出されたガス量に応じて前記開
閉弁を開閉制御する制御手段とを備えた燃料電池の加湿
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302831A JPH08138705A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 燃料電池の加湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6302831A JPH08138705A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 燃料電池の加湿装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08138705A true JPH08138705A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17913624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6302831A Pending JPH08138705A (ja) | 1994-11-10 | 1994-11-10 | 燃料電池の加湿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08138705A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000014819A1 (en) * | 1998-09-04 | 2000-03-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Solid polymer type fuel cell system |
| US6106964A (en) * | 1997-06-30 | 2000-08-22 | Ballard Power Systems Inc. | Solid polymer fuel cell system and method for humidifying and adjusting the temperature of a reactant stream |
| US6416895B1 (en) | 2000-03-09 | 2002-07-09 | Ballard Power Systems Inc. | Solid polymer fuel cell system and method for humidifying and adjusting the temperature of a reactant stream |
| WO2004062016A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Sony Corporation | 水素ガス湿度制御装置、燃料電池、水素ガス湿度制御方法および燃料電池の湿度制御方法 |
| WO2009037864A1 (ja) * | 2007-09-21 | 2009-03-26 | Panasonic Corporation | 燃料電池システム |
| US7745032B2 (en) | 2002-10-18 | 2010-06-29 | Hitachi, Ltd. | Fuel cell with humidifier |
-
1994
- 1994-11-10 JP JP6302831A patent/JPH08138705A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6106964A (en) * | 1997-06-30 | 2000-08-22 | Ballard Power Systems Inc. | Solid polymer fuel cell system and method for humidifying and adjusting the temperature of a reactant stream |
| US6783878B2 (en) | 1997-06-30 | 2004-08-31 | Ballard Power Systems Inc. | Solid polymer fuel cell system and method for humidifying and adjusting the temperature of a reactant stream |
| WO2000014819A1 (en) * | 1998-09-04 | 2000-03-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Solid polymer type fuel cell system |
| US6613467B1 (en) | 1998-09-04 | 2003-09-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Polymer electrolyte fuel cells system |
| US6416895B1 (en) | 2000-03-09 | 2002-07-09 | Ballard Power Systems Inc. | Solid polymer fuel cell system and method for humidifying and adjusting the temperature of a reactant stream |
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| WO2009037864A1 (ja) * | 2007-09-21 | 2009-03-26 | Panasonic Corporation | 燃料電池システム |
| JP5383493B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2014-01-08 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
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