JPH0814015A - 可変バルブタイミング装置 - Google Patents

可変バルブタイミング装置

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JPH0814015A
JPH0814015A JP14201494A JP14201494A JPH0814015A JP H0814015 A JPH0814015 A JP H0814015A JP 14201494 A JP14201494 A JP 14201494A JP 14201494 A JP14201494 A JP 14201494A JP H0814015 A JPH0814015 A JP H0814015A
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port
discharge port
ring gear
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Akira Hoshino
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    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34436Features or method for avoiding malfunction due to foreign matters in oil

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  • Sliding Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】油圧制御弁により油圧経路を切り替えて駆動さ
せる可変バルブタイミング装置において、油圧制御弁で
の油中異物の噛み込みを防止する。 【構成】可変バルブタイミング機構3は、カムシャフト
1とプーリ2との間に介在されるリングギヤ27の両側
の油圧室28,29に対する油圧を油圧制御弁(OC
V)4により調整することにより作動させる。OCV4
のスリーブ36に導入ポート39、吐出ポート40,4
1と、ドレンポート42,43を形成する。スプール3
7を中立位置に保持して油圧室28に若干の油圧を供給
することにより、リングギヤ27をカムシャフト1の駆
動反力に抗してその中間位置に保持する。スプール37
を中立位置に配置する際に、吐出ポート41に対応して
スプール37とスリーブ36との間に形成される第1の
閉じしろS1を油の漏れ流が大きくなる程度に相対的に
小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの吸排気バル
ブの作動タイミングを可変とするために使用される可変
バルブタイミング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、先に本出願
人により特願平5−256132号に提案されたものが
ある。この従来技術にはエンジンに設けられた可変バル
ブタイミング装置の一例が示されている。
【0003】図8に示すように、この装置はカムシャフ
ト61に設けられたタイミングプーリ62を含む可変バ
ルブタイミング機構(VVT)63を備えている。この
VVT63はタイミングプーリ62の内部にそのプーリ
62とカムシャフト61との間に介在されたリングギヤ
64を備えている。このリングギヤ64は内外周にヘリ
カル歯を有し、そのヘリカル歯等を介してカムシャフト
61とタイミングプーリ62とが連結されている。カム
シャフト61はその回転に基づいて図示しない吸排気バ
ルブを作動させる。タイミングプーリ62はタイミング
ベルト65を介して図示しないクランクシャフトに駆動
連結されている。そして、リングギヤ64がカムシャフ
ト61の軸方向に沿って回りながら移動することによ
り、同シャフト61とタイミングプーリ62との回転位
相が変更され、吸排気バルブの作動タイミングが変更さ
れる。
【0004】ここで、リングギヤ64を移動させるため
に、タイミングプーリ62の内部において、同ギヤ64
の両側には第1及び第2の油圧室66,67がそれぞれ
設けられている。両油圧室66,67には、オイルパン
68に貯留された潤滑油がオイルポンプ69の作動に基
づいて二系統の油路70,71等を通じて供給可能にな
っている。
【0005】両油圧室66,67に対する油圧の供給を
制御するために、両油路70,71の途中には、油圧制
御弁(OCV)72が設けられている。このOCV72
はスリーブ73と、スプール74と、ソレノイド75と
を備えている。スリーブ73はオイルポンプ69から吐
出される油圧を導入する導入ポート76と、第1及び第
2の油圧室66,67へ油圧をそれぞれ供給するための
第1及び第2の吐出ポート77,78と、各油圧室6
6,67から戻る油をオイルパン68へとドレンするた
めの第1及び第2のドレンポート79,80とを備えて
いる。そして、ソレノイド75によりスプール74を移
動させることにより、各油圧室66,67に対する油圧
の供給と油のドレンが切り替えられる。
【0006】ここで、図8に示すスプール74の状態を
その中立位置とし、その位置からスプール74を同図の
左方向へ移動させることにより、導入ポート76と第1
の吐出ポート77とが連通すると共に、第2の吐出ポー
ト78が第2のドレンポート80に連通する。この結
果、オイルポンプ69による油圧が第1の油圧室66に
供給され、リングギヤ64が図8の右方向へ移動され、
第2の油圧室67の油がオイルパン68へとドレンされ
る。このリングギヤ64の移動により、カムシャフト6
1の回転位相が進角される。このようにカム進角のため
のリングギヤ64の移動方向を進角方向と呼ぶ。
【0007】一方、スプール74を図8の右方向へ移動
させることにより、導入ポート76と第2の吐出ポート
78とが連通すると共に、第1の吐出ポート77が第1
のドレンポート79に連通する。この結果、オイルポン
プ69による油圧が第2の油圧室67に供給され、リン
グギヤ64が図8の左方向へ移動され、第1の油圧室6
6の油がオイルパン68へとドレンされる。このリング
ギヤ64の移動により、カムシャフト61の回転位相が
遅角される。このようにカム遅角のためのリングギヤ6
4の移動方向を遅角方向と呼ぶ。
【0008】更に、図8に示すように、スプール74を
その中立位置に保持することにより、リングギヤ64を
進角及び遅角の中間位置に保持することができる。ここ
では、カムシャフト61が吸排気バルブを作動させる際
に駆動反力を受けることから、リングギヤ64にはその
駆動反力による回転力が作用することになる。従来技術
では、その回転力とヘリカル歯の方向との関係から、リ
ングギヤ64は遅角方向へ移動するような反力を受けて
いた。そこで、従来技術では、リングギヤ64を中間位
置に保持するために、同ギヤ64が受ける反力を考慮し
てその反力に対抗する油圧が第1の油圧室66に供給さ
れるように、中立位置におけるスプール74とスリーブ
73との関係が設定されていた。即ち、図9に示すよう
に、スプール74が中立位置に保持された状態では、導
入ポート76と第1の吐出ポート77との間が若干開か
れ、第2の吐出ポート78と第2のドレンポート80と
の間がほぼ閉じられるように、スプール74とスリーブ
73との関係が設定されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記従来技術
では、スプール74がその中立位置に保持された場合
に、両ポート78,80の間がほぼ閉じられることか
ら、スプール74とスリーブ73との間には、スプール
74の移動を許容できる程度の微細な隙間はあるもの
の、両ポート78,80においてスプール74とスリー
ブ73との間を通過できる油は極めて少ない。更に、油
の中には微小な金属粉等の異物が混入していることもあ
る。そのため、上記のような保持状態がしばらく続いた
場合には、第2の吐出ポート78の付近で油の流れが停
滞し、その部位で油中の異物が堆積したり、その異物が
スプール74とスリーブ73との間に噛み込まれたりす
るおそれがあった。又、リングギヤ64の中間位置を常
に最適に調整するために、スプール74を軸方向へ小刻
みに振動させることも考えられるが、この場合には、両
者74,73の間における異物の噛み込みが特に問題と
なる傾向にある。
【0010】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、油圧制御弁によって油圧の
経路を切り替えることにより駆動される装置を前提と
し、その油圧制御弁において油中の異物の噛み込みが起
こることを防止することのできる可変バルブタイミング
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の第1の発明においては、エンジ
ンのカムシャフトとそのシャフト上に設けられたタイミ
ングプーリとの間にリングギヤを介在させ、そのリング
ギヤの軸方向両端に対応して設けられた第1及び第2の
油圧室に対する油圧の供給を油圧制御弁により制御する
ことにより、リングギヤを軸方向へ移動させながら回動
させてカムシャフトに捩じりを付与し、もって吸排気バ
ルブの作動タイミングを可変とするようにした可変バル
ブタイミング装置であって、油圧制御弁はスプールを移
動可能に収容したスリーブを備え、そのスリーブには所
定の油圧を導入するための導入ポートと、その導入ポー
トから導入された油圧を第1及び第2の油圧室へそれぞ
れ供給するための第1及び第2の吐出ポートと、各油圧
室から戻される油をドレンするためのドレンポートとが
形成され、スプールを移動させて導入ポート及びドレン
ポートに対する各吐出ポートの連通を選択的に切り替え
ることにより、各油圧室に対する油圧の供給を切り替え
てリングギヤを移動させると共に、スプールを中立位置
に保持して第1の油圧室に若干の油圧を供給することに
より、リングギヤをカムシャフトの駆動反力に抗してそ
の移動方向の中間位置に保持するようにした可変バルブ
タイミング装置において、スプールを中立位置に配置し
て第1の油圧室に対し第1の吐出ポートを通じて導入ポ
ートから導入される油圧を供給し、かつ第2の油圧室か
ら第2の吐出ポートを通じてドレンポートへ漏れる油を
抑制するときに、第2の吐出ポートとドレンポートとの
間におけるスプールとスリーブとの間に形成される第1
の閉じしろを、第2の油圧室に対し第2の吐出ポートを
通じて導入ポートから導入される油圧を供給し、かつ第
1の油圧室から第1の吐出ポートを通じてドレンポート
へ漏れる油を抑制するときに、第1の吐出ポートとドレ
ンポートとの間におけるスプールとスリーブとの間に形
成される第2の閉じしろよりも小さく設定したことを趣
旨としている。
【0012】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の第2の発明においては、エンジンのカムシャフト
とそのシャフト上に設けられたタイミングプーリとの間
にリングギヤを介在させ、そのリングギヤの軸方向両端
に対応して設けられた第1及び第2の油圧室に対する油
圧の供給を油圧制御弁により制御することにより、リン
グギヤを軸方向へ移動させながら回動させてカムシャフ
トに捩じりを付与し、もって吸排気バルブの作動タイミ
ングを可変とするようにした可変バルブタイミング装置
であって、油圧制御弁はスプールを移動可能に収容した
スリーブを備え、そのスリーブには所定の油圧を導入す
るための導入ポートと、その導入ポートから導入された
油圧を第1及び第2の油圧室へそれぞれ供給するための
第1及び第2の吐出ポートと、各油圧室から戻される油
をドレンするためのドレンポートとが形成され、スプー
ルを移動させて導入ポート及びドレンポートに対する各
吐出ポートの連通を選択的に切り替えることにより、各
油圧室に対する油圧の供給を切り替えてリングギヤを移
動させると共に、スプールを中立位置に保持して第1の
油圧室に若干の油圧を供給することにより、リングギヤ
をカムシャフトの駆動反力に抗してその移動方向の中間
位置に保持するようにした可変バルブタイミング装置に
おいて、スプールを中立位置に配置して第1の油圧室に
対し第1の吐出ポートを通じて導入ポートから導入され
る油圧を供給し、かつ第2の油圧室から第2の吐出ポー
トを通じてドレンポートへ漏れる油を抑制するときに、
第2の吐出ポートとドレンポートとの間におけるスプー
ルとスリーブとの間に形成される第1の閉じしろの隙間
を、第2の油圧室に対して第2の吐出ポートを通じて導
入ポートから導入される油圧を供給し、かつ第1の油圧
室から第1の吐出ポートを通じてドレンポートへ漏れる
油を抑制するときに、第1の吐出ポートとドレンポート
との間におけるスプールとスリーブとの間に形成される
第2の閉じしろの隙間よりも大きく形成し、第1の閉じ
しろの通油抵抗と第2の閉じしろの通油抵抗とをほぼ同
じにするために、第1の閉じしろを第2の閉じしろより
も大きく設定したことを趣旨としている。
【0013】
【作用】上記第1の発明の構成によれば、スプールが中
立位置に保持されて第1の吐出ポートから第1の油圧室
に若干の油圧が供給されることにより、リングギヤがカ
ムシャフトの駆動反力に抗してその移動方向の中間位置
に保持される。このとき、第2の油圧室から第2の吐出
ポートへ戻る油は極めて少ない。しかし、この発明で
は、第2の吐出ポートとドレンポートとの間の第1の閉
じしろが相対的に小さいことから、その閉じしろにおけ
る通油抵抗は相対的に小さい。
【0014】従って、通油抵抗が小さい分だけ第2の吐
出ポートからドレンポートへ漏れる油が多くなり、その
漏れ流が大きくなって第2の吐出ポート付近における油
中の異物が流れ易くなる。
【0015】上記第2の発明の構成によれば、スプール
が中立位置に保持されて第1の吐出ポートから第1の油
圧室に若干の油圧が供給されることにより、リングギヤ
がカムシャフトの駆動反力に抗してその移動方向の中間
位置に保持される。このとき、第2の油圧室から第2の
吐出ポートへ戻される油は極めて少ない。しかし、この
発明では、第2の吐出ポートとドレンポートとの間の第
1の閉じしろの隙間が大きく形成されていることから、
その隙間が大きい分だけ第1の閉じしろを油中の異物が
通過し易くなる。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)以下、第1の発明における可変バルブタ
イミング装置を自動車用のエンジンに具体化した第1実
施例を図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1〜図3はこの実施例における可変バル
ブタイミング装置の構造とその作用を示す断面図であ
る。この装置はエンジンの図示しない吸気バルブの作動
タイミングを可変にするために、エンジンの潤滑油を利
用して駆動される構成となっている。
【0018】この装置は吸気バルブを作動させるための
カムシャフト1の一端部に設けられたタイミングプーリ
2を含む可変バルブタイミング機構(VVT)3と、そ
のVVT3に対する油圧の供給を制御するための油圧制
御弁(OCV)4とを備えている。カムシャフト1はそ
のジャーナル5がシリンダヘッド6の軸受部7とベアリ
ングキャップ8とにより回転可能に支持されている。ジ
ャーナル5にはその外周に沿って延びる二本のジャーナ
ル溝9,10が形成されている。シリンダヘッド6に
は、各溝9,10及びジャーナル5に潤滑油を供給する
ための第1及び第2のヘッド油路11,12が形成され
ている。この実施例では、オイルパン13、オイルスト
レーナ14、オイルポンプ15及びオイルフィルタ16
等によりエンジンの潤滑装置が構成されている。そし
て、エンジンに連動してオイルポンプ15が駆動される
ことにより、オイルパン13からオイルストレーナ14
を通じて潤滑油が吸い上げられてオイルポンプ15から
吐出される。吐出された潤滑油はオイルフィルタ16を
通過した後、エンジンの各部潤滑系へ圧送されると共
に、OCV4を介して各ヘッド油路11,12へ圧送さ
れる。この実施例では、OCV4に導入される潤滑油を
浄化するために、オイルフィルタ16とは別のOCV用
フィルタ16Aが設けられている。
【0019】タイミングプーリ2はプーリ本体17と、
同本体17の一側面及びカムシャフト1の先端を覆うよ
うに組み付けられたカバー18とを備えている。プーリ
本体17はほぼ円板状をなし、その外周には複数の外歯
17aが形成され、中央にはボス17bが形成されてい
る。プーリ本体17はそのボス17bにてカムシャフト
1に対し相対回動可能に装着されている。プーリ本体1
7はその外歯17aに装着されたタイミングベルト19
を介して図示しないクランクシャフトに駆動連結されて
いる。カバー18は有底円筒状をなし、その外周にはフ
ランジ18aが形成され、底部中央には連通孔18bが
形成されている。カバー18の内周には、複数の内歯1
8cが形成されている。カバー18はそのフランジ18
aにて、複数のボルト20及びピン21によりプーリ本
体17の側面に固定されている。連通孔18bには蓋2
2が取り外し可能に装着されている。
【0020】プーリ本体17とカバー18とで囲まれた
収容空間23において、カムシャフト1の先端には、有
底筒状をなすインナキャップ24が中空ボルト25によ
り固定され、ピン26により回り止めされている。イン
ナキャップ24の周壁24aはプーリ本体17のボス1
7bを内包するように装着され、両者24,17は相対
回動可能になっている。インナキャップ24の周壁24
aの外周には、複数の外歯24bが形成されている。
【0021】タイミングプーリ2とカムシャフト1との
間にはリングギヤ27が介在され、同ギヤ27により両
者2,1が連結されている。リングギヤ27は環状をな
し、収容空間23にてカムシャフト1の軸方向に沿って
往復動可能に収容されている。このリングギヤ27はそ
の内外周に設けられた複数の歯27a,27bの両方が
ヘリカル歯となっており、軸方向への移動によってカム
シャフト1と相対回動可能になっている。そして、リン
グギヤ27の内周の歯27aはインナキャップ24の外
歯24bに、リングギヤ27の外周の歯27bはカバー
18の内歯18cにそれぞれ噛合している。従って、タ
イミングプーリ2が回転されることにより、リングギヤ
27により連結されたプーリ本体17とインナキャップ
24とが一体的に回転され、カムシャフト1がタイミン
グプーリ2と一体的に回転される。
【0022】収容空間23においてリングギヤ27の軸
方向一端とカバー18の底壁との間には、第1の油圧室
28が形成されている。同じく、収容空間23において
リングギヤ27の軸方向他端とプーリ本体17との間に
は、第2の油圧室29が形成されている。
【0023】ここで、第1の油圧室28に潤滑油による
油圧を供給するために、カムシャフト1にはその中心に
沿って延びる第1のシャフト油路30が形成されてい
る。この油路30の先端側は中空ボルト25の中心孔2
5aを通じて第1の油圧室28に連通されている。この
油路30の基端側は、カムシャフト1の半径方向に延び
る油孔31を通じてジャーナル溝9に連通されている。
【0024】一方、第2の油圧室29に潤滑油による油
圧を供給するために、カムシャフト1には第1のシャフ
ト油路30と平行に延びる第2のシャフト油路32が形
成されている。カムシャフト1の先端寄り位置には、そ
の外周に沿って延びる一つの周溝33が形成されてい
る。この周溝33の一部は上記油路32に連通されてい
る。プーリ本体17のボス17bの一部には、上記の周
溝33と第2の油圧室29とを連通する油孔34が形成
されている。第2のシャフト油路32の基端側は他方の
ジャーナル溝12に連通されている。第2の油圧室29
においてリングギヤ27とプーリ本体17との間には、
リングギヤ27を図3に示す初期位置へ復帰させるため
のスプリング35が介在されている。
【0025】上記の構成において、第1のヘッド油路1
1、油孔31、第1のシャフト油路30及び中心孔25
a等により、第1の油圧室28に油圧を供給するための
油圧通路が構成されている。第2のヘッド油路12、第
2のシャフト油路32及び油孔34等により、第2の油
圧室29に油圧を供給するための油圧通路が構成されて
いる。ここで、各ヘッド油路11,12より上流側の油
圧通路の途中には、各油圧室28,29に対する油圧の
供給を制御するために、前述したOCV4が設けられて
いる。
【0026】このOCV4はスリーブ36、スプール3
7及びリニアソレノイド38を備えている。スリーブ3
6は筒状をなし、オイルポンプ15からの油圧を導入す
るための導入ポート39と、第1及び第2の油圧室2
8,29のそれぞれへ油圧を供給するための第1及び第
2の吐出ポート40,41と、各油圧室28,29から
戻る油をオイルパン13へドレンするための第1及び第
2のドレンポート42,43とを備えている。第1の吐
出ポート40は第1のヘッド油路11に連通され、第2
の吐出ポート41は第2のヘッド油路12に連通されて
いる。第1及び第2のドレンポート42,43はオイル
パン13に通じており、導入ポート39はオイルフィル
タ16を介してオイルポンプ15の吐出口に連通されて
いる。
【0027】スプール37は円筒状の四つの弁体37
a,37b,37c,37dを有する串状をなし、スリ
ーブ36の内周に沿って軸方向へ往復動可能に設けられ
ている。リニアソレノイド38は通電により作動するも
のであり、スプール37を移動するためにスリーブ37
の一端に取り付けられている。スリーブ36の他端に
は、スプール37をリニアソレノイド38へ向けて付勢
するためのスプリング44が取り付けられている。そし
て、リニアソレノイド38を作動させることにより、ス
プール37が図3に示す第1の作動位置と、図2に示す
第2の作動位置との間で移動可能である。
【0028】そして、図2に示すように、スプール37
が第2の作動位置に移動されることにより、導入ポート
39及び第1の吐出ポート40を通じて第1のヘッド油
路11に油圧が供給されると共に、第2のヘッド油路1
2が第2の吐出ポート41及び第2のドレンポート43
を通じてオイルパン13へと開放される。この切換えに
より、第1の油圧室28に油圧が供給されて、リングギ
ヤ27がスプリング35の付勢力と第2の油圧室29に
残る潤滑油に抗して軸方向へ移動されながら回動され、
カムシャフト1に捩じりが付与される。この結果、カム
シャフト1とタイミングプーリ2との回転方向における
相対位置が変えら、吸気バルブの作動タイミングが進角
される。このように第1の油圧室28に油圧が供給され
ることにより、リングギヤ27が図2に示すようにプー
リ本体17に近接する位置まで移動される。その移動端
がバルブタイミングを最大限に進角させる最大進角位置
となる。
【0029】一方、図3に示すように、スプール37が
第1の作動位置へ移動されることにより、導入ポート3
9及び第2の吐出ポート41を通じて第2のヘッド油路
12に油圧が供給されると共に、第1のヘッド油路11
が第1の吐出ポート40及び第1のドレンポート42を
通じてオイルパン13へと開放される。この切換えによ
り、第2の油圧室29に油圧が供給されて、リングギヤ
27が第1の油圧室28に残る潤滑油に抗して軸方向へ
移動されながら回動され、カムシャフト1に上記と反対
方向の捩じりが付与される。この結果、カムシャフト1
とタイミングプーリ2との回転方向における相対位置が
変えら、吸気バルブの作動タイミングが遅角される。こ
のように第2の油圧室29に油圧が加えられることによ
り、リングギヤ27が図3に示すようにカバー18に近
接する位置まで移動される。その移動端がバルブタイミ
ングを最大限に遅角させる最大遅角位置となる。
【0030】それに対し、図1に示すように、スプール
37がその中立位置に保持されることにより、導入ポー
ト39と第1の吐出ポート40との間だけが僅かに開か
れて、両ポート39,40の間の隙間を通じて第1のヘ
ッド油路11に若干の油圧が供給される。この配置によ
り、第1の油圧室28のみに若干の油圧が供給され、リ
ングギヤ27がその移動方向における中間位置に保持さ
れる。
【0031】ここで、リングギヤ27をその中間位置に
保持するために第1の油圧室28に若干の油圧を供給す
るのは、カムシャフト1の受ける駆動反力を考慮しての
ことである。即ち、カムシャフト1は吸気バルブを作動
させる際に駆動反力を受けることから、リングギヤ27
にはその反力に基づいて回転力が付与される。そして、
その回転力とリングギヤ27のヘリカル歯の方向との関
係から、リングギヤ27にはその最大遅角位置へ向かう
移動力が付与される。この移動力に対抗する分の油圧を
確保するために、第1の油圧室28に若干の油圧が供給
されるのである。そのために、中立位置におけるスプー
ル37とスリーブ36との関係が設定されている。
【0032】ここでは、中立位置におけるスプール37
とスリーブ36との関係が図4,5に示すように設定さ
れている。図4に示すように、スプール37がその中立
位置に保持されたときには、導入ポート39と第1の吐
出ポート40との間だけが弁体37bにより若干開か
れ、導入ポート39と第2の吐出ポート41との間は弁
体37cにより閉じらる。又、第1の吐出ポート40と
第1のドレンポート42との間は弁体37bにより閉じ
られ、第2の吐出ポート41と第2のドレンポート43
との間は弁体37cによりほぼ閉じられた状態となる。
【0033】上記の状態により、第1の油圧室28に対
し第1の吐出ポート40を通じて導入ポート39から導
入される油圧が供給され、かつ第2の油圧室29から第
2の吐出ポート41を通じて第2のドレンポート43へ
漏れる油が抑制される。このとき、図4に示すように、
第2の吐出ポート41と第2のドレンポート43との間
におけるスプール37(弁体37c)とスリーブ36と
の間には第1の閉じしろS1が形成される。一方、この
実施例で実際には行われないが、上記の逆の場合を想定
したスプール37の配置が考えられる。即ち、図5に示
すように、第2の油圧室29に対し第2の吐出ポート4
1を通じて導入ポート39から導入される油圧を供給
し、かつ第1の油圧室28から第1の吐出ポート40を
通じて第1のドレンポート42へ漏れる油を抑制すると
きに、第1の吐出ポート40と第1のドレンポート42
との間におけるスプール37(弁体37b)とスリーブ
36との間には第2の閉じしろS2が形成される。この
実施例では、上記の第1の閉じしろS1が第2の閉じし
ろS2よりも小さく設定されていることが特徴である。
【0034】この実施例では、第2の吐出ポート41の
開口幅(開口径)を他よりも増大させるか、又はその吐
出ポート41に対応する弁体37cの軸方向の幅を他よ
りも縮めることにより、上記のような設定がなされてい
る。
【0035】このように設定することにより、スプール
37が中立位置に保持されて第1の吐出ポート40から
第1の油圧室28に若干の油圧が供給されることによ
り、リングギヤ27がカムシャフト1の駆動反力に抗し
てその移動方向の中間位置に保持される。このとき、第
2の油圧室29から第2の吐出ポート41へ戻る油は極
めて少ない。しかし、上記の構成によれば、第2の吐出
ポート41と第2のドレンポート43との間の第1の閉
じしろS1が相対的に小さいことから、その閉じしろS
1における通油抵抗も相対的に小さい。
【0036】従って、その通油抵抗が小さい分だけ第2
の吐出ポート41から第2のドレンポート43へ漏れる
油が多くなり、その分だけ油の漏れ流が大きくなる。つ
まり、スプール37が中立位置に保持された状態では、
リングギヤ27を中間位置に保持するために、第2の吐
出ポート41から第2のドレンポート43へ向かう油の
流れは極力抑えられるのであるが、その流れが抑えられ
る範囲で油の漏れ流が相対的に大きくなるのである。こ
のため、第2の吐出ポート41の付近に油中の微細な金
属粉等の異物が流れ込んだとしても、その異物が油の漏
れ流によって第2のドレンポート43へ流れ易くなる。
その結果、OCV4について、第2の吐出ポート41の
付近でスプール37(弁体37c)とスリーブ36との
間に異物の噛み込みが起こることを防止することができ
る。更に、異物の噛み込みを防止できることから、OC
V4につき良好な作動応答性を確保することができる。
【0037】加えてこの実施例では、OCV4につき従
来のOCV72に対する大きな加工の必要がなく、OC
V4の異物噛み込み対策を容易に達成することができ
る。 (第2実施例)次に、第2の発明における可変バルブタ
イミング装置を自動車用のエンジンに具体化した第1実
施例を図6及び図7に従って説明する。尚、この実施例
においてVVT3及びOCV4等の基本的な構成は前記
第1実施例のそれと同じであり、特に異なるのはOCV
4におけるスプール37の形状だけである。従って、こ
の実施例では、第1実施例と同一の部材については同一
の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明
する。
【0038】図6はこの実施例におけるOCV4の主要
部を示す断面図であり、図7は図6において破線の丸で
囲まれた部分を拡大して示す図である。この実施例で
は、スプール37において第2の吐出ポート41に対応
する弁体37cの形状に特徴がある。即ち、この弁体3
7cの図面右端部には他の部位よりも小径な段差45が
形成されている。ここで、図7に示すように、段差45
の高さH及び軸方向の長さLはOCVフィルタ16Aを
通過する異物の最大粒径と、スプール37が中立位置に
保持されたときに第2の油圧室29から第2の吐出ポー
ト41へ戻る油量とにより決定される。又、段差45の
長さLは、スプール37がその軸方向へ小刻みに振動さ
せられた場合の振幅よりも相対的に大きくなる程度に設
定されている。更に、図7において、第2の吐出ポート
41に対応した弁体37cとスリーブ36との軸方向の
シール幅Wは、スプール37の移動に伴い導入ポート3
9が第1の吐出ポート40に連通するまでは「0」若し
くは微小な正の値となるように設定されている。
【0039】そして、この実施例では、中立位置におけ
るスプール37とスリーブ36との関係が図6,7に示
すように設定されている。即ち、スプール37がその中
立位置に保持されたときには、導入ポート39と第1の
吐出ポート40との間だけ弁体37bにより若干開か
れ、導入ポート39と第2の吐出ポート41との間は弁
体37cにより閉じらる。又、第1の吐出ポート40と
第1のドレンポート42との間は弁体37bにより閉じ
られ、第2の吐出ポート41と第2のドレンポート43
との間は弁体37cによりほぼ閉じられた状態となる。
【0040】上記の状態により、第1の油圧室28に対
し第1の吐出ポート40を通じて導入ポート39から導
入される油圧が供給され、かつ第2の油圧室29から第
2の吐出ポート41を通じて第2のドレンポート43へ
漏れる油が抑制される。このとき、図6に示すように、
第2の吐出ポート41と第2のドレンポート43との間
におけるスプール37(弁体37c)とスリーブ36と
の間には第1の閉じしろS1が形成される。この閉じし
ろS1の隙間が、前述した図5における第2の閉じしろ
S2の隙間よりも大きく形成されている。又、第1の閉
じしろS1の通油抵抗が第2の閉じしろS2の通油抵抗
とほぼ同じになるように、第1の閉じしろS1が第2の
閉じしろS2よりも大きく設定されている。
【0041】従って、この実施例によれば、スプール3
7が中立位置に保持されて第1の吐出ポート40から第
1の油圧室28に若干の油圧が供給されることにより、
リングギヤ27がカムシャフト1の駆動反力に抗してそ
の移動方向の中間位置に保持される。このとき、第2の
油圧室29から第2の吐出ポート41へ戻される油は極
めて少ない。しかし、この実施例では、第2の吐出ポー
ト41と第2のドレンポート43との間の第1の閉じし
ろS1の隙間が段差45により相対的に大きく形成され
ていることから、その隙間が大きい分だけ第1の閉じし
ろS1を油中の異物が通過し易くなる。つまり、スプー
ル37が中立位置に保持された状態では、第2の吐出ポ
ート41から第2のドレンポート43へ向かう油の流れ
は極力抑えられるのであるが、その流れが抑えられる範
囲で第1の閉じしろS1を異物が通過し易くなるのであ
る。このため、第2の吐出ポート41の付近に微細な金
属粉等の異物が流れ込んだとしても、その異物が段差4
5の隙間によって第2のドレンポート43へ通過し易く
なる。その結果、OCV4について、第2の吐出ポート
41の付近でスプール37とスリーブ36との間に異物
の噛み込みが起こることを防止することができる。
【0042】特に、こ実施例では、段差45の高さHが
異物の通過を許容できる程度に設定されている。そのた
め、リングギヤ27を中間位置に最適に調整するため
に、たとえスプール37がその中立位置でリニアソレノ
イド38により軸方向へ小刻みに振動させられたとして
も、スプール37とスリーブ36との間で異物の噛み込
みが起こることはない。
【0043】上記のように異物の噛み込みを防止できる
ことから、OCV4につき良好な作動応答性を確保する
ことができる。更に、この実施例では、段差45の長さ
Lがある程度確保されていることから、中立位置におけ
るスプール37を小刻みに振動させたとしても、第1の
閉じしろS1における通油抵抗が急変することはない。
その結果、リングギヤ27を中間位置に保持するための
調整を安定して行うことができる。
【0044】加えて、この実施例においても、OCV4
につきスプール37の弁体37cの形状を変更するだけ
でよく、従来のOCV72に対する大きな加工の必要性
がなく、OCV4の異物噛み込み対策を容易に達成する
ことができる。
【0045】尚、この発明は次のような別の実施例に具
体化することもできる。以下の別の実施例においても、
前記実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。 (1)前記各実施例では、吸気側のカムシャフト1に設
けられたVVT3により吸気バルブの作動タイミングの
みを変更するものに具体化した。これに対し、排気側の
カムシャフトにVVTを設け、そのVVTにより排気バ
ルブの作動タイミングのみを変更するものに具体化して
もよい。或いは、吸排気両方のカムシャフトにVVTを
それぞれ設け、それら各VVTにより吸気バルブ及び排
気バルブの作動タイミングをそれぞれ変更するものに具
体化することもできる。
【0046】(2)前記各実施例では、カムシャフト1
の駆動反力とリングギヤ27のヘリカル歯の方向の関係
から、その駆動反力に抗してリングギヤ27を中間位置
に保持するために第1の油圧室28に若干の油圧を供給
するように構成した。
【0047】これに対し、カムシャフト1の駆動反力と
リングギヤ27のヘリカル歯の方向の関係が上記と逆で
ある場合には、その駆動反力に抗してリングギヤ27を
中間位置に保持するために第2の油圧室29に若干の油
圧を供給するように構成してもよい。
【0048】以上、この発明の各実施例について説明し
たが、上記各実施例には特許請求の範囲に記載した技術
的思想に係る次のような各種の実施態様が含まれること
を、以下にそれらの効果と共に記載する。
【0049】(イ)請求項1に記載の発明において、第
2の吐出ポートの開口幅を他よりも増大させるか、又は
スプールに第2の吐出ポートに対応する弁体を設け、そ
の弁体の軸方向の幅を他よりも縮めることにより第1の
閉じしろを設定した可変バルブタイミング装置。
【0050】この構成によれば、油圧制御弁につき大き
な加工の必要性がなく、油圧制御弁の異物噛み込み対策
を容易に達成することができる。 (ロ)請求項1に記載の発明において、スプールに第2
の吐出ポートに対応する弁体を設け、その弁体の端部に
他の部位よりも小径な段差を形成することにより第1の
閉じしろを設定した可変バルブタイミング装置。
【0051】この構成によれば、油圧制御弁につき大き
な加工の必要性がなく、油圧制御弁の異物噛み込み対策
を容易に達成することができる。尚、この明細書におい
て、発明の構成に係る手段及び部材は、以下のように定
義されるものとする。
【0052】(a)前記タイミングプーリとは、吸排気
バルブの作動タイミングをクランクシャフトの回転、換
言すれば、ピストンの運動に対して正しい関係になるよ
うにカムシャフトを回転させる歯車をいう。その駆動方
法としては、歯車駆動、チェーン駆動、歯形ベルト駆動
(タイミングベルト)等が挙げられる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
第1の発明によれば、スプールを中立位置に配置すると
きに、第2の吐出ポートに対応して形成される第1の閉
じしろを、第2の油圧室に対し第2の吐出ポートを通じ
て導入ポートから導入される油圧を供給し、かつ第1の
油圧室から第1の吐出ポートを通じてドレンポートへ漏
れる油を抑制するときに、第1の吐出ポートに対応して
形成される第2の閉じしろよりも小さく設定している。
【0054】従って、第1の閉じしろにおける通油抵抗
が小さい分だけ第2の吐出ポートからドレンポートへ漏
れる油の流が大きくなって第2の吐出ポート付近におけ
る油中の異物が流れ易くなる。その結果、油圧制御弁に
より油圧の経路を切り替えることにより駆動される装置
を前提とし、その油圧制御弁において油中の異物の噛み
込みを防止することができるという効果を発揮する。請
求項2に記載の第2の発明によれば、スプールを中立位
置に配置するときに、第2の吐出ポートに対応して形成
される第1の閉じしろの隙間を、第2の油圧室に対して
第2の吐出ポートを通じて導入ポートから導入される油
圧を供給し、かつ第1の油圧室から第1の吐出ポートを
通じてドレンポートへ漏れる油を抑制するときに、第1
の吐出ポートに対応して形成される第2の閉じしろの隙
間よりも大きく形成している。併せて、第1の閉じしろ
の通油抵抗と第2の閉じしろの通油抵抗とをほぼ同じに
するために、第1の閉じしろを第2の閉じしろよりも大
きく設定している。
【0055】従って、第1の閉じしろの隙間が大きく形
成されていることから、その隙間が大きい分だけ第1の
閉じしろを油中の異物が通過し易くなる。その結果、油
圧制御弁により油圧の経路を切り替えることにより駆動
される装置を前提とし、その油圧制御弁において油中の
異物の噛み込みを防止することができるという効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を具体化した第1実施例における可
変バルブタイミング装置を示す断面図である。
【図2】第1実施例において同じく可変バルブタイミン
グ装置を示す断面図である。
【図3】第1実施例において同じく可変バルブタイミン
グ装置を示す断面図である。
【図4】第1実施例において油圧制御弁(OCV)の主
要部を示す断面図である。
【図5】第1実施例において同じく油圧制御弁の主要部
を示す断面図である。
【図6】第2の発明を具体化した第2実施例における油
圧制御弁の主要部を示す断面図である。
【図7】第2実施例において図6の一部を拡大して示す
断面図である。
【図8】従来技術における可変バルブタイミング装置を
示す断面図である。
【図9】従来技術における油圧制御弁の主要部を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…カムシャフト、2…タイミングプーリ、3…可変バ
ルブタイミング機構(VVT)、4…油圧制御弁(OC
V)、27…リングギヤ、28…第1の油圧室、29…
第2の油圧室、36…スリーブ、37…スプール、39
…導入ポート、40…第1の吐出ポート、41…第2の
吐出ポート、42…第1のドレンポート、43…第2の
ドレンポート、45…段差、S1…第1の閉じしろ、S
2…第2の閉じしろ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのカムシャフトとそのシャフト
    上に設けられたタイミングプーリとの間にリングギヤを
    介在させ、そのリングギヤの軸方向両端に対応して設け
    られた第1及び第2の油圧室に対する油圧の供給を油圧
    制御弁により制御することにより、前記リングギヤを軸
    方向へ移動させながら回動させて前記カムシャフトに捩
    じりを付与し、もって吸排気バルブの作動タイミングを
    可変とするようにした可変バルブタイミング装置であっ
    て、 前記油圧制御弁はスプールを移動可能に収容したスリー
    ブを備え、前記スリーブには所定の油圧を導入するため
    の導入ポートと、その導入ポートから導入された油圧を
    前記第1及び第2の油圧室へそれぞれ供給するための第
    1及び第2の吐出ポートと、前記各油圧室から戻される
    油をドレンするためのドレンポートとが形成され、前記
    スプールを移動させて前記導入ポート及び前記ドレンポ
    ートに対する前記各吐出ポートの連通を選択的に切り替
    えることにより、前記各油圧室に対する油圧の供給を切
    り替えて前記リングギヤを移動させると共に、前記スプ
    ールを中立位置に保持して前記第1の油圧室に若干の油
    圧を供給することにより、前記リングギヤを前記カムシ
    ャフトの駆動反力に抗してその移動方向の中間位置に保
    持するようにした可変バルブタイミング装置において、 前記スプールを前記中立位置に配置して前記第1の油圧
    室に対し前記第1の吐出ポートを通じて前記導入ポート
    から導入される油圧を供給し、かつ前記第2の油圧室か
    ら前記第2の吐出ポートを通じて前記ドレンポートへ漏
    れる油を抑制するときに、前記第2の吐出ポートと前記
    ドレンポートとの間における前記スプールと前記スリー
    ブとの間に形成される第1の閉じしろを、前記第2の油
    圧室に対し前記第2の吐出ポートを通じて前記導入ポー
    トから導入される油圧を供給し、かつ前記第1の油圧室
    から前記第1の吐出ポートを通じて前記ドレンポートへ
    漏れる油を抑制するときに、前記第1の吐出ポートと前
    記ドレンポートとの間における前記スプールと前記スリ
    ーブとの間に形成される第2の閉じしろよりも小さく設
    定したことを特徴とする可変バルブタイミング装置。
  2. 【請求項2】 エンジンのカムシャフトとそのシャフト
    上に設けられたタイミングプーリとの間にリングギヤを
    介在させ、そのリングギヤの軸方向両端に対応して設け
    られた第1及び第2の油圧室に対する油圧の供給を油圧
    制御弁により制御することにより、前記リングギヤを軸
    方向へ移動させながら回動させて前記カムシャフトに捩
    じりを付与し、もって吸排気バルブの作動タイミングを
    可変とするようにした可変バルブタイミング装置であっ
    て、 前記油圧制御弁はスプールを移動可能に収容したスリー
    ブを備え、前記スリーブには所定の油圧を導入するため
    の導入ポートと、その導入ポートから導入された油圧を
    前記第1及び第2の油圧室へそれぞれ供給するための第
    1及び第2の吐出ポートと、前記各油圧室から戻される
    油をドレンするためのドレンポートとが形成され、前記
    スプールを移動させて前記導入ポート及び前記ドレンポ
    ートに対する前記各吐出ポートの連通を選択的に切り替
    えることにより、前記各油圧室に対する油圧の供給を切
    り替えて前記リングギヤを移動させると共に、前記スプ
    ールを中立位置に保持して前記第1の油圧室に若干の油
    圧を供給することにより、前記リングギヤを前記カムシ
    ャフトの駆動反力に抗してその移動方向の中間位置に保
    持するようにした可変バルブタイミング装置において、 前記スプールを前記中立位置に配置して前記第1の油圧
    室に対し前記第1の吐出ポートを通じて前記導入ポート
    から導入される油圧を供給し、かつ前記第2の油圧室か
    ら前記第2の吐出ポートを通じて前記ドレンポートへ漏
    れる油を抑制するときに、前記第2の吐出ポートと前記
    ドレンポートとの間における前記スプールと前記スリー
    ブとの間に形成される第1の閉じしろの隙間を、前記第
    2の油圧室に対して前記第2の吐出ポートを通じて前記
    導入ポートから導入される油圧を供給し、かつ前記第1
    の油圧室から前記第1の吐出ポートを通じて前記ドレン
    ポートへ漏れる油を抑制するときに、前記第1の吐出ポ
    ートと前記ドレンポートとの間における前記スプールと
    前記スリーブとの間に形成される第2の閉じしろの隙間
    よりも大きく形成し、前記第1の閉じしろの通油抵抗と
    前記第2の閉じしろの通油抵抗とをほぼ同じにするため
    に、前記第1の閉じしろを前記第2の閉じしろよりも大
    きく設定したことを特徴とする可変バルブタイミング装
    置。
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