JPH08140281A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JPH08140281A
JPH08140281A JP6275128A JP27512894A JPH08140281A JP H08140281 A JPH08140281 A JP H08140281A JP 6275128 A JP6275128 A JP 6275128A JP 27512894 A JP27512894 A JP 27512894A JP H08140281 A JPH08140281 A JP H08140281A
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JP
Japan
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charging
rechargeable battery
battery device
voltage
current
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JP6275128A
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English (en)
Inventor
Masayuki Komatsu
正之 小松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10—Energy storage using batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 深放電した充電式バッテリ装置4を活性化
し、出力電圧を引き上げ急速充電できるようにする。 【構成】 予備充電ON/OFF回路と予備充電回路7
を設け、急速充電を行うまえに微弱電流で予備充電を行
い、充電電圧が所定の電圧に達した後急速充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバッテリ充電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年パーソナルコンピュータ、ワードプ
ロセッサ、ビデオカメラ、ファクシミリ、携帯電話など
の小型でバッテリを内蔵した持ち運び可能な電子機器が
普及している。これらの電子機器は商用電源を使える所
では、商用電源により電子機器本体を動作させる。商用
電源が使えないところでは、充電式バッテリの電源によ
り動作させる。そして、充電式バッテリの電圧が低下し
た場合は電子機器本体の動作を止め、機器内蔵の充電回
路で充電するか、または、バッテリを取り外し外部の充
電器で充電を行う。また、使用する充電式バッテリの標
準充電電流では充電に時間がかかるので、標準の充電電
流より数倍から数十倍の電流を流し短時間で急速充電す
る。
【0003】一般的に充電式バッテリは経年変化により
劣化したとき短絡破損することが多いこと、動作してい
なくとも若干の漏れ電流を流れるため長く放置しておく
と深放電となり出力電圧が低下すると言う性質がある。
このような充電式バッテリを急速充電する場合、出力電
圧が放電終止電圧より相当低いか短絡した充電式バッテ
リは、負荷が重く充電できないという問題がある。以下
に一例を示す。
【0004】図11に従来のバッテリ充電装置の構成例
を示す。図において、1は急速充電ON/OFFスィッ
チ回路、2は充電制御マイクロプロセッサ(以後充電制
御マイコンと略す)、10はA/Dコンバータ、3は充
電制御マイコン2とA/Dコンバータ10に電源を供給
する定電圧電源装置、12はセル、4はニッケルカドミ
ュウム蓄電池・ニッケル水素蓄電池など定電流充電を行
うタイプの複数のセル12を直列に接続した充電式バッ
テリ装置で、ここでは6個のセル12を直列に接続して
いる例について説明する。5は外部電源装置で、急速充
電時は定電流電源として働き、電子機器本体13を駆動
するときは定電圧電源として働く。
【0005】なお、急速充電時は例えば、1C〜2Cの
充電率に相当する電流で充電する。ここでCは充電率
で、例えば容量1200mAhの充電式バッテリ装置4
なら1Cは1200mAの電流で充電することを意味
し、2Cなら2400mA、1/2Cなら600mAで
充電することを意味する。9は電子機器の主電子回路部
(例えばコンピュータの場合はCPU回路やI/O周辺
回路等)、13は電子機器本体である。
【0006】次に、図12に従来のバッテリ充電装置の
充電制御マイコン2が実行する充電制御のフローチャー
トを示す。この図を用いて動作を説明する。図12にお
いてステップ1で、外部電源装置5の電源が入っている
ときに、電子機器本体13の電源スイッチ(図示せず)
をオフにすると、充電制御マイコン2がそれを検出して
充電スタートする。ステップ2で、充電制御マイコン2
が充電を行うよう急速充電ON/OFFスィッチ回路1
をオンとなるよう制御する。
【0007】そして、充電開始してから充電式バッテリ
装置4の出力電圧が安定するまでの時間、例えば3分間
充電してからステップ3に進み、充電制御マイコン2は
充電式バッテリ装置4の出力電圧をA/Dコンバータ1
0を介して読み取り、充電式バッテリ装置4に短絡状態
のセル12を含むかを出力電圧(例えば8v以上か否
か)により判定する。一般に短絡したセル12は出力電
圧が0vで充電できないので、8v未満なら6個の内1
個以上は短絡しているセル12があると判定しステップ
7に進み、充電異常として充電を停止する。8v以上な
らステップ4に進み充電式バッテリ装置4は満充電にな
ったか判定する。満充電になったならステップ5に進
み、充電正常として充電を停止する。満充電でなければ
ステップ6に進み、急速充電を継続して行いステップ3
に戻る。
【0008】なお、満充電の判定として、充電式バッテ
リの種類によるが、充電式バッテリ装置4の電圧が上昇
し規定の電圧に達したら充電を終える方法、電圧が上が
り続けたあと下がったときを充電終了とする−△V法、
および蓄電池温度の上昇を検出して充電を終える方法な
どがある。以上の動作は充電制御マイコン2が正常に動
作できる場合で、もし充電式バッテリ装置4に含まれる
セル12がすべて深放電または短絡状態とすると、充電
式バッテリ装置4の出力電圧が0vか0vに近い電圧に
なる。
【0009】そして、充電制御マイコン2が急速充電し
たとき、充電制御マイコン2は定電圧電源3を介して、
充電式バッテリ装置4と同じ外部電源装置5から電源を
取っているため、供給される電圧が充電式バッテリ装置
4の出力電圧と同じ電圧に下がる。そのため充電制御マ
イコン2は動作できなくなる。そして、ハードウェアが
自律的に急速充電ON/OFFスィッチ回路1をオフに
する。 その結果、急速充電電流が流れなくなって負荷
が軽くなり、充電制御マイコン2が動作できるようにな
る。また、充電制御マイコン2が急速充電にすると、供
給される電圧が充電式バッテリ装置4の出力電圧と同じ
電圧に下がり、充電制御マイコン2が動作できなくな
る、と言う動作を繰り返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来例のように
深放電状態または短絡状態のセル12を含む充電式バッ
テリ装置4を急速充電すると、充電制御マイコン2が動
作不能・復旧を繰り返すため急速充電を断続的に行うこ
とになり、充電式バッテリ装置4に内蔵の正常なセル1
2があれば過充電されるという問題があった。充電式バ
ッテリ装置4を長く放置しておいたり、深放電したため
に出力電圧がさがり充電制御マイコン2が充電制御でき
ず、充電式バッテリ装置4を充電できないと言う問題が
あった。
【0011】本発明は以上のような課題を解消するため
になされたもので、第一の目的は長く放置しておいた
り、深放電したために出力電圧が下がってしまった充電
式バッテリ装置4を活性化し、出力電圧を引き上げ急速
充電できるようにすることを目的とする。
【0012】第二の目的は急速充電するとき深放電また
は短絡した充電式バッテリ装置の重い負荷で、充電制御
マイコン2が制御不能、復旧を繰り返さないようにする
ことを目的とする。
【0013】また、第三の目的は熱的ストレスを少なく
し、実装スペースの小さい部品を使用できる充電装置を
得ることを目的とする。
【0014】また、第四の目的は充電式バッテリ装置が
短絡したセルを内臓するか否かを早く検出することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】第一の発明に係わる充電
装置は、自己放電電流より大きく、充電式バッテリ装置
の容量に応じた標準の充電電流より小さい電流で充電式
バッテリ装置を充電する予備充電手段と、充電式バッテ
リ装置の容量に応じた標準の充電電流より大きい電流で
充電式バッテリ装置を充電する急速充電手段と、あらか
じめ決めておいた所定の基準電圧と充電式バッテリ装置
の充電電圧とを比較する比較手段と、予備充電手段によ
って充電し、比較手段により基準電圧と充電式バッテリ
装置の充電電圧を比較し、この充電電圧が基準電圧より
高ければ、急速充電手段により急速充電するよう制御す
る充電制御手段と、を備えたものである。
【0016】第二の発明に係わる充電装置は充電制御手
段が、予備充電手段によって充電し、所定の時間後に比
較手段により基準電圧と充電式バッテリ装置の充電電圧
を比較し、この充電電圧が基準電圧より低ければ、充電
を停止する手段を備えたものである。
【0017】第三の発明に係わる充電装置は、充電式バ
ッテリ装置の容量に応じた標準の充電電流で充電する予
備充電手段と、充電式バッテリ装置の容量に応じた標準
の充電電流より大きい電流で充電式バッテリ装置を充電
する急速充電手段と、所定の時間充電し、正常な充電式
バッテリ装置なら達し、短絡したセルを含む充電式バッ
テリ装置なら達し得ない電圧を基準電圧とし、この基準
電圧と充電式バッテリ装置の充電電圧とを比較する比較
手段と、予備充電手段によって充電し、所定の時間後に
比較手段により基準電圧と充電式バッテリ装置の充電電
圧を比較し、この充電電圧が基準電圧より低いなら充電
を停止し、高いなら急速充電手段により充電するよう制
御する充電制御手段と、を備えたものである。
【0018】第四の発明に係わる充電装置は予備充電手
段が抵抗素子を備えたものである。
【0019】第五の発明に係わる充電装置は予備充電手
段が、ゲートに一定電圧を加えた電界効果トランジスタ
を備えたものである。
【0020】第六の発明に係わる充電装置は予備充電手
段が定電流回路を備えたものである。
【0021】第七の発明に係わる充電装置は予備充電手
段および充電制御手段が予備充電の電流または急速充電
の電流を流す電界効果トランジスタと、急速充電の電流
を流すよう電界効果トランジスタを制御する第一のスイ
ッチング素子と、予備充電の電流を流すよう電界効果ト
ランジスタを制御する第二のスイッチング素子と、を備
えたものである。
【0022】第八の発明に係わる充電装置は、充電式バ
ッテリ装置の容量に応じた標準の充電電流より大きい電
流で充電式バッテリ装置を充電する急速充電手段と、急
速充電手段により充電するよう制御する充電制御手段
と、充電式バッテリ装置から充電制御手段に電源を供給
する電源供給手段と、を備えたものである。
【0023】
【作用】第一の発明においては、予備充電手段が、自己
放電電流より大きく、充電式バッテリ装置の容量に応じ
た標準の充電電流より小さい電流で充電式バッテリ装置
を充電する。また、急速充電手段は充電式バッテリ装置
の容量に応じた標準の充電電流より大きい電流で充電式
バッテリ装置を充電する。比較手段はあらかじめ決めて
おいた所定の基準電圧と充電式バッテリ装置の充電電圧
とを比較する。そして、充電制御手段は、予備充電手段
によって充電し、比較手段により基準電圧と充電式バッ
テリ装置の充電電圧を比較し、この充電電圧が基準電圧
より高ければ、急速充電手段により急速充電するよう制
御する。
【0024】第二の発明においては、充電制御手段が、
予備充電手段によって充電し、所定の時間後に比較手段
により基準電圧と充電式バッテリ装置の充電電圧を比較
し、この充電電圧が基準電圧より低ければ、充電を停止
するよう制御する。
【0025】第三の発明においては、予備充電手段が充
電式バッテリ装置の容量に応じた標準の充電電流で充電
する。また、急速充電手段は充電式バッテリ装置の容量
に応じた標準の充電電流より大きい電流で充電式バッテ
リ装置を充電する。比較手段は、所定の時間充電し、正
常な充電式バッテリ装置なら達し、短絡したセルを含む
充電式バッテリ装置なら達し得ない電圧を基準電圧と
し、この基準電圧と充電式バッテリ装置の充電電圧とを
比較する。そして、充電制御手段は、予備充電手段によ
って充電し、所定の時間後に比較手段により基準電圧と
充電式バッテリ装置の充電電圧を比較し、この充電電圧
が基準電圧より低いなら充電を停止し、高いなら急速充
電手段により充電するよう制御する。
【0026】第四の発明においては、予備充電手段が抵
抗素子により充電電流を流す。
【0027】第五の発明においては、予備充電手段がゲ
ートに一定電圧を加えた電界効果トランジスタにより充
電電流を流す。
【0028】第六の発明においては、予備充電手段が定
電流回路により充電電流を流す。
【0029】第七の発明においては、電界効果トランジ
スタが予備充電の電流または急速充電の電流を流す。そ
して、第一のスイッチング素子が急速充電の電流を流す
よう電界効果トランジスタを制御し、第二のスイッチン
グ素子が予備充電の電流を流すよう電界効果トランジス
タを制御する。
【0030】第八の発明においては、急速充電手段が充
電式バッテリ装置の容量に応じた標準の充電電流より大
きい電流で充電式バッテリ装置を充電する。そして、充
電制御手段は急速充電手段により充電するよう制御す
る。また、電源供給手段は充電式バッテリ装置から充電
制御手段に電源を供給する。
【0031】
【実施例】
実施例1.短絡または深放電の充電式バッテリ装置4を
いきなり急速充電すると、重い負荷のため電源が充電制
御マイコン2を駆動できなくなるので、本実施例では電
源の容量を増やさずに、不活性の充電式バッテリ装置4
を活性化できる程度の軽い負荷の電流で充電しておき、
充電電圧が上昇し、急速充電に切り換えても動作できる
電圧になったら急速充電しようとするものである。
【0032】充電式バッテリ装置4に急速充電を行う前
の予備充電は、不活性の充電式バッテリ装置4を活性化
できる充電率、例えば自己放電率より大きく標準の充電
率(1/10Cを中心に1/15C〜1/7Cの範囲)
より小さい、1/30C〜1/20Cの充電率で決まる
電流で、容量1200mAhの充電式バッテリ装置4な
ら40mA〜60mAの充電電流で充電を行う。そし
て、予備充電の電流を少なくすることにより予備充電回
路に消費電力の少ない、小さい部品を使用し、小型の充
電装置を得ようとするものである。
【0033】そして、予備充電中に充電制御マイコン2
が充電式バッテリ装置4の充電電圧が所定の電圧(例え
ば6v以上)に達しているかを判定し、所定の電圧に達
していれば(6v以上なら)急速充電を行うものであ
る。ただし、この所定の電圧は、充電式バッテリ装置4
の充電電圧がこの値に達していれば、急速充電に切り換
えても充電制御マイコン2が正常に動作できる電圧とす
るものである。以後、この所定の電圧を充電制御マイコ
ン2の動作可能電圧と称す。なお、この電圧は充電制御
マイコン2を構成する素子の動作電圧で決まるものであ
る。
【0034】本発明による実施例を図1に示す。図1は
従来例の図11と比較し、予備充電を行うための予備充
電ON/OFFスィッチ回路6と予備充電回路7が付加
されたものである。図において、6は予備充電ON/O
FFスィッチ回路、7は予備充電を行う予備充電回路、
他は従来例と同じで説明を省略する。なお、外部電源装
置5は、負荷が重い急速充電時は定電流源として働き、
急速充電電流と定電圧電源装置3の電源を供給する。負
荷が軽い予備充電時は定電圧源として働き、予備充電電
流と定電圧電源装置3の電源を供給する。定電圧電源装
置3は充電制御マイコン2およびA/Dコンバータ10
の電源を供給する。
【0035】これらの構成において、充電制御マイコン
2が実行する充電制御のフローチャートを図2に示す。
図2は従来例の図12と比較し、予備充電を行うステッ
プと充電式バッテリ装置4の出力電圧が6v以上か判定
するステップが付加されたものである。図において、充
電制御マイコン2はステップ1で充電スタートし、ステ
ップ2で充電制御マイコン2が予備充電を行うよう急速
充電ON/OFFスィッチ回路1をオフにし、予備充電
ON/OFFスィッチ回路6をオンに制御する。
【0036】そして、ステップ3で充電式バッテリ装置
4の出力電圧をA/Dコンバータ10を介して充電制御
マイコン2が読み取り、充電制御マイコン2の動作可能
電圧、例えば6v以上か判定し、6v未満ならステップ
2にもどり継続して予備充電を行う。6v以上ならステ
ップ4に進み充電制御マイコン2は予備充電ON/OF
Fスィッチ回路6をオフに、急速充電ON/OFFスィ
ッチ回路1をオンに制御し、充電式バッテリ装置4の出
力電圧が安定するまでの時間、例えば3分間急速充電す
る。そして、ステップ5に進み、充電式バッテリ装置4
の出力電圧を充電制御マイコン2がA/Dコンバータ1
0を介して読み取り、その出力電圧が充電式バッテリ装
置4に短絡状態のセル12を含んでいれば充電しても達
しえない電圧かを判定する。例えば、従来例のように直
列接続した6個のセル12なら出力電圧が8v以上かに
より短絡セルの有無を判定する。以下ステップ6、7、
8、および9はそれぞれ、従来例の図12のステップ
4、5、6および7と同じで説明を省略する。
【0037】以上のように充電式バッテリ装置4の出力
電圧が急速充電を行っても充電制御マイコン2が動作で
きる電圧かを、充電制御マイコン2が予備充電中に判定
し、充電制御マイコン2が動作できるなら急速充電を行
うので、従来例のように短絡した充電式バッテリ装置4
の重い負荷を急速充電することはない。
【0038】また、充電制御マイコン2が充電式バッテ
リ装置4に急速充電を行う前に、負荷の軽い微小電流で
予備充電を行うので、深放電したために出力電圧が下が
ってしまった充電式バッテリ装置4を充電し、充電制御
マイコン2の動作可能電圧に充電電圧を引き上げること
ができる。ただし、短絡したセルは充電できないが、急
速充電で重い負荷をかけないように充電制御マイコン2
が制御するので、充電制御マイコン2が動作できなくな
ることはない。また、正常な充電式バッテリ装置4なら
予備充電からすぐに急速充電できる。さらに、微弱電流
で予備充電したので予備充電回路に消費電力の少ない小
型の部品が使用できる。
【0039】次に、予備充電回路7を抵抗器で構成した
例を示す。図3は図1の外部電源装置5から予備充電O
N/OFFスィッチ回路6および予備充電回路7経由充
電式バッテリ装置4に充電する経路を示したもので、こ
のうち予備充電回路7を抵抗器Rで構成した例を示し
た。外部電源装置5の出力電圧をV0 、充電式バッテリ
装置4の出力電圧をVb 、抵抗値をRとし、抵抗値R
に比べ外部電源装置5の内部抵抗と予備充電ON/OF
Fスィッチ回路6のオン抵抗が非常に小さいと仮定すれ
ば、充電式バッテリ装置4に流す充電電流は(Vo ーV
b )/Rとなる。
【0040】そして、充電式バッテリ装置4の出力電圧
Vbが充電制御マイコン2動作可能電圧Vmのとき、充
電電流Ib は Ib =(Vo ーVm )/R で、この電流が予備充電電流Ib として深放電の充電式
バッテリ装置4を充電できる軽い負荷の電流、即ち、自
己放電率より大きく標準充電率(1/10Cを中心に1
/15C〜1/7Cの範囲)より小さい充電率、例えば
1/30C〜1/20Cの充電率で、容量1200mA
hの充電式バッテリ装置4なら40mA〜60mAの充
電電流となるように設定する。この場合、深放電または
短絡で充電式バッテリ装置4の出力電圧が0vのときが
最も重い負荷となり、予備充電電流は最大Vo /Rの電
流を流すことになる。この負荷が急速充電の負荷より軽
くなるよう予備充電電流値を定める。例えば1C〜2C
の充電率の急速充電電流とすれば、容量1200mAh
の充電式バッテリ装置4なら1200mA〜2400m
Aの充電電流より少ない値となるようVo 、Rを決め
る。
【0041】以上のように、予備充電回路7を構成する
ので抵抗1つで済み、小型で実装スペース少なくでき
る。また、充電制御に充電制御マイコン2を使用した例
について示したがマイクロコンピュータでなく電子回路
で構成してもよい。また、充電制御マイコン2は充電式
バッテリ装置4の出力電圧をA/Dコンバータを介して
読み取って所定の電圧との比較を行なっているが、A/
Dコンバータを用いず、充電式バッテリ装置4の出力電
圧と所定の電圧との比較回路を設け、その出力を読み取
る方法でもよい。
【0042】実施例2.本実施例は図4に示すように、
実施例1の予備充電回路7を抵抗器と半導体で構成した
ものである。図において、R1、R2は抵抗器、FET
1は電界効果トランジスタで、他は実施例1の図3と同
じで説明を省略する。図4において、予備充電回路7の
抵抗器R1、R2は電界効果トランジスタFET1のゲ
ートに一定電圧を加えるための分圧抵抗で、この分圧抵
抗によりゲートに一定電圧を加えると電界効果トランジ
スタFET1のドレイン・ソース間は抵抗として動作
し、予備充電電流を流すことができる。
【0043】このときの電界効果トランジスタFET1
のドレイン・ソース間抵抗Rdsは電界効果トランジスタ
FET1の特性とゲート・ソース間に加わる電圧Vgsで
決まる。 充電電流は実施例1と同じように外部電源装
置5の出力電圧をV0 、充電式バッテリ装置4の出力電
圧をVb とし、ドレイン・ソース間の抵抗Rdsとすれば
充電式バッテリ装置4に流す充電電流は(Vo ーVb )
/Rdsとなる。すなわち、実施例1の抵抗器RをRdsに
置き換えたものである。
【0044】 そして、充電式バッテリ装置4の出力電
圧Vbが充電制御マイコン2動作可能電圧Vmのときの
電流(Vo ーVm )/Rdsが深放電の充電式バッテリ
装置4を充電できる軽い負荷の電流、即ち、自己放電率
より大きく標準充電率(1/10Cを中心に1/15C
〜1/7Cの範囲)より小さい充電率、例えば1/30
C〜1/20Cの充電率で決まる電流となるように設定
する。 この場合、深放電または短絡で充電式バッテリ
装置4の出力電圧が0vのときが最大の負荷で、予備充
電電流としては最大Vo /Rdsの電流を流すことになる
が、この電流値が急速充電電流より少ない値にする。そ
して、オン抵抗Rdsとなるゲート・ソース間電圧Vgsを
電界効果トランジスタFET1の特性から求め、ゲート
に加える電圧から分圧抵抗器R1、R2の値を決める。
【0045】実施例1で、例えば予備充電電流を50m
Aとし、電源電圧Voを15vとした場合は予備充電回路
7の抵抗器Rに2〜3Wの抵抗が必要で、面実装タイプ
の部品は使えず挿入タイプの部品を必要とした。本実施
例の2〜3Wの電界効果トランジスタは面実装タイプの
ものが使用でき、面実装ラインでの自動組立が可能とな
り製造が容易になる。また、抵抗器R1、R2は電界効
果トランジスタFET1のゲートに加える電圧を決定す
るための分圧抵抗であり、電界効果トランジスタのゲー
トは高インピーダンスなので、抵抗器R1、R2は1/
10W程度の小型の面実装抵抗器で構成できる。
【0046】実施例3.本実施例は図5に示すように、
実施例1の予備充電回路7を定電流回路で構成したもの
である。図5において、TR1はトランジスタ、R3、
R4は抵抗器、Dは定電圧ダイオードで、他は実施例1
の図3と同じで説明を省略する。 次に動作について説
明する。抵抗器R3と定電圧ダイオードDに電流が流れ
ると定電圧ダイオードDに一定電圧Vz の電圧降下が生
じ、トランジスタTR1のベースに電流が流れる。そし
て、定電圧ダイオードDに並列に接続されたTR1のベ
ース・エミッタと抵抗器R4に定電圧ダイオードDと同
じ電圧が加わる。
【0047】また、一般にトランジスタのベース・エミ
ッタ間電圧Vbeは一定であるので抵抗R4には一定電圧
が加わる。従って、(抵抗に加わる電圧)/抵抗値が一
定の関係から、予備充電電流Ib は下式に示すように負
荷に関係なく一定である。 Ib =(Vz ーVbe)/R4 そして、この場合も実施例1と同様に予備充電電流Ib
は自己放電率より大きく標準充電率(1/10Cを中心
に1/15C〜1/7Cの範囲)より小さい充電率、例
えば1/30C〜1/20の充電率で、容量1200m
Ahの充電式バッテリ装置4なら40mA〜60mAの
電流となるよう設定する。
【0048】以上のようにして充電式バッテリ装置4を
定電流で充電できる。なお、本実施例と実施例1、2の
最大電力損失を下記の条件で比較すると、 (1)外部電源装置5の出力電圧:V0 =15v (2)充電電流:Ib =50mA (3)充電制御マイコン2の動作可能電圧: Vm =6
v 本実施例の場合、予備充電時の最大電力損失は、充電式
バッテリ装置4の出力が0vのときで、 15v ×0.05A=0.75W である。
【0049】実施例1および実施例2の場合、最大充電
電流は充電式バッテリ装置4の出力が0vのときで、 0.05A × 15v/(15vー6v)=0.083A 予備充電時の最大電力損失は、 15v ×0.083A=1.25W 従って、本実施例は実施例1、2と比較し60%電力損
失を低減できる。また、実施例1の予備充電回路7を抵
抗器Rで構成した場合の充電電流は(Vo − Vb )
/Rで充電が進み充電式バッテリ装置4の出力電圧 Vb
が高くなると充電電流は減少するが、本実施例の定電
流充電では一定電流で充電するので効率良く充電でき
る。
【0050】実施例4.本実施例は実施例2の急速充電
ON/OFFスィッチ回路1、予備充電ON/OFFス
ィッチ回路6、および予備充電回路7の3つの回路があ
わせもつ機能と同じ機能を少ない部品数で、構成したも
のである。図6は実施例2の急速充電ON/OFFスィ
ッチ回路1、予備充電ON/OFFスィッチ回路6、お
よび予備充電回路7を図示したもので、図7は本実施例
を示す。図6において、R1、R2は抵抗器、FET
1、FET4、FET5は電界効果トランジスタ,TR
4,TR5はトランジスタで、部品数は7個である。他
は実施例1と同じである。なお、本実施例では電界効果
トランジスタFET4、FET5はPーチャネルのタイ
プを使用しているがNーチャネルでもよい。Pーチャネ
ルの場合はゲート・ソース間電圧(Vgs)にマイナス
の電位差が生じる様にゲートの電位をソースの電位より
下げてやればよい。またNーチャネルの場合はゲート・
ソース間電圧(Vgs)にプラスの電位差が生じるよう
にゲートの電位をソース、及びドレインの電位より高く
してやればよい。
【0051】次に動作は、充電制御マイコン2が急速充
電ON命令を出力するとトランジスタTR4のベース・
エミッタ間に電流が流れトランジスタTR4がONにな
る。そして、電界効果トランジスタFET4のゲートの
電位は、ほぼ0v(TR4の飽和電圧)になり、ゲート
・ソース間にマイナスの電位差が生じFET4のドレイ
ン・ソース間は導通し、外部電源装置5から充電式バッ
テリ装置4に急速充電電流が流れる。次に、充電制御マ
イコン2が急速充電OFFの命令を出力するとトランジ
スタTR4のベース・エミッタ間に電流が流れず、トラ
ンジスタTR4がOFFになる。
【0052】そして、電界効果トランジスタFET4が
オフ状態になり、ソース・ドレイン間が遮断され急速充
電電流は流れない。そして充電制御マイコン2が予備充
電ONの命令を出力するとトランジスタTR5がONに
なる。そして電界効果トランジスタFET5は前記FE
T4と同原理でソース・ドレイン間が導通し、予備充電
回路7を介して外部電源装置5から充電式バッテリ装置
4に予備充電電流が流れる。また、充電制御マイコン2
が予備充電OFFの命令を出力するとトランジスタTR
5がOFFになる。そして電界効果トランジスタFET
5がオフ状態になり、ソース・ドレイン間が遮断され充
電電流は流れない。
【0053】これに対し図7においてR1、R2は抵抗
器。FET1は予備充電または急速充電電流を流す働き
をする電界効果トランジスタで、FET2は急速充電
の、FET3は予備充電のオン・オフ制御する電界効果
トランジスタである。他は実施例1と同じである。な
お、部品数は5個である。また、電界効果トランジスタ
FET1はPーチャネルタイプで、電界効果トランジス
タFET2、FET3はNーチャネルタイプで構成し
た。FET1にN−チャネルを使用することもできる
が、その場合ドレインまたはソースにかかる電位より高
い電位をゲートにかけるようにドライブする。
【0054】次に動作は、充電制御マイコン2が急速充
電ON命令を出力すると電界効果トランジスタFET2
がオン状態に、そして電界効果トランジスタFET1は
前記FET4と同原理でソース・ドレイン間が導通し、
外部電源装置5から充電式バッテリ装置4に急速充電電
流が流れる。次に、充電制御マイコン2が急速充電OF
F命令を出力すると電界効果トランジスタFET2がオ
フ状態となるが電界効果トランジスタFET1の動作は
充電制御マイコン2からの予備充電ON/OFF命令に
よって決まる。
【0055】すなわち充電制御マイコン2が予備充電O
N命令を出力すると電界効果トランジスタFET3はオ
ン状態となり、抵抗器R1、R2、電界効果トランジス
タFET1が図6の予備充電回路7と同じ構成を成し、
実施例2で説明したように電界効果トランジスタFET
1が抵抗として働く。 この回路を介して外部電源装置
5から充電式バッテリ装置4に予備充電電流が流れる。
そして、充電制御マイコン2が予備充電OFF命令を出
力すると電界効果トランジスタFET3がオフ状態に、
そして電界効果トランジスタFET1がオフ状態にな
り、ソース・ドレイン間が遮断され予備充電電流は流れ
ない。
【0056】以上のように構成したので、実施例2の図
6に示す回路では、急速充電電流は電界効果トランジス
タFET4により流し、予備充電電流はFET1とFE
T5により流すのに対し、本実施例図7の回路では、上
記の機能を電界効果トランジスタFET1が急速充電電
流または予備充電電流を流すので部品数を減らすことが
できる。また、本実施例図7の電界効果トランジスタF
ET2、FET3は電界効果トランジスタFET1の高
インピーダンスのゲートに電圧を加えるための微弱な電
流を流せばよく、ミニモールドの小さい面実装の部品を
使用できる。
【0057】実施例5.本実施例は予備充電を一定時間
行っても充電式バッテリ装置4の充電電圧が充電制御マ
イコン2の動作可能電圧に達しない場合は、充電異常と
して予備充電を停止するものである。本実施例の構成図
は実施例1の図1と同じで、構成の説明を省略する。充
電制御マイコン2が実行する充電制御のフローチャート
を図8に示す。図8は実施例1の図2にステップ10を
追加したものである。
【0058】図において、充電制御マイコン2はステッ
プ1で充電スタートし、ステップ2で充電制御マイコン
2が予備充電を行うよう急速充電ON/OFFスィッチ
回路1をオフにし、予備充電ON/OFFスィッチ回路
6をオンとなるよう制御する。そして、ステップ3で充
電制御マイコン2が充電式バッテリ装置4の出力電圧を
A/Dコンバータ10を介して充電式バッテリ装置4の
出力電圧を読み取り、充電制御マイコン2の動作可能電
圧、例えば6v以上か判定し、6v未満ならステップ1
0に進み、規定時間、即ち正常の充電式バッテリ装置4
なら予備充電開始した後、充電制御マイコン2の動作可
能電圧に達するはずの時間を経過したか判定する。
【0059】規定時間経過したならステップ9に進み充
電異常として充電を停止する。規定時間経過していなけ
ればステップ2にもどり継続して予備充電を行う。6v
以上ならステップ4に進み、充電制御マイコン2は予備
充電ON/OFFスィッチ回路6をオフにし、急速充電
ON/OFFスィッチ回路1をオンに制御し、充電式バ
ッテリ装置4の出力電圧が安定するまでの時間、例えば
3分間急速充電する。以下は、図2と同じで説明を省略
する。
【0060】ここで、規定時間について例えば、深放電
したために出力電圧が下がってしまったニッケルカドミ
ュウム電池は一般に1分以内の予備充電で活性化し出力
電圧を充電制御マイコン2の動作可能電圧に引き上げる
ことができるので、規定時間を1分にすればよい。そこ
で、予備充電回路の部品は定格で定まる発熱に耐えるほ
どの性能は必要なく、1分間に相当する発熱に耐えうる
部品でよく小型化できる。
【0061】実施例1、2、3と同じ様に、本実施例の
予備充電回路7は図3、図4、および図5に示す構成と
することができる。また、本実施例の急速充電ON/O
FFスィッチ回路1、予備充電ON/OFFスィッチ回
路6、および予備充電回路7を図7の構成とすることも
できる。
【0062】実施例6.本実施例は充電式バッテリ装置
4を急速充電する前に、予備充電において不活性の充電
式バッテリ装置4を活性化し、充電式バッテリ装置4に
短絡セルを含むか否か区別しようとするものである。実
施例1の予備充電率では後述の様に充電式バッテリ装置
4に短絡セルを含むか否か区別できないので、本実施例
は充電電流を多くして深放電のセル12は早く電圧上昇
させ、短絡したセル12との区別をしようとするもので
ある。本実施例は予備充電で実施例1より多くの充電電
流を流すため予備充電回路に用いる部品は大きくなる
が、短絡有無を早く検出しようとするものである。本実
施例の構成は実施例1の図1と同じで、説明を省略す
る。本実施例の予備充電電流は実施例1より多い標準の
充電率、即ち1/15C〜1/7Cの充電率で決まる電
流で、容量1200mAhの充電式バッテリ装置4なら
80mA〜170mAの充電電流で予備充電を行う。充
電制御マイコン2が実行する充電制御のフローチャート
を図9に示す。
【0063】図において、充電制御マイコン2はステッ
プ1で充電スタートし、ステップ2で充電制御マイコン
2が予備充電を行うよう急速充電ON/OFFスィッチ
回路1をオフにし、予備充電ON/OFFスィッチ回路
6をオンとなるよう制御する。そして、深放電の充電式
バッテリ装置4の電圧が回復し、充電式バッテリ装置4
の出力電圧が安定するまでの時間、例えば3分間予備充
電する。
【0064】次に、ステップ3に進み充電制御マイコン
2はA/Dコンバータ10を介して充電式バッテリ装置
4の出力電圧を読み取り、短絡状態のセル12があるか
を判定する。判定方法は充電式バッテリ装置4の充電電
圧が基準電圧例えば8v以上かにより判定する。そし
て、基準電圧8v未満ならステップ7に進み充電異常と
して充電を停止する。基準電圧8v以上ならステップ4
に進み、充電制御マイコン2は予備充電ON/OFFス
ィッチ回路6をオフにし、急速充電ON/OFFスィッ
チ回路1をオンに制御し急速充電を行う。そして、ステ
ップ5で充電式バッテリ装置4は満充電になったか判定
する。満充電になったなら充電正常としてステップ6に
進み充電を停止する。満充電でなければステップ4に戻
り継続して急速充電を行う。
【0065】充電電流について、一般に実施例1の充電
率1/30C〜1/20Cでは、充電制御マイコン2が
充電式バッテリ装置4の出力電圧により短絡セル12の
有無を識別できない。例えば、充電式バッテリ装置4を
6vに充電したとすると、6個の正常なセル12が各々
1.0vに充電され、1.0v×6個=6vに達する場
合もあるし、1個の短絡セル12と5個の正常なセル1
2を含み、正常なセル12が1.2vに充電され0v×
1個+1.2v×5個=6vに達する場合もあるため、
短絡の有無を識別できない。
【0066】そこで、充電率を標準の充電率、例えば1
/10C中心に、1/15C〜1/7Cの範囲に上げる
と、一般に3分以内に、セル1つ当たりの充電電圧は
1.35vに達するが1.5vを超えることはないの
で、例えば、充電式バッテリ装置4の充電電圧は、6個
の正常なセル12を含む場合、1.33vに充電すれば
1.33v×6個=8vに達するのに対し、短絡セル1
個と5個の正常なセル12を含む場合、正常なセル12
を1.5vに充電しても0v×1個+1.5v×5個=
7.5vで8vに達しないので、充電制御マイコン2は
短絡判定の基準電圧を8vに選定すれば、充電式バッテ
リ装置4の出力電圧により1つ以上の短絡セル12を含
むか判定できる。
【0067】以上のように、標準の充電率での予備充電
において、深放電の充電式バッテリ装置4を活性化でき
ると共に、充電式バッテリ装置4に内蔵するセル12の
短絡有無を早く検出でき、充電作業の短縮が計れる。な
お、充電制御マイコン2の動作可能電圧は6vとし本実
施例の短絡判定の8vより低いので、動作可能電圧のチ
ェックを省いたが、動作可能電圧が8v以上なら充電式
バッテリ装置4の出力電圧がその電圧に達したのを確か
めてから急速充電に切り換える。実施例1、2、3と同
様に、本実施例の予備充電回路7は図3、図4、および
図5に示す構成とすることができる。また、本実施例の
急速充電ON/OFFスィッチ回路1、予備充電ON/
OFFスィッチ回路6、および予備充電回路7を図7の
構成とすることもできる。
【0068】実施例7.本実施例は充電制御マイコン2
の電源を充電式バッテリ装置4からとることにより、従
来例のように深放電または短絡状態のセル12を含む充
電式バッテリ装置4を断続的な動作不能復旧を繰り返す
ような充電を行わないようにするものである。すなわ
ち、充電式バッテリ装置4の出力が充電制御マイコン2
を駆動できれば充電し、駆動できなければ充電しない。
本実施例の構成を図10に示す。図10は従来例の図1
1の定電圧電源装置3が外部電源装置5に接続されてい
たのを充電式バッテリ装置4に接続した点が異なる。他
は同一なので説明を省略する。
【0069】次に動作について説明する。充電式バッテ
リ装置4が装着されると充電制御マイコン2が動作し、
充電式バッテリ装置4が充電制御マイコン2を正常に動
作できるだけの容量を有するなら、外部電源装置5の電
源入っている状態で電子機器本体13の電源スイッチ
(図示せず)をオフにすると、充電制御マイコン2は急
速充電ON/OFFスィッチ回路1をオンにして充電式
バッテリ装置4を急速充電する。 以後の動作は従来例
の図12と同じで説明を省略する。
【0070】次に充電式バッテリ装置4の出力電圧が充
電制御マイコン2の動作可能電圧に達しないなら充電制
御マイコン2は充電制御できず、急速充電ON/OFF
スィッチ回路1をオンにすることはない。以上のように
して、充電式バッテリ装置4が充電制御マイコン2を正
常に動作させるだけの容量がないなら充電制御できない
ので、従来例のように深放電状態または短絡状態の充電
式バッテリ装置4を急速充電すると、充電制御マイコン
2が動作不能、復旧を繰り返し急速充電を断続的に行う
ことはない。
【0071】
【発明の効果】第一の発明は、充電制御手段が、充電式
バッテリ装置の充電電圧が急速充電できる電圧に達した
なら急速充電を行うので、従来例のように深放電または
短絡した充電式バッテリ装置4のために、充電制御マイ
コン2が動作できなくなることはない。 また、充電制
御手段が充電式バッテリ装置に急速充電を行う前に、負
荷の軽い微弱電流で充電するので、深放電の充電式バッ
テリ装置をこの微弱電流で充電して、急速充電出来る電
圧に引き上げたあと、急速充電できる。さらに、微弱電
流で予備充電したので予備充電回路に消費電力の少ない
小型の部品が使用できる。
【0072】第二の発明は、予備充電は所定の短時間内
に終えるので、予備充電回路の部品は定格で定まる発熱
に耐えるほどの性能は必要なく、規定時間内の発熱に耐
えうる部品でよく小型化できる。
【0073】第三の発明は、標準の充電率で予備充電す
るので、従来例のように深放電または短絡した充電式バ
ッテリ装置4のために、充電制御マイコン2が動作でき
なくなることはない。また、充電式バッテリ装置4に内
蔵するセル12の短絡有無を早く検出でき、充電作業の
短縮が計れる。
【0074】第四の発明は、予備充電回路7を抵抗器1
つで構成するので、小型にでき、実装スペースを少なく
できる。
【0075】第五の発明は、 面実装タイプの電界効果
トランジスタが使えるので、面実装ラインでの自動組立
が可能となり製造が容易になる。また、電界効果トラン
ジスタのゲートに一定電圧を加える回路は、微弱電流を
流せばよく小型で面実装タイプの部品が使える。
【0076】第六の発明は、充電式バッテリ装置が短絡
していても定電流しか流れないので電力損失少なく、定
電流で充電するので効率良く充電できる。
【0077】第七の発明は、一つ電界効果トランジスタ
で予備充電または急速充電電流を流せるように構成した
ので、小さい面実装の部品を使用でき部品数を少なくで
きる。電界効果トランジスタを制御するゲート回路は、
微弱電流を流せばよく小型で面実装タイプの部品が使え
る。
【0078】第八の発明は、充電式バッテリ装置が充電
制御手段に電源を供給するので、正常に動作させるだけ
の充電容量がないなら充電制御手段が動作できないた
め、従来例のように深放電状態または短絡状態の充電式
バッテリ装置4を急速充電すると、充電制御マイコン2
が動作不能、復旧を繰り返し急速充電を断続的に行うこ
とはなく、動作が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による、回路構成図であ
る。
【図2】この発明の実施例1による、充電プロセスチャ
ートである。
【図3】この発明の実施例1の予備充電回路を抵抗で構
成した図である。
【図4】この発明の実施例2の予備充電回路を半導体と
抵抗で構成した図である。
【図5】この発明の実施例3の予備充電回路を定電流回
路で構成した図である。
【図6】この発明の実施例4の予備充電と急速充電を切
り換える回路を示す図である。
【図7】この発明の実施例4の上記の回路を少ない部品
で構成した図である。
【図8】この発明の実施例5による充電プロセスチャー
トである。
【図9】この発明の実施例6による充電プロセスチャー
トである。
【図10】この発明の実施例7の回路構成図である。
【図11】従来の回路構成図である。
【図12】従来の充電プロセスチャートである。
【符号の説明】
1.急速充電ON/OFFスイッチ回路 2.充電制御マイコン 3.定電圧電源装置 4.充電式バッテリ装置 5.外部電源装置 6.予備充電ON/OFFスイッチ回路 7.予備充電回路 10.A/Dコンバータ 12.セル 13.電子機器本体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成要素を有する充電装置。 1.自己放電電流より大きく、充電式バッテリ装置の容
    量に応じた標準の充電電流より小さい電流で前記充電式
    バッテリ装置を充電する予備充電手段、 2.前記充電式バッテリ装置の容量に応じた標準の充電
    電流より大きい電流で前記充電式バッテリ装置を充電す
    る急速充電手段、 3.あらかじめ決めておいた所定の基準電圧と前記充電
    式バッテリ装置の充電電圧とを比較する比較手段、 4.前記予備充電手段によって充電し、前記比較手段に
    より前記基準電圧と前記充電式バッテリ装置の充電電圧
    を比較し、この充電電圧が前記基準電圧より高ければ、
    前記急速充電手段により急速充電するよう制御する充電
    制御手段。
  2. 【請求項2】 前記充電制御手段は、前記予備充電手段
    によって充電し、所定の時間後に前記比較手段により前
    記基準電圧と前記充電式バッテリ装置の充電電圧を比較
    し、この充電電圧が前記基準電圧より低ければ、充電を
    停止するよう制御することを特徴とする請求項1記載の
    充電装置。
  3. 【請求項3】 以下の構成要素を有する充電装置。 1.充電式バッテリ装置の容量に応じた標準の充電電流
    で充電する予備充電手段、 2.前記充電式バッテリ装置の容量に応じた標準の充電
    電流より大きい電流で前記充電式バッテリ装置を充電す
    る急速充電手段、 3.所定の時間充電し、正常な充電式バッテリ装置なら
    達し、短絡したセルを含む充電式バッテリ装置なら達し
    得ない電圧を基準電圧とし、この基準電圧と前記充電式
    バッテリ装置の充電電圧とを比較する比較手段、 4.前記予備充電手段によって充電し、所定の時間後に
    前記比較手段により前記基準電圧と前記充電式バッテリ
    装置の充電電圧を比較し、この充電電圧が基準電圧より
    低いなら充電を停止し、高いなら前記急速充電手段によ
    り充電するよう制御する充電制御手段。
  4. 【請求項4】 前記予備充電手段は抵抗素子で構成した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記
    載の充電装置。
  5. 【請求項5】 前記予備充電手段は、ゲートに一定電圧
    を加えた電界効果トランジスタで構成したことを特徴と
    する請求項1、請求項2または請求項3記載の充電装
    置。
  6. 【請求項6】 前記予備充電手段は定電流回路で構成し
    たことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    記載の充電装置。
  7. 【請求項7】 前記予備充電手段および前記充電制御手
    段は予備充電の電流または急速充電の電流を流す電界効
    果トランジスタと、前記急速充電の電流を流すよう前記
    電界効果トランジスタを制御する第一のスイッチング素
    子と、前記予備充電の電流を流すよう前記電界効果トラ
    ンジスタを制御する第二のスイッチング素子とを具備す
    ることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    記載の充電装置。
  8. 【請求項8】 以下の構成要素を有する充電装置。 1.前記充電式バッテリ装置の容量に応じた標準の充電
    電流より大きい電流で充電式バッテリ装置を充電する急
    速充電手段、 2.前記急速充電手段により充電するよう制御する充電
    制御手段、 3.前記充電式バッテリ装置から前記充電制御手段に電
    源を供給する電源供給手段。
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