JPH08140285A - 電力貯蔵システム - Google Patents
電力貯蔵システムInfo
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- JPH08140285A JPH08140285A JP27223094A JP27223094A JPH08140285A JP H08140285 A JPH08140285 A JP H08140285A JP 27223094 A JP27223094 A JP 27223094A JP 27223094 A JP27223094 A JP 27223094A JP H08140285 A JPH08140285 A JP H08140285A
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Abstract
統周波数変動を最小限に抑える電力貯蔵分散電源システ
ムを提供することを目的とする。 【構成】 二次電池モジュールの出力電力を、放電深度
(すなわち、内部抵抗)に応じて代えることによって電
力損失を少なくする。また、これと同時に、複数のに次
電池モジュールを組み合わせて使用することによって、
システム全体としての出力電力を維持する。平常時、充
電/放電を行う放電深度を規制することによって、常に
ある一定容量の充電/放電を最小限確保しておく。
Description
貯蔵システムに関する。
準化やピークカット、また系統周波数や系統電圧などを
安定化するために利用されている。
貯蔵システムの開発が進められている。二次電池を用い
た電力貯蔵システムおよびその利用形態の概要を図20
を用いて説明する。
ば、原子力発電所、火力発電所)1が発電した電力は、
配電変電所2で変圧調整され、系統負荷群3の需要家へ
供給されている。そして、電力貯蔵分散電源システム2
0は、遮断機5および交流電圧変圧器6を介して、該配
電系統4に接続されている。
二次電池を直並列接続して構成される電池モジュール7
と、電力制御部12と、電力を交/直可逆変換する電力
変換部11と、を含んで構成されている。配電系統4の
電力が不足する場合は、二次電池電池モジュール7より
放電される直流電力を、電力変換部11により交流に変
換して系統に供給する。逆に夜間などの系統電力が余剰
となる場合は、配電系統4から送られてくる交流電力
を、電力変換部11により直流電力に変換し、電池モジ
ュール7に充電する。
の安定化をはかるハイブリッド型の電力貯蔵システムも
提案されている。例えば、特開昭63−45765に
は、直流側で二次電池と燃料電池システムを並列に接続
したシステムについて開示されている。該システムは、
燃料電池の出力不足を補うとき以外は、二次電池が充電
状態にあるような浮動充電しながら、負荷に電力を供給
するようになっている。
次電池としては、エネルギー密度が大きく、また、充放
電ロスも少ないことが要求される。このような要求を満
たすものとして、ナトリウム硫黄二次電池が注目され、
現在、その開発が精力的に続けられている。
域において、放電時の内部抵抗Rが増大し、極大値をも
つことが知られている(図3参照)。このような特性に
ついては、例えば、J.Electrochem So
c.,Vol.136,No.7,P1962,Jul
y1989に報告されている。
放電を開始して、電池が放電することのできる全電力量
(放電容量)と、その時点で既に放電してしまっている
電力量との比である。あるいは、満充電状態から放電を
開始してある一定電圧にまで電池電圧が低下するまでに
要する時間と、その時点までに既に経過している時間と
の比である。
流をI、内部抵抗をRとすると、充放電電力量Wおよび
エネルギー変換効率ηは、下記数1、数2、数3で表さ
れる。
電力量Wc数3からわかるとおり、充電電力量Wcを一
定として考えた場合、そのエネルギー変換効率は、放電
電力の出力に応じて変化する。ここで、充電電力量Wc
=定格電力量Ws(数4参照)である場合を考えると、
そのエネルギー変換効率ηsは、下記数5で示される。
また、電力損失量Wp1は、下記数6で示される。
第二項に相当するものである。内部抵抗Rが小さい程、
定格電力ベースのエネルギー変換効率ηsは高くなる。
言い替えれば、内部抵抗Rの高い領域における放電では
エネルギー損失量が大きくなる。放電深度にかかわらず
一定の電流で放電したのでは、効率ηsは低下する。エ
ネルギー損失量を小さくし、エネルギー変換効率ηsを
大きくするためには、ナトリウム硫黄電池においては、
放電深度が50%程度以下の低抵抗領域でのみ充放電を
行うことが好ましい(図3参照)。
域で起電力が低下する。常に一定電力を外部に供給しつ
づけるためには(定電力運転)、該放電深度の高い領域
において、出力電流を増大させなければならない。従っ
て、このような定電力運転は、エネルギー損失量をさら
に増大させることになっていた(図21参照)。
ど内部抵抗によるエネルギー損失量も多くなるという問
題があった。
充放電深度に応じた内部抵抗および起電力の変動を考慮
した出力制御を行っておらず、エネルギー変換効率の低
下を招いていた。
非常時への対応が十分に配慮がなされていなかった。例
えば、事故等によって負荷が急激に変動すると、系統に
供給される交流電力の周波数が急変してしまう。このよ
うな場合、二次電池により充放電する有効電力を調整す
れば、系統周波数を安定化させることが可能である。し
かし、従来システムにおいては、二次電池の充放電容量
に余裕があるとは限らなかった。充放電末期状態に近づ
いている時に、このような事態が生じると対処できなか
った。
型システムでも同様であった。燃料電池システムの運転
状態を変更して負荷の急変動に対応することは、燃料電
池設備の著しい寿命低下を招く。例えば、アノードとカ
ソードの圧力バランスが乱されて、電解質板が損傷、劣
化する。また、改質器のバーナに過剰の未反応燃料ガス
が送られるため、改質器温度が異常過熱して改質触媒の
劣化や改質器損傷を招く。
は、例えば、特開昭63−276877号には、二次電
池の充電量に対応して燃料電池の出力を制御する技術が
開示されている。
くに達しているとき、地絡などの系統事故により、系統
と解列するようなことも考えられる。このような場合、
二次電池による充電は不可能となるため、燃料電池の出
力を一時的に停止しなければならない。二次電池などと
は異なり、燃料電池は、一旦停止させてしまうと、再び
出力を上昇させるのにスタートアップ時間を要する。ま
た、燃料電池装置の稼働率も低下してしまうという問題
があった。
は、二次電池の充放電を電池モジュールごとに個別に独
立して行うことはできなかった。そのため、充放電可能
な領域を常に確保しておくことは不可能であった。
十分に対応可能な電力貯蔵分散電源システムを提供する
ことを目的とする。
け高くすることのできる電力貯蔵分散電源システムを提
供することを目的とする。
するためになされたもので、内部抵抗が低い領域では出
力電流(出力電力)を大きくし、内部抵抗が高い領域で
は出力電流(出力電力)を小さくすることによって、電
池モジュールのエネルギー変換効率η(放電エネルギー
/充電エネルギー)を高くするものである。出力電力の
低下は、複数の電池モジュールを適宜組み合わせて使用
することによって補う。
る。
以上の二次電池を含んで構成される二次電池モジュール
と、上記二次電池の内部抵抗と相関を有するあるパラメ
ータの値(以下”パラメータ値”という)を求めるパラ
メータ手段と、上記パラメータ手段の求めたパラメータ
値に応じて、上記二次電池モジュールからの放電電力を
調整する制御手段と、を有することを特徴とする電力貯
蔵システムが提供される。
基づいて決定された上記パラメータの基準値を備え、上
記調整は、該基準値と上記パラメータ手段の求めたパラ
メータ値との大小関係に基づいて行われるものであるこ
とが好ましい。
おいては、上記放電電力を小さくするものであることが
好ましい。
度であることが好ましい。
られた範囲内において、上記二次電池モジュールの放電
および/または充電を行わせるものであることが好まし
い。
互いに独立弟に制御可能に構成された上記二次電池モジ
ュールを複数備え、上記制御手段は、充電および放電そ
れぞれについて予め定められた上記二次電池モジュール
間における優先準位を備え、該優先準位に従って上記充
電および放電を行わせるものであることが好ましい。
モジュールから放電する電力だけでは電力が不足する場
合には、優先準位の低い二次電池モジュールからの放電
を許すものであることが好ましい。
を用いた電力貯蔵システムの運転方法において、二次電
池の内部抵抗を直接/または間接的に求め、該内部抵抗
の大きさに応じて、上記二次電池の出力電力と入力電力
との少なくとも一方を調整することを特徴とする電力貯
蔵システムの運転方法が提供される。
れかの二次電池モジュールに対して充電および放電を行
わせる。また、優先準位の高い二次電池モジュールから
放電する電力だけでは電力が不足する場合には、優先準
位の低い二次電池モジュールからの放電を行わせる。こ
の場合、制御手段は、基準値と、パラメータ手段の求め
たパラメータ(例えば、放電深度)の値との大小関係に
基づいて、当該二次電池モジュールからの出力(放電電
力)を調整する。例えば、二次電池の内部抵抗の大きい
領域においては、放電電力を小さくする。これにより、
電力損失を抑えることができる。
定められた範囲内においてのみ、上記二次電池モジュー
ルの放電および/または充電を行わせる。これにより、
通常は、充電、放電を行うためのある一定容量が常に確
保され、非常時への対応が可能となる。
システムおよびこれを利用した供電システムの概要を図
1に示す。
子力発電所、火力発電所)1で発電された電力は、配電
変電所2で変圧調整され、系統負荷群3の需要家へ供給
されている。そして、本実施例の電力貯蔵分散電源シス
テム19は、遮断機5と交流電圧変圧器6を介して、配
電系統線4に接続されている。
池モジュール7a,7bと、電池補機設備70と、電流
・電圧検出器9a,9bと、開閉器10a,10bと、
電力変換器11a,11bと、電力制御システム29
と、を含んで構成されている。
池モジュール7bとを総称して、単に、”二次電池モジ
ュール7”という。電流電圧検出器9等についても同様
である。また、二次電池モジュール7a、二次電池モジ
ュール7bを、それぞれ単に”モジュールA”、”モジ
ュールB”と呼ぶ場合がある。
めのものであり、本実施例では、ナトリウム硫黄二次電
池を直並列に接続して構成されている。使用する二次電
池の種類、モジュールの個数は、これに限定されるもの
ではない。しかし、使用する電池の種類、特性等に応じ
て、後述する運転制御の内容を変更する必要があること
は言うまでもない。二次電池モジュール7a,7bへの
充放電は、互いに独立的に行うことができる構成となっ
ている。従って、例えば、二次電池モジュール7aのみ
に充電することも可能である。
7を収納する断熱容器やヒータ等、電池の運転温度を維
持するためのものである。本実施例では該電池補機設備
70を二次電池モジュール7aと二次電池モジュール7
bとで共有しているが、電池モジュールの規模によって
は、それぞれ独立的に設けてもよい。
の充電・放電電力の調整、および、交流/直流変換を行
うためのものである。電力の調整は、電流値を変更して
行っている。そのため、後の説明において述べる出力電
力の切下げは、そのまま電流値の減少につながってい
る。二次電池モジュール7を充電する際には、配電系統
線4から供給される交流電力を直流電力に、また、逆
に、放電の際には、二次電池モジュール7の放出する直
流電力を交流電力に変換する。これらの動作は、電力制
御システム29から入力される交流/直流切り替え指令
392、電力設定信号393に従って制御される構成と
なっている。電力変換器11aと電力変換器11bと
は、それぞれ互いに独立的に制御可能である。
ル7の充放電の際の電流値および電圧値を検出するため
のものである。電流・電圧検出器9は、二次電池モジュ
ール7と電力変換器11の間に接続されている。電流・
電圧検出器9は、測定結果を、検出信号400として電
力制御システム29に出力している。これらのデータ
は、電力制御システム29(特に、後述する運転計画作
成支援手段14)における電力量等の計算に用いられ
る。
配電系統線4との間の電気回路を開閉するためのもので
ある。該開閉器10は、電力制御システム29から入力
される回路開閉指令信号391に従って作動する構成と
なっている。開閉器10aと、開閉器10bとは、それ
ぞれ、互いに独立的に制御可能に構成されている。
源システム19全体を監視制御するためのものである。
電力制御システム29は、電流・電圧検出器9、開閉器
10、電力変換器11および電池補機設備70と通信線
で接続されている。本実施例では、該電力制御システム
29を、マイクロプロセッサー、メモリ等のハードウエ
アと、メモリ内に格納されたソフトウエア(プログラ
ム、データ)とによって構成している。以下、電力制御
システム29の詳細を図2を用いて説明する。
本データ格納手段36、入力手段37、運転計画作成支
援手段14、運転データ格納手段35、運転計画格納手
段15、システム保護判定手段12、電力制御手段39
等を含んで構成される。
ュール7の電池特性(例えば、内部抵抗、開路電圧、電
流−電圧)と、放電深度との関係を示す基本データが格
納されている。しかし、本実施例の目的(出力規制によ
る電力損失の低減)を達成するためには、少なくとも、
放電深度と内部抵抗との関係、および、放電深度と回路
電圧との関係、の2つが該基本データに含まれていれば
よい。該基本データを含むナトリウム硫黄電池の特性を
図3に示した。
計画を作成する際に、該システムへの指示を入力するも
のである。ここでいう”運転計画”とは、二次電池モジ
ュール7aと二次電池モジュール7bとの間での電力負
荷配分や充放電カット電圧等である。本実施例では、該
入力手段37を、表示装置、キーボード、マウスなどを
含んで構成している。表示装置には、後述する各種のシ
ミュレーション結果などが表示される。従って、システ
ム管理者は、該表示を見ながらこれらの入力などを行う
構成となっている。
ジュール7の放電深度および放電電力量、エネルギー転
換効率等を算定する機能を備えている。また、システム
管理者による運転計画の作成を支援するために、各種の
シミュレーションを行う機能を備えている。以下、各機
能ごとに詳細に説明する。
ータ(電流・電圧検出器9の検出信号400)を下記数
7〜数9に代入することによって求めている。さらに、
求めた放電深度等は、運転データ格納手段35に格納す
る構成となっている。運転データ格納手段35は、二次
電池モジュールの使用経歴(例えば、サイクル数、積算
通電量等)を格納するためのものである。
(t)dt − ∫i2(t)・R(t)dt C0 :定格放電容量(Ah) i(t):電流値 E(t):電圧 R(t):内部抵抗 エネルギー転換効率ηcおよび損失(1−ηc)につい
ては、運転終了後の実測電力量に基づいて算出してい
る。算出結果は、入力手段37の運転制御画面上に表示
される。
については、入力手段37から入力された制約条件、基
本データ(図3参照)、および、数4〜数11を用いて
行っている。
2(D)・R(D)
画)は、システム管理者がこれらのシミュレーションの
結果を見ながら、自らの判断に従って作成する構成とな
っている。例えば、該シミュレーションによってモジュ
ールAのその時点での(あるいは、ある一定電力量放電
後の)放電深度等を得ることによって、モジュールA,
Bの出力電力変更のタイミング(注:モジュールAにつ
いての後述する放電深度50%がこれに対応するもので
ある)を、実際の運転切り替え”時刻”として運転計画
に盛り込むことができる。このようにして作成された運
転計画は、運転計画格納手段15に格納される(信号1
41)。該運転計画(あるいは、計画の決定手法)こそ
が、本実施例の最大の特徴である、放電深度に応じた二
次電池モジュールの運転制御の内容を実際に規定するも
のである。従って、運転計画については、後ほど動作説
明と合わせて詳細に説明する。
支援手段14が、特許請求の範囲において言う”パラメ
ータ手段”に相当する。”制御手段”とは、電力制御シ
ステム29全体によって(この中でも、特に、電力制御
手段39)実現されるものである。
ム(図1)の異常の有無を監視するためのものである。
運転計画作成支援手段14から入力される信号142
と、系統モニタ部13の検出結果(信号380)とを、
比較することによって、異常の有無を判定している。そ
して、異常の有無、および、異常があった場合にはその
内容を、判定信号121として電力制御手段39に出力
している。なお、系統モニタ部13は、配電系統線4に
おける電流、電圧を検出するものである。また、信号1
42は、電圧、電流、電力量、放電深度等を示すもので
ある。
開閉器10、電力変換器11を制御するためのものであ
る。電力制御手段39は、開閉器10には開閉動作指令
391を出力している。同様に、電力変換器11には交
流/直流切り替え指令392および電力設定信号393
を、電池補機設備70には補機設備制御信号394を出
力している。開閉器10等は、これらの制御信号391
〜394に従って作動する構成となっている。
手段15に格納されている運転計画に従った制御信号3
91〜394を出力している。しかし、判定信号121
によって異常発生を知らされた場合には、これに対応す
べく特別な制御を行う構成となっている。例えば、配電
系統線4における電力や周波数の変動幅が、予め定めら
れた値以上になっている場合には、開閉器10を開路状
態に切り替えさせる。また、二次電池モジュール7の電
圧が所定のカット電圧または放電深度に達した場合に
も、過充放電防止のために同様の動作を行わなせる構成
となっている。なお、このような異常時における特別な
制御の内容を規定した情報は、該電力制御手段39自身
が予め備えている。
ム19における、運転計画の一例およびその決定基準を
図4を用いて説明する。なお、系統負荷群3の電力需要
PLは、電力貯蔵分散電源システム19が供給する電力
と、系統電源1から供給される電力Poとの両方によっ
て満たされている。しかし、電力Poについては、本実
施例の電力貯蔵分散電源システム19とは関係ないため
説明は省略する。
s(W))を出力する場合を例にとって説明する。ま
た、各モジュールA,Bの仕様は、以下のようなもので
あると仮定して説明を行う。
請求の範囲においていうパラメータの”基準値”に相当
するものである。)に達するまでは、定格電力Ps
(W)で運転する。そして、それ以降の放電深度では、
0.3Ps(定格電力の30%)の出力電力で運転す
る。これは、放電深度が高い(ここでは、50%以上)領
域では、内部抵抗が増大するため(図3参照)、出力電
力を下げることによって、電力損失を少なくするためで
ある。既に述べたとおり、出力電力の調整は、電流値の
変更により行なう。
格電力Psで運転されている間(つまり、モジュールA
の放電深度が50%以下の場合)は、電力を出力させな
い。モジュールBは、モジュールAの出力電力が0.3
Psとされている時(すなわち、放電深度が50%を越
えた場合)に、0.7Ps(定格電力の70%)の出力
電力で運転を行う。該モジュールBについては、モジュ
ールB自身の放電深度には関係なく、常に、出力電力を
0.7Psとされる。
ジュールAの出力電力が0.3Psとされているときで
も、電力貯蔵分散電源システム19全体としては、一定
電力(=定格電力Ps)を出力しつづけることができ
る。
力(モジュールA:Ps,0.3Ps、モジュールB:
0.7Ps)は、当該放電深度領域における出力電力の
最大値である。電力の需要が少なく、電力貯蔵分散電源
システム19として出力しなければならない出力電力が
Psよりも小さい場合には、適宜、モジュールA,Bの
出力電力を下げることは言うまでもない。
て優先的に行う。各放電深度毎の出力電力の最大値(P
s,0.3Ps)を越えない範囲内で、常に、モジュー
ルAを優先して放電させるようにする。例えば、モジュ
ールAの放電深度が80%の領域において、電力貯蔵分
散電源システム19全体として必要な出力電力が0.9
Psであった場合を考える。この場合には、モジュール
Aの出力電力は0.3Psのままにして、モジュールB
の出力電力のみを0.6Psに切り下げる。
4、図5を用いて説明する。
変換器11等を作動させることによって、モジュール
A,Bの出力電力は制御される。
る内容の電力設定信号393を電力変換器11aに出力
している。一方、電力変換器11bには、出力電力を0
とする内容の電力設定信号393を送っている。モジュ
ールAの電流は当初はほぼ一定にされている(図4参
照)。これは、放電深度が浅い領域においては、電圧の
低下、および、内部抵抗の増大がないためである。
刻になると、電力制御手段39は、出力電力をPsから
0.3Psに下げることを電力変換器11aに指示す
る。電力変換器11aは、これに対応してモジュールA
の電流を、一旦、減少させる。しかし、これ以降の放電
深度領域においては、電圧の低下、内部抵抗の増大が生
じてくるため、電力変換器11aは、これを相殺するた
めにモジュールAの電流値を徐々に増大させてゆく。
sに下げさせるのと同期して、電力制御手段39は、出
力電力0.7Psで放電を開始するように電力変換器1
1bに指示を出す。電力変換器11bは、該指示に従っ
て、モジュールBに0.7Psでの放電を行わせる。モ
ジュールAの場合と同様に、電流値は、当初はほぼ一定
にされているが、放電深度が高くなるにつれて徐々に増
大されてゆく。なお、参考のため、図4には、モジュー
ルA,Bそれぞれが単独で、定格出力電力Psで放電し
つづけた場合(従来技術)の電流変化の様子を、定格I
pとして破線で示した。
開閉器10は、当然、閉じられている。また、交流/直
流切り替え指令392は、直流を交流に変換させる内容
となっている。
ールごとの電力損失、電力貯蔵分散電源システム19全
体での電力損失を、図5に示した。モジュールAの放電
効率ηcは88%であり、定格出力電力での放電効率
(=70%)よりも高くなっている。これは、放電深度
50%以後の出力を0.3Psに低下させているからで
ある。モジュールBについても、同様に、放電効率ηc
が88%と定格運転時よりも高くなっている。本システ
ム全体での放電効率は88%(電力量損失12%)であ
る。比較のため、図5には、1つの二次電池モジュール
を定格電力Psで運転つづけた場合(従来技術)の電圧
変化、および電力損失量も示している。この場合(従来
技術)の定格放電効率ηcは70%である(電力量損失
30%)。つまり、本実施例では、従来のシステムと比
べて効率が18%も改善されている。
深度、すなわち、内部抵抗特性に応じて各モジュール間
での電力配分を最適化することにより、効率の高い運転
が可能となる。
関係において各モジュールの出力電力の大きさを規定し
ていた。しかし、これに限定されるものではなく、電池
の内部抵抗との関係において、出力電力を規定するよう
な運転計画を作成するようにしてもよい。さらには、内
部抵抗と一定の関係があり、かつ、検出(あるいは、算
出)可能な他のなんらかの量との関係において、出力電
力の大きさを規定するようにしてもよい。
を間接的に求めることに相当する。
することによって系統電力のピークカット運転を可能と
した点を特徴とするものである。また、異常な負荷変動
への対応を可能とした点を特徴とするものである。
0を含んだ給電システムの概要を図6に示す。電力貯蔵
分散電源システム20と、上記実施例1の電力貯蔵分散
電源システム19との違いは、電力制御手段30のみで
ある。従って、ここでは電力制御システム30のみを説
明し、他の部分については説明を省略する。
て説明する。
段32、過去事例データ格納手段33、運転計画作成手
段34、基本データ格納手段36、入力手段37、演算
機40、運転計画修正手段38、電力制御手段39など
を含んで構成される。
る、日間あるいは昼、夜間の電力需要を所定の時間間隔
で予測する機能(以下”長期予測”という)を備えてい
る。また、現在の時刻から、1時間あるいは30分先の
電力需要を逐次予測する機能(以下”逐次予測”とい
う)を備えている。これらの予測は、記憶手段33に格
納されている過去事例データ330を学習させたニュー
ラルネットワークに、電力需要に影響を与える因子(以
下”影響因子”という)321を入力して行っている。
そのため、工業地域や住宅地域などの制御する系統特有
の需要変化を高い精度で需要予測ができる。影響因子3
21としては、例えば、気温、湿度等の天候予報情報、
平休日、イベント情報が挙げられる。過去事例データ3
30は、過去における、影響因子321の内容(33
1)と、時刻毎の電力需要値等を含んで構成される過去
需要データ351と、を対応づけて蓄積したものであ
る。この過去事例データ330は、ニューラルネットワ
ークを学習させるのに必要な教師データの作成に用いら
れる。ニューラルネットワークの詳細については後ほど
述べる。
を、需要予測結果322として運転計画作成手段34に
出力する構成となっている。一方、逐次予測の結果は、
逐次予測結果323として、運転計画修正手段38に出
力する構成となっている。
同様のものである。つまり、基本データ格納手段36に
は、モジュールA,Bの開路電圧や内部抵抗等のデータ
が格納されている。
等を入力するためのものである。制約条件としては、本
実施例では、例えば、各モジュールA,Bについての、
放電深度と出力電力の上限との関係が挙げられる。ま
た、通常の運転時に使用する放電深度の範囲、あるい
は、非常時のみ使用する放電深度の範囲が挙げられる
(後述の例におけるDxc,Dxdがこれに相当す
る)。
他にも、充電/放電におけるモジュールA,B間での優
先準位などが挙げられる。しかし、この優先準位は、固
定的なものであり、入力手段37からの入力によっては
変更できない。該優先準位は、運転計画作成手段34自
身が予め備えている。
結果に所定の演算(例えば、A/D変換)を行った後、
各運転計画作成手段34に出力するものである。
器9の検出結果に基づいて、電力量、放電深度を求め、
これを電流値、電圧値とともに、運転計画修正手段38
に出力する機能を備えている。また、モジュールA,B
の運転計画を作成する機能を備えている。該運転計画
は、電力需要予測結果322、入力手段37から入力さ
れる電力運転規定条件371、基本データ格納手段36
内の各種データ、モジュールA,Bの電圧、電流の実測
値等を用いて作成される。さらに、図では明らかでない
が、系統の電源1の運転計画等も入力される構成となっ
ている。なお、ピークカット運転を行っている場合に
は、充電終了後から放電開始前までの間に運転計画を作
成する。作成された運転計画は、運転データ格納手段3
5に格納される。運転データ格納手段35には、この他
に、各モジュールの電流、電圧の実測データおよび計算
結果(充放電容量、放電深度、電力量、効率、損失な
ど)が、運転計画作成手段34によって格納される。ま
た、運転計画修正手段38には、電圧、電流、電力量、
放電深度を示す信号401が出力される。
23を用いて運転計画を修正する機能を備えている。修
正後の運転計画は、電力制御手段39へ制御信号381
として送る。運転計画修正手段38は、さらに、運転計
画作成手段34から入力された放電深度に従って、各モ
ジュールの出力電力を変更するタイミング(注:これ
は、上記実施例1と同様、運転計画上、規定されている
ものである)の修正を行う機能を備えている。この他、
運転計画修正手段38は、実施例1におけるシステム保
護判定手段と同様の機能をも備えている。つまり、系統
モニタ13の検出した系統電力や周波数測定値380に
基づいて、異常の有無を判定し、異常があった場合に
は、非常時運転モードへの切り替えの指示などを電力制
御手段39に出力する。
8によって適宜修正された運転計画(制御信号381)
に従って、制御信号391〜394を出力し、開閉器1
0、電力変換器11等を制御するものである。
とは、本実施例においては、電力制御手段39、運転計
画作成手段34等によって構成されるものである。運転
計画作成手段34が、特許請求の範囲においていう”パ
ラメータ手段”に相当するものである。但し、電力制御
システムは、全体が密接に連携して動作するものである
ため、ここで述べた特許請求の範囲との対応関係は厳密
なものではない。電力制御システム全体として上記機能
を実現していれば、具体的な機能の分担(あるいは、区
分)は、どのようになっていても構わない。
て説明する。上述したとおり、本実施例では、電力需要
予測手段32をニューラルネットワークを用いて構成し
ている。
3201、ニューラルネットワーク3205、入力デー
タ作成手段3206、比較修正手段3203を含んで構
成される。
広く知られているとおり、複数のニューロンを含んだ入
力層、中間層、出力層から構成される。そして、各層間
のニューロンは互いに結合されている。また、該結合に
は、それぞれ、重み係数がつけられている。ニューロン
は、入力された信号に重み係数を乗算等した後、他のニ
ューロンに出力する。重み係数は各結合ごとに異なって
いるため、該他のニューロンへの出力は、各結合毎に異
なったものとなる。教師データを用いて、各結合に付与
しておく重み係数を予め最適化しておく(以下”学習”
という)ことにより、ある入力3207に対する出力2
04が、目的とするデータの予測値となる。実際に予測
を行う場合の入力3207は、入力データ作成手段32
06が影響因子321を用いて作成する。
205への入力データと、該入力データに対応した目標
データとの組合せからなる。該目標データは、目標デー
タ作成手段3201が、記憶手段33に格納されている
過去データ351を規格化等することによって作成す
る。該目標データに対応する入力データは、入力データ
作成手段3206が、記憶手段33に格納されている過
去事例データ331を用いて規格化等することによって
作成する。
ラルネットワークの入力層に入力する。これに応じて出
力層から出力されるデータ3204と、目標データとが
一致(あるいは、近似)したものとなるように、適宜、
各結合ごとの重み係数に修正(図中、該修正動作を矢印
3208として示した)を加えて行くことによって学習
を行うことができる。比較修正手段3203が、このよ
うなデータ3204と目標データとの比較および重み係
数の修正を行うものである。本実施例のニューラルネッ
トワーク3205は、過去事例データ331(入力デー
タ)と、過去データ351(入力データ)とからなる教
師データを用いて予め学習が行われている。
および重み係数修正の具体的な計算方法の一例として
は、パックプロパゲーション法がある。ニューラルネッ
トワークおよびその学習方法の詳細は、例えば、「Lear
ning internal representations by error propagatio
n」Parallel Distributed Processing:Explorations in
the Microstructures of Cognition,1986,Vol.1,Chapte
r41,pp.675-695:MA:MIT Press,pp.318−362に記
載されている。
約条件のすべてを満たす運転計画341を作成するもの
である。本実施例では、該計画の作成においては、数理
計画法を用いている。数理計画法については既に広く知
られているため説明は省略する。例えば、「コージェネ
レーションの最適計画」伊東弘一、横山良平:産業図書
株式会社発行に記載されている。但し、運転計画を作成
するための具体的手法は、これに限定されるものではな
い。
条件が以下のように設定されているものとして説明を行
う(図9参照)。
電用として確保する。通常は、Dxc以上の放電深度領
域(これが、特許請求の範囲において言う”予め定めら
れた範囲”に相当するものである)でのみ、充電/放電
を行う。放電深度50%までは、定格電力Psを出力電
力の上限とする。放電深度50%以上の領域では、出力
電力の上限を0.5Ps、下限を0.1Psとし、この
囲内において自由に出力電力を設定できるものとする。
用として確保しておく。従って、通常は、これよりも放
電深度の小さい領域(これが、特許請求の範囲において
言う”予め定められた範囲”に相当するものである)で
のみ、充電、放電を行う。放電深度50%までは、定格
電力Psを出力電力の上限値をとする。放電深度50%
以上の領域では、出力電力の上限値を0.5Psとす
る。
行う。充電はモジュールBを優先して行う。Dxcおよ
びDxdは、系統電力の変動性や設備の利用効率などを
考慮して適切な値を設定するが、10〜40%程度が好
ましい。参考のために、放電深度と充放電可能な定格電
力量の関係を図10に示す。図10から明らかなとお
り、放電深度を制約することにより、必要な定格電力量
を確保することができる。本実施例ではDxc=20±
5%、Dxd=40±5%とすることで、非常時に充電
可能な定格電力量Wxcを23±5%、放電可能な定格
電力量Wxdを30±5%分確保できる。
る定格充放電電力量Wtは、下記数12から求められ
る。
(a)のようなものであった場合、系統の電源1だけで
は電力需要のピークに対応できない。また、電力需要の
減少する時間帯においては、電力が余ってしまう。その
ため、図11(b)に示すようなピークカット運転を行
う必要がある。つまり、電力需要の減少する時刻ta−
時刻tb間は、余った電力をモジュールA,Bに充電す
る。一方、電力需要のひっ迫する時刻tc−時刻te間
は、放電を行う。充電電力量Wc,放電電力量Wdは、
当然ながら、数12におけるWt以下でなければならな
い。
制約条件を満たしつつピークカット運転を行うためのモ
ジュールA,B間の電力配分についての運転計画を作成
する。また、運転計画修正手段38は、逐次予測の結果
に従って、該運転計画を修正する。ここでは、図11
(b)における時刻tcから時刻teの間の放電を例に
とり、該運転計画の修正動作を図12、図13を用いて
説明する。
する。
始させる。時刻td1から時刻td2までは、需要に合
わせた出力電力で放電を行う。この時はまだ放電深度が
小さいため、モジュールAからの出力電力は、最大、P
sまで増やすことができる。時刻td2から時刻td3
の期間において、出力電力が下げられているのは、需要
が少ないことに対応したためである。時刻td3から
は、再び需要が増大するため、モジュールAの出力電力
もこれに合わせて増大させるはずである。しかし、計算
上、時刻td2から時刻td4の間に、モジュールAの
放電深度は50%に達してしまう。そのため、これ以降
は、時刻td6までモジュールAは放電深度に応じた出
力電力(最大0.5Ps、最小0.1Ps)で放電させ
るに留める。
とが予測されている。上述したとおりモジュールAの放
電深度は、既に50%を越えているため、モジュールA
だけではこれに対応できない。従って、時刻td4にお
いてモジュールBを起動し、モジュールAのみでは不足
する分だけ、該モジュールBから放電させる。
とが予測されているためこれにあわせて電力貯蔵分散電
源システム20からの出力電力も低下させてゆく。ここ
では、モジュールAを優先して放電させることが制約条
件において規定されている。そのため出力電力の低下
は、モジュールBについて優先して行う。需要の減少に
応じて、モジュールAの出力電力を低下させるのは、モ
ジュールBからの放電を完全に停止した後でも、更に、
電力が需要よりも多い場合である。
らず、逐次予測の結果、長期予測の結果とは異なる需要
が予測される場合がある。この場合には、運転計画修正
手段38が適宜運転計画を修正しつつ、電力制御手段3
9へ指令を出す。ここでは図12において、電力We
1,We2として示した分だけ、需要が長期予測よりも
多かった場合を例にとって考える。
と、運転計画(あるいは、当該運転計画のもとになった
長期予測結果)とを比較する。すると、時刻td3で予
測外の電力需要We1が新たに生じていることがわか
る。そのため、運転計画修正手段38は、モジュールB
の起動タイミング時刻を、時刻td4からtd3に早め
る。また、モジュールAについても、放電深度50%を
越えた後の出力電力を、該電力需要We1を考慮して、
当初予定よりも多少大きくする。
電力需要We2が生じている。そのため、モジュールB
の出力電力を当初予定よりも高く保って、これに対応す
る。
する。
動により、系統周波数が急変するのを抑制することもで
きる。
検知した系統の周波数変動が、ある変動巾を超えるよう
な場合)には、電力貯蔵分散電源システム20からの電
力を融通して、系統周波数を安定化させる。
要に対して電力供給が不足するような場合)は、放電優
先条件に従ってモジュールA,Bの順に、あるいは、必
要に応じてモジュールA,Bの両方から電力を供給す
る。本実施例では、システムの電力貯蔵量が最も少ない
時間帯(図11(b)における、時刻te−時刻ta)
でも、モジュールBには、電力量Wxdが確保されてい
る。そのため、予想外に電力需要が増大したような事態
が生じても、これに対応できる。
ち、電力供給が需要を大幅に上回ってしまう場合)は、
モジュールB,Aの順に、あるいは、必要に応じてモジ
ュールA,Bの両方に電力を充電する。従って、システ
ムの電力貯蔵量が最も多い時間帯(図11(b)におけ
る時刻tb−時刻tc)でも、モジュールAには、電力
量Wxcを充電可能な分だけ容量が残されている。その
ため、予想外に電力需要が低下したような事態が生じて
もこれに対応できる。
測に基づいた運転計画の立案および修正を行うことで、
実際の電力需要に負荷追従した精度の高いピークカット
電力運転が可能となる。また、系統に必要な電力を供給
しつつ、二次電池設備のエネルギー変換効率を向上させ
ることができる。
おくことで、非常事態へも十分に対応することができ
る。
て出力電力を調整していた。しかし、該基準となる放電
深度をさらに多数設定し、よりきめこまかに設定しても
よいことは言うまでもない。あるいは、放電深度に従っ
て出力電力の制限を連続的に設定するようにしてもよ
い。このようにすれば、より電力損失の少ない運転が可
能となる。しかし、制御のし易さ、最適化するための計
算手法とこれに要する時間、電力損失低減の目標、需要
予測の精度、等を考慮して、適切な刻み巾を設定するこ
とが好ましい。
てのみ述べたが、充電に際しても同様の観点から、放電
深度に応じて充電電流を調整するようにしてもよい。但
し、充電は、基本的に余剰電力を用いて行うものである
ため、充電時間等に制約がある。そのため、これらの各
種制約条件をより優先して充電電流を決定するようにし
ても構わない。
ール7a,b等の二次電池設備と並列に、燃料電池発電
設備を接続したハイブリッド型システムである。
を備えた給電システムを図14に示した。
施例2と同様の設備で構成されるため、ここでの説明は
省略する。
を電気化学的に反応させて直流電力を得るものである。
該燃料電池モジュール8は、単位電池を複数個積層して
構成されている。該燃料電池モジュール8は、発電した
電力を、配電系統線4、あるいは、二次電池モジュール
7a,bに出力する構成となっている。なお、出力先の
変更は、後述する開閉器10c,10d1,10d2によ
り行われる。
池モジュール8の発電した電力の貯蔵、および、貯蔵し
た電力の配電系統線4への放出、を行うものである。上
記実施例とは異なり、電源1の発電した電力を二次電池
モジュール7a,7bに蓄えることはない。充電は、燃
料電池モジュール8の発生する直流出力を、直接(直/
交変換することなく)行うことができるため効率がよ
い。このような上記実施例との相違は、周辺回路(例え
ば、開閉器10a〜10d、電力変換器11等)によっ
て実現されるものであって、二次電池モジュール7a,
7b自体は、上記実施例と同様のものでよい。ただし、
二次電池モジュール7a,7bの最大充電電流密度は、
燃料電池の出力する電流密度より大きくされている。
の燃料電池モジュール8に関連した各種機器である。
ール8からの出力の電流値、電圧値を検出するものであ
る。検出結果は、電力制御システム31に出力してい
る。
と、配電系統線4の電気回路とを接続/遮断するための
ものである。開閉器10d1,10d2は、二次電池モジ
ュール7a,7bと燃料電池モジュール8とを直流側で
接続/遮断するためのものである。既に述べたとおり、
開閉器10c,10d1,10d2は、燃料電池モジュー
ル8の発電した電力の出力先(配電系統線4、二次電池
モジュール7a,7b)を変更するのに用いられる。
を調整するものである。
からの指令信号に従って動作する構成となっている。
第2の実施例と同様の機能に加えて、燃料電池モジュー
ル8の制御、および、燃料電池8と二次電池モジュール
7a,bとの連携の制御を行う機能を備えている。以
下、電力制御システム31の詳細を、図15を用いて説
明する。
実施例2の電力制御システムと同様ではあるものの、燃
料電池モジュール8の制御をも行う必要から、各機能区
分の有する機能が多少異なっている。従って、以下にお
いては、実施例2における電力制御システムとの相違点
を中心として述べることとする。
データは、上記実施例と同様のもので構わない。
制約条件に加え、燃料電池モジュールを保護するための
各種制約条件も入力するようになっている。
段32による長期予測の結果を満たすための運転計画を
決定する機能を備えている。本実施例で言う”運転計
画”とは、二次電池モジュール7a,7b間における負
荷配分のみならず、燃料電池モジュール8の出力電力の
調整計画をも含む(注:この点において、上記第1、第
2の実施例とは異なる)。該運転計画は、基本的には、
燃料電池モジュール8の出力変動をできるだけ小さくす
るように、二次電池モジュール7a,bを用いたピーク
カット運転を行う、との観点から作成される。この場
合、その時点での(あるいは、当該運転計画が実施され
る時の)二次電池モジュール7の放電深度をも考慮して
計画を作成することは当然である。二次電池モジュール
7a,7b間における負荷配分の決定は、上記実施例2
における運転計画の作成と同様の観点から行う。
分散電源システム全体として出力しなければならない電
力を知っている必要がある。そして、そのためには、電
源1が予定している出力電力値を知らなければならな
い。そこで、本実施例の運転計画作成手段34は、電源
1の運転計画等をベース電力運転情報310として入力
されている。
2による逐次予測結果に従って、運転計画を適宜修正す
るものである。該修正は、基本的には、二次電池モジュ
ール7a,7bの出力電力を修正することによって行
う。これは、燃料電池モジュール8の出力電力を頻繁に
変更すると、発電効率の低下、寿命の低下につながるか
らである。但し、二次電池モジュール7a,7bのみで
は対応し切れない場合には、燃料電池モジュール8の出
力電力を修正することは言うまでもない。
8からの指示に従って、燃料電池モジュール8,二次電
池モジュール7a,7bを制御すべく、各種制御信号3
91〜395を出力している。燃料電池出力調整信号3
95は、燃料電池モジュール8の出力電圧を調整するた
めのもので、直流電圧調整器16に出力されている。開
閉動作指令391は、開閉器10a,10b,10c,
10d1,10d2に出力されている。交流/直流変換
切り替え指令392および電力設定信号393は、電力
変換器11a,11b,11cに出力されている。補機
設備制御信号394は、補機設備8a,8bに出力され
ている。
る。
電力需要から、電源1の供給する電力Poを差引き、残
りを電力貯蔵分散電源システム21によって供給する運
転計画を作成する。なお、電力Poは、一般に一定に保
たれているため、系統の電源1の動作については説明を
省略する。
(あるいは、燃料電池モジュール8および二次電池モジ
ュール7の両方から)、配電系統線4の側へ電力を供給
する。つまり、昼間(時刻tc−時刻te)は、電力需
要が大きく燃料電池モジュール8だけでは電力が不足す
るため、不足分Wdを二次電池モジュール7a,7bか
ら放電する(図16(a)参照)。従って、この場合、
電力制御手段39は、開閉器10d1,10d2は開路と
する。また、開閉器10a,10b,10cは閉路とす
る。一方、夜間(時刻ta−時刻tb)は需要が減少し
て電力が余るため、燃料電池モジュール8の発生する電
力を二次電池モジュール8に蓄える(図16(a)参
照)。従って、この場合、電力制御手段39は、開閉器
10c,10d1,10d2は閉路とする。開閉器10
a,10bは開路とする。昼間のピークカット運転を行
うのに必要な電力(電力量Wc)は、この時充電した電
力によってまかなわれる。なお、二次電池モジュール7
a,7bの間における負荷配分は、上記実施例2と同様
の観点から行う。
に位置する電源1は一定出力で運転を続けることができ
る。また、二次電池モジュール7a,7bにおけるエネ
ルギー変換効率を高く保つことができる。さらには、燃
料電池モジュール8の出力の変動も小さくできる(図1
6(b)参照)。二次電池モジュール7a,7bとして
十分に容量の大きなものを採用すれば、燃料電池モジュ
ール7の出力を常に一定に保った運転を行うことも可能
である。さらには、二次電池モジュール7a,7bの充
電可能な電流密度が大きいほど、変動に対する融通性を
大きくできる。
いて説明する。
から枝別れした複数の系統フィーダF1〜Fnそれぞれに
ついて、交流負荷群23が接続されている場合を考え
る。また、系統フィーダF1〜Fnには、それぞれ、遮断
器5(1)〜5(n)が取り付けられているものとする。
ィーダF3において異常(例えば、地落事故)が発生す
ると、該系統フィーダF3は、遮断器5(3)によってただ
ちに配電系統線4から切り離される。すると、該系統フ
ィーダF3に設けられている負荷23が脱落するため
(つまり、電力需要が急減少するため)、このままでは
配電系統線4における周波数が急上昇してしまう。
8が、系統モニタ13からの信号に基づいて異常(この
場合、周波数の上昇)を検知して、その旨を電力制御部
39に知らせる。すると、電力制御部39は、該異常状
態に対応すべく、開閉器10a,10bを開路状態とし
て、二次電池モジュール7から配電系統線4への出力を
停止させる。また、これと同時に開閉器10d1,10
d2を閉じて、燃料電池モジュール8の出力する電力の
少なくとも一部を、二次電池モジュール7に蓄えさせ
る。これにより、燃料電池モジュール7の出力を低下さ
せることなく、電力貯蔵分散電源システム21の出力を
低下させることができる。そして、配電系統線4におけ
る周波数の上昇を最小限に抑えることができる。
も、同様にして対処することができる。
備稼動率の高い状態で運転を継続できる。また、上位の
電源1も、平常時および非常時の負荷変動による影響が
少ないため、稼動率の高い一定出力を保った運転が可能
となる。燃料電池発電設備に代えて太陽電池発電設備を
採用しても、同様な効果を得ることができる。
フィーダの負荷の間に電力貯蔵分散電源システム21を
設けている場合における、非常時への対応を説明する。
配電系統線4に接続されている。そして、系統フィーダ
Fxには、交流電力負荷群23と、開閉器17とが多数
接続されている。さらに、系統フィーダFxの各所に
は、遮断器50を介して、電力貯蔵分散電源システム2
1が接続されている。
て事故が生じた場合、事故のあった区間に設けられてい
る電力貯蔵分散電源システム21を、遮断器5を開いて
系統フィーダFxから切り離さなければならない。そし
て、その場合、当該電力貯蔵分散電源システム21の燃
料電池モジュール8は、極端な低負荷の運転状態を強い
られることになりかねない。燃料電池の出力は瞬時に低
下させることは不可能であり、また負荷の急変動は燃料
電池設備の著しい寿命低下につながる。しかし、本実施
例では、燃料電池の出力を瞬時に二次電池モジュール7
a,bの充電に振り向けることができるため、燃料電池
モジュール8の出力を急激に低下させなくても、このよ
うな事態に対応することができる。
器17bとの間で事故が発生した場合、下流側に配置さ
れている電力貯蔵分散電源システム21から、負荷群2
3a,bに電力を供給することができる。従って、停電
区間をできるだけ小さくできる。
力貯蔵分散電源システム21から、交流電力と直流電力
の両方を供給する点を特徴とするものである。
えた給電システムを図19に示す。電力貯蔵分散電源シ
ステム21自体は、基本的には、実施例2または実施例
3と同じ構成を備えているが、本実施例ではさらに直流
電力出力手段45を備えている。
46を通じて、直流電力需要家47へ直流電力を供給す
るものである。該直流電力出力手段45は、各電池モジ
ュール(二次電池、燃料電池)と回路接続するスイッチ
および出力電圧調整器等から構成される。そして、該直
流電力出力手段45の動作は、電力制御システム30ま
たは31により制御される構成となっている。
7へ電力を導くためのケーブルである。本実施例では、
落雷による停電を防ぐため地中に埋設している。
気自動車用充電スタンドやコンピュータユーザ等が考え
られる。
で信頼性の高い直流電力を効率よく供給することができ
る。
次電池のエネルギー変換効率を向上させることができ
る。また、非常時の負荷急変動に対しても供給電力の安
定化を図ることができる。
きる。これは、上位系統電源の稼動率を向上につなが
る。
ステム19およびこれを備えた給電システムを示すブロ
ック図である。
ク図である。
黄電池の特性データを表すグラフである。
グラフである。
ある。
ステム20およびこれを備えた給電システムを示すブロ
ック図である。
ク図である。
クの概要を示すブロック図である。
である。
測に対して行うピークカット運転の一例を示すグラフで
ある。
す図である。
ュール毎の負荷配分を示す図である。
システム21およびこれを備えた給電システムを示すブ
ロック図である。
ック図である。
1を複数の系統フィーダを有する系統母線につないだ例
を示すブロック図である。
1を系統フィーダの負荷の間に設けて連系した例であ
る。
ら直流電力を供給する給電システムのブロック図であ
る。
る。
、4……配電系統、5……遮断器 、6……変圧器
、7……二次電池モジュール 、8……燃料電池モジ
ュール 、10……開閉器 、11……電力変換器 、
12……電力制御部 、14……運転計画作成支援手段
、16……直流電圧調整器 、19……電力貯蔵分散
電源システム 、20……電力貯蔵分散電源システム
、21……電力貯蔵分散電源システム 、29……電
力制御システム 、30……電力制御システム 、31
……電力制御システム 、32……電力需要予測手段
、33……記憶手段 、34……電池運転計画作成手
段 、36……基本データ格納手段 、37……制約条
件入力手段 、38……運転計画修正手段 、39……
電力制御手段 、45……直流電力出力手段 、46…
…直流電力系統線 、47……直流電力需要家
Claims (8)
- 【請求項1】1または2以上の二次電池を含んで構成さ
れる二次電池モジュールと、 上記二次電池の内部抵抗と相関を有するあるパラメータ
の値(以下”パラメータ値”という)を求めるパラメー
タ手段と、 上記パラメータ手段の求めたパラメータ値に応じて、上
記二次電池モジュールからの放電電力を調整する制御手
段と、 を有することを特徴とする電力貯蔵システム。 - 【請求項2】上記制御手段は、上記内部抵抗との関係に
基づいて決定された上記パラメータの基準値を備え、上
記調整は、該基準値と上記パラメータ手段の求めたパラ
メータ値との大小関係に基づいて行われるものであるこ
と、 を特徴とする請求項1記載の電力貯蔵システム。 - 【請求項3】上記調整は、上記内部抵抗の大きい領域に
おいては、上記放電電力を小さくするものであること、 を特徴とする請求項2記載の電力貯蔵システム。 - 【請求項4】上記パラメータは、上記二次電池の放電深
度であること、 を特徴とする請求項1記載の電力貯蔵システム。 - 【請求項5】上記制御手段は、上記放電深度が予め定め
られた範囲内において、上記二次電池モジュールの放電
および/または充電を行わせるものであること、 を特徴とする請求項4記載の電力貯蔵システム。 - 【請求項6】互いに並列に配置され、その充電および放
電を互いに独立的に制御可能に構成された上記二次電池
モジュールを複数備え、 上記制御手段は、充電および放電それぞれについて予め
定められた上記二次電池モジュール間における優先準位
を備え、該優先準位に従って上記充電および放電を行わ
せるものであること、 を特徴とする請求項3記載の電力貯蔵システム。 - 【請求項7】上記制御手段は、優先準位の高い二次電池
モジュールから放電する電力だけでは電力が不足する場
合には、優先準位の低い二次電池モジュールからの放電
を許すものであること、 を特徴とする請求項6記載の電力貯蔵システム。 - 【請求項8】二次電池を用いた電力貯蔵システムの運転
方法において、 二次電池の内部抵抗を直接/または間接的に求め、該内
部抵抗の大きさに応じて、上記二次電池の出力電力と入
力電力との少なくとも一方を調整すること、 を特徴とする電力貯蔵システムの運転方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP27223094A JP3599387B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 電力貯蔵システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27223094A JP3599387B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 電力貯蔵システム |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH08140285A true JPH08140285A (ja) | 1996-05-31 |
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ID=17510939
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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