JPH08140293A - 回転電機及びその製造方法 - Google Patents

回転電機及びその製造方法

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JPH08140293A
JPH08140293A JP6277476A JP27747694A JPH08140293A JP H08140293 A JPH08140293 A JP H08140293A JP 6277476 A JP6277476 A JP 6277476A JP 27747694 A JP27747694 A JP 27747694A JP H08140293 A JPH08140293 A JP H08140293A
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stator core
stator
electric machine
frame
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Masato Hirose
理人 広瀬
Kayoko Ishikawa
加代子 石川
Ryoichi Shiobara
亮一 塩原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大容量の回転電機であっても、鉄心の外周表面
とキーバーとの間に摩擦による摩耗粉が生ずることがな
く電気絶縁に悪影響を及ぼす恐れのない回転電機を提供
する。 【構成】固定子枠内のキーバー2の内周面2aと固定子
鉄心1の外周面1aとの隙間Gに、固定子鉄心1よりは
軟らかい詰物6を挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機及びその製造方
法に係り、特に固定子鉄心がキー溝およびキーバーを介
して固定子枠に保持されている回転電機およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されているこの種回転電
機の固定子鉄心は、内周側に巻線挿入用のスロット有
し、かつ外周側にキー溝を有する薄い鋼板を円筒状に積
み重ねて構成されているのが普通である。そしてこの円
筒状に構成された固定子鉄心は、固定子枠内に堅牢に固
定保持されるわけであるが、この場合のこの固定保持
は、通常、固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバーを
備え、そしてこのキーバーにキーを固定(あるいは一体
に形成されている)し、このキーに前記固定子鉄心の外
周に設けられているキー溝を嵌合することにより、固定
子枠内に固定保持するようにしているのが普通である。
【0003】このように形成された回転電機において
は、固定子枠内のキーバーに固定されているキーと鉄心
のキー溝とのはめ合い部は、組立ての関係からキー溝の
方が大きく形成されているのが普通で、両者間にはすき
間が存在する。このため回転電機の稼働時には振動の恐
れがあるので、このキーとキー溝間に詰物をし、隙間を
なくして騒音が発生しないようにしている。
【0004】なお、これに関連するものとしては、実開
昭57−21235号公報が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
回転電機であると、鉄心は堅牢に固定子枠内に保持さ
れ、通常の回転電機においては、特に問題になることは
ないのであるが、大容量の回転電機で、運転停止が繰り
返されるものともなると、鉄心に径方向および積層方向
に大きな熱伸縮が生じ、鉄心の外周表面とキーバーの内
周側面との間に摩擦が生じて長年の運転中には摩耗粉が
発生し、この摩耗粉が巻線の絶縁など電気絶縁に悪影響
を及ぼす嫌いがあった。
【0006】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、たとえ大容量の回転電機であって
も、鉄心の外周表面とキーバーとの間に摩擦による摩耗
粉が生ずることがなく電気絶縁に悪影響を及ぼす恐れの
ない,すなわち信頼性の高いこの種回転電機を提供する
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、固定
子枠内のキーバーの内周面と固定子鉄心の外周面との隙
間に、固定子鉄心よりは軟らかい詰物を挿入し所期の目
的を達成するようにしたものである。
【0008】
【作用】すなわちこのように形成された回転電機である
と、たとえ鉄心に熱伸縮が生じキーバとの間に摩擦が生
じても、鉄心より軟らかい詰物を介しての摩擦であり、
鉄心が摩耗し摩耗粉が発生することはなくなり、したが
って、電気絶縁に悪影響を及ぼす恐れがなく信頼性の向
上を図ることができるのである。
【0009】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図5および図6にはその回転電機の固定子
鉄心の要部が断面で示されている。薄い鋼板が積み重ね
られて構成されている固定子鉄心1は、その外周表面に
設けられているキー溝がキーバー2に設けられているキ
ーの部分にはめ合わされ、固定子枠4に支持されてい
る。キーバー2の両端にはエンドプレート3が配置さ
れ、このエンドプレート3とキーバー2とにより、積層
されている固定子鉄心は押圧されている。
【0010】図1は、その固定子鉄心とキーバーとの嵌
め合い部を示したもので、キーバーの内周面と固定子鉄
心の外周面との隙間には、詰物6が挿入されている。こ
の詰物としては、固定子鉄心よりは軟らかい材質のもの
であることが条件である。
【0011】また、この詰物としては、シート状のもの
が望ましく、さらにポリアミド紙等の絶縁シートのよう
に耐摩耗性が高いものが望ましい。例えば、ポリアミド
紙の1つであるデュポン社のノーメックス−410で
は、引張強さ12kgf(0.13mm厚・15mm
幅)、引裂き強さ200g(0.13mm厚)、端裂抵
抗18kgf(0.13mm厚・20mm幅)と十分な
強度を有し、本発明における使用に適している。
【0012】なお、以上の説明では詰物としてシート状
の絶縁物としたが、この詰物は常にシート状でなければ
ならないわけではなく、例えば図2に示すようにキーバ
ーと固定子鉄心の間に接着剤7を注入するようにしても
良いであろうし、またいずれか一方の面に塗布するよう
にしても良いであろう。勿論この場合であっても、接着
剤7は、鉄心よりは軟らかい材質のものであることが条
件である。
【0013】この接着剤7を注入するものは、既設機に
おいて実施する場合には作業性の点で特に有効であろ
う。また、接着剤の粘度を調節することによって、シー
トの挿入が困難なような非常に小さいすき間にも注入す
ることができ、その作業は非常にやり易くなるであろ
う。なお、この注入する接着剤としては、例えばポリエ
ステルレジン、またはエポキシレジンあるいはエポキシ
コンパウンド等が良いようである。
【0014】図3には、さらに他の実施例が示されてい
る。この場合には、キーバー2と固定子鉄心1の間に両
面に接着剤を塗布した詰物6を挿入するようにしたもの
である。このように詰物を形成すると、詰物6をキーバ
ー2と固定子鉄心1の間に強固に固定することが可能で
あり、かつ詰物の耐摩耗性を向上させることが可能であ
る。
【0015】図4は、その詰物をする場合の一つの方法
を示したもので、予め固定子枠4にキーバー2を径方向
に拡げる治具8を設けておき、キーバー2のキー部と固
定子鉄心1のキー溝を嵌合させた後、この治具8により
キーバー2を半径方向外側にたわませて固定子鉄心外周
面とキーバー2間の隙間Gを広げ、そしてこの広げた状
態で、隙間に詰物6を挿入あるいは充填するのである。
この方法であると、比較的簡単に隙間全体に充分な量の
詰物を詰めることができ有効である。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、固定子枠内のキーバーの内周面と固定子鉄心の外周
面との隙間に、固定子鉄心よりは軟らかい詰物が挿入さ
れているので、たとえ鉄心に熱伸びが生じキーバとの間
に摩擦が生じても鉄心より軟らかい詰物を介しての摩擦
であり、鉄心が摩耗し摩耗粉が発生することはなくな
り、したがって、電気絶縁に悪影響を及ぼす恐れがなく
信頼性の高いこの種回転電機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明回転電機のキーバー要部の一実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明回転電機のキーバー要部の他の実施例を
示す断面図である。
【図3】本発明回転電機のキーバー要部の他の実施例を
示す断面図である。
【図4】本発明回転電機のキーバー要部の他の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明の回転電機の一実施例を示す縦断側面図
である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】 1…固定子鉄心、2…キーバー、3…エンドプレート、
4…固定子枠、 5…回転子、6…詰物、8…治具。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機において、 前記キーバーの内周側面と前記固定子鉄心の外周面との
    隙間に、固定子鉄心よりは軟らかい詰物を挿入したこと
    を特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機において、 前記キーバーの内周側面と前記固定子鉄心の外周面との
    隙間に、固定子鉄心よりは軟らかいシート状の絶縁詰物
    を介在させるようにしたことを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機において、 前記キーバーの内周側面と前記固定子鉄心の外周面との
    隙間に、固定子鉄心よりは軟らかな材質で、かつ両面に
    接着剤を塗布したシート状詰物を挿入し、かつこのシー
    ト状詰物を前記キーバーとキー溝壁面に固定するように
    したことを特徴とする回転電機。
  4. 【請求項4】 前記詰物が、ポリアミド紙である請求項
    1、2若しくは3記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機において、 前記キーバーの固定子鉄心と対向している内周面に、接
    着剤を塗布したことを特徴とする回転電機。
  6. 【請求項6】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機の製造方法において、 前記固定子枠内に固定子鉄心を組み立てるに際し、前記
    固定子枠のキーバーと前記固定子鉄心の外周面との隙間
    に、接着剤を注入し、かつ硬化させるようにしたことを
    特徴とする回転電機の製造方法。
  7. 【請求項7】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機の製造方法において、 前記固定子枠のキーと固定子鉄心のキー溝を嵌合させた
    後、前記固定子枠のキーバーと前記固定子鉄心の外周面
    との隙間に、接着剤を注入し、かつ硬化させるようにし
    たことを特徴とする回転電機の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記キーバーと固定子鉄心外周面間のす
    き間に注入される接着剤は、ポリエステルレジン、又は
    エポキシレジン、又はエポキシコンパウンドである請求
    項6若しくは7記載の回転電機の製造方法。
  9. 【請求項9】 固定子枠の内周に軸方向にのびたキーバ
    ーおよび該キーバーに固定されたキーを有し、該キー
    に、固定子鉄心外周面に設けられているキー溝を嵌合す
    ることにより、固定子枠内に固定子鉄心を保持するよう
    に形成されている回転電機の製造方法において、 前記固定子枠のキーと固定子鉄心のキー溝を嵌合させた
    後、前記キーバーを半径方向外側にたわませて固定子鉄
    心外周面とキーバー間の隙間を広げ、この広げた状態
    で、この隙間に固定子鉄心よりは軟らかい詰物を充填す
    るようにしたことを特徴とする回転電機の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11332136A (ja) * 1998-05-15 1999-11-30 Fanuc Ltd 電動機のステータ構造
JP2009201235A (ja) * 2008-02-21 2009-09-03 Jfe Steel Corp 電動機固定子の固定方法
JP2010178599A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Mazda Motor Corp 回転電機
JP2010178588A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Mazda Motor Corp 回転電機
JP2015139265A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ステータコア

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