JPH08140315A - 筒状積層鉄心の製造装置 - Google Patents

筒状積層鉄心の製造装置

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JPH08140315A
JPH08140315A JP6271971A JP27197194A JPH08140315A JP H08140315 A JPH08140315 A JP H08140315A JP 6271971 A JP6271971 A JP 6271971A JP 27197194 A JP27197194 A JP 27197194A JP H08140315 A JPH08140315 A JP H08140315A
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iron core
guide
manipulator
stacked
jig
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JP6271971A
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English (en)
Inventor
Osamu Kenjo
治 見城
Masayasu Jin
正保 神
Yoshihisa Okazaki
善久 岡崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異なる外形の積層鉄心に容易に対応することが
できる筒状積層鉄心の製造装置を得ること。 【構成】案内治具2の周囲に複数の多関節ロボット1
A,1Bとパレット4を対称的に配置する。案内治具2
には、載置ベース7aに複数本の案内棒6を等間隔に立
設する。載置ベース7aの中心には、案内筒5を立設
し、この案内筒5の外周には、複数本の角棒を溶接す
る。パレット4には、鉄心抜板3を積み重ね、各多関節
ロボットの先端に取り付けられた吸着板で鉄心抜板3を
吸着し、あらかじめ設定したプログラムに従って、鉄心
抜板3を載置ベース7aに対し案内棒6を介して積み重
ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状積層鉄心の製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス加工で打ち抜かれた珪素鋼板の抜
板(以下、鉄心抜板という)を積み重ねて、筒形又は環
状の積層鉄心に組み立てられた鉄心のなかには、例え
ば、回転電機の固定子鉄心や回転子鉄心及び変流器の鉄
心などがある。
【0003】このうち、大容量の回転電機においては、
所定の幅と長さの珪素鋼板の原材料の寸法上の制約や、
プレス抜型などの制約によって、環状の打抜鉄心が得ら
れないので、弧状にプレス打抜きされた鉄心抜板を隣接
して連続配置して環状とするとともに、数1000枚から数
万板を重ねて、筒状に組み立てられる積層鉄心が多い。
また、鉄心抜板の隣接部は、重ねられた層によってずら
しながら積層する場合もある。
【0004】このようにして弧状の鉄心抜板が積み重ね
られた回転電機の積層鉄心においては、幾層かに重ねら
れた鉄心抜板の間に対して、同じく弧状に形成された軟
鋼板製のスペーサを重ねて、これらのスペーサの間に形
成された間隙を冷却用気体の流路とする積層鉄心もあ
る。
【0005】このような積層鉄心を組み立てる場合に
は、鉄心抜板を一枚づつ人手によって組立治具に重ね、
隣接した鉄心抜板の端面を密着させて、円筒状に配置し
た後、銅ハンマなどで外周面を叩いて、組立治具を鉄心
抜板の内面側を密着させる方法も採用されている。
【0006】この銅ハンマなどによる成形作業は、労力
を要する一方では、この成形作業によって形成された積
層鉄心の真円度や円筒度が、回転電機の特性に大きく影
響するので、この成形作業は重要で、且つ、熟練を要す
る。
【0007】そのため、この成形作業の労力を軽減し、
品質一定で所定の特性を発揮する回転電機を得るため
に、従来の筒形積層鉄心の製造装置においては、鉄心抜
板が重ねられる治具の周りに、専用の複数の鉄心供給装
置を放射状に配置し、治具の回転と停止を繰り返しなが
ら、供給装置で鉄心抜板を治具の外周に供給して重ねる
方法も採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この供給装
置による筒形積層鉄心の積層装置においては、鉄心抜板
を重ねる度に治具を回転して、所定の角度で正確に停止
する動作を数1000回から数万回と繰り返さなければなら
ない。
【0009】この起動・停止の動作は、小形の回転電機
では回数が少なく慣性も小さいのであまり問題とならな
いが、特に手作業では労力を要する大形の回転電機に組
み込む筒形積層鉄心においては、治具が大形となり、こ
の大形で重量も重い治具と、この治具に積み重ねられた
打抜鉄心の重みによる慣性の増加で、起動・停止に要す
る時間が長くなる。
【0010】すると、専用の供給装置による鉄心抜板の
供給のサイクルタイムも長くなって、高能率であるべき
専用の供給装置の能率が低下する。さらに、筒形積層鉄
心の外形などの仕様が変わると、同一治具と同一供給装
置では対応できない。
【0011】そこで、本発明の目的は、多様な仕様の積
層鉄心に容易に対応することのできる筒状積層鉄心の製
造装置を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
筒状積層鉄心の製造装置は、両端を突き合わせて環状と
なる鉄心片が積み重ねられた筒状積層鉄心の製造装置に
おいて、筒状の案内部が載置部の中心に立設された案内
治具と、この案内治具の軸心を中心とする円周上に放射
状に配設され鉄心片を案内治具の載置部に搬送する複数
のマニプレータと、このマニプレータの先端に取り付け
られ円周上に配置され積み重ねられた鉄心片を吸着する
吸着具と、あらかじめ設定されたプログラムに従いマニ
プレータを駆動するコントローラを備えたことを特徴と
する。
【0013】また、請求項2に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、両端を突き合わせて環状となり締付穴
を備えた鉄心片が積み重ねられた筒状積層鉄心の製造装
置において、筒状の案内部が載置部の中心に立設され載
置部に鉄心片の締付穴が遊嵌する案内棒が立設された案
内治具と、この案内治具の軸心を中心とする円周上の同
一平面に放射状に配設され鉄心片を案内治具の載置部に
搬送する複数のマニプレータと、このマニプレータの先
端に取り付けられ円周上の同一平面に放射状に配置され
積み重ねられた鉄心片を吸着する吸着具と、あらかじめ
設定されたプログラムに従いマニプレータを駆動するコ
ントローラを備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項3に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、両端を突き合わせて環状となり締付穴
を備えた鉄心片と間隔片が積み重ねられた筒状積層鉄心
の製造装置において、筒状の案内部が載置部の中心に立
設され載置部に鉄心片と間隔片の締付穴が遊嵌する案内
棒が立設された案内治具と、この案内治具の軸心を中心
とする円周上の同一平面に放射状に配設され鉄心片と間
隔片を案内治具の載置部に搬送する複数のマニプレータ
と、このマニプレータの先端に取り付けられ円周上の同
一平面に放射状に配置され積み重ねられた鉄心片と間隔
片を吸着する吸着具と、あらかじめ設定されたプログラ
ムに従い前記マニプレータを駆動するコントローラを備
えたことを特徴とする。
【0015】また、請求項4に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、案内治具の軸心を中心とした円周上に
放射状に配置したマニプレータを等間隔に配置し、放射
状に配設された鉄心片をマニプレータの両側に対称的に
配置したことを特徴とする。また、請求項5に記載の発
明の筒状積層鉄心の製造装置は、マニプレータの先端
に、載置部に積み重ねられた鉄心片の外周を前端で押圧
するハンマを備えたことを特徴とする。
【0016】また、請求項6に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、マニプレータの先端に、吸着具に吸着
した鉄心片とこの鉄心片の載置面との間隔を検出しこの
検出信号をコントローラに出力する検出器を備えたこと
を特徴とする。
【0017】また、請求項7に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、案内棒の上部側面に凹部を形成し、マ
ニプレータの先端に凹部に先端が係合する係合部を備え
たことを特徴とする。
【0018】また、請求項8に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、案内棒の中間部外周に、下端が外側に
突き出た板ばねを添設したことを特徴とする。
【0019】また、請求項9に記載の発明の筒状積層鉄
心の製造装置は、案内治具の外周の案内面で形成される
円筒状の直径を載置部の軸心を中心として調整自在とす
る駆動機構を設けたことを特徴とする。
【0020】さらに、請求項10に記載の発明の筒状積層
鉄心の製造装置は、プログラムを各コントローラに送信
し、このコントローラを制御するホストコントローラを
設けたことを特徴とする。
【0021】
【作用】以上のように構成された本発明において、あら
かじめ設定されたプログラムに従ってコントローラによ
り駆動されるマニプレータの先端に設けられた吸着具に
より鉄心片を吸着し案内治具に搬送し載置部に載置する
ことで、筒状積層鉄心が形成される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の筒形積層鉄心の製造装置の一
実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の筒
形積層鉄心の製造装置の一例を示す斜視図、図2は、図
1の部分拡大詳細斜視図、図3は、図1の中央部で示し
た組立治具2を示す拡大詳細斜視図、図4は、図3のB
−B断面図、図5(a)は図4のC部矢視拡大詳細図、
図5(b)は図5(a)の前面図、図6は、図2の一部
で示したエンドエフェクタを示す拡大詳細図である。
【0023】まず、図1において、中央部には、図3で
詳細後述する案内治具2が据え付けられている。この案
内治具2の周りには、5軸の多関節ロボット1A,1B
とこの多関節ロボット1A,1Bと同一品の図示しない
多関節ロボット1Cが、案内治具2を中心とする円周上
の同一平面上に 120°間隔で放射状に対称的に配置され
ている。また、各多関節ロボット1A,1B,1Cの両
側には、パレット4が案内治具2を中心とする円周上の
同一平面上にそれぞれ対称的に配置され、各パレット4
には、弧状に打ち抜かれた鉄心抜板3が同一枚数だけ積
み重ねられている。
【0024】このうち、各多関節ロボット1A,1B,
1Cは、正方形の取付座1aの中心に立設され図1及び
図2において矢印A1で示すように旋回動作し上端がU
字状の第1軸と、この第1軸の上端を軸として下端が矢
印A2に示すように駆動され上端が矢印A3に示すよう
に前後に揺動し上端がU字状の第2軸と、この第2軸の
上端を軸として矢印A3に示すように揺動する第3軸
と、この第3軸の中心に前後方向に貫設され図1の矢印
A4で示すように回転する第4軸と、この第4軸の先端
に取り付けられ図2の矢印A5で示すように第4軸と直
交方向に回転し、下端に図2及び図6で示す後述するエ
ンドエフェクタ8が取り付けられた第5軸で構成されて
いる。
【0025】各多関節ロボット1A,1B,1Cには、
取付座1aに接続された図2で示すケーブル9aを介し
て、ロボットコントローラ9A,9B,9Cがそれぞれ
接続されている。
【0026】次に、図1及び図3で示した案内治具2
は、設置面に据え付けられた円筒状の取付ベース7と、
この取付ベース7の上端に載置された円板状の載置ベー
ス7aと、この載置ベース7aの中央上面に固定された
円筒状の案内筒5と、載置ベース7aの上面外周側に縦
に等間隔に貫設された詳細後述する複数の案内棒6など
で大略構成されている。
【0027】このうち、案内筒5の外周には、複数の角
棒5aが等間隔に縦に添設され、案内筒5に溶接されて
いる。これらの角棒5aの外周面には、案内筒5を介し
て取り付けられた旋盤によって、これらの角棒5aの外
周と接する円が真円の円筒状となるように加工されてい
る。
【0028】また、載置ベース7aには、図4に示すよ
うに、案内棒6の下部が縦に遊嵌する貫通穴7bが案内
筒5の外周面と同一軸心上に30°間隔に設けられてい
る。さらに、載置ベース7aの上面は、前述した角棒5
aの外周と直角にあらかじめ旋盤で平坦に加工されてい
る。
【0029】この載置ベース7aの上面には、厚板の軟
鋼板で図示しない平面図では環状に製作された鉄心押え
板15が載置されている。この鉄心押え板15には、前述し
た貫通穴7bと対向する位置に貫通穴がそれぞれ設けら
れている。
【0030】鉄心押え板15の上面には、環状で小径のガ
イドピン支え16が貫通穴の上部に載置され、このガイド
ピン支え16の中心部には、このガイドピン支え16を貫通
する案内棒6の外径に対して約0.2mm 大きい貫通穴があ
らかじめ形成されている。
【0031】鉄心押え板15の上面には、鉄心抜板3が載
置される複数の角棒17が、図示しない平面図では各ガイ
ドピン支え16の間に対称的に放射状に載置されている。
鉄心抜板3は、角棒17の上面に最下位の鉄心抜板3が載
置されている。
【0032】案内棒6の中央部には、図4のC矢視拡大
図に示す図5(a)及びこの図5(a)の前面図を示す
図5(b)に示すように、図5(b)においてはコ字状
の溝6bが図5(b)において両側に対称的に加工され
ている(注;図5(b)では、右側だけを破断面に示し
ている)。
【0033】これらの溝6bの底面の中央部には、略ヘ
字状に折曲形成された薄い板ばね18が二本のボルトで固
定され、この板ばね18の下端は、鉄心抜板3が挿入され
積重ねられる前の自由状態においては、案内棒6の外周
面よりも僅かに外側に突き出ている。ほぼ 100枚の鉄心
抜板3が積み重ねられた状態を示す図5(b)において
は、板ばね18の下端の外側は、この板ばね18の下端の復
帰力によって、鉄心抜板3に形成された図5(a)で示
す締付穴3aの内面に押圧されている。
【0034】案内棒6の上部の図5において前面には、
溝6aが形成され、案内棒6は、溝6aが図5(a)に
示すように、鉄心抜板3に形成された締付穴3aの開口
側となるように各ガイドピン支え16に貫設されている。
さらに、図4に示す初期の状態では、前述した板ばね18
の下端は、各ガイドピン支え16の上面に当接し、この板
ばね18によって、案内棒6は各ガイドピン支え16に対し
て所定の高さとなるように貫設されている。案内棒6の
上端は、略円錐台状に加工され、さらに上端外周は、曲
面6Cが形成されている。
【0035】図2及び図6において、エンドエフェクタ
8には、角筒状の取付アーム19の中央上面に対して、図
1及び図2で示す多関節ロボット1A,1B,1Cの先
端の第5軸の下部に嵌合する略筒状の連結部10が突設さ
れている。
【0036】取付アーム19の中央下部には、帯板状の腕
12が先端を僅かに上方に傾けて固定されている。この腕
12の先端は、上端がナイフエッジ状に鋭角に加工されて
いる。この腕12の両側には、帯板状の支え板13aの基端
が取付アーム19の下面に対称的に固定されている。これ
らの支え板13aの先端には、軸13cが縦に貫設され、こ
の軸13cの上部は、この軸13cの上部に螺合されたナッ
トで支え板13aに固定されている。
【0037】軸13cの下端には、空圧で作動する吸着板
13が取り付けられている。この吸着板13に接続された図
示しない空圧ホースは、取付アーム19の連結部10を経
て、多関節ロボット1A,1B,1Cの取付座1aに配
設され、さらに、ロボットコントローラ9A,9B,9
Cで駆動される図示しない電磁弁を経て、これらの多関
節ロボット1A,1B,1Cが設置された組立工場の空
圧源に接続されている。吸着板13と支え板13aの先端下
面との間には、圧縮コイルばね13bが遊嵌されている。
【0038】支え板13aの更に外側には、シリンダベー
ス14bの上部が取付アーム19の前面側に縦に対称的に固
定されている。このシリンダベース14bの前面下部に
は、詳細を図7に示す空圧シリンダ14aの後端が固定さ
れ、この空圧シリンダ14aの先端に突き出た図7で示す
ロッド14cの先端には、ハンマ14が固定されている。
【0039】空圧シリンダ14aに接続された空圧ホース
14cは、吸着板13に接続された前述した空圧ホースとと
もに、取付アーム19の連結部10を経て、多関節ロボット
1A,1B,1Cの取付座1aからロボットコントロー
ラ9A,9B,9Cで駆動される電磁を経て、これらの
多関節ロボット1A,1B,1Cが設置された組立工場
の空圧源に接続されている。
【0040】アーム19の両端の前面側には、L字形の支
え板11aの片側がそれぞれ固定されている。各支え板11
aの他側には、下方に接近した磁性体との距離を電磁誘
導で検出するギャップセンサ11の軸部が縦に貫通し各支
え板11aに固定されている。
【0041】ギャップセンサ11の各軸部の下端には、円
板状の検出部が取り付けられ、ギャップセンサ11に接続
された信号線11bは、前述した空圧ホース14cと同様
に、取付アーム19の連結部10を経て、多関節ロボット1
A,1B,1Cの取付座1aに接続され、この取付座1
aに取り付けられたコネクタから、各多関節ロボットに
接続されたケーブルを経て各ロボットコントローラ9
A,9B,9Cに接続されている。
【0042】このように構成された筒形積層鉄心の製造
装置においては、各ロボットコントローラ9A,9B,
9Cには、この各ロボットコントローラ9A,9B,9
Cで制御するそれぞれの多関節ロボット1A,1B,1
Cに対して共通の動作ステップと動作軌跡があらかじめ
設定されている。この設定された動作ステップと動作軌
跡に従って、各多関節ロボット1A,1B,1Cは、各
動作軸が駆動され、この各多関節ロボット1A,1B,
1Cの先端に取り付けられたエンドエフェクタ8に固定
された吸着板13によって、各パレット4に載置された鉄
心抜板3を上端から吸着して、案内治具2に設けられた
載置ベース7aの上面に搬送する。
【0043】なお、この鉄心抜板3を搬送する作業を始
める前に、各ロボットコントローラ9A,9B,9Cに
は、各多関節ロボット1A,1B,1Cと、この多関節
ロボット1A,1B,1Cで搬送する鉄心抜板3が積み
重ねられるパレット4及び案内治具2とのX,Y,Z方
向の相対的な位置が、各多関節ロボット1A,1B,1
Cからこの各多関節ロボット1A,1B,1Cを制御す
る各ロッドコントローラ9に入力される。同様に、案内
治具2に積み重ねる鉄心抜板3の厚さと枚数と積み重ね
る位置も、各ロボットコントローラ9に前述した搬送経
路とともに入力されている。
【0044】各多関節ロボット1A,1B,1Cは、こ
の各多関節ロボット1A,1B,1,Cの両側に対称的
に配置されたパレット4に積み重ねられた鉄心抜板3を
上端から一対の吸着パット13で吸着し、1軸の旋回動作
と2軸,3軸の俯仰動作及び第5軸の回転動作で、鉄心
抜板3を案内治具2の載置ベース7aに立設された案内
棒6の上方の位置に搬送して、ギャップセンサ11によっ
て所定の高さとなっていることを確認する。次に、吸着
パット13で吸着している鉄心抜板3を離して、この鉄心
抜板3に形成された締付穴3aに案内棒6を挿入させ
る。
【0045】以下、この動作を繰り返して、各パレット
4に積み重ねられた鉄心抜板3を上から順に吸着し、あ
らかじめ設定されたプログラムに従って、例えば、案内
治具2に重ねられた鉄心抜板3の厚さが図5(b)に示
すように20mmに達すると、各多関節ロボット1A,1
B,1Cは、ハンマ14の前端を鉄心抜板3の外周面に対
置させ、空圧によって鉄心抜板3の外周面をハンマ14の
前面で叩きながらこのハンマ14を水平に移動させ、更に
上方に移動させて再び水平に移動させる。このハンマ14
による鉄心抜板3の位置修正作業によって、各鉄心抜板
3の内面側は、案内2の案内筒5の外周に溶接された角
棒5aの外面に均一に接触するとともに、両側に隣接し
た鉄心抜板3の端面も密着する。
【0046】以上の鉄心抜板3の搬送・積み上げ・ハン
マによる位置修正作業を繰り返して、鉄心抜板3は所定
の高さまで積み重ねられるが、上述したハンマ14による
位置の修正作業が終わると、各多関節ロボット1A,1
B,1Cは、エンドエフェクタ8の中央前面に突設した
腕12の前端を案内棒6に形成された溝6aに当接させ、
1軸,2軸,3軸によるエンドエフェクタ8の上方への
移動によって、案内棒6を上方に例えば20mm持ち上げ
る。この持ち上げられる案内棒6は、上昇中は板ばね18
の下端が撓み、腕12を離すと、板ばね18の下端外側が鉄
心抜板3の締付穴3aに押圧されることで、その位置で
停止する。
【0047】所定の厚さに積み重ねられた積層鉄心に
は、最後に鉄心押え板15が重ねられ、図示しないクレー
ンで案内治具2とともに吊り上げられ、図示しない治具
に載置される。次に案内棒6が上方に引き抜かれ、この
引き抜かれた案内棒の代りに図示しない締付スタッドが
挿入され、両側から仮締めされる。
【0048】すべての案内棒6が引き抜かれ、この引き
抜かれたすべての締付穴に締付スタッドが挿入される
と、これらの締付スタッドは更に増し締めされて回転電
機の組立場所に搬送される。
【0049】このように構成された筒形積層鉄心の製造
装置においては、案内治具2の軸心と同軸に各多関節ロ
ボット1A,1B,1C及びパレット4を対象的に配置
することで、共通のプログラムで各多関節ロボット1
A,1B,1Cを駆動することができるので、プログラ
ムに要する時間を短縮することができる。また、図8で
示すブロック図に示すように、各ロボットコントローラ
9A,9B,9Cをホストコントローラ20に接続し、外
形が異なる積層鉄心を製造する場合には、その積層鉄心
に対応する案内治具や鉄心抜板に対応したプログラムや
搬送軌跡をホストコントローラ20から各ロボットコント
ローラ9A,9B,9Cに転送することで、外形が異な
る複数の異なる積層鉄心にも対応することができる。
【0050】また、外形の異なる積層鉄心に容易に対応
するために、案内治具2の円筒部5は、円筒部5を角棒
5aの間で縦に分割し、角棒5aとともに内側と外側に
移動させて、角棒5aの外面を結ぶ円の直径を任意に変
えることができるようにしてもよい。
【0051】この場合には、載置ベース7aに対して
も、異なる外形の鉄心抜板の締付穴に対応する位置に貫
通穴を形成して、異なる外形の鉄心抜板に設けられた締
付穴に対応する位置に対し、この締付穴に対応する直径
の案内棒を立設するようにしてもよい。
【0052】さらに、鉄心抜板を案内棒に上方から挿入
させるときに、もし、鉄心抜板を離す吸着パットから離
れるタイミングが合わないことによって、落下する鉄心
抜板が傾いて完全に落下しないときのために、ギャップ
センサ11でその鉄心抜板を検出し、その信号でその旨を
表示盤に表示して、多関節ロボットの動作を停止させる
ようにしてもよい。
【0053】また、上記実施例では、多関節ロボットは
床面に設置した例で説明したが、逆に天井面に逆向きに
して設置してもよく、ロボットの動作機構は、円筒座標
ロボットでもよい。
【0054】
【発明の効果】以上、本発明によれば、筒状の案内部が
載置部の中心に立設された案内治具の周りに、この案内
治具の軸心を中心とする円周上に放射状に複数のマニプ
レータと鉄心片を搬送し、先端の吸着具で鉄心片を吸着
して案内治具の載置するマニプレータを制御するコント
ローラを設けることで、あらかじめ設定されたプログラ
ムに従い、マニプレータによって鉄心片を搬送し筒状の
積層鉄心を形成したので、多様な仕様の積層鉄心に容易
に対応することのできる筒形積層鉄心の製造装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒形積層鉄心の製造装置の一実施例を
示す斜視図。
【図2】図1の部分拡大詳細図。
【図3】本発明の筒状積層鉄心の製造装置の要部となる
案内治具を示す斜視図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】(a)は、図4のC部矢視拡大詳細図、(b)
は、(a)の前面図。
【図6】本発明の筒状積層鉄心の製造装置のマニプレー
タの先端に取り付けられるエンドエフェクタを示す斜視
図。
【図7】本発明の筒状積層鉄心の製造装置のマニプレー
タの先端に取り付けられるエンドエフェクタを構成する
ハンマを示す拡大詳細図。
【図8】本発明の筒状積層鉄心の製造装置の構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1A,1B,1C…多関節ロボット、2…案内治具、3
…鉄心抜板、4…パレット、5…案内筒、5a,17…角
棒、6…案内棒、6a,6b…溝、7…取付ベース、7
a…載置ベース、8…エンドエフェクタ、9A,9B,
9C…ロボットコントローラ、10…連結部、11…ギャッ
プセンサ、12…腕、13…吸着板、14…ハンマ、15…鉄心
押え板、16…ガイドピン支え、18…板ばね、19…取付ア
ーム、20…ホストコントローラ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端を突き合わせて環状となる鉄心片が
    積み重ねられた筒状積層鉄心の製造装置において、筒状
    の案内部が載置部の中心に立設された案内治具と、この
    案内治具の軸心を中心とする円周上に放射状に配設され
    前記鉄心片を前記案内治具の載置部に搬送する複数のマ
    ニプレータと、このマニプレータの先端に取り付けられ
    前記円周上に配置され積み重ねられた前記鉄心片を吸着
    する吸着具と、あらかじめ設定されたプログラムに従い
    前記マニプレータを駆動するコントローラを備えた筒状
    積層鉄心の製造装置。
  2. 【請求項2】 両端を突き合わせて環状となり締付穴を
    備えた鉄心片が積み重ねられた筒状積層鉄心の製造装置
    において、筒状の案内部が載置部の中心に立設され前記
    載置部に前記鉄心片の締付穴が遊嵌する案内棒が立設さ
    れた案内治具と、この案内治具の軸心を中心とする円周
    上の同一平面に放射状に配設され前記鉄心片を前記案内
    治具の載置部に搬送する複数のマニプレータと、このマ
    ニプレータの先端に取り付けられ前記円周上の同一平面
    に放射状に配置され積み重ねられた前記鉄心片を吸着す
    る吸着具と、あらかじめ設定されたプログラムに従い前
    記マニプレータを駆動するコントローラを備えた筒状積
    層鉄心の製造装置。
  3. 【請求項3】 両端を突き合わせて環状となり締付穴を
    備えた鉄心片と間隔片が積み重ねられた筒状積層鉄心の
    製造装置において、筒状の案内部が載置部の中心に立設
    され前記載置部に前記鉄心片と前記間隔片の締付穴が遊
    嵌する案内棒が立設された案内治具と、この案内治具の
    軸心を中心とする円周上の同一平面に放射状に配設され
    前記鉄心片と前記間隔片を前記案内治具の載置部に搬送
    する複数のマニプレータと、このマニプレータの先端に
    取り付けられ前記円周上の同一平面に放射状に配置され
    積み重ねられた前記鉄心片と前記間隔片を吸着する吸着
    具と、あらかじめ設定されたプログラムに従い前記マニ
    プレータを駆動するコントローラを備えた筒状積層鉄心
    の製造装置。
  4. 【請求項4】 案内治具の軸心を中心とした円周上に放
    射状に配置したマニプレータを等間隔に配置し、放射状
    に配設された鉄心片を前記マニプレータの両側に対称的
    に配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の筒状積層鉄心の製造装置。
  5. 【請求項5】 マニプレータの先端に、載置部に積み重
    ねられた鉄心片の外周を前端で押圧するハンマを備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の筒
    状積層鉄心の製造装置。
  6. 【請求項6】 マニプレータの先端に、吸着具に吸着し
    た鉄心片とこの鉄心片の載置面との間隔を検出しこの検
    出信号をコントローラに出力する検出器を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の筒状積層
    鉄心の製造装置。
  7. 【請求項7】 案内棒の上部側面に凹部を形成し、マニ
    プレータの先端に前記凹部に先端が係合する係合部を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の筒状積層鉄心の製造装置。
  8. 【請求項8】 案内棒の中間部外周に、下端が外側に突
    き出た板ばねを添設したことを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれかに記載の筒状積層鉄心の製造装置。
  9. 【請求項9】 案内治具の外周の案内面で形成される円
    筒状の直径を載置部の軸心を中心として調整自在とする
    駆動機構を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれかに記載の筒状積層鉄心の製造装置。
  10. 【請求項10】 プログラムを各コントローラに送信
    し、このコントローラを制御するホストコントローラを
    設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の筒状積層鉄心の製造装置。
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