JPH08140937A - 瞳孔中心位置検出装置および視線検出装置 - Google Patents
瞳孔中心位置検出装置および視線検出装置Info
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- JPH08140937A JPH08140937A JP6288055A JP28805594A JPH08140937A JP H08140937 A JPH08140937 A JP H08140937A JP 6288055 A JP6288055 A JP 6288055A JP 28805594 A JP28805594 A JP 28805594A JP H08140937 A JPH08140937 A JP H08140937A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 瞳孔中心位置を正確に検出する瞳孔中心位置
検出装置と、それにより検出された瞳孔中心位置に基づ
いて正確な観察者の視線方向を検出する視線検出装置を
提供する。 【構成】 撮像された眼球像に基づいて瞳孔を検出し、
最大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置とする。
検出装置と、それにより検出された瞳孔中心位置に基づ
いて正確な観察者の視線方向を検出する視線検出装置を
提供する。 【構成】 撮像された眼球像に基づいて瞳孔を検出し、
最大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学装置の視野画面に
おける観察者の視線方向を検出する視線検出装置および
瞳孔中心位置検出装置に関する。
おける観察者の視線方向を検出する視線検出装置および
瞳孔中心位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学装置内に設けられた視野画面上にお
いて、観察者の瞳孔中心位置を検出する方法が知られて
いる(例えば、特開平3−109029号公報、特開平
4−225478号公報参照)。前者の公報に開示され
た方法では、瞳孔と紅彩との境界に直交する二本の弦を
引き、それらの弦の中点を直交する二本の弦をX軸、Y
軸とする二次元平面の瞳孔中心位置としている。また、
後者の公報に開示された方法では、目の画像から眼球の
紅彩のエッジを検出し、そのエッジを円で近似して近似
円の中心を瞳孔中心位置としている。
いて、観察者の瞳孔中心位置を検出する方法が知られて
いる(例えば、特開平3−109029号公報、特開平
4−225478号公報参照)。前者の公報に開示され
た方法では、瞳孔と紅彩との境界に直交する二本の弦を
引き、それらの弦の中点を直交する二本の弦をX軸、Y
軸とする二次元平面の瞳孔中心位置としている。また、
後者の公報に開示された方法では、目の画像から眼球の
紅彩のエッジを検出し、そのエッジを円で近似して近似
円の中心を瞳孔中心位置としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように、瞳孔301は暗いところでは大きく開き、
瞳孔301と紅彩302の境界118が上瞼と下瞼によ
ってけられ、境界118の上端および下端が検出できな
い場合がある。このような場合には、後者の方法を用い
ることになるが、図8に示すように、瞳孔と紅彩との境
界像119を円近似することが適当でない形状の場合に
は、近似円の中心が実際の瞳孔中心位置からずれてしま
うため、瞳孔中心位置を正しく検出できないという問題
がある。なお、図7において209は観察者の眼球、3
01は瞳孔、302は紅彩、303は強膜、304は涙
腺、305は目尻、306は睫であり、図8において1
17は観察者の眼球の瞳孔、119は瞳孔と紅彩との境
界118の像である。また、図8における斜線部120
t、120bはそれぞれ上瞼、下瞼によるけられであ
り、実際には観察されない部分である。
示すように、瞳孔301は暗いところでは大きく開き、
瞳孔301と紅彩302の境界118が上瞼と下瞼によ
ってけられ、境界118の上端および下端が検出できな
い場合がある。このような場合には、後者の方法を用い
ることになるが、図8に示すように、瞳孔と紅彩との境
界像119を円近似することが適当でない形状の場合に
は、近似円の中心が実際の瞳孔中心位置からずれてしま
うため、瞳孔中心位置を正しく検出できないという問題
がある。なお、図7において209は観察者の眼球、3
01は瞳孔、302は紅彩、303は強膜、304は涙
腺、305は目尻、306は睫であり、図8において1
17は観察者の眼球の瞳孔、119は瞳孔と紅彩との境
界118の像である。また、図8における斜線部120
t、120bはそれぞれ上瞼、下瞼によるけられであ
り、実際には観察されない部分である。
【0004】本発明の目的は、瞳孔中心位置を正確に検
出する瞳孔中心位置検出装置と、それにより検出された
瞳孔中心位置に基づいて正確な観察者の視線方向を検出
する視線検出装置を提供することにある。
出する瞳孔中心位置検出装置と、それにより検出された
瞳孔中心位置に基づいて正確な観察者の視線方向を検出
する視線検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、観察者の眼球を撮像する撮像手
段と、この撮像手段により撮像された眼球像に基づいて
眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段とを備
えた瞳孔中心位置検出装置に適用され、前記瞳孔中心算
出手段によって、前記撮像手段により撮像された眼球像
に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示す線分の中
点を瞳孔中心位置とする。請求項2の発明は、観察者の
眼球を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像さ
れた眼球像に基づいて眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳
孔中心算出手段とを備えた瞳孔中心位置検出装置に適用
され、前記瞳孔中心算出手段によって、前記撮像手段に
より撮像された眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その
瞳孔径に応じて異なる瞳孔中心位置算出方法を選択す
る。請求項3の瞳孔中心位置検出装置は、前記瞳孔中心
算出手段によって、瞳孔径が所定値より大きい場合は最
大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置とし、瞳孔
径が前記所定値以下の場合は瞳孔上の直交する2方向に
おいてそれぞれ最大の瞳孔径を示す位置を瞳孔中心位置
とするようにしたものである。請求項4の瞳孔中心位置
検出装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、前記撮像
手段により予め観察者の眼球を撮像して瞳孔径の前記所
定値を決定するようにしたものである。請求項5の瞳孔
中心位置検出装置は、瞳孔径の前記所定値を予め適当な
値に設定したものである。請求項6の瞳孔中心位置検出
装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、観察者の周囲
の明るさを測定し、その測定結果に基づいて瞳孔径の前
記所定値を決定するようにしたものである。請求項7の
発明は、観察者の眼球を照射する複数の照明手段と、こ
れらの照明手段により照射された前記眼球の角膜反射像
を撮像する複数の撮像手段と、これらの撮像手段により
撮像された複数の角膜反射像に基づいて前記眼球の角膜
曲率中心位置を算出する角膜曲率中心算出手段と、前記
複数の撮像手段により撮像された眼球像に基づいて前記
眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段と、前
記角膜曲率中心算出手段により算出された角膜曲率中心
位置と前記瞳孔中心算出手段により算出された瞳孔中心
位置とに基づいて、前記観察者の視線方向を算出する視
線算出手段とを備えた視線検出装置に適用され、前記瞳
孔中心算出手段によって、前記撮像手段により撮像され
た眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示す
線分の中点を瞳孔中心位置とする。請求項8の発明は、
観察者の眼球を照射する複数の照明手段と、これらの照
明手段により照射された前記眼球の角膜反射像を撮像す
る複数の撮像手段と、これらの撮像手段により撮像され
た複数の角膜反射像に基づいて前記眼球の角膜曲率中心
位置を算出する角膜曲率中心算出手段と、前記複数の撮
像手段により撮像された眼球像に基づいて前記眼球の瞳
孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段と、前記角膜曲
率中心算出手段により算出された角膜曲率中心位置と前
記瞳孔中心算出手段により算出された瞳孔中心位置とに
基づいて、前記観察者の視線方向を算出する視線算出手
段とを備えた視線検出装置に適用され、前記瞳孔中心算
出手段によって、前記撮像手段により撮像された眼球像
に基づいて瞳孔径を検出し、その瞳孔径に応じて異なる
瞳孔中心位置算出方法を選択する。請求項9の視線検出
装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、瞳孔径が所定
値より大きい場合は最大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳
孔中心位置とし、瞳孔径が前記所定値以下の場合は瞳孔
上の直交する2方向においてそれぞれ最大の瞳孔径を示
す位置を瞳孔中心位置とするようにしたものである。請
求項10の視線検出装置は、前記瞳孔中心算出手段によ
って、前記撮像手段により予め観察者の眼球を撮像して
瞳孔径の前記所定値を決定するようにしたものである。
請求項11の視線検出装置は、瞳孔径の前記所定値を予
め適当な値に設定するようにしたものである。請求項1
2の視線検出装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、
観察者の周囲の明るさを測定し、その測定結果に基づい
て瞳孔径の前記所定値を決定するようにしたものであ
る。請求項13の視線検出装置は、前記照明手段を、視
野画面の略上下左右方向に対してそれぞれ平行でない角
度で交わる直線上に一対以上配置したものである。請求
項14の視線検出装置は、前記撮像手段を、視野画面の
略上下左右方向に対してそれぞれ平行でない角度で交わ
る直線上に一対以上配置したものである。請求項15の
視線検出装置は、前記視野画面の略上下左右方向に対し
てそれぞれ平行でない二本の対角線を有する略正方形
の、一方の対角線上の各頂点に一対の前記照明手段を配
置し、他方の対角線上の各頂点に一対の前記撮像手段を
配置したものである。請求項16の視線検出装置は、前
記略正方形の一辺が水平方向と平行にしたものである。
に、請求項1の発明は、観察者の眼球を撮像する撮像手
段と、この撮像手段により撮像された眼球像に基づいて
眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段とを備
えた瞳孔中心位置検出装置に適用され、前記瞳孔中心算
出手段によって、前記撮像手段により撮像された眼球像
に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示す線分の中
点を瞳孔中心位置とする。請求項2の発明は、観察者の
眼球を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像さ
れた眼球像に基づいて眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳
孔中心算出手段とを備えた瞳孔中心位置検出装置に適用
され、前記瞳孔中心算出手段によって、前記撮像手段に
より撮像された眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その
瞳孔径に応じて異なる瞳孔中心位置算出方法を選択す
る。請求項3の瞳孔中心位置検出装置は、前記瞳孔中心
算出手段によって、瞳孔径が所定値より大きい場合は最
大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置とし、瞳孔
径が前記所定値以下の場合は瞳孔上の直交する2方向に
おいてそれぞれ最大の瞳孔径を示す位置を瞳孔中心位置
とするようにしたものである。請求項4の瞳孔中心位置
検出装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、前記撮像
手段により予め観察者の眼球を撮像して瞳孔径の前記所
定値を決定するようにしたものである。請求項5の瞳孔
中心位置検出装置は、瞳孔径の前記所定値を予め適当な
値に設定したものである。請求項6の瞳孔中心位置検出
装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、観察者の周囲
の明るさを測定し、その測定結果に基づいて瞳孔径の前
記所定値を決定するようにしたものである。請求項7の
発明は、観察者の眼球を照射する複数の照明手段と、こ
れらの照明手段により照射された前記眼球の角膜反射像
を撮像する複数の撮像手段と、これらの撮像手段により
撮像された複数の角膜反射像に基づいて前記眼球の角膜
曲率中心位置を算出する角膜曲率中心算出手段と、前記
複数の撮像手段により撮像された眼球像に基づいて前記
眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段と、前
記角膜曲率中心算出手段により算出された角膜曲率中心
位置と前記瞳孔中心算出手段により算出された瞳孔中心
位置とに基づいて、前記観察者の視線方向を算出する視
線算出手段とを備えた視線検出装置に適用され、前記瞳
孔中心算出手段によって、前記撮像手段により撮像され
た眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示す
線分の中点を瞳孔中心位置とする。請求項8の発明は、
観察者の眼球を照射する複数の照明手段と、これらの照
明手段により照射された前記眼球の角膜反射像を撮像す
る複数の撮像手段と、これらの撮像手段により撮像され
た複数の角膜反射像に基づいて前記眼球の角膜曲率中心
位置を算出する角膜曲率中心算出手段と、前記複数の撮
像手段により撮像された眼球像に基づいて前記眼球の瞳
孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段と、前記角膜曲
率中心算出手段により算出された角膜曲率中心位置と前
記瞳孔中心算出手段により算出された瞳孔中心位置とに
基づいて、前記観察者の視線方向を算出する視線算出手
段とを備えた視線検出装置に適用され、前記瞳孔中心算
出手段によって、前記撮像手段により撮像された眼球像
に基づいて瞳孔径を検出し、その瞳孔径に応じて異なる
瞳孔中心位置算出方法を選択する。請求項9の視線検出
装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、瞳孔径が所定
値より大きい場合は最大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳
孔中心位置とし、瞳孔径が前記所定値以下の場合は瞳孔
上の直交する2方向においてそれぞれ最大の瞳孔径を示
す位置を瞳孔中心位置とするようにしたものである。請
求項10の視線検出装置は、前記瞳孔中心算出手段によ
って、前記撮像手段により予め観察者の眼球を撮像して
瞳孔径の前記所定値を決定するようにしたものである。
請求項11の視線検出装置は、瞳孔径の前記所定値を予
め適当な値に設定するようにしたものである。請求項1
2の視線検出装置は、前記瞳孔中心算出手段によって、
観察者の周囲の明るさを測定し、その測定結果に基づい
て瞳孔径の前記所定値を決定するようにしたものであ
る。請求項13の視線検出装置は、前記照明手段を、視
野画面の略上下左右方向に対してそれぞれ平行でない角
度で交わる直線上に一対以上配置したものである。請求
項14の視線検出装置は、前記撮像手段を、視野画面の
略上下左右方向に対してそれぞれ平行でない角度で交わ
る直線上に一対以上配置したものである。請求項15の
視線検出装置は、前記視野画面の略上下左右方向に対し
てそれぞれ平行でない二本の対角線を有する略正方形
の、一方の対角線上の各頂点に一対の前記照明手段を配
置し、他方の対角線上の各頂点に一対の前記撮像手段を
配置したものである。請求項16の視線検出装置は、前
記略正方形の一辺が水平方向と平行にしたものである。
【0006】
【作用】請求項1の瞳孔中心位置検出装置では、撮像さ
れた眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示
す線分の中点を瞳孔中心位置とする。例えば図7に示す
ように暗所では瞳孔が大きく開くので、瞳孔301と紅
彩302との境界118の一部が上瞼と下瞼によってけ
られることが多い。そこで、最大の瞳孔径を示す線分の
中点を瞳孔中心位置とすることにより、瞳孔301と紅
彩302の境界118の一部が上瞼と下瞼によってけら
れるような場合でも、瞳孔中心位置を正確に検出するこ
とができる。請求項2〜6の瞳孔中心位置検出装置で
は、撮像された眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その
瞳孔径に応じて異なる瞳孔中心位置算出方法を選択す
る。例えば図7に示すように暗所では瞳孔が大きく開く
ので、瞳孔301と紅彩302との境界118の一部が
上瞼と下瞼によってけられることが多い。そこで、瞳孔
径が所定値よりも大きい場合は、最大の瞳孔径を示す線
分の中点を瞳孔中心位置とする。一方、例えば図14に
示すように明るいところでは瞳孔が閉じるので、瞳孔3
01と紅彩302の境界118が全周にわたって検出で
きる。そこで、瞳孔径が所定値以下の場合は、瞳孔上の
直交する2方向においてそれぞれ最大の瞳孔径を示す位
置を瞳孔中心位置とする。これにより、どのような場合
でも瞳孔中心位置を正確に検出することができる。請求
項7〜12の視線検出装置は、上述した請求項1〜6の
瞳孔中心位置検出装置により検出された正確な瞳孔中心
位置に基づいて観察者の視線方向を検出する。これによ
り、観察者の瞳孔がどのような状態でも、正確に観察者
の視線方向を検出することができる。請求項13の視線
検出装置では、照明手段を上述した配置とすることによ
り、少なくとも2個の照明手段により直交する2方向の
視線検出が可能になり、照明手段の個数を減らすことが
できる。請求項14〜16の視線検出装置では、照明手
段と撮像手段を略正方形の頂点に配置することによっ
て、視線検出装置を横位置で使用する場合でも縦位置で
使用する場合でも、2つのプルキンエ第1像が眼球像の
中心に対して右上と左下の点対象な位置に結像する。こ
れにより、視線検出装置の姿勢によって別の照明手段を
用いる必要がない。
れた眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示
す線分の中点を瞳孔中心位置とする。例えば図7に示す
ように暗所では瞳孔が大きく開くので、瞳孔301と紅
彩302との境界118の一部が上瞼と下瞼によってけ
られることが多い。そこで、最大の瞳孔径を示す線分の
中点を瞳孔中心位置とすることにより、瞳孔301と紅
彩302の境界118の一部が上瞼と下瞼によってけら
れるような場合でも、瞳孔中心位置を正確に検出するこ
とができる。請求項2〜6の瞳孔中心位置検出装置で
は、撮像された眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その
瞳孔径に応じて異なる瞳孔中心位置算出方法を選択す
る。例えば図7に示すように暗所では瞳孔が大きく開く
ので、瞳孔301と紅彩302との境界118の一部が
上瞼と下瞼によってけられることが多い。そこで、瞳孔
径が所定値よりも大きい場合は、最大の瞳孔径を示す線
分の中点を瞳孔中心位置とする。一方、例えば図14に
示すように明るいところでは瞳孔が閉じるので、瞳孔3
01と紅彩302の境界118が全周にわたって検出で
きる。そこで、瞳孔径が所定値以下の場合は、瞳孔上の
直交する2方向においてそれぞれ最大の瞳孔径を示す位
置を瞳孔中心位置とする。これにより、どのような場合
でも瞳孔中心位置を正確に検出することができる。請求
項7〜12の視線検出装置は、上述した請求項1〜6の
瞳孔中心位置検出装置により検出された正確な瞳孔中心
位置に基づいて観察者の視線方向を検出する。これによ
り、観察者の瞳孔がどのような状態でも、正確に観察者
の視線方向を検出することができる。請求項13の視線
検出装置では、照明手段を上述した配置とすることによ
り、少なくとも2個の照明手段により直交する2方向の
視線検出が可能になり、照明手段の個数を減らすことが
できる。請求項14〜16の視線検出装置では、照明手
段と撮像手段を略正方形の頂点に配置することによっ
て、視線検出装置を横位置で使用する場合でも縦位置で
使用する場合でも、2つのプルキンエ第1像が眼球像の
中心に対して右上と左下の点対象な位置に結像する。こ
れにより、視線検出装置の姿勢によって別の照明手段を
用いる必要がない。
【0007】
−第1の実施例− 図1は第1の実施例の構成を示す図である。図におい
て、101はカメラなどの光学装置内に設けられて観察
者が観察する観察面(視野画面)、102は観察者の眼
球であり、観察者は観察面101を介して図中左方向の
特定の点を注視しているものとする。103は視線検出
用光源駆動回路、104a、104bはそれぞれIRE
Dなどの視線検出用光源である。これらの視線検出用光
源104a、104bは、観察者の眼球102の近く
の、観察面101を観察する視野を妨げないような位
置、または観察者の注意を引かないような目立たない位
置に配置されている。
て、101はカメラなどの光学装置内に設けられて観察
者が観察する観察面(視野画面)、102は観察者の眼
球であり、観察者は観察面101を介して図中左方向の
特定の点を注視しているものとする。103は視線検出
用光源駆動回路、104a、104bはそれぞれIRE
Dなどの視線検出用光源である。これらの視線検出用光
源104a、104bは、観察者の眼球102の近く
の、観察面101を観察する視野を妨げないような位
置、または観察者の注意を引かないような目立たない位
置に配置されている。
【0008】105、106はともに結像レンズ、10
7、108はそれぞれ2次元CCDなどの光電変換素子
である。これらの光電変換素子107、108は、観察
面101に平行な受光面を備えている。結像レンズ10
5は光電変換素子107上に観察者の眼球102の像を
結像させ、結像レンズ106は光電変換素子108上に
観察者の眼球102の像を結像させる。これらの結像レ
ンズ105、106と光電変換素子107、108によ
り視線検出光学系が構成される。視線検出光学系は、観
察者が観察する視野外の、観察者の眼球102を観察で
きる位置に、観察者の観察視野を妨げないように配置さ
れる。なお、観察者の注意を引かないような目立たない
位置に配置するならば、視線検出光学系を観察者の観察
視野内に配置してもよい。
7、108はそれぞれ2次元CCDなどの光電変換素子
である。これらの光電変換素子107、108は、観察
面101に平行な受光面を備えている。結像レンズ10
5は光電変換素子107上に観察者の眼球102の像を
結像させ、結像レンズ106は光電変換素子108上に
観察者の眼球102の像を結像させる。これらの結像レ
ンズ105、106と光電変換素子107、108によ
り視線検出光学系が構成される。視線検出光学系は、観
察者が観察する視野外の、観察者の眼球102を観察で
きる位置に、観察者の観察視野を妨げないように配置さ
れる。なお、観察者の注意を引かないような目立たない
位置に配置するならば、視線検出光学系を観察者の観察
視野内に配置してもよい。
【0009】109、110はそれぞれ光電変換素子1
07、108の出力信号を処理する信号処理回路、11
1は中央処理装置である。中央処理装置111は、視線
検出用光源駆動回路103および光電変換素子107、
108を駆動制御するとともに、信号処理回路109、
110の出力信号に基づいて観察者の視線方向を演算す
る。
07、108の出力信号を処理する信号処理回路、11
1は中央処理装置である。中央処理装置111は、視線
検出用光源駆動回路103および光電変換素子107、
108を駆動制御するとともに、信号処理回路109、
110の出力信号に基づいて観察者の視線方向を演算す
る。
【0010】図2は本発明の原理を説明するために導入
する座標系を示す。図において、115は観察者の眼球
102の角膜、116は観察者の眼球102の紅彩であ
る。観察者の注視する観察面101に対して、観察者の
眼球の回転中心O”と観察面101との距離が変化する
方向にY軸を設定し、観察面101の一方向(図中では
観察面101の左右方向)にX軸を設定し、X軸とY軸
に直交する方向(図中では観察面101の上下方向)に
Z軸を設定する。以下では、この三次元座標系を「実空
間座標系」と呼ぶ。実空間座標系の原点Oは、観察者の
眼球102が観察面101の中心に正対する位置にある
時に、その回転中心O”がY軸上に位置するように定め
られる。
する座標系を示す。図において、115は観察者の眼球
102の角膜、116は観察者の眼球102の紅彩であ
る。観察者の注視する観察面101に対して、観察者の
眼球の回転中心O”と観察面101との距離が変化する
方向にY軸を設定し、観察面101の一方向(図中では
観察面101の左右方向)にX軸を設定し、X軸とY軸
に直交する方向(図中では観察面101の上下方向)に
Z軸を設定する。以下では、この三次元座標系を「実空
間座標系」と呼ぶ。実空間座標系の原点Oは、観察者の
眼球102が観察面101の中心に正対する位置にある
時に、その回転中心O”がY軸上に位置するように定め
られる。
【0011】さらに、実空間座標系において観察者の眼
球の回転中心O”を含むX−Z平面を考える。この平面
を「回転中心面」と呼び、回転中心面のY座標を実空間
座標系のy=y’に設定する。さらに、回転中心面とY
軸との交点をO’とし、O’を原点とするX’軸および
Z’軸を、実空間座標系のX軸およびZ軸にそれぞれ平
行となるように回転中心面上に設定する。y’は観察者
の眼球102が前後することによって変化するが、眼球
102の回転中心O”は必ず回転中心面に含まれてい
る。そして、回転中心O”と角膜曲率中心Cとを結ぶ線
分O”CとX−Y平面とのなす角をφ、線分O”CをX
−Y平面に投影した線分とY軸とのなす角をθとする。
球の回転中心O”を含むX−Z平面を考える。この平面
を「回転中心面」と呼び、回転中心面のY座標を実空間
座標系のy=y’に設定する。さらに、回転中心面とY
軸との交点をO’とし、O’を原点とするX’軸および
Z’軸を、実空間座標系のX軸およびZ軸にそれぞれ平
行となるように回転中心面上に設定する。y’は観察者
の眼球102が前後することによって変化するが、眼球
102の回転中心O”は必ず回転中心面に含まれてい
る。そして、回転中心O”と角膜曲率中心Cとを結ぶ線
分O”CとX−Y平面とのなす角をφ、線分O”CをX
−Y平面に投影した線分とY軸とのなす角をθとする。
【0012】図3は本発明の光学原理を説明するための
図である。視線検出用光源104aおよび104b(図
では代表して符号104で示す)は、観察者の眼球10
2の近くにある。2灯の視線検出用光源104a、10
4bの内の一方(図では104)に注目すると、この視
線検出用光源104は観察者の眼球102のP点に角膜
反射像の虚像を結ぶ。この虚像はプルキンエ第1像と呼
ばれる。プルキンエ第1像は、結像レンズ105を介し
て光電変換素子107上のPi点に再結像するととも
に、結像レンズ106を介して光電変換素子108上の
Pj点に再結像する。
図である。視線検出用光源104aおよび104b(図
では代表して符号104で示す)は、観察者の眼球10
2の近くにある。2灯の視線検出用光源104a、10
4bの内の一方(図では104)に注目すると、この視
線検出用光源104は観察者の眼球102のP点に角膜
反射像の虚像を結ぶ。この虚像はプルキンエ第1像と呼
ばれる。プルキンエ第1像は、結像レンズ105を介し
て光電変換素子107上のPi点に再結像するととも
に、結像レンズ106を介して光電変換素子108上の
Pj点に再結像する。
【0013】ここで、光電変換素子107、108の各
受光面に共通な一方向をX”軸にとり、このX”軸に垂
直な方向にZ”軸をとる座標系を設定し、以下これを
「観察平面座標系」と呼ぶ。光電変換素子107、10
8の受光面上に設定された共通の観察平面座標系によっ
て、P点は、光電変換素子107上にPi(Pix,P
iz)と観測され、光電変換素子108上にPj(Pj
x,Pjz)と観測される。P点の実空間座標系におけ
る位置P(Px,Py,Pz)は、実空間座標系と観察
平面座標系との間で一意に定まる関数fx、fy、fz
を用いることにより、観察平面座標Pi(Pix,Pi
z)、Pj(Pjx,Pjz)に基づいて次のように表
わされる。
受光面に共通な一方向をX”軸にとり、このX”軸に垂
直な方向にZ”軸をとる座標系を設定し、以下これを
「観察平面座標系」と呼ぶ。光電変換素子107、10
8の受光面上に設定された共通の観察平面座標系によっ
て、P点は、光電変換素子107上にPi(Pix,P
iz)と観測され、光電変換素子108上にPj(Pj
x,Pjz)と観測される。P点の実空間座標系におけ
る位置P(Px,Py,Pz)は、実空間座標系と観察
平面座標系との間で一意に定まる関数fx、fy、fz
を用いることにより、観察平面座標Pi(Pix,Pi
z)、Pj(Pjx,Pjz)に基づいて次のように表
わされる。
【数1】 Px=fx(Pix,Piz,Pjx,Pjz), Py=fy(Pix,Piz,Pjx,Pjz), Pz=fz(Pix,Piz,Pjx,Pjz)
【0014】このように、それぞれの光電変換素子10
7、108の受光面上に結像される一対の角膜反射像お
よび紅彩の結像位置を実空間座標系に任意に変換するこ
とができる。したがって、視線検出用光源104の角膜
反射像と紅彩を一対の光電変換素子107、108上に
結像させることによって、実空間座標系における角膜反
射像および瞳孔中心位置を知ることができる。なお、P
点、結像レンズ105、106および光電変換素子10
7、108の位置関係が変っても、光電変換素子10
7、108の観察平面座標Pi、Pjから数式1を用い
て実空間座標系のP点の位置に変換可能である。ここ
で、関数fx、fy、fzは結像レンズ105、106
の倍率や収差などによって決定される。
7、108の受光面上に結像される一対の角膜反射像お
よび紅彩の結像位置を実空間座標系に任意に変換するこ
とができる。したがって、視線検出用光源104の角膜
反射像と紅彩を一対の光電変換素子107、108上に
結像させることによって、実空間座標系における角膜反
射像および瞳孔中心位置を知ることができる。なお、P
点、結像レンズ105、106および光電変換素子10
7、108の位置関係が変っても、光電変換素子10
7、108の観察平面座標Pi、Pjから数式1を用い
て実空間座標系のP点の位置に変換可能である。ここ
で、関数fx、fy、fzは結像レンズ105、106
の倍率や収差などによって決定される。
【0015】次に、本発明の検出原理を説明する。本発
明では、図4に示すように、角膜曲率中心位置Cおよび
瞳孔中心位置Dの実空間座標と、瞳孔中心位置Dと角膜
曲率中心位置Cとの間の距離A−ρとに基づいて観察者
の眼球の視線方向を求める。ここで、Aは眼球回転中心
位置O”から瞳孔中心位置Dまでの距離であり、ρは眼
球回転中心位置O”から角膜曲率中心位置Cまでの距離
である。
明では、図4に示すように、角膜曲率中心位置Cおよび
瞳孔中心位置Dの実空間座標と、瞳孔中心位置Dと角膜
曲率中心位置Cとの間の距離A−ρとに基づいて観察者
の眼球の視線方向を求める。ここで、Aは眼球回転中心
位置O”から瞳孔中心位置Dまでの距離であり、ρは眼
球回転中心位置O”から角膜曲率中心位置Cまでの距離
である。
【0016】角膜曲率中心位置Cおよび瞳孔中心位置D
の実空間座標と、観察者の眼球に依存する距離A−ρと
の関係は、実空間座標系を用いると次のような関係式で
表わされる。ここで、角膜曲率中心位置Cを(Cx,C
y,Cz)とし、瞳孔中心位置Dを(Dx,Dy,D
z)とする。また、θを上述の定義によるX軸方向の眼
球回転角、LをX軸方向の眼球回転中心の平行移動量、
φを上述の定義によるZ軸方向の眼球回転角、KをZ軸
方向の眼球回転中心の平行移動量とすれば、角膜曲率中
心位置Cの各座標は、
の実空間座標と、観察者の眼球に依存する距離A−ρと
の関係は、実空間座標系を用いると次のような関係式で
表わされる。ここで、角膜曲率中心位置Cを(Cx,C
y,Cz)とし、瞳孔中心位置Dを(Dx,Dy,D
z)とする。また、θを上述の定義によるX軸方向の眼
球回転角、LをX軸方向の眼球回転中心の平行移動量、
φを上述の定義によるZ軸方向の眼球回転角、KをZ軸
方向の眼球回転中心の平行移動量とすれば、角膜曲率中
心位置Cの各座標は、
【数2】Cx=L+ρcosφsinθ, Cy=y’+ρcosφcosθ, Cz=K+ρsinφ と表わされ、また、瞳孔中心位置Dの各座標は、
【数3】Dx=L+Acosφsinθ, Dy=y’+Acosφcosθ, Dz=K+Asinφ と表わされる。数式2から数式3を並び順に減算すれ
ば、これらの式に含まれる平行移動量L、y’、Kを消
去することができ、次式が得られる。
ば、これらの式に含まれる平行移動量L、y’、Kを消
去することができ、次式が得られる。
【数4】Cx−Dx=(A−ρ)cosφsinθ, Cy−Dy=(A−ρ)cosφsinθ, Cz−Dz=(A−ρ)sinφ したがって、求める眼球回転角θとφは、
【数5】 θ=tan-1{(Dx−Cx)/(Dy−Cy)}, φ=sin-1[(Dz−Cz)/√{(Dx−Cx)2
+(Dy−Cy)2+(Dz−Cz)2}] と表わすことができ、瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位
置Cとの間の距離A−ρを含まない式となる。
+(Dy−Cy)2+(Dz−Cz)2}] と表わすことができ、瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位
置Cとの間の距離A−ρを含まない式となる。
【0017】観察者の視線方向は眼球回転角θとφから
求めることができるので、角膜曲率中心位置Cの実空間
座標(Cx,Cy,Cz)および瞳孔中心位置Dの実空
間座標(Dx,Dy,Dz)を求めれば視線方向が求ま
る。
求めることができるので、角膜曲率中心位置Cの実空間
座標(Cx,Cy,Cz)および瞳孔中心位置Dの実空
間座標(Dx,Dy,Dz)を求めれば視線方向が求ま
る。
【0018】以下、角膜曲率中心位置Cの座標(Cx,
Cy,Cz)、瞳孔中心位置Dの座標(Dx,Dy,D
z)を測定によって具体的に求める手順について述べ
る。まず、瞳孔中心位置の求め方について説明する。瞳
孔と紅彩との境界118は、図5に示すように、実空間
座標系における閉曲線であり、多くの場合、ある平面上
の円に近似することができる。この近似円を含む平面の
法線は実空間座標系のY軸方向と一致しない場合がある
ため、X−Z平面と受光面が平行に配置された光電変換
素子107、108上には歪んで結像するが、通常はこ
の法線とY軸のなす角が小さいので、この像もほぼ円形
とみなすことができる。
Cy,Cz)、瞳孔中心位置Dの座標(Dx,Dy,D
z)を測定によって具体的に求める手順について述べ
る。まず、瞳孔中心位置の求め方について説明する。瞳
孔と紅彩との境界118は、図5に示すように、実空間
座標系における閉曲線であり、多くの場合、ある平面上
の円に近似することができる。この近似円を含む平面の
法線は実空間座標系のY軸方向と一致しない場合がある
ため、X−Z平面と受光面が平行に配置された光電変換
素子107、108上には歪んで結像するが、通常はこ
の法線とY軸のなす角が小さいので、この像もほぼ円形
とみなすことができる。
【0019】図6は、瞳孔と紅彩との境界が光電変換素
子107の受光面上に結像している様子を示す。117
は観察者の眼球102の瞳孔、119は瞳孔と紅彩との
境界118の像である。図6に示すように、瞳孔と紅彩
との境界の像119の上下左右の端の点の座標を求めれ
ば、実空間座標系における瞳孔中心位置の座標Dが求ま
るはずであり、瞳孔中心位置D(Dx,Dy,Dz)
は、右端の点DRの実空間座標を(DRx,DRy,D
Rz)、左端の点DLの実空間座標を(DLx,DLy,D
Lz)、上端の点DTの実空間座標を(DTx,DTy,D
Tz)、下端の点DBの実空間座標を(DBx,DBy,D
Bz)とすると、次のように表わされる。
子107の受光面上に結像している様子を示す。117
は観察者の眼球102の瞳孔、119は瞳孔と紅彩との
境界118の像である。図6に示すように、瞳孔と紅彩
との境界の像119の上下左右の端の点の座標を求めれ
ば、実空間座標系における瞳孔中心位置の座標Dが求ま
るはずであり、瞳孔中心位置D(Dx,Dy,Dz)
は、右端の点DRの実空間座標を(DRx,DRy,D
Rz)、左端の点DLの実空間座標を(DLx,DLy,D
Lz)、上端の点DTの実空間座標を(DTx,DTy,D
Tz)、下端の点DBの実空間座標を(DBx,DBy,D
Bz)とすると、次のように表わされる。
【数6】Dx=(DRx+DLx)/2, Dy=(DRy+DLy)/2, Dz=(DTz+DBz)/2 ところが、上述したように、人間の瞳孔は暗所では大き
く開き、瞳孔301と紅彩302との境界118が上瞼
と下瞼によってけられ、境界118の上端と下端が検出
できない場合がある。このような場合には、境界118
の像119を円近似し、近似円上の点を瞳孔と紅彩との
境界として3点以上求め、近似円の方程式から瞳孔中心
位置を算出する方法が提案されている。しかし、図8に
示すように、像119が円近似することが適当でない形
状の場合には、近似に用いる点によって円の中心が大き
くずれてしまうため、瞳孔中心位置の座標を正しく求め
ることができない。なお、図8では像119が円でない
様子を誇張して描いてある。そこで、この第1の実施例
では、以下のようにして瞳孔中心位置を求める。図8に
おいて、斜線部120t、120bはそれぞれ上瞼、下
瞼によるけられであり、実際には観察されない部分であ
る。この第1の実施例では、けられていない場合もけら
れがある場合も同様の方法で瞳孔中心位置を求めること
ができる。この第1の実施例では、像119とZ軸に平
行な直線との交点DRとDLを結ぶ線分が最長になる位置
を求め、これらの交点DR、DLのZ座標を瞳孔中心位置
のZ座標Dzとし、交点DRとDLとを結ぶ線分の中点を
瞳孔中心のX座標DxおよびY座標Dyとする。すなわ
ち、
く開き、瞳孔301と紅彩302との境界118が上瞼
と下瞼によってけられ、境界118の上端と下端が検出
できない場合がある。このような場合には、境界118
の像119を円近似し、近似円上の点を瞳孔と紅彩との
境界として3点以上求め、近似円の方程式から瞳孔中心
位置を算出する方法が提案されている。しかし、図8に
示すように、像119が円近似することが適当でない形
状の場合には、近似に用いる点によって円の中心が大き
くずれてしまうため、瞳孔中心位置の座標を正しく求め
ることができない。なお、図8では像119が円でない
様子を誇張して描いてある。そこで、この第1の実施例
では、以下のようにして瞳孔中心位置を求める。図8に
おいて、斜線部120t、120bはそれぞれ上瞼、下
瞼によるけられであり、実際には観察されない部分であ
る。この第1の実施例では、けられていない場合もけら
れがある場合も同様の方法で瞳孔中心位置を求めること
ができる。この第1の実施例では、像119とZ軸に平
行な直線との交点DRとDLを結ぶ線分が最長になる位置
を求め、これらの交点DR、DLのZ座標を瞳孔中心位置
のZ座標Dzとし、交点DRとDLとを結ぶ線分の中点を
瞳孔中心のX座標DxおよびY座標Dyとする。すなわ
ち、
【数7】Dx=(DRx+DLx)/2, Dy=(DRy+DLy)/2, Dz=DRz=DLz である。
【0020】次に、角膜曲率中心位置Cの求め方につい
て述べる。角膜曲率中心位置Cは、図9に示すように、
視線検出用光源S1とこの光源S1によって生じるプル
キンエ第1像P1とを結ぶ直線と、視線検出用光源S2
とこの光源S2によって生じるプルキンエ第1像P2と
を結ぶ直線との交点である。したがって、実空間座標系
における角膜曲率中心位置Cの実空間座標(Cx,C
y,Cz)は、視線検出用光源S1の実空間座標を(S
1x,S1y,S1z)とし、視線検出用光源S2の実
空間座標を(S2x,S2y,S2z)とし、また、視
線検出用光源S1によるプルキンエ第1像P1の実空間
座標を(P1x,P1y,P1z)とし、視線検出用光
源S2によるプルキンエ第1像P2の実空間座標を(P
2x,P2y,P2z)とすると、
て述べる。角膜曲率中心位置Cは、図9に示すように、
視線検出用光源S1とこの光源S1によって生じるプル
キンエ第1像P1とを結ぶ直線と、視線検出用光源S2
とこの光源S2によって生じるプルキンエ第1像P2と
を結ぶ直線との交点である。したがって、実空間座標系
における角膜曲率中心位置Cの実空間座標(Cx,C
y,Cz)は、視線検出用光源S1の実空間座標を(S
1x,S1y,S1z)とし、視線検出用光源S2の実
空間座標を(S2x,S2y,S2z)とし、また、視
線検出用光源S1によるプルキンエ第1像P1の実空間
座標を(P1x,P1y,P1z)とし、視線検出用光
源S2によるプルキンエ第1像P2の実空間座標を(P
2x,P2y,P2z)とすると、
【数8】Cx={S1xP1z(S2x-P2x)-S2xP2z(S1x-P1x)-S1
zP1x(S2x-P2x)+S2zP2x(S1x-P1x)}/{(S1x-P1x)×(S2z
-P2z)-(S2x-P2x)×(S1z-P1z)}, Cy={S1yP1x(S2y-P2y)-S2yP2x(S1y-P1y)-S1xP1y(S2y
-P2y)+S2xP2y(S1y-P1y)}/{(S1y-P1y)×(S2x-P2x)-(S
2y-P2y)×(S1x-P1x)}, Cz={S1zP1x(S2z-P2z)-S2zP2x(S1z-P1z)-S1xP1z(S2z
-P2z)+S2xP2z(S1z-P1z)}/{(S1z-P1z)×(S2x-P2x)-(S
2z-P2z)×(S1x-P1x)} と表すことができる。ただし、角膜曲率中心位置Cが第
1視線検出用光源S1と第2視線検出用光源S2を通る
直線上に観察される場合など、数式8の分母が0になる
ことがある。この場合は、例えば数式8のCxとCzの
計算ではX座標値とY座標値を用いて角膜曲率中心位置
Cを算出することになる。
zP1x(S2x-P2x)+S2zP2x(S1x-P1x)}/{(S1x-P1x)×(S2z
-P2z)-(S2x-P2x)×(S1z-P1z)}, Cy={S1yP1x(S2y-P2y)-S2yP2x(S1y-P1y)-S1xP1y(S2y
-P2y)+S2xP2y(S1y-P1y)}/{(S1y-P1y)×(S2x-P2x)-(S
2y-P2y)×(S1x-P1x)}, Cz={S1zP1x(S2z-P2z)-S2zP2x(S1z-P1z)-S1xP1z(S2z
-P2z)+S2xP2z(S1z-P1z)}/{(S1z-P1z)×(S2x-P2x)-(S
2z-P2z)×(S1x-P1x)} と表すことができる。ただし、角膜曲率中心位置Cが第
1視線検出用光源S1と第2視線検出用光源S2を通る
直線上に観察される場合など、数式8の分母が0になる
ことがある。この場合は、例えば数式8のCxとCzの
計算ではX座標値とY座標値を用いて角膜曲率中心位置
Cを算出することになる。
【0021】ここで、視線検出用光源S1(S1x,S
1y,S1z)およびS2(S2x,S2y,S2z)
の座標は実空間座標系で予め定められた固定値である。
一方、プルキンエ第1像P1(P1x,P1y,P1
z)およびP2(P2x,P2y,P2z)の座標は、
上述したように一対の光電変換素子107、108の受
光面上に結像されたそれぞれのプルキンエ第1像P1、
P2の位置から求めることができる。このようにして実
空間座標系における角膜曲率中心位置Cと瞳孔中心位置
Dの座標を求めることができたので、これらにより眼球
回転角θとφを求めることができる。
1y,S1z)およびS2(S2x,S2y,S2z)
の座標は実空間座標系で予め定められた固定値である。
一方、プルキンエ第1像P1(P1x,P1y,P1
z)およびP2(P2x,P2y,P2z)の座標は、
上述したように一対の光電変換素子107、108の受
光面上に結像されたそれぞれのプルキンエ第1像P1、
P2の位置から求めることができる。このようにして実
空間座標系における角膜曲率中心位置Cと瞳孔中心位置
Dの座標を求めることができたので、これらにより眼球
回転角θとφを求めることができる。
【0022】図10は第1の実施例の視線検出演算処理
を示すフローチャートである。ステップS1において、
一対の視線検出用光源104a、104bにより観察者
の眼球102を照明し、この光源104a、104bに
よって照明された眼球102の反射像を一対の光電変換
素子107、108の受光面上に結像させる。そして、
光電変換素子107、108から眼球102の反射像デ
ータを取り込み、中央処理装置111のメモリに記憶す
る。続くステップS2で、眼球102の反射像データを
中央処理装置111のメモリから読み出し、光電変換素
子107の受光面上の、虹彩116と瞳孔117との境
界118の左端の点DLiと右端の点DRiを読み取り、
さらに、光電変換素子108の受光面上の境界118の
左端の点DLjと右端の点DRjを読み取る。ステップS
3で、点DLi、DLjに基づいて虹彩116と瞳孔11
7との境界118の左端DLの実空間座標系における座
標を算出する。さらに、点DRi、DRjに基づいて境界
118の右端DRの実空間座標系における座標を算出す
る。ステップS4では、二点DL、DRの実空間座標に基
づいて数式7により瞳孔中心位置Dの実空間座標を求め
る。
を示すフローチャートである。ステップS1において、
一対の視線検出用光源104a、104bにより観察者
の眼球102を照明し、この光源104a、104bに
よって照明された眼球102の反射像を一対の光電変換
素子107、108の受光面上に結像させる。そして、
光電変換素子107、108から眼球102の反射像デ
ータを取り込み、中央処理装置111のメモリに記憶す
る。続くステップS2で、眼球102の反射像データを
中央処理装置111のメモリから読み出し、光電変換素
子107の受光面上の、虹彩116と瞳孔117との境
界118の左端の点DLiと右端の点DRiを読み取り、
さらに、光電変換素子108の受光面上の境界118の
左端の点DLjと右端の点DRjを読み取る。ステップS
3で、点DLi、DLjに基づいて虹彩116と瞳孔11
7との境界118の左端DLの実空間座標系における座
標を算出する。さらに、点DRi、DRjに基づいて境界
118の右端DRの実空間座標系における座標を算出す
る。ステップS4では、二点DL、DRの実空間座標に基
づいて数式7により瞳孔中心位置Dの実空間座標を求め
る。
【0023】ステップS5において、中央処理装置11
1のメモリから眼球102の反射像データを読み出し、
2つのプルキンエ第1像P1、P2の位置P1i、P2
i、P1j、P2jの観察平面座標系における座標を読
み取る。続くステップS6で、一方のプルキンエ第1像
P1の位置P1i、P1jに基づいて実空間座標系にお
ける座標P1(P1x,P1y,P1z)を算出し、他
方のプルキンエ第1像P2の位置P2i、P2jに基づ
いて実空間座標系における座標P2(P2x,P2y,
P2z)を算出する。ステップS7では、実空間座標系
におけるプルキンエ第1像の座標P1、P2と二つの視
線検出用光源102a、104bの座標S1、S2とに
基づいて、数式8により角膜曲率中心Cの実空間座標を
求める。ステップS8で、瞳孔中心位置Dの実空間座標
と角膜曲率中心位置Cの実空間座標に基づいて数式5に
より眼球回転角θとφを算出する。以上の手順により、
瞳孔中心位置Dの実空間座標と角膜曲率中心位置Cの実
空間座標とに基づいて観察者の眼球回転角θとφを算出
することができ、これにより、観察者の眼球102の視
線方向を正確に求めることができる。
1のメモリから眼球102の反射像データを読み出し、
2つのプルキンエ第1像P1、P2の位置P1i、P2
i、P1j、P2jの観察平面座標系における座標を読
み取る。続くステップS6で、一方のプルキンエ第1像
P1の位置P1i、P1jに基づいて実空間座標系にお
ける座標P1(P1x,P1y,P1z)を算出し、他
方のプルキンエ第1像P2の位置P2i、P2jに基づ
いて実空間座標系における座標P2(P2x,P2y,
P2z)を算出する。ステップS7では、実空間座標系
におけるプルキンエ第1像の座標P1、P2と二つの視
線検出用光源102a、104bの座標S1、S2とに
基づいて、数式8により角膜曲率中心Cの実空間座標を
求める。ステップS8で、瞳孔中心位置Dの実空間座標
と角膜曲率中心位置Cの実空間座標に基づいて数式5に
より眼球回転角θとφを算出する。以上の手順により、
瞳孔中心位置Dの実空間座標と角膜曲率中心位置Cの実
空間座標とに基づいて観察者の眼球回転角θとφを算出
することができ、これにより、観察者の眼球102の視
線方向を正確に求めることができる。
【0024】図11は視線検出に必要な眼球のずれ角γ
の測定方法を示す図である。ここで、ずれ角γとは、観
察者の視線方向と瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置C
を結ぶ直線とのなす角である。なお以下では、視線検出
に先立ってずれ角γを測定することを予備測定動作と呼
ぶ。観察者の視線方向は検出される眼球回転角θからず
れ角γを補正した値、θ−γとなる。なお、図11で
は、眼球102の眼球回転中心O”が実空間座標系のY
軸上にあるものとしているが、眼球回転中心O”は図2
に示すようにY軸から外れた位置にあっても構わない。
図11において、121は、観察者の眼球102の瞳孔
中心位置Dと角膜曲率中心位置Cを通る直線である。ま
た、122は観察面101の中央にある、観察者が注視
するための指標である。この指標122は、その中心が
Y軸と観察面101と交わる点、すなわち、実空間座標
系の原点Oと一致するように配置される。なお、指標1
22は原点O上に配置する必要はなく、観察面101の
どこに配置してもよい。観察者は観察面101の中央に
ある指標122を注視しているから、この時の眼球回転
角θは0度であるはずである。ところが、実際に検出さ
れる眼球回転角θは0度にならない。観察者の視線方向
と瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置Cを結ぶ直線12
1とのなす角がずれ角γであるから、実際に検出される
眼球回転角θはずれ角γに等しい。したがって、指標1
22を注視している時の眼球回転角θを検出すれば、観
察者の眼球102のずれ角γを求めることができる。そ
して、この観察者の眼球102のずれ角γに基づいて正
しい視線方向を検出することができる。なお、ずれ角γ
の検出作業を繰り返し行なうことによって、より正確な
ずれ角γを求めることができる。
の測定方法を示す図である。ここで、ずれ角γとは、観
察者の視線方向と瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置C
を結ぶ直線とのなす角である。なお以下では、視線検出
に先立ってずれ角γを測定することを予備測定動作と呼
ぶ。観察者の視線方向は検出される眼球回転角θからず
れ角γを補正した値、θ−γとなる。なお、図11で
は、眼球102の眼球回転中心O”が実空間座標系のY
軸上にあるものとしているが、眼球回転中心O”は図2
に示すようにY軸から外れた位置にあっても構わない。
図11において、121は、観察者の眼球102の瞳孔
中心位置Dと角膜曲率中心位置Cを通る直線である。ま
た、122は観察面101の中央にある、観察者が注視
するための指標である。この指標122は、その中心が
Y軸と観察面101と交わる点、すなわち、実空間座標
系の原点Oと一致するように配置される。なお、指標1
22は原点O上に配置する必要はなく、観察面101の
どこに配置してもよい。観察者は観察面101の中央に
ある指標122を注視しているから、この時の眼球回転
角θは0度であるはずである。ところが、実際に検出さ
れる眼球回転角θは0度にならない。観察者の視線方向
と瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置Cを結ぶ直線12
1とのなす角がずれ角γであるから、実際に検出される
眼球回転角θはずれ角γに等しい。したがって、指標1
22を注視している時の眼球回転角θを検出すれば、観
察者の眼球102のずれ角γを求めることができる。そ
して、この観察者の眼球102のずれ角γに基づいて正
しい視線方向を検出することができる。なお、ずれ角γ
の検出作業を繰り返し行なうことによって、より正確な
ずれ角γを求めることができる。
【0025】図12は、第1の実施例の予備測定動作を
示すフローチャートである。ステップS11において、
観察面101の所定位置に指標122を表示し、観察者
に注視させる。ステップS12で、一対の視線検出用光
源104a、104bにより観察者の眼球102を照明
し、この光源104a、104bによって照明された眼
球102の反射像を一対の光電変換素子107、108
の受光面上に結像させる。そして、光電変換素子10
7、108から眼球102の反射像データを取り込み、
中央処理装置111のメモリに記憶する。ステップS1
3で、眼球102の反射像データを中央処理装置111
のメモリから読み出し、光電変換素子107の受光面上
の、虹彩116と瞳孔117との境界118の左端の点
DLiと右端の点DRiを読み取り、さらに、光電変換素
子108の受光面上の境界118の左端の点DLjと右
端の点DRjを読み取る。ステップS14では、読み取
った点DLi、DLjに基づいて虹彩116と瞳孔117
との境界118の左端DLの実空間座標系における座標
を算出する。さらに、点DRi、DRjに基づいて境界1
18の右端DRの実空間座標系における座標を算出す
る。ステップS15では、二点DL、DRの実空間座標に
基づいて数式7により瞳孔中心位置Dの実空間座標を求
める。
示すフローチャートである。ステップS11において、
観察面101の所定位置に指標122を表示し、観察者
に注視させる。ステップS12で、一対の視線検出用光
源104a、104bにより観察者の眼球102を照明
し、この光源104a、104bによって照明された眼
球102の反射像を一対の光電変換素子107、108
の受光面上に結像させる。そして、光電変換素子10
7、108から眼球102の反射像データを取り込み、
中央処理装置111のメモリに記憶する。ステップS1
3で、眼球102の反射像データを中央処理装置111
のメモリから読み出し、光電変換素子107の受光面上
の、虹彩116と瞳孔117との境界118の左端の点
DLiと右端の点DRiを読み取り、さらに、光電変換素
子108の受光面上の境界118の左端の点DLjと右
端の点DRjを読み取る。ステップS14では、読み取
った点DLi、DLjに基づいて虹彩116と瞳孔117
との境界118の左端DLの実空間座標系における座標
を算出する。さらに、点DRi、DRjに基づいて境界1
18の右端DRの実空間座標系における座標を算出す
る。ステップS15では、二点DL、DRの実空間座標に
基づいて数式7により瞳孔中心位置Dの実空間座標を求
める。
【0026】ステップS16において、中央処理装置1
11のメモリから観察者の眼球102の反射像データを
読み出し、2つのプルキンエ第1像P1、P2の位置P
1i、P2i、P1j、P2jの観察平面座標系におけ
る座標を読み取る。ステップS17では、一方のプルキ
ンエ第1像P1の位置P1i、P1jに基づいて実空間
座標系における座標P1(P1x,P1y,P1z)を
算出し、他方のプルキンエ第1像P2の位置P2i、P
2jに基づいて実空間座標系における座標P2(P2
x,P2y,P2z)を算出する。ステップS18で
は、実空間座標系におけるプルキンエ第1像の座標P
1、P2と二つの視線検出用光源104a、104bの
座標S1、S2とに基づいて、数式8により角膜曲率中
心位置Cの実空間座標を求める。ステップS19で、瞳
孔中心位置Dおよび角膜曲率中心位置Cの実空間座標と
眼球回転角θ=0、φ=0を数式5へ代入し、ずれ角γ
を算出する。
11のメモリから観察者の眼球102の反射像データを
読み出し、2つのプルキンエ第1像P1、P2の位置P
1i、P2i、P1j、P2jの観察平面座標系におけ
る座標を読み取る。ステップS17では、一方のプルキ
ンエ第1像P1の位置P1i、P1jに基づいて実空間
座標系における座標P1(P1x,P1y,P1z)を
算出し、他方のプルキンエ第1像P2の位置P2i、P
2jに基づいて実空間座標系における座標P2(P2
x,P2y,P2z)を算出する。ステップS18で
は、実空間座標系におけるプルキンエ第1像の座標P
1、P2と二つの視線検出用光源104a、104bの
座標S1、S2とに基づいて、数式8により角膜曲率中
心位置Cの実空間座標を求める。ステップS19で、瞳
孔中心位置Dおよび角膜曲率中心位置Cの実空間座標と
眼球回転角θ=0、φ=0を数式5へ代入し、ずれ角γ
を算出する。
【0027】図13は、第1の実施例の焦点検出動作を
示すフローチャートである。ステップS100におい
て、ずれ角γを決定する予備測定動作を行うか否かを判
別する。この判別条件は任意であるが、例えば、予備測
定動作を起動するための操作スイッチを設け、観察者が
その操作スイッチを操作した場合に予備測定動作を行な
うようにしてもよい。予備測定動作を行なう場合はステ
ップSS1へ進み、図12に示す予備測定動作を実行す
る。次に、ステップS101で視線検出動作を行うか否
かを判別する。この判別条件は任意であるが、例えば、
観察者が装置の電源を切った場合は視線検出動作を行な
わず、そうでなければ視線検出動作を行なうようにして
もよい。視線検出動作を行なう場合はステップSS2へ
進み、図10に示す視線検出動作を実行する。
示すフローチャートである。ステップS100におい
て、ずれ角γを決定する予備測定動作を行うか否かを判
別する。この判別条件は任意であるが、例えば、予備測
定動作を起動するための操作スイッチを設け、観察者が
その操作スイッチを操作した場合に予備測定動作を行な
うようにしてもよい。予備測定動作を行なう場合はステ
ップSS1へ進み、図12に示す予備測定動作を実行す
る。次に、ステップS101で視線検出動作を行うか否
かを判別する。この判別条件は任意であるが、例えば、
観察者が装置の電源を切った場合は視線検出動作を行な
わず、そうでなければ視線検出動作を行なうようにして
もよい。視線検出動作を行なう場合はステップSS2へ
進み、図10に示す視線検出動作を実行する。
【0028】−第2の実施例− 図14に示すように比較的明るい場所では瞳孔301が
閉じられるので、瞳孔301と虹彩302との境界11
8は上瞼と下瞼によりけられなくなる。図15は、瞳孔
が閉じている場合の光電変換素子上の眼球像119を示
す図である。瞳孔301が閉じられている場合には、図
6により説明した方法で瞳孔中心を求める方が、第1の
実施例による方法よりも演算量は多くなるが正確に瞳孔
中心位置Dを求めることができる。そこで、この第2の
実施例では、瞳孔301が開いている時は上述した第1
の実施例の方法で瞳孔中心位置Dを求め、瞳孔301が
閉じている時は図6により説明した方法で瞳孔中心位置
Dを求める。この第2の実施例では、実際の瞳孔径を測
定し、測定結果に基づいて二つの瞳孔中心位置Dの検出
方法の内のどちらを用いるかを決定する。
閉じられるので、瞳孔301と虹彩302との境界11
8は上瞼と下瞼によりけられなくなる。図15は、瞳孔
が閉じている場合の光電変換素子上の眼球像119を示
す図である。瞳孔301が閉じられている場合には、図
6により説明した方法で瞳孔中心を求める方が、第1の
実施例による方法よりも演算量は多くなるが正確に瞳孔
中心位置Dを求めることができる。そこで、この第2の
実施例では、瞳孔301が開いている時は上述した第1
の実施例の方法で瞳孔中心位置Dを求め、瞳孔301が
閉じている時は図6により説明した方法で瞳孔中心位置
Dを求める。この第2の実施例では、実際の瞳孔径を測
定し、測定結果に基づいて二つの瞳孔中心位置Dの検出
方法の内のどちらを用いるかを決定する。
【0029】図16、図17は第2の実施例の視線検出
演算処理を示すフローチャートである。ステップS21
において、一対の視線検出用光源104a、104bに
より観察者の眼球102を照明し、この光源104a、
104bによって照明された眼球102の反射像を一対
の光電変換素子107、108の受光面上に結像させ
る。そして、一対の光電変換素子107、108から眼
球102の反射像データを取り込み、中央処理装置11
1のメモリに記憶する。ステップS22で、眼球102
の反射像データを中央処理装置111のメモリから読み
出し、光電変換素子107の受光面上の、虹彩116と
瞳孔117との境界118の左端の点DLiと右端の点
DRiを読み取り、さらに、光電変換素子108の受光
面上の境界118の左端の点DLjと右端の点DRjを読
み取る。ステップS23で、点DLi、DLjとに基づい
て虹彩116と瞳孔117との境界118の左端DLの
実空間座標系における座標を算出する。さらに、点DR
i、DRjに基づいて境界118の右端DRの実空間座標
系における座標を算出する。
演算処理を示すフローチャートである。ステップS21
において、一対の視線検出用光源104a、104bに
より観察者の眼球102を照明し、この光源104a、
104bによって照明された眼球102の反射像を一対
の光電変換素子107、108の受光面上に結像させ
る。そして、一対の光電変換素子107、108から眼
球102の反射像データを取り込み、中央処理装置11
1のメモリに記憶する。ステップS22で、眼球102
の反射像データを中央処理装置111のメモリから読み
出し、光電変換素子107の受光面上の、虹彩116と
瞳孔117との境界118の左端の点DLiと右端の点
DRiを読み取り、さらに、光電変換素子108の受光
面上の境界118の左端の点DLjと右端の点DRjを読
み取る。ステップS23で、点DLi、DLjとに基づい
て虹彩116と瞳孔117との境界118の左端DLの
実空間座標系における座標を算出する。さらに、点DR
i、DRjに基づいて境界118の右端DRの実空間座標
系における座標を算出する。
【0030】ステップS24で二点DLとDRに基づいて
瞳孔径を求め、ステップS25で瞳孔径が予め定めた値
以下であるか否かを判別する。瞳孔径が所定値以下であ
ればステップS27へ進み、そうでなければステップS
26へ進む。ここで、瞳孔径の所定値は予備測定動作で
決定する。同じ瞳孔径でも目の細い人と目の大きい人と
ではけられない最大の瞳孔径が異なるので、予備測定動
作でけられのない瞳孔径を検出し、それを所定値とす
る。瞳孔径が所定値より大きい場合は、ステップS26
で、二点DL、DRの実空間座標に基づいて数式7により
瞳孔中心位置Dの実空間座標を求める。一方、瞳孔径が
所定値以下の場合は、ステップS27で、眼球102の
反射像データを中央処理装置111のメモリから読み出
す。そして、虹彩116と瞳孔117との境界118の
内、光電変換素子107の受光面上の上端の点DTiと
下端の点DBiを読み取る。さらに、光電変換素子10
8の受光面上の上端の点DTjと下端の点DBjを読み取
る。続くステップS28で、点DLi、DLjに基づいて
虹彩116と瞳孔117との境界118の左端DLの実
空間座標系における座標を算出し、点DRi、DRjに基
づいて境界118の右端DRの実空間座標系における座
標を算出する。また、点DTi、DTjに基づいて境界1
18の上端DTの実空間座標系における座標を算出し、
点DBi、DBjに基づいて境界118の下端DBの実空
間座標系における座標を算出する。ステップS29で
は、4点DL、DR、DT、DBの実空間座標に基づいて数
式7により瞳孔中心位置Dの実空間座標を求める。
瞳孔径を求め、ステップS25で瞳孔径が予め定めた値
以下であるか否かを判別する。瞳孔径が所定値以下であ
ればステップS27へ進み、そうでなければステップS
26へ進む。ここで、瞳孔径の所定値は予備測定動作で
決定する。同じ瞳孔径でも目の細い人と目の大きい人と
ではけられない最大の瞳孔径が異なるので、予備測定動
作でけられのない瞳孔径を検出し、それを所定値とす
る。瞳孔径が所定値より大きい場合は、ステップS26
で、二点DL、DRの実空間座標に基づいて数式7により
瞳孔中心位置Dの実空間座標を求める。一方、瞳孔径が
所定値以下の場合は、ステップS27で、眼球102の
反射像データを中央処理装置111のメモリから読み出
す。そして、虹彩116と瞳孔117との境界118の
内、光電変換素子107の受光面上の上端の点DTiと
下端の点DBiを読み取る。さらに、光電変換素子10
8の受光面上の上端の点DTjと下端の点DBjを読み取
る。続くステップS28で、点DLi、DLjに基づいて
虹彩116と瞳孔117との境界118の左端DLの実
空間座標系における座標を算出し、点DRi、DRjに基
づいて境界118の右端DRの実空間座標系における座
標を算出する。また、点DTi、DTjに基づいて境界1
18の上端DTの実空間座標系における座標を算出し、
点DBi、DBjに基づいて境界118の下端DBの実空
間座標系における座標を算出する。ステップS29で
は、4点DL、DR、DT、DBの実空間座標に基づいて数
式7により瞳孔中心位置Dの実空間座標を求める。
【0031】ステップS30において、中央処理装置1
11のメモリから観察者の眼球102の反射像データを
読み出し、2つのプルキンエ第1像P1、P2の位置P
1i、P2i、P1j、P2jの観察平面座標系におけ
る座標を読み取る。続くステップS31では、一方のプ
ルキンエ第1像P1の位置P1i、P1jに基づいて実
空間座標系における座標P1(P1x,P1y,P1
z)を算出する。また、他方のプルキンエ第1像P2の
位置P2i、P2jに基づいて実空間座標系における座
標P2(P2x,P2y,P2z)を算出する。ステッ
プS32で、実空間座標系におけるプルキンエ第1像の
座標P1、P2と、二つの視線検出用光源104a、1
04bの座標S1、S2とに基づいて数式8により角膜
曲率中心位置Cの実空間座標を求める。ステップS33
では、瞳孔中心位置Dの実空間座標と角膜曲率中心位置
Cの実空間座標に基づいて数式5により眼球回転角θと
φを算出する。以上の手順により、瞳孔中心位置Dおよ
び角膜曲率中心位置Cの実空間座標を用いて観察者の眼
球回転角θとφを求めることができ、これにより、観察
者の眼球102の視線方向を正確に求めることができ
る。なお、ステップS29において、
11のメモリから観察者の眼球102の反射像データを
読み出し、2つのプルキンエ第1像P1、P2の位置P
1i、P2i、P1j、P2jの観察平面座標系におけ
る座標を読み取る。続くステップS31では、一方のプ
ルキンエ第1像P1の位置P1i、P1jに基づいて実
空間座標系における座標P1(P1x,P1y,P1
z)を算出する。また、他方のプルキンエ第1像P2の
位置P2i、P2jに基づいて実空間座標系における座
標P2(P2x,P2y,P2z)を算出する。ステッ
プS32で、実空間座標系におけるプルキンエ第1像の
座標P1、P2と、二つの視線検出用光源104a、1
04bの座標S1、S2とに基づいて数式8により角膜
曲率中心位置Cの実空間座標を求める。ステップS33
では、瞳孔中心位置Dの実空間座標と角膜曲率中心位置
Cの実空間座標に基づいて数式5により眼球回転角θと
φを算出する。以上の手順により、瞳孔中心位置Dおよ
び角膜曲率中心位置Cの実空間座標を用いて観察者の眼
球回転角θとφを求めることができ、これにより、観察
者の眼球102の視線方向を正確に求めることができ
る。なお、ステップS29において、
【数9】Dy=(DTy+DBy)/2 を用いても計算できる。また、ステップS25の判定に
用いる所定値は予備測定動作で測定した値を用いている
が、所定値に観察者の目の大きさに左右されない範囲で
予め適当な値を設定してもよい。さらに、観察者の瞳孔
径が周囲の明るさに応じて変化するので、ステップS2
5における判別を観察者の周囲の明るさに基づいて行な
うようにしてもよい。
用いる所定値は予備測定動作で測定した値を用いている
が、所定値に観察者の目の大きさに左右されない範囲で
予め適当な値を設定してもよい。さらに、観察者の瞳孔
径が周囲の明るさに応じて変化するので、ステップS2
5における判別を観察者の周囲の明るさに基づいて行な
うようにしてもよい。
【0032】−第3の実施例− 図18は第3の実施例の構成を示す図である。第3の実
施例では、ハーフミラー112により観察者の眼球10
2からの反射光を観察者の視野外へ導き、結像レンズ1
23により光電変換素子113上に結像させる。ここ
で、光電変換素子113の受光面は観察面101と共役
にすることが望ましい。また、図18では観察者の眼球
102からの反射光をハーフミラー112と結像レンズ
123により観察者の視野外の光電変換素子113へ導
いているが、観察者の視野を妨げない位置であれば結像
レンズ123および光電変換素子113をどこに配置し
てもよいし、観察する視野内であっても観察者の注意を
引かないように目立たない位置に配置すればよい。
施例では、ハーフミラー112により観察者の眼球10
2からの反射光を観察者の視野外へ導き、結像レンズ1
23により光電変換素子113上に結像させる。ここ
で、光電変換素子113の受光面は観察面101と共役
にすることが望ましい。また、図18では観察者の眼球
102からの反射光をハーフミラー112と結像レンズ
123により観察者の視野外の光電変換素子113へ導
いているが、観察者の視野を妨げない位置であれば結像
レンズ123および光電変換素子113をどこに配置し
てもよいし、観察する視野内であっても観察者の注意を
引かないように目立たない位置に配置すればよい。
【0033】この第3の実施例では瞳孔中心位置Dおよ
び角膜曲率中心位置CのY軸方向の位置は求められない
が、後述する予備測定動作で観察者の眼球の距離A−ρ
とずれ角γを検出し、観察者の視線を検出する方法が知
られている。すなわち、光電変換素子の出力に基づいて
最大の瞳孔径を検出し、瞳孔中心位置Dを検出する。ま
た、角膜曲率中心位置Cは数式8により算出できる。そ
して、瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置Cと距離A−
ρとに基づいて次式により視線方向を求める。
び角膜曲率中心位置CのY軸方向の位置は求められない
が、後述する予備測定動作で観察者の眼球の距離A−ρ
とずれ角γを検出し、観察者の視線を検出する方法が知
られている。すなわち、光電変換素子の出力に基づいて
最大の瞳孔径を検出し、瞳孔中心位置Dを検出する。ま
た、角膜曲率中心位置Cは数式8により算出できる。そ
して、瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置Cと距離A−
ρとに基づいて次式により視線方向を求める。
【数10】 θ=tan-1{(Dx−Cx)/(A−ρ)}, φ=sin-1{(Dz−Cz)/(A−ρ)}
【0034】図19は、第3の実施例の視線検出演算処
理を示すフローチャートである。ステップS41におい
て、一対の視線検出用光源104a、104bにより観
察者の眼球102を照明し、この光源104a、104
bによって照明された眼球102の反射像を光電変換素
子113の受光面上に結像させる。そして、光電変換素
子113から眼球102の反射像データを取り込み、中
央処理装置111のメモリに記憶する。続くステップS
42で、眼球102の反射像データを中央処理装置11
1のメモリから読み出し、光電変換素子113の受光面
上の、虹彩と瞳孔との境界118の左端の点DLと右端
の点DRを読み取る。ステップS43で二点DL、DRに
基づいて次式により瞳孔中心位置Dを求める。
理を示すフローチャートである。ステップS41におい
て、一対の視線検出用光源104a、104bにより観
察者の眼球102を照明し、この光源104a、104
bによって照明された眼球102の反射像を光電変換素
子113の受光面上に結像させる。そして、光電変換素
子113から眼球102の反射像データを取り込み、中
央処理装置111のメモリに記憶する。続くステップS
42で、眼球102の反射像データを中央処理装置11
1のメモリから読み出し、光電変換素子113の受光面
上の、虹彩と瞳孔との境界118の左端の点DLと右端
の点DRを読み取る。ステップS43で二点DL、DRに
基づいて次式により瞳孔中心位置Dを求める。
【数11】Dx=(DLx+DRx)/2, Dz=DLz=DRz ステップS44では、中央処理装置111のメモリから
眼球102の反射像データを読み出し、2つのプルキン
エ第1像の位置P1、P2の座標を読み取る。ステップ
S45で、プルキンエ第1像の位置P1、P2と二つの
視線検出用光源104a、104bの位置S1、S2と
に基づいて、数式8により角膜曲率中心位置Cを求め
る。ステップS46で、瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心
位置Cとに基づいて数式5により眼球回転角θとφを算
出する。以上の手順により、瞳孔中心位置Dおよび角膜
曲率中心位置Cを用いて観察者の眼球回転角θとφを求
めることができ、これにより、観察者の眼球102の視
線方向を算出できる。
眼球102の反射像データを読み出し、2つのプルキン
エ第1像の位置P1、P2の座標を読み取る。ステップ
S45で、プルキンエ第1像の位置P1、P2と二つの
視線検出用光源104a、104bの位置S1、S2と
に基づいて、数式8により角膜曲率中心位置Cを求め
る。ステップS46で、瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心
位置Cとに基づいて数式5により眼球回転角θとφを算
出する。以上の手順により、瞳孔中心位置Dおよび角膜
曲率中心位置Cを用いて観察者の眼球回転角θとφを求
めることができ、これにより、観察者の眼球102の視
線方向を算出できる。
【0035】図20は観察者の眼球の距離A−ρとずれ
角γの測定方法を示す図である。まず、観察者に対して
指標125aが表示され、観察者が指標125aを注視
している時の瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置Cを測
定する。次に、観察者に対して指標125bを表示し、
観察者が指標125bを注視している時の瞳孔中心位置
Dと角膜曲率中心Cを測定する。これらの測定データか
ら、観察者の眼球の距離A−ρとずれ角γを求めること
ができる。なお、この作業を繰り返し行うことによっ
て、距離A−ρとずれ角γの値をより正確に求めること
もできる。
角γの測定方法を示す図である。まず、観察者に対して
指標125aが表示され、観察者が指標125aを注視
している時の瞳孔中心位置Dと角膜曲率中心位置Cを測
定する。次に、観察者に対して指標125bを表示し、
観察者が指標125bを注視している時の瞳孔中心位置
Dと角膜曲率中心Cを測定する。これらの測定データか
ら、観察者の眼球の距離A−ρとずれ角γを求めること
ができる。なお、この作業を繰り返し行うことによっ
て、距離A−ρとずれ角γの値をより正確に求めること
もできる。
【0036】図21、図22は第3の実施例の予備測定
動作を示すフローチャートである。ステップS51にお
いて、観察面101の所定位置に指標125aを表示
し、観察者に注視させる。次に、ステップS52で、一
対の視線検出用光源104a、104bによって照明さ
れた眼球102の反射像を光電変換素子113の受光面
上に結像させる。そして、光電変換素子113から眼球
102の反射像データを取り込み、中央処理装置111
のメモリに記憶する。ステップS53では、眼球102
の反射像データを中央処理装置111のメモリから読み
出し、光電変換素子113の受光面上の、虹彩と瞳孔と
の境界118の左端の点DLと右端の点DRを読み取る。
ステップS54では、二点DL、DRに基づいて数式11
により瞳孔中心位置Dを求める。ステップS55では、
中央処理装置111のメモリから観察者の眼球102の
反射像データを読み出し、2つのプルキンエ第1像P
1、P2の座標を読み取る。ステップS56で、プルキ
ンエ第1像の位置P1、P2と二つの視線検出用光源1
04a、104bの位置S1、S2とに基づいて、数式
8により角膜曲率中心位置Cを求める。
動作を示すフローチャートである。ステップS51にお
いて、観察面101の所定位置に指標125aを表示
し、観察者に注視させる。次に、ステップS52で、一
対の視線検出用光源104a、104bによって照明さ
れた眼球102の反射像を光電変換素子113の受光面
上に結像させる。そして、光電変換素子113から眼球
102の反射像データを取り込み、中央処理装置111
のメモリに記憶する。ステップS53では、眼球102
の反射像データを中央処理装置111のメモリから読み
出し、光電変換素子113の受光面上の、虹彩と瞳孔と
の境界118の左端の点DLと右端の点DRを読み取る。
ステップS54では、二点DL、DRに基づいて数式11
により瞳孔中心位置Dを求める。ステップS55では、
中央処理装置111のメモリから観察者の眼球102の
反射像データを読み出し、2つのプルキンエ第1像P
1、P2の座標を読み取る。ステップS56で、プルキ
ンエ第1像の位置P1、P2と二つの視線検出用光源1
04a、104bの位置S1、S2とに基づいて、数式
8により角膜曲率中心位置Cを求める。
【0037】ステップS57で指標125aを消灯して
指標125bを表示し、観察者に注視させる。ステップ
S58で、一対の視線検出用光源104a、104bに
より観察者の眼球102を照明し、この光源104a、
104bによって照明された眼球102の反射像を一対
の光電変換素子113の受光面上に結像させる。そし
て、光電変換素子113から眼球102の反射像を取り
込み、中央処理装置111のメモリに記憶する。ステッ
プS59で、眼球102の反射像データを中央処理装置
111のメモリから読み出し、光電変換素子113の受
光面上の、虹彩と瞳孔との境界118の左端の点DLと
右端の点DRを読み取る。ステップS60で、二点DL、
DRに基づいて数式11により瞳孔中心位置Dを求め
る。ステップS61で、中央処理装置111のメモリか
ら観察者の眼球102の反射像データを読み出し、2つ
のプルキンエ第1像P1、P2の座標を読み取る。ステ
ップS62で、プルキンエ第1像の位置P1、P2と二
つの視線検出用光源104a、104bの位置S1、S
2とに基づいて、数式8により角膜曲率中心位置Cを求
める。ステップS63で、瞳孔中心位置Dおよび角膜曲
率中心位置Cと、それぞれの指標125a、125bを
注視している時の眼球回転角θ1、θ2、φ1、φ2と
に基づいて、数式10により距離A−ρとずれ角γを算
出する。
指標125bを表示し、観察者に注視させる。ステップ
S58で、一対の視線検出用光源104a、104bに
より観察者の眼球102を照明し、この光源104a、
104bによって照明された眼球102の反射像を一対
の光電変換素子113の受光面上に結像させる。そし
て、光電変換素子113から眼球102の反射像を取り
込み、中央処理装置111のメモリに記憶する。ステッ
プS59で、眼球102の反射像データを中央処理装置
111のメモリから読み出し、光電変換素子113の受
光面上の、虹彩と瞳孔との境界118の左端の点DLと
右端の点DRを読み取る。ステップS60で、二点DL、
DRに基づいて数式11により瞳孔中心位置Dを求め
る。ステップS61で、中央処理装置111のメモリか
ら観察者の眼球102の反射像データを読み出し、2つ
のプルキンエ第1像P1、P2の座標を読み取る。ステ
ップS62で、プルキンエ第1像の位置P1、P2と二
つの視線検出用光源104a、104bの位置S1、S
2とに基づいて、数式8により角膜曲率中心位置Cを求
める。ステップS63で、瞳孔中心位置Dおよび角膜曲
率中心位置Cと、それぞれの指標125a、125bを
注視している時の眼球回転角θ1、θ2、φ1、φ2と
に基づいて、数式10により距離A−ρとずれ角γを算
出する。
【0038】−第4の実施例− 第1の実施例を一眼レフレックスカメラ(以下単にカメ
ラという)に搭載した場合の第4の実施例を説明する。
図23は、図2に示す第1の実施例の視線検出装置を搭
載したカメラの構成を示す。201は撮影レンズ、20
2はクイックリターンミラー、203は表示装置、20
4は焦点板、205はコンデンサーレンズ、206はペ
ンタプリズム、207は接眼レンズである。また、20
8は接眼部から内部へほこりや水滴などが侵入するのを
防止する接眼ガラス、209は観察者の眼球である。さ
らに、210aは視線検出用光源の内の一灯であり、接
眼ガラス208の周囲から直接観察者の眼球209を照
射する位置に配置される。なおこの他に、図示しない少
なくとも1個の視線検出用光源が、接眼ガラス208の
周囲から直接観察者の眼球209を照射する位置に配置
されている。なお、カメラに搭載する視線検出装置の視
線検出用光源210aは、赤外発光ダイオードのように
眼に見えない波長域の光を発光する光源が望ましい。2
11aは複数の光電変換素子のそれぞれに対応して設け
られた複数の結像レンズの内の一つであり、212aは
結像レンズ211aに対応する光電変換素子である。な
お、光電変換素子はCCDのような平面上の受光素子が
適している。さらに、図示しない少なくとも1組の結像
レンズと光電変換素子が接眼ガラス208の周囲に配置
されている。
ラという)に搭載した場合の第4の実施例を説明する。
図23は、図2に示す第1の実施例の視線検出装置を搭
載したカメラの構成を示す。201は撮影レンズ、20
2はクイックリターンミラー、203は表示装置、20
4は焦点板、205はコンデンサーレンズ、206はペ
ンタプリズム、207は接眼レンズである。また、20
8は接眼部から内部へほこりや水滴などが侵入するのを
防止する接眼ガラス、209は観察者の眼球である。さ
らに、210aは視線検出用光源の内の一灯であり、接
眼ガラス208の周囲から直接観察者の眼球209を照
射する位置に配置される。なおこの他に、図示しない少
なくとも1個の視線検出用光源が、接眼ガラス208の
周囲から直接観察者の眼球209を照射する位置に配置
されている。なお、カメラに搭載する視線検出装置の視
線検出用光源210aは、赤外発光ダイオードのように
眼に見えない波長域の光を発光する光源が望ましい。2
11aは複数の光電変換素子のそれぞれに対応して設け
られた複数の結像レンズの内の一つであり、212aは
結像レンズ211aに対応する光電変換素子である。な
お、光電変換素子はCCDのような平面上の受光素子が
適している。さらに、図示しない少なくとも1組の結像
レンズと光電変換素子が接眼ガラス208の周囲に配置
されている。
【0039】図24は第4の実施例のカメラのファイン
ダー部の拡大図であり、視線検出用光源と結像レンズ、
光電変換素子の配置を示している。210aと210c
は視線検出用光源、211aと211cは結像レンズで
ある。二個の結像レンズ211a、211cに対して、
その後方(図中で紙面の奥)に図示しない光電変換素子
が1つずつ配置されている。2個の視線検出用光源21
0a、210cと2個の結像レンズ211a、211c
は、ファインダー接眼レンズ窓220の中心とほぼ等し
い位置に重心を持つ略正方形の四つの頂点の位置に配置
される。221は接眼目当て、222はファインダー本
体、223はクリップオン式のアクセサリーシュー、2
24はアイピースシャッターレバーである。
ダー部の拡大図であり、視線検出用光源と結像レンズ、
光電変換素子の配置を示している。210aと210c
は視線検出用光源、211aと211cは結像レンズで
ある。二個の結像レンズ211a、211cに対して、
その後方(図中で紙面の奥)に図示しない光電変換素子
が1つずつ配置されている。2個の視線検出用光源21
0a、210cと2個の結像レンズ211a、211c
は、ファインダー接眼レンズ窓220の中心とほぼ等し
い位置に重心を持つ略正方形の四つの頂点の位置に配置
される。221は接眼目当て、222はファインダー本
体、223はクリップオン式のアクセサリーシュー、2
24はアイピースシャッターレバーである。
【0040】このような視線検出用光源210a、21
0cと光電変換素子211a、211cの配置によっ
て、図25に示すようにカメラを横位置で構えた場合で
も、図26に示すようにカメラを縦位置に構えた場合で
も、図27、図28に示すように、二つのプルキンエ第
1像が眼球像の中心に対して右上と左下の点対象な位置
に結像する。これにより、カメラが横位置に構えられて
も縦位置に構えられても、同じ視線検出アルゴリズムで
処理できる。なお、第4の実施例において視線検出用光
源と検出光学系の配置は上述した配置に限定されず、図
29に示すように、斜線部225のいずれかの位置に2
灯以上の視線検出用光源と2個以上の検出光学系とを任
意に配置することができる。
0cと光電変換素子211a、211cの配置によっ
て、図25に示すようにカメラを横位置で構えた場合で
も、図26に示すようにカメラを縦位置に構えた場合で
も、図27、図28に示すように、二つのプルキンエ第
1像が眼球像の中心に対して右上と左下の点対象な位置
に結像する。これにより、カメラが横位置に構えられて
も縦位置に構えられても、同じ視線検出アルゴリズムで
処理できる。なお、第4の実施例において視線検出用光
源と検出光学系の配置は上述した配置に限定されず、図
29に示すように、斜線部225のいずれかの位置に2
灯以上の視線検出用光源と2個以上の検出光学系とを任
意に配置することができる。
【0041】図30は第4の実施例のカメラの動作を示
すフローチャートである。ステップS200において、
ずれ角γを決定するための予備測定動作を行うか否かを
判別する。この判別条件は任意であるが、例えば、予備
測定動作を起動するための操作スイッチを設け、観察者
がその操作スイッチを操作した場合に予備測定動作を行
なうようにしてもよい。予備測定動作を行なう場合はス
テップSS1へ進み、図12に示す予備測定動作を実行
する。ステップS201で、カメラのメインスイッチが
オフされているか否かを判別し、オフされていれば動作
を終了し、オンされていればステップS202へ進む。
ステップS202で、不図示の選択スイッチによりメモ
リに記憶されている複数のずれ角γの中から撮影者のず
れ角γを選択する。次にステップS203で、レリーズ
ボタンが半押しされるとオンするスイッチSW1によ
り、レリーズボタンが半押しされたか否かを判別する。
レリーズボタンが半押しされるとステップSS4へ進
み、図31に示す視線検出および撮影動作を行う。
すフローチャートである。ステップS200において、
ずれ角γを決定するための予備測定動作を行うか否かを
判別する。この判別条件は任意であるが、例えば、予備
測定動作を起動するための操作スイッチを設け、観察者
がその操作スイッチを操作した場合に予備測定動作を行
なうようにしてもよい。予備測定動作を行なう場合はス
テップSS1へ進み、図12に示す予備測定動作を実行
する。ステップS201で、カメラのメインスイッチが
オフされているか否かを判別し、オフされていれば動作
を終了し、オンされていればステップS202へ進む。
ステップS202で、不図示の選択スイッチによりメモ
リに記憶されている複数のずれ角γの中から撮影者のず
れ角γを選択する。次にステップS203で、レリーズ
ボタンが半押しされるとオンするスイッチSW1によ
り、レリーズボタンが半押しされたか否かを判別する。
レリーズボタンが半押しされるとステップSS4へ進
み、図31に示す視線検出および撮影動作を行う。
【0042】図31は、第4の実施例の視線検出および
撮影動作を示すフローチャートである。ステップS21
2において、撮影者がカメラのファインダー窓220を
覗いているか否かを判別し、覗いていればステップS2
13へ進み、そうでなければステップS217へ進む。
撮影者がファインダーを覗いていいる時は、ステップS
213で、図10に示す手順で撮影者の眼球を観察して
視線方向を算出する。ステップS214では、算出され
た撮影者の視線方向に基づいて測光、測距、レンズ駆動
などの撮影準備動作を行う。ステップS215で、レリ
ーズボタンが全押しされるとオンするスイッチSW2に
より、シャッターがレリーズされたか否かを判別し、レ
リーズされるとステップS216でシャッターレリーズ
動作を行う。なお、シャッターレリーズ動作を行なう直
前に、改めて撮影者の視線方向に基づく測光、測距、レ
ンズ駆動などを行うようにしてもよい。ステップS21
7では、スイッチSW1によりレリーズボタンが半押し
されているか否かを判別し、半押しされていればステッ
プS212へ戻り、そうでなければ動作を終了する。な
お、第4の実施例では第1の実施例の視線検出装置をカ
メラに搭載した例を説明したが、第2の実施例または第
3の実施例の視線検出装置をカメラに搭載することもで
きる。
撮影動作を示すフローチャートである。ステップS21
2において、撮影者がカメラのファインダー窓220を
覗いているか否かを判別し、覗いていればステップS2
13へ進み、そうでなければステップS217へ進む。
撮影者がファインダーを覗いていいる時は、ステップS
213で、図10に示す手順で撮影者の眼球を観察して
視線方向を算出する。ステップS214では、算出され
た撮影者の視線方向に基づいて測光、測距、レンズ駆動
などの撮影準備動作を行う。ステップS215で、レリ
ーズボタンが全押しされるとオンするスイッチSW2に
より、シャッターがレリーズされたか否かを判別し、レ
リーズされるとステップS216でシャッターレリーズ
動作を行う。なお、シャッターレリーズ動作を行なう直
前に、改めて撮影者の視線方向に基づく測光、測距、レ
ンズ駆動などを行うようにしてもよい。ステップS21
7では、スイッチSW1によりレリーズボタンが半押し
されているか否かを判別し、半押しされていればステッ
プS212へ戻り、そうでなければ動作を終了する。な
お、第4の実施例では第1の実施例の視線検出装置をカ
メラに搭載した例を説明したが、第2の実施例または第
3の実施例の視線検出装置をカメラに搭載することもで
きる。
【0043】以上の実施例の構成において、光電変換素
子107、108が撮像手段を、中央処理装置111が
瞳孔中心算出手段、角膜曲率中心算出手段および視線算
出手段を、視線検出用光源104、104a、104b
が照明手段をそれぞれ構成する。
子107、108が撮像手段を、中央処理装置111が
瞳孔中心算出手段、角膜曲率中心算出手段および視線算
出手段を、視線検出用光源104、104a、104b
が照明手段をそれぞれ構成する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、撮像された眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大
の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置とするように
したので、瞳孔と紅彩の境界の一部が上瞼と下瞼によっ
てけられるような場合でも、瞳孔中心位置を正確に検出
することができる。請求項2〜6の発明によれば、撮像
された眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その瞳孔径に
応じて異なる瞳孔中心位置算出方法を選択する。例えば
瞳孔径が所定値よりも大きい場合は、最大の瞳孔径を示
す線分の中点を瞳孔中心位置とし、瞳孔径が所定値以下
の場合は、瞳孔上の直交する2方向においてそれぞれ最
大の瞳孔径を示す位置を瞳孔中心位置とするようにした
ので、どのような場合でも瞳孔中心位置を正確に検出す
ることができる。請求項7〜12の発明によれば、上述
した請求項1〜6の瞳孔中心位置検出装置により検出さ
れた正確な瞳孔中心位置に基づいて観察者の視線方向を
検出するようにしたので、観察者の瞳孔がどのような状
態でも、正確に観察者の視線方向を検出することができ
る。請求項13の視線検出装置では、視野画面の略上下
左右方向に対してそれぞれ平行でない角度で交わる直線
上に一対以上の照明手段を配置するようにしたので、少
なくとも2個の照明手段により直交する2方向の視線検
出が可能になり、照明手段の個数を減らすことができ
る。請求項14〜16の発明では、照明手段と撮像手段
を略正方形の頂点に配置するようにしたので、視線検出
装置を横位置で使用する場合でも縦位置で使用する場合
でも、2つのプルキンエ第1像が眼球像の中心に対して
右上と左下の点対象な位置に結像するようになり、視線
検出装置の姿勢によって別の照明手段を用いる必要がな
い。
れば、撮像された眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大
の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置とするように
したので、瞳孔と紅彩の境界の一部が上瞼と下瞼によっ
てけられるような場合でも、瞳孔中心位置を正確に検出
することができる。請求項2〜6の発明によれば、撮像
された眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その瞳孔径に
応じて異なる瞳孔中心位置算出方法を選択する。例えば
瞳孔径が所定値よりも大きい場合は、最大の瞳孔径を示
す線分の中点を瞳孔中心位置とし、瞳孔径が所定値以下
の場合は、瞳孔上の直交する2方向においてそれぞれ最
大の瞳孔径を示す位置を瞳孔中心位置とするようにした
ので、どのような場合でも瞳孔中心位置を正確に検出す
ることができる。請求項7〜12の発明によれば、上述
した請求項1〜6の瞳孔中心位置検出装置により検出さ
れた正確な瞳孔中心位置に基づいて観察者の視線方向を
検出するようにしたので、観察者の瞳孔がどのような状
態でも、正確に観察者の視線方向を検出することができ
る。請求項13の視線検出装置では、視野画面の略上下
左右方向に対してそれぞれ平行でない角度で交わる直線
上に一対以上の照明手段を配置するようにしたので、少
なくとも2個の照明手段により直交する2方向の視線検
出が可能になり、照明手段の個数を減らすことができ
る。請求項14〜16の発明では、照明手段と撮像手段
を略正方形の頂点に配置するようにしたので、視線検出
装置を横位置で使用する場合でも縦位置で使用する場合
でも、2つのプルキンエ第1像が眼球像の中心に対して
右上と左下の点対象な位置に結像するようになり、視線
検出装置の姿勢によって別の照明手段を用いる必要がな
い。
【図1】第1の実施例の構成を示す図。
【図2】視線検出原理を示す図。
【図3】視線検出光学系を示す図。
【図4】視線検出原理を示す図。
【図5】瞳孔中心位置の求め方を示す図。
【図6】瞳孔中心位置の求め方を示す図。
【図7】暗所における人間の眼球を示す図。
【図8】暗所における眼球の像を捉えた光電変換素子を
示す図。
示す図。
【図9】角膜曲率中心位置の求め方を示す図。
【図10】第1実施例の視線検出演算処理を示すフロー
チャート。
チャート。
【図11】予備測定原理を示す図。
【図12】予備測定動作を示すフローチャート。
【図13】第1実施例の全体動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図14】明るい場所における人間の眼球を示す図。
【図15】明るい場所における眼球の像を捉えた光電変
換素子を示す図。
換素子を示す図。
【図16】第2の実施例の動作を示すフローチャート。
【図17】図16に続く、第2の実施例の動作を示すフ
ローチャート。
ローチャート。
【図18】第3の実施例の構成を示す図。
【図19】第3の実施例の動作を示すフローチャート。
【図20】予備測定原理を示す図。
【図21】予備測定動作を示すフローチャート。
【図22】図21に続く、予備測定動作を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図23】第4の実施例のカメラの構成を示す図。
【図24】第4実施例のカメラのファインダーの正面
図。
図。
【図25】カメラを横位置に構えた図。
【図26】カメラを縦位置に構えた図。
【図27】視線検出用光源と眼球との位置関係を示す
図。
図。
【図28】視線検出用光源と眼球との位置関係を示す
図。
図。
【図29】第4の実施例の視線検出用光源および検出光
学系の配置範囲を示す図。
学系の配置範囲を示す図。
【図30】第4の実施例の全体動作を示すフローチャー
ト。
ト。
【図31】第4の実施例の視線検出および撮影動作を示
すフローチャート。
すフローチャート。
101 観察面 102 眼球 103 視線検出用光源駆動回路 104,104a、104b 視線検出用光源 105,106 結像レンズ 107,108 光電変換素子 109,110 信号処理回路 111 中央処理装置 115 角膜 116 紅彩 117 瞳孔 118 境界 119 境界像 122 指標 123 結像レンズ 125a,125b 指標 201 撮影レンズ 202 クイックリターンミラー 203 表示装置 204 焦点板 205 コンデンサーレンズ 206 ペンタプリズム 207 接眼レンズ 208 接眼ガラス 209 眼球 210a 視線検出用光源 211a 結像レンズ 212a 光電変換素子 221 接眼目当て 222 ファインダー本体 223 クリップオン式アクセサリーシュー 224 アイピースシャッターレバー 301 瞳孔 302 紅彩 303 強膜 304 涙腺 305 目尻 306 睫
Claims (16)
- 【請求項1】 観察者の眼球を撮像する撮像手段と、 この撮像手段により撮像された眼球像に基づいて眼球の
瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段とを備えた瞳
孔中心位置検出装置において、 前記瞳孔中心算出手段は、前記撮像手段により撮像され
た眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示す
線分の中点を瞳孔中心位置とすることを特徴とする瞳孔
中心位置検出装置。 - 【請求項2】 観察者の眼球を撮像する撮像手段と、 この撮像手段により撮像された眼球像に基づいて眼球の
瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段とを備えた瞳
孔中心位置検出装置において、 前記瞳孔中心算出手段は、前記撮像手段により撮像され
た眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その瞳孔径に応じ
て異なる瞳孔中心位置算出方法を選択することを特徴と
する瞳孔中心位置検出装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の瞳孔中心位置検出装置
において、 前記瞳孔中心算出手段は、瞳孔径が所定値より大きい場
合は最大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置と
し、瞳孔径が前記所定値以下の場合は瞳孔上の直交する
2方向においてそれぞれ最大の瞳孔径を示す位置を瞳孔
中心位置とすることを特徴とする瞳孔中心位置検出装
置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の瞳孔中心位置検出装置
において、 前記瞳孔中心算出手段は、前記撮像手段により予め観察
者の眼球を撮像して瞳孔径の前記所定値を決定すること
を特徴とする瞳孔中心位置検出装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の瞳孔中心位置検出装置
において、 瞳孔径の前記所定値を予め適当な値に設定することを特
徴とする瞳孔中心位置検出装置。 - 【請求項6】 請求項3に記載の瞳孔中心位置検出装置
において、 前記瞳孔中心算出手段は、観察者の周囲の明るさを測定
し、その測定結果に基づいて瞳孔径の前記所定値を決定
することを特徴とする瞳孔中心位置検出装置。 - 【請求項7】 観察者の眼球を照射する複数の照明手段
と、 これらの照明手段により照射された前記眼球の角膜反射
像を撮像する複数の撮像手段と、 これらの撮像手段により撮像された複数の角膜反射像に
基づいて前記眼球の角膜曲率中心位置を算出する角膜曲
率中心算出手段と、 前記複数の撮像手段により撮像された眼球像に基づいて
前記眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段
と、 前記角膜曲率中心算出手段により算出された角膜曲率中
心位置と前記瞳孔中心算出手段により算出された瞳孔中
心位置とに基づいて、前記観察者の視線方向を算出する
視線算出手段とを備えた視線検出装置において、 前記瞳孔中心算出手段は、前記撮像手段により撮像され
た眼球像に基づいて瞳孔を検出し、最大の瞳孔径を示す
線分の中点を瞳孔中心位置とすることを特徴とする視線
検出装置。 - 【請求項8】 観察者の眼球を照射する複数の照明手段
と、 これらの照明手段により照射された前記眼球の角膜反射
像を撮像する複数の撮像手段と、 これらの撮像手段により撮像された複数の角膜反射像に
基づいて前記眼球の角膜曲率中心位置を算出する角膜曲
率中心算出手段と、 前記複数の撮像手段により撮像された眼球像に基づいて
前記眼球の瞳孔中心位置を算出する瞳孔中心算出手段
と、 前記角膜曲率中心算出手段により算出された角膜曲率中
心位置と前記瞳孔中心算出手段により算出された瞳孔中
心位置とに基づいて、前記観察者の視線方向を算出する
視線算出手段とを備えた視線検出装置において、 前記瞳孔中心算出手段は、前記撮像手段により撮像され
た眼球像に基づいて瞳孔径を検出し、その瞳孔径に応じ
て異なる瞳孔中心位置算出方法を選択することを特徴と
する視線検出装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の視線検出装置におい
て、 前記瞳孔中心算出手段は、瞳孔径が所定値より大きい場
合は最大の瞳孔径を示す線分の中点を瞳孔中心位置と
し、瞳孔径が前記所定値以下の場合は瞳孔上の直交する
2方向においてそれぞれ最大の瞳孔径を示す位置を瞳孔
中心位置とすることを特徴とする視線検出装置。 - 【請求項10】 請求項8に記載の視線検出装置におい
て、 前記瞳孔中心算出手段は、前記撮像手段により予め観察
者の眼球を撮像して瞳孔径の前記所定値を決定すること
を特徴とする視線検出装置。 - 【請求項11】 請求項8に記載の視線検出装置におい
て、 瞳孔径の前記所定値を予め適当な値に設定することを特
徴とする視線検出装置。 - 【請求項12】 請求項8に記載の視線検出装置におい
て、 前記瞳孔中心算出手段は、観察者の周囲の明るさを測定
し、その測定結果に基づいて瞳孔径の前記所定値を決定
することを特徴とする視線検出装置。 - 【請求項13】 請求項7〜12のいずれかの項に記載
の視線検出装置において、 前記照明手段は、視野画面の略上下左右方向に対してそ
れぞれ平行でない角度で交わる直線上に一対以上配置さ
れることを特徴とする視線検出装置。 - 【請求項14】 請求項7〜13のいずれかの項に記載
の視線検出装置において、 前記撮像手段は、視野画面の略上下左右方向に対してそ
れぞれ平行でない角度で交わる直線上に一対以上配置さ
れることを特徴とする視線検出装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載の視線検出装置にお
いて、 前記視野画面の略上下左右方向に対してそれぞれ平行で
ない二本の対角線を有する略正方形の、一方の対角線上
の各頂点に一対の前記照明手段を配置し、他方の対角線
上の各頂点に一対の前記撮像手段を配置することを特徴
とする視線検出装置。 - 【請求項16】 請求項15に記載の視線検出装置にお
いて、 前記略正方形の一辺が水平方向と平行であることを特徴
とする視線検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6288055A JPH08140937A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 瞳孔中心位置検出装置および視線検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6288055A JPH08140937A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 瞳孔中心位置検出装置および視線検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08140937A true JPH08140937A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17725262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6288055A Pending JPH08140937A (ja) | 1994-11-22 | 1994-11-22 | 瞳孔中心位置検出装置および視線検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08140937A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011224213A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Olympus Corp | 頭部装着型瞳孔検出装置 |
| KR20170084900A (ko) * | 2016-01-13 | 2017-07-21 | 한국전자통신연구원 | 시선 추적식 추가 정보 제공 장치 및 방법 |
-
1994
- 1994-11-22 JP JP6288055A patent/JPH08140937A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011224213A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Olympus Corp | 頭部装着型瞳孔検出装置 |
| KR20170084900A (ko) * | 2016-01-13 | 2017-07-21 | 한국전자통신연구원 | 시선 추적식 추가 정보 제공 장치 및 방법 |
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