JPH0814207B2 - 建物の制振装置 - Google Patents
建物の制振装置Info
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- JPH0814207B2 JPH0814207B2 JP28809590A JP28809590A JPH0814207B2 JP H0814207 B2 JPH0814207 B2 JP H0814207B2 JP 28809590 A JP28809590 A JP 28809590A JP 28809590 A JP28809590 A JP 28809590A JP H0814207 B2 JPH0814207 B2 JP H0814207B2
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は地震時や強風時において、建物に発生する振
動を抑制する制振装置に関するものである。
動を抑制する制振装置に関するものである。
(従来の技術) 高層の建物においては地震時や強風時における揺れの
周期が長く、地震や強風がおさまった後においてもしば
らくの間続いて悪感や恐怖感を与えるので、近年、高層
建物の揺れ幅の最も大きい最上槽部に周期が建物全体の
固有振動周期に一致する制振装置を設置することが行わ
れている。
周期が長く、地震や強風がおさまった後においてもしば
らくの間続いて悪感や恐怖感を与えるので、近年、高層
建物の揺れ幅の最も大きい最上槽部に周期が建物全体の
固有振動周期に一致する制振装置を設置することが行わ
れている。
このような制振装置としては、例えば、特開昭63−17
1965号公報に記載されているように、高層建物の最上部
に液体を収容した槽を設置し、地震或いは強風による振
動外力によって建物が振動を開始した際に、所定周期の
位相遅れでもって液体を振動させることにより建物の振
動エネルギーを吸収させて建物の揺れを抑制するように
構成したものが知られている。
1965号公報に記載されているように、高層建物の最上部
に液体を収容した槽を設置し、地震或いは強風による振
動外力によって建物が振動を開始した際に、所定周期の
位相遅れでもって液体を振動させることにより建物の振
動エネルギーを吸収させて建物の揺れを抑制するように
構成したものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような液体槽よりなる制振装置
によれば、槽内に貯溜された液体の振動周期は、槽の寸
法や容量、液体の質量等によって変化するために、水平
方向に振動する建物のどの方向に対しても該建物の固有
振動周期と一致させるように液体の振動周期を設定する
ことが困難である。
によれば、槽内に貯溜された液体の振動周期は、槽の寸
法や容量、液体の質量等によって変化するために、水平
方向に振動する建物のどの方向に対しても該建物の固有
振動周期と一致させるように液体の振動周期を設定する
ことが困難である。
又、制振装置は建物全体の100分の1程度の重量に設
計するのが好ましいが、液体を使用すると、装置全体が
大型化して広い設置場所を必要とする上に、液体が変質
或いは蒸散した場合には所定の固有振動周期が得られな
くなるという問題点があった。
計するのが好ましいが、液体を使用すると、装置全体が
大型化して広い設置場所を必要とする上に、液体が変質
或いは蒸散した場合には所定の固有振動周期が得られな
くなるという問題点があった。
このため本願発明者等は、対向面に所定半径の円弧面
を有する上下挟圧部材間に所定径の円柱状ころ部材を介
在させてなる制振機構を建物の床上に設置すると共に、
この制振機構の上部挟圧部材上にウエイトを載置して、
該ウエイトの揺動する周期を建物全体の固有振動周期に
一致させるようにし、建物の水平方向の減振作用を効果
的に発揮させるように構成した装置を開発した。
を有する上下挟圧部材間に所定径の円柱状ころ部材を介
在させてなる制振機構を建物の床上に設置すると共に、
この制振機構の上部挟圧部材上にウエイトを載置して、
該ウエイトの揺動する周期を建物全体の固有振動周期に
一致させるようにし、建物の水平方向の減振作用を効果
的に発揮させるように構成した装置を開発した。
しかしながら、建物の固有振動周期は、設計時と建物
竣工時とではスラブや仕上材の剛性、積載荷重の見込み
違い等によって変化し、そのため、ウエイトの揺動周期
と一致しなくなって振動の減衰機能が低下することにな
る。
竣工時とではスラブや仕上材の剛性、積載荷重の見込み
違い等によって変化し、そのため、ウエイトの揺動周期
と一致しなくなって振動の減衰機能が低下することにな
る。
このため、制振装置を建物の竣工後に設置すればよい
が、それでは施工期間が長期に亘り、工費が高くなると
いう問題点がある。
が、それでは施工期間が長期に亘り、工費が高くなると
いう問題点がある。
本発明はこのような問題点を解消し、簡単な構造によ
ってウエイトの揺動周期を微調整可能にして精度のよい
制振作用を奏することができる建物の制振装置の提供を
目的とするものである。
ってウエイトの揺動周期を微調整可能にして精度のよい
制振作用を奏することができる建物の制振装置の提供を
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の建物の制振装置
は、対向面に所定半径の円弧面を有する上下挟圧部材間
に所定径の円柱状ころ部材を介在させてなる制振機構を
建物の床上に設置すると共に、この制振機構の上部挟圧
部材上にウエイトを載置して建物の水平方向の振動を減
衰する装置において、上記円柱状ころ部材にはずみ車を
付設した構造を有するものである。
は、対向面に所定半径の円弧面を有する上下挟圧部材間
に所定径の円柱状ころ部材を介在させてなる制振機構を
建物の床上に設置すると共に、この制振機構の上部挟圧
部材上にウエイトを載置して建物の水平方向の振動を減
衰する装置において、上記円柱状ころ部材にはずみ車を
付設した構造を有するものである。
(作用) 地震等によって建物が振動すると、ウエイトが所定周
期の位相遅れでもって同一方向に振動を開始し、該ウエ
イトを支持した制振機構の上部挟圧部材がころ部材を介
して下部挟圧部材の円弧面上を揺動することにより建物
の振動エネルギー吸収して制振するものである。
期の位相遅れでもって同一方向に振動を開始し、該ウエ
イトを支持した制振機構の上部挟圧部材がころ部材を介
して下部挟圧部材の円弧面上を揺動することにより建物
の振動エネルギー吸収して制振するものである。
この際、ころ部材と一体的にはずみ車が回転し、その
慣性モーメントの大きさによってウエイトの固有周期が
変化することになり、従って、建物床上に建物の築造と
並行して制振機構を設置したのち、上記はずみ車の慣性
モーメントを調整してウエイトの振動周期を建物の固有
振動周期に一致させれば精度のよい制振作用を発揮させ
ることができる。
慣性モーメントの大きさによってウエイトの固有周期が
変化することになり、従って、建物床上に建物の築造と
並行して制振機構を設置したのち、上記はずみ車の慣性
モーメントを調整してウエイトの振動周期を建物の固有
振動周期に一致させれば精度のよい制振作用を発揮させ
ることができる。
なお、はずみ車の慣性モーメントの調整は、その質量
や半径を変更することによって容易に行うことができる
ものである。
や半径を変更することによって容易に行うことができる
ものである。
(実 施 例) 本発明の実施例を図面について説明すると、第1図に
おいて、(A)は建物(B)の最上層階の床(C)上の
中央に設置された本発明の制振装置である。
おいて、(A)は建物(B)の最上層階の床(C)上の
中央に設置された本発明の制振装置である。
この制振装置(A)は第2図に示すように、床(C)
上の平面三角形状の頂部位置となるような少なくとも三
個所に配設された下部制振機構(A1)と、各下部制振機
構(A1)上に重ね合わせ状態に配設された上部制振機構
(A2)と、これらの上部制振機構(A2)上に架設状態で
載置されたウエイト(A3)とから構成されている。
上の平面三角形状の頂部位置となるような少なくとも三
個所に配設された下部制振機構(A1)と、各下部制振機
構(A1)上に重ね合わせ状態に配設された上部制振機構
(A2)と、これらの上部制振機構(A2)上に架設状態で
載置されたウエイト(A3)とから構成されている。
下部制振機構(A1)と上部制振機構(A2)とはその構
造は同一であり、第3図に示すように、対向面が所定半
径r2の同一円弧面(4)に形成された上下挟圧部材
(1)(2)間に所定半径r1の円柱状ころ部材(3)を
挟圧状態に介在させてなるものである。
造は同一であり、第3図に示すように、対向面が所定半
径r2の同一円弧面(4)に形成された上下挟圧部材
(1)(2)間に所定半径r1の円柱状ころ部材(3)を
挟圧状態に介在させてなるものである。
さらに、上記ころ部材(3)には、第4図に示すよう
に、その両端面から突設した中心軸(3a)(3a)に所望
の質量と半径を有するはずみ車(13)の中心部を取り換
え自在に固着して、ころ部材(3)と一体回転可能にし
てある。
に、その両端面から突設した中心軸(3a)(3a)に所望
の質量と半径を有するはずみ車(13)の中心部を取り換
え自在に固着して、ころ部材(3)と一体回転可能にし
てある。
なお、振動時に上下挟圧部材(1)(2)がその円弧
面方向にころ部材(3)を介して相対的に揺動する際
に、スリップが生じることなく確実な揺動を行わせるた
めに、上下挟圧部材(1)(2)の円弧面(4)ところ
部材(3)の周面とを凹凸粗面に形成しておくか、或い
は第6図に示すように、上下挟圧部材(1)(2)の円
弧面(4)の両端縁に全長に亘って円弧面(4)と同一
彎局度に形成されたラック(5)を一体に設けておくと
共にころ部材(3)の両端部にこれらのラック(5)に
噛合したピニオン(6)を形成、又は一体に設けておい
てもよい。
面方向にころ部材(3)を介して相対的に揺動する際
に、スリップが生じることなく確実な揺動を行わせるた
めに、上下挟圧部材(1)(2)の円弧面(4)ところ
部材(3)の周面とを凹凸粗面に形成しておくか、或い
は第6図に示すように、上下挟圧部材(1)(2)の円
弧面(4)の両端縁に全長に亘って円弧面(4)と同一
彎局度に形成されたラック(5)を一体に設けておくと
共にころ部材(3)の両端部にこれらのラック(5)に
噛合したピニオン(6)を形成、又は一体に設けておい
てもよい。
さらに、上下挟圧部材(1)(2)の対向円弧面
(4)(4)の中央部に弧状溝(7)を形成する一方、
ころ部材(3)の中央部に該弧状溝(7)に遊嵌するリ
ング状の突条(8)を設けて、上下挟圧部材(1)
(2)ところ部材(3)とが円弧面(4の方向に正確に
相対移動が可能となるように構成している。
(4)(4)の中央部に弧状溝(7)を形成する一方、
ころ部材(3)の中央部に該弧状溝(7)に遊嵌するリ
ング状の突条(8)を設けて、上下挟圧部材(1)
(2)ところ部材(3)とが円弧面(4の方向に正確に
相対移動が可能となるように構成している。
このように構成された制振機構(A1)(A2)におい
て、下部制振機構(A1)はそのころ部材(3)を同一方
向(図においては建物(B)の前後方向)に向けた状態
にして下部挟圧部材(1)を床(C)上に固定してあ
り、これらの下部制振機構(A1)の上部挟圧部材(2)
上に中間板(9)を架設状態に載置、固定し、該中間板
(9)上に上部制振機構(A2)を、そのころ部材(3)
が下部制振機構(A1)のころ部材(3)に対して直角方
向(図においては建物(B)の左右方向)に向いた状態
にして各下部制振機構(A1)上に重なるように該下部挟
圧部材(1)を固定させてある。
て、下部制振機構(A1)はそのころ部材(3)を同一方
向(図においては建物(B)の前後方向)に向けた状態
にして下部挟圧部材(1)を床(C)上に固定してあ
り、これらの下部制振機構(A1)の上部挟圧部材(2)
上に中間板(9)を架設状態に載置、固定し、該中間板
(9)上に上部制振機構(A2)を、そのころ部材(3)
が下部制振機構(A1)のころ部材(3)に対して直角方
向(図においては建物(B)の左右方向)に向いた状態
にして各下部制振機構(A1)上に重なるように該下部挟
圧部材(1)を固定させてある。
この場合、中間板(9)は必ずしも必要ではなく、第
5図に示すように、下部制振機構(A1)の上側挟圧部材
(2)と上部制振機構(A2)の下側挟圧部材(1)とを
一体化した形状、即ち、1つの部材の上下面に互いに直
交する方向に円弧面(4)(4)を形成した中間挟圧部
材(10)を下部制振機構(A1)の下側挟圧部材(1)と
上部制振機構(A2)の上側挟圧部材(2)間に配設した
構造としてもよい。
5図に示すように、下部制振機構(A1)の上側挟圧部材
(2)と上部制振機構(A2)の下側挟圧部材(1)とを
一体化した形状、即ち、1つの部材の上下面に互いに直
交する方向に円弧面(4)(4)を形成した中間挟圧部
材(10)を下部制振機構(A1)の下側挟圧部材(1)と
上部制振機構(A2)の上側挟圧部材(2)間に配設した
構造としてもよい。
又、上部制振機構(A2)上に架設状態で載置、固定さ
れたウエイト(A3)は、所望重量を有する氷蓄熱槽など
の設備機器が用いられる。
れたウエイト(A3)は、所望重量を有する氷蓄熱槽など
の設備機器が用いられる。
そして、このように建物(B)の最上層階の床(C)
上の中央に設置された制振装置は建物全体の100分の1
程度の重量となるように設定されてある。
上の中央に設置された制振装置は建物全体の100分の1
程度の重量となるように設定されてある。
このように構成したので、地震が発生した場合或いは
強風によって建物(B)が左右方向に振動すると、ウエ
イト(A3)も所定周期の位相遅れでもって揺動を開始
し、建物(B)の振動エネルギーがウエイト(A3)の振
動エネルギーに変換されて建物(B)の揺れが抑制され
るものである。
強風によって建物(B)が左右方向に振動すると、ウエ
イト(A3)も所定周期の位相遅れでもって揺動を開始
し、建物(B)の振動エネルギーがウエイト(A3)の振
動エネルギーに変換されて建物(B)の揺れが抑制され
るものである。
この場合、ウエイト(A3)の揺動は、建物(B)の左
右横揺れ方向に円弧面(4)を有する上部制振機構
(A2)によって行われ、該上部制振機構(A2)の上下挟
圧部材(1)(2)がこれらの部材の対向円弧面(4)
(4)間に介在させているころ部材(3)の転動を介し
て左右方向に相対的に揺動するものである。
右横揺れ方向に円弧面(4)を有する上部制振機構
(A2)によって行われ、該上部制振機構(A2)の上下挟
圧部材(1)(2)がこれらの部材の対向円弧面(4)
(4)間に介在させているころ部材(3)の転動を介し
て左右方向に相対的に揺動するものである。
同様に、建物(B)が前後方向に振動した場合、その
方向に円弧面(4)を設けた下部制振機構(A1)を介し
て建物(B)の制振作用を行わせる。
方向に円弧面(4)を設けた下部制振機構(A1)を介し
て建物(B)の制振作用を行わせる。
従って、上下制振機構(A1)(A2)により建物(B)
に作用する水平面方向におけるいずれの方向の振動も制
振し得るものである。
に作用する水平面方向におけるいずれの方向の振動も制
振し得るものである。
ここで、 T:制振装置の固有振動周期 M:ウエイトの質量 m1:ころ部材の質量 m2:はずみ車の質量 r1:ころ部材の半径 r2:挟圧部材の円弧面の半径 r:r2−r1 I2:はずみ車の回転慣性モーメント g:重力加速度 とすると、はずみ車(13)を付設した状態における制振
装置の固有振動周期Tは、次式により決まる。
装置の固有振動周期Tは、次式により決まる。
この式から明らかなように、制動装置の固有振動周期
Tは、はずみ車(13)の回転慣性モーメントI2の大き
さ、即ち、はずみ車(13)の質量や半径の大小によって
変化させることができ、建物(B)並びに制振装置
(A)の竣工後、振動時にウエイト(A3)が揺動する周
期を所定質量、半径を有するはずみ車(13)の装着によ
って建物全体の揺れの振動周期と一致させることによ
り、建物の揺れを最小限度となるように設定するもので
ある。
Tは、はずみ車(13)の回転慣性モーメントI2の大き
さ、即ち、はずみ車(13)の質量や半径の大小によって
変化させることができ、建物(B)並びに制振装置
(A)の竣工後、振動時にウエイト(A3)が揺動する周
期を所定質量、半径を有するはずみ車(13)の装着によ
って建物全体の揺れの振動周期と一致させることによ
り、建物の揺れを最小限度となるように設定するもので
ある。
また、建物の経年変化などにより、さらに振動周期の
微調整が必要な場合は、はずみ車(13)に別途にウエイ
トを装着することにより対応することが可能である。
微調整が必要な場合は、はずみ車(13)に別途にウエイ
トを装着することにより対応することが可能である。
なお、建物(B)は横断面長方形状等のように正面側
の幅と側面幅とが異なっている場合、これらの方向に揺
れる建物の固有振動周期が異なるので、夫々の揺れ方向
に対応した上下制振機構(A1)(A2)の挟圧部材(1)
(2)の円弧面(4)の半径r2ところ部材(3)の半径
r1とを建物の固有振動周期と同一振動周期となるように
設定するものであり、又、建物(B)の横断面形状が細
長ければ、短辺方向にだけ揺れるので、制振装置として
はその方向の揺れを吸収する1つの制振機構だけを配設
しておけばよい。
の幅と側面幅とが異なっている場合、これらの方向に揺
れる建物の固有振動周期が異なるので、夫々の揺れ方向
に対応した上下制振機構(A1)(A2)の挟圧部材(1)
(2)の円弧面(4)の半径r2ところ部材(3)の半径
r1とを建物の固有振動周期と同一振動周期となるように
設定するものであり、又、建物(B)の横断面形状が細
長ければ、短辺方向にだけ揺れるので、制振装置として
はその方向の揺れを吸収する1つの制振機構だけを配設
しておけばよい。
さらに、上記においては、建物(B)の固有振動周期
と同一周期を有する振動を制振装置(A)によって減衰
させることについて述べたが、地震には種々の周波数の
振動を含んでおり、このような変動振動は建物(B)を
大きく揺らすことはないが、居住性を阻害することにな
るので、第2図に示すように、最上階の床(C)と制振
装置(A)の中間板(9)との間、並びにウエイト部材
(A3)と中間板(9)との間に油圧シリンダーの両端を
連結してなるオイルダンパー(11)(12)を夫々互いに
作動方向を直交させた状態にして配設し、これらのオイ
ルダンパー(11)(12)によって上述したような変動振
動を吸収するように構成しているものである。
と同一周期を有する振動を制振装置(A)によって減衰
させることについて述べたが、地震には種々の周波数の
振動を含んでおり、このような変動振動は建物(B)を
大きく揺らすことはないが、居住性を阻害することにな
るので、第2図に示すように、最上階の床(C)と制振
装置(A)の中間板(9)との間、並びにウエイト部材
(A3)と中間板(9)との間に油圧シリンダーの両端を
連結してなるオイルダンパー(11)(12)を夫々互いに
作動方向を直交させた状態にして配設し、これらのオイ
ルダンパー(11)(12)によって上述したような変動振
動を吸収するように構成しているものである。
(発明の効果) 以上のように本発明の制振装置によれば、対向面に所
定半径の円弧面を有する上下挟圧部材間に所定径の円柱
状ころ部材を介在させてなる制振機構を建物の床上に設
置すると共にこの制振機構の上部挟圧部材上にウエイト
を載置しているので、建物が地震或いは強風等によって
揺動した時に、ウエイト部材を上下挟圧部材の凹曲面と
ころ部材を介して揺動させて建物の振動を確実に減衰さ
せることができるものである。
定半径の円弧面を有する上下挟圧部材間に所定径の円柱
状ころ部材を介在させてなる制振機構を建物の床上に設
置すると共にこの制振機構の上部挟圧部材上にウエイト
を載置しているので、建物が地震或いは強風等によって
揺動した時に、ウエイト部材を上下挟圧部材の凹曲面と
ころ部材を介して揺動させて建物の振動を確実に減衰さ
せることができるものである。
さらに、本発明の制振装置においては、上記円柱状こ
ろ部材に、はずみ車を付設しているので、ころ部材と一
体的にはずみ車が回転してその慣性モーメントの大きさ
によってウエイトの固有周期を変化させることができ、
従って、建物床上に制振機構を建物の築造と並行して設
置したのち、上記はずみ車の慣性モーメントを調整する
ことによってウエイトの振動周期を建物の固有振動周期
に容易且つ正確に一致させることができ、建物全体の剛
性等の変化にも拘わらず、該建物に応じた精度のよい且
つ構造が簡単な制振装置を提供できるものである。
ろ部材に、はずみ車を付設しているので、ころ部材と一
体的にはずみ車が回転してその慣性モーメントの大きさ
によってウエイトの固有周期を変化させることができ、
従って、建物床上に制振機構を建物の築造と並行して設
置したのち、上記はずみ車の慣性モーメントを調整する
ことによってウエイトの振動周期を建物の固有振動周期
に容易且つ正確に一致させることができ、建物全体の剛
性等の変化にも拘わらず、該建物に応じた精度のよい且
つ構造が簡単な制振装置を提供できるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は制振装置
を設置した建物全体の簡略正面図、第2図は制振装置の
簡略正面図、第3図は上下挟圧部材ところ部材との組立
状態図、第4図は上下制振機構の組み合わせ状態を示す
拡大正面図、第5図は本発明の制振装置の変形例を示す
簡略斜視図、第6図は本発明の別な実施例を示す縦断正
面図である。 (A)……制振装置、(A1)(A2)……上下制振機構、
(A3)……ウエイト、(C)……床、(1)(2)……
上下挟圧部材、(3)……ころ部材、(4)……円弧
面、(13)……はずみ車。
を設置した建物全体の簡略正面図、第2図は制振装置の
簡略正面図、第3図は上下挟圧部材ところ部材との組立
状態図、第4図は上下制振機構の組み合わせ状態を示す
拡大正面図、第5図は本発明の制振装置の変形例を示す
簡略斜視図、第6図は本発明の別な実施例を示す縦断正
面図である。 (A)……制振装置、(A1)(A2)……上下制振機構、
(A3)……ウエイト、(C)……床、(1)(2)……
上下挟圧部材、(3)……ころ部材、(4)……円弧
面、(13)……はずみ車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 聡 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 下田 郁夫 神奈川県藤沢市円行1449―4 (56)参考文献 特開 平3−169984(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】対向面に所定半径の円弧面を有する上下挟
圧部材間に所定径の円柱状ころ部材を介在させてなる制
振機構を建物の床上に設置すると共に、この制振機構の
上部挟圧部材上にウエイトを載置して建物の水平方向の
振動を減衰する装置において、上記円柱状ころ部材には
ずみ車を付設したことを特徴とする建物の制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28809590A JPH0814207B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 建物の制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP28809590A JPH0814207B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 建物の制振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04161678A JPH04161678A (ja) | 1992-06-05 |
| JPH0814207B2 true JPH0814207B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=17725730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28809590A Expired - Fee Related JPH0814207B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 建物の制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814207B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180044383A (ko) * | 2015-08-28 | 2018-05-02 | 에프엠 에네르기 게엠베하 운트 코.카게 | 회전하는 매쓰를 갖는 진동 흡수기 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2905367B2 (ja) * | 1993-07-07 | 1999-06-14 | オイレス工業株式会社 | 建物の制振方法およびその装置 |
| JP2005240814A (ja) * | 1997-08-09 | 2005-09-08 | Jiro Kitamura | 免震装置、滑り支承また免震構造 |
| SE517789C2 (sv) * | 2000-02-09 | 2002-07-16 | Vetenskapsstaden | Anslutningsorgan för att åstadkomma förbindning och ljudisolering mellan två väsentligen skivformiga element |
| TWI737569B (zh) * | 2021-02-09 | 2021-08-21 | 國立臺灣科技大學 | 隔震裝置 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP28809590A patent/JPH0814207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180044383A (ko) * | 2015-08-28 | 2018-05-02 | 에프엠 에네르기 게엠베하 운트 코.카게 | 회전하는 매쓰를 갖는 진동 흡수기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04161678A (ja) | 1992-06-05 |
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