JPH08142093A - 建築用板の製造方法及び装置 - Google Patents
建築用板の製造方法及び装置Info
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- JPH08142093A JPH08142093A JP6304324A JP30432494A JPH08142093A JP H08142093 A JPH08142093 A JP H08142093A JP 6304324 A JP6304324 A JP 6304324A JP 30432494 A JP30432494 A JP 30432494A JP H08142093 A JPH08142093 A JP H08142093A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 形状に関係なく、簡単な方法で結合強度の大
きな屋根板を得る。 【構成】 蒸気が、成形室10内を蒸気供給室3と蒸気
吸引室4との間において、交互に繰り返し流通すること
により、成形室10内に挿入された樹脂素材13は効果
的に加熱されて発泡樹脂体となり、かつ同時に下板11
及び上板12と強固に融着する。
きな屋根板を得る。 【構成】 蒸気が、成形室10内を蒸気供給室3と蒸気
吸引室4との間において、交互に繰り返し流通すること
により、成形室10内に挿入された樹脂素材13は効果
的に加熱されて発泡樹脂体となり、かつ同時に下板11
及び上板12と強固に融着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱性及び耐火性を有
する屋根板、壁材、床板等の建築用板の製造方法及び装
置に関する。
する屋根板、壁材、床板等の建築用板の製造方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、建築用板の一用途である工場等
の屋根板Rを示すもので、発泡樹脂成形体aの上下の面
に、金属製の平滑な下板bと凹凸形の上板cとを固着し
て構成され、断熱性と耐火性を有している。
の屋根板Rを示すもので、発泡樹脂成形体aの上下の面
に、金属製の平滑な下板bと凹凸形の上板cとを固着し
て構成され、断熱性と耐火性を有している。
【0003】この屋根板Rは、発泡樹脂成形体a、下板
b及び上板cを予め所定の形状に成形した後、適宜の接
着手段を用いて互いに結合して製造するか、あるいは金
型に挿入した下板bと上板cとの間に、溶融した合成樹
脂材を注入して発泡させ、発泡樹脂成形体aを成形する
と同時に、下板bと上板cとを融着させて製造している
のが一般的である。
b及び上板cを予め所定の形状に成形した後、適宜の接
着手段を用いて互いに結合して製造するか、あるいは金
型に挿入した下板bと上板cとの間に、溶融した合成樹
脂材を注入して発泡させ、発泡樹脂成形体aを成形する
と同時に、下板bと上板cとを融着させて製造している
のが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者の方法に
より屋根板Rを製造すると、製造行程が増加するためコ
スト高を招く。
より屋根板Rを製造すると、製造行程が増加するためコ
スト高を招く。
【0005】また、接着手段が経時劣化を起こすと、下
板bや上板cが剥離することがある。
板bや上板cが剥離することがある。
【0006】さらに、下板b及び上板cの形状が製造容
易なものに限定されるため、意匠的効果が得られない。
易なものに限定されるため、意匠的効果が得られない。
【0007】後者の方法では、比較的大型の屋根板Rを
製造する際に、溶着した合成樹脂材に温度低下が生じや
すく、融着むらが発生して、下板bや上板cとの結合強
度が低下する恐れがある。
製造する際に、溶着した合成樹脂材に温度低下が生じや
すく、融着むらが発生して、下板bや上板cとの結合強
度が低下する恐れがある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、下板や上板の形状に関係なく、簡単な方
法で、大きな結合強度が得られるようにした建築用板の
製造方法及び装置を提供することを目的とする。
されたもので、下板や上板の形状に関係なく、簡単な方
法で、大きな結合強度が得られるようにした建築用板の
製造方法及び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明の方法は、密封された成形室内に、上下2枚の金
属板と、両金属板内に発泡可能な樹脂素材とを挿入し、
前記成形室における少なくとも一方の側面に形成した蒸
気供給部から、他方の側面に形成した蒸気吸引部に向け
て、成形室内の長手方法に蒸気を所定時間流し、所定時
間経過後、それまでの蒸気供給部を蒸気吸引部に、蒸気
吸引部を蒸気供給部に切換えて蒸気を所定時間流し、こ
の切換え行程を所定回繰り返して前記樹脂素材を加熱発
泡させ、上下の金属板と融着することを特徴としてい
る。
本発明の方法は、密封された成形室内に、上下2枚の金
属板と、両金属板内に発泡可能な樹脂素材とを挿入し、
前記成形室における少なくとも一方の側面に形成した蒸
気供給部から、他方の側面に形成した蒸気吸引部に向け
て、成形室内の長手方法に蒸気を所定時間流し、所定時
間経過後、それまでの蒸気供給部を蒸気吸引部に、蒸気
吸引部を蒸気供給部に切換えて蒸気を所定時間流し、こ
の切換え行程を所定回繰り返して前記樹脂素材を加熱発
泡させ、上下の金属板と融着することを特徴としてい
る。
【0010】この場合、蒸気供給部と蒸気吸引部とを、
成形室の周囲の側面に対向状に形成するのが望ましい。
成形室の周囲の側面に対向状に形成するのが望ましい。
【0011】また、蒸気供給部と蒸気吸引部とを、成形
室の周囲に交互に配列するのが望ましい。
室の周囲に交互に配列するのが望ましい。
【0012】さらにまた、蒸気の流通と同時に、成形室
の上下の面を加熱するのが望ましい。
の上下の面を加熱するのが望ましい。
【0013】上記方法の実施に用いる装置は、上下2枚
の金属板及び樹脂素材が挿入可能な密封状の成形室を有
する型体と、型体の少なくとも一側面に形成された多数
の蒸気孔を介して成形室と連通するように設けた蒸気室
と、型体の他側面に形成された多数の蒸気孔を介して成
形室と連通するように設けられ、前記蒸気室と対向する
蒸気室と、を備え、各蒸気室を蒸気供給源と負圧源とに
切換弁を介して接続したことを特徴とするものである。
の金属板及び樹脂素材が挿入可能な密封状の成形室を有
する型体と、型体の少なくとも一側面に形成された多数
の蒸気孔を介して成形室と連通するように設けた蒸気室
と、型体の他側面に形成された多数の蒸気孔を介して成
形室と連通するように設けられ、前記蒸気室と対向する
蒸気室と、を備え、各蒸気室を蒸気供給源と負圧源とに
切換弁を介して接続したことを特徴とするものである。
【0014】この場合、型体における成形室を挟む上下
部に、上下の金属板を加熱する加熱室を設けるのが望ま
しい。
部に、上下の金属板を加熱する加熱室を設けるのが望ま
しい。
【0015】また、加熱室内に冷却手段を設けるのが望
ましい。
ましい。
【0016】
【作用】蒸気が、成形室内を蒸気供給部と蒸気吸引部と
の間において交互に繰り返し流通することにより、成形
室内に挿入された樹脂素材は効果的に加熱されて発泡樹
脂体となり、かつ同時に上下2枚の金属板と強固に融着
する。
の間において交互に繰り返し流通することにより、成形
室内に挿入された樹脂素材は効果的に加熱されて発泡樹
脂体となり、かつ同時に上下2枚の金属板と強固に融着
する。
【0017】従って、建築用板の製造後において、金属
板の形状に関係なく、発泡樹脂体との結合強度は著しく
大となる。
板の形状に関係なく、発泡樹脂体との結合強度は著しく
大となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0019】図1及び図2は、本発明の製造装置の第1
実施例を示すもので、1は、横長矩形状をなす下型、2
は下型1の上部に載置された上型である。
実施例を示すもので、1は、横長矩形状をなす下型、2
は下型1の上部に載置された上型である。
【0020】下型1の左右両側部には、それぞれ蒸気供
給室3と蒸気吸引室4とになり得る蒸気室が一体的に設
けられ、蒸気供給室3はボイラ5に、また蒸気吸引室4
は吸引ポンプ6にそれぞれパイプ7を介して接続され、
これら蒸気供給室3と蒸気吸引室4は、後記する切換弁
16の切換操作によってそれぞれ蒸気供給室が蒸気吸引
室に、蒸気吸引室が蒸気供給室に交互に変化する。
給室3と蒸気吸引室4とになり得る蒸気室が一体的に設
けられ、蒸気供給室3はボイラ5に、また蒸気吸引室4
は吸引ポンプ6にそれぞれパイプ7を介して接続され、
これら蒸気供給室3と蒸気吸引室4は、後記する切換弁
16の切換操作によってそれぞれ蒸気供給室が蒸気吸引
室に、蒸気吸引室が蒸気供給室に交互に変化する。
【0021】下型1における蒸気供給室3と蒸気吸引室
4との間の中央部、及び上型2内には、蒸気加熱室8が
それぞれ形成されている。
4との間の中央部、及び上型2内には、蒸気加熱室8が
それぞれ形成されている。
【0022】各蒸気加熱室8内には、所定数の蒸気管1
7が延びており、この蒸気加熱室8内には複数のノズル
9aを有する冷却水管9が収納されている。
7が延びており、この蒸気加熱室8内には複数のノズル
9aを有する冷却水管9が収納されている。
【0023】下型1の中央部に形成された凹所1aと上
型2の下面とにより形成される矩形かつ上下寸法の小さ
い空間は、密閉された成形室10となっており、この成
形室10内には、製造しようとする屋根板における金属
製の下板11と上板12、及びそれらの間に発泡剤を混
入した顆粒状の樹脂よりなる素材(例えば、スチロール
樹脂)13が挿入される。
型2の下面とにより形成される矩形かつ上下寸法の小さ
い空間は、密閉された成形室10となっており、この成
形室10内には、製造しようとする屋根板における金属
製の下板11と上板12、及びそれらの間に発泡剤を混
入した顆粒状の樹脂よりなる素材(例えば、スチロール
樹脂)13が挿入される。
【0024】蒸気供給室3と蒸気吸引室4における成形
室10側の内方の側壁3a、4aには、成形室10と連
通する小径の蒸気孔14が多数穿設されている。
室10側の内方の側壁3a、4aには、成形室10と連
通する小径の蒸気孔14が多数穿設されている。
【0025】15は、蒸気供給室3、蒸気吸引室4、及
び上下の型の蒸気加熱室8に設けられた弁付きのドレン
管である。
び上下の型の蒸気加熱室8に設けられた弁付きのドレン
管である。
【0026】次に、上記装置を用いた屋根板の製造要領
について説明する。
について説明する。
【0027】まず、成形室10に、下板11と上板12
を挿入するとともに、それらの間に樹脂素材13を所定
量充填したのち、ボイラ5より、蒸気供給室3内に温度
約120℃、圧力約2Kg/cm2の飽和蒸気を供給す
る。これと同時に、吸引ポンプ6を作動させて、蒸気吸
引室4内の圧力を所定の負圧となるまで減圧する。
を挿入するとともに、それらの間に樹脂素材13を所定
量充填したのち、ボイラ5より、蒸気供給室3内に温度
約120℃、圧力約2Kg/cm2の飽和蒸気を供給す
る。これと同時に、吸引ポンプ6を作動させて、蒸気吸
引室4内の圧力を所定の負圧となるまで減圧する。
【0028】すると、蒸気供給室3に供給された蒸気
は、図2に示すように多数の蒸気孔14より成形室10
内に流入し、蒸気吸引室4側の蒸気孔14を通って、減
圧されている蒸気吸引室4内に急速に吸込まれる。
は、図2に示すように多数の蒸気孔14より成形室10
内に流入し、蒸気吸引室4側の蒸気孔14を通って、減
圧されている蒸気吸引室4内に急速に吸込まれる。
【0029】このときの蒸気の流れにより、成形室10
内の樹脂素材13は高温の蒸気により効果的に加熱発泡
され、樹脂素材13の粒子同士が膨張しつつ互いに融着
する。
内の樹脂素材13は高温の蒸気により効果的に加熱発泡
され、樹脂素材13の粒子同士が膨張しつつ互いに融着
する。
【0030】粒子同士の相互の融着により蒸気の流れが
阻止され始めると、蒸気吸引室4内の圧力が次第に低下
し始める。この圧力の低下は図示しない所定のセンサー
で検出され、この負圧が一定の条件に達すると、切換弁
16が作動し、それまでの蒸気吸引室4にボイラ5から
蒸気を供給するとともに、同様にそれまでの蒸気供給室
3を吸引ポンプ6で吸引する状態に切換える。
阻止され始めると、蒸気吸引室4内の圧力が次第に低下
し始める。この圧力の低下は図示しない所定のセンサー
で検出され、この負圧が一定の条件に達すると、切換弁
16が作動し、それまでの蒸気吸引室4にボイラ5から
蒸気を供給するとともに、同様にそれまでの蒸気供給室
3を吸引ポンプ6で吸引する状態に切換える。
【0031】この相互切換えは継続的に所定回繰り返さ
れるため、成形室10内の素材に対してむらなく互いの
膨張、融着が促されることになる。
れるため、成形室10内の素材に対してむらなく互いの
膨張、融着が促されることになる。
【0032】上述の成形室10内への蒸気供給と相俟っ
て図1に示されるように下型1と上型2との間の蒸気加
熱室8にも複数の蒸気管17から高温蒸気を噴射し、成
形室10を上下から加熱することがより効果的である。
て図1に示されるように下型1と上型2との間の蒸気加
熱室8にも複数の蒸気管17から高温蒸気を噴射し、成
形室10を上下から加熱することがより効果的である。
【0033】ついで、一定時間経過後に蒸気の供給を停
止して上下の蒸気加熱室8内にノズル9aより冷却水を
噴射し、成形室10が所定温度となるまで冷却したのち
脱型すれば、図3に示すように、発泡樹脂成形体18の
上下の面に、下板11と上板12とが固着された屋根板
19が得られる。
止して上下の蒸気加熱室8内にノズル9aより冷却水を
噴射し、成形室10が所定温度となるまで冷却したのち
脱型すれば、図3に示すように、発泡樹脂成形体18の
上下の面に、下板11と上板12とが固着された屋根板
19が得られる。
【0034】なお、図3において、蒸気は図示矢印の方
向より交互に供給し、両側面は上板12と一体をなす金
属板により閉塞してある。
向より交互に供給し、両側面は上板12と一体をなす金
属板により閉塞してある。
【0035】以上のように、供給された蒸気を、減圧し
た蒸気吸引室4に向って急速に流すようにし、さらに蒸
気供給室と蒸気吸引室とを所定時間内に交互に切換える
ため、製造しようとする屋根板19が比較的大型であっ
ても、蒸気の温度が途中で低下したり、蒸気が停滞した
りする恐れはなく、従って樹脂素材13に融着むらが生
じて、下板11と上板12との結合強度が低下し、脆弱
な屋根板19が形成されるということもない。
た蒸気吸引室4に向って急速に流すようにし、さらに蒸
気供給室と蒸気吸引室とを所定時間内に交互に切換える
ため、製造しようとする屋根板19が比較的大型であっ
ても、蒸気の温度が途中で低下したり、蒸気が停滞した
りする恐れはなく、従って樹脂素材13に融着むらが生
じて、下板11と上板12との結合強度が低下し、脆弱
な屋根板19が形成されるということもない。
【0036】また、充填された樹脂素材13は、下板1
1と上板12間の形状に沿って膨張するので、複雑な形
状の屋根板19が成形可能となり、意匠的効果が大とな
る。
1と上板12間の形状に沿って膨張するので、複雑な形
状の屋根板19が成形可能となり、意匠的効果が大とな
る。
【0037】図4は、本発明の第2実施例を示す。
【0038】この実施例は、上記第1実施例の変形例で
あり、蒸気供給室3及び蒸気吸引室4を、下型1の長辺
側の側壁1bの中間部付近まで相対的に延長し、それら
の容積を増加したものである。
あり、蒸気供給室3及び蒸気吸引室4を、下型1の長辺
側の側壁1bの中間部付近まで相対的に延長し、それら
の容積を増加したものである。
【0039】このようにすると、蒸気の流通量が増える
とともに、蒸気吸引室4までの蒸気の到達時間が短縮さ
れて、蒸気の温度低下はより少なくなるので、上記第1
実施例に比して樹脂素材13と下板11及び上板12と
の融着性が良好となる。
とともに、蒸気吸引室4までの蒸気の到達時間が短縮さ
れて、蒸気の温度低下はより少なくなるので、上記第1
実施例に比して樹脂素材13と下板11及び上板12と
の融着性が良好となる。
【0040】図5は本発明の第3実施例を示し、この実
施例は大型かつ長寸の屋根板19を製造する際の下型1
の構造である。
施例は大型かつ長寸の屋根板19を製造する際の下型1
の構造である。
【0041】縦長矩形状をなす成形室20の周囲に、蒸
気供給室21と蒸気吸引室22とを、隣接する部屋同士
と短辺方向において相対する部屋同士が正負反対となる
ように線対称的に交互に配列してある。
気供給室21と蒸気吸引室22とを、隣接する部屋同士
と短辺方向において相対する部屋同士が正負反対となる
ように線対称的に交互に配列してある。
【0042】即ち、左半部には上下の角部におけるL字
形をなす蒸気供給室21と中央部の蒸気吸引室22が、
また右半部には上下の角部におけるL字形の蒸気吸引室
22と中央部の蒸気供給室21が、隔壁23により仕切
られてそれぞれ形成されている。
形をなす蒸気供給室21と中央部の蒸気吸引室22が、
また右半部には上下の角部におけるL字形の蒸気吸引室
22と中央部の蒸気供給室21が、隔壁23により仕切
られてそれぞれ形成されている。
【0043】蒸気は、まず図の上方の蒸気供給室21、
右方の中央部の蒸気供給室21、下方の蒸気供給室21
に供給される。
右方の中央部の蒸気供給室21、下方の蒸気供給室21
に供給される。
【0044】即ち、1つ置きに配置された各蒸気吸引室
22を吸引ポンプ(図示略)により減圧した状態で、各
蒸気供給室21に一定時間蒸気を供給することによって
図のような蒸気の流れが達成される。
22を吸引ポンプ(図示略)により減圧した状態で、各
蒸気供給室21に一定時間蒸気を供給することによって
図のような蒸気の流れが達成される。
【0045】樹脂素材13の融着状態、すなわち蒸気吸
引室と蒸気供給室との切換えタイミングは、樹脂素材1
3の融着が進行するにしたがって、樹脂素材13の粒子
間の空隙が塞がれて蒸気の通過量が減少するため、蒸気
の流量、蒸気供給室21の内圧、あるいは蒸気吸引室2
2内の真空圧等のいずれかを検出しうる流量計や圧力計
等の適宜の検出手段を用いて行うことができる。
引室と蒸気供給室との切換えタイミングは、樹脂素材1
3の融着が進行するにしたがって、樹脂素材13の粒子
間の空隙が塞がれて蒸気の通過量が減少するため、蒸気
の流量、蒸気供給室21の内圧、あるいは蒸気吸引室2
2内の真空圧等のいずれかを検出しうる流量計や圧力計
等の適宜の検出手段を用いて行うことができる。
【0046】この大型かつ長寸の屋根板19の成形時に
おいても、上下の蒸気加熱室8で成形室10を上下から
加熱すると、より効果的な成形が可能となる。
おいても、上下の蒸気加熱室8で成形室10を上下から
加熱すると、より効果的な成形が可能となる。
【0047】下部の成形室20に充填した樹脂素材13
の融着が完了したことは、前述の圧力変化で検出でき、
この時点で蒸気の供給を停止し、成形型の冷却後におい
て脱型すれば、大型かつ長寸の屋根板19が得られる。
の融着が完了したことは、前述の圧力変化で検出でき、
この時点で蒸気の供給を停止し、成形型の冷却後におい
て脱型すれば、大型かつ長寸の屋根板19が得られる。
【0048】この第3実施例のように、蒸気供給室21
と蒸気吸引室22とを長手方向に交互に配列し、かつ蒸
気を蒸気供給室と蒸気吸引室に交互に供給すると、蒸気
は図示矢印のように指向性を有して流れ、かつ蒸気と蒸
気とが相互にぶつからず、また蒸気の停滞箇所もなくな
る。
と蒸気吸引室22とを長手方向に交互に配列し、かつ蒸
気を蒸気供給室と蒸気吸引室に交互に供給すると、蒸気
は図示矢印のように指向性を有して流れ、かつ蒸気と蒸
気とが相互にぶつからず、また蒸気の停滞箇所もなくな
る。
【0049】従って、大型かつ長寸のものでも融着性に
優れ、結合強度の高い安定した品質の屋根板19が得ら
れる。
優れ、結合強度の高い安定した品質の屋根板19が得ら
れる。
【0050】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、上記実施例では、成形室10の上下を
加熱する手段に蒸気を用いているが、上下の型1、2の
成形室10側に、シーズヒーター等を埋設して電気的に
加熱したり、加熱室8内に温風を供給するなどして加熱
してもよい。屋根板19の形状は、上記実施例に限定さ
れないのは勿論である。
はない。例えば、上記実施例では、成形室10の上下を
加熱する手段に蒸気を用いているが、上下の型1、2の
成形室10側に、シーズヒーター等を埋設して電気的に
加熱したり、加熱室8内に温風を供給するなどして加熱
してもよい。屋根板19の形状は、上記実施例に限定さ
れないのは勿論である。
【0051】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
れる。
【0053】(a)蒸気が成形室内を一方から他方へ交
互に繰り返し流通するので、上記に温度低下が発生した
り、停滞したりすることはなく、樹脂素材が効果的に加
熱発泡される。
互に繰り返し流通するので、上記に温度低下が発生した
り、停滞したりすることはなく、樹脂素材が効果的に加
熱発泡される。
【0054】(b)その結果、安定した品質の発泡樹脂
体が成形されるとともに、金属板の形状に関係なく、そ
れと強固に融着するため、結合強度が大きく、かつ意匠
的効果に優れた建築用板が得られる。
体が成形されるとともに、金属板の形状に関係なく、そ
れと強固に融着するため、結合強度が大きく、かつ意匠
的効果に優れた建築用板が得られる。
【0055】(c)請求項2、請求項3に記載の発明に
よれば、大型かつ長寸の建築用板としての屋根板でも、
結合強度の高い安定した品質のものが得られる。
よれば、大型かつ長寸の建築用板としての屋根板でも、
結合強度の高い安定した品質のものが得られる。
【0056】(d)請求項4に記載の発明によれば、上
下の金属板と樹脂素材との接触部付近が効果的に加熱さ
れるので、成形後の発泡樹脂体と金属板との結合強度は
より大きくなる。
下の金属板と樹脂素材との接触部付近が効果的に加熱さ
れるので、成形後の発泡樹脂体と金属板との結合強度は
より大きくなる。
【0057】(e)請求項5に記載の装置を用いると、
結合強度の高い安定した品質の建築用板を容易に製造す
ることができる。
結合強度の高い安定した品質の建築用板を容易に製造す
ることができる。
【0058】(f)請求項6に記載の発明によれば、上
下の金属板と接触している部分の樹脂素材が直接加熱さ
れるため、融着性が向上する。
下の金属板と接触している部分の樹脂素材が直接加熱さ
れるため、融着性が向上する。
【0059】(g)請求項7に記載の発明によれば、型
体を強制的に冷却しうるので、脱型までの待ち時間が短
縮されて生産性が高まる。
体を強制的に冷却しうるので、脱型までの待ち時間が短
縮されて生産性が高まる。
【0060】
【図1】本発明の装置の第1実施例とそれによる屋根板
の製造要領を示す中央縦断正面図である。
の製造要領を示す中央縦断正面図である。
【図2】図1におけるX−X線に沿う横断平面図であ
る。
る。
【図3】本発明により製造された屋根板の斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す図2と同部位の横断
平面図である。
平面図である。
【図5】同じく第3実施例を示す横断平面図である。
【図6】従来の屋根板とその製造要領を示す縦断面図で
ある。
ある。
1 下型 1a 凹所 1b 側壁 2 上型 3 蒸気供給室(蒸気室) 3a 側壁 4 蒸気吸引室(蒸気室) 4a 側壁 5 ボイラ(蒸気源) 6 吸引ポンプ(負圧源) 7 パイプ 8 蒸気加熱室(加熱室) 9 冷却水管 9a ノズル 10 成形室 11 下板(金属板) 12 上板(金属板) 13 樹脂素材 14 蒸気孔 15 ドレン管 16 切換弁 17 蒸気管 18 発泡樹脂成形体 19 屋根板(建築用板) 20 成形室 21 蒸気供給室(蒸気室) 22 蒸気吸引室(蒸気室) 23 隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 31:10
Claims (7)
- 【請求項1】 密封された成形室内に、上下2枚の金属
板と、両金属板間に発泡可能な樹脂素材とを挿入し、前
記成形室における少なくとも一方の側面に形成した蒸気
供給部から、他方の側面に形成した蒸気吸引部に向け
て、成形室内の長手方向に蒸気を所定時間流し、所定時
間経過後、それまでの蒸気供給部を蒸気吸引部に、蒸気
吸引部を蒸気供給部に切換えて蒸気を所定時間流し、こ
の切換え行程を所定回繰り返して前記樹脂素材を加熱発
泡させ、上下の金属板と融着することを特徴とする建築
用板の製造方法。 - 【請求項2】 蒸気供給部と蒸気吸引部とを、成形室の
周囲の側面に対向状に形成したことを特徴とする請求項
1に記載の建築用板の製造方法。 - 【請求項3】 蒸気供給部と蒸気吸引部とを、成形室の
周囲に交互に配列したことを特徴とする請求項1または
2に記載の建築用板の製造方法。 - 【請求項4】 蒸気の流通と同時に、成形室の上下の面
を加熱することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の建築用板の製造方法。 - 【請求項5】 上下2枚の金属板及び樹脂素材が挿入可
能な密封状の成形室を有する型体と、型体の少なくとも
一側面に形成された多数の蒸気孔を介して成形室と連通
するように設けた蒸気室と、型体の他側面に形成された
多数の蒸気孔を介して成形室と連通するように設けら
れ、前記蒸気室と対向する蒸気室と、を備え、各蒸気室
を蒸気供給源と負圧源とに切換弁を介して接続したこと
を特徴とする建築用板の製造装置。 - 【請求項6】 型体における成形室を挟む上下部に、上
下の金属板を加熱する加熱室を設けたことを特徴とする
請求項5に記載の建築用板の製造装置。 - 【請求項7】 加熱室内に冷却手段を設けたことを特徴
とする請求項6に記載の建築用板の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6304324A JPH08142093A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 建築用板の製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6304324A JPH08142093A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 建築用板の製造方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08142093A true JPH08142093A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17931651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6304324A Pending JPH08142093A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 建築用板の製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08142093A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006077484A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Kaneka Corp | 断熱パネルおよび、その製造方法 |
| JP2008183782A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Kaneka Corp | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6304324A patent/JPH08142093A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006077484A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Kaneka Corp | 断熱パネルおよび、その製造方法 |
| JP2008183782A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Kaneka Corp | 熱可塑性樹脂発泡体の製造方法 |
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