JPH08143484A - p−キシレンの製造方法及び装置 - Google Patents
p−キシレンの製造方法及び装置Info
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- JPH08143484A JPH08143484A JP6067986A JP6798694A JPH08143484A JP H08143484 A JPH08143484 A JP H08143484A JP 6067986 A JP6067986 A JP 6067986A JP 6798694 A JP6798694 A JP 6798694A JP H08143484 A JPH08143484 A JP H08143484A
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、p−キシレンの吸着分離装置の性能
を最大限に活用し、現行の製造プロセスよりもはるかに
効率的にp−キシレンを生産するp−キシレン製造方法
及び装置に関するものである。 【構成】キシレンの異性化装置とp−キシレンのゼオラ
イト系吸着分離装置を有するp−キシレン製造プロセス
において、キシレン異性化装置とp−キシレンゼオライ
ト系吸着分離装置の間にp−キシレン濃縮装置を有する
p−キシレン製造方法及びその実施に用いる装置。
を最大限に活用し、現行の製造プロセスよりもはるかに
効率的にp−キシレンを生産するp−キシレン製造方法
及び装置に関するものである。 【構成】キシレンの異性化装置とp−キシレンのゼオラ
イト系吸着分離装置を有するp−キシレン製造プロセス
において、キシレン異性化装置とp−キシレンゼオライ
ト系吸着分離装置の間にp−キシレン濃縮装置を有する
p−キシレン製造方法及びその実施に用いる装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、p−キシレンの製造方
法及び装置に関するもので、p−キシレン分離工程の性
能を最大限有効に活用し、現行の製造プロセスよりもは
るかに効率的にp−キシレンを生産するp−キシレンの
製造方法及び装置に関するものである。
法及び装置に関するもので、p−キシレン分離工程の性
能を最大限有効に活用し、現行の製造プロセスよりもは
るかに効率的にp−キシレンを生産するp−キシレンの
製造方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】p−キシレンは合成繊維であるポリエス
テルの原料となるテレフタル酸の原料として年々需要が
増大している。原料となる混合キシレンはエチルベンゼ
ン、p−キシレン、m−キシレン、o−キシレンの4異
性体混合物で、p−キシレンはこの混合キシレンより分
離製造される。混合キシレン中には通常15〜25%の
p−キシレンが含まれているが、p−キシレンを効率良
く製造するため、p−キシレンを分離した後、残りの成
分を異性化して分離工程へ再循環するプロセスが通常採
用されている。
テルの原料となるテレフタル酸の原料として年々需要が
増大している。原料となる混合キシレンはエチルベンゼ
ン、p−キシレン、m−キシレン、o−キシレンの4異
性体混合物で、p−キシレンはこの混合キシレンより分
離製造される。混合キシレン中には通常15〜25%の
p−キシレンが含まれているが、p−キシレンを効率良
く製造するため、p−キシレンを分離した後、残りの成
分を異性化して分離工程へ再循環するプロセスが通常採
用されている。
【0003】p−キシレンの分離は、p−キシレンの融
点が他の異性体と比較して高いことを利用した結晶化分
離法(深冷結晶分離法)、m−キシレンをHF・BF3
で抽出分離した残りから蒸留及び結晶化分離によりp−
キシレンを得る三菱瓦斯化学法、さらに液体クロマトグ
ラフ法の原理に基づく吸着分離法が工業的に実施されて
いる。
点が他の異性体と比較して高いことを利用した結晶化分
離法(深冷結晶分離法)、m−キシレンをHF・BF3
で抽出分離した残りから蒸留及び結晶化分離によりp−
キシレンを得る三菱瓦斯化学法、さらに液体クロマトグ
ラフ法の原理に基づく吸着分離法が工業的に実施されて
いる。
【0004】中でも、吸着分離法は現在最も広く採用さ
れている方法で、原料キシレンは吸着剤の充填されてい
る吸着塔を移動していく間に、他の異性体と比較して吸
着力の強いp−キシレンが吸着され、他の異性体と分離
される。次いで脱着液によりp−キシレンは系外に抜き
出され、脱着後蒸留により脱着液と分離される。実際の
プロセスとしては、UOPのParex法、東レのAr
omax法等が挙げられる。p−キシレンの回収率は1
パスで90%以上、p−キシレン純度は99.5%であ
る。この吸着分離法は、p−キシレンの回収率、純度が
他の分離法と比較して高く、しかも運転費用も安い優れ
たプロセスではあるが、反面10数段にも及ぶ疑似移動
床からなる吸着塔と特殊な回転弁やシーケンス制御電磁
弁が用いられているほか吸着剤として特殊なゼオライト
が用いられるため建設費用が極めて高価な装置となって
いる。
れている方法で、原料キシレンは吸着剤の充填されてい
る吸着塔を移動していく間に、他の異性体と比較して吸
着力の強いp−キシレンが吸着され、他の異性体と分離
される。次いで脱着液によりp−キシレンは系外に抜き
出され、脱着後蒸留により脱着液と分離される。実際の
プロセスとしては、UOPのParex法、東レのAr
omax法等が挙げられる。p−キシレンの回収率は1
パスで90%以上、p−キシレン純度は99.5%であ
る。この吸着分離法は、p−キシレンの回収率、純度が
他の分離法と比較して高く、しかも運転費用も安い優れ
たプロセスではあるが、反面10数段にも及ぶ疑似移動
床からなる吸着塔と特殊な回転弁やシーケンス制御電磁
弁が用いられているほか吸着剤として特殊なゼオライト
が用いられるため建設費用が極めて高価な装置となって
いる。
【0005】キシレンの異性化装置には、固体酸触媒、
金属担持酸性触媒及びフリーデルクラフツ触媒が使用さ
れる。m−キシレン、o−キシレンは異性化反応によっ
てp−キシレンを20数%含む平衡組成近くの混合キシ
レンに転化される。エチルベンゼンは脱エチル型の触媒
ではベンゼンとエタンに転化され、改質型の触媒では五
員環ナフテンを経てジメチルベンゼンに骨格異性化され
る。
金属担持酸性触媒及びフリーデルクラフツ触媒が使用さ
れる。m−キシレン、o−キシレンは異性化反応によっ
てp−キシレンを20数%含む平衡組成近くの混合キシ
レンに転化される。エチルベンゼンは脱エチル型の触媒
ではベンゼンとエタンに転化され、改質型の触媒では五
員環ナフテンを経てジメチルベンゼンに骨格異性化され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】キシレンの異性化装置
とp−キシレンのゼオライト系吸着分離装置を有する従
来のp−キシレン製造プロセスを図1に示す(図1の説
明は後記)。吸着分離装置は建設費用が極めて高価な装
置なので、p−キシレン製造に際しては吸着分離装置の
能力を最大限活用することが望ましい。しかしながら、
吸着分離装置に通油されるキシレンはエチルベンゼン、
p−キシレン、m−キシレン、o−キシレンの4異性体
混合物で、p−キシレン濃度は熱力学的平衡値を越える
ことは不可能なので通常24%以下となっている。一
方、p−キシレンを分離した後、残りの成分を異性化し
て分離工程へ再循環する場合においても、熱力学的平衡
値を越えてp−キシレンに異性化されることはなく、再
循環される異性化キシレンのp−キシレン濃度も24%
以下となっている。即ち、吸着分離装置では、24%以
下となっているp−キシレンを吸着分離するために、残
り76%以上の組成を占めるエチルベンゼン、m−キシ
レン、o−キシレンとともに吸着、脱着操作が行われる
こととなる。
とp−キシレンのゼオライト系吸着分離装置を有する従
来のp−キシレン製造プロセスを図1に示す(図1の説
明は後記)。吸着分離装置は建設費用が極めて高価な装
置なので、p−キシレン製造に際しては吸着分離装置の
能力を最大限活用することが望ましい。しかしながら、
吸着分離装置に通油されるキシレンはエチルベンゼン、
p−キシレン、m−キシレン、o−キシレンの4異性体
混合物で、p−キシレン濃度は熱力学的平衡値を越える
ことは不可能なので通常24%以下となっている。一
方、p−キシレンを分離した後、残りの成分を異性化し
て分離工程へ再循環する場合においても、熱力学的平衡
値を越えてp−キシレンに異性化されることはなく、再
循環される異性化キシレンのp−キシレン濃度も24%
以下となっている。即ち、吸着分離装置では、24%以
下となっているp−キシレンを吸着分離するために、残
り76%以上の組成を占めるエチルベンゼン、m−キシ
レン、o−キシレンとともに吸着、脱着操作が行われる
こととなる。
【0007】吸着分離装置に通油するキシレン中のp−
キシレン濃度を高めてやれば、製造できるp−キシレン
の量は飛躍的に増大するが、現行のキシレン異性化装置
とp−キシレンのゼオライト系吸着分離装置を主構成と
するp−キシレン製造プロセスでは吸着分離装置に通油
するキシレン中のp−キシレン濃度を高めることは困難
である。
キシレン濃度を高めてやれば、製造できるp−キシレン
の量は飛躍的に増大するが、現行のキシレン異性化装置
とp−キシレンのゼオライト系吸着分離装置を主構成と
するp−キシレン製造プロセスでは吸着分離装置に通油
するキシレン中のp−キシレン濃度を高めることは困難
である。
【0008】本発明の目的は、吸着分離装置に通油する
キシレン中のp−キシレン濃度を高め、従来のp−キシ
レン製造プロセスと比較して飛躍的にp−キシレン生産
量を増大できるp−キシレンの製造方法及び装置に関す
るものである。
キシレン中のp−キシレン濃度を高め、従来のp−キシ
レン製造プロセスと比較して飛躍的にp−キシレン生産
量を増大できるp−キシレンの製造方法及び装置に関す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者はこの目的を達
成すべく鋭意検討の結果、キシレンの異性化工程とp−
キシレンのゼオライト系吸着分離工程を有するp−キシ
レン製造方法において、キシレン異性化工程とp−キシ
レン分離工程の間にp−キシレン濃縮工程を介在させ
て、吸着分離工程に通油するキシレン中のp−キシレン
濃度を高めることを見出し本発明に到達した。
成すべく鋭意検討の結果、キシレンの異性化工程とp−
キシレンのゼオライト系吸着分離工程を有するp−キシ
レン製造方法において、キシレン異性化工程とp−キシ
レン分離工程の間にp−キシレン濃縮工程を介在させ
て、吸着分離工程に通油するキシレン中のp−キシレン
濃度を高めることを見出し本発明に到達した。
【0010】即ち、本発明に係るp−キシレンの製造方
法は、キシレンの異性化工程とp−キシレンのゼオライ
ト系吸着分離工程を有するp−キシレン製造方法におい
て、キシレン異性化工程とp−キシレン分離工程の間に
p−キシレン濃縮工程を有する。
法は、キシレンの異性化工程とp−キシレンのゼオライ
ト系吸着分離工程を有するp−キシレン製造方法におい
て、キシレン異性化工程とp−キシレン分離工程の間に
p−キシレン濃縮工程を有する。
【0011】また、本発明に係るp−キシレンの製造装
置は、キシレン異性化装置とp−キシレンゼオライト系
吸着分離装置とを有するp−キシレン製造装置におい
て、前記キシレン異性化装置と前記p−キシレンゼオラ
イト系吸着分離装置との間にp−キシレン濃縮装置が配
置されており、該p−キシレン濃縮装置は、前記キシレ
ン異性化装置生成物の供給を受け、熱力学的平衡値以上
に濃縮し、該濃縮されたp−キシレンを前記p−キシレ
ンゼオライト系吸着分離装置に供給する構成であること
を特徴とする。
置は、キシレン異性化装置とp−キシレンゼオライト系
吸着分離装置とを有するp−キシレン製造装置におい
て、前記キシレン異性化装置と前記p−キシレンゼオラ
イト系吸着分離装置との間にp−キシレン濃縮装置が配
置されており、該p−キシレン濃縮装置は、前記キシレ
ン異性化装置生成物の供給を受け、熱力学的平衡値以上
に濃縮し、該濃縮されたp−キシレンを前記p−キシレ
ンゼオライト系吸着分離装置に供給する構成であること
を特徴とする。
【0012】p−キシレン製造プロセスにおける原料油
は、キシレン成分を含むものであれば何でもよい。通常
は接触改質油、エチレン分解油、コークス乾留油等が代
表的である。なおキシレン成分とはJIS K−242
0における定義に従い、エチルベンゼン、p−キシレ
ン、m−キシレン、o−キシレンの混合物を意味する。
は、キシレン成分を含むものであれば何でもよい。通常
は接触改質油、エチレン分解油、コークス乾留油等が代
表的である。なおキシレン成分とはJIS K−242
0における定義に従い、エチルベンゼン、p−キシレ
ン、m−キシレン、o−キシレンの混合物を意味する。
【0013】接触改質油は、原油中の重質ナフサを石油
精製プロセスにおける高オクタン価ガソリン製造プロセ
スである接触改質装置で反応させることにより製造でき
る。接触改質油はベンゼンから炭素数10の芳香族に至
る多種類の芳香族を主成分としており、p−キシレン製
造プロセスではキシレン成分のみが必要なのでキシレン
成分を蒸留または溶剤抽出等で分離したものが原料油と
して望ましい。
精製プロセスにおける高オクタン価ガソリン製造プロセ
スである接触改質装置で反応させることにより製造でき
る。接触改質油はベンゼンから炭素数10の芳香族に至
る多種類の芳香族を主成分としており、p−キシレン製
造プロセスではキシレン成分のみが必要なのでキシレン
成分を蒸留または溶剤抽出等で分離したものが原料油と
して望ましい。
【0014】エチレン分解油は、エチレンを製造するた
めのエチレン分解装置における副生品として製造される
もので、接触改質油と同じく多種類の芳香族を含む。エ
チレン分解油からもキシレン成分を分離することにより
原料油となる。但し、エチレン分解油は、オレフィン、
ジオレフィン、アセチレン化合物等の不飽和化合物を含
むので、これらを水素化処理する工程も必要となる。ま
たエチレン分解油のキシレン成分は、接触改質油におけ
るよりもエチルベンゼンを多く含むという特徴がある。
めのエチレン分解装置における副生品として製造される
もので、接触改質油と同じく多種類の芳香族を含む。エ
チレン分解油からもキシレン成分を分離することにより
原料油となる。但し、エチレン分解油は、オレフィン、
ジオレフィン、アセチレン化合物等の不飽和化合物を含
むので、これらを水素化処理する工程も必要となる。ま
たエチレン分解油のキシレン成分は、接触改質油におけ
るよりもエチルベンゼンを多く含むという特徴がある。
【0015】コークス乾留油は石炭を乾留し製鉄用コー
クスを製造する際の副生油であり、ベンゼンからナフタ
レンまで多種類の芳香族を含み、芳香族材料として用い
られる。ただしコークス乾留油はベンゼンが多く、キシ
レン成分含有量は少ない。コークス乾留油は硫黄分、窒
素分等の不純物を含むので前処理として水素化精製が必
要である。
クスを製造する際の副生油であり、ベンゼンからナフタ
レンまで多種類の芳香族を含み、芳香族材料として用い
られる。ただしコークス乾留油はベンゼンが多く、キシ
レン成分含有量は少ない。コークス乾留油は硫黄分、窒
素分等の不純物を含むので前処理として水素化精製が必
要である。
【0016】異性化工程は異性化触媒によりラフィネー
トをp−キシレンに異性化する反応を主反応とする。異
性化触媒は接触分解型、水素化分解型、不均化型、改質
型、脱エチル型等多くのタイプが開発されてきた。本発
明においてはこれら触媒を特別の制限なく用い得る。
トをp−キシレンに異性化する反応を主反応とする。異
性化触媒は接触分解型、水素化分解型、不均化型、改質
型、脱エチル型等多くのタイプが開発されてきた。本発
明においてはこれら触媒を特別の制限なく用い得る。
【0017】原料油がキシレン成分以外にベンゼン、ト
ルエン等の軽質芳香族や炭素数9以上の重質芳香族を多
量に含む場合は、異性化工程の前に蒸留等を設置して事
前に蒸留分離し、精製したキシレンを異性化処理しても
さしつかえない。
ルエン等の軽質芳香族や炭素数9以上の重質芳香族を多
量に含む場合は、異性化工程の前に蒸留等を設置して事
前に蒸留分離し、精製したキシレンを異性化処理しても
さしつかえない。
【0018】異性化工程の次の蒸留工程では、異性化工
程で生成した乃至新たな原料油にもともと含まれていた
炭素数7以下及び炭素数9以上の芳香族を含む炭化水素
油が蒸留分離され、キシレン成分のみがp−キシレン分
離工程に供給される。
程で生成した乃至新たな原料油にもともと含まれていた
炭素数7以下及び炭素数9以上の芳香族を含む炭化水素
油が蒸留分離され、キシレン成分のみがp−キシレン分
離工程に供給される。
【0019】p−キシレン分離工程はキシレン成分中か
らp−キシレンのみ分離する工程である。p−キシレン
分離のための代表的な方法は2種類あり、p−キシレン
の凝固温度が他のキシレン成分より高いことを利用した
結晶化分離法と、ゼオライトのような固体への吸着力の
差を利用した吸着分離法とが工業的に実施されている。
らp−キシレンのみ分離する工程である。p−キシレン
分離のための代表的な方法は2種類あり、p−キシレン
の凝固温度が他のキシレン成分より高いことを利用した
結晶化分離法と、ゼオライトのような固体への吸着力の
差を利用した吸着分離法とが工業的に実施されている。
【0020】結晶化分離法は最も初期から実施されてき
た方法で、結晶化の条件、結晶の分離方法等に違いのあ
る多くのプロセスが実用に供されている。ただし吸着分
離法に比べると一回通過処理でのp−キシレン回収率や
p−キシレン純度が低い等の問題があり、新規に建設さ
れることは少なくなっている。
た方法で、結晶化の条件、結晶の分離方法等に違いのあ
る多くのプロセスが実用に供されている。ただし吸着分
離法に比べると一回通過処理でのp−キシレン回収率や
p−キシレン純度が低い等の問題があり、新規に建設さ
れることは少なくなっている。
【0021】本発明は、p−キシレン分離方法として吸
着分離法を用いるプロセスに適用されることが望まし
い。吸着分離法は、1970年頃UOP社で開発された
プロセスで、疑似移動床と呼ばれるプロセス原理に基づ
いている。
着分離法を用いるプロセスに適用されることが望まし
い。吸着分離法は、1970年頃UOP社で開発された
プロセスで、疑似移動床と呼ばれるプロセス原理に基づ
いている。
【0022】本発明においては、p−キシレン濃縮装置
で熱力学的平衡値以上に濃縮されたp−キシレンをp−
キシレン分離装置に通油し、濃縮装置で除かれたエチル
ベンゼン、m−キシレン、o−キシレン等は、そのまま
系外へ取り出してもよいし、p−キシレン分離装置から
出てくるp−キシレン分離後の成分とともに異性化装置
を経て再び分離工程へ再循環してもよい。
で熱力学的平衡値以上に濃縮されたp−キシレンをp−
キシレン分離装置に通油し、濃縮装置で除かれたエチル
ベンゼン、m−キシレン、o−キシレン等は、そのまま
系外へ取り出してもよいし、p−キシレン分離装置から
出てくるp−キシレン分離後の成分とともに異性化装置
を経て再び分離工程へ再循環してもよい。
【0023】p−キシレン濃縮装置で除かれた成分を異
性化装置へ通油する場合は、異性化装置の能力を従来の
p−キシレン製造プロセスと比較して増加させる必要が
あるが、この場合異性化触媒の高性能化や反応温度の増
加等により比較的費用をかけずに処理能力を増加させる
ことができる。
性化装置へ通油する場合は、異性化装置の能力を従来の
p−キシレン製造プロセスと比較して増加させる必要が
あるが、この場合異性化触媒の高性能化や反応温度の増
加等により比較的費用をかけずに処理能力を増加させる
ことができる。
【0024】p−キシレンの濃縮装置としては、o−キ
シレン蒸留分離装置、m−キシレン抽出分離装置、p−
キシレン冷却結晶化濃縮装置等が挙げられる。本発明に
おいては、これらを少なくとも1つ設ければよいが、2
以上を併用してもよい。
シレン蒸留分離装置、m−キシレン抽出分離装置、p−
キシレン冷却結晶化濃縮装置等が挙げられる。本発明に
おいては、これらを少なくとも1つ設ければよいが、2
以上を併用してもよい。
【0025】o−キシレン蒸留分離装置は、o−キシレ
ンの沸点が常圧で144.4℃とエチルベンゼン(13
6.2℃)、m−キシレン(139.1℃)、p−キシ
レン(138.4℃)と比較して高いことを利用するも
ので、蒸留塔の上部よりエチルベンゼン、m−キシレ
ン、p−キシレンの混合物を、蒸留塔の下部よりo−キ
シレンを取り出すことができる。
ンの沸点が常圧で144.4℃とエチルベンゼン(13
6.2℃)、m−キシレン(139.1℃)、p−キシ
レン(138.4℃)と比較して高いことを利用するも
ので、蒸留塔の上部よりエチルベンゼン、m−キシレ
ン、p−キシレンの混合物を、蒸留塔の下部よりo−キ
シレンを取り出すことができる。
【0026】m−キシレン抽出分離装置としては、m−
キシレンをHF・BF3 で抽出分離する方法等を好まし
く用い得る。本発明では、p−キシレン分離工程にゼオ
ライト系吸着分離装置を使用するので、同様のm−キシ
レンのHF・BF3 抽出分離工程を用い、続いて蒸留、
結晶化分離によりp−キシレンを得るプロセスとは異な
っている。
キシレンをHF・BF3 で抽出分離する方法等を好まし
く用い得る。本発明では、p−キシレン分離工程にゼオ
ライト系吸着分離装置を使用するので、同様のm−キシ
レンのHF・BF3 抽出分離工程を用い、続いて蒸留、
結晶化分離によりp−キシレンを得るプロセスとは異な
っている。
【0027】原料キシレンを冷却していくと−41℃で
p−キシレンの析出が始まり、次第に母液中のp−キシ
レン濃度が下がり、−71℃でm−キシレンが析出し始
める。p−キシレン冷却結晶化濃縮装置は、これを利用
するもので、−41℃〜−71℃の間に析出したp−キ
シレンをろ別して回収・溶解してゼオライト系吸着分離
装置に通油する。
p−キシレンの析出が始まり、次第に母液中のp−キシ
レン濃度が下がり、−71℃でm−キシレンが析出し始
める。p−キシレン冷却結晶化濃縮装置は、これを利用
するもので、−41℃〜−71℃の間に析出したp−キ
シレンをろ別して回収・溶解してゼオライト系吸着分離
装置に通油する。
【0028】冷却結晶化濃縮装置は、p−キシレンの結
晶化分離プロセスに用いられるものと原理的には同様で
あるが、結晶化分離プロセスでは他の異性体を含む母液
を除去し、p−キシレンの純度を上げるために再結晶を
何度も繰り返す必要があるため、冷却器が2段以上必要
であるが、本発明では、ゼオライト系吸着分離装置を組
み合わせてあるため、他の異性体を含む母液が含まれた
ままゼオライト系吸着分離装置に通油し、高純度のp−
キシレンを容易に製造することができる。このように本
発明は、結晶化分離p−キシレン製造装置とは本質的に
異なっている。
晶化分離プロセスに用いられるものと原理的には同様で
あるが、結晶化分離プロセスでは他の異性体を含む母液
を除去し、p−キシレンの純度を上げるために再結晶を
何度も繰り返す必要があるため、冷却器が2段以上必要
であるが、本発明では、ゼオライト系吸着分離装置を組
み合わせてあるため、他の異性体を含む母液が含まれた
ままゼオライト系吸着分離装置に通油し、高純度のp−
キシレンを容易に製造することができる。このように本
発明は、結晶化分離p−キシレン製造装置とは本質的に
異なっている。
【0029】本発明においては、このようなp−キシレ
ン濃縮装置とp−キシレンゼオライト系吸着分離装置及
びキシレン異性化装置を組み合わせることにより、高純
度・高効率なp−キシレン吸着分離法の特徴をそのまま
に、製造能力を飛躍的に向上することができる。
ン濃縮装置とp−キシレンゼオライト系吸着分離装置及
びキシレン異性化装置を組み合わせることにより、高純
度・高効率なp−キシレン吸着分離法の特徴をそのまま
に、製造能力を飛躍的に向上することができる。
【0030】次に、図2〜4に基づいて本発明に係るp
−キシレン製造装置を説明するが、その前に、図1に基
づいて従来の装置について説明する。
−キシレン製造装置を説明するが、その前に、図1に基
づいて従来の装置について説明する。
【0031】図1において、101はキシレン蒸留塔
(Xylene Tower)、102はキシレン吸着
分離装置、103はキシレン異性化装置、104は軽質
物蒸留除去装置(Deheptanizer)を各々示
している。原料混合キシレン(Fresh XY)1
は、軽質物蒸留除去装置104の生成物(C8+成分)
12を加えられたキシレン蒸留塔原料(Xy Tw F
eed)2として、キシレン蒸留塔101に供給され、
キシレン蒸留塔ボトム(C9+)3とキシレン吸着分離
装置原料(Px Feed)に分けられる。キシレン吸
着分離装置102に供給された原料4は、製品p−キシ
レン(PROD PX)5と、p−キシレン分離残分
(RAFF)6とに分離される。このp−キシレン分離
残分(RAFF)6は異性化装置供給原料(Is Fe
ed)7として、供給水素(Makeup H2 )8と
共にキシレン異性化装置103に供給され、異性化装置
生成物(全成分)(Is PROD)11とされる。異
性化装置生成物(全成分)(IsPROD)11は、軽
質物蒸留除去装置104に供給され、C8+成分の軽質
物蒸留除去装置生成物(Deh Btm)12とされ、
前記キシレン蒸留塔原料2とされる。なお、この軽質物
蒸留除去装置104によって蒸留分離される軽質物(主
にベンゼン)(D.O.H)9及びオフガス(燃料ガ
ス)(P.G)10は別途用いられる。
(Xylene Tower)、102はキシレン吸着
分離装置、103はキシレン異性化装置、104は軽質
物蒸留除去装置(Deheptanizer)を各々示
している。原料混合キシレン(Fresh XY)1
は、軽質物蒸留除去装置104の生成物(C8+成分)
12を加えられたキシレン蒸留塔原料(Xy Tw F
eed)2として、キシレン蒸留塔101に供給され、
キシレン蒸留塔ボトム(C9+)3とキシレン吸着分離
装置原料(Px Feed)に分けられる。キシレン吸
着分離装置102に供給された原料4は、製品p−キシ
レン(PROD PX)5と、p−キシレン分離残分
(RAFF)6とに分離される。このp−キシレン分離
残分(RAFF)6は異性化装置供給原料(Is Fe
ed)7として、供給水素(Makeup H2 )8と
共にキシレン異性化装置103に供給され、異性化装置
生成物(全成分)(Is PROD)11とされる。異
性化装置生成物(全成分)(IsPROD)11は、軽
質物蒸留除去装置104に供給され、C8+成分の軽質
物蒸留除去装置生成物(Deh Btm)12とされ、
前記キシレン蒸留塔原料2とされる。なお、この軽質物
蒸留除去装置104によって蒸留分離される軽質物(主
にベンゼン)(D.O.H)9及びオフガス(燃料ガ
ス)(P.G)10は別途用いられる。
【0032】図2〜4は各々本発明に係るp−キシレン
製造装置の実施例を示すフローダイヤグラムであり、図
中の符号中、図1に示す符号と同一のものは該図1で説
明したとおりのものである。
製造装置の実施例を示すフローダイヤグラムであり、図
中の符号中、図1に示す符号と同一のものは該図1で説
明したとおりのものである。
【0033】図2に示す本発明に係るp−キシレン製造
装置では、キシレン蒸留塔101とキシレン吸着分離装
置102との間にo−キシレン蒸留分離装置105Aを
介在させてある。キシレン蒸留塔101から排出される
p−キシレン濃縮装置原料(OX Feed)13は、
o−キシレン蒸留分離装置105Aに供給され、濃縮さ
れたp−キシレン4と蒸留分離されたo−キシレン14
とに分離され、前者の濃縮p−キシレン4はキシレン吸
着分離装置102に供給され、後者のo−キシレン成分
14はp−キシレン分離残分6と混合され異性化装置原
料7とされる。
装置では、キシレン蒸留塔101とキシレン吸着分離装
置102との間にo−キシレン蒸留分離装置105Aを
介在させてある。キシレン蒸留塔101から排出される
p−キシレン濃縮装置原料(OX Feed)13は、
o−キシレン蒸留分離装置105Aに供給され、濃縮さ
れたp−キシレン4と蒸留分離されたo−キシレン14
とに分離され、前者の濃縮p−キシレン4はキシレン吸
着分離装置102に供給され、後者のo−キシレン成分
14はp−キシレン分離残分6と混合され異性化装置原
料7とされる。
【0034】図3に示す本発明に係るp−キシレン製造
装置では、キシレン蒸留塔101とキシレン吸着分離装
置102との間にm−キシレン抽出分離装置105Bを
介在させてある。キシレン蒸留塔101から排出される
m−キシレン抽出分離装置原料(MX Feed)13
は、m−キシレン抽出分離装置105Bに供給され、濃
縮されたp−キシレン4と抽出分離されたm−キシレン
成分14とに分離され、前者の濃縮p−キシレン4はキ
シレン吸着分離装置102に供給され、後者のm−キシ
レン成分14はp−キシレン分離残分6と混合され異性
化装置原料7とされる。
装置では、キシレン蒸留塔101とキシレン吸着分離装
置102との間にm−キシレン抽出分離装置105Bを
介在させてある。キシレン蒸留塔101から排出される
m−キシレン抽出分離装置原料(MX Feed)13
は、m−キシレン抽出分離装置105Bに供給され、濃
縮されたp−キシレン4と抽出分離されたm−キシレン
成分14とに分離され、前者の濃縮p−キシレン4はキ
シレン吸着分離装置102に供給され、後者のm−キシ
レン成分14はp−キシレン分離残分6と混合され異性
化装置原料7とされる。
【0035】図4に示す本発明に係るp−キシレン製造
装置では、キシレン蒸留塔101とキシレン吸着分離装
置102との間にp−キシレン冷却結晶化濃縮装置10
5Cを介在させてある。キシレン蒸留塔101から排出
されるp−キシレン濃縮装置原料(PX Conc F
eed)13は、p−キシレン冷却結晶化濃縮装置10
5Cに供給され、濃縮されたp−キシレン4とPX分離
後の成分(PX Poor)14とに分離され、前者の
濃縮p−キシレン4はキシレン吸着分離装置102供給
され、後者のPX分離後成分14はp−キシレン分離残
分6と混合され異性化装置原料7とされる。
装置では、キシレン蒸留塔101とキシレン吸着分離装
置102との間にp−キシレン冷却結晶化濃縮装置10
5Cを介在させてある。キシレン蒸留塔101から排出
されるp−キシレン濃縮装置原料(PX Conc F
eed)13は、p−キシレン冷却結晶化濃縮装置10
5Cに供給され、濃縮されたp−キシレン4とPX分離
後の成分(PX Poor)14とに分離され、前者の
濃縮p−キシレン4はキシレン吸着分離装置102供給
され、後者のPX分離後成分14はp−キシレン分離残
分6と混合され異性化装置原料7とされる。
【0036】
【実施例】次に本発明を具体的に説明するために実施例
を示す。尚、本発明の要旨を逸脱しない限り、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。従来のキシレ
ン異性化装置とp−キシレンのゼオライト系吸着分離装
置を有するp−キシレン製造方法(生産量:年間15万
t)と、本発明キシレン異性化装置とp−キシレン分離
装置の間にp−キシレン濃縮装置を有するp−キシレン
製造方法との生産量比較を行った。比較はゼオライト系
吸着分離装置の通油能力を毎時90tとして、本発明の
p−キシレン製造装置の物質収支を計算し、p−キシレ
ン製造能力を算出した。異性化装置の能力は触媒交換や
反応温度の上昇等によって補うか、必要に応じて増設す
るものとし、タワーや配管等の周辺機器は生産能力に見
合ったものが適宜選択でき、生産能力の制約条件とはな
らない条件とした。年間運転日数は330日とした。
を示す。尚、本発明の要旨を逸脱しない限り、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。従来のキシレ
ン異性化装置とp−キシレンのゼオライト系吸着分離装
置を有するp−キシレン製造方法(生産量:年間15万
t)と、本発明キシレン異性化装置とp−キシレン分離
装置の間にp−キシレン濃縮装置を有するp−キシレン
製造方法との生産量比較を行った。比較はゼオライト系
吸着分離装置の通油能力を毎時90tとして、本発明の
p−キシレン製造装置の物質収支を計算し、p−キシレ
ン製造能力を算出した。異性化装置の能力は触媒交換や
反応温度の上昇等によって補うか、必要に応じて増設す
るものとし、タワーや配管等の周辺機器は生産能力に見
合ったものが適宜選択でき、生産能力の制約条件とはな
らない条件とした。年間運転日数は330日とした。
【0037】即ち、吸着分離装置はUOP社のPARE
X法に基づき、24層からなる疑似移動床を使用し、通
油能力は毎時90t(p−キシレン生産量年間15万
t;330日稼働)である。吸着剤としては特殊なゼオ
ライトが使用されており、脱着溶剤にはジエチルベンゼ
ンが使用されている。吸脱着温度は270℃、圧力は1
0kg/cm2 である。
X法に基づき、24層からなる疑似移動床を使用し、通
油能力は毎時90t(p−キシレン生産量年間15万
t;330日稼働)である。吸着剤としては特殊なゼオ
ライトが使用されており、脱着溶剤にはジエチルベンゼ
ンが使用されている。吸脱着温度は270℃、圧力は1
0kg/cm2 である。
【0038】異性化装置はUOP社のISOMAR装置
に東レ(株)のIsolene触媒を充填しており、反
応温度は375℃、接触時間(W/F)は30g・ca
t・h/g・mol、圧力は8kg/cm2 である。触
媒量は通油量によって増減するものとした。キシレン異
性化工程のエチルベンゼンのベンゼンへのパーパス転化
率は66.6%、ジメチルベンゼン収率は99.3%、
p−キシレン選択率は23.6%であり、p−キシレン
吸着分離のp−キシレン選択率は99.8%であった
が、表1〜表5の生産量計算においてはジメチルベンゼ
ン収率及びp−キシレン選択率を100%として行っ
た。
に東レ(株)のIsolene触媒を充填しており、反
応温度は375℃、接触時間(W/F)は30g・ca
t・h/g・mol、圧力は8kg/cm2 である。触
媒量は通油量によって増減するものとした。キシレン異
性化工程のエチルベンゼンのベンゼンへのパーパス転化
率は66.6%、ジメチルベンゼン収率は99.3%、
p−キシレン選択率は23.6%であり、p−キシレン
吸着分離のp−キシレン選択率は99.8%であった
が、表1〜表5の生産量計算においてはジメチルベンゼ
ン収率及びp−キシレン選択率を100%として行っ
た。
【0039】o−キシレン蒸留分離装置の段数は130
段、還流比12、塔頂温度197℃、塔底温度204℃
である。o−キシレン(ボトム留分)のo−キシレン濃
度は98%であったが、表2及び表5の生産量計算にお
いてはo−キシレン濃度を100%として行った。
段、還流比12、塔頂温度197℃、塔底温度204℃
である。o−キシレン(ボトム留分)のo−キシレン濃
度は98%であったが、表2及び表5の生産量計算にお
いてはo−キシレン濃度を100%として行った。
【0040】m−キシレン抽出分離装置には、HF・B
F3 触媒を用い、抽出温度は100〜150℃、圧力
は常圧である。抽出されるm−キシレンの濃度は99%
であったが、表3及び表5の生産量計算においてはm−
キシレン濃度を100%として行った。
F3 触媒を用い、抽出温度は100〜150℃、圧力
は常圧である。抽出されるm−キシレンの濃度は99%
であったが、表3及び表5の生産量計算においてはm−
キシレン濃度を100%として行った。
【0041】p−キシレン冷却結晶化濃縮装置は、冷却
温度の異なる2段の冷却器を直列に配置し、冷却温度は
第1槽が−34〜−57℃、第2槽が−62〜−78℃
である。p−キシレン冷却結晶化濃縮装置の分離効率は
64%(分離濃度80%、分離割合80%)である。
温度の異なる2段の冷却器を直列に配置し、冷却温度は
第1槽が−34〜−57℃、第2槽が−62〜−78℃
である。p−キシレン冷却結晶化濃縮装置の分離効率は
64%(分離濃度80%、分離割合80%)である。
【0042】比較例1 一般的なキシレン異性化装置とp−キシレンのゼオライ
ト系吸着分離装置(生産量:年間15万t)を有するp
−キシレン製造方法(前記図1に示すフローダイヤグラ
ムに基づく説明に係る装置による。)の物質収支を表1
に、これから計算される生産能力を表5に示す。
ト系吸着分離装置(生産量:年間15万t)を有するp
−キシレン製造方法(前記図1に示すフローダイヤグラ
ムに基づく説明に係る装置による。)の物質収支を表1
に、これから計算される生産能力を表5に示す。
【0043】実施例1 キシレン異性化装置とp−キシレンのゼオライト系吸着
分離装置の間にo−キシレン蒸留分離装置を設置した場
合(前記図2に示すフローダイヤグラムに基づく説明に
係る装置による。)の物質収支を表2に、これから計算
される生産能力を表5に示す。
分離装置の間にo−キシレン蒸留分離装置を設置した場
合(前記図2に示すフローダイヤグラムに基づく説明に
係る装置による。)の物質収支を表2に、これから計算
される生産能力を表5に示す。
【0044】実施例2 キシレン異性化装置とp−キシレンのゼオライト系吸着
分離装置の間にm−キシレン抽出分離装置を設置した場
合(前記図3に示すフローダイヤグラムに基づく説明に
係る装置による。)の物質収支を表3に、これから計算
される生産能力を表5に示す。
分離装置の間にm−キシレン抽出分離装置を設置した場
合(前記図3に示すフローダイヤグラムに基づく説明に
係る装置による。)の物質収支を表3に、これから計算
される生産能力を表5に示す。
【0045】実施例3 キシレン異性化装置とp−キシレンのゼオライト系吸着
分離装置の間にp−キシレン冷却結晶化濃縮装置を設置
した場合(前記図4に示すフローダイヤグラムに基づく
説明に係る装置による。)の物質収支を表4に、これか
ら計算される生産能力を表5に示す。
分離装置の間にp−キシレン冷却結晶化濃縮装置を設置
した場合(前記図4に示すフローダイヤグラムに基づく
説明に係る装置による。)の物質収支を表4に、これか
ら計算される生産能力を表5に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】尚、実施例1〜3に示した、o−キシレン
蒸留分離装置、m−キシレン抽出分離装置、p−キシレ
ン冷却結晶化濃縮装置はそれぞれ任意の2装置又は3装
置を直列又は並列に配置することによっても、p−キシ
レン吸着分離装置に通油する混合キシレン中のp−キシ
レン濃度を高め、p−キシレン生産量を増大できた。こ
の場合、各装置を並列に配置するよりは、直列に配置す
る方が効率的であり、その効果は各濃縮装置の濃縮率の
和になる。
蒸留分離装置、m−キシレン抽出分離装置、p−キシレ
ン冷却結晶化濃縮装置はそれぞれ任意の2装置又は3装
置を直列又は並列に配置することによっても、p−キシ
レン吸着分離装置に通油する混合キシレン中のp−キシ
レン濃度を高め、p−キシレン生産量を増大できた。こ
の場合、各装置を並列に配置するよりは、直列に配置す
る方が効率的であり、その効果は各濃縮装置の濃縮率の
和になる。
【0052】
【発明の効果】表5より明らかなように、本発明のp−
キシレン製造方法及び装置によれば、高価なp−キシレ
ンのゼオライト系吸着分離装置の性能を最大限有効に活
用し、現行の製造プロセスよりもはるかに効率的にp−
キシレンを生産することができる。
キシレン製造方法及び装置によれば、高価なp−キシレ
ンのゼオライト系吸着分離装置の性能を最大限有効に活
用し、現行の製造プロセスよりもはるかに効率的にp−
キシレンを生産することができる。
【図1】従来のp−キシレン製造装置を示すフローダイ
ヤグラム
ヤグラム
【図2】o−キシレン蒸留分離装置を用いた本発明のフ
ローダイヤグラム
ローダイヤグラム
【図3】m−キシレン抽出分離装置を用いた本発明のフ
ローダイヤグラム
ローダイヤグラム
【図4】p−キシレン冷却結晶化濃縮装置を用いた本発
明のフローダイヤグラム
明のフローダイヤグラム
1:Fresh XY 原料混合キシレン、 2:Xy Tw Feed キシレン蒸留塔原料、 3:C9+ キシレン蒸留塔ボトム、 4:Px Feed キシレン吸着分離装置原
料、 5:PROD PX 製品p−キシレン、 6:RAFF p−キシレン分離残分、 7:Is Feed 異性化装置供給原料、 8:Makeup H2 供給水素、 9:D.O.H 軽質物(主にベンゼン)、 10:P.G オフガス(燃料ガス)、 11:Is PROD 異性化装置生成物(全成
分)、 12:Deh Btm 軽質物蒸留除去装置生成物
(C8+成分)、 13:PX Conc Feed p−キシレン濃縮装
置原料、 14:OX PX分離後の成分、 101:キシレン蒸留塔(Xylene Towe
r)、 102:キシレン吸着分離装置、 103:キシレン異性化装置、 104:軽質物蒸留除去装置(Deheptanize
r)、 105A:o−キシレン蒸留分離装置、 105B:m−キシレン抽出分離装置、 105C:p−キシレン冷却結晶化濃縮装置
料、 5:PROD PX 製品p−キシレン、 6:RAFF p−キシレン分離残分、 7:Is Feed 異性化装置供給原料、 8:Makeup H2 供給水素、 9:D.O.H 軽質物(主にベンゼン)、 10:P.G オフガス(燃料ガス)、 11:Is PROD 異性化装置生成物(全成
分)、 12:Deh Btm 軽質物蒸留除去装置生成物
(C8+成分)、 13:PX Conc Feed p−キシレン濃縮装
置原料、 14:OX PX分離後の成分、 101:キシレン蒸留塔(Xylene Towe
r)、 102:キシレン吸着分離装置、 103:キシレン異性化装置、 104:軽質物蒸留除去装置(Deheptanize
r)、 105A:o−キシレン蒸留分離装置、 105B:m−キシレン抽出分離装置、 105C:p−キシレン冷却結晶化濃縮装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 11/04 C 15/08 C07C 5/27 9546−4H 7/04 9546−4H 7/12 9546−4H 7/14 9546−4H
Claims (10)
- 【請求項1】キシレンの異性化工程とp−キシレンのゼ
オライト系吸着分離工程を有するp−キシレン製造方法
において、キシレン異性化工程とp−キシレン分離工程
の間にp−キシレン濃縮工程を有するp−キシレンの製
造方法。 - 【請求項2】p−キシレン濃縮工程より取り出されるp
−キシレンに富まない成分を異性化工程にて処理し、生
成したp−キシレンを含む成分を再びp−キシレン濃縮
工程を経由させてp−キシレン分離工程にて分離製造す
る請求項1記載のp−キシレンの製造方法。 - 【請求項3】p−キシレン濃縮工程がo−キシレン蒸留
分離工程である請求項1又は2記載のp−キシレンの製
造方法。 - 【請求項4】p−キシレン濃縮工程がm−キシレン抽出
分離工程である請求項1又は2記載のp−キシレンの製
造方法。 - 【請求項5】p−キシレン濃縮工程がp−キシレン冷却
結晶化濃縮工程である請求項1又は2記載のp−キシレ
ンの製造方法。 - 【請求項6】キシレン異性化装置とp−キシレンゼオラ
イト系吸着分離装置とを有するp−キシレン製造装置に
おいて、前記キシレン異性化装置と前記p−キシレンゼ
オライト系吸着分離装置との間にp−キシレン濃縮装置
が配置されており、該p−キシレン濃縮装置は、前記キ
シレン異性化装置生成物の供給を受け、熱力学的平衡値
以上に濃縮し、該濃縮されたp−キシレンを前記p−キ
シレンゼオライト系吸着分離装置に供給する構成である
ことを特徴とするp−キシレンの製造装置。 - 【請求項7】p−キシレン濃縮装置が、該p−キシレン
濃縮装置より取り出されるp−キシレンに富まない成分
をキシレン異性化装置にて処理し、生成したp−キシレ
ンを含む成分を再び該p−キシレン濃縮装置に経由させ
てp−キシレンゼオライト系分離装置に供給する構成で
ある請求項6記載のp−キシレンの製造装置。 - 【請求項8】p−キシレン濃縮装置がo−キシレン蒸留
分離装置である請求項6又は7記載のp−キシレンの製
造装置。 - 【請求項9】p−キシレン濃縮装置がm−キシレン抽出
分離装置である請求項6又は7記載のp−キシレンの製
造装置。 - 【請求項10】p−キシレン濃縮装置がp−キシレン冷
却結晶化濃縮装置である請求項6又は7記載のp−キシ
レンの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6067986A JPH08143484A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | p−キシレンの製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6067986A JPH08143484A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | p−キシレンの製造方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08143484A true JPH08143484A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=13360818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6067986A Pending JPH08143484A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | p−キシレンの製造方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08143484A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998049554A1 (fr) * | 1997-04-28 | 1998-11-05 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Procede et appareil pour concentrer une solution |
| JP2009535332A (ja) * | 2006-04-25 | 2009-10-01 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | パラキシレンの生成方法 |
| JP2015520131A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-07-16 | ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company | バイオマスからパラ−キシレンを調製する方法 |
| CN105085155B (zh) * | 2014-05-05 | 2018-03-20 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种对二甲苯的生产方法 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6067986A patent/JPH08143484A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998049554A1 (fr) * | 1997-04-28 | 1998-11-05 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Procede et appareil pour concentrer une solution |
| JP2009535332A (ja) * | 2006-04-25 | 2009-10-01 | エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク | パラキシレンの生成方法 |
| JP2015520131A (ja) * | 2012-04-20 | 2015-07-16 | ザ コカ・コーラ カンパニーThe Coca‐Cola Company | バイオマスからパラ−キシレンを調製する方法 |
| CN105085155B (zh) * | 2014-05-05 | 2018-03-20 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种对二甲苯的生产方法 |
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