JPH08143840A - ガラス系接着シート - Google Patents

ガラス系接着シート

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JPH08143840A
JPH08143840A JP30679794A JP30679794A JPH08143840A JP H08143840 A JPH08143840 A JP H08143840A JP 30679794 A JP30679794 A JP 30679794A JP 30679794 A JP30679794 A JP 30679794A JP H08143840 A JPH08143840 A JP H08143840A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass
adhesive sheet
glass powder
organic binder
inorganic fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP30679794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Sakuramoto
孝文 櫻本
Takashi Tominaga
孝志 富永
Hirotaka Matsuura
広隆 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼成処理を介しガラス層として固着でき、取
扱性に優れて焼成後における厚さの制御を容易に行いう
るガラス系接着シートを得ること。 【構成】 ガラス粉末を含有する常温感圧接着性の有機
バインダ層を保持する、前記ガラス粉末の焼成温度に耐
える無機繊維クロスからなるガラス系接着シート。 【効果】 被着体に密着性よく仮着でき、被着体同士を
間隔の均一性よく強固に固着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼成処理を介しガラス
層として固着でき、取扱性に優れて厚さ制御等が容易な
ガラス系接着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス粉末を樹脂バインダにてシ
ート状に保形してなる接着シートが知られていた。これ
によれば、かかる接着シートをセラミック基板等の表面
に接着剤を介して、あるいは樹脂バインダの加熱溶融下
に接着して焼成処理することによりガラスのコーティン
グ層を形成することができる。
【0003】しかしながら、前記の接着シートを被着体
間に介在させて被着体同士を焼成接着する方式に用いた
場合、被着体の重量やガラス溶融時の流動により接着剤
としてのシートの厚さが変化し、接着層の厚さを制御す
ることが困難な問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、焼成処理を
介しガラス層として固着でき、取扱性に優れて焼成後に
おける厚さの制御を容易に行いうるガラス系接着シート
の開発を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス粉末を
含有する常温感圧接着性の有機バインダ層を保持する、
前記ガラス粉末の焼成温度に耐える無機繊維クロスから
なることを特徴とするガラス系接着シートを提供するも
のである。
【0006】
【作用】上記構成のガラス系接着シートは、その無機繊
維クロスが補強材として機能して良好な取扱性を示し、
常温での感圧接着性に基づいて曲面等に対しても密着性
よく仮着することができる。また被着体間に仮着介在さ
せて焼成処理しても、無機繊維クロスが間隙を維持しつ
つガラス粉末の溶融により被着体間を強固に固着する。
【0007】
【発明の構成要素の例示】本発明のガラス系接着シート
は、ガラス粉末を含有する常温感圧接着性の有機バイン
ダ層を保持する、前記ガラス粉末の焼成温度に耐える無
機繊維クロスからなる。その形成は、例えばガラス粉末
と有機バインダを必要に応じ有機溶媒を用いて混合し、
その混合物を前記無機繊維クロスに対し展開して乾燥さ
せるなどの方法で、ガラス粉末が有機バインダを介して
凝集した有機バインダ層を無機繊維クロスに保持させる
ことにより行うことができる。
【0008】ガラス粉末としては、所定の焼成温度で軟
化、ないし溶融して被着体に固着するものが用いられ
る。焼成温度は、被着体の耐熱性等に応じて適宜に決定
されるものであるが通例350〜1200℃程度であ
り、かかる温度で一般的に用いられるガラス粉末として
は、鉛ガラス系のもの(焼成温度400〜600℃)、
ホウ珪酸鉛ガラス系やソーダガラス系のもの(焼成温度
500〜1000℃)などがあげられる。また珪酸ガラ
ス系のものなども焼成温度が900℃以上の場合に一般
に用いられる。ガラス粉末は、1種又は2種以上を用い
うる。
【0009】有機バインダとしては、常温で感圧接着性
を示すものが用いられる。その例としては、ゴム系粘着
剤、アクリル系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着
剤などがあげられる。就中、アクリル酸ないしメタクリ
ル酸のアルキルエステルのポリマーを主体とするアクリ
ル系粘着剤や、ゴム系粘着剤が好ましく用いられる。
【0010】前記のゴム系粘着剤としては例えば、天然
ゴムないし同系の合成ゴム、ブチルゴム、ポリイソプレ
ンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、スチレン・イソプ
レン・スチレンブロック共重合体ゴム、スチレン・ブタ
ジエン・スチレンブロック共重合体ゴムの如きポリマー
の単独物からなるもの、あるいはかかるポリマー100
重量部に、石油系樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹
脂、キシレン系樹脂、クマロンインデン系樹脂の如き粘
着付与樹脂を10〜300重量部、その他、軟化剤、老
化防止剤、着色剤等の配合剤を添加してなるものなどが
あげられる。
【0011】ガラス粉末と有機バインダの使用割合は、
ガラス粉末の比重や粒径、シートの被着体に対する必要
な仮着力や焼成後の固着力ないし接着力などに応じて適
宜に決定される。一般には、有機バインダ100重量部
あたり、10〜900重量部のガラス粉末が用いられ
る。
【0012】ガラス粉末と常温感圧接着性の有機バイン
ダの混合は、例えば上記したようにガラス粉末と有機バ
インダの1種又は2種以上を必要に応じ有機溶媒等を用
いてボールミル、ディスパ、ホモミキサ等により適宜に
行うことができる。
【0013】前記混合液の調製に際して必要に応じ用い
られる有機溶媒としては特に限定はない。一般には、ブ
チルカルビトール、酢酸エチル、ブチルセロソルブアセ
テート、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、トルエンなどが用いられる。混合液は、展開性等の
点より有機バインダ濃度が5〜40重量%となるように
調製することが好ましい。なお混合液の調製に際して
は、必要に応じて可塑剤、分散剤、助燃剤、消泡剤など
の適宜な添加剤を配合してよい。
【0014】ガラス系接着シートの形成は例えば、前記
の混合液を適宜な方式で無機繊維クロス上に展開し乾燥
させる方法、浸漬方式等によりかかる混合液を無機繊維
クロスに含浸させて乾燥させる方法、かかる混合液を適
宜な方式でセパレータ等の支持基材上に展開し乾燥させ
て有機バインダ層を形成し、それを熱プレス方式、熱ラ
ミネート方式等の適宜な方式で無機繊維クロスと積層し
て含浸させる方法などにより、有機バインダ層を無機繊
維クロスに保持させた形態とすることにより行うことが
できる。
【0015】無機繊維クロスとしては、ガラス粉末の焼
成温度に耐えてクロス形態を維持するものが用いられ
る。その例としては、ガラス繊維、アルミナ等のセラミ
ック繊維、ロックファイバ、金属繊維の如き無機繊維を
綾織、朱子織、平織、目抜き平織、からみ織、模写織、
レックスネットの如き適宜な方式で織成したものを用い
ることができ、例示のものに限定されない。なお前記ガ
ラス繊維の一般的なものとしては、Eガラス、Cガラ
ス、Sガラス、Aガラス、シリカガラスなどが例示でき
る。
【0016】無機繊維クロスの厚さは、被着体間の目的
とする接着層厚さなどの使用目的に応じて適宜に決定し
てよい。一般には、10μm〜5mmの厚さとされる。な
お無機繊維クロスの片側又は両側の表層に有機バインダ
層を形成する場合には、当該クロスの表面状態にもよる
が、凹凸を吸収するうえで通例20μm以上、就中50
μm以上の有機バインダ層の厚さとすることが好まし
い。
【0017】本発明のガラス系接着シートは、金属やガ
ラス、ないしセラミックなどからなる被着体への接着、
特に被着体同士の接着などに好ましく用いうる。その接
着処理は、例えばガラス系接着シートを被着体、ないし
被着体間に介在させる方式で仮着して加熱し、シート中
のガラス粉末を焼成処理する方法などにより行うことが
できる。
【0018】前記の焼成処理により、ガラス粉末が溶融
して被着体と固着し接着剤として機能する。焼成は、ガ
ラス粉末の溶融温度、無機繊維クロスや被着体の耐熱温
度などに応じて適宜な加熱条件で行うことができる。な
お、焼成処理により有機バインダ等の有機成分は熱分解
するなどして消失するのが一般的であるが、本発明にお
いては炭化物などとして残存していてもよい。
【0019】
【実施例】
実施例1 ホウ珪酸鉛ガラス粉末70部(重量部、以下同じ)と、
ポリメタクリル酸アルキルエステル30部をトルエン1
00部にてボールミルで均一に混合してスラリーとし、
それをポリエステルフィルムからなるセパレータ上に展
開し、乾燥させて厚さ80μmのガラス粉末含有有機バ
インダ層を形成し、ついでそのバインダ層を質量205
g、厚さ180μmの平織ガラスクロスの両面に圧着し
て総厚270μmのガラス系接着シートを得た。
【0020】実施例2 スラリーに平織ガラスクロスを浸漬する方式でガラス粉
末含有有機バインダ層を含浸保持させる方法としたほか
は実施例1に準じて厚さ250μmのガラス系接着シー
トを得た。
【0021】評価試験 実施例で得たガラス系接着シートを介してセラミック基
板同士を仮着し、10℃/分の速度で昇温して550℃
で60分間焼成(空気中)して、当該接着シートの焼成
層(接着層)を介して基板同士が強固に接着した接着体
を得た。
【0022】前記の接着体について、基板間のずれ、接
着層の厚さとその均一性を調べた。その結果を表1に示
した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明のガラス系接着シートは、常温感
圧接着性を有して被着体に密着性よく仮着でき、かつ無
機繊維クロスを有して取扱性に優れると共に、焼成処理
を介し被着体同士を間隔の均一性よく強固に固着でき、
その間隔も容易に制御することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス粉末を含有する常温感圧接着性の
    有機バインダ層を保持する、前記ガラス粉末の焼成温度
    に耐える無機繊維クロスからなることを特徴とするガラ
    ス系接着シート。
  2. 【請求項2】 ガラス粉末を含有する常温感圧接着性の
    有機バインダ層を、前記ガラス粉末の焼成温度に耐える
    無機繊維クロスの片面又は両面に有することを特徴とす
    る請求項1に記載のガラス系接着シート。
JP30679794A 1994-11-16 1994-11-16 ガラス系接着シート Pending JPH08143840A (ja)

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