JPH0814480B2 - 発破方法 - Google Patents
発破方法Info
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- JPH0814480B2 JPH0814480B2 JP1121420A JP12142089A JPH0814480B2 JP H0814480 B2 JPH0814480 B2 JP H0814480B2 JP 1121420 A JP1121420 A JP 1121420A JP 12142089 A JP12142089 A JP 12142089A JP H0814480 B2 JPH0814480 B2 JP H0814480B2
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- Japan
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- blasting
- blast
- time series
- vibration
- sequence
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
本発明は、多数の爆薬を起爆させるに当たり、周辺へ
の駆音及び振動等の弊害少なく起爆させることができる
発破方法に関する。
の駆音及び振動等の弊害少なく起爆させることができる
発破方法に関する。
従来のいわゆる多段式発破は、多数の爆薬を一定の時
間間隔または全くランダムな時間間隔で起爆させてい
た。第2図はトンネル空間をつくる場合の従来の等間隔
発破パターンを示す。この図で丸印は爆薬のセット位置
を示し、それを接続する線は同時に起爆されるグループ
を示す。従来では、、……の時系列で全て等時
間間隔に起爆させていた。 いま第4図に示すようにN段の発破の発破時系列を等
間隔τとした場合、音源(音圧)もしくは振動源(圧
力)の時間波形P(t)は次式で表される。 P(t)=as(t)+(t−τ)+as(t−2τ)+…
…+as{(t−(N−1)τ} ……(1) ここでaは発破の規模に比例した定数である。 (1)式をフーリエ変換すると、 ここでωは角周波数、δnは発破時系列、 である。 すなわち、K(ω)は発破時系列δnによって決まる
スペクトルである。例えばωが零もしくは2π/τとな
れば、 K(ω)=N ……(4) となり、一発の破砕のN倍の圧力となる。特にω=2π
/τのときのスペクトルピークは甚大となる。 第6図は等時間間隔で起爆させた場合のモデル図で、
同図(a)に示す音源(音圧)もしくは振動源(圧力)
の時間波形P(t)のように、例えば8個の爆薬を一定
の時間間隔τで起爆させたとき、各爆破によって伝搬す
る音圧もしくは振動をそれぞれ(b),(c)……
(i)とすると、観測される時間波形Pm(t)は(j)
のようになる。
間間隔または全くランダムな時間間隔で起爆させてい
た。第2図はトンネル空間をつくる場合の従来の等間隔
発破パターンを示す。この図で丸印は爆薬のセット位置
を示し、それを接続する線は同時に起爆されるグループ
を示す。従来では、、……の時系列で全て等時
間間隔に起爆させていた。 いま第4図に示すようにN段の発破の発破時系列を等
間隔τとした場合、音源(音圧)もしくは振動源(圧
力)の時間波形P(t)は次式で表される。 P(t)=as(t)+(t−τ)+as(t−2τ)+…
…+as{(t−(N−1)τ} ……(1) ここでaは発破の規模に比例した定数である。 (1)式をフーリエ変換すると、 ここでωは角周波数、δnは発破時系列、 である。 すなわち、K(ω)は発破時系列δnによって決まる
スペクトルである。例えばωが零もしくは2π/τとな
れば、 K(ω)=N ……(4) となり、一発の破砕のN倍の圧力となる。特にω=2π
/τのときのスペクトルピークは甚大となる。 第6図は等時間間隔で起爆させた場合のモデル図で、
同図(a)に示す音源(音圧)もしくは振動源(圧力)
の時間波形P(t)のように、例えば8個の爆薬を一定
の時間間隔τで起爆させたとき、各爆破によって伝搬す
る音圧もしくは振動をそれぞれ(b),(c)……
(i)とすると、観測される時間波形Pm(t)は(j)
のようになる。
図6(k)は(j)をフーリエ変換して周波数特性を
みたものであるが、多段発破の時間間隔τに相当する周
波数1/τ(Hz)のピークが大きい周波数特性となってお
り、このような特性を持つ音波が周辺民家に伝搬するこ
とで建具をがたつかせるなどの被害をもたらしていた。 本発明は、多段発破においてもその基本時間間隔τに
相当する周波数1/τ(Hz)のピークを極力小さくできる
斬新な発破方法を提供することを目的とする。
みたものであるが、多段発破の時間間隔τに相当する周
波数1/τ(Hz)のピークが大きい周波数特性となってお
り、このような特性を持つ音波が周辺民家に伝搬するこ
とで建具をがたつかせるなどの被害をもたらしていた。 本発明は、多段発破においてもその基本時間間隔τに
相当する周波数1/τ(Hz)のピークを極力小さくできる
斬新な発破方法を提供することを目的とする。
本発明の発破方法は、基本周期をτとするM系列(Ma
ximum unll period sequenceもしくはMaximum−length
linear shift register sequenceの略称)に従って多数
の爆薬を起爆することを特徴とする。 M系列は情報処理分野等で利用されている人為的な時
系列の一つであり、ここでいう時系列とは、確立的な現
像の時間的変化を連続的または一定間隔をおいて不連続
に観測して得た系列をいう。M系列は一般にはPn−1の
周期をもつ系列が考えられるが、コンピュータ利用の利
便性から2n−1の周期をもつ2値(0と1)を利用す
る。 一般に周期N=2n−1のM系列は、n次の既約多項式
でしかも素なものを使って、次のようにすればよい。疎
な既約多項式をf(x)として、 の関係を、和を“2を法とする和”に置き換え、冪を添
字とみなし、 とする。これをXkについて解いた式 Xk=C1Xk-1+C2Kk-2+……+CnXk-n ……(7) で与えられ、初期値として、Xk(K=0,……n−1)に
はすべてが0以外なら何を与えてもよい。表1は本発明
で用いるM系列を発生するための既約多項式の一例であ
る。 例えば、n=5の場合、M系列を(8)式を用いて0
または1の値をとるXkの値を次々に求める。ここで+の
信号は2を法とする和を表すものとする(1を“真”、
0を“偽”に対応させればこれは排他的論理和となり計
算により簡単に求めることができる)。 Xk=Xk-2+Xk-5 ……(8) 初期値として、X0=0、X1=0、X2=0、X3=0、X4
=1とおいてみると、 なる系列が得られ、これは周期25−1=31をもってい
る。並んだ5つの組合わせは00000以外のすべてが一度
ずつ表れている。この系列を装置で発生させるには、5
個の遅延要素(shift register)と排他的論理和の回路
で第12図のように構成すればよい。M系列は、このよう
にn個の記憶要素と線形な演算回路とで構成できる種々
の系列の中で最大の周期をもっており、最大周期列とを
呼ばれる。
ximum unll period sequenceもしくはMaximum−length
linear shift register sequenceの略称)に従って多数
の爆薬を起爆することを特徴とする。 M系列は情報処理分野等で利用されている人為的な時
系列の一つであり、ここでいう時系列とは、確立的な現
像の時間的変化を連続的または一定間隔をおいて不連続
に観測して得た系列をいう。M系列は一般にはPn−1の
周期をもつ系列が考えられるが、コンピュータ利用の利
便性から2n−1の周期をもつ2値(0と1)を利用す
る。 一般に周期N=2n−1のM系列は、n次の既約多項式
でしかも素なものを使って、次のようにすればよい。疎
な既約多項式をf(x)として、 の関係を、和を“2を法とする和”に置き換え、冪を添
字とみなし、 とする。これをXkについて解いた式 Xk=C1Xk-1+C2Kk-2+……+CnXk-n ……(7) で与えられ、初期値として、Xk(K=0,……n−1)に
はすべてが0以外なら何を与えてもよい。表1は本発明
で用いるM系列を発生するための既約多項式の一例であ
る。 例えば、n=5の場合、M系列を(8)式を用いて0
または1の値をとるXkの値を次々に求める。ここで+の
信号は2を法とする和を表すものとする(1を“真”、
0を“偽”に対応させればこれは排他的論理和となり計
算により簡単に求めることができる)。 Xk=Xk-2+Xk-5 ……(8) 初期値として、X0=0、X1=0、X2=0、X3=0、X4
=1とおいてみると、 なる系列が得られ、これは周期25−1=31をもってい
る。並んだ5つの組合わせは00000以外のすべてが一度
ずつ表れている。この系列を装置で発生させるには、5
個の遅延要素(shift register)と排他的論理和の回路
で第12図のように構成すればよい。M系列は、このよう
にn個の記憶要素と線形な演算回路とで構成できる種々
の系列の中で最大の周期をもっており、最大周期列とを
呼ばれる。
すなわち、本発明は上記(2)式におけるδnとして
M系列またはその一部を使用する。この発破方法の原理
について説明すると、例えば起爆段階が8段の爆破で
は、M系列として、N/2+1=(2n−1)/2+1≧8と
なるn次の既約多項式を用いる。例えば、n=4とし
て、表1よりM系列を発生する既約多項式として(9)
式を用いると、 f(x)=X4+X3+1 ……(9) これから、 Xk=Xk-3+Xk-4 ……(10) となり、初期値として、X0=1、X1=1、X2=1、X3=
1とすると、 となる。 ここで1のときのみ起爆するものとすると第5図のよ
うな発破時系列となる。 基本周期τ=100msとすれば、爆破時系列は、 0,100,200,300,700,1000,1100,1300……(ms) となる。 第3図はこの方法で第2図に示したときと同様のトン
ネルを造る例の発破パターンを示し、,,,,
,,,,,,の時系列で起爆する。 第7図(a)はこの場合のモデル図で、各段の爆発に
よって伝搬する音圧もしくは振動をそれぞれ(b)、
(c)……(i)とすると、観測される時間波形Pm
(t)は(j)のようになる。第7図(k)は同(j)
をフーリエ変換して周波数特性をみたものであるが、第
6図に示す通常の発破を比べて、多段発破の基本周期τ
に相当する周波数1/τ(Hz)のピークが小さくなる。 なお、0と1の組合わせで求めたM系列では、1のと
きばかりでなく0のときに起爆させてもよい。例えば前
述の例では、 であるから、基本周期τ=100msとすると、 0,100,200,400,500,800,1000,1500……(ms) となる。 このように多段の発破の爆破時系列をM系列とするこ
とで、爆破の基本周期τに依存するスペクトルの卓越を
軽減し、あらゆる角種は数ωにおいて一様なスペクトル
にすることが可能である。すなわち、 となり、上記(4)式とのレベル差をとれば、その効果
Eは、 を得る。例えば、発破の段数がN=8の場合、E=−1
7.6dbとなる。Nが大きいと、 となる。
M系列またはその一部を使用する。この発破方法の原理
について説明すると、例えば起爆段階が8段の爆破で
は、M系列として、N/2+1=(2n−1)/2+1≧8と
なるn次の既約多項式を用いる。例えば、n=4とし
て、表1よりM系列を発生する既約多項式として(9)
式を用いると、 f(x)=X4+X3+1 ……(9) これから、 Xk=Xk-3+Xk-4 ……(10) となり、初期値として、X0=1、X1=1、X2=1、X3=
1とすると、 となる。 ここで1のときのみ起爆するものとすると第5図のよ
うな発破時系列となる。 基本周期τ=100msとすれば、爆破時系列は、 0,100,200,300,700,1000,1100,1300……(ms) となる。 第3図はこの方法で第2図に示したときと同様のトン
ネルを造る例の発破パターンを示し、,,,,
,,,,,,の時系列で起爆する。 第7図(a)はこの場合のモデル図で、各段の爆発に
よって伝搬する音圧もしくは振動をそれぞれ(b)、
(c)……(i)とすると、観測される時間波形Pm
(t)は(j)のようになる。第7図(k)は同(j)
をフーリエ変換して周波数特性をみたものであるが、第
6図に示す通常の発破を比べて、多段発破の基本周期τ
に相当する周波数1/τ(Hz)のピークが小さくなる。 なお、0と1の組合わせで求めたM系列では、1のと
きばかりでなく0のときに起爆させてもよい。例えば前
述の例では、 であるから、基本周期τ=100msとすると、 0,100,200,400,500,800,1000,1500……(ms) となる。 このように多段の発破の爆破時系列をM系列とするこ
とで、爆破の基本周期τに依存するスペクトルの卓越を
軽減し、あらゆる角種は数ωにおいて一様なスペクトル
にすることが可能である。すなわち、 となり、上記(4)式とのレベル差をとれば、その効果
Eは、 を得る。例えば、発破の段数がN=8の場合、E=−1
7.6dbとなる。Nが大きいと、 となる。
次に、本発明の実施例について図面を参照に詳述す
る。 上述した通り、発破時系列δnによって生ずるスペク
トルK(ω)は上記(3)式で表される。本発明は、基
本的にはδnとしてM系列信号またはその一部分を採用
することによって、多段発破の重畳スペクトルピークを
低減しようとするものであるが、あらゆる周波数におい
て衝撃波を最小限に留めるためには、次式を満足するよ
うなK(ω)を見出す必要がある。 S(ω)K(ω)H(ω)Q(ω)=const(min)……
(14) すなわち、 となる。ここで、 S(ω):予め観測して求める単一発破の音・振動スペ
クトル; H(ω):発破位置から観測点までの音・振動の伝達関
数(予め観測できる); Q(ω):人または建物等の音・振動感度を表す伝達関
数(既存のデータから推定する); である。この場合、問題となる周波数範囲に限って|T
(ω)|≠0なる条件を付加しておく。 従って、あらゆる周波数において衝撃波を最小限に留
めるためには、上記(15)のK(ω)が近似的に満たさ
れるような時系列δnを選ぶことに帰着する。 第1図はこのような思想に基づき、コンピュータで使
用して発破時系列を制御する本発明の一例のシステム構
成図である。先ず、K(ω)を除く上記ファクタS
(ω),H(ω),Q(ω)を予め決定するため、現場で単
一の発破をかけ、任意の観測点に設置した音・振動検出
部(マイクロホンまたは振動ピックアップ手段)1でそ
の伝播してきた音・振動を電気信号として検出し、これ
をA/Dコンバータ2によってデジタル信号に変換して取
り込む。そのデジタル量から、音・振動スペクトルS
(ω)測定部3で単一発破の音・振動スペクトルS
(ω)を測定するとともに、伝達関数H(ω)測定部4
で発破位置から観測点までの伝達関数H(ω)を測定す
る。なお、音・振動検出部1の伝達関数は便宜上理想的
で一定と仮定する。 測定したS(ω)とH(ω)に基づいて、人または建
物等の音・振動感度を表す伝達関数Q(ω)を推定す
る。すなわち、既存のデータから数段階の伝達関数Q
1(ω),Q2(ω)……QX(ω)を想定してこれをメモリ
5に予め記憶しておき、そのうちからS(ω)及びH
(ω)の測定値に適合する伝達関数Q(ω)を伝達関数
Q(ω)選択部6において選択する。 一方、キーボード7から入力した発破段数Nから、前
述のようにM系列発生部8においてM系列信号を発生す
る。そして、基本周期τを例えば段階的に代えたτ1,τ
2……τxごとに、M系列による発破時系列データ(時
間間隔はそれぞれの基本周期の整数倍)を発破時系列生
成部9で生成するとともに、その各発破時系列によって
生ずるスペクトルデータK1(ω),K2(ω)……K
x(ω)をスペクトル生成部10において上記(3)式に
基づいて生成し、これらのデータをメモリ5に予め記憶
しておく。 上記のように測定したS(ω)とH(ω)及び選択し
たQ(ω)から単一発破の総合スペクトルT(ω) T(ω)=S(ω)H(ω)Q(ω) 及びその逆関数T-1(ω)をT(ω)及びT-1(ω)演算
部11において演算する。この後、上記(8)式を満足す
るK(ω)をK(ω)演算部12において上記(15)式に
従って求め、その求めたK(ω)と、メモリ5に記憶さ
れているスペクトルデータK1(ω),K2(ω)……K
x(ω)とを照合し、これらスペクトルデータのうちか
らK(ω)に最も近似するスペクトルデータを探す。そ
して、そのスペクトルデータに対応する発破時系列デー
タを発破時系列選択部13によってメモリ5から選択す
る。最後に、その選択した発破時系列データをキーボー
ド7からの指示に従い出力し、D/Aコンバータ14によっ
てアナログ電気信号に変換して起爆装置15へ入力し、選
択した発破時系列δnに従って起爆させる。 第9図及び第11図は、上記第3図に示した発破パター
ンにより基本周期を250msとしてM系列に従って起爆
(各発破点の火薬量0.8kg)させ、異なる観測点A(ト
ンネル抗口外約5km)と観測点B(同約150km)で音圧を
観測し、その波形をフーリエ変換したパワースペクトル
の波形図である。なお、この場合はS(ω),H(ω),Q
(ω)については何等考慮していない。 第8図及び第10図は上記第2図の発破パターンにより
等時間間隔(250ms)で従来通りに起爆させ、同様に観
測したパワースペクトルの波形図である。 これらの図を比較すれば分かるように、いずれの場合
もA点、B点ともに約1.5Hzを基本周期として3.0,4.5,
6.0,7.5及び9.0(Hz)でピークが現れている。最大値は
従来法では3.0Hz前後、本発明の場合は4.5Hz前後にみら
れる。パワースペクトルの形は本発明の場合が鋭いが、
その数が従来法よりも増えている。また、一般に10Hz以
下の低周波領域で本発明の場合が従来法よりもレベルが
低く、A点では3.0Hz付近で本発明の方がレベルが平均
約6dB低い。また、B点においては、本発明の方が1.5Hz
付近で5dB程度、3.0Hz付近で10dB程度低くなっている。 この実測データは上述した理論と一致するものであ
り、従って発破時間間隔をM系列に従って基本周期の整
数倍とし、さらに第1図に示した実施例のように上記S
(ω),H(ω),Q(ω)のファクタを加味した発破時系
列制御を行うことによって、特に周辺への被害が大きい
低周波領域で衝撃波を一層効果的に低減できるものであ
る。
る。 上述した通り、発破時系列δnによって生ずるスペク
トルK(ω)は上記(3)式で表される。本発明は、基
本的にはδnとしてM系列信号またはその一部分を採用
することによって、多段発破の重畳スペクトルピークを
低減しようとするものであるが、あらゆる周波数におい
て衝撃波を最小限に留めるためには、次式を満足するよ
うなK(ω)を見出す必要がある。 S(ω)K(ω)H(ω)Q(ω)=const(min)……
(14) すなわち、 となる。ここで、 S(ω):予め観測して求める単一発破の音・振動スペ
クトル; H(ω):発破位置から観測点までの音・振動の伝達関
数(予め観測できる); Q(ω):人または建物等の音・振動感度を表す伝達関
数(既存のデータから推定する); である。この場合、問題となる周波数範囲に限って|T
(ω)|≠0なる条件を付加しておく。 従って、あらゆる周波数において衝撃波を最小限に留
めるためには、上記(15)のK(ω)が近似的に満たさ
れるような時系列δnを選ぶことに帰着する。 第1図はこのような思想に基づき、コンピュータで使
用して発破時系列を制御する本発明の一例のシステム構
成図である。先ず、K(ω)を除く上記ファクタS
(ω),H(ω),Q(ω)を予め決定するため、現場で単
一の発破をかけ、任意の観測点に設置した音・振動検出
部(マイクロホンまたは振動ピックアップ手段)1でそ
の伝播してきた音・振動を電気信号として検出し、これ
をA/Dコンバータ2によってデジタル信号に変換して取
り込む。そのデジタル量から、音・振動スペクトルS
(ω)測定部3で単一発破の音・振動スペクトルS
(ω)を測定するとともに、伝達関数H(ω)測定部4
で発破位置から観測点までの伝達関数H(ω)を測定す
る。なお、音・振動検出部1の伝達関数は便宜上理想的
で一定と仮定する。 測定したS(ω)とH(ω)に基づいて、人または建
物等の音・振動感度を表す伝達関数Q(ω)を推定す
る。すなわち、既存のデータから数段階の伝達関数Q
1(ω),Q2(ω)……QX(ω)を想定してこれをメモリ
5に予め記憶しておき、そのうちからS(ω)及びH
(ω)の測定値に適合する伝達関数Q(ω)を伝達関数
Q(ω)選択部6において選択する。 一方、キーボード7から入力した発破段数Nから、前
述のようにM系列発生部8においてM系列信号を発生す
る。そして、基本周期τを例えば段階的に代えたτ1,τ
2……τxごとに、M系列による発破時系列データ(時
間間隔はそれぞれの基本周期の整数倍)を発破時系列生
成部9で生成するとともに、その各発破時系列によって
生ずるスペクトルデータK1(ω),K2(ω)……K
x(ω)をスペクトル生成部10において上記(3)式に
基づいて生成し、これらのデータをメモリ5に予め記憶
しておく。 上記のように測定したS(ω)とH(ω)及び選択し
たQ(ω)から単一発破の総合スペクトルT(ω) T(ω)=S(ω)H(ω)Q(ω) 及びその逆関数T-1(ω)をT(ω)及びT-1(ω)演算
部11において演算する。この後、上記(8)式を満足す
るK(ω)をK(ω)演算部12において上記(15)式に
従って求め、その求めたK(ω)と、メモリ5に記憶さ
れているスペクトルデータK1(ω),K2(ω)……K
x(ω)とを照合し、これらスペクトルデータのうちか
らK(ω)に最も近似するスペクトルデータを探す。そ
して、そのスペクトルデータに対応する発破時系列デー
タを発破時系列選択部13によってメモリ5から選択す
る。最後に、その選択した発破時系列データをキーボー
ド7からの指示に従い出力し、D/Aコンバータ14によっ
てアナログ電気信号に変換して起爆装置15へ入力し、選
択した発破時系列δnに従って起爆させる。 第9図及び第11図は、上記第3図に示した発破パター
ンにより基本周期を250msとしてM系列に従って起爆
(各発破点の火薬量0.8kg)させ、異なる観測点A(ト
ンネル抗口外約5km)と観測点B(同約150km)で音圧を
観測し、その波形をフーリエ変換したパワースペクトル
の波形図である。なお、この場合はS(ω),H(ω),Q
(ω)については何等考慮していない。 第8図及び第10図は上記第2図の発破パターンにより
等時間間隔(250ms)で従来通りに起爆させ、同様に観
測したパワースペクトルの波形図である。 これらの図を比較すれば分かるように、いずれの場合
もA点、B点ともに約1.5Hzを基本周期として3.0,4.5,
6.0,7.5及び9.0(Hz)でピークが現れている。最大値は
従来法では3.0Hz前後、本発明の場合は4.5Hz前後にみら
れる。パワースペクトルの形は本発明の場合が鋭いが、
その数が従来法よりも増えている。また、一般に10Hz以
下の低周波領域で本発明の場合が従来法よりもレベルが
低く、A点では3.0Hz付近で本発明の方がレベルが平均
約6dB低い。また、B点においては、本発明の方が1.5Hz
付近で5dB程度、3.0Hz付近で10dB程度低くなっている。 この実測データは上述した理論と一致するものであ
り、従って発破時間間隔をM系列に従って基本周期の整
数倍とし、さらに第1図に示した実施例のように上記S
(ω),H(ω),Q(ω)のファクタを加味した発破時系
列制御を行うことによって、特に周辺への被害が大きい
低周波領域で衝撃波を一層効果的に低減できるものであ
る。
本発明によれば次のような効果が期待される。 爆破工事において特に周辺住民や建物等に対し被害
の大きかった低周波騒音及び振動を発生源で軽減でき
る。従って、爆破工事の際に周辺住民の苦情から工事の
進歩に支障をきたすなどの場合があったが、発生源で有
効な対策を講じることができ、工期の短縮が図れ、また
被害補償等の問題もなくなる。 作業員に与える騒音・振動の影響も軽減でき、その
防止のための施設費を低減できる。 起爆装置自体は既製のものをそのまま使用できる。 コンピュータ制御によって被害の極力少ない有効な
発破制御が行える。 地質の調査や探査等にも応用できる。
の大きかった低周波騒音及び振動を発生源で軽減でき
る。従って、爆破工事の際に周辺住民の苦情から工事の
進歩に支障をきたすなどの場合があったが、発生源で有
効な対策を講じることができ、工期の短縮が図れ、また
被害補償等の問題もなくなる。 作業員に与える騒音・振動の影響も軽減でき、その
防止のための施設費を低減できる。 起爆装置自体は既製のものをそのまま使用できる。 コンピュータ制御によって被害の極力少ない有効な
発破制御が行える。 地質の調査や探査等にも応用できる。
第1図は本発明の発破方法を実施するシステム構成の一
例を示すブロック図、第2図は従来の等時間間隔発破法
(以下、従来法と記す)によるトンネル工事の際の発破
パターンの説明図、第3図は本発明による場合の発破パ
ターンの説明図、第4図は従来法の発破時系列説明図、
第5図は本発明の発破時系列説明図、第6図(a)〜
(k)は従来法の場合の振動モデルのタイムチャート、
第7図(a)〜(k)は本発明の場合の振動モデルのタ
イムチャート、第8図及び第10図は従来法によって起爆
させて観測した音圧のパワースペクトル波形図、第9図
及び第11図は本発明により起爆させて観測した音圧のパ
ワースペクトル波形図、第12図はM系列のつくる方法を
示す論理回路のブロック図である。
例を示すブロック図、第2図は従来の等時間間隔発破法
(以下、従来法と記す)によるトンネル工事の際の発破
パターンの説明図、第3図は本発明による場合の発破パ
ターンの説明図、第4図は従来法の発破時系列説明図、
第5図は本発明の発破時系列説明図、第6図(a)〜
(k)は従来法の場合の振動モデルのタイムチャート、
第7図(a)〜(k)は本発明の場合の振動モデルのタ
イムチャート、第8図及び第10図は従来法によって起爆
させて観測した音圧のパワースペクトル波形図、第9図
及び第11図は本発明により起爆させて観測した音圧のパ
ワースペクトル波形図、第12図はM系列のつくる方法を
示す論理回路のブロック図である。
Claims (1)
- 【請求項1】多数の爆薬を基本周期τに対してM系列に
従った整数倍の時間間隔で起爆することを特徴とする発
破方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1121420A JPH0814480B2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 発破方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1121420A JPH0814480B2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 発破方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02302600A JPH02302600A (ja) | 1990-12-14 |
| JPH0814480B2 true JPH0814480B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=14810711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1121420A Expired - Lifetime JPH0814480B2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-05-17 | 発破方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814480B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998021544A1 (fr) * | 1996-11-12 | 1998-05-22 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisya | Procede d'excavation par explosion |
-
1989
- 1989-05-17 JP JP1121420A patent/JPH0814480B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998021544A1 (fr) * | 1996-11-12 | 1998-05-22 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisya | Procede d'excavation par explosion |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02302600A (ja) | 1990-12-14 |
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