JPH0814511A - 噴霧燃焼装置 - Google Patents

噴霧燃焼装置

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JPH0814511A
JPH0814511A JP16873794A JP16873794A JPH0814511A JP H0814511 A JPH0814511 A JP H0814511A JP 16873794 A JP16873794 A JP 16873794A JP 16873794 A JP16873794 A JP 16873794A JP H0814511 A JPH0814511 A JP H0814511A
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air
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Hirofumi Yasuda
裕文 安田
Kiyoshi Tamura
淑 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心孔から供給される空気流の効果を生かし
ながら、同時に旋回流の旋回強さを強くして火炎安定領
域を広げ、その結果、燃焼余裕幅を十分に広く得ること
ができる噴霧燃焼装置の提供を目的とする。 【構成】 燃焼筒7の基端側に中心孔8aを有する旋回羽
根部8bと、中心孔8aを通して燃焼筒7内に燃料を噴霧す
る燃料噴射ノズル11と、一次空気分離筒2によって燃料
噴射ノズル11の回りに分離構成され且つ空気流を一次空
気分離筒2先端部のコーン部2aで先絞りしながら旋回羽
根部8bの中心孔8aを通して燃料と共に燃焼筒7内に供給
する第1の空気室14と、第1の空気室14の外側に分離独
立して構成され且つ空気流を旋回羽根部8bを通して旋回
流にして燃焼筒7内に供給する第2の空気室15とを有す
る噴霧燃焼装置であって、第1の空気室14内の空気流を
前記旋回羽根部8bによる旋回空気流と同じ旋回方向に旋
回させる旋回空気流供給器22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料噴射ノズルから燃焼
筒内へ燃料を噴射すると共に空気を供給して燃焼を行う
噴霧燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の噴霧燃焼装置として、図11に示す
装置がある。この装置は本出願人が特願平2-319239号で
提案した装置で、液体燃料が燃料噴射ノズル11から保炎
器の中心孔8aを通って燃焼筒7内に噴霧供給され、また
空気が燃焼筒7内に供給されて燃焼が行われる。前記供
給空気に関しては、保炎器の中心孔8aを通って燃焼筒7
内に供給される空気Q0 と、保炎器の本体である旋回羽
根部8bを通って燃焼筒7内に供給される空気Q1 とは第
1空気分離筒2によって完全に独立分離するように構成
している。そしてこの構成により、旋回羽根部8bを通っ
て燃焼筒7内に供給される空気量を増加させて、燃焼筒
7内に供給するようにしている。一方の別の空気を燃焼
筒7の内周面の孔20から供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
噴霧燃焼装置においては、保炎器の中心孔8aより燃焼筒
7内に供給される空気量が多くなるほど、旋回羽根部8b
を通って燃焼筒7内に供給される旋回流の旋回強さが弱
くなり、火炎の安定が悪くなる傾向にあった。また、中
心孔8aからの空気量が少なすぎると前記旋回強さが強く
なり、火炎の安定性は良くなるが、中心軸X上に大きな
再循環領域が形成されるために噴射ノズル11先端の温度
が上昇し、煤やタール等を付着する欠点があった。また
一方、噴射ノズル11の取り付け、組み立て時におけるノ
ズル11の中心軸Xと中心孔8aの中心とのズレや、ノズル
11自体が持っている噴霧の偏り(ノズル11の個体差によ
る)等により、燃焼筒7内に噴霧される燃料の半径方向
分布が一様でなくなった場合には、燃焼性の悪化がみら
れ、燃焼装置の持つ燃焼性のバラツキの原因となってい
た。このように、旋回羽根部8bより流入供給される旋回
空気流と中心孔8aから流入供給される軸方向空気流と
は、相反する効果を持つため、燃焼装置の設計段階にお
いて、ある一定の旋回強さまでしかとることができなか
った。さらに燃焼装置の個体差が持つ燃焼性のバラツキ
を含めると、燃焼余裕幅を十分大きくする効果は得られ
なかった。
【0004】そこで、本発明は上記従来装置の欠点を解
消し、中心孔8aから供給される空気流の効果を生かしな
がら、同時に旋回流の旋回強さを強くして火炎安定領域
を広げ、その結果、燃焼余裕幅を十分に広く得ることが
できる噴霧燃焼装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の噴霧燃焼装置は、燃焼筒7の基端側に中心
孔8aを有する旋回羽根部8bと、該旋回羽根部8bの中心孔
8aを通して前記燃焼筒7内に燃料を噴霧する燃料噴射ノ
ズル11と、一次空気分離筒2によって該燃料噴射ノズル
11の回りに分離構成され且つ空気流を前記一次空気分離
筒2先端部のコーン部2aで先絞りしながら旋回羽根部8b
の中心孔8aを通して前記燃料と共に燃焼筒7内に供給す
る第1の空気室14と、該第1の空気室14の外側に分離独
立して構成され且つ空気流を前記旋回羽根部8bを通して
旋回流にして燃焼筒7内に供給する第2の空気室15とを
有する噴霧燃焼装置であって、前記第1の空気室14内の
空気流を前記旋回羽根部8bによる旋回空気流と同じ旋回
方向に旋回させる旋回空気流供給器22を設けたことを第
1の特徴としている。また本発明の噴霧燃焼装置は、上
記第1の特徴に加えて、旋回空気流供給器22の他に第1
の空気室14内の空気流を燃料噴射ノズル11と同軸方向に
流す軸方向空気流供給器21を組み合わせて設けたことを
第2の特徴としている。また本発明の噴霧燃焼装置は、
上記第2の特徴に加えて、軸方向空気流供給器21による
軸方向空気流は、燃料噴射ノズル11に沿って、旋回空気
流供給器22による旋回空気流の渦の中心に流す構成とし
たことを第3の特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の第1の特徴によれば、旋回空気流
供給器22により第1の空気室14内にも旋回空気流が形成
される。そしてこの旋回流が下流のコーン部2aで流路を
先絞りされることで、第1の空気室14内での圧力が降下
せられると同時にそのエネルギーが周方向速度成分に代
わり、中心孔8aの出口の所では、ほとんどが周方向速度
成分となり、残りの圧力が軸方向の速度成分となる。従
って従来の軸方向成分のみの場合と比較すると、旋回速
度成分が大きくなっているために、旋回強さが大きくな
る。一方、一次空気分離筒2内の第1の空気室14におけ
る旋回強さが大きくなると、燃料噴射ノズル11の前方の
中心軸X上に円柱状の負圧部Aが発生し易くなるが、そ
の円柱径は中心孔8a径に比べて十分に小さいので、火炎
が逆流したりすることはない。したがって、中心孔8aを
通過する空気の役割、即ち燃料噴射ノズル11の温度上昇
を防ぎ、噴霧、未燃物、煤などの付着を回避する役割を
果たしながら、同時に火炎の安定効果を増大させること
が可能になる。また、第1の空気室14内の旋回流によ
り、空気流の軸対称性を保つ効果が現れ、第1の空気室
14内に旋回流成分がない場合に比較して、噴霧の半径方
向分布の偏りが抑制される。また上記本発明の第2の特
徴によれば、上記第1の特徴による作用に加えて、軸方
向空気流供給器21を旋回空気流供給器22と共に組み合わ
せて設けているので、旋回空気流供給器22による旋回空
気流と軸方向空気流供給器21による軸方向空気流との比
率を調整することで、第1の空気室14から中心孔8aを通
って燃焼筒7に供給される空気流の旋回強さの調節が可
能となる。即ち、装置やその他の条件に応じて適切な旋
回空気流にすることができる。また上記本発明の第3の
特徴によれば、上記第2の特徴による作用に加えて、、
軸方向空気流供給器21による軸方向空気流は、燃料噴射
ノズル11に沿って、旋回空気流供給器22による旋回空気
流の渦の中心に流す構成としたので、第1の空気室14内
において、燃料噴射ノズル11のすぐ回りには軸方向空気
流が流れ、その回りに旋回空気流が流れる。よって中心
孔8aから燃焼筒7内へ出た所で、中心軸X上に円柱上の
負圧部が形成され難くなる。即ち、噴霧、未燃物、煤な
どの付着を回避しながら同時に火炎の安定効果を増大さ
せる効果が増大する。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す噴霧燃焼
装置の縦断面図、図2は第1の実施例の要部を示し、
(A)は縦断面図、(B)は(A)のイ−イ断面であ
る。図3は第1の実施例の変形例を示す縦断面図、図4
は第1の実施例における旋回空気流の旋回強さを従来例
と比較した図、図5は本発明の第2の実施例の要部を示
し、(A)は縦断面図、(B)は(A)のロ−ロ断面で
ある。図6は第2の実施例の変形例を示す縦断面図、図
7は第2の実施例における旋回空気流の旋回強さを従来
例と比較した図、図8は本発明の第3の実施例を示す要
部の縦断面図、図9は第3の実施例の変形例を示す縦断
面図、図10は第3の実施例のさらに他の変形例を示す縦
断面図である。
【0008】図1、図2を参照して、ノズル取り付けフ
ランジ1の一方の面に、ほぼ円管状の一次空気分離筒2
と、該一次空気分離筒2に所定間隔をあけて外嵌するほ
ぼ円管状の二次空気筒3と、該二次空気筒3に所定間隔
をあけて外嵌するほぼ円管状の外筒4とが設けられてい
る。またノズル取り付けフランジ1の他方に、ほぼ円管
状の空気流入筒5が取り付けられている。
【0009】前記一次空気分離筒2は、先端部に先窄ま
り状のコーン部2aを、また中間部に旋回空気流供給器22
を一体に有しており、さらに基端部はノズル取り付けフ
ランジ1に嵌合している。前記旋回空気流供給器22は一
次空気分離筒2自体に対してその円周方向位置に複数の
旋回空気孔22a を一体的に取り付けることで構成されて
おり、旋回空気孔22a は、第1の空気室14から中心孔8a
を通って燃焼室7に供給される空気流が旋回羽根部8bを
通過して燃焼筒7に供給される旋回空気流と同じ旋回
(回転)方向成分を持つように、半径中心方向とある旋
回角度ω(0<ω<90度)をもって開口されている。一
次空気分離筒2の前記旋回空気流供給器22より上流側は
遮蔽板23で遮蔽されている。前記二次空気筒3は、先端
部に円管状の環状筒部3aを、基端側に円管板状の環状板
部3bを一体にして、ノズル取り付けフランジ1に取り付
けられている。前記外筒4の先端部には、ほぼ円管状の
燃焼筒7が所定間隔を開けて内嵌しており、燃焼筒7の
先端は外筒4の環状板部4aの内周に固着されている。
【0010】前記燃焼筒7の基端側に保炎器8を設けて
いる。該保炎器8は前記一次空気分離筒2のコーン部2a
先端と前記二次空気筒3の環状筒部3aの内周との間に設
けられ、中心部の中心孔8aと、保炎器8の本体部分であ
る旋回羽根部8bと、該旋回羽根部8bの外周から連続して
形成され前方へ拡大するスワラ・コーン部8cとから構成
され、燃焼筒7と一体形成されている。
【0011】ノズル取り付けフランジ1の中心部に、ほ
ぼ円管状のノズルアダプタ9が内嵌している。ノズルア
ダプタ9の先端部には燃料噴射ノズル11が取り付けられ
ている。ノズル11の中心軸Xは保炎器8の中心孔8aや燃
焼筒7の中心軸に一致するように配置される。前記二次
空気筒3の内部にはイグナイタ10が一端に取り付けら
れ、電極棒先端10a は、保炎器8のスワラ・コーン部8c
の一部に開口された孔8dから突出している。
【0012】以上の構成により、空気流入筒5とノズル
取り付けフランジ1とにより囲まれた燃焼用空気室13
と、保炎器8の中心孔8aを介して燃焼筒7内に連通する
第1の空気室14と、一次空気分離筒2と二次空気筒3と
の間に構成される第2の空気室15と、外筒4とノズル取
り付けフランジ1と二次空気筒3と燃焼筒7とにより囲
まれた第3の空気室16とが形成されている。前記ノズル
取り付けフランジ1には、燃焼用空気室13と第2の空気
室15とを連通させる複数の整流空気孔17と、燃焼用空気
室13と第3の空気室16とを連通させる複数の整流空気孔
18とが成形されている。また燃焼筒7には一部分に多数
の孔20が形成されている。
【0013】次に動作を説明する。燃料供給管12とノズ
ルアダプタ9とを介して燃料噴射ノズル11に供給された
燃料は、燃料噴射ノズル11の先端の噴射孔から噴霧さ
れ、保炎器8の中心孔8aを通って燃焼筒7内に流入供給
される。一方、燃焼用空気供給管6を介して燃焼用空気
室13に圧送された燃焼用空気は、整流板を兼ねたノズル
取り付けフランジ1の整流空気孔17を通って、第2の空
気室15に送られる。そして第2の空気室15内に送り込ま
れた空気流の一部は旋回空気流供給器22の旋回空気孔22
a から一次空気分離筒2内の第1の空気室14に旋回空気
流となって流入供給される。第1の空気室14内を下流へ
流れる旋回空気流は、一次空気分離筒2のコーン部2aに
より先絞り状に絞られる。このような空気の流れの下で
は、圧力が降下すると同時にそのエネルギーが周方向速
度成分に変わり、中心孔8aの出口の所では、そのほとん
どが周方向の旋回速度成分となり、残りの圧力が軸方向
の速度成分となる。従って、第1の空気室14から中心孔
8aを通って燃焼筒7内に供給される空気流は、従来の軸
方向成分のみ(図11参照)の空気流と比較すると、旋回
速度成分が大きくなっているために、旋回強さが大きく
なる。
【0014】前記第2の空気室15内に送り込まれた空気
流の残りは、保炎器8の旋回羽根部8bを通過する。この
とき、旋回羽根部8bを通過する空気流は旋回空気流とな
って燃焼筒7に流入供給され、燃焼筒7の気流ガイドで
あるスワラ・コーン部8cにより、円滑な流れになって保
炎させる役目を果たす。また燃焼用空気室13の燃焼用空
気は、整流空気孔18を通って第3の空気室16に供給さ
れ、孔20を通って、燃焼筒7内に流入供給される。かく
して、イグナイタ10により燃料噴射ノズル11から噴霧さ
れた燃料に着火されると、燃焼筒7内に安定した火炎が
形成される。
【0015】図4は、旋回強さを示すパラメータである
スワール数Sと、中心孔8aを通過する空気量Q0 と旋回
羽根部8bを通過する空気量Q1 の比K01との関係を示
し、任意の旋回羽根部を用いて一次空気分離筒2内を通
過する空気の全圧および空気流量とを等しくおいた場合
における従来例との比較で示している。図4から明らか
なように、従来例においては例えば中心孔8aを通る空気
量Q0 が増加する(比K01が増加する)につれて旋回強
さが大きく低下しているが、本第1の実施例では旋回強
さの低下の度合いが少なく、火炎の安定した燃焼を行う
ことができることを示している。尚、本実施例の場合、
一次空気分離筒2内の第1の空気室14の旋回空気流の旋
回強さが大きくなると、燃料噴射ノズル11の前方の中心
軸X上に負圧部A(図2参照)が生じることがあるが、
その円柱径は中心孔8aの径に比較して十分に小さいた
め、火炎が逆流したりすることはない。よって中心孔8a
を通る空気流はその役割であるノズル11の温度上昇防
止、噴霧や未燃物や煤等の付着回避を果たしながら、同
時に火炎の安定効果を増大させる。
【0016】図3は第1の実施例の変形例である。この
例では、一次空気分離筒2内の第1の空気室14に切り起
こし型の旋回羽根部22b を持つ旋回空気流供給器22を設
けている。そして、燃焼用空気室13から整流空気孔19を
通して空気を第1の空気室14に供給するようにしてい
る。第1の空気室14に供給された空気流は旋回空気流供
給器22を通過する際に旋回羽根部22b によって旋回流と
される。この旋回流の旋回方向は前記保炎器8の旋回羽
根部8bを通過して燃焼筒7内に供給される旋回空気流の
旋回方向と同方向になるようにする。
【0017】図5から図7を参照して本発明の第2の実
施例を説明する。先ず図5を参照して、この第2の実施
例においては、旋回空気流供給器22の他に第1の空気室
14内の空気流を燃料噴射ノズル11と同軸方向に流す軸方
向空気流供給器21を組み合わせて設けている。この実施
例では旋回空気流供給器22の上流側に、前記第1の実施
例における図1の遮蔽板23の代わりに、軸方向空気流供
給器21が設けられている。軸方向空気流供給器21は一次
空気分離筒2を仕切るように設けられる整流板21a と該
整流板21a に構成される複数の整流孔21b とからなる。
この整流孔21bは軸X方向に平行に開孔されている。よ
ってこの実施例では、燃焼用空気室13(図1参照)から
第2の空気室15を通って、旋回空気流供給器22から第1
の空気室14に供給される旋回空気流の他に、燃焼用空気
室13から第2の空気室15に入り、さらに第2の空気室15
から一次空気分離筒2の空気孔2bを通って一次空気分離
筒2内に入った後、前記軸方向空気流供給器21の整流孔
21b を経て第1の空気室14に供給される軸方向空気流が
組み合わされる。即ち、旋回空気流と軸方向空気流とが
組み合わされるので、旋回空気量Q0Sと軸方向空気量Q
0aとの比率を調整することによって、第1の空気室14内
の旋回強さを変化させることができる。
【0018】図7は、図4と同様、旋回強さを示すパラ
メータであるスワール数Sと、中心孔8aを通過して供給
される空気量Q0 と旋回羽根部8bを通過して供給される
空気量Q1 の比K01との関係を示したものであるが、図
7に示すように、スワール数Sは、旋回空気量Q0Sと軸
方向空気量Q0aとの比率によって、斜線で示す領域を変
化する。即ち、装置やその他の条件に応じて中心孔8aを
通過して供給される空気流の旋回強さを調整することが
できる。
【0019】図6に第2の実施例の変形例を示す。この
変形例は、一次空気分離筒2内に、切り起こし型の旋回
羽根部22b を持つ旋回空気流供給器22と整流板21a 及び
複数の整流孔21b を持つ軸方向空気流供給器21とを一体
にして設けている。よってこの場合には、燃焼用空気室
13の空気の一部は整流空気孔19を通って一次空気分離筒
2内に入り、さらにその一部は旋回空気流供給器22を通
って第1の空気室14に入り、他は軸方向空気流供給器21
を通って第1の空気室14に入る。即ち、本変形例でも旋
回空気流と軸方向空気流とが組み合わされて第1の空気
室14に入るので、該第1の空気室14に入る旋回空気流と
軸方向空気流との比率を調整することによって、第1の
空気室14内の旋回強さを変化させ、装置に応じた旋回強
さを得ることが可能となる。
【0020】図8から図10を参照して本発明の第3の実
施例を説明する。先ず図8を参照して、この第3の実施
例においては、軸方向空気流供給器21による軸方向空気
流を、燃料噴射ノズル11に沿って、旋回空気流供給器22
による旋回空気流の渦の中心に流す構成としている。即
ち、この第3の実施例は記述した第2の実施例における
図5に示す構成において、軸方向空気流供給器21として
絞り筒21c を追加した構成となっており、軸方向空気流
供給器21の絞り筒21c が整流板21a の下流側に配置さ
れ、整流孔21b を通って第1の空気室14に入ってきた空
気流をガイドして燃料噴射ノズル11に沿った中心付近に
流すようにしている。これによって軸方向空気流供給器
21による軸方向空気流と旋回空気流供給器22による旋回
空気流とが互いの流れを弱めることなく、しかも旋回空
気流の中心に十分な軸方向空気流の流れを確保すること
ができる。よって本第3の実施例では燃料噴射ノズル11
の前方の中心軸X上に負圧部(図2の符号A参照)等が
発生したりするのを確実に防止することができ、火炎が
逆流したり、またこれによってノズル11の温度が上昇し
たり、ノズル11に噴霧や未燃物や煤等が付着するのを確
実に防止しながら、同時に火炎の安定効果を増大させる
ことができる。
【0021】図9に示す変形例は、一次空気分離筒2内
に、切り起こし型の旋回羽根部22bを持つ旋回空気流供
給器22と、軸方向空気流供給器21として絞り筒21c を一
体にして設けた構成としている。図8における軸方向空
気流供給器21の整流板21a と整流孔21b とを省略してい
る。即ち旋回空気流供給器22の旋回羽根部22b を半径方
向の外側に配し、その旋回羽根部22b の内側に絞り筒21
c を一体に配している。燃焼用空気室13から整流空気孔
19を通って一次空気分離筒2内に入った空気流の一部を
旋回空気流供給器22である旋回羽根部22b で旋回空気流
とし、残りを軸方向空気流供給器21である絞り筒21c で
ガイドして燃料噴射ノズル11に沿った中心付近に流れる
軸方向空気流としている。これによって軸方向空気流供
給器21による軸方向空気流と旋回空気流供給器22による
旋回空気流とが互いの流れを弱めることなく、しかも旋
回空気流の中心に十分な軸方向空気流の流れを確保する
ことができる。また図10に示す変形例は、一次空気分離
筒2内に、切り起こし型の旋回羽根部22b を持つ旋回空
気流供給器22と、整流板21a と整流孔21b と絞り筒21c
からなる軸方向空気流供給器21とを一体にして設けてい
る。燃焼用空気室13から整流空気孔19を通って一次空気
分離筒2内に入った空気流の一部は旋回空気流供給器22
である旋回羽根部22b を通って旋回空気流となり、残り
は軸方向空気流供給器21の整流板21a の整流孔21b を通
過した後絞り筒21c でガイドされて、燃料噴射ノズル11
に沿った中心付近を流れる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の噴霧燃焼装置によれば、第1の空気室14
内の空気流を前記旋回羽根部8bによる旋回空気流と同じ
旋回方向に旋回させる旋回空気流供給器22を設けたの
で、燃焼筒7内に供給される旋回流の旋回強さを強くす
ることができ、それだけ火炎の安定性を良くすることが
できる。また、第1の空気室14内の旋回空気流により、
空気流の軸対称性を保つ効果が現れ、第1の空気室14内
に旋回流成分がない場合に比較して、噴霧の半径方向分
布の偏りを抑制することができる。よって上記の効果に
より燃焼器としての燃焼余裕幅を広くすることができ
る。また請求項2に記載の噴霧燃焼装置によれば、上記
請求項1に記載の構成による効果に加えて、旋回空気流
供給器22の他に第1の空気室14内の空気流を燃料噴射ノ
ズル11と同軸方向に流す軸方向空気流供給器21を組み合
わせて設けたので、旋回空気流供給器22による旋回空気
流と軸方向空気流供給器21による軸方向空気流との比率
を調整することができ、第1の空気室14から中心孔8aを
通って燃焼筒7に供給される空気流の旋回強さを調節す
ることができる。よって、それだけ装置やその他の条件
に応じた適切な旋回空気流の程度を得ることができる。
また請求項3に記載の噴霧燃焼装置によれば、上記請求
項2に記載の構成による効果に加えて、軸方向空気流供
給器21による軸方向空気流は、燃料噴射ノズル11に沿っ
て、旋回空気流供給器22による旋回空気流の渦の中心に
流す構成としたので、よって燃料噴射ノズル11の前方の
中心軸X上に負圧部等が発生したりするのを確実に防止
することができ、火炎が逆流したり、またこれによって
ノズル11の温度が上昇したり、ノズル11に噴霧や未燃物
や煤等が付着するのを確実に防止しながら、同時に火炎
の安定効果を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す噴霧燃焼装置の縦
断面図である。
【図2】第1の実施例の要部を示す図である。
【図3】第1の実施例の変形例を示す縦断面図である。
【図4】第1の実施例における旋回空気流の旋回強さを
従来例と比較した図である。
【図5】本発明の第2の実施例の要部を示す図である。
【図6】第2の実施例の変形例を示す縦断面図である。
【図7】第2の実施例における旋回空気流の旋回強さを
従来例と比較した図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す要部の縦断面図で
ある。
【図9】第3の実施例の変形例を示す縦断面図である。
【図10】第3の実施例のさらに他の変形例を示す縦断
面図である。
【図11】従来の装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 一次空気分離筒 7 燃焼筒 8a 保炎器の中心孔 8b 旋回羽根部 11 燃料噴射ノズル 14 第1の空気室 21 軸方向空気流供給器 21a 整流板 21b 整流孔 22 旋回空気流供給器 22a 旋回空気孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼筒7の基端側に中心孔8aを有する旋
    回羽根部8bと、該旋回羽根部8bの中心孔8aを通して前記
    燃焼筒7内に燃料を噴霧する燃料噴射ノズル11と、一次
    空気分離筒2によって該燃料噴射ノズル11の回りに分離
    構成され且つ空気流を前記一次空気分離筒2先端部のコ
    ーン部2aで先絞りしながら旋回羽根部8bの中心孔8aを通
    して前記燃料と共に燃焼筒7内に供給する第1の空気室
    14と、該第1の空気室14の外側に分離独立して構成され
    且つ空気流を前記旋回羽根部8bを通して旋回流にして燃
    焼筒7内に供給する第2の空気室15とを有する噴霧燃焼
    装置であって、前記第1の空気室14内の空気流を前記旋
    回羽根部8bによる旋回空気流と同じ旋回方向に旋回させ
    る旋回空気流供給器22を設けたことを特徴とする噴霧燃
    焼装置。
  2. 【請求項2】 旋回空気流供給器22の他に第1の空気室
    14内の空気流を燃料噴射ノズル11と同軸方向に流す軸方
    向空気流供給器21を組み合わせて設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の噴霧燃焼装置。
  3. 【請求項3】 軸方向空気流供給器21による軸方向空気
    流は、燃料噴射ノズル11に沿って、旋回空気流供給器22
    による旋回空気流の渦の中心に流す構成とした請求項2
    に記載の噴霧燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100840537B1 (ko) * 2006-12-06 2008-06-23 중앙아이엔티 주식회사 액체연료 버너용 싸이클론 발생기 및 이를 이용한 버너
JP2009174723A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Miike Iron Works Co Ltd 燃焼バーナ及びバーナユニット
JP2011191053A (ja) * 2011-05-31 2011-09-29 Miike Iron Works Co Ltd バーナユニット
JP2021127870A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 ボルカノ株式会社 バーナ装置用のスロート部材および縮流スワラ

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