JPH08145213A - 水ガバナーの流量特性調整方法及び水ガバナー - Google Patents

水ガバナーの流量特性調整方法及び水ガバナー

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JPH08145213A
JPH08145213A JP28845094A JP28845094A JPH08145213A JP H08145213 A JPH08145213 A JP H08145213A JP 28845094 A JP28845094 A JP 28845094A JP 28845094 A JP28845094 A JP 28845094A JP H08145213 A JPH08145213 A JP H08145213A
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Masakuni Kainuma
正邦 海沼
Koichi Kamiyama
幸一 神山
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Fujikura Composites Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外周に放射方向に延びる複数の凸部とこれら
凸部の間に位置する凹部とを有するセンタコアと;この
センタコアの外周に嵌められ、上記凹部との間に流路を
形成する弾性リングと;このセンタコアと弾性リングを
支持し、上記流路に流体を流すケーシングと;を備えた
水ガバナーにおいて、流量特性を自由に改善すること。 【構成】 放射方向の複数の凸部と凹部の少なくとも一
方のかつ少なくとも1つの形状を、基本形状から異なら
せた水ガバナーの流量特性調整方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、水ガバナー(簡易流量制限装
置)の流量特性の調整方法、及びその水ガバナーに関す
る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】図8ないし図12につい
て、本発明の対象とする水ガバナーの基本構造及び原理
について説明する。この水ガバナーは、上流側の圧力の
高低に関わらず、常に略一定の流量を供給することを目
的としたもので、集中式ボイラー、無タンク式水洗トイ
レ、ホテル等での蛇口の最大流量規制等に用いられつつ
ある。基本形は特公昭51−23059号で提案され
た。この水ガバナーは、ケーシング10、センタコア2
0、及びOリング(弾性部材)30とからなっている。
センタコア20は、中心の柱状部20Aと、外周のフラ
ンジ部20Bとを有し、この中心柱状部20Aとフラン
ジ部20Bは、周方向に均等に設けた複数のブリッジ部
25を介して接続されていて、ブリッジ部25以外の部
分には、貫通孔24が形成されている。
【0003】円柱状部20Aには、その外面に放射方向
に延びる複数の凸部21と、これらの凸部21の間の凹
部22とが形成されている。Oリング30は、センタコ
ア20の円柱状部20Aの外周に嵌められ、凹部22と
の間に流路23を形成する。ケーシング10は、このセ
ンタコア20とOリング30の結合体を支持するもの
で、センタコア20のフランジ部20Bを受け入れる断
面階段状をなしている。このケーシング10は、上流側
の圧力によりセンタコア20がケーシング10に押し付
けられる方向に向けて、例えば水道管路11内に定着さ
れる。
【0004】この水ガバナーによると、上流側の流体
(水とする)が、貫通孔24からOリング30側に流入
し、Oリング30と凹部22との間の流路23を通っ
て、下流側に流れる(図10参照)。この際、流路23
を通過する水の流速に応じて、Oリング30が内方に弾
性変形して流路23の面積を変化させる。Oリング30
の弾性変形後の位置の例は、図9に符号Oリング30’
で示し、図11の平面図に示した。すなわち、流速が速
い程、Oリング30が内方に弾性変形して流路23の流
路が絞られる。
【0005】図12は、上流側の圧力を横軸にとり、流
量を縦軸にして描いた流量特性50Pの例である。この
図に示すように、上流側の圧力の高低に関わらず、略一
定の流量を取り出すことができる。しかし、この流量特
性50Pは、圧力が一定値に達したときに流量値がピー
クに達してその後下降するオーバーシュート50Sがあ
るばかりか、中圧での流量低下が認められ、理想的な定
流量50Iに比べると、まだ改良の余地がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、オーバーシュート量を変化さ
せ、さらに、より理想的な定流量に流量特性を近付ける
ための流量調整方法、及びその水ガバナーを得ることを
目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、センタコアの放射方向凸部と
凹部の形状と、これが流量特性に与える影響について研
究の結果、両者の間には、定性的な関係があることを見
出して完成されたものである。すなわち、本発明は、外
周に放射方向に延びる複数の凸部とこれら凸部の間に位
置する凹部とを有するセンタコアと;このセンタコアの
外周に嵌められ、凹部との間に流路を形成する弾性リン
グと;このセンタコアと弾性リングを支持し、流路に流
体を流すケーシングと;を備えた水ガバナーにおいて、
流量特性を改善するため、放射方向の複数の凸部と凹部
の少なくとも一方の少なくとも1つの形状を、基本形状
から異ならせることを特徴としている。
【0008】具体的には、放射方向凸部を、基本形状の
凸部に対して、放射方向の高さ、又は(及び)幅を異な
らせることにより、流量特性が変化する。同様に放射方
向凹部を、基本形状の凹部に対して、放射方向の深さ、
又は(及び)幅を異ならせることにより、流量特性が変
化する。
【0009】さらに具体的には、 すべての放射方向凸部の幅を、基本形状より先端部側
で狭くすることにより、オーバーシュートが大きく、中
圧での流量低下の少ない流量特性が得られる。 すべての放射方向凸部の幅を、基本形状より先端部側
で広くすることにより、オーバーシュートが小さく、中
圧での流量低下の少ない流量特性が得られる。 すべての放射方向凸部の放射方向高さを、基本形状よ
り低くすることにより、全圧力域で全体的に流量が減少
する流量特性が得られる。 複数の放射方向凸部のうち、1ないし2個の凸部の放
射方向高さを、基本形状より高くすることにより、オー
バーシュートが小さく中圧での流量が大きい流量特性が
得られる。 複数の放射方向凸部のうち、1ないし2個の凸部の放
射方向高さを、基本形状より低くすることにより、オー
バーシュートは変化せず中圧から高圧にかけて流量が低
下する流量特性が得られる。 すべての放射方向凹部の放射方向深さを、基本形状よ
り深くし、かつその底部において幅も大きくすることに
より、全圧力域で全体的に流量が増加する流量特性が得
られる。 1ないし2個の放射方向凹部を埋めることにより、全
圧力域で全体的に流量が減少する流量特性が得られる。
【0010】以上のように、放射方向凸部と凹部は、す
べてが基本形状とは異なる同一形状とすることもでき、
一部のみの形状を基本形状から異ならせることもでき
る。
【0011】従って、本発明の水ガバナーは、その一態
様によると、外周に放射方向に延びる複数の凸部とこれ
ら凸部の間に位置する凹部とを有するセンタコアと;こ
のセンタコアの外周に嵌められ、凹部との間に流路を形
成する弾性リングと;このセンタコアと弾性リングを支
持し、流路に流体を流すケーシングと;を備えた水ガバ
ナーにおいて、流量特性を改善するため、放射方向の複
数の凸部又は(及び)凹部のうち、少なくとも1つの凸
部又は(及び)凹部を、他の基本形状の凸部又は(及
び)凹部の形状とは異なる修正放射方向凸部又は(及
び)修正放射方向凹部としたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施例】以下図面について本発明を説明する。
図1ないし図7はいずれも本発明による水ガバナーの流
量調整方法の実施例を示すもので、各図の左に、基本形
状の放射方向凸部21と凹部22の平面形状と、本発明
により修正された修正凸部または凹部形状を示し、同右
に、この基本形状による基本流量特性50Pと、修正凸
部または凹部形状による修正流量特性を示している。
【0013】図1は、すべての修正放射方向凸部21A
の幅を、基本形状21より先端部側で狭くした実施例で
ある。この修正凸部21Aを有するセンタコアによる
と、基本流量特性50Pに比して、オーバーシュートが
大きく、中圧での流量低下の少ない修正流量特性50A
が得られる。
【0014】図2は、すべての修正放射方向凸部21B
の幅を、基本形状21より先端部側で広くした実施例で
ある。この修正凸部21Bを有するセンタコアによる
と、基本流量特性50Pに比して、全圧力域で流量が増
加し、中圧での流量低下の少ない修正流量特性50Bが
得られる。
【0015】図3は、すべての修正放射方向凸部21C
の放射方向高さを、基本形状21より低くした実施例で
ある。この修正凸部21Dを有するセンタコアによる
と、基本流量特性50Pに比して、全圧力域で全体的に
流量が減少する修正流量特性50Cが得られる。
【0016】図4は、複数の基本形状の放射方向凸部2
1のうち、1ないし2個の凸部を、その放射方向高さ
が、基本形状21より高い修正放射方向凸部21Dとし
た実施例である。この修正凸部21Dと基本形状凸部2
1が混在するセンタコアによると、基本流量特性50P
に比して、オーバーシュートが小さく中圧から高圧での
流量が大きい修正流量特性50Dが得られる。
【0017】図5は、複数の基本形状の放射方向凸部2
1のうち、1ないし2個の凸部を、その放射方向高さ
が、基本形状21より低い修正放射方向凸部21Eとし
た実施例である。この修正凸部21Eと基本形状凸部2
1とが混在するセンタコアによると、基本流量特性50
Pに比し、オーバーシュートは変化せず中圧から高圧に
かけて流量が低下する修正流量特性50Eが得られる。
【0018】図6は、すべての修正放射方向凹部22F
の放射方向深さを、基本形状の凹部22より深くし、か
つその底部において幅も大きくした実施例である。この
修正凹部22Fを有するセンタコアによると、基本流量
特性50Pに比し、全圧力域で全体的に流量が増加する
修正流量特性50Fが得られる。
【0019】図7は、基本形状の放射方向凸部21の間
の凹部22を、1ないし2個埋めて修正幅広凸部21G
を形成した実施例である。この修正幅広凸部21Gと基
本形状凸部21とが混在するセンタコアによると、基本
流量特性50Pに比し、全圧力域で全体的に流量が減少
する修正流量特性50Gが得られる。
【0020】以上の各実施例はそれぞれ、必要な流量特
性に応じ、単独でも組み合わせても用いることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水ガバナ
ーの流量特性を自由に変化させ、より理想的な流量特性
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第1の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図2】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第2の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図3】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第3の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図4】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第4の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図5】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第5の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図6】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第6の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図7】本発明による水ガバナーの流量特性調整方法の
第7の実施例と、その流量特性を示す図である。
【図8】本発明が対象とする水ガバナーに用いるセンタ
コアの基本形状例を示す平面図である。
【図9】図8のセンタコアを用いた水ガバナーの図8の
IX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図8、図9の水ガバナーの使用状態における
1つの状態を示す、図9のA矢視平面図である。
【図11】図8、図9の水ガバナーの使用状態における
別の状態を示す、図9のA矢視平面図である。
【図12】図8、図9の水ガバナーの流量特性の一例を
示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 20 センタコア 21 放射方向凸部(基本形状) 21A 21B 21C 21D 21E 22G 修
正放射方向凸部 22 凹部(基本形状) 22F 修正放射方向凹部 23 流路 24 貫通孔 25 ブリッジ部 30 Oリング(弾性部材) 50A〜50G 修正流量特性 50P 基本流量特性

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に放射方向に延びる複数の凸部とこ
    れら凸部の間に位置する凹部とを有するセンタコアと;
    このセンタコアの外周に嵌められ、上記凹部との間に流
    路を形成する弾性リングと;このセンタコアと弾性リン
    グを支持し、上記流路に流体を流すケーシングと;を備
    えた水ガバナーにおいて、 流量特性を改善するため、上記センタコアの放射方向の
    複数の凸部と凹部の少なくとも一方のかつ少なくとも1
    つの形状を、基本形状から異ならせることを特徴とする
    水ガバナーの流量特性調整方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、放射方向凸部は、基
    本形状の凸部の放射方向の高さ、又は(及び)幅を異な
    らせている水ガバナー。
  3. 【請求項3】 請求項1において、放射方向凹部は、基
    本形状の凹部の放射方向の深さ、又は(及び)幅を異な
    らせている水ガバナー。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、放射方向凸部と凹部は、すべてが基本形状とは異な
    る同一形状である水ガバナー。
  5. 【請求項5】 外周に放射方向に延びる複数の凸部とこ
    れら凸部の間に位置する凹部とを有するセンタコアと;
    このセンタコアの外周に嵌められ、上記凹部との間に流
    路を形成する弾性リングと;このセンタコアと弾性リン
    グを支持し、上記流路に流体を流すケーシングと;を備
    えた水ガバナーにおいて、 流量特性を改善するため、上記センタコアの放射方向の
    複数の凸部のうち、少なくとも1つの凸部を他の凸部の
    形状とは異なる修正放射方向凸部としたことを特徴とす
    る水ガバナー。
  6. 【請求項6】 請求項5において、修正放射方向凸部
    は、他の凸部とは放射方向の高さ、又は(及び)幅が異
    なっている水ガバナー。
  7. 【請求項7】 外周に放射方向に延びる複数の凸部とこ
    れら凸部の間に位置する凹部とを有するセンタコアと;
    このセンタコアの外周に嵌められ、上記凹部との間に流
    路を形成する弾性リングと;このセンタコアと弾性リン
    グを支持し、上記流路に流体を流すケーシングと;を備
    えた水ガバナーにおいて、 流量特性を改善するため、上記センタコアの放射方向の
    複数の凸部の間に位置する凹部のうち、少なくとも1つ
    の凹部を他の凹部の形状とは異なる修正放射方向凹部と
    したことを特徴とする水ガバナー。
  8. 【請求項8】 請求項7において、修正放射方向凹部
    は、他の凹部とは放射方向の深さ、又は(及び)幅が異
    なっている水ガバナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250247A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Fujikura Rubber Ltd 水ガバナー
JP2014513846A (ja) * 2011-05-17 2014-06-05 ネオパール ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流量調整器

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