JPH08146661A - トナーバインダー - Google Patents

トナーバインダー

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JPH08146661A
JPH08146661A JP6306952A JP30695294A JPH08146661A JP H08146661 A JPH08146661 A JP H08146661A JP 6306952 A JP6306952 A JP 6306952A JP 30695294 A JP30695294 A JP 30695294A JP H08146661 A JPH08146661 A JP H08146661A
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JP
Japan
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acid
component
heat
mol
toner
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JP6306952A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Kamei
伸朗 亀井
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー化した際、耐熱保存性および電気特性
が良好で、かつ低温定着性に優れるトナーバインダーを
得る。 【構成】 特定の酸成分とアミン成分を主構成単位とす
るポリアミド樹脂であり、かつ融解熱20〜150J/
gのトナーバインダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱定着用ポリアミド系ト
ナーバインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】トナーバインダーとしてポリアミドは、
圧定着方式用としてアルキレンジアミンと不飽和脂肪酸
を構成単位とする軟化点80〜200℃のポリアミドお
よび軟化点40℃以上のポリエステルからなるトナー組
成物(特公昭59−34300号報)、フラッシュ定着
方式用として軟化温度80〜180℃のポリアミドとエ
ポキシ樹脂またはポリスチレンからなるトナー(特公平
1−40984号報)が知られている。しかし、これら
のものは、ポリアミド樹脂と他の樹脂との配合系であ
り、これらを熱定着方式に用いると耐ホットオフセット
性が不十分であり、実用的でない。
【0003】最近、複写機やプリンターなどは、小型
化、軽量化が要望されており、圧定着やフラッシュ定着
より小型化、軽量化が可能な熱定着方式が注目されてい
る。熱定着として、接触加熱型定着器[ヒートロールを
用いる方法、加熱体と紙などの間にフィルムまたはベル
トを介する方法(例えば特開平4−70688号公報お
よび特開平4−12558号公報)]が広く採用されて
いる。この方法では、定着下限温度(以下MFTと略
す)は低いことが望ましく(低温定着性)、また、ヒー
トロール表面、フィルムまたはベルトへのホットオフセ
ットが発生する温度(以下HOTと略す)は高いことが
望ましい(耐ホットオフセット性)。また、電子写真プ
ロセスの機械内では、定着器などから熱が発生するた
め、トナーが熱によって凝集し流動性が悪化したりする
ことのない様、耐熱保存性も満たさなければならない。
【0004】この三つの性質を満足させるために従来か
ら低分子量から高分子量にわたる広範囲の分子量分布を
有し、ガラス転移点が50〜80℃であるスチレン/ア
クリル系トナーバインダーを使用すること(例えば特公
昭60−20411号公報、特開昭61−215558
号公報)や、ノボラック型フェノール樹脂のオキシアル
キレンエーテルを用いたポリエステル樹脂(特開平5−
27478号公報)が提唱されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法
は、近年のコピー機やファクシミリの高速化による、よ
り低温定着性を求める動向や、より耐熱保存性を求める
動向に充分に対応できているとは言いがたい。本発明は
上記の問題を解決するものであって、トナー化した際
に、耐熱保存性および電気特性が良好で、かつ低温定着
性に優れるトナーバインダーを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、トナー化
した際に、耐熱性および電気特性が良好で、かつ低温定
着性に優れるトナーバインダーを得ることを目的に鋭意
検討した結果本発明に到達した。即ち、本発明は、酸成
分(A)とアミン成分(B)とを主構成単位とするポリ
アミド樹脂からなるトナーバインダーにおいて、(A)
中、重合脂肪酸(a1)が70〜98モル%、炭素数8
〜30のモノカルボン酸(a2)が2〜30モル%、お
よび必要により他の多塩基酸(a3)が0〜28モル%
であり、(B)中、エチレンジアミン(b1)が70〜
100モル%であり、かつ、融解熱が20〜150J/
gであることを特徴とする熱定着用トナーバインダーで
ある。
【0007】以下、本発明を詳述する。本発明に用いる
重合脂肪酸(a1)は、オレイン酸やリノール酸などの
不飽和脂肪酸、または、それらの低級アルキルエステル
(C1〜3)を重合したものであり、一般にダイマー酸
とも呼ばれ、少量のモノマー酸、トリマー酸を含有して
いるものもあり、例えば、以下の組成物があげられる。
(%は、重量%である) モノマー酸:通常0〜15%(好ましくは0〜7%) ダイマー酸:通常60〜100%(好ましくは75〜1
00%) トリマー酸:通常0〜25%(好ましくは0〜20%) また、不飽和脂肪酸の重合法は特に限定されないが不
飽和脂肪酸の低級アルキルエステルを約300℃に加熱
して重合する方法、触媒として活性白土、またはルイ
ス酸など用いて熱重合する方法、パーオキサイドを併
用して熱重合する方法などがあげられる。(a1)は、
(A)中70〜98モル%であり、70モル%未満であ
るとトナーの耐熱保存性が悪くなり、98モル%を越え
るとトナーの流動性が不充分となる。
【0008】本発明に用いるモノカルボン酸(a2)
は、(1)炭素数8〜30の直鎖または分岐の飽和脂肪
酸、不飽和脂肪酸;(2)混合脂肪酸(パーム油脂肪
酸、トール油脂肪酸、大豆油脂肪酸、糠油脂肪酸、牛脂
脂肪酸、魚油脂肪酸など)などがあげられる。(a2)
は、(A)中2〜30モル%であり、2モル%未満では
低温定着性が悪くなり、30モル%を越えるとトナーの
流動性が悪くなる。
【0009】本発明において必要により用いる他の多塩
基酸(a3)としては、2価以上の多塩基酸があげられ
る。2価カルボン酸の具体例としては、(1)炭素数2
〜20の脂肪族ジカルボン酸(マレイン酸、フマール
酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、ア
ゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸
など);(2)炭素数8〜20の脂環式ジカルボン酸
(シクロヘキサンジカルボン酸、メチルメジック酸な
ど);(3)炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸(フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエンジカル
ボン酸、ナフタレンジカルボン酸など);(4)側鎖に
炭素数4〜35の炭化水素基を有するアルキルもしくは
アルケニルコハク酸(イソドデセニルコハク酸、n−ド
デセニルコハク酸など);並びに、これら2価カルボン
酸の無水物や低級アルキル(メチル、ブチルなど)エス
テルがあげられる。また、3価以上のカルボン酸類の具
体例としては、(1)炭素数7〜20の脂肪族ポリカル
ボン酸(1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,
5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル
−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テト
ラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−
オクタンテトラカルボン酸など);(2)炭素数9〜2
0の脂環式ポリカルボン酸(1,2,4−シクロヘキサ
ントリカルボン酸など);(3)炭素数9〜20の芳香
族ポリカルボン酸(1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7
−ナフタレントリカルボン酸および1,2,4−ナフタ
レントリカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸など);並びにこれらの無水物や低級
アルキル(メチル、ブチルなど)エステルがあげられ
る。(a3)は(A)中0〜28モル%であり、28モ
ル%を越えると低温定着性が悪くなる。
【0010】本発明におけるアミン成分(B)の内、7
0〜100モル%がエチレンジアミン(b1)である
が、必要により他のアミン成分(b2)を使用すること
ができる。(b2)の具体例としては、(1)脂肪族ポ
リアミン(ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
アミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノ
プロパン、ヘキサメチレンジアミンなど);(2)脂環
式ポリアミン(イソホロンジアミン、シクロヘキシレン
ジアミンなど);(3)芳香族ポリアミン(キシリレン
ジアミン、ジアミノジフェニルメタンなど)があげられ
る。(b1)は、(B)中で70モル%未満であると、
トナーの耐熱保存性が悪くなる。
【0011】また、必要によりアミン成分の一部をジオ
ールまたはポリオール成分に置き換えることができる。
ジオール成分の具体例としては、(1)アルキレングリ
コール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリ
コール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオールなど);(2)アルキレンエ−テルグリコー
ル類(ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール);(3)脂環式ジオール(1,4−シクロヘ
キサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAな
ど);および(4)ビスフェノール類(ビスフェノール
A、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);並び
に、(5)上記ビスフェノール類のアルキレンオキシド
[エチレンオキサイド(以下EOと略す)、プロピレン
オキサイド(以下POと略す)、ブチレンオキシドな
ど]2〜8モル付加物をあげることができる。3価以上
のアルコール類の具体例としては、(1)炭素数3〜2
0の脂肪族多価アルコール(ソルビトール、1,2,
3,6−ヘキサンテトラオール、1,4−ソルビタン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリ
ペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオー
ル、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、
2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,
4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパンなど);(2)炭素数6〜20の芳香
族多価アルコール(1,3,5−トリヒドロキシルメチ
ルベンゼンなど);並びにこれらのアルキレンオキサイ
ド付加物;(3)ノボラック型フェノール樹脂のオキシ
アルキレンエーテル;(4)イソシアヌル酸などの分子
中に2個以上の活性水素を有する複素環式化合物のオキ
シアルキレンエ−テルなどがあげられる。
【0012】本発明のポリアミド系トナーバインダーを
構成する酸性分とアミン成分との比率はカルボキシル基
当量/アミノ基当量が、通常0.6〜1.4、好ましく
は0.7〜1.3、さらに好ましくは0.8〜1.2と
なるような比率であればよい。本発明のポリアミド系ト
ナーバインダーの製法を例示すると、酸成分とアミン成
分を所定の割合で配合し、ポリアミド化反応を行うこと
により本発明のポリアミド系トナーバインダーが得られ
る。反応は通常、140〜250℃、好ましくは160
〜230℃程度の温度条件下で行われる。反応は着色を
防止するため窒素ガスなどの不活性ガス中で行うことが
望ましい。反応の末期は、場合によっては反応の完結、
揮発性成分の除去を容易にするため減圧下で反応を行っ
ても良い。
【0013】本発明のポリアミド樹脂の融解熱は20〜
150J/gであり、好ましくは25〜120J/gで
ある。20J/g未満であると低温定着性が不充分であ
り、150J/gを越えるとトナーの流動性が悪くな
る。また、融解熱は、セイコー電子工業(株)製示差走
査熱量計「RDC220」を用いて測定することができ
る。
【0014】本発明のポリアミド樹脂は、通常、酸価と
アミン価の合計が通常50mgKOH/g以下、好まし
くは30mgKOH/g以下であり、さらに好ましくは
20mgKOH/g以下である。酸価とアミン価の合計
が50mgKOH/gを越えるとトナーの環境安定性が
不充分となる。また、数平均分子量は通常、500〜1
0,000、好ましくは1,000〜8,000であ
る。数平均分子量が500未満では、耐熱保存性が不充
分になり、10,000を越えると低温定着性が悪くな
る。
【0015】本発明のバインダーは、ポリアミド樹脂か
らなるものであるが、必要により他の樹脂を含有しても
良い。他の樹脂としてはポリスチレン系樹脂、スチレン
/アクリル共重合体、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、本発明以外のポリアミド樹脂な
どがあげられる。
【0016】本発明のバインダーの用途となる電子写真
用トナーの製法例を例示すると、トナー重量に基づいて
トナーバインダーが通常45〜95重量%、公知の着色
剤(カーボンブラック、鉄黒、ベンジジンイエロー、キ
ナクドリン、ローダミンB、フタロシアニンなど)が通
常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コバルト、ニッケ
ル、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)が通常0〜
50重量%用いられたものがあげられる。さらに種々の
添加剤[荷電調整剤(金属錯体、ニグロシンなど)、離
型剤(ポリテトラフルオロエチレン、低分子量ポリオレ
フィン、脂肪酸、もしくはその金属塩またはアミドな
ど)など]を含むことができる。これらの添加剤の量は
トナー重量に基づいて通常0〜10重量%である。電子
写真用トナーは上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混
練され、その後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機な
どを用いて微粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として
得られる。また粉体の流動性改良のために疎水性コロイ
ダルシリカ微粉末を用いることもできる。前記電子写真
用トナーは、必要に応じて鉄粉、ガラスビーズ、ニッケ
ル粉、フェライトなどのキャリア粒子と混合されて電気
的潜像の現像剤として用いられる。前記電子写真用トナ
ーは支持体(紙、ポリエステルフィルムなど)に定着さ
れ使用される。定着方法については前述の通りである。
【0017】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。 以下、部は重
量部を示す。
【0018】また、合成例、実施例および比較例で得ら
れたポリエステル樹脂の性状の測定法を次に示す。 1.酸価 JISK0070に規定の方法。但し、サンプルが溶解
しない場合は溶媒にジオキサンまたはテトラヒドロフラ
ンなどの溶媒を用いる。 2.融解熱 セコー電子工業(株)製示差走査熱量計「RDC22
0」で測定。 3・分子量 ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GP
C)で測定。なお、GPCによる分子量測定の条件は以
下の通りである。 装置 : 東洋曹達製 HLC−802A カラム : カラム TSK gel GMH6 2
本(東洋曹達製) 測定温度 : 25℃ 試料溶液 : 0.5重量%のTHF溶液 溶液注入量 : 200μl 検出装置 : 屈折率検出器 なお分子量較正曲線は標準ポリスチレンを用いて作成し
た。
【0019】実施例1 温度計、攪拌機、冷却器および窒素導入管の付いた反応
槽中に、ダイマー酸9.5モル、大豆油脂肪酸0.5モ
ルおよびエチレンジアミン9.0モルを入れ、窒素気流
下200℃で、酸価が4以下なるまで反応させて本発明
のバインダー(C−1)を得た。(C−1)の融解熱は
53J/gで、数平均分子量は5,000であった。
【0020】実施例2 大豆脂肪酸の代わりに糠油脂肪酸を使用する以外は、実
施例1と同様にして本発明のバインアダー(C−2)を
得た。(C−2)の融解熱は75J/gで、数平均分子
量は5,700であった。
【0021】実施例3 ダイマー酸8.0モル、コハク酸1.0モルおよびエチ
レンジアミン8.5モルを、実施例1と同様にして本発
明のバインダー(C−3)を得た。(C−3)の融解熱
は35J/gであり、数平均分子量は5,200であっ
た。
【0022】実施例4 ダイマー酸8.5モル、糠油脂肪酸1.0モル、無水ト
リメッリト酸0.5モルおよびエチレンジアミン9.5
モルを、実施例1と同様にして本発明のバインダー(C
−4)を得た。(C−4)の融解熱は47J/gであ
り、数平均分子量は6,000であった。
【0023】比較例1 ダイマー酸8.5モル、大豆油脂肪酸3.5モルおよび
エチレンジアミン9.5モルを、実施例1と同様にして
比較のバインダー(D−1)を得た。(D−1)の融解
熱170J/gであり、数平均分子量は4,800であ
った。
【0024】使用例および比較使用例 実施例1〜4の本発明のバインダーおよび比較例1の比
較のバインダーの各々88部にカーボンブラック(三菱
化成(株)製 MA100)7部、低分子量ポリプロピ
レン(三洋化成工業(株)製 ビスコール550P)3
部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学工業(株)製スピロ
ンブラックTRH)2部を均一混合した後、内温150
℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェットミルで微粉砕
し、ディスパージョンセパレータで分級し平均粒径12
μmのトナーa〜eを得た。
【0025】試験例1 トナーa〜eの各々3部にフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を均一混合し、
市販複写機((株)東芝製BD−7720)を用いて紙
上にトナー像を転写し、転写された紙上のトナーを市販
複写機(シャープ(株)製 SF8400A)の定着部
を改造して、A4紙35枚/分のスピードで定着テスト
を行った。テスト結果は表1に示した通りである。な
お、MFTは、 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅
牢度試験機(摩擦部=紙)により5回の往復回数で摩擦
し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存してい
たコピーを得た時のヒートロール温度、HOTは、トナ
ーがホットオフセットした時のヒートロール温度を示し
た。
【0026】試験例2 トナーa〜eそれぞれ10gを20ccのスクリュー管
に入れ、50℃×40%RHで24時間放置し、トナー
の凝集の程度により耐熱保存性を4段階にランク付けで
評価した。テスト結果を表1に示す。 A:全く凝集なし。 B:わずかに凝集するがスクリュー管に軽い衝撃を与え
ると再分散する。 C:トナーの1/4程度が凝集しスクリュー管に軽い衝
撃を与えても再分散しない。 D:凝集の程度が顕著でスクリュー管に強い衝撃与えて
も再分散しない。
【0027】試験例3 トナーa〜eの各々3部とフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を50CCのガ
ラス瓶に入れ、25℃、50%RHの温湿度調整室に1
2時間放置した後、25℃、50%RHの条件でターブ
ラーシェーカーミキサーで100rpmで30分間、攪
拌し、摩擦帯電させた。その後、摩擦帯電量を(株)東
芝製ブローオフ帯電量測定機で測定した。結果を表1に
示す。
【0028】
【表1】
【0029】本発明のバインダーa〜dはいずれも比較
バインダーeに比べ、耐熱保存性を維持しつつ低温定着
性に優れる。表1の実施例a、cのトナーについて1万
枚連続コピーを行った。1万枚コピー後の画質は、初期
の画質と同じであった。本発明のトナーバインダーを用
いたトナーはキャリアとの長時間摩擦においても変化が
なく、耐久性に優れていることが判る。
【0030】
【発明の効果】本発明の熱定着用トナーバインダーは、
特定の酸成分とアミン成分を主構成単位とするポリアミ
ド樹脂であり、かつ、融解熱20〜150J/gにする
ことにより耐熱保存性を維持しつつ低温定着性に優れ
る。また、帯電性および耐久性も良好である。以上述べ
たように、本発明のトナーバインダーを用いたトナー
は、定着性(低温定着性および耐オフセット性)だけで
なく耐熱保存性、帯電性、耐久性など実用上必要な性能
を兼ね備えているので、種々の速度の複写機(とくに高
速複写機)やプリンター、さらにはフルカラーなどの用
途に有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸成分(A)とアミン成分(B)とを主
    構成単位とするポリアミド樹脂からなるトナーバインダ
    ーにおいて、(A)中、重合脂肪酸(a1)が70〜9
    8モル%、炭素数8〜30のモノカルボン酸(a2)が
    2〜30モル%、および必要により他の多塩基酸(a
    3)が0〜28モル%であり、(B)中、エチレンジア
    ミン(b1)が70〜100モル%であり、かつ、融解
    熱が20〜150J/gであることをであることを特徴
    とする熱定着用トナーバインダー。
JP6306952A 1994-11-15 1994-11-15 トナーバインダー Pending JPH08146661A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100400022B1 (ko) * 2002-02-07 2003-09-29 삼성전자주식회사 전자사진용 토너
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