JPH08146954A - 電子楽器の変調効果装置 - Google Patents

電子楽器の変調効果装置

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JPH08146954A
JPH08146954A JP6180702A JP18070294A JPH08146954A JP H08146954 A JPH08146954 A JP H08146954A JP 6180702 A JP6180702 A JP 6180702A JP 18070294 A JP18070294 A JP 18070294A JP H08146954 A JPH08146954 A JP H08146954A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】楽音信号にビブラート、グロウル、トレモロ等
のより変化のある変調効果を付与する電子楽器の変調効
果装置に関し、より変化のある変調効果を楽音信号に付
与すること。 【構成】変調信号により変調効果が付与された楽音信号
を発生するために使用される電子楽器の変調効果装置に
おいて、変調信号の1周期を第1の区間と第2の区間に
分ける分割の比率を設定する手段と、第1の区間におい
て変調信号の振幅を時間経過に伴って第1の値から第2
の値に変化させる手段と、第2の区間において変調信号
の振幅を時間経過に伴って第2の値から第1の値へ変化
させる手段とを備えるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号にビブラー
ト、グロウル、トレモロ等の変調効果を付与する電子楽
器の変調効果装置に関する。かかる変調効果装置におい
ては、より変化のある変調効果を生成できることが望ま
れている。
【0002】
【従来の技術】図9には、従来の電子楽器の一般的な構
成が示されている。図中、21は鍵盤であり、鍵操作に
応じて音高情報と押鍵/離鍵情報を発生して音源発生器
22に与える。この音源発生器22は楽音信号を作るお
おもとになる音源信号を発生する回路で、電圧制御発振
器などで構成され、鍵盤21からの音高情報に応じた周
波数の音源信号を発生する。この音源発生器22で発生
された音源信号は電圧制御フィルタ24に送られてエン
ベロープ発生器26からのエンベロープ信号に応じて周
波数特性などで音色の加工がされ、さらに電圧制御増幅
器25に送られてエンベロープ発生器27からのエンベ
ロープ信号に応じて音量制御され、この電圧制御増幅器
25から楽音信号として出力される。
【0003】低周波発振器23は楽音に「揺れ」の効果
を付与するためのもので、低周波の周期的な変調信号、
例えば正弦波や三角波などを発生し、これを音源発生器
22に与える。音源発生器22はこの変調信号によって
音源信号を周波数変調し、それにより音源信号に周波数
の揺らぎを与えて、楽音にビブラート効果を付与する。
なお、この低周波発振器23を用いて付与できる効果
は、ビブラートだけに限られるものではなく、例えば変
調信号により電圧制御フィルタ24の特性に揺らぎを与
えることで楽音にグロウルを付与でき、また電圧制御増
幅器25の音量特性に揺らぎを与えることで楽音にトレ
モロを付与することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】楽音にビブラート等の
効果を付与するための変調信号としては、従来、正弦波
や三角波などの単調な波形形状のものが用いられてい
る。すなわち、変調信号波形の上昇部分と下降部分は対
称波形であり、かつその持続時間は同一時間(すなわち
半周期)となっている。このため、例えばこの変調信号
によりビブラート効果を生成した場合、楽音の揺らぎと
して音高が上昇する時間と下降する時間が常に等しい。
この結果、楽音に付与される効果は単調な感じのものに
なり、変化のある効果とはなっていない。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、より変化のある変
調効果を楽音信号に付与することができる電子楽器の変
調効果装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電子楽器の変調効果装置は、一つの
形態として、変調信号により変調効果が付与された楽音
信号を発生するために使用される電子楽器の変調効果装
置において、変調信号の1周期を第1の区間と第2の区
間に分ける分割の比率を設定する手段と、第1の区間に
おいて変調信号の振幅を時間経過に伴って第1の値から
第2の値に変化させる手段と、第2の区間において変調
信号の振幅を時間経過に伴って第2の値から第1の値へ
変化させる手段とを備えるよう構成したものである。
【0007】また本発明に係る電子楽器の変調効果装置
は、他の形態として、変調信号により変調効果が付与さ
れた楽音信号を発生するために使用される電子楽器の変
調効果装置において、変調信号の1周期を複数の区間に
分割する分割の比率を設定する手段と、分割された各区
間において任意の波形形状で変調信号を生成する手段と
を備えるよう構成したものである。
【0008】
【作用】本発明に係る電子楽器の変調効果装置は、図1
に示されるように、変調信号を第1、第2の二つの区間
に分割する。この第1、第2の区間の分割比は任意に設
定することができる。各区間における変調信号の波形形
状は、第1の区間において変調信号の振幅を時間経過に
伴って第1の値から第2の値に変化させ、また第2の区
間において第2の値から第1の値に変化させたものとす
る。
【0009】また本発明に係る電子楽器の変調効果装置
は、変調信号の1周期を任意に設定した分割比率でもっ
て複数の区間に分割し、この分割された各区間において
任意の波形形状を持たせて変調信号を生成する。これに
より変調信号の波形形状が単調でなくなるので変化に富
んだ効果を楽音に付与することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図2には本発明の一実施例としての変調効果装
置を備えた電子楽器の概略的な構成が示される。この電
子楽器はマイクロコンピュータを用いて各種の処理を行
っており、変調効果装置により変調効果としてビブラー
ト効果が楽音に付与されるよう構成されている。
【0011】図2において、実施例装置は、中央処理装
置(CPU)1、読出し/書込みメモリ(RAM)2、
読出し専用メモリ(ROM)3、タイマ4、バス8など
のマイクロコンピュータシステムの一般的な構成の他、
入力装置としても鍵盤部5とパネル部6を、また出力装
置として楽音生成回路7を備え、更に楽音生成回路7か
ら出力された楽音信号は増幅器9で増幅されてスピーカ
10に与えられるようになっている。
【0012】鍵盤部5は鍵盤および鍵操作検出回路から
構成されている。鍵操作検出回路は各鍵の鍵状態(押鍵
状態/離鍵状態)を監視しており、何れかの鍵の鍵状態
が変化した時にはバス8を介してCPU1に割込みをか
け、鍵状態に変化があった鍵に関するキーデータをCP
U側に転送するよう構成されている。パネル部6には、
各種の操作子、例えばビブラート効果設定用の操作子
T、L、D、S、および生成される楽音の音色(例えば
バイオリン調、フルート調など)を選択するための音色
選択操作子(ここでは図示しない)などが備えられ、更
にこれらの操作子の操作状態を検出する操作検出回路が
設けられており、操作された操作子に関するデータはC
PU1の制御によりバス8を介してCPU1側に転送さ
れるように構成されている。
【0013】ビブラート効果設定用の操作子としては操
作子T、L、D、Sがあり、このうち操作子Tは、変調
信号の周期を設定するための操作子であり、この操作子
Tによって変調信号の周期(50msec 〜0.5sec の
値)に対応して周期設定データT(0〜100の値)を
1刻みで設定できる。
【0014】また操作子Lは変調信号の大きさ、すなわ
ちビブラートのかかり具合を設定するための操作子であ
り、この操作子Lによってビブラートかかり具合(0〜
100%の値)に対応してかかり具合設定データL(0
〜1の値)を0.1刻みで設定できる。また操作子Dは
変調信号のデューティ比を設定するための操作子であ
り、この操作子Dによりデューティ比(0〜1の値)に
対応してデューティ比設定データ(0〜1の値)を0.
01刻みで設定することができる。すなわち、実施例装
置によって発生される変調信号の1周期は図7(a)〜
(e)に示されるように前半区間(区間I)と後半区間
(区間II)とに分けられており、上述の操作子Dにより
設定されるデューティ比は変調信号の1周期の長さに対
する前半区間の長さを決めるものである。
【0015】さらに操作子Sは、変調記号の波形形状
(三角波状、正弦波状、あるいはランダム状)の選択を
行うための操作子であり、この操作子Sによって波形形
状(三角波状、正弦波状、ランダム状)に対応して波形
形状設定データ(0、1、2)がそれぞれ設定される。
【0016】CPU1は装置全体の制御を司る回路であ
る。例えば鍵盤部5からの鍵操作時の割込みに応じて所
定の割込みルーチンを実行し、鍵盤部5から得られた鍵
状態に変化のあった鍵に関するキーデータをRAM2内
に設けられた仮想的にリング状に構成されているキーデ
ータFIFO(ファーストイン/ファーストアウトメモ
リ)に積む。またこのキーデータFIFOに積まれたキ
ーデータ、パネル部6において音色選択操作子で選択さ
れた音色に対応するトーンデータ、および操作子T、
L、D、Sで設定されたビブラート設定データに基づ
き、生成する楽音の音高、音色、音量などを制御する制
御データを作成して楽音生成回路7に与える。なお、音
高制御データとしては、押離鍵された鍵に対応するキー
データと、周期的に値を変化する変調信号としてのビブ
ラート制御データとの2種類が与えられる。
【0017】ROM3はCPU1にて実行される各種の
プログラム、生成される楽音の音色を決定する複数のト
ーンデータ、および正弦波波形を生成するためのSIN
テーブル等を予め記憶している。トーンデータは例えば
バイオリン調あるいはフルート調などの楽音の音色を選
択する際に必要な各種の設定データであり、ビブラート
設定データもこのトーンデータ中に含まれている。また
SINテーブルは、図3に示されるように、−π/2〜
π/2(ラジアン)の範囲にわたる正弦波が101のア
ドレスにより振幅レベル“0”〜“100”の値として
記憶されている。
【0018】RAM2は作業用のメモリであり、このR
AM2には、CPU1がプログラムを実行する際に必要
な各種レジスタ、フラグ、キーデータFIFOなどのた
めの記憶領域が設定されている。またタイマ4は5mse
c 毎にCPU1にタイマ割込みをかけるためのタイマで
あり、CPU1はタイマ割込みを受けると所定のタイマ
割込み処理を行う。
【0019】楽音生成回路7はCPU1から渡された制
御データに基づいて楽音信号を生成するシンセサイザモ
ジュールなどの回路であり、生成された楽音信号は増幅
器9を介してスピーカ10から楽音として放音される。
【0020】以下、この実施例装置の動作を図4〜図6
の流れ図、および図7の信号波形図を参照しつつ説明す
る。ここで図4、図5、図6はそれぞれCPU1により
実行される主ルーチン、パネル処理ルーチン、タイマ割
込み処理ルーチンである。図7はビブラート効果用の変
調信号波形が形成される様子を説明する波形図であり、
図中の(a)はカウンタCOUNTの出力波形、(b)
はデータLFOの波形、(c)、(d)、(e)は波形
形状として三角波状、正弦波状、ランダム状がそれぞれ
選択されている場合に楽音生成回路7に供給されている
ビブラート制御データであり、区間Iは変調信号波形の
前半区間を、また区間IIは後半区間を示し、デューティ
比は0.25に設定されている。
【0021】まずCPU1により実行される全体的な処
理を説明すると、CPU1は図4に示される主ルーチン
を繰り返し実行する他、鍵盤部5での鍵操作に伴う入力
割込みにより鍵盤部5からのキーデータをキーデータF
IFOに積む処理と、タイマ4から5msec毎にかけ
られるタイマ割込みにより起動される図6のタイマ割込
み処理ルーチンを実行している。なお、このタイマ割込
み処理ルーチンは変調信号としてのビブラート制御デー
タを逐次生成していく処理である。
【0022】以下、CPU1によって実行される主ルー
チンを図4を参照して説明する。電源の投入によりプロ
グラムの実行を開始し、鍵盤部5、RAM2、パネル部
6および楽音生成回路7を初期設定する(ステップ
A)。この時、所定の音色を選択し、この音色に対応す
るトーンデータをROM3から読み出して、RAM2に
設けられているトーンデータ記憶領域に記憶させる。
【0023】次にパネル部6の操作子の操作状態に応じ
て各種のフラグやレジスタを設定するパネル処理を行う
(ステップB)。例えば音色選択操作子が操作された場
合にはRAM2に設けられているトーンデータ記憶領域
のトーンデータを書き換える。またビブラート設定用操
作子が操作された場合にはビブラート設定データT、
L、D、Sを書き換える。これらの処理については図5
を参照して後に詳しく説明する。
【0024】パネル処理が終わったならば、次に、鍵盤
部5で新たな押鍵/離鍵操作がなされたか否かを判断す
る(ステップC)。具体的には、鍵盤部5で鍵操作がな
されると、入力割込みによりそのキーデータはキーデー
タFIFOに積まれるので、このキーデータFIFOに
キーデータが積まれているか否かにより押鍵/離鍵操作
があったか否かを判断する。キーデータが積まれていな
い場合にはパネル処理(ステップB)に戻って同じ処理
を繰り返す。
【0025】一方、キーデータが積まれていた場合に
は、その鍵操作に関する楽音を生成開始/停止する処理
を実行する(ステップD)。すなわちキーデータFIF
Oに積まれているキーデータを一つ降ろし、その降ろし
たキーデータとRAM2のトーンデータ記憶領域に記憶
されているトーンデータとに基づいて楽音生成回路7に
おける楽音信号生成のために必要な制御データを作成し
て楽音生成回路7に与え、楽音の生成開始/停止の制御
を行う。この楽音生成開始/停止の処理が完了したら、
ステップBのパネル処理に戻り、以降、同じ処理を繰り
返す。
【0026】ステップBにおけるパネル処理ルーチンの
詳細が図5を参照しつつ以下に説明される。このパネル
処理ルーチンはビブラート制御データを作成する際に必
要な各種のフラグ、レジスタ、データの設定を、パネル
部6の操作子の操作状況に応じて行う処理であり、これ
らフラグ、レジスタ、データとしては以下のものがあ
る。
【0027】区間表示フラグPOS・F:変調信号波形
の前半/後半区間を表示するフラグであり、前半区間で
ある時には“0”、後半区間である時には“1”が設定
される。 カウンタCOUNT:変調信号の1周期における時間経
過をカウントするレジスタである。 カウンタプリセットデータCPD1:前半区間の開始時
点でカウンタCOUNTに設定する初期値データであ
る。 カウンタプリセットデータCPD2:後半区間の開始時
点でカウンタCOUNTにセットする初期値データであ
る。 データLFO:ビブラート制御データとなる出力OUT
を生成するもとになる積算データであり、0〜100の
範囲で値が変化する。 インクリメントデータINC:データLFOの上がり勾
配である。 デクリメントデータDEC:データLFOの下り勾配で
ある。
【0028】パネル処理ルーチンが実行されると、まず
パネル部6の音色選択操作子により音色切替えが行われ
たか否かを判断する(ステップB1)。この結果、いず
れかの音色選択操作子が操作されたことが判明した場合
には、その操作された操作子に対応するトーンデータを
ROM3から読みだして、そのトーンデータによりRA
M2に設けられているトーンデータ記憶領域の内容を書
き換える(ステップB2)。
【0029】次にビブラート効果設定用の操作子T、
L、D、Sのいずれかが操作されたか否かを判断する
(ステップB3)。操作子T、L、D、Sのいずれも操
作されていない場合にはパネル処理ルーチンを終了して
元の主ルーチンに戻る。一方、操作子T、L、D、Sの
いずれかが操作された場合には、ビブラート制御データ
生成に必要な各種のフラグ、レジスタ、データの内容を
その操作子の操作状態に応じて書き換える処理を実行す
る(ステップB4〜B13)。
【0030】この処理においてはまず初めにタイマ割込
みをマスクする(ステップB4)。このようにタイマ割
込みがマスクされた場合には、その間にタイマ割込みが
CPU1にかけられたとしても、タイマ割込み処理は保
留され、マスクが解除された後に実行されることにな
る。
【0031】このようにタイマ割込みをマスクした後
に、操作されたビブラート効果設定用の操作子に対応し
てビブラート設定データT、L、D、Sを書き換える
(ステップB5)。
【0032】ここで、操作されたビブラート効果設定用
の操作子がビブラートのかかり具合を設定する操作子L
のみである場合、他のフラグ、レジスタ、データの再設
定は不要である。よって、ビブラート設定データの書換
えを終了したら、この書き換えられたデータがビブラー
トのかかり具合Lのみであり、他のデータT、D、Sは
設定されなかったか否かを判断する(ステップB6)。
【0033】この判断の結果、かかり具合の設定データ
Lのみの設定である場合には、タイマ割込みのマスクを
解除して(ステップB13)、パネル処理ルーチンを終
了して元の主ルーチンに戻る。一方、他の設定データ
T、D、Sの設定があったと判断された場合には各種の
フラグ、レジスタ、データの設定処理を行う(ステップ
B7〜B12)。
【0034】この設定処理においては、まずデューティ
比Dと周期Tとの積を求めて第1のカウンタプリセット
データCPD1とし、また1からデューティ比Dを減算
した値(1−D)と周期Tとの積を第2のカウンタプリ
セットデータCPD2とし、それぞれレジスタに設定す
る(ステップB7)。なお、このカウンタプリセットデ
ータCPD1、CPD2は、図7(a)に示されるよう
に、変調信号波形がそれぞれ前半区間I、後半区間II
となった時にその開始時点でカウンタCOUNTにプリ
セットデータとしてセットされるものであり、それぞれ
の区間の時間長を表すものである。
【0035】次にカウンタプリセットデータCPD1の
値が“0”か否かを判断する(ステップB8)。カウン
タプリセットデータCPD1の値が“0”であるとは変
調信号波形の前半区間がないことを表している。よって
“0”でない場合すなわち前半区間が存在している場合
には前半区間に関する各種フラグ、レジスタ、データの
設定を行う(ステップB9)。一方、“0”の場合、す
なわち前半区間が存在していない場合には前半区間の設
定を行わずに直ちに後半区間の各種フラグ、レジスタ、
データの設定を行う(ステップB10)。
【0036】前半区間に関するデータの設定処理(ステ
ップB9)にあたっては、変調信号波形の前半/後半区
間を示す区間表示フラグPOS・Fに前半区間であるこ
とを示す“0”を設定し、またカウンタCOUNTに前
半区間長を表すカウンタプリセットデータCPD1を設
定し、またデータLFOに前半区間の振幅の開始値であ
る“0”を設定する。更にインクリメントデータINC
として、LFOの最大振幅値である“100”を前半区
間長であるカウントプリセットデータCPD1の値で割
った商、すなわち前半区間におけるLFOの波形の上が
り勾配を求めてセットする。このようにステップB9で
は区間表示フラグPOS・F、カウンタCOUNT、お
よびデータLFOに変調信号波形の前半区間における初
期値を設定すると共に、インクリメントデータINCの
値を求めているものである。
【0037】また後半区間に関するデータの設定処理
(ステップB10)にあたっては、変調信号波形の前半
/後半区間を示す区間表示フラグPOS・Fに後半区間
であることを示す“1”を設定し、またカウンタCOU
NTに後半区間長を表すカウンタプリセットデータCP
D2を設定し、またデータLFOに後半区間の振幅の開
始値である“100”を設定する。このようにステップ
B10では、区間表示フラグPOS・F、カウンタCO
UNT、およびデータLFOに変調信号波形の後半区間
における初期値を設定するものである。
【0038】ステップB10が終了すると、更にデクリ
メントデータDECとして、LFOの最大振幅値である
“100”を後半区間長であるカウンタプリセットデー
タCPD2の値で割った商、すなわち後半区間における
LFOの波形の下がり勾配を求めてセットする(ステッ
プB12)。このセットが終了したら、タイマ割込みの
マスクを解除して(ステップB13)、パネル処理を終
了して元の主ルーチンに戻る。
【0039】また前半区間における初期値の設定が終了
すると(ステップB9)、カウンタプリセットデータC
PD2の値が“0”か否かを判断する(ステップB1
1)。カウンタプリセットデータCPD2が“0”であ
るとは後半区間が存在しないことを表しているので、
“0”すなわち後半区間なしの場合には、タイマ割込み
のマスクを解除して(ステップB13)、パネル処理を
終了して主ルーチンに戻る。
【0040】以上のように、ステップB5〜B12で
は、操作子の操作に対応してビブラート設定データT、
L、D、Sを書き換えると共に、変調信号発生用のカウ
ンタプリセットデータCPD1、CPD2およびインク
リメントデータINC、デクリメントデータDECを求
め、更に区間表示フラグPOS・F、カウンタCOUN
T、データLFOの値を初期化するものである。なお、
後に説明するタイマ割込み処理においてカウンタプリセ
ットデータCPD1の値が“0”であった場合にはイン
クリメントデータINCは使用されず、またカウンタプ
リセットデータCPD2の値が“0”であった場合には
デクリメントデータDECは使用されないので、そのよ
うな場合にはそれらのデータINC、DECの設定は行
わない。
【0041】次にタイマ4によって5msec 毎にかけら
れるタイマ割込みに応じてCPU1が実行するタイマ割
込み処理ルーチンを図6の流れ図を参照しつつ説明す
る。
【0042】タイマ割込み処理が開始されると、まずカ
ウンタCOUNTの値から“1”を減じる(ステップX
1)。この場合、カウンタCOUNTの値は前半区間ま
たは後半区間の開始点において必ず“1”以上とされて
いることが前提となっている。この減算処理により、カ
ウンタCOUNTの値は、図7(a)に示されるよう
に、カウンタプリセットデータCPD1またはCPD2
の値からタイマ割込み処理がある毎に逐次に直線的に減
少していくことになる。
【0043】次にカウンタCOUNTから“1”を減じ
た結果、カウンタCOUNTの値が“0”になったか否
かを判断する(ステップX2)。このカウンタCOUN
Tの値が“0”となったことは、図7(a)に示される
ように、変調信号波形の前半区間あるいは後半区間が終
了したことを表している。よってカウンタCOUNTの
値が“0”すなわち前半/後半区間の終了と判断された
時には次区間の初期設定処理(ステップX3〜X9)を
行い、一方、“0”でない場合すなわち前半/後半区間
の途中である場合にはデータLFOの値の更新処理(ス
テップX11〜X13)を行う。
【0044】次区間の初期設定処置(ステップX3〜X
9)においては、まず変調信号波形の前半/後半区間を
示す区間表示フラグPOS・Fが“0”か否かを判断す
る(ステップX3)。この区間表示フラグPOS・Fが
“0”であった場合には、いま終了した区間が前半区間
であり次から後半区間が始まることを表しているので、
まずカウンタCOUNTに後半区間長を表すカウンタプ
リセットデータCPD2をセットし、データLFOに後
半区間の振幅初期値である“100”をセットする。
【0045】一方、区間表示フラグPOS・Fが“1”
であった場合には、いま終了した区間が後半区間であり
次から前半区間が始まることを表しているので、カウン
タCOUNTに前半区間長を表すカウンタプリセットデ
ータCPD1をセットし、データLFOに前半区間の振
幅初期値である“0”をセットする。このようにカウン
タCOUNTとデータLFOの値のセットを終了したら
(ステップX4〜X7)、区間表示フラグPOS・Fの
値を反転して、その値が次区間を表示するようにする
(ステップX8)。
【0046】この後さらにカウンタCOUNTの値が
“0”か否か判断する(ステップX9)。“0”であれ
ば、いま設定したカウンタプリセットデータCPD1ま
たはCPD2が“0”すなわち該当区間が存在しなかっ
たことを表しているので、ステップX3に戻り、再び他
方の区間の初期設定を行う。
【0047】カウンタCOUNTの値が“0”でない場
合には(ステップX9)、乱数値RNDを発生させる
(ステップX10)。この乱数値RNDは操作子Sによ
ってランダム状の波形が選択された時に使用するもの
で、その生成方法は、具体的には8ビットで表される従
前の乱数値RNDに“5”を乗算し、その積に“5”を
加算した結果の和の下位8ビットをとり、これを新たな
乱数値RNDとするものであり、このような処置を繰り
返し行うことにより“0〜255”の範囲の乱数が得ら
れる。
【0048】一方、ステップX2での判定の結果、カウ
ンタCOUNTが“0”でない場合、すなわち前半また
は後半区間の途中であると判断された場合には、区間表
示フラグPOS・Fが“0”か否かを判断する(ステッ
プX11)。“0”すなわち前半区間の途中である場合
には、データLFOの値をインクリメントデータINC
の値分だけ増やす(ステップX12)。“1”すなわち
後半区間の途中である場合にはデータLFOの値をデク
リメントデータDECの値分だけ減らす(ステップX1
3)。
【0049】このようにステップX11〜X13では、
変調信号波形の前半区間あるいは後半区間の途中である
ので、その区間における処理を続行する処理を行ってお
り、このデータINCまたはDECの加算または減算処
理をタイマ割込みがある毎に行うことにより、データL
FOの値は、図7(b)に示されるように、前半区間で
は“0”から“100”へ直線的に変化し、一方、後半
区間では、“100”から“0”へと直線的に変化する
ものとなる。
【0050】これらの処理が終了したら、操作子Sの値
を判断する(ステップX14)。この波形形状設定デー
タSが三角波状のビブラート効果を示す“0”である場
合には、データLFOの値をそのまま出力OUTとする
(ステップX15)。
【0051】設定データが正弦波状のビブラート効果を
示す“1”である場合には、データLFOの値をアドレ
スとしてSINテーブルを参照し、SINテーブルから
読み出した振幅値データを出力OUTとする(ステップ
X16)。
【0052】さらに設定データSがランダム状のビブラ
ート効果を示す“2”である場合には、乱数値RNDの
値と、“100”とを乗算しその積を“255”で割
り、その商を出力OUTとする。この演算処理は、“0
〜255”の範囲の乱数値RNDを出力データOUTの
振幅範囲である“0〜100”の範囲に変換する処理で
ある。
【0053】ステップX15〜X17で出力OUTが得
られたら、出力OUTの値から“50”を減算した値に
ビブラートのかかり具合Lを乗算し、この積をビブラー
ト制御データとして楽音生成回路7に供給する(ステッ
プX18)。このステップX18の処理は、図7
(c)、(d)、(e)に示されるように、“0〜10
0”の範囲の出力OUTを“0”を中心に−50L〜5
0Lの範囲で正/負に変化するビブラート制御信号に変
換するものである。
【0054】すなわち三角波状のビブラート制御データ
は、図7(c)に示されるように、その値が前半区間で
は“−50L”から“50L”まで、後半区間では“5
0L”から“−50L”まで直線的に変化し、正弦波状
のビブラート制御データは、図7(d)に示されるよう
に、その値が前半区間では“−50L”から“50L”
まで、後半区間では“50L”から“−50L”までそ
れぞれ半周期の正弦波カーブで変化し、またランダム状
のビブラート制御データは、図7(e)に示されるよう
に、各区間の開始時に発生された乱数がその区間の間保
持される。
【0055】このようにステップX14〜X18まで
は、データLFOの値に基づいて、設定されている波形
形状および大きさの変調信号を発生させてビブラート制
御データとして楽音生成回路7に供給する処理を行って
いる。以上の処理が終了したら、主ルーチンに戻り、タ
イマ4から次のタイマ割込みを待機する。
【0056】図8には、デューティ比を変化させた場合
の発生されるビブラート制御データが示される。図中、
(a)はデューティ比が“0”である場合の三角波状の
ビブラート制御データ、(b)はその時の正弦波状のビ
ブラート制御データ、(c)はデューティ比が“0.
5”である場合の三角波状のビブラート制御データ、
(d)はその時の正弦波状のビブラート制御データをそ
れぞれ示している。図示の如く、(a)は鋸歯状波、
(c)は三角波、(d)は正弦波となっている。
【0057】以上に説明したように、ビブラート効果設
定用の操作子によって、あるいは音色選択時のトーンデ
ータの一部として設定されるビブラート設定データに含
まれるデューティ比によって音高が上昇する時間と下降
する時間が異なるよう設定される変調信号(ビブラート
制御データ)を発生することができる。ここでビブラー
ト制御データの値が正である場合には、音高が高く補正
され、負である場合には音高が低く補正される。なおビ
ブラート効果が付与されない場合にはビブラート制御デ
ータは“0”とされる。
【0058】なお、ビブラート制御データが例えば±1
0だけ変化する場合に周波数が±10%変化するように
音高を補正するようにしてもよいし、周波数が±10H
z変化するように音高を補正してもよい。
【0059】本発明の実施例にあたっては種々の変形形
態が可能である。例えば上述の実施例では、本発明を、
音高に揺らぎを与えて楽音にビブラート効果を付与する
変調効果装置として説明したが、本発明はこれに限られ
るものではなく、音色、音量など楽音を形成する他の要
素を変調対象とすることもできる。例えば音色に揺らぎ
を与えることで楽音にグロウル効果を付与したり、音量
に揺らぎを与えることで楽音にトレモロ効果を付与した
り、あるいはこれらビブラート、グロウル、トレモロを
組み合わせたりすることができる。
【0060】また上述の実施例では、変調信号の1周期
を前半区間と後半区間の二つに分割が、本発明はこれに
限られるものではなく、この区間を3以上に分割し、各
区間での変調信号の上昇/下降の時間を変えるようにす
ることもでき、それにより一層変化に富んだ変調効果を
得ることができる。また変調信号の波形としては、上述
の実施例では前半と後半区間で共に同じ種別の波形形状
(すなわち三角波状、正弦波状、ランダム状の何れか1
種類)となるようにしたが、本発明はこれに限られるも
のではなく、例えば前半区間を三角波状、後半区間を正
弦波状あるいはランダム状にするなど、各区間において
任意の波形形状を生成するよう構成することもできる。
【0061】また上記実施例においては、変調信号波形
の1周期の長さに対する前半区間の長さの比をデューテ
ィ比としたが、前半区間と後半区間の長さを決定される
ものであれば別の設定方法をとってもよく、例えば前半
区間の長さと後半区間の長さの比をデューティ比とする
など、複数に分割した区間の分割比を設定できるもので
あれば種々の設定方法が採用可能である。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、変調信号の1周期を複数区間に分割し、各区間にお
いて制御対象の要素を変調する際にその変化の態様を種
々に変えることができ、これにより変化に富んだ変調効
果を楽音に付与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例としての変調効果装置を備え
た電子楽器の全体的な構成を示すブロック図である。
【図3】実施例装置におけるSINテーブルを説明する
ための図である。
【図4】実施例装置のCPUにより実行される主ルーチ
ンを示す流れ図である。
【図5】主ルーチン内のパネル処理ルーチンを詳細に示
す流れ図である。
【図6】実施例装置のCPUにより実行されるタイマ割
込み処理ルーチンを示す流れ図である。
【図7】ビブラート効果用の変調信号波形が生成される
様子を示す波形図である。
【図8】デューティ比を変化させた場合のビブラート制
御データを示す波形図である。
【図9】従来の一般的な電子楽器の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 読出し/書込みメモリ(RAM) 3 読出し専用メモリ(ROM) 4 タイマ 5 鍵盤部 6 パネル部 7 楽音生成回路 8 バス 9 増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調信号により変調効果が付与された楽
    音信号を発生するために使用される電子楽器の変調効果
    装置において、 該変調信号の1周期を第1の区間と第2の区間に分ける
    分割の比率を設定する手段と、 該第1の区間において該変調信号の振幅を時間経過に伴
    って第1の値から第2の値に変化させる手段と、 該第2の区間において該変調信号の振幅を時間経過に伴
    って該第2の値から該第1の値へ変化させる手段とを備
    えたことを特徴とする電子楽器の変調効果装置。
  2. 【請求項2】 変調信号により変調効果が付与された楽
    音信号を発生するために使用される電子楽器の変調効果
    装置において、 該変調信号の1周期を複数の区間に分割する分割の比率
    を設定する手段と、 該分割された各区間において任意の波形形状で変調信号
    を生成する手段とを備えたことを特徴とする電子楽器の
    変調効果装置。
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